戦士「誰が勇者を主人公に決めた?」 (2)

昔あるところに、小さな村に戦士という少年がいた。

少年は小さい頃は勇者の存在に憧れ、魔物からの脅威に恐怖していた。

少年はやがて青年になり、村に現れる魔物を難なく追い返すほど成長した。

青年はやがて戦士と呼ばれるようになり、勇者と出会う。

憧れの勇者に出会った戦士は実際には落胆した。

加護に身を任せ、自己犠牲的に旅をする勇者に違和感を感じたのだ。

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戦士は勇者と手合わせをし、負けたが過程を見るといい勝負であった。

勇者とは他とは一線を画す者。

勇気と力と正義を行使して魔王を倒す者。

その幻想は幻想でしかなかった。

戦士はここに決意する。勇者だけでは頼りなさ過ぎる。

それはただの戦士の慢心でしか無かったが周りは止めなかった。

こうして魔王討伐、ひいては平和を守るために旅に出る。

そんな伝説の戦士冒険譚である。

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