ー阿笠邸ー
阿笠「出来たぞバーーーローー!」
コナン「おうおう、また光彦をいじめる発明品でも出来たのか?」
阿笠「何をいっとるんじゃ、今回の発明品は光彦君を救う発明じゃよ」
コナン「は?何いってんだ?頭は正気かよ」
阿笠「それはこっちの台詞じゃよ、むしろ今まで光彦君をあそこまで痛めつけて何も思わなかったのかね?」
コナン「いやだって光彦は光彦だし・・・」
阿笠「馬鹿もん!オケラだってミジンコだってプラナリアだって生きとるんじゃ!光彦君も心臓動いてる以上一応生きとるんじゃぞ!」
コナン「博士・・・光彦のことそこまで・・・」
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あれ、投稿はじめてなんですがもしかしてバーーーローーって入力すると勝手にバーローになる?
コナン「うぅ・・・何か今までの行いが悪いことに思えてきたら涙でてきちまったよ」
阿笠「人間の素晴らしいところは罪を認め、償うことが出来ることじゃ」
コナン「推理で犯人追い詰めて[ピーーー]のも、光彦を虐待するのも一緒だったんだな・・・」
阿笠「そういうことじゃよ、また一つ進一も大人になったようじゃな」
コナン「バ、バーロー!子供扱いすんじゃねーよ//」
阿笠「ほっほっほ、まぁそういうわけじゃからわしの発明品で償いをしようと思うんじゃ」
コナン「そういえば発明品の話だったな、それでどんな発明をしたんだ?」
阿笠「うむ、聞いて驚くがよい、今回の発明品は・・・」
阿笠「光彦君が食糧危機に陥っても困らないよう糞尿のみ摂取して生きていけるようになるスイッチじゃ!」
コナン「す、すげー!何か科学的だな!」
コナン「なんとなく名前で効果はわかるんだが、詳しく教えてくれよ」
阿笠「うむ、このスイッチはのう早い話が光彦君が他人のうんちやおしっこを摂取すると栄養に変換できるというものじゃ」
コナン「ふむふむ」
阿笠「近い将来、人間は自らのエゴで食料を取れなくなる可能性が出てくるかもしれん」
阿笠「一応虫を食べたり人工食品を作ったりと色々な分野で研究はされているのだが、わしは思いついたのじゃよ」
阿笠「人間がいる限り糞尿はかならず出る、ならそれを食べれるようにすればいいんじゃないかと」
コナン「なるほどな、一理あるわ」
灰原「あらあら、むさい男二人で何盛り上がってるのかしら」
コナン「よう、灰原!実は今博士の素晴らしい発明を説明してもらっててよ!」
ーコナン説明中ー
コナン「つーわけだから、光彦のために光彦がおしっことうんこしか食えない体にするスイッチなんだよ」
灰原「素晴らしいのはわかったんだけど、少し疑問点があるわね」
阿笠「ほう?なんじゃね?」
灰原「私だったらそもそもそんな物食べたくないし、そもそも普通のご飯あったらそっち食べるわ」
阿笠「流石哀君、鋭いのう~」
阿笠「勿論今すぐ食糧危機が起きるわけではない、しかしいざきた時に味を選んでいたんじゃ生き残れんじゃろ」
阿笠「だからこのスイッチを押すと、通常の食事は胃に入る前に強制的に吐き出すようになるんじゃよ」
灰原「あらあら、用意周到なことで」
阿笠「さっそく今日の給食でスイッチを使ってみるといいぞい」
コナン「わかったぜ博士、俺光彦を救ってくるよ・・・!」
阿笠「くれぐれも悪用するんじゃないぞ~」
ー学校ー
元太「あ~、腹減った腹減った!今日の給食はなんだーーー」
光彦「元太君!今日はカレーライスに・・・うわっ!豪華ですよ!アジフライもついてきます」
元太「なんだよ、うな重がついてきたと思ったじゃねぇか」
コナン「バーロー、何で米物二つも食わないといけないんだよ」
