エフラム「そろそろ結婚も考えないとな」エイリーク「!?」 (155)

前に放置してしまったもののリメイクです

展開を多少変えました

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1409586480

エイリーク「兄上・・・それはどういうことでしょうか…?」

エフラム「俺も一国の王だ。平和になったとはいえ、ルネスは完全に復興したわけじゃない。そろそろ結婚でもしなければ国民も安心出来ないというものだ」

エイリーク「そ、そんな・・・」

エフラム「お前も嫁に出たらどうだ?」

エイリーク「(私の気持ちも知らないで!このままでは兄上が他の女性に盗られてしまいます!)」


エイリーク「ということで兄上の結婚を阻止します」

ゼト「あ、あのエイリーク様…私は別に…」

エイリーク「兄上が結婚などいくらなんでも早すぎます!私みたいな女性じゃないと失敗するのがオチです」

ゼト「(何を言ってるのやら…)私は賛成…」

エイリーク「い い で す ね !」

ゼト「・・・」

エフラム「どうしたんだエイリーク?」

エイリーク「!」

ゼト「エフラム様。実は…」

エイリーク「えい!」レイピアプスー

ゼト「」

エフラム「お、おい。ゼトが倒れたぞ?」

エイリーク「撤退扱いなので問題ありません。それより兄上!」

エフラム「なんだ?」

エイリーク「結婚はいつ頃…」

エフラム「嫁が決まったらすぐにでも…」

エイリーク「(やはりそう来ましたか…。今こそ彼女たちに力を借りる時です。)」

エイリーク「私はこれで!失礼します!」ダダダダダダダ

エフラム「(エイリークの奴、何か隠してるな。まさか好きな男でも出来たのか…?)」

エフラム「・・・俺より強い奴しか認めんぞ」

―フレリア―

ターナ「エフラムが結婚!?だ、誰と!?」

シレーネ「噂だとラーチェル様かターナ様らしいです。なぜかミルラ様やエイリーク様が候補に入っています。」

ターナ「エフラムったらやっと気づいてくれたのね…///」

ヴァネッサ「姉さん、ラーチェル様やターナ様はともかくなんでエイリーク様やミルラ様が?」

シレーネ「それが謎の団体の署名活動によって新しい法律ができたみたいね」

ターナ「どんな法律なの?」

シレーネ「それが・・・」

―ロストン―

ラーチェル「まあ!それは本当ですの!?」

レナック「ええ、間違いないですよ。伴侶が決まったらすぐにでも式をあげるらしいです」

ラーチェル「エフラム、やっと私のアプローチが効きましたのね!///」

ラーチェル「そうとなればルネスに早速向かわなくては!」

ドズラ「ガハハ!どこまでも着いていきますぞラーチェル様!」

レナック「じゃ、俺はこの辺で…」ソロー

ドズラ「ガハハ!待たんかいレナックよ!」ガシッ

レナック「おっさん!?放しやがれ!」

ドズラ「お前の運命はラーチェル様に雇われた時から決まっていたのだ。ワシとお前は死ぬまで一心同体だ!」

レナック「何が一心同体だ!た、助けてくれー!」

ラーチェル「ドズラ、レナック!行きますわよ!」

―ルネスの外れ―


エイリーク「ありがとうございます。あなたたちのおかげで計画通りに事が進みました」

プリシラ「いえ・・・当たり前の事をしたまでです」

ラケシス「」コクコク

クラリーネ「その通り!兄と結ばれるのは全女性共通の願い…」

ラケシス「」ウンウン

プリシラ「ここに来ればレイモンド兄さまと・・・///」

エイリーク「ええ、結ばれますとも」





ミスト「これは一体・・・!?」

レナ「どういうことなのでしょうか・・・?」



※聖戦の系譜をやったことないのでラケシス姫には居るだけにしてもらいました

FE聖魔SSとか俺得すぎる支援

―ルネス城下町―

コーマ「あ、あの・・・。俺になんか用ですか?」

ネイミー「(エイリーク様怖い…)」ウルウル

エイリーク「貴方には兄上の情報を集めて欲しいのです」

コーマ「で、でもルネスの騎士の方が…」

エイリーク「最初はそうしようとしたのですが…、カイルとフォルデは結婚賛成派なのです。しかも三人だけで話を進めているようで…」

ゼト「腕輪の件、チャラにしてやらんこともないぞ(エイリーク様に逆らうとこうなるぞ?)」ボロボロ

コーマ「(これじゃあ脅迫じゃねぇかよ…)わかりました。これでもカイルの兄貴から密偵のスカウトが来た事があります。やってやりますよ!」

ネイミー「コーマ、大丈夫・・・?」

コーマ「心配すんなって。これくらい楽勝だぜ」

エイリーク「ネイミー、少しの間ですが貴女の恋人を借ります」

ネイミー「こっ!恋人だなんてそんな・・・///が、頑張ってねコーマ!私、村で待ってるからね!」

コーマ「お、おい!ネイミー!?・・・行っちまったか…」

色々なFEからキャラがでるとうれしいな
支援

―ポカラの里―

サレフ「ミルラ様」

ミルラ「(エフラムは今、どうしてるのでしょうか…。私の事を覚えててくれてるのでしょうか…)」

サレフ「ミルラ様」

ミルラ「(それに、ルネスから何かが起こるような予感がしてならないです。エフラムの身に何かがあったら…)」

サレフ「ミルラ様」

ミルラ「(エフラムに久しぶりに会いたいです…)」

サレフ「ミルラ様」

ミルラ「サレフ?どうかしたのですか?」

サレフ「エフラム様が結婚相手を探し「行ってきます」お気をつけて」

ミルラ「(エフラムに会えるなんて…エフラムは私に会ったら喜んでくれるでしょうか…)」

ミルラ「もしかしたら一夜の過ちで…///」

エフラム「カイル、近況を報告してくれ」

カイル「ハッ!候補者達は明日到着のことです」

フォルデ「しかし、エフラム様が結婚ねぇ…。ちょっと前なら槍と妹さえいれば十分だったエフラム様がねぇ」

エフラム「バカにしてるだろフォルデ」

フォルデ「あ、やっぱりバレちゃいます?」

カイル「フォルデ!王に対して無礼だぞ!」

エフラム「よせカイル。それより他の大陸からも来ていると聞いたが…」

カイル「ええ。何でも槍さばきの得意な女性もいるとか」

フォルデ「エトルリア魔導軍将様もいるらしいですよ。見合いが今からでも楽しみっすねぇ!」

エフラム「エトルリア魔導軍将…。ルネスの教科書ですらその武勇を記されている程の肩書きだぞ?それに槍さばきの得意な女性というのも気になるな」

フォルデ「お、結構乗り気なんですねエフラム様」







コーマ「スゲーことになってんな…」

コーマ「・・・と、言うことです」

エイリーク「お、お見合いだなんて…私、知りませんでした!」

ゼト「私も知りませんでした。恐らくあの三人だけである程度話を進めてから私達に言うつもりだったのでしょうが…」

エイリーク「ありがとうございます、コーマ。少なくて申し訳無いのですが…」

コーマ「こ、こんなもらえませんって!ましてやエイリーク様から…」

エイリーク「これでネイミーに何か買ってあげてください。私はやることがあるので」ダダダダダダダ

コーマ「行っちまった・・・」


―エフラムの部屋―

エフラム「結婚も楽なものじゃないな」

エフラム「(それにカイルが言うには新しい法律が通ったみたいだな。目を通しておかねば…)」

コンコン

エイリーク「兄上、いらっしゃいますか?」

エフラム「エイリークか。入れ」

エイリーク「兄上・・・」

エフラム「どうした?」

エイリーク「一緒に寝てくれませんか?///」

エフラム「!?」

エフラム「あのなぁ…エイリーク。俺達はもうそんな歳じゃないだろ?」

エイリーク「兄上は私の事を嫌いになったのですか?」ウルウル

エフラム「!・・・・・・今日だけだぞ。気が済んだらすぐ戻れよ」

エイリーク「はい!あにうえっ!」ダキッ

エフラム「おいおい、そんなに抱きつくんじゃない」

エイリーク「(今だけは私の兄上!)ルンルン」

エイリーク「(やはり兄上の側にいると落ち着きます。心が安らぐ…。)」クンクン



エイリーク「兄上…」

エフラム「エイリーク、俺はもう我慢出来ん」

エイリーク「いいんですよ兄上・・・」

エフラム「エイリークッ!」

エイリーク「あぁ!そんな激しく///」

エイリーク「ダメェェェ!!!////」



エイリーク「あ、に・・うえ…」ニヤニヤ

エフラム「全く、どんな夢をみているのやら」

エフラム「でも・・・まだ子供だな」ヒョイ

一旦休憩

昼再開予定

お、続き書くんですね!
前回読んでたのに、50レスくらいでやめちゃったから……
>>1乙です!

