アムロ「ガン…ダム…?」(9)
アムロ・レイの前に立ちはだかるのはガンダムだった
しかし、只のガンダムではない
大きい、大き過ぎる
ざっと十倍はあろうかという巨体
アムロは勿論、ホワイトベースの全クルーも驚いた
その巨大なガンダムは向かってくるザクを次々と蹴散らしていく
文字通り蹴散らしているのだ
巨大ガンダムが動こうとする度に足元にいるザクたちが踏み潰され、蹴飛ばされ、足蹴にされる
まるで蟻の行列を無邪気に踏み潰す子供のようにも見えた
粗方ザクを破壊した巨大ガンダムは、ホワイトベースを前にしばらく沈黙したあと、何処へともなく去っていった
アムロ「な、何だったんだ…?」
アムロを含めた全クルーもしばらくの間唖然としていた
サイコ・ガンダムやん
サイコってそんなにでかかったか・・・・
十倍って事はビグザムよりまだデカいな
巨大ガンダムはホワイトベースを離れたあと鉱山にカモフラージュされた秘密研究所に降り立った
白衣「どうだったね新型の調子は」
巨大ガンダムから降りてきたパイロットに向かって白衣の老人が話し掛ける
パイロット「まぁまぁかな。これでもまだ5割の完成度というから驚きだ」
パイロットはヘルメットを外さずに話している
白衣「本来ならば6体のmsが合体してこいつになるんじゃが、分離形態時の内蔵武装やらで難航しとっての」
パイロット「6身合体か…」
白衣「こいつの合体時の名をゴッドなんとかにしようと思ったが所長に却下されてしもうた」
二人は大笑いする
?「やぁ、戻っていたのか」
研究所から仮面の男性が現れた
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