・京太郎スレとなりますので苦手な方はそっ閉じをオススメします
・荒らしはスルーでsage進行にてお願いします
・安価要素はありません
・進行はゆっくりになると思います、大体1,2レスちまちま書いていくスタイル
・タイトルに先輩後輩と入ってますが京太郎は普通に清澄です
・スレ立ては初めてでSSも初心者なので生温い目で見ていただけると助かります
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425483907
立ててしまった……
出来るだけ頑張ってみよう
とりあえずカプ総合に投下した分の転載から
京太郎「えーと、あれとあれは買ったから次は……なんだこれ?」
京太郎「名前を見ても物が分からないし、仕方ないから部長に電話して聞いてみるか」
京太郎「ってしまった、携帯持ってくるの忘れてるじゃないか。一回戻るのも面倒だし困ったな……」
???「あの……」
京太郎「はい?」
京太郎(え、誰この美人? うちの制服じゃないし知り合いでもない、よな? というかなんで片目閉じてるんだ?)
京太郎「えーと、俺に何か用でしょうか?」
???「あ、はい。何か困っているようだったから声をかけてみたのだけどご迷惑だったかしら?」
京太郎「あー……、わざわざありがとうございます」
京太郎「実は今ちょっと部活の買い出しに来てるんですけどわからない物がありまして」
京太郎「で、部長に確認しようと思ったら携帯を持ってくるのも忘れてた事に気付いてどうした物かなと悩んでたんです」
???「成る程。もしかしたら私で分かる物かもしれないし何を探してるか教えてもらっても?」
京太郎「なんかすいません。これなんですけど分かります?」
???「ああ、これなら取り扱ってるお店が近くにあるわね。丁度私も向かう所だし一緒に行きましょうか」
京太郎「ホントですか、助かります」
???「いえいえ。しかしこれが必要となると、もしかして麻雀部の方?」
京太郎「あ、そうです。と言うことはそちらも?」
???「はい、自己紹介がまだでしたね。風越女子3年の福路美穂子と言います」
京太郎「っと先輩でしたかすいません。清澄高校1年の須賀京太郎って言います」
美穂子「別に気にしないでも大丈夫ですよ。しかし清澄……?」
京太郎「あー、やっぱり知らないですよね。なんせ今年になるまで部員数足りてなかったような部なんで」
美穂子「そうでしたか。男子のほうはあまり詳しくないから聞き覚えがないのかなと」
京太郎「あ、うちは共学ですよ。それに俺以外の部員はみんな女子ですしね。3年と2年が1人ずつで1年が3人です」
美穂子「あら、それはごめんなさい」
京太郎「いえいえ。ところで福路さんも3年生なのに買い出しなんですか?」
美穂子「ええ、私が雑用をすればその分後輩の子たちが麻雀を少しでも多く打てるようになりますし」
京太郎「え、なにそれすっごい立派じゃないですか」
美穂子「そ、そんな事ありませんよ……」
京太郎「いや凄いですって、そんな気遣い出来る人なんてそうは居ませんよ」
美穂子「えと……、ありがとうございます」
美穂子「あ、このお店です。店員さんに聞けば詳しく教えてくれるはずなので」
京太郎「すいませんわざわざ案内までしてもらって、助かりました」
美穂子「気にしないでも大丈夫ですよ。私もここと近くのお店にも用がありましたし」
美穂子「それでは私は先に別のお店に行くのでここで失礼しますね」
京太郎「はい。それでは福路さん、ありがとうございました」
京太郎(それにしても綺麗な人だったなぁ。福路美穂子さんか)
京太郎(と言ってもたまたまだしまた会うことなんてないだろうな)
美穂子(須賀さん、か。困っているようだったからつい声をかけてしまったけれど)
美穂子(背もかなり高くて少し怖いかなって思ったけれど杞憂だったわね)
美穂子(いきなり褒められたのは驚いたけれど……)
美穂子(本当は先にあのお店に行くつもりだったけどなんだか気恥ずかしくて順番を変えちゃったわ)
貴公か。早かったじゃないか……惹かれるな。
できると聞いている。期待しているぞ。
__________
______
__
京太郎「さーて今日も買い出し買い出しっと」
京太郎「男子は1人だし初心者だから仕方ないってのも分かるんだけど、俺ももう少し打ってみたいよなぁ……」
京太郎(次は……これはあの店だな)
京太郎(そういえば福路さんって凄い人だったんだなぁ。風越女子って名門らしいし、しかもそこの部長だなんて)
京太郎(そんな人が後輩のために自分から雑用をするだなんて、うちの部長にも少しぐらい見習ってほしいもんだ)
???「あら、あなたは」
京太郎「ん? って福路さんじゃないですか。こんにちは」
美穂子「はいこんにちは。覚えてくださってたんですね。須賀さんも買い出しで?」
京太郎「こちらこそ覚えてもらっててありがとうございます。そうですね、福路さんもですか?」
美穂子「ええ、ちょっと足りなくなった物があったので」
京太郎「相変わらず優しいんですね。部長さん、なんですよね?」
美穂子「そんな事は……あれ、私部長と言いましたっけ?」
京太郎「あ、いえ。前に帰った後で風越女子について聞いてみたら名門だって教えてもらったんでちょっとネットで調べてみたんですよ」
京太郎「そうしたら福路さんの名前が部長としてあったので」
美穂子「なるほど、そういう事でしたか」
京太郎「買い出しっていつも福路さんがやってるんですか?」
美穂子「いえ、そんな事はないですよ。他の子もやってくれる事もありますね。ただ私がしたいからやっているだけですし」
京太郎「やっぱり凄いなぁ。年上の人に言うのって失礼かもしれませんけど凄く立派だと思います」
美穂子「ぁぅ……」
京太郎「うちとは大違いですよ」
美穂子「え?」
京太郎「前にも言ったと思いますけど、うちって俺以外は女子でしかもみんなかなり強いんですよね」
京太郎「で、俺は全くの初心者で相手にもならないから自然と雑用担当みたいな感じに」
美穂子「それでも打ったりはしてるんですよね?」
京太郎「いや、ここ最近はよくてネトマぐらいですね。牌に触るのも掃除の時ぐらいかも」
京太郎「ま、団体戦に向けて頑張ってるみたいだし1人の初心者に付き合うよりも女子のレベルアップ狙うほうがいいでしょうし」
京太郎「あ、すいませんなんだか愚痴みたいになってしまって」
美穂子「そんな……、駄目よそれじゃ!」
京太郎「福路さん?」
美穂子「初心者だからこそ牌に沢山触れて麻雀の楽しさを知るべきなのに、それが出来ないだなんて!」
京太郎「ちょ、福路さん声大きいです。ほら店員さんが見てる」
美穂子「あ、ごめんなさい私ったらつい……」
京太郎「ちょっとびっくりしましたけど大丈夫ですよ、それにありがとうございます」
美穂子「そんなお礼を言われるような事は」
京太郎「俺自身、なんか仕方ないかなって思ったりもしちゃってたしこのままなのかなーって」
京太郎「でも今福路さんは怒ってくれたじゃないですか。だから俺も頑張ってみるべきかなと」
美穂子「さっきのは恥ずかしいので忘れてもらえると……」
京太郎「あはは。ま、部活中は無理かもしれないけど。その後だったら雀荘とかに行けば打てるだろうしそうしてみようかな」
京太郎「と言っても初心者でも大丈夫な所を調べないとか」
美穂子「あの、それだったら私がたまに行く所を紹介しましょうか?」
京太郎「あ、もしよければお願いします」
美穂子「というか私がそこで教えてあげますよ」
京太郎「いやいやいや、それは流石に悪いですって!?」
京太郎「福路さんも大会に向けての練習もあるのに俺みたいな初心者相手に時間を使わせる訳には……」
美穂子「……」ムー
京太郎(え、なんでちょっと不満そうなのこの人!?)
美穂子「須賀さん」
京太郎「あ、はい」
美穂子「私さっき言いましたよね。初心者だからこそ麻雀の楽しさを知るべきだって」
京太郎「はい」
美穂子「私は須賀さんにも麻雀の楽しさを知ってほしいんです」
京太郎「それは分かるんですが……」
美穂子「別に毎日と言ってる訳じゃありません。お互いに都合のいい時だけで構いません」
京太郎「いやでも……」
美穂子「ご迷惑、ですか?」
京太郎「それはないです! 寧ろそちらに迷惑がかかるんじゃないかと」
美穂子「私から言っているのですから迷惑な訳がありません」
京太郎「うーん、分かりました。それではお願いします。ただ絶対に無理だけはしないでくださいね」
美穂子「勿論大丈夫ですよ。それでは連絡先を交換しておきましょうか」
京太郎「そうですね、それじゃ赤外線通信が早いかな」
美穂子「あ、ごめんなさい。私携帯電話って持ってないんです」
京太郎「あれ、そうなんですか。ちょっと珍しいですね」
美穂子「お恥ずかしながら機械にはどうにも疎くて、上手く使いこなせないんです……」
京太郎「なるほどー。でもそうなるとどうしましょうかね」
美穂子「? はい、これが私の家の番号です」
京太郎「俺が言うのもあれですけど、男性に自宅の番号ってそんな気軽に教えないほうがいいと思いますよ」
美穂子「え?」クビカシゲ
京太郎(あ、この人分かってないわ)
京太郎「すいませんなんでもありません。これが俺の携帯の番号になります」
美穂子「ありがとうございます。連絡はどうしましょうか」
京太郎「えーと、そうですね。福路さんの都合のいい日が分かれば前もって連絡してもらえれば合わせるようにしますよ」
美穂子「いいんですか? 須賀さんの都合のいい日でも構いませんけれど」
京太郎「女性の自宅に電話かけるのは正直ハードル高いっす」
美穂子「??」
京太郎「あ、なんでもないです。教えてもらうのはこっちなので福路さんの都合のいい日で全然問題ありませんしね」
美穂子「分かりました。それじゃあまずは今度お店に案内する日について連絡しますね」
京太郎「助かります。ってやばいかなり時間経ってた急いで戻らないと怒られる!」
美穂子「いけない、私も早く買い出しをして戻らないと!」
京太郎「それじゃ福路さんすいません、また!」
美穂子「はい、それではまた」
__________
______
__
京太郎(結局押し切られる形になってしまった)
京太郎(そりゃ申し出自体はありがたいし、怒ってくれたのも嬉しかったけどさ)
京太郎(ちょっと警戒心なさすぎじゃね? 二回しか会ったことのない男に自宅の番号教えちゃうとか)
京太郎(女子校だからその辺りが分かってないのかね)
京太郎「それにしてもやっぱり美人だったよなー、福路さん」
♪~
京太郎「っと電話か、誰から……って早速福路さんか」
京太郎「はい、もしもし」
美穂子『もしもし。私、福路美穂子と申しますが須賀京太郎さんの携帯でよろしいでしょうか』
京太郎「はい、須賀ですよ福路さん」
美穂子『あ、良かった。須賀さん、今お時間よろしいですか?』
京太郎「ええ、大丈夫です」
美穂子『今日言ってた雀荘の件ですけれど、今週土曜日の午後はどうでしょう』
京太郎「ちょっと待って下さいね。えーと、問題なさそうですね」
美穂子『良かった。それでしたら土曜日の……そうね、13時頃に○○駅の前で待ち合わせという形でも?』
京太郎「○○駅に13時頃ですね、了解です」
京太郎「あ、そうだ。制服のほうがいいですかね?」
美穂子『うーん、私服でいいと思いますよ。部活として行く訳ではありませんし』
京太郎「分かりました。先に言っておきますけど俺本当に初心者もいい所なんで笑わないでくださいね」
美穂子『ふふ、大丈夫ですよ。そういう人に教える機会も貴重ですし結構楽しみなんです』
京太郎「そう言ってもらえると助かります。それではそろそろ失礼しますね」
美穂子『はい、それでは土曜日に。お疲れ様でした』
京太郎「福路さんもお疲れ様でした、それでは」
美穂子(ふう、流石にちょっと緊張したわね)
美穂子(須賀さんは初心者との事だし、牌に慣れてもらいながら説明していくのがいいかしら)
美穂子(私が麻雀を始めた頃に読んでいた教本とかもいいかもしれないわね、ちょっと子供向けだけど)
美穂子(うちだと完全な初心者に教える機会なんてあまりないし、他にも何か考えてみましょう)
京太郎(土曜日か、思ってたよりも早かったなぁ。他の予定入れないように気をつけておかないとな)
京太郎(大丈夫って言ってくれたけど、あまりにも酷いとがっかりされちゃうかもしれないよな)
京太郎(そうだな、せめて役ぐらいは頑張って覚えてみるか!)
__________
______
__
京太郎(教えてもらうのに待たせちゃ悪いよなって思って30分前に来たのはいいんだけど)
京太郎(なんか既に居らっしゃる!?)
京太郎(と、とりあえず声かけよう)
京太郎「福路さん」
美穂子「あ、須賀さんこんにちは。お早いですね、まだ約束の時間まで結構ありますよ」
京太郎「はいこんにちは。ってそれはこっちの台詞ですよ。待たせちゃ悪いと思って早めに来たら既に居てびっくりしました」
美穂子「ふふ、ごめんなさいね。私も案内する人を待たせると悪いかなって思ったのでつい」
京太郎「うーむ、ちょっと悔しい。でもありがとうございます」
美穂子「いえいえ。それでは少し早いですが向かいましょうか。雀荘には連絡してありますので」
京太郎「了解です。あ、そういえばその雀荘って食事は出来ますか?」
美穂子「ええ。簡単な物は作ってもらえますし、必要なら出前を取ることも出来ますよ」
京太郎「それならよかった。ちょっとバタバタしてたのでお昼食べ損ねてたんですよね」
美穂子「あら、それなら行く前にどこか寄りましょうか?」
京太郎「いえ、大丈夫ですよ。折角ですしその雀荘の料理の味もみてみたいですしね」
美穂子「分かりました。大体ここからだと歩いて10分ぐらいになりますね」
京太郎「結構近いんですね。それに通りにお店もそこそこあるから帰りに覗いても楽しそうだなぁ」
美穂子「そうですね。商店街という程でもないけれどお店は割りとあるほうかもしれません」
とりあえずあちらに投下した分+1レスだけどここまで
>>5
来るの早いよ!?
いらっしゃいませ、ちまちまスタイルになると思いますがよければお付き合いくださいな
たて乙
この組み合わせは好きだから期待
乙です
おつー
キャップ可愛い
期待させてもらおう
おつ
おつおつー
固定ヒロイン・・・だよね?
非安価でこういうのは大好物です(^q^)
乙
ついにスレ立てたか…
催促されても気にせずゆっくり自分のペースで書いていってよ
乙ありがとうございます
マイペースに更新していくと思います
土日は仕事が忙しいので基本的に投下はありません
>>16
はい、固定ヒロインですね
Janeに記憶させようと思って失敗したorz
乙
とうとう立ったか、ガンバレ
立て乙
向こうでスレ立て期待した一人として楽しみにしてる
頑張ってください
このカップリングは俺得なので頑張ってほしい
乙です
期待してます
乙です。
京キャプ好きですわー
乙です
乙です
京キャプ大好きだから期待してます
乙乙
ゆっくりでいいのでじっくり丁寧に書いて行って欲しいね
先の話かもしれないけどくっついた後のいちゃいちゃも是非お願いしたい
人が増えている!
京キャプ好きな人が居て嬉しいです
とりあえず2レスぐらい、とても亀進行
>>28
いちゃいちゃですか、書けたら書きたいですねー
いつくっつくのかもまだ未定な状況ですが
美穂子「あ、着きましたね。ここが話していた雀荘です」
京太郎「へえ、結構おしゃれな外観なんですね。なんか雀荘って怖いイメージがあったんですけど」
美穂子「あら、今はこんな感じのお店は結構多いと思いますよ」
京太郎「そうなんですね。初心者なんかが行ったらいい鴨にされるんじゃないかって勝手に思ってたんですよね」
京太郎(染谷先輩に聞かれたら怒られそうだな。先輩のとこもこんな感じなのかね)
美穂子「そういうお店が無い、とは言いませんけどね。ここは大丈夫なので安心してくださいね」
京太郎「はい、それは勿論。福路さんが紹介してくれる所ですしね」
美穂子「もう……、それじゃあ入りましょうか」
カランカラン
???「いらっしゃいませー」
美穂子「マスター、お邪魔します」
マスター「お、美穂子ちゃんいらっしゃい。聞いてた時間より早いみたいだけど」
美穂子「実は二人共早く待ち合わせ場所に着いちゃいまして、それなら向かおうかって」
マスター「なるほどね、てことはそっちの子が」
京太郎「はじめまして。須賀京太郎と言います」
マスター「須賀くんね、よろしく。店長でもマスターでも好きに呼んでくれたらいいよ」
京太郎「よろしくお願いします。それではマスターで」
マスター「それじゃ聞いてた時間より早いけど早速やるかい?」
美穂子「あ、それなんですけど。須賀さんが昼食がまだだそうなので先に食事でお願いします」
京太郎「すいませんがその方向で」
マスター「おっけー、それじゃメニュー見て決まったら声かけてね」
京太郎「へー、結構色んなメニューがあるんだなぁ」
美穂子「マスターが料理好きなんですよ、だから色々美味しいものが多いですよ」
京太郎「それは楽しみだなー。よし、決めたっと。福路さんはどうします?」
美穂子「私は食べてきましたのでドリンクだけにしておこうかしら」
京太郎「了解です。すいませーんオーダーお願いします」
店員A「はーい」
京太郎「えーと、俺はカルボナーラとジンジャーエールでお願いします」
美穂子「私はアイスレモンティーで」
店員A「はい。ジンジャーエールはいつお持ちしましょう?」
京太郎「料理と一緒で」
美穂子「私のほうもそちらの料理と一緒にお願いします」
店員A「かしこまりました。それではしばらくお待ちください」
美穂子「えーと、それでは須賀さんが今どのぐらい麻雀の事を分かっているかを確認したいのですが構いませんか?」
京太郎「はい、大丈夫ですよ。あ、でもその前に福路さんにお願いしたいことが」
美穂子「お願い、ですか?」
京太郎「ええ。年上の人にさん付けで呼ばれたり敬語で話されるとちょっと落ち着かないと言うか……」
京太郎「もしよければもう少し適当な感じって言ったらあれですけど、楽な感じで話してもらえると嬉しいかなって」
美穂子「……」
京太郎「ってごめんなさい。まだ数回会った程度なのに失礼ですよね」
美穂子「あ、いえ。そういう事なら……須賀くん、でいい?」
京太郎「あ、はい。それでお願いします」
京太郎(自分で頼んでおきながらくんで呼ばれたらちょっとドキッとしちゃったよ)
美穂子「男性と話す機会があまり無かったからどうすればいいのかなって私もよく分かってなくて」
美穂子「こうやって言ってもらえたほうが助かるわ」
京太郎「それなら良かったです。凄い失礼な事言っちゃった気がして正直かなり焦ってました」
美穂子「ふふ。あ、でも口調に関しては少しずつでお願いしますね。自然と普段の口調が出るまではもう少しかかりそうですし」
京太郎「全然大丈夫ですよ、こちらが我侭言ってるようなものですしね」
店員B「お待たせしましたー」
美穂子「あ、料理来ちゃいましたね」
京太郎「と、本当だ。すいません話の腰を折ってしまって」
美穂子「いえいえ。それじゃ麻雀に関しては食事が終わってからにしましょうか」
京太郎「はい」
今回はここまで
もう少し纏めて投下するようにしたほうがいいんだろうなーと思いつつも固まった部分を書き出しているのでこんな感じになってます
乙
2人ともいいぞーいいぞー
乙です
投稿時はあげてもいいかもね
そのうちマスターにひやかされそうだ
乙です!!
乙ですー
これは期待
投下の際だけあげてみますかー
今からまた2レスほど
京太郎「はー、美味しかった」
マスター「そりゃ良かった」
京太郎「あ、マスター。ごちそうさまでした」
マスター「お粗末さまでしたっと。それじゃ卓の準備は出来てるからそろそろ始めるかね?」
美穂子「そうですね、それじゃあ須賀くん」
京太郎「はい、よろしくお願いします」
マスター「卓にはあの子らが居るから何かあればあの子らに言ってくれたらいいから」
美穂子「わかりました」
店員A「お待ちしてましたよー」
店員B「こちらにどうぞ」
京太郎「あ、さっきの店員さん。麻雀も打たれるんですね」
店員A「そうですね、こういうお店だと採用条件に麻雀が打てる事っていうのは割りと多いですし」
店員B「麻雀がそれなりに打ててウェイトレスも平気ってなるからちょっと敷居高い部分もありますけどね」
京太郎「なるほど。結構大変なんですね」
店員B「楽しいから大丈夫なんですけどね」
店員A「そうそう、麻雀好きだからここで働いてるんだしね」
京太郎「納得です」
美穂子「さてと、一応須賀くんが初心者ということは伝えてあるんですが。どのぐらいなのかは分からないので教えてもらえるかしら」
京太郎「はい。えーと、麻雀自体今回高校に入って入部してから初めてやったって感じです」
京太郎「役はかろうじて一通り覚えたとは思うんですが、ちょっとあやふやな部分がありますね。点数計算はまださっぱりかも」
京太郎「流れの中でどの役が狙えるとか考えるのは正直難しいです。当然ながら他家や場の流れをみたりもさっぱりですね」
京太郎「部活仲間と打ってた時はほとんど上がれないしよく飛ばされてました」
京太郎「……言っててなんか情けなくなってきた」
やっふいまってた!
美穂子「大丈夫、始めたばかりなんですから。それに他のメンバーは経験者でそれなりに強いとの事ですし」
店員A「ですねー、最初からやたら強かったら怖いですよ」
店員B「稀にそんな人も居るんですけどね。世界が違いますあれは」
京太郎「ありがとうございます。そうですよね、最初からそんな上手く行くなんてそうありませんよね」
美穂子「ところで気になったんですけど、清澄って指導者は居ないんですか?」
京太郎「あー、居ないですね。名前だけの顧問は居るみたいなんですけど部室で見たことありませんし」
美穂子「そうですか……、その状況で1人だけ初心者だと確かに難しいかもしれません」
店員B「人に教えるのって中々難しいですしね」
店員A「高校ぐらいだと感覚で打ってる人も多いだろうし」
京太郎「確かに一部の部員は説明聞いても何言ってるのかさっぱり分かりませんでしたよ」
美穂子「大体分かりましたし、実際に打ってみましょうか」
京太郎「はい」
美穂子「最初はそうね……、須賀くん以外の三人はリーチ無し・ロン無しで東風戦にしてみましょう」
美穂子「須賀くんは普通に……、と思ったけれど鳴きは無しにしましょうか」
京太郎「了解っす。鳴けるからって鳴いてたら役無しとかネトマでも結構あったなぁ」
美穂子「ええ、それもあるし。まずは自分の自摸で役を作る事から覚えたほうがいいと思いますからね」
美穂子「場の流れなんかも最初は無理に意識しないでやってみてください」
京太郎「わかりました。和了れるといいんだけどなー」
美穂子「それでは始めましょうか。よろしくお願いします」
京太郎「よし、よろしくお願いします」
店員A「よろしくおねがいしまーす」
店員B「よろしくお願いします」
今回はここまで
初指導開始 びっくりするぐらい話が進みません
>>1は麻雀は正直あんまり詳しくないので見当外れな指導内容が出たりすると思いますがそこは目をつむってください
闘牌描写なんかも基本的には出てこないと思います
前にも書いたように土日は仕事の関係もありおそらく投下は無いと思います、余裕があれば1,2レスは書けるかなぐらいで
おつよー
おつー
のんびり待ってます
乙ありがとうございます
次の投下はもう少し纏まった量が出来るように頑張ってみます
【fusianasanトラップ】をしかけますたw↓
-残り1レス-
乙です
ん?
何これ…?
スマホで良かった
>>45-48
携帯でfusianaしつつ自演荒らしとか焼かれたいのかな
焼かれたいんでしょ
乙
期待してる
乙
ゆっくりでもエタらずに続けてくれたらいいのよ
京キャプと聞いて
乙乙
京キャプ京キャプ
こんばんは。土日は死んでました
とりあえず1つのシーンが終わる所まで書けたら投下する形式にしてみようかなと思います
早ければ今日のうちには最初の雀荘でのやり取りは投下出来るかも
これ>>45とかって何かしたほうがいいんですかね
ただの荒らしだからスルーでいいんだよ
vipでも同じことやってたな
なるほど、それじゃスルーしておきます
>>55
了解です
こんばんはー。とりあえず出来ましたので投下していきます
1レス辺り何行ぐらいまで貼れるのか分からないので探りつつになりますが
美穂子「お疲れ様でした」
京太郎「ふう、お疲れ様でした」
A・B「お疲れ様でしたー」
美穂子「どうでした?」
京太郎「一応和了ることも出来たし、その時は嬉しかったんですけど」
美穂子「けど?」
京太郎「どちらかと言えばみなさんが凄いなーってそっちのほうが大きいかもしれません」
美穂子「そう感じた理由を教えてもらえますか?」
京太郎「えーと、今回のルールだと俺からのロン和了りってみなさん出来ないじゃないですか」
京太郎「だから俺がみなさんの当たり牌捨て切ったりした場合も当然あったと思うんです」
京太郎「そういう時にもしっかりと手を組み替えて和了ってるのを見たら流石だなって」
三人「……」ホー
京太郎「あ、あれ。俺なんか変な事言いました?」
美穂子「ああいえ、そうじゃないの」
店員A「寧ろ変な事を言わなかったから驚いたというか」
店員B「こら。でも失礼ですが思っていたよりも周りの事が見えているんだなって」
店員A「うんうん。初心者さんって自分のとこしか見る余裕ない人が多いしね」
京太郎「あー、なるほど」
京太郎「部活内で打ってた時って何が起きてるのか分からないうちに飛ばされたりとかそんなのが大半で」
京太郎「その時に比べたら今回はまだ余裕がありましたから。と言っても皆さんの待ちとかはさっぱり分かりませんけどね」
店員B「そういう事でしたか。待ちの読みなんかは経験の部分がかなり大きいので数をこなすのが一番ですね」
店員A「そうそう。勿論さっきみたいに考える余裕がある場合はだけどねー」
店員B「ですね。先程言われていたような環境だと中々身につかないでしょうし」
京太郎「その辺りはスポーツと同じなんですね。あっちも実力差ありすぎるとあれですし」
店員A「そだねー。スポーツ経験者なの?」
京太郎「ええ、中学の時はハンドボールやってたんですよね」
店員B「ハンドボールですか、結構珍しいですね」
店員A「背も大きいからバスケとかかなって思った」
京太郎「まあ確かにメジャーって感じじゃないですからねぇハンドは」
店員A「でもそれがなんで高校だと麻雀部なの?」
京太郎「あー……、まあちょっとありまして。高校では何か違うことをやってみようかなって思ったんですよね」
店員B「そうでしたか。麻雀自体には元々興味があったんですか?」
京太郎「いや、それが全く。身体動かすほうが好きだったのもあって見たこともほとんどありませんでしたし」
京太郎「ちょっとしたきっかけが無ければ麻雀部に入ってなかったんじゃないかなぁ」
店員A「なるほどねー」
美穂子「さて、お話もいいけれどそろそろ続きをやりましょうか」
京太郎「あ、はい。そうですねつい脱線しちゃいました」
美穂子「いえ、構いませんよ。楽しそうでしたし」ニコ
京太郎(なんかちょっと怖い……)
京太郎「えと、俺なんかやらかしちゃいました?」
美穂子「? 特に何もありませんけれど、どうかしたんですか?」
京太郎「あ、いえ。それなら大丈夫です、はい」
店員A(へー)
店員B(無意識、みたいですね)
美穂子「次は半荘でやってみましょうか。ただしさっきとは少し変更して、東場は先程と同じ条件だけど南場は私達も普通に打ちましょう」
美穂子「須賀くんは南場でも鳴きは無しでやってみてくださいね。東場の時に周りを見て、それを元に南場は頑張ってね」
京太郎「うっす。大変そうだけどなんとかやってみます」
美穂子「それではよろしくお願いします」
三人「よろしくお願いします」
__________
______
__
マスター「おう、おつかれー」
美穂子「あらマスター、お疲れ様です」
マスター「ほらこれ、そこでぐったりしてる須賀くんにと思ってね」
京太郎「ぅぁー」
美穂子「でも私達何も注文してませんが……」
マスター「ああ、サービスだよこれは。かなり頑張ってたみたいだしね。あんたらのも勿論ある」
A・B「やったー」
マスター「お前らのは給料から引いとくけどな」
A・B「鬼!」
マスター「はは、冗談だよ」
美穂子「ありがとうございます。須賀くん、折角ですからいただきましょう」
京太郎「うぅ、ありがとうございます。いただきます」
京太郎「うお、すっげー美味い。これもマスターが?」
マスター「ありがとさん。そうだよ、ここで出してるのは全部私の手作りだ」
美穂子「本当に美味しいですよね、作るのも早いですし尊敬しちゃいます」
マスター「よく言うよ、美穂子ちゃんだって料理かなり上手いくせに」
京太郎「へー、そうなんですか」
美穂子「わ、私はそんな大したことはないですよ」
マスター「本人がそう言うなら別にいいけどさ。ところで麻雀のほうはどうだった?」
京太郎「すっげー疲れました。長い時間頭使って集中するとここまで疲れるとは思ってなかったっす」
美穂子「凄く集中してましたもんね」
店員A「やっぱりスポーツやってたからなんですかねー、集中力とんでもないと思いますよ」
店員B「最後の方でなんだか別人みたいに感じた局もあった気が……」
美穂子「ありましたね。あの局は私達三人がテンパイしたのに全部回避していましたし」
京太郎「結局上がれませんでしたけどねー、俺だけノーテンだったし」
マスター「いや、それ普通に凄いと思うんだが」
京太郎「へ?」
マスター「手加減してたとは言え三人の当たりを回避し続けたってのは十分すぎる」
京太郎「そうなのかー。と言ってもあれまたやれって言われても多分無理っすけどね」
美穂子「あの局で見せた集中力があってこそなんでしょうね」
京太郎「だと思います。あの後一気に疲れちゃいましたし」
店員B「集中力も切れてしまった感じでしたね」
店員A「うん、目に見えてミス増えてたかな」
京太郎「ですよねー。それにしても同じ時間打ってたのに俺だけダウンして皆さんはまだ余裕って感じなのがちと情けない」
美穂子「こればっかりは私達に一日の長がありますからね」
店員B「普段運動しない人が運動部の練習に付いてこれないのと同じような物って考えればいいですよ」
京太郎「あー、そう言われると凄く納得しました」
美穂子「さてと、それじゃあ今日はこのぐらいにしておきましょうか。結構いい時間ですし」
京太郎「うわ、いつの間にこんな時間に」
店員A「対局って結構時間かかりますからねー。今日は回数もこなしてましたし」
店員B「私達も一つの卓で長時間というのは滅多にないですね」
京太郎「ずっと付き合ってもらってましたもんね、ありがとうございました」
店員A「高いよー?」
京太郎「まじで!?」
店員B「こら。冗談ですって」
京太郎「あー、良かった」
美穂子「ふふ」
マスター「それじゃお帰りかな」
美穂子「そうですね。須賀くんももう大丈夫?」
京太郎「はい、もう大丈夫です」
マスター「そりゃよかった。んじゃ代金はこれね、よろしく」
京太郎「え、安くないですこれ?」
マスター「うちは学割効くしね。それに須賀くんはこれからも来てくれるんだろう?」
京太郎「そのつもりです。雰囲気も良かったし料理も美味しかったですからね。福路さんに教えてもらう時以外にも1人で来ようかなって」
マスター「うん、だから常連割引も今回から適用しておいたのさ」
京太郎「なるほど。ありがとうございます」
美穂子「私からもありがとうございます」
マスター「いいっていいって。美穂子ちゃんが男の子連れてくるなんて珍しかったしね」
美穂子「ちょ、ちょっとマスター! 須賀くんとはそんなのじゃ」
マスター「ん? 私は珍しいとしか言ってないぞ?」
美穂子「ぁぅ……」
マスター(かわいい)
京太郎(かわいい)
店員A(かわいい)
店員B(かわいい)
京太郎「マスター、福路さんからかっちゃ駄目ですって」
マスター「悪い悪い、ついね」
美穂子「もう……」
マスター「それじゃまたおいで」
京太郎「はい、ありがとうございました」
美穂子「ありがとうございました」
京太郎「福路さん、今日は長い時間ありがとうございました」
美穂子「どうしたしまして。須賀くんはどうだった?」
京太郎「疲れたけど楽しかったですね。分からなかった事が分かるようになったりとかもありましたし」
美穂子「それなら良かったわ」
京太郎「これからも行ける時は行こうと思ってますしね」
美穂子「あ、それなんだけど。店員さんと打つのはいいけれど、まだ暫くの間は他のお客さんと同じ卓に入るのは控えておいてくださいね」
京太郎「あー、確かに他のお客さんに手加減してくださいとかお願いしないと駄目になっちゃいますもんね。了解です」
美穂子「ごめんなさいね。須賀くんとしては色んな人と打ってみたいかもしれないけれど」
京太郎「いえ、大丈夫ですよ。自分がまだまだだってのも分かってますし」
美穂子「ありがとう。あ、そう言えば渡しておくものがあったの」
京太郎「?」
美穂子「これ、私が麻雀を始めた頃に読んでいた教本なんだけれど。もし良かったら読んでみて」
京太郎「いいんですか?」
美穂子「ええ、流石に今はもう読んでないし。ただ、ちょっと小さい子向けではあるかも」
京太郎「今の俺だったらそのぐらいのほうが分かりやすくていいかもしれません。それじゃお借りしますね」
美穂子「はい、どうぞ。返すのはいつでも大丈夫だから」
京太郎「ありがとうございます。そういえば福路さん、大分口調変わってきましたね」
美穂子「まだちょっと違和感はあるんですけどね。もう少しかかると思っていたのだけれど、一緒に卓を囲んだからかもしれませんね」
京太郎「なるほど。おっと駅に着きましたね」
京太郎「って行きに見かけた店に寄るのすっかり忘れてたなぁ」
美穂子「言われてみれば……、どうします?」
京太郎「んー、どうせこれからも来ますしその時にでも寄ってみるとしますよ」
美穂子「分かりました。それじゃあここでかしらね、お疲れ様でした」
京太郎「お疲れ様でした、今日は本当にありがとうございました」
美穂子「こちらも楽しかったので大丈夫ですよ。また都合のいい日が分かったら連絡しますね」
京太郎「了解です。それまでに勉強して少しでも上手くなってみせますよ」
美穂子「ふふ、それは楽しみにしておかないといけませんね」
京太郎「それじゃ福路さん、さよならー」
美穂子「はい、さようなら」
指導初日がなんとか終わったので今日はここまでです
大会までに何回ぐらい機会作れるのかなーと思いつつ
乙!
>美穂子「ぁぅ……」
かわいい
乙でした
乙
雰囲気めっちゃ良くて好き
店員ABは女性かな…?
無意識に嫉妬してるキャプテンが可愛かった
乙
(かわいい)
おつおつー
本っとかわいいなこのひとは!
キャプテン可愛いんだし!
乙!!
キャップ(かわいい)
乙ですー
乙ありがとうございますー
次の場面どうするかを考え中
店員はどちらも女性ですね
こんばんはー
なんだか勢いで次の部分出来たので今から投下します
__________
______
__
京太郎「あ、福路さんこんにちは」
美穂子「あら、須賀くんこんにちは。今日も?」
京太郎「です。なんかもう当たり前みたいになってる気もしますよ」
美穂子「なんとかしてあげられたらいいのだけど……」
京太郎「あはは、大丈夫ですよ。ネトマしたり牌譜整理なんかでも勉強になりますしね」
京太郎「前までだったら惰性でやってるだけになりがちだった物でも、少しでも分かる部分が増えたら結構楽しいもんですよ」
美穂子「うーん……」
京太郎「それにほら、そのうち強くなってみんなを驚かしてやれるかもしれませんしね」
美穂子「もう、須賀くんってば。分かりました、これ以上は何も言わないでおくわね」
京太郎「ありがとうございます。と言うか福路さんこそまたですか」
美穂子「確かにそうだけど、今日は息抜きも兼ねてるのよ」
京太郎「息抜き?」
美穂子「ええ。みんな大会に向けて頑張っているし、当然私もそうだから部室に居るとどんどん打ってしまうのよね」
美穂子「だからたまにはこうやってしっかりと休憩を、ね」
京太郎「あー、そういう事でしたか。確かに同じ部室内だと休憩してても意識が麻雀に行ってしまうって感じですかね」
美穂子「そういう事なんです。なので今の私は悪い子なの」
京太郎(何この人かわいい)
美穂子「あ、そうだ須賀くん」
京太郎「はい、なんでしょう?」
美穂子「今日の部活後は時間あるかしら?」
京太郎「えーと、大丈夫ですね。雀荘行こうかなって思ってましたし」
美穂子「それなら丁度良かったわ。一緒に行きましょう、私も今日は大丈夫ですし」
京太郎「お、それは嬉しいですね。是非よろしくお願いします」
美穂子「部活が終わってからだと少し遅くなるけれど」
京太郎「俺は問題ないですね。福路さんは家に連絡しておかないで大丈夫ですか?」
美穂子「そうね、連絡しておかないと」
京太郎「よかったら俺の携帯使いますか?」
美穂子「わ、私が触ったら壊れないかしら……?」
京太郎「電話かけて話すだけで壊れることはないと思いますが……」
美穂子「で、でもね。私が機械を動かそうとすると暴走したりするの」
京太郎「なにそれ怖い」
美穂子「だから、ね?」
京太郎「うーん、それじゃ俺がかけるところまでやりますんで福路さんは通話だけにしましょう。話すだけなら流石に大丈夫でしょう」
美穂子「わ、分かりました。それでお願いします」
京太郎「えーと、福路さんの家の番号はっと……。あったあった。はい、それじゃあかけましたんで」
美穂子「は、はい」
美穂子「あ、お母さん。私、美穂子。うん、ちょっと後輩の子の携帯を借りてかけたの」
美穂子「もう、そんなに驚かなくてもいいじゃない! えっとそれでね、今日なんだけどマスターの所に部活の後行こうと思うから帰るの少し遅くなると思います」
美穂子「うん、食事もマスターの所で食べるつもりだから大丈夫」
美穂子「うん、分かってる。それじゃあ切るね」
美穂子「……これどこで切るのかしら」
京太郎「あ、こっちでやりますんで渡してください」
美穂子「あ、ごめんなさい。ありがとうございました」
京太郎「いえいえ、どういたしまして」
京太郎「それにしても携帯から電話しただけでお母さんに驚かれるってよっぽどですね……」
美穂子「もう、さっきのは忘れてくださいよ」
京太郎「はは、了解です」
美穂子「お話しててそこそこ時間も経ったしそろそろ戻ったほうがよさそうね」
京太郎「おっと確かに。あんまり遅くなると怒られるな」
美穂子「それじゃあお互いの終わる時間が同じぐらいかは分からないですし、雀荘で合流にしましょうか」
京太郎「そうですね、それがいいと思います」
美穂子「では須賀くん、また後でね」
京太郎「はい、また後でー」
__________
______
__
京太郎「お邪魔しまーす」
マスター「お、いらっしゃい。美穂子ちゃんもう着てるよ」
京太郎「あー、こっちのほうが遅かったか」
マスター「ま、ついさっきだけどね」
京太郎「なるほど。あ、今日も後で食事注文しますんでよろしくお願いしますね」
マスター「おーらい、なんでも頼みなさい。メニューにある物なら」
京太郎「マスターの料理どれも美味しいから楽しみですよ。それじゃまた後で」
京太郎「すいませんお待たせしました」
美穂子「大丈夫ですよ、マスターの言ってたように私もさっきですからね」
京太郎「それなら良かったです」
店員A「おうおう、私は待たされたぞー?」
店員C「まったくだな」
京太郎「マスター、不良店員がここに居ますよー」
二人「すいませんでしたー!」
京太郎「許す」
美穂子「ふふ、何やってるんですか」
店員A「いやー、ついね」
京太郎「あ、ドリンクのオーダーお願いします。俺はホットコーヒーで、福路さんはどうします?」
美穂子「うーん、そうね。林檎ジュースにしておこうかしら」
店員C「ホットコーヒーと林檎ジュースね。食事は?」
京太郎「うーん、まだちょっと早いし後でまた頼みますよ」
美穂子「私もそれでお願いします」
店員C「了解、それじゃお待ちください」
美穂子「それじゃあ飲み物が来たらまず一度打ってみましょうか」
京太郎「はーい」
美穂子「須賀くんは最初はこの間と同じでやってみてもらえるかしら」
京太郎「了解です」
美穂子「で、それが終わってから改めて考えるつもりだけど、今日は鳴きも有りにしてみようかと思っています」
京太郎「おお」
美穂子「自摸のみで手を作るのは大変だったと思いますが、鳴きも可能になれば手は大分早まります」
京太郎「はい」
美穂子「ただし、鳴くことにより点数が下がるケースは多いですし。鳴けるから鳴けばいいとはいきませんので注意してくださいね」
京太郎「了解です」
美穂子「ただ最初はどのタイミングで鳴くのがいいかも分からないでしょうし鳴きすぎない、ぐらいで考えてもらえれば」
京太郎「ふむふむ……」
店員C「ドリンクお待ちー」
京太郎「なんか飲み屋っぽい」
店員C「気のせい気のせい。はい林檎ジュースとホットコーヒー」
京太郎「ありがとうございます」
美穂子「ありがとうございます。CさんとAさん、今から入ってもらってもいいですか?」
店員C「あいよー」
店員A「まっかせてー」
京太郎「よし、今日も頑張ってみよう」
美穂子「その意気です。それではよろしくお願いします」
三人「よろしくお願いします」
__________
______
__
美穂子「お疲れ様でした」
京太郎「お疲れ様でし たー」
店員A「お疲れ様でーした」
店員C「お疲れ様」
美穂子「須賀くん、大丈夫……?」
京太郎「なんとかー。鳴きが入ると考える事が一気に増えたんでそのせいです、はい」
店員A「普通にやる分には結構平気になってたんだけどねー」
店員C「ま、やってればそのうち慣れる」
京太郎「あれですねー、ネトマだったら鳴ける時って自動で選択肢出るから凄い楽なんだなって改めて思いました」
美穂子「へえ、そんなに親切なんですね」
京太郎「ですです。初心者向けのとこだとフリテンかどうかも教えてくれたりもありましたね」
美穂子「そんな所までとは、凄いですね」
京太郎「でもそれに慣れちゃうと駄目でしょうねぇ、どういう状況でそうなってるのかって考えるのが大事だと思いますし」
美穂子「そうね、そこは凄く大切ですよ」
京太郎「そういえば今日は東風戦ばっかりでしたけど何か理由が?」
美穂子「ええ。インターハイの個人戦予選は東風戦で行われるから、それに慣れるためにですね」
京太郎「おおう、そうだったんですか。その辺のことも全然知らないな俺」
美穂子「説明とか無かったの?」
京太郎「聞いた覚えないですねぇ。女子の団体戦の話は聞いてますけど」
美穂子「一度しっかりと確認しておいたほうがいいと思うわ」
京太郎「ですね。大会ちゃんと出れるかも確認しておかないと」
店員A「はーい、マスターからの差し入れ持ってきたよー」
京太郎「おっと、今日もいいんですか。ありがとうございます」
美穂子「マスター、ありがとうございます」
マスター「いいって事」
美穂子「それじゃあこれを頂いたら帰りましょうか」
京太郎「そうですね、結構な時間になってますし」
マスター「ちゃんと美穂子ちゃん送っていくんだよ」
京太郎「勿論ですって。まあ駅までなんですけど」
美穂子「それでも助かりますよ。明るい道とは言え遅くなるとやっぱり少し怖いですし」
京太郎「それならいいんですけどね。駅からは大丈夫なんですか?」
美穂子「ええ、バスがあるしバス停がうちの目の前だから」
京太郎「あ、それはいいですね」
美穂子「何かと便利ね、やっぱり」
京太郎「ふぅ、ごちそうさまでした」
美穂子「ごちそうさまでした。今日も美味しかったです」
マスター「お粗末さま、それじゃまたおいで」
京太郎「はい、それではまた」
美穂子「失礼します」
店員A「またねー」
店員C「毎度有難うございましたっと」
京太郎「あ、そうだ。福路さんにちょっと聞きたい事が」
美穂子「何かしら?」
京太郎「言い難いことだったりしたらすいません。右目って悪いんですか?」
美穂子「ああ……。いえ、そういう訳ではないの。ただちょっと」
京太郎「あー、事情があるんですよね。すいません失礼な事聞いてしまって」
美穂子「ううん、須賀くんが謝ることはないわ。そうね……、次に教える時に説明します」
京太郎「いいんですか?」
美穂子「ええ、今すぐはまだ少し整理出来ていないけど、次までには大丈夫だと思うから」
京太郎「わかりました、それじゃ次の機会まで待ってますね」
美穂子「ありがとう」
京太郎「福路さんがお礼言うのもなんか変なような、寧ろこっちが言うべきというか」
美穂子「ふふ、じゃあお互い様ということにしましょう」
京太郎「それが平和ですかね。うん、ありがとうございます」
美穂子「どういたしまして。そろそろ駅に着きますね」
京太郎「おっと本当だ。それじゃあ福路さん、またー」
美穂子「はい。須賀くんまたね。多分土曜日は大丈夫だと思うからまた連絡しますね」
京太郎「分かりました。ではー」
今日はここまでです
乙ですー
乙です
乙乙
乙です
乙
ついに目に触れたか
期待
乙
乙
こっから楽しみだわ
あったか~いSSだ
次の投下は月曜か火曜になると思います
あいよ
了解です
期待
こんばんはー
一応1シーン出来ましたので投下していきますね
――――――――――
――――――
――
京太郎「それじゃマスター、今日もありがとうございました」
美穂子「ありがとうございました」
マスター「はいよ、まいどあり」
カランカラン
京太郎「ふー、今日も疲れたけど面白かった」
美穂子「ふふ、お疲れ様。須賀くん、今日はまだ時間あるかしら?」
京太郎「ええ、まだ暫くは大丈夫ですよ」
美穂子「それじゃあ天気もいいし少し行った所に公園があるからちょっと付き合ってもらってもいい?」
京太郎「俺で良ければ喜んで!」
美穂子「ありがとう。じゃあ行きましょう」
―――
京太郎「へー、そこそこ大きな公園ですね」
美穂子「ええ、ゆったり出来て中々いい所なの。そこのベンチに座りましょうか」
京太郎「あ、喉乾きません? 俺何か買ってきますけど福路さんは何がいいですか?」
美穂子「あら、じゃあお願いしようかしら。レモンティーがあればそれで。ちょっと待って、今お金出すから」
京太郎「このぐらい奢りますからいいですよ。レモンティーですね、ちょっとお待ちを」
美穂子「あ、須賀くんってば。もう。」
美穂子(でもちょっと嬉しいかも、なんてね)
京太郎「お待たせしましたー。レモンティーありましたよ、はいどうぞ」
美穂子「ありがとう。ごちそうになるわね」
京太郎「いいですってこのぐらい。福路さんにはお世話になってますしね」
美穂子「須賀くんは何を買ったの?」
京太郎「俺はミルクコーヒーですね。マスターの所で飲むようなコーヒーも美味しいけどたまにこういう甘いのも飲みたくなるんですよね」
美穂子「それは分かる気がするわ。私のレモンティーもそんな感じだし」
京太郎「やっぱりありますよね。チープな味が妙に欲しくなる時って」
美穂子「そのミルクコーヒーって美味しい?」
京太郎「俺は結構好きですね。コーヒーと思って飲むんじゃなくてこういう飲み物だって思って飲んでますし」
美穂子「良かったら一口もらっても?」
京太郎「え゛ これ、もう俺口付けちゃってますよ」
美穂子「? それが何k……あ」
美穂子「ご、ごご、ごめんなさい! い、今のは忘れて!」プシュー
京太郎「は、はい……」カオマッカ
美穂子「本当にごめんなさい。私ったらつい友達や後輩の子たちと同じ感覚で」
京太郎「大丈夫ですって。それだけ気を許してくれてるって事なんでしょうし」
京太郎(男に対する警戒心が薄すぎるだけって気もするけど)
京太郎(正直言えば勿体無いことしたって思ったりもしてるけどな!)
美穂子「須賀くん、大丈夫?」
京太郎「っとすいません、少し考え事してました。大丈夫ですよ」
美穂子「それならいいのだけど。今日ここに付き合ってもらったのはね、この間の疑問に答えようと思ったからなの」
京太郎「右目の件、ですよね?」
美穂子「……」コクリ
美穂子「須賀くんはオッドアイって聞いたことある?」
京太郎「確か左右の眼の色が違うってやつでしたっけ? 猫にたまに見られるとか前に何かで見たような」
美穂子「それで合っているわ。猫や犬ほどでは無いけれど、人にもその症状がみられることがあるの」
京太郎「へー、そうなんですか。……え、と言うことはもしかして?」
美穂子「ええ、私もそうなの」
京太郎「まじですか……。あれ、でもそれといつも閉じてるのって何か関係あるんですか?」
美穂子「小さい頃にね、眼の色が左右で違うなんておかしいって虐められたことがあったの」
京太郎「えっ……」
美穂子「そんなに酷いものではなかったのだけれどね。直接言わずに好奇の目で見てくる人も居たわ」
京太郎「酷いな、なんだよそれ!」
美穂子「勿論そんな人たちばかりじゃなかったから大丈夫だったわ。でもそういう事があってから、自然と今みたいに閉じることが多くなったの」
京太郎「そういう事でしたか。ごめんなさい、辛い事を思い出させてしまって」
美穂子「ううん。大丈夫よ、ありがとう」
美穂子「いつの間にか閉じているのが私にとっても当たり前になっていたというのもあるわね」
京太郎「そういう物ですか」
美穂子「それにね、右目を開けた時はとてもよく"視える"の」
京太郎「? そりゃ片目より両目のほうがよく見えると思いますけど」
美穂子「あ、そういう事じゃないの。須賀くんは私の麻雀スタイルは分かるわよね」
京太郎「えーと。観察と読み、ですかね」
美穂子「ええ、それで大体合っているわ。視えるというのはそれに関してになるわね、場の状況をほぼ把握する事が出来るようになるわ」
京太郎「サラッととんでもない事言いましたね!?」
京太郎「普段の状態でも読みとか凄いのに更にとか俺じゃ想像も付かないな……」
美穂子「そんなのある訳ないって否定しないんですね」
京太郎「しませんよ。福路さんはこんな時に嘘をつくような人じゃないってのは付き合いがまだ短い俺でも分かります」
京太郎「それに麻雀に関してとんでも無い力を持ってるやつが居るってのは実感してましたしね」
美穂子「清澄にもそういう子が居るということかしら」
京太郎「ですねー。福路さんの事教えてもらっておいてあれですけど内容まではすいません」
美穂子「勿論大丈夫ですよ。寧ろ今須賀くんが私に教えようとしたら怒っていたわ」
京太郎「おおう」
美穂子「それに、恐らくだけど須賀くんも私の力に関して清澄の子たちに伝えるつもりはないんじゃない?」
京太郎「あー、はい。言うつもりは無いですね」
京太郎「仲間には勿論頑張って欲しいって思ってますけど、それと同じように福路さんにも頑張って欲しいって思ってますし」
京太郎「お互いにフェアな状態で戦ってほしいですからね。まあうちが風越と当たるのかどうかそこからになりますけど」
美穂子「ふふ、ありがとう。清澄と当たった時は全力で頑張らせてもらいます」
京太郎「あ、福路さん。ちょっとお願いがあるんですけど」
美穂子「何かしら?」
京太郎「良かったらでいいんですけど。右目、見せてもらえませんか?」
美穂子「それは……」
京太郎「いい思い出がないってのは確かに聞きました。でも俺は眼の色が左右で違ってもおかしいだなんて思いません」
美穂子「須賀くん……、分かりました。変でも笑わないでくださいね」
京太郎「笑いませんよ」
美穂子「それじゃあ……。こんな感じなんだけれど」
京太郎「……」ボー
美穂子「須賀くん?」
京太郎「あ、すいません。ちょっと見とれてました」
美穂子「ふぇっ!?」
京太郎「なんですか、凄い綺麗じゃないですか。左目との対比もあって凄く惹き込まれる感じがしますし」
美穂子「ぁぅぅ……」
京太郎「隠すなんて勿体無いですよ、そんなに綺麗なのに」
美穂子「す、須賀くん。あ、あのね。そう言ってくれるのは嬉しいんだけど、恥ずかしいからもう許して……」
京太郎「す、すいません! あまりにも綺麗だったからつい」
美穂子「だからぁ……」
京太郎「あ……。ホントごめんなさい」
美穂子「こちらこそごめんなさい。須賀くんは褒めてくれただけなのにね」
京太郎「俺は思ったことを言っただけですよ」
美穂子「ありがとう……」
京太郎「あ、やっぱり閉じちゃうんですね。残念だなぁ、もっと見ていたかったのに」
美穂子「ぁぅ……」
美穂子「そ、そうだ。須賀くんは先日合宿だったのよね。どうだった?」
京太郎「あー、合宿ですか……」
美穂子「ど、どうかしたの?」
京太郎「雀卓とパソコン運ばされました」
美穂子「え?」
京太郎「雀卓とパソコンです、合宿所まで」
美穂子「なんでそんな事に……。と言うより雀卓って1人で運べるのね……」
京太郎「正直自分を褒めてやりたいです。合宿所までの移動がバスだったからまだ助かったとは言え重すぎました」
美穂子「流石にパソコンはノートパソコンだったのよね……?」
京太郎「うちの部、ノートないんですよ。だからあの画面と本体が別の大きいやつですね」
美穂子「本当にお疲れ様……。それにしてもパソコンは何のために?」
京太郎「咲 あー、部活の仲間の特訓がネトマをやるって事だったからですね」
美穂子「なるほど、だとしても酷すぎるわ……。特訓という事は各自で課題があったのかしら、須賀くんの課題はなんだったの?」
京太郎「無かったっす」トオイメ
美穂子「え……?」
京太郎「俺の特訓は無いって言われました」
美穂子「……」
京太郎「仕方ないから自分なりに教本読んだりしてましたね」
美穂子「いくらなんでも酷すぎるわ!」
京太郎「ふ、福路さん落ち着いて」
美穂子「だって須賀くんも同じ部活の仲間なのよ? それなのに重い荷物を運ばせるだけで特訓内容も考えてないだなんて」
京太郎「俺としても流石にちょっと無いんじゃないかなーって思ったりはしました」
京太郎「でも部長が団体戦に出たがってたのは知ってましたし、みんなのやる気も上がってるのが分かったから今回は仕方ないかなとも思ったんです」
美穂子「須賀くん……」
京太郎「それにほら、部活中はそんなですけど。終わってから福路さんに教えてもらってるじゃないですか」
美穂子「確かにそうだけど……」
京太郎「雀荘の人たちもいい人だし、俺すっごい今麻雀楽しいんですよ。これも福路さんのおかげなんです」
美穂子「そんな、私は別に……」
京太郎「あの時、ああ言ってくれてなかったらただの雑用もどきとして鬱屈してたかもしれません」
京太郎「だから、改めてありがとうございます」
美穂子「分かりました。そう言ってもらえて嬉しいわ。私も須賀くんに教えるのは楽しいわ」
京太郎「あはは、よかったです。大会もうすぐ始まるんだなぁ」
美穂子「そうね。大会前に教えるのは流石に今日が最後になるわね」
京太郎「ですね」
美穂子「あ、でも個人戦は団体戦の一週間後だしその間にも機会があればもう一回ぐらいは大丈夫かも」
京太郎「俺としてはありがたいんですけど、いいんですか?」
美穂子「もちろんよ。須賀くんに教えたい事はまだまだあるんだから」
京太郎「ですよねー。お手柔らかにお願いします」
美穂子「ええ、任せて」
美穂子「結構時間経っちゃったわね、遅くまで付き合ってくれてありがとう。そろそろ帰りましょうか」
京太郎「あ、ホントだもうこんな時間だったんだ。行きましょう」
京太郎「団体戦、うちと風越が当たる事があったら流石に清澄を応援しますけど。個人的に福路さんの事も応援しますね」
美穂子「それは嬉しいのだけれど、私と当たる子に失礼じゃないかしら?」
京太郎「どっちも応援するから大丈夫ですよ、うん」
美穂子「もう、調子がいいんだから」
―――
京太郎「それじゃ福路さんお気をつけて」
美穂子「須賀くんもね、それじゃあさようなら」
京太郎「それではー」
今日はここまでになります
次は団体戦かな、多分さっくり終わると思います
あんまり弄る部分が無いだけとも言いますが
あと、そのうち地の文が混じる回があるかもしれませんが大丈夫でしょうか?
まだ未定なので変わる可能性もありますが
だいじょぶだよ 乙
乙!
好きにやればいいと思うよ
乙!
雰囲気いいから続き待ってる!
実に良いSSです
乙です
乙
2828が止まらないっすわ
久卒業後も清澄で麻雀部員が増えなかったのは、麻雀部の京太郎の扱いが広まった所為だな。
乙
すばらっ!
乙ー
鬱屈するで済む辺り京ちゃんの聖人っぷりが…
いくら元運動部でもデスクPCはまだマシとして雀卓はなぁ…
すばらなSSですねえ
京太郎の麻雀部での待遇について美穂子VS久とかあるのかな
乙ありがとうございます
地の文も大丈夫なようなのでそのうち入るかもしれません
入るとしても心情描写が複数行になりそうな時ぐらいだとは思います
のんびりお付き合い頂けると幸い それではおやすみなさい
おつですー
乙乙
池田ァ!がそのうちちょっかいかけてきそう
オッドアイについてのシーンで
>猫にたまに見られるとか前に何かで見たような
池田の瞳は普通なのになあ、とか思ってしまった
応援したいこの2人
こんばんは
さっくりと団体戦、のつもりでしたがちょっと地の文の実験も兼ねて1レスだけ投下します
――団体戦前夜
美穂子「いよいよ明日ね……」
高校生活最後のインターハイ、出来る事はしっかりとやってきたはずだ。
昨年は龍門渕に破れ風越の連続優勝も途絶えてしまった。
私自身、副将戦で相手を抑えるのが精一杯で他の事まで気が回らなかった。
でも今年は違う。
私を慕ってくれる頼もしい仲間が居る、私も気持ちに余裕が持てる。
正直、キャプテンに向いているだなんて私は思っていない。
人の面倒をみたりお節介をするのが好きなだけ。
最初に言われた時は辞退しようとも思ったわね。
でも、今は引き受けて良かったと思える。
私達が長野最強だと証明してみせるわ。
美穂子「清澄高校、どうなのかしら」
ふと頭の中に須賀くんの顔が過ぎり彼の在籍している高校の名が浮かんだ
今まで部員が足りなくて団体戦に出たことはない、未知数の高校
初心者とは言え全く打てないという程ではなかった須賀くん。
その彼が訳の分からないうちに飛ばされたりしたって言っていたのを思い出す。
警戒はしておくべきね……。
美穂子「須賀くん、か」
最初に声をかけたのはただの偶然。
買い出しに行った際に困っている様子だったのを見かけたから、ただそれだけ。
立派だなんて言われて驚いたし恥ずかしかったわね。
次にあったのも買い出しの時。
その時に須賀くんの境遇を聞いてつい声を荒らげてしまった。だって許せなかったんだもの。
そこで須賀くんに教える約束を取り付けたのだけど、今になって考えてみればかなり強引だったのかも……。
美穂子「それから何回か教えて……」
色々と条件を付けて打ってもらったけど、特に不満も言わずに頑張ってくれた。
私が行かない日にも通って色々勉強していたってマスターが言っていたわね。
楽しいって言ってくれて私も嬉しかった。
ただ、須賀くんの部内における立場が気になる。
雀卓とパソコンを運ばせるなんて、清澄の部長は一体何を考えているのかしら。
須賀くんはある程度納得しているみたいだけれど、自分たちの事ばかり優先して初心者の指導を疎かにするだなんて。
って、いけないいけない。考えがそれてしまった。
美穂子「目の事も話しちゃったし」
すでに自分の中で割り切っているとは言え、誰かに話すのはやっぱり緊張した。
話を聞いて怒ってくれたのは嬉しかったな……。
その後で目を見せて欲しいと言われた時は正直迷った、やっぱり少し怖かった。
気味が悪いって思われるんじゃないかって、そう思った。
でも須賀くんは違った。
美穂子「綺麗だって言ってくれたのよね……」
と、思い出した途端急に恥ずかしくなってしまった。
顔が熱い、きっと今見たら真っ赤になってるはず。
だって面と向かってあんな事を言われるだなんて思っていなかったんだもの。
嬉しさもあったとは思うけど、恥ずかしさが強すぎて……。
美穂子「あ、もうこんな時間」
ふと時計を見ると寝ようと思っていた時間を少し過ぎていた。
大事な大会の日に寝坊をするだなんて絶対に駄目だしそろそろ寝ておかないと。
寝る準備を整え、横になってから先程まで感じていた緊張感がほぐれているのを感じた。
理由は分からないけれど、これならしっかりと眠ることが出来そう。
美穂子「おやすみなさい」
誰に向けた訳でもない言葉をつぶやき私は眠りについた。
今回はこれだけです
うん、やらないほうが良かったんじゃ感が凄くあります が
キャップと言えば華菜って感じはかなりあるのでそのうち出るとは思いますがそこまで出番は作らない気もします
久に関してもそこまで多くはないかも?
というかまだ原作キャラが京太郎と美穂子以外出てないな?
乙です
地の文も最初に一文字開けず一行ごとに空白入れる形の方が見やすい
なるほど
ちょっとそちらの形式で同じ内容を投下してみますのでどちらが見やすいかの意見をいただければ
――団体戦前夜
美穂子「いよいよ明日ね……」
高校生活最後のインターハイ、出来る事はしっかりとやってきたはずだ。
昨年は龍門渕に破れ風越の連続優勝も途絶えてしまった。
私自身、副将戦で相手を抑えるのが精一杯で他の事まで気が回らなかった。
でも今年は違う。
私を慕ってくれる頼もしい仲間が居る、私も気持ちに余裕が持てる。
正直、キャプテンに向いているだなんて私は思っていない。
人の面倒をみたりお節介をするのが好きなだけ。
最初に言われた時は辞退しようとも思ったわね。
でも、今は引き受けて良かったと思える。
私達が長野最強だと証明してみせるわ。
美穂子「清澄高校、どうなのかしら」
ふと頭の中に須賀くんの顔が過ぎり彼の在籍している高校の名が浮かんだ
今まで部員が足りなくて団体戦に出たことはない、未知数の高校
初心者とは言え全く打てないという程ではなかった須賀くん。
その彼が訳の分からないうちに飛ばされたりしたって言っていたのを思い出す。
警戒はしておくべきね……。
美穂子「須賀くん、か」
最初に声をかけたのはただの偶然。
買い出しに行った際に困っている様子だったのを見かけたから、ただそれだけ。
立派だなんて言われて驚いたし恥ずかしかったわね。
次にあったのも買い出しの時。
その時に須賀くんの境遇を聞いてつい声を荒らげてしまった。だって許せなかったんだもの。
そこで須賀くんに教える約束を取り付けたのだけど、今になって考えてみればかなり強引だったのかも……。
美穂子「それから何回か教えて……」
色々と条件を付けて打ってもらったけど、特に不満も言わずに頑張ってくれた。
私が行かない日にも通って色々勉強していたってマスターが言っていたわね。
楽しいって言ってくれて私も嬉しかった。
ただ、須賀くんの部内における立場が気になる。
雀卓とパソコンを運ばせるなんて、清澄の部長は一体何を考えているのかしら。
須賀くんはある程度納得しているみたいだけれど、自分たちの事ばかり優先して初心者の指導を疎かにするだなんて。
って、いけないいけない。考えがそれてしまった。
美穂子「目の事も話しちゃったし」
すでに自分の中で割り切っているとは言え、誰かに話すのはやっぱり緊張した。
話を聞いて怒ってくれたのは嬉しかったな……。
その後で目を見せて欲しいと言われた時は正直迷った、やっぱり少し怖かった。
気味が悪いって思われるんじゃないかって、そう思った。
でも須賀くんは違った。
美穂子「綺麗だって言ってくれたのよね……」
と、思い出した途端急に恥ずかしくなってしまった。
顔が熱い、きっと今見たら真っ赤になってるはず。
だって面と向かってあんな事を言われるだなんて思っていなかったんだもの。
嬉しさもあったとは思うけど、恥ずかしさが強すぎて……。
美穂子「あ、もうこんな時間」
ふと時計を見ると寝ようと思っていた時間を少し過ぎていた。
大事な大会の日に寝坊をするだなんて絶対に駄目だしそろそろ寝ておかないと。
寝る準備を整え、横になってから先程まで感じていた緊張感がほぐれているのを感じた。
理由は分からないけれど、これならしっかりと眠ることが出来そう。
美穂子「おやすみなさい」
誰に向けた訳でもない言葉をつぶやき私は眠りについた。
地の文と台詞の間はもう一行開けたほうがいいかな
なんか文句ばっかでゴメン
俺は空けない>>123の方が見やすいと感じた
ただ、地の文は一文字下げなくていいと思う
>123の方が見やすいと思う。
>>123かなー。
>>123が読みやすい
>>123+地の分1文字下げなしがいいかなと思われる
字下げあってもなくても変わらないなら、あってもいいと思うけどね
横書きでも字下げある方が読みやすい派
だいぶ少数派な気がしないでもないけど
>>123でいいと思うけど字下げは別にいらないかな
こんばんは。ご意見ありがとうございます
>>123のほうが多いようなのでこの形式+字下げ無しで今後はやって行くことにしますね
今日も少しですが投下します
――団体戦決勝 先鋒戦前半終了後
京太郎「遅くなってすまん」
美穂子(あら、須賀くん?)
優希「む!!」
優希「そっ…それは…」
優希「タコス…ッ!!」
美穂子(彼女のために買ってきたようね、仲はいいみたい?)
優希「おまえは使える犬だ!! えらいぞ京太郎!」
京太郎「犬…?」
美穂子(……なんなのかしらあの子、須賀くんの事を犬呼ばわりだなんて)ムッ
京太郎(なんか視線を感じるような……あ、福路さんか)
美穂子(あ、こちらに気付いたみたい)ペコリ
京太郎(まさかこんな状況で遭遇するとは。福路さんの応援もしたいけど流石に声にだすのはまずいよなぁ)ペコリ
京太郎(軽い口パクでも通じるかね。が ん ば っ て く だ さ い ね)
美穂子(本当に応援してくれるのね、ありがとう須賀くん)ニコ
京太郎(良かった、通じたみたいだな)
優希「おい! 聞いてるのか京太郎!」
京太郎「あ、すまん聞いてなかった」
優希「まあいい、タコスを買って来たことに免じて許してやるじぇ」
京太郎「そりゃどうも。それじゃ俺は戻るな」
優希「おう。ここからの優希様の活躍を見届けるがいい!」
京太郎「へいへい」
京太郎(それでは)ペコリ
美穂子(はい)ペコリ
――中堅戦
美穂子(あの竹井さんって……もしかして上埜さん……?)
美穂子(間違いないわ、インターミドルで苦戦したあの上埜さんだわ)
美穂子(彼女は部長、そうなると須賀くんに雑用まがいの事ばかりやらせていたのは上埜さんということに……)
美穂子(楽しそうに麻雀を打つ人だと思っていたけど、そんなに酷い人だったなんて)
――――――――――
――――――
――
咲「ツモ」
京太郎「すげえ、咲のやつ勝っちまいやがった……」
てかみんな強すぎだろ、そりゃ初心者の俺なんかじゃ相手になる訳もなくて当然だったのかね。
福路さんも凄かったなぁ。この間聞いた通り右目が開いてからのあの人とんでもないわ。
決勝全体で見た場合の収支で一番か、ほんとすげー。
それでも最終的に勝ったのは清澄か、団体競技ってのはそこが難しくて楽しくもあるんだよな。
京太郎「来週が個人戦か」
正直、今の俺じゃ優勝なんて夢のまた夢だろう。
でも福路さんに教えてもらって、少しは分かるようになった。
出来る限り喰らいついて、少しでも和了ってやる。
俺が少しでも残ったらあいつら驚くかもしれないな。
福路さんは喜んでくれるかもしれない。
京太郎「福路さん、団体戦と個人戦の間にも教えてくれるって言ってたけど」
大丈夫なのかな。
流石に個人戦までには切り替えてくるんだろうけど。
俺から連絡するのもなー、正直なんて言えばいいか分からん。
福路さんから連絡があればぐらいでいいよな、元々雀荘にはいくつもりなんだし。
――――――――――
――――――
――
京太郎「おっと電話、って福路さんからか」
京太郎「はい、もしもし」
美穂子『もしもし須賀くん? 福路です、こんばんは』
京太郎「こんばんはー」
美穂子『今時間大丈夫?』
京太郎「ええ、大丈夫ですよ。教本読んでただけですし」
美穂子『それなら良かったわ』
美穂子『……』
京太郎「福路さん?」
美穂子『あ、ちょっとボーっとしちゃってたわ。私からかけておきながらごめんなさい』
京太郎「いや、俺は別に問題ないですけど」
美穂子『ありがとう。明日なんだけれど、須賀くんの都合が良ければ教えようかなって思って』
京太郎「元々雀荘に行くつもりでしたし嬉しいですけど、大丈夫なんですか?」
美穂子『ええ、勿論』
京太郎「えーと、それじゃお願いします。平日だし雀荘で合流でいいですよね」
美穂子『そうね、そうしましょう』
京太郎「了解です」
美穂子『それじゃあまた明日、楽しみにしてるわね。おやすみなさい』
京太郎「俺も楽しみです。おやすみなさい」
京太郎(大丈夫って言ってたけど、完全に大丈夫って感じじゃなかったよなぁ)
京太郎(ほんとにただボーっとしてただけなのかもしれないけど)
美穂子(心配、かけちゃったかしら)
美穂子(自分から電話をかけておいていきなりボーっとしてただなんておかしいものね)
美穂子(なんとなく須賀くんの事が頭に浮かんで、ちょっと声が聞きたいなって)
美穂子(それで明日なら時間もあるしって思って電話かけちゃったのよね)
美穂子(なんでだったのかしら……?)
今回はここまで
宣言通り団体戦は非常にさっくりと終わりました
乙だじぇ!
乙
さあ久はどういうポジなのか
畜生か聖人か
乙
どうせなら清澄は全員ど畜生で
キャップの聖人っぷりを引き立ててほしい
キャラageの為に他キャラsageはあまりオススメできんなあ
引き立て役はいらないかな、そんなの無くてもキャプがぐう聖なのは変わらんし。
ある程度自然に書いてくれたらそれでいいね
乙です
原作通りに書けばそれでぐう聖になるだろ清澄下げしなくても
恋の予感...!
というより出さなくても良いと思うけど
基本この二人しか出ないみたいだし
京ちゃんに悪いおもちがついていると聞けば魔王化するかもね
乙
乙乙
悪いおもちどころか大正義おっぱいなんだよなぁ
悪いおもちとか大正義おっぱいとか語呂いいなwwww
前者はクロチャー、後者は京太郎が言いそう
ぷるぷる……ボク悪いおもちじゃないよ
よしよし良い子だ撫でてあげよう
おまわりさん、こいつです
衣
すまん誤爆
こんにちは
大正義おっぱいってなんか語感いいですねw
今から投下します
――――――――――
――――――
――
京太郎「福路さん、今日ってまだ時間あります?」
美穂子「ええとそうね、まだ大丈夫よ」
京太郎「良かった。それじゃこの間の公園まで少し付き合ってもらってもいいですかね?」
美穂子「はい、お付き合いしますよ」
京太郎「ありがとうございます。じゃあ行きましょうか」
美穂子「ええ」
―――
美穂子「あ、須賀くんは先に座って待っててね」
京太郎「はーい」
京太郎(さて、誘ったのはいいんだけどなんて言うのがいいんだろうかね)
京太郎(俺が言った所で何の意味もないから何も言わないほうがいいのかもしれないけど)
京太郎(でも、今日会ってやっぱりちょっと無理してるかなって思ったしなぁ……)
美穂子「おまたせ。この間はごちそうになったから今回は私の奢りね」
京太郎「あ、ありがとうございます」
美穂子「この前と同じのにしたけど、何がいいか聞いてからのほうが良かったかしら?」
京太郎「いえ、大丈夫ですよ。これ好きですしね」
美穂子「それなら良かったわ」
京太郎「あ、今日は福路さんもミルクコーヒーなんですね」
美穂子「ええ、おそろい。この間から実は気になっていたの」
京太郎「あはは。それで飲んでみてどうでした?」
美穂子「確かに結構美味しいかも。ちょっと疲れてる時なんかにいいかもしれないわね」
京太郎「あー、頭使った時なんかは甘いし丁度いいかもですね」
京太郎(さてと、どうしようかな)
美穂子「ねえ、須賀くん」
京太郎「はい?」
美穂子「私、やっぱり無理してるように見えた?」
京太郎「あー……えーと、まぁ、はい。少し」
美穂子「……そっか。駄目ね私も、須賀くんに心配かけちゃって」
京太郎「いや、こっちが勝手に心配してただけですし。それになんて言えばいいのかもはっきりしないままでしたから……」
美穂子「個人戦もあるから気持ちは切り替えたつもりだったんだけどね」
美穂子「清澄は強かった。清澄だけじゃない、決勝で戦った3校全て強かったわ」
美穂子「それでも私達は勝てると思っていたし勝つつもりで最後まで戦った、そう思うとどうしても、ね……」グス
美穂子「あ、ごめんなさい私ったら涙脆いからすぐ」
京太郎「いいじゃないですか、泣いても」
美穂子「え?」
京太郎「福路さんは、いや福路さんたちは凄く頑張ってきて、それでも駄目だったんだから悔しくて当然です」
京太郎「特に福路さんは3年で最後のインターハイでもありましたし」
美穂子「須賀くん……」
京太郎「ちょっと俺の事になるんですけど、話を聞いてもらってもいいですか?」
美穂子「ええ」
京太郎「前に雀荘でも言ったんですけど、中学の時はハンドボールやってたんですよね」
美穂子「うん、覚えてるわ」
京太郎「一応そこそこ強かったみたいで、3年の最後の大会で県大会の決勝まで行けたんですよ」
京太郎「その時、俺は一応エースで結構得点も取ってたんですよね」
京太郎「決勝の相手も強かったけど、俺達のほうが少しリードして試合は進んで」
京太郎「俺は、肩を痛めました」
美穂子「え……」
京太郎「それで俺は交代して、必死に応援しましたね。もうそれしか出来なかったから」
京太郎「みんな凄く頑張ってたけど、結果はあと少しの所で逆転負けでした。悔しかったなぁ」
京太郎「試合が終わって、みんなで思いっきり泣いたら結構すっきりして、その時はみんなで笑えたんですけど」
京太郎「病院行って、家に帰って1人になったらまた思い出して泣いたりしたなぁ」
美穂子「須賀くんにもそんな経験が……」
美穂子「あ、肩は大丈夫だったの?」
京太郎「今はもう大丈夫ですね、ただ全力でボール投げたりは駄目って言われてますけど」
美穂子「そうなのね……」
京太郎「で、えーと。何が言いたかったのかってなると」
京太郎「俺の時ってメンバーは3年が主体だったんですよね。だから気兼ねなく泣けたってのはあったかなって」
京太郎「福路さんの場合、他のレギュラーって全員後輩じゃないですか」
京太郎「それがあるから、後輩たちに気を使って本当に思いっきりは泣けてないのかもしれないって」
美穂子「それは……」
美穂子(ない、とは言えない気がするわね……)
京太郎「そして個人戦もあるから、しっかりとしないとって考えて1人でもあんまり泣いてる暇がなかったんじゃないですか?」
美穂子「確かに思いっきり、というのは無かったかもしれないわ……」
京太郎「じゃあ、今思いっきり泣いちゃいましょう」
美穂子「え?」
京太郎「思いっきり泣けばすっきりしますよ、それにここなら俺ぐらいしか居ません。後輩の事を考える必要もないです」
美穂子「……」
京太郎「福路さんの悔しかった思い、全部出しちゃいましょう。俺なんかの胸で良ければ貸しますしね」ハハ
美穂子「……それじゃあお言葉に甘えちゃおうかな」
京太郎「はい、どうぞ」
京太郎(胸を貸すってのは流石に冗談のつもりだったんだけどな……)
美穂子「去年龍門渕に負けて凄く悔しくて、今年こそはって思って必死にみんなと練習してきた!」グス
美穂子「名門として2年連続で優勝を逃したくなかったし、みんなもとても頑張ってくれた」
美穂子「エースを任されてプレッシャーもあったけど、期待にも応えたくて頑張ったわ!」
美穂子「自分の出番が終わってからは応援することしか出来なくて、みんな凄く頑張ってくれて」
美穂子「それでも優勝には届かなくて……」
美穂子「私、私……うあああああぁぁぁ」
京太郎「……うん、風越のみなさんも福路さんも凄くカッコ良かったです」ナデナデ
美穂子「ぁ……」
京太郎「っと、ごめんなさいつい。嫌でしたよね」
美穂子「ううん、大丈夫。大丈夫だからもう少しお願い……」
京太郎「分かりました」ナデナデ
京太郎(やっべー!思わず抱きしめそうになったぞこの人可愛すぎるだろ!なんかいい匂いするしさあ!)
美穂子「勝ちたかったよぉ……」
京太郎「……」ナデナデ
京太郎(心を無にしよう)
――――――――――
――――――
――
美穂子「……ふう」スッ
京太郎「もう大丈夫ですか?」
美穂子「ええ、なんだかとてもスッキリしている感じ」
京太郎「それなら良かったです」
美穂子「服、汚しちゃったわね、ごめんなさい」
京太郎「平気ですよ、洗えばいいだけですからね」
美穂子「ありがとう。ハンカチとかなら預かって洗って返すなりするのだけど」
京太郎「あはは、流石に今シャツ脱げって言われたら困りますね」
美穂子「もう……」クス
美穂子「それにしても、恥ずかしい所見せちゃったなぁ」
美穂子「頭も撫でてもらっちゃったし……」
京太郎「あー、あれはなんというか、ホントいきなりですいませんでした」ポリポリ
美穂子「謝らないでいいの、嬉しかったし。ただ思い出すとやっぱり恥ずかしくて、ね」カオマッカ
京太郎「ですよねー。俺も思い出したら恥ずかしくてやばいです」カオマッカ
美穂子「ふふ」
京太郎「良かった、今の福路さん凄くいい笑顔になってますよ」
美穂子「だとしたら須賀くんのおかげね。あんなに泣いたのいつ以来かしらってぐらい泣いたもの」
京太郎「福路さんには色々と教えてもらったりお世話になってるから少しでも役に立てたならなによりです」
美穂子「少しどころじゃないわよ、寧ろ私がお返しをしないといけないぐらい」
京太郎「そんな事ないですって」
京太郎「あー、でも。そのまま帰ったら家族の方に心配されるかも。目が真っ赤だし」
美穂子「確かにそうね……。一応目薬は持っているから少し休憩すれば大丈夫だとは思うけれど」
京太郎「ならもう少しここで座りましょうか」
美穂子「須賀くんもいいの?」
京太郎「そりゃ勿論。ここではいさようならってどんだけ無責任なんですか俺」
美穂子「ふふ、ありがとう」
京太郎「ちょっと暗くなってきてますしね。駅まで送らせてください」
美穂子「はい、喜んで」
京太郎「ホントは家まで送りたいかなって思うんですけどね、それは流石に迷惑でしょうから。バスもすぐ近くまであるって言ってましたし」
美穂子「うーん、迷惑だなんて全然思わないけれど」
美穂子「ねえ、須賀くんが良ければ家まで送ってもらえるかしら?」
京太郎「俺は全然いいですけど。でも俺が福路さんの家の場所知ることになるけど大丈夫ですかね」
美穂子「私の家の場所が分かったとして、須賀くんは何か嫌がらせでもするの?」
京太郎「絶対にしません」
美穂子「なら問題ないわよね、そもそも須賀くん私の家の電話番号知ってるからその気になれば調べれるじゃない」
京太郎「……はっ!?」
美穂子「もう、須賀くんったら」クスクス
京太郎「ぐぬぬ……。分かりました、それじゃ福路さんが落ち着いたら家まで送りますね」
美穂子「お願いします。今日はもう少し話していたかったから嬉しいわ」
―――
京太郎「しかし、決勝の福路さんホント凄かったなー。後半しか見れなかったけど」
美穂子「凄いだなんてそんな……」
京太郎「決勝全体で一番稼いだ人が謙遜しないでください。得点を見た感じだと前半は様子見をしてたんですかね」
美穂子「ええ、他家の打牌や仕草の癖なんかを主に見ていたわね」
京太郎「なるほど。それで後半に全開モードにって感じですか」
美穂子「全開モードって、間違ってはいないけど」
京太郎「そういや右目開いてから暫くはうちの優希が福路さんの捨て牌で鳴く事が多かった気がするんですけど、あれは意図的に?」
美穂子「そうですね。龍門渕の井上さんは鳴いて流れを変えるのが得意なタイプのようで、片岡さんは前半は彼女にペースを乱されていたの」
京太郎「ふむふむ」
美穂子「そのままにしておいたら流れがすべて井上さんに行ってしまう事になって、そうなると流石に止めるのが難しくなってしまうから」
美穂子「井上さんが鳴けないようにしつつ片岡さんにも流れをある程度掴んでもらって」
京太郎「最終的にはどちらも抑えて自分が勝つ、と」
美穂子「そういう事になるわね」
京太郎「言葉として聞けば一応理解は出来ますけど、それを実践出来るってのがとんでもないです」
京太郎「綺麗だしカッコイイし凄いなぁホント」
美穂子「須賀くん、ちょっと褒めすぎ……」カオマッカ
京太郎「だってそう思うんですもん。今はカッコイイより可愛いって感じですけどね」ハハ
美穂子「もう、年上をからかうんじゃありません」プイ
京太郎(そういう所が可愛いんですが)
―――
美穂子「送ってくれてどうもありがとう」
京太郎「いえいえ、色々とお話出来て俺も楽しかったです」
美穂子「私も楽しかったわ。良かったらお茶ぐらい出すけれど」
京太郎「いやいやいや、家族居る時に男を家に上げるのは流石にどうかと。居ない時でもあれですが」
美穂子「そんなに問題あるのかしら?」
京太郎「あるんです、はい」
美穂子「須賀くんがそういうなら仕方ないけれど……」
京太郎(ほっ)
京太郎「さてと、それじゃ俺は帰りますね」
美穂子「はい。須賀くんも気をつけて帰ってね」
京太郎「うっす」
美穂子「今日は色々と本当にありがとう。それじゃあまたね」
京太郎「お気になさらずってのもなんか違いますしどういたしまして、ですかね。それじゃあまたー」
美穂子(須賀くんに恥ずかしい所散々見られちゃったなぁ)
美穂子(須賀くんも中学の時にあんな悔しい思いをしていただなんて驚いたわ)
美穂子(須賀くん、優しかった。頭も撫でてくれて、なんだか気持ちよくて今思い出すだけでも凄く恥ずかしい……)
美穂子(逞しかったな。年下なんだけどあの時は凄く頼りがいがあった……)
美穂子(どうしたのかしら私、須賀くんの事ばかり考えちゃってる)
京太郎(福路さん、少しは吹っ切れたみたいでよかったな)
京太郎(しかし、なんで中学時代の事話したんだろうなー俺。福路さんの心に少しでも届けばいいって思ったのはあるけど)
京太郎(それにしてもあの人可愛すぎてホントやばいわ、綺麗であんなに可愛いとか反則だろ!)
京太郎(でも色々と危ういんだよなぁ。男に慣れてないってのが一番大きいんだろうけど)
京太郎(福路さんの言葉に勘違いして浮かれ過ぎないように気をつけておかないといけないな)
今回はここまで
土日は例のごとくなので次は月曜か火曜辺りだと思います
乙
京キャプ最高すぎます
乙ですー
いきなり家にあがるのはって遠慮しちゃってるのが自然でいいね
お互いの葛藤もすばら
乙乙
おつおつ
乙
ちょっとづつ育んでるのが良い感じ
次の更新が待ち遠しい
おつー
この徐々に進んで行く関係がたまりませんね
乙です
こんばんは
バタバタしてたせいで今から書き始めるので投下は早くて夜中
もしくは明日の適当な時間になると思われます
りょーかいっす
あの後トラブルで呼び出しを喰らって先程帰宅
今回は短いのでサクッと投下してしまいます
京太郎「いよいよ明日が個人戦かー」
マスター「緊張してきたかい?」
京太郎「うーん、多少はですかね。そんなにもしてないと思います」
マスター「おや、そうなのか」
京太郎「今麻雀が楽しいですからね、そっちの気持ちのほうが強いかな」
マスター「なるほどねぇ」
美穂子「お邪魔します」
マスター「お、美穂子ちゃんいらっしゃい。京太郎ならここに居るよ」
美穂子「今日は私のほうが遅かったのね。マスター、須賀くんこんにちは」
京太郎「こんにちはー。明日が個人戦って事でこっちは結構早めに終わったんですよね」
美穂子「そうだったのね。大分待たせちゃったかしら?」
京太郎「いえいえそんな事は、軽く食事しつつマスターに教えてもらってましたしね」
マスター「そういう事。しかし京太郎も結構普通に打てるようになってきたんじゃない?」
京太郎「先生がいいですからね」
マスター「それもそうか。美穂子ちゃんに教えてもらえるなんて幸せ者だ」
京太郎「ホントにそう思いますよ」
美穂子「もう、二人共からかわないで」
京太郎(本心なんだけどなぁ)
美穂子「そういえばマスター、須賀くんの事名前で呼ぶようにしたんですね」
マスター「ああ、もう十分に常連さんだし折角だからね」
美穂子「なるほど……」チラ
京太郎「?」
マスター「羨ましいかい?」ボソ
美穂子「そ、そんなことは」アセ
京太郎「どうかしました?」
美穂子「な、なんでもないの!」
マスター「そうそう、大したことじゃないよ」
京太郎「それならいいんですけど」
美穂子「もう、マスターってば」ボソ
マスター「悪い悪い」ニコニコ
マスター「そういやさっき京太郎にも聞いてたんだけど、美穂子ちゃんは緊張ってしてる?」
美穂子「そうですね、全く無いという事はありませんが程良い緊張感って所でしょうか」
マスター「流石だねぇ。京太郎もあんまりしてないってさっき言ってたね」
美穂子「そうなのね」
京太郎「ええ、さっきマスターにも言ったんですけど。今麻雀が楽しいからそっちの気持ちのほうが強くて」
京太郎「後はあれですね、初心者だから気負うだけ無駄かなーってのもありますし」
美穂子「なるほど、いい感じね。でも須賀くん、明日あなたは周りから警戒されると思うわ」
京太郎「え?」
美穂子「須賀くんだから、という訳ではなくて。須賀くんが清澄の生徒だからという事になるけれど」
京太郎「あー……」
京太郎「そっか、そうですよね。全く無名の状態から団体戦で優勝したあいつらと同じ部だもんなぁ」
美穂子「ええ、同じ部で打ってるから同じぐらいの腕があると思われても可笑しくはないわ」
京太郎「おおう……」
美穂子「他家全てから警戒されると厳しい状況になると思う。ごめんなさいね、折角いい精神状態だったのにこんな事を言ってしまって」
京太郎「いや、むしろありがとうございます。先に教えてもらえたからある程度覚悟して挑めると思いますし」
京太郎「それに……」
美穂子「それに?」
京太郎「警戒されるって事はそれだけ注目されるって事でもあるでしょうから、その状況を上手く利用できれば少しは道も見えてくるかなって」
美穂子「確かにそれはあるかもしれないわね」
京太郎「上手く行くかは怪しいですけどね」ハハ
京太郎「しかし、本番前日まで俺に教えるために時間使ってもらっちゃってよかったんですかね?」
美穂子「あら、迷惑だった?」
京太郎「それ俺の台詞ですって」
美穂子「ふふ、ごめんなさい。私なら大丈夫よ。個人戦に向けての練習もしっかりとやったし、須賀くんに教えるのは楽しいから」
京太郎「それならいいんですけど」
美穂子「心配してくれてありがとう。私から誘ったんだしあまり気にしすぎないでね」
京太郎「了解っす」
美穂子「今日は今までの事をおさらいしながら打って行きましょう」
京太郎「はい、よろしくお願いします」
京太郎「今日もありがとうございました」
美穂子「どういたしまして。明日が本番だからあまり遅くまでは出来なかったけれど」
京太郎「いやいや、十分ですよ」
美穂子「今日はどうだった?」
京太郎「改めておさらいすると前の時には分かってなかった事が分かったりしてなるほどなーって思ったりしましたね」
美穂子「ああやってたまにおさらいをするのも大切なのよね、忘れてしまう事もやっぱりあるし」
京太郎「ですねぇ。あ、もしよかったら今日も家まで送らせてください」
美穂子「うーん、私は嬉しいけれど。須賀くんはこっちに来る分遅くなるけど大丈夫かしら?」
京太郎「そのぐらい問題ないですよ、この間より時間も早いですし」
美穂子「そうね、それならお願いします」
京太郎「任されました」
―――
美穂子「今日も送ってくれてありがとう」
京太郎「こちらこそ送らせてもらってありがとうございます」
美穂子「もう、なにそれ」クス
美穂子「須賀くんが良かったらお茶ぐらい出すけれど」
京太郎「それは無しの方向で」
美穂子「そんなに遠慮しなくてもいいのに」ムー
京太郎「ここは譲れません」
美穂子「仕方ない、今回は諦めます」
京太郎「はい」ホッ
美穂子「でもそのうちお礼はさせてもらいますからね」
京太郎「ぇー」
美穂子「ぇーじゃありません」
京太郎「福路さんって結構強情な所ありますよね」
美穂子「須賀くんもだと思うの」
京太郎「むむ……」
美穂子「ふふ、何やってるのかしらね私達」
京太郎「確かに」ハハ
京太郎「それじゃあおやすみなさい。俺が言うのもあれですけど、明日頑張ってくださいね」
美穂子「ううん、嬉しいわ。ありがとう。須賀くんも頑張ってね、おやすみなさい」
今回はここまで
個人戦もさっくり終わらせるつもりですが一応分ける事にしました
乙です
乙です
キャプテンかわいいなー
乙です
乙です
ムーってしてるキャップ可愛すぎる
乙乙
楽しみ
こんばんはー
明日は3時起きなので今から寝る前に投下してしまいます
――個人戦予選会場
京太郎「団体戦に比べると並んでる卓の数が多くてなんか圧倒されるなぁ」
京太郎「でも確か男子は女子に比べると少ないんだったかな?」
京太郎(それにしても、さっきからちょくちょく見られてるよなぁ)
京太郎(福路さんが昨日言ってた通り、清澄って事で警戒されてるのかね)
京太郎「こういう時に知り合いでも居ればまだ良かったんだけどなー」
京太郎(生憎と麻雀やってる男子の知り合いなんて居ないけど)
『まもなく予選を開始します。参加する選手は所定の卓についてください』
京太郎「っと、時間か。それじゃやれるだけやってみるとしますか!」
――――――
美穂子(須賀くん、大丈夫かしら)
美穂子(何か考えはあるみたいだったけれど……)
「キャプテン、どうかしましたか?」
美穂子「あ、なんでもないの。少し考え事をしていただけだから」
美穂子(いけないけない。須賀くんの事は気になるけど私自身もしっかりしないと)
『まもなく予選を開始します。参加する選手は所定の卓についてください』
美穂子「さて、それじゃあ皆。個人戦頑張りましょう」
「「「「はい!」」」」
――――――――――
――――――
――
京太郎「はー、今日は疲れたなぁ」
京太郎「でもなんとか予選は突破出来たんだよな……」
京太郎(あいつらも驚いてたよなぁ。当然っちゃ当然だろうけど)
京太郎(部内では福路さんに教えてもらうようになってから打ってなかったし)
京太郎「明日は本戦、か」
京太郎(予選もなんとかだったぐらいだし厳しいだろうな)
京太郎(だからって諦めてたら勝てる勝負にすら勝てなくなるし、出来るだけやってやろうじゃないか)
♪~
京太郎「ん、電話か。 はい、もしもし」
美穂子『もしもしこんばんは、福路です』
京太郎「あ、福路さんでしたかこんばんは」
美穂子『今大丈夫だった?』
京太郎「大丈夫ですよ、ベッドに転がってごろごろしてただけなんで」
美穂子『それなら良かった。須賀くん、予選通過おめでとう』
京太郎「おおう、ありがとうございます。知ってたんですね」
美穂子『ええ、気になっていたから男子の結果も確認したの』
京太郎「そうでしたか。ギリギリでしたけどなんとか行けました、正直自分でも驚いてますよ」
京太郎「福路さんも予選通過おめでとうございます。流石ですね」
美穂子『ありがとう。須賀くんに言ってもらえるとなんだか嬉しいわ』
京太郎「そ、そうですか?」
美穂子『ええ』
京太郎(この人はまた無自覚にこういう事を……)
京太郎「明日の本戦って半荘になるんでしたよね確か」
美穂子『ええ、それで合っているわ。だから戦い方も色々と変わってくると思う』
京太郎「東風戦に比べると見る余裕も少しは出来そうだなぁ」
美穂子『それは確実にあるわね、東風戦だと様子見をしてる間に終わってしまうなんて事もないとは言えないし』
京太郎「福路さんは東風戦よりも半荘のほうが得意なイメージがありますね」
美穂子『そのイメージで合っているかな。じっくりと観察する時間が長い程はっきりと癖も掴めるから』
京太郎「ですよね。でも東風戦でもしっかりと対応出来るんだから流石だなぁ」
美穂子『もう、そんなことないわ。須賀くんもそのうち出来るようになるわよ』
京太郎「今は経験積むしかないですもんね。明日も頑張らないとなー」
美穂子『お互いに頑張りましょうね』
京太郎「ですね。見に行くのは無理だけど福路さんの事も応援します」
美穂子『ありがとう。私も須賀くんの事応援してるわ』
京太郎「ありがとうございます。っと、そろそろいい時間ですね」
美穂子『ホントだわ、結構話し込んじゃったみたいね』
京太郎「明日に備えてそろそろ寝ておかないとかな」
美穂子『そのほうがよさそうね。それじゃあ須賀くん、おやすみなさい』
京太郎「はい、それではおやすみなさい」
――――――――――
――――――
――
京太郎「くっそー、駄目だったなー」
京太郎(まあ始めたばっかりで県代表なんて無理だって分かっちゃいたけど)
京太郎「それでもやっぱり悔しい物は悔しいんだよなぁ」
京太郎(手応えがなかったワケじゃないってのもあるんだろうな)
京太郎(相手の当たり牌は思ってたよりも読めた気もするし。その状況で自分が和了れないから駄目だったけど)
京太郎「次の大会までにもっと練習して、今度は更に上を狙ってやる」
京太郎(福路さんや雀荘の人達に教えてもらった事を無駄にしないためにも、な)
京太郎「福路さんか……」
京太郎(やっぱり凄かった、咲や和も凄かったけどあいつらを超えて1位だもんなー)
京太郎(最後はうちの部長と同じ卓だったけど、あの人の変な待ちすら読みきってたのはすげーって言葉しか出なかったわ)
京太郎(俺、あんな凄い人に教えてもらってたんだよなぁ……)
京太郎「昨日は俺の予選通過を電話で祝ってくれたし、今日は俺からかけてみるかな」
京太郎「でもなぁ」
京太郎(福路さんが携帯持ってたらあんまり悩まないんだけど、家にかけないとってのが中々にハードル高い)
京太郎「ええい、迷ってても仕方ない、かけてしまえ!」
???『はい、福路です』
京太郎(福路さん本人ではなさそうだな、お姉さんか?)
京太郎「あ、私須賀京太郎と申しますが美穂子さんはいらっしゃいますでしょうか」
???『あら、あなたが須賀くんなのね』
京太郎「えーと? はい須賀ですけども」
???『あ、ごめんなさい。最近美穂子がよく名前を出してものだから』
京太郎「そ、そうだったんですか」
京太郎(え、一体どんな話題だったんだそれ)
???『そうなのよー。あ、挨拶が遅れてごめんなさいね。美穂子の母です』
京太郎「え、お母さんだったんですか。てっきりお姉さん辺りかと……」
福路母『やだ、須賀くんってばお上手なのね』
京太郎「いや、本当にそう思ったんですって」
福路母『嬉しい事言ってくれるわねぇ』
京太郎「あ、あのすいません。それで福路さんは……」
福路母『あらあら、つい脱線しちゃったわごめんなさい。あの子、今日は部活の子たちがお祝いしてくれるから遅くなるって連絡があったのよ』
京太郎「あー、そうでしたか。それは失礼しました」
福路母『帰ってきたらかけるように伝えておきましょうか?』
京太郎「いえ、遅くなるなら福路さんも疲れてるでしょうしまた今度こちらからかけます」
福路母『あらそう? それじゃあ帰ってきたら須賀くんから電話があったことは伝えておくわね』
京太郎「ありがとうございます。それじゃあそろそろ失礼しm」
福路母『あ、須賀くんちょっと待って』
京太郎「はい?」
福路母『須賀くんってあの子に麻雀教えてもらってるのよね?』
京太郎「そうですね、福路さんの都合がいい時に教えてもらってます」
福路母『最近は家の前まであの子送ってくれたって本当?』
京太郎「ええ、二回ほどですが」
福路母『なんで寄ってくれなかったの?』
京太郎「いやいやいや、遅くなったから安全のために送っただけで家に上がるっておかしいですよ!?」
福路母『なんでよー、別にいいじゃないの。私も須賀くん見てみたかったのに』
京太郎「そっち!?」
福路母『だって女子校なのもあってあの子から男の子の名前が出る事なんて全然なかったのよ』
京太郎「女子校だと仕方ないでしょうねぇ」
福路母『そうなのよ、だから気になって仕方なくて』
京太郎「と言っても俺なんてホント偶然で麻雀教えてもらうようになっただけですし」
福路母『須賀くん』
京太郎「はい」
福路母『偶然って大事なのよ?』
京太郎「は、はぁ……」
福路母『まあいいわ、それじゃあ美穂子には伝えておくわね』
京太郎「はい、よろしくお願いします」
福路母『今度送ってきた時には寄って行ってね』
京太郎「……考えておきます」
福路母『それじゃあね』
京太郎「はい、失礼します」ガチャ
京太郎「なんか物凄い疲れた……、シャワー浴びてこよう」
―――
京太郎「さて明日はどうするかな、雀荘行ってもいいけどちょっとのんびりするのもいいかもなー」
♪~
京太郎「ん、って福路さんから?」
京太郎「はいもしもし」
美穂子『あ、須賀くん福路です。電話もらってたみたいでごめんなさい』
京太郎「こんばんはー。あれ、俺またかけるって福路さんのお母さんに伝えたはずだったんですが」
美穂子『ええ、それは聞いたのだけど折角須賀くんから電話してもらったんだし』
京太郎「そんなに気にしなくても大丈夫だったのに」
美穂子『後は母が何か失礼な事言わなかったかが心配で……』
京太郎「あー……、大丈夫ですよ、ハイ」
美穂子『やっぱり何か言ったのね……』
京太郎「いや、ホント大した事じゃないんで福路さんは気にしないでください」
美穂子『そう言われると余計に気になるんだけど』
京太郎「まあまあ」
京太郎「福路さん、個人戦優勝おめでとうございます」
美穂子『ありがとう。もしかしてそのために電話してくれたのかしら』
京太郎「ええ、折角だから当日中に言いたかったですし」
美穂子『本当にありがとう。嬉しいわ』
京太郎「喜んでもらえてよかったです」
美穂子『須賀くんは……』
京太郎「俺は流石に無理でしたね。本戦残れただけでも十分すぎるとも言えますし」
美穂子『そう……』
京太郎「でもやっぱり悔しいし、次の大会の時にはもっと頑張ってやろうって思いましたね」
美穂子『うん、須賀くんはまだ麻雀を始めたばかりだしもっと強くなれるわ。私にもお手伝いさせてね』
京太郎「え、これからも教えてくれるんですか?」
美穂子『勿論です。須賀くんに教えるのは楽しいし折角の縁ですもの』
京太郎「すっげー嬉しいです、改めてよろしくお願いします」
美穂子『こちらこそよろしくね』
美穂子『あ、所で須賀くん明日って時間ある?』
京太郎「明日ですか? 部活は休みらしいから放課後は大丈夫ですね」
美穂子『そちらも明日は休みなのね。良ければ買い物に付き合ってもらえないかしら』
京太郎「明日はどうするかなって思ってた所だし大丈夫ですけど、何を買いに行くんですか?」
美穂子『えっとね、携帯電話を買おうと思って』
京太郎「あー、なるほど」
美穂子『友達や両親にも持っておいたほうがいいんじゃないかって言われて。確かにあったほうがいいかなって思ったの』
京太郎「うん、そのほうがいいかもしれませんね。外出時に連絡が付くってだけでも大分違いますし」
美穂子『そうなのよね。今日でもそうだけど帰ってから誰かから電話があったって言われる事も多くて』
京太郎「そういう事ならお付き合いしますよ。しかし俺でいいんですかね」
美穂子『男の子ってこういうのって詳しいのかなって。私は前にも言ったように機械類ってどうにも苦手で……』
京太郎「そういえば言ってましたねぇ。うーん、ある程度は分かるけど専門的な話になるとどうかなってぐらいですね」
美穂子『ある程度で全然大丈夫なのでお願いします』
京太郎「了解しました。それじゃ普段の駅だとショップは近くにないし××駅で待ち合わせでどうでしょう?」
美穂子『ええ、それで大丈夫』
京太郎「あ、そうだ。家族の人と同じ会社のにしたら色々割引なんかもあるから、家族の人が使ってる携帯会社とか確認しておいてください」
美穂子『そんなのもあるのね。分かりました、確認しておくわね』
京太郎「お願いします。それじゃあ明日の放課後にってことで。おやすみなさーい」
美穂子『はい、おやすみなさい。また明日ね』
美穂子「ねえ、お母さん」
福路母「なに?」
美穂子「お母さん達が使ってる携帯電話ってどこの会社の?」
福路母「▼▼ね」
美穂子「ありがとう」メモメモ
福路母「どうしたの突然?」
美穂子「明日携帯電話見に行くことになったの。それで家族と同じ会社なら割引とかあるから確認しておいてほしいって言われて」
福路母「ああ、そういう事ね。誰と見に行くの」
美穂子「須賀くんと行くことになったの。さっき聞いたら大丈夫ですよって言ってくれたし」
福路母「あんた中々やるわね……」
美穂子「え?」
福路母「まさか自分からデートに誘うだなんて」
美穂子「……」クビカシゲ
美穂子「ち、ちちち、違うわよデートじゃないわ!!」ボンッ
福路母「落ち着きなさい」
美穂子「落ち着いてます!」
福路母「全然そうは見えないけど。まあいいわ」
福路母「男の子と二人で買い物行くって十分デートな気がするんだけどねぇ」
美穂子「ちーがーいーまーすー」
福路母「まああんたがデートにいきなり誘えるだなんて全く思ってないから分かってたんだけどね」
美穂子「じゃあなんで言ったのよ……」
福路母「美穂子お気に入りの須賀くんが気になったから、かしらね。電話で話した感じいい子だったし」
美穂子「そういえば何話したのかまだ教えてもらってなかった。須賀くんも教えてくれなかったし気になるんだけど」
福路母「じゃあ秘密」
美穂子「じゃあって……」
福路母「別に変な事じゃないから気にしないでいいの」
美穂子「余計気になるけど、どうせ教えてくれないだろうからもういいわ」
福路母「うんうん」
美穂子「明日も学校あるしそろそろ寝ます。おやすみなさい」
福路母「はいおやすみ」
京太郎「携帯かー。とりあえずショップ行って実際に触ってもらうのが一番だろうな」
京太郎「なんか前に暴走したとか言ってたからちと不安もあるけど、俺の携帯貸した時は大丈夫だったし問題ないだろう」
京太郎「それにしても……」
京太郎(二人で買い物ってなんかデートっぽくね?)
京太郎(福路さんがそんな事意識してるとは思わないけど)
京太郎(変に勘違いせずに、買い物楽しめればそれでいいよな、うん)
――――――――――
――――――
――
今回はここまでになります
もっとさっくりと終わる予定だったんだけど大体福路母のせい
次はまた月曜か火曜辺りになると思います
きゃぷかわ
おつ
純情キャプかわいい
キャプりてぇ
おつおつー
乙
原作よりは勝ち進めたのか京太郎
乙!
キャプかわ
乙ですー
本筋じゃないのは承知してるが、個人戦予選通過したときとかの、清澄面子の反応読んでみたい。
特に久とかどう思ってんだろなw
ヒッサはロッカーの中でこっそり祝福(意味深)してくれるよ^ ^
乙
こんばんはー
帰宅したので書き始めるぞと思ったらトラブル発生したらしく呼び出し喰らいました
投下は早くて明日になります
はいよ
お疲れさま
仕事がんばってー
無理せずに頑張ってなー(矛盾
じっくりゆっくりやってくれたらいいよ
>>215
それはちょっと見てみたいね
部内の勝負でも若干マシになってるだろうし
みほっちゃんかわいすぎるだろう
こんばんはー
結局24時間ちょい対応にかかりました
なんとか書けたので寝る前に投下します
あと、清澄面子の反応とかは驚きはしたものの凄くあっさりって感じなので書かないと思います
軽く驚き→感心になる面子と軽く驚き→そっかぐらいの面子が居るってぐらいですかね
美穂子「須賀くんはまだみたいね」
待ち合わせ相手がまだ来ていない事を確認しベンチに腰掛ける。日差しはやや弱まり心地よい。
昨日、携帯電話を買いたいから付き合ってくれないかとお願いしたら快く了解してくれた。
最初はお母さんや友達、部の後輩達と一緒に行けばいいかなと思っていたんだけど。
須賀くんと電話で話しているうちに自然とお願いしてしまった。
なんでそうなったのかは今でもよく分かっていない。
須賀くんにも言ったように男の子なら詳しいと思ったから、なのかな。
美穂子「それにしてもお母さんってば……」
いきなりデートだなんて言うんだもの、びっくりしちゃったじゃない。
ただ買い物に付き合ってもらうだけなんだから。
須賀くんもそんな事思ってないだろうし。
思ってても引き受けてくれたのかしら、なんてそんな事考えても仕方ないわね。
美穂子「デート、ねぇ」
須賀くんはデートってしたことあるのかな。
明るくて人当たりもいいしやっぱりあるのかしら。
マスターや店員さん達とも私の知らないうちに仲良くなっていたみたいだし。
清澄の人達もみんな可愛かったり綺麗だったりしたものね。
それに須賀くん、優しいから……。
――くじさん」
美穂子(いけないわ、つい泣いちゃった時の事を思い出しちゃった)
京太郎「福路さん、おーい」トントン
美穂子「きゃっ す、須賀くん。いつの間に?」
京太郎「ついさっきですけど、声かけても福路さん気付かなかったもんで。何か考え事でも?」
美穂子「だ、大丈夫。大した事じゃないから」
美穂子(言えるわけないじゃない!)
京太郎「それならいいんですけど。体調悪いとかじゃないですよね?」
美穂子「ええ、全然元気だから平気よ」
京太郎「わかりました。それよりお待たせしちゃってすいません。HRが長引いてしまって」
美穂子「大丈夫よ、そんなに長く待っていたわけでもないから」
京太郎「ありがとうございます。それじゃあ行きましょうか。」
美穂子「はい。今日は付き合ってくれてありがとう。よろしくお願いしますね」
京太郎「いえいえ。福路さんが気にいるのがあるといいんですけどねー」
美穂子「あ、そういえば昨日聞かれたのは確認しておいたの。ここらしいわ」
京太郎「お、それなら俺と同じとこですね。なら他よりは分かるかな」
美穂子「それは良かったわ」
京太郎「買うのが決まってる場合だと家電屋の携帯コーナーのほうが安いこともあるんですけど」
京太郎「今回の福路さんは実物を触ってみて決めるのがいいでしょうからショップのほうがいいですね」
美穂子「そうなの?」
京太郎「家電屋の場合だと実際に操作出来るのがある程度限られてるんですよね」
美穂子「なるほど」
京太郎「後は店に付いてから説明しますね、行きましょうか」
美穂子「ええ」
「いらっしゃいませ」
美穂子「結構広いんですね」
京太郎「そですね。場所にもよるけどここは結構広い方だと思います」
「ご用件がお決まりでしたらそちらで番号をお取りくださいね」
京太郎「あ、まずは実機見ようと思ってますんでありがとうございます」
「わかりました。それでは何かあれば」
京太郎「はい」
京太郎「それじゃ福路さん、よさそうなの探してみますか」
美穂子「私が触っても大丈夫かしら……」
京太郎「前に俺の携帯は大丈夫だったし平気ですよ多分」
美穂子「そ、そうよね。うん」
京太郎(まあ通話しかしてないんだけど)
京太郎「何かこんな機能が欲しいとかってあります?」
美穂子「どんな機能があるのかがまずよく分からなくて……。とりあえず電話とメールが出来ればそれで?」
京太郎「なるほど。電話とメールなら基本的にどれでも問題ないですし見た目の好みとか重視でいいかもしれませんね」
美穂子「見た目かぁ」
京太郎「あ、大きな声では言えませんが不具合とか多くて手を出さないほうがいいのもありますんでそれは避けましょう」
美穂子「そんなのもあるのね、了解です」
京太郎「どうですか実際に触ってみて」
美穂子「そうね、メールはまだ分からないけれど電話をかけるぐらいなら私でもなんとかなりそうかな」
京太郎「ならよかったです、気に入ったのありました?」
美穂子「うーん、少しいいかなーと思うのはあるんだけど。これはってなると」
京太郎「ふーむ」
美穂子「あ、そういえば須賀くんが使ってるのはここには無いみたいだけど」
京太郎「ああ、俺のは1つ前のモデルだからですね。この辺りは最新機種ですから」
京太郎「俺のだったらあっちかな」
美穂子「見に行ってもいい?」
京太郎「勿論」
美穂子「ありがとう」ニコ
京太郎(やっぱり可愛いなあこの人)
美穂子「どうかした?」
京太郎「あ、いやなんでもないです」
京太郎「これで大体一通りは触ってみましたね」
美穂子「ええ、長い間ありがとう」
京太郎「なんのなんの。それで気に入ったのは見つかりましたか」
美穂子「えーと、やっぱりこれ、かな」
京太郎「あら、俺と同じやつですか。確かに結構使いやすいとは思いますけど」
美穂子「うん、操作もわかりやすかったし。それに」
京太郎「それに?」
美穂子「これなら何かあったら須賀くんに聞けば教えてもらえるかなって」
京太郎「あー、そうですね。俺で分かることなら教えますよ」
美穂子「ありがとう、それじゃあこれにします」
京太郎「了解です、それじゃあ番号取って待ちましょうか」
美穂子「はい」
「基本的な手続きは概ねこれで終わりになります」
美穂子「はい」
「家族割以外にも指定番号割引もありますけど、そちらの彼氏さんの番号は登録なさいますか?」
京太郎・美穂子「「はい!?」」
「違いましたか?」
美穂子「ち、ちがいます」カオマッカ
京太郎「そ、そうですよ。お世話になってる先輩なんです」アセ
「それは失礼しました。しかしよくお話をされるのであれば登録しておくのもありかと思います」
美穂子「えーと、それじゃあお願いしてもいいですか?」
京太郎「福路さん?」
美穂子「須賀くんとはこれからもよくお話をするかなって思うし。迷惑だった?」
京太郎「迷惑だなんてそんな。それなら俺のほうも福路さんの番号登録しちゃおう」
「かしこまりました。しばらくお待ちください」
「ありがとうございました。またお越しください」
京太郎「無事に契約出来ましたねー」
美穂子「須賀くんのおかげね、本当にありがとう」
京太郎「どういたしまして。お役に立てたならなによりですよ」
美穂子「それでなんだけど。須賀くんの番号を最初に登録したいのだけどいいかしら」
京太郎「自宅の番号じゃなくて俺の番号が最初でいいんです?」
美穂子「須賀くんと一緒に買いに来たから折角だしね」
京太郎「わかりました。それじゃ手軽に交換する方法もあるんですけど、どうせなら手入力してみましょうか」
美穂子「が、頑張ってみるわ」
京太郎「確認しながらになるしどこか喫茶店にでも入って座ってやりましょうか。喉も乾いてきたし」
美穂子「確かに結構な時間見ていたものね、そうしましょう」
―――
美穂子「こ、これで大丈夫、なはず……」
京太郎「お、出来ましたか。見せてくださいね」
美穂子「お願いします」
京太郎「うん、大丈夫ですね。メールアドレスも間違いなく入力出来てます」
美穂子「良かったぁ……、慣れるまで大変そうだわ」
京太郎「これは慣れるしかないですからねぇ。試しに電話帳から俺に電話かけてみます?」
美穂子「あ、そうねやってみます。えーと確か……」
京太郎(大丈夫かな?)
美穂子「あ、あら。違ったわこっちかしら……、あった」
京太郎「お、かかってきました」
美穂子「これで覚えたから大丈夫、だといいなぁ」
京太郎「お疲れ様です。それじゃ次は自宅の番号も登録しちゃいましょう」
美穂子「はい、頑張ります。出来たら念のためチェックしてもらえる?」
京太郎「いいですよー。チェック終わったら家にかけて報告するといいかもしれませんね」
美穂子「それもそうね」
京太郎「じゃあ終わったら出ますか、中でかけるのも流石にあれですし」
美穂子「そうね、そうしましょう。それじゃあ少し待ってね」
京太郎「うっす」
美穂子「あ、お母さん。私、美穂子」
美穂子「うん、無事に買えました。須賀くんのおかげ」
美穂子「ちゃんと自分で番号の登録もしたのよ」
美穂子「もう、私だってこのぐらいはちゃんと出来ます」
美穂子「ごめんなさい須賀くんに教えてもらったしチェックもしてもらいました……」
美穂子「うん、もうすぐ帰るつもりだけど。え?」
美穂子「うーん、ちょっと須賀くんに聞いてみる」
美穂子「須賀くん、ちょっといい?」
京太郎「はい?」
美穂子「夕飯ってどうする予定?」
京太郎「普通に帰ってから食べるつもりにしてますけど」
美穂子「あのね、うちの母がお礼したいから食べにこないかって言ってるんだけど」
京太郎「いやいやいや、買い物付き合っただけなのにそんな事してもらうのは」
京太郎(あのお母さんいきなりだな!)
美穂子「私としてもお礼したいから須賀くんさえよければどうかしら?」
京太郎「うーん、そう言われると……」
京太郎「あー、でも今日はちょっとやめておきます。ほら、制服のままですし」
美穂子「あぁ、それなら仕方ないわね。それじゃあそう伝えるから待っててね」
京太郎「はい、すいません」
美穂子「あのねお母さん、須賀くん今日はちょっと無理なんだって」
美穂子「制服のままだから、その状態であんまり遅くなったりしてもね」
美穂子「うん。私もお礼はしたいからそのうち大丈夫な時を確認するわ」
美穂子「それじゃあまた後でね」
美穂子「おまたせ」
京太郎「いえいえ、なんかすいません」
美穂子「ううん、気にしないで。いきなりだったし」
京太郎「びっくりしましたよ」
美穂子「でもお礼したいのは確かだから、そのうち食べに来てね?」
京太郎「おおう」
美穂子「有耶無耶にはさせませんから」ニコ
京太郎「うっす」
美穂子「それじゃあそろそろ帰りましょうか」
京太郎「ですね。あ、また家の前まで送りますよ」
美穂子「いいの?」
京太郎「ええ、中には入りませんけど」ハハ
美穂子「もう。それじゃあお願いします」クス
美穂子「今日は楽しかったなぁ」
美穂子(携帯も無事に買えたし、須賀くんとお揃いになっちゃった)
美穂子(他にもいいかなって思ったのもあったけど。これが一番欲しいって思ったものね)
美穂子(須賀くんまだ起きてるかな、メールの練習も兼ねてちょっと送ってみようかしら)
京太郎「今日は楽しかったなー」
京太郎(福路さんも喜んでくれてたし。お母さんの突然のお誘いは焦ったけど)
京太郎(そのうち本当に行くことになりそうだなぁ、福路さん結構頑固なとこあるし)
京太郎(そういや待ち合わせ場所についた時に何か考え事してたみたいだけどなんだったんだろうなぁ)
♪~
京太郎「お、メールか。どれどれ」
京太郎「おお、福路さんからか。ちゃんとメールも打てたんだな」
京太郎(なんか全部ひらがなだけど)
京太郎「そのうち変換とかもちゃんと教えたほうがいいかね」
京太郎「ま、とりあえず返信しておこう。起きてますよっと」
♪~
京太郎「今度は電話か」
京太郎「はいもしもし」
美穂子『もしもしこんばんは。須賀くんの携帯で大丈夫よね?』
京太郎「大丈夫ですよー、これで電話もメールも問題ないですね」
美穂子『良かった。凄く緊張したもの』
京太郎「あはは、まだ買ったばっかりですもんね」
美穂子『メールも頑張ってなんとかだったし、全部ひらがなになってしまったけど』
京太郎「変換の仕方とか今度教えますよ。学校で誰かに聞いてもいいかもしれませんけど」
美穂子『お願いします。学校に行ったらみんなの番号も登録しないといけないわね。出来るかしら……』
京太郎「ああ、それなら通信で楽にお互いに交換出来るので問題ないと思いますよ」
美穂子『そうなの?』
京太郎「ええ、俺のは最初って事で手入力してもらいましたけど携帯同士なら割りと楽に出来ますね」
美穂子『便利になってるのね』
京太郎「福路さんはやり方分からないと思うので相手の方に任せれば大丈夫だと思います」
美穂子『了解です。私が変に触るよりそのほうが確実そうだわ』
京太郎「慣れたら福路さんもそのうち出来ますよ」
美穂子『そうなるといいなぁ』
京太郎「頑張りましょう」
京太郎「っと、すいません。そろそろ風呂入れって言われたのでここらで失礼しますね」
美穂子『あ、はい。いってらっしゃい。それじゃあ少し早いけどおやすみなさい』
京太郎「福路さんもおやすみなさい、それでは」
今回はここまでです
キャップ可愛く書けてるといいんですが
それではおやすみなさい
乙
乙乙!
乙ですー
キャップかわいい!
乙ー
キャップぐうかわ
この進行具合が程よくて2828しまくりですわ
乙です
なんだこの平和なssは(称賛)
本当にこの2人すばらだなあ
今頃須賀くんはお風呂かー、とか呟きつつ思わず京ちゃんの入浴シーンを妄想して赤面しちゃうのね
キャップかわいいんだし!
乙ですー
キャップ可愛いし、ほのぼのいいわー
清澄勢は意外とあっさりしてるようで残念
部活の皆に登録お願いする→池田、家族以外で一番乗り!とはしゃぐ→登録出来たか確認するし!(口実)→その時池田に電流走る→電話帳には見知らぬ男の名前が!
なんて妄想
しかし、風越の面子も清澄同様でないんかな
こんばんは
少しだけ投下しますね
マスター「そういやさ」
京太郎「なんすか?」
マスター「京太郎って彼女いんの?」
美穂子「っ!」ケホッケホッ
京太郎「大丈夫ですか福路さん?」
美穂子「え、ええ大丈夫。ちょっとむせちゃっただけだから」
マスター(ほー、これはこれは)
マスター「で、どうなのさ」
京太郎「居ませんよ。今まで居たこともないですし」
美穂子(居ないんだ)
店員A「あれ、ちょっと意外。京太郎くんわりとモテそうなのに」
京太郎「ないない、全然モテた事なんてないっすよ」
店員B「京太郎くんの場合背も高いですし、運動も得意となると人気もありそうなものですが」
美穂子(いつの間にか店員さん達まで須賀くんの事名前で呼んでるのね……)
京太郎「うーん、ハンド自体がマイナーなスポーツでしたしサッカーとかやってる奴のほうが人気あったんじゃないかなぁ」
マスター「そういうもんかね」
京太郎「そういうもんじゃないですかね。そりゃ勿論クラスメイトなんかとはちょくちょくみんなで遊びに行ったりはしてましたけど」
マスター「なるほどねぇ。じゃあ高校に入ってからは?」
京太郎「どうって言われてもまだ半年も経ってませんからねぇ。クラスメイト以外だと部活仲間と話すぐらいかな」
マスター「ふむ」
店員A「よし、それじゃあ寂しい京太郎くんと私が付き合ってあげよう」
京太郎「あ、恋人料とか払えないんで遠慮しておきます」
店員A「即答!?」
マスター「美穂子ちゃん、良かったね」コソ
美穂子「何がですか?」コソ
マスター「京太郎の事気になってるんでしょ」コソ
美穂子「そ、そんな事ありません!!」
京太郎「うぉ、びっくりした。どうしたんですか福路さん?」
美穂子「な、なんでもないの。気にしないで」
京太郎「んー、分かりました。マスター、あんまり変な事言って福路さん困らせちゃ駄目ですよ」
マスター「なんで私のせいになってるんですかねぇ。まあ間違ってるとも言えないけど」
京太郎「やっぱりそうなんじゃないですか……」
美穂子「私なら大丈夫だから。いきなり大きな声出しちゃってごめんなさい」
京太郎「福路さんが謝ることないですって。この話題はこのぐらいにしましょう」
美穂子「ええ、分かったわ」
―――
やったぜ。
京太郎「そういえば携帯はどうですか?」
美穂子「電話をする分には大丈夫、かな。メールもなんとかだけど打つのにどうしても時間がかかっちゃうのよね」
京太郎「そこは慣れるしかありませんからねぇ、数こなしてれば自然と早くなると思いますよ」
美穂子「だといいのだけど。変換なんかも少しややこしくて」
京太郎「最近のだと長い文章も一発で変換してくれたりもしますけど、最初のうちは単語毎に区切って変換するといいかも」
美穂子「ふむふむ。確かにそのほうが出したい漢字は出やすいのかしら」
京太郎「文章だとたまに意図しない所で区切られて変換されたりもありますからねー」
美穂子「そうなのよね。なんでこんなのになるのっていう事が何度か」
京太郎「で、結局ひらがなのままに、ですか」
美穂子「うう、そうなんです……」
京太郎「頑張って練習しましょうね」
美穂子「はーい」
美穂子「あ、家族やクラスメイトなんかは無事に登録できました。してもらったが正解なんだけど」
京太郎「お、それは良かったです。福路さんの事だし一気に大量になったんじゃないですか?」
美穂子「大量って程ではないと思うけれど、部のみんなやコーチ、OGの人なんかも登録したから確かに一気に増えましたね」
京太郎「そうなるといざかけるって時に目当ての人探すのも中々大変ですね」
美穂子「そうなんですよね。自分からかけようと思うとどうにも焦っちゃって」
京太郎「よくかける相手なら短縮ダイヤルに登録しておくといいですよ」
美穂子「短縮ダイヤル?」
京太郎「普通にかけるより少ない操作で登録した相手にかけれる機能ですね」
美穂子「それはありがたいわね。登録の仕方教えてもらってもいいかしら?」
京太郎「構いませんよ。俺の携帯でやり方見せますんでその通りにやってください」
美穂子「分かりました」
京太郎「おぉ……、両目で本気モードだ」
美穂子「これならちゃんと覚えれるかなって」
京太郎「確かになんか覚えれそうですね」
―――
美穂子「今日も送ってくれてありがとう」
京太郎「どういたしまして。すっかり送るのにも慣れちゃいました」
美穂子「ふふ、本当ね」
京太郎「それじゃあ俺はこれで」
美穂子「あ、待って」
京太郎「?」
美穂子「母がね、そろそろ寄ってくれてもいいんじゃないのかって言ってるのよね」
京太郎「あー、でもほらやっぱりなんか悪いですし」
美穂子「何も悪いことなんてないわよ?」
京太郎「むむ……」
美穂子「それとも須賀くんは嫌なの?」ウワメヅカイ
京太郎(反則だろこれー!!)
京太郎「嫌だなんてそんな。分かりました、それじゃあちょっとお邪魔させてもらいます」
美穂子「ありがとう」パアア
京太郎(可愛すぎる)
美穂子「それじゃあ少し待っててもらえるかしら、母にも伝えてくるから」
京太郎「了解っす」
ホントに少しだけでしたが今回はここまでです
次はまた月曜か火曜になると思います
清澄勢があっさりしてるのは仲が悪いとかそういうのではなく、京太郎自身が自分なりに頑張ってるというのを言っていたからと
やっぱり自分達の事に意識が向いているからというのがあります
優希辺りは男子のレベル低いのかーとか思ってたりしますが
風越勢に関しては華菜は意図的に現状出して居ません
一度出してしまうと何かと関わってくるようになりそうで、それこそ雀荘にも毎回顔を出したりとか
京太郎と美穂子があまり親しくなる前だと京太郎側が自然と遠慮する形になって疎遠になりそうだなーとかそんな勝手な考えです
他のメンバーに関しては正直出してもモブ系と変わらない程度にしか関わりそうにないってのがあります
キャラあんまり把握出来てませんし
電話帳は>>245みたいなのは同じく最初に考えたんですが朝練がなくて登校時に遭遇しなければクラスメイトが先になるかなと思って普通になりました
乙
相変わらずのキャップの可愛さよ
乙
乙ですー
店長のセリフがちょっと砕けてきた?
某のよりんスレもマスター出てきてるから、どっちのマスターがどんな感じだっか混乱中w
乙ー
まあ今は他が空気だが合同合宿で確実に一波乱あるだろうな
>>254
まさかの全く同じ境遇
他スレと混ざっちゃうよねwwww
今回もキャプテンはかわいらしかった
おつ
乙
上目遣いからのキャップは反則過ぎるなww
京ちゃんが陥落するのも時間の問題やで
この人にこんな頼まれ方されて断れる人っているんですかねぇ...
>>258
女性なら断れるかもww
乙
今日は来れないのかな?・・・残念。
こんばんは
土曜に出勤してから三徹終えてさっき帰宅した所です
流石にちょっと寝ないとやばいので投下は無しで
今日早めに帰れたら書いて投下します
了解
>>262
乙です
ゆっくり寝てください
わかりました。待ってます
こんばんは、先程帰宅しました
今から書き始めるので投下は夜中か朝になると思います
無理はしないでよー
仕事お疲れ様です。無理はしないでね
そろそろ寝ないとまずいので書けた部分を投下します
今回もいつも通り短いです
美穂子「須賀くんおまたせ。どうぞ入って」
京太郎「うっす、それじゃお邪魔します」
美穂子「そんなに緊張しなくても大丈夫よ」クス
福路母「いらっしゃい。須賀くんね、はじめまして。美穂子の母です」
京太郎「あ、はい。は、はじめまして。須賀京太郎です」
京太郎(この人が福路さんのお母さんか。…若くね?)
福路母「どうかした?」
京太郎「あ、いえ。前の電話の時にも思ったんですが随分お若いなって」
福路母「あらあら、お世辞がお上手ね」
京太郎「お世辞だなんてそんな、お綺麗ですし」
福路母「あらホント? 嬉しいわねぇ」
美穂子「……」ムー
美穂子「ほらお母さん、お湯沸かしてるんじゃなかったの」
福路母「はいはい分かってるわよ。そんなに怒らなくてもいいじゃないの」クスクス
美穂子「怒ってません!」
福路母「おお、怖い怖い。それじゃあ須賀くんは美穂子と待っててね」
京太郎「あ、はい」
美穂子「じゃあリビングに案内するわね、こっちよ」
京太郎「はーい。あの福路さん、俺なんかやっちゃいました?」
美穂子「え?」
京太郎「いやほら、さっきのお母さんとのやり取りが」
美穂子「あ……な、なにもないわよ、大丈夫だから」アセ
京太郎「そうですか? 大丈夫ならいいんですけど」
美穂子「うん、須賀くんは気にしないで」
美穂子(私ったら須賀くんが居たのに……)カア
美穂子「私は着替えてくるから須賀くんはゆっくりしててね。もうすぐお母さんがお茶持ってくると思うから」
京太郎「了解です」
福路母「はいお待たせーってあら、美穂子は?」
京太郎「あ、今着替えてくるって」
福路母「ああなるほど。それじゃあ須賀くんお先にどうぞ」
京太郎「ありがとうございます。いただきますね」
福路母「須賀くんってさ」
京太郎「?」
福路母「あの子と付き合ってるの?」
京太郎「!?」ゲホッゴホッ
福路母「あらあら大丈夫?」
京太郎「だ、大丈夫ですちょっと器官に入っただけなんで。危うく吹き出すところでしたけど」
福路母「で、どうなの?」
京太郎「違いますよ。福路さんの好意で麻雀教えてもらってるだけです」
福路母「なーんだ」
京太郎「なーんだって」
福路母「だってのあの子に男子の知り合いが出来るだなんて思ってなかったからね」
京太郎「まあ、女子校ですしねぇ」
福路母「知り合ったきっかけはなんだったの?」
美穂子「おまたせ。お母さん須賀くんに失礼な事しなかった?」ガチャ
福路母「酷いわねぇ、そんな事してないわよ。ねえ?」
京太郎「え、ええ」
美穂子「ならいいのだけど。今はなんの話を?」
京太郎「俺が福路さんと知り合ったきっかけを聞かれてました」
福路母「そうなの。知り合った子に麻雀を教える事になったとしかあなたからは聞いてなかったからね」
美穂子「確かに知り合った時の事は話してなかったかな」
京太郎「なるほど。最初は俺が部活の買い出しで必要なものがどこにあるのか分からなくて困ってる時に福路さんが声をかけてくれたんですよね」
美穂子「私も同じく買い出しに行く途中で、須賀くんが困ってるように見えたから少し迷ったけど声をかけてみたの」
福路母「ふんふむ。なるほどねぇ」
京太郎「あの時は本当に助かりました」
美穂子「どういたしまして」ニコ
京太郎「で、それからちょっとしてまた買い出し中に会いまして。その時に教えて貰うことになったんですよね」
美穂子「あの時はいきなり大きな声出しちゃったのよね。思い返すと恥ずかしいわ……」
京太郎「俺は嬉しかったですけどね。俺のために怒ってくれたんだし」
美穂子「もう、須賀くんってば」
福路母「最初はびっくりしたわねぇ。麻雀を教えるって言うからてっきり女の子だと思ってたら男の子だって言うし」
美穂子「お父さんもお母さんも2人してキョトンとしてたのはちょっとおかしかったかな」フフ
福路母「ね、須賀くん。折角だし夕飯食べていきなさいよ」
美穂子「それはいいわね」
京太郎「えっ、いや流石にそれは……」
福路母「いいじゃないの、ねえ」
美穂子「ダメ?」ウワメヅカイ
京太郎(だーかーらー、それは反則だって!)
京太郎「えーっと。それじゃちょっと家に電話して確認してみます。もう用意始めてるようだったら申し訳ないですけど今日は帰ります」
福路母「そうね、用意始めてたら確かに仕方ないかな。美穂子もそれでいい?」
美穂子「ええ、勿論。あまり強引に誘うわけにもいかないし」
京太郎(結構強引寄りな気もするんですが気のせいですかね?)
京太郎「それじゃちょっとかけてきますんで」
美穂子「はい、行ってらっしゃい」
福路母「別にここでかけてもいいのよ?」
京太郎「それは流石に恥ずかしいんで勘弁してください……」
福路母「彼、いい子じゃない」
美穂子「うん、そう思う。一番最初は背の高さもあって怖い人かなって思ったりもしたんだけどね」
福路母「そんな事思いながらも困ってそうだからって声をかけちゃう辺りが美穂子よねぇ」
美穂子「うう、否定出来ない」
福路母「でも、気をつけないと駄目よ? 須賀くんはいい子だから良かったけど、そういう人ばっかりじゃないんだから」
美穂子「はい、そこは気をつけます。友達とかにも同じ事言われたし……」
福路母「しっかりしてるように見えて抜けてる所あるからねぇ」
美穂子「そんな事無い、…といいな」
京太郎「すいませんお待たせしました」ガチャ
福路母「どうだった?」
京太郎「まだ用意始めてないらしいので、今日はこちらでいただきます」
美穂子「良かった」
福路母「そうねー。それじゃ早速準備するとしましょうか」
京太郎「なんかホントすいません。お茶だけじゃなく食事までだなんて」
美穂子「須賀くんには帰りに送ってもらったり携帯を買うのにも付き合ってもらったしお世話になってるんだから気にしないの」
福路母「そういう事。じゃあ待っててね」
美穂子「あ、お母さん。私も手伝うわ」
福路母「はいストップ」
美穂子「?」
福路母「はぁ……、アンタねぇ。お客様の須賀くんを1人で待たせる気?」
美穂子「あ」
福路母「分かったなら須賀くんとお話でもして待ってなさい」
美穂子「はーい」
美穂子「じゃあ暫くかかると思うし、私の部屋に行きましょうか」
京太郎「はい!?」
美穂子「どうしたの? そんなに驚いて」
京太郎「いやだって福路さんの部屋って言いましたよね?」
美穂子「言ったけど、何か変かしら?」
京太郎(これは何か言っても無駄なパターンだなきっと)
京太郎「や、変ではないですね、はい。でもいいんですか?」
美穂子「変な須賀くん。私から言ってるんだからいいに決まってるじゃない」
京太郎「ですよねー。分かりましたお邪魔します」
美穂子「はい」ニコ
京太郎(ホント可愛いよなぁ)
美穂子「じゃあ行きましょう。お母さーん、私の部屋に行くから出来たら呼んでね」
福路母『オッケー』
美穂子「ここが私の部屋です、さあどうぞ」
京太郎「じゃあお邪魔しまーす」オソルオソル
京太郎(うぉぉ、ここが福路さんの部屋か。綺麗に片付いてるなぁ。しかもなんかいい匂いがするぞ……)
美穂子「あの須賀くん、あんまりジロジロ見られるとちょっと恥ずかしいかな」
京太郎「はっ、す、すいません」
美穂子「今クッション出すから少し待ってね」
京太郎「はい」
京太郎(やっぱり麻雀関連の本が結構多いんだなぁ)
美穂子「お待たせ。こちらにどうぞ」
京太郎「それじゃあ失礼します」
美穂子「本棚を見ていたけど気になる本でもあった?」
京太郎「あ、いや。麻雀関連の本がやっぱり多いなーって思って見てました」
美穂子「ああなるほど。そういえば前に貸した教本はどうだった?」
京太郎「あれ凄く分かりやすかったです。確かに子供向けなんでしょうけど初心者の俺としてはピッタリでしたね」
美穂子「それなら良かったわ。今の須賀くんなら少し難しいのでも大丈夫なんじゃないかしら」
京太郎「ですかね? オススメとかってありますか?」
美穂子「えーと、そうね。この辺りなんかが丁度いいかしら。須賀くんさえ良ければ貸してあげる」
京太郎「おお、ありがとうございます。正直教本も種類多すぎて自分で選ぶの難しかったんですよね」
美穂子「自分のスタイルによって選ぶ教本も変わってきたりもあるから確かに難しいと思うわ」
京太郎「スタイルかー」
美穂子「須賀くんも大分慣れてきたしもうそろそろ自分なりの打ち方を考えるのもいいかもしれないわね」
京太郎「ふーむ。今度から打つ時に色々と試してみるのもありか」
美穂子「最初はしっくり来なくても慣れてくると、なんというのもあるから気長に考えるのがいいかな」
京太郎「了解です」
京太郎「そういえば福路さん、家だと目は普通に開いてるんですね。まあ当然と言えば当然なんでしょうけど」
美穂子「ええ、家なら他人の目を気にする必要もないし。須賀くんは知っているしね」
京太郎「やっぱりその目綺麗ですよね」
美穂子「あ、ありがとう……」カオマッカ
京太郎「ちょっと気になったんですけど」
美穂子「何かしら?」
京太郎「麻雀の時なんですけど、大体理解出来て更に掌握する時に右目を開くんですよね?」
美穂子「ええ、大体そんな感じと思ってもらっていいかな」
京太郎「最初から開いていた場合ってどうなるんですか?」
美穂子「うーん、どうなのかしら。本当に最初からというのは最近全く試してないからちょっと分からないかも」
京太郎「でしたか」
美穂子「ある程度は分かるかもしれないけど、曖昧な部分も出てくるんじゃないかなとは思うのよね」
美穂子「ここって決めた時に目を開くのは私自身の一種のスイッチでもあるから」
京太郎「あー、なるほど。そういうのって下手に崩さないほうがいいですもんね」
美穂子「ええ、私もそう思ってるかな」
―――
福路母『美穂子ー、須賀くんも、ご飯用意出来たから降りていらっしゃーい』
美穂子「はーい、今から行くわ」
美穂子「さあ須賀くん、行きましょう」
京太郎「はい」
今日はここまでで
食事シーンは特に描写しませんので一応キリのいい所までは出来た、かも?
続きはその夜帰宅後の京太郎のシーンになるはず
次の投下は可能なら金曜までに、そこが無理な場合はまた月曜か火曜になります
それではおやすみなさい
乙なのです。
あーキャップかわいいんじゃ~
乙!
キャップカワイイ!
乙でしたー
2828するのう!
乙
乙です
もうこの2人最高ですよ
いいわぁこのふたり...
乙乙
某スレでおすすめされて今読破しましま!
ニヤニヤ止まんない!
こんばんは。いつも乙ありがとうございます
総合でこのスレがおすすめとかで名前上がってるとホントに大丈夫か!?ってなります
>>284
いらっしゃいませ
楽しんでいただけたなら幸い
今日も少しだけ投下します
京太郎「あー、今日は緊張したなぁホント」
京太郎(福路さんの家に入っただけでもアレなのにまさか部屋にまで入ることになるとは)
京太郎(しかも夕飯の時にはお父さんまで帰ってきてたしなー)
京太郎(穏やかで優しい感じの人だったからまだ助かったけど。福路さんの性格はお父さん似なのかね)
京太郎(お母さんのほうはなんというかぐいぐいくる感じだったしなぁ、あの後も色々聞かれたし)
京太郎「それにしても付き合ってるのかだなんてねえ」
京太郎(俺が福路さんみたいに素敵な人と付き合える訳ないっての)
京太郎(それに福路さんが俺の事なんてなんとも思ってないだろうし)
京太郎(色々と良くしてくれるのも純粋な善意からだと思うしなー)
京太郎「後はまあ」
京太郎(俺自身が福路さんに対して良くお世話になってる人ってイメージが強いしな)
京太郎(美人で可愛くて、優しくて涙もろくて)
京太郎(それでいて芯はしっかりと通っていて、ちょっぴり頑固で)
京太郎(普段外では開いてない右目も凄く綺麗で、家族だけじゃなくて俺が居ても開いてくれてたんだよなぁ)
京太郎「っておいおい」
京太郎(改めて考えてみたら思っきり意識してるじゃねーかこれ)
京太郎(え、つまりこれってそういう事になるのか?)
京太郎「福路さんの事を好きって事に」
京太郎「ってやべえ!口にしたら滅茶苦茶恥ずかしくなってきたぞこれ!」ゴロゴロゴロ
京太郎(やっべー、変な事考えるんじゃなかった。なんだこれはずい)
京太郎(次に会った時にまともに顔見れるかこれ……?)
京太郎(まてまて、まずは冷静になろう)
京太郎(そもそもあんな素敵な人を好きにならないのがおかしいんだ、だから俺は普通、うん)
京太郎(それに俺が好きだからっていっても福路さんからしたら俺はただの気になるから世話してる後輩ってだけだ)
京太郎(まず相手にされないわな、うんうん)
京太郎「……自分で考えておきながら凹んできた」
京太郎「ま、でも落ち着いたのは確かだしいっか」
♪~
京太郎「うお、福路さんから電話とか。落ち着く前じゃなくて助かったな」
京太郎「はい、もしもし」
―――
――同じ頃
美穂子「うーん……」
美穂子(須賀くんに少しでもお礼がしたかったのもあって家に上がってもらったんだけど、やっぱりちょっと強引だったかしら)
美穂子(でもああでもしないとなんだかんだと理由を付けて遠慮されるから仕方ないわよね、うん)
美穂子(須賀くんもあくまでも遠慮していただけであって嫌だったから、とかはないはずだし)
美穂子(お母さんだけじゃなくてお父さんも須賀くんにお礼が言いたかったって言ってたし、ね)
美穂子「須賀くん、この部屋にも居たのよね」
美穂子(私が入れたんだから当たり前なんだけど。考えてみたら男の子を部屋に入れたのなんて初めて)
美穂子(そもそも男性の知り合い自体がほとんど居ないんだけど)
美穂子(後からお母さんに随分積極的だとか言ってからかわれるし、お父さんもちょっと驚いてたなぁ)
美穂子「でも須賀くんだったら部屋に入られても全然嫌だなんて思わなかったなぁ」
美穂子(今まで恥ずかしい所も色々と見せちゃってたし)
美穂子(部屋をじっくりと見られるのは流石に恥ずかしかったけどね)
美穂子(麻雀の話をする時の須賀くん、真剣だから教える側としても気が引き締まるのよね)
美穂子「真剣な表情の須賀くんってなんだか格好いいし……」
美穂子(わ、私ってば何考えてるのかしら)カアア
美穂子(でも最近、須賀くんの事を考えてる事が多いかもしれないわ)
美穂子(団体戦の後、須賀くんの前で泣いちゃった時から特に、かな)
美穂子(あの時の須賀くんは優しくて暖かくて大きくて、凄く安心できた)
美穂子(撫でてもらったのも心地よかったなぁ)
美穂子(思い出したら恥ずかしいんだけど、それだけじゃなくて暖かい気持ちになれる)
美穂子(須賀くんに麻雀を教えるのも楽しいし、帰りに送ってくれる時に話をするのも楽しい)
美穂子(雀荘でみんなと楽しそうに話してる須賀くんを見るのも楽しい)
美穂子(でも私以外のみんなから名前で呼ばれてるのはちょっと複雑かも)
美穂子(私も名前で呼んでもいいのかな)
美穂子「京太郎くん」ボソ
美穂子(あ、だめ。凄い恥ずかしいわこれ)カアア
美穂子(この気持ちはなんなのかしら。部のみんなやクラスのみんなに感じるのとも違うこの気持ち)
美穂子「好きってこんな気持ちなのかな……」
口にした途端何かがストンと嵌った、そんな気がした
それが正しいのかは分からない、けれど私にはとてもしっくりときた
美穂子「でも須賀くんは」
美穂子(私の事どう思ってるのかな。きっと世話焼きだけどどこか頼りない先輩とかよね)
美穂子(携帯を買いに行った時も店員さんにそんな感じで言っていたし。そういう対象ではないって事よねきっと)
美穂子(でも彼女は居ないって言っていたし、少しは私の事も意識してくれたら嬉しいな)
美穂子「この時間ならまだ起きてるかしら」
美穂子(メール?ううんやっぱり電話にしようかな、今はなんだか須賀くんの声が聞きたい気分)
♪~
京太郎『はい、もしもし』
美穂子「こんばんは須賀くん。夜遅くにごめんなさいね」
京太郎『まだ寝るつもりもなかったし全然大丈夫ですよ。何かありました?』
美穂子「ううん、大した事じゃないだけれど。今日はどうもありがとう、寄ってくれて」
京太郎『いやお礼を言うのはこっちですって、お茶どころか夕飯までいただいちゃって。それに新しい教本まで貸してもらっちゃいましたし』
美穂子「私が言いたかったからいいんです」
京太郎『はは、なんですかそれ。じゃあお互い様って事にしておきますか』
美穂子「そうね、そうしましょう。それでね……」
――――――――――
――――――
――
今回はここまで
次はまた月曜か火曜になると思います
乙です
またまたそんなところで区切っちゃって~
焦らし上手なんだから~
乙
そろそろ出番来るかもだから出待ちしとけ池田ァ!!
乙
乙
乙です
乙
乙です
乙
甘酸っぱくて最高だね
乙!
試しに「京太郎くん」呼びして恥ずかしがる美穂子さんちょーかわいい!!
身内には結構強気なキャップ
結婚したら尻に敷かれそうである
尻にひかれるなら本望さ!
敷かれるな
キャップの尻に跳ね飛ばされる京太郎想像しちゃったじゃねえかwwww
旦那には甘くなりそうだけどなww
甘くても無茶言うと悲しい顔しそうだから逆らえない=結果的に尻に敷かれる
キャップは尻に敷いてもしっかり男を立ててくれそう、なんというか良妻賢母って感じ
こんばんは
今日も少しですが投下します
京太郎「さてと、今日も色々買わないと駄目だしまずはこの店からにしますかねっと」
京太郎(それにしても今回は流石に量が多いねぇ)
京太郎「あ」
京太郎(福路さんだ。あの人も相変わらず自分で買い出しに来てるんだな)
京太郎「ふく――「キャプテン、これでいいですか?」
京太郎(っとあぶね。今日は1人じゃなかったのか)
京太郎(さてどうしたもんかね。挨拶するぐらいなら別に問題はないって気もするが)
京太郎「……」
京太郎(やめとこ。別にこの店最初にしないとって訳でもないし最後に回すか)クル
―――
美穂子「あら?」
美穂子(今出て行ったの、須賀くんに似ていたような)
美穂子(でも須賀くんなら挨拶しれくれるだろうし、違う人だったのかしら……)ウーン
「キャプテン、どうかしましたか?」
美穂子「あ、ごめんなさいなんでもないの」
美穂子(夜にでも聞いてみようかしら)
――――――――――
――――――
――
京太郎「はいもしもし」
美穂子『こんばんは須賀くん。今大丈夫だったかしら』
京太郎「大丈夫ですよー。宿題終わって休憩してたところなんで」
美穂子『それはお疲れ様』
京太郎「どもっす。それで何かありました?」
美穂子『あ、そうそう。須賀くんは合同合宿の事は知ってるのかなって』
京太郎「あー、うちの部長発案の決勝卓の人達が集まっての合宿ですよね」
美穂子『うん、それの事。須賀くんはどうなるの?』
京太郎「流石に俺は留守番ですね。女性ばかりの合宿に男1人で参加ってのもアレだし当然かなーと」
美穂子『やっぱりそうなるわよね』
美穂子『あら、でも清澄で合宿をした時も男子は須賀くん1人だったのよね?』
京太郎「そうでしたけど流石に今回とは状況も違いますって。荷物持ちって役割もありましたし」
美穂子『そういえば雀卓とパソコンを運んだってって言ってたものね……』
京太郎「あれはホント重かったですよ……」
京太郎「まあそれこそ俺が男子の県代表にでもなってたら一日だけ参加とかもあったかもしれませんけど」
京太郎「普通に県大会で敗退ですからね。納得もしてますよ」
美穂子『そっかぁ』
美穂子(須賀くんも居たら楽しそうだったのになぁ)
京太郎「合同合宿に必要な物の買い出しとか増えたのはちょっと大変ですけどね」ハハ
美穂子『その買い出しって今日も行ってなかった?』
京太郎「ああ、行ってましたけど」
美穂子『それじゃあやっぱりあのお店から出て行くのが見えたのは須賀くんだったのね』
京太郎(あー、気付かれてたのか。こっそり出たつもりだったんだけど)
京太郎「見られてましたか」
美穂子『私もあの時お店に居たからね』
京太郎(まあ別にごまかす必要はない、よな)
京太郎「ええ、居たのは気付いてました」
美穂子『だったら声かけてくれても良かったのに』ムー
京太郎(なんか不機嫌そうなんですけど)
京太郎「最初は声かけようと思ったんですけどね。でも今日福路さん1人じゃなかったでしょ?」
美穂子『確かに部員の子と一緒だったわね。でも気にしないでも大丈夫だったのよ?』
京太郎「うーん、そこはなんと言いますか」
美穂子『?』
京太郎「福路さんは確かに大丈夫だと思うんですけど。一緒に居た人もそうだとは限らないなって」
京太郎「いきなり男が声かけてきたら警戒するでしょうし」
美穂子『そんな事無いとは思うけれど』
京太郎「あとはほら、俺って清澄の麻雀部員じゃないですか」
美穂子『あ……』
京太郎「まあそういう事です。その人が割り切れてなかったりしたらちょっとね」
美穂子『確かにそうよね。ごめんなさい須賀くんはちゃんと考えてくれていたのに気が付かなくて』
京太郎「いやいや、福路さんが謝ることじゃないですって」
京太郎(ま、それだけじゃないしな)
美穂子『でも』
京太郎「はいはい、この話題は終わりましょう」
美穂子『須賀くん……、分かりました。ありがとう』
京太郎「どういたしまして」
美穂子『それにしてもそちらは相変わらず須賀くんが買い出しをしてるのね』
京太郎「それを福路さんが言いますか」
美穂子『私はちゃんと今日引き継ぎも兼ねてだったからいいんです』
京太郎「あー、なるほど。それで他の人が一緒だったんですね」
美穂子『ですです。ってはぐらかさないで』
京太郎「別にそういうつもりじゃなかったんですが。ま、そうですね」
美穂子『そう……』
京太郎「あ、でも今はどっちかって言うと自分からやってるようなもんですよ」
美穂子『え?』
京太郎「ほら、あいつらに全国に向けて頑張ってもらいたいってのは確かにありますし」
京太郎「後はあの決勝を見たからってのもあります」
美穂子『決勝を?』
京太郎「はい。多分以前の俺だったら何も分からずただすげーって思っただけでした」
京太郎「でも福路さんに教えてもらって少しは打てるようになって。だからこそあの決勝でのあいつらや他の三高のみなさんの凄さが分かりました」
京太郎「勿論分かったつもりなだけかもしれません」
京太郎「それでも、今の俺なんかじゃ相手にならないってのははっきりと分かります」
美穂子『須賀くん……』
京太郎「正直、羨ましかったり悔しかったり色々ですよ」
京太郎「でも、あいつらに頑張ってほしいと思うのも確かなんで。俺は俺に出来る部分でサポートしていこうかなと」
美穂子『そうだったのね』
京太郎「勿論俺自身が強くなるのだって諦めてませんけどね。でもそれは今のあいつらと打つ事じゃない、とも思うんです」
京太郎「あいつらと打つのはもっと自力を付けてからにしようかなって。その為に雀荘で頑張ろうと思ってます」
京太郎「あとは、福路さんが良ければまた教えてもらったりもしつつ、とか」
美穂子『私が須賀くんのお役に立てるなら喜んで協力させてもらうわ』
京太郎「ありがとうございます。でも福路さんだって個人戦があるんですからそっちちゃんと優先してくださいよ?」
美穂子『も、勿論大丈夫よ』
美穂子(一瞬忘れてただなんて言えない)
京太郎「ホントですかー?」
美穂子『本当です!』
京太郎「あはは、了解です」
美穂子『もう、須賀くんってば』
美穂子『あ、いけないもうこんな時間なのね』
京太郎「あー、結構話してましたもんね」
美穂子『それじゃあ今日はこの辺りで』
京太郎「ですね」
美穂子『おやすみなさい須賀くん』
京太郎「福路さんもおやすみなさい」
今回はここまでです
一緒に買い出しに来てたのが華菜でここで遭遇というのも考えたんですが無しになりました
多分このままキャップ以外のメインキャラはあまり出ない形になるんじゃないかなと思います
全く出ないって事はないとは思いますが
次は金曜までに間に合えばで無理なら週明けになります
乙
おつ
(正直池田が買い出しする姿が思い浮かばない)
乙ですー
乙!
乙です
>>312
そもそも部内ランク的にも学年的にもやるポジでも無いしな
引き継ぎだから、一緒に来てるのみはるんなんじゃないかと思ってたりして
乙です
仕方ないとはいえ合宿にいけないのは残念ね
変わりにキャップと一日中一緒に麻雀やらデートやら何かあってくれないものか
追いついた
このもどかしい感じたまらないわ
おつ
やはりふくれるキャプほどかわいいものはない
こんにちは
一旦帰宅したので1レスだけひっそりと投下します
美穂子「それでね、その後こんな事があって」
京太郎『へー、そんな事が。大変だったんじゃないですか?』
美穂子「確かにちょっと大変だったけど、新鮮で楽しかったかな」
京太郎『なるほど。確かに普段やらないことって結構楽しかったりしますよね』
美穂子「そうなのよね。だからつい頑張り過ぎちゃって」
京太郎『あはは、なんだか福路さんらしいですね』
美穂子「そんな事ありません。って言いたいけれど今回は否定出来ないわね」クス
京太郎『そういや話し始めてから結構経ちましたけど時間大丈夫ですかね?』
美穂子「あら本当。うーん、みんなに心配かけるかもしれないしそろそろ部屋に戻ったほうがいいかしら」
京太郎『そのほうがいいと思いますよ。というか折角の合宿なのに俺に電話してて良かったのかなーと』
美穂子「私がきょう…、じゃなかった。須賀くんとお話したかったからかけたの。それとも迷惑だった?」
美穂子(あ、危ない。あれから名前で呼ぶ練習をしてたからつい呼んじゃう所だったわ)カア
京太郎『迷惑だなんてそんな。俺も福路さんと話すのは楽しいから大歓迎ですよ』
京太郎(今日って言いかけてたけどなんかあったのか?それにしてもなんか最近福路さん積極的というかなんかぐいぐい来るようになってないか?)
美穂子「ふふ、嬉しいわありがとう。それじゃあおやすみなさい」
京太郎『はい、おやすみなさい福路さん』
美穂子「さてと、そろそろ部屋に戻らないと」
美穂子(あんまり遅いと心配して探しに来るかもしれないし)
美穂子(それにしてもさっきは危なかったわね。つい名前で呼びそうになるだなんて)
美穂子(私が突然名前で呼んだら須賀くんはどう思うかしら)
美穂子(驚くかしら。でも嫌がったりはしないわよねきっと)
美穂子「ね、京太郎くん」
みっぽかわいいよみっぽ
かわいいかわいい
通りすがりのステルスモモが聞いてそうな会話だな
それで清澄会議ですね、
清澄会議という映画が出来そう
久に謀叛を起こしたまこを電撃的に討った和が会議の主導権を握るも、
譜代の重臣である咲は京太郎を娶り、北ノ庄城にて覇を唱えることとなったのであった
えらく語呂がいいと思ったら、清洲会議か
まってる
こんばんはー
すいませんさっき帰宅したばかりで今から書き始める状態です
朝までに間に合えば朝に投下しますが多分今日の夜になると思います
こんな遅くにお疲れ様
お疲れ様です
楽しみにしてます
こんばんは、やっと帰宅できました
今回も短いですが投下していきます
京太郎「お帰りなさい。ってのもなんか違いますかね?」
美穂子「あら、それはそれで嬉しいわよ?ただいま、須賀くん」
美穂子「はい、それじゃあこれお土産ね」
京太郎「おー、わざわざありがとうございます」
美穂子「どういたしまして。でも寧ろお礼を言うのはこっちかもしれないわね」
美穂子「早く渡したかったからってこうやってうちにまで来てもらっちゃったし」
京太郎「最初はびっくりしましたけどね」
京太郎「でも折角福路さんが言ってくれたんだしと思って」
美穂子「ええ、ありがとう」
京太郎「まあ家の中にまで入るとは思ってなかったんですが」
美穂子「わざわざ来てくれたのに家の前でだなんてそんな失礼な事はしないわよ」
京太郎「そういうもんですか」
美穂子「そういうものです」
京太郎「合宿はどうでした?と言っても結構夜の電話で聞いてましたけど」
美穂子「そうね。かなり充実していたんじゃないかしら」
美穂子「他校と練習試合なんかをする事はあっても今回みたいな形式というのは今まで経験がなかったし」
京太郎「なるほど。やっぱり風越みたいに名門だと他校と練習試合する機会も多いんです?」
美穂子「それなりには多いとは思うかな、こちらから出向いたり相手から申し込みがあったりとか」
美穂子「ただ、去年代表を逃したのもあってこの一年は一昨年に比べると少なかった気もするわね」
京太郎「あー、なるほどそういうのもやっぱり影響してくるんですね」
美穂子「コーチやOGの人のコネがある所はあまり関係ないのだけど、そうじゃない所だとどうしてもね」
京太郎「色々と大変そうだなあ」
美穂子「でも私達が実際にやる事は少ないからそこまでではないのよね。大変なのはコーチや顧問の人達のほうになるし」
京太郎「あー、そりゃそうか。うちの環境のせいでそういう考えが出てこなかった」
美穂子「清澄の環境はね…。あ、でも鶴賀もそちらに環境は似ていたみたいよ」
京太郎「おおう、うちみたいなとこが他にもあったとは」
美穂子「部員はレギュラーの5人だけで、指導者もなしらしいわ」
京太郎「確かに似てますねそれ。そんな2校が決勝に出たんだから予想外もいいとこだったんだろうなぁ」
美穂子「本当にね。どちらも公式戦の記録がないから牌譜も大会に入ってからしか分からなかったし大変だったわ」
京太郎「あ、そうだ。借りてた教本読み終わったのいくつか持ってきました」
美穂子「あら、そんなに急がないでも良かったのに」
京太郎「いやー、結構借りたのも溜まってきてましたしね」
美穂子「確かに結構貸してたかもしれないわね。お役に立ったかしら?」
京太郎「ええ、色々と福路さんが注釈書いてたりしたので分かりやすくて助かりました」
美穂子「そういえば自分なりに思ったことなんかを書いていた気がするわ」
京太郎「福路さんって字も綺麗ですよね。凄く読みやすかったですよ」
美穂子「そ、そうかしら。ありがとう」カア
京太郎「あ、でも少し分かり難い場所があったんですよね」
美穂子「あら、どこかしら?」スッ
京太郎(ん、なんで立ったんだろう?)
京太郎「えーと確か…あった、ここなんですけどね」
美穂子「ああ、ここは確かに少し分かり難いかもしれないわ」ピト
京太郎(え!?なんで横に!?しかも近いっていうかくっついてるよねこれ!?)
京太郎「ふ、ふふ福路さん。ど、どうして横に?」
美穂子「こっちのほうがお互いに見やすいかなって。邪魔だった?」
美穂子(少し大胆だったかしら、でもいいわよね?)
京太郎「あ、や、邪魔なんて事はないですけど」
京太郎(今の時期薄着だから柔らかい腕とか当たってるしいい匂いするしやばいやばいやばい)
京太郎(落ち着け、落ち着くんだ須賀京太郎)
美穂子「それなら良かったわ。えーと、それでここはね」
京太郎(やっぱ無理かも!)
美穂子「今日はわざわざ来てくれてありがとう」
京太郎「お礼を言うのはこっちのほうですって。お土産いただいただけじゃなくて夕飯までごちそうになってしまって」
美穂子「いいのよ、母も喜んでいたんだから」
京太郎「確かになんかすっごい笑顔でしたね」
京太郎「あ、それに新しい教本までありがとうございます」
美穂子「前のが分かったなら今回のも大丈夫だと思うわ。もし分かり難い所があれば遠慮なく聞いてね京太郎くん」
京太郎「はい、その時はお願いします」
京太郎「って、あれ?」
京太郎(今京太郎くんって名前で呼ばれなかったか?)
美穂子「どうかした?」
京太郎「いや、今名前で呼びませんでした?」
美穂子「呼んじゃいました」テヘ
京太郎(何このかわいい人)
美穂子「あ、嫌だったかしら。だ、だったらごめんなさい」アセ
京太郎「や、全然大丈夫ですよ。突然だったから驚いたってだけで」
京太郎「名前で呼んでもらえるのはその…まあ、嬉しいですし」
美穂子「良かった。嫌だって言われたらどうしようって思っちゃった」パア
京太郎「しかしどうして突然?」
美穂子「うーん。マスターや雀荘の人達にいつの間にか名前で呼ばれてたのを見たから、かしら」
京太郎「ふむ?」
美穂子「私だって京太郎くんと仲良くなってるんだぞーって、ね」
京太郎「そういう事でしたか。でも福路さんにそう思ってもらえてたのは嬉しいです」
美穂子「……」ジー
京太郎「え、と。どうしたんですか福路さん?」
美穂子「……」ムー
京太郎「お、俺なんかやらかしちゃいました?」アセ
美穂子「名前」
京太郎「え?」
美穂子「私は京太郎くんって呼ぶようになったのに京太郎くんは私の事は名前で呼んでくれないの?」
京太郎「や、そ、それは。ほら、年上の女性相手を名前で呼ぶのって失礼じゃないかなとか」
美穂子「私がいいって言っても?」
京太郎「う…いや、でも」
美穂子「そう、京太郎くんは私の事はそんなに仲のいい相手とは思ってくれていなかったのね」
京太郎「そんな事ありませんって!」
京太郎「……美穂子さん」ボソ
美穂子「ごめんなさい、聞こえません」
京太郎「美穂子さん」
美穂子「はい、よく出来ました」ニッコリ
京太郎「今、すっげー恥ずかしいんですけど……」
美穂子「慣れてね?」
京太郎「ガンバリマス」
美穂子「結構話し込んじゃったわね、バスもう着ちゃうんじゃないかしら」
京太郎「あ、ホントだそろそろバス停行っとかないとやばいかも」
美穂子「それじゃあ京太郎くん、またね」フリフリ
京太郎「はい。それじゃあふく…美穂子さん、またです」
京太郎(今日の福路さん一体どうしちゃったんだ!?)
京太郎(あ、違う美穂子さんか。って別に本人居ないからいいんだけど考える時も慣らしておいたほうがよさそうだなこれ)
京太郎(なんか合宿中の電話の時も結構ぐいぐい来てる感じがしたけど今日はその比じゃなかったんだが……)
京太郎(男として意識してないってのも流石に違うよなあそこまでとなると)
京太郎(どう判断すればいいんだろこれ)
美穂子(ついに呼んじゃった)
美穂子(嫌がられないで良かったなぁ、嬉しいとも言ってくれたし)
美穂子(照れながら私の名前を呼んでくれたのは可愛かったわね)
美穂子(京太郎くんの横に座った時、凄く落ち着いたのよね。あの時の事を少し思い出しちゃったりはしたけれど)
美穂子(思わず少しもたれかかりそうになっちゃった、あれは危なかったわ)
今回はここまで
合宿中の波乱とか期待してた人はごめんなさい
次は金曜辺りに投下出来ればと思いますがちょっとまだ分かりません
それではおやすみなさい
甘酸っぱいなぁ
乙
次の更新楽しみにしてる
乙です
や京キャプN1
おつー
2828が止まらんです!
乙です
乙!
>京太郎(今の時期薄着だから柔らかい腕とか当たってるしいい匂いするしやばいやばいやばい)
胸に見えた
キャプテンが好きなのは久なのに
無理やり京太郎なんかと絡ませられて可哀想
乙です
名前呼びきたああああ
みっぽかわいいよおお
おつー
>>347
むしろ胸にしか見えてなかった
………
すいません海外出張行っててさっき帰国しました
今からまた会社行くので帰宅出来たら夜中にでも投下します
お疲れ様ー
無理はせずに
海外とかまじお疲れ様ー
無理せんといてなー
あいよー
お疲れさま―
了解
お疲れ様です
今頃帰宅ぅ!
シャワー浴びて改めて出勤する前に投下しちゃいます
美穂子『京太郎くん、今度の日曜って空いてる?』
京太郎「日曜ですか?ちょっと待って下さいね」
京太郎「あ、空いてますね。部活休みなんで」
美穂子『良かった。あのね、その日買い物に付き合ってもらえないかな』
京太郎「買い物ですか。何を買いに行くんですか?」
美穂子『全国大会に向けて必要な物とか。後は携帯電話のアクセサリーだっけ、友達とかにも言われて興味があるから見てみたいかなって』
京太郎「なるほど、それなら俺でも大丈夫そうですね。構いませんよ。」
美穂子『ありがとう。時間は朝からでも大丈夫かしら』
京太郎「問題ありませんよ。お店が開く時間とか考えたら10時前ぐらいですかね」
美穂子『そうね、そうしましょうか。それじゃあ楽しみにしておくわね』
京太郎「こちらも楽しみにしておきますね。ではそろそろおやすみなさい、美穂子さん」
美穂子『はい、京太郎くんもおやすみなさい』
京太郎「うーむ」
京太郎(別に俺じゃなくてそれこそ友達とでもいい気がするんだけど)
京太郎(でも美穂子さんが俺を誘ってくれたんだしここは喜んでもいいんだよな?)
京太郎(と言うかこれって普通に考えたらデートになるんじゃないか?)
京太郎(ちょっと前までだったらそんな事無いって断言出来たんだけど、最近の美穂子さん見てるともしかしてって思っちゃうんだよなぁ)
美穂子「ふぅ、緊張したなぁ」
美穂子(OKしてくれて良かったけど、変に思われちゃったかしら)
美穂子(買い物の内容からして、京太郎くんじゃないと駄目って物じゃなかったわけだし)
美穂子(でもOKしてくれたんだし私との買い物が嫌って事はない、はず)
美穂子(あ、でも京太郎くんの場合お世話になってるから断らないって可能性もありそうだわ……)
美穂子(ううん、楽しみにしておくって言ってくれたし大丈夫よきっと!)
美穂子(京太郎くんはデートって思ってくれるかしら)
――――――――――
――――――
――
美穂子(いい天気で良かった。流石にちょっと暑いけれど)
美穂子(待ち合わせの時間まではまだ暫くあるわね。日陰のある場所で助かったわ)
美穂子(最初はどっちから見るのがいいかしら)
「ねえ、そこのおねーさん」
美穂子「?」キョロキョロ
「いや、アンタだって」
美穂子「私ですか?」
美穂子(なんなのかしらこの人たち)
「そうそう、おねーさん可愛いね。良かったらこれから俺らとどっか行かない?」
美穂子(なんだか凄く嫌な感じの人たちね……)
美穂子「お断りします。人と待ち合わせをしていますので」
「お、ひょっとして友達かな。それならその子も一緒でも全然いいけど。な?」
「ああ、むしろソッチのほうがいいよな」
美穂子「男性ですけど?」
美穂子(早く諦めてくれないかしら……)
「ちっ、なんだ彼氏待ちかよ」
「まあまあ。ねえおねーさん、俺らと遊んだほうが絶対楽しいからそうしようよ」
美穂子「お断りします、やめてください」ジワ
「お、おい泣きそうだぞ。どうすんだよこれ」
「俺のせいかよ!?」
「どう考えてもそうだろ!」
美穂子(京太郎くん、助けて!)
京太郎「美穂子さん!」
美穂子「!」
京太郎「すいません、お待たせしちゃって」ゼェゼェ
美穂子「ううん、大丈夫」パア
京太郎「で、この人らは?」ギロ
「いや、俺らはその、なあ?」
「お、おう」
京太郎「人の彼女に何の用ですかね」
美穂子「きょ、京太郎くん?」
京太郎「すいません美穂子さん、ここは話を合わせておいてください」ボソ
美穂子「わ、分かったわ」ボソ
「その彼女が退屈そうにしてたからちょっと話しかけただけで、別に」
「そうそう、それだけ」
京太郎「そっすか。じゃあもういいですね。行きましょ美穂子さん」
美穂子「あ…」
美穂子(京太郎くんと手、繋いじゃった)
京太郎「美穂子さん?」
美穂子「ごめんなさい何でもないの、行きましょう」
―――
「なあ、俺らすっげーかっこ悪くね?」
「言うな」
「ナンパしようとした相手に泣かれそうになったと思ったらわりかしガタイのいい金髪の彼氏が出て来て睨まれて」
「完全にのまれてたよな」
「「はぁ……」」
「今日はもう解散しようぜ」
「賛成」
京太郎「この辺りまで来ればもう大丈夫かな」
美穂子「ええ、特に追いかけてきたりはしてないみたい」
京太郎「はー良かった。変に付きまとわれたりしたらどうしようかと」
京太郎「っと、そうだそれよりも」パッ
美穂子(あ、手離しちゃうんだ)
京太郎「すいませんでした」
美穂子「え?」
美穂子(なんで京太郎くんが謝ってるの?)
京太郎「俺がもう少し早く着いていれば美穂子さんが怖い目に合わずにすんだのに」
美穂子「京太郎くんが謝る事なんてないわよ!?私が早く着きすぎただけなんだから」
京太郎「でも」
美穂子「それに京太郎くんだって全然早いのよ、ほら今の時間」
京太郎「う、確かにそうですけど」
美穂子「それにね、私が助けてって思ったのとほぼ同時に京太郎くんは来てくれたの」
美穂子「凄く嬉しかったし、カッコ良かった」ニコ
京太郎「あ、はい」
京太郎(なにこれ面と向かって言われるとか恥ずかしすぎるんですけど!?)
京太郎「ってそうだまだ謝らないと駄目な事が」
美穂子「え、まだあるの?」
京太郎「誤魔化すためとはいえ俺の彼女って事にしちゃったじゃないですか。本当にすいませんでした」
美穂子「それこそ謝る必要なんて全然無いわよ。あの場面だと確かにあれが一番効果的だったと思うもの」
京太郎「そう言ってもらえると助かります」
美穂子「嘘じゃなくてもいいんだけどね」ボソ
京太郎「ん?」
美穂子「なんでもないわ。そろそろ行きましょうか」
京太郎「そうですね。でもまだちょっと目的のお店開くまで時間ありますし喫茶店で少し時間つぶします?」
京太郎「のんびり歩いてもいいかなって思ったけど、さっきの奴らに会ったりするとあれですし」
美穂子「うーん。そうね、その方がいいかも」
京太郎「じゃ、行くとしますか」
美穂子「あ、京太郎くん。一つお願いしてもいい?」
京太郎「なんでしょ?」
美穂子「手、繋いでもらってもいいかしら。さっき繋いでくれた時凄く安心できたの」
京太郎「改めてってなるとかなり恥ずかしいんですけど……」
美穂子「そうよね、無理言っちゃってごめんなさい」シュン
京太郎(でも美穂子さんはさっき怖い目にあってたんだし、俺が恥ずかしいのを我慢すればいいだけだ)
京太郎「美穂子さん。手、貸してください」ギュ
美穂子「あ……」
美穂子「ありがとう、京太郎くん」
京太郎「俺が繋ぎたかったから繋いだだけなんでお礼はいいですよ」カオマッカ
美穂子「ふふ、じゃあそうしておきます」
今回はここまでです
次は早めに出来ればなーと思いつつちょっと仕事次第になるのでまだ分かりません
乙です
おつ
おつおつー
おつおつー
ナンパが意外にも素直だったwwww
早くくっついちまえよぅ
乙
粘着質なナンパはそんなにいない(想像)
きっとデビュー戦だったんだよ
乙
2828するんじゃー
おつ
まあ彼氏出てきたのにナンパ続けようなんて相当アレだしな
乙
早くくっつかないかなと思うも
もどかしいが、それが良い
次はいつ位になりそうだろうか・・・
こんばんは
PMC雇わないと駄目なような国への出張は心臓に悪いです
帰国もしましたんで今から1レスだけ投下します
京太郎「ふー」
京太郎(とりあえず現状の整理をしてみるか)
京太郎(俺は美穂子さんの事が好き。これはもう認めるしかない)
京太郎(美穂子さんと話してるだけでもすげー楽しいし、一緒にいる時とかドキドキする)
京太郎「なんだこれ乙女か」
京太郎(でも事実だから仕方ないんだよなぁ)
京太郎(ま、自分の気持ちに関しては今更って気もするからこれでいいとして)
京太郎「美穂子さんがどう思ってるか、これなんだよなー」
京太郎(嫌われてないってのはまあ間違いないと思う)
京太郎(というよりも正直かなり好意的に思われてると考えてもいいんじゃないか?)
京太郎(最近、特に合同合宿の頃からやたらと積極的になってるんだよなぁ)
京太郎(美穂子さんの家で教えてもらった時もだけど、それ以降は雀荘で教えてくれる時もやたらと距離が近くなってるし)
京太郎(名前呼びにしてもそうだしなー。あれはホントびっくりした)
京太郎(で、その辺をまとめて考えてみたとして)
京太郎「わっかんねー」
京太郎(うん。彼女居た事がない俺が考えても正直分かんないわこれ)
京太郎「それよりも俺がどうしたいのか……」
京太郎(考えるならこっちか)
京太郎(今の関係でも十分楽しいし、充実はしてるとは思うんだ)
京太郎(でもやっぱりそれだけじゃ嫌、だよな)
京太郎(そうなるとどうすればいいのかってなると)
京太郎「やっぱ告白かね」
京太郎(覚悟決めて告白してみるか?)
京太郎(断られたらって思ったら怖いけど、駄目で元々だしな)
京太郎(それに何より、自己満足だとしても自分の気持ちはしっかりと伝えたいよな、うん)
京太郎「うし、決めた。美穂子さんに告白しよう」
これだけですが今回はここまで
次の投下で一先ずは完結になるんじゃないかなーと思います
暫く出張もないはずなので投下は月曜ぐらいまでに出来ればと思ってます
乙ですー
おつおつー
出張先がPMCの必要な国って……怖いよ!(驚愕
おっつー
デート描写は無しか…
おつー
関係が一歩進むのね...!
乙です。海外出張とかすたことないけど大変そうだな・・・
こんばんは、というよりおはようございますのほうがいい時間になりつつありますね
先程帰宅したので5時過ぎぐらいから投下出来るように頑張ります
長さは別に長いって事もなくかなー
お疲れ様です
おはよう、お疲れ様
出来ましたので投下していきますー
京太郎(しかし告白つってもどんな感じでするのがいいんだろうなあ)
――うくん」
京太郎(あんまり洒落た事なんて言えるとも思えないし)
美穂子「京太郎くん?」
京太郎「っと、すいません」
京太郎(しまった、考えるのに集中しすぎてた)
美穂子「なんだか難しい顔していたけど大丈夫?」
京太郎「大丈夫っす、ちょっと考え事してただけなんで」
京太郎(いかんいかん、美穂子さんに心配かけてどうするよ俺)
美穂子「……」ンー
京太郎「美穂子さん?」
美穂子「今日はこのぐらいにしておきましょうか」
京太郎「え?」
美穂子「京太郎くんあんまり集中出来ていないし、そういう時って無理に続けてもあまり良い結果には繋がらないから」
京太郎「そんな事は…って言いたいけど確かに集中できてませんでしたよね、すいません」
美穂子「あ、別に責めている訳じゃないのよ。集中出来ない時なら私にもあるし」
美穂子「そんな時はすっぱりと別の事に切り替えたほうがいいと思うわ」
美穂子「だから今日はここまで、ね」
京太郎「了解です」
美穂子「それじゃあ出ましょうか」
京太郎「はーい」
美穂子「ねえ、京太郎くん」
京太郎「はい?」
美穂子「まだ早い時間だしあの公園寄って行かない?」
京太郎「あ、いいですね。行きましょうか」
―――
美穂子「あら、今日は誰も居ないわね」
京太郎「ほんとだ、珍しいですね」
美穂子「じゃあ京太郎くんは座って待っててね、飲み物買ってくるわ」
京太郎「あ、それなら俺が」
美穂子「いいからいいから」
京太郎「行ってしまった」
京太郎(これ絶対俺の様子がおかしかったから気を使わせちゃってるんだよなぁ)
京太郎(告白しようって決めたのに何やってるんだか、我ながら情けないなー)
京太郎(しかし本当にどうやって告白すればいいのか難しいな……)ウーン
美穂子「えい」ピト
京太郎「うひゃ!?」
美穂子「ふふ、成功」
京太郎「み、美穂子さん!?」
美穂子「京太郎くん気付いてなかったみたいだから、いたずらしてみようかなって」
京太郎「びっくりしましたよ……」
美穂子「ごめんね? それじゃあこれどうぞ」
京太郎「ありがとうございます、えーとお金お金っと」
美穂子「あ、私の奢りだからいいわよ」
京太郎「ありゃ、それじゃあえーと。ありがとうございます」
京太郎(こういう時、下手に遠慮してもあれだしな)
美穂子「どういたしまして」ニコ
美穂子「それで、今日は何かあったの?」
美穂子「あそこまで集中出来ていないのは珍しいし」
京太郎「あー」
京太郎「考え事と言いますか悩み事と言いますか」
美穂子「私で良ければ相談に乗るけれど」
京太郎「や、それはちょっと……」
京太郎(あなたにどうやって告白しようか悩んでますとか言えるわけがねえ!)
美穂子「私じゃお役に立てないかしら」シュン
京太郎「あ、いえ、そんな事はっていうか美穂子さんにだから言えないって言うか……」
美穂子「私だから?」
京太郎「あ」
京太郎(しまった、何言ってんの俺!?)
美穂子「?」
京太郎(あああ、どうすればいいんだコレ。なんとか誤魔化すか?)
京太郎(でも下手なこと言って美穂子さん悲しませたりするのも嫌だし)
京太郎(どうする?どうする?)
美穂子「京太郎くん?」
京太郎「いや、あのですね」
美穂子「うん」
京太郎(あー、くっそ。こうなったらもう今言ってしまえ!)
京太郎「福路美穂子さん!」
美穂子「は、はい」ビク
京太郎「貴女の事が好きです。俺と付き合ってください!」
美穂子「……」
美穂子「え?」
美穂子「え!?」
美穂子(今、京太郎くんが付き合ってくださいって言ったの?私に?)
京太郎(言っちまったー!)
京太郎(散々悩んでた癖にこれとかマジかっこわりぃな)
京太郎(美穂子さんも驚いて固まっちゃってるし、やめときゃ良かったかなやっぱし)
京太郎(かと言って嘘でしたなんて言える訳もないしどうしようこれ)
美穂子「……」ジワァ
京太郎(泣いちゃったー!?)
京太郎「ご、ごめんなさい。いきなり変な事言ってしま「違うの」って、…え?」
美穂子「違うの、嫌だったからとかじゃないの」グス
京太郎「えーと?」
美穂子「嬉しくて、そう思ったら涙が勝手に出て来ちゃって」
京太郎「え」
京太郎(今嬉しくてって言った?言ったよな!?)
京太郎「そ、それじゃあ……」
美穂子「私も京太郎くんの事が好きです。よろしくお願いします」ニッコリ
京太郎「は、はは。夢じゃないよなこれ?」
美穂子「もう、京太郎くんってば。夢じゃないわよ」ギュ
京太郎「あ……」
京太郎(美穂子さんの手あったかい)
京太郎「や」
美穂子「や?」
京太郎「やったーー!!」
美穂子「きゃっ」
京太郎「あ、す、すいません。嬉しすぎてつい」
美穂子「いきなり大きな声出すんだもの、驚いちゃった」
京太郎「ごめんなさい……」
美穂子「でも分かるかも。私も今嬉しすぎてまた涙が」
京太郎「ホントだ。ってそうじゃなかった、これ使ってください」
美穂子「ありがとう。お言葉に甘えるわね」
京太郎「とりあえず立ったままもあれですし座りましょっか」
美穂子「そうね」
美穂子「でも京太郎くん、私で良かったの?」
京太郎「美穂子さんで、じゃなくて美穂子さんが良かったんです」
京太郎「寧ろ美穂子さんこそ俺なんかで良かったんですか?」
美穂子「ありがとう。私も京太郎くんが良かったの。なんかなんて言わないで」
京太郎「ありがとうございます。しかし自分で言っといてアレですけどこれすっごい恥ずかしいですね」カオマッカ
美穂子「……うん」カオマッカ
美穂子「京太郎くんはいつから私の事を?」
京太郎「うーん。完全に好きってなったのじゃなくて好きなのかなって思ったのだと美穂子さんの家に初めておじゃました日、ですかね」
京太郎「あの日帰ってから色々と考えてて。そうしたら美穂子さんを好きって事なんじゃないかってなったんですよね」
京太郎「でもその時は美穂子さんは俺の事は気になる後輩ってぐらいでそういう対象として見てないだろうって思う事にしたんです」
美穂子「……」ポケー
京太郎「ってあれ、どうかしました?」
美穂子「あ、ごめんなさい。ちょっと驚いたから」
京太郎「?」
美穂子「私もその日なの、京太郎くんの事を好きなのかなって思ったのが」
京太郎「なんと……」
美穂子「京太郎くんが帰った後にあれこれと考えていて、この気持ちってなんなのかしらってなって」
美穂子「好きってこんな気持ちなのかなって思ったら。それが自分の中にストンと嵌ったの」
美穂子「私もその時は京太郎くんは私の事を世話焼きな先輩ぐらいに思ってるんだろうなって考えて」
美穂子「でも、私の事も少しぐらいは意識してくれたら嬉しいなとかそんな感じだったわ」
京太郎「あー、それであの時以降美穂子さんが結構ぐいぐい来るようになったんですね」
美穂子「そ、そんなに分かりやすかったかしら」カア
京太郎「分かりやすかったというか、かなり変わったなとは思ってました」
京太郎「でもそれが俺の事を好きでいてくれたからってのが分かってなかったのもあって、ちょっと戸惑ったのはあったかも」
美穂子「言われてみれば名前で呼ぶのとかも結構強引だったかもしれないわ……」ハズカシイ
京太郎「あの時も言いましたけど、嬉しかったのは本当なんで大丈夫ですよ」
美穂子「ありがとう…」
京太郎「それにしてもすごい偶然ですよね、まさか同じ日に意識してたとは」
美穂子「本当にそうよね、びっくりしちゃった」
美穂子「そういえば京太郎くん、結局今日は何を悩んでいたの?」
京太郎「あー、それ聞いちゃいますか」
美穂子「?」
京太郎「えーとですね。美穂子さんにどうやって告白しようか悩んでました」
美穂子「ふぇ!?」
京太郎「まあその結果決まるどころか美穂子さんに心配かけちゃうし挙句の果て勢い任せの告白しちゃうしで」
京太郎「俺マジでかっこわりぃ……」
美穂子「そ、そうだったのね。そうとは知らずに私ったら」
美穂子「でも、京太郎くんの告白。私としては気持ちをストレートに言ってくれて嬉しかったわよ?」
美穂子「変に気取って言われるよりもはっきりと言ってくれるのは嬉しいと思う」
京太郎「結果的に正解だったのかー。怪我の功名ってやつなのかなこれも」
美穂子「そうかもしれないわね」クス
京太郎「でも男としてはやっぱりカッコつけたいってのもあるんですよね」
美穂子「じゃあそれはこれからに期待させてもらおうかしら」
京太郎「ガンバリマス」
美穂子「頑張ってね、男の子」フフ
美穂子「今日も送ってくれてありがとう」
京太郎「大切な彼女を送るのは当然ですから」
美穂子「もう、京太郎くんってば」クス
美穂子「少し上がっていく?」
京太郎「あー、今日はやめておきます」
美穂子「あら、そうなの? 一応なんでか聞いてもいい?」
京太郎「今の状態で美穂子さんのお母さんに会うのはちょっと恥ずかしすぎて無理かなーと」
美穂子「ああ、それは確かに仕方ないわね……」
京太郎「ということでまたの機会ということで」
美穂子「約束だからね?」
京太郎「それは勿論」
京太郎「あ、美穂子さんも今度うちに遊びにきませんか?」
美穂子「いいの?」
京太郎「是非是非。別に大したものはないですけど、俺だけ部屋におじゃましてるってのもなんかあれですしね」
美穂子「分かったわ。それじゃあ楽しみにしておくわね」
京太郎「さてと、じゃあ俺はそろそろ」
美穂子「あ、京太郎くん。少し屈んでもらえる?」
京太郎「? これでいいですか?」
美穂子「ええ、ありがとう」
京太郎(美穂子さんが横に来たけどなんだ?)
美穂子「大好き」チュ
京太郎「!?」
京太郎「今のって、え、え?」
美穂子「そ、それじゃあまたね」ダッ
京太郎「み、美穂子さん!?」
京太郎「もう入っちゃったか」
京太郎「今のって頬にだったけどキス、だよ、な?」
京太郎(不意打ちすぎる! いや嬉しいけども 嬉しいけども!)
美穂子(やっちゃった やっちゃった!)
美穂子(そんなつもり最初はなかったのに、今日はもうお別れって思ったらつい……)
美穂子(私ってばいくらなんでも大胆すぎるわ、顔が熱い……)
美穂子(でもやった事に対する後悔は全くないわね、うん)
美穂子(私、京太郎くんの事が本当に好きなんだなぁ)
美穂子「京太郎くん。これからもずっとよろしくね♪」
カンッ
二人の関係が変わった所で一旦区切り、という形にて
スレ立てどころかSS自体これが初でしたが約2ヶ月間お付き合いありがとうございました
この後どうするかはまだ考えていません
付き合ってからのを少し書くのもありかなとも考えつつ
思いつかなければそのまま申請出すかもしれませんし
シャワー浴びて改めて出勤するので今はこのぐらいで
お疲れ様でした
乙です
マジですばらでした
付き合ってからのの話も是非読みたいです
乙!
可能ならその後の話も読みたいです、そして砂糖吐きたい!
乙です
2828が止まらないよ
乙です
続き待ってます
おつだよー!
すっごくドキドキして、ちょー良かったよー!
乙
ここからが、本番(意味深)でしょう?
付き合ってからのを書く前にほっぺチューしていたのを福路母が見ていて娘を追及&からかう話が読みたいです
まだ始まったばかり
いやー長いプロローグでしたねー(チラッ
こんなに長いプロローグは初めてだよ!(/ω・\)チラチラ
やっと本編にはいるなぁ(/ω・\)チラッ
おつおつー
いやぁ、本編が楽しみだなぁ(/ω・\)チラッ
>>406-409
ウゼエwww
ないすプロローグ
乙でした。
え?これから本編始まるんですか?(チラッ
乙!すばら!
続きも是非拝見したい
時間のあるときに短編的なのとかあれば嬉しい
福路母「あら、おかえり」
美穂子「ただいま」
福路母「何か良い事でもあったの?」
美穂子「え、どうして?」
福路母「だってなんだか凄くニコニコしてるんだもの」
美穂子「そ、そうかしら。そんな事ないと思うけど」アセ
美穂子(い、今の私そんなに顔に出てるのかしら)
美穂子(京太郎くんの彼女になれて嬉しいのは確かだけど…って駄目よこれじゃまた)
福路母「何百面相してるのよ。まあいいわ着替えてきなさい」
美穂子「え、ええ。そうするわ」
福路母「あ、そうそう」
美穂子「?」
福路母「美穂子って思っていたより大胆だったのね。ほっぺにとはいえ自分からキスするだなんて」フフ
美穂子「な ななななな なんでそれを?!」
福路母「え、だって見てたもの」
美穂子「み、見てたってどこから!?」
福路母「ベランダからよ?」
美穂子「ぁぅぅぅ……」プシュー
福路母「洗濯物取り込んでいたら、バスから二人が仲良さそうに手を繋いで降りてくるじゃない」
福路母「それで気になって見てたら、ね」
美穂子「恥ずかしくて死にそう……」
福路母「あらいいじゃないの」
美穂子「良くないわよ!お母さんに見られてたのが恥ずかしいの!」
福路母「そこはもう諦めなさい、見ちゃったんだから」
美穂子「うぅ……」
福路母「はいはい、それじゃ改めて着替えてらっしゃい」
美穂子「そうする……」
福路母「で、いつから付き合い始めたの?」
美穂子「秘密です」ツーン
福路母「教えてくれないのね」
美穂子「教えません」
福路母「そう、それじゃ仕方ないわね」
美穂子(ふう、良かった)
福路母「須賀くんに電話して聞くことにしましょう」
美穂子「やめて!?それはやめて!?そんな事されたら恥ずかしくて京太郎くんに合わせる顔が無くなっちゃう!?」
福路母「えー、だって美穂子が教えてくれないって言うし」
美穂子「教えます、教えますから!」
福路母「そう、ありがと。で、いつからなの?」
美穂子「――ぅから」
福路母「ん?」
美穂子「今日からです」
福路母「まさか初日だったとはこの母の目をもってしても読めなかった」
美穂子「お母さん?」
福路母「あ、ごめんなんでもないわ」
美穂子(なんだったのかしら今の)
福路母「しかし付き合い始めた当日に自分からキスするだなんて、やるわね」
美穂子「お願いだから思い出させないで、もう恥ずかしすぎて……」
福路母「で、告白はどっちからしたの?」ワクワク
美穂子「……それも言わないと駄目?」
福路母「別にいいわよー?その時は須賀くんにき「ああもう分かりました!」うんうん、それでいいの」
美穂子(京太郎くん、本当にごめんなさい)
美穂子「京太郎くんから告白してくれました」
福路母「おー、須賀くんやるわね」
福路母「それで、なんて告白されたの?」
美穂子「それは絶対に教えないわ。京太郎くんに聞こうとするのも絶対に駄目」ジッ
福路母「あら怖い。まあ冗談よ。流石にそこまで野暮じゃないわ」
美穂子「今の時点で十分野暮だと思うの」ムー
福路母「だって可愛い娘に彼氏が出来たんだもの気になって当然よ」
美穂子「だからって強引すぎます」
福路母「気のせいよ、気のせい」
美穂子「はぁ、もういいわ」
福路母「さーて、それじゃあ今日はご馳走作らないと。美穂子は疲れただろうし休んでなさい」
美穂子「誰のせいで疲れたと思ってるのよ……」ハァ
美穂子「というわけで、母に見られてました」
京太郎『oh...』
美穂子「そしてさっき言ったように色々と聞かれて答えちゃいました」
京太郎『やべえ、恥ずかしくて死にたい……』
美穂子「本っ当にごめんなさい!」
京太郎『あ、いや。美穂子さんが謝ることじゃないですって』
京太郎『見られてたのは完全に予想外でしたし』
美穂子「本当にね……」
美穂子「あ、それにもう一つ。突然あんな事しちゃってごめんなさい。嫌じゃなかった?」
京太郎『嫌なわけありません!』
美穂子「」ビク
京太郎『驚きはしましたけど、寧ろ嬉しすぎて、帰りに油断してたら顔緩みそうでそっちのがやばかったです』
美穂子「そ、そうなのね。それならいいのだけど」
京太郎『帰りもっていうか今もそうなんですけどね、俺も両親に怪しまれましたし』
美穂子「そっか、京太郎くんもそうだったのね」
京太郎『そりゃそうですよ。美穂子さんみたいに素敵な彼女が出来ただけでも幸せなのに、そんな彼女にキスまでしてもらったとなるともう』
京太郎『……改めて思い出したらすっげー恥ずかしくなってきました』
美穂子「……私も」
京太郎『この私はこれぐらいにしておきましょうか、うん』
美穂子「そうね、それがいいわ、ええ」
京太郎『美穂子さん』
美穂子「ん?」
京太郎『改めて、これからよろしくお願いしますね』
美穂子「こちらこそ改めてよろしくお願いします」
京太郎『俺も』
京太郎『俺も美穂子さんの事大好きです』
美穂子「あ……」
美穂子「ありがとう京太郎くん、大好き」グス
京太郎『もしかしてまた泣いてます?』
美穂子「うん、でも嬉し涙だからいいのこれは」
京太郎『分かりました。それじゃあおやすみなさい、美穂子さん』
美穂子「京太郎くんもおやすみなさい。またね」
こんばんは。
>>404のを書いてみるとこんな感じに
元々出会い部分しか考えてなかった状態からの開始でプロットや書き溜めもないままやってました
一応元から付き合うまでやれたらいいかなーぐらいだったので一区切りとしたんですよね
なので何かしら思いついたら書くぐらいでもよければということで
順序立ててーとかはないと思います
別の子での話もちょっと思いついたりもしてますし
それではおやすみなさい
乙ー
続いたやったー
乙です
2828すぎて困らない
ここからさらに仲良くなって呼び捨てしあうとかってある?
乙です
乙
2人とも実に良いね
続きも読みたいけど作者の書く別な娘の話ってのも気になるな
楽しみ
乙っす!終始ニヤニヤしっぱなしっす!
おつおつー
いやぁいいねぇこういう関係
乙ー
乙
京キャプ分を補充できればなんでもいいです(真顔)
・プロと大学
京太郎「美穂子さんってプロは目指してるんですか?」
美穂子「うーん、そうねえ」
美穂子「麻雀は好きだし、プロになって自分の力がどこまで通用するかというのに興味があるのは確かなんだけど」
京太郎「ふむふむ」
美穂子「どちらかと言うと大学に行きたい気持ちのほうが強いわね」
美穂子「色々と勉強してみたい事もあるし。大学に行ったらプロになれないなんて事もないし」
京太郎「なるほど。確かにそうですよね」
美穂子「それに」
京太郎「それに?」
美穂子「プロになったら会える時間が減ってしまいそうだし、京太郎くんと一緒に大学に通えたら嬉しいなって」
京太郎「」グハ
美穂子「きょ、京太郎くん?」
京太郎「や、ちょっと美穂子さんが可愛すぎたもんで」
美穂子「ふぇっ!?」
京太郎「美穂子さんと一緒に大学通えたらすっごい楽しいだろうなぁ」
京太郎「でも一緒に通えるとしても2年後なんだよなー」
美穂子「そうなのよねぇ……」
美穂子「待つのはきっと苦にならないと思うんだけど。その間に京太郎くんに素敵な人が現れたりしないかなって思っちゃったりして」
京太郎「それは無いから大丈夫です」
京太郎「俺にとって美穂子さんより素敵な人なんて居ませんから」
美穂子「京太郎くん……」
京太郎「寧ろ美穂子さんが大学に行ったら男から凄い声かけられると思うんですよね」
美穂子「そんな事はないと思うけれど」
京太郎「ありますって。美穂子さんみたいに綺麗な人周りが放っておきませんよ?」
美穂子「綺麗だなんて…、ありがとう。でもそれこそ心配いらないわ」
美穂子「私にとっても京太郎くん以上に素敵な人なんて居ないもの」
京太郎「美穂子さん……」
京太郎「なんか俺達凄い恥ずかしいこと言ってませんかね」カオマッカ
美穂子「そ、そうよね」カオマッカ
・呼び捨て出来る?
美穂子「……」ウーン
京太郎「何か考え事ですか?」ハイ レモンティーデス
美穂子「ええ、ちょっとクラスメイトが話してた事についてなんだけどね」アリガトウ
京太郎「どんな内容だったんですか?」
美穂子「えーとね。男の人と付き合うようになってからお互いに呼び方が変わって付き合ってるのを実感出来るようになったって」
京太郎「あー、なるほど。確かにそういうのってあるかもしれませんね」
美穂子「でも私達って付き合う前から名前で呼び合うようになっていたから少し羨ましいなーって思ったりしてたの」
京太郎「なんとなく分かります。でもこればっかりはどうにもなりませんしねぇ」
美穂子「そうなのよね。呼び方を変えると言ってもあだ名とかも何か違う気もするし」
京太郎「あだ名はどっちかというと友達とかそっちの感覚がありますね」
美穂子「うん、私もそう思ってたの。だから何か無いかなーって」
京太郎「……」ウーン
京太郎「それこそ呼び捨て……ですかね?」
美穂子「そ、それはまた恥ずかしそうね」
京太郎「ですよね、それじゃ無し「ちょ、ちょっと待って」 はい?」
美穂子「折角だし、試してみない?」
京太郎「えーと、それは呼び捨てを、ですよね?」
美穂子「」コクリ
京太郎「……分かりました。試してみますか」
美穂子「ありがとう」
美穂子「ど、どちらから言うのがいいかしら」
京太郎「それじゃ俺からで。名前で呼ぶ時は美穂子さんが先でしたし」
美穂子「分かりました。お願いするわね」
京太郎「ちょっとだけ時間くださいね。覚悟決めますんで」
美穂子「ええ、大丈夫」
京太郎「……」スーハースーハー
京太郎「よし」
美穂子「」ドキドキ
京太郎「美穂子」
美穂子「」ボフン
美穂子(え、何これすごい。さんが無くなっただけの筈なのに全然違って聞こえる。京太郎くんが美穂子って美穂子って)
京太郎「ちょ、大丈夫ですか!?」
美穂子「え、ええ。想像していたよりも凄かったから」
京太郎「そ、そうですか」
京太郎(凄かったって何!?)
美穂子「じゃあ次は私の番よね」
京太郎「ですね」
美穂子「……」スーハースーハー
美穂子「京太郎」ニコ
京太郎「」グフ
京太郎(うわやっべえ何これ。ちょっと洒落にならんぞおい)
美穂子「だ、大丈夫?」
京太郎「な、なんとか。凄かったって意味が分かりました……」
美穂子「やっぱりそうよね」
京太郎「ええ、正直ここまでとは思ってませんでした」
美穂子「それで、どうする…?」
京太郎「今はまだやめておきませんか?呼ばれた時の感動は凄かったですけど恥ずかしさも同じぐらい凄くて」
美穂子「そ、そうよね。私もそれに賛成だわ」
京太郎「お互いにもっと慣れたら、ですかね」
美穂子「そうしましょう、うん」
京太郎(そのうち躊躇いなく呼べるようになりたいなー)
美穂子(慣れるってなるとやっぱりまた練習かしら)
美穂子「そういえば京太郎くん」
京太郎「はい?」
美穂子「宮永さん達の事は呼び捨てで呼んでるわよね」
京太郎「あー、そですね」
京太郎「まあ咲は中学が同じでしたし優希や和も学年同じだから友達とかそっち感覚ですよ」
美穂子「そういう物なのかしら」
京太郎「そういう物ですよ。染谷先輩や部長の事は名前で呼んだことすらありませんから」
美穂子「そうだったのね」
京太郎「年上の女性を名前で、しかも呼び捨てで呼んだのなんてそれこそ美穂子さんが初めてです」
美穂子「そっか、うん」
美穂子(私は京太郎くんの特別だもんね)ニコニコ
京太郎「美穂子さん?」
美穂子「ありがとうね、京太郎くん」
こんばんは。2つほど投下してみました
呼び捨てはまだこの二人には早いようです
それではおやすみなさい
乙でした
ああああ2828すぎるうううう
乙!
朝から砂糖吐いた
おつー
砂糖ドバァー
おつですー
まだだ...まだ、吐かんよ...ッ!
多分この二人は誰にも報告してないんだろうな
言わなくても「何か凄く良いことあったな」くらいは普通にバレてそう
池田ァァッ…はまだあったことなかったんだっけ?
あぁ^~乙なんじゃあ~
この二人はなんだかんだ結婚しても敬語が抜けなさそうなイメージがすばら!
二人の秘密というのも美味しいが、ばれた時の周囲の反応も見たいw
三代目牌のお姉さんとかやれそう
お兄さんもセットでつけよう
和「おるか~?」
憧「おるな~?」
竜華「こ・こ・や・で~」トントン
スマン・・・
久しぶりの日本
食べ慣れた食事ってやっぱりいいですよね
今夜辺りに軽く投下出来たらしようと思います
なんか総合とか見てると荒らしっぽいのが最近居るようで、投下時もsageのままやるかもしれません
それではおやすみなさい
お帰りー
速報の方までは最近荒らしも出張ってこないし特にsageなくてもいいとは思うけどまあそこはお好きなように
おかえりー
楽しみに待ってるのよー
おかえりー
sageでも専ブラ使ってるから問題ないですよー
お帰り
おかえんなさい
こんばんはー
昨日は結局帰れずでした
今から少し投下しますね、一応sageのままにしておきます
京太郎「しかし東京は人多いなー」
美穂子「本当にね。しかもそれが何か催し物があるからとかじゃなく普通にこのぐらいなんだもの」
京太郎「まじですか。てっきり何かやってるのかと思ってましたよ」
美穂子「私も初めて来た時は京太郎くんと同じ事思ったの」クス
京太郎「やっぱり思いますよね」
京太郎「それにしてもなんかこっちの暑さはどうにも慣れないな」
美穂子「あ、京太郎くんもそう思う?」
京太郎「ええ、単純に気温が高いからってのじゃなくてなんだろう、気持ち悪い暑さというか」
美穂子「自然が少ないからなのかしらね。空気もあまりよくないし」
京太郎「ここまで違うものなんですね」
京太郎「うちの出番は三日目か。部長には一応感謝しないとだなぁ」
美穂子「あら、どうして?」
京太郎「日程に余裕があるから午前中だけとは言えこうやって美穂子さんとデートすることが出来ましたからね」
美穂子「…確かにそうかも」
京太郎「折角だからこっちでも美穂子さんとデートしたいって思ってましたし」
美穂子「それは私も思っていたわ。叶って嬉しい」ニコ
京太郎「と言ってもそこまで時間はないから適当に見て回るだけになっちゃってるんですけどね」
美穂子「それでも十分楽しいわよ?」
京太郎「それなら良かったです」
美穂子「京太郎くんは午後からはどうするつもりなのかしら」
京太郎「あー、俺はちょっとタコス作りを習う予定です」
美穂子「タコスと言うことは片岡さん用に?」
京太郎「ええ、そうです」
美穂子「それにしてもよく教えてくれる人が見つかったわね」
京太郎「それなんですけど、県予選の時にタコスを売ってる店の場所を教えてくれた人となぜか今回宿舎で遭遇しまして」
京太郎「作り方も知ってるとの事で教えて貰うことになったんです」
美穂子「凄いのねその人……。それにしても長野で会った人にこちらでも会うのもびっくりね」
京太郎「ホント驚きましたよ」
美穂子「……」ウーン
京太郎「美穂子さん、どうかしました?」
美穂子「ねえ京太郎くん、それ私も一緒に行ってもいいかしら?」
京太郎「え。多分大丈夫だとは思いますけど」
美穂子「じゃあお願いします」
京太郎「わかりました。それにしても突然どうして?」
美穂子「えーとね。聞いても笑わない?」
京太郎「笑うような変な理由なんですか」
美穂子「ううん、そういうのじゃないんだけれど。ちょっと恥ずかしくて」
京太郎「?? じゃあ笑いません」
美穂子「京太郎くんが片岡さんのためにタコス作りを習おうとしてるのを聞いて、片岡さんにちょっと嫉妬しちゃいました」
美穂子「それにそうすれば午後からも一緒に居られるかなって」カア
京太郎「なにそれ可愛い」
美穂子「ふぇ!?」
京太郎「はっ、つい思ったことがそのまま」
美穂子「えええ」
京太郎「いやホント可愛いですって美穂子さん」
美穂子「そんなに何度も言わないで、凄く恥ずかしいから」カオマッカ
京太郎「うん、是非一緒にやりましょう。そうしましょう」
京太郎「それでちゃんとしたのが出来たら、最初に美穂子さんに食べてもらいたいんですけど構いませんか?」
美穂子「! ええ、是非」
京太郎「良かった。それじゃあそろそろ戻りましょうか」
美穂子「あ、もうこんな時間だったのね。そうしましょう」
京太郎「えーと、それじゃ後でこっちの宿舎の厨房借りれる事になってますんで」
美穂子「分かったわ、準備したら向かうわね」
京太郎「了解です。で「キャプテーン!」 ん?」
華菜「キャプテン、お帰りなさい!」
美穂子「あら華菜、ただいま」
華菜「って横の男、お前何者だし!キャプテンから離れろ!」
京太郎「えっ」
美穂子「ちょっと華菜」
華菜「変な事されませんでしたか? キャプテンは下がっててください」
美穂子「だから華菜ってば」
華菜「おいお前、キャプテンがいくら素敵だからってナンパとかするなし!」
京太郎「えっ」
華菜「何がえっだし!大体「あら、須賀くんじゃない」 ん?」
久「東京見物行ってたのよね確か、おかえり」
京太郎「あ、ただいまっす」
華菜「なんだお前、清澄の関係者か?」
京太郎「あ、はい。一応清澄の麻雀部員です」
久「で、須賀くんがどうかしたの?」
華菜「こいつがキャプテンの事ナンパしてたんだし!」
久「そうなの?」
京太郎「いやしてませんって」
久「本人はこう言ってるけど?」
華菜「信用できないし!だってさっきキャプテンとの距離がやたら近「華ー菜ー」 ヒッ」
美穂子「貴方どれだけ失礼な事をしてるか分かってるの?」ゴゴゴ
美穂子「碌に状況も確認せずにいきなり声を荒らげて」
華菜「だ、だってキャプテンの事が心配で」オロオロ
美穂子「そこはありがとう。でもだからと言って突然あんな事を言うのはどうなのかしら」
華菜「そ、それは……」
華菜(なんか凄い怖いし!こんな怖いキャプテン初めてだし)
美穂子「そもそも私は京太郎くんにナンパなんかされてません!」
華菜「は、はい」
華菜(ん?)
久(ん?)
京太郎(あっ)
美穂子「京太郎くんは私とさっきまでデートしてたの!」
華菜「えっ」
久「えっ」
京太郎(あちゃー)
「「えええええ!?」」
京太郎「美穂子さん美穂子さん」コソ
美穂子「はい?」
京太郎「恥ずかしいからまだ暫くは内緒にしておくって言ってませんでしたっけ?」
美穂子「あっ」
美穂子「ご、ごめんなさい私ってば。京太郎くんの事を悪く言われてついカッとなってしまって」
京太郎「俺としては嬉しかったからいいんですけどね」
美穂子「もう」
華菜「デート、キャプテンがデート」ブツブツ
久「まさか須賀くんがねぇ……」
久「ねえ、デートしてたって事は二人はそういう事?」
京太郎「えーと」
京太郎(もう誤魔化すのもあれだしいいですよね?)チラリ
美穂子(そうね)コクリ
京太郎「ちょっと前から美穂子さんとお付き合いさせていただいてます」テレ
美穂子「京太郎くんとお付き合いしてます」ニコ
華菜「」
久「おおう、はっきりと言い切ったわね」
久「この場合おめでとうでいいのかしら」
京太郎「ありがとうございます」
美穂子「ありがとうございます」
華菜「」ハッ
華菜「か、華菜ちゃんは認めないし!私達のキャプテンがこんな男とだなんて!」
美穂子「華菜?」ゴゴゴ
華菜「」ヒィ
今日はこんな感じで、バレました
そろそろ依頼出してもいいかなーと思いつつ
何か思いついたら書くかもですが
別のキャラの話も少しは頭の中にまとまりつつあるのでそっちを開始するかもしれません
おつー
キャップは嫉妬してもニヤニヤ出来る安心感かわいい(かわいい)
華菜ェ……
おつ
おつー
キャップぐうかわ
久が話を広めるのか咲たちの精神安定のため。大会終わるまで隠すのかのどっちにするのか気になる
おつー
嫉妬も可愛いキャップすばら
sage忘れすまぬ
>>457
(同時進行でも)ええんやで?
おつー
乙です
付き合ってるのがバレル瞬間好きだ
乙です
おつ
思わず言っちゃったあたりが可愛いなあ
何か書くかなーと思ったけど内容思いつきませんでした
いっそ小ネタでも募集してみるのもありかなと考えるもそれを捌けるかも分からないのが問題ですね
おやすみなさい
水着きてカピーとたわむれるキャップとか
久達にバレたんだし、雀荘に報告とか?
カピーと戯れるキャップ見たい
二人のイチャラブを見たインハイ出場各校の反応とか
修羅場が見たいかな
それはいらない
軽く病んだりとかね
合同合宿、朝ごはん調理前に話し込んでしまい朝食時間まで一時間弱
みたいな感じで、大急ぎで調理する京太郎・美穂子の修羅場モード
>>476とか、付き合ってることに対しての色んなキャラの反応とか、季節物のイベントとかが見たいかな
普通のデート
お約束の如く後ろから覗く清澄・風越メンバー
今更ながら感想
この2人滅茶苦茶2828してたまらないですわ
・報告するまでもなく
美穂子「今の場合だとこっちのほうがいいわね」
京太郎「あー、なるほど」
マスター「……」
京太郎「じゃあこういう時はどうなるんですか?」
美穂子「ええっと、その場合はね」
マスター「なあ」
京太郎「ん?」
美穂子「はい?」
マスター「あんたら付き合い始めた?」
京太郎「んなっ」
美穂子「ふぇ!?」
マスター「あ、うん。今の反応だけで十分」
京太郎「ちょ」
マスター「うん?」
京太郎「いやなんで」
マスター「なんで分かったのかって?」
京太郎「えーと」チラリ
美穂子「そうです」コクコク
マスター「いやだって、ねえ?」
店員A「二人仲良く手を繋いで入ってきたし」
店員B「指導の際には二人してぴったりとくっついてましたし」
マスター「この前来た時と違いすぎなんだよね。分かりやすすぎる」
京太郎「なんてこった……」
美穂子「ぁぅぅ……」
マスター「まあ折角だから二人の口から聞かせてもらえると嬉しいかもね」
京太郎「この状況で改めてってのも中々恥ずかしいですけど、分かりました」
美穂子「そ、そうね」
京太郎「美穂子さんと」
美穂子「京太郎くんと」
「「お付き合いしています」」
マスター「そっかそっか、うん。おめでとう」
店員A「おめでとー」
店員B「おめでとうございます」
京太郎「なんか照れくさいですね。でもありがとうございます」
美穂子「ありがとうございます。祝福してもらえて嬉しいです」
店員A「いつから付き合ってるんです?」
美穂子「一昨日から、ですね」
京太郎「です」
店員B「それで、告白はどちらから?」
京太郎「聞くのそれ!?」
店員A「当然じゃないですかー。で、どっちから?」
京太郎「当然って……。俺からです」
店員B「おお、京太郎さんやりますね」
店員A「ちなみに台詞は?」
京太郎「そんな事言えるかー!?」
店員A「いいじゃな、減るものでもなし」
京太郎「減りますよ!?俺の心がガリガリ削れますよ!?」
ギャーギャー
マスター「美穂子ちゃん美穂子ちゃん」コソ
美穂子「はい?」
マスター「良かったね。改めておめでとう」
美穂子「……はいっ」パア
・かぴばら?