聖戦の系譜みたいに兄妹同士で結婚するのか・・・・加賀さんも大喜びだ

―朝―

エイリーク「なんということでしょうか…あのまま寝てしまって自分の部屋に戻されるとは」

ゼト「エイリーク様」コンコン

エイリーク「ゼト?どうかしたのですか?」

ゼト「先程ターナ様とラーチェル様がお見えになられたようです」

エイリーク「!わかりました。すぐに行きます。兄上が危ない!」









エフラム「ターナにラーチェル。よく来てくれた」

ターナ「ああ・・・、会いたかったわエフラム!」

ラーチェル「叔父様には伝えました。今すぐ婚礼の儀式を…」ガシッ

ターナ「だめええええ!」ガシッ

エフラム「ふ、二人とも!?腕を掴まないでくれるか?」

ドズラ「ガハハ!ラーチェル様を頼みましたぞエフラム様!」

エフラム「どういうことだドズラ?」

レナック「(鈍感は重罪だぜエフラム様…。それも複数人にも及ぶとは…)」

エイリーク「ターナにラーチェル。お久し振りです」

ターナ「エイリーク!貴方にも会いたかったわ!・・・聞きたいこともあるしね」

ラーチェル「(エイリークが私の義妹になるの…。悪くないですわ!)」

エイリーク「二人ともこちらへ。兄上はまだ仕事があるらしいので」

エフラム「そういうことだ。放してくれないか?」

ターナ「しょーがないなぁー」

ラーチェル「たまには女の子同士で話すのも悪くありませんわ」

エフラム「(助かったか…)」







―エイリークの部屋―

エイリーク「・・・と、言うことです」

ターナ「エイリークがエフラムの事をね…。まあ、前から仲が良すぎると思ってたけど。」

ラーチェル「ふふ、それでも私は負けませんことよ?」

エイリーク「二人にはどうしても私の想いを聞いて欲しかったのです。私が常日頃兄に恋い焦がれている事を…」ベラベラ

ターナ「(うわぁ…。こりゃお兄様に見向きもしないわけだ)」

ラーチェル「(ここぞとばかりにぶっちゃけますわね…)」



ヒーニアス「へっぶし!」

モルダ「王子、今のくしゃみは大変下品でございますぞ」

ヒーニアス「ぬ、ぬぅ…。すまない」

エフラム「カイルとフォルデは見合いの相手と事前にコンタクトをとるのか?」

フランツ「はい。確かに兄さんからの伝言は伝えました。しかし驚きました。エフラム様が結婚するなんて!」

エフラム「俺はもう国王になったんだ。嫁くらい貰わないと国民も安心出来んというものだ」

フランツ「でも、なぜ他の大陸から?」

エフラム「俺もよくわからん。フォルデが言うにはいろんな女性と接すれば自分に一番合った女性と結婚しやすいらしい」

フランツ「成る程…」

エフラム「それより訓練の途中なんだろう?ゼトに叱られるぞ」

フランツ「そ、そうだった!じゃ、確かに伝えましたから!!」ドドドド

エフラム「行ったか…。」

エフラム「(そういえばカイルとフォルデは今ここにいないんだよな…)」

エフラム「久しぶりに闘技場にでも行くか」

―闘技場―

ハゲ「エフラム様!また来たんですかい!?」

エフラム「一番強い奴をを頼む」

ハゲ「そういやテリウス大陸から来た剣士が鬼の如く連勝をあげてるんですよ。エフラム様だとしても苦戦すると思うのですが…」

エフラム「賭け金はいくらだ?」

ハゲ「王から貰うなんてとんでもねぇ!でも死なないで下さいよ」



ワーワー オウサマダー
エフラムサマガンバレー
アイクマケンナー

エフラム「君がテリウスから来た剣士か?名は?」

アイク「アイク」

エフラム「そうか。俺はエフラム、手加減は無しだ」

アイク「当たり前だ」

天空発動で一瞬で吹き飛ぶ気が・・

エフラム「ありがとう。全力を出せたのは戦争以来だ」

アイク「感謝される程のことはしていない。勝負で手を抜かん事は当たり前だしな。しかし、あんたがルネスの国王だったとは…」

エフラム「おかげで体が鈍ってしまってな。勉学もからっきしで大変だ。でも俺の自由が無くなる代わりに国民が幸せになるのなら王になるのも悪くない」

アイク「あんたみたいな王がいて国民は幸せだな」

HAHAHAHAHAHA・・・

???「見つけました!エフラム・・・!」





カイル「みなさんどうぞこちらへ」

フォルデ「付き添いの人を含めてかなりの数だな」

カイル「ああ。まさかこんなに人が集まるとはな…」

フランツ「エフラム様!今までどこにいたんですか!ゼト将軍も探していたんですからね!」

エフラム「それはすまなかった。客人が二人いる。使用人を連れてきてくれ」

フランツ「はい!」

アイク「別に俺は…」

エフラム「国王が招待したいと言ったんだ、素直に従え。それにこの大陸を旅するなら資金や拠点も必要になるだろう?」

アイク「・・・すまん。恩に着る。しかし、この城は結構賑わっているな」

ミルラ「エフラムが結婚相手を探してるからです。みんな喜んでいるのがわかります」

アイク「そうなのか?」

エフラム「ああ。まだ公表してないが明後日に見合いが始まるんだ。これはルネスの関係者のほんの一握りにしかまだ知らせてない」

アイク「じゃあみんな見合いの準備をしてるわけじゃないのか。王が結婚するってだけでこの賑わいか」

ミルラ「エフラム、私はエフラムと・・・!」

エフラム「ミルラはエイリークの所へ行ってくれ。アイクは初めてここに来たから俺が案内する」

ミルラ「・・・はい」

ミルラ「…というわけです」

エイリーク「兄上!私というものがいながらどうして!」

ターナ「(確か幼馴染みってこういう時に強いのよね!ファーストキッスは私がもらうんだから///)」ニヘラ

ラーチェル「(私はエフラムの上半身裸を見たことがありますのよ?///契りを交わしたも同然ですわ!)」ニヤニヤ

ミルラ「(エフラムは寂しかったら私にいつでも遊びに来いと言っていました。下心があるとみていいはずです!)」ニコニコ

エイリーク「(兄上は小さい頃私が好きって言ったら兄上も好きと答えてくれました。これは責任をとるしかありませんね!)」ニマニマ

ニヤニヤニヘラニマニマニコニコ…












ゼト「この空間に居辛い…帰りたい…」

カイル「エフラム様、ただいま帰りました」

フォルデ「美人が沢山いましたよ?」

エフラム「顔で選ぶつもりはないぞ」

カイル「候補者の方達はみな控え室にお送りいたしました」

エフラム「ご苦労だったな。それと友人を紹介する。彼はアイク、テリウス大陸から来た剣士だ。といっても斧も使えるらしいが」

アイク「少しの間だが世話になる」

カイル「わかりました、部屋を空けましょう。エフラム様は後で説教をするので」

エフラム「!?」

フォルデ「どうせ闘技場で知り合ったんでしょ?あいつにならバレても仕方ないですよ」

エフラム「……あいつの説教は退屈で嫌いだ」

―嫁候補控え室1―

チャップ「いやぁ、ルネスもいいところだなぁネフェニー。オマ村出身の王女が生まれるかもしれんからなぁ」

ネフェニー「大丈夫かなぁ…チャップさん。あたし、田舎もんじゃけぇ…」

チャップ「なーに!心配はおらんよ!お前さんみたいな別嬪さんなら王様も気に入りよるよぉ、きっと」

ネフェニー「エフラム王か・・・どんな人なんじゃろうか」

チャップ「噂に聞けば槍を使うそうじゃないか。案外気が合うんじゃないかい?」

ネフェニー「もう、チャップさんたら…カリルさんと同じこと言いよるんじゃから。とにかく、土地にはよぉ慣れんといけんね」

チャップ「そうじゃなぁ、城内でも見回ってきたらどうかね」

ネフェニー「うん。ついでにカリルさんも探すね。行ってきます」

チャップ「気をつけていくんだぞぉ」

癒えない傷が残った挙げ句レイピアで刺されるゼト

―嫁候補控え室2―

ロイ「あの・・・何で僕達がここにいるのでしょうか?」

セシリア「当たり前でしょ?弟子が師匠の結婚式に参加するのは」

リリーナ「(もう結婚した気になってる…)」

ロイ「(パーシバル様が結婚して相手が居なくなっちゃったからね…)」ヒソヒソ

リリーナ「(ドロシーさんも凄いわよね。まさに将軍の心を射止めたって感じね)」

セシリア「エフラム王と結婚したら海に行きたいわねぇ…。子供は男一人に女三人てところかしら…」ブツブツ

ロイ「…リリーナは好きな人いる?」

リリーナ「えっ!・・・いないよ」

ロイ「よかったぁ」

リリーナ「ろ、ロイ!?それってどういう…」



セシリア「のろけやがって…」チッ



―嫁候補控え室3―

ルセア「プリシラ様、これは一体…」

プリシラ「いいから私のいう通りにしてください」

ルセア「は、はぁ…」

プリシラ「(レイモンド兄さまと一緒になるにはこれしか方法がなかったのです。エイリーク様に何と言えば…)」

ルセア「私はここで何を…?」

プリシラ「当日になったら教えます」

ルセア「そうですか・・・。プリシラ様のお役に立てばきっとレイモンド様もお喜びになられます」

プリシラ「(ルセアさん・・・ごめんなさい…)」



―嫁候補控え室4―

レテ「なんで私がこんなところに…」

ライ「アイクを探すためだろ?見合いは適当に流しておけって」

レテ「本当にここにアイクがいるのか?」

モウディ「ソーンが言ってタから間違いなイ」

レテ「アイクめ…どこにいるというんだ…。会ったらただじゃおかないからな!」シッポフリフリ

モウディ「レテはワかりやスいな」

ライ「ああ。尻尾に全部でてるってーの。ツンデレってやつか」

―嫁候補控え室5―

デュッセル「エフラムはお主が生きてるとは夢にも思わんだろうな」

???「ええ…」

クーガー「グラドに明るい話題を持ち込むには貴方が結婚するしかないだろうな 」

???「ほ、他に方法は無かったのか?」

デュッセル「せっかく残った命だ。残りの人生を軍人としてではなく女として過ごすのもわるくないだろう。」

セライナ「し、しかし…」

クーガー「素直に惚れたと言えばいいだろう」

セライナ「ク、クーガー!///」カァーーーッ

デュッセル「こらこら。セライナが図星をつかれて真っ赤になってるではないか」

セライナ「しょ、将軍まで…」


―嫁候補控え室6―

ファ「るんるん、わーいわーい」

ソフィーヤ「ファ、気をつけて・・・」

イグレネーヌ「しかし、長老様も何を考えてらっしゃるのか…。人と竜が結ばれたらたしかに種族間の絆は深まると思うけど・・・」

ファ「いたっ!」コケッ

ファ「えーんえーん」シクシク

イグレネーヌ「もうファったら。明後日にはお見合いをするのよ?怪我でもしたらどうするの?」

ファ「だってだって…」

ソフィーヤ「そうよファ・・・、お嫁さんにしてもらえなくなるかもしれないよ・・・?」

ファ「!ファ、おとなしくする!」

イグレネーヌ「フフ、素直な子ね。えらいわよ」

ファ「えへへ」

(ちょいちょい名前ミスってるよ)

