八幡「雪ノ下と花火大会」 (4)
雪乃「今日で一学期の部活も最後ね」
八幡「やっと引きこもり生活が出来るわ!夏休みは最高だな」
雪乃「ねぇ比企谷くん、貴方花火とか興味ない?」
八幡「ない」
雪乃「そう…」
八幡「何でそんな事聞くんだ?」
雪乃「実は由比ヶ浜さんと行こうと思って花火大会のチケットを買ったのだけれど由比ヶ浜さんは三浦さんたちと先約があるそうなのよ」
八幡「じゃあお前も三浦たちと一緒に行けばいいんじゃないのか?」
雪乃「葉山くんや戸部くんたちもいるらしいのよ…どうもあのグループとは気が合わないのよ」
八幡「同感だ」
雪乃「それでその、もし良かったら貴方が由比ヶ浜さんの代わりに行かないかしら?」
雪乃「勿論私も貴方と行くのなんて本当は御免よ?変な風評被害とか迷惑だから」髪いじり
八幡「酷い言い様だな それが人の誘い方かよ」
雪乃「文句あるかしら?それでどうなの?」
八幡「流石に二人っきりで行くってのはまずくないか?」
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雪乃「あら去年、貴方は由比ヶ浜さんと二人で行ったじゃない 私じゃ嫌ってことかしら?」
八幡「そういうわけじゃない お前と行くと気を遣わなくてもいいだろうし何より無言が苦にならないから楽だけどな でもな」
雪乃「貴方が恐れているのは変に噂されることね?」
八幡「由比ヶ浜は精々クラスのトップグループに所属してるぐらいだけどお前は校内でかなりの有名人だからな」
雪乃「気にしなくていいわ妙な噂を流した人間がいる場合、特定して根絶やしにするから」
八幡「シャレにならねぇな お前が言うと」
雪乃「嫌だったら嫌でいいわ そんな言い訳しなくても」
八幡「本当に嫌ではないんだ ただな地味に生きてるから今後他の生徒たちの視線を感じるのが嫌なんだよ」
雪乃「はぁ…貴方って本当にヘタレね 想像以上だわ 期待した私がバカだったわ」
八幡「今、期待って言ったか?」
雪乃「今のは口が滑っただけよ 気にしないでちょうだい」
八幡(由比ヶ浜とは行ったのに雪ノ下と行かないのは不公平だな それに高3の夏に花火の思い出ぐらい残しても悪くはないだろう)
八幡「じゃあ行くか」
雪乃「私は全然嬉しくもないのだけれどチケット代を無駄にするというのはお金を無駄にするということになるわ あくまでもそれを防ぐだけで他意はないわよ」
八幡「はいはい」
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