新連載『こんな765プロは絶対に嫌だ』 (62)


音無小鳥先生の漫画が読めるのは月刊レッ○スだけッ!!

※カオス(キャラ崩壊、死亡等)注意


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第一話 【プロデューサーさんがサトラレ!?】

P「……」カタカタ

小鳥「……」カタカタ

P「……ふぅ」

P(そろそろ一休みしようかなぁ。コーヒーが飲みたい)← Pの心の声は周囲にまる聞こえ

小鳥「……」ピクッ

小鳥「プロデューサーさん。そろそろ休憩にしましょうか」

P「え? あーそうですね。実は俺も今そう思っていた所です」ニコッ

小鳥「ふふっ。それじゃプロデューサーさんは〝コーヒー″でいいですか?」

P「はい。いつもすみません小鳥さん」

P「……」

P(さすが小鳥さん。気が利くし、優しいし、将来は良いお嫁さんになるんだろうなぁ)

小鳥「……」スタスタ

小鳥(わ、私はこういう所でポイントを稼いでおかないと……)

ガチャ

亜美真美「はろはろ~!」 やよい「おはようございます!」

P「おはよう。三人とも今日も元気いっぱいだな」ニコッ

P(あはぁぁぁぁ!! 今日もめっちゃくぁわいいなぁ!! ゼロ距離でhshsしたいッ!!)

小鳥(若さには敵わないッ!)

真美「兄ちゃん! 今日は真美とゲームしてくれる日だよね?」ガシッ

亜美「えぇぇぇ! 今日は亜美の番だよ!」ガシッ

P「おいおい。そうやってくっつくのは止めろって言ってるだろ」

P(うひゃぁぁ!! 今日も亜美真美の胸チラがッ!! マジprprしたいっすッ!!)

小鳥「……はいどうぞ。コーヒーですプロデューサーさん」ニコッ

P「あっ。ありがとうございます小鳥さん」

P(さすが小鳥さん。気が利くし、優しいし、将来は良いお嫁さんになるんだろうなぁ)

小鳥「なんで私だけいつもテンプレッ!?」バンッ!

P「!?」ビクッ

小鳥「そもそもッ!! どうしてあなたたちは平気でいられるのッ!?」

亜美「だって兄ちゃん優しいし」 真美「うんうん。手出してこないし」

やよい「私はもう慣れちゃいました」ニコッ

小鳥「こ、これが若さゆえの余裕ってやつなのッ……」

P「あ、あの……さっきからなに言っているんですか小鳥さん?」

小鳥「ほら見て下さいプロデューサーさんッ!! 私の太ももムチムチしてるでしょッ!! ねぇほら見てッ!?」バシッ バシッ

P「えっ」

P(急に自分の太もも叩き出してどうしたんだろう。体調でも悪いのかな)

小鳥「優しさが痛い……その優しさが痛いッ……」

小鳥「うぅ…ぅ…ッ!」

P「……」

P(もしかしてこれが噂の更年期障害ってやつなのか?)

小鳥「誰が更年期だこらッ!!」ドガァ!

P「うぎゃぁぁ!!」

小鳥「私はまだ三十路前なんじゃ!!」ドガァ! ドガァ!

P「…ッ……ッ!!」

亜美「うあうあ~! ピヨちゃんがとうとうキレた!」

真美「ピヨちゃんタンマタンマ! 兄ちゃんの顔変わっちゃうって!」

やよい「あわわ!」

小鳥「うわぁぁぁん!! こんな職場辞めてやるッ!!」ドガァ! ドガァ!



そして今日もまた、夕日が沈むのであった

― 次号へ続く



第二話 【春香ちゃんとハム蔵の中身があべこべ!?】

ハム蔵「で、そしたら寝ている美希の口の中に落ちちゃったの!」

千早「ふふっ。春香ったら可笑しい」ニコッ

ハム蔵「もう千早ちゃん! 私、もう少しで美希に食べられちゃうところだったんだよ!」

P「春香。談笑している所を悪いが仕事の打ち合わせいいか?」

ハム蔵「あ、はい大丈夫です」モグモグ

P「春香は本当にヒマワリの種が好きだなぁ」

ハム蔵「えへへ。なんだかこの体になってから病みつきになっちゃって///」モグモグ

千早(春香可愛いッ///)



