一日目
珠緒「え、ニャル子ちゃんは休みなの?」
クー子「……うん、家の用事で一週間ほどいなくなる、シャンタッ君も一緒に」
珠緒「へぇ、彼女がいなくてさみしいんじゃないの? おれおれ」
真尋「まさか、静かになって違和感はあるけど一週間くらい平気だ、親離れできない子供じゃあるまいし」
クー子「……少年って親離れできてないよね?」
真尋「母さんが子離れできてないだけだ」
珠緒「ニャル子ちゃんが来る前は余市くんしか話し相手いなかったし大丈夫なの?」
真尋「主に話してたのは余市だが普通に男子の輪の中に入って話しくらいはしてたよ」
クー子「……えっ、男子に輪姦された?」
真尋「お前はいったい何を言っているんだ」
珠緒「明日になったらニャル子ちゃんが恋しくて泣いてたりしてね」
真尋「ははっそんな訳ないだろ」
二日目
真尋「ニャル子ぉぉ……ニャル子ぉぉ……」メソメソ
珠緒「……うわぁ」
クー子「……昨日の夕食あたりからこんな状態、予想をまったく裏切らない」
ハス太「朝、部屋にいないと思ったらニャル子ちゃんの部屋で寝てたよっ」
真尋「……ニャル子の匂いがするから」
珠緒「……うわぁ」
クー子「……なんならわたしが持ってるニャル子の下着ほしい?」
真尋「そんな変質者みたいな事したくない」
ハス太「彼女の部屋に入って匂い嗅ぐのもへんしつしゃだとおもうよ」
珠緒「……うわぁ」
昼食
屋上
真尋「……」
クー子「……少年?」
真尋「……空が青いな……」
クー子「……二日目から末期にならないで」
珠緒「あと5日間大丈夫なの?」
真尋「……やだなぁ……それくらい大丈夫だよ……ちょっと……心に穴が空いたというか……寂しい……」メソメソ
珠緒「でもニャル子ちゃんは幸せ者だね、八坂くんにこんなに想われてるんだから!」
珠緒(流石にこれは引くけど)
クー子「……少年、わたしが付いてる」
真尋「……ありがとう」
クー子「……寂しくなったらわたしの部屋に来て、全裸待機してる」
真尋「行かないから服は着てろ」
ハス太「そういえば家の用事ってなんだろう」
真尋「用事自体は1日で終わるらしいが高校時代の知り合いと飲みに付き合わされるんだとよ」
クー子「……六日間連続で飲みに行くんだ」
珠緒「寝取られたりして」
真尋「」
珠緒「聞いた話だけど、前々から好きな人をイースの偉大なる種族と協力して、誰にも邪魔されない次元に想い人を連れ去って」
珠緒「相手に意中の人がいても関係なく告白して唇を奪う人がいるんだって」
ハス太「それはいやだなぁ」
クー子「……相手の意中の人もろとも自分の者にすれば問題ない」
真尋「」
珠緒(これ自分の事なんだけどね)
真尋(自分がされた側だからニャル子がされても文句言えない、言うだろうけど言えない……)
珠緒「そんな事があったりして♪」
真尋「ニャル子が寝取られる……ニャル子が寝取られる……」
ハス太「くれいさん、余計酷くしないで、家でもこんな感じなるんだよっ!」
クー子「……少年、もしもの時はわたしがいる……」
真尋「もしニャル子をたぶらかした男がいるとして、高確率で相手は邪神……」
真尋「セラエノ図書館までならフォーク飛ばすだけでそいつを殺せるだろうがそれ以上遠くにいかれた場合復讐すら出来ない……」
ハス太「さらっと怖い事いわないでよぉ」
クー子「……セラエノ図書館まで届くんだ」
真尋(……僕に甲斐性ないからかなぁ……よく考えたら男らしい事1つもしていない……それに素直になれず沸点低いから子供じみてるよな……僕……)
ハス太「まひろくん?」
真尋(いつもニャル子達に守られてばかり、フォークの投擲術だけなら邪神相手にも有効なんだ、せめて自分の身は自分で守れるほど強くなりたい……そうだ……)
真尋「僕、蹴り技を0フレームで放てるだろ」
珠緒「そうなの?」
ハス太「どうしたの、いきなり」
真尋「レッグフォークぐらいなら出来そうな気がするんだけど、何か良いトレーニング方法ないか?」
ハス太「一度おちつこう、何を考えたらそんな話に飛ぶのかわけがわからないよっ」
クー子「……グルメ界に行くならお土産にGODをお願い」
宇宙居酒屋
ニャル恵「どうして原作に出れなかったのアト子ちゃんは原作に出てるじゃないですか同じニャルアニ二期オリジナルキャラ同士なのにどうしてこんなに差がついてしまったんですか――」
