司馬師「私の肉まんはどこだ?」 (7)
司馬師「昭よ、私の肉まんはどこだ?」
司馬昭「やだなぁ兄上。さっき食べたばかりじゃないですか」
司馬師「嘘をつくでない!今日はまだ一つも食べておらぬぞ!」
司馬昭(はぁ…また始まった…めんどくせ)
司馬師「何をぐずぐずしている?早く私の肉まんを持ってこい、昭!」
司馬昭「わかった!わかりましたってば兄上!ちょっと待っててくだ…」
王元姫「子上殿、ちょっと…」
司馬昭「おお、元姫!ちょうど良いところに!」
王元姫「実は…」ヒソヒソ
司馬昭「なんだと!?…ちっ、こんな時に…めんどく」
司馬師「昭、今『めんどくせ』と言ったな?愚痴を漏らす暇があったら早く肉まんを…」
王元姫「申し訳ありません子元殿。肉まんの件ですが、少々時間が掛かると思います」
司馬師「どういうことだ?」
王元姫「必ず私と子上殿で肉まんを手配いたしますので、少々お待ち頂けると助かります」
司馬師「む…元姫がそういうのなら仕方あるまい」
王元姫「ありがとうございます。では行って参ります。…ほら、子上殿」
司馬昭「はいはいっと。あーめんどくせ」
司馬師「……」
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◆
王元姫「子上殿、あれ!」
司馬昭「いたいた、あいつら何やってんだ?」
鍾会「鄧艾!お前はいつも私の邪魔を…!今日こそ決着をつけてやる!」
鄧艾「懲りぬな…鍾会殿」
鍾会「今日は肉まん大食いで勝負だ!」ニクマンドサー
鄧艾「ほう、大食いで私に勝てるとお思いか鍾会殿?」
鍾会「ふん、今のうちに吠えるがいい。英才食育の力を見せてやる!」
◆
司馬師「……遅い」
夏侯覇「お、どうしたんですか司馬師殿?」
司馬師「夏侯覇か。実は…」カクカクシカジカ
夏侯覇「なるほど。じゃあ、俺が代わりに肉まん作りましょうか?」
司馬師「何!?本当か!」
夏侯覇「いやいやいや、俺こう見えても料理は得意なんですよ!」
郭淮「げほっ、ごほっ!夏侯覇殿、私もお手伝い致しま……ごほっ!」
夏侯覇「いやいやいや、無理するなよ?郭淮」
郭淮「いえいえ、大の肉まん好きの司馬師殿のため私も…!げほっ!」
司馬師「感謝するぞ、二人とも」
◆
王元姫「子上殿、どうするの?」
司馬昭「どうするって言われても…」
鍾会「…うぐっ…」
鄧艾「いかがなされた?鍾会殿。もう限界か」パクパク
鍾会「うるさい!旧式のくせに食い意地は張っているな鄧艾!…うっ」
王元姫「…」
司馬昭「俺らの入っていける雰囲気じゃないな…。元姫、悪いが今回は兄上に我慢してもらおう」
王元姫「…そうね」
◆
夏侯覇「じゃーん!おまたせー」
司馬師「おお!でかしたぞ夏侯覇よ!」
郭淮「たくさんお召し上がりください」
司馬昭「兄上、申し訳ありませんが…って、あら?」
王元姫「これは…?」
司馬師「上手い!上手いぞ!やはり肉まんは至高だ!」モグモグ
王元姫「子元殿が笑ってる…」
司馬昭「兄上…。あんなに楽しそうな兄上は久しぶりに見たぞ」
司馬師「フハハハハハ!もっと肉まんを持ってこい!」
王元姫「うふふ…」
司馬昭「良かったですね、兄上。ありがとうな、みんな!」
END
え
無双のやつかあれは面白いな
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