7月某日 晴れ 765プロダクションにて (58)
日常系SS
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― 765プロ事務所 ―
真「……」
雪歩「これとかどうかな?」
美希「うーん。それだったらミキ的には前のページの……」ペラ ペラ
真「……」
美希「この水着の方が真クンのカッコよさがより引き立つと思うな」
雪歩「きゃぁ!/// 美希ちゃん! いい! それ凄くいいと思う!」
真「――あっ! ねぇねぇ! この水着だったらボクにも似合うんじゃないかな!?」
雪歩「ダメ」 美希「却下なの」
真「うぅ……」
千早「ふふっ」
真「ちはや……。笑ってないで助けてよー」
美希「むぅ……。真クン、その言い草は酷いの!」
雪歩「そうだよ。私たちはただ、真ちゃんの相談にのっているだけなのに……」
真「えっ!? いやその、それはもちろんわかってるん――」
美希「真クンも少しは真面目に考えてほしいの」
真「初めからずっと真面目に考えてるよ!!」
律子「こら真。もう少し静かにしてちょうだい」
真「うわぁ!? ご、ごめん律子……」
亜美「うあうあ~! もうムリ! 全然わかんないよ~」
真美「真美もギブアップ!」
律子「……もう。その問題はさっき解き方教えたでしょ?」
真「ボクも来週から期末試験なんだよなぁ……」
春香「私もだよ……」
真「春香!? いつの間に!?」
春香「ふふっ。今来たところだよ」
千早「おはよう春香」
春香「おはよう千早ちゃん。みんなもおはよう」
春香「今日はクッキー焼いてきたから、よかったらみんなで食べて」
雪歩「ありがとう春香ちゃん。お茶菓子が無くて困ってたところなの」
美希「響たち帰ってくるのが遅いの……」
真「言われてみれば。近くのコンビニへ買い出し行ってる割には少し遅いかも」
春香「――あれ? でも確かこの間、私と真で……」
真「そうなんだよ春香。誰かが食べちゃったのかな?」
雪歩「とりあえずみんなの分の冷茶、今から入れるね」
千早「私も手伝うわ萩原さん」
雪歩「うん。ありがとう千早ちゃん」
P「うーん惜しい! やよい? この問題はさっきの公式を当てはめて……」
やよい「……うぅ」
亜美「数学なんてできなくても亜美たちには関係ないっしょ!?」
真美「そーだそーだ! だから休戦を申し込む!」
律子「……大人しく勉強しないと小鳥さんの仕事の邪魔になるから応接間に移るわよ?」
亜美真美「!?」
小鳥「まぁまぁ律子さん。私は大丈夫ですから」
真「……あっちにも早く渡してきてあげたほうがいいかも」
春香「あはは……。そうだね」
亜美「……」 真美「……」
小鳥「……黙々と勉強し始めましたね」ボソッ
律子「やればできる子たちですから。集中さえしてくれれば……」ボソッ
春香「おはようございまーす」
亜美真美「はるるん助けてー!!」ガバッ
春香「あわわ! ちょっと二人とも!」
律子「……」
律子「……」
亜美「律っちゃーん」ズルズル
真美「黙って首根っこ引っ張るの止めてよー」ズルズル
春香(頑張れ! 二人とも!)
やよい「おはようございます春香さん……」
春香「あはは……。やよいも大変そうだね」
やよい「頭がパンクしそうですぅ……」
P「ずっと集中してたからな」ナデナデ
やよい「あぅ///」
律子「そうですね。誰かさんたちと違って」
真美「律っちゃんも兄ちゃんみたいに優しく教えてよ!」
亜美「そーだそーだ!」
律子「私だって口うるさい事言いたくないわよ……」
春香「あの、よかったらクッキー焼いてきたので皆さんでどうぞ!」
やよい「わぁ! ありがとうございます春香さん!!」
P「悪いな春香。それじゃ少し休憩にしようか?」
小鳥「そうですね。甘いものを食べて脳をリフレッシュしましょう」
雪歩「皆さん、冷茶をお持ちしました」
律子「あら、雪歩もわざわざありがとう。それじゃ二人とも……」
亜美「はぁ。やっと休憩できるね真美」
真美「うんうん。一時は律っちゃんのスパルタにはどうなることかと思ったけ――」
律子「この問題が解けたら休憩していいわよ?」
亜美真美「!?」
オ ニ グ ン ソ ー !!
