39「マグロは食わなくていい」
28「どうして?」
39「本当に美味いマグロは、本当に美味い寿司屋で食うもんだ」
39「まずはえんがわを食え、えんがわはどこでもまず美味いぞ」
無言で、タッチパネルのサーモンを押す28。
39「俺もサーモンをもらう」
28「アンタはえんがわでも食べてればいい」
39「なんだ、お前そんなにえんがわが嫌いか?」
39「ほぅ、お前、サビ入りは嫌か、見かけによらず――」
28「“見かけ通り可愛い”の間違えじゃ?」
39「可愛いって年でもあるまい」
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39「サビ抜きの寿司なんて、らっきょうのないカレーみたいなもんだ」
28「普通それは、福神漬けっていうところじゃないの?」
39「とらわれているな、お前、ああ、福神漬けにとらわれている」
28「ちなみにわたし、福神漬けもらっきょうも嫌いだから」
28「紅しょうがも」
39「そういえば、前に○ックにいったとき……」
28「ピクルスもいつも抜いてもらってるわ」
39「根本的に味覚が幼稚だな」
28「……、幼稚で結構」
流されてきた、サーモンの皿を手にとって。
39「なんだ、じゃあ次はいくらでも頼むつもりか」
28「……」(モグっ……
39「いくらも嫌いか?」
28「いえ、……、嫌いじゃないわ、でも、もう少し魚魚したものを食べてから食べるわ」
なんか年齢が無駄にリアルだけど
これ実体験によるのろけ?
>>3
こんな臭い会話する爺と婆が現実にいたら引くわ
>>4
ワロタ
この二人がスーツか否かで空気変わるな
>>6
現地作業する作業着着た剃り残しがあるおっさんとパンツスーツの姉さん(?)ってそうぞうしてるんだけど
期待
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