―嫁候補控え室7―

マーシャ「もう兄さんったら!私になんにも連絡しないで勝手に決めちゃうんだから!」

マカロフ「だ、だってよぉ・・・。妹が王族になれば金に困らなくなるだろ?」

マーシャ「もう!信じられない!」

ステラ「すいませんマーシャ様・・・。私がマカロフ様を止められなかったのがわるいのです」

マーシャ「そ、そんなことないです!全てはこのバカ兄貴のせいです!」

マカロフ「そんなこと言われてもなぁ…。まさか好きな男でもいたのか?」

マーシャ「そ、それは・・・///」

ケビン「貴様オスカー!マーシャ殿の晴れ舞台だと言うのになんだその目は!」

オスカー「私は元々こんな目だ。それに何故私が呼ばれたんだい」

ケビン「くぅー!俺の永遠の好敵手ともあろうものが見下げ果てた奴だ!マーシャ殿が結婚するというのに理由などあるものか!」

オスカー「私はお見合いだと聞いたのだが…」

マーシャ「………」

マカロフ「・・・まぁ、頑張れよマーシャ」

マーシャ「もぅ………ケビンさんのバカ………」

>>33イグレーヌですねすいません

スマフォからやってるのでちょいちょいミスってしまいましたすいません許して下さい何でもしますから

―嫁候補控え室8―

カチュア「パオラ姉さん…本当にいいの?」

パオラ「ええ。これ以上エストに迷惑にかけるのもいけないし、それに彼だってエストを選んだのよ?」

カチュア「でも・・・」

パオラ「貴方だってマルス王子から身を引いたじゃない。私も身を引いただけ」

カチュア「姉さん…」




















―アカネイア大陸―
アベル「エストーー!いずこにおわす!」

オールスターだなぁ
シャニーがいないけど…

ネフェニー「本当に広いんじゃなぁ…。テリウスにもこんな広いお城あるんかなぁ。ほんまに村の生活とは大違いじゃ」

???「誰かそこにいるのか?」

ネフェニー「!?」ビックゥ

???「お前はここで何をしている」

ネフェニー「(ど、どうしよう・・・。この人誰なんじゃろか?とにかく兵士さんのふりしとこう)」

ネフェニー「すいません…。新米兵士で…まだ軍に来たばかり…だったので…」

???「ほうそれで道に迷ったと?」

ネフェニー「はい…」

エフラム「ならちょうどいい。少し付き合ってくれないか?」

ネフェニー「・・・え?」

エフラム「お前に稽古をつけよう。新人なら基礎を固める事が大切だ」

ネフェニー「(ここで断ったら怪しまれよるよなぁきっと・・・)」

ネフェニー「わかり…ました。」

エフラム「それじゃこっちに来てくれ」






エイリーク「今日もこっそり兄上の部屋に…あれ?」

ミルラ「・・・」スースー

エイリーク「(ミルラが、先に来ていましたか。しかし兄上の姿が見当たりませんね)」

エイリーク「どこにいるのでしょうか…?」

ネフェニー「はっ!ふっ!」ブンブン

エフラム「素晴らしいな。基礎が固まっているし、すぐにでも実戦で活躍できる」

ネフェニー「あ、ありがとう・・・ございます。」

エフラム「間合いの取り方も踏み込みも完璧だった。本当に新米兵士か?」

ネフェニー「!!」ビクッ

エフラム「仕上げと行くか。そこの木の棒で試合をする」

ネフェニー「で、でも・・・」

エフラム「心配いらん。木の棒だから怪我もしにくいだろうしな」

ネフェニー「(ここまできたら最後までやるべきじゃろうなぁ…)」

ネフェニー「よろしく・・・お願いします」

エフラム「よし、手加減は無しだ」

―嫁候補控え室1―

チャップ「ネフェニーの奴、まだ帰っとらんなぁ。心配じゃなぁ…」

カリル「はあー楽しかった。」

チャップ「おんやぁカリルさん。ネフェニーとは会ったかい?」

カリル「ん?ネフェニーがどうかしたのかい?」

チャップ「城を見回りに行ったきり帰ってこなくてなぁ。心配じゃなぁ…」

カリル「チャップさんも心配性だねぇ。大丈夫だよこっちはお客様なんだし乱暴な事はされないよ」

チャップ「そうかい?そりゃぁよかったよかった。それよりその荷物は何かね?」

カリル「これかい?ついでに城下町にいって買ってきたんだよ。せっかくだからエイミやラルゴにお土産があったほうがいいだろう?」

チャップ「お土産物かぁ。ワシも子供らぁに買うかぁ!」






エフラム「なかなかいいスジだ」

ネフェニー「(強い!槍を使う人でこんな強い人他に知らん!)」

エフラム「行くぞ!」

ネフェニー「・・・ッ!」カンッ

ネフェニー「(ギ、ギリギリ防いだ…)」

ネフェニー「あ…あれ?」フラフラ

エフラム「!危ない」ダキッ

ネフェニー「……………」

エフラム「気を失ったか……」

エフラム「この子は兵士らしいからな。とりあえずカイル達に任せよう」ヒョイ

エイリーク「あっ!あにう……!!??」

エイリーク「(兄上が女性をお姫様抱っこ……)」バタリ








ゼト「倒られたのか…それほどショックだったということか」

ゼト「全く・・・」ヒョイ

エフラム「カイル?いるか?」

カイル「エフラム様…!その女性は?」

エフラム「新米兵士だそうだ。こいつの槍さばきは見事なものだったからつい試合をして・・・」

カイル「気絶させたのですか?」

エフラム「攻撃はわざと防がれるようにしたんだがな。最後の攻撃をが終わった後で・・・」

カイル「ふむ…確かにこれといった外傷はありません。貧血でも起こしたのかもしれませんね」

カイル「医者に一応見せて起きましょう。万が一のために」

エフラム「わかった。頼んだぞ」





エフラム「ハァ、一時はどうなるかと思ったが…よかった」

ラーチェル「あら、エフラム。奇遇ですわね」

エフラム「ラーチェルか。あいにくだが俺は執務室で仕事を…」

ラーチェル「また仕事を?私が特別に料理を作ってあげたというのに」

エフラム「・・・もうできてるのか?」

ラーチェル「ええもちろん!」

エフラム「じゃあお言葉に甘えるかな」

エフラム「しかし、こんな夜遅くになんでまた料理を?」

ラーチェル「エフラムには関係ないことですわ」







ラーチェル「お味はよろしくて?」

エフラム「ああ。これはうまい。君は料理が出来るのだな」

ラーチェル「そ、そんな。普通のことですわ///叔父様にいつでもお嫁に行けるよう、花嫁修行は欠かしたことはありませんわ」

エフラム「マンセル様が…」

ラーチェル「(そろそろ薬が効いてくる頃ですわ…)」

―ベッドの下―

ドズラ「ガハハ!レナックよ、本当に効くんだろうな?」

レナック「効き目は間違いなしって、いつも自分のことを優秀っていってる奴と尻に敷かれてる修道士が言っていた。自分達の発明だって喜んで渡されたぜ」

レナック「その薬を摂取した人はエッチな気分になるらしい。名付けて『エッチな気分になる薬』だと言っていたぜ」

ドズラ「ガハハ!そうか!・・・・・・時にレナック?」

レナック「何だよオッサン?」

ドズラ「何故二人はそんな薬を開発したのだ?」

レナック「そりゃあ、態度はでかいのに奥手そうな自称優秀さんが素直になるためにきまってんだろ?」

レナック「人が変わったかのように求めてくると修道士が言ってたぜ」

ドズラ「ガハハ!そうかそうか!なら効き目はありそうじゃな!」

ドズラ「レナックよ!そろそろ効果が出る頃か?」

レナック「おかしいぞ…。効き目は早く出るといっていたが30分も経ってやがる」




ラーチェル「・・・」ソワソワ

エフラム「ラーチェル?どうかしたのか?」

ラーチェル「い、いえ…別に。」

ラーチェル「(本当に効き目はあるのでしょうねレナック!)」

ラーチェル「(試しに一口)」パクッ





レナック「おいおいラーチェル様食べちまったぞ!?」

ドズラ「エフラム様に効果がなくともラーチェル様にあったらどうするのだ?」

レナック「・・・え?」




エフラム「どうしたんだラーチェル?しっかりしろ!」

ラーチェル「エ、エフラム…。」ボー

エフラム「凄い熱だ・・・!とりあえずベッドに寝かすぞ」ヒョイ ポイ ドサッ

ラーチェル「・・・」ガシッ

エフラム「ラ、ラーチェル何を・・・・・・なッ!?」ドサッ

ラーチェル「エフラムが悪いんですのよ…?」エフラムオシタオシー

エフラム「なっ!?ラーチェル!正気に戻れ!」

ラーチェル「・・・ンッ///」スリスリ

エフラム「ラ、ラーチェル…///」





レナック「見ろよオッサン結果オーライだぜ!」

レナック「積極的に体を押し付けているぞ!ラーチェル様から直接行ったんだ!俺達はこれで用済みだし、部屋から出ようぜ」

ドズラ「ガハハ!時にレナックよ」

レナック「何だよ」

ドズラ「このベッドの下からどうやって出るのだ?」

レナック「・・・」




エフラム「誰かここに来てくれーーーー!」

昔のこれ読んでた
今回も期待

ターナ「エフラムの部屋に行ったけどミルラしか居なかった…」

ターナ「(エフラムったらどこに行ったんだろう?)」

エフラム…
ラーチェル!?フクヲヌグナ!

ターナ「!エフラムのこえ!なんでラーチェルの部屋から!?」ガチャ

エフラム「ターナ!?助けてくれ!」

ラーチェル「・・・ハァハァ」

ターナ「」

ターナ「た、大変!待っててエフラムすぐにでも助けるから…!!」

ラーチェル「ターナ…」ガシッ

ターナ「ちょ、ちょっとラーチェル!?なんて力なの・・・!?」










レナック「ますます出るタイミングを失ったぞ!?元はと言えばエフラム様が正気を失ってラーチェル様と既成事実を作る隙に部屋から逃げるはずだったのに!」

ドズラ「ガハハ!詰みましたぞラーチェル様!」



ラーチェル「・・・体がとても熱いですわ」

ターナ「ラーチェル・・・。なんか様子が変よ?大丈夫?」

ラーチェル「くちびる…」

ターナ「へ?」

ラーチェル「・・・」チュ

ターナ「!?」チュ

エフラム「!?」

レナック「!?」

ドズラ「?」

ターナ「ラ、ラ、ラ、ラ、ラーチェル!!!!???///」カァーーーッ

ラーチェル「・・・・・・くちびるもっと」

ターナ「・・・あれ?(な、なんか私も体が熱くなってきた…)」

ターナ「ラーチェル・・・」チュ

ラーチェル「・・・ふぁ」レロレロ

ターナ「らーひぇる……」チュレロレロ

エフラム「二人ともどうしてしまったんだ…!?」







レナック「おいおい。まさか口の中のほんの少し残った料理でターナ様が・・・。さすがのエフラム様も放心状態だ」

ドズラ「ガハハ!おなご同士でキスとはさすがラーチェル様!」

レナック「何呑気なこと言ってんだ!この隙に逃げるぞ!」ガバッ

ドズラ「ウム!」ガバッ

エフラム「・・・お前らに話がある」ガシッ

レナック「」

ドズラ「やっぱりこうなったか」

エフラム「なるほどな。あの料理に入った媚薬で俺を」

レナック「命だけは助けてください」

ドズラ「同じく」

エフラム「もう済んだことだ。幸い俺は助かったからな。ただ…」

ターナ!ターナ!!
ダメ!!ラーチェル!!イッチャウウウ

エフラム「彼女達はどうする?」

レナック「幸せそうだしいいんじゃないですかね…?」

ドズラ「ラーチェル様の花嫁姿を見るのがワシの夢であったが…。婿が消えて花嫁が二人に増えただけだ!問題ないぞ!」ガハハ!




ハァハァハァ

ターナ「(あれ?なんで私ラーチェルとこんなことしてるんだっけ?私はエフラムを助けに来たのに…)」

ラーチェル「ターナ……もう一回…」

ターナ「うん…(でも・・・気持ちいいからどうでもいいや)」

―医務室―

ネフェニー「・・・ここは?」

チャップ「気がついたかい?」

カリル「もう!心配かける子だよ全く!」

ネフェニー「私、どうして…」

チャップ「お医者さんが安静にしろっていってたぞ。疲労が溜まっとったんじゃろ。ぐっすりお休みよネフェニー」

カリル「そういうことだから。ちゃんと治しなよ。病人に化粧なんて顔色悪くてデキやしないんだから」

ネフェニー「うん…」

ネフェニー「(そういえば訓練所で一緒だったあの人…私をここまで運んでくれたんじゃろか?)」

ネフェニー「(お礼言わんとなぁ…。それにしてもあの人、・・・かっこよかったなぁ・・・////)」ルンルン




カリル「なんか色気付いてるわねぇあの子……。なんかあったねあの顔は」

チャップ「そうかい?いつもと変わりやせんと思うよワシは」

―見合い前日―

ターナ「エフラム、エイリーク。私決めたの。ラーチェルと結婚するって」

エイリーク「え!?」

エフラム「そ、そうか…。でも女同士だろ?どうするんだそこは…」

ラーチェル「ロストンの法律を変えて同性の結婚を認めてしまえばいいのですわ!」

ターナ「きっと他の大陸からも同じ悩みをもった人達が集まって来るはずよ!」

エフラム「君達のすることには何にも言わないさ。二人とも応援するよ」

ラーチェル「そうと決まればさっそくロストンに行きますわよターナ!」

ターナ「ええ!」

ラーチェル「ドズラ!レナック!早く行きますわよ!」

ドズラ「ガハハ!」

レナック「俺の君主は自由すぎるぜ…」

エイリーク「・・・」ポカーン

ミルラ「エフラム・・・どうして二人は結婚するのですか?女性同士でも結婚出来るのですか?」

エフラム「さぁな…。でも二人は二人で結婚出来なくてもずっと一緒にいると思うぞ」

エイリーク「私が気絶した間に一体何が……!?」

今日はここまで。

続きは昼頃


トラキアと覚醒から誰も出てない…

アイクはレテとガリアに行けば幸せになれると思うの

ゴリラグズか

―ラクの村―

ネイミー「あっ、コーマ!お帰りなさい」

コーマ「よっ!密偵の仕事は終わったぜ」

男の子「あっ!コーマが帰ってきたぞ!」

女の子「ホントだ!コーマ兄ちゃんだ!」

男の子「お土産ある?食べ物がいいな!」

コーマ「こらっ!勝手に俺の荷物にさわるな!ちゃんとお土産買ってきたから大人しくしろ」

男の子「やったぁ!」

女の子「嬉しい!」

ネイミー「フフ…」

コーマ「エレブ大陸で有名な焼き菓子らしい。試しに食わしてもらったんだが、これがうまいんだ」

ネイミー「ホントだ……おいしいね」

男の子「おいしい!」

女の子「コーマ兄ちゃんありがとう!」

コーマ「また今度城下町に行くことになったら買ってきてやるからよ」

ネイミー「ありがとうコーマ。この子達とっても嬉しそう」

コーマ「別にお前に感謝されるほどのことはしてねーよ。・・・それにネイミーにも渡す物があるしな」

ネイミー「私に………?」

コーマ「これだ」

ネイミー「! これって………!!」

コーマ「平和になったら自分の金で買おうと思ってたんだ。・・・まぁ、予定より遅くなっちまったがな」

ネイミー「そんな・・・私達恋人同士でもないのに………。ウェディングリングだなんて…。」

コーマ「別に恋人とか関係ないだろ?・・・俺達はずっと一緒にいたんだからよ」

ネイミー「ありがとうコーマ・・・。私、とっても嬉しいよ…」

ネイミー「・・・ひっく………ぐす……」ポロポロ

コーマ「泣くなって!たくっ……しょうがねぇ奴だな」

男の子「わーい!ネイミー姉ちゃんとコーマが結婚だぁ!」

女の子「他のみんなにも知らせなくちゃ!」

コーマ「・・・あいつらも前の戦いで親が居なくなっちまったしな。俺達が親代わりになってやんねーと」

ネイミー「うん………。コーマ」

コーマ「ん?」

ネイミー「私とっても幸せだよ」

コーマ「・・・俺もだよ」

リア充爆発しろ!

