タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part2 (1000)

このスレは……「タイトル」のみから「話」を想像し、遊びや腕試しに近い感覚でssを書いてみるお題スレです。

例えば、

"タイトル「無邪気な笑顔の下の」"

と、誰かが考えたこんなタイトルを見つけたとして、以降のレスにて ↓
ーーーーーーーーーーーーーーー
>>???
「無邪気な笑顔の下の」


「狂った為政者がいた。彼は完全なる真の平等を求め、国民にそれを強制する。

 国民は全て等しく国により与えられた労働に従事し、またその中に上下関係はあってはならない。

 国から派遣された軍隊により、日夜、死と隣り合わせの労役を課せられる国民が真に恐れたのは
 その労役そのものでも、軍隊でも、ましてや狂った為政者でもなかった。

 それは中央から派遣された、懲罰の一切を任された管理官、


 たった一人の、誰の目から見ても明らかな『子供』であった
      ・
      ・
      ・
      ・
(前スレの>>1より)
ーーーーーーーーーーーーーーー
↑といった具合に、"自由"に選んだ「タイトル」から"自由"に話を考えて書いていきます。
誰がタイトルを投下しても、誰がストーリーを書いてもOKです。

書ける内容の制限はハッキリと決めてはいませんが、基本は1レスまでに収める感じで。
2,3レスで完結する程度なら問題ないと思ってもらえば、結構です 。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1420346744

音ノ木坂レイヴンズ

>>1の続き

また、必ずしも現時点で投下されてきたタイトル"のみ"から話を考える訳ではありません。
他の話とタイトルが被ってしまってもOKですし、まだ使われていないタイトルを探して話を書いてもOKです。

話を書いてみた事をきっかけに、タイトルだけ借りてこのss速報VIPに自らスレを建て、ssを書く筆者も前スレから数人出ました。
ここへ来た読者も筆者もこういったきっかけが生まれたり、お互いに楽しめる事が出来れば幸いです。

「まだこれだけの説明じゃ、スレの雰囲気や流れとかが掴みづらい」と感じた方は、↓の前スレを一度参考にしてみて下さい。

タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ
タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1411994536/)

おぎぎぎぎてぃんぽあべんがねてぃんぽおぎぎぎぎ

タイトル「あべんがねのてぃんぽをナメナメするベジータ」

タイトル「気の抜けたサイダー」

タイトル「お尻がマグロになった男」

タイトル「リゾートホテルでゴルフ」

音ノ木坂レイヴンズ

タイトル「ハナクソを正確に他人の口に放り込むスナイプァー」

荒らされてんな

タイトル「偽物ヒーローと正義の悪役」

酷いようなら通報すればよろし

>>13
通報しといたわ

びっくりした、長文書いてたら何時の間にかスレッド埋まってんだもん



 今思うと馬鹿馬鹿しい話だが、私の親友と賭けをした。
実際に何故あんな話を受けたのか、私は不思議でならないが、幼少期からの付き合いで、
ある種、家族言っても全く過言ではない親友の頼むを私は断れもしなかったのだろう。まるでお人好しの阿呆だ。

 その賭けの内容と云う物もどうにも曖昧であって、依頼というか子供の夢のような賭けを、私は受けてしまったのである。
単純明快『どれだけ完璧な要塞を作る事が出来るのか』。
私が『完璧な要塞』を作り、彼がそれを攻略する。
最深部にて待つ私の元へ彼が来れば勝負は私の負け、その逆彼が到達出来なければ私の勝ち。
本来そんな荒唐無稽な話をされれば一笑に付されても致し方の無い事だが、しかしその『勝った報酬』というものが如何せん莫大過ぎた。

 『使用した土地と要塞に使った料金の五倍を報酬とする』。
――つまり、高級マンションを一つ丸ごと買収すれば、勝った際にマンション一つが私のものになると言う事だ。
荒唐無稽処か明らかに嘘のような話である。信憑性が無さすぎる。
だが、それが嘘ではないと知っている私はすぐさまに飛び付いた。
まさに夢のような現実に手を出し、そして後悔する事となってしまったのだ――


 一先ず、真っ先に私は一つ島を買った。
ほどほどに大きい島を一つ――である。
完璧な要塞というのだから巨大迷路のようにヨコが広くなくてはならないだろうし……、
そんな事を言ってしまえば、大きな戦艦か何かでも買って海にぽつんと漂流でもさせれば結構なのだろうけれど、それは脱獄の話だ。
次に島の内部に大きく空間を空け、核シェルターのような分厚さで外装を覆い、次に立体迷路、次に外部と内部の連絡が付かないように電波妨害、
次にトラップを仕掛け、次に某ギャンブラーを連想させる鉄骨渡りや次に絶対零度のルームやある意味初見殺しのようなステージを作り、etc――
そうして作り上げた私の『完璧な要塞』は実に満足の往く結果となった。

 そして来るべき日。
彼は立体迷路を始めとした数々の罠を打ち破り、鉄骨も渡り、次々と要塞の各所をクリアしていった。
「ああ、やられた」と心の内で思いつつも少年の様に心躍るような思いで彼の活躍を微笑みつつ眺め、
そして冷凍庫のような場所で監視カメラは彼がこちらに手を振っているのがちらりと見える。
首を傾げつつも彼をズームして様子を窺うと、彼はどうやら体力の限界らしかった。
危ない――と頭で考えつつも、報酬が頭から離れない。
これは負けなのか?どちらの?私は勝ったのか?勝ったのだろう!?
考えて出した結論に頷き、助けに向かう。
逆の通路を必死に渡り、命辛々、彼の元へと辿り着く。
しかし、時既に遅し、彼の命は既に途絶えていた……。


 ――――それから、一体何日が経過しただろう?今が昼だか夜なのだか、全く分からない。
私は未だに、『完璧な要塞』から抜け出せないで居る。
あれから外の様子を捉えているのは監視カメラのみで、要塞内を映すだけのモニターのある部屋でずっと私は佇んでいた。
彼を探し出さんと、騒がしく人々がわらわらとカメラの内部で動き回ってはまた一人その人数が減る。
今――この場所から動けば、それだけで私は死ぬのだろう。
しかし逆に、ここを動かなければ私は死ぬ事は無いだろう――いや、それでも餓死する事は確実だが。
「ああ、誰か来てくれ」と思う反面、また一人、モニターから消えていく。
そんな現状を見て、『完璧過ぎた要塞』に踏ん反り、私はまたもシニカルに笑う。

タイトル「戸部-TOBE-」

タイトル「遂に埋まったか」

タイトル「シリアルシニカル歯肉炎」

>>15
>>13に通報する理由ねえだろ

指定ミスでしょ言わせんな恥ずかしい

荒らしは本当に恐ろしいと、更に思う自分

タイトル「虫の居所」

タイトル
「祝い呪い」

>>13「偽物ヒーローと正義の悪役」

僕は、産まれた時から全てが決まっていた。
医者の両親によって僕は医者になること強制されていた。勉強して、進学校に進んで。

「おいっまたあの不良グループがたむろってるぜ」
学校帰り、一緒にいた友達がそう言った。不良グループは学校をサボっていつもたむろっている。
何かするわけではないが、世間ではいいようには思われてはいないだろう。
世間では僕たちのような進学校に通い真面目に勉学に励むものを「ヒーロー」
学校をサボってたむろったりしてゲームセンターなどにいるような人を「悪役」と考えるのだろう。
少なくとも僕の中ではその定義だ‥
そう思っていたその時‥

「きゃぁ」
おばあちゃんが転んだのだ‥大きな荷物を道路に落として‥
まわりはただただ迷惑そうに見ているだけ‥僕だって見ていた‥
「おいっ早く行かねーと塾に遅刻すんぞ!」
友達に言われて僕は先に進んだ‥
歩きながらふと振り返ると‥

「ばぁちゃん大丈夫か?」
「俺たちが荷物持つぜ?」
「立てるか?」
あの不良グループがおばあちゃんを助けていたんだ‥
あぁそうか‥僕たちは偽物ヒーローで彼らは正義の悪役なんだ‥
僕は赤く夕日が光る中おばあちゃんを支えながら去る不良グループを見て思った。
僕は何か大切なことを学んだような気がしながら塾へと向かった。






タイトル「気になるあのこはウエスタンガール」

思い返すと、あほ臭い話ではあるのだが、俺様の下僕とギャンブルした。
ぶっちゃけどうしてこんな仕事を受けたか俺様は謎でならんのだが、幼少のみぎり、
一緒に戯れた下僕の懇願を俺様は断れたが、受けてやった。まるで慈悲深い女神である、実に俺様はウットリするほど優しいぜ。

そのギャンブルの種別はなんかあやふやで、ポーカーっつーかマージャンっつーかよくわからんギャンブルを俺様は一緒にやってやったのである。まるで慈悲深い女神である。
そのギャンブルでどれだけ『俺様の虫の居所を悪くさせないか』
「アッー、ウンコモレソ、どなたかカモーン」と言った、また一人、モニターから消えていく。
そんな有様を見つつも、『虫の居所』にふんぞり返って俺様は二度三度ウヘウヘと微笑んだ。

タイトル「正犠牲義」

タイトル「人質ゲーム」

タイトル「おせちもいいけど、カレーもいいけど、ピザもねーー!!」

タイトル「桜色の君に恋した日から」

タイトル「ドドメ色のカエルと鯉が干からびた」

>>24
『虫の居所』



幼は先ほど友達と喧嘩したようで、虫の居所が悪いです。

幼「マジであいつむかつく」

男「はあ....」

幼「なんだ、その顔は文句あんのか」

男「いえ、ありません」

幼「ならいい」

こういう時の幼の機嫌を直すのはいたって簡単だ。
まず、とりあえず話を合わせる。

幼「なあ、男もあいつのことウザいと思うよな?」

男「まあ、たまに」

幼「な、そうだよな」

次は、甘いものを差し出す。

男「幼、これ食うか?」

幼「ん?おお、アイスか気がきくな」

幼「やっぱ、イラついてる時は甘いものに限るな」

そして、幼が食べ終わったら、最後の仕上げに取り掛かる。
まず、そっと抱きしめる。

男「幼、ほら」

幼「え、ああ....」

男「」ギュッ

幼「んん....」

抱きしめたら頭を撫でる。

男「よしよし」ナデナデ

幼「.......」

幼が落ち着いたところで、少し説教。

男「なあ幼、あいつも悪かったかもだが幼にも悪いところはあっただろ?」

幼「........まあ」

男「じゃあ、今度謝んなきゃだな」

幼「........わかった」

男「よし、えらいえらい」ナデナデ

幼「ありがとう、男.....」ギュッ




終わり

なんでこいつ幼虫と喋ってんだ、と勘違いしてしまった。

幼馴染属性は最強だと俺は思うよ

>>32
>>33
合作させちゃった。すいません!


どどめ色のかえると鯉が干からびた
もうそんな季節なんだね
あの日からそんなにたっていたなんてね
気付かなかったよ

君と別れたあの日から、池の中にいたどどめ色のかえると鯉
君を失って君がいなくなってしまったあの日からいたどどめ色のかえると鯉
いつのまにかいたんだ

桜色の君に恋した日からはいなかったはずなのにね?可笑しいねぇ…
またいつの間にか、いたんだ
そしてまた干からびてしまった
君にまた会えたから

桜色の君に恋した今日から、また僕の鯉は美しい色になったから
今度はきっと、桜色の君に桜色の鯉と桜色のかえるを見せて見せるから

タイトル「雌猫の想い」

>>26
いいね

>>38 雌猫の想い

退屈ですわ‥男はまだかしら‥

男「ミケー」

ミケ「にゃー(もうわたくしはクリスって名前がいいんですわ)」

男「よしよし、今日も機嫌いいね!」

ミケ「にゃー(ちがーう)」

全く‥男はネコ心というものを全くわかっておりませんわ‥
だから人間の彼女ができないんですわよ!
まぁそうしたらわたくしがずっと男の面倒見てあげるからいいですけれど。
そう思っていた時でした‥

男「ミケー、聞いてよー!俺さ、今日彼女出来たんだー」

ミケ「にゃっ(えっ?)」

男「どうしようマジ幸せだぁー!俺さ彼女初めてだからさ、上手くいくかな~?」

ミケ「にゃーにゃー(そんなの上手く行きませんわ。やめなさい!)」

男「そっか~!ミケも祝福してくれているんだね!嬉しいなぁ~」

ミケ「みゃー(ちがいます!!)」

わたくしは怖かった‥このまま男が彼女ばかりを見て、わたくし見なくなることが‥
彼女なんてすぐに別れたらいいんですわ!

数日後
男「ただいま‥」

ミケ「にゃー(お帰りなさい)」

男「ミケ‥」

ミケ「にゃ?(なんですの柄にもなくしんみりして?)」

男「俺さ‥彼女と喧嘩したさ‥もしかしたらもう別れちゃうかもしれないよ‥」

ミケ「にゃー(あら本当?良かったですわ、これで男はわたくしだけを見て‥)」

男「ぐすっ‥初めての彼女で好きだったのに‥ぐすっ‥ごめんな‥ミケかっこ悪いとこ見せて‥でも、今だけは泣かせてくれ‥」

男が泣いているところ、初めて見ましたわ‥
いつも馬鹿正直で、物事を都合良く解釈するポジティブさんですのに‥
あれっ?あんなに別れることを願っていたのに‥悲しい‥ですわ‥
そういえば、いつも男はわたくしの幸せを願っていましたわね‥
熱出た時は徹夜で看病して、似合わない服を不器用ながら作ったり、毎晩抱きしめたりしてくれて‥

そうですのね、わたくしは自分がかまわれなくなる以上に男が悲しい顔をするのが嫌なのですわね‥

ミケ「にゃー(泣き止みなさい‥)」

男「ミケ?」

ミケ「にゃーにゃー(まだ喧嘩しただけなのでしょう?なら謝ればいいではありませんか!)」

男「ミケ‥励ましてくれているのか?」

ミケ「にゃー(涙を拭いて、今すぐ行動に起こしなさい!きっとまだ間に合いますから!)」

男「‥ミケは謝れって言ってるんだな‥まだ間に合うって‥」

ミケ「にゃっ(えっ!わたくしの言葉が‥)」

男「俺さ、いつもお前に助けられたよな、落ち込んだら、いつも励ましてくれる‥」

男「俺はそんな優しいミケが大好きだ」ニコ

ミケ「にゃー(その笑顔‥卑怯ですわ‥)」

男「俺行ってくるよ!後悔しないように!」
男はいつも通り都合良く解釈したのか、本当に言葉が伝わったのかはわかりません‥ですが‥
頑張って下さい‥わたくしは、あなたが笑顔が大好きです。
わたくしはあなたが笑顔でいてくれることが、1番の願いなのですから。
わたくしは出て行く男の後ろ姿を見ながら想っていた。

タイトル「絶望プロヴィデンス」

タイトル「男のケンカのち友情」

タイトル『男「俺以外の家族がヒーローと魔法少女しかいない件について」』

タイトル『神様「召喚しようとした奴が異世界の神だった」』

>>40
Aやん

タイトル「若気の至り」

タイトル【イタチごっこ】

タイトル『完全な大二病』

タイトル《皆どうせ犯罪者》

【皆どうせ犯罪者】

例えば100人殺した殺人鬼と、50人殺した通り魔が喧嘩して、お互いに死んじゃったとしたらどう思う?

バチが当たったんだって思うよね。

え?何でこんな所でこんな話をするかって?
まぁまぁ、ちょっと長くなるからそのまま座ってなよ。珈琲でも飲む?



この公園の近くにある中学校で自殺があったんだ。


引っ込み思案だけど三つ編みが可愛い女の子が校舎の屋上から飛び降りをしたんだけどね、どうやら学校で数人からイジメにあってたみたいなんだ。

その女の子の部屋の机の3番目の引き出しに入ってた日記には、酷いイジメにあってた事に苦しんだ日々とかどんな事をされたか、とか生々しく事細かに書いてた。

鬱憤が溜まっていたんだろうね。《死んでやる!》って、ついに踏ん切りがついてしまった事はイジメなんかには関係の無い事だったよ。

……たしか駅のホームで鉢合わせた帰省ラッシュの団体にもみくちゃにされて、体をあちこちぶつけたんだ。それで殴られたり蹴られたりした事がフラッシュバックして、心と体が立ってられないくらいに震えて、そして、


『こんな事ではこの先どうせ生きていけない』って思ったらしい。



そうそう。その日記はその女の子のお兄ちゃんしか見てないし、誰にもその存在を明かしていないよ。



───────さて、ここからが本題。
この場合、女の子を殺してしまったのは誰?
女の子自身?
そのきっかけを作ったイジメのグループ?
もしくはそれに気付かなかった周囲の人間?
それとも気付いていても止めようとしなかった側?
一線を越える後押しをした帰省ラッシュの団体?
その人達を連れて来た駅の車掌?
それとも……


キミはどう思うかな。


僕の答えは、『全員』。
全員が女の子を殺したんだ。


人っていうのは、直接的には関わってないにしろ、間接的にはなんらかの形で人の死の片棒を担いでいる。

生きてるだけで、人殺し。犯罪者なんだ。
勿論、僕もそう。

今までの話を纏めて……まぁこれは僕の推測だけど。
人殺しがなくなる未来なんて絶対に来ないと思うんだよね。


あはは……多分僕の顔は歪んでるんだろう、こんな事考えちゃうくらいだし。あ、見えない?ゴメンゴメン、目隠しつけたままだったね。息苦しくない?布緩めようか?

まぁ、でも気にしないでよ。これから先の出来事は、”何があろうと”、キミがその女の子の友達だったとか。同じクラスだったとか。全然関係の無い事なんだ。


強いて言うなら犯罪者に対しての神様が与えたバチなんだよ。
おそらく、いつかは僕にも降るだろう、バチ。



…さっきも言ったけど。でも、キミが聞くのはこれで最後だろうし、もう一度だけ言わせてくれるかな。


人殺しが無くなる未来なんて絶対来ないと思うんだ。







どうせ皆、犯罪者(人殺し)なんだから。

書いてて微妙だったけど後悔はしてない。

タイトル「180度の壁」

>>19 「遂に埋まったか」


博士「遂に埋まったか‥」

助手「そうですね!」

女「あのー?考古学者で有名な博士さんですよね?何が埋まったんですか?」

助手「あなたは?」

女「私~!大学で考古学を学んでるんですよ~!ですから博士さんのファンって言ってもいいですね!今、友達と旅行でたまたま観光している時に博士さんを見つけたんで声をかけたんです~」

博士「そうだったんですか」

女「ところで何が遂に埋まったんですか~?」

助手「うふふふー!世紀の大発見とも言えるものですよ~」

博士「金色で、でっかくて、ガサガサ動くんです!生き物じゃないのに!」

女「はぁ‥それってなんですか?」

博士「それはそれですよ」

助手「それ以外の表現はないですね!」

女「じゃあ、見せて下さいよ!!」

博士「おっと、我々は帰る時間だ。」

助手「くれぐれも見ないで下さいよ」


ホテル
女「っていうことがあったのよ!」

友「何それ~!マジ気になんじゃん」

女「私、今夜こっそり掘って見ようと思うのよ!」

友「えぇ~、やめなよ‥」

女「ばれなきゃ大丈夫よ!」

友「バレて怒られても知らないからね‥」


女「ったく、友は意気地なしね‥私だけでも見てやるわ!」

こうしてひたすら掘り続けた‥そして

女「おっ!手応えありね‥」

女「えっ!何これ!」

2時間後
友「女~いるの~?」

女「………」

友「女~、いつまでも戻ってこないから、心配したじゃん!」

女「…遂に埋まったか」

友「はっ?あっ!掘った跡ってことは見たの?中身なんだったの?」

女「うふふふ~、世紀の大発見になるものだよ~!」

友「何?」

女「でっかくてね~!金色でね~!生き物じゃないのに動くの~!うふふ~」

友「それってなによ!」

女「それはそれだよ~‥それしか表現できないんだ~」

友「女‥?」

それから女は、失踪した。後から聞いたけれど博士と助手も失踪したらしい。私は、「それ」をみなくてよかったかもしれない

タイトル「絶対無敵ボタン」

タイトル「巨大な小さき舞い」

タイトル「変身キャラクター」

タイトル「あ」

タイトル「私の弟がこんなに可愛いわけがない」【WORKING!!】

二次で原作指定したいときはこんな感じで良いのだろうか

>>60-61
あれ?
前スレだと2次創作系は無しみたいな流れじゃなかったっけ?
そこん所どうなんだ?

問題ない
書き手がいるかどうかはさておき


289 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2014/10/14(火) 18:19:04.19 ID:VH5dORlzO [1/2]
このスレって二次創作OK?

294 名前:>>1 ◆5eXNioMDow[sage] 投稿日:2014/10/14(火) 23:59:58.30 ID:+WgUAV54o
>>289 特に定めてません!どうぞ!

>>61>>63
oh……お二方、すまぬ……

>>55
ありがとうございますっ!
星新一さんっぽいホラー感ですね

タイトル「どうぶつの森GX」

タイトル「夏色笑顔のストライド」

タイトル「ワタシたちの太陽」【ゆゆゆ×ボクタイ】

タイトル「幸せに導く立て看板」

正直作品指定は書いて貰える率下げるだけとも思うが

タイトル「めだかボックス×GTO×ごくせん」

タイトル「宝石の煌めき」(FateSN×リリカルなのは×まどかマギカ×遊戯王GX×デルトラクエスト)

タイトル「破壊英雄伝」

「あの次スレ立ったのか」と思い覗いたら・・・・・

開始2レス目から荒れててクソワロタwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
『ここへ来た読者も筆者もこういったきっかけが生まれたり、お互いに楽しめる事が出来れば幸いです。』とかwwwww偽善者ぶってて>>1キッモwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

タイトル『日本国憲法殺人事件』

タイトル「糞スレを真面目な態度で突き通していつまでも残らせる男」

タイトル「TOKYO-YOKOHAMA EXPRESS ELECTRIC RAILWAY 」

タイトル:上条「異能バトルは日常系のなかで」

タイトル「衆議院議員共」

>>74
禿同wwwwwwwwwwwwwwwwwwww

さっさと畳んじまえwwwwwwwwwwこんな糞スレwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

おっと悪いwwwwwwwwww>>76だわwwwwwwwwww

タイトル「灼眼のシャロ」

タイトル「進撃の万里花」

>>80
>>81
やたら堂々としてる自演かと思ってワロタ

自演
半芝

3900点

タイトル「全てを見つめし者」

>>84
まだ、まだだ…自演失敗をうまくごまかそうとしたという可能性が!

普通に自演失敗だろ
2回目の書き込みでアレっていうのが実に香ばしい

>>80>>76宛てとしても脈絡がないし、>>80>>74宛てで書いた自演とするのが妥当

(初心者の人かな?)

タイトル「弟と過ごした夏」

ストーリーかけるほどには想像できないけど2行くらいシチュエーション書いてこんな感じ?って雑談始めたくなるタイトル多いね

タイトル「自演、半芝、3900点」

タイトル「自演、半芝、3900点」

(雑談始めちゃアカンの?)

(>>93前のスレ読んだ感じだと、殆ど雑談してないな)

(雑談してもいいと思うな)

タイトル随分とためこんでますなぁ

新スレ入って人も増えたか?

タイトル「小さな箱のその中に」

タイトル「進撃のジャイアンツ」

タイトル「それいけ!超日本帝國☆」

タイトル「おっぱいから謎の液体が出てきた」

「狂った為政者がいた。彼は完全なる真の平等を求め、国民にそれを強制する。

 国民は全て等しく国により与えられた労働に従事し、またその中に上下関係はあってはならない。

 国から派遣された軍隊により、日夜、死と隣り合わせの労役を課せられる国民が真に恐れたのは
 その労役そのものでも、軍隊でも、ましてや狂った為政者でもなかった。

 それは中央から派遣された、懲罰の一切を任された管理官、

 親元から引き離され、狂った思想を植えつけられた『子供(少年兵)達』であった。

  カンボジアで本当に起こった恐怖、冷酷さを露にしたノンフィクション形式のストーリー」

タイトル「感動の大作RPG」

ある日、俺は仮面をかぶった男から箱を貰った。
小さな箱だ。具体的に言うと手のひら大位の大きさ。
仮面をかぶった男は俺に箱を渡すときにこう言った。

「この箱には貴方のもっとも望むモノが一つだけ入っているでしょう」

理由がわからないが、要するに俺が一番ほしいと思っているものが、この箱に入っているということなのだろう。
馬鹿馬鹿しい。そんな夢物語のようなものがあるものか。
そう思い、俺はその箱を放置していた。

箱を貰って、その存在を忘れかけたころ。
ある友人が、「仕事で大成功を収めたぞ!」と、連絡を入れてきた。
旧い友人で、その連絡と同時に、お前だけに話したいことがある、とも言ってきた。
何だろうか。俺だけというから、大分重要なことなのだろうな。
そう思って、俺は友人の家に歩を進めた。
友人にあって、「話したいことってのはなんだ?」と聞くと、

「これを見てくれ」

そう言って、あるモノを棚から取り出してきた。
それは、「箱」だった。
俺が仮面をかぶった男にもらった「箱」とそっくりの「箱」だった。
どうやら、友人もその仮面をかぶった男に同じような謳い文句で箱を渡されたらしい。
そして、友人は箱を開けた。が、箱は空だった。
友人は最近仕事の調子が不調だったらしい。
だが、箱を開けた次の日から、仕事がうまくいきだしたそうだ。
馬鹿げた話だ、と一蹴するわけにも行かなかった。
俺だってそっくりの「箱」を持っているじゃないか。そのことしか頭の中になかった。
誰にも言うなよ、そう言う友人を適当にあしらい、俺は自宅へ向かって走った。

家に着くと、俺はすぐに棚の奥にしまっていた箱を取り出した。
最近俺は金欠気味だった。だから俺は、安易に金を望んだ。
しかし友人の言うとおりに、箱には何も入っていなかった。
そのあと俺はプラシーボ効果という言葉を思い出した。
もしかしたら、やっぱり違うんじゃあないか。と思い、一人落胆した。

また次の日、俺はテレビをつけて驚いた。
「…今月の宝くじ当選者は――さんです」
俺は、宝くじに当選した。
俺はテレビを消すのも忘れ、寝巻のまま宝くじを持って換金所へと走った。



「…では、次のニュースです。――株式会社の株が大暴落となりました。これにより市場には…」

「…ここで速報です。――県の――さんが、路上で何者かに刺されたようです。――さんは今月の宝くじ当選者で、犯人の動機はそれに関係するものと思われます…」




「何かを望めば、それが無償で手に入るなんてあるわけないんですけどねぇ。その分の代償はもちろんもらいますよぉ」

「「タダより高いものはない」ってね。さぁ、次はどのような人に、この箱を差し上げましょうか―――」



はじめてこうやってSS書くんだが、どうだろうか?こういうのよくある筋書きだよね

タイトル「独立せよ、ぼう国機兵」
ぼうのひらがな表記は故意のものです

タイトル「悪魔のドリル」

タイトル「辰巳第1パーキングエリア」

タイトル「鶴見中継所」

タイトル「桜木町」

タイトル「隼小町と山彦翼」

タイトル「隣の客はあまり柿食わない客だ」

タイトル『地球外生物助産婦』

タイトル「普通列車まどか☆マギカ」

>>100「おっぱいから謎の液体が出てきた」

女「お、お……おお……」ニチャ…

女「おっぱいから謎の液体が出てきたぁあああああ!?」ブシュッ

女「な、なんで……?」

女「……」ペロッ

女「パイナップル……味。パイだけに……」

女「別にうまいこと言えてねえから!!」

女「と、とりあえず頭のいい男くんに!」プルルルルプルルルル

ガチャッ

男「はい、なんですか?」


乳汁女『そ、それが!わたわた私のおおおおおおぱっおぱっ!!』


男「いいから落ち着いてください。全然何言ってるのかわからない」


乳汁女『落着けるか!!出てんだぞ!なんか出てんだぞ!』


男「はぁ?」

男(いや…いくらいつも騒がしい女さんでもこの慌てようはおかしい。何か重大なことに巻き込まれたのかもしれない。少し前には彼氏に『助けて』と連絡した後殺害された女性の事件もあったことだし、ここは慎重に話を聞くべき)

男「とにかく、伝えたいことを出来るだけ教えてください」


乳汁女『わ、わかった……えっとね』

乳汁女『おっぱいから謎の液体が出てきたの』


男「……はあ?」

男(確かに僕と女さんは男女の関係。もちろん肉体的な関係も少なからず築いている。その女さんから『おっぱいから謎の液体が出てきたの』だと……!?これはつまり)

男「えっと……それは冗談ではなく、間違いなくおっぱいから?」


乳汁女『う、うん……』


男(彼女は出産した!!!)

勘ぐり男(馬鹿な!僕は最後に彼女と関係を持ったのは一昨日!どう考えても人類の育成速度ではない!いや…もしかすれば、胎児の方に問題があるのかもしれない……成長速度が著しく速いミュータント!新人類というわけか!だいたい『謎の』ってなんだ『謎の』って!おっぱいから出るものは母乳くらいしかないだろう!あまり賢い人ではないと知っているがこれはあまりにも!!)


乳汁女『そ、それでね!どうすればいいのかなって思って、男くんは頭いいし何か知ってるかなって……』


勘ぐり男「そ、その話は他には……」


乳汁女『ううん……恥ずかしいし』

乳汁女(パイナップル味の汁が出るなんて言えないよ……)


勘ぐり男「それで……その…大丈夫なんですか?」

勘ぐり男(急速に育った子どもに異常はないのか?)


乳汁女『一応……おっぱいだけ』


勘ぐり男「おっぱいは今いいんだよ!!」


乳汁女『ええーー!?今おっぱい関係ないの!?』


勘ぐり男「あるわけないだろ!!正常な反応だよ!出ない方が問題なんだよ!!」


乳汁女『え…?そ、そうなんだぁ!おっぱいからパイナップル味の汁って普通なんだ!よかったぁ……やっぱり男くんに電話してよかったよ!』


勘ぐり男「え?パイナップル?」


乳汁女『うん!』


勘ぐり男「正常じゃなかったぁあああああ!!!」


乳汁女『ひゃあ!?』


勘ぐり男「おかしいよ!パイナップル味の汁が出るのはおかしいよ!!」


乳汁女『うわああ!や、やっぱりおかしいよね!それで、それで私はどうすればいいでしょうか〜〜!』


勘ぐり男「どうすればって……」

勘ぐり男(そ、そうだ!僕は彼女とその子どもに責任を取らなければならないんだ!!)

勘ぐり男「とりあえず……」


乳汁女『う、うん!』


勘ぐり男「結婚しよう!!」


乳汁女『なんで!?』

母「というのがパパのプロポーズかな!」


娘「えー!?なにそれー!ホントの話してよお母さ〜ん!」


母「ホントだよ!?嘘偽りないよ?」


娘「おっぱいからパイナップル味の汁なんて出るわけないでしょ!」


母「出るの!いや出てたの!もう出ないけど!」


娘「ウソだ〜!!」


母「ウソじゃないもん!」


母/娘「「ワーワーキャーキャー!!」」


息子「……」スマホスッスッ

息子「……」コトッ

息子「…………」

息子(遺伝かぁ〜〜!!!)ブシャッ

>>117
最後の1行で絵柄が植田まさしに確定した

タイトル「自演失敗」

タイトル「じえんおつ!THE-EN-OTZ!」

>>119-120
絶対、タイトル採用とか関係なくレスしてる気が………

>>102
タイトル「感動の大作RPG」



俺は勇者に選ばれた

旅の途中で仲間が出来た

仲間の一人と恋人になった

旅の途中で仲間が死んだ

喜びも、怒りも、哀しみも、楽しみも

この旅には色々な思いが詰まっていた

恋も、友情も、色々な物が詰まっていた



そして今、魔王の前に立つ俺には何も無かった


俺は知ってしまったのだ、この世界も、自分が歩んできたものも、恋も友情も思いも全部


創られ与えられた物だと

自分は抗うことも出来ない只の操り人形なのだと


      RPG
この世界が、紛い物の世界だと……

「―――くっ...!ここまでか...。」

少年は、満身創痍だった...。
着ていた防具どころか、服までボロボロで、
破けた服の隙間から見える肌も、あちこち裂け、
首や四肢に至ってはおかしな方向へ曲がっていた...。

「...負ける訳には...こんなところで...死ぬわけには...」

そのような常人では、もう動かすことが出来ないであろう状態にも関わらず、
彼は、戦意を失わなかった。

失うわけにはいかなかったのだ。

彼の仲間達のためにも...!

仲間を守るために、彼は何度でも立ち上がる。

そして...







彼は二度と目を覚まさなかった。

タイトル「ささきさん@がんばらない」

タイトル「目が覚めたら左のおっぱいだけ大きくなってた」

タイトル「あ」

バーサーカー「ああああああああああああああああああああ!!!!」

雁夜「え?なんて?」

バーサーカー「ああああああああああああああああああ!!!!」

雁夜「お前なにいってんのかわかんねーんだよな」

バーサーカー「ああああああああああああああああああ!!!!(アーサーーーー!!!)」

雁夜「『あ』ってなんだよw」

バーサーカー「ああああああああああああああああああああ……さ…………」

雁夜「え?いまなんか最後につけなかった?」

バーサーカー「ああああああああああああああああああ……さ…………おう…………」

雁夜「やっぱなにいってんのかわかんねーわwwwwwwww」

バーサーカー「ああああああああああああああああああああああ!!!!!………さーおーゆるさん」

雁夜「今確実になんか喋ったよな……」

バーサーカー「ああああああああああああああああああああ!!!」

雁夜「わかったぞ!!バーサーカー!!お前が言いたいことが!!!」

バーサーカー「あああああああああああ!!!」

雁夜「どっか痒いんだろ!!」

バーサーカー「それはねーわ」

~完~

雁夜「」

>>126
>>59からタイトル頂きました

タイトル「忍び暴れる設定墓地」

タイトル「氏名、住所、電話番号」

タイトル「SAKA」

タイトル「文字列Aという存在」

タイトル「ソウルカラーファンタジスタ」

タイトル『だから麻薬はやめられない』

タイトル「◯」

タイトル「破壊神、破壊魔、破壊王」

タイトル「91 vs 72」

>>133
タイトル『だから麻薬はやめられない』

 物言わぬ死体となった妻を、僕は静かに見ていた。憤りも、悲壮も何故か感じない。これでも愛妻家を自負できる男のつもりだったが。
「自業自得、か」
 肉親が死んだのはこれが初めてではない。何の感情も湧かないのはそれが原因だろうか。
 僕は殺し屋だ。
 数百という人間を殺し数千という人間を悲しみの淵へと追いやった。自分の悲しみさえ標的の親族にあげてしまったのだろうか。
 初めは復讐に娘を。五歳の誕生日を迎えたばかりの幼い少女。それを正視するに難い無惨な姿へと変えられた。
 当然泣いた。妻と同じくこの世で最も愛していたのだから。
 妻は狂ったように泣き、僕は娘を殺した人間に復讐した。
 滑稽だった。復讐に娘を失い、復讐で娘を弔ったのだから。
 妻と僕は大切な物を失い、ただ惰性に日々を過ごした。
 その喪失感を埋めるため、様々な娯楽に手を出し、行き着いた先は、
「……残ってたか」
 麻薬だった。
 悲しみに嘆き麻薬を使い、娘の記憶が消し飛ぶ勢いで麻薬を使い続けた。
 殆ど、忘れていた。妻の死体を見るまでは。
 注射器を取りだし、腕にゆっくりと針を刺す。
「っ……、ふぅ……」
 悲しくはない。ただ、それを理由に快楽に浸っているだけ。
 ゆっくりと、脳から妻と娘の死体が離れていく。
「はぁ……」
 気持ちがいい。
「ふひ、ふひひひ」
 壊れたように笑いが込み上げる。神妙な気分など消し飛んだ。
「まったく……」

 これだから麻薬はやめられない。

タイトル「25分の快特をタッチの差で逃して」

タイトル『潜水艦窒息丸』

>>103ー105
遅くなりましたが、書いて頂き誠にありがとうございました!
小さな箱が、まさかそんな仕組みになっていたとは。しっかり教訓まで残してもらって、タイトルまでも喜んでいる事でしょう

>>136
アイマスの胸の小さい娘をいじめるのやめろ!

おっぱいつながりで、
>115-117
の続編でを考えちゃった
>Ev66DKkU0さん
勝手にゴメンよ



娘「ねぇねぇ!お母さんの話本当だと思うー?...って、うわ!何それ?!」

息子「知らねぇーよ!起きたら、こうなってたんだよ!!」

娘「何言ってんのよ!男の胸が膨らむわけないでしょ!(しかも、片方だけとはいえ、あたしより大きいじゃない///)」

息子「俺だって、訳わかんねぇーよ! あっ///ちょっ///服をめくるなよ!脱がすなって!///」

娘「お、お...おっぱいが...パイナップル?...左胸だけパイナップルになってる?!」

息子「...もう///だから、やめろって言っただろ!///」

娘「お母さ~ん!お兄ちゃんのおっぱいがオッパインになってるー」モミモミ

息子「ぁ///やめろって!///」ブシャア

母「何騒いでるのよ!...おぱ、おぱ、おっぱいなっぽおおおぉぉぉ!!」

父「...やっぱり、新人類だったか...。」

タイトル「誰かが居た縁側」

タイトル「東京特許許可局局長今日急遽特許許可却下」

タイトル「殺人衝動と幻術士」

タイトル「快速アクティー」

>>143


知人の不動産業者から、格安で譲り受けたその家に私は満足していた。


そう、あの日までは……


―――SS速報VIPpresents―――


最初に 『それ』 に気付いたのは息子だった。

「父さん、使った湯呑みはちゃんと片付けてよ。」

そう言って湯呑みを持って現れた息子

「いやあ、すまんすまん……? ん? これは父さんのじゃないぞ? 」

「あれ、おかしいな…湯呑を使うの父さん位なんだけどなあ……」

「何処に置いてあった? 」

「何処にって……縁側だけど」


―――『誰かが居た縁側』―――


最初の違和感はそんな些細な出来事だった。しかし非日常は次第に私達家族を蝕んでゆく……


―――庭に置かれた頭の無い鳥の死骸


「なんだってこんな……」


―――深夜、庭先に見えた影


「私見たのよ……縁側の所に獣みたいな影を」


―――そして、調べようにも、設置したカメラは壊され、調査を依頼した私立探偵も行方不明になる……


「所長……定時連絡の時に「縁側に誰か居る」って…… 」


―――あの縁側には何があるのか?


そして魔の手はとうとう家族にまで……



「きゃぁぁぁあ!!! 」



―――『誰かの居た縁側』―――


―ソノエンガワニハチカヅイテハナラナイ………―


一月某日ロードショー(大嘘)

「狂った為政者がいた。彼は完全なる真の平等を求め、国民にそれを強制する。

 国民は全て等しく国により与えられた労働に従事し、またその中に上下関係はあってはならない。

 国から派遣された軍隊により、日夜、死と隣り合わせの労役を課せられる国民が真に恐れたのは
 その労役そのものでも、軍隊でも、ましてや狂った為政者でもなかった。

 それは中央から派遣された、懲罰の一切を任された管理官、

 親元から引き離され、狂った思想を植えつけられた『子供(少年兵)達』であった。

  カンボジアで本当に起こった恐怖、冷酷さを露にしたノンフィクション形式のストーリー」

「―――くっ...!ここまでか...。」

俺は、満身創痍だった...。
着ていた仮面どころか、男までボロボロで、
破けた箱の隙間から見える仮面も、あちこち裂け、
男や俺に至ってはおかしな方向へ曲がっていた...。

「...負ける貴方には...こんなところで...死ぬわけには...」

そのような理由では、もう動かすことが出来ないであろう俺にも関わらず、
一番は、箱を失わなかった。

失うわけにはいかなかったのだ。

馬鹿の馬鹿達の夢にも...!

物語を守るために、俺は何度でも立ち上がる。

そして...







箱は二度と目を覚まさなかった。

タイトル「デスペラード・デス・パレード」

タイトル「Dどらいぶ」

タイトル「鷺-Sagi-」

タイトル「面接の受け方」

タイトル「予知能力者と時間旅行者」

「江戸に届いた未来の…」

>>152

あれは……一つの仕事から…始まったものですね…

モバP「おーい鷺沢さーん!仕事決まったよー」

文香「お仕事…ですか…?一体どういった…」

モバP「麻雀の仕事だ」

文香「え…?」



マー…ジャン…?

名前しか知らなかった私が…麻雀…?


それがすべての…始まりでした…


咲「は、はじめまして!鷺沢文香さんですね!」

文香「え…?は、はい…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

有希「こ、この子かなり強いじぇ!?」

文香「ウソ…私が…?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

華菜「初心者に私が負けるわけないんだし~」

文香「よ、よろしくお願いします!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

照「貴方が鷺沢文香…咲から話は聞いてる」

文香「はい…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

モバP「鷺沢さん…いや文香!実は俺はお前のことが……」

文香「え、え…///」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アカギ「ククク…倍プッシュだ…ッ!」

文香「つ…強い…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




咲「勝負です!鷺沢さん!」

文香「望む……ところです…宮永さん…!」



プロデューサーさん…見ててください…強くなった…私を…!


鷺-sagi-ご期待ください




やるわけないんだし!てか咲-saki-見たことないし!