響「あ、こらハム蔵ッ! そんな所でう○ちしちゃダメだってばッ!」

春香「…ヂュ……ッ!」プルプル

P「明日の月刊ハムスターの撮影なんだが……」

ハム蔵「いつも表紙を飾らせてもらっている雑誌ですね。どうかしましたか?」

P「先方からの熱い要望で、明日の撮影はセクシー路線で行ってほしいそうなんだ……」

ハム蔵「えっ///」

P「インリン・オブ・ジョイトイばりのM字開脚をしてほしいって……」

千早「プロデューサー! まさかそんなけしか……バカげた要望を聞くつもりですかッ!?///」チラッ チラッ

P「い、いやそんなわけないだろッ! ただ一応春香の意見も聞いてみないとだな……」チラッ チラッ

ハム蔵「……わ、わかりました。私、やってみますッ!///」

P・千早「!?」



春香「ヂュ! ヂュ!」ガラガラ

響「おぉ! 四足歩行でランニングマシーンを颯爽と走る姿も様になってきたなハム蔵!」

P「無理しなくていいんだぞッ!?」

P(やっべ。テンション上がってきたぁぁぁぁぁ!!)

千早「そ、そうよ春香ッ!」

千早(見たい)

千早「その姿でどうやってインリン・オブ・ジョイトイばりのM字開脚をするつもりッ!?」

千早(インリン・オブ・ジョイトイばりのM字開脚をして恥じらう姿が見たいッ!)

ハム蔵「でも、私もそういうセクシー路線に挑戦してみたいなぁって思っていたから。えへへ///」

千早「」

P「おい千早ッ! しっかりしろぉぉぉぉぉぉぉ!!」ユサユサ



小鳥「響ちゃんも一段とマッチョになっちゃって。たくましいわ」ニコッ

響「ふふーん! 毎日ハム蔵を肩に乗っけているからね! ふんッ!」ムキッ!

P「……あぁわかった。春香がそんなに真剣なら俺たちが特訓してやるッ! 千早ッ!」

千早「はっ。既に高画質カメラは用意してあります」サッ

P「うむ。流石だ」

千早「お褒めに頂り、恐縮です」

P「よよよよし! そそそそれじゃまずは仰向けになろうか春香ッ!」ハァハァ

ハム蔵「こ、こうですか///」コロン

千早「」

千早「はっ! あまりの可愛さに一瞬、優に会えました」

P「馬鹿野郎ッ!! 遊びじゃねーんだしっかりレフ板持ってろッ!!」

千早「す、すみませんッ!」

P「……で、優君は元気にしていたか?」

千早「とても楽しそうに笑っていました」

P「そうか。これからも頑張って天国にいる優君に歌声届けてやろうな」ニコッ

千早「はいッ……」ウルッ



響「それじゃピヨ子。今日は自分、タイトル防衛戦だからそろそろ行くね!」ドガァ!

響「あ、またドア壊しちゃったぞ」

小鳥「ふふっ。今日は対戦相手殺しちゃダメよー」



そして今日もまた、夕日が沈むのであった

― 次号へ続く



第三話 【春香ちゃんのどんがらがっしゃーんの所為で765プロが地獄絵図!?】

春香「暑いですね……」

小鳥「そうねぇ……窓開けて暑さを凌ぐしかないわ……」ガラガラ

春香「クーラーの修理業者が来るのって明日ですか?」

小鳥「えぇ。ごめんなさい春香ちゃん。もう少しの辛抱だから」

春香「うぅ……それじゃ小鳥さん。私そろそろレッスンへ行ってきます」

小鳥「いってらっしゃい」

小鳥「あ、そうだ! 今日は転ばないようにね春香ちゃん」ニコッ

春香「ふふっ。任せてください」

小鳥「もう少しでプロデューサーさんも戻ってくると思うから。そしたら春香ちゃんの方へ」

ドンガラガッシャーン!!

小鳥「えぇ!? 言った傍からッ!?」

春香「……」

小鳥「は、春香ちゃん大丈夫ッ!?」ユサユサ

春香「……」

小鳥「……」

春香「……」

小鳥「……え、あの」ユサユサ

春香「……」






小鳥「し、死んでるッ!?」

ガチャ

美希「う~ん! この新発売のおにぎりとっても美味しいの!」

小鳥「え、ちょっと!? 春香ちゃんしっかりしてッ!?」ユサユサ

美希「どうしたの小鳥? そんなに慌てて」

小鳥「……は、春香ちゃんが転んだ」

美希「なーんだ。今さら慌てるようなk」モグモグ

小鳥「弾みで死んじゃったかも」

美希「ッ!」ゴックン!