ニャル子「もしかして、私を呼んだ理由って愚痴話ですか?」
ニャル恵「そうよいいじゃない別にあなたは真尋さんと結ばれていい生活送ってるんですからこれくらいの愚痴聞いてくださいよそもそも――」
ニャル子(早く真尋さんとイチャイチャしたいです)
三日目
真尋(ニャル子ぉ……携帯じゃ県外、ニャル子にもらった黒い箱は緊急用だし使うのは気が引ける、ニャル子が浮気……そんな訳ないよな……でも男らしくあった方がいい)
真尋(昨日の帰り道のいつもの公園で練習したらレッグフォークが出来るようになったしいつまでもウジウジしてられない、休み時間で寝たふりとかどこのボッチだ、何か適当に話すか)
真尋「おーい、ハス太――」
健彦「今更だけど男で三つ編みってどうかと思うよ」
ハス太「えー、これはぼくの星……じゃなくて故郷の文化だもんっ」
田中「いいんじゃね? 俺の妹の学校にも男で三つ編みしてる子いるぞ」
ハス太「もしかしてあの時一緒にやきそば作らされた子かな?」
真尋(……クー子と話そう――)
クー子「……ニャル子がいなくなって寂しいから今夜珠緒の家に忍び込んでいい?」
珠緒「警察呼ぶよ?」
真尋「……」
放課後
真尋(僕、ニャル子どころかハス太やクー子にも依存しているのかな……いや、たまたま話に入るタイミングがつかめなかっただけだ、そうに違いない)
真尋「ハス太、一緒に帰ろう」
ハス太「ごめーん、今日はよいちくんとたなかくんと一緒にゲーセンに行く約束してるんだっ」
真尋「ああ、そうか、楽しんでこいよ」
真尋(……じゃなくて普通に入れてもらえばいいだろ! ボッチ道まっしぐらな考え方になってるじゃねえか! ボッチ"道"極めて"どう"するんだ!)
クー子「……心の中でドヤ顔してる所悪いけど、それほどのギャグでもないよ、ギャグになるかどうかも疑問」
真尋「心を読むな! ……そうだ、一緒に帰るか?」
クー子「……珠緒と女子会の約束したから無理」
真尋「そうか、よかったら僕も――」
珠緒「あんた男でしょ」
真尋「だよなー」
真尋(さっきのハス太で仲間に入れなかった事に焦って女子会に入ろうとした自分が恥ずかしい)
八坂家
ハス太「仲間外れにした事は謝るからおちこまないでっ」
真尋「おおおちこんでなんかないよ……」
ハス太「本当?」
真尋「ああ、空が青いなぁ……」
ハス太「ここ室内だし外は暗いよっ、後4日間大丈夫なの?」
真尋「大丈夫だ、帰りに『ニャル子』って聞こえたから声出して振り向いたらまな板がいて聞き間違いだった、周りからガン見されたけど問題ない」
ハス太「大丈夫な要素がどこにもないよ」
―――――――
――――――――――
真尋(ニャル子がいないせいで心に穴があきすぎてヤバい、まだニャル子と会って二ヶ月も経ってないのにこの先大丈夫かな……)
「――子さーん」
真尋「!?」
「――ル子さーん」
真尋「ニャル子!? 何故ニャル子がここに!? 逃げたのか? 自力で脱出を?」
フェル子「ふぇ!?」ビクッ
理樹「フェル子さーーん……はい?」
真尋(……あ、これ聞き間違いだ)
理樹「彼女はニャル子ではない」腹パン
真尋「ぐほっ!」
理樹「あ……ついノリで……」
真尋「どうしてニャル子がいないんだよ! クソッ!」
理樹「知りませんよ」
琥太郎「こーへー、あれ何してるの?」
耕平「こら、見ちゃいけないぞ」
理々「いきなり大声出して、なんなのかしら」
ベルテイン「関わらないほうが良いでありますな、良いでありますな」
ディアナ「ガルルルルルッ」
真尋「」
フェル子「大丈夫ですか?」
理樹「あの……相談くらいなら乗りますよ」
真尋「ごめん」
――――――――――
―――――――
真尋「だってその子の名前フェル子だし、まさかニャル子と二文字違いのあだ名の子がいるとは思わないだろ、そのフェル子って娘も銀髪だったし、胸はまな板だったけど」
ハス太「引くレベルでどうしようもないねっ」
真尋「その後、フェル子って子の彼氏の……確か大神理樹だったか? 中学生くらいのカップルだと思う、心配されて相談に乗ってもらった」
ハス太「初対面のアベックに気を使わせないでよっ」
真尋「実に良いカップルだった、初対面なのにすごく励ましてくれてジュースまで奢って貰い、話しているうちに以前喫茶店とランジェリーショップで会っていた事が判明した」
