本能寺学園生徒会室
皐月「猿投山、全国学園支配の進捗はどうなっている?」
猿投山「ハッ、北海道遠征も滞りなく完遂し残すは関西地方のみ……と言いたいところですが」
皐月「ふむ、貴様にしては歯切れの悪い返答だな。まだこの鬼柳院皐月に従わぬ学校が裸猿……ヌーディストビーチの支配下以外にいると?」
猿投山「ああ、全国でも最もタチの悪い不良が集まると言うあの悪の巣窟だ……アソコはヤバい。計画に支障をきたすのでなければ敢えて手を出さないのも手段の一つだと俺は進言するぜ……」
蛇崩「あらあら蛮勇だけが取り柄の猿君が今さら臆病風に吹かれちゃったのかしら?これじゃ四天王の入れ替えも考えないといけないわね」クスクス
犬牟田「だが斥候に出した我が本能寺学園偵察部隊が壊滅し、辛うじて帰還できた生徒はゴリラ、ロボ、宇宙人等と不可解な証言を繰り返しているのも事実だ。このまま捨て置いて良いような存在だとも思えないけどね」
蟇郡「皐月様!たった今件のクロマティ高校へ宛てた降伏勧告に対する返答が届いたとのことです!」
皐月「!……そうか、すぐにこちらに持ってこさせるよう手配しろ」
皐月(これは……!)
皐月「フフフ……クロマティ高校か、俄然興味が湧いた。私自ら出る!貴様達四天王も出立の準備をしておけ!」
猿投山・蛇崩・犬牟田・蟇郡「!?」
皐月(まさかクロマティ高校に居たとはな……PNハチミツボーイ!)
クロマティ高校
林田「本能寺学園とかってとこが果たし状なんか突きつけて来やがったからよ、突っぱねて送り返してやったぜ!」
北斗子分「そうと決まれば兵隊集めだ!こりゃデカイ戦争になるぜ!」
神山「僕は断固反対だよ。僕らには言葉があるんだ。暴力での解決は悲しみしか生まない、最後まで対話の姿勢を崩しちゃダメだよ。それはともかくここにあったハガキ誰か知らない?ラジオに投稿しようと思ってた奴なんだけど」
本能寺学園
流子「あらかたこの学園の部活も潰し終わっちまったな……」
鮮血「だが流子、私たちはまだ力を付ける必要がある。今のままでは到底四天王や鬼柳院皐月には敵わないだろう」
流子「どうすっかなー……」
マコ「りゅーこちゃん!りゅーこちゃーん!浮かない顔してどうしたの!?りゅーこちゃんは笑ってた方が可愛いよ!あ!分かった!お腹空いてるんでしょ?りゅーこちゃん!おかーちゃんの作った中身が良くわかんないコロッケあるよりゅーこちゃーん!」
流子「ははっ、マコはいつも元気だな。まあ最近行き詰まっててな……マコはこの学園以外に強い奴と戦える場所とか知らないか?」
マコ「うーんとね強くなれるかは知らないけど隣の校区に日本中の不良が集まるワルの巣窟があるんだって!」
流子「不良か……チンピラボコったくらいで強くなれんのか?」
マコ「でもねでもねりゅーこちゃん!その高校はいまだに本能寺学園の支配下に入ってないんだよ!きっと世紀末覇者みたいな人とか蟇郡先輩みたいなおっかない人がゴロゴロいるんだよ!あまりのヤバさに皐月様直々に視察に向かうんだってりゅーこちゃん!」
流子「何!?それは本当か!教えてくれマコ!なんて高校なんだ?」
マコ「クロマティ高校っていう高校だよ!引き算出来れば入れる高校だって聞いたから私も本能寺学園に落ちちゃった時のこと考えて滑り止めに受けたことあるんだ!でも試験会場に(ry」
流子「ありがとう!マコ!クロマティ高校か……鬼柳院皐月、テメーの好きなようにはさせねえ!」ダダダッ
マコ「あっ!りゅーこちゃんもしかしてクロマティ高校行く気でしょ!?ダメだよあんなとこ女の子一人で行っちゃ危ないよ!ダメダメりゅーこちゃん!待ってよりゅーこちゃーん!」
なぜこの2つをコラボしようと思えたのかすばらしい
支援
クロマティ高校
流子「ここがクロマティ高校か……」
マコ「待ってよーりゅーこちゃーん!」
流子「マコ!お前まで来ちまったのか!」
マコ「だってりゅーこちゃんお弁当も持たずに行っちゃうんだもん!ほらコロッケいっぱい持って来たんだよ!……ってあっ!」ポロッ
クロ高生「……」コロコロ...
