新世紀エヴァンゲリオン 第一話「俺が乗るって言ってんだ!!」(55)

思い付いたんでとりあえず建て
ここに建てるのは&ss書くのはほぼ初めてなんで、色々アドバイスくれると有難いです
かきためてないので更新遅いです。すみません。
建てといてなんですがエヴァンゲリオンよくわかんないです。申し訳ありません。

『ひっっさああああつ!!!!!』
『ギィガ···ドリルゥ···』
『ブレエエクウウウウウウウウウウウウ!!!!!』








『あばよ···ダチ公』

「······っは?!」

「···ここはどこだ?」

「俺は···死んだハズじゃあ···?」

???「あ~···気がついた?」

「!?っ誰だてめぇ!」

???「あー、あー、身構えなくて良いよ、カミナ君」

カミナ「お前···俺を知ってんのか?」

???「知ってる知ってる。ここに君を呼んだのは僕だからね」

カミナ「呼んだ···?てめぇ一体、何もんだ?」

???「まぁ、ざっくり言っちゃえば神だよ」

カミナ「神ぃ?」

神「そ、そ」

カミナ「···言いてぇことはいっぱいあるが···まあ良い」

カミナ「とりあえずここは何処なんだ?」

神「世界の狭間かな」

カミナ「・・・・・?」

神「まああの世だと思ってくれればいい」

カミナ「あー···やっぱ俺は死んじまったのか、すげぇ実感湧かねえけどな」

神「そうだね」

カミナ「それと、さっき『呼んだ』っていってたが···どういうことだ?」

神「あ、えっとね···」

君が生きていた世界とは別の世界が無数にある。
君がいた世界とあまり変わらないような、
たとえば、ほとんどは君がいた世界と同じで君が死ななかっただけの世界や、君の代わりにシモンくんが死んだ世界なんかがある。
そしてまた、全く違う世界もある。
人々は皆、地上で暮らしている世界とか、人が全員超能力を使えたりとかする世界とかね。
そしてその無数にある世界の中の一つが、
崩壊しそうなんだ。
理由は二つ。
その世界の一人が突然消えたんだよ。
もうその世界は大パニック。
その世界で行われるべき、行われなくてはいけない事象が行われなくなったからね。
死ぬべきではない人が死んだり、勝たなくてはいけない勝負に負けたり。
まずこれが一つ目の理由。
そして二つ目。
世界と言うのは、誰かを基準にして、その誰かが死んだりすると時間が止まるんだ。
そして世界が創られた時に戻る。
また、全く同じ時はすぎ、その誰かが死んでまた戻る。
その繰り返しで世界は出来ている。
まぁ、死んだら止まるっていうのはあくまで一例で、その他にも世界が止まるスイッチはあるけど。
それで、さっき話した消えたって人は、その世界の基準にされている人だったんだ。
だからその世界はいつまでも終わらなくなってしまって、収集がつかない。
このままいくと、影響が他の世界にも広がって、すべての世界が崩壊してしまう。
だから僕がその世界を強制的にリセットするから、君は消えた人の代わりをやって欲しいんだ。
これが君を呼んだ訳だよ。

カミナ「zZZ…」

神「…あぁ、うん、何となく解ってたよ…」

――――――もう一度説明中――――――

カミナ「なるほど…あれ?でもよ、俺がいなくなっちまったら、俺がいた世界が崩壊しちまうんじゃあねぇのか?」

神「君はもう死んでるからね。しばらく居なくてもさほど影響はない。」

カミナ「そうか…なら、まぁいいか、やってやるよ」

神「おお、ほんとに?」

カミナ「おうよォ!!男が頭下げてんのを、みすみす素通りするカミナ様じゃあねぇぜ!」

神「じゃあ、ちょっとこっちに…」

カミナ「?」

神「……」スゥ…

カミナ「!?なんだ…この記憶?は…エヴァ…使徒…ゲンドウ…………親父…?」

神「例の世界にいくための最低限の記憶を植え付けたよ。大体は消えた人の記憶だけど。」

カミナ「ほぉ~…こいつは…俺と性分が合わなそうだ」

神「いや、あの、できればその人になりきってもらいたいんですけど…」

カミナ「嫌だ。やりたくねぇ。」

神「えぇ…」

カミナ「悪いが、こいつになりきるのは死んでも嫌だ。俺は死んでもやりたくねぇことは死んでもやらねぇからな」

神「はぁ…仕方ない、まぁ、世界が安全にループしてくれれば儲けもんだし…いいか。君の好きなようにやってくれ。口調を直す必要も、性格を寄せる必要もない。助けたいやつは助けて、殴りたいやつは殴ってまえ!」