ハス太「年下にジュースまで奢ってもらうような状況にしないでよぉ」
真尋「うん、自分が情けない」
四日目
真尋(ハス太は休み、ルーヒーとデートするらしい)
真尋(という事で余市と話そうとしたら委員の仕事で教室にいない、クー子と話すか)
斉藤「あんたのまわりだけ暑くない?」
クー子「……代謝がいいから」
真尋(女子同士の会話に入るのは気が引ける、原作で2回しか台詞がない同級生と平然と話せるようになるとは……)
真尋(……元引きこもりのクー子でも普通に友達が出来るんだよな……)
真尋(否、ニャル子達が来る前のように男子の輪に入って話せばいいだろ、別にボッチじゃないんだ、それくらい……)
モブ男子「彼女ほしい、もしくは妹がほしい」
田中「妹いてもどうにもならねえだろ」
モブ男子「妹がいるお前が言うならそうかもな、なら彼女欲しい」
真尋(どうしよう、あの話題で入ったら絶対ウザがられる)
昼食
珠緒「八坂くん、ボッチ体質でしょ」
真尋「」
クー子「……固まらないで」
珠緒「今までニャル子ちゃんがいたし、その前は普通に男子の輪の中に入ってたし余市くんがいたからそれがわからなかったけど」
珠緒「ニャル子ちゃんに依存するようになってからそれが出来なくなり、ハス太くんすらいなくなった今、自然に入るやり方を忘れた、違うかな?」
真尋「その通りだ……」
珠緒「それにニャル子ちゃんにも強く当たる事あるんでしょ、最初の頃はフォークで刺してたって聞くし、今時亭主関白じゃ逃げられちゃうぞ」
真尋「うう……でも最初の頃はあいつが邪神という恐怖があったから――」
珠緒「邪神って聞く前からフォークで刺してたでしょうが」
真尋「そうだった……ってそこまで聞いてたのか」
珠緒「ニャル子ちゃんからだいたいの事は聞いてるよ、ニャル子ちゃんは平気みたいだけど流石に引いたよ」
真尋「……」
珠緒「以前イス香と協力して君にあたしの好意を伝えたけど」
珠緒「伝える前にその事実知ったらあんな事しなかった、100年の恋も冷めるよ、元々なんとなくで好きになってたから冷めるのも早かった」
珠緒「たぶん八坂くんと付き合ってたとしても3日も持たなかったと思う」
真尋「……」
珠緒「手伝ってくれたイス香にも申し訳ないけど、見損なったわ」
真尋「……」
珠緒「テレビで見たけどマザコンの人はDVする人多いんだって」
珠緒「ニャル子ちゃんは八坂くんにゾッコンな分もしそうなったら1人で抱え込んじゃうかもよ」
真尋「最近はフォークで刺していないしマザコンでもない」
真尋「だが沸点が低いから大丈夫かどうかと言われると……」
珠緒「邪神に関わっているんだからいちいち怒ってたら身がもたないよ、ただでさえ摩訶不思議アドベンチャーな世界に生きているんだから」
真尋「そうだな……ニャル子が帰ってきたらいっぱい甘えさせておくよ」
珠緒「それがいいね」
珠緒「でもニャル子ちゃんを甘えさせる前に八坂くんがニャル子ちゃんに甘えてる姿が目に見えて思い浮かぶなぁ」
真尋「そんな甘ったれじゃないよ」
珠緒「そうかなぁ?」ピッ
真尋『ニャル子!? 何故ニャル子がここに!? 逃げたのか? 自力で脱出を?』
フェル子『ふぇっ!?』
理樹『フェル子さーーん……はい?』
理樹『彼女はニャル子ではない』腹パン
真尋『ぐほっ!』
理樹『あ……ついノリで……』
真尋『どうしてニャル子がいないんだよ! クソッ!』
珠緒「昨日知り合いが録音したんだ、不可抗力でたまたま腐女子から回収したボイスレコーダーを作動させたらこの声が入ったんだって」
真尋「」
珠緒「世界の中心で愛を叫ぶのはいいけどまわりに迷惑かけちゃ駄目だよ?」
クー子「……うわぁ」
真尋「そういえばイス香とは連絡取ってるのか?」
珠緒「たまにね、上の許可降りないから秘密裏に連絡してるみたいよ」
真尋「いちいちこっちの時代に干渉してたら問題だからな」
珠緒「この前聞いたんだけど同僚の男性が元犯罪者のくせに自分より出世したって愚痴ってたわ」
真尋「イス動か、元犯罪者が出世って大丈夫なのか? イス香を採用する組織だし人手不足なのかな」
クー子(……少年、わたしが知らない話題のせいで話に入れない、なんでイス動が穏健派に入社しているわけ?)