小鳥「ととととりあえず救急車を呼ばn」

美希「うぐっ!?」

小鳥「えっ」

美希「むぅ…っ……ッ!」

小鳥「ど、どうしたの美希ちゃん?」

美希「…ッ……ぐっ…ッ!」

バタッ

小鳥「えっ!? もしかしてッ!?」

美希「……ッ…」ジタバタ

小鳥「待っててッ! 今、水を待っt」

美希「……」ビクッ ビクッ

小鳥「……」

美希「……」






小鳥「美希ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁんッ!!」ユサユサ

小鳥「あわわ! は、早くのどに詰まったおにぎりを取り出さなきゃ!」

小鳥(たたた確かこういう時はハイムリッヒ法が有効だっt)ガシッ

???「いやぁぁぁぁぁ!!」

小鳥「!?」ビクッ

響「は、春香ッ!? し、しっかりするんだ春香ッ!!」

響「あぁ…頭から血がッ……」

小鳥「ちょうどよかったわ響ちゃんッ!」

響「えっ」チラッ

小鳥「い、急いで救急s」

響「な、何してるん、だ……」

小鳥「見ればわかるでしょッ!? こうやって美希ちゃんの体を後ろから抱えt」

響「ひ、人殺しッ!!」

小鳥「!?!?!」

響「まさかピヨ子が二人のことをッ!?」

小鳥「ご、誤解よ響ちゃんッ!!」

響「ひぃ!」ガサガサ

小鳥「これは美希ちゃんの死体を片づけようとしているわk」

響「美希を離せッ!」バッ

小鳥「きゃっ! た、裁ちばさみッ!?」

響「ふぅ…ふぅ…ッ!」

小鳥(か、完全にパニックを起こしているッ!)

小鳥「わ、わかったわ。美希ちゃんは解放するから……」

小鳥(ごめんね美希ちゃん。響ちゃんを落ち着かせたらすぐに助けるからッ)

響「み、美希ッ!? 大丈夫かッ!?」タタタッ

ガンッ

響「あっ」

春香「……」

小鳥(春香ちゃんに躓いたッ!?)

ドンガラガッシャーン!!

小鳥「よし! 今の内に響ちゃんを取り押さえt」ヌルッ

響「……」

小鳥「えっ。な、なんか今ヌルッとしたものが……」

響「……」

小鳥「……な」






小鳥「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ!!」ベットリ

小鳥「ししし止血ッ! とりあえずまずは止血しなきゃ!」

小鳥(こ、こういう時ってハサミは抜き取っていいのかしらッ!?)

ガチャ

???「ただ今戻りました」

小鳥「!?」ズボッ!

ブシュゥゥゥゥゥゥ!!

小鳥「いやぁぁぁぁぁ!! 血がぁぁぁぁぁ!!」

P「すみませんでした小鳥さん。思いのほか早く戻るこt」チラッ

春香「……」 美希「……」 響「……」ブシュゥゥゥ!

小鳥「あ、あはははは……」

P「えっ」

小鳥「お帰りなさい……プロデューサーさん……」

P「……」

小鳥「……」ベットリ






P「うわぁぁぁぁぁ!!」バッ

小鳥「わかりますッ! 気持ちはわかりますけどお願い逃げないでプロデューサーさんッ!!」

雪歩「うぅ……」

真「あはは。今日みたいな暑い日だと、事務所の階段はキツいよね」

―― うわぁぁぁぁぁ!!

真「えっ」

―― わかりますッ! 気持ちはわかりますけどお願い逃げないでプロデューサーさんッ!!

雪歩「どうしたんだろ。なんだか上が騒がs」

P「ッ!」バッ

雪歩「あ、プロデューサー。どうしたんですかそんなに慌てt」

P「なっ!」ツルッ

真「ッ!」

雪歩「プロデューサー!?」

真「危ない雪歩ッ!!」ドン!

雪歩「きゃっ!」

ドンガラガッシャーン‼

雪歩「いたたた……ふ、二人とも大丈夫ですk」チラッ

真「……」 P「……」

雪歩「えっ」

小鳥「大丈夫ですかプロデューサーさんッ!?」バッ

雪歩「ねぇ二人とも。こんな場所で寝ちゃダメですよ」ユサユサ

真「……」 P「……」

小鳥「うそ、でしょッ…」

雪歩「……」






雪歩「あ、小鳥さん。おはようございます」ニコッ

小鳥「ッ!」ゾクッ


――――――
――――
――

いいぞ

小鳥「くっ!」

ガチャ バタン

小鳥「はぁ……はぁ……ッ!」カチャ

小鳥(どうしてこうなったの?)