カミナ「おう!…って、死ぬべきやつを助けちまうかも知れねぇが、それはいいのかよ?」

神「まぁ、その辺は誤差の範囲だよ。死ぬよりは生きていた方が後から修正が利くからね。死なせちゃうのだけ気をつけてくれればあとは好きにどうぞ。」

カミナ「了解したぜ!」

出直してこい

出直さんでいいよ
俺は読むから

>>9
ごめん、今>>5の辺りから書き直し中
我ながら色々酷いところが目立ってたし
やっぱ初心者は書き溜めないでやるもんじゃないね

>>5から>>7までの書き直し



神「君は可能性って知ってるかい?」

カミナ「かのうせい…?」

神「はぁ…たとえば、君は死んでしまったけど、『もし』あのとき運良く急所を外れ『たら』、君はまだ生きている事になるよね?」

カミナ「ん…まぁ、そうなるな」

神「要はそういうことだよ。それは君が生きる可能性。その可能性が事実の世界がある。それ以外の可能性世界もね。君が生きていた世界というのは、無限にある可能性の一部に過ぎないのさ。」

カミナ「ん~…いまいち良くわかんねぇな」

神「つまり、君が死ななかった世界とかがあるってことだよ。君が死なない以外は全く同じ世界がね」

カミナ「ほう…つまりは、俺がいた世界と同じ世界がもう一つあるってことか」

神「まあ、そうなるね。多少、人の生き死にとかが違うけども」

カミナ「驚きだぜ…まさか俺の他に俺がいるとは…」

神「まぁ、とりあえずそれは置いておいて」

神「今、例えに出したのは、君がいた世界と同じカテゴリーの世界だったけど…別のカテゴリーの世界だってある」

カミナ「?カテゴリー?」

神「君の世界と、さっき言った君が死なない世界とか、君の世界に関連する可能性世界を纏めて、んー…、『グレンラガン』と言うカテゴリーにするとしよう。」

カミナ「ふんふん」

神「『グレンラガン』に分類される世界は、さまざまな条件の振るいにかけられ、分類されるかされないか決まる。」

カミナ「……うーん」

神「『グレンラガン』を例にすると、
螺旋王が獣人やらガンメンやらを創り、人々を地下に押し込めた、っていうのと、獣人は地上に出てきた人間を皆殺しにする、っていうのと、ラガンが存在する、とかだね。他にもいくつかあるよ」

カミナ「その条件とやらに当てはまってないとどうなるんだ?」

神「その世界とは別の、条件に当てはまる世界のカテゴリーに入るよ。」

カミナ「なるほど…」

神「さて、話を戻そう。『グレンラガン』と別のカテゴリーの世界…つまり、君がいた世界と全く違う世界だ。螺旋王もガンメンも獣人もいない。人は地上で暮らし、ほとんどの人は働き、子供は色んなことを学びに行く。」

カミナ「ふー…ん?」

神「そして、世界の人口は半分に減った…そんな世界もある。」

カミナ「は、半分?一体、何が起きりゃあそんなことになるんだ!?」

神「まぁ、色々あったんだよ」

神「まあ当然、そこにも可能性はあるわけで…さっきいったような条件をもとに、無数の世界が広がっている。」

神「そして、その内の一つ…エヴァンゲリオンという人造人間が、使徒という…ん、まぁ一言で言えば侵略者?みたいな奴とで闘いが起こってる世界があるんだけど」

カミナ「えばんげりおん?しと?」

神「……………………グレンラガンみたいな奴だよ。使徒はガンメン。姿、形は全く違うけどね。」

カミナ「なるほど!」

神「続けるよ…その、エヴァンゲリオンのパイロットが、消えたんだよ。」

カミナ「消えた?」

神「こればっかりは説明がつかない。どうしてかは知らんけど、とにかく消えたんだ。存在ごと」

カミナ「そりゃあ…えれぇ大変だな………大変なのか?」

神「大変も大変だよ。一つのカテゴリーにつき可能性の数は決まってるからね。消えたことによって世界は滅茶苦茶、崩壊寸前。崩壊したらその世界は消える。そうすると、可能性の数が減る」

