(あらすじ)
(マッポー都市ネオサイタマにて勢力を広めるニンジャ組織、アマクダリ・セクト。)
(キョート共和国のニンジャ組織、ザイバツ・シャドーギルドとは協定を結んでいたはずだが、突如ザイバツ・ニンジャがダイミョ行列めいてマルノウチへと押しかけてきた。)
(この狼藉に抗議するため、アマクダリの精鋭ニンジャ達がマルノウチ・スゴイタカイビルへと向かうのであった。)
本拠地ネオサイタマで迎えたザイバツとのマルノウチ攻防戦。
大将フューネラルが一撃で撃破され、ブラックウィドーも爆発四散し惨敗だった。
会議室に響くアガメムノンの溜め息、どこからか聞こえる「もはやこれはドラゴンべイン=サンのケジメ案件では?」の声。
無言で帰り始める幹部達のなか、アマクダリ首魁ラオモト・チバの側近ネヴァーモアは独り座席で泣いていた。
ソウカイヤ時代に手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる仲間……
それを今のアマクダリで得ることは殆ど不可能と言ってよかった。
ネヴァーモア「どうすりゃいいんだ……」
ネヴァーモアは悔し涙を流し続けた。
どれくらい経ったろうか、ネヴァーモアははっと目覚めた。
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ。
ネヴァーモア「チクショウめ、帰ってカラテトレーニングをしねえと」
ネヴァーモアは毒づいた。
立ち上がって伸びをした時、ネヴァーモアの耳に合成マイコ音声が飛び込んできた。
「終着、ガイオン・ステーションドスエ」
ネヴァーモア「ここは……?新幹線の中……?」
新幹線から飛び出したネヴァーモアが見たのは、優雅で奥ゆかしいアッパーガイオンの風景だった。
桜のコリドーが美しく、サイバー雅楽音が鳴り響いていた。
ネヴァーモア「キョートナンデ?」
どういうことか分からずに呆然とするネヴァーモアの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「オニヤス=サン、これよりキョート城へ攻め込む、早く行くぞ」
声の方に振り返ったネヴァーモアは目を疑った。
ネヴァーモア「ダ……ダークニンジャ=サン?」
「なんだ、イクサ前だってのに居眠りか?」
ネヴァーモア「バ……バイセクター=サン?」
「そいつの名はヒュージシュリケンだ。間違えるとはスゴイ・シツレイなニュービーよ」
ネヴァーモア「アースクエイク=サン……」
ネヴァーモアは半分パニックになりながら、手渡されたキョート城襲撃ミッションの参加者名簿に目をやった。
◆
ラオモト・カン
ダークニンジャ
ゲイトキーパー
インターラプター
ビホルダー
アースクエイク
ヒュージシュリケン
ダイダロス
オニヤス・カネコ
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◆
暫時、唖然としていたネヴァーモアだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった。
ネヴァーモア「勝てる……勝てるんだ!」
バンディットからニンジャ装束を受け取り、キョート城へ全力でスプリントするネヴァーモア、いや、オニヤス・カネコ。
その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった……
翌日、アマクダリ会議室で冷たくなっているネヴァーモアが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った。
【ネヴァーモア「勝てる……勝てるんだ!」】終わり
このSSはコピペ改変をSS風にするというハイ・テックなシステムです。
なお、私は偶然ここへ来てSSを書いており、暗黒メガコーポ・DeNAやウチカワ・セイイチ=サンとは実際無関係。
オツカレサマドスエ!
ネヴァーモア=サン、ヨシムラ=サン、ムラタ=サン、カラダニキヲツケテネ!
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