きりん「これでいいの椎名?」
椎名「うん、きっと町子さんも寂しがって一緒に泊まるって言うはず」
きりん「そしたら椎名の家の新鮮食材でご飯作ってもらえるんだよね!?」
椎名「そういうこと」
椎名(これであわよくば町子さんが毎週うちに泊まりに来てくれるようになるかも知れない……)
きりん「どうかした?」
椎名「ううん、なんでもないよ」
きりん「早く椎名の新鮮食材使ったリョウのご飯食べたいな~」ワクワク
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ピロリン
リョウ「あっ!きりんからのメールです!1秒でも早く返信しないと!」
リョウ「『今週から椎名の家に泊まります』……!?」
リョウ「そ、そんな……きりんに……きりんに嫌われてしまいました!」
リョウ「私の何が、何がいけなかったんでしょうか……」ガクッ
リョウ「きりんどうしてどうしてどうしてどうして」ブツブツ
きりん「おっかしいなぁ、いつもなら10秒以内には返信くるのに」
椎名「それは早くない?」
きりん「1分超えたらすっごい量の謝罪文が送られてくるんだよ」
椎名「さすが町子さん」
きりん「でももう5分くらい過ぎちゃってる」
椎名「んー、まぁ町子さんも忙しいときはあると思うし」
きりん「そうだよね、たまたま忙しいだけかも」
椎名「もう少し待ってみようよ」
きりん「お腹空いたな~」
リョウ「はい、できました!肉だんごとアジのたたきです!」
リョウ「きりん、お腹空いたでしょう?」
リョウ「たくさん作ったからたくさん食べていいんですようふふ」
リョウ「じゃあ、いただきます」
きりん「もう1時間経っちゃった」
きりん「リョウがこんなに返信しないなんておかしいよ何かあったのかも」
椎名「私もちょっと気になってきた」
椎名「町子さんの家に行ってみようか」
きりん「うん、そうしよう!」
リョウ「どうですかきりん?おいしいですか?」
リョウ「うふふ良かった……きりんのために作ってますから」
リョウ「おかわりしますか?」
リョウ「はい、たくさんいれてきますね」
町子さんメンタルがお豆腐すぎませんか
アニメもそこそこ豆腐だったし仕方ない
仕方ないな
きりん「よし着いた、リョ……モガムグ」
椎名「まぁまぁ森野さん、町子さんが1人の時何してるか気にならない?」
きりん「プハァッ……確かに気になるけど」
椎名「覗いてみようよ」
きりん「それ何か楽しそう!」
椎名「でしょ?で、いい覗き場所知らない?」
きりん「うーん、あ、あのへんとかいいかも!」
椎名「じゃあ行ってみようか」コソコソ
きりん「うん!」ワクワク
きりん「ここだよ……あ、リョウご飯食べてる!うらやましーなー!」
椎名「本当だ、ん?何で食器2つあるんだろう?」
きりん「もしかして怒ってるのかな?」
椎名「いや、それはなさそうだけど……」
きりん「何してるんだろう?写真立てに向かってスプーンでご飯あげてる」
椎名「町子さんっておままごとの趣味でもあるのかな、それはそれでかわいらしくて好きだけど町子さんと結婚したい」
きりん「何か言った?」
椎名「ううん、なんでもないよ」
きりん「ってあれ、私の写真じゃん!?いつの間に撮ったんだろう……?」
椎名「部屋中に写真があるね」
きりん「あれは寝顔!?お、お風呂入ってるときの写真もある!?」
椎名(私のは無いのか……)チェッ
きりん「リョウが写真の私とご飯食べてる!?」
きりん「写真の私うらやましい!」
椎名「なぜそうなる」
リョウ「ふふふきりんかわいい、かわいいきりん」
リョウ「うふふ……」
ガタン
リョウ「?」
リョウ「何の音でしょう?こっちでしょうか?」