カミナ「減るとどうなるんだ?」

神「そのカテゴリーに入っていた世界がすべて消えるね。そして、カテゴリーの総数も決まってるから、他のカテゴリーも全部消える。つまり、全て無に還るんだよ」

カミナ「……スケールがデカすぎて良くわかんねぇな」

神「歯車が一つなくなれば、機械は動かなくなるだろう?それと同じさ」

カミナ「…あれ?俺が呼ばれた理由は?」

神「あ、そうそう、全て無に還るのはこちらとしては困る。だからね」

神「君に、行って欲しいんだ。」

神「エヴァンゲリオンの世界に」

カミナ「…は?」

神「君は消えたパイロットの代わりをやって欲しい。」

カミナ「…また、なんでそんな話になるんだ?普通は消えた奴を探すほうのが先じゃあねぇか?」

神「そんな、どれくらい時間がかかるのかわからない事に時間を費やすより、確実性があることに協力してもらったほうがいいよ」

カミナ「おー、それもそうだな…いや、でも待てよ…?」

神「?」

カミナ「俺はその、消えたやつの事を全く知らねぇんだぞ?そいつのように振る舞うことなんて出来ねえよ」

神「別に消えたパイロットを演じる必要はないよ。」

カミナ「なんでだ?消えたやつの代わりなんだろ?」

神「消えたパイロットの代わり、と言うよりは消えた世界の代わりだね。さっきもいったように、カテゴリー内の世界の数は決まってる。その内の一つが消えそうなら――――」

神「新しく創っちゃえば良いんだよ」

カミナ「あーあ、そうだな…って、そりゃあまたすげぇ苦労するだろ?もう少し良い方法はねぇのか?」

神「いや、件の世界をリセットして、君を送り込むだけだから。消去して一から創り直すよりかは遥かに良い。細かい作業もいくつかはあるけど」

カミナ「なるほどなぁ…合点は行く」

神「で?やってくれるのかい?」

カミナ「いいぜ…やってやる」

神「おお、君ならそういうと思ったよ」

カミナ「まぁ、お前が無数にあるやつらのなかで俺を選んだんだ。応えてやらねぇと漢が廃るさ」

神「流石だね。じゃ、時間がないからもう送っちゃうよ…」

カミナ「まて、その前に、これだけはやってはいけないルールとか、その他諸々やらなきゃいけないことは無いのか?」

神「ん~、特に無いかな。好きにやってくれて構わない。」

カミナ「分かった…それだけ聞ければオッケーだ」

神「じゃ、イクヨー……ほいっ、と――――――

ちょっと>>17終盤を修正


カミナ「分かった…それだけ聞ければオッケーだ」

神「よし、ちょっと頭出して」

カミナ「ん?」スッ

神「ふっ」ボウッ

カミナ「???」

神「よし、少し君の記憶を弄ったよ。少し馴染むまで辛いかも知れないけど、頑張ってね」

カミナ「?よくわからねぇが…わかったぜ」

神「じゃ、イクヨー……ほいっ、と――――――

――――――第三新東京市

カミナ「………ん?」

カミナ「お!?もう飛ばされてんのか…全然気付かなかった」

カミナ「えぇ…っと……とりあえず俺はなにをすりゃいいんだ……?」ズキ

カミナ「···う、あ、頭が痛ぇな···」ズキズキ

カミナ(ああ·····俺の記憶をいじるとか何とかってぇのか)ズキズキズキ

カミナ「その後遺症か···ぐぅ」ズキズキズキズキ



カミナ「……っふう、だいぶ治まってきたな」ズキ

カミナ(えっと、何をしていたっけな···?)