ガチャガチャガチャ‼

小鳥「ひぃ!」ビクッ

ドンドンドン!!

雪歩「小鳥さーん。事務所のドアを開けて下さい」

小鳥(どうしてこうなっちゃったのォォォォ!?)

小鳥「お、落ち着いて雪歩ちゃんッ! 私は本当に何もしていないのッ!」

雪歩「そんな血まみれの恰好でなに言ってるんですか?」

小鳥「何度も話したでしょッ! これは響ちゃんが転んで怪我した時に付いた血だってッ!」

雪歩「転んだだけでそんなに血が出るわけがないです」

小鳥「だからその事については詳しく説明させてって言ってるじゃないッ!!」

雪歩「……」

小鳥「はぁ……はぁ……ッ!」



雪歩「あ、そっか。開けてくれないならスコップでドア壊しちゃえばいいんだ」


小鳥「!?!?!」


ガシャーン!!

雪歩「よっつよつ四つ葉のクローバー♪」

ガシャーン!!

小鳥「ひぃぃぃぃ!!」

雪歩「もう少しで窓の部分が壊れますよ」

ガシャーン!!

小鳥「お願いだからもうやめてぇぇぇぇ!!」

雪歩「ふふっ。待っててね真ちゃん、プロデューサー。私がちゃんと仇を取ってあげるから」

ガシャーン!!






雪歩「小鳥さんみぃつけた」ニコッ 

小鳥(ヒアーズ ジョニーッ!!)

雪歩「よいしょっと」カチャ

ガチャ

雪歩「えへへ/// やっとドアが開きました」

小鳥「お、お願い雪歩ちゃんッ! 私の話を聞いてッ!」

雪歩「そんな窓際の方まで逃げられちゃったら話なんてできまs」チラッ

春香「……」 美希「……」 響「……」

雪歩「えっ」

小鳥「だから言ったでしょッ! お願いだから早く救急車を呼ばせてッ!」

雪歩「……」

小鳥「……」

雪歩「安心してみんな。私がみんなの仇取ってあげる!」ブンッ!

小鳥「ひぃ!!」

雪歩「どうして逃げるんですか小鳥さん」ブンッ!

小鳥「だ、誰だって逃げるわよこんなのッ!!」

雪歩「待って下s」

ガンッ

雪歩「あっ」

春香「……」

小鳥(あ、デジャヴ)

雪歩「えっ? きゃぁ!?」ツルッ

小鳥(いけないッ! 響ちゃんの血で床が滑ってッ!)

雪歩「あわわ!」ツルッ ツルッ

小鳥「私の手に掴まって雪歩ちゃんッ!」バッ


――――――
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        l           '; /            /

― たるき亭前 ―

やよい「ごはん奢ってくれてありがとうございます貴音さん!」

真美「うんうん! めっちゃ美味しかったよお姫ちん!」

貴音「いえ。私も皆と至福のひと時を共有できたこと、とても嬉しく思います」

千早「あの、四条さん。すみません私まで奢って頂いて……」

貴音「それでは次回、私と一緒にらぁめんを食べに行きましょう」

貴音「その時の支払いは千早に託します」ニコッ

千早「……えぇ。もちろんです」

千早(私のお財布大丈夫かしら……)

やよい「あ、それじゃ貴音さん。よかったら今度、もやし祭りに来てください!」

貴音「もやし祭り!? まこと、面妖な響きですね!」

真美「はいはい! 真美も真美も!」

千早「……ッ///」チラッ チラッ

やよい「もちろんここにいる皆さん全員ご招待します!」ニコッ

千早「た、高槻さんッ///」

やよい「うっうー! それじゃ今日も元気いっぱい張り切っt」

グシャッ!!