流子「!?てめえ!ここの生徒か!」
マコ「待って!りゅーこちゃん!」
クロ高生「……」スッ
マコ「ほらコロッケ拾ってくれただけみたいだよ?」
流子「あ、ああ……済まねえな」(なんだ……不良の巣窟って言うから身構えてたけど案外良い奴じゃねーか)
クロ高生「!」ザクッ
流子「!?コイツ勝手にコロッケ食いやがったぞ!?」
マコ「お腹空いてるのかな?まだまだいっぱいあるからどんどん食べて良いよ!」ドサドサドサッ
クロ高生「!?」
クロ高生「……」ガツガツガツッ
流子「なんなんだ一体……」
ガツガツモグモグ
クロ高生「」オエッ
マコ「わーすごーい!全部食べちゃった!やっぱり男の子って食べ盛りなんだねりゅーこちゃん!」
流子(無茶しやがって……)
支援
クロマティ高校・会議室
イガちゃん「えーと本日の議題なんだが」
トミー「今日もやるのかよこの会議……このあと歯医者の予約入ってるから俺帰って良い?」
能智「えっ、じゃあ俺も帰りたいんだけど。相棒の再放送見たいし……」
イガちゃん「まあ待てお前たち。本能寺学園の奴等がクロマティ高校との会談の場を要求してるのは皆耳に入ってるだろう?」
タミー「つまりあれか?クロ高の代表として俺たちがその会談に出席することになったと?」
イガちゃん「え?そうなの?」
トミー「え?そうなの?ってその話で呼んだんじゃねーのかよ!?」
イガちゃん「俺はそんなこと一言も言ってないだろ……話を戻すぞ」
ユリー「さらっと流された……」
イガちゃん「実は会談にやって来るのが本能寺学園側の『四天王』らしい」
一同「!?」
タミー「1つ聞いても良いか?……本能寺学園の四天王は『四人』なのか……?」
イガちゃん「ああ、ちゃんと四人らしい」
トミー「おい待てよイガちゃん!せっかくうやむやにしておいたのにまた俺たちの中で誰が四天王に不要かなんて馬鹿げたこと決めるつもりじゃ無いだろうな!?」
イガちゃん「話は最後まで聞けトミー。実は本能寺学園の四天王の上にはさらに生徒会長が君臨するらしい」
ユリー「なるほど!四天王から追い出すんじゃなくて誰かを四天王のまとめ役として上に立たせれば良いのか」
能智「ならイガちゃんがそれをやれば良いんじゃないのか?実際会議だってイガちゃんが全部取り仕切ってる訳だし」
イガちゃん「いやそういうのはちょっと……あんまり人の上に立つとか得意じゃないし」
トミー「今まで好き放題やっといて良く言えるなアンタ!?」
イガちゃん「それはさあくまでも同じ四天王っていうお互い同列の立場だから出来たことだろ?明らかな上下関係がある場合では遠慮とか勘繰りで忌憚の無い議論が出来ないじゃん」
タミー「それは確かに一理あるかも知れないな」
トミー「オイオイオイ!お前らイガちゃんの良いように言いくるめられてんじゃねーぞ!」
能智「トミーってさ、こういうときいやにイガちゃんに噛みつくよな。それって自分が上に立ちたいって野心があるからじゃないのか?」
タミー「うん。トミーには反骨の相があるな。トミーがまとめ役になれば良いんじゃないのか」
イガちゃん「俺は特に異存は無いぞ」
ユリー「僕も無いけど」
トミー「ちょっと待てよお前ら!本人はまだ一言もやるなんて言ってないだろ!」
タミー「でも残りの四天王が全員賛同してるわけだし問題ないんじゃないか?」
トミー「それはお前らもまとめ役をやりたくないからだろ!もっと客観的な視点から決めるべきだ」