タイトル「私の中の神世界」

タイトル「山田くんと1438256人の魔女」

タイトル「フデ・アート・オンライン」

2スレ目入ってからアニメネタ増えたな

荒らしが勝手に二次創作容認してから豚共が空気読まずにゴミ捨ててってるんだよ

タイトル「封鎖都市」

>>160-161
確かにな
>>63の内容は確かに合ってはいるが、ホント前スレの空気を読んでタイトル書いて欲しい
あと書く側の奴がなるべくそういったタイトルを拾わないように出来れば尚更いい
そして>>91とか>>125とか、どっかの馬鹿が考えたような面白味無いタイトルや話もいらない

タイトル「縫われしものども」

タイトル「正義の怪物」

タイトル「髪・げ禿げの、激しい励まし二割増し」

アンチ二次創作荒らしが蔓延しているようです

タイトル「荒らしに構う奴もまた荒らし」

なんか豚共気持ち悪いな
二次創作なら他にスレが建ち並んでるだろ
そっちでやれ

前スレの最後がわけわからんレスで埋められてたあたりから嫌な予感はしてたけどね

別に駄目とは言わないけど前スレと比べて遠慮が無くなったイメージ

遠慮がなくなったとは、随分と慎重な言い回しをするもんだww

こういった事にならないよう、禁止事項とかを書いていない>>1も悪いがな

出されたお題に対して話書くだけのスレで荒れるとか

>>137とか>>147みたいなオリジナルっぽいのが案外普通に読める
二次創作は個人の取り方かな

わたしは一針一針、心を込めて縫う...。

あなたへ伝えたいこと、言葉に出来ない想い...。

わたしは、あなたへの愛をこの糸に込め、一針一針、慎重に縫っていく。


大丈夫よ。

あなたが何も言わないくても、ちゃんと分かってるわ。

あなたがわたしを大切に想っていること...。

優柔不断で浮気性なわたしのことを愛してくれて、ありがとう...。

わたしは、あなたと一緒に居れないから、この糸にわたしの想いを込めるわ。

あなたとずっと一緒に居れますように...。

_____________________


『───速報です。先週から行方不明者として、捜索願いが出されていた男性の遺体が都内の山中で、発見されました。
行方不明者が遺体で発見されるのは今月に入って、41件目です。
遺体は損壊が進んでいるため、死因は特定されていませんが、他の遺体と同様に口の部分が糸で固く縫いつけれており、警察は同一犯によるものと────』

>>175
物理的に口を縫うとは… けどこれはこれで面白そう

タイトル『マザー・ハッカー』

タイトル「平常心が大事です。」

>>44
タイトル『神様「召喚しようとした奴が異世界の神だった」』

神「うむむ、このままでは世界のピンチだ。皆の者、よろしいな」
光の理「異議なし」
風の理「あとは召喚するだけ。ちゃっちゃとやりましょ」

神「うむ!それではいでよ!」

グバァ

外つ神「お邪魔します」

火の理「ぅげっ」
闇の理「ちょwwwww神様なにやってんかwwwwwwwwwwww」
神「え?え?」

外つ神「ここは中々居心地いいですね。これからよろしくお願いいたします」

物の理「あ、やばイ」
霊「あ、物も?早速ワアシタチ改henはじま;hiaたね」
神「うおおおおおおおぉぁぉ帰れ!!!!!!」
外つ神「いや、もう6割方こっちに来ちゃってるんでそういう訳にも」

闇の理「神様まじぱねぇっすwwwwwwほとんど同格の神呼んじゃうくらい世界ヤバイんすねwwwwwwwwwwww」
神「いやいや!!!!もっと神格低い奴呼んで防衛戦力になってもらいたかっただけだし!!!!!!!!」
外つ神「でも、お膳立てしてくださったんでしょ?」
神「違うから!!!!!!!」

闇の理「そうそうwwwwwwww呼びました呼びましたwwwwwwww」

神「え?」
闇の理「オレとwww属性www似てる神近くにいるなーって思ったから、色々準備しちゃいましたwwwwwwwwwwww」
神「なんで!!!!????!?」
水の理「なにやってンのよ闇チャン」

闇の理「だってwwwww闇だけに日影ものだしwwwwwwwwwもうちょっと居心地良くしたいwwwwwwwwwww」
神「死ね!!!!!!!」

闇の理「あれれ?いいんですか?オレを消しても第二第三のオレが生まれますよ???」
神「前任者がお前と丸々同じ性格してるわけねぇだろ!!!!!!!」
気の理「誰か欠けルト私達の負担凄いnohA確かだけどなぁ」

外つ神「もう7割来ちゃってますし、そういう事ですので」

神「死っね!!!!!!!!!折角この世界の法則安定してたのに!!!!!殺す!!!!!!」
闇の理「やらせませんよwwwこの世界に外つ神の信徒増やして戦力アップさせてますしwwwwwwwwwwwww」
外つ神「そこまでしていただいて恐縮です」

神「ウァオオオくぁwせdrftgyふじこlp !!!!」


山は砕け、空は暗雲が覆い尽くし、いつ終わるともしれぬ雷や大地の振動が世を破壊していた
世界の理が狂ったかのような有り様に、地上にいる小さき者達は何が起こっているか分からず、多くの者は畏れ震えているしかなかった


巫女「これは異世界からの侵攻によるものです」
王「それは誠か」
巫女「恐れ多い事です」

王「うむむ、魔王が世界を征服しようとしている最中に、こんな事まで起こるとは」
巫女「今こそ、『力』の一つを呼び覚ます時でしょう」
王「!?しかし」
巫女「世界の有り様が変わってからでは手遅れかと」

王「うむ……………それでは」

巫女「はい。…………いでよ!」


解き放たれた(以前無理やり世界の防衛機構に組み込まれた)元邪神は鬱憤を晴らすため、外神に喧嘩を売り、ついでに大嫌いな神の箱庭をほぼ焼き尽くした

大地は割れ、陸続きの世界ではなくなり、多くのものが消滅した
何だかんだあって外つ神は顕在してしまい、世界は大改変を起こし理はうんたらかんたら順応してしまった
外つ神は居場所が出来たのでゆったり空の闇の中に座し、

神は「もうしらん」と、ふて寝した

お陰で世界に住まう者達は神に頼れず、自力でやっていくようになってゆく
因みに元邪神の防衛機構も改変に巻き込まれ、肉体が出来てある意味身軽に、ある意味身動きが取れなくなってしまった
元科学ーー今機械と言われるモノがその力を取り戻すまで幾星霜かは、誰も分からない

>>179は改行規制の為1レスに納めようとして見苦しくなった事をお詫びいたします

なぜかここの>>1があぼーんになってると思ったらしりとり荒らしかよこいつ。
荒らしは本当に恐ろしいと、更に思う自分(棒)

タイトル「明嘘兎止衰」

>>181
このスレの序盤(てか前スレで埋めてる時点)から荒れてるのはそれが原因か
その発言はダメだろ>>1ェ・・・・・

タイトル「封鎖都市」

某大都市で大規模な立てこもり事件が多発した
その数50件!
人質の数は数万に達し、犯人の数も測定不能
さらに武装も小国の軍隊と同等のものと遜色がなかった
警察はこの異例ともいえる事態に連邦捜査や軍にも応援を要請した
マンハッタンによく似た島に武装した人間たちが集結した
しかしそれが黒幕の狙いだった
複数の異能の力を持つ黒幕は行動を開始した
橋、港、ヘリポートを爆破尽くし島を封鎖した黒幕は宣言した

『この都市を完全に封鎖した!周辺には機雷、対艦・対空ミサイルが何重にも張り巡らされている!。犯行した武装集団は今洗脳を解いた!
人質諸君も好きにすればいい!!島の至るところに核がある!もし24時間以内に今都市にいる人口の10分の1以下に達しなければ
核を使う!!!。もし生き延びたいなら自分以外の人間を10人殺害しろ!!!そうすれば“確実に死なずに済む”!!!
なにたったの10人だ。自分は10人分消せば“誰かが同じように必要な数の分消してくる”はずさ。
皆が殺しやすいように都市の至るところに武器を置いた!ここの人口を30回絶滅できるだけの武器だ。
せいぜい自分が死なないように。核で確実に滅ぼされないように励んでくれ!!!以上だ!!!』

かくして、民間人、元人質、元犯人、警察、連邦捜査機関、そして軍人の生き残りをかけたコロシアイがはじまった

>>184
タグ忘れた・・・

タイトル「起承転結ラブストーリー」

以下全てタイトル
オーク「こいつももう更年期か……」 女騎士「あへえ?」
女「ぶぶ漬け食べる?」 男「いただきます!」
男「俺にもかわいい幼馴染がいればなあ」 幼馴染♂「……」
男「先生、ふくしゅうに来ました」 先生「お、そうか」
ラプラスの魔「占い屋さん始めました」

>>187
長いタイトルだな

>>187
オーク「こいつももう更年期か……」 女騎士「あへえ?」
女「ぶぶ漬け食べる?」 男「いただきます!」
男「俺にもかわいい幼馴染がいればなあ」 幼馴染♂「……」
男「先生、ふくしゅうに来ました」 先生「お、そうか」
ラプラスの魔「占い屋さん始めました」

「…ダメだタイトルだけは思いつくのにどうしても肝心の中身が思い浮かばない…ううむ」

そんな僕は気晴らしにお気に入りの掲示板をとても興味深いスレッドを発見した。


「『タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ』……? 」


これだ。と僕は思った。ここなら僕のこの素晴らしいタイトル達からどれか1つ位は名作を生み出してくれる人がいるかもしれない。あわよくばそれをヒントにすれば僕自身で書けるかもしれない!


早速僕はそのスレッドに書き込んだ


きっと何か学べる物があるはずだ……!




―――2時間後




また創作活動に飽きた僕は早速スレッドを覗いてみた。すると書き込みが増えていた。これはもしかして……!

その内容はこうだった。



>>188「長いタイトルだな」





……僕は学んだ。別々のタイトルを同時に書き込む時は、改行をわかり易く入れようと……


―fin―

お気に入りの掲示板を→お気に入りの掲示板で

即席過ぎて推敲してなかった。今は反省している

>>189
おぉ…
ちょっとかなり関心したわ

作品のアイデアについては間に合ってますしー!
>>187は不要になったネタを詰め込んだだけですしー!!

タイトル『極東のミストラル』

タイトル「赤みがある気がする豚肉」

>>194

女1「ねぇ、この豚肉ちょっと生臭くない~?」モグモグ

女2「もう、嫌味ー?(笑)ローストポークのレアが食べたいなんて、急に勝手なこと言ったのはあなたでしょー」

女1「そうなんだけどさ......いや、ゴメンね!」

女2「ぁ!!ローズマリーを入れるのを忘れてたわ!」

女1「それだ!!」

女2「...ゴメン...。今までローストポーク焼いたときも、何度かローズマリー入れるの忘れてたわ...。」

女1「ええ?!気づかなかった!!」

女2「しっかり焼いてたから、気づかなかったのよ...。まぁ、あなたは豚を捕まえてくる担当だものね。また、美味しい豚捕まえてきてよ!今夜はどこで捕まえたの?」

女1「新宿駅!」

女2「また出会い系?」

女1「うん!でも、珍しく20代前半くらいで若かったから、レアで食べたかったんだー」

女2「あら、そういうことだったのね。でも、今度からはもっとしっかり焼いて食べましょ。」

タイトル「心と身体と睡眠と」

>>196


時計を見ると2時を回っていた。 昼ではなく夜中の2時だ。

社会人に憧れていたのは1年前、いざ働いてみると現実を知った。

一年先輩の社員の目には光りがない。

二年先輩の社員は「はい」しかいわない。

三年先輩の社員はおかしなくらいテンションが高い。

四年先輩の社員はいない。

私はと言えば抗うつ剤の薬を飲みながらなんとか過ごしている。

少しのミスで怒鳴られて、叩かれて、機嫌が悪ければ殴られる。

そういえばこの前同僚が労基に告発したが、何も改善されず、その同僚 とは連絡がつかなくなった。

会社には始発に間に合うように家を出て終電まで残業は当たり前、会社で寝泊まりする日も珍しくない。最後に休んだ日はいつかすら覚えていない。

ボロボロの体でお風呂に入る。

風呂の時間だけが私の癒しである。

寝てしまえば一瞬で朝になりまた地獄の時間がやってくる。

ソンナコトヲ考えながら風呂上がりにふと鏡を見ると私の目に光は消えていた。

おわり・

タイトル「殺人鬼VS吸血鬼」

ミギー「ネクロモーフか」

タイトル「まるで麩菓子のように」

「宝石を集める使命」

タイトル「奇跡 納豆酒」

>>202
タイトル「くさそう」

タイトル「ここらで一つ、SSが欲しい」


えー毎度馬鹿馬鹿しい小咄でも1つ


こういう仕事をしておりますと、ちょっとした出し物として小咄を頼まれることも多いもんでして。ええ、今時の若い人がいうSS、という奴ですね。この間もそのSSとやらをやってくれんかと頼まれまして……

「えー、SSをお頼みになられたのはあなたで? 」


「あら貴方が……まあ頼りなさそう。仕事できるのかしら? 」


「ええ、ええもちろんですとも。こちとらこれを生業にしておりますからねえ。3分位のでよろしいですかね? 」


「何言ってるの、そんなウルトラマンじゃないんだから」


「へえ、でしたらもっと長い方が良いと」


「当たり前よ最低でも半日はやって貰わなきゃ」


「半日ですかい?! はあーそんな長丁場な話有ったかしらん」


「あなた何を言ってるの? 」


「いえ、SS(short story)で半日なんて


「何を言ってるの? 私が頼んだのは

  SS(security service)よ」


えー、おあとがよろしいようで



>>204『ここらで一つ、SSが欲しい

>>193

――――SSVIP速報presents



海に面する某県の海域にそれは現れた

戦時中に行方不明とされた「強襲揚陸艇ミストラルの同型三番艦」である。


政府は直ちにこれを調査する



しかし、これは世界を揺るがす事件への幕開けに過ぎなかった……





―――『極東のミストラル』

>>205
うはwwwww上手すwwwww

タイトル「【速報】風が吹いても儲からない桶屋発見した」

タイトル「山の怪と雨傘少女」

>>208
「【速報】風が吹いても儲からない桶屋発見した」


社長「わが社の桶は風が吹いても儲からない」

社員「でも、この桶はネズミもかじらないって評判だったじゃないですか」

社長「この桶の底は写真を貼っているだけ、低コスト化とネズミ対策は万全だ」

桶の見た目は同じ。なぜみんな普通の桶を買う?

>>206
ミストラル(軍艦)をきっかけに大風(ミストラル)が吹き起こるって事か なるほど

>>209


ソレには人間の常識など、とんとわからぬ。それでもわずかばかりの知識から、その少女が場違いな事をしていることはなんとなくわかった。

――SS速報VIPpresents
 ――『山の怪と雨傘少女』


普段なら何も尋ねず食ってしまうのだが、なんの気まぐれかそれは、少女に尋ねる


「ナニヲシテイル? 」

少女は、何も物怖じせず答える

「お母さんを待ってるの」

「……アメモフッテイナイノニ、ナニヲシテイル? 」

「雨の日にね、じっと待ってなさいってね。その赤い傘が目印になって必ず迎えに行くからって」

「……ソウカ」

「あなたは何をしているの? 」



ソレに、自分がこの間食らった者がその子の母親であるということを知る由もない。

しかし、何故かソレは、その場でその子を食らうことを躊躇うことになった……



少女の元に降る雨は、何時かあがるのだろうか。


そして、ソレはまた獲物が来るのを待っている……


タイトル 男「東京特許許可局って10回言ってみて」

タイトル「閲覧注意」

>>213
男「あいつが放送部に入っただと?」

男「ふーん、面白い、女をテストしてやろうじゃないか」



男「よう女」

女「何よ?」

男「東京特ここかこ」

女「?」

男「…」

女「…」

男「くっ!これで勝ったと思うなよー」ピュー

女「なにあいつ」

タイトル 男「東京特許許可局局長今日急遽特許許可却下って10回言ってみて」

>>212
トトロが思い浮かんだ。

タイトル「くっ、生かせ」

タイトル
「眩しい光がズドドドドーン」

タイトル「ショットガンの鳴り響く夜」

タイトル『その者、私刑執行人』

――その者、私刑執行人。

法によって裁けぬ者を、裁くものなり。

信条は、「目には目を、歯には歯を」

死人は物言わぬが。

その者は、物言わぬ死人の思いを晴らす者なり。

生ける人は物言うが。

その者は、言の葉に込められた思いを晴らす者なり。

――その者、私刑執行人。

法によって裁けぬ者を、裁く者なり。

今宵は、如何様な思いを晴らすのでしょうか――



駄文でしたが、喜んでいただければ幸いでございます
よろしければこれからの参考にしますので感想をお願いします

>>219

「にいちゃーん!花火スゴイね!」
「そうだな」

近所の川原で花火大会があるという話を聞いた妹が
どうしても行きたいというので連れてきてしまった

はじめはちゃんと楽しめるのか不安で仕方がなかった
割と大きな会場なので人混みも激しく、なんども妹と離れ離れになりそうなのを
必死になって手を繋ぎ
痛いと言われながらもこうして1番空が見える場所まで俺たちはやってきた

「楽しんでるか?」
「楽しいよー、つよい光がポッポッてなって、ドーンッて音が遅れてくるの!」

妹は弱視だ
生まれつき目が悪く、年月が経つにつれ徐々に見えなくなってきている
兄の顔も殆ど見えないので
先ほども何度か別の男の手を持とうとするのを止めていたばかりだ
今はまだ光を感じる程度には見えるが、今後はどうなるかわからない

「おっきな光と小さな光があちこちでポッポッってでるの、キレイだね!」
「そうだな、来てよかったな」
「うん!」

ホントに連れてきてよかった…
この光景を、楽しさを、妹と分かち合えることが、なによりも嬉しい

「みてっ!まぶしい光がズ┣¨┣¨┣¨┣¨ーンッて、すっごい!すっごいよ!」

夜空にいくつも咲き乱れる花火を見ながら
来年も、二人で楽しめればいいなと、切に願った

タイトル『月の割れた地球(ほし)で』

タイトル「黒い太陽と絶望の月」

「空間が歪み消えた凶器」

タイトル「現⇔幻(ゲン)に拒まれしもの」

>>225
「おとうさーん、今日はお日さんの横にお月様が見えるよ?」
「ああ、今日は日食だからね」
「にっしょく?」
「そう、特定の時期にだけ、月と太陽が重なるんだ」
「ホントっ?でもお月様は夜にくるんでしょ?」
「実はね、お月様は見えないだけで、世界のあちこちを冒険しているのさ」
「そーなの?すごいっ!」
「ふふっ、あと1時間もすれば見えるように…」

フッ

「っ?なんだ、急に空が暗く」
「おとうさんっ!外見てっ!」
「おぉっ!もう日食か、にしても予定より早すぎるような…」
「…なんだかコワイよ、真っ黒なお日さんみたいでやだなぁ」
「…ん、なんだ…気のせいか?




 あの月…顔がある?」


月が落ちるまで、あと○日
『黒い太陽と絶望の月』

タイトル『世界一かっこいいブサイク』

タイトル「企業戦争」

タイトル「でりゃりゃりゃ」

タイトル「スーパーお菓子売場大戦」

タイトル「ぼっちーず」

タイトル「歪な人格者」

タイトル「相対悪」

タイトル「三人十色」

タイトル「めりうムッシュムッシュ」

タイトル「嘘つきの嘘」

「正直者の本音」

「ゆでメロン」

>>239

「僕は別に上手に嘘をつけないってだけで、裏表がない訳じゃないんだ。」


――SS速報VIPpresents
 ――『正直者の本音』


そうやってしどろもどろの彼に私は問い詰める

「つまり、やっぱり私に隠し事してる訳だ」


「そうだね。いやそうじゃないんだ。つまり言わずにいただけでそれは隠していたというより寧ろ言っても良かったけど言わないでいることの方が良いと判断して」


「良いから白状なさいよ」


「言いたくないなあ」


「なんでよ。あんた隠し事したってすぐわかるのに、なんでそうやってはぐらかすの? 嘘もろくに吐けないあんたが、そうまでして私に隠したい事って何? 浮気? 」


「断じて違 「借金? 」でもないなあ。うん。」


「もうなんなのよ! 」


「……あー、もう良いね。丁度時間だ。」


「え? 」


「誕生日、おめでとう」


そう言いいながらプレゼントを渡してくる彼の表情は屈託の無い笑顔だった。




……これは、嘘のつけないカレシと、カレシ以上に思った事をズバズバ言ってしまうカノジョのストーリー……




「愛してるよ」


「……知ってるわよ、ばか」


きっと私の顔は真っ赤になってる



だから、目の前でニヤニヤしてるコイツも同じ様にしてやろうと


思いっきり頬を鳴らしてやった



ごめんね、それが精一杯の私の愛情表現。


――全12回放送
 ――今春、あなたのもとに素直なラブストーリーを……(※ウソです)

みてぇ

タイトル「これより《第47回 ちくわ大明神の謎》会議を始めます」

タイトル「無限螺旋」

タイトル「蠱毒の王」

タイトル「ミッドナイト・キャッツファイト」

タイトル「ギャルラルパイプ」

タイトル「第6813769回箱根駅伝」

>>246
「レッスルエンジェルスサバイバー」の
ソニックキャット・テディキャット堀ら、
猫にまつわる二次元美少女たちが集まり、
地下闘技場でのプロレス大会を沸かせる。

タイトル「一里先は闇」

>>249
長いタイトルだな

>>250
『一里先は闇』



「それを言うなら一寸でしょ、何その中途半端な距離」


「あれ? そうだっけ。っていうかさ、っていうかさ、一里ってどれ位? 」


「っとねー、4キロ位だっけ。あ、でも昔の換算だともっと短いんだったっけ? 」


「あ、そうなんだ……でも、一里先は闇ってあたし達っぽくない? 」


「え、どういうこと? 」


「今しなきゃいけない事とかはさあ。卒業位まで見えてるけど、卒業してからのことなんて、なーーーんにも見えてないじゃない? まさに一里先は闇って感じ」


「……あー、そうだねえ。……まあ、とりあえず今出来ることしなきゃ。そこは一寸先は闇ね。じゃ次、犬も歩けば? 」


「……猫も歩く? 」


「……そうね、歩くかもね……」


「……私らも歩かなきゃねー」


「……。一里先は闇でもねー……」

 

タイトル 『こんな闇の深い世の中で…』

タイトル 『自分はまだ、弱いから…』

タイトル「シュールストレミング酒」

タイトル 『仮面の中で流れ落ちる涙…』

タイトル 『この世のすべてに拒まれても…』

タイトル『カウボーイ「魔王殺しか…その依頼、引き受けよう」』

タイトル 『漆黒の笑顔』

タイトル「多次元魔王会議」

タイトル『狂ったカルトのラプソディ』

タイトル『セイジャに手向ける鎮魂歌』

タイトル『ジャズの聞こえる庭園』

タイトル『ハレルヤは方舟に乗せて』

タイトル 『世界の終焉に君と…』

タイトル「宮守」

タイトル「この中に1人、>>1がいる!」

タイトル「WAITING!!」

>>258
俺が本来の意味でのカウボーイをしていたのは昔の話。
時代は進んで今じゃ一日一食食えるか食えないかってくらいのカウボーイ(ならず者)だ。

そんな俺が新たに始めた職業が『暗殺者』。
敵討ちから謀殺、殺しの肩替わり。これがけっこう儲かるわけよ。

そんなある日のことだ。
俺はいつものように仕事を探しにギルドへ行った。
耳に入ってきたのは『魔王』って野郎の話だ。

カウボーイ「魔王?」

ギルド長「そうだ。巷で流行り出した『魔法』とか言うやつを広めた奴なんだとよ」

カウボーイ「あの手品みたいなやつか? ありゃカルトだ。信じるヤツぁバカだよ、バカ」

ギルド長「そのバカが増えてるんだ。世界を滅ぼす志を持つくらいに、な」

カウボーイ「……何が言いたい?」

ギルド長「お前の新しい仕事だ」

カウボーイ「……【『魔王』を殺せ】だァ? バカ言っちゃいけねーぜ、オヤジ。そんな下らねー仕事……」

ギルド長「お前の腕を見込んでの話だ。政府の御墨付きもあるぞ。テメー、ブルってるんじゃねーだろうな」

カウボーイ「バカ言いなさんな。んなこたねーよ! だがな、カルトに関わるのだけはごめんだね。俺の彼女が昔……」

ギルド長「一千万ドル」

カウボーイ「!」

ギルド長「一千万ドルだ。前金も出る」

カウボーイ「……」

ギルド長「どうだ?」

カウボーイ「乗った」

カウボーイ「魔王殺しか…その依頼、引き受けよう」

みたいな話どうですか。

タイトル「是非別スレで」

タイトル「チョコードギフト ~反逆のカカオ~ 」

タイトル 『最高で最悪な、贈り物』

タイトル「決意、殺意…そして便意」

タイトル『アンパンと牛乳と私』

タイトル「シング・フォー・ミー:アゲイン」

タイトル「彼と彼女の111戦」

タイトル「黄金の養生テープ」

瓶落としの旅

フィスとファック

ボブ「おいおい、一体どうしたいマイフレンドよ」
フィス「ファック!!ビデオのツメが折れてて録画できていなかったんだよ!ファアック!!!」
ボブ「そりゃあツメが甘かったな」
「「HAHAHAHAHAHA!!!!」」

ボブ「おいおい何を踊ってるんだい、フィス?」
フィス「ファック!!タンスの角に足をぶつけちまったよ!ファアック!!!」
ボブ「タンスとダンスってわけだな」
「「HAHAHAHAHAHA!!!!」」

タイトル「鬱杉ワロリエンヌパーク」

>>277 じわじわワロタ イイネ!

タイトル「疾風雷」

タイトル「幻想線 混沌世界行き」

タイトル「無駄に寒いよほぉ!」

タイトル「追いついたぞ」

タイトル 『神様が居る世界…』
『苦しくて…もがいて…』
『正義の、偽善者…』
『この世界が君を拒んでも…』

タイトル「急行東京中央行き」

タイトル「冥を経て明を過ぎれば命へとなるか?」

タイトル「世界の真実」

>>269

最近うちの猫が何かとうるさい。

ごろにゃん、と俺に尻を擦り付けてくる様子を見るとどうやら盛っているようだ。

またこの時期が来てしまったか…と一人内心愚痴る。

しかし子猫のときから大事に大事に育てた愛娘、そんな尻を擦り付けてくる姿に鬱陶しいなどと思わずおらおらと手に持ったテレビのリモコンでお尻を弄ってやる。

うおぉぉん、と猫とは思えぬ喘ぎ声で鳴く姿を見ると笑いがこみ上げてくる。

盛った猫とじゃれていると家のインターホンが鳴る。

どうやら宅配便のようだ、何も頼んでいないのでおそらく親戚か家族からの贈り物だろう。

適当に荷物を受け取り、送り主を見るが空白で何も書いていない。

不気味に思いつつも中身を確認するとそこには謎の箱があった。

どうやらそこに荷物の名前が書かれているようで、そこに書かれていた名前は…


『猫ちゃん擬人化薬☆美人、美男になるよ(はぁと)』

タイトル『這い回る鳥』

>>286『冥を経て明を過ぎれば命となるか?』



冥を経て明を過ぎれば命とならん


此の世の理とは輪廻転生


命はめぐりめぐる。


極楽浄土などありゃせんありゃせん


黄泉を経て瞼開けばまた現世


すはそれ即ち地獄めぐり


さあ今生も地獄を生きよ


この業を背負いし箱庭を

>>290
Cool!

タイトル「Ifの踊り子」

>>290
詩的だ、美しい

>>292

友「お前の姉ちゃん、どうして『IFの踊り子』って呼ばれてんの?」

男「あー。姉貴の名前、理子だから」

友「苗字が大鳥で……。何だよ、ただの駄洒落かよwwwwww」

男「うるせぇよ」

友「IFってのは?」

男「あー、中学の頃からソフトボールやってたからなぁ」

友「ポジションどこ?」

男「内野手(InFielder)だよ。ショートとかその辺」

友「それでIFねwwwwwwww」

男「笑うなよ。異名で呼ばれるくらい上手かったんだぞ」

友「自慢の姉ってわけだ」

男「まぁな」

友「今度、紹介し 男「断る」

タイトル「空が落ちる日」

>>295

蠱毒。

それは、ひとつの壺の内に百の蟲を詰め
それらを互いに喰わせ合い
そして最後にたった一匹生き延びた
最も強く、穢れた蟲。

その身は勿論生命までも
穢れの色に染まり尽くした強き蟲は

古代の世に固く禁じられた
強き怨みと憎しみに満ち満ちたその存在は

そこに在るだけで呪いと化す
まさしく蟲の大いなる王。


そうだ。
彼の者は蠱毒の壺を生き
あまつさえその呪い主までをも喰らい尽くし
名徐するには余りにも暗き怨念を
その腹に宿した


蠱毒の王。
そう呼ばれた蟲、否。
生きた呪いその者である

タイトル『理系男子と触手女子』

>>296>>245かなと思ったので>>295で。
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『空の落ちる日』


その日の始まりは、なんら昨日や今日と変わらない始まりだった筈だ。


それなのに、今上を見上げてみれば『空が近付いてきている』


僕らが一体何をしたというのか
神は僕らを見放したのか


僕らはもう、ただただ

諦めと

悲しみと

やるせなさを持って

その青色を受け入れるしかなかった…………―――



――…………


『おーい、誰だ? 今日【ニンゲン観察キット】の整備をした奴は。蓋が落ちているじゃないか』


『あ、ごめんなさい先生。ぼくです』


『やれやれ、ちゃんと面倒みないと駄目じゃないか。生き物係の仕事だろう』


『はーい。でもめんどくさいですよねニンゲンって。ちゃんとみてないとすぐケンカするし、すぐに木や他のいきものをダメにしちゃう』


『仕方が無いさ。それがニンゲンというものなんだ。

…………あーあ、全滅してるな』

なんか似たような感じの読んだ覚えがあるな、星バーーーローーだったか筒井康隆だったかそれとも
乙乙


男子「おかしい。そんなもの非、科学的だ」


女子「ふぇーん。でも朝起きたらこうなっちゃってたんですよう……男子君ならなんとかできると思ったから相談したのにぃ」


>>297


男子「人間の体組成が一朝一夕でこのようになる筈がない。なったのだとしたら……ふむ、実に面白い」


女子「面白がらないで助けて下さいよお!! 」


 シュルルルル


男子「なんと、本体の感情によってはこのような動きもするのか、やはり興味深……げふっ」


女子「言ってる場合じゃないです! 首が、首があ!! 」



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『理系男子と触手女子』


男子「しかし、これは寄生〇媒体に寄生するタイプなのか? それとも触手に人体が変形……げふう」


女子「だから……あぁああ! お母さーん! お母さーーん!! 」



続……かない

>>299自分的には藤子不二雄氏をモチーフにしたつもりだった。先人は偉大だな。乙ありです

>>300が色々酷かったので訂正。推敲って大事ですね。連投失礼

>>297


男子「おかしい。そんなもの非、科学的だ」


女子「ふぇーん。でも朝起きたらこうなっちゃってたんですよう……男子君ならなんとかできると思ったから相談したのにぃ」



男子「人間の体組成が一朝一夕でこのようになる筈がない。なったのだとしたら……ふむ、実に面白い」


女子「面白がらないで助けて下さいよお!! 」


 シュルルルル


男子「なんと、本体の感情によってはこのような動きもするのか、やはり興味深……げふっ」


女子「言ってる場合じゃないです! 首が、首があ!! 」



SS速報VIP presents
『理系男子と触手女子』


男子「しかし、これは寄生〇の様に媒体に寄生するタイプなのか? それとも触手に人体が変形……げふう」


女子「だから……あぁああ! お母さーん! お母さーーん!! 」



続……かない

タイトル「時計の光」

タイトル「下駄箱から溢れ出る」

>>303

俺が師と仰いでいるその人は『変人』と名高い人物だ。


「時計って奴はな、只の気紛れで調子が悪くなる子もいるんだ。そういうのは大抵使い方の荒い、碌でもねえ奴が使ってる。そんな奴の為にまた働かそうなんてこたぁ俺にゃ出来ねえ」


彼が仕事を断った後の決まり文句は大抵こうだった。


「僕にゃ違いなんてわからんですがね。センセイ程目利きが出来ないもんで」


俺がこの様なことを言うと彼は毎度この様に返すのだ



「そんなもなぁ、時計が教えてくれらぁ」


SS速報VIP presents
 『時計の光』


「時計が教えてくれやすか。僕にゃとんとわかりませんよ」


「時計はよ、まず声で教えてくれる。弱音を吐いてくれんだな、うん。そんでどこが悪いかってなあ、身体で教えてくれる」


「カラダ……ですかい? 」


「おうとも、時計って奴ぁ、本来は輝いてるもんなんだ。だけどよ、元気のねえ奴ぁ元気のねえとこが弱って見える。お前ももう少しすりゃわからぁよ。」


「そんなもんですかねえ……あ、いらっしゃいませ。はい。はあ、お父様の、火事でねえ。とりあえず診せていただいて……」


――……


「はあ、こいつがそうですかい。……おい、おめえはどう思う? 」


そう尋ねられてどう答えたもんかと俺は思った。見たところ整備不良もなさそうだし、また動きそうなものだ。そんなこと彼ならわかりそうなものだが。


「はあ、これならまだまだ元気に動きそうだなあとは」


「……へっ、そうかい、おめえもまだまだだな。

旦那さん。悪いがこいつはもう動かねえよ。出来たら手厚く葬ってやんなせえ。粗大ゴミなんぞで始末しちゃいけねえよ。じゃ」


そういって彼は出ていった。俺は慌てて追いかける


「センセイ、動かないってのはどういう訳です? 見たところ問題ないようでしたけど。」


「見たからわかんだろうがよ。あいつはもう動かんよ。」


「……例の輝きが、ってやつですかい」


「ああ、あいつはもう死んじまってるな……まあ満足そうな面してたがよ。」


「……面までわかるって言うんですかい? 」


「いや、あんな動きそうもねえ奴が最期の日にゃ鐘鳴らしたんだろ? それでそう思っただけさ」


……くえないセンセイだ。俺がこの域になるのはまだまだ先になりそうだ

―fin―

タイトル「ダメ勇者な俺とチート聖女が異世界でタイムスリップ!?」

タイトル「無免魔法使い」

タイトル「小鳥とことり」【アイマス×ラブライブ】

タイトル「霊命殺しの人生探求」

タイトル「悲しいけどこれ、事実なのよね。」

タイトル「全ては主が為に」

異世界禁止令

メタリックな彼女

タイトル「離婚者必死確殺の会」

タイトル「魔窟アーケインハヴァルラ」

>>311
「全ては主が為に」

この身、この刻、この心は全て眼前で、絢爛な椅子に腰を据える主の為に在る。
主が命ずるのであれば、国を落とそう。主が望むのであれば、我が首を悦んで差し出そう。

さあ。次なる命令を。私をそれをただ直向きに実行するのみ。

「この国は限界に近い。これ以上民と兵を犠牲にしとうない。我が首を落とせ」

神託の如き強さと生命を捨てる覚悟を含ませた声を、傅く私に主は告げた。
……主の言う通り、この国は隣国の侵略行為により疲弊しきっていた。連日駆り出される屈強な兵士、そしてその度に巻き込まれる無辜の民。

兵士たちは悪魔の様な強さを持つ隣国の兵士達を前に舞い散る木葉の様に、散らしてきた。
民はだが、子供は捕らえられ、大人の男性は縊り殺され、女性は陵辱の限りを尽くされてきた。

それが戦争。理解はしていたとはいえ、余りにも理不尽であり残酷な光景が日夜連続として繰り広げられるのだ。
これを前に、この国を統べる王である主は降伏を宣言するも、対する隣国の王は主の首が落ちるまでこの惨殺は止めないと申した。

故に、主は己の右腕とも呼び絶対の信頼を置く私に対して、そのような命令を告げたのだろう。

「了解」
それに対して、私は何の反論をぶつけることもなく、素直にその命を受けいれた。
何故ならば、私にとって主は絶対であり、その主の望みもまた絶対であり、命令は尚の事絶対だ。

腰に掛けられた長剣を抜くと、最後まで、華のような笑顔を崩さない主の首元に剣を振るう。
首と刀身とが重なり合う刹那、一瞬だけ動きが硬直したが、それでも慣性には逆らえず主の命通り首は落とせた。

床に鮮血の華が咲き、空には紅蓮の花びらが舞い続ける。
それを何の感慨が沸くこともなく、能面の様な表情を貼り付けてひとしきり見続けると、私は主が遺した手紙を元に、かの隣国へと主の首を持って赴いた。

/

そして、隣国との戦いは終わった。
主の首と多数の生命を代償に、この国に外見上には平和が訪れたのだ。

だが、統べる者は居ない。後継者と呼ばれる正統に王族の血を引く者はまだ居らず、主のように聡く智慧を持つ者もまた居なかった。
だから、王座を求めての内乱が起こるのは必然だったのだろう。

力と力がぶつかり合い生命を散らす暴力的な戦争とは違い、エゴを露わにして醜く他者を蹴落とす戦いが絶えない。

そこまで考えて、思考が停まる。そうだ。私は、主を失ったのだ。

『全ては主が為に』
私にとっては、それが全てで有り、それしかなかったというのに、何とも愚かな話だ。

思い返すのは、そう誓いを告げた主の容貌。
腰辺りまでに伸ばされた透き通った銀髪と、気高さを感じさせる力強い翡翠の両眼。

―――その持ち主は、もう居ない。この手でその首を撥ねてしまったのだから。

彼女と遊んだ草原で佇み、空虚なる心で空を睨めつけていると、不意にポタリと頬に何かが落ちるのを感じた。
ただの曇天だと油断していたが、どうやら雨に変わるようだ。だが、どういう訳か、私はここから離れたくなかった。

そうして。次第に強まる雨をただただ受け入れるのだ。

タイトル「機甲師団長の憂鬱」

>>317 「機甲師団長の憂鬱」

そりゃあ、後からは何とでも言えますよ。ええ。
しかしですね、あの時あの状況においては、我々は最善の選択肢を取ったつもりです。
事実、我々は勝って見せたじゃありませんか。
ある程度はね。

私も将校の端くれですから、兵站の重要性は理解しているつもりです。
決して補給を無視したなんて事はないんですよ。
もちろん軽視もしていません。
でも無いものは無いんです。
おまけに制海権もない。
まあそんなナイナイ尽くしで増援を要求した私も悪いんですがね。

そんな劣悪な状況に置かれたからこそ、なんですかねぇ。
対空砲を水平発射するなんて、まともな状況では考えられない事ですよ。

(中略)

挙句の果てには謀反人と来たものだ。
これはもう、やっていられないな、と。
国防軍の一員として、そんな計画に加担するわけがない。
完全なる冤罪ですよ。
私もね、砂漠の狐とか何とか呼ばれて多少はプライドがあります。
ですから、叛逆者の汚名を着せられて軍法会議に掛けられるよりは、いっその事、という考えに至ったわけです。

(2015.1.19付『降伏の化学』<総裁と行くヴァルハラ降霊漫談>より抜粋)

タイトル「Love and Peacemaker」

タイトル「深淵の最奥」

>>307

>>307

タイトル「沈む海」

>>307書いた。


無免許魔法は重罪とされる。

罰の重さは、それに如何なる理由があろうとも、死刑。


しかし、その罰が執行された例は、ほとんどないのである。



――――――
――――
――


魔法を使うことは常に危険を伴う。

魔法が自らの命を奪うことは、最も凡庸な失敗例として有名だ。

よって、この罪での死刑判決は、ほとんど例がない。


女「過去最悪だった事件では、一国を滅ぼしたそうだよ」


魔法の失敗で、と続けたその声は、穏やかかつ力強く。

場にそぐわない。捉えられたこの檻で二人きり、仕打ちを待つだけの、この場には。


男「君は物知りなんだね」

女「ここに売り飛ばされる前はね、図書館に勤めていたの」


凛としている。名も知らぬ僕をいつも励まし、笑うのだ。
女性の仕打ちの方が、酷いに決まっているのに。震える身体を抑えて。


男「だけどね、平気だよ、今度の魔法試験、受かる予定だったから」


嘘だった。


男「一緒に助かろう」


これも嘘だ。


男「ここから出られたら、静かな村で、ひっそりと二人、君の好きな本に囲まれて、暮らそうよ」





残酷な嘘だ。



――――――
――――
――


頬を染めて頷いた彼女を一人、できるかぎり遠くへ、遠くへと移動させ、

自身の生命が途切れていく感覚を静かに享受していた。



最後の幸せに、浸りながら。
 

朝七時、息はまだ白い。
静かな靴置き場から自分の上履きの置いてある場所を探し、そこに向かう。

出席番号は六、丁度胸辺りに私のロッカーの場所は位置している。

いつもなら

タイトル『パパ「よ〜しパパ、テロリストを殱滅しちゃうぞ〜」』

タイトル「完成された、不完全な機構<システム>」
タイトル「未完成の、完全な理想<ユメモノガタリ>」           

タイトル「あがらない雨はないーーー終わらない夜が明けた」

タイトル「僕はここに居ても良いのだろうか?」

タイトル「誰も救えなかった最強の戦士、全てを救った最弱の凡人」

>>304

朝七時、息はまだ白い。
誰もいない靴置き場から自分の上履きの置いてある場所を探し、そこに向かう。

出席番号は六、丁度胸辺りに私のロッカーの場所は位置していた。

いつもなら容易く開く扉は、今日は何かが引っかかって開く気配がない。全体重をかけてもビクリともせず、中の引っ掛かっている何かも壊れる気配がない。

――仕方が無い。先生でも呼ぶか。

面倒臭さと、寝起きゆえの脱力感が入り混じった深いため息を吐く。

ロッカーに背を向けた。

その時、丁度タイミングを図ったかのように靴箱の扉が開いた音がした。

同時に、ぼとり、と音がした。
心なしか、カサカサと音もする。
しかも、落ちる音はまだ続いている。

嫌な予感がした。

きっといつもの私なら、すぐさまダッシュをしてその場から立ち去るだろう。しかし睡眠不足が祟ったのか、どうやら判断力が鈍ってしまったようだ。

好奇心に負け、未だに落ちる音が止まない背後を振り返ってみる。

するとそこには、何とも立派で黒々と黒光りしている――

かさ、かさかささ、ガササササササッ

――『ヤツ』がいた。

やめろォ!

タイトル「最低の人格者」

空中砂漠

タイトル「害悪勇者と純真魔王」

タイトル「てぃーたのぽうけん」

タイトル「飾られた少女」

>>335 飾られた少女

 ふとした縁から飾り職人と知り合った私は、彼にいろいろな質問をぶつけることにした。

――まずしつける段階から大変でしょう? 泣き叫ばれたらうるさいし、殴って言うことを聞かせるわけにはいかないはずです。

「もちろん。せっかくの芸術品にキズをつけては、職人としての腕が疑われますからね」

――ではどうするので?

「よくある手段としては、少女の大切なものを調べ上げることですね。弟という子もいれば友達という子もいますが」

「それがわかったら、少女の前で壊します」

――壊してしまうのですか?

「ええ。そうするともちろん少女は泣き出しますが、そしたらすかさず言うんですよ。君が言うことを聞けば何もしない、とね」

――なるほど。結果、少女は泣き止み、大人しく美術品になると。

「はは、まさか。その程度じゃ飾りとして完成しませんよ」

「言うことを聞いて黙ったら、よくできたねと言ってから少女の大切なものを壊すんです」

――それはなぜ?

「発言に意味がないことを知ってもらうためですね。だって、これから永遠に願いが叶わない生活を送るんですよ?」

「希望を持たせちゃ可哀想じゃありませんか」

――ははあ、なるほど。よく考えていますね。

「なにせ職人ですからね」

――ともあれ、飾りとしてはこれで完成ですか?

「いやいや。ちょいと気が早いですね。まだまだ序の口ですよ」

「しばらく同じ流れを繰り返して、少女が何も反応しなくなるまで大切なものを壊します」

「そして最後に、少女が一番大切にしているものを連れてきます」

――ほうほう?

「だいたいは両親ですが、中にはペットの犬って子もいましたよ」

「ひどいものですよねー。手塩にかけて育ててくれた親じゃなく、飼い犬の方が大事なんて」

――自分の娘にそんなこと思われたら、やってられませんね。

「私の娘がそんなこと思ってたら、飾りにしてやりますよ。はは」

――(苦笑)

「話がそれましたね」

「仕上げにですが、壊す前に少女に問いかけるんです。助けてほしいかって」

「もちろん、少女は何も答えません。だって、今まで何を言ったって助けなかったんですからね」

――学習性無力感ですね。

「お詳しいですね。それです」

「そしていつものように壊している途中で、今回は仕込みの子供を投入します」

「『パパとママを殺さないで!』と言わせて、それを聞いた私は手を止めるんです」

「少女は当然、驚きますよね? どうしてって。そこに私は言ってあげるんです」

「君が何も言わないから、あやうくパパとママは死ぬところだったね、と」

――うわあ、自己嫌悪に陥りますね。

「ええ。顔色が青ざめるところは見ものですね。それから決まって殺さないでと懇願してきますが、もちろんさくっと殺しますよ」

「それから言うんです。あーあ。君が何も言わなければ殺さなかったのに、ってね」

「だいたいはそれで完成です。いいものですよ、全てを諦めた可愛い少女の表情は。一度は見ることをお勧めします」

間違えてあげました、すみません

ある意味正常なので無問題かと

タイトル「無限天国」

>>339
「無限天国」

視界が酒池肉林で満たされた。私は羽毛の詰まったソファに深く座っていて、両隣にはコーカソイドの女性がいる。
右隣の金髪の女はグラスにワインを注ぎ、反対側のラテン系と思しき女は私の口にステーキを運ぶ。どちらもかつて知りえぬ程、美味だ。
牛肉は一口噛むと脂が謙虚に染みでた。程よい弾力が心地いい。赤身だが舌触りもよく、きめ細かい繊維が舌と触れ合う度、全ての感覚領域が喜んでいるのがわかる。
二回、三回と噛むうち、気づかぬ間に飲み込んでいた。僅かに残る後味、牛肉の風味を楽しみながら、それをワインで胃に流し込んだ。こちらも香り高い最高級の一品だ。
目の前のテーブルには豪華絢爛の料理が所狭しと並んでいる。黄金色の果実や見たこともないような珍味もあり、それを美女達が次々と食べさせてくる。皿に食べ物が無くなれば後ろのドアからコックがやってきて皿を下げ、空いたスペースに出来立ての料理を置いて出ていく。食事を始めてもう三日目になる。無限に提供されるこの天国から、私はいつ抜け出せるだろうか。

なんかほとんどのやつがタイトルから想像されるような内容の逆をいけばオリジナリティとか思ってそうだが
それもはやテンプレでしかねえのよな

寧ろ王道とかベタなつもりだったわ。タイトルから捻り過ぎると拗れるし。タイトルで感じる第一印象って大事だろ

>>332
『空中砂漠』



当てのない旅路の中


君が辿り着いたそこは


失われた楽園(ユートピア)か


永久(トコシエ)の檻(ジェイル)か




迷い無き君のように見晴らしがよく


孤独を願う君のように何も無い


君を現す失楽園(ディストピア)か


君の望む幻想郷(オアシス)か


歩けども

歩けども

全てのモノは塵芥に帰している


探せども

探せども

全ての砂は君を見向きもしない


ここは君が望んだ
楽園であり
檻であり

楽園を失った君への

幻想郷なのだから


君は只この砂漠に一人




――書いてて気付く。これあんま空中関係ねえな。イメージとしてはそういう心象風景のつもりだったが普通の砂漠でいいじゃんって言われそうだわww

>>312
異世界禁止令


国境を越えるにはパスポートが必須な様に、異世界に渡る時もいるのがパスポートだ。

最近では、異世界での出来事を綴った物語が流行っており、行く人が増えたのだ。

曰く、「夢のような世界」らしい。

ある時、政府は異世界禁止令を出した。

理由は簡単だった。

「近年、異世界へ行く者が多発したため」だ。

発表から翌日、人々は自殺し始めた。

転生を期待して。

とある風変わりな者がポツリと言う。

「異世界の次は来世かよ…これじゃあいつまで経っても駄目な訳だ」

タイトル「物言い」

>>343
全く関係ない筈のタイトルで、なぜ俺が幻想郷を求めていると分かったのかwwエスパーなのかー?ww

タイトル『星の記憶』

>>347

忘れない


忘れるな


彼の地は我らが業にて傷付き眠ったことを


覚えているか

覚えていよ


彼の惑星(ホシ)も忘れないだろう


さあ、今語ろう。この惑星の物語を

―――――これは、忘れてはならない争いの物語

一つの惑星が記憶する滅びの円舞曲

崩壊の序曲は、ある一つの田舎町から始まる…………


SS速報VIP presents
 『星の記憶』

 

『混沌世界の絶対理念(スローガン)』

タイトル「dice ire」

タイトル『大東亜昂狂楽団』

タイトル「GIRLISH WALK」

タイトル『イエスタデイ・ワンス・モア』

タイトル「ぽかぽか陽気と優しい海に 僕は猫と二人で釣りをする」

タイトル「ハンジツカソウ」

タイトル「パンツァハムードラッグーン」

――私は一体、いつからここにいるのだろう。

ここは、暗い、昏い、海の底。

「深淵」とよばれる、荒れ狂う海の最奥。

嗚呼、しかし、そんなこともぼんやりとしか思い出せない。

――長い、永い時を、ここで過ごしてきたような気がする。

私は、ヒトに封じられたのだったか。

いつかは神と、いつかは悪魔と、いつかは化け物と呼ばれた。

――嗚呼、そんなことだって、ヒトはとうの昔に忘れただろう。

――なぜ私は、ここにいるのだろう?

