平塚「比企谷は入部希望者だ。そんじゃよろしく」
ガラガラピシャッ
八幡「なあ…」
雪乃「はい? 何か困り事でも?」
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凄くまともそうな雪ノ下だな
八幡「2年F組の比企谷八幡だ。友達になってくれる人を探している。」
雪乃「それは大変ね・・・何か私にできることがあれば、喜んで手を貸すわ。」
八幡「そりゃありがたい。助かるよ」
ガラガラ
結衣「し、失礼しまーす・・・」
雪乃「ごきげんよう、何か用かしら?」
これは綺麗なゆきのん
罵倒からはいらないゆきのんなんてただの家柄のよく成績のいい美人さんじゃないか!
土建屋の娘って家柄良いっていうか?
逆に釣書で良家に冷笑される類だと思うんだけど
要請が有れば一分以内に駆けつけそうな奉仕部だな
家庭科室
雪乃「どうしてこうなるのかしら…」
八幡「どう見てもクッキーじゃねえなこれ… オエップゲキマズッ」
由衣「やっぱり私料理の才能無いのかな…」
雪乃八幡「…」
雪乃「由比ヶ浜さん。それは間違いでは無いけれど、それ以前の問題よ。まず、あなたに才能を語る資格なんて無いわ。」
八幡「つまり雪ノ下は、この程度のクッキーを作るのに料理の才能なんて全く必要ないって言ってるんだよ。」
八幡「クックパッド見てある程度練習してから出直してこい」
1週間後
雪乃「合格ね。そこそこ美味しいわ。それにしてもすごいわ。あのレベルからここまで・・・」モグモグ
八幡「ああ。これなら全然食える。もらった人間も嬉しいだろ。」モグモグ
結衣「やったー!あとは自分でもうちょっと練習するね。ありがとーゆきのん、ヒッキー!」
・・・
雪乃「今回の依頼は・・・ かなりすばらしかったわ。部員になってくれてありがとう。」
雪乃「それで、あなたはこの部に来たとき『友達を探している』とか言っていたけど・・・よかったら話を聞くわ」
八幡「ああ、俺は見ての通り友達がいない。でも、実はもっと重要な問題を抱えているんだ」
雪乃「重要な問題?」
八幡「唯一の身内、妹の小町だ。こちらが身動きできない隙に誰かに攫われて・・・それ以来ずっと妹を探している」
雪乃「それは気の毒ね。いつか妹さんと友達が見つかるといいわね。何かできることがあったら言って頂戴」
雪乃「ところで、こんなことを言っては何なのだけれど、他に頼みたいことがあるの」
八幡「え」
雪乃「ある生徒が助けを求めているわ。彼は肥満体型かつ中二病で、奉仕部員が助けに来るのを期待している」
雪乃「これは知名度皆無である奉仕部の存在を知らしめるチャンスよ。頼りになる存在だとここの生徒たちに知ってもらうの。」
雪乃「でも困ったことに、ここでの仕事が忙しくて・・・。2年C組の中二病の彼のところへ向かってくれないかしら?」
八幡「(お前基本紅茶飲むか本読んでるだけじゃねえか) わかった。すぐに向かう」
はよ
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なんかワロタ
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