真尋(設定無視して直接脳内で喋るな)
クー子(……ファミチキ買ってきて)
真尋「自分で買ってこい」
クー子「……くすん」
八坂家玄関
ピンポーン
頼子「はーい」
「すみませぇん、八坂先輩おりますか?」
頼子「?」
八坂家
ハス太の部屋
真尋「ルーヒーとはお楽しみだったか?」
ハス太「えへへ、ところでそのクッキーどうしたの?」
真尋「寄り道している間に女の子が家に来たらしく僕宛に母さんに渡したとの事だ」
ハス太「女の子?」
真尋「母さんが言うには中学生くらいで、ボトムスに赤いスカート、トップスに縦じまのセーター、黒いオーバーニーソックスの茶髪の女の子」
ハス太「ははっ、まひろくんモテモテだね、でもニャル子ちゃんがいないからってハメ外しすぎちゃ駄目だよっ」
真尋「それが……身に覚えがない」
ハス太「ふぇ?」
真尋「ニャル子と知り合うまでまったくモテなかった、後輩、先輩の付き合いもないし知り合いに中学生はいないんだ」
ハス太「そうなの?」
真尋「友達少ないし、いつも男子だけで遊んでた、ましてやニャル子達が来るまで女子と関わりすらなかった」
真尋「それがある日突然、僕宛に届いたクッキー、相手の想いを踏みにじるようで悪いが正直警戒している、なにかの事件の前触れのような気がするんだ」
真尋「邪神以外の今まで関わった事はない天空の存在に繋がる前触れとか」
ハス太「心配しすぎじゃない? その子の名前聞いてないの?」
真尋「聞いてない、考えてみたら自分より年下の知り合いすらいない自分の人脈の狭さにショックだよ、あっでもこの前の大神達は……知り合いに数えていいのか?」
ハス太「それよりももっとも心配しているのは、何かに巻き込まれるんじゃなくて、ニャル子ちゃんに知られてやきもち焼かれる事じゃないかな?」
真尋「それも……ある」
ハス太「誰だかわかるといいねっ」
クー子「……大丈夫、このクッキーおいしい」モグモグ
ハス太「いつのまにっ」
真尋「クー子が食べて平気って事は変な物入ってないのか?」
クー子「……わたしを毒味役にする少年は鬼畜」モグモグ
真尋「勝手に食ったんだろうが」
ハス太「全部地球産の一般的な材料だよっ」クンクン
真尋「じゃあ僕も」モグモグ
ハス太「1つもらうよ」モグモグ
クー子「……どうぞどうぞ」モグモグ
真尋「おいしい、手作りかな?」モグモグ
ハス太「そうかもねっ」モグモグ
クー子「……料理の腕前、ピンクの包装に赤いリボン、相当な女子力の高さ」モグモグ
真尋「お礼したいけど相手が誰だかわからないとな」
クー子「……クッキーおかわり」
真尋「半分以上食べただろ」
クー子「……猛獣に近づくから怪我をする、わたしの前に食べ物を置くからなくなる、これが自然の摂理」
真尋「ここハス太の部屋、そこに勝手に入って勝手に食ったお前の我慢が足りないだけだ」
クー子「……てへっ」
真尋「うまかったから少し怒るぞ」
クー子「……昔だったらフォークが飛んでた」
真尋「そこまで沸点低く……あったか」
ハス太「クー子ちゃん、今まで食べ物関係でトラブル起こしてそう」
クー子「……大丈夫、食べ物への欲望が抑えられなかった時はいつも持ち歩いているニャル子のパンティーを嗅いでおちつかせている」
真尋「人のパンティー持ち歩くなよ」
ハス太「ぼくの部屋にニャル子ちゃんの枕持ち込んで薬中みたいに嗅いでるまひろくんもたいがいだよ?」
ニャル子の部屋
真尋(自分の部屋では寝れず、またニャル子のベッドで寝ている自分)
真尋(これがニャル子に知られてしまったらどうなるだろう、幻滅してしまうだろうか)
真尋(だからと言って自分の部屋では寝付けない、ニャル子のいない寂しさからどうにかなってしまいそうなほど)
真尋(ハス太の言う通り人の寝床で寝るなんて変態だよ、君の寝床、ねぇ、どこってくらい、おっ、今の最近のギャグで一番だな)
クー子「……その程度のギャグで一番なんて、少年のギャグレベルは寒すぎる」
真尋「何で勝手に入ってきてるんだよ!」
クー子「……少年がそれを言うの?」
真尋「……くっ」
クー子「……どこ行くの?」
真尋「自分の部屋で寝る」
クー子「……そこで寝られるの?」
真尋「……」
クー子「……ニャル子がいなくて寂しいのはわたしも同じ、一緒に寝よ」
真尋「……その寝巻き、薄すぎないか」
クー子「……大丈夫、体温調節は自分の体温だけで十分」
真尋「そうじゃなくて……」
クー子「……童貞は捨ててるよね、なら平気でしょ?」
真尋「その理屈はおかしい」
クー子「……大丈夫、覚悟はできてるよ」
真尋「……何の話だ」
クー子「……抱かれる覚悟」
真尋「ぶっ!」
真尋「ニャル子のベッドで何やろうとしてんだ」
クー子「……大丈夫、2人ともわたしの物にする」
真尋「そうかよ……そのつもりはないが……」
クー子「……?」