――ああ、そうだった。

私は、海を沈める為に――

――いや、鎮めるために、ここにいるのだったか。

――私は、海を沈め、鎮めるモノ。

――深淵の最奥にて、怒れる荒海を沈めるモノ。

――ヒトに裏切られ、なおもヒトを守り続けるモノ――

――今日も愛するヒト達の為、海を沈めよう――



――その世界には、「深淵」と呼ばれる不思議な海がある。
昔は、荒れ狂う神の怒りと呼ばれるほどに荒れた海だったそうだ。
今では、荒れ狂う代わりに、海が「沈む」そうだ。といっても海抜が異様に下がるだけだが。
その昔、ヒトを守る神が海を鎮めに行ったという伝承が残っている。
が、その神は帰って来ず、いつしか伝承は変わって、その神は化け物や悪魔として伝えられるようになった。
しかし、その神は「深淵」の最奥にて、「深淵」を沈め、鎮めているとも言われている…


書いてる途中でこれじゃない感がしてきたが喜んでくれたら嬉しい

タイトル「東京夢想異聞録」

タイトル「混沌世界の白鴉」

タイトル「深淵世界のパラドックス」

タイトル『聖夜のサタン』

タイトル「例えば君が傍にいなくて」

新たな神話がまた一つ
海の方の者です。執筆ありがとうございます
タイトルも神の性質も良い混ざり具合でした

タイトル「E(lecbyte)=M(.U.G.E.N)C^2」

タイトル「舐り屠り(ねぶりほふり)」

タイトル「直送便」

タイトル「ある意味正常なので無問題かと」
パクリでごめんなさい

タイトル「赤い羽根の散った夜」

>>368
タイトル「赤い羽根の散った夜」


──何を正義とする?

貴方のその言葉にはいったいどれほどの意味が籠もっていたのだろうか?



──この国はどこへ向かっているのか?

そう言って飛び出した貴方を止められる人はいたのだろうか?



――放つ矢に我々の思いを籠めろ!

革命に踊る民衆

立ち込める熱気

その弦は貴方の意思のように張りつめている



――振るう剣で悪しき風習を切り裂け!

阿鼻叫喚の貴族

赤く染まる城

磨かれた刀身はその身すらも傷つけていく



――毀れた刃が我々の涙だと知らしめろ!

斃れ臥す兵士

踏み越える義勇兵

その道筋にはこぼれた刃が積もる



――剣が折れても心が折れぬことを腐ったこの国に刻みつけてやれ!

崩れ行く制度

夜明けを待つ国

膨れ上がった心の集まりは止まることを知らなかった



もうすぐこの国に陽が昇る

様々な想いや……あの人を礎に



多くの民が忘れることは無いだろう

先頭で鼓舞し続けたあの姿を

斬られても、貫かれても

城を制圧するまで立ち続けたあの姿を

私の……愛する人の姿を

誰よりも人々を愛した、赤い羽根の相応しいあの人

夜明けを見ることのない貴方に祈ろう


これが……革命を為した夜のことであった

赤い羽根=騎士の証

散った=命が無くなった

ここから

赤い羽根の散った夜=偉大な騎士が亡くなった夜

こんな感じで解釈してみましたがいかがでしょう?

>>367「ある意味正常なので無問題」

生物は他の生き物食べ生きている

植物も大地の養分、太陽の光で生きている

自然の摂理に従って正常に生きている

ならそれ以外の者達はどうなのだろうか?

宇宙から来て人を襲い食べるのは異常なのか?

巨大化、あるいは擬人化して人を襲い食べるのは異常なのか?

腐りなり果てて人を襲い食べるのは異常なのか?

夜な夜な人の血を求め襲うのは異常なのか?



そのような者も生きる為である。故に正常なので無問題ではないだろうか?


吸血鬼「なぜ人は他生物を食べ生きているのに、自ら捕食対象にされるのを否定するのか....」カタカタ

ゾンビ「....ナニ....ヤッテル....ノ?」

異星人「ネットを通じて人類の意識改革だとか」

蛇女「無駄だと思うんだけどねぇ」

吸血鬼「うるさいわね!何もしないよりかいいじゃないの!」

異星人「と言っても、人間しか食べれないって訳じゃないし」

蛇女「上に同じくぅ」

ゾンビ「ソモソモ....ワタシハ....タベナクテモ....ヘイキ」

吸血鬼「だからって私達が勝手に怯えられるのはなんか嫌じゃない!」

異星人「結局、人と仲良くなりたいのね」

吸血鬼「そ、そんなことないし!」

蛇女「動揺が丸わかりぃ」

ゾンビ「....ダイジョウブ。キュウチャン」

吸血鬼「キュウちゃん言うな!」

ゾンビ「SSデハ、ジンガイハッピーエンド、アルカラ、ムモンダイ!」

とま、微妙なオチ


――白鴉は、一人啼く。

白鴉は、広い広い荒野の真中で、一人啼く。

唯独り、白鴉は啼きながら獲物を探す。

――混沌とした世界で、白鴉は彷徨う。

自分の絶対の理念に従い、白鴉は獲物を探し続ける。

――白鴉は、孤高の存在。

故に誰にも従わず、誰も従わない。

白鴉の内なる理念は、「悪討力絶」。

悪を以って悪を討ち、力を以って力を絶つ。

――白鴉は、今日も獲物を探し続ける。

啼きながら、理念を果たすため、唯独り――



――昔々、こことは違う世界のある村に、仲のいい少女と少年がいました。
その二人はとても仲が良く、将来を誓い合ったほどでした。
しかし、その世界では、悪い人たちが毎晩さまざまな悪事をはたらいていました。

ある時、少年が銃を持って猟に行って、村に帰ってくると、村が悪い人たちに荒らされていました。
少年はわき目も振らず、直ぐに少女の家に行きました。
少年が少女の家の扉をあけると、そこには。
少女は虫の息で、床に倒れていました。
少女はぼろぼろに犯され、体中にあざがついていて、ひどいものでした。
少年にはどうにもすることができず、少女は少年をやさしい顔で見つめながら死んでしまいました。
少年は泣きました。まるで鳥のように、大きく、ずっと。
やがて少年は泣きやんで、少女の部屋にあった、布に包まれていた白い服を羽織って外に出ました。

――その日の夜、村の周りから悪い人が、一人残らず消えました。
その日の夜は、銃声が何発も、何発も鳴り響いたそうです――

――白鴉は、啼いて、泣き続ける。
獲物は、愛したものを奪っていった悪。
この混沌とした世界で、唯独り。
自分の絶対なる理念に従って。
白い服を羽織って、唯々彷徨い続ける。
銃を持って、荒野を唯々彷徨い続ける。
愛する人を、弔うため――


書いてる途中で思ったけど白鴉はシモ・ヘイヘなイメージ、あと少年と少女という文字がゲシュタルト崩壊しそう
なんかこれじゃない感もしますけどよければ。

ミキサーのは悲哀のカタルシス
無問題のは人外素敵

タイトル「三器融合スプナイフォーク」

>>373「三器融合スプナイフォーク」

「はぁ〜疲れたぁ〜」

残業で疲れ家に着いたの時間は深夜。今すぐ眠たいが微妙に小腹が空いていたので、コンビニで買ってきたカップ麺にお湯を注ぐ

カップ麺が出来上がるまでテレビを見ておくかと思いテレビの電源を付けた。通販番組をしているようだ

「なんとこれ一本で掬う、刺す、切る事が出来ます!」

なんだこれ?そう思った

「普段はナイフ形状なのですがこちらを捻ると....なんとスプーンに!そしてこのスイッチを押せばフォークに早変わり!」

へぇ〜........ぶっちゃけイラネ(´・ω・)

こんなの作るよりもっと実用的なもん作れよな。瞬間的にラーメンできるとかさ。

そう思いそろそろ頃合のカップ麺に手を伸ばす

「あっ....割り箸入ってねぇ....まじかぁ....」

一人暮らし故に食器類は1式しかなく、流し台に洗われてなく置いてある

いやほんと一人暮らししてると洗い物とか後回しにしちゃうから

「いざ食べようと思った時、スプーンが無い!でもそんな時これさえあれば〜」

テレビの言葉を聞いて

ああ、なるほど

こういう事がおきて不必要だと思うものが便利にみえるのか。利便性を求めてしまう

そうすることであのような物も生まれてくるのか

いらないようで必要な発明

そう思い食器を洗い始めた

>>374
オチも内容も曖昧ですみません

タイトル「媚薬の正しい使い方。対処法」

タイトル「寂しくて暗い」

何という事!こんなに即行でリクに答えてもらえるなんて!

>>374
星新一テイスト

タイトル「カウンター侵略」

タイトル『紅き古の呪い(まじない)』

>>377「寂しくて暗い」
今までずっと一人だった

周囲から疎まれ貶され酷い時は暴力もあった

初めはなぜ自分がこんな目にあわないといけないのか?

世界を憎んだ

死のうとした


けどそれは出来なかった

死ぬ恐怖よりも家族の涙が自分を止めた


いつしか家族以外の者にはなにも考えなくなった。そのおかげか周りは自分に対していないものとして扱った

それでも家族がいたから自分はこの世界で生きていける


けれど家族にすがるのは高校生の時までだった

大学進学の為、家から離れなければならなくなった

本当は家からでも通える大学にしたかったが家族の勧め、これからの自分の将来の為にやってみた

これから住むアパートに引越し、荷物を整理し始めた

ふと暗くなったと思い、一旦整理を辞め部屋を眺める

陽が沈み夕闇の中、独り佇んで、暗い部屋を、寂しくて暗い部屋の中で静かに泣いた

とま、ホームシック?なイメージです。最初の文面で暗い印象を、最後の文面では寂しい印象を付けた感じです。

>>380「カウンター侵略」
「あ〜今日も埋まってるのか....」

某スナックに入店した男が呟いた

「あら?いらっしゃいませ!○○さんテーブルでいいかしら?」

「ん〜....うん、テーブルで....」

「あ、その反応....相変わらずママさん狙いなのね〜w」

「ここの客の大半はそうじゃないかな?」

「あ、ひっど〜いw」

冗談混じりでテーブルにつく。女の子が水割りを作って差し出す

「でもまぁ、間違っちゃいないよねぇ。カウンター埋まってたらすぐ帰るお客さん多いもの。○○さんだけぐらいじゃないかな、一人でテーブル座るの」

「他にいい店知らないしな」

たわいのない雑談で水割りを煽る

「わたし今、このゲームにハマっててさ〜侵略ゲーム?っていうの?とりあえず相手城の拠点を潰していくゲーム」

「へぇ〜この数字か落とした拠点?」

「そそ!この数字を競うんだ〜」

「なるほどね」

と話しているとカウンターの方で少し騒ぎがあった。どうやらお客同士言い争ってる

「俺のカウンターパンチが凄いんだよ」

しょうもない事で言い争ってるなぁ〜

そうこうしているうちにママさんが近づいてきた

「□□さん、△△さん、カウンター披露するなら外でやってくれるかしら」ニッコリ

そう言われた2人はバツの悪そうな顔をして手元の酒を煽る

居心地悪くて帰ってくれないかなぁと思っていたが、なかなか帰らない

うん、今日もカウンターに侵略はできなさそうだ



とま、カウンターがどれなのか分からなかったので、バーカウンター、カウンターパンチ、カウンター全部混ぜました。

>>381「紅き古の呪い(まじない)」
昔から語り継がれている古い呪いを教えよう

それは何百年、何千年前からある呪いで、その呪いは叶うことがなくとも更に何億年の時を経ても解けることない呪いを....


ふと眼が覚める。変な夢を見たような気がするが内容は全然覚えていない。不快感が残らないけど、このもどかしい感覚はなんなのだろう

スマホの時計を見て深夜2時。微妙な時間に眼が覚めてしまったようだ

とりあえずもう一度眠ろうと試みるが、なかなか寝付けない。明日、いや日付が変わって今日か。特に予定などないのでこのまま起きておくのも支障はないなと思い電気を付け、テレビの電源を付けた。通販番組をしている

『これさえあれば〜....』がお決まりの通販番組の台詞。チャンネルを変え他に面白い番組も無いのでテレビの電源を消した

さてどうするか....ソシャゲのスタミナとか中途半端に回復しているけど触る気にならない。とりあえず少し小腹が空いているのでコンビニで何か買おうと思い部屋の電気を消し静かに外に出た

夜風がとても冷えて身体が凍る。早くコンビニに行かねばと足早になる

途中で小さな公園がある。チラッと見る。この時間なんだが不気味である

ふと足を止めた。不気味に見えた公園のベンチに女性が夜空を眺め座っている

霊感などの類は持ってないので人だと分かるが、深夜に女性一人がベンチに座っているなど滅多な事無いので異様を感じた

向こうも自分が立ち止まったのが気になったのか、上を向いていた顔がこちらに向く。月の光に照らされたその顔はとても綺麗だった

目が合い慌ててその場から離れた。変な人と思われただろうな、と思いコンビニに到着した

気持ちを落ち着かす為に雑誌コーナーで週刊漫画などパラ読み。そして適当にカップ麺にお菓子にホットミルクティー、あとファミチキ下さい

>>384続き

帰り道どうしようか。同じ道を通ればあの公園を通る。あの女性が居る公園に。

何を自意識過剰になっているのだろう。別に向こうに何かした訳じゃない。普通に通れば良い。そう思い来た道を辿り帰路につく

だが予想外な事が起こった

例の女性は公園には居なかった

居なかったが


「こんばんわ」

公園の入口付近の壁にもたれ立っていた。

見かけた瞬間あの女性だと気づいた。動揺したが、普通に通り過ぎようとしたら声を掛けられた

「えっ?....あ、こんばんわ」

「はい、こんばんわ」

更に笑顔で挨拶返してきて心臓が跳ね上がった。近くで見れば思っていた以上に綺麗で美人なのだ

「えっと、いきなりでごめんなさい、少し良いですか?」

「え、はい?」

「あなたは運命の赤い糸を信じますか?」

「....え?」

この人は電波さんなのか?と思い驚いた。普通はいきなり知らない人にそんな事聞くなんてそれ以外ありえないのだから

「あっ、いえ、すみません突然変な事を聞いてしまって....ごめんなさい」

「い、いえ!大丈夫です!」

何が大丈夫なのか自分でも分からない

「時間を取らせてしまってすみません」

頭を下げ謝ってくる彼女にいた堪れなくなり

「あの、本当に大丈夫ですから!えっと、それじゃあ....」

何故だろうか

手を肩の高さまで上げ止めている。バイバイと降って去るでもなく、ただ手を上げ待っていた

すると彼女は驚いた顔した

そのあと彼女の手が自分の手を叩いた。軽いハイタッチをした

「ええ!それじゃあ!」

満面の笑みで元気良く返事をし、自分とは反対側の方へ歩いて行った

その姿を見えなくなるまで見つめていた

何故だかずっと前に見たような、デジャヴを感じながら家に向かい歩いていった。

「あっ....」

コンビニ袋を漁り、ミルクティーとファミチキがすっかり冷めてしまっていた

のちに彼女とはまた出逢う事になるのは別の話に


とま、紅き=赤い。古の呪い=運命の糸のイメージ。てか無駄に長くなった。

タイトル「ダンカンロンパ」

タイトル「絶対回復薬ハイパーZX」

タイトル『幼馴染と相合傘』

タイトル「トキメキが止まらない!」

――ある日、俺の家に郵便物が届いた。

手のひらに載るほどの、小さな段ボールだ。

差出人も書いていなく、不思議に思いながら俺はその段ボールを開いた――

「…なんだこれ」

――中には、ラベルの貼られていない、小さな透明の瓶と、紙が一切れ入っていた。

その紙には、こう書いてあった。

「媚薬の正しい使い方。対処法」

その紙きれには説明書のように、その媚薬とやらの内容量、用法、効能、成分、対処法…などなどが一面に書かれていた。

どうやら、この瓶に入っているものが媚薬らしい。

中身は液体で、薄いピンク色をしていた。まさに「媚薬」といったイメージを覚えるものだ。

用法は…お好みの量を適当な飲料に混ぜて対象に飲ませる、といったものだ。

目安として、小さじ一杯あれば自分の思い人にあっただけで顔が赤くなりだすらしい。

内容量は、どう見ても小さじ一杯、どころかコップ一杯分以上はありそうだ。

馬鹿らしい、そう思って、俺は冷蔵庫にその小瓶を乱雑にしまった。

それから一時間くらい経っただろうか。俺がごろごろしていると、インターホンが鳴った。

ドアを開けると、玄関の門の前に幼馴染がいた。

スカートをはき、ワンピースを着て、ハイソックスをはいていて、どうやらお洒落をしてきているらしかった。

「やっほー。遊びに来たよー」

そう言って、幼馴染は鍵のかかった門を乗り越えて敷地内に侵入してくる。

それを止める間もなく、俺は家への侵入を許してしまった。

俺は急いで家の中に戻る。

既に幼馴染は冷蔵庫をあさり始めていた。

「ふー。のど乾いたからなんか貰うね?あれ、なにこれ?おいしそうだから貰っちゃお」「ちょ、待て!」

時すでに遅し。幼馴染は小さな瓶のふたを開け、俺が捕獲しようとするのを軽々とよけながら、こくこくとかわいらしい音を立てて媚薬を飲み干した。

「ぷはっ。甘くておいしいね、これ。なんて名前?教えてよ」「そ…それは非売品だ。知り合いから…貰ったんだよ」

媚薬だとばれたら殺される。こいつのローキックはかなり痛いんだ。

「ふーん、残念。そんなことより、遊ぼうよ。暇なの。マリ○パーティしようよ」

そんなことを言って幼馴染は階段を上って俺の部屋に向かう。

…あれ?媚薬とか言ってたけど、やっぱり詐欺か?

そんな事を思いつつ、幼馴染を追って俺も階段を上がる。

部屋のドアを開けると、幼馴染がテレビデッキの前に座っていた。

幼馴染が手に持っているのは、マリ○パーティではなかった。

幼馴染が持っているのは、何のとは言わないが、秘蔵のDVD。

幼馴染は顔を真っ赤にして、パッケージを見つめている。

「――へぇ…こういうの、好きなんだぁ…へぇ…」

ブツブツと何かをつぶやきながら幼馴染は微動だにしない。

「…あの…ですね?俺だってその…男で――」

弁明をしようとするが、言い切ることができなかった。

一口に言えば、幼馴染に押し倒された。

「――ねえ、なんだか、貴方の顔を見るとドキドキするの」「え……え?」
「今までこんなことなかったのに。どうかしちゃったのかも。ねえ、鎮めてよ」「え、いや、その…」
「ねえ、お願い。私、貴方の事が――」

幼馴染は上気した顔で、荒く、熱く、甘い息を吐いている。
そんな顔で懇願されては――



【注意!】
この製品は非常に効果が高いものです。必ず薄めてご使用ください。
【対処法】
対処法は唯一つ。服用者の思い人が、服用者を愛することだけです。
使用量が多量になりますと大変なことになるかもしれませんので、ご注意ください。



無駄に長くなった、ごめんなさい。急展開でごめんなさい。エロいシーンなんて書けないのでごめんなさい。よければ感想をお願いします

>>391
タイトルを出した者です、大変素晴らしい!対処法の説明文は良かったです!

タイトル『 勇者「戦争の果てと」魔王「友情の果て」 』

>>386「ダンガンロンパ」

『それは違うよ!』

台詞を聞きながら思ったが、こんな残酷な中でよくもまぁ前向きになれるもんだなぁ、逆にイカレてねぇか?

まぁ、2次元だしな。ぶっちゃけタイトルからして拳銃ブッ放すもんだと思ったから私も楽しめると思ったのに....

「つまらないかい?」

「逆に聞くがこんなもののどこが面白いんだ?まだどっかのイカレシスターとあった方がマシだぜ」

「まぁ、君らしいね」

「で、こんなもんなんで見てんだよ」

「ああ、ある水兵が誰かさんに見せたいって言ってたから取り寄せたんだよ。で、僕も興味があるから見てるんだ」

「....はぁぁぁぁ〜〜」

物凄く鬱陶しくイラついた。見かけたら殴っておくか

「おい、そろそろ時間だぞ....っとなんだテンション低いじゃねえか。どうした?」

「いや、なんでもないよ。ダンナ」

この鬱憤はとりあえず今から行く所で晴らそうか

言葉の弾丸より私はこっちの鉛の弾丸が性に合ってる。これが私のダンガンロンパだ


某運び屋に何故か結びつきました。残念ながらダンガンロンパそんなに詳しくないので....

タイトル「弱肉教職」

>>387「絶対回復薬ハイパーZX」
勇者「うぎゃぁあ!」

魔術師「ああ!?勇者様!」

戦士「くそっ!勇者!大丈夫か!?」

勇者「ぐぅ....な、なんとか....」

僧侶「こんな時こそこれです!絶対回復薬ハイパーZX!」

僧侶「そいやぁぁぁ!」
(ノ`Д)ノ:・'∵:.(ZX)彡))Д´) アヒャスパーン

勇者「ゴフッ!?」

魔術師「ゆ、勇者様ぁ!?」

戦士「いや、今の絶対、とどめさしたから」

勇者「ハハッ!僧侶!ありがとう!」キリッ

僧侶「はい!これも僧侶の勤めです!」

戦士 魔術師(なんかなぁ〜)

>>388「幼馴染みと相合傘」
「あ、雨だ」

帰ろうと学校玄関から出た瞬間。大量の雨が降ってきた

私は雨女では無いのでこの雨は私のせいではない

心の中で勝手に自分自身に弁明をしてぼうっと雨を眺めてる

豪雨の中走りながら下校する生徒達

折畳み傘を準備していた生徒はなに食わぬ顔で下校する

私と同じように玄関から出ず、雨を眺めてる生徒、電話して迎えを呼ぶ生徒

さて私はどうしようか

まぁ、考えるまでもないか

「お、ほらやっぱり大雨じゃん」

「アンタの言う通りだったわね」

「備えあれば憂いなし!ってな。ほら帰ろうぜ」

幼馴染みが傘を広げる。とても大きな傘。

「俺に感謝するんだな!」

「別に最初からアンタの傘に入るつもりだったし、感謝するつもりないわよ」

「....そんなに相合傘したかったの?」

「........傘持つのが面倒だっただけよ。アンタ、家隣なんだから帰り道一緒だからね。アンタの傘を取らない分感謝しなさいよ」

「理不尽だ」

ブツブツ文句言いながらも傘に入れてくれる

そんなアンタが私はーー


とま、異性の幼馴染みと相合傘とか都市伝説です。

>>389『トキメキが止まらない!』
俺氏「ラブコメのトキメキが欲しいです。トキメキを分けてくれぇぇぇ!」

俺氏「幼馴染みや、義理の姉、妹、ツンデレ、クーデレ、狐耳、擬人化、お嬢様やら甘酸っぱいストーリーからメンヘラストーリーまでトキメキが止まらないSSをみてみたぁぁぁい!」





















俺氏「あ、タイトルSS浮かばなかったので、叫んで見ましたすみません。」


あとタイトル『純情過ぎて発展しない』

>>384
いいぞ。

>>388 幼馴染と相合傘

 小・中・高校といつも一緒に下校する私と幼馴染の彼との間に、実は常に1メートル以上の距離があることを知ってるのは、
多分本人である私たちだけだろうと思う。
 それは暗黙の了解だった。ここまでが幼馴染の距離。そこから先は、踏み込んでしまえばもう戻れない世界。
 どんな景色が見えるんだろう。興味がないと言えば嘘になる。その世界からは、どんな景色が見えるんだろう。
 ショウジョマンガという偉大なる先人の記した書物によると、その世界はバラ色に満ちているらしい。冷たい季節など訪れ
ず、いついかなる時でも春のあたたかな日差しがあふれているという。とても素敵なお話だけれど、あいにくその書物は得て
してフィクションである。現実はそううまくいかないのが世の常だ。
 その世界に踏み入ることができれば。その距離の縮め方を間違えなければ。私もきっと、バラ色の世界にたどり着くことが
できるはず。
 だけど、もしもそれを間違えてしまったならば。
 私の世界は、ただ雨色に染まってしまう。

 * * * * *

 ――突き出された傘を見つめながら私が考えていたのは、そんなわけのわからないモノローグだった。

「……え、っと?」

 あいまいな笑みを浮かべながら、私。状況をうまく飲み込めない。放課後になって、彼と一緒に昇降口まで来て、うわー雨
だーと思って、かばんの中を漁ったら折り畳み傘を忘れてることに気づいて、ぎゃー傘忘れちゃったよサイアクだーと独り言
をつぶやいて、それで……それで? 

「ん」

 そっけない言葉は、彼。そう、彼は先程からそれしか言わない。私の独り言を聞いた彼は、ただそれだけを繰り返しながら
開いた傘をこちらに突き出している。まったくわけがわからない。

 うそ。
 ほんとはわかってる。

 突き出された傘の意味も。
 そっけない彼の言葉の意味も。
 そっぽ向いた彼の頬が、少しだけあかく染まってる意味も。

 全部、全部、わかってる。

 だから、ひとつだけ確認。

「いいの?」

「……いいよ」

 いいんだ。じゃあいっか。
 ひとりで納得。自然を装って、だけどきっと不自然なくらいぎこちなく、一歩踏み出す私。

 雨色にけぶる世界は、それでもなお、私の瞳に素敵なバラ色を映し出していた。


タイトル「新しく始まる制度について、お知らせがあります」

タイトル「光のスネ毛」

タイトル「腕輪型ダイヤル選択式変身装置」

ダンカンって書いたんだけど

>>404
あ、本当だ。大変申し訳ない

>>393『勇者「戦争の果てと」魔王「友情の果て」』
むかーし、むかーし。人々が互いの領土や資源を巡って戦争をしていました

人々は戦争が無くなり平和を望みました

けれどその戦争を悪化させることがおきました

禍々しい王が現れ、人々を苦しめました

人々はその禍々しい王のせいで苦しい戦争を強いられました

そして人々は互いに手を取り、禍々しい王に対抗しました

そして長きに渡る戦争は終わりを告げます


この2人の勝敗が、世界の勝者を決める

「長かったなぁおい。いい加減[ピーーー]よお前」

「笑止。貴様こそ諦めてとっとと消えろ」

「あいにく約束があるんでね。あいつとの約束がな」

「成程な....だが我も、はい、そうですか。とやすやす殺される訳にはいかんのでな」

お互いボロボロになりながら会話を続ける

周囲からは勇気ある者に声援が飛ぶ。禍々しい王には罵倒が飛ぶ

「....最後に聞くけどさ。....止められないのか?」

「....無理だな。こうならなければならないのだ」

「....そうか」

「嫌な役を押し付けてすまんな」

「........約束したからな。どうなっても俺はお前の友達って」

「....ありがとう」


こうして勇者は魔王を打ち倒し世界に平和をもたらしました


とま、テンプレに落ちつきました。

下げ付けるの忘れてました。すみません。

>>395「弱肉教職」

「さてまた問題が起きましたね」

また教頭先生の小言が始ましました。

「このような事が起こるのは、あなたの教育不足が原因だと〜」

はぁ、教育不足って言われてもね。生徒も生徒で考えがあっての行動で、例え未成熟でも自分の意思を伝えようとする事は間違いではないと思うんだけどな。

「今では体罰など御法度で、色々面倒ではありますが、大きな問題となったら遅いのですよ?もっと強気に生徒に指導を〜」

何でもかんでも上から抑圧しなくてもいいのではないか。

そうやって抑圧してストレス溜めて爆発した方が余計に問題だと思うがな。

「これ以上問題が起きないように....いいですね?」

「はい、分かりました」

やっと小言が終わったよ。精神的に疲れた。逆に自分が問題起こしそうで怖い。

とりあえず一息入れるために何か飲み物を飲もうと職員室から出る

「あ!先生!」

件の問題になった生徒である

「ん?どした?」

「先生、先生辞めるの?」

「は?意味分からん」

「だって、俺が他校の生徒と喧嘩して....」

「大丈夫、大丈夫。気にするな。お前ももうスッキリってか、わだかまりもマシになったろ?」

「まぁ、一応」

「けど、やり過ぎなくてよかったな。もうちょい酷かったら退学だったぞお前」

「うっ....」

「みんながみんな、考えがあって正義がある。んで悪意もある。その悪意に立ち向かうお前の考えは立派だよ」

「先生....」

「俺はその立派な考えを守っていくのが仕事さ。だから気にするな」

そうこれからも、まだまだ弱い正義を大きな悪意から守るように

理不尽な世界からの抑圧は自分が喜んで受けよう

綺麗な花が世界に広がる為に

こんなのしか浮かべませんでした。

最近書いてくれる人が多くてありがたいなぁ
乙乙!

>>406
良かったよ乙
魔王と勇者の恋愛物は数あれど友情物は少ないからなあ。もっと増えてほしい

タイトル「No.46とNo.96」

ある日の昼。私は街角の、あるカフェにいた。

――ぴんぽんぱんぽん

そんなかわいらしい音とともに、スピーカーからアナウンスが響き始める。

「――えー、突然ですが、新しく始まる制度について、お知らせがあります」

いきなり始まったアナウンスに、町の人々は少し混乱している。

「今年度の秋から始まる新制度ですが、その用途を知らない人なども居ると思います」

「非常に重要ですので、これはラジオ、テレビなどでも全国に放送しております」

「では、説明を始めます。今年度の秋から始まる新制度によって貴方がたに配布される――」

ああ、そんな話もあったな。

そんなことを考えながら、私はコーヒーをすする。

少しの間新聞を眺めていたが、やがて飽きて、乱暴に机に向かって新聞紙を放り投げた。

「――ですから、たとえば行政機関などでの本人確認が――」

私はぼーっとしながらそのアナウンスを遠くのほうに聞いていた。

「――また、ほかには確定申告時にも――」

私はちびちびとコーヒーをすすっていたが、うとうととしてきた。

「――ですので―デメリットが――いという――でもないのですが――」

それから少しもたたずに、アナウンスがとぎれとぎれに聞こえるようになった。

やがて、私は冬にも関わらないこの暖気に負けて、眠ってしまった。





落ちはないです。ちなみに文中の新制度は実際にある物を書いてみました。わかるでしょうか?
といって問題に答えてもらうまでが落ちです。良ければ感想をお願いします。

>>400
引き込まれる

スマンsage忘れた。

タイトル「ぼくらのさいきょうプレジデント」

タイトル「教職課程」

タイトル「単0乾電池」

タイトル「区間特別快速通勤準急」

タイトル「神様の消しゴム」

タイトル「ルールンバ」

不落城の桜の樹

タイトル「神、来たらず」

>>402「光のスネ毛」

むかーし、むかーし。あるところに心優しい狩人の青年がいました

青年は森に行って獣を狩り、山菜等採って生活をしていました

ある日のこと、青年は少し休憩をするために、川が流れている方へ行きました

そこで不思議な小熊を見つけました

なんと膝下が太陽の光でキラキラしていました

青年は、なんと美しいのか!もっと近くで見てみたい!と思いましたが、小熊とはいえ、熊なのでこちらが襲われるかもしれない。と思い遠目で見ていました

小熊は気配を感じたのか、周りをキョロキョロし青年と目が合いました

青年は襲ってくるのか?と焦りましたが、慌てず小熊の様子をみます

小熊は驚く早さで森の奥に逃げて行きました

青年は唖然としました。そして小熊がいたところにはキラキラ光る毛が数本落ちていました

大層珍しいので、青年は持ち帰りました

あまりにも綺麗な毛だったので、大事に布で巻き、箪笥にしまいました

その日の夜、青年がそろそろ寝ようと思った時

コンコン

「えっと....あの、ごめんくださぁ〜い」


幼子の声が青年の家に訪ねてきたこんな時間になんだろう?

「はい、なんでしょうか?」

「あの、えと、すみませぇ〜ん、あけてくださいますでしょ〜かぁ〜?」

少し怪訝に思いながらも青年は戸を開けた。そこには声の通りの可愛い幼子がいた

「あ!あの!えっと、その、あの....」

しどろもどろの幼子に青年は優しく問いかける

「落ち着いて、ゆっくりで良いから、ね?」

青年の言葉を聞いて幼子は小さく深呼吸した。そして

「えっと....わたしの....すねげ、をどうするんですか?あの、かえしてください」

「................は?」

>>423続き

青年は物凄く動揺したが、幼子から詳しく聞く為、家の中に入れ、話しを聞いたところ、昼間のあの小熊が自分だと言う幼子

なにやら神の遣いだとかなんとかで、その証拠となるものを残してはいけないので、取りに来たらしい

「そういう事なら」

と青年は箪笥から小熊(幼女)の毛を大事に取り出し、幼子に返した

「そ、それほどだいじにとっていたなんて....」

幼子の顔が少し赤い

「かえしていただき、ほんとうにありがとうございます。このごおんはいつかかならずかえしにきます」

深々と頭を下げる幼子

「いやいや、とんでもない。あんな綺麗なものを見れただけで充分ですから」

「き、きれいだなんて....」

幼子がモジモジしていた

よく考えれば光っていたのは足の方で、そこの毛だとすると....スネ毛を綺麗と言われて恥ずかしいのであろう。失言だったなと思い

「すみません、配慮が足りなかったですね」

青年は幼子に謝る

「と、とんでもないです!むしろうれしくて!」

幼子は両手をパタパタと降る

「あっ!あの!そろそろかえらなければ....」

「あっ、そうですね。もう遅いですし。すみません、お茶の一つも出さずに」

「い、いえ!こちらこそ、すぐにかえしていただき、ありがとうございます!」

「えっと....送っていきましょうか?」

「えっと!あの、これでも、かみのつかいなので、だいじょうぶです!」

「そうですか。それではお気をつけて」

「はい!かならず、ごおんをおかえしします。それでは!」





「青年は家の外まで幼子を見送り、幼子はそのまま森の方へ帰っていきましたとさ。さぁ今日のお話はここまでだよ」

「えぇ〜?なんか、ちゅうとはんぱだよ〜」

「こらこら、もう遅いから早く寝なさい」

「ぶぅ〜」

「ほら、もう灯を消すぞ」フッ

「おやすみなさい」

「おやすみなさい、お父さん、お母さん」

「ああ、おやすみ」


とま、自分の好みが出過ぎたSSですみません

そろそろ自重しよう。
タイトル「混ぜるな、危険」

タイトル「危険な探し物」

タイトル「ディスディストピア」

タイトル「いつか出会う夢の人に」

タイトル「赤い夢の住人」

タイトル「紅い海から」

はやみね作品かな?

タイトル「幼き果実」

>>403「腕輪型ダイヤル選択式変身装置」

怪人「クァハハハハ!全て破壊してやる!」ガシャーン!!

一般人「キャーーーー!!」

男「そこまでた!」

怪人「む!?誰だ!」

男「俺は男。ただの変身ヒーローさ!」
カチャ! ・ ダイヤルヲ マワシ バンゴウヲ ニュウリョク シテクダサイ

男「変身!仮面ライダー系」(詳しく知らないのでお好きなライダーで補完して下さい)

男「せりゃぁあ!!」ズバンッ!

怪人「ふん!そんな攻撃、効かぬわ!お返しだ!!」ブォン!

男「ぐっ!....くそっ!これならどうだ!」
カチャ! ・ダイヤルヲ ((ry

男「戦隊物系!」(こちらもお好きな戦隊で((ry)

男「くらえ!」ビーム発射

怪人「クァハハハハ!全然痛くも痒くもないわ!!」

男「なんだと!?なら次は....」ピピッ!

男「通信?博士(仮)か!?」

博士(仮)『男君!奴の解析が終わったぞぃ!弱点が分かった!』

男『本当か!?』

博士(仮)『うむ!奴の弱点は魔法じゃ!つまり、魔法少女系になるのじゃ!』

男『....マジっすか?』

博士(仮)『うむ、マジだ!』

男『いや、あの、普通の魔法使いとかは....』

博士(仮)『あいにく実装されてなくて選択できん。魔法少女系でやってくれ!』

怪人「クァハハハハ!もう終わりか?ならばトドメを刺そう!」

男「................」
カチャ! ((ry

男「....変身完了....」

男「....マジカルビーム....」ギュイイイイン!!!

怪人「いや、それビームじゃないから!チェーンそ」 ・ザシュ!

博士(仮)『魔装少女で決めたか』

男『....こっちの方がある意味まだセーフ....』

博士(仮)『まぁどっちでも良い。とりあえずデータ記録の為、戦闘映像は保存しとくぞぃ』

男『....早く魔法少女以外の魔法使える変身を追加して下さい....』


とま、パロディ?ですみません。自重しようとか言いながら投下しているのを許して下さい。

タイトル「大正あやかし道中記」

タイトル「モノトリー」

タイトル「直滑降」

タイトル「復讐の価値は」

タイトル「不確実性の経済学」

進撃の巨大美少女達

タイトル「グラビティ・アイドル」

タイトル「童貞少女と処女少年」

タイトル ココア「ラビットハウス?」

光のスネ毛なんてネタにしかならないタイトルを素敵夫婦ものにしてもらえるなんてww
ありがたやありがたやーww

>>437「復讐の価値は」

俺は、ある者に家族を殺された。

父親に母親、妹と俺というごく普通の家族だった。

父と母は最期まで苦しみながら殺された。

妹は辱めを受け、人には戻れなくなった。

俺は今から奴に復讐をする。

奴は椅子に座り、今から殺されるとも知らずに眠りこけている。

まずは、奴の眉間に銃口を突きつける。

「私を殺すつもりかね?」

どうやら起きていたようだ。だが気にしない。

「あぁそうだ」

そう言い放ち、奴に銃弾を2,3発撃ち込む。

これで、復讐は完了だ。

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昨日はイヤな事件があった。

精神鑑定を受けていた少年が精神科医を撃ち殺し、現在逃走しているとのことだ。

少年はどうやら俗に言う虐待を受けていて、精神科医に引き取られていたそうだ。

精神科医の日記には、

『某日 少年の精神は未だに不安定だ。
どうやら、虐待を受けていた頃の記憶を書き換え、幸せだったと思い込んでいるようだ。
しかし、現在の状況と食い違っているため、家族が死に、私は家族を殺した者と思われている。
このままでは私はいつか彼に"復讐"されてしまうだろう。
だが、私はそれでいいと思っている。
私が彼に殺されて、それで彼の精神が安定するのなら、私は甘んじて受け入れよう。
この日記を呼んでいる者よ。私が殺されているならば、どうか彼を許しておくれ。
そして、できれば彼に真実を教えてやってくれ。』

……と、書かれていた。

……彼は、この復讐に価値を見いだすのだろうか?

果たして、真実を知ったとき、彼は自らの復讐をどう感じるのだろうか?
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ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーー

やったぞ!殺してやった!

これで復讐は完了だ!

きっと、これで、天国の父さんたちも喜んでくれるだろう。

涙が出てくる。きっと、成功の涙だろう。

あぁ、この復讐は実に価値のある物になった!

>>444
そうきたか。乙です!

>>443
最初は悪徳商人が光のスネ毛を持つ人のスネ毛をむしって光る布とか作って儲けているのを考えたけど、人外萌えスイッチ入って、あんなんなってしまったw
雑談コメですみません。

>>444
俺が出したタイトルの中で一番素晴らしい出来だった。乙
多分彼は真実を知ることは無いんだろうな

>>428

自分を包み込むふわふわとした布団の中、ふと昨日見た夢の内容を思い出す。
いつもなら思い出そうとした瞬間に霞んで消える曖昧な夢がはっきりと脳に記憶されていた。
夢の内容は、自分と知らない男の人が自分の部屋でのんびりと雑談をするだけの変な夢だ。
夢に出た男の顔もはっきりと思い出せるが、知り合いではない。
そして、現実で顔すら見たことがないと思う。
元々交友関係は狭いほうで男の知り合いなどいない。
まあ家族をカウントしていいなら父親か、それくらい男との接点がない。

その夢の中の男と話している自分は、誰がどう見ても分かるほど楽しそうで常に笑顔でとても楽しそうだった。
男と話している時に自分でも分かるほど体が疼き発情していってるのが分かる。
笑顔で話している裏、発情して男に性欲を抱いているらしい。
らしい、と他人事なのは自分は生まれてからムラムラするなどと言った性的な欲が皆無だったので自分でも未だによく分かっていないからだ。
今は性欲のことは置いておこう。
それより何故こんなどうでもいい夢のことを長く考え続けているかだ。
普段は紙を丸めてゴミ箱に投げ捨てるかのように忘れるレベルの内容なのだが…ああ、考えが纏まらない。
考えていることもコロコロと変わっていくし一体何が私をこんなに同様させているんだ?
ダメだ、分からないし考えもつかない。
明日になればきっと忘れている、そう信じてそろそろ寝よう。


結局、また例の男との夢を見た。
しかも前回より体の疼きが悪化していた。
男と話している最中胸が熱くなり、俯いた私を心配して近寄ってきた男と目が合った途端体の疼きが今までの数倍、いや、数十倍を超えて襲ってきた。
初めて感じる強い衝撃に我慢できるわけもなく男を押し倒したところで目覚めた。
こんな夢を見るなんて性欲とやらが溜まっているのか?と思い自分の性器を擦るがそういうわけではないらしい。
試しに、男の顔を思い浮かべながら触ってみると生きてきた中で出したことも無いような変な声をあげてしまう。
続いてもっと弄りたいという欲が湧いてくる。
それを必死に胸の奥へ押し戻し、深呼吸をする。
馬鹿馬鹿しい、思春期の猿か私は。
さっさと学校へ行こう。


夢を見始めてから一ヶ月は経ったと思う。
ただ夢の中で男と雑談するだけだったのが今では私が嫌がる男を無理やり、といった感じになっていた。
今ではただの夢ではなくなって、私にとって命の次に大事なものとなっていた。
自分は病気にでもなってしまったかと思うときもあるが夢の中で会う男は現実にも存在していると、証拠は無いが確信はあった。
まだ見つけるに至ってないが近くに居る、そんな気がする。
見つけて男も私と夢の記憶が有り、拒絶されてしまうようなら身勝手だが一度だけ無理やりにでも交わり海にでも身を投げよう。
夢の記憶が無いのならばどうにか友達になれるようこじ付け、人生を共に歩んで行くことにしよう。
望むならば命も捧げよう、いつか出会う夢の人に。



最後は無理矢理な感じで終了
純愛が書きたかったのにどうしてこうなった

>>448
これはこれで素晴らしい。乙です!