美希「ねぇねぇ真クン!? この水着、ミキに似合うかな!?」
真「……ボクにもそういう水着を選んでほしいんだけどなー」
春香「思っていた以上に大変そうだったよ」
真「お帰り。ボクたちも来週はあんな感じなのかなぁ……」
春香「うぅ……頑張ろうね真……」
千早「はい。春香の分の冷茶よ」
春香「ありがとう千早ちゃん! 隣座ってもいい?」
千早「ごめんなさい。ここは今……」
真「あぁ。大丈夫だよ千早」
春香「?」
雪歩「はぁ。私も勉強しないと……」スタスタ
真「雪歩。ボクの隣においで」
雪歩「!?」
春香「あ、そっか! 雪歩が座っていた……」バッ
雪歩「ううん! お願い! 春香ちゃんはそこに座ってて!!」ガシッ
春香「う、うん! あ、ありがと雪歩!」
真「ごめん美希。ちょっとだけ横に詰めてくれる?」ペタッ
美希「ぁんっ!///」
真「――っ!?」
美希「もう真クンったら、みんながいる前でミキの太もも触るなんて……エッチなの///」
真「ご、誤解を招くようなこと言わないでよ!///」
美希「あはっ☆」
雪歩「……よいしょっと」
真「うわぁ!? ゆ、雪歩! 急に座るとびっくりするじゃないか!」
美希「むぅ……。雪歩、このソファーはお二人様なの!」
雪歩「……あれ? 美希ちゃんはテスト勉強しなくて平気なのかなぁ?」
小鳥(修羅場きたぁぁぁ!!)
亜美「――あっ! そうだよミキミキ!」
真美「どうしてミキミキだけ勉強してないのさ!?」
美希「ふふ~ん。ミキはコツコツ勉強してるから平気なんだよー」
亜美「異議あり!」
真美「律っちゃん! 被告人は嘘をついてます!」
律子「……異議を却下します」
亜美真美「――なっ!?」
律子「美希は前回の中間テスト、全て平均点オーバーだったのよ」
亜美真美「えぇウソ!?」 やよい「凄いです! 美希さん!」
美希「えへんなの! ハニーとの約束は破れないの!」
真美「ちょっと兄ちゃん! どんな言葉を使って口車に乗せたのさ!?」
P「ひ、人聞きの悪い事言うなよ!」
ブルル ブルル
千早(――あら? 美希の携帯が鳴ってるわね)
亜美「……」スタスタ
亜美「……ねぇ、ミキミキ?」ボソッ
美希「ん? どうしたの?」
亜美「やよいっちを見てごらん」
美希「?」チラッ
P「おぉ! こっちの問題はちゃんと解けてるぞ。凄いじゃないかやよい!」ナデナデ
やよい「本当ですかぁ!? それはきっと……プロデューサーが丁寧に教えてくれたおかげです!///」
美希「……」
美希「その手があったの!!」
P「これならやよいも今度の期末テストはきっと……」
美希「ハニー!!」ギュゥ
P「うおっ!? み、美希!?」
真美「ちょ、ちょっとミキミキ!?///」
亜美「んっふっふ~」ニヤニヤ
美希「ミキね、やっぱり今回のテスト範囲さっぱりわからないの」
P「おいおい、大丈夫なのか?」
美希「きっとダメなの。だからねハニー……、ミキにもみっちり教えてほしいの!」
P「仕方がないな。それじゃやよいの後で……」
真美「い、異議あり! 異議ありありだよ兄ちゃん!!」
亜美「あれ~? どうしたのさ真美。そんなに慌てて~」
真美「――えっ!? べ、別に慌ててなんかないよ!///」
小鳥(こっちも盛り上がって来たわぁぁぁ!! ……あっ)チラッ
律子「……」
P「そ、そんなにくっつくなって! やよいの邪魔になるだろ!?」
美希「ううん。ミキ、やよいの勉強の邪魔はしないよ? ……だ か ら」ギュゥ
真美「――っ!?///」
亜美「んっふっふ~。真美ももっと素直になった方がいいんじゃない?」
真美「もう! さっきから亜美は何なのさ!///」
ワイワイ ガヤガヤ
亜美「――あっ」トン
バシャッ
律子「……」
小鳥「だ、大丈夫ですか律子さん!?」
律子「はい。足に少しかかっただけですから」ニコッ