きりん「あ、リョウがこっち向いちゃった」
椎名「こっちへ来てるね気づかれちゃったみたい」
椎名「て言うかすごい目をしているね、お母さんが露子さんに無理矢理襲われた時と同じ目をしてる」
きりん「目に光りが無くてなんか怖いよ」
ガラガラ
きりん「の、覗いちゃってごめんなさいリョウ……」
椎名「つい好奇心で……」
リョウ「……」
お母さん×露子さんは可能性感じる
きりん「り、リョウ……?」
リョウ「きりん~会いたかったですきりん~!!!」ギュウウウ
きりん「わわわっ、り、リョウ!」
椎名「!」
リョウ「きりんきりんきりんきりんきりんきりん」スリスリ
きりん「く、くすぐったいよリョウ///」
椎名(いいなぁ……)
きりん「ほら、椎名も見てるから!」
リョウ「あ、はい……」グスン
椎名「なにがあったの?」
リョウ「きりんに嫌われたと思って……」
きりん「私がリョウのこと嫌うわけないじゃん!」
リョウ「きりん~」ギュウウウ
きりん「窒息するぅうぅモガモガ」
リョウ「ええ!?じゃあ私が寂しがって一緒に椎名さんの家に泊まりに行くと思ったんですか?」
椎名「まぁ、そういうこと」
リョウ「きりんが私のこと嫌いになって椎名さんのところに行ったと思ってしまいました……」
きりん「だから、そんなわけなじゃn…」
リョウ「きりん~」ギュウウウ
きりん「ムグーッフガフガ」ジタバタ
リョウ「でも椎名さんの家は先週遊びに行ったばかりですし、迷惑になるんじゃ……」
椎名「そんなことないよ」
椎名「町子さんなら歓迎だし毎日泊まってくれてもいいし、いっそのこと同棲したいくらいだよ。町子さんを嫁にもらう準備はできてるからね」
リョウ「え?」
椎名「ううん、なんでもないよ」
きりん「あ、そうだリョウ!ご飯何食べてたの?私も食べたい!」
リョウ「肉だんごとアジのたたきです」
リョウ「良かったら食べませんか?たくさん作ってあるので」
きりん「食べるー!」
椎名「……」
リョウ「椎名さんもどうぞ」
椎名「ありがとう町子さん」
椎名さんも報われてほしい
きりん「ふぅ……おいしかったごちそうさま!」
椎名「ごちそうさま、おいしかったよ町子さん」
リョウ「ふふ、おいしく食べてもらえてよかったです」
椎名「これからどうする?」
きりん「椎名の家に行こうよ!探検したい!」
リョウ「えぇ……探検ですか」
椎名「じゃあ腹ごなしも兼ねて行こうか」
きりん「やったー!」
リョウ(やっぱり椎名さんのおうち、でかいですね)
きりん「わーい!」
リョウ「こら、きりん、走っちゃダメですよ」
椎名「露子さん、ここ、開けてくれる?」
露子『かしこまりました』
ギィィ
露子「お帰りなさいませ、お嬢様」
椎名「ただいま」
リョウ「お邪魔します」
きりん「お、お邪魔します」ペコリ
椎名母「いらっしゃ~い」
椎名「お母さん、今日この2人泊めてもいい?」
椎名母「もちろんよ~!お客様用のお布団用意しておくわね!」
露子「用意しておきます」
リョウ「ありがとうございます」
椎名「お母さん」
椎名母「どうしたの?」
椎名「へ、部屋は1つでいいから、一緒にね、寝る……」ボソ
椎名母「うふふ、分かったわ!」
椎名母「~♪」
露子「どうかなさったのですか?」
椎名母「娘がお友達と一緒に寝たいんですって!かわいいわ~!」
露子「左様でございますね」
きりん「旅館みたいでワクワクする!」
リョウ「確かにそうですね」
椎名「そんなに大きくは無いよ」
きりん「お風呂!お風呂は大浴場なの!?」キラキラ
椎名「まあ、3人くらいなら」
きりん「入ろう!みんなで!」
リョウ「恥ずかしいですよ~」
椎名(町子さんと……お風呂!)