千早「えっ」ビチャ

「きゃぁぁぁぁ!!」

「う、上から人が落ちて来たぞッ!!」

やよい「……」 雪歩「……」 

貴音「はぎわら……ゆき、ほ?」

千早(今、何か顔に…)サッ

真美「あ、あぁ…ッ!」

千早「……」ヌルッ






千早「なにこれ」

小鳥「ゆ、雪歩ちゃんッ!」バッ

「うわぁ!? なんだこいつ! 全身血まみれだぞッ!」

「け、警察を呼べッ!!」

小鳥「はぁ……はぁ……ッ!」チラッ

雪歩「……」 やよい「……」

小鳥「いやぁぁぁぁ!! 嘘でしょそんなッ!?」

小鳥(どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうs)

千早「音無さん」

小鳥「!?」ビクッ

千早「高槻さんが何処へ行ったのか知りませんか?」

小鳥「えっ…」ゾクッ

千早「さっきまで私の目の前でお話していたのにいきなりいなくなってしまって……」

小鳥「……ち、千早ちゃん? そ、その手に持っているスコップをどうするつもr」

千早「いいから答えろッ!!」ガンッ!

小鳥「ひぃ!?」

千早「あぁ私の可愛い高槻さん。何処へ行ってしまったのかしら……」キョロキョロ

小鳥(あ、あのままスコップを持たせておくのはマズい……)

貴音「こ、小鳥嬢……」

小鳥「はいッ!」ビクッ

貴音「いったいこれはどういう事ですか? な、なぜ萩原雪歩がッ……」

貴音「あぁ! それよりもまずは小鳥嬢の止血を先にしなければッ……」

小鳥(よ、よかった。貴音ちゃんはまだ冷静さを保っているみたい)

小鳥「大丈夫よ貴音ちゃん。これは響ちゃんの返り血だから心配いらないわ」

貴音「えっ」

小鳥「私より先にやよいちゃんたちを! もしかしたらまだ生きているかもしr」

貴音「今、なんとおっしゃいましたか?」

小鳥「えっ」

貴音「……ですから」ガシッ

小鳥「いたたたッ! もぎれるッ! 腕もぎれちゃう貴音ちゃんッ!!」






貴音「〝響の返り血″とはいったいどういう事か、と訊いているのですよ小鳥嬢」ニコッ

小鳥(ですよね……)

真美「ま、まさかピヨちゃんッ!」

小鳥「ち、違うのッ! これは確かに響ちゃんの血だけれどもッ!」

真美「ひぃ!」

小鳥「私は何もしt」サッ

真美「触らないでッ!!」バシッ

小鳥(あ、この流れダメなパターンだわ)

真美「い、いやだッ……やよいっちもゆきぴょんもひびきんも、みんなッ……」

小鳥「待って待って待ってッ! 落ち着いて真美ちゃんッ!」

小鳥(なんでみんな私の話を聞いてくれないのッ!)

真美「こんなの…………いやだぁぁぁぁぁぁ!!」バッ

小鳥「ダ、ダメッ!! 横断歩道は今あk」

ププーーーーーー!!

真美「えっ」チラッ


――――――
――――
――

― 車内 ―

亜美「うあうあ~! 今日も疲れたよ~律っちゃん」グイグイ

律子「運転中なんだから腕引っ張らない! 大人しく助手席に座ってなさいよ」

あずさ「うふふ。もうすぐ事務所に着くから、帰ったらみんなでプリン食べましょう」

亜美「わーい! もちのロンだよあずさお姉ちゃん!」

伊織「はぁ。全く亜美はこどm」チラッ

ざわざわ…

伊織「……なんの騒ぎかしら?」

律子「たるき亭の前で人だかりができているわね」

あずさ「何かあったのかしら……」

亜美「どうせいつものように765プロの誰かが騒動引き起こしているんだよきっと」

律子「自分を棚にあげない」バシッ

亜美「あいてッ」

真美「ッ!」バッ

亜美「はぁ!?」

律子「え、ちょっとッ!? 信号はまだッ!」

ププーーーーーー!! 

バンッ!!

伊織「いやぁぁぁぁ!!」

亜美「……うそ、っしょ」

あずさ「ま、真美ちゃんが……対向車のトラックに……」

律子「あぁ嘘ッ!? 大変ッ! あのトラックこっちへ向かってくるッ!!」ガシッ

あずさ「きゃぁ!! 律子さんッ!! そんなにハンドルをきったr」

律子「みんな掴まってッ!!」


――――――
――――
――

「きゃぁぁぁぁぁぁ!!」

小鳥「……ッ」ピクッ

「トラックを避けた車が飲み屋に突っ込んだぞッ!」

「誰か早く救急車ッ! 救急車を呼べッ!」

小鳥(う、うぅ……)

「ひでぇ……これじゃきっと車に乗っている人たちは……」

小鳥(なんだか……周りが、騒がしい……)