―ルネス城―

レテ「間違いない…。この匂いはアイクの匂いだ!」

レテ「こっちか!?」

モウディ「レテ!アイクの匂イだ!」

レテ「わかっている!こっちだな!」

ライ「よっ!お前ら。遅いじゃないか」

レテ「ライ。そこにアイクが・・・?」

ライ「そうだ。俺はもう会ったぜ。いやー、あいつ全然変わってないな。こんなとこでも訓練所で鍛練とかあいつらしいっちゃあいつらしいけどさ」

レテ「そこに………アイクが・・・!!」シッポフリフリフリフリ

モウディ「モウディもアイクに会いタいぞ」

ガチャ

アイク「ん?」

レテ「ア、アイク……」シッポフリフリフリフリ

アイク「レテか。久しぶりだな」

モウディ「アイク!モウディはまタ会えて嬉しいイぞ」

アイク「モウディもいるのか。二人ともライと一緒に来たんだな」

レテ「アイク、アイク・・・!!」プルプル

ライ「なっ!まずい……!」

アイク「? レテがどうかしたか?」

レテ「にゃーーーん!」アイクオシタオシー

アイク「なっ!?」ドサッ

ライ「あいつ、発情期は二年くらい先のはずなのに…。アイクと会えた喜びのあまり迎えちまったのか…?」

モウディ「レテが積極的にナってるかラ、モウディはコれでイいと思うぞ」

レテ「にゃんにゃんにゃん♪」スリスリズリズリ

アイク「レテ…!?どうしてしまったんだ?」

ライ「あー、頬擦りまでやり始めたか・・・」

レテ「にゃん!」ペロペロ

ライ「頬を舐め始めたか…。正気に戻ったときにどんな反応するか心配だな」

レテ「ニャーゴロゴロ……」スンスン

モウディ「今度は抱きツいているぞ」

ライ「あー、・・・そうだ!アイクはいつからこの大陸に?」

アイク「1ヶ月前くらいだな。・・・そういえば同じ船にツイハークが乗っていたな」

モウディ「オお!ツイ、イハーク!」

ライ「へぇ!あの感じのいい兄ちゃんも乗ってたのか!」

アイク「俺と違って色々な世界を見回る気は無さそうだったな」

レテ「にゃーん……」カプ

ライ「(おいおい、耳に甘噛みはさすがに不味いだろ…)」

アイク「レテはどうしてしまったんだ?何故こんなことを?」

ライ「(お前も少しくらいは動揺しろよ。なんでしれっとしてんだよ)」

ライ「話すと長くなるんだ。実は……」

フォルデ「エフラム様」

エフラム「なんだ?」

フォルデ「すいません。報告し忘れた事があって…。実はもう一人嫁候補がいるんですよ」

エフラム「もう一人…?」

エイリーク ミルラ「!」ピク

フォルデ「あの時の名簿には書いてなかったんですけどね、一人はぐれちゃったみたいで…」

エフラム「それで、そいつは見つかったのか?」

フォルデ「ええ。城下町での大食い大会で優勝してましたからね」

エフラム「そうか…。至急部屋を空けておけ」

フォルデ「了解しました」

エイリーク「(またライバルが増えるなんて…。せっかくターナとラーチェルが脱落したのに!)」

ミルラ「エフラムは・・・本当に結婚するのですか…?」

エフラム「ああ。相手は自分で選びたい。まぁ、駄目だったら仕方ないけどな」

エイリーク「(そうか!私はずっと兄上と結ばれる事を考えていましたが…。兄上が誰とも結ばれなければ結果オーライですね!)」

―中庭―

ケビン「くっ!やはり祖国に残してきた俺の戦友が気になる…。せっかくマーシャ殿が風邪を治してくれたと言うのに…!!」

ケビン「しかし、思い悩んでいてもどうにもならん!斧でも振っているか!」

ファ「じー」

ケビン「フン!フン!」

ファ「ねえねえ」

ケビン「む?どうした幼子よ」

ファ「ファ、『幼子』って名前じゃないよ。ファっていうの」

ケビン「おお!これは失敬。ファは何をしているのだ?」

ファ「あのね、ちょうちょをつかまえにきたの。そしたらねおじさんがここにいたの」

ケビン「む!俺はおじさんじゃあないぞ。ケビンという名前があるのだ!」

ファ「ケピン?」

ケビン「ケビンだ!」

ファ「ケビン!」

ケビン「うむ!」








マーシャ「ケビンさんどこに行ったんだろう……あ!あんなところに!ケビンさ……」

ファ「ファね、ちょうちょ捕まえるのうまくないの。すぐに逃げちゃうの…」

ファ「ちょうちょはファのことが嫌いなの?」

ケビン「ファ。それはちょうちょの気持ちになってあげてないからだ」

ファ「?」

ケビン「ちょうちょは捕まえに来る者が怖いのだ。食べられてしまうかもしれないからな」

ファ「ファはちょうちょ食べないよ!」

ケビン「そうだ。でもちょうちょにはそれがわからない。だからそっと近づいて優しく羽を持つのだ」

ファ「そーっと?」

ケビン「そうだこのように……」

ファ「わーい わーい! ちょうちょだ!」

ケビン「ファがちょうちょに優しく接すればきっとちょうちょの方からファに近づいてくるぞ」

ファ「わーいわーい! ありがとうケビン!」





マーシャ「まあ、ケビンさんったら……クスクス」

エイリーク「ということでゼト。兄上の悪い所を嫁候補達に伝えるのです」

ゼト「あの・・・どうやって?」

エイリーク「控え室にこの紙を送るのです!」

ゼト「なになに……」

エフラム王の悪い所
1 妹が好きなブラコン
2 筋肉モリモリ
3 おおざっぱ
4 槍の事しか頭に無い
5 妹しか眼中に無い
6 ロリコン
7 脳筋
8 成長率はいいのに上限値は低い
9 にぶちん
10妹と結婚したいと思っている

ゼト「エイリーク様…少し捏造があるように思いますが…」

エイリーク「そんなことありません。この私が一生懸命考えたのですから」

ゼト「そうですか…。エイリーク様」

エイリーク「なんですか?」

ゼト「無理をなされてないか?」

エイリーク「・・・そんなことありません」

ゼト「エフラム様は王です。仲の良い兄妹でしたから寂しいとは思います。しかし、いつかは離れなくてはならないときがあるのです」

エイリーク「・・・・・・あなたはいつもそうです。私の気持ちも何にも知らないで…」

ゼト「私はエフラム様やエイリーク様に仕える騎士です。お望みならばその紙も今すぐにでも届けますが…」

エイリーク「・・・お願いします…。」

ゼト「御意」

イレース「すいません……」

カイル「心配いりません。ルネス城はこちらです」

フォルデ「でも、すげーな。こんな女の子が大食い大会で優勝するなんてな…」

イレース「お腹がとても空いてたもので…」

カイル「しかし無事でよかった。エフラム様も安心することでしょう」

イレース「はい…。あの・・・」

フォルデ「なんですか?」

イレース「もしエフラム王と結婚したら……お腹一杯にご飯が食べられるのでしょうか?」

カイル「まさかそれだけのために……」

イレース「はい」

フォルデ「・・・まぁ、世の中には色々な人がいるしな」













―大食い大会会場―

ゴンザレス「おれ、もうくえない…」

マーティ「まいったなぁ…」

ロス「俺は…戦士ガルシアの・・・」

ガレット「ただ飯とはいえ………辛いぜ」

アイク「で、レテはいつその発情期が終わる?」

ライ「そろそろじゃないか?」

レテ「・・・・・・ハッ!私は何を………」

モウディ「オお!心配しタぞレテ」

レテ「…………………………………ん?」

レテ:半裸かつアイクに馬乗り

アイク:半裸かつ仰向け

アイク「お前に服を脱がされた時はどうなるかと思ったが…」

レテ「私が…アイクを・・・?」チラッ

ライ「・・・」ウンウン

モウディ「それはモう凄かったぞ」

レテ「うわああああああああーーーーッッ!!!!////」ダダダダダダ

ライ「あっ!おい!?どこに行くんだっ!?行くぞモウディ!」

モウディ「オお!…………………アイク」

アイク「・・・」ポカーン

モウディ「レテの気持ちをワかってやっテくれ」

アイク「・・・ああ」

モウディ「モウディはモう行く」

アイク「・・・・・・レテ」

パオラ「すいません」

オスカー「!? ・・・なんでしょうか?」

パオラ「このハンカチはあなたのですか?」

オスカー「おや・・・、落としてるとは気づきませんでした。ありがとうございます」

パオラ「いえ…」

オスカー「あなたもエフラム王とお見合いを?」

パオラ「ええ………。でも私、本当は好きな人がいるんです。その人を忘れるためにここに来たんです。」

オスカー「それはそれは………」

パオラ「すいません。こんなのおかしいですよね。見苦しい姿を見せてしまって…」

オスカー「・・・貴女がどう思うかわかりませんが、ちゃんと想いを伝えた方がよろしいと思います」

パオラ「え?」

オスカー「貴女の想い人がどんな方か知りませんが……。貴女のような美しい女性が恋をしたのです。きっと彼も理解を示してくれる」

オスカー「ハンカチありがとうございました。また会うかもしれませんね」

パオラ「あ・・・」

カチュア「あ、姉さん。どうしたの?」

パオラ「私、アカネイアに帰りたい…。もう自分の想いに嘘をつかない」

カチュア「ね、姉さん!?いきなりどうしたの!?」





マカロフ「おいおいオスカーさん、今の見てたぜ!かっこよかったなぁ!」

オスカー「いや、実はだな…」

―数分前―

アベルーアベルーアベルー

オスカー「?誰の声だろう?」

パオラ「アベル!どうして!どうして私に振り向いてくれないの!こんなに貴方が好きなのに!いつまでも待っていたのに!」

オスカー「!?」

パオラ「・・・やっぱりスッキリしないわね。大声だしても」

オスカー「(こ、ここは気づかれないようにしよう。あれを聞かれたと知られたら殺されそうだ)」ハンカチポロー







オスカー「というわけなんだ」

マカロフ「・・・何も言えねぇ」

―城下町―

レテ「(恥ずかしすぎる……穴があったら埋まりたい気分だ)」

ツイハーク「そこにいるのはレテか?」

レテ「! お前はツイハークか。久しぶりだな」

ツイハーク「久しぶり。君はどうしてここに?」

レテ「・・・ある男を探しに来てたんだがな」

ツイハーク「アイクならこの大陸にいるよ。さっき闘技場の人にも聞いたんだ」

レテ「な、何故っ!アイクだとわかった!」

ツイハーク「そりゃ、アイクの前では常に尻尾を振っていたしね。レテは尻尾に態度が出やすいってモウディが言ってたよ」

レテ「何ということだ……」

ライ「おっ!見つけたぞ。それに久し振りの顔もいるな」

ツイハーク「ライ、君も相変わらずのようだな」

モウディ「ツイ、イハーク!ムゥ…まだお前の名前をうまく言えない。スまない」

ツイハーク「モウディ!君もここにいたのか」

ライ「そういやなんでお前は旅に出たんだよ?」

ツイハーク「旅というより観光かな。テリウスとは違う空気を吸ってみたくなってね」

ツイハーク「三人はどうして?」

モウディ「アイクと会うためダ。一応会ったのダが…」

ツイハーク「レテの様子を見れば大体察しがつくよ」

ライ「そういやここに来る途中イレースにも会ったな。お見合いに参加するらしいぜ」

ツイハーク「イレースがエフラム王の・・・?ムストンさん達は?」

ライ「ここの大陸にはいなかった。恐らく船でも間違えてはぐれたんだろうがな。」

ツイハーク「お見合いに参加した理由は…」

モウディ「察しがツくぞ」









―兵舎―

ネフェニー「ここにもいない……。どこにいるんじゃろうか…」

ネフェニー「(あの人にお礼を言わんと……)」

カリル「ここにもいないってことは、この城の人間じゃないってことかい?」

ネフェニー「そんなことありゃあせんと思います……。・・・たぶん」

カリル「手がかりは0・・・」

エフラム「アイクじゃないか。どうしてここに?」

アイク「いや…………、ちょっとな」

エフラム「何かあったのか?」

アイク「昔の仲間が………自分に好意を抱いていたと知ってしまった。嬉しくもあるが…今まで気づかなくて申し訳ないとも思う」

エフラム「・・・会って数日しか経っていないのに言うのもあれだが…。君はとても勇ましい。それに心の強い人間だ」

エフラム「そんな君が過去の事を後悔するなんてらしくないと俺は思う」

アイク「・・・そうだな。俺はどうかしていたらしい」

エフラム「誰にも自分らしくなれない時はあるさ」









ライ「たまたまこの場面に遭遇しちまったけど…。アイツは本当にアイクか?アイクってあんな風に思うこともあんのか?匂いは確かにアイクだしなぁ…」

モウディ「ライ?どうかシたのか?」

ライ「なぁモウディ。アイツってあのにぶちんアイクだよな?」

モウディ「アあ。アイクだ。匂いモそうだしな」

ライ「やっぱりアイクだよなぁ…。アイツがあんなこと言うなんて天変地異でも起きるんじゃないか・・・?」

>>52
聖戦にしても覚醒にしても一部を除けば女性ユニットが余らないからな

聖戦であれば恋愛不可のアルテナしかいないし、覚醒も基本的に余るのはチキ・サイリ・アンナ・インバース・エメリナの男ルフレとしか結婚出来ない訳ありユニットだけだし


エフラム「君はその子の事をどう思っているんだ?」

アイク「・・・今までは、戦友だと思っていた。故郷で供に訓練に励んだ。アイツはあの時も俺の事を異性として見ていたというわけか?だとしたら俺は最低だな」

エフラム「最低だと思うなら自分の想いを彼女に言ってみたらどうだ?・・・俺はちょっと用事があるからもう行く。」

アイク「ああ、すまなかったな」
















レテ「アイク・・・」

ツイハーク「エフラム王も行ったことだし、君もアイクの所に行ってみたらどうだ?」

ライ「そうだぜ。早いとこ自分でケリつけちままえって!」

レテ「・・・わかった」シッポフリフリフリフリ カチコチ

モウディ「(緊張してイるな。尻尾だけイつも通りだ)」

ライ「・・・しかし、本当にあれがアイクなのか?あんな感情なんてアイツの頭の中にあったのか?子を生む方法すら知らないと思うんだが…」

ツイハーク「君もしつこいな。確かに信じられないかもしれないが、紛れもなく彼はアイクだよ。俺達の知らない所で成長したんだきっと・・・」

ライ「そっかぁ……。アイツもやっと大人になったんだな…」

>>70

ミス

ライ「そうだぜ。早いとこ自分でケリつけちまえって!」

―アリティア―

マルス「ロレンス!生きていたとは・・・本当によかった」

ロレンス「心配をかけた事をお許し下さい。英雄マルスよ」

マルス「そんな改まる必要はないよ!今、シーダを呼んでくるから待っててくれ!」


―ルネス―

アイク「レテ……」

レテ「アイク・・・。私の気持ちは知っているな。・・・お前の気持ちを聞かせてくれないか?」

アイク「俺は……レテと一緒にいたいと思っている。好きとかそういうのは自分でもよくわからん。」

レテ「アイク・・・!」

アイク「俺の旅に……着いてきてくれるか?」

レテ「当たり前だ……!・・・・・・ッ・・・・・・」

アイク「・・・泣いているのか」

レテ「私は怖かったのだ……。もしこの気持ちを伝えてお前に拒絶されたらと思うと、言い出せなかった」

レテ「お前がテリウスからいなくなった時、私は目の前が真っ暗になった。自分の想いをお前に言わないまま終わってしまうと思った……」

アイク「俺はもうお前の側を離れん」

レテ「アイク・・・」



―アリティア―

ロレンス「」ボカーン!