能智「じゃあ今回もクラスで投票をすれば良いんじゃないのか?」
イガちゃん「そうだな。それならトミーも文句は無いだろう」
開票日
タミー「それでは集計が終わったので発表する」
タミー「イガちゃん」
イガちゃん「!?」
タミー「お前が生徒会長だ」
イガちゃん「いやあくまでも本能寺学園では四天王の親玉が生徒会長ってだけで俺たちのまとめ役は別に会長である必要は無いんだが……」
ユリー「でもなんでイガちゃんが生徒会長に?」
タミー「現役の学級委員だから、だそうだ」
一同「あー……」
イガちゃん「ってか前の投票で俺正式な学級委員になっちゃってたのかよ!?」
流子(パッと見、ワルの巣窟っていうかバカの巣窟にしか見えないんだが……いやでもあの皐月が目を付けた高校だ、きっと何かある!)
流子「あれ?そう言えばマコは?……あっ!アイツあんなとこに……おいマコ勝手に……」
ゴリラ「んゴ?」
流子「ま、マコがゴリラになっちまった!?」
流子「んな訳無いよな……おいテメーマコをどこにやりやがった!?」
ゴリラ「ウホウホ」スッ
流子「なんだ案外素直な奴じゃねーか……疑ったりしてゴメンな。あっちにマコは行ったのか?」
ゴリラ「ウホ」クイクイ
流子「もしかして案内してくれるのか?よし!じゃあゴリラ頼んだぜ!」
購買部
ゴリラ「……」ジー
流子「コイツバナナサンドの前に張り付いて1歩も動かねえ……もしかしてバナナサンドが食いたかっただけなのか?」
流子「仕方ねーな……買ってやるからちゃんとマコの所に連れてってくれよ?」
ゴリラ「んゴ」コクン
教室前
ゴリラ「ウホ」スッ
流子「ここにマコが居るんだな?マコー?勝手に行くなよ。心配したんだぞ?」ガラッ
ゴリラ2号「んゴ?」
流子「またゴリラじゃねーか!」
林田「神山、大変だ!」
神山「なんだい林田君?お金なら貸さないよ。そう言えば君グローブ買うのに使ったお金まだ返してないよね」
林田「そんなこたーどうでも良いんだよ!それよりもな、メカ沢の奴が女連れて歩いてたんだよ!」
神山「……それは女性型のロボットやアンドロイドを連れていたってことかい?」
林田「ちげーよ!生身の女だ!たぶん。パッと見ただけだからわかんねーけど!」
神山「林田君、君は毎回他人の事情に首を突っ込みすぎだよ。昔から言うだろ?他人の恋路を邪魔すると馬に蹴られるって……と本来なら言うべきなんだけれど時と場合によるよね。なんたってメカ沢君だし」
林田「なんで馬が出てくるのか良くわかんねーけど流石神山だな!話が分かるぜ!」
神山「蹴られるのは他人の場合だしね。他ロボなら問題ないよ」
前田「お前らヒドいな……」
廊下
林田「あ!居たぜ!メカ沢達だ」
神山「確かに人間の女の子を連れているね。いやひょっとしたら超高性能アンドロイドかも知れないけど」
メカ沢「そうかそれでマコちゃん達はウチの学校へ来たわけか」
マコ「うん!けどりゅーこちゃんとはぐれちゃって……メカ沢君が居なかったら私この学校で一生遭難するところだったよ~!」
メカ沢「ハハハ、マコちゃんはおもしれーな」
マコ「面白いって言えばメカ沢君も面白いよね!だって他の人と全然違うんだもん!」
林田・神山「!?」
メカ沢「そっかー?どんなとこが違うんだ?」
マコ「それはねー……」
林田・神山(言うのか!?言うんだな!?)