椎名「案内するよ」
きりん「わーい!」
椎名母「お風呂ですって!聞いた!?」
露子「はい、お聞きしました」
椎名母「娘の友達の発達具合を見るチャンスよ!」
露子「かしこまりました」
きりん「リョウと椎名とお風呂入るの初めて!」ヌギヌギ
椎名「私も家族以外とお風呂入るの初めて」
リョウ「そうですね……あ、きりんすっぽんぽんに……///」
椎名(町子さんやわらかそう……)
露子(お嬢様……成長しましたね……)ジーッ
きりん「ひゃーっ!でかーい!」タタタ
リョウ「きりん、走っちゃ危ないですよ」
きりん「私、リョウの背中洗う!」
リョウ「自分で洗いますよ~」
きりん「だーめ!」
リョウ「もう、分かりました」
リョウ「あ、私、椎名さんの背中洗ってもいいですか?」
椎名「え?私の?」
リョウ「はい!」
椎名「じゃ、じゃあお願いしようかな」
椎名(まさか町子さんに背中を流してもらえるなんて……///)
きりん「リョウ気持ちいい?」
リョウ「気持ちいいですよきりん、椎名さん気持ちいいですか?」
椎名「うん、とっても気持ちいいよ町子さん」
きりん「椎名は次、私の背中洗ってね!」
椎名「分かったよ森野さん」
椎名(町子さんの背中触りたかったなぁ……でも町子さんに洗ってもらえてるからいいか)
露子(ああ、お嬢様、私が洗っているときとはまた違うお顔をされて……悔しい、でも美しい……)ジーッ
露子「ただいま戻りました」
椎名母「あぁ見せて~!娘のお友達はどんな体してるのかしら!」
露子「……」
椎名母「あれ……?」パラパラ
椎名母「娘しか撮ってないじゃない!?」
露子「申し訳ありません……お嬢様がかわいすぎてつい……」
椎名母「まぁこれはこれで……」
椎名母「って許しませんよ!今夜はお仕置きしますからね!」
露子(途中から立場が逆転してしまうお仕置きですか)
椎名母「何か?今日は負けないわ!」
露子「……かしこまりました」
きりん「お風呂気持ちよかった~」ホカホカ
リョウ「ですね」ホカホカ
椎名「ふぅ……」ホカホカ
椎名(町子さんの体……絶対に忘れない)
きりん「お布団ふかふか~!」
リョウ「本当ですね」
椎名「露子さんがやってるんだ」
きりん「やっぱり露子さんってハイパーお手伝いさんなんだね!」
椎名「ハイパーお手伝いさん……?」
リョウ「……眠くなってきました」
椎名「あ、そうだ、お泊まりといえば」
リョウ「…はい?」
きりん「ん?」
椎名「怖い話でもしようか」
リョウ「えぇ……こ、怖い話ですか」
きりん「あ、私、眠くなってきたかも」
椎名「うちって敷地内に墓があるでしょ?」
椎名「だから結構色んな話があって……」
きりん「いやぁぁぁ」ガシッ
リョウ「ダメですぅぅぅ」ガシッ
椎名「!」
椎名(両サイドから町子さんと森野さんに抱きつかれた!)
きりん「椎名ぁ……」ギュゥゥ
リョウ「椎名さん……」ギュゥゥ
ムニュ
椎名「……///」
椎名(幸せだ……)
他の部屋
椎名母「んっ、あっ、いやぁぁぁ!!!」
露子「奥様、私にお仕置きはしないのですか?」ズブッ
椎名母「そ、そんなことされたらっお仕置きできなっ!ぁあぁああっ!!」
椎名母「らめぇぇぇぇ!!」ビクンビクン
イヤァァァァ!!!
きりん「ひぃぃ!女の叫び声がするぅ!!」
リョウ「怖すぎます!」
椎名「えっと……これは別っていうか」
リョウ「なんなんですかぁ?」ウルウル
椎名(あ、かわいい)
椎名「寝たらおさまるから」ナデナデ
リョウ「椎名さん……」
きりん「椎名ぁ私もぉ」
椎名(かわいい)ナデナデ
翌日
きりん「お邪魔しました!」ペコリ
リョウ「お邪魔しました」
椎名母「また来てね2人とも!」
椎名「途中まで送っていくよ」
露子「いってらっしゃいませ、お嬢様」
きりん「ねぇ椎名、また泊まってもいい?」
椎名「うん、いつでも歓迎だよ」
リョウ「わ、私も」
椎名「もちろん」
リョウ「ありがとうございます!」
きりん「やったね!」
駅
きりん「じゃあ私帰るけど2人でケーキとか食べに行っちゃダメだからね!?」
リョウ「それ、毎週言わなくても」
きりん「だって心配だもん!」
椎名「大丈夫だよ森野さん」
きりん「むぅ、気になる」
きりん「って時間だ、行かなきゃ」
リョウ「また来週ですきりーん!」
椎名「じゃあまた」
きりん「じゃあねー!!」タタタ
リョウ「あぁ、きりん、行っちゃいました……」
椎名「町子さん」
リョウ「なんですか椎名さん?」
椎名「今夜、町子さんの家に泊まってもいい?」
終
読んでくださってありがとうございました
勢いで書いてたのでめちゃくちゃかも……
親の情事の声が娘に筒抜けっぽいとかすごい家庭環境
ともあれ、乙乙
おつ
乙乙
良かった
>>42
やたら家広いのにな
もうわざととしか…
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