タイトル「肝試しの続き」

タイトル「3ちゃんねる」

「――怖かったー!男君怖かったよー!」

そう言って、俺に女が抱きついてくる。

「暑苦しい。抱きついてくんな、女」

俺は女を引きはがす。
今は、肝試しの帰り。友人と、女と、俺でやろうと計画された肝試しだ。
内容は、友人が墓地に置いてきた日本人形をとって帰るというもの。
よくあるものだ。死者が眠る地でこんなことをするなど不謹慎極まりないと俺は思うのだが。

「じゃ、その人形はお前の家に置いとけ、な?」
そう言って友人は俺に人形を押し付けてくる。

「え゛?」「じゃ、男、頼んだから!ちゃんと管理しろよ!」
そして友人は、物凄い速度で走り去った。

「じゃ、じゃあ、私も、さようなら!」
そう言って、女も走り去ってしまった。若干膝が震えてるが、無事に帰れたらいいな、と心の中で言っておいた。
…さて、俺も帰るか。この人形、どうすっかな。
…やっぱりちゃんと寺とかで供養してもらうことにしよう。それが一番いい。
明日は寺に行くことを心に決めて、俺は帰路についた。



――真夜中。俺は布団の中にいる。
なにか物音がしたので、目を覚ましてしまった。
箪笥のほうから音が聞こえた気がしたが、箪笥の中には動くようなものは何もいれていない。
あの日本人形も箪笥に入れているが、まさか動くわけではないだろう。
俺は俺は気のせいだと決めつけ、また眠りに落ちた。

 カタッ


ケケ   ケ   ケ     ケケッ

ケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケケ

ソコノオニイチャン


アソビマショ


アソビマショ
アソビマショ
アソビマショアソビマショアソビマショアソビマショアソビマショアソビマショアソビマショアソビマショアソビマショアソビマショアソビマショアソビマショアソビマショアソビマショアソビマショアソビマショアソビマショアソビマショアソビマショ

アソビマショ…

アソボウヨォ…ムシシナイデヨォ…ナンデネテルノヨォ…

…アレ


…タンスカラ デレナイジャナイ

…オニイチャンガ ダシテクレルマデ マツシカナイ…



目を覚ました男が着替えようとして、日本人形ちゃんを見つけるでしょうが、それはまた別のお話。
                                                                ~完~

落ちなし笑いどころなし意味なし、途中までホラーものかいてたはずなんだけどなぁ…途中からおかしくなった
読みにくくてすいません、よろしければ感想をどうぞ

>>452
GJ
難か最後の方、人形ちゃんが可愛く見えてしまったぜ

>>452
乙です!同じく人形が可愛くみえたw

タイトル「スターリングランド攻防戦」

タイトル『紫砦(ゆかりとりで)にて』

タイトル『絵にした縁』

タイトル「兄がシスコンで変態過ぎて辛い」

タイトル「追放処分」

タイトル「ユビキタルヘブン」

タイトル「さよならの代わりに」

タイトル「柔らかい針」

>>458

ああ、兄がシスコンで変態で生きているのが辛い。
お風呂上りの私を舐めつけてくるような、厭らしい視線で見てくるしその状態で兄の膝の上に乗ったりすると股間部分が徐々に盛り上がってくるのが分かる。
妹に欲情するなんて兄失格だ。
優しく頭を撫でてきて私を堕とそうとしてくる変態シスコンっぷりには反吐が出る。
部活から疲れて帰ってきた時には温かいご飯を用意して待っていてくれるなどこっちのポイント上げようとしてるのが丸分かり。
私が近くに居るのに安心しきった寝顔を晒している兄を見るとムカムカしていつもより早く寝ている兄を襲ってしまう。
脱ぎたてホカホカの私の下着を顔に押し付けられて寝ながらも興奮している兄を見ると変態にしか見えない。
寝てる最中にどんなことをされたかも知らずに翌朝起きてきて私の作ったご飯を美味しそうに食べる兄はやはり何処からどう見てもシスコンにしか見えない。

ああ、兄がシスコンで変態で生きているのが辛い。
そんな兄に罰を与えるべく今日も私は兄の寝室へ入っていく。

>>463

まさか書いてくれるとは思ってなかったですw
ありがとうございます!

タイトル「宇宙船妖怪号」

>>462「柔らかい針」

僕はね、ある人に恋をしたんだ。

その人はとても優しくて、でも真面目で。

彼女を想うと胸が柔らかい針で刺されるようなんだ。

ん?なにを言っているか分からないって顔だね。

確かに僕も分からないよ。

でも、他に表現のしようがないんだ!

痛みがあるわけじゃない。不快なわけでももちろんない。

でも、彼女を想うと切なくて、この胸が張り裂けそうなんだ。

だから……

僕と、付き合ってくれませんか?

タイトル「うなぎになったバリスタ」

タイトル「DASH山」

タイトル「凄まじき振動」

タイトル「悲しみと別離の海を越えて」

タイトル「ご注文はなんですか」

タイトル「貴社の記者は汽車で帰社する」

タイトル「大斧姫」

タイトル「五惑星衝突融合」

タイトル「アッガイが可愛すぎて辛い」

タイトル「ほのぼの爆弾」

タイトル「だんだんロンパ」

タイトル「零」
読みはレイでもゼロでも

「ご注文はなんですか」

 別に店に入ったわけではないし、宅配ピザ屋に電話をかけているわけでもない。
いきなり声をかけられた。それもメイド服の女にだ。
過度な装飾はなく、黒髪をおかっぱに切りそろえ、黒一色のワンピースに白いエプロン。黒の革靴。
メイドというより女給のほうが適当かもしれない。髪も服も靴も、質素ながらきちんと手入れされているようだ。
それに加えて背筋をしっかり伸ばし、こちらをまっすぐ見据えた目は
厳しさの中に面倒見の良さが窺える。
どうやらそのへんのメイド喫茶のアルバイトではなさそうだ。
 とはいえ、現在地は山の中。それもけもの道と呼ばれる道なき道を歩いてやっと入ってこれるようなところだ。
人もいなければ家もない。廃墟すらない。周りを覆う木が高すぎて空が遠い。
かすかに見える空が明るいことでようやく今が昼間だと認識できるくらいだ。
そうでなければ、こんな大荷物を抱えて来る意味がない。

「ご注文はなんですか」

「悪いけど、人に頼みたいことなんかないんだ」
できるだけ不機嫌に答えた。
誰にも邪魔されたくないのだ。
邪魔をされてしまっては今後まともに動けなくなってしまう。

ひとまず女を自分の視界から追い出し、この場を離れることを促す。
「さっさと他をあたってくれ」
さあ、こんな面倒なことは終わらせてしまわなければ。
すべて終わった後の清々しさが待ち遠しい。


「ご注文はなんですか」

女は繰り返す。

「ご注文はなんですか」

女は繰り返す。

「ご注文はなんですか」

しつこい。
「注文なんかないよ。俺はさっさと用事を済ませたいんだ」

振り返りながら怒鳴りつけた。
「邪魔しないでくれ」

「承りました」


女の声の静けさとどことない喜色に固まっていると、
先ほどの怒りはどこかへ飛んでいってしまった。

俺の要求はかなえられた。
持ってきた荷物についても一緒に片付けてくれたようだ。
まあ、予定より早く飛ぶ羽目になったが、恐怖も苦しみもなかったのだから儲けものだろう。
ああ、空がきれいだ。

タイトル「てさぐりんぐ」

タイトル『有史以来の先送り そしてそのツケを払うべきは果たして我々なのだろうか』

タイトル「プーさんのバニーハント」

タイトル「くろげわぎゅう」

タイトル「リプライブ!」

タイトル「Ураааааааа!!」

「悲しみと別離の海を越えて」


我々は往かねばならない

自身の足で 自身の道を


共に歩きたいものは逝ってしまった

道を違えれば、共に逝くことはできない

道を違えても、共に居ることはできる

しかし

涙の海に浸かったままでは
先に逝ったものと共には居られない

共に在るとは、共に進むこと



さあ、往こう

共に往けぬもののため
先に逝ったもののため


悲しみと別離の海を越えて
歓びと出会いの陸を目指して


すべての行程の先に慈愛の光が待つだろう

>>476「ほのぼの爆弾」


対立する2大国があった。
国の規模は同等、人口や経済面も同等である。
しかし、両国は互いに互いの主張を受け入れなかった。

かくして、2国は戦争を始めた。

2国の周囲に存在する小国たちは2国の戦争に巻き込まれてしまえば
自国が破滅することを知っていた。
そのため、早々に中立宣言をした国に追随し、
どちらの国にも支援もしないし、対立もしないと宣言を始めた。

戦争を始めた当初は血で血を洗うような激戦となった。
とはいえ、いくら大国といえどもすべてを自国で調達するのは難しい。
どちらとも資金、資材が底をつき始めた。

戦火が落ち着き始めたころ、
両国に小さな箱が届いた。
毎日、毎日、ひとつずつ。
互いに敵国から送られたものと判断し、
中に何も仕掛けられていないか厳重に確かめた。
金属探知や赤外線など思いつく限りの検査をした。

結果にどちらも拍子抜けした。

一方には猫らしきぬいぐるみが、
もう一方には犬らしきぬいぐるみが入っていたのだ。


いくら敵国から届けられたものとしても、
非常にかわいらしいぬいぐるみを粗末に扱うことをためらった。
一切無害なただのぬいぐるみである。
大っぴらに友好の証を示せずとも、歩み寄ろうとしているのかもしれない、という意見も出始めた。

そこで、小さな子供を持つ下級兵士に与えることにした。
子供へ贈り物を持って帰るように指令を出した。
一週間程度の休暇も併せて。


さて、どちらの国も同様の施策をとった。
両国間の戦争は冷戦へと移った。


その後もずっとぬいぐるみ入りの箱は届き続ける。
違いといえば、ぬいぐるみがうさぎだったり、ひよこや梟などの鳥類だったりする程度。
そのうち箱に対する厳重な検査はなくなった。


続く。

>>487続き

一通りの軍人家族がぬいぐるみを受け取った後も、
贈り物はやってくる。
それも箱がすこし大きくなりはじめ、入っているぬいぐるみも1つ、2つと増えていく。
軍部はぬいぐるみを市民全体に贈り物を配ることを決定した。

軍用の重火器が入っていたはずの広々とした倉庫はぬいぐるみの保管庫に切り替わった。
一定量がたまったところで、食料配給と共に配り、
また溜まったら、配るを繰り返した。


軍人家族からだけでなく、市民からもぬいぐるみの出所を知りたいという声が大きくなった。
皆、素敵な贈り物に対してお礼がしたいというのだ。
あまりの問い合わせの多さに軍部は閉口した。


問い合わせ対応に限界が来たころ、軍部は正式発表した。
「贈り物は敵国からのものだ」


市民の声は戦争から遠ざかっていく。
暴力でなく、対話で解決を求めるようになった。
相手国の主張に耳を傾け始める国民が増えた。



国の上層部の問題はメンツだった。
自国から終戦、友好条約締結を言い出すことで
負けたことにはしたくなかった。

両国は中立国に助けを求めた。
最終的にたどり着いたのは中立国内で一番の大国。
その国は仲裁役を引き受ける際に、2国と約束を取り付けた。
まず、提示する条約により終戦・友好条約締結とすることだ。
そして、この条約を破棄することはできないことも約束させた。
条約はどちらの国にも不利でない内容で作成することを中立国側からは約束した。


 1.本戦争に勝国も敗国も存在しない。
 1.これより先、同様の理由でいずれの国とも戦争を禁ずる。
 1.これより先、贈り物はすべての国と行い、友好の証とする。


戦争は終結した。


そこで一悶着。
どちらも贈り物を受け取ったが、贈った覚えはないという。
しかし、仲裁役との約束や国民の声もあり、条約締結を取りやめるわけにはいかない。
互いに国内の反戦派による粋な計らいと思うことにした。


その後、各国間でぬいぐるみの贈り物は一度として滞ることはなかった。
戦争も起こらず、すべての問題は対話で解決するようになっていた。
そんなころ、戦争をしていた時期の機密文書の公開が各国一斉に行われた。


中立国の機密文書に一様に並ぶ言葉は、
それ以降の歴史の教科書と、当時を語る口からは必ず出てくるものとなった。

「物理的落とし穴だけで世界を支配したオカマ」

タイトル『昼下がりにミルフィーユとカフェ・オ・レで』

タイトル『雲間途切れ射し込む陽
タイトル『雨上がり、落城にて』
タイトル『群青(あおに染まるメトロポリスで)』

>>490 『昼下がりにミルフィーユとカフェ・オ・レで』


拝啓

いかがお過ごしですか。
こちらはまだ寒いです。

先日、素敵な喫茶店を見つけました。
レトロな趣で、店内にはピアノジャズが流れていました。
とても落ち着いた雰囲気で、お一人でゆっくり過ごされているお客さんが多かったです。
私もそこに行く前に買った本を読みながらカフェ・オ・レを飲みました。
ケーキもおいしそうでしたが、次の楽しみにとっておきました。
何か楽しみがなければ、一人で過ごすのはつらいものです。

あなたはいつも紅茶を飲んでいましたが、ぜひあの喫茶店のカフェ・オ・レを飲んでほしいです。
きっと紅茶党のあなたも気に入ってくれるはずです。

では、次に会える日を楽しみにしています。

敬具




拝啓


いかがお過ごしですか。
こちらはもう桜が散ってしまいました。


前回のお手紙でお伝えしました喫茶店でこの手紙を書いています。
相変わらずの心地よいお店です。

今日のBGMはクラシックです。
マスターの気分でジャズだったりクラシックだったりするそうです。


さて、今日はケーキも注文しました。
あなたが好きな苺のミルフィーユです。
うらやましいですか?
今日はまだ食べてないのです。
実はこれまでにも何度か来ては本を読みながら食べたのですが、
とてもきれいで毎回食べるのがもったいないなって思うのです。
もう少しだけ目で楽しんでから食べることにしようと思います。

また来ればいいだけだって言いますか?
たぶんここに来るのはこれが最後です。
何故かって?
あなたに会いにいくからです。
そちらにいったらもうここには戻れませんから。

あなたへのお土産に、おいしいカフェ・オ・レの淹れ方と
ミルフィーユをきれいに作るコツを聞いたのです。
あなたがいない家で一人練習してます。
自分で作って一人で片付けるというのは寂しいものですが、
ぶっつけ本番で失敗したくないですし。

もう少しだけ待っててください。
そちらにいったときには、
ミルフィーユとカフェ・オ・レをお供に
昼下がりのうららかな時間を一緒に過ごしましょうね。


敬具

タイトル「悲劇的な少女」

>>492素敵だ。ありがとう

タイトル「メフィストのワルツに誘われて」

タイトル「私の生命は誰かのために」

>>494ありがとうございます!!

書いたものの感想もらうのって嬉しいような恥ずかしいような…!

>>491 『群青(あおに染まるメトロポリスで)』


独り、ぽつりぽつりと歩いた。
空は群青一色に染まっている。
雲ひとつないのに、星は見えない。
建物が煌々と明かりを灯し、空を照らしているからか。

あてどなく、ぽつりぽつりと歩く。
空を見上げては、ため息をついた。

星が見たい。
光の多い大都市では星が遠い。
それでも月は建物の合間から白群の顔を見せる。
淡い光にほっとしながら、
また独り、ぽつりぽつりと歩いた。


建物が減っていく。
少しずつ高さも減っているようだ。

川にたどり着いた。
川面は濃藍に染まり、底なしのようだ。
川の中に入っていけば、終わりが見えるだろうか。


岸に近付こうにも側に寄ることすら難しい。
沿って歩いていけばどこかしら降りられる場所があるかもしれない。


ビルよりも住宅が増えてきた。
サイクリングロードだろうかランニングコースだろうか。
丁寧になでられた場所を歩く。


コンクリートに固められた地面よりは幾分歩きやすい。
それでも草は根性のあるものだけが隙間から顔を出せる程度だ。


緑も少ない。
自然が身近にない場所で、人は還れるのだろうか。


どれだけ歩いたかわからない。
星の見えない空を見ても楽しくない。
顔を上げているのも億劫だ。


見える色が暗くなってきた。
どうやら街灯も減ってきたようだ。
確認するのもめんどくさい。
ひとまず足元と数メートル先が見えればいい。
目先さえ見えていれば人間歩けるものだ。



潮の香りがする。
海が近いのだろうか。
目の端にベンチが見えた。
もう歩くのもめんどくさくなって、座って休むことにした。
このままここで寝てしまったらどうなるだろう。
北国でもないこの場所ではさすがに[ピーーー]ないのだろうか。


そんなことをぼんやり考えながら、何もありはしない足先をずっと眺めていた。
そのうちまぶたを閉じて、かすかに聞こえる川の流れを聞いていた。


だから気づかなかった。
もうそこに朝が来ていることを。

ふと目を開けた瞬間に見えたのは、
群青に染まるメトロポリスに大きな淡群青のカーテンがかかるところだった。

タイトル「星と叢雲」

>>499 タイトル『星と叢雲』

ある日の夜の、なんでもない日常の中であった。
町の光、人の群れ。その中を孤影が一つ動いていた。
「今日も冷えるな……」
いくつかの叢雲、濃藍の夜空。それが青年に影を落とす。
特に当ても無く、海辺のこの町を歩いていたのだが、ふと、近くの崖へ行こうと考えた。
「…たまには、悪くない」
所々が擦れて薄くなったコートに顎を埋めて、静かに速く、歩んで行った。

そしてたどり着いた。町の光が遠くない、切り立った崖だ。
いやな過去を忘れさせてくれる、彼にとっての母の一人たる場所である。
「昔はよく、来ていたっけ」
と言うのも彼は数ヶ月前の事件で家族を亡くしており、自分も行方不明扱いとなっていた。
「それでここまで逃げたんだっけか」
昔から束縛を嫌っていた事もあり、彼はかつていた街から少し離れたこの町で、所謂ストリートチルドレンのような生活をしている。
思い出にあふれるこの崖のある町での暮らしも楽なものでなく、常に命がけであった。
「けれど、やっぱりここはいいものだ」
崖っぷちに立ち、深く息をする。親には危ないからと言われていた事だ。
「あれは……」
と、そこに一つ、小さな瞬きが見えた。光害が無く空気が澄んでいれば、きっと明るい星なのだろう。
その瞬きに、彼は意識が吸い込まれた。

フラリ、と。

タイトル「星空凛へ架かる橋」

タイトル『趣は徐に現れる』

>>502 『趣は徐に現れる』


私は喫茶店が好きだ。
あの落ち着いた雰囲気の中、それに見合った風貌のマスター、
そしてその空間を大切にする常連客。
厳かな空気が流れながらも、居心地のよい店内で飲む珈琲の美味さは
言葉に言い表すのもおこがましいように感じるのだ。


そんな喫茶店に憧れて、マスターになることにした。
学生時代は気に入った喫茶店でバイトをして、
どういう風に店を作っているのか学んだ。
当然珈琲だけでなく一般的に喫茶店で出される飲み物の淹れ方も教わったし、
軽食の作り方も身につけた。

学べることは精一杯学んだ。
あとはお客に美味しい珈琲とほっとする時間を提供する店を作るだけ。

そう思って店内の備品や装飾品には念には念を入れて、
これぞと思うものを用意した。

なんだろう、これじゃない。
こう、ぎこちないのだ。
テーブルが、椅子が、店内すべてのものが緊張しているような、そんな感じがする。
今更すべて取り替えることはできないし、中古品はできれば使いたくない。
新たな一歩は新たな仲間とがいい。


どうやら友人たちは気に入ってくれたようだ。
あちこちで宣伝してくれるのか、しばらくにぎやかな日々が続いた。
誰も固定客にはなってくれなかったが。
それでもたまに顔を見せてくれるようにはなった。

賑やかしが収まった頃、ふらりとやってきた客がよく来てくれるようになった。
月に一度来るかどうかくらいだが。
決まって新聞を読みながらブラックを飲んでいる。
何のごまかしも利かない。
試されているような気分になるが、いつも最高の一杯になるように落とした。

私がマスターと会話することを好まなかったし、せっかくの時間をゆっくり過ごしたいほうだったので、
自分からお客さんに話しかけることはなかった。
無料で出している2杯目を勧めるときだけ、それもお客さんの雰囲気というか
話しかけてもよさそうなときを見計らって声をかけた。
そこでお客さんから声をかけてもらえるようになった。
ちょっと嬉しい。お客さんの好きなものや好きな味を知って新メニューなんかを考えてみたりもした。
新しくできたものは真っ先にその人に試してもらって、気に入ってもらえたらメニューに加えた。
手間がかかりすぎて、メニューに載せにくいが、味わってほしいものなんかは隠しメニューにした。
当然常連客やたまたま注文を聞いた人が頼む程度だ。

いつも本を読みながらケーキとカフェ・オ・レを飲んでいる女性がいる。
ケーキとカフェ・オ・レのコツを聞かれた。
質問をされるたびに丁寧に答えるように心がけた。

そんな毎日を繰り返しているうちに、常連客は増えた。
たまに来る程度だったお客さんは、平日は毎日朝早くに来てくれるようになった。


いろんな客がきた。
こなくなった客もいた。
常連客の年配の人はもう何年見てないだろう。
ついこの間、常連客の娘さんだという方がいらっしゃった。
その人は、毎日朝早い時間に新聞を持っていらっしゃる方だった。
先日亡くなったそうだ。
いつもここの珈琲が美味いんだと、新聞片手に娘さんの出勤時間に合せて出かけていたと教えてくれた。
娘さんは仕事が遅くまであるので、お父さんと来るときに店の前まで来るだけで入ってきたことはなかったそうだ。

一緒に飲みたかったな、ぽつりとつぶやいて、じっくり味わっていた。


帰り際、また来ますと言ってくれた。
「お父さんが気に入ったのはきっと珈琲だけじゃなくてこのお店なんだと思う。
こんな居心地いいお店、他に知らないもの」


娘さんが帰っていったあと、店内を見渡してみた。


ああ、いつの間にか目指していたものはここにあったのだと気づいた。

タイトル「だいたい論破」

>>503
作品の雰囲気が結構好きかも ありがとう

>>496

私、お父さんが大好き!

毎日、朝早く起きて、
私たちのご飯を準備してくれて、
部屋の掃除もしてくれて、
トイレの掃除もしてくれて、、、

もう私たち、お父さんがいないと生きていけないよ!

でも、お父さん時々寂しそうに私のことを撫でるの...

どうしてだろう...?

あ、お父さんだ!!

なんだかいつもより寂しそう...

え、この車に乗ればいいの?

わかった!
すぐ帰ってくるから、そんな寂しそうな顔しないで!

いってきまーす!


_____________________


『もう...またアンタ家畜に情がうつっちゃったのかい?
食べるために、育ててるんだから、ほどほどにしなって、あれほど言ったのに...』



「私の生命は誰かのために」

タイトル「タビノススメ」

>>504
タイトル「だいたい論破」

A太「いや、それはおかしいだろう」

B男「この理論のどこに間違いがあると?」

A太「当初は個々に利益を追求することを前提にしていたのに、結局は全員が全体の利益を考えて動いている前提になっている」

A太「民衆はバカじゃない。個別の利益を優先する者も出始めるだろう?」

B男「このプランで自己を優先したほうが得をするのは一部だけだ」

A太「一部でも実行すれば競争を維持する為に他も追随せざるをえない」

B男「そ、それは…」

C彦「結局君のプランでは当初はよくともいずれ崩壊するのだよ、論破!」

B男「なんだ今のは」

A太「奴は結論が出た頃にどこからともなく現れて論破していく男。通称『代替論破《ファイナル・コンクルーダー》』」



書を捨てて街に出よう


足を伸ばせは伸ばす程君の人生にページが増えていく


周りを見渡せばその分だけ君の人生にアルバムが増えていく


街頭から流れるラジオからきっと君のお気に入りの曲も見つかるだろう


通りすがりの花の香りがする人に5秒間の片想いをしてみよう


ふらっと寄った定食屋でお袋の味を思い出し、そっと涙を流してみてもいい


歩く時に耳を通り過ぎる風に世界の生命を感じてみよう


塀の所にいる猫の欠伸が移って和やかな気分になる時もあるだろう


少し高い建物に昇り、少しだけ鳥と同じ目を持ってみよう


夕暮れに映える公園でブランコを揺らし、思い出を揺り返してみよう


ガス空の中でも光る月をみて綺麗だと思おう


家に帰り、普段なら飲まないような高めのワインを飲み


昼下がりに街頭で見つけたお気に入りの曲を探して改めて聴いてみよう

そして一息つき毛布を被った時に気付く



ああ


世界は何時だって



新しさに満ちている


>>507『タビノススメ』



結局わたし達の関係は何時だってそう


相手のことなんて知らない


どんな本が好きで、どんな音楽が好きで、どんな物を好んで食べて


どんな恋をしてきて、どんな人とすごし、どんな人に愛されていて


彼らが居なくなったらどんな人が哀しむか






やめよう


何時だってそうして頭の中はぐちゃぐちゃになる


かける言葉も見つからない


いや、無いのだ


かけれる言葉なんて


その資格なんて


だからわたしはせめて、意識を瞬間に絶つ為に


セーフティを外し、頭を狙い引鉄を引く


『さよならの代わりに』






>>461『さよならの代わりに』

タイトル『クレバーズ・ハイ』

タイトル「絶対的幸福世界」

タイトル「屈折時代」

>>512




幸せですか?


幸せです


幸せですか?


幸せです


幸せですか


不幸せです


そうですか


では

さようなら


―SS速報VIP presents―

「こちら二班。たった今、一名の『不幸主義者』を排除しました」


―『絶対的幸福世界』―


――世は『幸福の時代』誰もが幸せであり、一見平和に見える仮初の時代

実態は臭いモノに蓋、いやそれ以上の圧政状態。自分が幸福である事に疑問をもつものは淘汰……否、排他される

――――

奥方と今生の別れを送る事になった旦那を排除した


親に捨てられ泣き叫ぶ子供を排除した


ある日男は疑問に思った


「俺達のしている事は幸せなのか?」


それに対し同僚は笑いながら



「不幸な人を不幸じゃなくしているんだぜ? それに」


男に銃をむけ



「『幸福な世界』を阻害する者を排除出来る……これ程に幸せな事はないだろう? 」



そう言った


―了―



余談だけど星、某さんの作品での幸福を作る定義とかも面白かったな……このスレの人なら読んだことないかな。平和な世界を作る為に作られた制度が云々って奴

タイトル「憂鬱な魔王の憂鬱」

ある魔女の殺人衝動

>>514
これめっちゃパラノイアだよな

タイトル『最少少数の最少不幸』

>>513 『屈折時代』


私が呼吸をするこの時間、私と肩を並べて座る彼は
ただ漠然と時を労することをせず、
知識の習得に余念がない。
今彼が吸収しようとしているのは、「言葉」である。
私もすでに目は通しているが、どうにも理解が及ばない。
というのも、そこには意味を的確に表現し、相手が直感的に理解できるものは素晴らしい、と語られているのだ。
その感性が私にはわからない。
だって、口で表現しようが、文字で表現しようが一緒ではないか。
確かに直感的にわかるかもしれないが、あきらかに使用用途のわからないものもまじっているではないか。
しかし、残念なことに、今はそうなのだ。
皆が皆、遠回りで天邪鬼もかくありやというコミュニケーションをとっている。
本当に伝わっているのかも怪しいが、どうやら会話は成立しているようだ。
私には、そんな高尚な趣味はないが、そうしなければ人から離れすぎてしまうので、
適度に答えるようにしていたものの、いつのまにか私は無口な人になってしまった。
本当はしゃべりたくてしゃべりたくて仕方ないのに。
ああ、なんという世の中になってしまったのだ。

>>514
>>518

書いてくれてありがとう、面白い

タイトル「愚か者の祭壇」

タイトル「病み付きになる遊び」

タイトル「反逆条約」

タイトル「ゴミくじ」

タイトル「無益な殺生、有益な殺生」

タイトル「罪人の末路」

タイトル「駐車券をお取りください!」

タイトル「伏線回収班」

タイトル「意味を成さない奇跡」

タイトル『告死天使の問い掛け』

タイトル「終わりなき白夜」

タイトルが溜まってきたな

タイトル「たまりにたまった夢」

タイトル「自閉症でも恋がしたい!」

退屈だ。

いつもいつも同じことの繰り返し。
朝起きては仕事をし、休みなく働いて、仕事が終われば寝るだけ。

仕事をしながら食事はできるし、
ときおりある休みはのんびりできる。
幸せといえば幸せなのかもしれない。

同業でも、職場によって忙しさはまちまちらしい。
同郷の子は休みなく働いているようだ。
過労死しなきゃいいけど、大丈夫かな。

この業界はいきなりリストラされたり、事故に巻き込まれたりって不運なこともあるんだとか。
ちょっと忙しいけどちゃんと仕事できるだけましなのかもしれない。

この思考がブラック企業を生むのだろうか…。
まあ、日本人には多い思考なのかもしれない。
そうでなきゃ遅い時間まで働いてないだろう。
ご苦労なことだ。
巻き込まれて仕事が長くなるこっちの身にもなってほしい。



さて、愚痴も吐いてちょっとすっきりしたし。
そろそろ客が増えてくる時間だし、仕事しないと。



>>526 『駐車券をお取りください!』

>>524 『無益な殺生、有益な殺生』


蚊の飛ぶ音の合間からテレビが告げる。
「新刑法が本日より施行されます。
無益な殺生にのみ罰が科せられます。
有益な殺生を行った者は褒賞が与えられます。」

つけっぱなしにしていたテレビからのニュースキャスターの声で目が覚めた。

どうやら刑法の改正があったようだ。
なんでも、社会的に有益な殺生の場合は、罪に問われないどころか金一封と表彰状がもらえるらしい。
破壊衝動にとらわれているような人には嬉しい話かもしれない。
相手を選べば、己の行いを法が認め、バックアップしてくれるのだ。
今頃「有益な殺生」の対象を探しているだろう。


「無益」、「有益」はいかにして決めるか。
法改正に伴い、「社会的有益認定局」が新設された。
被害者はいかに社会的に有益かを調査し、
総合的に社会的に有益と判定された場合、加害者は「無益な殺生」を行ったと判定される。
逆に社会的に無益とされた場合、「有益な殺生」とされる。

そして、民衆に「無益」、「有益」の判定を明らかにするため、
認定局の公設サイトには被害者情報が掲示される。
これは、リアルタイムで更新される。


いつ更新されるかわくわくしながら頻繁にブラウザを更新しつつ、
うるさい蚊を手で追い払っているうちに、最初の被害者が出たようだ。
判定は有益。
加害者は母親。
被害者はニートで部屋からほとんど出てこない息子。
「社会に貢献することなく、怠惰な生活を送っている」という点で無益と判定されたようだ。
自分もそんなものだが、親がすでにいないことに安堵することになろうとは思わなかった。


ぞくぞくと判例が増えていく。
事件ごとに振られた番号についたリンクから飛ばなければ事件の詳細は見れない。
ひとまず、判定だけを目で追っていく。
有益、無益、無益。
意外と無益が多い。
無益、無益、有益、無益、無益。
パソコンの駆動音と蚊の飛ぶ音が不協和音を奏でている。
パソコンはいいとしよう。使っているのだから仕方ない。
蚊はそろそろ我慢の限界だ。
殺虫剤を探すのはめんどうだが、間抜けなことにデスクで羽を休めている。
一思いに叩き潰した。



パソコンから警告が発せられた。

「あなたは無益な殺生を行ったと判定されました。」

久しぶりのタイトル消化乙

一応age

タイトル「ソクラテスの舞い」

タイトル「星屑のインターネット」

タイトル「星屑特急」

タイトル「きつねみみみん」

>>533

「...私は...結婚できません...。」

「今すぐ結婚して欲しいわけじゃない!
ただもっと君と一緒の時間を過ごしたいんだ」

「...今まで黙ってましたけど...私には子どもがいるんです!
こと」

なおさら

途中で送っちゃった...はずかし

>>533

「...私は...結婚できません...。」

「今すぐ結婚して欲しいわけじゃない!
ただもっと君と一緒の時間を過ごしたいんだ」

「...今まで黙ってましたけど...私には子どもがいるんです!
子どもが今手のかかる時期なんです...」

「なおさら結婚しよう!
僕は子どもが好きだし、結婚すれば、君は働かなくて済む!!」

「...ウチの子...自閉症なんです...」

『(子どもが)自閉症でも恋がしたい』

清少納言「ミノムシが何て鳴くか知ってる?」

タイトル「今日のポピー」

タイトル「城○内死す」

タイトル「タイトル」

>>523『ゴミくじ』


「やあやあゴミくじはいかがですか?」

「ゴミくじ?なんだそりゃ」

「新年の運だめしにおひとつ。ささ、引いてみてよ」

「ああ…ん?なんか…クシャクシャのレシートが…出てきたぞ?」

「おめでとうございまーす。あなたの今年の運勢は薄っぺらい。消費が激しいくせにいつも気持ちはクシャクシャしている…そんな一年になるでしょうー」

「んな!?バカにしやがって!」

「それなら、もう一回引いてみます?何度でもひけますからね☆」

「つぶれた空き缶だ…」

「時間を潰したかのように努力は報われず空っぽの一年になりまーす」

「な、生ゴミ!?」

「上手くいかなくて、日に日に腐っていき…ついには周りの人にも迷惑をかけるような一年になりまーす」

…。

「なんだよ…何回引いてもゴミみたいな一年にしかならねえじゃねえか…」

「そりゃそうですよ。だってゴミくじですから」

「はぁ…くだらねえ…悪い、帰るよ」

「あ、お兄さん。最後にひとつ」

「?」

「再利用できるゴミもあるんです」

「再、利用…?」

「ふふ。見方をかえればゴミも宝、ですよ」

「…ゴミとして捨てちまえば…ゴミ…でも…もしかしたら…」


「それに気付けたらきっと、変わりますよ。それこそゴミみたいな違いかもしれませんが」

「また、来年…引きにきても良いか?」

「ふふ。お待ちしてます」

>>523『ゴミくじ』


「やあやあゴミくじはいかがですか?」

「ゴミくじ?なんだそりゃ」

「新年の運だめしにおひとつ。ささ、引いてみてよ」

「ああ…ん?なんか…クシャクシャのレシートが…出てきたぞ?」

「おめでとうございまーす。あなたの今年の運勢は薄っぺらい。消費が激しいくせにいつも気持ちはクシャクシャしている…そんな一年になるでしょうー」

「んな!?バカにしやがって!」

「それなら、もう一回引いてみます?何度でもひけますからね☆」

「つぶれた空き缶だ…」

「時間を潰したかのように努力は報われず空っぽの一年になりまーす」

「な、生ゴミ!?」

「上手くいかなくて、日に日に腐っていき…ついには周りの人にも迷惑をかけるような一年になりまーす」

…。

「なんだよ…何回引いてもゴミみたいな一年にしかならねえじゃねえか…」

「そりゃそうですよ。だってゴミくじですから」

「はぁ…くだらねえ…悪い、帰るよ」

「あ、お兄さん。最後にひとつ」

「?」

「再利用できるゴミもあるんです」

「再、利用…?」

「ふふ。見方をかえればゴミも宝、ですよ」

「…ゴミとして捨てちまえば…ゴミ…でも…もしかしたら…」


「それに気付けたらきっと、変わりますよ。それこそゴミみたいな違いかもしれませんが」

「また、来年…引きにきても良いか?」

「ふふ。お待ちしてます」

>>544
清少納言「ミノムシが何て鳴くか知ってる?」

紫式部「なんて鳴くの?」

清少納言「物事を知らないのね。チチヨ、チチヨ、って鳴くのよ。自分をぼろ切れにくるんで捨てた鬼をそれでも慕って、『父よ、父よ』って泣いてるのよ。ああ、なんという、もののあわれ!」

紫式部「ネットで検索してみた。蓑虫は鳴かない」

清少納言「……は?」

紫式部「鳴いてるのは蓑虫じゃなくカネタタキ。しかもあいつ、雌と一緒に、つがいでいる時にチイチイ鳴いてる。超リア充」

清少納言「……」


紫式部「……知ったか乙」プークスクス

清少納言「キー!」


紫式部「じゃあお返し。仏法僧ってなんて鳴くか知ってる?」

清少納言「はぁ?そんなのブッポーソーって鳴くに決まってんじゃない」

紫式部「ゲッゲッ」

清少納言「……え」

紫式部「仏法僧は『ブッポーソー』って鳴かない。ブッポーソーって鳴いてるのはコノハズク」

清少納言「……」

紫式部「ろくに調べもせず、したり顔にいみじうはべる才女(笑)乙。ねぇどんな気持ち?ねぇねぇ今どんな気持ち?」

清少納言「ぐぬぬ」




??「……お困りですか?」

清少納言「!?」
紫式部「!?」


ジャジャーン!(♪鳴り響くBGM)

スーツ姿の爽やか青年
『ぐぬぬとならないそのために!ネット環境電話で一発!』
『パソコン、インターネット接続はお近くの○○電機まで!』

清少納言「まぁ、すぐに電話しなきゃ!」

紫式部「私もマイマシンのバージョンアップしなきゃ?」

~~~~~~~~~~~
「……というCM案はどうでしょうか?」

「ボツ」

>>521
『病みつきになる遊び』


「…いいかい、決して声を出してはいけないよ」

日曜の昼下がり、客もまばらなバスの中。

隣の席からささやきかける男の低い声に、女は頷いた。

「声を出したらその時は…解るよね?お仕置きー【罰ゲーム】だよ」

いつもの…男のお気に入りの【ゲーム】だ。

男は口元に薄い笑みを浮かべ、小型の機械をポケットから取り出した。

機械からは細いコードが伸びており、その先端にはピンクの小さな器具が付いている。

女はコードの先のその器具を男の手から受け取る。

そして周りの席の客からは目につかないように、ゆっくりとその器具を、おのれの身体にさし込んでいった。

ねじ込むまでもなく、女の肉体は、血の通わないその器具を易々と受け入れた。

これが初めての経験というわけでもない。

ビーッとブザーの音が響き、停留していたバスが動き出した。

それに紛れるかのように、男が女に目で合図をした。

男の手に握られた機械が、女の目に見せつけられるかのように揺れる。

そして男の指がカチリ、とそのスイッチを押した。

いきなり、女の肉体にさしこまれた器具が、振動を女の体内に響かせる。

(……!!)

女の体がぴくんと跳ねそうになった。


……強すぎる。


睨むような上目遣いで男に訴えかけると、男はやや慌てたように機械のダイヤルを操作した。

女の体内に響いていた振動がやや控えめになる。

女は周りを見回して、他の客に変に思われてないかを確認し、そろそろと息を吐いた。

(…いきなり声が出ちゃうかと思った)

だが、落ち着く間もあればこそ、さしこまれた器具は、絶え間ない振動を女の肉体の奥に送り込んでくる。

時に強く、時に弱く。緩急と抑揚をつけながら。

女は確実にその刺激を楽しみながらも、決して声を出さないようにと自分に言い聞かせた。

時折こらえきれずに、ぴくりと肩が震える。

計算されつくした刺激が、女の感覚を、感情を揺さぶる。

隣に座る男が、自分の表情を、その奥の感情を探ろうとしている視線が感じられた。

(……くっ)

声が、漏れそうになる。

思わず、隣の男の服の袖を、ぎゅっとつかんでしまった。

驚いたような男の顔が、次の瞬間、ニヤリと笑みを浮かべる。

(……っ!)

(ダメ…!)

(我慢…でき…ない…!)

   つづきます

>>551からのつづき


必死に気持ちを落ち着かせようと、女は持っていたペットボトルの栓を開け、中のお茶をひとくち口に含んだ。

そしてニヤついている男と、正面から視線が合った瞬間。


「ブゲルフォァ」みたいな音を出して、口と鼻から盛大にお茶を吹き出した。


正面から鼻水混じりのお茶を浴びて、慌ててのけぞる男。

はずみで、男の持っていた機械からコードが抜けた。

スピーカーから響く笑い声と「お後がよろしいようで…」という落語家の声が車中に流れるのを聞きながら、

(…やっぱりバスの中で、『笑ってはいけない』ゲームとかやるんじゃなかった…)

咳き込む女とビショ濡れの男は、しみじみと心から反省するのだった。


fin.

タイトル「[田島「チ○コ破裂するっ!」]好きでない人は絶対に開かないでください」

>>549
割と好き

タイトル「グンマは我が国固有の領土」

>>555 「グンマは我が国固有の領土」

グンマは我が国固有の領土である。


たとえグンマが険しい山々に囲まれ、
自然の猛威に晒され続けていようとも
ただ直向に自然を受け入れ共存しようとする
懐深き民がある。

海に佇む我が国にあって
海の幸に恵まれぬ土地なれど、
グンマは我が国固有の領土である。


また、外に敵対する地があろうとも、
内に背反する地があろうとも、
いかな弱者も屈強な戦士となり、
生存競争に勝ち残らんと戦い続ける
誇り高き民がある。

世間一般に平和な国といわれる我が国の中にあって
大層異色な土地なれど、
グンマは我が国固有の領土である。


孤立しやすく、
誤解される土地なれど、
グンマは我が国固有の領土である。


忘れないでいただきたい。
グンマは我が国固有の領土である。

タイトル「操り人形の自我」

タイトル「世界が韓国から孤立する」

幼馴染「こちらエージェント幼馴染。これより対象の監視を再開する」

>>557
「操り人形の自我」


年老いた王は、長年連れ添ってきた王妃に看取られながら、その生涯を終えようとしていた。

(……王妃よ、わしは愛するお前と過ごせたこの40年、まことに幸せであった)

(……だがわしはお前に本当に愛されていたのだろうか?)


――まだ王が若き騎士であり、王妃がうら若き姫であった昔。

若き騎士は森を荒らす悪竜を退治したお礼にと妖精王からもらった秘薬を、姫との逢瀬の際にこっそり飲み物に混ぜたのだ。

(……秘薬のおかげでわしはお前の心を手に入れることができた。たとえ薬に頼った偽りの愛だろうと、お前に愛されて、わしはまことに幸せであった)

(……だが今になって思うのだ。あの時秘薬に頼っていなければ、ひょっとしてわしは今頃、お前から真実の愛を向けてもらえたのではないかと)

(……まあ……今となっては……詮なきこと……か……)

(……すまぬ、王妃よ……お前の心を操ったわしを……許……して……)



「――ただ今、王が、みまかられました」

侍医長が重々しく告げ、王子や姫、重臣たちが泣き崩れる中、王妃は涙を流しもせず凛としたまま、もの思いにふけっていた。

(……ごめんなさい、あなた)

(……あなたの愛を手に入れたくて、わたしはあの時、あなたの杯に秘薬を注いだ)

(後悔はしていない。けれどあの時もしも秘薬を使ってあなたの心を操っていなかったなら……)

(ひょっとしてわたしは今頃、あなたから真実の愛を向けてもらえたのではなかったかしら?)

タイトル『二次元ばかり見ていて、見ていなかった三次元』

「コラージュ・ミラージュ・フィユタージュ」

>>560
書いてくれてありがとう
良かった

>>563
おお、恐縮です
こちらこそ書いてて楽しかった
ありがとう

タイトル「独裁マニュアル」

タイトル「矛盾を孕んだ絶対正義」

タイトル「砂糖の楼閣に住まいし女王」

タイトル「横浜鹿」

>>515
「憂鬱な魔王の憂鬱」



「……これで終わりだ!呪われた死の魔王よ!」

「グワアアアアア!!!!」




勇者により叩き込まれた聖剣の一撃は、みごと魔王の肉体を吹き飛ばし、その精神を封印の魔法陣に縛り付けた。

「……おのれ、おのれおのれおのれおのれ!!こしゃくな人間どもめがあああ!
だが覚えておけ!!
どれだけ時間がかかろうと、わしは必ず甦る、復活してみせる! 
その時こそ、貴様ら人間が滅びる時だ……!」

死を司る魔力を用い、幾つもの村や町を滅ぼす猛威を振るった魔王の叫び声は、封印された後もしばらく鳴りやまず、人々の耳に残り続けた……