京太郎「美穂子さん、明日って何か予定あります?」
美穂子「明日は特に何もないけれど。どうかしたの?」
京太郎「もし良かったらなんですけど、うちに遊びに来ませんか」
美穂子「京太郎くんの家に?」
京太郎「はい」
美穂子「私が?」
京太郎「です」
美穂子「……」
京太郎「あ、勿論無理にとは言いませんので」
美穂子「行きます!」
京太郎「あ、はい」
美穂子「と言うよりも私が行ってもいいの?」
京太郎「当然いいに決まってるじゃないですか」
京太郎「俺が美穂子さんの家にお邪魔したことはありますけど、逆はまだありませんし」
美穂子「言われてみればそうね」
京太郎「後はちょっとあれなんですが。母親が彼女を見てみたいから連れてこいって五月蝿くて……」
美穂子「京太郎くんの所も似たような感じなのね……」
京太郎「お恥ずかしながら…、そんなのが理由に入ってて申し訳ないんですが」
美穂子「ううん、大丈夫。私も京太郎くんの家族の方には挨拶したいから」
京太郎「そう言ってもらえると助かります、はい」
美穂子「それにね」
京太郎「?」
美穂子「私の知らない京太郎くんについてお母さんから聞かせてもらえるかもしれないしね」クス
京太郎「ちょ、それは」
美穂子「私だけ恥ずかしい思いをするのは不公平だと思わない?」
京太郎「うっ」
京太郎(まあ確かに美穂子さんのお母さんから知り合う前の美穂子さんの話とか聞いちゃってるしなぁ)
京太郎「覚悟決めときます、ええ」
美穂子「ふふ、そんなに心配しないでも大丈夫よ」
美穂子「それに、誘ってくれたのは本当に嬉しかったから」
京太郎「そう言ってもらえると俺も嬉しいですよ」
京太郎「と、そうだ。美穂子さんって動物駄目とかってあります?」
美穂子「ペットとかかしら、特に駄目とかはないかな。アレルギーなんかもないし」
京太郎「それなら良かった」
美穂子「あ、でも流石に爬虫類とかは怖いわね」
京太郎「そこは大丈夫です、俺も爬虫類飼いたいとかは思いませんしねぇ」
美穂子「京太郎くんの家は何を飼っているの?」
京太郎「来てのお楽しみって事で一つ」
美穂子「そう言われると気になるけれど…分かりました」
京太郎「じゃあ明日は駅まで迎えに行きますんでそこで合流でいいですかね」
美穂子「ええ、それでいいと思うわ」
京太郎「ではそういうことで、そろそろ帰りましょうか。送っていきますよ」
美穂子「よろしくお願いします」ニコ
こんばんは
カピバラと戯れるとこまで書こうと思ったけど眠気が強いのでここまでで
時系列的にはどっちも全国前になりますね
修羅場は特に起きる要素がないのでありません
合同合宿に関してもここの京ちゃんは参加していないので
それではお休みなさい
乙
忘れてた
カピバラの名前がカピーってよく見かけますけどあれって公式なんでしたっけ?
すばらすぎる
カピーも楽しみ
初々しくてたまらないね
>>486
カバー裏で優希に連れ去られる時に「カピー!」って叫んでた
おつさまー
乙です
おつたまらん
2828
カバー裏は盲点でした、2巻ので出てましたね情報ありがとうございます
続き出来たのこんな時間ですが投下します
京太郎「着きましたよ、ここが俺の家です」
美穂子「……」
京太郎「美穂子さん」
美穂子「な、何かしら」
京太郎「ひょっとして緊張してます?」
美穂子「わ、分かる?」
京太郎「流石にそこまでガチガチだと」
美穂子「だって男の子の家に上がるのなんて初めてだし、しかもそれが恋人の家なんですもの」
京太郎「この前の俺の気持ち少しは分かってもらえました?」
美穂子「少しどころか凄くよく分かったわ……」
京太郎「家の前で立ったままなのもあれですしそろそろ入りましょうか」
美穂子「も、もう少し待ってもらえないかしら」
京太郎「だめです」ニッコリ
美穂子「京太郎くんのいじわるー!」
京太郎「ただいまー」
須賀母「おかえり」
美穂子「お、お邪魔します」
須賀母「いらっしゃい。えーと」
美穂子「ふ、福路美穂子です。はじめまして」
須賀母「はい、はじめまして。京太郎の母です。そんなに緊張しなくても大丈夫だから」
美穂子「分かってはいるつもりなんですがどうしても…」
京太郎「俺が美穂子さんの家に初めて上がった時の気持ち分かってもらえました?」
美穂子「うぅ、身を持って分かりました」
須賀母「さて、いつまでも玄関で立ち話してるのもあれだし京太郎は着替えてらっしゃい」
京太郎「っとそうだな。それじゃすいませんが美穂子さんはリビングで待っててください」
美穂子「分かったわ」
京太郎「お待たせしましたー」
美穂子「あ、京太郎くん」
須賀母「あら、早かったわね」
京太郎「そりゃ美穂子さんあんまり待たせるわけにはいかないし」
須賀母「ふむ、上出来上出来」
須賀母「それにしても美穂子ちゃんはいい子ねぇ、京太郎には勿体無いぐらいだわ」
京太郎(早速名前呼びしてるし)
京太郎「それは俺も思う」
美穂子「そ、そんな。京太郎くんのほうが私には勿体無いぐらいです」
京太郎「美穂子さん……」
美穂子「京太郎くん……」
須賀母「うぉっほん」
二人「」ハッ
須賀母「とりあえず二人の仲が良好なのはよく分かったわ」
須賀母「でもあんまり二人の世界を人目の多いところではやらないように」
京太郎「キヲツケマス」
美穂子「ガンバリマス」
京太郎「っと、そうだ。それじゃ美穂子さん、俺の部屋行きましょうか」
美穂子「いいの?」
京太郎「そりゃ勿論」
美穂子「じゃあお邪魔しますね」
須賀母「飲み物とかはどうする?」
京太郎「ああ、俺が後で取りに来るから大丈夫」
須賀母「OK」
須賀母「それじゃあ美穂子ちゃん、ゆっくりしていってね」
美穂子「はい、ありがとうございます」
京太郎「ここが俺の部屋です」
美穂子「ここが京太郎くんの部屋…」
京太郎「まあ大して珍しい物もありませんけどね」
美穂子「綺麗に片付いてるわね」
京太郎「美穂子さんが来るから頑張って片付けました。普段はもうちょっと散らかってます」ハハ
美穂子「それはそれで少し見てみたかったような」
京太郎「美穂子さんが自分の部屋が散らかってる状態を見られてもいいのなら構いませんよ」
美穂子「やっぱり無しにしておきます」
京太郎「お互いにダメージしか受けませんしねきっと!」
京太郎「それじゃ飲み物とか持ってきますんで少し待っててください」
美穂子「はーい」
―――
美穂子「京太郎くんの部屋かぁ」キョロキョロ
美穂子(頑張って片付けたって言ってたけど、普段から結構綺麗に使ってる感じがする)
美穂子(それにしてもなんて言ったらいいのかしら、京太郎くんの匂い?)
美穂子(なんだかドキドキしてきちゃう)
美穂子「あ」
美穂子(京太郎くんのベッド)
美穂子(ここで京太郎くんは寝てるのよね)
美穂子(ちょ、ちょっとだけ座ってみてもいいかしら)
美穂子「えいっ」ポフ
京太郎「戻りましたー」ガチャ
美穂子「あっ」
京太郎「あれ、クッションよりそっちのが良かったですか?」
美穂子「ち、違うの。いや違わないけどそうじゃなくて」
京太郎「み、美穂子さんとりあえずまず落ち着いて」
美穂子「ぁぅぅ……」
京太郎「えーと、一先ず飲み物どうぞ」
美穂子「あ、ありがとう」
京太郎「……」
美穂子「……」
京太郎(なんか気まずいな…ってそうだ)
京太郎「カピー、入ってきていいぞー」
「キュ」トコトコ
美穂子「まあ可愛い。カピーって名前ということはカピバラでいいのかしら」
京太郎「お、正解です。よく分かりましたね。うちのペットのカピバラのカピーです」
「キュッ」
美穂子「TVなんかで見たことはあったからなんとなく覚えていたの。それにしてもカピバラがペットだなんて随分と珍しいわね」
京太郎「ですよねぇ、俺もそう思います。以前、親父がなんか急に飼うとか言い出して」
美穂子「そうだったのね。この子は撫でても大丈夫?」
京太郎「ええ、変に刺激したりしなければ大人しいヤツなんで大丈夫ですよ」
美穂子「それじゃあえーと」
「キュ」ジー
美穂子「よろしくね、カピーちゃん」ニコ
「キュッ」
美穂子「結構毛がごわごわしてるのね、もっとフカフカなのかと」ナデナデ
京太郎「やっぱりそう思いますよね、俺も最初触った時びっくりしましたし」
美穂子「でも撫で心地は中々」
京太郎「それは良かったです、カピーも気持ちよさそうにしてますし」
「キュー」
京太郎「あ、こいつこう見えて結構重いんで抱きかかえたりはしないほうがいいですよ」
美穂子「あら、そうなのね。ちょっと残念」
京太郎「40kgぐらいを持ちあげたいなら止めませんが」
美穂子「そんなに重いの!?」
「」ビクッ
美穂子「あ、ごめんなさい突然大きな声出しちゃって。大丈夫だからね」ナデナデ
京太郎「かなり重量級ですからねぇ。前に寝てる時にのしかかられて苦しくて目が覚めたりもありましたし」
美穂子「寝てる所に40kgは厳しいわね……」
京太郎「そういえば」
美穂子「?」
京太郎「や、さっきの違うの違わないのって結局なんだったんです?」
美穂子「うぅ、忘れてくれて良かったのに」
京太郎「聞かないほうが良かったですかね」
美穂子「そこまでではないのだけど…」
美穂子「ここで京太郎くんが寝てるんだなーって思ったらちょっと座ってみたくなっちゃって」
京太郎「」グハッ
美穂子「京太郎くん!?」
京太郎「だ、大丈夫です、ええ」
美穂子「そ、そう?」
京太郎「で、座ってみた感想はどうでした?」
美穂子「座った直後に京太郎くんが戻ってきたので」
京太郎「あー、そうだったんですね」
京太郎「……」フム
美穂子「?」
京太郎「改めて座ってみます?」
美穂子「えっ」
美穂子「い、いいの?」
京太郎「なんか恥ずかしい気もしますけど、座るだけなら別に構いませんよ」
美穂子「じゃあちょっとお願いします」
京太郎「どうぞどうぞ」
美穂子「……」ドキドキ
京太郎「どうですか?」
美穂子「なんて言えばいいのかしら。なんだか幸せな気持ち」
京太郎「幸せ、ですか」
美穂子「ええ。京太郎くんが寝てるベッドに座らせてもらってるんだなって思うとそれだけ気を許してくれてるのかなって思ったりして」
京太郎「美穂子さん……」
美穂子「そうだ、今度京太郎くんも私のベッドに座ってみない?」
京太郎「へ!?」
美穂子「この気持ちは説明するよりも実際に試してみてもらったほうがいいと思うの」
京太郎「え、でもそれは流石に」
美穂子「駄目、かな?」ウワメヅカイ
京太郎「うっ」
美穂子「……」ジー
京太郎「わ、分かりました」
美穂子「良かった」パァ
京太郎(あの表情には勝てませんって。まあ普通に考えて役得すぎるから嬉しいのは嬉しいんだが)
京太郎「あ、美穂子さん。今日はうちで夕飯食べていってくださいね」
美穂子「あら、いいの?」
京太郎「前に俺もそちらでご馳走になってますし。母もそのつもりなんで是非」
美穂子「じゃあお呼ばれしますね。うちに連絡だけしておかないと」
京太郎「了解です、それじゃ俺は伝えてきますんでその間にでもどうぞ」
美穂子「はーい」
――――――――――
――――――
――
・おまけ
美穂子「……」キョロキョロ
美穂子「す、少しぐらいいいわよね」
美穂子「」コテン
美穂子(や、やっちゃったやっちゃった。京太郎くんのベッドで横になっちゃった!)
美穂子(こんな事しちゃ駄目って分かってるんだけどやってみたくなっちゃったんだもの)
美穂子(なんだか不思議な気持ち)
美穂子(っていけないわ、京太郎くんが戻ってくるまでには起きないと)
美穂子(で、でももう少しぐらいは大丈夫よね)
京太郎「あ、美穂子さん何か苦手な食べ物ってありまs」ガチャ
美穂子「」
京太郎「シツレイシマシター」ガチャ
美穂子「ッッっ!!!」コエニナラナイサケビ
こんな感じになりました
カピーとの戯れのはずだったのにカピー成分ほとんどなくてどうしてこうなった!
今回はここまでで、お疲れ様でした
乙です
ぐうかわすぎて悶える
2828で頬がやばい
本当にすばらです
>>1の書くこの2人の可愛さは凄い
乙です
乙!
2828しまくり!
おつー
胸がきゅんきゅんするわぁ
乙
ペットと戯れずにベッドと戯れたとな
乙です
激しく乙
匂いフェチ
あー砂糖吐きたいな〜(チラッチラッ
砂糖って口から出すものだよね|´-`)チラッ
中東やら南米やら回ってましたがなんとか帰国
近いうちに一つぐらいは投下出来ればなーって感じです
やったー!
きたー
おかえりー!
うおー!
> 中東やら南米やら
!?
あ
中東やら南米って仕事?
傭兵...?
材料メーカーか、空調兼銃弾メーカーじゃね?
武器商人だな!(適当
石油メーカーでしょう
>>1「俺の後ろに立つな」
仕事ですね
プライベートなら国内ののんびり出来る温泉地とかのほうがいいです、はい
今夜ぐらいに短いの投下しようと思います
引っ越し手続きとか面倒
きたー
わっほい!
こんばんは。帰宅したので遅くなりましたがサクッと投下しちゃいます
京太郎「いやー、面白かったなぁ」
美穂子「ええ、凄く迫力があったわね」
京太郎「アクション映画だから美穂子さんに合わなかったらどうしようかなって思ってたんですけどね」
美穂子「普段見ないジャンルだけど凄く楽しめたわ」
京太郎「それなら良かったです。アクションだとやっぱり映画館の大きなスクリーンで見るのがいいですしねー」
美穂子「それは分かるかも。あの大きさだからこその迫力って絶対あるわね」
美穂子「でもちょっと音にびっくりしたりはあったかも」
京太郎「あー、確かに。もう少し音は小さくてもいいかなって思う場面もありましたね」
京太郎「次はどうしましょうか」
美穂子「うーん、適当にお店に入るのもいいかもしれないけど。そろそろお昼食べるのもいいかもしれないわね」
京太郎「言われてみればお腹すいてきてるなー。それじゃフードコート行きましょっか」
美穂子「そうしましょう。ふふ、楽しみだわ」
京太郎「俺も楽しみです」
美穂子「それじゃあこれが京太郎くんのお弁当ね」
京太郎「おぉ、これが美穂子さんの手作りの。ありがとうございます!」
京太郎「でもって俺からもはい。美穂子さんのお弁当です」
美穂子「ありがとう京太郎くん」
美穂子「でもお互いにお弁当箱を預けてそれぞれのを作ってくるだなんて面白いわね」
京太郎「今日のデートの約束をした時に美穂子さんがお弁当作ってくれるって言った時に思ったんですよね」
京太郎「俺も美穂子さんに何かしてあげたいなーって。それで思いついたのがこれだったんです」
美穂子「もう、私が作りたかっただけなんだから気にしなくていいのに」
京太郎「俺も美穂子さんに作りたかっただけですから」
京太郎「それにあのインハイ以来、料理するのが結構楽しくて」
美穂子「あの時一緒に作ったり教えてもらったりしたものね」
京太郎「ええ。美穂子さんに教えてもらったのを帰ってから作ったりしてました」
京太郎「折角ですし同時に開けましょうか」
美穂子「それがいいわね」
「「では」」
京太郎「おお」
美穂子「わぁ」
京太郎「すげえ、俺の好物が沢山入ってるし彩りも綺麗だ。流石だなぁ」
美穂子「京太郎くんが作ってくれたのも私の好物がちゃんと入っているし素敵」
「「あ」」
美穂子「京太郎くんも作っていたのね」フフ
京太郎「美穂子さんもでしたか。これはやっぱり作っておきたいなって思ったんですよね」
美穂子「私もそうね。あの時一緒に作ったのを思い出しながら」
京太郎「あの時はみんなのためにでしたけど、今日は美穂子さんのために作りました」
美穂子「私も京太郎くんのために作りました」
「「この茶巾寿司」」
京太郎「な、なんか照れますね」
美穂子「そ、そうね」
美穂子「と、とりあえず食べましょうか」
京太郎「ですね。見てたらお腹余計に空いてきましたし」
「「いただきます」」
京太郎「うわ、すっげー美味い。美穂子さん流石だなぁ」
美穂子「お口に合ってよかったわ。京太郎くんのも凄く美味しい、食べやすい大きさになっているし」
京太郎「良かったー。大丈夫かずっとドキドキしてましたし」
美穂子「私も。自分では上手く出来たつもりでも食べる人に合うかが分からないものね」
美穂子「……」ウーン
京太郎「?」
美穂子「!」ソウダ
美穂子「京太郎くん、ちょっとお弁当こっちに貸してもらえる?」
京太郎「あ、はい。大丈夫ですけど」
京太郎(なんかあったのかな?)
美穂子「ありがとう。それじゃあ」
京太郎(茶巾寿司、どうするんだ?)
美穂子「はい、あーん」スッ
京太郎「!?」
京太郎「ちょ ま ここでですか!?」
美穂子「ええ」ニコニコ
京太郎「流石にちょっと恥ずかしすぎるというかその」
美穂子「ダメ、かな?」シュン
京太郎(あああもうだからそれ反則だってば!!)
京太郎「分かりました、いただきます」
美穂子「ありがとう。それじゃああーん」
京太郎「あーん。……うん、美味しいっす」
美穂子「良かった」ニコ
京太郎「さて、美穂子さん」
美穂子「はい?」
京太郎「もちろん美穂子さんも同じように食べてくれますよね」イイエガオ
美穂子「!?」
美穂子「いや、その。ほ、ほら私はいいかなって」
京太郎「そっかー。美穂子さんは俺に食べさせるのはいいけど食べさせてもらうのは嫌かー」
美穂子「そ、そういう訳じゃ……」
京太郎「じゃあ大丈夫ですよね」
美穂子「ぅぅ……、分かりました」
京太郎「そうそう。はい、あーんしてください」
美穂子「あーん。……美味しい」
京太郎「それは何より」
美穂子「ねえ、京太郎くん」
京太郎「はい?」
美穂子「顔、真っ赤よ」
京太郎「そういう美穂子さんも真っ赤ですよ」
美穂子「やっぱり外で他の人の目があるところでやるのはこれからは控えます」プシュー
京太郎「全面的に同意します」カオアチー
今日はここまで
うん、これ周りに普通に人居る状況なんだよね
ちょっと月末~来月半ばぐらいまでの間に引っ越しする事になってその関係でさらにバタバタしそうです
状況次第ではHTML化依頼しようと思っています
それではお休みなさい
乙ですー
おつー
バカップルすばらー
乙です
乙ー
おつおつー
これは周りの温度と糖度があがりますわ
ブラックコーヒーが通常比で25倍は売上はあるな
乙です
遅くなりましたが乙でした
漂うエタの気配
もっと読みたいです
プロローグはとっくに終わってるんだし、リアルきついなら依頼出すでしょ
美穂子「京太郎くん、卒業おめでとう」
京太郎「ありがとうございます」
美穂子「でも友達と一緒に行かないで良かったの?」
京太郎「大丈夫ですよ。夕方までは一緒に遊んでましたしね」
京太郎「それに忙しい中時間を作ってくれた美穂子さんに俺も会いたかったですし」
美穂子「ん、ありがとう」ニコ
京太郎「どうですか、プロ二年目を終えての感想としては」
美穂子「うーん、そうね。やっぱり一年目と比べると気持ち的に余裕はかなり出来たかな」
京太郎「ふむふむ」
美穂子「一年目はやっぱり大変だったしね。高卒でプロ入りして活躍してる人達を見て焦る気持ちもあったし」
美穂子「でもそんな時に京太郎くんが言ってくれたあの言葉があったから頑張れたって、そう思うの」
京太郎「あー、あの時のですか。改めて考えたら何生意気言ってるんだって感じでしたよねあれ……」
美穂子「そんな事無いわ、凄く嬉しかったもの」
京太郎「うん、なら良かったです」
美穂子「京太郎くんはプロの道に進まない事を選んだけれど、後悔はしていないの?」
京太郎「全くしてないってのはないですねやっぱり。いくつか結構熱心に声をかけてくれたチームもありましたし」
美穂子「うちのチームもその一つだったのよね確か」
京太郎「ですねー、一番迷ったのそこでしたし」
美穂子「インカレでも目立った派手さは無いけれど安定した活躍をしてたって事で注目してたみたい」
京太郎「マジですか」
美穂子「ええ。前にスカウトの人が教えてくれたの」
京太郎「美穂子さんと同じチームってのは正直かなり惹かれたんですけどね」
京太郎「と言っても男女だと試合日程も違うから一緒に行動する機会ってあんまりなさそうですが」
美穂子「そうねぇ、試合相手も男女で違うから遠征先が別なんて事はしょっちゅうだし一緒にというのはあまり無いかもしれないわ」
京太郎「ですよねー」
美穂子「プロではなく教師を選んだ決め手みたいなものはあったのかしら」
美穂子「今までも何度かは聞いてみたけどしっかりとした答えは教えてもらってないし」
京太郎「うーん、決め手と言われると結構難しいんですよね。どちらかという積み重ねに近いですし」
美穂子「積み重ね?」
京太郎「ええ。自分が麻雀をやる楽しさと、誰かに教えたりする楽しさ」
京太郎「それぞれ積み重なっていった結果、教える楽しさが上回ったって言えばいいのかな」
美穂子「なるほど、そういう事だったのね」
京太郎(さて、そろそろいいかな。覚悟を決めろよ須賀京太郎)
京太郎「美穂子さん」
美穂子「はい?」
京太郎「実は美穂子さんに渡したい物がありまして」
美穂子「あら、何かしら」
京太郎「本当は働き初めて始めてもっと落ち着いてからがいいんでしょうけど」
美穂子「?」
京太郎「美穂子さん。いや、美穂子」
美穂子「!」
京太郎「俺と、結婚してもらえませんか」スッ
美穂子「あ……」
京太郎「……」
美穂子「……」
美穂子「う、嬉しい」ポロ
美穂子「私、不安だったの」
京太郎「え?」
美穂子「大学生になって京太郎くん、更に格好良くなったし。高校の時もそうだったけれど周りに可愛い子も沢山居て」
美穂子「私の事を好きだって言ってくれてもやっぱり気になってしまって」
美穂子「卒業してプロになってからは逢える時間も減ってしまって、信じているつもりなのにどうしても……」
京太郎「美穂子さん……」
京太郎「俺も不安だったんです」
美穂子「京太郎くんも?」
京太郎「はい。だって美穂子さんどんどん綺麗になっていくし。大学の頃にもファンクラブとかありましたしね」
京太郎「プロになってからも頑張っていて、本当に俺なんかが恋人でいいのかなって思うことも」
京太郎「遠征で会えない日が続いたら電話で話していてもやっぱり逢いたいなとか思っちゃったりもありました」
美穂子「お互い同じだったのね」クス
京太郎「そうみたいですね」ハハ
美穂子「そういえば呼び方、すぐ戻っちゃったわね」
京太郎「あー、さっきは覚悟決めてからでしたから。油断してるとどうしても慣れた呼び方に」
美穂子「今の呼び方になってから結構長いものね」
美穂子「あ、私ったらちゃんとしたお返事してなかったわ。ごめんなさい」
京太郎「言われてみればそうですね。じゃあ改めて俺からもう一度言わせてください」
美穂子「分かりました。お願いしますね」
京太郎「美穂子」
美穂子「はい」
京太郎「大好きです。俺と結婚して下さい」
美穂子「喜んで」
美穂子「私も大好きです、京太郎」ニコ
カンッ
久しぶりの投下になりましたおはようございます
諸々落ち着くのが10月に入ってからになりそうということもあるので依頼を出してきますね
感想など頂けて嬉しかったです
また落ち着いたら別キャラのスレを立てる事もあるかもしれませんがその時はご縁があれば
今までお付き合いありがとうございました
乙でした!面白かったです!
乙!
やっぱりこの組み合わせ好きだから読めて良かった
乙!
とてもすばらでした!
乙
乙です!
とてもすばらな京キャプでした!
実に楽しませて頂いた
次のスレがあればまたぜひ読ませて欲しい
乙ですた
乙
おつよー!
すごいよかったよ
激しく乙
めっちゃ乙!
おつー
初心な二人がすっごく良かったです!
すばらすぎた
終わるの寂しいよー
乙です。
凄くニヤニヤ出来たので、落ち着いたら次も何か書いてくれると嬉しいです
乙です
乙ー
やはりキャップはすばら!
二人は幸せになれてよかったです
すばらでした
乙
楽しませてもらったー、おつでした!
ちょーよかった
京太郎「日が落ちてくると大分肌寒くなってきましたね」
美穂子「本当にそうね。ついこの前までは暑くて仕方なかったのに」
京太郎「残暑が厳しくないのは嬉しいんですけどね」
美穂子「それはとても思うわ。今年も残暑は厳しいって聞いていたし」
京太郎「なんかあっさり涼しくなりましたもんねぇ」
美穂子「日差しがあるうちはやっぱり暑いけれど、そうでもなければ過ごしやすくて助かるわ」
京太郎「ですよねー。あ、ちょっといつもの公園で休憩していきません?」
美穂子「そうね、そうしましょうか」
『『『キャプテン、お誕生日おめでとうございます!』』』
美穂子『ありがとうみんな。でも私はもうキャプテンじゃないわよ?』
星夏『それは分かっているんですけど』
未春『やっぱり私達にとってキャプテンと言えばキャプテンなんですよね』
純代『それだけだと誰の事なのかさっぱり分からないような……』
華菜『とりあえずそういう事なんだし!』
美穂子『もう、なにそれ』クスクス
美穂子「と、こんな感じだったわ」
京太郎「あはは。でも部員のみんなの気持ちも分かる気がするなー」
美穂子「そうなの?」
京太郎「俺達もまだ竹井先輩の事をつい部長って言ってしまいますから」
美穂子「京太郎くん達もそうなのね」
京太郎「染谷部長にも失礼だし気を付けようと思ってはいるんですが、ふとした時についって感じで」
美穂子「一度ついてしまった癖は中々という事ね」
京太郎「なんですよね。まあ竹井先輩がしょっちゅう部室に顔出すのも原因の一つだとは思うんですが」
美穂子「そんなにも来ているのね」
京太郎「ほぼ毎日のように来てる気がしますよ」
美穂子「それはそれで凄いわね」
京太郎「改めて誕生日おめでとうございます。美穂子さん」
美穂子「ありがとう京太郎くん」
京太郎「雀荘でも言ったからちょっとあれですけど」
美穂子「ううん、そんなこと無い。凄く嬉しいわ」ニコ
京太郎「そう言ってもらえるとこちらとしても嬉しいです。やっぱり二人の時にも言いたかったですし」
美穂子「京太郎くん……」
京太郎「それでですね、折角の誕生日ですし何か俺にしてほしい事って何かありませんか?」
美穂子「京太郎くんにしてもらいたい事?」
京太郎「ええ、俺に出来る事であればですけどね。誕生日プレゼントのおまけだとでも思ってもらえれば」
美穂子「いいのかしら、いいプレゼントまで貰ってしまっているのに」
京太郎「全然気にしないでください。俺が美穂子さんに何かしてあげたいってのが本音ですんで」ハハ
美穂子「もう、京太郎くんってば。でもそういう事であればお言葉に甘えさせてもらおうかしら」
京太郎「是非是非」
美穂子「少し待ってね、考えてみるわ」
京太郎「はーい」
美穂子「……」ウーン
京太郎(悩んでる美穂子さんも可愛いなぁ)
美穂子「よし、決めたわ」
京太郎「お、どんなのですか?」
美穂子「えーとね、ちょっと耳を貸してもらえるかしら」
京太郎「はい」
美穂子「あのね、キスして欲しいなって」コソ
京太郎「えっ」
美穂子「駄目、かな?」
京太郎「え、いや。駄目なんて事はないと言うか寧ろ大歓迎と言うかって何言ってんだ俺は!」
美穂子「きょ、京太郎くん?」
京太郎「はっ!? すいません取り乱しました。え、でもホントにいいんですか?」
美穂子「ええ。だって私もしたいって思っているんだから」
京太郎「美穂子さん……、分かりました。それじゃ目を閉じてください」
美穂子「はい……」スッ
京太郎「では……」
美穂子(あ、京太郎くんの指が私の顎にかかって)
美穂子「ん……」
京太郎「こう、なんて言えばいいんでしょうね」
美穂子「?」
京太郎「俺、今すっげー幸せな気分だなーって」
美穂子「私も今凄く幸せな気分」
美穂子「好きな人とキスが出来て、それがファーストキスだったのだから当然なのかもしれないけれど」クス
京太郎「ですね、これで幸せじゃなければなんだっていうんだって感じは確かにあります」ハハ
美穂子「それで、ね」
京太郎「?」
美穂子「京太郎くんが良ければもう一回したいなって思っちゃったりしまして」
京太郎「俺も同じ事思ってました。幸いまだ人も居ないみたいですし」
美穂子「嬉しい。あ、一つお願いしたい事が」
京太郎「なんですか?」
美穂子「今度はキスしてからギュッと抱きしめてほしいの」
京太郎「お安い御用です。というか寧ろご褒美ですよそれ」
美穂子「ご褒美だなんてそんな……」
京太郎「それでは美穂子さん……」
美穂子「はい……」スッ
美穂子「京太郎くん、本当にありがとう。今日は最高の誕生日になったわ」
京太郎「そこまで喜んでもらえて嬉しいですよ。俺にとっても忘れられない日になりました」
美穂子「すっかり暗くなってしまったわね。そろそろ帰らないと」
京太郎「ですね、勿論送って行きますので」
美穂子「はい、よろしくお願いしますね」
この後福路家の前でお別れ前のキスをしている所を母親に見られたりもしますがそれはまた別の話
カンッ
キャップ誕生日おめでとう!
ふとスレを見たらまだ過去ログになっていなかったのでこれは書かねばと思い急遽書きました
この日のために残っていたと思うことにします
それでは
乙
すばら!
乙!
おつです
この2人大好きだ
乙!
乙でした
あっまーい
うぉおおおおおお(悶える音)
おつですー
いやーよかった
乙
乙です
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