カミナ「そうそう、『カツラギミサト』とかいうヤツと待ち合わせてたんだったな」

カミナ「ってあれ?」

カミナ(誰だよカツラギミサトって·····ああ、これが記憶をいじるってやつか)

······本日12時30分、東海を中心とした関東、中部全域に、特別非常事態が発令されました。住民の皆様は速やかに指定のシェルターに避難してください。繰り返しお伝えします······

カミナ「んん?なんだぁ?避難?···って、うおォ!?」バサァア
ズゴゴゴ

サキエル「」ズシン

カミナ「?!」

――――――NERV本部
マヤ 「正体不明の移動物体は、依然本市に対し侵攻中。」

青山「目標を映像で確認、主モニターに回します。」

冬月「…15年ぶりだね」

ゲンドウ「ああ…間違いない。」

ゲンドウ「使徒だ」

――――――
カミナ「うおおおおおッ!!なんだありゃあ!!!?でッけぇなぁ」

サキエル「」

カミナ「グレンラガンよりでけぇんじゃねぇか?…」

カミナ「ん?あの飛んでるのは…」

ドシュウ
ドシュウ
ドシュウ
サキエル「」ボゴゴゴゴ

UNパイロット「目標に全弾命中…
サキエル「」バシュ
う!?おわぁッ」
ドーーーン

ガシャっガラガラ
カミナ「うおッ!?うわっ」


ミサト「……いたっ!…ごめーん、お待たせ!!」ブロォォォ…キキィ

カミナ「おぉ?なんだこりゃあ?」

ミサト「早く!乗って!」バンッ

カミナ「ひょ~、助かったぜ」

続けてくれ良いから途中で派手な書き直しを挟まないでくれ
・多少読みやすくなったところでほぼ同意の文を2度読みたくない
・修正に対応するレスがどこまでか分からないから読み飛ばしにくい

>>23
善処します···
どうもすみません、ありがとうございます

とりあえず乙
多少でも書き溜めはしたほうがかえって楽だよ
スマホやガラケーでもメモ帳とか下書きメールで書き溜め推敲はできる
あと結末はちゃんと決めておいたほうがいい
伏線とか張りやすいし最後まで楽しんで書ける