元太「そんでもカレーもアジフライもうなぎの次くらいに大好物だぜ!いっぱい食うぞ~~~」
あゆみ「もう、元太君私達の分まで食べないでよね」
一同「はっはっは」
コナン「(さて、和んだところで早速スイッチを押してみるか)」ポチ
元太「う~ん、カレーのいい匂いがしてきたぜ」
あゆみ「あゆみもカレーの匂いだーいすき!」
灰原「家で作るカレーとはまた違って私も好きよ」
光彦「(あれ?何かカレーの匂いを嗅いでから気持ちが悪いですね?)」
光彦「(別の体の調子は悪いところないと思うんですが・・・)」
コナン「・・・」
ー昼食中ー
小林「それではいただきます」
イタダキマーーース
元太「さー、食うぞ!」ガッツガッツハム!ムッシャ
あゆみ「もう、元太君たらいじきたないわね」
コナン「おい元太!他の人に迷惑にならないように食えって」
元太「でもよー、腹減ってるところにカレーライスは反則だぜ」ガツガツ
コナン「ったく・・・それにしても給食のカレーはうまいな」パクパク
灰原「給食のカレーってなんでこんなにおいしいかわかるかしら?」
あゆみ「え~、なんだろう?」
元太「わかった!うなぎが入ってんだろ!」
コナン「(ナハハ、んなわけあるかよ)」
あゆみ「う~ん、給食のおばさんが愛情を込めて作ってるから?」
灰原「正解は大なべで大量に長時間煮込んで作るからよ」
コナン「へ?それだけなのか?」
灰原「それだけっていうけど、数百人規模のカレーを作るってのは店でも自宅でも調理器具からして無理なことよ」
灰原「だから簡単そうに見えても再現するのは難しいのよ」
灰原「あとはみんなで食べる・・・気持ちの問題かしらね?そういう意味じゃ吉田さんの答えもあながち間違ってないわ」クス
あゆみ「へ~そうなんだ、哀ちゃん物知り~」
元太「よくわかんねぇけど俺まだまだおかわりいけるぜ!」
コナン「元太の前にゃ空腹ってスパイス以外すべて霞んで見えるな」
・・・ハハハハ・・・・
光彦「・・・」
あゆみ「あれ?そういえば光彦君ぜんぜん給食食べてないね?」
光彦「あ・・・ええ・・・なんか食欲わかなくて・・・」
元太「おいおい、こんなうめーもん食わないとか大丈夫かよ?俺がもらっちまうぞ?」パクー
光彦「ちょっ!元太君やめてくださいよ!今食べますから・・・」パク・・・
オ・・・オ・・・・・
オエーー!! __
___/ \
/ / //⌒
/ (゜)/ / /
/ ( /。⌒ヽ。
| \\゜。∴。o
`/ /⌒\\゜。:o
/ | \U∴)
||
U
あゆみ「きゃーーーーーー!」
小林「ど、どうし・・・・ちょっと!円谷君大丈夫!?」
光彦「(なんででしょう、飲み込もうとした瞬間吐き気が・・・!)」
モブA「おいおい、光彦吐いたのかよ・・・・」
モブB「な、なんか私も気持ち悪く・・・オ、オエーーー」
モブC「やめろよ!きもち・・・オエーーーー!」
コナン「このツーンとした独特の匂いそれに・・・」ペロッ
コナン「この味はゲロ!」
コナン「光彦のゲロをきっかけに周りの連中まで貰いゲロをしてしまい」
コナン「最高のカレー天国だった教室を最低のゲロ地獄に変えてしまった・・・」
>>2
メール欄にsagaって入れたら正しくなる
ー昼休みー
光彦「すみません・・・すみません・・・僕のせいでみんなの給食を・・・」
元太「ったく、せっかくもっとカレー食えたのにおめーのせいで台無しだっつーの!」
あゆみ「元太君やめなよ、光彦君だってわざとじゃないんだから・・・」
光彦「あゆみちゃん・・・」
あゆみ「っ・・・ごめん光彦君、ちょっと匂いがきついからもうちょっと離れてもらえる?」
光彦「・・・は、ははは・・・僕としたことが失礼しました」