~~~~~~~~~~~~~~



…そして数千年の月日が流れ、ついに魔王は復活した。

その恐るべき力、【死の呪い】の力をさらに強めた上で。


魔王の名を世に知らしめたその呪いとは、人の寿命を涸らし、命を枯らす呪い。

呪いを受けた範囲に身を置いていた者は、防ぐ方法も癒やす方法もなく。

呪い残り寿命の短い老人から、順々に、夜ごと眠りにつくたびに死にいざなわれていった。

眠りにつくたびに祖父が、父が、母が、兄が、友が、そして自分が。

次々に死に絶えていくその呪いを受けた町の住人は、絶望の中で夜を恐れ、眠りにつくことを恐れたものだった。

ましてや、肉体の殻を破り、精神体として進化したその魔力は、今やかつての数百倍。

その昔、一晩で人口300人の村を滅ぼした死の呪いは、今や一晩で20万人を死に追いやる力を得ていたのだった。


「……ククク、人間どもめ。もはや貴様らを守ってくれる勇者どもはいない。復活したわしを止められるものはいないのだ。ククク、死ね、息絶えろ、滅びるがいい……!」

魔王は勝利の高笑いをあげながら、星全体に最大限の呪いを放った。



~~~~~~~~~~~~~~


『……続いてのニュースです。アメリカの国勢調査と国連データからの推計で、世界人口増加が10年連続、前年比0.01パーセントの枠内におさまっていることが判明しました。これにより当面の食料危機は回避され…』




……2017年3月19日14:30現在。
世界の人口は約72億4379万人。

1分に137人、1日で20万人、1年で7千万人増えているそうです。


頑張れ魔王!
世界が救われるかどうかは君の頑張り次第にかかっているぞ!

↑しまったミス
呪い残り寿命の短い老人
→残り寿命の短い老人

>>565
「独裁マニュアル」


「俺は独裁者。普通の男だった俺がどうしてこうなったかと言うと……」

「そう!この独裁マニュアルのおかげだ!この本に書いてあることをしっかり実行していった結果、俺は……」

ドォォン!
ダダ!ダダダ!

「な、何事だ!」

「た、大変です!クーデターが……うわぁ!!」

「バカな!どうしてクーデターなど!……う、うわぁ!」

ダダダ!ダダダ!
バタッバタッ

「へへっ、あんたの時代は終わりだ。これからは俺が代わりになってやるよ」

「そう!この新発売、独裁マニュアル~革命編~でな!」


全世界で大人気の独裁マニュアルに待望の新刊『独裁マニュアル~革命編~』が発売!この本に従えばあなたは独裁者を打ち倒し、新たな独裁者になることがきっとできます!


……むくり
「……ふう行ったか。危なかった」

「持ってて良かったぜ、この独裁マニュアル改訂版を!」


また、革命編の発売を記念して改訂版が発売!体制維持やクーデターを抑える方法を新たに盛り込みました!さらに初回限定はな、な、なんと豪華防弾仕様!

野心はあるが自信やノウハウのないあなた!独裁者になってからも怯え続けているあなた!ぜひ独裁マニュアルで素敵な独裁者ライフを!


独裁社!

タイトル「『正義』対『正義』」

>>571
いいね
こーゆーの好き

>>571
書いてくれてありがとう

タイトルは思いついても自分で中身を書けないからとても有り難い

タイトル『光の闇、悪の正義』

>>573-574
気にいっていただけたなら何よりで

タイトル「●」

>>560
即興でこのレベルのが思い浮かぶのは尊敬できる。

テスト<font color="red">●</font>

タイトル「ずっと笑って」

タイトル「悪の育て方」

タイトル「猫と愛情」

タイトル「日の丸ならぬ月の丸」

>>581
【猫と愛情】
※軽度のRー18要素あり
※2~3レスお借りします

「♪ご主人さま~!ご主人さまの愛情のおかげで、ミーコ、人間になれたにゃ~!!♪」

朝目が覚めると、飼い猫が裸の美少女になって僕に抱きついてきた。
何を言ってるか(ry


 ・
 ・
「……つまり、僕のために尽くしたいというお前の願いに答えて、神様とやらが奇跡をおこしてくれたと」

「そうにゃのにゃ~♪やっと信じてくれたのにゃ~♪」

「信じる、信じるから!すっ裸でぴょんぴょんするのはやめてくれ!服着てくれないと、正直もう理性がヤバい」

「……ぴょんぴょんするのをやめるのはともかく、服を着るのはお断りにゃ」


ミーコはなにやら妖しい目つきでぺろりと舌なめずりをすると、じりじりと僕ににじり寄ってきた。

「……だって」

(……近い近い近い!)

「……ミーコは今、思いっきりご主人さまに、発情中にゃんだもん♪」

僕の首筋を、下から上へぺろ~りと舐めあげてくるミーコ。

ぞわぞわと僕の身体に電流が走る。

そしてミーコは悪戯っぽく笑うと後ろを向いて、高々と尻を掲げて腰をくねらせた。

~~~~~~~~~~~~
※発情期にあるメス猫はロードーシスと呼ばれる姿勢を見せます。お尻を高く上げ、外陰部をさらけ出すように足踏みするのが特徴です。
なお、この時期のメス猫にはニンフォマニアと呼ばれる現象がまれに見られます。ニンフォマニアとは性欲が過剰な状態のことで、シャムやペルシャで多く見られるそうです。
~~~~~~~~~~~~

ぷつん。

自分の理性の糸が切れる音がした。
それからのことは良く覚えていない。


~~~~~~~~~~~~
※発情期のメス猫はこすり付け行動といって、のどをゴロゴロ鳴らしながら身もだえしたり床の上を転がったりしたりします。
~~~~~~~~~~~~

ミーコの動きに誘われ、翻弄され、夢中になり。

~~~~~~~~~~~~
※発情期のメスはオスに優しくなり、オス猫が腰に乗る「マウンティング」や、うなじに噛み付く「ネックグリップ」を受け入れるようになります。
~~~~~~~~~~~~


彼女が求めるままに彼女に後ろからのしかかり、時に優しく首筋を甘噛みし、時に激しく責めたてた。


~~~~~~~~~~~~
※発情期のメス猫は、遠吠えのような「盛り」の鳴き声を発するようになります。最長では、1回の鳴きで3分以上続くことも。
~~~~~~~~~~~~

甲高い声を上げさせて。

~~~~~~~~~~~~
※発情期のメス猫は、スプレーによってオス猫をひきつけます。スプレーとは通常のおしっことは違い、しっぽを上げて後方に撒き散らすように放出する尿のことです。この尿には「フェロモン」と呼ばれる、オス猫を引き付けてやまない成分が含まれています。
~~~~~~~~~~~~

お互いの体液にまみれながら何度も交わった。





―――――
―――


……それからどうなったかって?


そりゃ、いろいろあったさ。


親や友人への説明というか、言い訳とか。


法律とか。戸籍とか。


その後襲いかかってきた面倒とか苦労とかは、ここにはとても書ききれない。


ただ、ひとつだけ間違いのないことがある。



~~~~~~~~~~~~
※発情期初日に1度だけ交尾したメス猫の排卵率が60%であるのに対し、5日目では83%にまで高まると言います。なお、発情5日目で3回交尾した場合の排卵率は100%にまで高まるとのこと。
~~~~~~~~~~~~


間違いのないこと。


それは今、僕の目の前には6人の子どもと妻がいて。

僕が心から、彼らを愛しているってことさ。



FIN.

>>577

>>560を書いた者だが身に余る評価感謝
出題者以外から評価もらえると嬉しいねぇ

タイトル「愛と惨劇の虫人間」

>>582「日の丸ならぬ月の丸」


キーンコーンカーンコーン

昼だ。
みんな楽しみご飯の時間ではあるが、俺にとってはもう一つの楽しみがある。

男「いやお前さあ…」

女友「どうしたのさ?」

男「いつも思うんだけど、ソレ…」

女友「いいじゃ~ん別に。それと今日はあったかい緑茶、買って来てくれる?」

男「へいへい分かりましたとさ」

女友「はい、お金」

男「いいよ、奢ってやるよ」

口ではこう言うが、俺はいつも楽しんでいるのだ。
彼女が毎日種を替え品を替え持って来るゲテモノ弁当の観察を。

今日はまた一段と斬新じゃないか。

お盆でお馴染みの餡と胡桃を薄めの生地で包んで焼いたお菓子を、あったかいお茶と、弁当箱に少し余裕を持たせて詰められた白米と一緒に流し込む。

どうやって考えた、そんなもの。

タイトル「選ばれない理由」

>>587「愛と惨劇の虫人間」

「すっかり遅くなっちゃったね」

車を走らせながら助手席に座る彼女へと話しかける

「事故で渋滞してたんだし仕方ないよ、それに夜景が見たいって言ったのは私だし」
「まあ、明日は休みだし僕は遅くなっても平気だよ」

運転中の為に顔は見えないがその声からは申し訳無いと言う気持ちが伝わってくる
彼女と付き合い始めてそろそろ3ヶ月になるがこんなに遅くなったのは初めてだった


彼女との出会いは1年前、彼女が新入社員としてうちの会社に来た時である
最初は先輩と後輩として、そこから徐々に食事などを一緒にするようになり
そして去年のクリスマスイブに僕は彼女に告白した
それから僕たちは何度もデートをして、2ヶ月が過ぎた頃に初めてのキスをした
友達にこの話をすると意気地無しとか草食系とか馬鹿にされるが
僕は今の状態でも十分に幸せであった


彼女の家の前に到着し、いつもの様に別れの挨拶をして帰ろうとしたところで彼女が先に口を開く

「あ、あのね。少しだけ……うちに寄っていかない?」
「えっ?それって」

彼女は顔を真っ赤にしている俯いている

「じゃ、じゃあお言葉に甘えて」

こんな時に気の利いた言葉の一つも言えない自分に嫌気がさしてくる


部屋に入ると彼女の意外な一面を見る事となった
それは部屋中の壁に飾られた虫の標本である

「私ね、昔から虫が好きなんだ。でもこんなの気持ち悪いよね」

「そんな事は無い」と彼女に告げる
これは疑うことの無い本心だ。むしろ僕の事を信用して話してくれたのだろうと嬉しく思う

「ありがとう、貴方の事好きになれて本当に良かった」

過去に何かあったのだろうか、僕は彼女の流す涙を拭い優しくキスをした

その後の僕たちは彼女のベッドへと向かい

「いくよ」「うん…」

初めて一つになった

きっとこの瞬間が僕が生まれてから一番幸せな時だったに違い無い
紅潮した彼女はとても愛らしく、僕は彼女のためなら全てを捨てても良いと思える程だった

彼女は繋がったままで僕の背へと手を回し抱きしめてくる
僕は動きたい衝動に駆られながらも彼女との一体感に身を委ねる

「私ね、昔から憧れていたものがあるの」
「何にだい?」
「トウロウって知ってる?私ずっとね、あれになりたいって思っていたの」

トウロウ?聞いた事があるけれど、何だったかか

「私ね、貴方の事を好きになって良かった。貴方が私を好きになってくれて良かった」

彼女は枕の下から何かを取り出し、後ろから僕の首へと宛がう
それは冷たく、細かいギザギザの刃がついていた

「うっ!!」

紅と白の中で僕は果てた


数年後
「ねぇ、ママ。どうしてうちにはパパがいないの?」
「パパはね、ママの身体の中で眠っているのよ」
「だから私は貴方のママでありパパでもあるの」
「えー?ママはママだよー」
「ふふふ、貴方も大人になったらわかるかもしれないわね」
「食べちゃいたいくらい好きになるって事が」

蟷螂ね

タイトル「1レスでループする話」

>>592

お前ら「ん、朝か・・・」

お前ら「ネットネット・・・」

お前ら「・・・」カタカタ

お前ら「・・・あ、もう夜か・・・」

お前ら「・・・寝よ」

>>593
悲しくなった

朝→昼
夜→朝 にするとより悲壮感が増す

お前ら「ん、昼か・・・」

お前ら「ネットネット・・・」

お前ら「・・・」カタカタ

お前ら「・・・あ、もう朝か・・・」

お前ら「・・・寝よ」

確かに

>>572

今宵は百万年に一度太陽が沈んで夜が訪れる日
終わりの来ないような戦いも今宵は休戦して祝杯をあげる

人はそれぞれ「正義」があって、争い合うのは仕方ないのかも知れない
だけど僕の嫌いな「彼」も彼なりの理由があるとおもうんだ

ドラゴンナイト 今宵、僕たちは友達のように歌うだろう
ムーンライト、スターリースカイ、ファイアーバード
今宵、僕たちは友達のように踊るんだ

今宵は百万年に一度太陽が夜に遊びに訪れる日
終わりの来ないような戦いも今宵は休戦の証の炎をともす

人はそれぞれ「正義」があって、争い合うのは仕方ないのかも知れない
だけど僕の「正義」がきっと彼を傷付けていたんだね

ドラゴンナイト 今宵、僕たちは友達のように歌うだろう
コングラッチュレイション、グラッチュレイション、グラッチュレイション
今宵、僕たちの戦いは「終わる」んだ

ドラゴンナイト 今宵、僕たちは友達のように歌うだろう
ムーンライト、スターリースカイ、ファイアーバード
今宵、僕たちは友達のように踊るんだ

>>584-585
タメニナルナー

>>597
俺のお茶を返せ。

タイトル「マヨネーズ戦争勃発」

タイトル「唐揚げのレモン」

タイトル「冷奴鰹節醤油扇風機」

>>599
ダダダダダダダ...バァンッバァンッ!!

兵士「くっ...
隊長!!ここはもうダメです!逃げてください!!」

隊長「何を言っている!
ここは俺に任せて早く行け!!」

兵士「そんな!!
俺だって戦います!!」

隊長「早く行け!!
俺を犬死にさせるつもりか!」

兵士「...わかりました!!
隊長もすぐ来てくださいね!」タッタッタッタ
...ズルッベシャア「うわぁぁぁ!!」バタ...

隊長「兵士ぃぃぃぃ!!!
くそっ...マヨネーズ弾には床を滑りやすくする効果もあるのか...
くそぉぉ!!どうして、俺たちはこんなマヨネーズなんかの戦争で死ななきゃいけないんだよぉぉぉぉぉぉ!!!」

漆黒の正義と輝きの悪

タイトル「父と娘の風呂まぐわい」

>>600「唐翌揚げのレモン」

いつだっただろう、妹が唐翌揚げを欲しがったのは。
ふと思い浮かんだ情景は、青く凍てついた12月の空に溶けて消えた。

あの子は、と俺は思う。
あの子はいつもレモンをかけるかどうかで迷っていた。

少し困ったように眉を寄せ、こちらに視線を向けてくる妹の顔。
――さて、俺はどう答えたっけ?

冷えた冬の空を見上げながら考える。思い返せば幸せがそこにある気がした。
だけど思い出せ無い。そしてもはや決して答える事が出来ない現実は、酷く寒々しかった。

タイトル『微睡みのラグランジュ・ポイント』

タイトル「カンコーン」

>>559

SS速報VIP presents
幼馴染『こちらエージェント幼馴染。これより対象の監視を再開する』



幼馴染
「対象はどうやらクラスメイトの女友ちゃんと接触する模様。これより追跡の為にフロア移動を行う、どーぞ」

幼馴染姉
「あらあら、それは大変ねえ、で、あなたに頼んだ買い物「任務」……任務は済ませたのお? 」

幼馴染
「……男は今まさに行動を開始しようとしている。今エージェントとして優先すべき任務を見失う訳に「じゃあ今日のおかずにハンバーグは作れないわねえ」最重要任務確認、これより可及的速やかに任務を実行する」

幼馴染姉
「はいはい、それじゃあよろしくねえ」

ガチャ、ツーツー


幼馴染
「……男…………」



――後日――



「あ、幼馴染」

幼馴染
「お、男君……わ、私になにか」


「なにって……はいこれ」

幼馴染
「これ……ハンカチ? 」


「この間、女友に教えて貰ったんだけど、体育で怪我した時机に置いてたハンカチお前のなんだろ? あれ血でダメにしちゃったし、新しいの買って返しなさいって女友にめちゃくちゃ怒られてよ」

幼馴染
「あ、ありが、とう」


「いやー、こっちこそありがとうなー。じゃ授業始まるし行くわ」



幼馴染
「……(スッスッ)」

プルルルル、プルルルル

「ふぁあい? どうしたのお?」

幼馴染
「メーデー!メーデー じょ、上官殿! た、たーげっとからプレゼントを貰って、ていうか男君からプレゼント なんて幼稚園以来で私嬉しくって……! 」

幼馴染姉
「まあまあ、よかったわねえ。で、それだけの為に家事を終わらして安眠についてたお姉ちゃんを起こしたのお? 」

幼馴染み
「そ、それだけなんて! これはエージェントの存続を揺るがすかもしれない事なのよ!」

幼馴染姉
「わたし、あなたに起こされて残った家事をやるエネルギー(気分)が損なわれたから帰ったらトイレとお風呂掃除よろしくねえ」

幼馴染
「」

ガチャ、ツーツー


―続かない―

タイトル「上から読んでも下から読んでも」

>>589
タイトル「選ばれない理由」


「またか…」


これでもう10回目だ。

何故俺は選ばれないのだろう。

人気が無いからか?位置が悪いのか?

どれも俺と同じ見た目で背格好。しかも中も同じと来た。

何でだろうな。さっぱりわからん。

光だ。もう何日かに見る光。

俺はここだ。君、何故2つ持つのだ?

おい、振るんじゃねぇ。気持ち悪くなんだよ。

あ、俺だけ置くんじゃない!クソ…


こうしてまた俺は選ばれなかった。


タイトル「おうどいろモザイク」

タイトル、シャアvsムスカ ロリについて語る

>>609
「上から読んでも下から読んでも」


「…年末、つまんね。」
ぼそりと俺は呟いた。

行きつけのバー、「AKASAKA」。
池袋にあるのにAKASAKAとは妙なネーミングだが、理由を聞けば何のことはない、オーナーの名字が赤坂だというだけの話だ。

まだ早い時間で、客はただ独り、自分だけの店内。

呟いたつもりが、静かな店内では思ったより響いたらしい。

この店のオーナーであり、マスターでもある赤坂氏が、厨房スペースの奥から現れた。

手にもった皿にはスモークチーズだろうか、薄茶色の四角い切り身みたいなものがのっている。

「ん」

差し出された皿からひとかけらつまんで、口に入れる。

…うめぇ。

「…イカかい?」

「ん」

太い笑みを浮かべてうなずく赤坂氏。

…自家製のイカの燻製か。こりゃまたヒットだな。今日来て正解。

このおっさん、ゴツい顔立ちと体格、無口さに似合わず、実は料理のセンスが抜群。

客のいない時、たまにこうして作ってくれるつまみは、毎度酒がすすむこと請け合い。
半分はこれ目当てで通っているようなものだ。

客は常に少な目だが知る人ぞ知る、という感じの店らしく、芸能人などもたまに訪れる。

何気なく目をやった壁に貼られた写真には、眼鏡の優しそうな中年男性と、赤坂氏が写っていた。

マジックで書かれてる文字は…「俺と森本レオ」

…森本レオのサインとかじゃなくて、これあんたの字かよ。

脱力しつつ、思わずニヤリとした。

…昨晩、3年付き合ってた恋人に、手ひどくフられたばかり。

こんな日には、こういう行きつけの店の存在がありがたい。

「…世の中ね、顔かお金かなのよ」

そう捨て台詞を吐いて出て行ったアイツ。

情けない話だが、独りで思い出すと、思わず泣きそうになる。


「…世界を崩したいなら、泣いた雫を活かせ」


不意に赤坂氏がそんな台詞を吐いた。

意味は解らないが、どうやら励ましてくれてるらしい。

「…ダンナも、ホモなんだ?」

俺は赤坂氏に笑いかけた。

「…や! いや…」

ぶんぶんと首を横に振る赤坂氏。

……焦らなくても、あんたがノーマルだってことくらいわかってるよ。
……だいいち、あんたは俺の好みじゃないしな。

焦る赤坂氏の狼狽ぶりをにやにや眺めながら、俺はウィスキーのおかわりを頼むために、グラスを掲げた。


fin.

>>613ですが、ちょっとカッコつけた部分(括弧「」内のところ)は全て回文です

タイトル「その笑顔の意味は」

タイトル「あと10秒」

>>613
すげえ

タイトル「襲撃!となりの朝ごはん」

タイトル「カンタイロンパ」

タイトル「ソースは俺」

タイトル「SHIJO-KARASUMA」

タイトル「LIMITED EXPRESS」

タイトル「量より質」

>>618 「襲撃!となりの朝ごはん」


「おなかすいた」


目を開けるとキスでもできそうな距離に女の子の顔がある。

女の子は目覚めたのをわかってさらに繰り返す。

「おなかすいたおなかすいた!」



…ひとまず起きよう。
ため息をつきながら、女の子をひとまず抱えて脇に寄せる。

「君ね。ご飯はお家で食べれるでしょう?」

「だって家のご飯おいしくない」

用意してもらってる身でなんという態度。
追い出したくなったが、食べないとなったら頑として食べない子なので、
仕方ない。用意してやろう。

「毎日家に来るから、君用のご飯を用意したんだ。」
そう言いながらご飯を出す。
彼女の家で出されているだろう物を。

「せっかく君のために用意したんだ。食べてくれるよね?」

「鬼!悪魔!」
彼女が叫ぶ。
空いた窓から洩れる声でお隣さんも気づいてくれただろうか。


「何とでも。そういうならもう家に来なければいいんだよ。」
自分用の朝食を食べつつ、ちらりと「ご褒美」を見せる。
「ちゃんと食べたらご褒美も用意してたんだけど、いらないね?」


ご褒美の言葉につられたらしい彼女は嫌々ながら食べ始めた。

さて、そのうちお隣さんが迎えに来てくれるだろうし、
ご褒美のおもちゃで遊びながら待つとしよう。


ちょっと換気しようと思った隙に入ってくるから困る。
またひとつため息をつきながら、がんばって食事をしている
真っ白な背中を撫でた。

>>622 「LIMITED EXPRESS」


目が覚めると、電車の中だった。
寝ぼけた頭で考えた。

ああ、仕事がここのところ忙しくて寝不足だったんだっけ。
電車乗ったのも覚えてないなんて、よっぽどだったんだな。
明日も仕事だし、まだ電車に乗って帰れてるんだから、
帰ったらちゃんと寝よう。


「…電車は、特別…です。」
いやに聞き取りづらい車内放送だ。
でも、いつもの路線に「特別」が付く電車はあったっけ。
たぶん「特別快速」か「特別急行」なんだろうけど、どっちもこの路線にはなかったような。

「…乗り間違えたか?」

普段使う路線は、同じホームに複数路線が乗り入れ、しかも駅全体で行くと
複数路線どころか複数会社の路線が乗り入れる、この地域の主要駅のひとつである。


「次で降りて大丈夫なのか…?」

窓の外は真っ暗だ。
確かに会社を出たのが終電間際だったから、
ちゃんと乗れたとしても最終に乗っているはずの時間だ。
地下鉄でもないのに、外はビルやマンションの明かりどころか街灯すら見えない。
自分がどこにいるかもわからない。

「この電車は、特別急行です。」
「途中駅には止まりませんので、ご注意ください。」

とりあえず、特別急行なのはわかった。
できれば、止まる駅も教えてほしかった。

降りられそうにもないし、最後まで行くとしようか。
明日の仕事はいっそ休んでしまってもいいだろう。
すべき仕事は今日終わらせてきたんだ。
もう仕事はしたくない。



「お客さん、降りたいなら今降りるしかありませんが、いかがなさいますか」
車掌がいつの間にかそばに立っていた。
ぼんやり真っ暗な外を眺めているうちに来ていたらしい。
「降りれるんですか?」

「ええ、降りようと思えば降りられます。」

電車を降りようと思えば降りられるとは、どういうことか。
ちょっと古めかしい懐かしい電車に乗っているし、実はまだ夢の中なのかもしれない。


「じゃあ、このまま最後まで乗ります。」

「そうですか、いくんですか。承知しました、失礼します。」

一礼して車掌は前の方に歩いていった。

さあ、この電車はどこまでいくのだろうか。



―――××線は、人身事故のため、運転を見合わせております。

>>624
にゃんこ好き乙

タイトル「オフラインパーティー」

タイトル「THE LAST MESSAGE 山犬」

書きやすいタイトルがないな

>>629
自演君じゃないか

タイトル書いたら俺が超短編ss書いてやるよ
タイトル書いたら俺が超短編ss書いてやるよ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1427171935/)

もう許してやれよ

タイトル「イミテーションな恋」

タイトル『陽だまりの中で君は』

タイトル「焔の王」

タイトル「中央環状は我ら3環状の中でも最弱」

タイトル『男「もしもし俺だけど小切手失くしたから金貸して」』

タイトル『俺「合衆国の連中もようやく俺の実力に気づいたか……」』

>>634


其の者、紅きホムラを身に纏うが如く、紅き衣を纏い戦地に降り立つ

そして、動物が原始的に火を畏れるが如く、全ての者は彼に畏怖した……


――SS速報VIP presents


故に彼はこう呼ばれる


――『焔の王』――




――時は昔、ここではないどこか。その場所は争いは絶えなかった

そんな時代に一人の男がある農家で産声をあげる

後に『焔の王』と呼ばれる。彼、その人である



群雄割拠のその時代に生まれ、誰もが憧れたように彼も天下を獲ることを望む

そして一騎当千の働きによって彼は戦乱の世を徐々に一つに束ねあげた。

だが、強過ぎる力は恐れを呼ぶ、強過ぎる火は消されねばならない


彼はあろう事にも味方の軍勢により打ち倒されんとす



矢の『雨』によって、王の『焔』は今まさに消えんとしている。



王は――その時何を思うのか


王は何を思ってか、目を瞑り佇んでいる


―これは、そんなある男の一生

 さあ、走馬灯に焔を灯し見てみよう

 彼の男の一生を……


――『第一章・焔の灯る日』

 (続かない)

タイトル「僕の素敵なイマジナリー・フレンド」

>>633
『陽だまりの中で君は』



春の公園。陽だまりのベンチに腰かけて、老人が微笑みながら桜の木を眺めている。

いつ公園に来てもそこに座っている老人の姿は、なんというか凄く風景の中におさまっていて、私はひそかに、歳をとったらこんな風になりたいなどと思ったりしていた。

「……いつもここに座ってらっしゃいますよね。桜、お好きなんですか?」

以前、老人に一度声をかけてみた事がある。

「……そうですな。日本人なら当然……と言いたいがあの桜は特別でしてな」

「と言うと?」

「あの桜はわしが植えたんですよ。妻が浮気相手の男と一緒に姿を消した次の日の夜に植えたんです。……もうじき、15年になりますか」

「……これは失礼しました」

「構わんですよ。もう昔の事です」

老人はゆったりと笑う。

「……15年間、毎日ここに?」

「そうですなぁ。一日一度はここに来て、あの桜の木を見ないと落ち着かんです」

私は驚いた。

「春だけではなく、夏も秋も冬もですか?」

「そうですなぁ」

「素晴らしい。よっぽど大事にしてこられたんですね」

「そうですなぁ……何だかんだいって、いまだに愛しておるんでしょうなぁ」

桜の木のことを言ったつもりだったのだが、老人の目には別のものが写っていたらしい。

それから他愛ない会話をいくらか交わし、私はその場を後にした。

振り返ると老人はやはりベンチに腰掛けたまま、元通りゆったりと桜を眺めている。

陽だまりの中、その光景はやけに私の心に残った。




――――
――


……三カ月の海外出張を終え、私はまた元通りの日常に戻ってきた。

出張から帰ってからというもの、何度か公園に足を運んだことはあったのだが、不思議なことに、一度もベンチに老人の姿を見なかった。

老齢とはいえ急に亡くなったり病に伏せったりしそうな様子には見えなかったが、大丈夫だろうか。

お元気でいるといいのだが、とぼんやり思いながら車に乗り込み、ラジオをつける。



『……つづいてのニュースです。先月、死体遺棄の疑いで逮捕されて取り調べを受けていた○○容疑者が、改めて殺人容疑で再逮捕されました。調べによりますと○○容疑者は15年前、妻とその交際相手を殺害し、近所の公園に二人の死体を埋めて隠していた模様です。逮捕の日は時効まであと10日と迫っており、捜査陣の粘り強い努力が……』

タイトル
桜「あたしの下に死体が埋まってると綺麗に咲くって風潮」


>>640ほんわかしたのがタイトル的にくると思ったのにいい意味で裏切られたよありがとう

タイトル『史上最暑の桜吹雪』

タイトル「幾奥の世界と唯一無二のキミ」

>>642
『史上最暑の桜吹雪』



金さん「……その方らの悪事、確かに見ていた者が居る。遊び人の金さん、という者が…」

越後屋「金さん……?はて、そんな者は知りませんなぁ、お奉行さま。失礼ながら、本当に金さんなるものが居るのならば、今この場に連れて来ていただきましょうか!」

金さん「……」

手下達「そうだそうだ!金さんって奴を連れてきてもらおうじゃねえか!なあ、みんな!」ワイワイギャーギャー



金さん「……黙って聞いてりゃぴーちくぱーちくと」



越後屋「!?」
手下ども「!?」

金さん「……そうかい手前ぇら、そんなに言うなら、拝ませてやるぜ!」モロハダヌギッ

金さん「おぅおぅおぅおぅサンピンども! あの日のあの夜あの場所で、見事に咲いたこの桜、遠山桜、夜桜を――見忘れたとは言わせねえぞ!」

手下ども「きっ、金さん!?」
越後屋「ばっ、馬鹿な……!?」


金さん「……貴様らの罪状、もはや明白!越後屋ならびに一同の者、揃って打ち首獄門、申しつける!!」

越後屋&手下ども『ははぁ~~っ!』ガクブル平伏



金さん「……なんでだよ」



越後屋&手下ども『……は?』

金さん「なんでそこですぐ諦めんだよ!もっと熱くなれよ、熱い血燃やしてけよ!人間熱くなった時が本当の自分に出会えるんだ!!だからこそ、もっと熱くなれよおおおおおおおお!!!」

越後屋「」

手下ども「」

金さん「俺だってこのマイナス10度……まではいかないけど寒いところ、しじみとか悪党どもがトゥルルって頑張ってんだよ!ずっとやってみろ!必ず目標を達成できる!だからこそNever Give Up!!!!」

越後屋「……え、でも」

手下ども「……俺ら、どうせ打ち首だし……」

金さん「だ~か~ら!簡単に諦めんなってんだよみんな!!打ち首までの間だけでも、竹になろうよ!竹ってさあ、台風が来てもしなやかじゃない!台風に負けないんだよ!雪が来てもね、思いっきりそれを跳ね除ける!!力強さがあるんだよ!!そう、みんな!!!竹になろう!!!バンブー!!!」


越後屋「ば、ばんぶー……?」

手下ども「ば、ばんぶー……」

金さん「声が小さい!!!ほらバンブー!」

越後屋&手下ども『バンブー!!』

金さん「もっとだ!バンブー!!!」

越後屋&手下ども『バンブー!!!!!』




~このあと滅茶苦茶全員首切られた~

>>641
気に入ってもらえて嬉しいですこちらこそありがとう

タイトル「タイトル書いたら俺が超短編ss書いてやるよ」

>>644
なんだこりゃあ… 面白い ありがとう

>>647
修造入れるとだいたいカオスになるから仕方ないね
やっつけですまぬww

>>643
「幾奥の世界と唯一無二のキミ」



合わせ鏡、というものを知っているだろうか。

2枚の鏡を平行に立てる。

右の鏡に映った像が左の鏡に映り、その像がまた左に映り……その繰り返しで理論上は無限に像が映り続けることになる。

鏡の中を覗き込むと無限に回廊が続くように見えるが、手前から9枚目の鏡の中には悪魔が潜んでいて、深夜0時に、うっかりそいつと目が合うと、鏡の中の悪魔に成り代わられてしまう、という――



「……っていう都市伝説、昔流行ったよな。まったく、うちみたいなブラック企業で馬車馬みたいに働かされるくらいなら、いっそ鏡の中で暮らしてる方が気楽だぜ」

「……馬鹿馬鹿しい。おい行こうぜ、休憩時間終わってから戻ったら、また給料削られる」

俺は興味のなさそうな素振りをして煙草の火を乱暴にもみ消した。




――――
――


その夜、深夜0時。

俺はいつものごとく合わせ鏡の儀式を行い、9枚目の像に呼びかけていた。


「……なぁ、聞こえてるんだろ?返事してくれよ」

反応はない。

「もう嫌なんだ……早く交代してくれよこんな人生」

返事はない。

「なぁおい、聞けったら」

ぴくり。

「……」





「――ざっけんなコラてめぇ!聞こえてんだろ完全に!!今ぴくっとしたじゃねぇか!!!さっさと代わりやがれこの野郎!!!なに目ェそらしてんだ冗談じゃねえぞ!!!もともとてめぇの人生だろが押し付けてんじゃねぇぞゴルァ!!!戻せ、戻しやがれぇぇぇぇぇぇ!!!」


……数年前、合わせ鏡の儀式をしていたこいつと入れ替わったのが運の尽き。
ヒキオタニートのブサイク童貞にまともな就職口などあるはずもなく、俺はブラック企業でこき使われている。

あと何十年、このままでいないといけないのか――



ああ、鏡の世界が懐かしい。

お題くれ
気が向いたら夜にでも書く

スーパー時代劇大戦

タイトル『シリアスュ※噛んでません』

>>651夜にでもと言ったな、あれは嘘だ


「スーパー時代劇大戦」



漫画家「……素晴らしい次回作のアイデアを思いついた」

編集者「どんなストーリーです?」

漫画家「Fateってあんじゃん?あんな感じで、義経とか信長とか土方とか、各時代の偉人や武将達がガチバトルすんの」

編集者「主人公誰にします?」

漫画家「今まであんま主人公に使われてなくて武闘派の戦バカ……そうだ、鬼島津とかどうだろ?あそこの一族はいろいろとおかしい」

編集者「いいですね!どうせなら日本だけじゃなく世界中の偉人バンバン出しちゃいましょう!」

漫画家「いいねぇ!ハンニバルとかスキピオとかな!ジャンヌダルクたんぺろぺろしてぇ」

編集者「ぺろぺろするよりぶん殴って泣かせたい」

漫画家「ぎゃはは最高だなそれ採用!」

編集者「ラスボス誰にします?」

漫画家「う~ん、前作の主人公というかラスボスがあまりにもチート過ぎたからなあ…………あ、ひらめいた」

編集者「通報した」

漫画家「なんでだよ!うっしゃ、傑作の予感だぜテンションあがってきたああああ!キャラ崩壊させまくって歴史ファンガチ泣きさせてやんぜえええ!!」





……こうして、ひとつの漫画作品が世に出ることになる。




平野耕太『ドリフターズ』①~④巻絶賛発売中!!

ほんと冨樫とヒラコー仕事しろ

タイトル「持ち時間残り300秒」

>>655
2レス借りる
「持ち時間残り300秒」



(…くそっ、時間がない。…間に合うか?…いや、間に合わせてみせる。女王陛下の御名において。)

私は、額と背中ににじむ冷や汗を感じながら、そう胸の中でつぶやいた。

~~~~~~~~~~~
私の名はジェイ・ムズボンド。

イギリス秘密情報局SISに所属するエージェントだ。

休暇に来たはずの、この極東の島国で、私はかつてない危地に陥っていた。

(一刻も早く、この逃げ場のない高速道路を降りて、一般道に入らねば…!)

ロシアンマフィアの女ボスとやりあった時も、ヴァチカンの特務機関に追われた時も、これほどの焦りを感じたことはない。

(こんな時に、まさか渋滞につかまるとはな…!くそっ、動け、動いてくれ!)

レンタカーのハンドルを握る手のひらが、粘っこい汗で滑る。

先程から、料金所のランプはすぐ前方に見えているというのに。車の列は遅々として進まない。

(ここを乗り切れれば私の勝ち。間に合わなければ…)

その場合のことは、想像したくもない。

前の車の赤いブレーキランプが消え、するすると動き出した。

それに続こうとサイドブレーキに手をかけた瞬間。

私の全身を冷たいものが走り抜ける。


(ヤツが…来た…!!)


敵意とも殺気とも違う、この気配。全身を襲うこの寒気と恐怖。

動かねばならない。

車を動かさねばならない。

だが、私の体は硬直し、動けなかった。


(動けば…やられる…!!)


その時。

背後の車がクラクションを鳴らし、それを機に、ゆるやかに、だが確実に、金縛りは解けていった。

そろそろと息を吐き出し、背後の車に軽く手を上げてから、アクセルを踏む足に力をこめる。

ヤツめ、ひとまずここで私を襲うのは、やめにしたらしい。



続く

>>656続き


料金所の遮断機の前で車を止めた。

しわくちゃの老人の係員が「960円…」と料金を請求してこようとして、私が「ガイジン」だと気づいたらしい。

「えーっと、ないんはんどれっど、あんど…」

スパイという仕事がら、日本語はペラペラだし、そもそも、表示板を見れば金額くらいわかる。いちいち言い直してもらう必要はない。

だいいち、今は時間が惜しいのだ。

「ダイジョーブデスヨー、アリガートゴザイマース」

私は右手につまんだ千円札をひらひらと振った。正直、笑顔が引きつっていなかった自信はない。
老係員「おっけー、おっけー、千円おあずかりねー」

と、その時。

ふたたび、ヤツの気配を感じた。

(なん…だと…!?)

さっきよりもさらに強く、さらに冷たい戦慄。

(ぐっ…まさか、こんなところで…!?一般人に、一般人に見られたら、どうする気だ…!!)

硬直する私の様子には気づく様子もなく、老係員は私の指につままれた紙幣に手を伸ばし、

(…あ。)

…急に吹いてきた風によって、紙幣を取りこぼした。

ひらり、と風に舞い上がり、路上に落ちたかと思うとそこからさらに風に煽られ、かさかさと転がるように遠ざかっていく千円札。

「あー!!すんませーん!!ちょっと待っといてなー!!」

こちらの返事も待たずに料金所のボックスを出て、紙幣を拾いによたよたと駆けだしていく老係員。

当然、料金所の車止めの遮断機バーは降りたまま。


(NOォォォォォォォォ!!!)


