男「幼馴染の人格がわからない」(3)

書き溜めなし
繋ぎなんで、すぐに終わると思う
気に入らないところがあったとしても大人の態度を忘れずに

幼馴染「うわー!蝶々だぁ~!」

玄関扉を開けると、楽しそうに蝶々を追いかける幼馴染が目に入る

男「……待たせてスマン」

俺は謝罪の言葉を幼馴染にかけたが、まるで聴いていない

幼馴染は蝶々を追いかけることに夢中のようだ

……今日は金曜日
っていうことは面倒な人格か

幼馴染「……あれ、男くん居たの?」 ニカーッ

どうやらこちらに気付いたらしい

幼馴染は無邪気な笑顔をこちらに向けながら、近づいてきた

男「蝶々、もう追いかけなくていいのか?」

幼馴染「うん、可哀想だし」

男「……そうか」

蝶々を追いかけ回した後とは思えない発言だな

何も考えずに追いかけて、飽きたからやめる。何とも子供らしい行動だ

幼馴染「じゃぁ、学校行こう!」 ニカーッ

そう言って幼馴染は俺に手を差し伸ばした

……これって手を繋がなきゃいけないのか?

幼馴染「ほら、はやく!」

男「……わかったよ」

俺は幼馴染の手を──仕方なく──握りしめた

幼馴染「出発、しんこー!」

まだ早い朝の街に、幼馴染の声が響き渡った

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