内容は面白そうだから続けてくれ

てっきりシンジがアニキの影響でそうなるものかと思ってた

カミナ「あんたがカツラギミサトか?」

ミサト「ええ、そうよ…カミナくん」

カミナ「ほほぉ…なかなかの美人じゃねぇか」

ミサト「えぇ~!?やだぁ♪もうっ、あんまり誉めないで~♪」

カミナ(なんだこいつは)
カミナ「まぁ、そんなことより…あのデカブツはなんなんだ?」

ミサト「ああ、あれは『使徒』よ」

カミナ「ほー、あれが『しと』ってやつか…思ってたのと大分ちげぇな」

ミサト「え?ごめんなさい、よく聞こえなかったわ」

カミナ「いや…なんでもねぇよ、気のせいだ」

――――――

UN幹部B「なぜだ!直撃のハズだ! 」

UN幹部A「戦車大隊は壊滅。誘導兵器も砲爆撃もまるで効果なし、か…」

UN幹部B「ダメだ、この程度の火力じゃ埒があかん!」

冬月コウゾウ「やはりATフィールドか?」

碇ゲンドウ「ああ。使徒に対し通常兵器では役に立たんよ…」

prrrrガチャ
UN幹部B「······わかりました、予定通り発動いたします。」

――――

UN幹部A「やったァ"!」

UN幹部B「……残念ながら君たちの出番はなかったようだね」

冬月「······」

ゲンドウ「······」

マヤ「衝撃波、来ます」

――――――

ミサト「だ~いじょぶだった?」

カミナ「あぁ···何とかな·······ぺッ!!口ン中ジャリジャリすっけどな」

ミサト「そいつは結構。さて、クルマひっくり返っちゃったから手伝って」

カミナ「ッぷ!···おし、来た」

ミサト「いくわヨ?せーのぉっ!」
ガシャッガラガラ

ミサト「ふう、助かったわ、ありがとうカミナ君」

カミナ「おう、こちらこそだ。礼を言うぜ、カツラギミサト」

ミサト「ミサトで良いわよ。改めてよろしく。カミナ君」

カミナ「おうっ!よろしくな、ミサト」

――――――
UN幹部A「その後、目標は?」

マヤ「電波障害のため、確認できません。」

UN幹部B「あの爆発だ、ケリはついている」

青葉「センサー、回復します。」ブォォン

ピピピ ピーピーピー
マヤ「爆心地に高エネルギー反応!」

UN幹部B「なんだとぉっ!!?」

青葉「映像、回復します。」ブォォン

UN幹部s' 「おおぉ…」

UN幹部B「…我々の切り札が…」

UN幹部C「あぁ…なんてことだ…」

UN幹部B「バケモノめぇっ!」


冬月「予想通り、自己修復中か…」

ゲンドウ「そうでなければ単独兵器として役に立たんよ。」

ピガァァ

「うぉぉ!?」

冬月「…ほう、大したものだ。機能増幅まで可能なのか。」

ゲンドウ「おまけに知恵もついたようだ。」

冬月「再度侵攻は時間の問題だな。」

構わん、続けろ

――――――

ゲートが閉まります。ご注意ください。発射いたします………

カミナ「と、とく…とく、とくむ…?」

ミサト「特務機関ネルフ!国連直属の非公開組織よ。」

カミナ「そうそう、それだ。…親父がいるとこか。」

ミサト「まね~♪お父さんの仕事、知ってる?」

カミナ「…人類を護る、大切な仕事だってのは……聞いてる。」ズキズキ

ミサト「ど、どうしたの?すごい顔よ?」

カミナ「あんま気にすんな…」ズキズキ

――――――

ガチャ
UN幹部C「……今から本作戦の指揮権は君に移った。」

UN 幹部B「お手並みを見せてもらおう。」

ゲンドウ「…了解です。」

UN幹部C「…碇君、我々の所有兵器では、目標に対し有効な手段が無いことは認めよう。…だが、君なら勝てるのかね?」

ゲンドウ「そのためのネルフです。」

UN幹部C「期待しているよ…」ウィィィン

マヤ「目標、未だ変化なし。」

日向マコト「現在、迎撃システム稼働率7.5%」

冬月「…国連軍もお手上げか。どうするつもりだ?

ゲンドウ「初号機を起動させる」

冬月「初号機をか。パイロットがいないぞ。」

ゲンドウ「問題ない。もう一人の予備が届く。」

―――――

カミナ「…これから親父のとこに行くのか?」

ミサト「そーね。そーなるわね。」


ミサト「あっ、そだ。お父さんからIDもらってない?」

カミナ「あぃでぃ?…これか」スッ

ミサト「そそ。ありがと。じゃぁこれ、読んどいてね。」スッ

カミナ「ねるふ…親父の仕事か…俺ぁ、なんかすんのか?」

ミサト「……」

カミナ「ふぅ、まぁそうだな。息子を二年もほっぽって、ろくに連絡も寄越さねぇヤツが、何の用もなしに手紙を寄越す訳ねぇか」

ミサト「…お父さんのこと、苦手?」

カミナ「へっ、気に入らねぇだけだ」

カミナ(親父、か…俺の親父は漢だったが…こいつは2、3発殴らねぇと気がすまねぇな…)

カミナ「………っと……!?すげぇなこりゃ…」

ミサト「ここはジオフロント。そしてこれがあたしたちの秘密基地、ネルフ本部。世界再建の要、人類の砦 となるところよ。」

ミサト「おっかしぃな~、この道であってるはずよねぇ?」

カミナ「おいおい…さっきも通ったぞここ。」

ミサト「……」

ミサト「まぁ、でも大丈夫。システムは、使うためにあるものね♪」

――――――

…技術局一課、E計画担当の、赤木リツコ博士、赤木リツコ博士、至急、作戦部第一 課葛城一尉までご連絡ください…

バシャッ
リツコ「ふう、あきれた…また迷ったのね」

――――――
ゥィーン
ミサト「…うひぃい!…あ、あらリツコ…」

リツコ「何やってたの、葛城一尉。人手も無ければ時間も無いのよ。」

ミサト「ごめっ」

カミナ「おうおう、これまた美人が出てきたもんだなぁ…ねるふ、ってのは美人が集まる所なのか?」

リツコ「こ、この子が例の…?」

ミサト「なぁ~に照れちゃってんのよ。…そう。マルドゥックの報告書による、サードチルドレン」

リツコ「そう。よろしくね。」

カミナ「おうっ、えっと…」

リツコ「赤木リツコよ。リツコ、で
構わないわ」

カミナ「そうか、じゃあ、よろしくな!リツコ!」

リツコ「あら…以外とハッキリとした性格なのね」

ミサト「そうなのよ…あの根暗な父親から産まれたとは思えないわ。」

リツコ「あら…胆が据わってる、というところは似ているんではなくて?」

ミサト「あー、それもそーね」

カミナ(またこっちの親父の話か…俺の親父のことはよく覚えてねぇから、似てるかどうかすらわかんねぇな)