光彦「トイレでもうちょっと服洗ってきますね・・・」
元太「俺も腹痛いからうんこしてこようっと」
あゆみ「もう、元太君デリカシーがないんだから」
コナン「(お、これはチャンスか?)」
>>11
すまん、ありがとう
ートイレー
元太「うう・・・カレー4杯食ったから流石に腹が痛いぜ」
光彦「(みんなはあんなに美味しそうにカレーを食べてたのにどうして僕だけ・・・)」
元太「んん・・・・ふんんん!!!」ブリュブリュモワァ~~
光彦「(相変わらず元太君のうんちは臭いです・・・でもなんだろう・・・おかしいですね)」
光彦「(食欲が掻き立てられます・・・!)」
元太「うう、何かちょっと下痢してるみてーだないっぱい出るぞ」
光彦「(下痢便・・・トロトロになってカレーみたいな・・・今日の食べれなかった・・・カレー・・・)」ゴク
光彦「(っていやいや!何を考えてるんですか僕は!うんちですよ!それも元太君の・・・)」
光彦「(で、でも本能的に体がうんちを求めています・・・理性でどうにもならないですっ・・・!)」
光彦「げ・・・元太・・・君」
元太「なんだよー!光彦!」
光彦「元太君!大変です!小林先生が呼んでます!お尻拭いたらすぐ職員室にいってください!」
光彦「トイレは僕が流しておきますから!(やっちゃいました)」
元太「お、おい本当かよ!?カレー食いすぎたから怒られるのかな・・・とにかくいそがねぇとな」スタコラスタコラ
光彦「・・・」
光彦「ようやく行ったようですね、では個室を覗いて見ましょう」ノゾキー
そこには未消化のコーンや、ところどころが少し硬い元太の下痢便がまだ残っていた
和式便器の白さ、そして出したばかりの湯気もあいまってか光彦にはそれがカレーライスに見えた
光彦「く、臭いです・・・鼻が曲がりそうです・・・でも・・・でも・・・」
光彦「た、食べてみたいです・・・」
光彦はおそるおそる便器に顔を近づけた
光彦「オ、オエェェエエ!」
どんなにカレーに見えても所詮は下痢便である、匂いはごまかせない
光彦「でも・・・さっきのカレーよりは吐き気がこない・・・」
光彦は意を決して便器に顔を突っ込ませた
光彦「ンンンンンんんンン!!!」
光彦「(僕は何やってるんですか!まずいですうんこが美味しいわけないです!)」
光彦「(まずいのに・・・まずいのに・・・喉を通る・・・!)」
傍から見れば侠気の沙汰、便器に顔を突っ込み吐きながらも光彦は少しずつ下痢便を胃に流し込んでいた
光彦「・・・全部食べちゃいました」
光彦「ひどい顔ですね、元太君のうんちで顔がまっ茶色ですよ・・・でもお腹はいっぱいになりました」
光彦「早く顔を洗って教室に戻らないと・・・」
コナン「(・・・)」
蘭「まったく、園子はやりくりって物を知らないからああ言えるのよ」プリプリ
蘭「・・・ってあれ?もしかして光彦君?」
光彦「ああ!蘭さん!ちょうどいいところに!」
蘭「ど、どうしたの光彦君?(くっさ!なにこの匂い!くっさああああああ)」
光彦「実は折り入って頼みが!」
蘭「頼み?(は、鼻が曲がりそう)」
光彦「あの・・・新鮮なうんち食べさせてもらいたいんです」
蘭「くせぇよ[ピーーー]!(う、うんち?)」
光彦「え?蘭さん?」
蘭「え?え・・・あ、いやごめんなさい、えっと?うん・・・よく聞こえなかったんだけど」
光彦「だからうんちをください、こんな事頼めるのは蘭さんくらいしかいないんです」
光彦「見てくださいよ、この袋のうんち!硬くてとてもじゃないけど食べられない」
光彦「でも蘭さんのうんちならきっと栄養満点で僕の口にも合うと思うんです」
蘭「ちょ、ちょっと光彦君寄らないで!何いってるの!」