マコ「メカ沢君ズボン履いて無いんだもん!おっかしー!」
メカ沢「お、そういやそうだな!女の子の前なのに恥ずかしいぜ///」
林田・神山「違ーう!!!」
ゴリラ2号って新ゴリのことか……
クロ高大好きだから支援
ところで>>1は小説版は読んだのかな?
>>16
小説版はまだ読めてないです。
基本このSSはクロ校は単行本を頼りに
キルラキルはアニメ知識を元に書かれています
某所喫茶店
皐月「ふむ……揃の入れた紅茶に比べれば見劣りするが偶には趣向を変えて喫茶店で飲む茶も悪くないな……」ズズッ
蛇崩「ねぇそろそろ皐月さまみずから出向いた理由を教えてくれてもいいでしょー?」チュー
皐月「そうだな……それを説明するためにはまずお前たちに私の趣味について話さねばならないな」
猿投山「趣味……?」
皐月「かねてより私は深夜ラジオを拝聴するのがひそかな楽しみでな、時にはハガキを投稿することもある……いわゆるハガキ職人というやつだな」
犬牟田「皐月様がハガキ職人か……なんだか意外だな」
蛇崩「そうでもないわよーさつきちゃんって昔からこの手の趣味は結構好きだったもんね」
皐月「戦い続きの中でのちょっとした息抜き代わりだ、大目に見てくれ。ちなみにPNはさっちゃんさんだ。これでも何度かハガキを採用されたことがある」
蟇郡「流石は皐月様!ハガキ職人においても一流であらせられる!」
山口(見慣れないやつらがたむろしていると思えばまさかPNさっちゃんさん……貴様に遭遇することになるとはな……)
山口(PNさっちゃんさん……ハチミツボーイほどではないがこいつも常連リスナー……ウィットの利いたキレ味鋭いネタにはハチミツ同様、一目置かざるを得ない)
山口(まさかハチミツにつづいてさっちゃんさんにまで遭遇出来るとは……やはり俺には笑いの神が付いている!)
皐月「フフ、一流か……私程度で一流を名乗るのはおこがましいだろう……あのハチミツボーイがいる限りはな」
山口(やはりさっちゃんさんもハチミツをライバル視していたか……)
犬牟田「皐月様にそうまで言わせるハチミツボーイとやら……一度是非会ってみたいものだね」
皐月「奴と出会えるのもそう遠い未来の話でもないと思うぞ?なぜなら奴はクロマティ高校に在籍しているのだからな」
蛇崩・犬牟田・猿投山・蟇郡・山口(((((!?)))))
猿投山「つまり……今回の皐月様直々のクロマティ高校侵攻はそのハチミツ某が目的だと?」
皐月「それだけが目的ではないが、私自身が赴こうと思った最大の要因は紛れも無くハチミツボーイであることに相違は無い」
山口(さっちゃんさんもハチミツボーイの正体は嗅ぎつけていたとはな……となると)
皐月「ハチミツボーイ……奴をなんとしてでも我が傘下に迎え入れる!」
山口(奴もハチミツと組んで芸人になる算段か!)