私は心の中で絶叫した。

(ヤツが…来る!!追いつかれる!!!)


~~~~~~~~~~~~~~

「……ほい、40円のお釣り。どうもお待たせしてすんませんなあ。気ぃつけてなあ」

「Thank you.アリガートゴザイマース」

ペコペコと恐縮する老係員に笑顔で手を振り、私はアクセルを踏み込んだ。

もう焦りはない。
穏やかな気持ちだ。

そう、全ては終わったのだ。

早くここから離れてホテルに戻らねば。


熱いシャワーを浴びて。

レンタカー会社に詫びの電話を入れて。


それから、台無しになったズボンとパンツを洗うことにしよう。



そして――故国(くに)に帰ろう。


車内に充満している悪臭を追い出すべく、窓を全開にして車を走らせながら。


私は、少しだけ泣いた。

FIN.

>>652はすまん思いつかない…
タイトル投下
誰か書いてくれ

タイトル【眠りに落ちる直前に】

タイトル「機械論的運命」

>>649
良いオチだ。

>>652 『シリアスュ※噛んでません』


女が向かいに座る男に問いかける。


「ねぇ、あなたはどう思う?」

男は真剣な顔をして答える。
「その意見には賛同できないな」


「どうして」
女が問い返す。

男はまた答える。
「俺は君とは違うんだよ」


女は憮然としてつぶやく。
「やっぱり私たち合わないのかしら」


男はため息をついて女の呟きを否定した。
「これ以外は気が合うから一緒にいるんだろう?」

「そうね。趣味とか嗜好は限りなく近いのに、なんでこれだけは合わないのかしら」

男と女は会話をやめて目もあわせようとしない。

どれくらい経っただろうか。
女は意を決したように、男をまっすぐ見据えて言う。
「妥協してくれない?」

「いやだ」
男は即答する。

「別れるか、妥協するか」
「どっちもいやだ。というかそこまでするか」
女の別れ話まで持ち出した問いに、男は答えた上で苦言を呈した。。


「だって、仕方ないじゃない」


「私はどうしても犬を飼いたいのよ」

>>660
深刻そうなのに理由が凄くくだらない いいんじゃないかな。

タイトル「一から始める異世界侵略」

>>572 『正義』対『正義』

「僕はね、正義の味方になりたかったんだ」

「なりたかった?まるでなれなかったか諦めたみたいな言い方じゃないか」

「うん、事実僕は正義の味方になれなかったからね」

「……俺はアンタに救われた。俺だけじゃない、この家の子は皆アンタが正義の味方だって知ってる」

「それは僕が君たちを救っただけに過ぎないんだ…───『正義の味方』って、なんだと思う」

「???そんなの簡単だ、悪い奴らをやっつけてみんなを守る人の事だろ!」

「そうだね。でもそうすると僕は正義の味方じゃなくなるんだ」

「なんでさ、アンタは悪い奴らをやっつけて俺達を救っただろ?」

「……そこが間違いなんだよ……僕が殺した人は『悪い奴』じゃない」

「なんでさ!アイツら俺達の事殺そうとしただろ!」

「それは君たちが彼らを虐めてたからだ。彼らは自分達を守る為に悪い事をした奴と、悪い事をしそうな奴を倒そうとしただけなんだ」

「俺は悪い事なんかしてない」

「……それでも、彼らは『彼らが君の仲間だと思う人達』に虐められたんだ。彼らにとって君たちは『悪い奴』で、彼らには彼らの正義があったんだ……僕が殺したのは『彼らにとっての正義の味方』なんだよ」

「でも…アンタは……」

「───」

「っ……」

「      」








「───それが、俺があの人に託されたモノだったんだ」

「そっか……それで親父は正義の味方になれたのか?」

「多分…百点満点を貰えるような正義の味方にはなれなかったかな」

じゃあさ───


───俺が百点貰えるような正義の味方になってやるよ



『正義』が持つ矛盾に迫る長編ヒューマンドラマ「『正義』対『正義』」
      20018年4月8日放送開始

ご存知Fa○eのキリツグマシーンとその子供の会話が元ネタdeath

悪VS堕ちた正義

タイトル「ありがとう、の先」

タイトル「狙いどころ」

タイトル「単身師団《ワンマンアーミー》」

>>668「単身師団《ワンマンアーミー》」

――炎天下、戦場にて。
私はそのころ、キャンプに居た。
正午ごろだったか、レーションを齧っていると通達の者が走ってきた。
通達の者は信じられない言葉を発した。

「敵地偵察に赴いた特殊部隊が全滅」

その言葉だけでも信じられない。
だが、それ以上に異常だったのは、

「確認できた敵兵は一人のみ」

ということである。
私は机を叩いて通達の者を問い詰めた。
笑えない冗談は好きではない、と。
しかし通達の者の顔は恐怖に染まり、冗談を言うようには見えない。

数瞬後、外で発砲音が響いた。
木箱が砕け散る音と、灼けるような熱風。
耳を劈く悲鳴と、鉄と鉄がぶつかり合う音。
生臭い血の香りと、濃厚な硝煙の薫り。

――私がこうやって机に向かって手帳に当時の状況を記しているということは、奇跡なのかもしれない。
果たしてあの者は、いったい何者だったのだろうか――
                                                     とある軍曹の手記より


――別の兵士へのインタビューより

……そいつは急にキャンプに入ってきたんだ。
黒尽くめの格好で、膝と腰に茶色のホルスターをつけていやがった。銃は二対のベレッタと……デザートイーグルだったかな?
両手には……なんていうんだったっけ?「日本刀」だったっけな……まあいい、日本の刀を持っていた。
そいつは、優に20か30kgを超えるレベルの武器を持っていた。

……一瞬だった。ちょっと目を放した隙に、膝を撃たれた。
ぴん、って音が聞こえて、多分手榴弾かな、とてつもなく熱い爆風が吹いてきた。
膝を押さえながらそいつのほうを見たんだけどよ、おかしいんだよ。
速すぎるんだ、動きが。
一瞬で仲間の一人を刀で切り刻んで、手榴弾を投げては銃の引き金を引いていたよ。

大体三分位で、俺らの部隊は壊滅した。
一個師団とは言わなくても、かなり大きかったんだぜ?俺らの部隊は。
それで軍上層部では正体不明のそいつを化け物扱いして、それで呼ぶにはアルファやブラボーじゃ駄目だから、コードネームを決めたんだ――

――単身師団《ワンマンアーミー》、とね。

おしまい、落ちなんて無いです

将来の夢はハッカー選手

タイトル「黄金の夜」

タイトル「鳴門の如くあらん」

タイトル『女「付き合ってください!」男「ちんこ! ちんこー!」』

ホールは友達

タイトル「マヨネーズ戦争勃発~ケチャップの陰謀~」

タイトル「エイプリルトゥルース」

タイトル 春日「エイプリルトゥース」

タイトル月の街

Gタイトル『エイプリル・フルール』

タイトル『シリー・ウォーカー・オン・エイプリルフール―空飛ぶホーリー・グレイル―』

タイトル「age」

タイトル 海未「穂乃果の身代わりに凛を愛せ…?」

タイトル『「お手殺価格でお届けします」』

タイトル『「お持ち還りになさいますか?」』

タイトル『宙間管理職』

タイトル『悠久休暇』


>>681

時渡り、タイムジャンパー、時空跳躍者。

響きはどれもカッコイイ、が俺の仕事自体はそんなカッコイイもんじゃない。

パラドクスを解消するのが俺の仕事……それだけ聞けば響きはやっぱりカッコイイ

でもそんなカッコイイもんじゃない。


――SS速報VIP presents
 ――『age』


「……こちらチャーリー・エコー・ワン・スリー。対象を確保した。」

「御苦労。黒野英治。直ちに帰還せよ」



通信が切れた後にため息1つ。首根っこ押さえて捕まえてる猫を見てため息もう1つ


今日のパラドクスはタイムホールに迷い込んだ野良猫を回収すること。

バタフライ・エフェクトのせいでどうやらこの迷い猫が、この時代で魚を盗んだだけで後々米国が経済崩壊するパラドクスが起こるらしい。

今週は似たような件が十件目だ。ため息もつきたくなる。

タイムホールが発見され、所構わずに開く様になってからこの時空管理部門は出来た。が、二十一世紀に考えられてたようなSFチック仕事じゃない。寧ろ交番のお巡りさんのような気軽さで(こんなこと言うと怒られそうだが)時空の歪みを管理・対処してる


まあ、愚痴っていても仕方が無い。そろそろ戻らなきゃ上司にどやされる。そう思って立ち上がった時、俺は路地の入口に立っている女と『目が合った』

おかしい。不可視装置に異常はない。いやそもそも現地人と接触は許されない。いや待てなんで見えてる?

一瞬、ほんの一瞬、思考の麻痺が起きている間に女は口を開いた

『――あなた、未来から来たのでしょう? 』


――それが俺と彼女の出会いだった



――続(かない)

タイトル「The Sage of Ages」

タイトル「わが名は焼肉屋さん」

タイトル『秘密基地の思い出』

タイトル「魔王少女まどか☆マギカ」

タイトル「イデポン宮守」

タイトル「蝶にかわるまで」

タイトル『人斬り雀』

タイトル「HANEDA」

タイトル『浅き夢見し酔いもせず』
タイトル『望月のごとし』
タイトル『スバル』

>>691
『人斬り雀』2レスお借りします

「――なあ、あの噂知ってるか?」

……この街には殺人鬼がいるという。

それもただのシリアルキラーではない。妖怪とか化け物とか、何かそういう怪物じみた力を振るうらしく、被害者の死体は人間技とは思えないほど細切れに刻まれていたという。

「……だから桐咲、途中まで一緒に帰ろうぜ~。不案内な街で一人だと物騒だろ?」

「……帰る方向は一緒だし、別にいいわよ」

「やった♪校門前からだと誤解されたり冷やかされたりして面倒だから、近くの公園で待ち合わせな」

先日同じクラスに転校してきた帰国子女の少女。

少し大人しめで雰囲気は暗いがかなりの美少女。最初の自己紹介の時から目を付けていたのだ。

公園で落ち合い、人通りのない夜道を肩を並べて帰りながら、どうでもいい話をあれこれと振るが、彼女の反応は「そう」「ふぅん」とそっけない。

やがて、街灯の下の別れ道までたどりつき「じゃあな」と手を挙げて別れを告げた。

二、三歩進んで振り返り、足音を立てぬよう、相手の背後から忍び寄る。

「……そしていただきます」

自分の内側から膨れ上がる力。ざわざわと体毛が逆立ちながら伸びていき、両腕は骨格ごと長さが倍になる。その先端には巨大な鎌のようなギザギザの刃。

悲鳴をあげさせぬよう、右の刃で首を刈り、左の刃で臓腑をぶちまけてやろう。


――最近ネット上の都市伝説として存在が囁かれている、人の身でありながら太古の妖の血が発現した先祖がえり――


――通称"替わり者"。


――その多くは異常な身体能力や超常的な特殊能力を発揮する。

本来、その力の由来となったオリジナルの妖には、自然と共に生きる心穏やかな者が多かったはずだった。

だが人の血の混じった"替わり者"達は、例外なく残忍にして――人の血を好む。

自分にカマイタチの"替わり者"としての力が発現したのは1年前。

塾帰りの小学生の少女を廃工場跡に連れ込み、切り刻んでいる最中だった。

あの血の甘み、喉を滑り落ちる幼い絶望の味。

思い出すといまだに口中に涎が溢れ、股ぐらがいきり立つ。

それ以来、OL、女子大生、女子中学生など9人を餌にしてきたが、全て骨まで食らいつくし、余ったゴミは細かく刻んで下水に流したため、発覚はしていない。

ここしばらくは控えていたが、例の噂を聞いて火が点いた。

……どうやら、自分の餌場に、新参の"同類" が入ってきたらしい。

"替わり者"関係の事件はその凄惨さや異常性から、発覚しても報道はされないことが多いが、ああした噂だけは先行するのが常である。

(……噂のせいで、夜中に一人歩きする女が極端に少なくなってるし、偶然追い越したりすれ違うだけでも、警戒バリバリだからな)

転校してきたばかりで一緒に帰る友達もいない少女なら好都合。

この少女の「中身」をそこらじゅうにぶちまけて、同種に対して自分の存在をアピールしなければ。

マーキング、という奴だ。

(生かしたままじっくり楽しめないのは残念だがな、転校生。せいぜい派手にバラして刻んでぶちまけてやんよ!……そうだ!首とあそこだけは持ち帰って、オ○ホ代わりに使ってやんぜ、良かったなぁ、桐咲!!)

――ギャリイィィィン!!!

だが。

転校生の少女が両手に構え、首筋と背中を狙った2本の鎌を受け止めたのは……形状だけを見るなら、折りたたみ式の西洋剃刀。

「桐咲、手前ェっ!?…」

ただし、サイズはまるきりケタ違い。まるで巨大なナタか山刀だ。

「……まさか、同類か!?」

「一緒にしないでケダモノさん」

その言葉が終わるより早く、2本の鎌の形をした両腕は細切れに寸断され、付け根から落とされる。

「ぎぃやああぁぁぁあああああ!!」

獣の喉から悲鳴が上がった。

痛い。痛い。なぜ痛い。なぜ傷が塞がらない。

「結界内だから周りには聞こえないけど……うるさいわねぇ」

「あ」

喉の肉に巨大な剃刀が食い込み声帯をえぐり取る。

絶叫は止まり、血と空気の吹き出す笛のような音だけが静寂の中に響いた。


「……あたしはあんたの同類なんかじゃない。あたしは―――【オリジナル】よ」

少女の声が優しく響く。

「あたしは人の闇から生まれた残忍な【オリジナル】。人の悪夢、恐怖そのものの化身。半端な人混じりのクリーチャー風情と一緒にしないで」

獣の身体がガクガクと痙攣する。


「桐咲雀……きりさきすずめ、ってのは仮の日本名」


「ほんとの名前はね、『切り裂きジャック』って言うの。あんたらを滅ぼすために海を渡って来た殺人鬼よ、よろしくね。そして――いただきます♪」



"替わり者"を切り刻み、殺し、喰らう少女。


切り裂きジャック――桐咲雀の、これが日本デビューであった。

投下終了
お目汚し失礼

>>671
タイトル月の街


何もない世界。

隣にある色とりどりの星は憧れで、夢だった。

また隣にある開拓された星も夢だった。

ふわふわ歩くように、飛び跳ねて前へ後ろへ横へ進んで行く。

全てはずっと夢の中。

子供で、大人には成りきれなくて。

この町は冷たい。大人でも子供でも気に入らなければ、生活は冷たくなる一方だ。

けれどもほのかに、暖かくて。

私は諦めたくない。だからこそ、この月の街で生きてゆくのだ。

何千、何万年と遠い月日を。

隣人たちと共に。

タイトル『俺たちに明日は訪れない』

タイトル「敵意、怠慢、敗北」

タイトル「バンビ因幡」

>>694>>696

いい感じに厨二臭いな
ちょっと続き読みたい

>>694-696
乙 タイトル投下者だが続きを読んでみたいな

>>702ー703
評価感謝です
とりあえずそれっぽい設定でっちあげただけなので、続きを書くのはしんどい……ww
使いたい人いたらどうぞご自由にwwwwww

タイトル「救いようが無い救世主」

「ハロー・ロワイヤル」

タイトル「無限に狭まる旧世界」

>>687

「まだあったのか…」

息も絶え絶えで、俺は一人呟く。
もう30年も前の話。11才の頃に作ったその秘密基地は、山間の崖の中腹にあった。木々で覆われて外側から見ても分からない。
この山の持ち主にもバレていないのか、或いは分かっていてそのままにしておいたのか。

小学生にしては中々の作りである。
崖から生える木々を柱に、枝を幾重にも重ねて小屋らしきモノが出来上がっている。

「はは…懐かしいなぁ」

崖を滑りながら漸くそこへ到達して、俺はその中へと入った。
あの頃より随分重くなった俺の体重でもビクともしない。
不健康でビールばかり飲んでいる今の俺。
課長職止まりで部下がどんどん出世するのを指を咥えて眺める毎日。
年下の部長に叱られ、頭を下げ、帰れば妻から誹られる。年頃の娘は口もきいてくれなくなった。

俺は今日────ズル休みをした。



始発の電車に乗り、五時間かけて故郷の町へ帰ってきた。
同窓会も欠席ばかりだったから、今まで旧友と会うことも無かった。
健ちゃんは元気にしてるだろうか?
あっ君は相変わらずクールなのかな?
直美ちゃん…今でもきっと綺麗だろう。
そして………一緒に基地を作ったワタル。

ワタルはクラス一やんちゃだった。
クラス一明るくて、クラス一賢くて、クラス一カッコよくて、クラス一の… “僕” の友達だった。
秘密ごとも二人で共有した。
僕が直美ちゃんを好きだって教えたのもワタルだけだった。
ワタルは口も硬くて、秘密を誰かに教えるようなこともしなかった。
ワタルのサラサラとした少し長い髪は、今でこそ普通だが当時は異様な目で見られていた。
でも僕はそれがカッコいいとも思っていた。ワタルは時代を先駆けていたのかもしれない。

ふふ…と、笑いを零す。
思い出は脳に鮮明に焼き付いている。
ふと壁の木を見ると小学生らしい不恰好な字で、こう書いてあった。


────おれたちの友じょうは永遠だ────


そう。
ワタルと僕の友情は永遠だ。
誰にも言えない秘密の基地で、誰にも言えない秘密を共有する親友。


「おじさん、ここで何やってんの?」


突然声を掛けられ、俺は飛び跳ねて驚く。

「ここ、俺の秘密基地なんだけど」
「あ、ああ、すまな────」

俺は突然現れた少年に目を向けて、そして、時が止まった。
少年のサラサラの長い髪は…

「あ〜あ、まいったなー。誰にもバレてなかったのに…」

まぁるい目とすっと通った鼻…

「ねえおじさん、ここのこと誰にも言っちゃ駄目だかんね?」

しなやかな筋肉と線の細い身体つき…

「そしたら…たまにここに来ることを許してあげるよ」

生意気そうな笑顔…。
どう見ても…ワタルだった。


ワタルとの秘密。
僕の “初めて” は全部ワタルだった。
この基地で僕は、ワタルとキスをして、それで………ワタルを抱いた。


────ねぇ、エッチって知ってる?────


誘惑してきたのはワタルだった。
人気者で、やんちゃで、明るくて、賢くて、カッコよかったワタルは…僕のことが好きだったみたいで、僕もまた、直美ちゃんへの想いをよそに、ワタルに夢中になってしまった。
ワタルの中に入ると、ワタルは女の人と同じ様な甘い声で鳴いた。
ここの秘密基地で、僕達は毎日の様に求め合い、まぐわった。


卒業式間際だったと思う。
約二年間の僕達の異常な関係に終止符が打たれる。
いつもの様に秘密基地でワタルを抱いていた。
僕の上で慣れた様に腰を振るワタル。そのワタルにキスをして、僕も腰を振る。

「なに………してるの?」

ワタルとの行為に夢中になり過ぎていた。
横から掛けられた声の主を見ると、そこに居たのは直美ちゃんだった。
言い訳をする間も無く、直美ちゃんは口を抑えて基地から離れた。

────終わった。何もかも、終わった。
そう思った。
でもどうして、何で此処が分かったのか。
此処は僕とワタルの秘密基地で誰にも話していなかったのに…。
そこでふと、ワタルを見ると妖しく笑っていた。


────やっと邪魔者が消えたね────


直美ちゃんに喋ったのはワタルだった。
その瞬間に背筋が凍った。
ワタルは、ワタルは直美ちゃんに嫉妬していたのだ。それで、直美ちゃんにこの狂った関係を見せ付けて…それで………。
僕はそれ以降、ワタルと話すことをやめて、秘密基地へ行くこともやめた。
やめたのだ………。



「────おーい、おじさん?」

回想を遮られて俺はハッとする。

「人が話してんのにボーッとすんなよなぁ」
「す、すまない」
「ふふ、さっきから謝ってばっかだね。おじさん」

“ワタル” はあの頃の笑顔を見せる。
淫靡で、妖艶な…男を惑わし、誑かす(たぶらかす)オトコとして、再び俺の前に現れたのだ。

「ねぇおじさん…」

俺とワタルの “秘密基地の思い出” は、過去のものとしてではなく、今正に始まりを告げようとしていて────





「……エッチって知ってる?」





少年独特のエロさは分かる

ピエロ!バイピエロじゃないか!

「暁に燃ゆる」

タイトル『諦め回収会』

>>1がここチェックしてるか判らんが
今までにいくつか投稿したんだけど、ここで書いた自分のやつだけをまとめてスレ立てるのはあり?
タイトルだけ借りて別に立てるのはOKと書いてあるけど、一度ここに投稿したのを別スレに転載する形になるのはOKかな?

すまんageた

タイトル「鏡」

>>712『諦め回収会』


思った以上に『頑張る』のは難しいもので、僕はまた、頑張った証拠を一つ残らずそこに叩き込んだ。

『諦め回収会』……という名の、所謂ゴミ箱。


そんなファイル名にしたのは何を思ってだったか。

自分でもセンスあるなぁ、なんて軽く笑いながら、そこをダブルクリックで開くと、おお出る出る、昔諦めた夢たち。


Sound ACCid Free……これ何だったっけ、多分作曲ソフトだったと思う。

お絵描きソフトとか動画編集ソフトとかファッションのなんちゃらとか、そこには赤面必至の目も覆いたくなるような黒歴史が陳列されていた。


およそ誰もが夢見るそれらを一通りさらって、自分には才能がない気になって全部投げ出した。


『熱意があれば誰でもなれます!』

『ここから先は自分の意志がモノを言います!』

『評価されなくても今更止められません。大事なのはドMの心(笑)』


熱意も意思もドMの心も、皆が技術以上に当たり前に持っているそれらが一片もなかった。


っていう風に断言出来るまで頑張るという、それすら僕は諦めてしまった。

それらがが分かるところまでやるのが怖くてすぐ投げ出して、膨れ上がったのは諦めるまでの秒読みだけだった。


秒が積み重なって分になって、時間になって、日になって。

三年の月日が経ってようやく、『諦め回収会』が結成された。


ファイル名は多分、それらに費やした時間をゴミにしないための免罪符だった。

そうして自分の頑張りを認めてやらなければ、僕はもう、心の平穏を保てない所まで来ていた。


手遅れだった。


「はぁー……」


ファイルを閉じ、大きく息を一つ吐いた。


『諦め回収会』。

やっぱり僕にピッタリだ。




羽虫のたかる裸電球の下。

四畳半に無気力に横になる僕は、紛れもない諦め回収会長だった。


タイトル「ミスティック・アーク・ザ・ナドゥ」

タイトル「修羅ババ」

タイトル「DQN(ドラゴンクエストナンセンス)」

『革命は風に吹かれて』

『デベロッパーズ』

タイトル「空窟物語」

タイトル『戦争讃歌』

タイトル『秋の唄を詠おう』

>>721



母なる大地を終われ、空に逃げる事を余儀なくされた。

それから空は俺達の砦となり、最後の生命線(ライフライン)になり……故郷になった

―――

『空窟物語』
――――

相棒である、T-52型複葉機……通称『F-right(フ・ライト)』の機嫌はどうやら今日も悪いらしい

先のドックファイトはなんとかやり過ごせたものの、エンジンは不快な音をたてているし、トルクもカタガタ言っている。

この状態じゃ調査どころじゃあないのだが、本船と連絡を取る為の通信機器も反応が悪い。

まいったな、緊急時のラン[ピザ]ー・ポイントは何処だったかと地図を探している時に遠方から『ヤツラ』の鳴き声がした

そして、閃光。続いて爆風。

俺は即座に姿勢制御を行って声のした方と反対に機体を飛ばした。


状況は確認したかったが、今のまま接触してもその状況を報告も出来ずに堕とされる。それなら自分の命が優先だ。緊急時だし誰にも文句は言われまい。

ましてや『ヤツラが悲鳴を上げる』様な出来事なんて、関わるだけろくな事がないのは見えてる。

相棒もそんな俺の性格に似たのか、さっき迄の機嫌の悪さは何処へやらという勢いで素直に最高速度を出してくれやがる


そんな風に思い機体を飛ばしていた俺の横を飛び過ぎる影が『1人』


ヤツラのようなクリーチャーでもなく、紛れもない『ヒト』の姿をした存在だった。



そう



翼がある事を除けば



――――
SC(スカイ・センチュリ-)192
人類が異形の獣達に蹂躙され、空中都市を作り、空暦という新たな暦を作ってから幾年。
物語は今、新たな翼を広げようとしている。
――――


ラン[ピザ]ー・ポイントワロタ

油断した。反省している。が、修整して再敲する程でもないので許して下さい

正しくはランデブー・ポイントですねはい。

タイトル「つぶやき○○○」

タイトル『時雨て待つとき』

タイトル『春風挽歌』

タイトル『空蝉の恋』

>>726「つぶやき○○○」


――身体の上にかかる重みにふと眠りから覚めた。

重いまぶたを薄く開けると、女と目が合う。

…誰だっけ。

頭がぼうっとして状況がよく呑み込めない。

女はにんまりと笑みを浮かべ、ゆっくりと私の下腹部からへその方へ、そして腹から胸へと、にじり寄ってきた。

必要以上に身体を密着させ、まるでナメクジのように私の上を這い進んでくる。

…誰だっけ、この女。…

ああ、眠い。意識がはっきりしない。

…私は眠りたいのだ。

胸まで達した女は、そこで私に向かって、また笑みを浮かべ。

お名前は? と尋ねた。

…なんだ。この女。

…名前も知らない相手の身体にまたがって。

…しかも、それは私の身体だ。

…頭がぼうっとする。ああ、眠くてたまらない。

口を開いて名前を告げようとしたが、うまく声が出てこない。くぐもった声が漏れたような気もするが、ちゃんと発声できたか、自分でも定かでなかった。

「…○○○?あなた、○○○って言うのね?」

女の声が聞こえたような気もするが、自分の事をなんと呼んだのか、それさえもはっきりしない。

再度くぐもった声で名乗ろうとしたような気もするが、ちゃんと相手に届いたかどうか、意識がどうにもぼんやりとしている。

「…○○○♪」

「…○○○♪」

歌うように女が呼びかけて来るが、霞(かすみ)がかった私の意識には届かない。

…私は、眠りたいのだ。

…ああ、それなのに。

女は私にまたがり、私の上に寝そべり。

しまいには私の上でまどろみはじめた。

…なんなのだ。この女は。

…私の方が眠りたいのに。

かすかな苛立ちも感じたが、それよりも今はただ、眠たくて仕方がない。

胸の上に女の重みがかかり、女の身体のぬくもりを感じる。

規則正しい寝息のリズムとともに、女の背中が上下する。

…吸って、吐いて。

…また吸って、吐いて。


いつしか、女の重みは意識から薄れ。

私自身も、まどろみの中に沈んでいった。

…この女が何者か。

…私のことをなんと呼んでいたのか。

…今はもう。それもどうでもいい。


…私は、眠りたいのだ。


「~つぶやきトトロ~」
FIN.

>>727


タイトル『空蝉の恋』


10月の事。
先週、恋人が死んだ。
彼は病気だったらしい。

実感は沸かない。

だって、ついこの間なのだ。
奥手に見えた彼が、私に好きだと、顔を真っ赤にして言って来たのは。
ドキドキしながら手を繋いだのは。
初めてキスをしたのは。

彼は私にとても良くしてくれた。
彼程私を理解してくれる人はもう、居ないのではないか。
そう思う程に。

だけど、付き合っていたのは、本当に短くて。
きっとすぐ忘れられる。
そう思っていた。


そう、思っていた。
彼の日記帳を見つけるまでは。


そこには、7年間私を想い続けていた旨が記されていた。
病気が発覚して、死ぬならと私に告白して、成功して。
自分はこれからの僅かな時間の為に生きると、その為に生まれてきたと。
どれだけ私が恋しいか、と。

「……」

彼の形見が私の心に引っかかって、無理に外そうとすると潰してしまいそうで、それが嫌で。

私はずっと愛されていたのだ。
それを感じる事が出来たのは、ほんの僅かな時間だけだったけれど。


秋。
もう、蝉の聲はしない。
後に残るのは、虚しい空蝉のみ。

私はそれを抱いて、生きる。
私は彼に、恋をしている。

タイトル「決闘で笑顔を」

タイトル「あの子の青春は吹っ切れている」

タイトル『能天使の主』

>>723
とっても惹かれます。ありがとうございました

>>729とても情緒的でいいね。ありがとうございます
>>733そう言ってもらえたら嬉しい。ありがとうございます

>>728
くっそww女はメイかww
最後の最後まで気づかなかったww上手いなwwwwww

>>729
ありがちな話だけどラストの余韻がいいねえ

タイトル「BE-BOTTI-HIGH-SCHOOL」

タイトル『遥かなる旅路』

タイトル『地平線の彼方、水平線の彼方。僕らの防衛線。』

タイトル『それらの持つ力は』

タイトル「A to K」

タイトル「気弱な少女、幽霊を騙(かた)る」

タイトル「おも胃」

タイトル「憧れのあの人が鼻くそ食ってた」

>>730「決闘で笑顔を」

それは課長がたまたま決闘した朝だった。
僕はいつも通りに出社して、作りかけていた計算表を眺めていた。

デスクの上にある淹れたてのコーヒーはインスタントだ。
贅沢は言えない。会社に遊びに来ているわけではないのだ。

どこかにミスが無いかためつすがめつ表を眺めていると、ようやく課長が出勤してきた。
上司としての立場もあるのだろう、実にバツの悪そうな顔だった。

「いや、すまんね」

開口一番に謝罪してくる課長。僕は言った。

「今朝はどうかされたんですか?」

課長は苦笑いしながら、

「いや、どうも笑顔が壊れてたみたいでさぁ」

と答えた。

「参ったよ決闘しちゃうなんて」

続けざまに語った後、据わりが悪そうに溜息をつく。

「決闘しちゃって笑顔のせいにするなんて、いい大人には許されないことだけどね。たははー」

まあそういう日もありますよ、と僕は慰めた。
あまり美味くも無いコーヒーの香りが五月の風に吹かれていた。

>>741
タイトル「憧れのあの人が鼻くそ食ってた」


衝撃であった。以上。


見たくなかった、と思う気持ちに嘘はない。

しかし目の前で起きている事実は確かに僕を鳥肌にさせ、僕の心も両の目も掴んで離さないのだ。

臭いのに何度も嗅ぎたくなってしまう、足の爪に入ってるカスのように。


「はぁっ……はぁあっ……!!」


気づけば僕は肩で息をしていた。

彼女は早くも二個目の御馳走に取りかかっていた。


血が僅かにこびりついているのが嫌すぎる。

どんな味なのか想像もしたくない。


『怖いもの見たさ』。

ふとそんな言葉が思い浮かんだ。

擬似的な恐怖体験は人を興奮させ楽しませる。


この光景はある種恐怖だ。

だとしたら気持ち悪く思いながらも興味の尽きない僕もまた、この恐怖に興奮しているのではないだろうか。


変態だ。

ああ僕は超弩級の変態だった。


卑怯な僕はこうして見つからないように茂みに隠れながら、マドンナの秘密の晩餐を覗き見ているのだ。


自覚する。

鼻くそを食べる憧れの人と、それを覗き見る僕。


僕の方が変態だ。

僕の方が変態なんだ!!


「ああ……やっと分かった……僕は変態なんだ……」


僕は尻も拭かずにズボンを履き、何事もなかったように立ち上がった。

こんな奇妙な空間を、赤面するほど爽やかな風が洗い流してくれた。

ひどい話だw

>>727 『時雨て待つとき』


昼の明るい時間に、私は窓のそばでひっそりと本を読む。


推理小説でも、エッセイでもいい。
活字で時が過ぎるのを待つ。


恋愛小説は読まない。
往々にして、恋愛小説は大団円だ。

推理小説ならいい。
恋愛小説はごめんだ。


他人の恋が上手くいく様を楽しめるほどの心の余裕は残っていないらしい。



あの人はまだ帰ってこない。

窓の外がにじんで見えるのはきっと雨のせいだ。

タイトル「狂騒夜会バターピーナツ」

>>727 『春風挽歌』

春風につれられて

遠く遠くに往く人に

安らぎが有りますように

苦しみが減りますように


春風につれられて

大切な人を送った人に

安らぎが有りますように

哀しみが減りますように


痛みも

苦しみも

哀しみも

桜色の花びらと共に
空色の彼方へと
春風がつれていってくれますように

タイトル「元気をチャージ!」

タイトル「やーいwお前のカーチャン俺のオヤジと浮気してたわ…」

>>731「あの子の青春は吹っ切れている」

その頃の俺は中学二年生だった。
住んでいた所は親父の勤める会社の社宅で、
壁の薄さを除けば割と良いところだった。

暗黙のルールというか、騒音を出すのはNGだった。
でもどんなに頑張っても限界がある。それほど壁は薄かった。
なので俺はある程度我慢していたし、それは他の住民も同じだったと思う。
お互い様の精神がなければやっていけない。

右隣に住んでいる一家には、小学五年生の女の子がいた。
彼女の声はよく俺の部屋まで聞こえていた。基本的に声が大きかったのだ。
子供だからその辺りの調整が分からなかったんだろう。
いちいち怒るつもりは無く、むしろ女の子の日常を盗聴しているような罪悪感すら、俺は覚えていた。

だから俺はその時に知ったことを誰にも話す気が無い。
それはあの子の名誉に関わることであるし、また俺自身に課したプライドの問題でもある。
――まさか五人の少女が地球を守っていたなんて。
でも時たまその頃の事を思い出し、ああ、あの子の青春は吹っ切れていたなと、俺は懐かしく思っていた。

タイトル「霙のち雹のち霰」

タイトル「深淵ニ咲ク花」

>>749 「やーいwお前のカーチャン俺のオヤジと浮気してたわ…」


A「まじか」

B「おかげで昨日の夕食は修羅場だった」

A「おおぅ」


B「離婚してお前のカーチャンと再婚するんだってよ」

A「あー…そういうことか」

B「どういうことよ」

A「うちは長いこと冷戦状態なんだが、昨日珍しく会話しててさ」

B「離婚協議in居間的な?」

A「in台所」

B「何故台所」

A「二人とも喫煙者だかんな。換気扇下でタバコ吸いながら話し合いしてた」

B「マジメか」

A「意外とルールって体に染み付いてんだろうな」


B「てかめんどくせぇな」

A「何がよ」

B「親が再婚したらさ、どっち付いてく」

A「ぶっちゃけどっちでもいい」

B「クールだな」

A「今更あわてることじゃないし、どっちついてってもそんな困んなそうだし」

B「慰謝料とか」

A「ないんじゃね?両方有責だもんよ」

B「どんな崩壊家庭だよ」

A「こんなんだよ。よく全うに育ったろ?」

B「自分で言うな。うちはカーチャンについてけば金の心配は減る?」

A「たぶん変わんないんじゃないか」

B「変わんないのか」

A「両方有責で、どっちもでかい子供がいるんじゃ養育費も慰謝料もないだろ」

B「え」

A「え」

B「うちはオヤジ有責なんだけど」

A「お前のカーチャンも有責な。隠してたってどうせバレルのに言ってないのか」

B「は?」


A「お前のカーチャン俺のオヤジと浮気してるんだわ」

タイトル『学生「ここは…異世界?」悪魔娘「貴方の学校の地下です。」』

>>739 「気弱な少女、幽霊を騙(かた)る」

「じ、実は私、幽霊なんです!」

俯きながら顔を真っ赤にしてそう叫んだのは、同級生の女の子だ。
高校で三年間同じクラスだったが、俺たちは一度も会話らしい会話というものをしたことが無い。

彼女は極度の人見知りを患っているらしく、たまに声をかけられてもどもってしまい何も話せてない、というような光景を何度も目撃している。俺はつるむのが嫌いで常に独りなので、彼女には少し共感を覚えていた。

そんな彼女に呼び出されたのだから何か特別な話か、それかもしや告白というやつか!?といろいろ考えていた俺は、あまりにいきなりの発言に呆けることしかできなかった。
「……」
「……」
「う、うそなんかついてないですよ!??証拠は……ないですけど…でもいろいろ知ってるんですから!」

奇妙な沈黙が場を包んでいるのに耐えかねたのか、彼女はいきなり叫び始めた。なんだろう……期待していた分すごい残念に感じる。というか俺は結構やばいやつに絡まれてるんじゃないだろうか?

「へーそうなんだ、それはすごいね、うんすごいよ、じゃあ俺はこれで……」

そういってそそくさと立ち去ろうとする俺を、彼女は泣きそうな声で引き止めた。
「ま、まってください!お願いですからもう少しだけでも話を……!」
「わ、分かったよ、で、お前が幽霊だからといって俺に何の関係があるんだ?というかいきなりそんなこと言われても信じられるわけないじゃないか」

しぶしぶ逃げるのをやめた俺は純粋な疑問を投げかけた。

「えっと……実は幽霊って自分が幽霊になっているって気付かない場合が多いんですよね……何の力が働いているのかは分かりませんが、特に生前一人暮らしだったり、周りとの交友が少なかった人は気付きにくいらしいんですよ……」

やっぱり意味が分からない、最初の発言から推測するに自分のことを話しているのだろうか?

「あのなぁ、この際はっきり言うが俺は幽霊なんか信じちゃいないんだ。あんまり必死だったから聞いてやったもののそんな話しかしないならもう帰るぞ?
というかお前は何を伝えたいんだよ?」

苛立ちもあり少し強めの口調で言うと、彼女は「その……」とだけ言って口ごもってしまった。何かに気付いてほしそうな様子でこちらを覗っているようだが、言葉にしてくれなきゃ分からない。
「何も言いたいことがないならもう帰るよ。じゃあな。」

そう言って今度こそ立ち去ろうと歩き始めたその瞬間、彼女はあわてた様子で、思いもよらぬ言葉を口にした。

「ご、ごめんなさい!幽霊だなんてのは嘘でした!実は私……幽霊が見えるだけなんです……」

Oh……

>>755

男の方が幽霊なのか?
素晴らしい。

>>604


「お父ーさん ♪ 」ガララッ

『おうっ!?ちょっ!?』ガタンッ

「今日は私が背中流すわね」

『ばっ!い、いいよ!早く出なさい!』

「なに照れてんのよぅww 小さい頃はよく一緒に入ってたじゃない♡」

『小さい頃だろ!わっ、バカ!せめてバスタオルを巻くとかだな…////』

「別に減るもんじゃないし…あー、まさか実の娘に欲情しちゃったとかぁ?」ニヤニヤ

『じ、実の………ば、バカもん//// 親をからかうんじゃない!』

「んもぅ、いいからほら、背中」グッ

『お、おう………////』

「ふんふーん ♪ 」ゴシゴシ

『………////』

「お父さんの背中、やっぱり大きいね」ゴシゴシ

『そ、そうか?…でも俺ももう歳だからな。色んなところにガタがきてるよ』ハハハ

「…本当?」ムニュ…

『っ!お、おい…あ、当たってるぞ////』

「…何が?」ムニュムニュ

『な、何がって………だから…////』

「ここは…ガタがきてないみたいだけど?」キュ…

『おわっ!ば、バカたれ!前はいい////』

「おっきいの…背中だけじゃないんだね…」シコシコ

『おふっ!こ、こら…やめなさ…うあっ』ビクビクッ

「…お父さん………気持ちいい?」ヌッヌッヌッヌッ

『うぐぅ!こら…やめ…やめっ………〜〜〜〜〜〜〜っ』ドビュ--ッ

「うふ…すごいたっぷり…♡」ネトー…

『はぁ…はぁ……お前…』

「…しゃぶっちゃおうかしら…♡」

『だ、駄目だ!それだけはいかん!』

「我慢出来ないの…」ガバッ

『や、やめなさい!やめなさい!お前は、お前は俺の大切な────』

「お前なんて言わないで…んふっ♡」ジュポジュポッ

『おあああっ!』ビクビクッ

「…いい加減覚えてよね。……私はマツコ…デラックスマツコよ?」ベロベロベロ



完っ!

>>755 評価感謝です
かなり有名なシックスセン○が元ネタですね
ただ男の方が幽霊だという伏線を入れ忘れてたという・・・

ミスww
正しくは>>757

この自画自賛はツラい…orz

というか連レス失礼しました

タイトル「イマジナリー・ファミリー」

>>761


私は願う、故に此処に在る

僕達は願う、故に此処に在る

―――――

『イマジナリー・ファミリー』

――――――

独り身の増える昨今、寂しさを感じる者も多い。

そんな人々の為に作られた或る会社のサービス『架空家族(イマジナリー・ファミリー)』

プロフィール登録された者の中で適応したもの同士が、特定の空間で特定の時間行う『家族ごっこ』

その気軽なコミュニティが人気を博していた



この女性もここの利用者だった。


女性は、知らず知らずの内にこの空間の常連となっていく。

そして、いつしか本当の家族になりたいと思う。

しかし男はそれに応えてくれない

どうして、どうして、どうして

女は悲しみに暮れる。

そうして一人涙を流している女の下に男がやってきた。

『ごめんね、やっぱり、家族になろう』

こうして、女性は新しく家族を作ることが出来た。


――――

「最近、架空家族のサービスも客足悪いな」

「リピーターも暫くするとパッタリ来なくなりますもんね。」

「ホログラムがバレたかな?」

「まさかあ。言われなきゃ気付かないっすよ。最初は俺も本当の人間だって思いましたもん」

――――

最近、独身の女性と男性が増加してきている。

曰く『既に私には家族がいる』

――――


SS速報VIP presents

―――――――――

咲イタ、咲イタ、紅イ華ガ

咲かせるのは少女。コードネームは

  ヒガンバナ
《 彼岸華 》

―――――――――
原作:>>752
―――――――――

男は逃げていた
向かって来ているであろう『死』から

―――――――――
演出:名無
―――――――――

「……さんこちら、手の鳴る方へ♪」

男は咄嗟に声のした方に銃を向け発砲する

「鬼さんこちら、手の鳴る方へ♪」

全く違う方から声がする。男はまた銃を向け発砲する

「お兄さんはあんよが上手♪……でも、これでもう歩けない」

刹那、脚の力が抜ける。脚の腱を切られた様だ。悲鳴をあげる。

脚から血飛沫が出る。

「まるでお花みたいでしょう?」

そう言い目の前に現れる少女の口ぶりは
常にそれを見慣れていることがわかる口ぶり


男がまた銃を向け……

「そんな無粋な物より、綺麗なお花の方が良いわ」

……ようとしたその手の手首から血飛沫が舞い、銃を取り落とす

「それじゃあ最後に一番綺麗に咲く所から咲かせてあげる」

そして、頚動脈を一撃

そこで男は事切れた



「アナタに手向ける彼岸花を」


少女はまた闇に消えた

―――――――――

咲イタ、咲イタ、紅イ華ガ

咲かせるのは少女。コードネームは

  ヒガンバナ
《 彼岸華 》

――――――――

『深淵ニ咲ク花』

――――――――

……これは、深淵(アンダ-グラウンド)に生きる一人の少女の物語

――――――――

全12回放送(P-15指定)(嘘です)

 

>>747素敵な文体だ。違うかもしれんし、特定とか嫌がられるかもしれんし、無視してくれても構わんのだがミルフィーユで書いたりとかもしてくれた人かな?アナタの作品は割と好きなんだ。

>>764 お褒めの言葉ありがとうございます

ミルフィーユも私です。気に入っていただけてうれしいです!

タイトル『気体のヒーロー』

>>763
タイトル書いた者です~、あんな意味不明のタイトルからこんなに引き込まれる導入部分を書かれるとは!
ありがとうございまーす(全12回書いちゃってもいいのよ?)

>>762
タイトル投下した者だけど乙。いいねこういう雰囲気

>>767-768
ありがとう。そう言ってもらえると創作意欲に繋がるよ。また意欲擽られるようなタイトル見つけたら拙いながらも書きます

>>717 「修羅ババ」

いまだかつて無いほどの緊張が、この場を支配している。
この静けさの中、汗の落ちる音、唾を飲む音だけが耳に届く。
どれほどの時間が経っただろうか……このままではいけない、そういった焦りを感じつつも、俺は行動に移ることができない。

「どうしたのよ?ひどく焦ってるみたいじゃない?さあ、はっきりさせましょう?」

俺の目の前に座る彼女の様子は、緊張に震える俺とは対照的に落ち着いているようだ。
そんな彼女の様子が、俺にはひどく冷たくて恐ろしいものに感じられた。

「あまり待たせないでよね?そろそろ待ちくたびれたんだけど……」
「早くしなさいよ!いったいいつまで待たせるつもり?」

彼女たちの苛立ちが耳に刺さる。それはそうだろう。本当は簡単に決められるはずのことを、俺はどうしても決めかねているのだ。
だが俺にとっては、この選択は失敗できないものなのだ。
どちらを選ぶのが正解なのか、簡単に決めていいはずは無い。
しかしいつまでもこのままでいいとは俺も思っていない。もう時間はたっぷり使った。
精一杯考えた。だから今こそ動くときなのだ。
さあ、最良の選択を今こそ!

―――――

「勝った!!」
俺は叫ぶとともに、手札に揃った2枚のクイーンを投げ捨てた。

―――――

男子二人女子二人、何気なく始めたババ抜きの直前、俺と友人の達也は約束を交わしていた。
もしどちらかが負けたら、負けた方の好きな人をこの場でばらすと……
いくらババ抜きに自信があったといえ、なぜあんな約束をしてしまったのだろうか……。
結局何事もなく終わったババ抜きの片付けをしながら、好きな人と一緒に過ごせる幸せをかみしめるのだった。

タイトル『笑い畑』

>>771 『笑い畑』


そこにはいつも賑やかな声が響いている。

我こそは、と云わんばかりに自己の存在を主張する。

野菜のようにゆっくりと芽吹き、育っていく。
競争しながら互いに大きくなっていく。

今はまだ実ったばかりで青々とした小さな小さな実も、
いつかここから去っていく。
その頃には大きく肉付き、鮮やかに色付き、それは見事なものとなっているだろう。

