男「じゃない?」
女「ダメです」
男「なんで?」
女「精子を消費することは大変危険です」
男「いやだからなんで?」
女「私が嫌だからです」
男「なんでよ!君に迷惑かけてないじゃん!」
女「はぁ」
男「被害妄想が過ぎるぞ!」
女「いいですよ好きにすれば」
男「それじゃあ!」
女「ただし、ここを出てからにしてください」
男「…エネミーボックス?」
女「はい」
男「なんだっけそれ」
女「勇者様達旅の道中にある普遍的な宝箱、と見せかけて」
女「モンスターが強襲するタイプのびっくり箱の事です」
男「ああ~なるほど」
女「わかりましたか?この中は狭くはありませんが広くもないんです」
男「ああ!君が俺の行為を見て興」
女「ではないことはわかりますよね?」
男「なるほど、つまりあれかい?」
男「セックスが嫌、俺がオナニーするのも嫌」
男「つまり君のオナニーを俺が見れば」
女「はい」
男「あ、やっぱり?よくわかったな~俺」
女「死んでください」ニコッ
女「そういう発想にしか考えが回らないんですか」
男「いや~実際もう限界だし」
男「俺三日以上オナニーしてないとダメなタイプなんだよね」
女「そうなんですか不必要な情報ありがとうございます」
男「で、君は?」
女「答えるわけがないでしょう」
男「はっ、その答え方をした時点でオナニーを経験済みって事がよくわかる」
女「は?」
男「していない者はオナニーの存在を知らない」
男「男女二人が重なりあうこと自体を知っていても」
男「一人で気持ちよくなれる事を知らない女性は多い」
男「つまり、俺がオナニーの話をしてどういうことか理解している時点で」
女「偏見ですね」
男「なに!?」
女「あんまりこの話したくないです」
男「あ、そう」
男「ちなみに俺とセックスとかって」
女「話変わってないじゃないですか」
女「はあ…」
男「どうした?」
女「あなたっていつもそうなんですか?」
男「いつも?何が?」
女「そういう変態さんな所です、その、黙っていれば結構格好いいのに」
男「まさか」
女「…」
男「こんな奴いたらサイアクだよ」
女(自覚した上でわざとやってたんですか…)
女「あなたってあれですね」
男「ん?」
女「喋るとがっかりなタイプの男性ですよね」
男「なにぃ!?」
女「私も容赦なく行きますよ」
男「…フッ」
男「お互い今日初めて会って二度と会う事がないからと言って言いたい放題か!」
女「あなた程では」
男「クク、勇者講習会の単発の仕事だからな」
女「私は単発じゃありません」
男「何?」
女「一応ここの職員なので」
男「あーオナニーしたい」
女「口に出さないください」
男「うわ今のエッロ」
女「は?」
男「まるで口内いやなんでもない」
女「最低ですね」
男「今日一日俺は最低マン」
女「そうですか」
男「てか口内って言っただけでわかっちゃった?」
女「…何がですか」
男「ぷっ」
女「」ムカッ
男「ねえ勇者さんはいつこの宝箱開けにくんの?」
女「…」
男「あれ?女さん?」
女「…」
男「ありゃ、無視されちゃったよまあ当然か」
男「…ねえ俺ってさドグラム地方出身なんだけど」
男「焼豚美味しいよ今度食べにきなよ奢るから」
女「…」
男「ねえおしっことか大丈」
女「大丈夫です」
男「だよね」
男「さて」カチャカチャ
女「…」ジトッ
男「勿論冗談」
女「冗談に聞こえません」
男「やだなぁ暇だからさ~」
女「悲鳴あげましょうか」
男「ごめん女さんの反応面白いからさ」
女「見てる分にはそうでしょうね」
はよ
はよう
いいですな
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