「女が2人……この車に巻き込まれたところ見ちまった……」

小鳥(お願い……し、静かにしてちょうだい……)

「お、おいッ! 車の下に誰か挟まっているぞッ!」

小鳥(あ、あら? か、からだが……うごかない……)

「大変だ……血まみれじゃないかッ……」

「大丈夫かッ!? 今、引っ張り出してやるからなッ!」

「だ、ダメだ……完全に挟まってやがる……」

小鳥(だから私は注意したのよ……)

「ちょっと待てッ!? この車ガソリンが漏れていないかッ!?」

小鳥(気を付けてね春香ちゃんって……)

「嘘だろッ!? 万が一引火したら周辺は火の海だぞッ!」

小鳥(ちゃんと前を見て歩かなきゃダメよって……)

「待ってろッ! てこの原理を使えばッ!」ガン! ガン!

小鳥(私は毎回毎回口を酸っぱくして注意したのにッ!)




それなのに春香ちゃんはッ……


「馬鹿野郎ッ! そんなことして気化したガソリンにいんk」

ボッ!

小鳥「ぎゃっぁぁぁぁぁ!!」

「ぎゃぁ!! お、俺の足に火がぁぁぁぁ!!」

「うわぁぁぁ!! みんな逃げろッ!!」



そして今日もまた、夕日が沈むのであった

― 次号へ続く

担当者「……」

小鳥「……」

担当者「……」

小鳥「……」

担当者「……」

小鳥「……えっ? 本当に打ち切りなんですか?」

担当者「はい。第三話、クレームの嵐でした」

小鳥「……」




最終回 【もしかして妄想オチ!?】


小鳥「そして最後に私が焼け死んだらどうするつもり春香ちゃんッ!?」

春香「私、そんな呪力持っていませんよッ!!」

小鳥「嘘だッ!!」

春香「えぇ……」

小鳥「あぁどうしましょう!!」

小鳥「春香ちゃんのどんがらがっしゃーんの所為で765プロが地獄絵図になったらッ!!」

春香(はぁ。また小鳥さんの心配性が発作起こし始めたよ……)

小鳥「考えただけで恐ろしいッ! あわわわわ!」

春香「安心してください、(こんな地獄絵図には)なりませんよ」ニコッ

小鳥「ひぃ! 春香ちゃんがパクりギャグかまして私を殺そうとしているッ!」

春香(ダメだ。まったく意味がわからない)

春香「あーもう!」

小鳥「!?」ビクッ

春香「私が転んだだけでこんな地獄絵図になっていたら今頃世界は滅びちゃっていますよッ!!」

小鳥「えっ!? 春香ちゃんは破壊の限りを尽くしてこの世の王に君臨するつもりなのッ!?」

春香「トップアイドルッ! 私はトップアイドルを目指しているんですッ!」

小鳥「ど、どうか私の命だけはお助け下さいませ春閣下~!」

春香「ひぇ~」

春香(誰か早く帰って来てッ!)

春香「……あ、そうだ! すみません小鳥さん」

小鳥「はいッ!」ビクッ

春香「私、そろそろレッスンの時間なので……」

小鳥「そそそれじゃ世界滅んじゃうと困るから……ほら! この杖を持っt」サッ

春香「……」バシッ バシッ

小鳥「あ、やめて春香ちゃんッ! つ、杖で私を殺すつもりッ!?」

春香「もう! 小鳥さんなんて知りません!///」スタスタ

小鳥「あぁ待ってはるk」

ドンガラガッシャーン!!

小鳥「……」

春香「……」

小鳥「……」

春香「……」

小鳥「……」

春香「……」

小鳥「……」

春香「……え、あの」ユサユサ

小鳥「……」






春香「し、死んでるッ!?」


― 完 ―

~ 長らくご愛読ありがとうございました ~
~ 音無小鳥先生の次回作にご期待ください ~


【音無先生からのコメント】

くぅ~疲れましたw これにて打ち切りです!
実は、妄想のし過ぎで765プロダクションを休職になったのが始まりでした
本当は×××だったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りの日常漫画に挑んでみた所存ですw
以下、私のメールアドレスへのメッセジどぞ

riazyuminnashinebaiinoni@piyopiy.co.jp

皆様からのお便りお待ちしてます♪


本当の本当に終わり

乙です

おつ、4話目で打ち切りとか逆にすごい

シャイニングやめろwwwwww

piyopiy.co.jpでワロタ

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