真尋「お前を僕のものにする気はないが……僕が死んだらニャル子を頼む」
クー子「……考えておく」
真尋「頼んだ」
クー子「……という訳で抱き合って寝よ」
真尋「何故そうなった」
クー子「……抱き合って寝れば温かいよ」
真尋「いいよ別に、今日そんなに寒くないだろ」
クー子「……こんな薄着じゃわたしが寒い」
真尋「さっき自分で体温調節できるとかいってなかったか?」
クー子「……さっき珠緒を夜這いのために外に出たから寒い、しかも失敗した」
真尋「何やってんだ」
―――――――
――――――――――
珠緒の家
友佳「あんた誰」
クー子「……邪魔なんだけど」
友佳「邪魔しに参った」
友佳「タマ姉、変な電波ちゃんが入ってきたよ」
珠緒「わぁ、クー子ちゃん!」
クー子「……その子誰?」
珠緒「あたしの従妹の佐藤友佳ちゃん、お泊り会してるんだ」
友佳「何しに来たの?」
クー子「……夜這い」
珠緒「捨てちゃって」
友佳「OK」窓からポイッ
クー子「……あ~れ~」ドサッ
――――――――――
―――――――
クー子「……そういえば最近アト子見た?」
真尋「全然」
クー子「……今が少年を寝取る狙い時だからてっきり来ると思った」
真尋「言われてみれば……まさか何かたくらんでないだろうな」
クー子「……そうかもしれない」
宇宙居酒屋
ニャル恵「どうして原作に出れなかったのアト子ちゃんは原作に出てるじゃないですか同じニャルアニ二期オリジナルキャラ同士なのにどうしてこんなに差がついてしまったんですか――」
ニャル子「さきほどもその話聞いたような……」
ニャル恵「いいじゃない別にあなたは真尋さんと結ばれていい生活送ってるんですからこれくらいの愚痴聞いてくださいよそもそも――」
ニャル子(ヤベェ、ほぼ同じ話を無限ループしてますねぇ)
アト子「あの……何故わたくしが呼ばれたのですか?」
ニャル子「私がいない間に真尋さんを寝取ろうとするからですよ!」
アト子「バレましたか」
ニャル恵「人の話を聞いてよっ! 原作初期から名前だけ出てたからって調子乗らないでよ!」
アト子「聞いておりますよ」
ニャル子「なんくせつけるのどうかと思いますよ」
ニャル恵「うるさいっ男出来て絶対調子乗らないで、今度誰か紹介してくださああぁぁーーーい!!!」
ニャル子(約束通りの日付に帰れるでしょうか……)
五日目
真尋(よく考えたら別の布団用意して寝ればよかった気がする)
ハス太「クー子ちゃんどうしたの?」
真尋「隈が出来てるぞ、何かあった?」
クー子「……少年が求めてきて――」
ハス太「やっぱり」
真尋「嘘を言うな、って『やっぱり』って何だ」
クー子「……少年の夜泣きが酷かった」
真尋「へ?」
クー子「……自覚なかったの? 『ニャル子ぉ、ニャル子ぉ』って大泣きしてたよ、インド人と野々村議員もびっくりするほど」
真尋「……すまない」
ハス太「夜泣きは流石にどうかと思うよ、自分でなんとかできないからしかたないけど」
学校
真尋「……」ボー
ハス太「大丈夫? そんなんじゃいじめられちゃうよ?」
真尋「大丈夫、へんなちょっかいかけてくる奴はフライングフォークで全員退学に追い込んでるから……」
ハス太「変な単語が耳にはいった気がするけどまっいいや、でもそのちょうしじゃまわりが」
真尋「なるべく表面上は元気にふるまっているつもりだけどそんな風に見えるのか?」
ハス太「ニャル子ちゃんが出かけてからずっと脱け殻のようになってる、自覚ないの?」
真尋「まったく」
ハス太「ニャル子ちゃんがいないと全然だめだね」
真尋「んな独り立ちできない子供みたいに言うな」
ハス太「そんな状態で独り立ち出来るの?」
真尋「……」
ハス太「後二日間だけ、もう少しの辛抱だよ」
真尋「ああ」
真尋(独り立ちか……)
放課後
クー子「……事件が起きたから寄ろう」
真尋「わかった」
ナイトゴーント「「ウボァーーーーー!!!」」
クー子「……くらえ!」炎ボオォ
ハス太「えいっ」風ブオォ
真尋「ザコが多いな」フォークシュシュシュ
ハス太「まひろくんは後ろにいた方が……」風ブオォ
真尋「今回はシャンタッ君がいない、お前達の後ろで見守るのは心許ないだろ、上から攻撃されるだろうし」フォークシュシュシュ
クー子「……だからといってわたしたちと一緒に前線で戦うのはどうなの」炎ボオォ
真尋「このくらい平気だ、それにお前達がいるだろ」フォークシュシュシュ
ハス太「危ないまねはしないでよっ」風ブオォ
クー子「……わたしの魅力にやけどしないでね」炎ボオォ
真尋「ああ」フォークシュシュシュ
ナイトゴーント「「ウボァーーーーー!!!」」
ハス太「今度は別の事件のナイトゴーントだよっ!」
クー子「……こっちは任せて!」炎ボオォ
真尋「じゃあ僕はこっちな」フォークシュシュシュ
ハス太「余ったここはぼくがなんとかするねっ」風ブオォ