やよい「今、布巾持ってきます!」
律子「えぇ。助かるわやよい」ニコッ
亜美「 」
律子「……」 亜美「 」
春香「…………あっ! ち、千早ちゃん見て!」
千早「な、何かしら?」
春香「この水着千早ちゃんに似合うんじゃないかなー?」
雪歩「あ、あぁホントだ!」
真「千早もたまにはこういう水着いいんじゃない? あははっ!」
千早「……そうね。サイズさえ合えば」
春香雪歩真「……」
律子「……」
亜美「あ、あのね律っちゃん……」
真美「――ま、真美はさっきの問題の続きやらなきゃいけないんだったよー」
亜美「!?」
美希「ミ、ミキも真クンに似合うぴったりな水着を選ばなきゃいけなかったの」
律子「待ちなさい、美希……」ガシッ
美希「!?!?」
律子「今回のテスト範囲さっぱりわからないんでしょ?」
美希「え、えーと……」
律子「私で良ければみっちり教えてあげるわよ? ほら、応接間に来なさい」グィ
美希「はいなの……」ズルズル
亜美(な、なんだか知らないけど助かっ)
律子「……」グィ
亜美「ってないよー」ズルズル
真美「……」
律子「……」ガシッ
真美「――えっ!? ちょっと律っちゃん!! なんで真美までぇぇぇ!?」
P「……あはは」
小鳥「……」カタカタカタカタカタカタカタカタ
小鳥(わ、私も妄想ばかりしてないで早く伝票打ち込まなきゃ!)
P「さてと。俺もそろそろ打ち合わせに行く準備を――ん?」チラッ
P(あの車は……)
――――――
――――
――
― 765プロ事務所付近 ―
響「……はぁ」
貴音「どうしたのですか響? 溜息などついて」
響「まさか近くのコンビニ行くだけでこんなに時間がかかるとは思わなかったぞ……」
あずさ「ごめんなさい響ちゃん……」
響「うがぁ~!? べ、別にあずささんを責めたわけじゃなくて……」
貴音「そうですよあずさ。何も気にすることありません」
響「……」
響(大半はカップラーメンの棚から一向に動かなかった貴音のせいなんだけどさ)
響「それにしてもいったいどういうことなんだろ?」
貴音「はて? 何の事ですか響?」
響「真が言ってたんだけど、お茶菓子のストックは十分にあったらしいぞ」
あずさ「あら? それじゃ誰かがこっそり食べちゃったのかしら?」
貴音「……」
響「あー! さては貴音~、こっそり食べ――」
貴音「静かに!!」
響「――わっ!?」
貴音「……聞こえませんか?」
響「な、何が?」
貴音「蝉の声です。真、趣があるとは思いませんか?」ニコッ
響「…………うん、そうだな」
響「――あれ? 今すれ違った車って確か……あっ、事務所前で止まったぞ」
あずさ「伊織ちゃん家の車だわ」
貴音「運転手が降りてきました」
ガチャ
新堂「いってらっしゃいませ、お嬢様」
伊織「――っ!!」バッ
あずさ「――あら? 勢いよく車から飛び出して……。事務所で何かあったのかしら?」
貴音「というよりは寧ろ」
響「怒っていたように見えたぞ……」
――――――
――――
――
― 765プロ事務所 ―
やよい「こぼしたのがお茶でよかったです」トントン
律子「もう大丈夫よやよい。ありがとう」
美希「亜美のせいでミキまで巻き込まれたの!」ボソッ
亜美「違うよ! ミキミキが暴れたせいだってば!」ボソッ
真美「いやいや! どっちも悪いっしょ!?」ボソッ
小鳥「……」カタカタ
小鳥「――あっ。そういえばプロデューサーさん。19日の夜は空いてますか?」
P「もちろんです! 今年もみんなからのお祝いとは別で、たぬき亭辺りで一杯やりますか?」
小鳥「ふふっ。あずささんもきっと喜ぶと思いますよ。律子さんも誘って飲みに行きましょう」
春香「私たちはそういう意味で言ったわけじゃないよぉ……」
千早「ふふっ。えぇ、もちろんわかっているわ。冗談を言ってみただけよ」
バンッ!!