手塩をかけて育てる者の苦労はそのときに報われるのだろう。


熟しすぎたか。腐ってなければいいが、と
自虐的に笑いながら、夕焼けに染まって徐々に人が減っていく公園を後にした。

>>754 『学生「ここは…異世界?」悪魔娘「貴方の学校の地下です。」』

学生「地下?」
悪魔娘「はい。地下2階です」
学生「地下1階は?」
悪魔娘「倉庫ですね」

学生「ところでどちらさん?」
悪魔娘「悪魔娘、と申します。あーちゃんとでもお呼びください」
学生「…あくまむす悪魔娘「あーちゃん」
学生「あく悪魔娘「あーちゃん」

学生「…あーちゃんは何してる人?」
悪魔娘「事務員です」
学生「うちの学校の?」
悪魔娘「いえ。隣の薬局の」
学生「薬局の事務員が何故ここにいる」
悪魔娘「管理人だからですかね」
学生「管理人」
悪魔娘「はい。学校の敷地も含め、私が管理人です」
学生「学校全部!?」
悪魔娘「顔出してないですけど、私が理事長ですもの」
学生「…理事長っておじさんじゃなかったっけ?」
悪魔娘「昨年から見てないでしょう?」
学生「そういえば式典も副理事ばっかだ」
悪魔娘「代替わりしたんですけど、こんなんが理事長だと馬鹿にされそうってことで」
学生「副理事がそのまま理事になればよかったんでは?」
悪魔娘「『長』ができるほどの器じゃないんですって言ってましたね」
学生「謙虚だな」
悪魔娘「縁の下の力持ちの立場が自分には合う、んだそうですよ」
学生「すげぇいい人だ」
悪魔娘「最悪の場合、責任逃れできるからとか」
学生「腹黒!」

悪魔娘「まぁ、問題児はそもそも上にいませんし」
学生「問題児は上にいない?」
悪魔娘「そうです。正確には上にいさせない、ですけど」
学生「どういうことだ」
悪魔娘「あなたが今ここにいる理由、です」
学生「俺が何したってんだよ」
悪魔娘「これからする可能性があるからですよ」
学生「は?」

悪魔娘「あなた、私の名前そのままスルーしましたね?」
学生「あん悪魔娘「あーちゃん」
学生「…あーちゃんの名前がどうした、てか愛称で呼ばすのやめてくれ話が進まん」
悪魔娘「いやです。あなたが意固地に他の呼び方しようとするのをやめればいい話です」
悪魔娘「私の名前は悪魔娘」
悪魔娘「私の親は名のとおり悪魔、です」
学生「…前理事長が悪魔?」
悪魔娘「いかにも」
学生「現理事長も悪魔で薬局事務」
悪魔娘「合ってますけど、後半は不要です」

悪魔娘「私も、父も、学生の言動すべてを監視することができます」
悪魔娘「カメラ等の機械は一切不要です。私たちの目だけで、すべての学生の日々の行動、発言を監視します」
学生「そんなことできるわけねぇだろ」
悪魔娘「悪魔ですから」
学生「…最初に聞いたよな?」
悪魔娘「ここは異世界か?、ですか?」
学生「おう」
悪魔娘「悪魔が存在する世界がこの世界であるはずがない、と言いたいのですか?」
学生「ついでにこの空間もな。退廃した土地にしか見えねぇんだが?」
悪魔娘「壁紙です」
学生「え」
悪魔娘「ちなみに床は舗装するのがめんどくさかっただけです」
学生「…つまり?」
悪魔娘「ちょっとでかい床下を使ってちょっと遊んでみた、とお考えください。」
学生「はがしてみていい?」
悪魔娘「一部をはがすとほころびができるのでだめです」
学生「どうしてもだめ?」
悪魔娘「あなたがすべて張り替える、というならかまいせんよ」
悪魔娘「ちなみに学校敷地分の広さすべてに貼ってあります」
学生「すみませんしません。」
悪魔娘「よろしい」
学生「てか悪魔の力とかでちょちょいじゃねぇの?」
悪魔娘「物質維持はめんどくさいので」

悪魔娘「さて、本題に入りましょう。余裕もないですし」
学生「余裕?」
悪魔娘「こちらの問題です、正確には作者の問題です」
学生「メタ発言はよくないと思います」

続く。

>>773 続き

悪魔娘「さて、本題に入りましょう。」
学生「はい、何でしょう」
悪魔娘「先ほどお話しました、『問題児は上にいない』ですが」
学生「確かに優等生ばっかだけど、一人くらいいてもおかしくねぇんじゃ?」
悪魔娘「そういった素振りを見せた者にはここにきてもらうんです。
    日々の言動の中で、多少乱暴になることはあるでしょう。多感な時期ですしね。
    喧嘩は結構です。分かり合うためにはぶつかり合うことも必要でしょう。
    ただし。度が過ぎれば、周囲に多大な悪影響を及ぼします。
    その場合、更生プログラムを適用するのです」

学生「そんな話聞いてねぇし、呼び出された覚えもないんだが」
悪魔娘「連れてきましたからね」
学生「連れられた覚えもないんだが」
悪魔娘「彼らに見覚えは?」
黒服AB「「どうも」」
学生「右に方に名前確認されて、だったらなんだって返したら首の辺に衝撃…って連係プレーで拉致かよ!」
黒服AB「「すんません」」
悪魔娘「まぁ、そんな感じで皆さんをつれてきてます。彼らのことは忘れて結構。モブですので」
学生「部下にはやさしくしてやったほうがいいと思います」

学生「で、こんなところで何やらすんだ?」
悪魔娘「敷地分の広さを使った巨大迷路を脱出していただきます」
学生「意味がわからない」
悪魔娘「ここはスタート地点。ここから上に出られる脱出口は一箇所。そこから出てきたころには更生完了、ということです。」
悪魔娘「ちなみに親御さんには了承をいただいております。あなたが全うに育つならそれでいいそうですよ」
学生「馬鹿親どもがぁ!」

悪魔娘「壁追加」
黒服A「承知しました」

学生「は?」

悪魔娘「広大な広さがございますから、難易度は人それぞれに設定可能なんです」
悪魔娘「今の発言を不良行為と認定し、難易度を上げました」
悪魔娘「さあ、がんばってくださいね」

黒服B「失礼」


再び昏倒して、目をあけると誰もいなかった。
その代わりにメモとバックパックがひとつ。

[迷路を抜けて脱出してください。
 ポイント毎に設置された課題をクリアしなければ先には進めません。
 必要なものがあれば叫んでください。届けに行くかもしれません。
 (この紙は伝達手段でもありますので、大事に持っておくように。)]

学生「ふざけんな、どこが更生プログラムだよ。頭沸いてんじゃねぇのか」
紙[壁追加]
学生「なっ」

―紙に書かれた文字が変わった。
紙[言葉選びを直しましょう。さもなくば壁が増え続けますよ?]

学生「あー…コレノ意図・趣旨ガ理解デキマセン。頭ノ悪イ僕ニモ解ルヨウ説明願イマス」
紙[自虐的になる必要はありませんが、よしとします。プレゼントです]
―紙からにゅるりと飴が出てきた。
学生「…どうなってんだこれ」
紙[便利でしょう]
学生「便利ですけど。いきなりはビビるわ。さきに説明してくれよ」
紙[その飴なめてちょっと落ち着いてください]
学生「む。いただきます」
紙[ちゃんといただきますできるんですね]
学生「馬鹿にしてんのか。食べ物に感謝は当たり前だろ」
紙[ふふ。わりと早く終わりそうですねぇ]
学生「だといいが」
紙[基本は一般的な迷路と同じです。各ポイントの課題をクリアしながらゴールまで進んでください]
学生「へぇへぇ」
紙[壁]
学生「承知しました」
紙[よろしい。質問は随時受け付けます。それでは健闘を祈って ノシ]
学生「ノシって。まぁいいや、さっさと終わらせますかね」

そうして奇妙な更生プログラムに立ち向かう羽目になったのだ。


終わり

タイトル「マリシャス・マリンのマリモ丸」

>>751「霙のち雹のち霰」

私は困惑していた。

「なんて読めばいいんだ・・・?」

霙のち雹のち霰、と書かれた紙を眺めながらボヤく。
それは投書箱に入っていたアンケート用紙だった。
アンケート用紙には次にどんな本を購入して欲しいかを記入する。
公立図書館で働く私は、帰宅前に投書内容をチェックする仕事があるのだ。

「どうしたんスか?」

後ろから声をかけられる。
振り向いたそこには、後輩の荒井くんが居た。

「ああ荒井くんか。いやこんなアンケートがあってね」

そう言いつつ私はクダンの紙を見せる。そして、

「恥ずかしながらタイトルが読めなくてね。君ならわかるかね?」

私は多少投げやりな気分で訊いた。
出来ることならさっさと調べ終わりたかった。
ルビでも振ってくれればいいのに、と誰にとも無く毒づく。
そんな中、荒井くんは「う~ん・・・」と唸ったあと、

「ヒョーは分かるんスけどね。あとのは・・・エイとかサンじゃないッスか?」

あまり期待の持てない回答をくれた。

「いや、漢字の作りから言って冬の天気の事だと思うんだ」

私は苦笑いを作りながら続ける。

「エイとかサンとかじゃ、冬の天気じゃないだろう」

「え~? エイのちヒョーのちサン、って言葉自体は有りそうじゃないッスか?」

「ないよ。ないない」

などと下らないやり取りをしている内に、私は無性に珈琲が飲みたくなった。
妻は私に気を使って豆から珈琲を挽いてくれる。
インスタントや缶コーヒーが苦手な私にとっては有難いことだ。
しかし美味い珈琲を淹れてくれる店もずいぶんと減ったなぁ・・・と無駄な感傷にも浸った。

「まあ、気象に関する本のことだろう」

多分そうだと検討をつけて私は荒井くんに尋ねる。

「その手の本の依頼は他にあったかな?」

「ありますよ。確か天気予報士のなり方、って本ッスね」

「じゃあそれを購入リストに入れておこう」

宣告と同時に立ち上がる。
私の頭の中はこれから飲むだろう珈琲の味でいっぱいになっていた。
冬の天気だのヒョーのちサンだのはどうでもいいのだ。
いざゆかん、と気合も新たに、私は一路自宅を目指したのだった。

タイトル「雪女と夏祭り」

タイトル『おまじないは嘘だった』

読めないあるあるw
㌧クス


>>777「雪女と夏祭り」


「わたあめみたいだ」

確かそんな一言から出た話だったと思う。
彼女に夏祭りの存在を教えたのは、子供ながらに残酷だったかもしれない。

わたあめって何?

雪みたいなふわふわしたやつで、甘くておいしいやつ。

彼女はわたあめに興味を持った。
僕自身わたあめなんて高級な食べ物(と、当時は思っていた)は滅多な事がないと食べられなかったから、実際にここに持ってきて「はい、どーぞ」という訳にもいかなかった。
第一、祭り以外の場所で見た事がなかった。

それでも彼女は食い下がった。
普段は僕よりお姉さんな彼女のわがままを久々に聞いた。

わたあめ、食べてみたいなぁ。

オマツリならあるんだけどね、おっちゃんが作ってるやつ。

オマツリかぁ、オマツリ行ってみたいなぁ。

夏んなんないとダメだよ、オマツリは夏にあるんだ。提灯とか店とかは夏んなるとあの神社のとこに出てくるんだ。

ふぅん……残念……

僕たちの住んでいた所はそれはもう絵に描いたような田舎で、遊びは自然と戯れる事、友達と外で駆ける事。
オマツリは夢の国に等しかった。
統計的に夢の国は夏にならないと出現しなかったので、僕にとってわたあめは夏の食べ物だった。
彼女に食べさせるのは、無理だ。季節的に。

食べたい……たーべーたーいーなーわたあめぇー。甘い雪ー。

彼女はもうちょっと拗ねはじめている。
雪を口に含んでさりさり舌でこねていた。
僕も真似してやってみたが、これはダメだ、食感も味もわたあめには程遠い。
雪みたいなやつ、という表現は間違っていたかもしれない。
冷たさで歯がきしきしと鳴った。

ねー何でオマツリは夏なの?

分かんない。暑いからじゃない。

えー寒くてもいいじゃんオマツリー。やろうよー。

実際冬にあるオマツリも大人になってたくさん知ったが、如何せん当時の住処は辺鄙なところだった。
オマツリには熱気と提灯と浴衣と、なんか夏っぽいものたちがつきものなのだ。

タイトル『眠るのですか?』


あー……わたあめ……うん……しゃあない……よく似た雪を食べよう。

彼女は思っていたよりも早く決壊しそうだった。
ああそんなにさりさり食べたら歯茎がやられてしまう。

じゃあ、大人になったら冬にオマツリやるよ。

そんなの待てない。

結構頑張った提案だったのだが、彼女の機嫌を修正するほどの威力はなかったらしい。
雪の上にうつぶせになってしまった。

じゃあお父とお母に頼んでみる。わたあめ。

ホント?!

うん。

いいって言ったら明日持ってきたげる。ダメって言ったら大人になるまで待ってね。

うん!

雪から勢いよく飛び起きた彼女はもう笑顔だ。
多分無理だろうけど、というのは言わないでおこう。

それからはわたあめの事も、オマツリの事も話すことはなく遊んだ。
日が暮れるころに手を振り、約束を携えて家に帰る。



「お母、わたあめ食べたい」

「何?わたあめ?」

帰宅するなりそう言った僕を母は怪訝な目で見た。

「何でわたあめ?」

「食べたいって言いよる友達がおる」

「夏んなったら賀茂の神社で祭りがあるじゃんかね」

「明日とかに食べたいん」

「訳の分からん子じゃね、わがまま言わんの。お祭りまで待ちィ」

当然家にはわたあめを作るような道具もなく、僕の作戦はあえなく失敗した。
その後食い下がってお願いした気もするが、結局わたあめは手に入らなかった。
その時の絶望感はよく覚えている。


次の日、ごめんを言いに昨日の場所まで行くと、彼女はいなかった。
昨日居た場所には雪もほとんど残っていなくて、傍からフキノトウが頭を覗かせていた。

すっかり彼女の居ない季節になってしまっていた。
泥に混ざった雪は、踏むと苦しそうに水を出して軋んだ。


手袋の中が、自分の汗でじっとりと湿っていた。


彼女が創り出した雪もお昼に日が昇るころには溶けて消えて、僕は周りを見渡して初めて春になったのに気づいたのだった。
不思議と涙は出なかったけれど、放心したようにふらふらと、僕はどうにか家に帰った。

『ダメって言ったら大人になるまで待ってね』

ああ、そう言えばそんな事も言ったっけ。
汗ばんだ手にはひとかけの雪と、最後に彼女と交わした何でもない約束が握られていた。


そして僕は、それをいつまでも忘れられないでいるのだった。


毎年冬になると実家に帰って、綿菓子をふたつ買って「昨日」のの場所へ行く。
一本を地面にさして、もう一本を口いっぱいに頬張って、すっかりおじさんになった僕はそこで夏祭りをするのだ。
すっかり甘いものが苦手になってしまった僕は、それでも丸々一本喰いつくして、また来年、と彼女に手を振る。


『そんなに待てない』


ふとそんな言葉が思い出されて僕は苦笑した。
ごめんね、と言って、後は一度も振り返らずに実家の門に入る。


次の日には、綺麗に綿菓子はなくなっていた。
これも、毎年の事だった。

連投失礼しました

>>772
こう言うタイトルの捉え方もあったか thx

タイトル『狂焔』


タイトル『円卓会議』

タイトル『ノスフェラトーは血の饗宴に笑う』

タイトル『ワードッグとウェアウルフ』

タイトル『千年王国(ミレニアム)』

タイトル『汝、主の為に裏切らんとす』

タイトル『ヒラコー仕事しないかな』

タイトル「明日の天気は…」

タイトル『島風「トランザム!」』

タイトル「やべえ生牡蠣食べてたら何か出てきた…」

タイトル「トリガーハッピーガール」

タイトル「僕の彼女はセミ人間」

タイトル「KANA-SHIN」

>>738「A to K」

そこは世界の果てだった。
空と、大地と、地平線だけがある。
そこに二人の人間が存在する。仮面をつけた男と魔術師だ。
二人は何か会話しているようで、仮面の男が魔術師に対し何事かを尋ねている。

「<A to K計画>とはなんだ?」

魔術師の顔はフードで隠されていた。
わずかに見える唇。それを動かして答える。

「アナタは人類の遺伝子についてどのような考えをお持ちですか?
 私が思うに、我々人類はほぼ同一の存在なんですよ。マクロ的にみればね」

さもそれが当然である、という口調で続ける。

「例えば猿はどれも猿に過ぎない。多少賢かろうが愚かだろうが猿は猿です」

 人も同じこと・・・、と魔術師は嘲るように呟く。
 仮面の男はややうんざりとした声で言った。

「神の視点とやらか。高みから眺めれば人間など葛芥に過ぎない」

「・・・そこで我々は神智学的に考えました。人類はほぼ同一の物体として存在している。
 そこに何か意味があるのでは? と。人類の目指すべき共通の何かがあるのでは、と」

「ほう?」

「"私"と"アナタ"は違う。それはミクロ的な違いではありますが。
 その差異は個性と呼ばれますが、我々はそれを本来あるべき姿との違いであると考えました。
 人類には目指すべき姿があり、我々はそれと乖離しているのです。それが個々の違いを生んでいる」

「なるほどな」

仮面の男は合点がいったように相槌を打った。
そして魔術師に指摘する。

「つまりは貴様達は唯一を目指しているのだな? 神へ至る道<セフィロト>とやらか」

魔術師は、何がおかしいのか薄気味の悪い笑みを浮かべた。
そのまま三日月の形に唇を開く。

「アナタご存知ですか? 最初の人はアダム・カドモンと呼ばれたのです。
 彼は唯一の神の写し身であったそうですが、」

いったん息を整えてから言う。

「そこから神的霊性が失われていき、人類の祖であるアダムとなったのです。
 ・・・我々はこう考えました。アダムとは肉体を指し、カドモンとは人格を指すのです。
 神の分身たる人格を再構築する。それが<Adam to Kadmon>計画です」

「そこに何の意味がある?」

「さあ・・・? でも、我々は完成を目指すものでしょう? 未完成のままでは終われない・・・」

そこで魔術師は言葉を止める。
彼はおかしくてたまらなかった。
広漠な地平。風が吹き、遮る物が無いのでそのまま二人を揺らした。

(終り)

タイトル「平和戦記」

タイトル「死の行進曲」

タイトル「鋼鉄の魔女」

タイトル『希望を見た少年』

タイトル「@ 魔女」

タイトル「てさぐるな!部活もの」

タイトル「空箱の蝶」

タイトル「女竜騎士と竜少女」

タイトル「右手でキツネを作ったら喋り出した」

>>748「元気をチャージ!」

廊下を歩いていた。
いきなり後ろから肩を揉まれた。
うぉっ!? っと叫びながら振り返る。
そこには新任の女教師がいた。

いきなり何をするんですか、と言う僕に、
「元気をチャージしてあげたのさ!」と彼女は笑った。
そして笑顔のまま続けざまに言う。
「なんだ君は背を丸めて! 暗いぞ~、もっと元気よく歩きなさい!」

猫背が地なんですよと返す。
そんな返事が気に入らなかったのだろう。
彼女は僕の肩を握る指にワシワシと力を込め始めた。
痛い! 痛いっすよと叫ぶ。そんな僕を見て女教師は満面の笑みを浮かべた。

それから事あるごとに彼女は僕に接してきた。
あるいはそれは僕の気のせいで、彼女は誰とでも多く触れ合っていたのかもしれない。
若く、学生とさほど年の変わらない彼女は、先生というより友人の位置に近かった。
男子から話題に上がる時はよく他の女子と容姿を比較されていたものだ。

あれから僕は高校を卒業して近くの大学へと進学していた。
少しばかり大人になった今なら分かる。
彼女は――あの女教師は。
そこで一端言葉を切ると、目の前で話を聞いている友人に対し、僕は言い放った。

あの教師はきっとドSだったのだ。
そう言った瞬間に右フックを受けた。
「なんでや!? なんでその結論やねん!? もっとこう・・・あるやろ!!」
何も無いよ、と僕が答えると、関西出身のその男は深く深く溜息を吐き、そして二人して残っていたコーヒーを飲み干した。


終り

タイトル「バネでボヨン」

タイトル『刑卵』

タイトル「孤供の日」

タイトル「平均的な日常」

タイトル「星空へタスキリレー」

タイトル「ちゅうじつニンゲン」

タイトル『BLOOD SKY』

タイトル『邪神ヒーロー クートゥル・フー』

タイトル「ギカ」

タイトル「はだしの王様」

タイトル「男の娘」

タイトル「存在的障害者」

>>785『狂焔』

その男は狂っていた。
彼は本名を捨てた。
そして自らを指して狂焔と名乗った。
15才のバースディの時であった。

「つとむ、お前なにを言っているんだ?」

狂焔の父はおののく。
理解できず酷く嘆いた。
どうしてつとむは、愛すべきつとむは狂焔なのだ?
お父さんのネーミングセンスがそんなに気に入らないのか…。

「つとむちゃん、あなた何を言っているの?」

狂焔の母は呆然とした。
握り締めた指が微かに震える。
どうしてつとむちゃんは、愛すべきつとむちゃんは狂焔なのかしら?
お年頃なのかしらねぇ…。

「お兄ちゃん突然何いってんの?」

狂焔の妹は淡々と呟く。
彼女は感情を失った中学生だった。
どうしてお兄ちゃんが、足の臭いお兄ちゃんが狂焔なんだろう?
どうでもいいからファブ○ーズくらい買ってよね…。

「え、あ、うん。やっぱ…止めるわ」

周りを見渡した後に狂焔は言った。
彼は再びつとむに戻ったのだ。
誰もが狂焔になる可能性がある。だが、そこから救うことは出来るのだ。
差し出した手が小さくとも、ぬくもりを伝える事は出来るのだから…。


終り。

むしろ非情なる現実www

>>746「狂騒夜会バターピーナツ」

魔法王国ザヴァロン。
その豪奢な庭園にて夜会が開かれていた。
人々の注目は王子と、彼と踊る一人の女性に向けられている。
彼女は平民ではあるが王子の学友だという。

美しい女だった。
それは外見だけの話ではなく、魂から発せられる気品のようなものがあった。
身分の差を越えたカップルに向けられる羨望と、嫉妬。
そんな視線を受けながら、女がそっと囁く。

――あなたはバターピーナッツが好きだったわね。

「よく憶えていたね、割とどうでも良い事なのに」

少し驚きながら王子は答える。
繋いだ手、そこから伝わる体温を感じながら、王子は冷えた言葉を口にした。

「計画は上手くいきそう?」

――気付いていたのね。

少し驚きながら女が答えた。
そんな彼女の態度に少しばかりほくそ笑みながら、王子は言う。

「君がボクを理解しているくらいには」

繋いでいた手が離れた。その代わりに身体を密着させる。
女の手には銀色のナイフがあった。
小振りなそれは、暗殺を行うにはうってつけのサイズだろう。

――バカよ。

女は囁く。

――見抜いていたなら、私を処刑することも出来たはずだわ。

まるでそうされる事を願っているかのような口調だった。

「さてね……」

王子はそうはぐらかすように呟いてから、続けざまに言う。

「君がボクを殺さずにはいられない事は知っている。
 それがボクと君という人間の立場だ。立場は変えられない。
 周りを変えようと努力したこともあるけど――。
 もうボクは疲れてしまったし、ここで終わるならそれも良いと思う」

そして早口で付け足すようにして言葉を走らせた。

「本当だよ。くだらない好物のことも憶えててもらえたしね。
 ここで死んでも寂しくないんだ。不思議な気分だよ。
 これはこれで願っていたことでもある。思い残すことも無い……」

彼女は飛ぶだろうか、と王子は思った。
かつて見た、まるで天使のように真っ青な空を羽ばたいていく姿を思い出す。
魔法は本来そのように使われるべきなのだ。
魔力の強い貴族が、より弱い人々を支配するためでは無く。自由へ……。

王子は思う。彼女はボクを殺さずにはいられない。
人と人を縛り付ける、身分という楔をほどかずにはいられない。
やがて城門の前に、市街の隅に、そしてこの王宮に入り込んだ反逆者達がクーデターを開始するだろう。
ボクの死を合図にして天使達が羽ばたいてく。

彼は千億の天使の群れを夢想していた。人々よ自分を信じて羽ばたいていけ。
ふと女の顔を眺める。
そして驚く。彼女にしては珍しいことに、泣いていた。
ボクらは同じ夢を見ていた。多分それがこの結末を呼んだのだ。

ゆっくりとナイフが突き刺さってくる。
それがこの王国を終わらせるものだと信じて王子は笑った。
そのままの顔で、バターピーナッツなんて間抜けな話題を憶えていた天使の顔を見る。
暗くなっていく視界の中、彼女の流す涙が止まりますようにと、それだけを彼は願った。


~終わる~

悲しい愛だの

>>736「BE-BOTTI-HIGH-SCHOOL」

俺はボッチを目指していた。
修行していたと言ってもいい。
それというのも深い深い理由があるのだが、短く言えばあれに影響を受けたのだ。
そんなわけで俺は星降る夜に誓ったのさ……。

BE-BOTTI。
少年よ孤独になれ。
そんな格言もあるんじゃないか?
無いかもしれない。だが関係無い。

格言は俺が生み出せばいいからだ。
俺のセリフは時を超えやがて熟語になっていく。これは確実だ。
――そう告げると先生は急に泣き出した。
笑いを噛み殺しているのだ。チクショウめ!

俺がキレると、先生は泣き笑いしながら謝ってきた。
ごめんごめんと呟きつつ、でもなんでBOTTIだけカタカナ英語なの? と訊いてくる。
ウルセー! BOTTIは将来的に英単語になる予定なんだよ!
俺がそう叫ぶと、今度こそ先生は声を上げて笑い出した。クソッタレぇ!

終り

アオニンジャー八雲の聖杯戦争

タイトル「概念コレクション」

タイトル「エセコイ」

タイトル『ビッチボッチステーション』

タイトル クワガタ回し

タイトル『I    染色体』

>>766『気体のヒーロー』

「はーいどうもー。水素マンです」

「ええそうです、体が水素で出来てます」

「何の役に立つかって? ほら水素って未来的エネルギーっていうか……」

「えっ?」

「火はやめてください」

「爆発しちゃいますんで」

「そういう短絡的なのダメですよ」

「やめて」

「……」

「やめて!」



「そういうのやめましょうよ」

「化合しちゃうんですよ。危ないんです」

「そうです酸化反応です。ただの水になっちゃいますし……」

「え?」

「いや構いますよ。水になったらマンじゃなくてウォーターじゃないですか」

「その方が良い?」

「カンベンしてください」

「ちょっと……」

「本気ですか?」

「泣きますよ?」

「え?」

「早くもウォーター化だな、って上手いこと言ったつもりですか? 全然上手くないですよ」

「やめて」

「もう泣きません」

「ウォーターになりたいわけじゃないんです」

「気体のままで行きたいんです」

「ヒーローですから」

「だからそれをしまって……あっ」


>>813はだしの王様

僕の国の王様はいつもはだしだ

みんなは靴を履いている

けど王様ははだしだ

王様は国中を毎日見て回る

歩いて見て回る

だから王様の足は真っ黒だ

みんなは王様が来るたびに靴を差し出す

しかし王様は笑ってその靴を返されるんだ

ある時僕は我慢できずに聞いたんだ

「なんではだし何ですか?」ってね

そしたら王様、いつもみている優しい笑顔でこういった

「はだしでいるとね、みんなの生活がわかるんだ。
馬車の溝、水撒きのあと、今日はここを何人が歩いて何人が走ったか
私は王なんてものをやっているだろう?
だからみんなの暮らしをよく知りたいんだ
そしてもっともっとこの国を笑顔あふれる国にしたいんだ」

それを聞いた人たちがその話を広めたんだろうね

次の日、僕が王様をみた時には王様の手にはたくさんのカツラが握られてたんだ

王様は切なそうな、でも嬉しそうな笑顔をしていたよ

す、水素ダイーン!

タイトル「毒の目覚め」

タイトル「留守電あり」

タイトル「アイとユウキのモノガタリ」

タイトル「水ぶくれ大進化」

タイトル「宵闇の紅茶」

タイトル「望むものが現実に存在しない奴の惰性的怠惰生活」

>>831 「留守電あり」


『新シイメッセージハ1件デス。』

甲高い女性の声が留守電があることを告げる。

『最初ノ新シイメッセージデス。午後11時』
『もしもし?私。またかけ直すね』

知らない声が響く。番号にも見覚えはない。
きっとかけ直すときに間違ったことに気づくだろう。


仕事がひと段落ついて、スマホを確認した。
画面の端のアイコンに驚いた。

二日連続での留守電とは珍しい。
まさか昨日の人ではないだろうと思ったが、
着信履歴に表示された番号は昨日と同じ。

また間違ったのかとため息をつきながらも、一応聞いておくことにした。

『最初ノ新シイメッセージデス。午後11時30分』
『もしもし?私。仕事忙しいのかな?またかけ直すね』

やっぱり昨日の人だ。
普通、赤外線なりQRコードなりで交換した連絡先を登録しているだろうに、
今時二日連続で間違い電話をする人もいるんだな。
赤外線が使えない機種で、バーコードリーダーアプリがデフォルトで搭載されていない機種を使っている人なら仕方ないのかもしれないが。
いちいち落とすの手間だし、よくわからずに使っている人なのかもしれない。
明日かかってきたら折り返そう。そんでもって間違ってますよ、と伝えてあげよう。


案の定着信履歴がある。
ばっちり留守電も入っている。

『最初ノ新シイメッセージデス。午前0時』
『もしもし?私。遅くにごめんね。またかけ直すね』


たった三日なのに慣れ親しんだ声に聞こえるから不思議だ。
とりあえず、折り返そう。


『もしもし』

よかった。ちゃんと出てくれた。

「すみません。三日ほど前からお電話いただいてるようなんですが、」


『折り返してくれたのね。ごめんね。ありがとう』

『それでね、用なんだけど』

話を続けようとしているが、これは間違い電話だ。

「いえ、あなたを存じ上げませんので、おそらく間違い電話かと」

『ううん。間違ってないわ。』

こんな声の知り合いいたっけ?
私が忘れているだけか?


『なかなか忙しくてそっちにいけなかったから忘れてるかもしれないけど、』
ぞっとして電話機を取り落とした。



『だってずっとあなたが在宅のときを待ってたの。これでやっと私だけのものにできるわ』

>>740「おも胃」

三月に中学を卒業した。
春休みで暇をもてあそんでいた俺に一通のメールが届いた。
差出人は不明。
なんとは無しにタイトルを読んだ。

『おも胃ディストラクションをありがトゥ!』

なんなんだよ。
いや……なんだ? なんだって言うんだ。
記憶にねーよ。おも胃ディストラクションってなに?
お礼されるのが逆に怖いよ。

そしてなんでテンション高めなんだよ。
意味がわからねーよ。
チクショウ、これが社会の洗礼ってやつか?
こういうのに耐える勇気を持てってことなのか……。

見えない恐怖に震えている俺。
そんな時、急に電話がかかってきた。

『あ、せんぱーい。おヒサですネ』

聞きなれはするがイラつくその声は、部活の後輩の南だった。
なんなんだよ、と聞き返す俺。南は、

『メール届きましたぁ?』

淡々とした口調で言ってくる。
メール? と疑問符をつけて俺は返事をした。

『そうそう。部活のみんなで、寂しい寂しい春休みを送る先輩に、
 せめてもの情け的な応援メールを送ろうって話になりまして。
 思い出をありがとうって』

大きなお世話だこの野郎、ぶち転がすぞ。
そんな文句を平然と聞き流しながら南は続ける。

『冴木ちゃんのスマホ借りたんですけどね、予測変換ってオモロイですね。
 あんまりオモロイんで意味不明なまま送ったんですけど、どうでしたぁ?
 クールな冴木ちゃんの意外な一面! って感じでオモロかったでしょ?』

冴木のスマホからだったのかよ。
俺あいつの情報登録してなかったわ。
何の気なしにそう答えると、とたんに南の態度は一変した。

『はぁ!? サイテー! なんで登録してないですか!?』

な、なんでって言われても。
逆になんでお前はそんなに怒ってるんだ?

『ウチのお膳立てがイロイロと台無しじゃないですかこの無能!
 え゛!? あの冴木ちゃんにこんな一面が!! って感じで
 ギャップ萌えが生まれる前提だったのに! ほんと使えネー先輩ですネ!』

誰が無能だテメーこんどあったら三発殴るからな。
一発じゃないぞ、三発だ。
きっちりとそう告げてから俺は電話を切った。
そしてムカつく後輩である南のことをさて置き、同じく後輩である冴木のことを思う。

ショートカットで、いつも憮然とした顔をしていた。
クールで、無感動で、そのクセ俺にだけはつっかかってくる女。
そして「思い出をありがとう」を「おも胃ディストラクションをありがトゥ!」と誤変換するスマホの持ち主だ。
あいつ普段なにを検索してんだ? リアルに怖いわ。

呟いた声に応えるものは無く、辺りにはただ春の陽気が満ちている。
まあいい、あの二人に悩まされる事はもう無いだろう……。
そんな風に考えていた俺が後悔を覚えるのは、もう少し先になってからの話である。
しかしその事を知らない今、俺はただ暢気に時を過ごすのだった。


続かない

すげぇ、純粋に続きが気になるわww

タイトル「能力(ちから)なんか欲しくなかった彼らと、疎まれても良いからヒーローになりたかった俺達を入れ替えてみた結果」

タイトル「汽車太郎」

タイトル「魔工学者のオーバーテクノロジー」

タイトル「探偵の日」

タイトル『影喰ゐ』

タイトル『全知全能なる神益太郎』

タイトル「書記転生」

タイトル「俺んちのサキュバスが全くエロくない件について」

>>778『おまじないは嘘だった』

幼い頃、私はこの世には愛があると信じていた。
それは誰かから教えられたことでは無く、意味の無い純粋さで信じていた。
窓からぼんやりと眺めた景色は温かい。そして遥か向こう側にある。
触れられない距離が、届かないあの風景が、なぜだかひどく懐かしく感じた。

おまじないが嘘だと気付いたのはいつ頃だろうか?
愛とおまじないはどこか似ている。
それらはどちらも形の無いものだった。
かつて私は愛と同じようにおまじないを信じていた。

ある日のことだ。
私はふとした拍子に形の無いものを疑った。
疑った瞬間にそれらの輪郭は失われ、止め処なく崩れていく。
そして壊れて二度と戻りはしないと、そう気付く頃には、もはや何もかもが手遅れだった。

触れれば失われてしまう。
低く空を飛ぶ鳥。
あの鳥はどうして飛ぶのだろう?
その答えを知る必要は無い。ただ手をかざす時だけ、私は何かを得られるのだ。

タイトル「スーパー鬱ロボ大戦」

タイトル「生徒会株主共」

タイトル「ラブラドールは突然に」

>>810タイトル『BLOOD SKY』


空から赤い雨が降ってきた。

どこかで<兵器>が戦っているのだろう。

十数年前、人の形をした「何か」が地球を襲った。

あまりにも大きな力で人類を圧倒したが、弱点が血液と言う事が判明した。

世界は血を使う新たな<兵器>を作り上げた。多くの犠牲を払いながらも誕生したのだ。

そして、適合した血を使う<兵器達>の事を人々は「バンパイア」と呼んだ。

勿論、兵器は人間。人類だ。

空は常に赤い。血のような赤さだ。

我々が青い空を見れるのはいつの日だろう。

俺は来た奴らに血を飛ばした。


>>851
こりゃまた挑戦的な世界観だこって

タイトル「現実に足りないものは、特殊能力と魔法と都合の良い人類の敵だと思うんだ」

>>851
タイトル書いた者ですー
こういうえげつない設定の話大好きです、ありがとうございました

タイトル「白金(しろがね)の血潮」

>>854

「私の命と私の血、どっちの方が高いのかな」


青白い手首から伸びる管、その先端に繋がれた点滴がまばたきの間隔で液体を血管の中に落としていく。

私の血に溶けていく"シスプラチン"という名前の水は、高価なプラチナから作られる抗癌剤らしい。詳しいことは私も知らないが。

この毒水は私から景色を奪い(光に弱いらしい)、次に髪を奪い、そして音を奪い、最後に死ぬ権利さえ奪いつつある。


私のすり減っていく人としての価値の代わりに、削られてできた隙間が少しずつ白金で満たされていく―――

そんな気味の悪い譫妄すら、この皮膚の裏を蠢き回る疼痛を忘れるのにはうってつけだ。


今の私にどれほどの価値があるというのだろう?

この身体に宿った卵巣がんは、子供をつくる可能性だけでは飽きたらず私自身の可能性まで貪欲に喰らい成長していく。

死にたくないと思った。不死を渇望した。


―――不死と言えば。

がん細胞は不死化した"わたし"らしい。なんとも境遇が私に似ていて愛着が湧きそうだな、と自嘲ぎみに嗤う。

だが可哀想なことに、彼らはこれから私を流れる白金(しろがね)の血潮に殺される運命を辿るだろう。


「……ごめんね」


どうせお互い長くはないのだ。ならいっそのこと―――

私は精一杯の力でなんとかチューブを掴むと、勢いよく静脈に突き刺さった針を引き抜いた。ちなみに癌は治った。

腫れ物系の話になるとは全く思ってなかったなー

タイトル「ビットを自機にしてみた結果」

タイトル「俺の彼女は自立型監視カメラ」

タイトル「まず、私は世界の全てを憎んでいるものとする」

>>857「俺の彼女は自立型監視カメラ」

ぐしゃり、という感触が伝わってきた。
嫌な予感がする。
持ち上げた足の下から、蛾が出てきた。
潰れていた。

裂けた腹から白い体液が飛び出している。
その中に、幾つもの小さな粒が浮かんでいた。
やがて気付く。
これは卵だ。潰れた蛾の腹には卵がつまっていたのだ。

だからこの蛾は飛べなかったのだろう。
身体が重く、けだるく。
仕方なく床の上を這いずっていたわけだ。
そんな事を考えた後、俺は舌打ちしながらバスルームへ向かう。

その時、部屋に置きっぱなしにしていた携帯が鳴った。
誰だろう? まあいい。
俺は相手を無視して足を洗い始める。
すぐに切れるかと思ったが、こんな時に限って着信音は長く続いた。

なにもかもが思い通りにならない。
バスルームを出た俺は、惨めな気持ちで蛾の死骸を片付けた。
あらためて手を洗い直すと、部屋に戻り、携帯を手に取る。
画面を確認する。見慣れた名前が表示されていた。発信者は彼女だった。

俺は無感動なまま返信ボタンを押す。
短く音が鳴った後、彼女はすぐに電話に出た。

――なんで電話に出ないのよ。

仕方無かったんだ。

――なにが仕方無いのよ。

口調から癇癪の気配が伝わってくる。
それを意図的に無視して俺は答えた。

色々あったんだよ。俺にだって用事くらいあるさ。

――用事ってなによ。

下らないことだよ。君が気にするほどのことじゃない。

――私には言えないってこと?

そういう事じゃ、ないよ。

俺は次第に自分が疲労していくのがわかった。
この女は一体どんな返事を期待しているんだ?
これじゃまるで、俺を監視し続けるカメラだ。
なおも続く彼女からの抗議を聞きながら、俺は重くけだるい気分に浸っていた。

>>857 「俺の彼女は自立型監視カメラ」


俺は今、正座している。
すでに足の感覚はない。
絶賛説教中だから仕方ないがつらい。

聞いてるの、と静かに、いつもより幾分低い声で言われる。
ひざの上に置いた自分の手を眺めていた目をそっと彼女のほうに移すと、泣きそうな顔をしていた。

彼女には大変申し訳ないが。怒りながら目を潤ませた彼女の顔が好きだ。
仄暗い劣情が湧くのを抑える。こんな感情知られたらもう普通の顔すら見られなくなる。


ごめん、そう彼女に伝えると。
そうやって謝るの何回目かなぁと冷たく言われた。

さて、どうしたものか。
食べ物で釣れる相手じゃない。
アクセサリーもつけないし、モノで釣るのは無理だ。
金で解決、も無理か。尤も俺にそんな自由になる金がない。


どうしたら許してくれる?と素直に聞いてみた。

溜めに溜めた涙が流れた。
もうしないって約束してって毎度毎度言ってるのにって言われても。

そもそも、俺は街中で女の子と話してただけなのに。
しかも二人っきりですらなかったのに。

思っても口にしてはいけない。彼女はそうやって他人と触れ合うことすら難しいのだから。
だからって俺にまでそうなれというのも何かなとは思うが。


許してもらえないのなら俺はどうしたらいい?
いっそ彼女とさよならしてしまおうか。
今までずっと我慢してきたんだ。もういいよな。疲れたし。
正直めんどくさい。これから先まだどうにでもなるだろ。



さぁ、溜め込んだ邪欲を解放してしまおう。



彼女に触れようとした瞬間、けたたましい警報音が鳴り響いた。



再犯ノ可能性アリ。更生プログラムハ失敗シマシタ。

タイトル「㌔㍉㌧㌦㌔㌦㌔㌧㍑㌫」

すみません!かぶっちゃったorz

タイトル『Children in Battlefield』

>>781
タイトル「眠るのですか?」

主人は今日も残業だ、そう連絡があった
けど私は知っている、彼は浮気をしていることを

相手は会社の後輩、顔を見たことはない
けど私は知っている、彼女はエミということを

主人は最近ラーメン屋巡りをすると言ってよく出かける
けど私は知っている、彼はデートに出かけるのだ

ラーメン代はかさむらしい
けど私は知っている、それは彼女へのプレゼント代だ

今日も主人は帰ってこない
私を1人残したまま
私は1人、布団に入る
貴方は誰と

眠るのですか?

>>30
タイトル「人質ゲーム」

地球に暮らすみんなみんな、人質ゲームを遊んでる
人質は自分、引き換えは未来
自分をすり減らして、未来を掴もうと必死で足掻く、もがく

けどね、人質の価値が低ければ引き換えも低いに決まってる
失敗したら未来は貰えず、殺されるだけ

私の価値はなかったみたい
私は失敗しちゃったみたい

だから、地球のみんなみんな
私はここでゲームは終わり、後はみんなで楽しんで



それではみなさん、バイバイ

>>69
タイトル「幸せに導く立て看板」

僕たちは走っている、長い長い道を

立て看板が目に入る
【ここで止まりなさい】
僕たちの何人かはここで止まったようだ

残った僕たちはまだまだ走る
また立て看板だ
【ここで止まりなさい】
内容も同じ、ここでも何人かは止まったみたい

少なくなった僕たちはまだまだ走る
終わりが見えてきそうだ
立て看板が目に入る
【ここで止まりなさい】

僕以外はみんな止まったみたい

それでも僕はゴールをした、丸い玉に入れた

そして思ったんだ、きっとあの立て看板は人生という苦しみを回避できる

幸せに導く立て看板、だったんだなって

三連投失礼しました

乙!
どれも世知辛さが見え隠れしてんねー

>>224
『月の割れた地球(ほし)で』

今夜は半月、まるで2つに割れたみたい

半分の月を私は追いかける、トコトコトコトコ歩き続ける
月は足が速い、どんなに歩いても逃げていく


今夜は三日月、欠けた月の残りカスみたい

残りカスの月を私は追いかける、スタスタスタスタ歩き続ける
月は小さくなっても足が速い、今日も追いつくことはできなかった

今日は月はお休みだ、私に追いつかれるのが怖くなったのかな
月が休むなら私も休み、スヤスヤスヤスヤ眠るんだ

今夜も三日月、お久しぶりだね、お月さん

久々の月を私は追いかける、ペタペタペタペタ歩き続ける
今日も月には追いつけない、

今夜は半月

私は月には追いつけないみたい
私はトボトボトボトボお家に帰る

ふと後ろを振り返ると今度は月が私を追っていた

なんだ、お月さんも寂しかったんだ

こりゃ絵本に出来るね

>>411
「No.46とNo.96」

「おい!46!生きてるか!」

「もちろんだろ96!」

「あそこを抜ければ外だ!がんばれよ!」

突如として現れた毒の霧、それは沢山の仲間の命を奪っていった
12、58、39、47、最強と呼ばれた奴らも毒の霧にあっさりと殺られていった

「おい!46!」




「46?おい!おい!!」


これで残りは俺だけのようだ

そして…俺もここ……まで…………





「ケホッ、まだ少し残ってるわ、やだ、ゴキブリ、こんなに居たのね」

なんだよ、一昨日から俺しかss書いてないし
だれかータイトルでもいいからさー

タイトル「マジカルタウン京成津田沼」

そんなに書いて下さる人間は多くないのです……お許しを

タイトル「銀の鯉が宇宙(そら)に昇る時」

>>129
タイトル「氏名、住所、電話番号」



今、俺はペンを持っていて、目の前には一つの紙がある

そこには書き込むべき三つの項目

俺はとりあえずその紙にペンを走らせる

氏名……名前。名前?あれ?俺の事の筈なのに分からない?出て来ない!どういう事だ!?

ええい仕方あるまい。そのままに書くしかないか

次は住所。住んでる場所。または住みたい場所か……

一応、どんな所に出されても大丈夫な様に書いておくか

そして次は……電話番号……分からん。読めるんだが意味は分からん……。分解してみれば分かるか?

でんわばんごう → でん わ ばん ごう → はん、ごう……飯?

つまりこういう事か?

でん、わ、ばんご……はん

出んわ晩御飯!?いやいや、嫌だよ!晩御飯は欲しいよ!ってか晩に限らず毎日ちゃんと朝・昼・晩三食欲しいよ!

って事で書いて……っと

出来上がった紙はこんな感じだ


氏名:ない

住所:どこにでも

電話番号:ごはんは出る所が良い


うーん。我ながらカオス……だがまぁ良い。これで最初から前の方で提出を待ってる人の所に出そう。どうなるかは分からんが

「出来ました」

「はい、見せていただきます。どれどれ……ほう。これはまた変わった解釈ですね」

「そんなに変わってますか?すみませんね。なにぶん書き込む内容がよく分からなかったので……」

「いえいえ、良いんですよ、これで。おめでとうございます」

「おめでたいんですか?」

「ええもちろん。あなたは次の生で”他人から好き勝手に呼ばれ、どこであろうと行き来する事が出来、連絡などは出来なくなりますが、

毎日三食必ずご飯を出してもらえる存在”になるでしょう。ま、精々、楽しんでいって下さいね。それでは、また会う時まで、お達者で~」

俺はどうなってしまうのか?少し考えてる内に、その人が手を振ると、下から浮遊感を得つつ、意識が遠くなってゆくのだった……

タイトル「限りなく無限に近い有限ループ」

