遊矢「塾長が!?」
柚子「6日前からずっとだって」
遊矢「それは許せないな」
権現坂「この男権現坂も一肌脱ぐぞ!」
遊矢「柚子は覗かれてないよな?」
柚子「うん」
権現坂「となると犯人は男色家というわけか」
遊矢「俺達で犯人を見つけ出そう!」
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ユート「何をやっているんだ?」
遊矢「覗き魔が現れたからその対策さ」
黒咲「瑠璃が覗かれたのか!?」
柚子「私のお父さんよ」
遊矢「それよりも、どうしたんだ黒咲?顔に殴られた後が」
黒咲「瑠璃に殴られた」
ユート「セレナだ。彼女を瑠璃と思い追いかけたら顔面をな」
遊矢「ふーん・・・セレナにか」
柚子「それでセレナはどこ行ったの?」
セレナ「私はここだ」
遊矢「今から覗き魔退治だけど」
セレナ「十代は?」
柚子「前にお別れしたでしょ」
セレナ「そうか・・・居ても居なくてもお前達を絶対に助けたりはしないからな!馬鹿馬鹿しい」
ホモは日常
遊矢「これから塾長が入浴するまで見張ってるから」
修造「すまんな遊矢」
権現坂「そして俺が塾長と共に風呂を入れば完璧だ!」
修造「大っぴらに背中の流し合いができるな権現坂くん!」
権現坂「うむ」
遊矢「柚子の前でそういう話はやめろよ権現坂、塾長」
権現坂「すまんすまん」
ユート「俺達はどうすればいい?」
遊矢「俺達と一緒に外で見張るか」
柚子「黒咲も手伝ってくれるの?」
黒咲「瑠璃の父親は俺にとっても父親だ。何ら問題ない」
遊矢「ユート」
ユート「そっとしておいてやってくれ」
遊矢「持久戦だから、ちゃんと飯を食べておこうな」
柚子「すっかり皆を纏めてるリーダーね。遊星さんや遊馬くんみたいよ」
遊矢「頼りっぱなしじゃダメだから」
黒咲「瑠璃!」
ユート「隼!瑠璃なら目の前に居るだろ」
黒咲「反抗期の瑠璃がこっちを見ている!見ろユート」
ユート「遊矢」
遊矢「セレナか?何やってるんだジーっとこっち見て」
柚子「あなたもこっちに来なさいよ!」
セレナ「ふん」
柚子「行っちゃった・・・」
遊矢「・・・あいつが覗き魔だったりして」
柚子「まさか・・・そんなわけないじゃないの」
修造「雄大な背中だね!権現坂くん!」
権現坂「いやいや塾長も立派なモノを」
遊矢「仲は楽しそうだな」
柚子「お父さんが権現坂とか・・・」
遊矢「やっぱり嫌?」
柚子「だって男同士だし権現坂は友達だし・・・」
遊矢「まあ・・・そうだよな」
ユート「ん?」
遊矢「どうした」
黒咲「足音だ・・・近づいてくるぞ」
柚子「まさか覗き魔!?」
ユート「そうとは限らないが・・・物陰に隠れよう」
北斗「あー・・・また父親の方だ・・・何やってるんだ僕は」
柚子「あ、あれって」
遊矢「志島北斗だ・・・おい!」
北斗「!?」
黒咲「貴様ァ!何をやっている!!」
北斗「く、黒咲さん!?」
ユート「前から気になっていたが知り合いなのか?」
黒咲「俺にもよくわからんが知り合いみたいなものだ」
遊矢「何で塾長を!」
柚子「答えなさいよ!」
北斗「・・・」
黒咲「さっさと答えろ」
北斗「は、はい・・・」
遊矢「柚子の入浴を撮って黒咲に媚を売りたかった?」
北斗「そ、そうだよ!」
柚子「黒幕は黒咲なのね!?」
ユート「さすがの隼でもそんな事はしない。隼なら堂々と入り込んでくる」
黒咲「俺は逃げも隠れもせん」
北斗「黒咲さんはいつも仏頂面してるから・・・わかるだろ?この人の威圧感」
遊矢「わかる・・・すごくわかる」
柚子「何か怖いよね。隣に立ってると何かしないとって強迫観念に襲われて」
遊矢「知り合いの好だから塾長には黙っておくけど」
柚子「こんな事はもうやめなさいよ!」
北斗「わ、わかったよ・・・ごめん」
ユート「これで解決か」
遊矢「そういう事さ!」
セレナ「所詮はエクシーズか、覗きなんてバカな真似をして恥ずかしくないのか」
遊矢「もう終わった事なんだから蒸し返すなよ」
セレナ「私だったらもっと徹底的にやる!」
ユート「君はどうして過激なんだ?十代との約束を忘れたのか?」
セレナ「どうして私が十代との約束を守らないといけないんだ!」
遊矢「ずっと見てただろ?」
セレナ「たまたま通りかかったら居たんだ!お前達が!」
黒咲「俺はずっと気配を感じ取ってた」
セレナ「終わったならさっさとやれ・・・」
柚子「何を?」
セレナ「・・・ガ、ガッチャとかやるんだろ・・・終わったら」
遊矢「は?」
セレナ「やらないのか?くっ・・・何がガッチャだ。恥をかいてしまったじゃないか・・・」
ユート「このままどうする?」
柚子「私の家でご飯でも食べる?」
黒咲「手料理か!?ユート!」
ユート「お邪魔させてもらう」
遊矢「セレナも来るんだろ?」
セレナ「私は馴れ合いが好きじゃない」
遊矢「またお前は」
柚子「私に任せて、十代さんも私の料理は美味しいって言ってたんだけどなぁ・・・」
黒咲「遊城十代が!?俺の許可なく瑠璃の飯を!」
ユート「頼むから大人しくしててくれ」
セレナ「べ、別に食べたくはないが・・・十代の顔を立てて食べてやる」
柚子「十代さんの話題を出せば勝手に引っかかるのよ。何かと張り合おうとするし」
遊矢「ライバルか何かだと思ってるんだろな・・・」
数日後
柚子「ねえ遊矢はお父さんと権現坂の関係どう思う?」
遊矢「・・・」
柚子「私は・・・いいんじゃないかなって」
遊矢「いいわけないだろ。もっと真剣に考えろよ」
柚子「えっ?」
遊矢「ん?どうした?」
柚子「ううん何でもない」
遊矢「?」
柚子「一瞬だけ怖い顔したけど、気のせいか・・・」
遊矢「はあ・・・付き合ってられないよ。何が悲しくてデュエリストが覗き魔退治しなきゃいけないんだ」
終
セレナチョロい
遊馬と同じ症状かと思ったけど、これは覇王のほうか
ライバルか。ライバルなら問題ないな(白目)
覇王化するのも納得
社長とユーリはまともだって俺は信じてる
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