光彦「頼みますよ蘭さん!お腹すいてるんです!」スカートに手をかける
蘭「い、いやあああああああああ!」
ー阿笠邸ー
コナン「・・・というわけで蘭は逮捕、光彦は蘭のカカト落としで頭蓋骨が陥没、病院に運ばれたが間もなく死亡した」
阿笠「なんということじゃ・・・せっかく食料に困らない体になったというのに・・・」
コナン「ああ、俺たちは大事な事を見落としていたようだ」
阿笠「まずは光彦君の体を強化しないといけなかったのう」
コナン「ああ・・・せっかくこれから薔薇色の食糞ライフを送れたっていうのにかわいそうな奴だぜ」
阿笠「なぁ・・・バーーーローー・・・わしは少しの間とは言え光彦君を救えたのかのう」
コナン「バーロー・・・あいつが学校で便器に顔突っ込んでる姿みたけどよ」
コナン「今までで一番輝いた笑顔してたぜ・・・」
阿笠「そうか・・・それならよかったのだが・・・」
闇が深そうなssだ
すみません、ものすごい編集ミスりました>>14-15の間に
コナン「その日から光彦の生活は変わった」
コナン「家に帰ったあとも食事を吐き出してしまった光彦は、仕方なく空腹のまま夜を過ごした」
コナン「元太みたく便を残したままトイレを出て行くような家族がいない以上、光彦は空腹を満たすために自分の便を食べることにした・・・しかし」
ー回想ー
阿笠「ちなみに自分の排泄物は食べれないぞい」
コナン「なんでだよ、そうなれば夢の永久機関じゃないのか?」
阿笠「何をいっとるんじゃバーーーローー、この発明は光彦君を救う発明じゃ」
阿笠「誰だって自分の糞なんて食べたいと思うわけないじゃろ?」
コナン「なるほどな」
阿笠「だから光彦君のためにも、食べれるのは他人の排泄物のみじゃ」
コナン「そんなわけだから翌日から光彦はうんこを探すために近所の公衆便所めぐりを始めた」
コナン「しかし公衆便所に残ったうんこは大体はカピカピで、とても食えたようなもんじゃなかった」
ー公衆便所ー
光彦「うう・・・なんですかこれ・・・硬いしなんか血っぽい味もします・・・」
光彦「でもこれ食べないと死んじゃうし・・・袋に入れておかないと・・・」
光彦「(こんなんじゃだめです、もっと僕はホカホカの新鮮なのが食べたいのに)」
光彦「そうだ・・・町の飲食店・・・バイキングの店にいってみましょう」
光彦「きっと便器にこびりついた新鮮なのがあるはずです」
ーすたみ○太郎米花町店ー
園子「蘭ったら、どうしたの?そんな食べてないのに?」
蘭「何か今日は朝からお腹の調子悪くって、冷蔵庫の卵賞味期限切れそうだったから使ったんだけど、それがいけなかったのかしら」
園子「もう~、今日に限ってそんな冒険しなくてもいいのに」
蘭「と、とにかく私一度トイレにいってくるわ」
園子「はいはい、いってらっしゃい」
これが>>16の続きで最後です
コナン「こうして博士の発明は一応成功という事で終わった、しかしまだ償い切れてないと思った博士は」
阿笠「出来たぞバーーーローー!記憶は引き継がれるタイム風呂敷じゃ!」
コナン「また光彦を復活させて新しいスイッチを試すみたいだ」
sageじゃなくてsagaで原文のまま書き込める
最後にひとつだけ宣伝
http://sengokugame.net/cgi-bin/sangoku/index.cgi
元々はここのゲームの光彦君を救う会用に書いたものでした
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それでは
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