……その青年は、何処にでもいる不幸な高校生だった。
毎日のように振るわれるクラスメイト達からのイジメ、帰宅してもエロゲと両親からの冷たい目。
最早、彼には居場所など無かった。
しかし彼は、だからとは言わない。
男「家ごと屁で吹き飛ばして自殺したら……何処だよここは」
神「天界の城にある、神であるワシの部屋じゃよ変態」
下半身丸出しで羞恥に頬を染める男は、目の前の全身ホワイトカラーな老人の言葉に首を傾げた。
男「いや、だから……そんなわけないじゃん」
神「なにがじゃ?」
男「俺の信仰する神は……死んだ!!」
神「ちょっと待てや何なのコイツ、選ばれた異世界の勇者じゃなかったの? コレ……」
>>2から↓【なんと答えますか? あるいは何と話しますか】
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死んだってのは冗談として……ここはどこだ?自称神様が俺に何をさせるつもりだ?
男=俺
男「はいはい死んだってのは冗談にしてだな……」ヘイヘイ
神「え、なにこの態度、本当に冗談なのお前これ」
男「ここは何処だよ? 自称神様(笑)が俺に何をさせるつもりだ?」
神「お前いつかぶん殴ってやるから覚悟しろよクソガキ」
神を名乗る老人は純白の髪を掻き上げると、そっと目を閉じてから口を開いた。
それまでの『普通の空気』からは一変して、重々しく身体の芯に響き渡るような声音で神は語る。
神「……先は男に『神』と名乗ったが、正確にはそなたの世界の神ではない」
男「ほお」
神「ワシはそなたの存在していた世界とは全く別の異世界、そこの『製作者』と呼べるのがこのワシだ」
男「あー、通りで神を自称すると思ったわ」
神「うむ……そちらの方がそちらの世界では理解しやすいだろう」
男「……で? んでんでんでーっ? そんな異世界に自殺した俺が召喚されたのはなんでだよ?」
神「分からん」
男「ボケてんのかクソジジイ!!」
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