マルス「ロ、ロレンス!?」

シーダ「何故爆発を!?」

ゼト「エフラム様」

エフラム「ゼト、いつもエイリークの世話をさせてすまないな」

ゼト「王のご命令とあらば…」

エフラム「・・・少し聞きたいことがある」

エフラム「エイリークの様子が変だったから俺なりに色々調べてみた。そしたら兄妹同士の結婚を認める法律がいつの間にか出来ていた」

ゼト「・・・ご不満で?」

エフラム「人それぞれ愛情表現があるだろうし、俺は問題ないと思っている。」

エフラム「だが、問題はエイリークだ。あのグラドとの戦争の途中・・・エイリークは突然昔のように甘えて来た」

ゼト「それが何か問題でも?」

エフラム「俺も最初は父上を無くした事やリオンの事でショックを受けていると思った。しかし戦争が終わってもエイリークはあのままだ」

ゼト「余程エフラム様がお好きなようですね。新しい法律が出来たことですし、一緒になられたらどうです?」

エフラム「確かに俺はエイリークが好きだ。でもそれは家族として、兄妹としてだ」

エフラム「エイリークが俺に甘え出す前の夜、アイツはひどく落ち込んでいた。俺はその前にある男と一緒にいるのを見た。・・・今思えばあれが原因だったのだろうな」

ゼト「・・・・・・」

エフラム「顔まではわからなかったが……、確かにあの日からエイリークが、変わった。きっとあの男に何かを言われたからだ」

ゼト「そうかもしれませんね。でもその分仲が良くなられてると思います」

エフラム「ゼト、率直に言う。何か隠していないか?」

ゼト「いえ……。何も隠していません」

エフラム「・・・そうか。疑ってすまなかった」

ゼト「お気になさらずに。私はこれで・・・」

今日はここまで。

トラキアに関しては4年前くらいにやってから手をつけてないからキャラが出せないんです。
(マーティはいるけど)
外伝や覚醒に関しては未プレイです。3DS持ってないです。外伝覚醒ファンだった人はごめんなさい

トラキア難しいもんね
俺はやったことないけど


アイクがゴリラじゃないだと…!

アイクに会えて発情するレテかわいいよレテ

―嫁候補控え室1―

ネフェニー「はぁ…………」

カリル「今日たまたま会えなかっただけさ。きっとまた会えるよ。だからそんな顔すんじゃないよ」

ネフェニー「うん………。」

チャップ「おおい。なんか紙が届いたぞ」

カリル「なんだいこの紙は………!・・・・・・ネフェニー」

ネフェニー「なぁに?」

カリル「あんたが言うには緑の髪で、槍の達人なんだろ?」

ネフェニー「うん……」

カリル「心当たりがあるんだ。大丈夫さ、明日必ず会えるよ」

ネフェニー「ほ、ほんまに!?」

カリル「なんだい?そんなにあの男が気に入っちまったのかい?」

ネフェニー「そ、そういうわけじゃ……!///ただ、お礼を・・・・・・ゴニョゴニョ///」

チャップ「なんかよくわからんが、ネフェニーをここに連れてきて正解だったなぁ、カリルさん。あんなにニコニコするのは村にいる時だけじゃからなぁ」

カリル「そうだねぇ(このアタシの勘が正しければ………。玉の輿って奴だね)」

―嫁候補控え室2―

セシリア「あら?何かしらこの紙は?」

ロイ「なんだろう?」

リリーナ「エフラム王の……悪い所?」

セシリア「フン、こんなものに騙される私じゃないわ。絶対に結婚してやると決めたんだから」

ロイ「でもこの中にはそれっぽいのありますよ。槍のことしか頭にないとか」

リリーナ「そういえばエフラム王子は槍の達人で、王の身でありながら戦場では前線で戦っていたとか…」

セシリア「なら問題ないわ。魔導のエキスパートと武術のエキスパート、お互い違う分野でより親密になればいいもの」

ロイ「(セシリアさん、砂漠の時はスリープでずっと寝てたのに…)」

リリーナ「(15章で自分より強いヴァルキュリアがいてショック受けてたよね……)」

―嫁候補控え室5―

セライナ「ふぅ…」

セライナ「ん?……なんだこれは?」

セライナ「エフラムの悪い所?馬鹿馬鹿しい…」

セライナ「確かにあの兄妹は仲が良かったと記憶しているが…」

セライナ「槍の事にしか興味が無い……?こんなの書かなくてもわかることなのに、何故書かれているのだ?」

セライナ「まさか…この槍とは・・・!エフラムの・・・///」

セライナ「(そうか……。エフラムも一国の王といえど、そういう年頃か。なら、私が慰めに行っても問題ないだろう)」

デュッセル「留守番させてすまなかったな。・・・どうした?」ガチャ

セライナ「ちょっと用事が出来ました。すぐに戻ります」ピュー

クーガー「なんだ?妙に軽やかな足踏みをしていたが…」

デュッセル「まあ、すぐに戻ると言っていたし、気にすることは無いだろう」

エイリーク「兄上はどうでしたか?」

ゼト「いえ、いつもと変わらないご様子でした」

エイリーク「そうですか。あの紙は?」

ゼト「一応全ての部屋に配りました」

エイリーク「では次の作戦です」

ゼト「・・・まだ何かやるのですか?」

エイリーク「ええ。・・・と言っても、ゼトに動いてもらう必要はありません。今日はご苦労様でした」

ゼト「はい。それでは…」

エイリーク「………何か言うことは無いのですか?」

ゼト「いえ、特に何も」

エイリーク「隠し事はしないで下さい。貴方はいつも騎士として助言を与えたくれるのに、貴方自身の言葉を言ってくれません」

ゼト「ご心配なさらずに。大丈夫です」

エイリーク「わかりました。それでは私は作戦に移ります」

ゼト「おきをつけて」

>>80
ミス
与えてくれる

―嫁候補控え室4―

ルセア「プリシラ様」

プリシラ「? なんでしょうかルセアさん」

ルセア「隠しても無駄です。私は何故かエフラム王とのお見合いに参加することになっているらしいですね。この紙が届かなかったら私は気づかなかったでしょう」

プリシラ「(紙……。まさかエイリーク様が)」

プリシラ「ルセアさんごめんなさい。私は兄さまと一緒にいたかった。でも、もうこんなワガママは通らないのでしょうね」

ルセア「・・・何故私を……?」

プリシラ「ルセアさんはレイモンド兄様の家臣として、何年も兄様と一緒にいましたね」

プリシラ「私はそれが羨ましかった。ずっと兄様と一緒に居たかった…それだけです」

プリシラ「でも、私も兄離れする時が来たようですね…」ポロポロ

ルセア「泣かないで下さいプリシラ様。・・・これは秘密にしろと言っておられたのですが…。レイモンド様はコンウォル家を再建し、いつの日かプリシラ様をコンウォル家として迎え入れるおつもりです」

プリシラ「兄様が・・・?」

ルセア「貴方は兄離れなどしなくて良いのです。レイモンド様が貴方を家族として受け入れたいとおっしゃっているのですから」

プリシラ「ルセアさん……本当にごめんなさい。でもこれで私は兄様と結婚して良いということですね!」

ルセア「えっ」

プリシラ「えっ」

ファ「すー すー……」

イグレーヌ「この子と遊んでくれてありがとうございました」

ケビン「いや礼には及ばん!俺はクリミア騎士だからな!当然のことをしたまでだ。それに途中からマーシャ殿も一緒に遊んでくれたからな!」

マーシャ「むしろ私達が感謝したいくらいですよ。ファちゃん、とーーーってもかわいいし!」

イグレーヌ「この子があんなに楽しそうにするのは久々でした。お二人のおかげです」

ケビン「役に立てたならよかった」

イグレーヌ「私達はこれで・・・」

マーシャ「ケビンさん、子供好きなんですか?」

ケビン「ああ!無邪気な所を見るとこっちまで嬉しくなるからな!」

ケビン「それに、子供の頃はよく父にああいう風に遊んでもらったものだ。父も騎士だったから遊ぶ時間は少なかったが、俺は本当に嬉しかった覚えがある。だから他の子供にも喜んでもらうのが一番だと思ったのだ!」

マーシャ「・・・素敵ですね。ケビンさんらしいです」

ケビン「マーシャ殿も面倒見が良かったじゃないか。ファが壁に頭をぶつけて泣き出した時はどうしようかと思ったぞ。マーシャ殿がいなければあの困難は乗り切れなかったに違いない」

