みほ「一生って……ずっと?」
秋山「もちろんです。西住殿の行くところ、例え火の中水の中戦場の中」
秋山「どこまでもお供します!」
みほ「……どこまでも」
っていうストーカーss
秋山殿なら、本当にやりかねんな
みほが死ねって言えば、ガチで死にに行きそう
~朝~
みほ「さてと、鍵は掛けたし……行こう」
秋山「おはようございます、西住殿!」
みほ「え? あ、びっくりした。秋山さん、どうしたの?」
秋山「西住殿をお待ちしておりました!」
みほ「私を?」
秋山「はい。ご一緒に登校していただきたくて」
みほ「ああ、いいけど……待ってなくてもインターフォン押してくれればよかったのに」
秋山「しかし、あまり朝早くにお呼び出しするのも失礼かと思いまして」
みほ「朝早くって、何時にきてたの?」
秋山「三時です」
みほ「三時!? って、朝のだよね?」
秋山「はい。本当は一時に来たかったのですが、やることがありまして」
みほ「そ、そうなんだ……」
みほ「それじゃあ、行こうか」
秋山「はい」
みほ「……」
秋山「……」ウキウキ
みほ「……秋山さん」
秋山「はい、何でしょうか?」
みほ「何で、後ろを歩いてるの?」
秋山「はい、西住殿と歩く時は三歩後ろが基本です」
みほ「で、でも話しにくいから、できれば横に並んで欲しいな」
秋山「なるほど、確かにそうかもしれません」
秋山「分かりました。横に並ばせていただきます」
みほ「うん、その方がいいよ」
秋山「……」ウキウキ
みほ「……」
みほ(秋山さん、どうしたんだろう。話辛いなぁ……)
おぅ早くしろよ。(xxはせっかち。)
~学校~
秋山「では、私はこちらなので」
みほ「あ、うん。分かった。また後でね」
秋山「はい……あ、西住殿、お待ちください」
みほ「何?」
秋山「これを」
みほ「シャープペンシル?」
秋山「西ドイツの戦車、レオパルド2のプリントが入っております」
みほ「あ、本当だ……でもどうして私に」
秋山「お守りです」
みほ「お守り?」
秋山「それでは、また」
みほ「あ、秋山さん! ……言っちゃった」
みほ「……何だろう?」
みほ「……」
武部「あ、みぽりん。おはよう」
五十鈴「西住さん、おはようございます」
みほ「あ、武部さん、華さん。おはよう」
武部「どうしたの? そんな浮かない顔して」
みほ「えっと……ううん、何でもない」
五十鈴「そうですか? 何か困ってる事があるなら言ってくださいね」
みほ「うん、大丈夫。あ、先生来たよ」
~昼休み~
みほ「ふぅ、やっと午前の授業が終わった」
秋山「西住殿!」
みほ「わっ! 秋山さん、どうしたの?」
秋山「いえ、お昼ごはんをご一緒できないかと思いまして」
みほ「うん、いいよ。どこで食べる?」
秋山「できれば、戦車の上で」
みほ「分かった……武部さんと華さんも誘おうか」
秋山「はい」
秋山「あ、そうだ。西住殿、今朝お渡ししたシャーペン、少し貸していただけませんか?」
みほ「え? うん、いいよ。はい」
秋山「どうも……ふむふむ、何ともなかったようですね」
みほ「……?」
秋山「失礼しました。お返しします」
みほ「あ、うん……どうしたの?」
秋山「いえいえ、何でも。それ、大切にしていただけると嬉しいです」
みほ「うん。大切にするよ」
秋山「はい!」
みほ「……?」
ふむふむ
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