>>861 「㌔㍉㌧㌦㌔㌦㌔㌧㍑㌫」

怪文書が届いた。
横書きでたった2行。

とりあえず1行目は読めた。
「キミトドキドキトリッパー」
君とドキドキとリッパー。おそらく恋文の類だろう。なぜ糸切りが出てくるのかは謎だが。
意味不明だが、読めただけまし。

2行目がカオスだった。
「ロリンルロルロントルセント」
そもそも単語にすらなっていない。ロリンとかトルセントとか聞いたこともない。
というかこれ日本語なのか?どっかの外国語なんかじゃないのか?
それか宇宙語とか。



(スイラン星人からの宣戦布告まで あと2時間)

タイトル「wwwwwwwwwww」

タイトル「単芝ワロタ」

タイトル「白紙の答案」

タイトル「新曲掃海ポリフォニカ」

タイトル「殺伐町内会」

>>863
タイトル『Children in Battlefield』


人口過剰で、もはや「人権」なんて無い世界の話。

人が増え過ぎ、地球と言う宇宙船のキャパシティーは限界寸前まで来ていた。

そこで、世界中の「要らない人」を送り込み惑星を開拓させようようと言う計画が上がった。

観測結果、地球と似た星であることが判明、「希望の星」と名付けられた。

その惑星行きの船に「要らない人」たちを押し込む。

「要らない人」の事を「子供」と呼んだ。

だが、知らなかった。「希望の星」は「絶望の星」であると。

彼らに持たされたのは弾薬30発、旧式銃とナイフ、それと10日分の食料と水。

今、絶望と希望が幕を開ける。

>>880「白紙の答案」


ラブレター。
なんて古典的なものだろう。
それでも私は直接顔を合わせるのが恥ずかしくって書いてみた。
でも、それでも恥ずかしくってクイズ形式で。
いくつかの思い出をクイズとして書いて、最後はこうだ。


『Q.この手紙を出した女の子はあなたにとある特別な感情を抱いています。それは一体なんでしょうか?答えとそれに対する貴方の反応を書いてください。
  ヒント:何故かあなたのことをずっと見てしまいます』
 A.

 クイズは以上です。解答の受付は朝の八時までです。教室で待ってます。


なんて
きっと他の人に見られたらバカにされるんだろうなぁ、と思いつつ彼の靴箱に忍ばせた。
彼は律儀な人だからきっちり答えを書いてわたしてくれるんだろうなぁ……


でも、彼は現れなかった。
痛い、痛い、心が痛い。
そんなものを押さえ込みながら朝のHRの時間。
彼の席は空席だ。体調でも悪いのかな?きっとそうに違いない。

少し遅れてやってきた先生が突然わけのわからないことを言い出した。


「○○君が下校中、事故にあいました」


嘘だ。きっと嘘だ。
先生が仲の良い人は放課後にでも行ってあげて下さいと病院の名前と病室を読み上げたのを聞き、私は教室を飛び出した。

病室の前には丁度出てきた彼のお母さんがいた。
彼の家に遊びに行ったとき(友達も一緒だったが)挨拶をしたので憶えていた。
私のことも憶えてくれていたのか、名前を呼んでくれた。
 

「そうだ、あなたに渡さなきゃいけないものがあったの。これ、○○が事故に遭ったときに握ってたものなんだけど……」


それはくしゃくしゃになった私のラブレター。
おそるおそる開ける。
やっぱり答えは書いてない。

彼のお母さんに連れられ病室に入る。
彼は眠っていた。ずっと目を覚まさないらしい。お医者さん曰く、彼の気力次第だそうだ。

ねぇ、こんなのないよ。早く起きて答えを埋めてよ、ねぇ……

なにもその日に起きなくたって良いじゃんね……

タイトル「君影草の涙」

>>886「君影草の涙」


私は酷い女。
誰に対しても毒吐く。
それがたとえ愛する人であっても……

三日前も折角家に来てくれた彼氏に対して、少し遅れたからとグチグチ言ってしまった。
挙句の果てに思ってもいないことを口にしてしまって、その結果彼は帰ってしまった。
終わった。
もう彼との関係も終わりだ。
今日ここに来ると言ったのもきっと別れ話だ。
どうせ私の人生なんてそんなもの。ずっとこうやって行くんだ。

ピンポンと部屋のベルが鳴る。
来た。さぁ腹を括ろう。


「おまたせ」

「待ってないわよ。上がらなくてもいいわよ。早くして」

「……? まぁいいや」

「まぁいいって何よ!!!」

「そんな怒るなって。はいこれ」

「何これ?……鈴蘭?」

「そそ。好きな人に送る風習があるんだって」

「……あなたほんとバカね。それは5月の1日よ」

「まぁ気持ちだって、気持ち」

「……怒ってないの?」

「三日前のこと?まぁ君のことはよくわかってるから。その上で付き合ってるんだし。帰ったのは君も落ち着く時間が欲しいと思って……」

「ほんと……バカね」


綺麗な白い花弁の上に、ポタリと雫が零れ落ちる。
慌てる彼の頬に手を添え、誤魔化すようにキスをする。
私のもとを去ってしまったと思った幸せを、ここまで運んでくれた花を片手に―――

タイトル「とある悪女の末路」

タイトル「きのこたけのこ最終戦争」

>>883
バトルロイヤルものか 面白そう

>>850「ラブラドールは突然に」

その犬は突然やってきた。

私は新しい家族に向かってこんにちわを言う。

!突然の死!

ピュアなハートが粉々! 涙を流す私! そして感動!

彼氏ぃ↑の支えで心がほんわかとか? そんな感じ。まる。

>>834「宵闇の紅茶」

一人ぽつんと六畳間。
窓から注ぐ太陽の光も少なくなり、闇が部屋を侵食する。
あぁ、ただただこの闇の中に融けてしまいたい。
でもそれは到底無理な話。
だから普段しない夜更かしをする。
何をするわけでもないのに。
淹れ方もわからない紅茶とともに。
間違えて出してしまった二つのカップのうちの一つにたっぷりと注いで。
口に含んだ紅茶はどこか薄くて、まるで味が欠けてしまったよう。

独りぽつんと六畳間。
影法師もいなくなり。
太陽は沈んでしまったようだ。

>>846 「俺んちのサキュバスが全くエロくない件について」


サキュ「お腹すきました」
俺「もうそんな時間か」
サキュ「さぁ、はやく」
俺「急かしたってそんなすぐには出ねぇよ」
サキュ「そんなそんな。3分じゃないですか」
俺「そんな早くねぇよ」
サキュ「んー…そうですね。3分じゃ無理ですね」
俺「だろ」

サキュ「お腹すきました」
俺「今用意してんだろうがよ」
サキュ「時間かけすぎですよ。暴動起きますよ」
俺「二人しかいないのにか」
サキュ「いざとなれば分身でもして増えます」
俺「意外と有能なんだな」
サキュ「今は空腹で無理ですが」
俺「今が立ち上がる時のはずでは」


俺「お待ちかねの食事の時間だ」
サキュ「やたー。ではではいただきます」
俺「毎度不思議なんだがな」
サキュ「ふぁい?」
俺「銜えながら喋るなよ」
サキュ「むぅ。せっかくのたのしい時間の邪魔して何なんですか?」
俺「いやな。何で主食がカップめんなんだよ。サキュバスだろ」
サキュ「明日はベジータがいいです」
俺「おk」

俺「じゃなくて、普通の飯で精気ってとれるもんなのか?」
サキュ「精気はちょっとずついろんなところからもらってるんで」
俺「…俺からも?あげた覚えないんだけど」
サキュ「世間一般の方法でもらってるわけではないですから」
俺「…世間一般の方法でもらってくれねぇの?」
サキュ「私で脱童貞しようとしないでくださいよ。その汚らわしい思考をどうにかしてくださいよ」
俺「男ですから!」
サキュ「チェリーが何言ってんですか」
俺「チャーリーです」
サキュ「残念なのは下半身だけじゃないんですねぇ」
俺「傷口をナイフでえぐるのやめてもらえませんかね」


サキュ「さて。食事は終わったので寝ますねー」
俺「もうちょいかまってくれてもいいじゃん」
サキュ「…何すればいいんです?」
俺「一般的な方法で精気をもらってくれ」
サキュ「……お伺いしますが」
俺「何でしょう」
サキュ「今の私の格好でも欲情しますか?」
俺「上下ジャージでゆるいおさげはとっても似合っているが。
  いかんせん身長やら体形に犯罪臭がするのでちょっと」
サキュ「でしょうね。あなたが一番欲情しないだろう姿をとってますから」
俺「自衛?」
サキュ「自衛。そういうわけでおやすみなさい」
俺「おやすみなさい…」


こうして仕事か生きがいかを忘れたサキュバスとのゆるゆる共同生活は続くのでした。

>>852 「現実に足りないものは、特殊能力と魔法と都合の良い人類の敵だと思うんだ」


まず、特殊能力や魔法があれば、重火器や核兵器なんてものに頼らずともよくなる。

それだけじゃあ人対人の戦争に使うのが人間兵器に変わるだけってことになるから
人類の敵も必要だ。

しょぼい敵じゃ、さっさと始末して終わり。
んでさぁあっちの人らと戦いますかってなっちゃうだろうな。
だから、ちょっと手ごわいけど、皆でなんとかできるかもってくらいの強さがいい。

しかもこまめに襲来してくれる敵がいいな。
襲来のスパンは不定期で。
頻繁に来たりちょっと間をおいて来たり。

いつ来るかわかんない共通の敵を相手に人類は協力せざるをえなくなる。
その敵を倒しきるまでは人類間で争ってる場合じゃないし、
やっとの思いで倒しきった後は、再来に対する備えがいる。
なんて対策をする必要がでてくるだろう。

そうすればきっと宗教だの人種だの言ってらんないよな。
協力してどうにかしようとしてるところに水差すやつを誰が助ける?
生きるためにはいつまでもそういうことに固執してられなくなる。
人類の敵の襲来で平穏はないけど、平和は訪れる、という寸法さ。


俺の言いたいこと?
世界平和には足りないものがいっぱいあるってこと。
それも、現実に足りないものばっかりな。

>>808 「星空へタスキリレー」


行ってくるね

そういってその子は降りていきました。


こんにちは

いらっしゃい。しばらくここにいるのかい?
いいえ。ここからゆっくり海をめざすの

そういってその子はゆっくりゆっくり山を下りていきました。


いらっしゃい。しばらくここにいるのかい?
ええ。たぶん。会いたい方がいるのです。このあたりでゆっくり待ちます。

そういってその子はまったりとたゆたっていました。


ああ、あの方だわ

そういってその子は急いで昇っていきました。


こんばんわ。あなたに会いたくて待っていたのです。
いつだかの私が、あなたとここで会ったのです。
いつだかの私の想いを伝えるために、ここに戻ってきたのです。


遠い遠いところにいるあなたの光が私たちを照らしてくれました。
綺麗ねって言ってもらえたんです。
いつも疎まれる私たちに綺麗ねって。
嬉しかった。あなたのおかげです。ありがとう。


そういってその子はまた降りていきました。

タイトル「逃げ場がないなら作っちゃえばいいんじゃないかな」

>>896「逃げ場がないなら作っちゃえばいいんじゃないかな」

逃げ場ってゅうのワ。。。

なぃならつくっちゃえばいぃ。。。

人を責めるのってこわぃしユルせなぃ。。。

ウチは絶対にそぉーゆうことしないし。。。

アキラもウチの考え認めてくれてるし。。。

でもアキラ、ウチがタクヤともつきあってるの許してくれなぃ。。。

なんでみんな仲良しになれなぃん?

もうマジ無理。。。

ユウジに電話しょ。。。

>>897
もしかして三股してるのかwwwwwwwwww

>>892
「ごちそうさまなのだー」>~●

また増え始めてとても嬉しいな
きっかけは>>872
てか、>>869>>864同じ人が書いたとはびっくり

タイトル「雨がふるかも」

タイトル「台所戦記」

>>900「雨がふるかも」


――嗚呼、今日は曇り空だ。

こんな空模様だ、雨がふりそうだな。

全てを洗い流すような、雨。

悲しみも、怒りも、全てを流してしまうような、大雨が。

雨を防ぐ傘など、持っていない。

……いや、持っていた、だが、その傘はどこかへ行ってしまった。

離したく無かったのに。

捨てられたく、無かったのに。

俺は、誰も居ない部屋で一人、大雨に濡れた。

タイトル「妖怪手首おいてけ」

>>894
見事に俺が生きたいゲームの様な世界を言い当てて下さっている。ありがとうございました!

>>800 「空箱の蝶」


ここには何もない。
とても可憐だったあの子もいつの間にかいなくなってしまった。

がらんどうだったひと時が華やかになったのに。
今では夢の中ですら会えない。

精一杯愛でたのに。
何が不満だったのだろうか。
もう一度取り戻すことはできるだろうか。

つまらない。
さみしい。

一目でいいから、なんて嘘だと思う。
病むほどに恋焦がれているのなら、たった一度で満足できるはずがない。
いっそ標本箱に収まってくれないだろうか。
そうすればずっと一緒にいられる。


あの子をいちばん綺麗な状態で、
あの子がいちばん可憐に見えるように、
とどめておけたらどんなに素敵だろう。


そうやって今日も空箱のなかの蝶を追いかけ続けるのだ。

>>903「妖怪手首おいてけ」

うわあ、妖怪手首おいてけだ

出会いたくなかったのに

避け続けていたのに

どうして僕らは出会ってしまうんだろう?

悲しみとか切なさとか

何もかもを置き去りにして

走り出した瞬間

一切を、脚力の差が無意味にしていく

きっと運命だったんだね、と妖怪は言った

僕は泣き笑いを浮かべる

お月様だけが僕らを見つめていた



Dead End

『光印星機フェラチオン』

タイトル「飛んでっちゃって星になりたい」

じゃあ俺も
タイトル『暴飲吸着フェラチオン』

タイトル「花の敗北道」

「フッフフーンフンフッフフーンフンフッフフーンフンフンフフン♪フッフフーンフンフッフフーンフンフッフフーンフンフンフフン♪」

今日も彼の鼻歌が聞こえる。曲名は分からない、昨日はクラシックな曲だったけど今日はロックな感じ

「ンーフフーン♪フーフーフーン♪フーフーフーン……トゥットゥットゥッ♪フフフフンーーフフーンー♪」

一曲終わったのかな?曲調の違うものがまた始まる。彼と私の付き合いは毎日たった15分、私が知ってる事は毎日同じ道を歩く事と、毎日違う鼻歌を歌う事

「フンフンフンフンフンフンフルフフフン♪フンフンフンフンフンフンフルフフフン♪……♪」

声をかけてみたい、彼をもっと知りたい、そう思うこともあるけど、今日もまた彼の声が遠ざかる

「……トゥットゥットゥッ♪フフフフンーーフフーンー♪」

…今日も頑張ろっ

────────────

「トゥルトゥールフフーフーフフール♪フルフーンフフフールールー♪フンフーッフールールットゥ♪フーフーフーフルフン♪」

昨日までと同じ日常、昨日までと違う曲。でも、昨日までと違うことがあった

「桜花歌…」

「ンーフ♪フフ……?」

彼の歌を邪魔しちゃった、けど初めて、彼の歌う曲名が分かった

「……フッフンフフン♪フルーフフーフン♪」

声はかけられなかったけど、明日はきっと……

「トゥルトゥールフフーフーフフール♪」

ありふれた日常で、どこにでもある物語、でも……



─────────

「フッフフーンフンフッフフーンフンフッフフーンフンフンフフン♪フッフフーンフンフッフフーンフンフッフフーンフンフンフフン♪」

幻影武装、勇猛さとどこか禍々しさを持つ曲。昨日のライブは無名アーティストとは思えない出来だった

「ンーフフーン♪フーフーフーン♪フーフーフーン」

彼等なら僕が少し後押しすれば良いところまで行くかもしれない

「……トゥットゥットゥッ♪フフフフンーーフフーンー♪」

でもこの決戦はどうだろう、曲自体は決して悪くないが曲名がありふれてる、これじゃ他の同名曲に埋もれてしまうかもしれない

「フンフンフンフンフンフンフルフフフン♪フンフンフンフンフンフンフルフフフン♪フフフンルフンフフフン♪」

そこを含めての後押しをする必要があるか

────────────

「トゥルトゥールフフーフーフフール♪フルフーンフフフールールー♪」

桜花歌、渚桜香唯一の代表曲。幻想的な中に儚さと美しさを持つ名曲だと思う。しかし渚桜香はメジャーデビューこそ果たせど、その後後に続くものを生めなかった一発屋だ

「フンフーッフールールットゥ♪フーフーフーフルフン♪」

彼女の様な人達は例え百凡でも、普通の人生を生きるべきだったのかもしれない、一度栄光を浴びても、後はそれを引き摺る人生。そう思うと『普通の』人生こそ幸せだと思ってしまう

「桜花歌…」

「ンーフ♪フフ……?」

……それでも、誰かが覚えてくれるなら平均的に見れば悪くないのかな

「……フッフンフフン♪フルーフフーフン♪」

タイトル『クビナシの花』

>>908「飛んでっちゃって星になりたい」


はぁ……
理不尽に怒られて、仕事を押し付けられて、帰りは遅いのに明日の出勤はまた早い。
見上げたら星が憎たらしく光ってる。
リアルが充実してるって人はあんなふうに輝いているんだろうな。
あぁ、憎たらしい。
そういえば昔は死んだお爺ちゃんとかが星になって見守ってくれてるって教えられてたっけ?
いいな、どっちでもいい。
私も飛んでっちゃって星になりたい。
……今死ねばそうなれるのだろうか?
近くの線路に飛び込めば、家に帰って首を吊れば……
なんてね。どうせそんな勇気も無い。
どうせ星にはなれないのだから。
壊れた歯車になるだけ。
早く帰って寝よう。
明日も仕事なのだから……

タイトル「活動中の生命体にも容赦なく侵食・分解してくる黴が発生」

タイトル「見なかったことにしたいけどできない」

タイトル「15分間の彼女」

>>916
「15分間の彼女」

やった!やった!俺にもついに、彼女ができたんだ!
年齢=彼女いない歴だった俺の人生にも、ついに春がやってきた。
俺にはもったいないくらい可愛らしくて、性格もよくできてる最高の女の子。
こんな子を彼女にできるなんて、俺はなんて幸福なんだ!
あぁ、このシアワセがいつまでも続いてほしい……。





テンションが上がりすぎた俺が、思わずゲーム機を床に落っことした上に踏みつけそれを壊してしまうのは
画面の向こうに彼女ができてから15分後のことだった。

タイトル「彼女が僕の目の前で首を括る3秒前に青色の笑顔を見せた理由についての報告書」

「見なかったことにしたいけどできない」

憧れていた先輩が目の前で負けた。

全国でも指折りの強さだった彼を全国大会予選で破ったのは同級生だった。

嘘だと思いたかった。彼が全国大会で優勝する姿を見たかった。

だが、もうその時は来ない。彼の3年目の最後の夏は終わったのだ。

そして俺は誓った。先輩を倒した相手に勝つと。

実力の差は明白。あと2年必死に頑張っても追いつけるかはわからない。

だが、必死に食らいつこう。

先輩が負けたことは忘れない。

先輩の泣き顔など見なかったことにしたかった。けれど、それはできない。

俺はかならず奴に勝つ。すべてを捨ててでも、彼を超える。

タイトル『天使は滅んだ』

色々見られて嬉しいなぁ

>>920

『天使は滅んだ』

死神「はい、業務報告ご苦労様」

悪魔「先輩、いつになったら休日もらえるんすか・・・」

悪魔「かれこれ一ヶ月は休日貰ってませんよ?ブラックですか?ブラックなんですか!?」

死神「はいはいそう怒らないで。最近は業や欲の深い人や犯罪者、挙げ句の果て大量の自殺者で地獄への入場者数が多いの知ってるでしょ?」

悪魔「・・・いやそうですけども」

死神「それに現界で善行を積んだ人が少なさ過ぎて天国は大不況だよ。1日に2、3人いればいいんじゃまいかな?」

悪魔「繁盛地獄に衰退天国って状態ですよね。ってあれは幼馴染みの天使じゃん!おーい天使ー!」

天使「・・・・・・」

悪魔「おーい無視するn」天使「・・・戦争」

悪魔「・・・ん?」

天使「第三次世界大戦で核を落としまくれば現界でまだ悪業を行ってない魂はこちらに大量に運ばれてくるしなにより人口が減るから仕方なく協力し合い善行を積ますことができる仮に自己中心的な人間がでても善良な人間が大多数になってるから鎮圧できるしさらn」

悪魔「お、おーい・・・行っちゃった」

死神(いくら不況だからって天使が悪業に手を貸したら本末転倒だよ・・・)

死神「はぁー、こりゃ『天使』は滅んだ・・・な」

>>915
タイトル「見なかったことにしたいけどできない」


知っていた。けど止められなかった。

ずっとずっとしてきたけど、止められなかったのだ。

虐げられている様を。小さな箱庭で、行われている事を。

止められなかった。自分に被害が来るのだけは避けたい。

誰でもそうだ。

---そして、箱庭は開かれた。


「新聞記事」

「○○高校でイジメか?」

「○日、○○さん(17)が自室で死んでいる事が---主犯は同学年の生徒達であり---」

>>889
かつて、たけのこの里という集落があった。
また、かつて、きのこの山という山村があった。
彼らは常々、茸山と竹林の狭間で争いごとをしていた。それは小さな子供の言い争いから始まり、女子供の遊びの延長線上だったものだが……いつしか、両者の間では埋めようのない亀裂が走っていた。
その争いも、今日で終わってから7周忌を迎える。
かつての大戦争の跡には、抉れた「山だったもの」と燃え尽きた「竹林だったもの」だけが残り、もうそこには誰も残ってはいない。
争いに巻き込まれ、一時は地図上から消えた村、すぎのこ村の村民はその日のことを鮮明に語る。
そしてどの村民も、語りの入りは同じであった。
ーーー「終わりのない戦いが今日も始まる。そう思っていたある日のことだ。空からトッポが降ってきた」……

重いわー

タイトル「新・世界樹の迷宮3 ピグマリオンの姫君」
面白かったらどうにかして書き上げて序章だけハーメルンあたりに投げ飛ばす

>>924
その点トッポってすげぇよな、最後までチョコたっぷりだもん。

言えと言われた気がして

タイトル「きつねとたぬきのファイナルウォーズ」

タイトル「きのこの里」

タイトル「きのこの里」

タイトル「赤いたぬきと緑のきつね」

タイトル「魔法少女株式会社」

タイトル「ほのぼの能力(スキル)フリークス」

タイトル「曇り空オンステージ」

タイトル「月には雲、君には銃声」

タイトル「猫踏んじゃった」

>>935「月には雲、君には銃声」


冷たい、薄汚れた道路の上に倒れこむ。
駆け寄ってくる君は焦った表情だ。
大丈夫かだって?もう家だから頑張ってだって?
バカ言うな。もう無理だろ。今日無事でもいつこうなるかわかんねぇだろ。
あいつらも俺を殺しにくるんだから。
こうなったら……

俺は肩を貸してくれる君を力いっぱい突き飛ばした。
その反動で自分も壁に体を打ち付けながらもなんとか立つ。
ホルスターに入った銃を取りだし弾を確認。大丈夫だ、入ってる。
倒れこんだ君が覚悟を決めた顔をする。
何か勘違いしてるな。俺がお前を撃つわけないだろ。
あいつらの側の人間でも俺の愛した人なんだから。
一瞬だけ君に向けた銃口を自分の頭へと持っていく。
君が慌てて起き上がろうとする。
おせぇよ、ばーか。
じゃあな……

月には雲が架かった夜、君の耳には銃声が鳴り響き、俺の頭には銃弾が撃ち込まれたーーー

とっくに気の抜けたサイダーは、開けたと同時に微かな音を立てて、その残った炭酸を放出した。

少しだけ躊躇いながら、口をつけた、ここに彼女がいたならば、「間接キスだ」なんて言って笑っていたかもしれない。

「甘い」

気の抜けたサイダーは、ただの砂糖水に成り果て、僕の体へ溶け込んだ。

そのまま全部飲みほし、容器をゴミ袋へ詰めて、彼女の部屋を後にする。

「あ、終わった?ゴミ袋持ってきたのに」

「何とか足りたよ、あと、サイダーもらっておいた」

「うえっ、あのサイダー気抜けてなかった?」

「クソ甘かった」

「でしょー、言ってくれれば買ってきたのに」

「遅い」

部屋を出ると、ゴミ袋を取りにリビングへ戻っていた彼女がいた。

彼女が引っ越すことになり、彼女の部屋の片付けを手伝っていた最中だった。

「手伝い、ありがとね」

「ん」

「今日はもういいよ、お疲れ」

「おう」

「じゃあ、また明日」

「ああ、明日」

彼女が引っ越すまで、あと数日。


おわり

>>932
タイトル「魔法少女株式会社」


魔術師が人知れず実在する現代。混迷に突き進む世界に突如、『魔法少女株式会社』なる企業が誕生した。
それが売り出すのは一見して特撮じみた、魔法少女と異形のけだものの戦いを収めたCD。
人々はそれを精巧な映像作品として観賞して楽しむが、その実体は世界のどこかで起きている現実である。

これは誰に褒められも迫害されもしない、異形のけだものとの戦いを繰り広げる、『魔法少女』と呼ばれる魔術師の少女達を追った作品である。

タイトル「雪時計」

>>939
どこぞの魔女化スレのDavida kube (ダヴィダ・キューブ)さんが作った会社かな?

タイトル「日暮れ橋」

タイトル「灯籠に鉄球」

>>933
タイトル「ほのぼの能力(スキル)フリークス」


能力開発に勤しむ学園があった。

そこは、巨大な島であり人口の8割が学生である学園都市だ。

今日もどこかで起こる争いや陰謀に巻き込まれながら学園生活を送っています!

…な訳はなく、ただ能力を使ったり、使わなかったり…とにかく迷惑はギリギリかけない程度で学生生活を送る人々の物語である。

>>936 「猫踏んじゃった」

父の仇を討つ為に侍は武者修行の旅をしていた
旅の途中で侍はうっかり猫を踏んでしまう
怪我をさせてしまったかと慌てる侍
しかし踏んだと思った猫は侍の背後にいた
猫は言う

「残像だ」

侍は猫に弟子入りし強くなる為の修行を始める

その猫絶対妖怪だろww

タイトル「止まれない、振りかえらない」

>>940「雪時計」

振り返るとそこに君が見えた。
君は俺に気付くと、小走りになってこちらに向かって来る。
午前9時5分前。俺は時計台の前に立って君を待つ。
白い雪が降る中、走る君の頬が少し上気して見えた。

――だが男だ。

ごめんね、待った? と息を切らせながら君が言う。
俺は「いやそんなに」と適当な相槌を打つ。
そんな俺からの返事を聞いた後、君は、はにかんだ笑みを浮かべた。
雪景色の下で君の笑顔は花のように輝いて見えた。

――しかし男だ。

映画が始まるまではあと30分近くあった。
そんな事を考えていると、君は俺の後ろにある時計台を見上げて言う。
「ほら見て、あれ、まるで雪の時計だよ」
はしゃぐ君の声。それは寒い朝に聞いた小雀の鳴き声のように涼やかに響いた。

――だけどやっぱり男だ。

ふっ、と吐いた溜息は冷えて白い気体となってすぐに消えた。
そして俺達は映画館へと歩き出す。
<巨大ワニ出現! 地球最後の日>を見るために。
もうすぐクリスマスだな、という考えが浮かび、それは俺を一層惨めな気分にさせるのだった。

タイトル「ショーウィンドウから見た景色」

>>944
OP詐欺乙ww
ありがとうございます

>>912
「クビナシの花」



重く黒々とした雲が立ち込める天からは音もなく雨が降り注ぎ、昼だというのに辺りは妙に薄暗い。

朝右衛門は唇を引き結んだまま、刀の柄に手をかけた。

目の前には縄を打たれた死罪人がひざまずかされている。


罪人は女であった。

それも美しい女である。


遊女であったこの女は、言い寄る代官の口説きをはねつけて不興を買い、あらぬ盗みの罪を被せられたらしい。
もっとも、朝右衛門にとってその当たりの事情は興味がない。
朝右衛門は、ただお役目のまま、首を斬るのみである。


二名の門弟に押さえつけられ、首を差し出すように前のめりになった女の肢体には、薄絹の赤い襦袢の上から縄目が食い込み、躯の線がくっきりと浮かび上がっている。
薄暗い雨の中、赤い襦袢から伸びた首とふくらはぎの色だけが抜けるように白い。
刀を抜いて構えると、朝右衛門は、女が暴れられぬよう、その肩を押さえつける二名の門弟たちに目で合図をする。


刀を振りかぶり、狙いを定める。


と、その時。

女が首をねじり、朝右衛門に顔を向けた。

雨に濡れて頬に張り付いた長い髪。薄い色の瞳が朝右衛門の視線を捕らえ――

――諦めたようにふわりと笑う。

――雨に濡れた花のように。


『ぃええああっ!!』


門弟たちが女を押さえつけ直すのを待たず。

裂帛の気合いと共に朝右衛門は刀を振り下ろした。

どん、という音とともに女の首を朝右衛門の刀が通り過ぎ、半瞬遅れて、切断された女の首が地に落ちた。

実に見事な技の冴えである。


地に臥した女の首の斬り口より、どくりどくりと血が流れ出て、雨に濡れた地面にゆっくりと赤い花を咲かせていく。

ごろりと転がった女の首に、既に笑みは残っておらず。
それはもはや、驚いたような表情の、ただの生首でしかなかった。


朝右衛門は刀を鞘に納め身を翻した。

刑場の入り口を通り過ぎる際、生け垣に肩が触れ、ぽたりと地面に何かが落ちる。

朝衛門は立ち止まり、足元を見やった。



椿の花であった。



先程まで見事に咲き誇っていたであろうその花弁は、降りかかる雨粒に微かに震えている。


(……まるで、あの女のようじゃわい)


椿の花弁と、女の血と、襦袢の赤が、朝右衛門の脳裏で混じり合い――


――ぐるぐると、回った。


<了>

他の人が書いてても、書いていいんだっけ?

>>952
>>3

>>953
サンクス >>1しか見てなかった

>>940「雪時計」


俺が住んでるアパートの倉庫の壁に振り子時計が立てかけられていた。
何故倉庫の中に置かずに外に置いてあるかはわからない。
まぁ外に置いてあろうが中に置いてあろうが俺には関係ないのだが……
その時計は当然の如く、雪が降ると雪塗れになる。
そんな様子を見た俺の彼女はその時計を雪時計と呼んでいた。
いや振り子時計だって、と教えても彼女は頑なに雪時計と呼んだのだ。

そんな彼女とも今は疎遠状態だ。
理由は喧嘩。馬鹿らしい喧嘩だ。
もう一ヶ月も会ってない。
時計に積もった雪もほとんど無くなり、まるで彼女との思い出が消えていくかのように思えた。

何もやる気が起きずに布団に包まっていると、俺に動けと言うように呼び鈴が鳴った。
煩わしく感じながらドアを開けると、少し申し訳無さそうに立っている彼女がいた。
俺も戸惑いながらも彼女を部屋の中に入れる。
時計に残っていた雪も無くなったようだ。

>>948
可愛ければ問題ない(錯乱)

>>938
最後の一行読んでからタイトル見返すとなかなか趣き深いねえ

>>951
モノクロの画面の中で赤色だけが鮮やかなイメージが浮かんだ

タイトル「ゴクジョーなカノジョ」

タイトル「汎発性厨二発作症候群」

>>955
雪時計→雪解け→彼女と和解か
いいな

>>951 これ良いすね

タイトル『蠢く水達』

タイトル「俺の父親が情弱すぎる件」

タイトル『踊り子「多少の荒事は心得ておりますが…」ガチムキ勇者「」』

>>958
「ゴクジョーなカノジョ」

◆◆◆

俺、塚内誠司(ツカウチ・セイジ)は、なぜか不幸にみまわれる体質の高校二年生。
今日も遅刻ギリギリな登校途中、トーストくわえつつ走ってたら、曲がり角でいきなりフルスモークのベンツにはねられた!!

「…お嬢、どうしやす?」

「うーん…ほっとく?病院連れてく?持ち帰って埋める?」

……うぉぉぉぉぉいっ!!

新番組『ゴクジョーな彼女』

○月○日放送開始!

「…やっぱり俺、「ツカナイ星人」のままなのかな…?」

◆◆◆

「…さあ!示談に応じてくれるの、くれないの?返事は3択!『はい』と『イエス』と『よろこんで』!…さあ、どれがいい?」

俺が運び込まれた場所は、なんと有名ヤクザ、花木組のお屋敷!!
そこで出逢った美少女は、とんでもない小悪魔だった!
やっとのことで解放された俺は、次の日ぼーぜん!

「…聖マリアンヌ女学院から転校してきた、花木瑞華(はなき・みずか)です♪よろしくお願いします♪」

……俺って、どこまで不幸なの?

『ゴクジョーなカノジョ』
【第二話】
『転校生美少女は嵐のように』

「あたしの実家のことバラしたら…あんたをバラすからね」

……うっそーーん。

◆◆◆

「いやーっ!なんか…なんか虫みたいなの背中に入ったぁ!」

「わわバカっ、しがみつくなって!」

放課後、居残りで文化祭の準備中、倉庫に閉じこめられた俺と瑞華。暗闇の中、これって…

朝まで2人っきりってこと!?

『ゴクジョーなカノジョ』
【第6話】
『ドキドキはお化け屋敷のように』

…あれ?この気持ち…俺、もしかして瑞華のこと…!?

◆◆◆

俺達の前に、瑞華の婚約者を名乗るマフィアのボスの息子が現れた!!
こんな…こんなやつに、瑞華を渡せない!!

『ゴクジョーなカノジョ』
【第9話】
『ドンの息子は悪魔のように』

「…ふっ。これだからジャポネーゼの猿は…」

「瑞華を…瑞華を返せえぇぇ!!」

◆◆◆

瑞華を取り戻すために暗黒武闘祭を勝ち抜き、決勝にコマを進めた俺たち3人。
しかし、その前に最大の強敵が立ちはだかる!

「…では、こちら側の助っ人を紹介しよう」

「ねっ……姉ちゃん!?」

『ゴクジョーなカノジョ』
【第11話】
「横暴姉貴は女帝のように」

「悲しいけど誠司…死んでもらうわ」

「姉ちゃん…今こそ、今こそあんたを超えてやる!」

>>958
>>961
コメント感謝です
>>958はついでにタイトル貰って>>964書かせてもらいました

やっつけでごめんww

熱いじゃねーかwwww

タイトル「次スレどうするの?」

タイトル「脳筋馬鹿は怖い」

タイトル「ビームな彼女」

タイトル「一万年と二千年前から」

女騎士「くっ、[ピーーー]!」オーク「やめて!」

タイトル「響け群馬に、俺たちの歌」

>>964>>951書いたのが同じ人だと思えん……

タイトル「雨男」

>>969
「ビームな彼女」



俺「……は?」

友人「いやだから、俺の彼女が事あるごとに目からレーザービームを発してくるんだが」

俺「……ずいぶんと目力の強い女の子だな」

久しぶりの休みに相談があるからと呼び出しておいて、こいつは何を言っているのだ。

友人「いや信じてないだろお前。マジなんだって」

俺「だってそんなんじゃ生活できないだろ」

友人「普段は大丈夫なんだよ。ただ怒ったりとか感情が高ぶると出ちゃうみたいで」

俺「涙みたいなもんか」

友人「まあそうだな」

俺「どれくらいの頻度で?」

友人「週に1回くらい」

俺「よく生きてんなお前」

友人「ビームつってもそこまでの威力は出ねーよ。ロボじゃないんだからww」

俺「ロボじゃないんだからwwってお前wwwwww」

やばい、なんか妙にツボに入った。

友人「小学生の頃虫メガネで太陽の光集める実験とかやったろ?」

俺「ああアリとか捕まえては焼き[ピーーー]やつな」

友人「偏り過ぎだろ、確かにやったけど。けどあんな感じ。じーっと凝視しなければ平気なんだよ」

俺「けどそれでなんとかなるなら問題ないじゃん」

友人「ただ彼女可愛いもの好きでさー。ぬいぐるみとか赤ちゃんとか見るとついつい見つめちゃうみたいで」

俺「危険すぎる」

友人「まあそれはサングラスとか掛ければ防げるんだけど」

俺「意外に簡単な解決法」

友人「ただ、ベッドに入る時とかは外すだろ?」

俺「馬鹿野郎なんで外すんだよ!むしろメガネが本体だろが!!」

友人「お前の性癖は聞いてねーよ、あとその主張はおかしい」

俺「ああすまん……で?エッチの時、彼女がビーム出しまくっちゃうとか?」

友人「いやそれは全然ないんだが……」

俺「ああお前早漏だもんな」

友人「ぶちころがすぞこの野郎。いやこの前彼女が泊まりに来た時判ったんだけどさ。眠る時に目を開けて寝る人とかたまにいるじゃん?」

俺「彼女そうなの?よく無事だったな」

友人「いや彼女白目むいて寝るタイプだったから」

俺(コメントしづれえ……)

友人「ただ寝てる間に急に黒目になるんじゃないかと思うと、気が気じゃなくて寝不足で……」

俺「別れちまえ、もしくは撃たれちまえ」

友人「んだよー、相談のってくれよー」

俺「んな特殊な案件知らんわ。それより俺の相談のってくれよ」

友人「何だよ?」

俺「俺の妹が魔法少女なんだが……」

しくった
焼き[ピーーー]→焼き殺す、な

>>973
褒め言葉として受け取っていいのかな?(^^;)
ちょこちょこ書かせてもらってるが割とやっつけが多いんだwwすまんなwwww

タイトル「幼なじみがゲス過ぎてヤバイ」

>>928タイトル「きつねとたぬきのファイナルウォーズ」


里山のどこか。あるいは村のどこか。あるいは都市。

今宵もタヌキとキツネの化かし合いが始まろうとしていた。

時は現代!古くは平家の時代から、狸化(こばけ)家と千狐(せんこ)家は争っていた!

彼らは畜生と言えども、個体の減少や高齢化などでもはや絶滅寸前まで陥っていたのである…。

そこで彼らは、人間の婿を手に入れて嫁がせようと考えた。

「葉子よ!人の子の婿を手に入れて来るのじゃ!」

「はい、おじい様!」


「凪(なぎ)や、人の婿を作っておいで」

「了解ですわ」


舞台は学校へと移り、冴えない男に奇妙なハーレムが出来上がろうとしていた。

今、生き残りをかけた最終戦争(ファイナルウォーズ)が始まる。

きつねたぬきがそれぞれ同盟を組むとなると、きのことたけのこのどっちなんだろうな

タイトル「蛍光浴にまどろむ」

タイトル『Metheus(メテウス)』

タイトル「腰が抜けちゃって」

タイトル「タカハシアシデマトイ」

タイトル「栗揚げスタート」

タイトル「棺桶から墓場まで」

>>983
「タカハシアシデマトイ」



『俺、久美子先輩の事が好きです!この前、夏祭りに一緒に行ってから、先輩の事が急に気になりだして……。久美子先輩は、俺のこと、どう思ってますか?』


俺は勇気を出してメールの送信ボタンを押した。

久美子先輩と出会ってから、かれこれ一年。

先輩は研究室の中でも変人として有名な人で、いつも白衣にボサボサの三つ編み、でかい眼鏡という出で立ちで、お洒落にも恋愛にも無関心。

カップ麺をズルズルすすりながら暗号だのセキュリティプログラムだのの専門書とにらめっこばかりしてるような人だった。

俺はこの先輩に妙に気に入られたらしく、研究室に入ってからというもの、やたら雑用を仰せつかることが多く、半ば専属の助手みたいな扱いになっていた。

それなりに仲は良かったのだが、女性として意識しだしたのはつい最近。

研究室の他のメンバーや友人たちが皆帰省してしまい、残り者同士ひまだからと祭り見物に誘ったのだが。

浴衣姿で髪を下ろし、眼鏡を外した先輩はびっくりするくらいの美人で。

眼鏡を外していたために人混みに押されてよろめいたところを抱き止めた時、その身体の意外な柔らかさにドキドキして。

一緒に見た花火より、俺は先輩の横顔に見とれてしまった。


そして今日。

意を決して送った告白メール。

先輩は俺のことをどう思ってるのだろう。

携帯が震え、メールの着信音が鳴る。

緊張しながらメールを開く。


件名:
『高橋へ』

本文:
『タカハシアシデマトイ』



……終わった……

がっくりとうなだれる俺。

正直、少しは脈がありそうな気がしてたのに……

明日から先輩とどんな顔して会えば……


その時、再び携帯が振動した。

またしても先輩からのメールだ。


件名:
『すまん途中送信してしまった』

本文:
『タカハシアシデマトイカラムキスマズッ
2・6・4・3・1・7・13・11・16・10・8・9・5・18・17・12・14・15』

……なんだこれは。

二度も送ってきたあげくに『絡むキスまずっ』?

何の暗号だよ!

……ん?

……暗号……?


――そして5分後。

俺は晴れ晴れとした表情で、このまことにめんどくさい、しかし可愛らしい先輩に電話をかけるため、携帯のボタンを押した。


fin.

>>986
いちいち確認するのめんどくさい人用

タカハシアシデマトイ
26431713111610

カラムキスマズッ
8951817121415


アナグラムで並び替えると
『アタシハムカシカライママデズットスキ』


お粗末です

幸せな生涯を送るが良いや

>>981
タイトル『Metheus(メテウス)』


メテウス。突如起こった現象。

流星に似たそれは世界に降り注ぎ、大地を海を空を亡き者にした。

たまたま生き残った私は、内緒で外に出た。数年ぶりの外だ。

そこに在ったのは、朽ち果てた世界。

かつて人を収容していた建物やわが物顔で動かしていた物は息絶えていた。

悲惨な反面、どこか表情が緩んでいる私がいた。

私は「久々に自由を手に入れたのだな」と思ってしまったのであった。

>>988
コメント感謝ですー
ぶっちゃけもう少しスマートで気の利いた暗号にできなかったかものかと反省

>>989
背景の世界観に対しての想像が膨らむねえ

タイトル「二酸化炭素を興奮させろ」

↓1そろそろ次スレおねがいしまーす

>>991
いや自分でやれよ

俺「俺らはさ、」

友「うん?」

俺「ちっちぇじゃん?」

友「身長?器?お前には当てはまるが俺は違うぞ?」

俺「間違ってねぇけど違う」

友「じゃあ何よ」

俺「存在?」

友「病院行く?」

俺「別にどこも悪くない。まぁとりあえず聞いてくれよ」

友「話すがいいさ」

俺「俺らってさ、一人々々が大きな力とか持ってるわけじゃないしさぁ。
  たかが中学生でできることなんか大してないし」

友「それはそうだが、いきなり中二病発症しないでいただきたい」

俺「間違ってねぇけど、話の腰折るな」

友「そこは否定しとけよ」

俺「中二病らしく?俺らにもちゃんと力があるんだぜって知らしめてやりたくなってさ、
  んで、中学生でもできることってないかなって」

友「あぁね」

俺「何かない?」

友「歌っちゃう?」

俺「は?」

友「駅前でよくやってんじゃん」

俺「あーね。てかなんでそうなる」

友「知らない?『音楽のある街』」

俺「どっかでみた」

友「まぁ駅前のは上手ければちゃんと人が見てってくれるし。それ以外にもちょくちょく音楽系のイベントもあるし」

俺「楽器できるの?」

友「だから歌なんさぁ。合唱部っぽいんだけど合唱曲じゃなくてポップメインって感じで中学生がストリートって目立つんじゃね?」

俺「あぁねあぁね。どうやって人集める?」

友「何かしたいけど何していいかってやつは結構いるし。歌上手いのも何人か知ってるからメンバーは任せとけ」

俺「任せた。テキトーに言ってみたものが案外面白くなってきたなぁ」

友「大人になってなにはっちゃけてんだって思うかもしんないけど、今だからできるんだよな、きっと」

俺「あぁね。目一杯楽しんで、それでもって大人たちびっくりさせよう」


>>972 「響け群馬に、俺たちの歌」

>>991
「二酸化炭素を興奮させろ」


試験終了の時刻が、カチコチと靴音を立てながら忍び寄ってくる。

逃げるように心臓が早鐘を打つなか、俺は自分の目を疑った。


『問60,二酸化炭素を興奮させろ』


あまりの意味の分からなさに、頭の中が小麦粉をぶちまけたように真っ白になる。――――なんだこの悪問は!?

だいたい二酸化炭素が興奮ってどう言うことだ。大学に在籍していた4年間は理論化学を専攻してきたが、こんな問いは全くもって未知だ。


いや。これは………比喩表現か?


カチコチ。焦燥感がアセチルコリンのビートを交感神経に打ち鳴らし、溢れ出たアドレナリンが脳に灼けた血液を流し込む。

二酸化炭素。CO2。O=C=O。

無機化合物。大気を構成する0.02%。常温で気体。ドライアイス。

昇華? …違う。包接化合物? …これでもない。紫外吸光スペクトル? いや、これも……!


まさか――――――遷移運動か?


二酸化炭素は直線状分子。ゆえに赤外線を吸収しても、双極子モーメントが変動するだけで分子全体の長さは変わず観測されない。

だが可視光を吸収させるラマンスペクトルならば分極率が変動し、まるでゴムのように分子が伸び縮みする……!

これが『二酸化炭素が興奮する』ってことじゃないのか!?


カチリ。


「試験終了です」

「えっ」

―――――――――――――――――

その後……俺は無事に大学院を合格したが、結局あの問いの答えが何だったのかは今でも分からない。

聞くところによると、二つ上の院生も同じ問題を解いたらしく、いわば恒例行事となっているらしい。

本当はあの問いに意味なんかないのかもしれないし、教授のおふざけの可能性も無いことはないだろう。

疲れた体を動かしてパソコンを起動する。 ……ああ、もうこのスレ埋まりそうじゃないか。

電子の指と音階のない鍵盤を操作し、不慣れな動作で新しい板へ誘導するリンクを張り付ける。

【タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part3】
タイトルを書くと誰かがストーリーを書いてくれるスレ part3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434821243/)


脳内をめぐる、二酸化炭素を興奮させながら。

タイトル「最後の弾丸」

>>989
meteorのばったもんになるとは思わなかった
一応書いておくとMetheusはギリシャ語で『考える(者)』の意味 プロメテウス(先に考える者)やエピメテウス(後に考える者)の名前にも使われてるの

>>994
スレ立て乙

>>994
スレ立て乙

タイトル「999」

タイトル「1000から0を引いたら」

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