猿投山「流石にただのハガキ職人を仲間にするのに諸手をあげて賛成は出来ないな」
蟇郡「猿投山、貴様!皐月様の判断は絶対だ、口を慎め!」
皐月「蟇郡、良い。猿投山の反感も尤もだ。しかし猿投山、貴様は日本番長選手権なるものの存在を知っているか?」
猿投山「知っているも何もアンタに仕える前は出場常連者だったぜ。流石に準決勝出場が良い所だったがな」
皐月「ハチミツボーイ――本名神山高志は今年の番長選手権の優勝者だ」
猿投山「!?」
皐月「しかもたった一回戦で他の有力候補を全て下して決着したと聞く」
猿投山「何ィッ!?」
蛇崩「つまり腕っ節の方も十分ってことかしら?立場が無いわね山猿君?」ケラケラケラ
犬牟田「それだけの人物がクロマティにいるのなら今までボクたちの支配下に置かれてないのも説明が付くね」
皐月「そうだ。仮にもしハチミツがヌーディストビーチやお母様――鬼龍院羅暁の側に付けば我々は窮地に追い込まれること必至だ」
皐月「しかし逆に我々の側に囲い込むことが出来れば、纏流子と同様、羅暁に一太刀浴びせうる強大な戦力として期待できるだろう」
山口(こいつらは5人でコントをする方向性なのか……ハチミツなら漫才に限らずコントでもそのキャパシティを発揮するだろう)
山口(しかし俺もみすみす未来の相方を取られる訳にはいかん……いやいっそハチミツと一緒にこいつらのグループに入るというのも……)
猿投山「そういうことなら俺もそいつを迎え入れることに異論は無いぜ。ところで話は変わるんだがプータンの件でちょっとな」
山口(プータン!さっちゃんさんもプータンを見ているのか?しかしプータン……俺はどうにもあの番組の面白さがわからねぇ……)
皐月「ああ、先週の放送分のことか……あれは失敗したな」
山口(!プータンに否定的な態度……ひょっとしたらこいつもプータンの面白さが理解できない同志なのか!?)
山口(だとしたらある意味ハチミツよりさっちゃんさんの方が俺と笑いの方向性が似ている……こいつらなら俺の笑いを理解してくれるはず!)
蛇崩「羅暁おばさまも無茶ぶりしてくれるわよね~REVOCS社がプータンのスポンサーだから脚本やりなさいだなんて」
皐月「今はまだ叛意を見せるわけには行かないからな。それに私は割と脚本作りを楽しんでいるぞ」
蟇郡「皐月様、来週のネタはこのような感じでいかがでしょうか?」
皐月「少しギャグにパンチが効きすぎるな。プータンはもっと緩い雰囲気の話の方がウケるんだ」
山口「俺やっぱお笑いの才能ないのかな……」
カオスにカオスが加わって最強に見える
期待
支援
待ってます
待ってる
面白え
クロ高
流子「クソッ!結局無駄な時間浪費しちまった…仕方ねぇ他の奴を当たるか」
流子「おい、そこのアンタちょっと。聞きてぇことがあるんだが」
ゴリラ3号「ンゴ?」
流子「茶髪でマッシュルームカットの女の子を見かけなかったか?ダチなんだがはぐれちまってよ」
鮮血「待て流子!なぜまたゴリラに聞くんだ!?そもそも普通の高校に何故ゴリラがいるのか不思議に思わないのか!?」
流子「そういやそうだな……喋る服やら極制服やら満艦色一家やらのおかげで私の中の常識もダイブおかしくなっちまったのかな……ハハッ……」ズーン
鮮血「いや流子すまんそういう意味で行ったつもりでは……」
流子「ははは……気遣いなんかいらねぇよ……私はどうせ服とお話して痴女コスプレに早着替えする変態だよ……」
鮮血「すまん!すまん流子!お前に大きな負担をかけているのは重々承知の上だ!だが今はしっかり気を持てーッ!」
鮮血「マコをこの不良がのさばる学校に一人のまま置いておくわけにはいかないだろっ!」