マーシャ「そんな、大袈裟ですよ!・・・ねぇ、ケビンさん」

ケビン「なんだ?」

マーシャ「ケビンさんは・・・その・・・」

ケビン「?」

マーシャ「やっぱ何でもないです。忘れて下さい」

ケビン「な、なんだ。気になるじゃないか」

マーシャ「本当に何でもないですって!それより早く部屋に戻りましょう!」

マーシャ「(・・・ハァ、アタシのバカ…)」

蒼炎やりたいけど中古で7000円もするよ…
VC早くきて

―食堂―

オスカー「おや、君もここにいたのか」

ツイハーク「やぁオスカー。俺はガリアの皆と一緒さ」

オスカー「ということはアイクにも会ってそうだね」

ツイハーク「実は言うとアイクとは一緒の船だったんだ」

オスカー「そうだったのか。しかし、アイクが元気そうでよかったよ。ミストにいい土産話ができる」

ツイハーク「そういやチャップさんとも会ったよ。相変わらず娘の話になっていたけど…」

マカロフ「なぁーステラさん頼むよ。後100Gだけ・・・」

ステラ「だめですわマカロフ様。後一週間待たなきゃダメです」

マカロフ「うっ……後一週間…」グスッ

マーシャ「凄い……。ステラさんが兄さんに言いように利用されないか心配だったけど…、逆にコントロールしてるとは」

セシリア「ちゃんとルネスの食生活や文化にも慣れないとね」

ロイ「わあ!リリーナ、この魚美味しいよ!」

リリーナ「ほんとだ!」

ネフェニー「あの、マーシャさん。マーシャさんも・・・お見合い・・・するんですよね?」

マーシャ「実は兄さんが勝手に申し込んだだけなんだ。だから当日断るつもり」

ネフェニー「大変じゃ・・・ですね……」

マーシャ「うん。本当に迷惑!」


ネフェニー「でも、断るっ・・・て事は…。誰か…好きな人…いるんですか?」

マーシャ「えっ!?あの、その、えーと………。・・・秘密」

ネフェニー「そうですか…」

ネフェニー「私、チャップさんや・・・村の人から…言われて…ここに来ました」

ネフェニー「でも・・・、ここで・・・気になる人を・・・みつけてしまって…」

マーシャ「一目惚れ?」

ネフェニー「・・・はい///」

マーシャ「ならエフラム王のお見合いは断った方がいいよ!ちゃんと自分の気持ちに素直にならないと!」

ネフェニー「そう・・・ですよね。ありがとう…ございます…マーシャさん・・・。勇気…出ました」

マーシャ「(でも、私はケビンさんに告白出来てないしなぁ。私が偉そうなこと言えたもんじゃないよなぁ・・・)」




ライ「しっかしアイク…お前もよく食べるな」

モウディ「アイクは、モウディ六人くラい食べタな」

アイク「そんなに食う方か?イレースの半分くらいしか食べてないぞ」

ライ「それがおかしいって言ってんだよ!アイツは特別としても、お前もお前で食い過ぎだ!」

レテ「なぁ、アイク」

アイク「どうした?」

レテ「よ、呼んでみただけだ///」

アイク「そうか。・・・レテ」

レテ「なんだ?」

アイク「呼んでみただけだ」

レテ「そ、そうか・・・」

ライ「お前らよく人前でイチャつけるな?」

レテ「イ、イチャついてなどいない!」






ロレンス「」ボカーン

マルス「ああっ!またロレンスが!?」

セライナ「ここがエフラムの部屋か」

セライナ「(私が生きていると知ったら驚くだろうな)」 コンコン

シーン

セライナ「? 留守か。・・・!?」ガチャ

セライナ「・・・開いた」

エフラム「・・・」グーグー

セライナ「エ、エフラム…」ジー

セライナ「(お、起きないよな?)」

セライナ「・・・」キョロキョロ

セライナ「・・・・・・・・・」ソー

セライナ「…………」チュ

エフラム「・・・・ん?お前は…!?」

セライナ「うわあああ!///」ゴスッ

エフラム「ぐおっ・・・!」

エフラム「」シーン ドクドク

セライナ「う、うあああ!///」ダダダダダダ

―嫁候補控え室5―

デュッセル「おお、帰ってきたか」

クーガー「? やけに汗をかいているが…」

セライナ「な、なんでもない!」ゼェゼェ

今日はここまで

続きは昼頃


蒼炎・暁しか知らないけど他シリーズも気になってきた

ステラ心配だったけどいい感じでなにより

エフラム「ん・・・?」パチッ

エイリーク「起きたのですね兄上!大丈夫ですか!?」

エフラム「・・・俺は一体…」

ゼト「エフラム様、貴方は頭から血を流して倒られていたのです。エイリーク様が発見されたのですよ」

フォルデ「さすがエフラム様!あんだけ血を流して生きていられるなんて貴方くらいですよ」

エフラム「そんなに血を・・・?」

エイリーク「本当に心配したんですから…」

エフラム「あまりよく覚えてはいないが…。みんなに迷惑をかけてしまったようだな」

ゼト「エフラム様が無事で何よりです」

エフラム「そういえばカイルの姿が見えないが…?」

フォルデ「食堂にモンスターが出たのでそっちに向かってますよ」

エフラム「!? 魔物が出たのか!?」

フォルデ「いや……そういうことじゃないんですけどね」

―食堂―

ケビン「………………」

ツイハーク「そうか……。ケビンはイレースが大食いだったのを知らなかったのか」

イレース「幸せです…」パクパク

ケビン「何ということだ…!三ヶ月分の給料が一回の食事で消し飛ぶとは・・・!」

カイル「イレースさん。食材が底をつきそうなのでそれが最後です」

イレース「そ、そんな・・・」

ケビン「俺はイレース殿が空腹で倒れていたから・・・、好きなだけ食えと言っただけなのに…」

マーシャ「ケ、ケビンさん!元気だしましょうよ!」

ケビン「ぬぅ…、そうだな」








ライ「お前もそんなに食って金は平気なのかよ?」

アイク「一応闘技場で稼いだからな」

カイル「彼女のお付きの方はいないらしいですね。このまま一人にしとけばルネスの存亡に関わるので誰か・・・」

イレース「・・・ツイハークさん」

ツイハーク「・・・やっぱり俺なのか」

ライ「ちょうどいいじゃねえか!結構仲良いんだろ?お見合いくらい付き添ってやれよ」

ツイハーク「わかった。・・・しかし君はどうしてお見合いに?」

イレース「それは・・・また部屋に戻ったら話します」

マーシャ「私達も部屋に戻りましょう」

ケビン「・・・そうだな。何時までも落ち込んではおれん」

ライ「(なあなあ、アイク。お前の部屋にレテを誘ってやれよ)」ヒソヒソ

アイク「(俺がレテを?どうして?)」ヒソヒソ

ライ「(・・・まあ、あれだ。これから二人で旅するなら部屋が一緒だったり野宿したりするだろ?今のうちに慣れとくべきだって)」

アイク「それもそうか。レテ」

レテ「どうした?」

アイク「今日は俺と一緒に寝てくれ」

レテ「!?///」ボッ

ライ「!?」

マーシャ「!?」

ツイハーク「!?」

オスカー「!?」

イレース ネフェニー ケビン「・・・?」

レテ「ア、アイク。それって…///」

アイク「いいから来い」

レテ「ア、アイク!?///」

マーシャ「うわぁ・・・///見てるこっちが恥ずかしくなっちゃうよ。アイクさん積極的だなぁ」

ライ「ま、結果オーライってところか?」

―エイリークの部屋―

エイリーク「私も覚悟を決めました。兄上に私の力を見せつける時が来たようですね」

ゼト「力とは…?」

エイリーク「私の人脈の強さです。どうぞ」

ルーテ「おはようございます」

アスレイ「ルーテさん、今は夜ですよ…」

ゼト「先日夫婦になったばかりの…(嫌な予感がする)」

エイリーク「二人にはラーチェルが兄上に盛った媚薬より遥かに強いのを用意していただきました」

ルーテ「名付けて『超エッチな気分になる薬』です」

アスレイ「これを作った時、ルーテさんは臭いを嗅ぐだけで・・・夜がすごかったです」

ルーテ「私、優秀ですから」

エイリーク「ちなみにルーテ以外にも効果は実証済みです。ジスト傭兵団のマリカとテティスがジストに試した所、二人とも既成事実が・・・」

ゼト「と、とにかく凄いんですね。この薬は」

エイリーク「これは鈍感な男にも効きます。明日は私の独壇場です。兄上と結ばれるのはこの私!エイリークです」

変な艦これ劇場 -鎮守府狂騒曲-

変な艦これ劇場 -鎮守府狂騒曲- - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409906850/)

大面白いSSと銘打って自信を持ってお送りする艦これSS!
その名も「変な艦これ劇場 -鎮守府狂騒曲-」!
コメディタッチなほのぼの艦これSSでございます!
しかしまあ大面白いというと語弊がありますし、自信なんてものもさっぱりで。
ほのぼのってのもあんまりだし、でもコメディはホント。
つまりはただのコメディ艦これSSに過ぎないのであります!
わかりづらいパロ、妙ちくりんな独自設定やキャラ崩壊などございますので
お気を付けてお読み下さいませ!

チャップ「何、そりゃ本当かいネフェニー」

ネフェニー「うん。私、エフラム王とは結婚せんよ」

カリル「惚れた男と一緒になりたいんだってさ」

チャップ「そうかい。いやぁよかったよかった。こんな器量の良くて美人な娘が結婚しないなんてもったいないからなぁ」

カリル「あら、べた褒めじゃないか」

ネフェニー「もう、チャップさんたら……」

ネフェニー「(今日は早く寝よう)」

カリル「(明日が楽しみだねこれは)」

セシリア「さあ、今日は早く寝るわよ」

ロイ「はい」

リリーナ「セシリアさん、緊張しないで下さいね」

セシリア「あら、私に緊張なんてあり得ないわ」

セシリア「きっと幸せになってやるんだから…」

ロイ「(す、凄い気迫だね)」

リリーナ「大丈夫かしら…?興奮ぎみに見えるけど」

セライナ「・・・」

デュッセル「緊張しておるのか?」

セライナ「ええ…」

デュッセル「無理もない。人生の一番大切な時期じゃからな」

セライナ「はい…」

デュッセル「しかし、軍に入ったばかりのお前はまだ幼い少女だったというのに。時が経つのは早いものだ」

セライナ「あの時、デュッセル将軍に会えていなかったら私は陛下から『蛍石』の二つ名を授かる事が出来なかったでしょう」

デュッセル「そのような事はない。お主の努力の賜物じゃ」

セライナ「いえ!貴方の指導が無ければ……私はただの兵士と変わらなかったでしょう。本当に感謝しています」

デュッセル「・・・ワシは今でもお主を娘のように思っておる。それに夫がエフラムなら安心じゃ」

セライナ「将軍…」

ファ「すー すー」

イグレーヌ「フフ、相変わらず可愛い寝顔してるわこの子」

ソフィーヤ「はい……」

イグレーヌ「この子には適当な説明をしてお見合いはなかったことにしましょう」

ソフィーヤ「そうですね…ファに結婚は早すぎます…。」

ソフィーヤ「長老には…上手くごまかさないと…」

イグレーヌ「そうね」

ファ「ケビン…マーシャお姉ちゃん」ムニャムニャ

イグレーヌ「あらあら、今日遊んでくれた人達、よっぽど気に入ったのねこの子」

ケビン「なんと!マーシャ殿はお見合いに参加しないのか!?」

マーシャ「はい。元々兄さんが勝手に申し込んだだけですし、やっぱり好きでもない人と結婚は出来ませんから」

ケビン「………では好きな人はいないのか?」

マーシャ「はい。いつも真面目で、でも熱くなりすぎて周りが見えてなくて抜けてるところもあるけど…私の大好きな人です」

ケビン「そうか……だとしたら羨ましい奴だ。マーシャ殿に好かれているのだからな」

マーシャ「あれ……?嫉妬してくれるんですね!」

ケビン「べ、別に嫉妬などしておらん!俺はクールで寡黙な男だし、顔に感情が出ないタイプだと自負しているし………」ペチャクチャ

マーシャ「(今なら………言える気がする)」ドキドキ

ステラ「・・・!」ドキドキ

マカロフ「(行け!マーシャ!)」ワクワク

オスカー「………」

マーシャ「私の好きな人、ケビンさんですよ」

ケビン「昔は逆立ちでクリミアの町を一週したことも…………………………今なんと?」ピタッ

マーシャ「だからケビンさんが大好きなんですって!」

ケビン酸

ネフェニー「・・・」パチッ

チャップ「ぐおー、ぐおー」

カリル「・・・」スースー

ネフェニー「眠れんなぁ…、ただ断るだけなのに………緊張しとるのかな」

ネフェニー「ちょっと外の空気を…」


―中庭―

ネフェニー「・・・ハァ」

ネフェニー「今日は結局会えんかったなぁ…。あの人は私の事どう思いよるんじゃろか…」

エフラム「誰のことを言っているんだ?」

ネフェニー「! あ、貴方は……!」

エフラム「もう体は平気なのか?」

ネフェニー「あ、わ、わ、私はこれで!!さいなら!」ピュー

エフラム「あ、おい!・・・やっぱり気絶させたことを怒ってるみたいだな」

エフラム「見合いが終わったら兵舎に行って謝りに行くか」

―当日 ルネス城―

エフラム「彼女たちの様子は?」

カイル「それが・・・パオラ様とルセア様はいつの間にかここにいませんでした」

フォルデ「冷やかしって奴ですかね?まあ、他にも候補者沢山いるんで頼みますよ」

―机の下―
ミルラ「エフラム……」











―食堂―
ゼト「エイリーク様、その机のものは…?」

エイリーク「ついにこの時が来ました。昨日の夜、クッキーを作ったかいがあります」

ゼト「…つまり例の……!」

エイリーク「兄上が部屋に入るのを見計らって、コレを食べさせれば……!」






―数分前―
カリル「あれ?おかしいねぇ。せっかく早起きしてあの子のためにクッキー作っておいたのに…」

カリル「あ、あった。・・・ん?二つある。そういえば朝何故かここにクッキーがおいてあったんだよねぇ」

カリル「参ったね…。同じ模様の袋だからどっちかわからないよ」

カリル「・・・こっちだね。間違いない」

今日はここまで

昼頃お見合いということで

レズレイプフラグ

あの支援会話後と考えると悲しいなあ

アイク「レテ」

レテ「…………///」

アイク「頼むからこっちに来てくれないか?エフラム王にはもうお前の事は言ったんだ」

レテ「だっ、だって…///」

アイク「ただ一緒に寝ただけだろ。二人で旅するのにずっとその調子じゃ敵わん」

レテ「わ、私は昨日お前と寝ただけなのか!?///本当にそうだよな!?」

アイク「そうだ。別に発情期に入ったからって行為までにはいたってない」

ライ「なんだ、寝ただけかよ。しかもまた発情期に入ったのかお前?」

アイク「ライ」

レテ「な、な、な、な、何故お前がここに!?」

ライ「エフラム王にはちゃんと言ったのか?」

アイク「ああ。俺たち二人を祝福してくれるそうだ」

ライ「そっか。……レテはもうガリアには戻らねぇのか?」

レテ「ああ…」

ライ「そうか……。まぁリィレの事は俺に任せろよ!訳もちゃんと話しとくからよ」

レテ「なぁ、リィレにコレを渡してくれないか?」

ライ「これは・・・ピアス?」

レテ「あいつの誕生日に買ったんだ…。でも、ここに来る前に喧嘩して…渡せなかったんだ。だから・・・」

ライ「りょーかい!責任もって届けてやるからよ!・・・アイク」

アイク「なんだ?」

ライ「レテは俺達獣牙族の仲間であり、家族でもある。お前がそんなことするとは思わないが…レテを泣かすなよ。泣かしたら俺やモウディがお前を泣かしてやるからな」

アイク「当たり前だ。お前に言われなくてもそうするつもりだ」

ライ「なら心配ねえな。二人とも・・・元気でな」

ネフェニー「ハァ……」

カリル「あんたもバカしたね。惚れた男に話しかけられた瞬間逃げちまうなんてさ」

カリル「(ま、こっちからしてみれば都合のいい展開かもね)」

カリル「そんな落ち込むんじゃないよ。お姉さんがクッキー作ってあげたからさ」

ネフェニー「食欲ない・・・」

カリル「じゃあ食いたくなったらいつでも食いな!アタシはチャップさんと控え室で待ってるから」

ネフェニー「え・・・一緒に居てくれないの?」

カリル「チャップさんが自分の良いところを言うなら自分の口から言ったほうがいいってさ。じゃ、そゆことで」

ネフェニー「そ、そんなぁ……」







イレース「・・・」ジー

ネフェニー「イ、イレース・・・何か?」

―エフラムの部屋―

エイリーク「兄上……」ガチャ

エフラム「エイリークか。ちょうど良かった、お前に話がある」

エイリーク「何でしょうか?」

エフラム「・・・お前が法律を変えてまで俺と結婚しようとしていたらしいが…俺はお前を妹としか見れん。大事なたった一人の血の繋がった家族としか…」

エイリーク「兄上…。すいません、私のワガママで随分と振り回してしまいました。私は兄上に幸せになってほしかった。それで自分と結ばれるのが一番だと…勝手に思っていただけなのでしょうね…」