一同「!?」ビクッ
伊織「……」
春香「い、伊織!?」
真「そ、そんな勢いよくドアを開けたらびっくりするじゃないか!?」
伊織「……」
亜美「何探してるのいおりん。トイレならあっちだよ?」
美希「――あっ、デコちゃんおはようなの!」ニコッ
伊織「――っ!?」
伊織「みきぃぃぃぃ!!」
美希「――えっ? デコちゃんどうしたの!?」
伊織「ちょっとこっちへ来なさい!」
美希「きゃぁ!? いきなり引っ張ったら痛いの!」
亜美「部屋の隅に行っちゃったよ」
真美「これは怪しいですな~」
伊織「……」
美希「もう! デコちゃんどうしたの!?」
伊織「……あんた、さっさと私の電話に出なさいよ!」
美希「えっ? 気が付かなかったの。ごめんねデコちゃん……」
伊織「ちょ、ちょっと!? べ、別にそんな落ち込まな……じゃなくて!」
美希「?」
伊織「日中私の携帯に送って来たメールは何よ!?」
美希「メール?」
美希「ミキはテストお互いに頑張ろうねって送っただけだよ?」
伊織「それは別に嫌じゃなかったけど!」
美希「……むぅ! それじゃどうしてそんなに怒ってるの!?」
伊織「私が訊きたいのはメールと一緒に添付されたこの〝写メ″はどういうことなのかってことよ!!」バッ
亜美「……ほほぅ。これはまた中々の写メですなぁ」
伊織「――っ!?」
亜美「隙ありッ!」
伊織「あっこら亜美!! 返しなさ……」
真美「真美ホールド!」ガシッ
伊織「ま、真美!? 離しなさ――ぁんっ///」
亜美「い、いおりん!?///」 小鳥「!?」ガタッ
真美「うあうあ! ご、ごめんいおりん///」
伊織「~~~~ッ!?/// ど、どさくさに紛れてどこ触って――」ドンッ
亜美「――あっ!」
ポトッ
貴音「……これは誰の携帯電話でしょうか?」
伊織「!?」
伊織「た、貴音! 早くその携帯を私に――」
響「思ってた通り騒がしいことになって……ん? 何持っているんだ貴音?」
あずさ「……あら~。これは可愛い寝顔ね伊織ちゃん」
伊織「~~~~ッ!?///」
小鳥(可愛い寝顔をした伊織ちゃんの写真ですって!?)
美希「ミキはただ、デコちゃんが疲れてると思ったから……」
美希「この前みたいにミキがいつでも膝枕してあげるよって言いたかっただけなの」
伊織「ちょっと!?/// その事は誰にも――」
真「えー何々? 美希〝も″伊織に膝枕してあげたの?」
伊織「あ、あんたも少し黙りなさいよ!!///」
小鳥(……もしかして、あの日の事かしら?) ※参照 伊織「時間の共有」
やよい「うさちゃんを腕の中に抱えて眠る伊織ちゃんの姿もすっごく可愛いですよー」
伊織「!?!?」
ガチャ
高木「――おや?」
ワイワイ ガヤガヤ
律子「いいから3人は勉強に戻るわよ」
亜美「うあうあ~」
美希「ミキ、ご褒美がないとやる気が起きないの!」
真美「そうだよ律っちゃん! 真美たち勉強頑張るから何かご褒美ちょうだいよー」
高木「はははっ! 今日はみんな勢ぞろいしていて賑やかじゃないか」
律子「しゃ、社長!?」
亜美「……むむむ」チラッ
貴音「恥じる必要は全くありませんよ伊織」
伊織「うぅ……///」
あずさ「そうよ伊織ちゃん。とっても可愛い寝顔じゃない?」
響「はい、お菓子買ってきたぞー」
雪歩「ありがとう響ちゃん」
響「真は〝今年着る水着″はもう決まったのか?」
亜美「――っ!?」
真「それが全っ然……」
亜美「ねぇ律っちゃん! 亜美たち勉強頑張るからさ、ご褒美に海へ連れてってよ!!」
一同「!?」
律子「はぁ!? そんなこと急に言われても――」