流子「……ッ!そうだった!今はマコと合流するのが先だ!すまねぇ鮮血!」
鮮血「いいんだ……流子、お前が頑張っているのは私が一番よく理解している。お前はやれば出来る子だ」
流子「へへっ!見てな!今度こそちゃんとした奴に聞いてマコを探し出してやるぜ!」
流子「おっ!ちょっとそこのアンタ!少し時間良いか?」
流子「連れとはぐれちまったんが心当たりないか?茶髪でマッシュルームカットの女の子なんだが……」
フレディ「……?」
鮮血「だからなんであからさまに怪しい奴に聞きに行くんだ流子ぉぉおーッ!」
待ってました
支援
面白え
だれかプラズマ戦記のSS書いてくれないかなぁ
教室
神山「結局あの女の子とメカ沢君の関係ははっきりしないね」
林田「もうめんどくせえし直接二人のとこ行って話聞こうぜ」
神山「林田君にしては建設的な意見だね。そうしよう」
林田「おーいメカ沢ー!」
メカ沢「おっ?林田と神山じゃねーか。どうしたんだ」
神山「いやぁメカ沢君が見慣れない女性を連れてるって聞いたんでね」
メカ沢「おおっそうかそうか!じゃあ紹介しとこう。こちら満艦飾マコちゃん、本能寺学園から来たらしい」
マコ「よろしくねーっ!」
メカ沢「でこっちが林田と神山。俺と同じ一年だ」
林田「おう!よろしくな!」
神山「どうも初めまして。神山高志です」
マコ「林田君その髪型きまってるねーっ!ナイスモヒカンだよー!」
林田「ん?ああコレな。俺も気に入ってるぜ。夏場に蒸れるのがちょっと辛いけどな」
マコ「?」
神山「それでええと満艦飾さんは本能寺学園から来たってことだけど……」
マコ「あ!そうそう!私流子ちゃんと二人でこの学校に来たんだけど一人で歩いてるうちに迷子になって流子ちゃんとはぐれちゃったんだ!早く急いで探さなきゃ!流子ちゃんに食べてもらうはずだったコロッケ全部あげちゃったから今頃流子ちゃん飢え死にしてるかも知れない!あーどうしよう~!?骨と皮だけになった流子ちゃんなんか見たくないよ~!!」
神山「それだったらその流子ちゃん探しを僕らで手伝おうか?」
メカ沢「流石神山だな!名案だぜ」
林田「え~俺は良いやめんどくせぇし」
神山「君は本当に場の空気が読めない人間だね」
マコ「ええ~っ!?一緒に探してくれるの~っ!?そんな悪いよ~!!!みんなだって忙しいんでしょー?」
林田「ほら満艦飾もこう言ってるし」
神山「うん林田君、君はちょっと黙っててくれないかな」
メカ沢「気にすんよ!ここに来てる連中なんざみんな時間を持て余した暇人なんだからよ!」
神山「それじゃ人手が多い方が良いと思うしちょっとみんなを呼んでくるよ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
神山「という訳で皆さんには満艦飾さんのお友達である纏流子さんを探してもらいます」
北斗「ふん、人探しなどわが北斗財閥の情報網を駆使すれば造作も無いことよ」
北斗子分「満艦飾っていう新顔がいるし改めて俺の名前を紹介しておくぜ!俺の名前は(ry
マスクド竹之内「人に追われるのはしょっちゅうだけど人探すのはあんまやったことないなぁ……」
ゴリラ「ウホウホ」
フレディ「…………」
前田「早速で済まないけど色々ツッコミたいことがあるんだが…」
神山「もうなんなのかな前田君。せっかくみんながやる気を出しているところに水を差すようなことをするつもりかい?」
林田「そうだぞ前田。お前みたいなやつをKYっていうんだ。少しは周りに合わせる努力をしろよ」
神山「林田君だけにはそのセリフを言う資格は無いよ」