ハス太「……あれ?」風ブオォ
ナイトゴーント「「ウボァーーーーー!!!」」
ハス太「また別件のナイトゴーントだよっ!」
クー子「……説明乙」
真尋「雑魚は僕に任せてお前達は先にいけ!」フォークシュシュシュッ
ハス太「うんっ!」
クー子「……任せた」
ハス太「まひろくんの覇気に流されておいてっちゃったけどだいじょうぶかなぁ」
クー子「……心配だったけどハス太くんがいっちゃったせいでわたしもいかざるおえなかった」
ハス太「人のせいにしないでよっ」
真尋「黒幕片付いたか?」
ハス太「うん、怪我はない?」
真尋「あれくらいの雑魚平気だよ」
クー子「……少年のSAN値、大丈夫?」
ナイトゴーント「「ウボァーーーーー!!!」」
ハス太「また別件のナイトゴーントだよっ!」
真尋「雑魚は僕に任せてお前達は先にいけ!」
クー子「……わかっ――」
真尋「……あ、フォークを切らした」
クー子「……連戦だったからもうないんだ!」
ナイトゴーント「ウボァーーー!」
ハス太「まひろくん、あぶなーいっ!」
真尋「とう!」0フレームの上段回し蹴りドッ
ナイトゴーント「ウボァ!?」こめかみにクリーンヒットバタッ
ハス太(あ、蹴りだけで1匹倒しちゃってる)
クー子「……え?」
真尋「何ボーッとしてるんだ! そっちにも来るぞ!」
ハス太「あ、うん」風ブオォ
酷いなこれwww
ナイトゴーント「「ウボァーーーーー!!!」」
ハス太「またまた別件のナイトゴーントだよっ!」
クー子「……今日事件オオスギィ」
真尋「雑魚は僕に任せてお前達は先にいけ!」
ハス太「ちょっとまって! フォークの補充してないでしょ!」
真尋「レッグフォーク!」
ナイトゴーント「「ウボァーーーーー!!!」」バタバタバタッ
ハス太「……素手で無双してるね」
クー子「……さすが邪神ハンターの血を引く者、雑魚狩りはお手の物」
ハス太「ちがう、そうじゃない」
黒い仔山羊ベス「「ブメェーーー!!!」」
ハス太「うわぁ、やっかいな敵だな」風ブオォ
クー子「……前みたいに純粋酸素使えない?」炎ボオォ
ハス太「MPがたりないよっ」風ブオォ
真尋「MPって……ってかこいつこんな鳴き声だっけ?」
黒い仔山羊ベス「ブメェーー」消化液ドバー
クー子「……少年、危な――」
真尋「フォークシールド!」シュッキン
クー子「……おお、その手があったか」炎ボオォ
ハス太「わけがわからないよっ」風ブオォ
真尋「フライングフォーク!」シュッ
黒い仔山羊ベス「ブメェーー!」グサッ
真尋「レッグフォーク2連続! とどめのキャノンフォーク!」シュシュッシュッ
黒い仔山羊ベス「ブメェー……」バタッ
真尋「よし」
ロイガー「牢獄から脱出して参上!」
ツァール「邪神様のメモ帳とペンも奪還済みだ、そしてここに新たな邪神を書く事で――」
真尋「フライングフォーク!」シュッ
ツァール「邪神様のメモ帳がー!」バッ
真尋「連射型フライングフォーク! レッグフォーク!」シュシュシュシュシュッ
ロイガー「ぐはっ! 何だこの地球人、以前より強くなりすぎだぞ!」
ツァール「痛っ! 地球人に任せて惑星保護機構の2人は後ろで弁当食べてるってどういう状況だ! 仕方ない、合体!」
ツァールロイガー「「二人で一人のグレート・オールド・ワンだ!」」
真尋「キャノンフォーク!」ドシュッ
ツァールロイガー「「なんの!」」サッ
真尋「かかったな、5連フォーク釘パンチ!」ドンッ
ツァールロイガー「「ぐはっ!」」バタッ
ハス太「クー子ちゃん、まひろくんのお弁当たべちゃだめだよっ」
クー子「……ちょっとだけだから」モニュモニュ
真尋「クー子、僕の夕食のお弁当が8割ほどなくなってるんだが」
クー子「……すべて妖怪ドン・サウザンドの仕業だ」
真尋「とうっ」チョップ
クー子「……痛い、もう那珂ちゃんのファンやめる」
ハス太「ごめんね、とめられなくて」
クー子「……こんなに長い時間一緒にいるのに少年はわたしという存在を理解していない」
真尋「まだ二ヶ月も経ってねえぞ」
クー子「……わたしは環境、環境にうまく適応できないと食べ物がどんどんなくなるよ」
真尋「お前はゼブラか」
クー子「……少年はトリコ」
真尋「トリコはハス太じゃないか? 鼻良いし」
ハス太「まひろくんがそれをいってもせっとくりょくがないよっ」
真尋「え?」
六日目
真尋の部屋
真尋「」
ハス太「だいじょうぶ?」
真尋「全身筋肉痛、痛い……」
クー子「……半ドンでも学校キツそうだったね」
真尋「学校に行った記憶がない」
ハス太「ほとんど白目向いてたよ、移動もぼくたちなしじゃできなかったでしょ」
クー子「……余市と珠緒にすごく心配されてた事覚えてないの?」
真尋「うん」
クー子「……先生がドン引きしたことや、田中くんの頭にブロッコリーが生えた事も?」
真尋「まったく……」