カミナ(… もし 、親父が生きて たら な…あるいは俺も死なずに…)

カミナ「おっと…」

ミサト「?どしたの?」

カミナ「あ、あぁいや、なんでもねぇ」

カミナ(おいおい…どうした、俺らしくもねぇ…)

――――――

ゲンドウ「…では、後を頼む」

冬月「三年ぶりの対面、か…」
ピーピーピー
日向「副指令!目標が再び移動を始めました!」

冬月「…よし、総員、第一種戦闘配置。」

ウィィィン…

… 繰り返す、総員第一種戦闘配置、対地迎撃戦用意。

ミサト「…ですって。」

リツコ「これは一大事ね…」

ミサト「で、初号機はどうなの?」

リツコ「B型装備のまま、現在冷却中。」

ミサト「それってホントに動くの~?まだ一度も動いたこと無いんでしょ?」

リツコ「起動確率0.000000001%。オーナインシステムとはよく言ったものだわ。」

ミサト「それって動かないってこと?」

リツコ「あら、失礼ね。ゼロではなくってよ。」

ミサト「数字の上ではね。どのみち動きませんでした、じゃもう済まされないわ。

ウィーン
ガタン……バタン
カミナ「おい?真っ暗だぜ?…うおっ!」
パッ
初号機「」

カミナ「!?ガンメンか!?」バッ

リツコ「顔面?確かに見えているのは顔の部分だけど…」

リツコ「これは人の作り出した究極の凡用人型決戦兵器、人造人間エヴァンゲリオン。その初号機。我々人類、最後の切り札よ。ちゃんと全身もあるわよ」

カミナ「ほぇー…こいつも思ったのとちげえな」

カミナ「こいつを作らせたのは親父か?」

ゲンドウ「そうだ。」

カミナ「っ!?」

ゲンドウ「久しく会わんうちに口が達者になったなカミナ。」

カミナ「へっ!二年もほっぽってりゃ口調ぐらい変わらぁ!!」

ウィーン
ガタン……バタン
カミナ「おい?真っ暗だぜ?…うおっ!」
パッ
初号機「」

カミナ「!?ガンメンか!?」バッ

リツコ「顔面?確かに見えているのは顔の部分だけど…」

リツコ「これは人の作り出した究極の凡用人型決戦兵器、人造人間エヴァンゲリオン。その初号機。我々人類、最後の切り札よ。ちゃんと全身もあるわよ」

カミナ「ほぇー…こいつも思ったのとちげえな」

カミナ「こいつを作らせたのは親父か?」

ゲンドウ「そうだ。」

カミナ「っ!?」

ゲンドウ「久しく会わんうちに口が達者になったなカミナ。」

カミナ「へっ!二年もほっぽってりゃ口調ぐらい変わらぁ!!」

ゲンドウ「ふん。まあいい。出撃」

ミサト「!?出撃!?零号機は凍結中でしょ?!まさか、初号機を使うつもりなの?」

リツコ「他に道はないわ。」

ミサト「ちょっと、レイはまだ動かせないでしょ!?パイロットがいないわよ!」

リツコ「さっき届いたわ。」

ミサト「…マジ?」

リツコ「マジもマジ。大マジよ。…カミナ君」

カミナ「あン?」

リツコ「あなたが乗るのよ。」

カミナ「……………あー……」


ミサト「でも、レイでさえエバーとシンクロするのに7ヶ月もかかったんでしょ?今来たばかりのこの子にはとても無理よ!」

リツコ「座っていればいいわ。それ以上は望みません。」

ミサト「しかし…」

リツコ「今は使徒撃退が最優先事項です。そのためには誰であれ僅かでもエヴァとシンクロ可能と思われる人間を乗せるしか方法は無いわ。分かっているはずよ、葛城一尉。」

ミサト「…そうね。」

カミナ「ちょっと待て」

ミサト「?」

カミナ「こいつに乗るのはまぁいい。」

ゲンドウ「ならば―」

カミナ「その前に!」キッ

ゲンドウ「!」

カミナ「ここへ来て謝れよ、親父」

ゲンドウ「……」

カミナ「もう一度言うが、息子を二年もほっぽって、ろくに連絡も寄越さねぇ、たまに寄越したと思ったら、命を懸ける戦いをしろ。こりゃあ筋が通ってねぇよな?」

ゲンドウ「…だからどうした?」

カミナ「さっきも言ったろうが!謝りやがれ!」

ゲンドウ「なぜ謝る必要がある?」

カミナ「そりゃ―」

ゲンドウ「俺は忙しいんだ。お前に構ってやる時間すら惜しいほどに」

ゲンドウ「そんな中、お前と共に暮らす余裕があるか?それにここは機密事項が多い。不用意に子供を連れ込み、外に情報を漏らされてはかなわん。」

ゲンドウ「ここに呼んだのはお前が必要になったからだ。お前ももう子供じゃない。やってはいけないことの判別ぐらいつくだろうし、一人でも暮らせる筈だ。」

ゲンドウ「俺がお前にやってきたことは全て意味がある…謝る必要などない。」

カミナ「………」

ゲンドウ「お前の論理は破綻した。もういいだろう。時間がない。乗るなら早くしろ、でなければ帰れ!」

ボォォン!
ゴゴゴゴゴ

ゲンドウ「…奴め、ここに気づいたか」

カミナ「………」

ミサト「カミナ君…」

カミナ「…うるせぇうるせぇ!俺はあいつが謝らねぇ限り乗らねぇからな!」

リツコ「でも、やらないとあなたも死ぬのよ?」

カミナ「それがどうしたってんだ!俺は死んでもやりたくねぇことは、死んでもやらねぇ主義なんだっ!」

ゲンドウ「らちが明かんな」

ミサト(あんたもあんたで変な意地張らずに謝りゃあいいのに…)

リツコ(意地っ張りって所もそっくりね…)


ゲンドウ「冬月」
ピピピ
冬月『どうした、碇』

ゲンドウ「レイを起こせ」

冬月『…使えるかね?』

ゲンドウ「死んでいる訳ではない。」

冬月『わかった。』ピピピ
ピピピ
レイ『はい…』

ゲンドウ「予備が使えなくなった。もう一度だ。」

レイ『はい…』

カミナ「おい!話はまだ…」

リツコ「初号機のシステムをレイに書き換えて再起動!」

ミサト「ちょっと、リツコ!?」

カミナ「ちっ…結局親父は俺のことを道具としか見ていないんじゃねぇか!」

ゲンドウ「何とでも言え。人類を護るためだ。」

カミナ「……ふん」

ウィーン

ガラガラガラガラ
レイ「……」

カミナ「…っ!」

ゲンドウ「レイ…やれるな?」

レイ「はい…くっ!くぅ…はぁはぁ…」ガタッ

カミナ「お、おい!本当にそいつにやらせるつもりかよ!?」

ゲンドウ「お前がやらんというからな。それより、もうお前がここにいても邪魔なだけだ。帰れ。」


カミナ「………」チラ

レイ「くぅ…うっうぅ…」

カミナ「………」

ドゴン!

ミサト「きゃ…!!」

バキン!
ガラガラガラガラ

ミサト「!カミナくん!危ない!」

カミナ「!?うおぉお!!」

ギュイン

バシャっ
ガギンガギン!ガラガラ…

カミナ「……?」

モブ「エヴァが動いた!?どういうことだ!?」

モブB「右腕の拘束具をひきちぎっています!」

リツコ「まさか…!ありえないわ!エントリープラグも挿入してないのに!?」

ミサト「エヴァがカミナくんを守った…」

カミナ「………お前…お前も俺に乗って欲しいのか?」

初号機「」

レイ「……………」

カミナ「って、おい!?大丈夫か!?」

レイ「………くふぅっ!はぁ…はぁ…」

カミナ「!」ベト

カミナ「…………っちぃ…仕方ねぇ…やってやるよ」

ゲンドウ「…なに?」ニヤ

カミナ「聞こえなかったのか?」


カミナ「こいつには…俺が乗るって言ってんだ!!」


ほぼまんまなセリフばかりでも成り立つもんだな

むしろそれがいい味。
テレビ版の、まだ色々とワクワクしてたあの頃が甦る。

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