エフラム「エイリーク、すまない。でも、お前は一人じゃない。ゼトやカイル、フォルデにフランツも………ルネス騎士団や家臣…全てのルネスの国民が俺達の家族だ」

エイリーク「兄上……。ありがとうございます。・・・一応クッキーを作りました。よかったらどうぞ」

エフラム「お、お前の焼くクッキーは久し振りだな。あれ、好きだったんだ」ムシャムシャ

エイリーク「 計 画 通 り 」

エフラム「・・・これは!」

エイリーク「(キタキタキタキタ!)」

エフラム「いつもと味付けが違う、しかしこれも美味しいな。ありがとうなエイリーク、行ってくる」バタン

エイリーク「・・・あれ?」

イレース「それ・・・欲しいです」

ネフェニー「え、でもカリルさんが私のために……」

イレース「・・・半分だけでも」

ネフェニー「うん、どうぞ(まあ、食欲ないし半分くらいならカリルさんも許してくれるじゃろ…)」

イレース「・・・ありがとうございます」

ネフェニー「?その場で・・・食べないの?」

イレース「ツイハークさんに食べてもらおうって思ったんです」

ネフェニー「!?」

ネフェニー「(あの、イレースが・・・人に食べさせる…!?)」

イレース「それじゃ…」

―昨日の夜―

ツイハーク「なるほどな…ムストンさんたちに恩返しを…」

イレース「私が王と結婚すれば……お腹一杯にご飯が食べれるし…、ムストンさんたちに資金の援助も出来ると思って…」

イレース「いつも、迷惑ばかりかけてるし…」

ツイハーク「君の考えは立派な事だと思うよ。でも、ムストンさんたちはそれを望んでいると思うかい?」

イレース「それは・・・」

ツイハーク「こういう事は自分の気持ちに従わなきゃ。それに本当に迷惑ならムストンさんはとっくにイレースを追い出してるよ」

ツイハーク「それに、君はまだ若いんだ。きっといい出会いもあるよ」

イレース「ツイハークさん……。ありがとうございます。いつも、私が間違っていることをすると…貴方は叱ってくれます」

ツイハーク「礼を言われる程の事じゃないさ」







イレース「少しでもツイハークさんの役に立ちたい……!だから私は大好きなクッキーを目の前にしても、決して食べ・・・」グーギュル

イレース「・・・」

イレース「クッキーじゃなくて他の食べ物を渡せばいいか・・・」パクパク







ツイハーク「イレースか。お見合いの件、もう断っておいたよ」

イレース「・・・」

ツイハーク「イレース?」

イレース「ツイハークさん……」

ツイハーク「なんだい?」

イレース「私を……食べて下さい」

ステラ「本当に良かったですね、マカロフ様」

マカロフ「ああ…。あいつもやっと幸せになれるってやつだな」

オスカー「マーシャさんにケビン、本当におめでとう」

マーシャ「ありがとうございますオスカーさん」

ケビン「貴様オスカー!俺と永遠の好敵手だったことを誇りに思うのだな!貴様を結婚式に呼んでスピーチをしてもらうからな!」

オスカー「それは光栄だ。私も君達の役に立てて嬉しいよ」

マーシャ「ねえ、ケビンさん」

ケビン「なんだマーシャ殿?」

マーシャ「ずっと・・・一緒ですよ」

ケビン「ああ!ずっと一緒にいるとこの斧に誓おう!」






ロレンス「」ボカーン

マルス「もう3回目だ!」

チャップ「じゃあ、行こうかね」

カリル「それがさ、一人で行きたいって言うんだよ。別に断るだけだしアタシ達は行かなくていいんだよ」

チャップ「そうかい?なんか心配じゃなぁ」




ネフェニー「なんで、こんなに緊張してしまうんじゃろ…。断るだけなのに」

ネフェニー「それにさっきのカリルさん・・・、チャップさんが言うとったというあの言葉…。ただ断るだけなのにあんなこと言う必要なんてこれっぽちもあらんのに…」

ネフェニー「カリルさんが意地悪して私一人で断るように仕向けたんじゃきっと・・・」

アイク「ん?ネフェニーか。お前もここにいたのか」

レテ「・・・昨日食堂にいたぞ」

ネフェニー「あ、・・・こんにちは」

アイク「お前もお見合いか?」

ネフェニー「・・・そんな…ところです。その・・・良かったら…このクッキー食べますか?」

アイク「いいのか?」

ネフェニー「私・・・一個あれば…充分ですから…。袋ごと…」

アイク「悪いな。小腹が空いてたところなんだ」パクパク

レテ「アイク、そろそろ出発するぞ」

アイク「ああ。じゃあな」

レテ「幸運を祈ってる」

ネフェニー「さようなら……」

>>112
ミス

ただ断るだけならあんなこと言う必要ありゃせんのに…

アイク「俺達はもう行く。世話になった」

エフラム「そうか。二人の無事を祈る。フォルデ!」

フォルデ「はい?」

エフラム「彼らは俺の友人だ。旅の資金を出してやってくれ」

フォルデ「そんなことしたらカイルにまた説教されますよ?」

エフラム「なら、聞けばいいだけだ」

フォルデ「了解しました。今すぐ用意します」

アイク「すまんな…。資金まで貰うとは」

エフラム「いい。二人の新婚記念だと思ってくれ」

レテ「し、新婚じゃないぞ!まだ結婚してないからな!///」

エフラム「俺はもう行く。・・・お前にはいつか勝たんとな」

アイク「あの時は俺も危なかったさ。その時が来るまでお互い死ねないな」

エフラム「カイル!候補たちの様子は?」

カイル「はっ。みな訳ありの人が多いらしく、今のところ残っている人は四人のみです」

ファ「じー」

エフラム「ん?なんだこの子は?」

イグレーヌ「エフラム王。今回のお見合いの件…無かったことにして欲しいのです」

エフラム「わかった。君もなにか理由があるのだろうが…」

イグレーヌ「この子は…竜の子なのです。それゆえ年は100をとっくに越えておりますが…」

エフラム「竜だと…!ではミルラと同じ・・・!」

イグレーヌ「他に竜の子を知っているのですか!?」

ファ「ファとおなじなの?ファはともだちになれる?・・・あいたいよぅ………えーん えーん」

エフラム「机の下から出てきたらどうだ?」

ミルラ「・・・エフラム」

カイル「なんと!?そんなところに隠れておられるとは」

エフラム「ミルラ、少しの間でいい。あの子と遊んでくれないか?」

ミルラ「はい……。私も……あの子と仲良くなりたいです」

ファ「あそんでくれるの!?わーい わーい」

イグレーヌ「私達はこれで・・・」









エフラム「しかし、これで候補も3人か…」

カイル「心配いりません。あなたほどのお方ならきっといい相手が見つかります」

エフラム「本当にそう思うのか?」

カイル「・・・・・・ええ、もちろん」

エフラム「ちょっと考えたな…こいつ…」

この作品ではレテだけどアイクの相手って本当に誰だったんだろうな






物証(帝国に返却する必要があるラグネルをパリスが所持している)を考えるとラグネルを持ち出せるサナキの可能性が割と高いのがなんとも

エイリーク「・・・・・・・・・」

ゼト「エイリーク様」

エイリーク「すいませんゼト。一人にして下さい」

ゼト「あの程度で諦めるとはあなたらしくない」

エイリーク「兄上にさっき会って……気づいたのです。自分の気持ちに素直になることの大切さを・・・」

エイリーク「そして恥じていたのです。相手の気持ちも考えずに既成事実を作ろうとしたこと…。二人の男性を愛してしまったことを…」

ゼト「! ・・・エイリーク様。私はずっと前にも申しました。騎士の私と王女のあなたが結婚するなど…ルネスの大臣や重役達は反対するでしょう。それに国民たちも不満思うはずです」

ゼト「それにあなたは嫁に出なければならない身です。辛いことだと思いますがこれが王族として生まれた義務でもあります」

エイリーク「私は…ルネスの騎士や国民を家族のように思っています。私がその家族を置いて嫁ぐことなど出来ません」

エイリーク「それにゼト。あなたは家臣や重役…国民達が不満に思うと言っていました。しかしそれは私と兄上が結ばれた場合もそうだったはずです。なのにあなたは私に協力してくれた…」