ハス太「というかそんな状態なら学校やすめばよかったんじゃない?」
真尋「ニャル子がいなくなってから授業に身が入らなくて成績がヤバイんだよ」
ハス太「ああ、ほとんど上の空だったもんね……」
真尋「昨日、事件多すぎだろ」
クー子「……7件あった」
真尋「そりゃ体壊すよ……というかツァールロイガーの時先に弁当食べるなよ、事件解決はお前等の仕事だろ」
ハス太「もうまひろくん1人でいいんじゃないかなって思っちゃって」
真尋「あのな……投擲術は異常かもしれないけど、それ以外の身体能力は普通の人間なんだぞ」
ハス太「ふつうのにんげんはレッグフォークとかつかわないよっ」
真尋「……明日までに治さないとな」
ハス太「ニャル子ちゃんが帰ってくるもんね」
クー子「……待ち遠しい」
真尋(ニャル子の枕、戻しておかないとな……だがこの身体じゃ動くだけでキツイ)
ハス太「ところでひとが変わったように戦闘に参加してたよね、何かあったの?」
真尋「……」
クー子「……食事が喉を通らないほど怖かった」
ハス太「まひろくんのおべんとうたべてなかったっけ?」
真尋「……僕はニャル子に依存しすぎてる」
ハス太「そうだね」
真尋「もうあいつが邪神であるという事実を受け入れた、その癖いつも冷たい態度、覚悟決める前と後でほとんど変化がない」
真尋「ニャル子は自力で公務員試験を受け、社会的地位を得た、弱い面もあるけどいつもふざけられているのは心のゆとりがあるから」
真尋「一方僕はキレやすい、珠緒に言われたよ、マザコンじゃないかって、自覚はないけど母親離れできてないかもしれない」
ハス太「それでせめて強くなろうとして前線で戦ったの?」
真尋「……うん、せめて……自分の身ぐらい守りたくて……」
真尋「独り立ちできるくらいの精神がほしかった……」
ハス太「余計ニャル子ちゃんに心配かけるんじゃないかな?」
真尋「……そのためにいない間に強くなろうと――」
ハス太「それは間違ってないけど……例え投擲術やフォーク技が強くなってもまひろくんがちきゅうじんであることは変わりないでしょ」
クー子「……攻撃力が高くても防御は薄い、前線に立ってほしくない」
ハス太「もしかしたらまひろくんのせんとうのうりょくが必要なときがくるかもしれない、でもじぶんのやくめをおろそかにするのはよくないよ」
真尋「ぼくのやくめ?」
ハス太「ぼくたちのやる気アップと背後からのサポート」
クー子「……いくら強くてもスナイパーが最前線で戦ったらわたし達が困る」
ハス太「後方サポートって結構重要なんだよ」
真尋「少し……でしゃばりすぎた、ごめん」
ハス太「焦る必要はないよっ、ぼくたちのほうが年上なんだからニャル子ちゃんとくらべてせいしんねんれいが低いのはしかたないよっ」
真尋「そうだな、ハス太やニャル子は就職を経験してる、もしもの時は相談に乗ってくれ」
ハス太「うんっ」
クー子「……少年もわたし達のように精神的に立派になると思う」
真尋「元ニートでコネで就職した奴に立派な精神はないだろ」
クー子「……くすん」
七日目
真尋「ニャル子が帰ってくる日だな」
ハス太「体のほうは大丈夫?」
真尋「完治したよ」
クー子「……ニャル子ニウム補充したい」
真尋「それは僕の役目だ」
ハス太「はは、楽しみだね」
八日目
学校
真尋「……ニャ……ル……コ……ニャ……ル……コ……」ズーン
健彦「この干からびてる物体、八坂くんだよね」
ハス太「うん」
珠緒「理由はなんとなくわかるけど、どうしたの?」
ハス太「昨日戻ってくるはずだったニャル子ちゃんが戻ってこなくて……」
真尋「……ニャ……ル……コ……ニャ……ル……コ……」ズーン
健彦「これは引くね……」
クー子「……ニャル子ニウム不足中、珠緒、今日夜這い行くね」
珠緒「保健所呼ぶよ」
ニャル子の実家
ニャル子(ううっ、6日間連続で飲むのは流石の私でもやばかったです)
ニャル子(流石にこの状態では帰るのもままなりませんから実家に止まったのは良いですが、ウプッ、二日酔いがまだ治りません)
ニャル子(真尋さんに連絡するの忘れてしまいました、私としたことが)
ニャル子(早く真尋さんに会いたいです、マヒロニウム不足でおかしくなっちゃいますよ)
ニャル夫「ははは! 久々だな! ニャル子!」
ニャル子「……」無言の腹パン
ニャル夫「ぐはっ!」ドカッ
ニャル子「なんでニャル夫兄さ……じゃなくて野良ニャルラトホテプがここにいるんですか!」
ニャル子「脱走してんじゃねえですよ! あのまま処刑されてれば良いんですよ!」
ニャル夫「実は――」
ニャル子「誰が喋っていいっていいましたか! とっとと死んで斜向かいのティンダロス君のエサにでもなってろってんですよ!」バールのようなものでドカーン
ニャル夫「ぐはっ! ラノベ妹キャラにあるまじき言動!」