春香「はいはいはい! 律子さん、私も亜美の意見に賛成です!!」
真「ボクも!!」
律子「ちょ、ちょっと待ちなさいって! みんなの予定を合わせるの――」
あずさ「あら~。今年もみんなで海へ行くなんて、楽しそうですね」
律子「あずささんまで何言ってるんですか!? ……プロデューサーからも何とか言ってくださいよ!」
P「――えっ!? お、俺に振られてもなぁ……」
高木「その話、私が承諾しよう」
一同「!?」
律子「社長ッ!? 本気ですか!?」
亜美「途中でやっぱやーめたとかナシだよ!?」
高木「あぁもちろんだとも。ただし……」
春香「た、ただし……」
高木「今度の期末試験に向けて勉強を頑張った人へのご褒美としてだがね」
一同「……」
ざわざわ…
P「しゃ、社長。あんな約束をして大丈夫ですか?」ボソッ
高木「スケジュール調整のことだったら私に任せたまえ。元々みんなには夏休みを設ける予定だったのだよ」
律子「そ、それはとても有り難いことですが。もしテストの結果が平均点より下回る子がいたら……」ボソッ
高木「はははっ。誰が〝平均点以上を取れ″と言ったかね?」
律子「えっ」
高木「私は〝試験勉強を頑張った人へのご褒美″と言ったのだよ?」
P「そ、そういえば確かに……」
高木「理由はどうであれ、過程を頑張ることは決して無駄にはならない」
高木「必ずしも結果が全てではないということは二人とも理解しているはずだ」
律子「それはもちろんわかっています」
高木「……あの子たちを見たまえ」
亜美真美美希「……」
伊織「……あんたたち、普段からそれくらいの集中力出しなさいよ」
あずさ「あらあら。うふふ、それじゃ私も微力ながらみんなのサポートさせてちょうだい」
やよい「本当ですかぁ!? うっうー! ありがとうございます!!」
貴音「現古文のことならば私に任せて下さい」
響「自分、古文が苦手だから教えてほしいぞ!」
春香「ねぇねぇ! これからはなるべくみんなで集まって勉強しない!?」
真「それ賛成!」
千早「私の部屋で良ければいつでも提供するわ」
雪歩「ホント?」
P「……これからも仕事の合間を見て彼女たちの勉強を見ます」
高木「あぁ。すまないがよろしく頼むよ」
律子「私も頑張ります! プロデューサーには負けませんよ?」
P「程々にしてやれよ?」
律子「……それどういう意味ですか?」
P「あははっ。何でもない」
律子「もう……。私だって好きで怒鳴っているわけじゃないんですから」
P「あぁ。もちろんわかってるよ」
律子「……ふふっ」ニコッ
小鳥「……」
小鳥(まずい。この流れは非常にまずいわ)
小鳥「……」
小鳥(もしかして私だけまた……)
小鳥(一人でお留守番!?)
小鳥「……ピヨピヨ」
小鳥(いいですよいいですよ! どうせ私なんか海へ行って水着を着ても、誰にも相手になんかされ――)
高木「あー音無君?」
小鳥「――あっ、はい社長。どうかなさいましたか?」
高木「今回は君も楽しんできたまえ」
小鳥「社長ぅぅぅぅぅ!!」
アイドルのみんなはいつも以上に良い点数を取り
そして小鳥さんはいつも以上に仕事に励むようになったのは
言うまでもありませんでした。
お し ま い
以上です
ありがとうございました
ネタが思い浮かべば海へ行く話も書きたいです……
乙です
おつおつ
海編も期待
このノリでデカイこと決めちゃう感じ職場の長っぽいなぁと
変なところでリアリティ感じてしまった
おつー
このSSまとめへのコメント
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