毒殺マン「悪は許さない!」
・ ・ ・ ・ ・
テレビィ…
『昨夜……議員の……甘栗氏……亡くなって……』
『警察……毒物……』
母「やーねー。物騒なニュースばっかりで気が滅入っちゃうわ」
男「でもこのオッサン、悪いことしてたんだろ?誰かから恨まれてたんだよ」
母「それにしても…怖い世の中になったもんだわねぇ」
男「因果応報ってやつだろ…おっと、もう時間だ。行ってきます、母さん」
タッタッタ
母「…」
母「因果応報、か…」
それ、ただの必殺仕事人じゃねぇ?
プルルルル プルルルル
プッ
母「…」
『やぁ』
母「この時間の連絡は止めてと言っているでしょう」
『ふふ、万が一にも息子に知られたくないからかね』
母「…殺すわよ」
『おぉ怖い怖い…で、報酬はいつもの口座に振り込んでおいた。いやぁ、さすがだよ。ポイズンの通り名は伊達じゃないねぇ』
母「…要件はそれだけ?なら切るわよ」
『あぁ…今のところ依頼は無い。しばらくは息子との家族ごっこを楽しんでくれたまえ』
母「っ、きさ…」
プツッ ツーツーツー
母「っ…糞ったれがっ」
母「…」
コードネーム、ポイズン。
あらゆる毒物の知識に長け
鮮やかに対象を毒殺する。
裏世界で要人の暗殺を生業にしている女
それが、この母であった。
普段は息子である男と二人暮らし。
血の繋がりは無く、ある組織に記憶を操作されており
母が表世界で生活するための隠れ蓑のようなものであった。
セクション8呼んできますね
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