ニャル夫「そんなんだから逢空万太作品で兄とまともな関係を築いている可能性が存在する妹キャラが田中の妹という脇役だけになってしまうのだ!」
ニャル恵「ニャル子ちゃーん、飲みに行きましょう!」ガラガラッ
ニャル子「またですか! そうだ、とうっ」後頭部ドカッ
ニャル夫「」バタッ
ニャル子「ニャル恵ちゃん、この生ゴミあげます!」ニャル夫ポイッ
ニャル恵「お持ち帰りー!」タタタッ
ニャル夫「ぎゃああああ!!」
ニャル夫「まぁこれはこれで」
八坂家
真尋「……ニャ……ル……コ……ニャ……ル……コ……」
真尋「……ニャ……ル……コ……ニャ……ル……コ……」
真尋「……ニャ……ル……コ……ニャ……ル……コ……」
真尋「……ニャ……ル……コ……ニャ……ル……コ……」
真尋「……ニャ……ル……コ……ニャ……ル……コ……」
真尋「……ニャ……ル……コ……ニャ……ル……コ……」
真尋「……ニャ……ル……コ……ニャ……ル……コ……」
真尋「……ニャ……ル……コ……ニャ……ル……コ……」
真尋「……ニャ……ル……コ……ニャ……ル……コ……」
真尋「……ニャ……ル……コ……ニャ……ル……コ……」
ハス太「うるせぇ」サイクロンエフェクト声
シャンタッ君「み~」
ニャル子「ただいま~、いつもニコニコあなたのお傍に這いよ――」
真尋「おかえりニャル子ーー!!」ガバッ
ニャル子「にゃ! 真尋さん!?」
シャンタッ君「みみっ!?」
ハス太「わぁ、速攻で抱きしめにいったね」
クー子「……畑中恒三ばりのタックル」
真尋「ニャル子……本当にニャル子だ……」ギュー
ニャル子「あ……あの……お気持ちはうれしいのですが他のお2人が見ている手前恥ずかしいのですが……」
真尋「よかった……この前みたいにニャル子を呼ぶ声がしたと思って振り向いたらまな板が突っ立ってるような事はもうないんだ」ギュー
ニャル子「まな板? 72ですか?」
ハス太「72じゃなくて73のAなんじゃないかな? 見てないけど」
真尋「ニャル子ぉ……」ギュー
ニャル子「あのー……」
真尋「……」ギュー
ニャル子「あぅぅ……」
真尋(可愛い)
クー子(……可愛い)
この後滅茶苦茶セックスした
十日目
真尋「清清しい朝だ、おはよう」
クー子「……おっはー」
ハス太「おはよう、昨日の学校まで休んでぶっ通してお楽しみだったね」
真尋「ああ、成績大丈夫かな……連絡もしてなかったし、それはそれとして部屋の前においてくれたハストゥール製薬の精力増強ドリンク、ありがとな」
ハス太「どういたしましてっ」
クー子「……こっそり3Pに持ち込もうとしたらフライングフォーク食らうとは思わなかった、痛い」
真尋「人のまぐわいを邪魔するな」
クー子「……くすん、ところでニャル子は?」
真尋「寝てるよ、疲れたみたいだったから起こさなかった」
ハス太「ニャル子ちゃんが疲れて寝てるのにそれで平然と起きてられるまひろくんの体力はなんなんだろう」
クー子「……とうとうニャル子を越えたんだ……」
真尋「?」
ハス太「そういえばこの前のクッキーを届けた子の正体どうなってるの?」
真尋「あれか、僕にジュース奢ってくれた年下のカップルの話覚えてるか?」
ハス太「うん、という事はそのカップルの72……じゃなくてまな板の子が?」
真尋「違う違う、まな板じゃない方」
ハス太「え、彼氏さんが?」
クー子「……まな板まな板言ってるけど貧乳にも人権はあるんだからね?」
ハス太「ごめん」
クー子「……素で謝られると傷付く」
ハス太「それでなんでまな板の彼氏さんが? まひろくんのお母さんは『女の子だ』って言ってたんじゃないの?」
真尋「わざわざ女装したらしい」
ハス太「え、そういう趣味の人? まな板が泣くよ」
クー子「……わたしの事じゃないってわかっててもまな板連呼されるとわたしと72が泣くよ」
真尋「なんでも僕を元気付けようとして送ってくれたらしい、クッキーも大神の手作りだった」
クー子「……女子力高すぎ」
ハス太「初対面の相手にわざわざそこまでさせないでよ、相手がお人よしなのもあるだろうけど」
ハス太「……あれ、なんでその人まひろくんの家しってるの? 初対面でそこまで話したの?」
真尋「……相談しているうちに感極まり大泣きして1人で帰れない状態になって……」
真尋「家まで付き添ってもらった……」
ハス太「うわぁ……」
完
真尋とニャル子は共依存していると思うんだ
しかし確実に真尋はニャル子より早く寿命が尽きる
真尋は何をするべきか、手始めに真尋が生きた証としてニャル子との間にいっぱい子供を作るべきだ
という事でハス太きゅんハスハスしたい理樹きゅん琥太郎きゅんぺろぺろしたい
クー子も真尋との子供が出来れば言いなって個人的に思ってる。
面白かった。おつ
肝心の描写がないなぁ
乙
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