ロリばばあ「はて?何のことかな?わしは『めろんそぅだ』など知らんぞ?」
男「じゃあ確かめるから一口飲ませてよ」
ロリばばあ「駄目じゃ」
男「なんでさ?」
ロリばばあ「か、間接きっすになってしまうじゃないか///馬鹿者め///」
男「いや、そもそもその湯呑み俺のだし……」
ロリばばあ「もうすぐ敬老の日じゃな」
男「お前、ひな祭りの時もそんなこと言ってなかった?」
ロリばばあ「というわけで何か労いがあるんじゃろ?くれ」
男「急に言われてもねぇよ」
ロリばばあ「じゃあ明日いっしょに買いに行くぞ!」
男「何か欲しい物があるのか?」
ロリばばあ「セニアカー」
男「リアカーで十分だろ」
ロリばばあ「まったく最近の若者は……」
男「何かあったのか?」
ロリばばあ「久しぶりに散歩で公園に行ったら『がむ』を踏んでしまったんじゃ」
男「お前だってこの前『風情があるんじゃ』とか言ってベランダから外にスイカの種吹き出してたじゃないか」
ロリばばあ「子供がしたことなんじゃから許してくれるじゃろ」
男「都合のいい奴だ」
ロリばばあ「のう男、カルタやらんか?」
男「二人じゃできないだろ」
ロリばばあ「『はんでぃ』でわしが札を詠めばよかろう」
男「恥知らずめ」
ロリばばあ「昔からよく言われる」
数分後
男「リーチの差は簡単に埋まらないものだな」ドッサリ
ロリばばあ「……孫の手使っていいじゃろうか?」
ロリばばあ「男ー、梨と柿どっちがいいかのー?」
男「剥いてくれんの?」
ロリばばあ「いや、まずとってくる」
男「法律は守ろうぜ?」
ロリばばあ「盗ってくるじゃなくて、採ってくるじゃ、たわけが」
男「日頃の行いが悪いからだ」
山
ロリばばあ「ほら急がないと日が暮れるぞ」ぺちぺち
男「籠持たされる身にもなれよな……」
ロリばばあ「あっ!後ろに熊が!」
男「騙されねぇぞ」
ロリばばあ「あっ!後ろからべとべとさんが!」
男「急がなくても問題ない妖怪だな」
ロリばばあ「あっ!後ろから土転びが!」
男「そりゃマズいな」
ロリばばあ「男、漫画貸してくれんか?」
男「お前がそういうのに興味を示すとは珍しいな」
ロリばばあ「もう水戸黄門は見飽きたわい、たまには若者の文化に触れんとな」
男「ふーん、で、どんなのを所望するのかな?」
ロリばばあ「わし向けのやつを頼む」
男「なかなか難しいな」
15分後
ロリばばあ「まだかー?」
男「よし、これでいいだろう、ホラ」
ロリばばあ「えっーと?……英語だから読めんな…」
男「ドラゴンボールだ、少し古いけど名作だぞ」
ロリばばあ「ふーん……まあ借りてくとするかの」
五日後
ロリばばあ「ほら、返すぞ」
男「読んでみてどうだった?」
ロリばばあ「面白かったが……わしの好きな『やむちゃ』が後半になってから活躍しなくなったのは、ちともの寂しいかのぅ」
男「えっ、何でヤムチャ?」
ロリばばあ「何かあの駄目男ぶりが放っとけなくてな」
男「ああ、母性か」
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最高wwww