神山「それで何が不満なのかな前田君?」
前田「色々ありすぎて一言では言いにくいんだが……」
前田「まぁまずは捜索メンバー。もうこれはいつもの面子だから俺もとやかく言うつもりはない」
前田「次に部外者である他校の生徒が堂々とウチに入りこんでいること。これもフレディとかゴリラがホントにウチの生徒か怪しいのに比べたら可愛いもんだ」
前田「そして3つ目、2つ目と関連するんだが満艦飾が今ウチと目下抗争中の本能寺学園の生徒であるということ。これが一番の問題だ」
一同「「「「「「………・」」」」」」
神山「……何か問題でも?」
前田「いや色々問題ありまくりだろ……抗争中の相手校の生徒だぞ?スパイ……は無いにしてもこいつらがカチコミに来た鉄砲玉じゃねえってどうやって言い切れるんだ」
メカ沢「前田……流石にそれは用心深い通り越して臆病ってもんだぞ?マコちゃんも流子ちゃんも女の子だってのに。お前は女相手に喧嘩で負けるほど弱えのか?」
前田「うーん……しかしだな……」
神山「そういえば満艦飾さんたちがクロ校に来た理由はまだ聞いてなかったよね?」
マコ「え~っとね~う~んとね~……そうだ!確か流子ちゃんは喧嘩がもっと強くなりたいからクロ校の不良たちをバッタバッタとなぎ倒して修行するんだ!って言ってたよ!流子ちゃんはまだまだ弱いって言うけどボクシング部の主将だって倒してことあるんだよ!すごいでしょ!」
一同「「「「「「!!」」」」」」ザワッ
林田「ボクシングか……クロ校ボクシング部の主将として是非ともお相手してみたいぜ」
前田「ほらな!やっぱりクロ校潰せるだけの実力者なんじゃねぇか!」
神山「……まぁその話は置いといて」
前田「スルーかよ!?」
神山「満艦飾さん、纏さんの特徴とかをなるべくみんなに細かく教えてくれないかい?」
マコ「流子ちゃんはねぇ~髪形は聖子ちゃんカットに赤いメッシュが入っててね、服装は紺色のセーラー服で鮮血ちゃんって名前を付けてお話するくらい大切にしてるんだよ!あ!あとそれから赤いグローブもはめててそれを使うと鮮血ちゃんが変形するんだよー!」
北斗「ただでさえ男所帯のこの高校で女というだけで目立つのだ。それだけ特徴的な容姿ならすぐ見つかるだろう」
北斗子分「着てる服が変形するなんて奴はどこを探しても二人と居ないくらい珍しいはずだしな!」
神山(本体が変形する人?はここにもいるんだけどんね……)チラリ
メカ沢「どうした?神山、俺の顔になんかついてるか?」
マスクド竹之内「この中にももう目撃してる奴がいてもおかしくないしな」
神山「そうだね。ゴリラ、君は纏さんを見かけなかったかい?」
ゴリラ「」フルフル
神山「じゃあフレディは?」
フレディ「」フルフル
神山「そうか見てないのか……すぐ見つかりそうなんだけどなぁ」
その頃の流子
流子「クソぉーッ!マコーッどこだーッ!そこのお前マコをどこにやりやがったーっ!!?」
黒王号「ブルルルッ」
鮮血「落ち付け!落ち付け流子ォーッ!」
黒王号だとラオウ出てきちゃう
小説版だと黒王号、ミスだろうけど・・・
Oh…やっちまった
フレディの愛馬は黒王号じゃなくて黒龍号ですね、ちょっと齧られてくる
たぶんちょくちょくこの手のミスはやらかしてしまうと思うので
気付いた時はそれとなく指摘して頂ければ幸いです
なんという俺得
支援せざるをえない
まだですか
待ってる
待つ
おい
まだか
おい
待ってます
ほ
おい
いつまでも待ってます
うわああえああああ
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません