何となく書いてた奴うp(103)

今まで書いて渋(pixiv)に上げてたりした奴の感想plz
初スレ立てだけどガンガンレスってくれ いやして下さい

~入店~ 

 「いらっしゃいませー・・・。」

 気だるい挨拶が店内から飛んでくる。
 それもその筈だ、今の時間は夜1時過ぎ。
 普通の個人経営の雑貨屋なんてだいぶ前に店を閉めている。

 「・・・お客さん初めてかな。」
 レジと思われるガラスケースの上にひじをつき、
 だるそうな顔をしながらこちらに話しかけてくる少年が一人。
 何も言ってないのにこの反応、何か嫌な予感がするが気にしないでおこう。

 店の中は一般的な雑貨屋それ相応の細々とした商品が並んでいる。
 そしてガラスケースの前にはテーブルとイスが1セットちょこんと置いて在る。

「座りなよ、立ちっぱなしも疲れるでしょ。 いいよどうせ、夜には普通の客来ないし。」
 客に普通も普通じゃないもあるのか・・・・?
 一応あるといえばあるが面倒なので割愛させて頂く。

 「裏から飲み物持ってくるけど何か飲む? と言ってもコーヒーかお茶ぐらいだけど。」
 そう言い残して少年はのれんの間をくぐって裏に潜っていった。

 「・・・・・・・。」
 ざっと見る限りは普通の店だ・・・。
 しかし、客が普通じゃないとはどういう事だろうか?
 良く分からないまま少年が戻ってくるのを待つ。

「・・・・・。」
 数分して少年がカップを2つ持って裏から出てきた。
 ふわっと店内にコーヒーの香りが広がる。
 
 「待たせてごめん、豆切れちゃってて引いてた。」
 豆からのコーヒーとはブルジョアな・・・。

 「・・・。」
 「・・・。」

 二人ともお互い見合う事も無くただ黙々とコーヒーをすする。

 来た頃には湯気が立ち上るぐらい熱かったコーヒーも少し冷めてきた頃、
 入り口の方からチリンチリンと鈴の音が聞こえた。

「いらっしゃい、なんだまたあんたか。」
 少年の声に釣られ、後ろを振り向くとそこには
 首の無いやけに手足が短い人が立っていた。
 しかし手足の先に指は無く、二の腕と太ももが体にくっついてるような姿だった。

 「すいません、私の頭知りませんか?」
 頭が無いのに声はしっかりと聞き取れた。
 声からするに20代の女性ぐらいかと思われる。

「何度も悪いけどさ、カシマさん ここは広島じゃないんだ。
  カシマさんが首を無くしたのは広島でしょ?
  だったらそっちで探した方がいい気がするんだけど?」
 と少年は相変わらずだるそうに首の無い女性に言い放つ。
 ちょっと意地悪をしているようにも見える・・・。
「・・・ぐすっ。」
 案の定、泣き出してしまった。
 矢継ぎ早に少年は彼女と思われる人を紹介してくれた。

「あの人はカシマさん、広島の地域談話級の幽霊さんだよ。
  死ぬ前にアメリカ兵に暴行されて、その暴行の時に手足に銃弾を撃たれてしまってね、
  手足を切り落とす事になってしまったんだ。 
  それが苦痛で車椅子から駅に飛び降りて自殺してしまったらしい。
  ただ・・・。 バラバラになった手足と体は見つかったの
  に首から上がいつまでも見つからない
  で、自分の頭を探すのに夜な夜な徘徊してるんだが、カシマさん
  が周りを回った人は呪いで死んでしまうっていう話で有名だよ。」

と少年は一通り説明した事に満足したのか、コーヒーをすする。
 すると背後から先ほどの声の主であるカシマさんが声を掛けてきた。

 「ひぐっ・・・ぐすっ・・・わ・・・私の頭知りませんかっ・・・。」
 何だろう、怖い人の筈なのに何か可愛い気がする。
 
 「そうだ、カシマさんは3回名前を呼ばれると逃げてしまうっていうのもあるね。呪いの回避方法として。」

 更に追い討ちを掛けるかのように呪いの回避法を言う少年。
 単にいじめて楽しんでいるようにしか見えない。 無表情だが・・・。

 「でもっ・・・ズズッ・・・だって・・・ひっく・・・私はただ頭を探してるだけなのに・・・偶然だよぉ・
・・人を呪ったりしないもん・・・しくしく・・・。」
 頭が無いのに何か可愛い人が泣きながら弁解してると思うと普通に可愛い女の子なんだなぁと思えた。

「とにかく、ここにカシマさんの頭は無いし、これから入荷する予定も無いよ。どこにあるかも分からないしね。」

 と言うと少年はショーケースの下にあったであろう本を取り出して読み出した。
 随分と自由気ままな店番だな・・・。

 「ふぁぃ・・・分かりました・・・また来ます・・・しくしく・・・。」
 「もう客としては来なくてもいいんだけどね。」
 うわぁ・・・即死するような追い討ち。
 既に死んでるけどこれは酷い気がする。

「ふぇぇぇーーーーーーーぇぇぇん。」
 予想通り号泣してカシマさんは店を飛び出して行ってしまった。

 「普通の客じゃないってあぁいう事。分かったでしょ。うちの店が普通じゃないってのも。」
 あ、はい、とっても分かりました。
 そもそも私も気づいたらこの店の前に居た訳なんだが。

「・・・また迷い人か、最近多いな。 地獄門でも見に来てたんでしょ? 最近あそこら辺の境目が曖昧だから、気をつけないと地元の人でもこっちに来ちゃうからね。」

 地獄門・・・、確かに見に来ていた。
 地獄門とは、弥永町[やながちょう]にある唯一の観光名所である。
 なんでも、昔にはこの近くが黄泉比良坂だったとか。
 その黄泉比良坂と地獄に生きてる人が迷わないように、作られたのが地獄門だったそうで。

 「とりあえず、今日は遅いしうちに泊まりなよ。帰れるまで泊まっててもいいけどさ。どうせ昼間は普通の客が来るけど叔父さんが居るから俺は裏に居るし。」
 どうやらこの店は彼の物ではなく叔父の物であるようだ。

 何か理由がありそうだが、とりあえず夜も更けてきたので彼の好意に甘え休ませてもらおう・・・。

 黄泉ヶ淵商店へようこそ ~入店編~ 終わり

とりあえず1個目の奴うp
連投すまん

地の文は嫌われるぞ。

あと地有りでも台詞と地文の間を1つ改行してくれるとあり。

地の文使ってるからか読みやすかった
内容はこれからだろうけどたんたんとしてて幽霊の客っていうインパクトがなかった印象
まぁ自分は文系でもなんでもないから素人意見ですはい

読みやすかった
地の文もしっかり構成されてる気がする

ただ、主人公がカシマさん見て反応しないのはどうかと…
もう少し人物にリアクションが欲しいな

・「・(中点)」ではなく「…(三点リーダ)」を2つ並べて使う。
・「」の最後に句点(。)は必要ない。
 もの書こうってんなら覚えておいて損はない。そのへんの小説読んでみ。

・言葉を選んだほうがいいんじゃないかって部分がいくつか。
 書き方の好き嫌いの問題もあるだろうが、違和感があった。


内容についてはプロローグ見せられただけみたいなもんだからなんとも言えんな。

淡々としてるせいなのかなんなのかはわからんがキャラクターに魅力を感じない。

少し目と目が離れすぎてる気がする


>>1が今まで書いてた奴を上げるから、それについてレスするスレでおk?

遅くなってスマソ 1です 
意見ありがとうございます各レス是非参考にさせて頂きます

>>18 まだ一番初めの奴なので内容すらまとまってなかった時期の物です 

>>20 書いてた奴上げるのでどんどん罵詈雑言助言どんなレスでも構いません

>>17 主人公の位置付けは読者って考えです
読者が
ビクッ. ∧ ∧ ∧ ∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  σ(゚д゚;≡;゚д゚) < うおっ、なんかすげえ所に迷い込んじまったぞ、ゴルァ!
     ./ つ つ    \______________________
  ~(_⌒ヽ ドキドキ
     )ノ `jззз

みたいなノリで読んで頂ければと思いまして主人公居ません


黄泉ヶ淵商店へようこそ

  ~第2夜~

 「おはよう、眠れたかい?」

 夕べどおり少年はショーケースにひじをつき相変わらずだるそうにしている。

 店番らしいが、これはちょっとだらけ過ぎてるのではと思う。

「しょうがないじゃないか、客が来る訳でも無いし」

 一応来てたような…。

 「あれは客じゃない、単なる迷子だ」

 彼女が聞いたらまた泣きそうな気がする。

「はい、コーヒー」

 あ、どうも。

 夕べと同じようにコーヒーをすする。

 コーヒーを飲みながら店内の商品を手にとって見る。

[★超絶★ 地獄線香のかほり]

 ・・・どんな香りなんだろう。

 興味本位にパッケージの隙間から嗅いでみる。

香った瞬間、本能的に悟った。

 これは、人間が使う物じゃないと、まだ使うべき時ではないと。

 「それ、死肉の香りだからやめといたほうがいいよ」

 手に取った時に言ってくれるとありがたかったんだが…。

 そんな事をしていると、入り口の鈴が鳴る。

 と同時に入り口から子供の声が店内に響く。
 
 「やっほー!ほたるー!芳香剤よこせー!」

 何やら、今日のお客さんはずいぶんと元気な人だな・・・。 

 ・・・?ほたるってこの少年の名前かな?

「花子さんいらっしゃい、後うっさい黙れ」

 そりゃ夜ですしねぇ…。

 それより芳香剤って言われてトイレと聞くとどうしてもフローラルしか…。

 「ラベンダーとかフローラルとか言われるけど、私だって女の子なんだよ?」

 ごもっともで。

「トイレでもちゃんと女の子の部屋なんだからね!」

 トイレで住んでるんですか、どんな部屋なんだろう。

 「余計な詮索すると下水に流されるよ。」

 トイレだけに?
 
 「それより、この前密林でブルガリローズエッセンスの芳香剤売ってたんだけどある?」

 何ともトイレには不釣合いなフレグランスですね。

「何か言った?流すよ?」

 ごめんなさいなんでもありません。

 「ブルガリローズねぇ…芳香剤は無いけど香水ならあるよ」

 「い!ま!す!ぐ!ちょうだい!」

 あるんだ…香水みたいだけど。

「あると言ったが店にある訳じゃない、つい3日前ぐらいに売れたからね。多分、九頭竜運輸から明日か明後日ぐらいに来ると思う」

 入荷待ちですかね。

 「んじゃ今日はこの人持ち帰る」

 ワタシハショウヒンジャアリマセンヨ。

 「トイレに連れ込んでナニするつもりかねぇ」

 ナニするんでしょうね本当に。

 「とりあえず、今は無いからまた今度来るといいよ」

 花子さんも常連さんなのかな?

 「私はここ開いた時から知ってるよー」

 何歳なんだろう…。

 「見た目は幼女だけど年齢は聞いたら下水行きじゃ済まないと思うよ」

 分かりました、暗黙の了解と言う事で幼女認定ですね。
 
 「誰が幼女だああああああ!」
 
 否定するのそこ!?

「まぁいいけどさ…。歳はもう数えてないから忘れちゃったよ」

 そりゃねぇ…。

 「まぁいっか~、また今度来るよー」

 「はいはい、またのご来店お待ちしてまーす」

 適当だなぁ…。

「んじゃ、ここら辺でお店閉めようかな。どうせ客来ないだろうし」
 
そろそろ寝ますかね、夜も遅くなってきたし。

 黄泉ヶ淵商店へようこそ~第2夜~ 終了

という訳で2つ目連投スマソ とりあえず教えてもらった「」の句点と
三点リーダーと 改行数を増やしてみました 

 後設定書き忘れてましたけど

幽霊とか妖怪とかが生活してる地獄の日常風景を面白可愛く?書いてみようと思って突発で始めた物なんです

なので客が化け物だろうが店番の子の反応が薄かったりとなんです

亀レス スマン

書いた後に 直ってない部分あった……

臭いスレだな

>>37
そういう意味ならssは全部臭いぞ

なにいってんだこいつ

こんばんわ 1ですよ 舞ってた人も待ってた人もそうでない方も
お待たせしますた

次レスから書きます

~第3夜~

 「おはよう、でもないか」

 毎晩恒例になりつつあるね。

 「あんたが泊まってる以上恒例になるだろうね」

 長々と居座ってごめんなさい。
 
 「いいよ別に。あんなんばっかだから人の気が無いと寂しいもんだよ」

 確かにあっちの人達ばかりだと滅入りますよね。

 「今日はコーヒー切れてるから緑茶でいいかい?」

 あら、今日は和風ですね。

 「新茶が入ったからね、夏だし氷出しでひんやりと」

 なかなか気の効いたお茶ですね。

 「茶受けは羊羹でいい?」

 ぜひ、甘い物は大歓迎です。
 
 冷たいお茶もなかなか粋ですね。

 今日みたいな暑い夜には、うれしい限りです。

 「冷たいのも良いけど、俺的には熱いお茶をすするのが好きだな」

 それはそれでいいですけど、冷たいのもいいじゃない。

 チリ~ンチリ~ン……。

 「いらっしゃいませー、恭子さん新しいお酒入ってるよ」

 入り口の鈴が鳴り、表を見ると至って普通のロングコートの女性が立っていた。

 綺麗なお姉さんにしか見えないけどもしかしてこの人も……?
 
 「はい、ほたるくんいらっしゃったわよ」

 お酒が入ってるって言う事は酒が好きなのか。

 「えぇまぁ、嗜む程度にね。うふふふ」

 お酒と聞いただけで顔がほころんでいる。

 相当酒飲みなんだろうなとすぐに分かった。

 「この前、葵さんから新しいお酒のマップ貰ったからお酒のついでにあげるよ」

 また新しい人だ、葵さんって言う人が来るのか。

 「あらいいわね、葵君も中々酒好きだからね~、それに彼の選ぶお酒中々美味しいもの」

 グルメなのかな、葵って人は。

 「はいこれ、純米原酒初蔵出しひやおろし、青森県の日本酒でまろやかな味わいと甘い香りが特徴だって」

 おおう……、おいしそうなお酒だこと。

 「飲み方は何がお勧めかしら?」
 
 確かに飲み方が気になりますね。
 
 「葵さん曰く、『冷やして良し、常温で良し、燗は向かないかな』って言ってたよ」
 
 試したんだ……。
 
 「そうそう、彼女は口裂け女の禊義恭子さん、口が裂けてる事以外は綺麗なお姉さんだよ、葵さんとはお酒 好きで仲が良い人」

 ……やっと普通の人が来てくれたと思ったのに、泣きたい。

 「でもね~、マスク外すと殆どの人が逃げちゃうからね~、逃げなかったのは葵君とほたる君ぐらいよ」

 ほたる君は分かるけど、その葵さんって人どんな人だろう……。

 「とりあえず、お酒の代金置いてくわね~」

 あ、はい。毎度有りです。

 「なんであなたが言うんですかね、まぁ別に良いですけど」
 
 あっ……、つい言っちゃいました。

 「じゃ~とりあえず一口頂いて帰るわね、葵君が来たらお酒の地図のお礼言っといてね~」

 マスクの隙間から、縫われた口がちらっと見えたけど……、あれだけ綺麗な人なら良いと思うんだけどね。

 「恭子さんは、元々モデルさんやってたぐらい綺麗だしね、俺は客としてみてるけど、葵さんは女性としてしっかり見てるみたいだし」
 
 物好きですか、葵さんって。

 「まぁ、物好きといえば物好きだね。式神をお嫁さんって呼んでるし。」
 何と言いますか、……凄い人ですね。

 「恭子さん来たって事は2~3日したら来ると思うよ、新しいお酒の情報と嫁さん連れて」
 
 入れ違いって感じですかね。
 
 「うん、まぁそんな感じかな、とりあえず今日はここらへんで終わりにしよっか、俺も疲れちゃった」

 あら珍しい事。

 黄泉ヶ淵商店へようこそ ~第3夜~ 終わり

3つ目 相変わらず連投スマソ 最初の3つ含め26個ぐらいまでは書き溜めがあるので

それを順次うpして行きます

ほぼ会話文になったな。
小説、ssってよりノベルゲーみたいな。

>>49
それ思った

でも、決して悪い訳じゃない

>>50
決して悪い訳じゃない(キリッ
だってお(´_ゝ`)

そこで煽る意味がわからんw

~第4夜~

 ……。

 おはよう、と言っても誰も居ないか。

 今日は、ほたる君が出かけてしまってるので私が店番です。

 ほたる君の叔父さんからも頼まれてしまったのでしょうがなくですね。

 ぶっちゃけちゃうと、あっちの人達って苦手なんですよね。

 そもそも呪いとか怨みとか怨念とか色々……。

 苦手なんです、はい、とっても苦手なんです。

 大事な事なので復唱しました。

 もう勝手にコーヒーとか持ってきてるけど、別に良いよねうん大丈夫問題ない。

 ズズッ……。

今日は、どんなお化けが来るんですかねぇ、トイレの花子さんに、かしまさん、口裂け女の恭子さんに……。

 変な事は考えないでおこう、身のためだ。

 別に怖い訳じゃないからね!

 こわ……こわくなんかないんですよ!?

 よく性別不詳な喋りって言われますけど、れっきとした男です。作s……ゲフンゲフン。

 「ちょっとまてええ!メタ発言禁止いいいいいいいい!」

 何やら騒々しい方がご来店のようです。

「うぬは忙しいきゃつじゃのぅ……」
 
 「しょうがないだろ!こいつがメタ発言しかけてるんだから!」
 
 はてなんのことでしょうかわたしにはさっぱりわかりません。

 「ひらがな打ちうぜぇ……」
 
 「そういううぬが書いておるのじゃからしょうがなしに」
 
 作者が作品に出てくるってのもまた珍しいような。
 
 「何となく登場したかっただけ」

 「気ままじゃからの、気にせずやっておくれ。」

 フリーダムですねぇ。

 ところで今日は一体どういったご用件で?

 「この前恭子さん来たでしょ」

 あぁ来てました、お酒の地図ありがとうって言ってましたよ。

 「お酒ねぇ、美味しいからついついあれこれ飲みたくなるんだよね」

 「のんべめ……」

そういえばお姉さんはどちらさまで?

 「嫁です」

 「式神の琴乃葉と申します、呼びは琴葉と詠んで頂ければよろしくて、以後良しなに」

 ほたる君の言う通り、何の躊躇もなく嫁発言ですか。

 式神と言いますと契約か何か?

 「元々は管使い……って言っても分からないだろうから見せるよ」

 腰袋から細長い筒を数本取り出して……?

 「きゃつらは管狐、見ての通り人に使役される下級妖怪じゃな」

 管に入っちゃうぐらい細い狐さんですか。

 「異常繁殖注意だからねこいつら」

 何匹ぐらいまで増えるんでしょうか。

 「話では1匹の管が75匹まで増えるらしいね、増える毎に家は裕福になるけど、最終的に管に食いつぶされて終わるってお話」

 本末転倒ですか。

 「それじゃからわたしがこやつの面倒を見ようと契約を結んだんじゃが……」

 「可愛過ぎてたまらんのですもふもふ」

 いわゆるケモナーですか。
 
 「まぁうん、琴ちゃん可愛いよもふもふ」

もうだめですねこの旦那さん。

 「何を言ってもこやつは私を愛でてしまって聞かぬのじゃ……」

 お熱うございまして、ご馳走様です。
 
 「吐糖してもいいのよ?」

 いえ、コーヒーはブラック派なので。

 「すまんのぅ……、ほれしっかりせんか葵。」

 あなたが葵さんでしたか。

 「そうだ、はいこれ、ほたるちゃんに頼まれてた新しい地図」

 ほたるちゃん……?

「なんじゃ気づいておらんのか、ほたるは女じゃぞ?」

 えぇっ!?

 女の子だったんだ……。

 「まぁ一人称俺だしねぇ?見た目はボーイッシュだし、男勝りだし、すぐ人殴りかかってくるし、喧嘩っ早いし」

 言いたい放題ですね。

 「昔から男の中で育ってきてるしのぅ、仕方があるまい」

 ちりんちり~ん
 
 「ただいま」

 おや、噂をすればほたる……くん?のおかえりですね。

 「ようほたる”ちゃん”、いい子にしてたか?」

 わざわざちゃんを強調して言わないでもいい気がする。

 「これこれ葵、そう女々子をいじめるでない、コンコンコンカラコン」

 と言いつつも琴葉さんも楽しそうですよね。

 「……、変態。来てたのかよ。」

 もう既に名前ですら呼ばれてないよね。

 「そういうもんだって、それに女扱いすると反応が可愛くてね」

 そりゃ男の中で育った以上女の子扱いは苦手なんでしょうね。

 「うっさい!黙ってろ変態!というかさっさと商品買って帰れ!」

 わぁお、すごい顔真っ赤になってる。

 「そういう所が可愛いって言うんだよ」

 怯まない葵さんも凄いというか何というか……。

 「そんなもんじゃて、きゃつは」
 
 「はぁ……、疲れた、寝る」

 「添い寝と肉枕はいかが?」

 「死ねっ!」

なんと言いますか、お似合いというか、本人に言ったら間違いなくどこかに埋められそうですけど。

 「来る度にこれじゃ、そろそろ仲良くなってもいいんじゃがなぁ……」

 喧嘩するほど仲が良いと言いますけどね。
 
 「誰があんな変態と仲良くなるか!」

 「俺はほたるの事好きだけどなぁ」

 また爆弾発言をさらっとしちゃってますよこの人。

「勝手にせい……、私はさっさとお揚げを買うて帰るぞ」

 「わーったわーった帰るよ、じゃーねーほたる"ちゃん"また来るよ~」

 もう返事すらしてないですね、ありがとうございました。

 「あのクソ変態……、女の子扱いなんてするんじゃねーよ……、恥ずかしいじゃないか、うぅぅ……」

 単に恥ずかしくて喧嘩腰だったのね。

 「葵には絶対言うなよ!ぜっっっったいだからな!」

 そこまで念を押さなくても言いませんよ、後が怖いから。

 しかし、ほたるさんが女の子だったのと、女の子扱いされるのが恥ずかしいなんて、面白い弱点を知っちゃいましたね。

 今日はここまでにしておきましょうか。

 ご来店ありがとうございました。

黄泉ヶ淵商店へようこそ ~第4夜~ 終了

どうも>>1です

読んで下さってる方やレス付けてくれてる方 遅くなってすいませんです

レス返ししますね

>>49
元々ノベルゲーを作ろうとしてた一環で文章力をつけようと書き始めたのが切っ掛けだったので
どうしても会話が多くなってしまう書き癖がついちゃったんです

>>50>>52
いいぞもっとやr……ゲフンゲフン

文章の良し悪しなんて読者が決めるもんなんです

だから誰が良いと言おうが誰が悪いと言おうが

ご自由にレスしたってくだせぇ


メタはやめたほうがいいと思うよ

ちょっとメタが痛かったけど、それ以降は面白かったよ

1です

ちょっと書き込みペースが遅くなってて申し訳ないです

リアルでちょっとあれこれやることがあったので

書き込みが出来ませんでした

大丈夫、待ってるよ

~第5夜~

 「夕べは散々だった……」

 葵さんが無双していきましたからね。

 「あんなの死ねばいいのに」

 作者に死ね発言はどうかと。

 「消えればいいのに」

 それでもまだオブラートに包めてない気がします。

 「はぁ、お酒あったっけ」

 商品でなら。
 
 「未成年だけどいいよね」

 だめだと思います。

 「あんな変態の相手なんて酒飲まないとやってらんないわよおおおおおお!」

 酒乱ですね、また面倒な事になりそうな。

 「大体何よ、女の子が俺って言っちゃだめなの?可愛くもないし、男勝りだし、性格きついし、喧嘩っ早いし、服だって男物ばっかりだし」

 自覚はあるんでしょうけど、ギャップ萌えですかね。

 「ギャップ萌えとかいらないわよ!というかあの変態は真っ先に私の性別当ててきたわよ!!」

 鋭いんですかね。

 「もうさ、何て言えば良いんだろう……、その、あの変態のせいで妙に意識しちゃうから、困るのよ」

 今まで気にもしてなかったのに、突っ込まれて赤面ですか。

 「うっしゃい!!今日は客入れなくて良いから!定休日!」

 もう既に居ますけど。

 「お取り込み中ごめんなさぁぃ……」

 背後に居ますよ。ほたるさん。
 
 「あ゙ぁ゙!?」

 そんな背中一面墨入ったような人みたいなドスの利いた声出さんでも。

 「ひっ!?あっ……えっと……、おじゃましましたあああ」

 逃げないでも大丈夫、ただの酔っ払いだから。

 「大丈夫なんですか……?」

 多分後々面倒だろうけど、今は大丈夫。

 「なら、その、えーっと……」

 何か言いたいのかな?もじもじしてるの可愛い……。

 洋風のお人形さんみたいな……、というか人形さんですね。

 「あのっ!私メリーって言います」

 あぁ、あの有名な私メリーさん今あなたの後ろに~って子か。

 「そうなんです、でも携帯が壊れちゃって……」

 修理出そうにも夜は開いてないからね。

 「で、修理を出しといたんですけど、ほたるさんがこんな状態じゃ……」

 とあるお客さんのせいで荒れてるからねー。
 
 とりあえずどうしましょうかね?

 「腹いせに乱射します!」

なにをですか。

 「この前、私の事拉致した人がハァハァしながら出した白い液」

 ギリギリ放送限界ですね。

 そもそも放送してませんけど。

 「そういうのはとりあえず置いといて」

 イカ臭いんで持ち帰ってください。

 「処分に困るのよ!大体なによ、人形に発情するなんて……」

 そういう方もいらっしゃるので一概には何とも。

 「修理はまだ終わってないと思うから、今日は遊びに来ただけ」

 なるほど、お店に遊びに来てるわけですね。

 「でもほたるさんが暴れてるから帰る」

 身の危険を察知しましたか。

 「だって壊されちゃったらいやだもの」

 直すのが面倒でしょうしね。

 「じゃーねー、私メリーさん、今あなたのお布団の中に居るの」

 さらっと怖い事言わないでください。
 
 さてと……。

 メリーさんは帰っちゃいましたし、ほたるさんはあんな状況なので、お店閉めますか。

 おつかれさまでした。

 黄泉ヶ淵商店へようこそ ~第5夜~ 終了

相も変わらずの連投スマソ

暫く間が開いてて読んでくれた人とレスくれた人申し訳ない

ちょっと諸事情で仕事したり出版社と連絡したり事務所に行ったりと

色々忙しかったんですごめんなさい

さてとレス返しです

>>67
やっぱりメタはだめでしたか

もうやっちゃえ的なノリで書いちゃったんで・・・許して下さいてへぺろ

>>68
メタ発言が痛いのはどこの時代でも変わらずです

後面白かったと言って頂いてありがとう御座います

>>70

30話までで締め括ろうと思ってます

まだ26話までなので後4話は書き上げないとなのです

それまで気長に待って頂けたら感謝感激です

~第6夜~

 「頭痛い……」

 夕べはすっごい暴れてましたからね。

 「何本開けたっけ……」

 一升瓶空いてましたよ確か。

 「あいつが悪い、100%あいつが悪い」

 そこまでですか。
 
 ところで、先ほどから爆音が聞こえてるんですけど。

 「あぁ、ライダーが近くいるんじゃない」

 ライダーってf○t○ですか。

 「一部の人にしか通じないネタはどうかと」

 やっぱりですか。

 「ライダーっていうのは、いわゆる首無しライダーの事」

 峠で背後から抜かれると死ぬって奴ですか。

 「そうそうそんな感じ、場所によっては燃えてたりメット被ってたりと色々だね」

 別人とかじゃないんですかね。

 「さぁ?それはわからないわよ」

 口調が女の子になってますよ。

 「うっさい!」

 あ、やっぱり突っ込むと怒る。

 でも葵さんがちょっかい出すのも分かる気がする。

 「なんだよ、人の顔じろじろ見て」

 可愛い……のかもしれない。

 いや、葵さんが可愛いって言うのも分かる。

 何となくですけど。
 
 「ブロォォォォォオオオン!」

 耳痛いです先生。

 「しょうがないよ、紅くて後ろにバッグつけてるような大型だし」

 ルート66すっ飛ばしてる感じのアレですか。

 「そ、かの有名なハーレー」

 お腹に響く低重音~。

 ってのは置いといて。

 「多分そろそろ来ると思う」

 「ブォォォン!ブロロォォォン!ドッドッドッドッドッド……」

 走ってないのにあのエンジン音ってすごい気がする。
 
 ちりんちり~ん。

 「いらっしゃい、ライダー」

 喋れないのかな、頷いただけ。

 「ライダーは喋れるよ、ただ無口なだけ」

 また頷く、喋ってみて欲しいな。

 「多分喋ってくれないと思う」

 恥ずかしいのかな、ほたるさんみたいに。

 「一言多いよ、ライダーにつれてってもらおうか?」

 いえ、全力でご遠慮させていただきます。

 「いつものくれ」

 喋ったけど一言だけ!?

 「右の棚の裏、確か上から3段目の真ん中らへんにあったはず」

 よく場所覚えてますね。

 「そりゃね、毎日のように見てるもん」

 ですよね。

 「会計頼む」

 本当に喋らない人だなぁ。

 「まいどありー、今度はどこ攻めるのさ」

 死んでも峠攻めはやめられないのね。

 「湾岸線」

峠じゃなかった、残念。

 「東京の東雲鉄鋼船場あたりから飛ばすのかな」

 どこですかそれ。

 「ありがと、帰る」

 またのご来店を~。

 「峠で人の後ろから走ってくるって言われるけど、実際峠を攻める人に気をつけろって言いたいだけなんだってね」

 自分と同じような惨劇を起こさないように注意勧告してるんだ。

 「本当はいい奴なんだけどね、風貌がアレだし」

確かに怖い。
 
 「さてと、裏に戻ってコーヒー飲んで寝ようか」

 あら、そういえばコーヒー飲んでなかったね。

 「どっかの誰かさんが勝手に飲んじゃったからね」

 あ、……えっと……うん、ごめんなさい。

 「いいよ、それに頭痛いし。」

 二日酔いですね。

 ゆっくり休みますか。

黄泉ヶ淵商店へようこそ ~第6夜~ 終わり

1です

遅くなってごめんなさい

モニターケーブルが断線してしまい
暫くpcをつけられませんでした

復旧したのでまた上げて行きます

おつ

乙乙

~第7夜~

 「こんばんわ、今日はもうお客さん入ってるよ」

 あら、寝てる間にご来店ですか。

 「うーん、というか夕方にはもう居たし?」

 どんな人だろう。

 「シュー……」

 しゅー?

 「あらこんばんわ、美味しそうな子ね」

 普通のお姉さんにしか見えないけど、発言が色々危険な香り。

 「食べても美味しくないと思う」

 「あらほたるちゃんは食べたくない?」

 二人とも怖いから食う食わないの発言は控えて頂けると。

 「この人はヘビ女のラムダさん、普通は人の姿してるけどね」

 ヘビ女だけど普通の人……?

 「だってここと家ぐらいよ?元の姿に戻れるの」

 と……言う事は。

「踏まないでね♪踏まれたら多分締め上げて頭からがぼっと食べちゃうから」

 足元を見てみると確かに某映画に出てきそうな大蛇の一部がうねうねと……。

 「こんな事言ってるけど、ラムダさんは食人するような野蛮な方じゃないよ。」

 冗談でも食われそうです。

 「あら失礼しちゃうわ」

 意外に淑女でしたか。

 「今日は普通にお茶しに来ただけだし、多分大丈夫かと」

 普段が気になります。

 「普段~?普段は山奥に居るわよー、山の土着神とかとして」

 神話級ですか。

 「そ、神話、というよりは伝説に近いけどね」

 伝説に出てくるような大蛇さんでしたか。

 「悪いヘビではないしね、元々白蛇だし」

 確か白い蛇は幸運の証とか。

 「幸運というよりは貴重だから~って感じかな」

 あまり居ませんもんね。

 「時々ヘビの癖で舌出ちゃうけど気にしないでね」

 さっきから口元に赤いのがチラチラしてると思ったら舌でしたか。

 「つまんだりしたら指食いちぎられるからね」

 めっそうもございません。

 「ほーたーるーちゃーんー?」

 あ、何かやばそう。

 「大丈夫、多分おどかしてるだけ」

 と言いつつ足元がとぐろ巻いてますけど。

 「ヘビってね~怒ったり怖い時はとぐろ巻くのよ~?」

 笑ってるようで目が笑ってないです姉さん。

 「……後よろしく、俺はお暇させてもらうよ」

 退却!?

 「もうっ、冗談でやったのに~、ほたるちゃん帰っちゃったし私も帰るわね~」

 冗談でもあれはちょっと怖いですよお姉さん。

 「ほたるちゃんに脅かしてごめんね~って代わりに謝っといてね」

 分かりました。

 今日はここらへんで裏に帰るとしますか。

 これ以上居たらラムダさんに食われそうですし。

黄泉ヶ淵商店へようこそ ~第7夜~ 終了

~第8夜~

 おはようございます。

 今日はほたるさんも居ますけど、店番は私です。

 なんでも、私じゃないとまずい人が来るとか。

 怖いんですけど、ラムダさんといい他の人といい。

 「大丈夫、俺が苦手なだけで一応大丈夫な筈」

 一応って怖いからやめてよ!?

