多摩「えい!えい!えい!」バサッバサッバサッ
提督「ぐおおー!溶けるー!死ぬー!」
多摩「提督なら今朝死んでたんだにゃ!提督も日本軍人なら化けて出るなにゃ」バサッバサッ
提督「ちょっ待っ一旦止まって!話を聞いて!本当に死ぬからこれ!多分!」
多摩「ん?だから提督は死んで」
提督「生きてるから!まだ生きてるから!だからとりあえず塩投げるのやめて!お願い!今は多摩だけが頼りなの!」
多摩「にゃ……じゃあとりあえず話を聞くにゃ」
提督「おう」
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多摩「それで?どう見ても今の提督は幽霊に見えるにゃ、透けてるし浮いてるしてか恐いにゃ」スッ
提督「塩を構えるな!まぁ確かに今の俺は幽霊と言えなくはないが、決して化けて出た訳じゃないぞ?」
多摩「どういう事にゃ?」
提督「うむ、まぁ事の発端はこの間友人の提督と飲んだ時の事なんだが」
提督『いやーしっかしお前んとこすごいらしいな』
友提督『まぁな!もうすごいぞ?お化けやら幽霊やら人魂やら!』
提督『全部ほとんど同じじゃねえかよ!』ゲラゲラゲラ
友提督『本当だ』ゲラゲラゲラ
提督『てかお前んとこどうなってんだよ?なに?霊媒師とかでもいんの?妖怪大戦争仕掛けてんの?』
友提督『ばっかお前!妖怪は夜戦娘と不幸童しかいねぇよ』ゲラゲラゲラ
提督『川内と山城』クフフハフフ
多摩「前振りが長いにゃ、要点だけ話すにゃ」スチャ
提督「オーケイ頼むからそれ止めて、熱くて痛くてオマケに溶けるから、えっとだな?」
友提督『幽体離脱の仕方教えてやんよ』
多摩「自業自得にゃ」
提督「本当に出来ると思わなかったんだって!てか仮に出来たら便利だとは思ったよ?でもさすがに素面で試すほど馬鹿じゃないよ」
多摩「つまり昨日は酔ってたと?」
提督「那智と隼鷹に捕まってな、くそぅ……部屋に帰って寝ようとした所でその話を思い出してな、試してみたらこの有様よ」
多摩「あの二人が原因にゃ……」
提督「んでまぁせっかく出来たんだから色々試してみたんだよ、上手く使えば色々出来そうだろ?」
多摩「まぁそれは分かるにゃ」
提督「んでとりあえず思いついた事あらかたやってな?そろそろ戻ろうかと思ってな……」
多摩「まさか……」
提督「その時に教わったやり方だと身体に戻れないんだ……」
多摩「どうしてくれるにゃ友提督!」
提督「まぁ後は大体分かるだろ?魂がこうして外に出てるから身体が死んでるみたいになってるんだよ」
多摩「それを見つけて大騒ぎになったと?でもなんで死んだみたいになってるんだにゃ?」
提督「それなんだけどな?昨日試したところ、どうやら目測でだが身体から数百メートルかな?五百メートルには届いてないくらいの距離でそこから進めなくなってな、どうやらそこまでしか身体から離れられないらしい」
多摩「それが何なんだにゃ?」
提督「つまり俺の魂は多分身体と繋がったままなんだと思うんだ、と言っても一部分だけで繋がってる状態で離れすぎると身体に引っ張られると、多分身体も限りなく死んでるように見えるけど少しは心臓とか呼吸とか動いてると思うんだよ」
多摩「むむむ……まぁそれはいいとするにゃ、それで?多摩だけが頼りってどういう事にゃ?」
提督「お前以外誰も俺に気付かないんだよ、とりあえず戻れなくなってから試しに皆に助けを求めたが誰も反応しなくてな、それでようやくここに来たら」
多摩「あんないきなり壁をすり抜けて、『助けてくれー!』何て言われたら塩も投げるにゃ、正当防衛にゃ」
提督「むぅ、まぁいいよそこは、とりあえずお前に頼らないと何も出来ないって事を分かってくれ」
多摩「むぅ、何で多摩なんだにゃ?」
提督「あれじゃね?ほらよく言うだろ?猫が虚空を見つめてるのはそこにお化けがいるからだって」
多摩「猫じゃないにゃ」バサッ
提督「ぐおぉぉぉ!溶けるー!」
多摩「それで?これからどうするにゃ?」
提督「まぁそりゃなあ?身体に戻る方法を探す訳だが、その前にまず真っ先にやらんといけない事がある」
多摩「何だにゃ?」
提督「俺の身体の確保」
多摩「……そういえば葬式をするとか言ってたにゃ」
提督「そっかぁ葬式かぁ」
多摩「そうにゃ……」
提督・多摩「「間に合え(にゃ)!」」
多摩「とりあえず葬式は待ってほしいにゃ」
大淀「はぁ……まぁそこまで言われるのでしたら、それに確かにわずかですが脈も呼吸もありましたし」
明石「一応生きてるってレベルですけどね」
提督「ふぅー何とか最悪の事態は防げたな」
多摩「まったくにゃ、危ない危ない」
大淀「何がですか?」
多摩「何でもないにゃ」
明石「?」
提督「とりあえず今後の事を考えるか」
多摩「そうするにゃ」
大淀「多摩さん?」
多摩「何でもないにゃ(提督少し黙ってるにゃ)ボソッ」
提督「すまん」
明石(何か怪しいなぁ?)
多摩「まぁとりあえず、提督の身体はよろしく頼むにゃ」
大淀「ええ分かりました、ですが一体何が原因なんでしょうか?こんな症状を聞いた事はありませんが」
明石「少し調べてみましょうか」
多摩(どうするにゃこれ?)ボソッ
提督「上手く戻れたら何とか誤魔化すしかないだろ……何とかなる!」
多摩「はぁ……じゃあ多摩は部屋に戻るにゃ」
大淀「ええ」
明石「……ねぇ大淀さん?多摩さんの様子ちょっと変じゃありませんでした?」
大淀「ええ、何か提督の事を知ってるんでしょうか?」
明石「うーん……とりあえず調べものを先にしちゃいますか」
大淀「そうですね」
多摩「それで?これからどうするにゃ?」
提督「そうだな、とりあえず俺の身体に戻るのが最優先と言いたいが、その方法だよな」
多摩「友提督に聞くのは……無駄そうにゃ」
提督「他にも調べてみるなり、詳しそうな人を探すなりか、何にしても方針を固めないとな」
多摩「とりあえず友提督と調べものと詳しそうな人にゃ?他にもあるかにゃ?」
提督「うーんとりあえず方針として↓2を」
安価↓2
1.友提督に連絡を取る
2.自分たちで調べる
3.詳しそうな人を探す
4.その他自由安価、そぐわないものの場合は下
ksk
那智と隼鷹に昨日の話を聞く
早霜とか詳しそう(偏見)
猫は幽霊見えるって言うしなぁ
僅かとはいえ脈も呼吸もあるのに葬式しようとか外道にもほどがある
すみません寝落ちしました、一旦ここまでで酉だけ付けときます
まだ?
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