 「そうそう、ちょっかい出したら噛まれるか食われるからね」

 本当にヤバい人にしか思えないんですけど大丈夫なんですか。
 
 「多分!」

 笑顔で親指立ててポーズしないで下さい。
 
 あーもー……、不安しか思いつかない。

 一体何が来るんですかね。


 「そうだ、これつけてね。」
 袋……?

 「香り袋、多分これつけてたら喜ぶから大丈夫かと」
 
 香り袋と言いますけど、匂いしないんですけど。

 「あいつ嗅覚鋭いから大丈夫」

 獣ですか。

 「うん」

 獣なんですね。
 
 ……。

 …………。
 
 「ゴンッ!!」

 今入り口でとても鈍い音がしましたけど。
 
 「多分来た」
 
 ガランガラン!

 「うおおおおおおおおお!」

 葵さんに近いような人が居ますね。
 
 「類友と言いますか、あの変態に近いナマモノではあるな」

 既に生き物では無く生物扱いですか、可哀想に。

 「女の匂いがするぞゴルァ!」

 うん、変態ですね。

 「おめーか!女なのか!女だよな!」

 あの、私一応性別不詳って事なんですけど。

 「匂いが女!だから女だっ!」

 そりゃ無いよ、それともしかして……。

 「うん、その香り袋、俺の下着の匂いすり込んである。」

 ほたるさあああああああん!

 「あへへへへ……、女だぁジュルッ……」

 もう危険しか感じない。

 パッコーン。

 心地よいぐらいに乾いた音が獣の背後からする。

 「ほたるー、その人いじめんなよ」

 あぁ救世主様登場……?

 「よう、というかその香り袋の中身くれ」

 あなたでしたかあああああ!

 余計に状況悪化してませんかほたるさん!!

 「変態2匹は死んでいいよもう」

 さっくり言いますねほたるさん。

 「誰が変態だああああ!」

 「俺が変態だああああ!」

 一人は否定して一人は認めるって何事。

 「変態aは自分で自覚してるけど変態bは獣だしね」

 自覚有りであれですか。

 「というわけで、あんたの危険を感じて俺登場」

 登場しなくていいです、危険要素が増えるだけなんで。

 「しょうがないだろ、女の子か男の娘か分からないのが危ないなら助けるのがおrゲファッ!」

 おー……、ほたるさん流石に木刀で額打ちは痛いんじゃ。

 「店舗を守るための正当防衛だ」

 ……葵さん、おつかれさまです。

 「俺を放置するなああああああ!」

 まだ吼えてるよあの人。

 「狼男だしな、しょうがない、♀探して徘徊してたら流れてきた感じだし」

 額から出血しながら笑ってられる葵さんがもっと怖いです。

 「ガルルルルル」

 あ、やばい?

 「うっさい」

 あら、見事な紐捌き。

 「ちょっと嗜んでいてね」

 「それで俺を縛ろうとか考えてないよな。」

 s○の趣味ですか。

 「大丈夫、そっちの趣味は無い」

 そこまでは変態ではありませんでしたか。

「グルルルル……」

 あまり唸ってると木刀と蹴りが飛びますよ。
 
 「………………」

 やっと静かになりましたか。

 「モガモガモガモガ」

 異論があるようですけど葵さん。

 「あ、うん、スルーの方向で」

 あっさり酷い事言いますよね、男性には。

 「男には興味無いし!」

 ごもっともで。

 「俺も男だぞ?」

 「その言い訳聞き飽きた、そろそろ一緒にホテル行くぞ」
 
 ちょっとまってこれ一般向けだよ!全年齢向けだよ!

 「誰が行くか変態、お前一人で逝け」

 というか琴葉さんと楽しめば……?

 「モガアアアア!モガガガアアアアア!」

 「うっさいからこいつ引きずって帰るわ」

 あ、そうして頂けると平和になります。

 「お前も帰れ変態a」

 既にrpgに出てきそうな名前になってますよね。

 「ほたるちゃんが怒ってるし、殺されない内に変態は帰りますよ~」

 と言いつつうれしそうですよね葵さん。
 
 「そりゃね、ほたるが恥ずかしがるなんてそんなに無いし」

 気づいてましたか。

 「しねっ!」

 あらあら、木刀投げちゃだめじゃないですか。
 
 「さーて、冗談抜きにほたるが耳まで真っ赤にしてるし、帰りますかね」

 いじわるですねぇ……。

 さて、嵐のように狼男さんと葵さん帰っちゃいましたし。

 お店閉めて、ほたるさん慰めますか。

 「しねっ!二度と来んな!」

 塩まで撒かなくても、そもそも葵さん人だから効かないような。

 とりあえず、コーヒーでも用意して戻りますか。
 
 黄泉ヶ淵商店へようこそ ~第8夜~ 終わり

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