エイリーク「それは私とあなたが結ばれないようにするためではなかったのですか?はっきり言ってください、私の事が嫌いだと…あの時言葉は嘘だと…」

ゼト「あの時の言葉は嘘ではありません。私は…エイリーク様の立場を考えて・・・」

エイリーク「確かに私の立場を考えてくれていると思います!でも・・・私のことも…私自身のことも…考えて下さい・・・」ポロポロ

ゼト「・・・エイリーク様。私は…」







セライナ「・・・ついにこの時が来たか」

デュッセル「ワシらがいなくて大丈夫なのか?」

クーガー「将軍、彼女のやりたいようにさせましょう」

デュッセル「ああ…」

フォルデ「いやーあなたが生きているとはね。きっとエフラム様も…」

セライナ「早く連れていってくれ」

フォルデ「了解しました。エフラム様は一人でいいと言っていたので、あなたも付き添いがいないということは一対一の形ですから、そのつもりで」

セライナ「ああ」




コンコン

エフラム「入ってくれ」

セライナ「・・・久し振りだな。エフラム」

エフラム「!? お前は!………………………………………………………誰だ?」

セライナ「え?」

エフラム「久し振り、と言うことは…君と俺は何処かで会っているということか…?」

セライナ「え?え?え?(そ、そんなはずはない!この私を忘れるなんて………忘れるなんて……)」グスッ ヒック エグッ

エフラム「すまん、冗談だ」

セライナ「・・・ふぇ?」

エフラム「見合いなんか俺は初めてだったからな…。ちょっと緊張をほぐそうとしただけだ。悪かったな」

セライナ「な、なんだ。そんなことだったのか、まあ、そんなことだろうと私はわかっていたがな…」

エフラム「まさか泣くとは……しかしセライナ、君も泣くのだな」

セライナ「う、うるさい!それに私がなぜ生きてたのかその辺については聞かないのか!?」

エフラム「知ってたからな」

セライナ「なんだそういうことか。・・・・・・・・・・・・・・・どうして知っているのだ!?」

エフラム「君に止めをさしたのは俺だ。・・・正確には倒したのは、だな。討ち損じくらい自分でわかる」

セライナ「なら、お前は私が生きている事を知っていたのか!」

エフラム「だからそう言ってるじゃないか」

セライナ「そ、そんな・・・デュッセル将軍は誰にも言ってないから、君も知らないと…」

エフラム「俺だって誰にも言ってないからな。君が死んでなかった事を」

エフラム「しかし、君が候補のなかにいるとは…正直驚いた」

セライナ「だろうな」

セライナ「私は君のその真っ直ぐな心に、自分の力で・・・槍一本で戦況を変えれる君に…目を奪われた」

エフラム「そうか。・・・・・・なんか照れるな」

セライナ「私にみたいな美人に惚れられてか?」

エフラム「君も冗談を言うのだな……。まあ、美人な所は否定しないけどな」

セライナ「・・・///」

エフラム「前会ったときより美人だ」

セライナ「・・・そんなに褒めてもなにも出ないぞ///」

エフラム「俺は君が好意を持ってくれていること…素直に嬉しいよ」

セライナ「じゃあ・・・!」

エフラム「でも、俺はあと二人と見合いをして・・・選ばなくてはならない。」

セライナ「・・・それもそうだな。エフラム、私はいつでも君を待っている」

エフラム「ああ。わかったよセライナ」

>>42

ミス

最後の攻撃が終わった後・・・

医者にも一応見せておきましょう

フォルデ「じゃ、俺はここまでなので」

ネフェニー「(さっき、部屋から出ていった人、美人だったなぁ…)」

ネフェニー「・・・行こう」コンコン

ハイッテクレー

ネフェニー「失礼します…」

エフラム「! 君は…」

ネフェニー「え・・・?あなたは…………!?////」

エフラム「君は新米兵士だったんじゃ?」

ネフェニー「あ、あなたこそ…王様だったなんて……!」アタフタ

ネフェニー「(まさか、カリルさん知ってて……!)」

エフラム「・・・まあ、取り合えず座ってくれ。落ち着こう」

ネフェニー「は、はい…///」

エフラム「なぁ…その、下ばっかり向いてないでこっちを見てくれないか」

ネフェニー「は、恥ずかしいんじゃぁ…///」

エフラム「(訛りが出てるみたいだがあまり触れない方が良さそうだな)」

エフラム「体はもう大丈夫なのか?」

ネフェニー「はい。おかげさまで…///」

エフラム「あの時、なぜ兵士に装ったんだ?」

ネフェニー「私、田舎もんじゃし、初めて来た大陸だったから…緊張しとって。それに兵士って言えばやり過ごせると思うたんじゃ」

エフラム「なるほどな。確かに俺じゃなければやり過ごせたな」

ネフェニー「でも、私は良かったと思っとるよ。エフラム王に早い段階で会えて……///」

エフラム「そういうことを言われるとさすがに照れる」

エフラム「君は今まで恋人はいなかったのか?」

ネフェニー「おらへんよ。私、田舎もんじゃし・・・」

エフラム「俺は気にしないな。少なくとも田舎出身だからといって人の価値を決めるような人間にはなりたくないしな」

ネフェニー「・・・・・・あっ!!!私、すいません!さっきからずっと・・・」

エフラム「別にいい。むしろそっちで話してくれた方が君のこともよくわかる」

エフラム「それにしても…見れば見るほど美人だな君は」

ネフェニー「そ、そんな冗談言うても何もでりゃせんよ!///」

エフラム「(どっかで聞いた台詞だ)」

エフラム「さっきから気になっていたんだが…手に持ってるクッキーはなんだ?」

ネフェニー「! 忘れとった!」パクッ

エフラム「(クッキーを食べ忘れるとは…よほど緊張していたのだろうな)」

ゴクン

ネフェニー「!!!!??」ドクン

ネフェニー「・・・・・・ハァ……ハァ……」トローン

エフラム「どうした!?また体調でも崩し……!?」チュ

ネフェニー「ハァ…ンッ……」レロロ

エフラム「(なっ!俺は・・・キスされているのか!?舌も入って………)」レロォ…

エフラム「(なんだ……頭に霧がかかったような……体も熱い……)」

―ルネスフレリア間国境―

レテ「アイク、ネフェニーから貰ったクッキーだが…」

アイク「そう言うと思って残しといた」

レテ「・・・ぁー……///」アーン

アイク「ほら」

レテ「・・・///」パクッ

アイク「中々美味しいだろ」

ゴクン

レテ「にゃーん!」アイクオシタオシー

アイク「うおっ!どうしたレテ・・・!?」チュ

レテ「にゃー…………///」レロレロォ… チューーー

アイク「・・・・・・・・・ぷはっ!レテ、どうしてしまったんだ!」

レテ「にゃーん!」ヌギヌギ

アイク「お、おい!服を着ろ!・・・・・・てっ!俺の服も脱がされている!?」ズルズル

今日はここまで

続きは昼頃

誤字脱字申し訳ない

ファ「わたし、おおきくなったらエルフィンのお嫁さんになるの!」

ミルラ「私も…エフラムのお嫁さんになりたいです。でも・・・」

セライナ「! 君は………」

ミルラ「セライナさん?本当に………セライナさんなのですか?」

セライナ「ミルラ……久し振りだな」

ミルラ「・・・・・・ッ!」ヒック

ファ「あ!おねーちゃん泣いちゃだめ!ファがいいこいいこしてあげる」

セライナ「心配かけたな。私のせいで……辛かったろうに」

ミルラ「あなたみたいに……心優しい人が……居なくなってしまったと思ってたから…」

ミルラ「!? 大変です……!エフラムの身になにかが起きています……!」

セライナ「な、なんだと!?さっきの部屋からか!?」

ミルラ「こっちです……!」





エフラム「(俺は・・・何をしているんだ。これじゃ・・・見合いどころじゃないぞ…)」

ネフェニー「もぅ……我慢できんよ……。私の……あげる……」スルスル

ネフェニー:全裸

エフラム「・・・・・・・・・」ヌギヌギ

ボロン

ネフェニー「わぁ・・・!大きゅぅて立派じゃ……///」

エフラム「俺も……我慢出来ん…」

ネフェニー「いくよ……」

エフラム「ああ……」

セライナ「エフラム!何か会ったのか!?」バタン

エフラム:仰向け全裸

ネフェニー:馬乗り全裸

ミルラ「! な・・・///」

セライナ「何なんだこれは!?///」

フォルデ「・・・おっそいなぁ。どうしたんだエフラム様?もしかするとあの子のこと好きになって攻略中か?・・・でもそんな事エフラム様が出きるはずないからなぁ」

フォルデ「様子を見に行こう」








コンコン

フォルデ「・・・エフラム様ー?入りますよ…」ガチャ

エフラム「ぐー、ぐー」:全裸

ネフェニー「・・・///」スースー:全裸

セライナ「・・・///」スースー:全裸

ミルラ「・・・///」クークー:全裸

フォルデ「・・・・・・は?」

カイル「フォルデ!エフラム様がお見合い中だというのに勝手に……!!??」ガチャ

フォルデ「よぉカイル……、なんでみんな全裸何だろうな」

カイル「エフラム様あああああ!!!!!!」

―エフラムの部屋―

エフラム「そうか……俺は途中まで記憶が残っているが…」

カイル「ネフェニー殿は恥ずかしさのあまり鎧を着て部屋の角から動かないようです」

フォルデ「セライナさんもベッドの中から出てこないみたいですね」

フランツ「ミルラ様はポカラの里で祝勝会を・・・」

エフラム「そうか……」

カイル「エフラム様。貴方が取るべき行動・・・」

エフラム「ああ。俺は不可抗力とはいえ……彼女らにとんでもないことをした。その責任はとるつもりでいる」

フォルデ「じゃあ……!」

エフラム「俺は三人と……結婚する」

フォルデ「フランツ!皆に知らせに行け!」

フランツ「はい兄さん!」

セシリア「・・・」グスッ

リリーナ「セ、セシリアさん!元気出して…」

ロイ「無理もないよ。一人忘れられて、挙げ句の果てには自分以外の候補者は結婚・・・」

セシリア「二人とも…付き合わせて悪かったわね」

リリーナ「そんなことないですよ!」

ロイ「そうですよ。僕等のことは気にしないで下さい」

セシリア「いえ、師匠として…私は・・・」

ロイ「セシリアさん美人だし、焦らなくてもすぐにいい人が見つかりますよ。初めて会ったときだって、こんな美人がいるんだなって思いました。」

セシリア「・・・ロイ」

ロイ「それに、そんな人が僕の師匠になるって知ったときは凄く緊張したんですから。セシリアさんには沢山チャンスがあると思います。だから、悲しまないで下さい・・・」

セシリア「あなた、とても優しいのね…」

ロイ「そ、そうですか?ちょっと照れるな」

セシリア「決めたわ。私、ロイと結婚する」

ロイ「え」

リリーナ「ダメです!ロイは私と結婚します!」

シャニー「やだーっ!ロイ様は私と結婚するの!」

スー「・・・ロイは渡さない」

ララム「ロイ様大好き!」ダキッ

ロイ「わぁ!」

ソフィーヤ「私と……ロイ様の将来・・・光輝いています」

ロイ「み、みんな!なんでここにいるの!?」

こうしてエフラム王の長い嫁探しは幕を閉じた。三人の女性と結婚するという前代未聞の知らせにルネスの国民は一度は困惑したが、跡取りが増えることもあり、すんなり受け入れられた。エフラム王の結婚は戦争後で一番めでたい話題としてルネス中が祝福したという。


―一週間後―

チャップ「いやぁめでたいめでたい。オマ村からとうとう女王が誕生したとはねぇ」

カリル「フフ、花嫁姿も似合うじゃないか」

ネフェニー「は、恥ずかしいなぁもぅ……」

チャップ「ネフェニーの家族もここに来とるよ。家族にその綺麗な姿を見せてあげるといい」

ネフェニー「うん…。チャップさん、カリルさん……今までありがとう。戦争の時も…今までも…二人がいなかったら私、こんなところおらんと思う」

ネフェニー「ありがとう……」

カリル「なんだい、泣かせること言うじゃないか」

チャップ「お前さんの出来るわしらへの最大の恩返しは、幸せになることじゃ。それで充分じゃ」

チャップ「ワシはお前さんを小さい頃から知っとる。太陽のように明るい笑顔が・・・オマ村から無くなると思うと寂しいよ」

ネフェニー「チャップさん・・・、私、チャップさんのこと大好き。いつも…父さんのように思っとたよ」

チャップ「おお…ネフェニー…」

ネフェニー「カリルさんも…田舎もんのわたしにいつも・・・優しくしてくれて…ありがとう。大好きだよ」

カリル「アタシもあんたの事が大好きだよ。あんたみたいないい子、めったにいないよ」

デュッセル「うむ…。よく似合っとる」

セライナ「ありがとうございます…。将軍」

デュッセル「この姿を…陛下や皇子に見せてやりたかった」

セライナ「陛下や皇子がこの世にいないと言うのに…私はこんなに幸せでいいのだろうか」

デュッセル「何をバカな事を…。お前が幸せな事にお二人が気にするとでも?」

セライナ「私は・・・軍人として、陛下や皇子を護ることが出来なかった…」

デュッセル「それはワシも同じ事だ。それでもグラドは前を向いていかなくてはならない」

デュッセル「それにな、この結婚はグラドとルネスの絆をより深めるものだ」

セライナ「私がエフラムにとっての…リオン皇子になれるのでしょうか」

デュッセル「なるようにしかならん。今のグラドはお前次第だ」

デュッセル「あの戦争の後、グラドが震災にあった時…どの国もグラドへの援助を惜しまなかった。この恩を…返さなくてはいけない」

デュッセル「と、政治的な話はもう終わりじゃ…。ワシはお前を娘のように思ってきた。セライナ・・・本当におめでとう。お前の幸せそうな顔を見れて…よかった」

セライナ「私だって…父親のような存在のあなたのおかげで、ここまでこれたのです。ありがとう…父上」

デュッセル「フッ………。ワシも老いたな。涙腺が弱くなっておるわい…」

今日はここまで

次回最終回になる予定

デュッセル泣きすぎワロタ
アメリアのときも泣いてたような

エイリーク「可愛らしいですよ、ミルラ」

ミルラ「そうですか…?」

エイリーク「兄上もきっと気に入りますよ」

ミルラ「・・・エイリークはエフラムの事が好きですよね?この結婚式は…辛くないですか?」

エイリーク「確かに私は今でも兄上の事が好きです。でも、それはもう兄妹としてです」

エイリーク「それに・・・もっと大好きな人が出来ましたから」

ミルラ「エイリーク…、とても嬉しそうです」

エイリーク「はい。元を辿れば…兄上の事が好きになったのもあの人が原因でしたから」

エイリーク「今となってはいい思い出です。ミルラは兄上と結婚して嬉しくないのですか?」

ミルラ「とても・・・嬉しいです。夢みたいです」

エフラム「アイク、君も来てくれるとはな」

アイク「世話になったばかりなのに、式に出ないわけにはいかないからな」

アイク「しかし、三人と結婚するとは・・・あんたもやるな」

エフラム「俺は最低な形で三人と大人を迎えてしまった。それに、三人の好意を蔑ろにすることなど俺には出来ん」

エフラム「それより君の恋人はどうした?」

アイク「あいつは…ついこの間も発情してな。それが恥ずかしくて宿屋に入りっぱなしだ」

エフラム「そう言えば…イレースとツイハークだったか?君の知り合いが俺と同じような状態で発見されてな…」

アイク「二人がどうかしたか?」

エフラム「彼らも一線を越えたらしい。調べてみたら…イレースの方がネフェニーが持っていたクッキーを食べていたらしい」

エフラム「ツイハークの方は、俺と一緒でキスされて口に少し残ったクッキーが体内に入り…」

アイク「あのクッキーにはそんな効果が…。俺には何ともなかったのにな」

エフラム「えっ」

エピローグ

エフラム:三人の女性を王妃として迎え入れたエフラム。それぞれの女性から子供も産まれ歴代ルネス王の中で最も子沢山に恵まれた。でも産まれた子供は全員女の子だったので、槍を教えらなかった事に残念そうであった。

ネフェニー:彼女の優しさはエフラムだけでなく、ルネス騎士や国民も癒された。恥ずかしがり屋な性格は直っておらず、人前に出るときも帽子をよく被っていた。彼女が時折見せる微笑みは、多くの者を笑顔にしたという。

セライナ:グラドとルネスの関係の修復に力を入れる。彼女の経験や知識はエフラムの助けとなった。グラド国民だけでなく、ルネス国民にも長きにわたり憧れの存在だったという。

ミルラ:長年生きてきた彼女にとってエフラムとの結婚は決して忘れられないものとなった。何千年、何万年経とうと彼女は愛するものを忘れることはないだろう。

さすがアイクさんや

エイリーク:ずっと慕っていた騎士との結婚は、兄エフラムを含め多くの者に祝福された。彼女の花嫁姿はこの大陸の誰よりも美しかった。

ゼト:騎士が王女と結婚するという知らせは大陸中に一気に広がった。やがてエイリークとゼトの結婚は、騎士と王女の恋物語として吟遊詩人などにいつまでも唄われたという。

フォルデ:風になった

カイル:生涯、彼のエフラムへの忠誠は変わらなかった。その生き方はルネス騎士の誇りとして長年語り継がれていったという。

フランツ:若手実力派として名を上げた後、彼は将軍の地位へ。昔から変わらない彼の優しさは、騎士の憧れとなった。

ルーテ:アスレイと共にまた新しい薬を作ったらしい…。

アスレイ:今までルーテに観察される事が当たり前だった彼だが、最近はルーテを観察するのが趣味になった。

コーマ:長年好きだったネイミーと結婚した後は、傭兵や農家など様々な事をして村を支えた。復興の終わったラクの村はかつての賑わいを取り戻したという。

ネイミー:長年好きだったコーマと結婚した彼女は、いつまでもコーマと一緒にいたという。村の孤児の母親変わりともなった彼女は多くの子供たちに生きる希望を与えたという。

ラーチェル:彼女の努力(ワガママ)の末、ロストンは同性との結婚を法律で認めた。ターナとラーチェルは同性愛に苦しむ世界中の人々から多くの支持を得たという。

ターナ:最近、キアラン家の公女やオレルアンのいい男と仲良くなった。

ドズラ:ラーチェルとターナの花嫁姿に涙したという。

レナック:生涯、ラーチェルから逃げ切ることが出来なかった…

アイク:レテと二人で旅をしたアイク。お互いを信頼しあった彼と彼女の愛情は途切れることはなかった。彼とレテの間にはやがて十人以上の子供が産まれたという。

レテ:アイクの前では終始デレデレだった彼女。でも、時にはアイクを厳しく叱るなど彼の事を一番に思って行動していた。

ライ:リィレにレテの事を報告すると彼女が泣き出してしまい、どうすれば泣き止むかを聞いた所、何故か彼女の言うことを何でも聞くことになってしまった。

モウディ:彼の優しい心はベオクとラグズの友好の象徴とされた。

マーシャ:彼女の結婚式は本人が思っていたより盛大に行われ、神使親衛隊も駆け付けた。この時の彼女の笑顔は今までで一番嬉しそうだったという。

ケビン:マーシャと誓いを立てたケビンだが、接吻を交わすときに緊張のしすぎで気絶してしまった。マーシャが気絶したケビンにキスをすると目が覚めた事から、眠れる騎士と美女として、この事がテリウスの吟遊詩人によく唄われるようになった。

オスカー:ケビンの永遠の好敵手として結婚式に参加した。彼のスピーチに、マーシャとケビンは思わず涙を流したという。

マカロフ:妹の幸せを一番喜んでいたのは彼かもしれない。

ステラ:この式の後に、マカロフにプロポーズされてこれを了承。

チャップ:新種の野菜を作り出すことに成功したらしい。

カリル:相変わらず店は繁盛している。

ツイハーク:イレースの猛烈なアタックにより、彼もイレースと供にムストンと各地を渡る旅に出た。

イレース:彼女はまだツイハークのことが好きという自覚が無いらしい。しかし、最近ツイハークが美味しく感じたという。

フォルデ…

ルセア:夢にまで見たコンウォル家の再建。仲のよい兄妹の世話を最後までした

プリシラ:兄とルセアとの三人で幸せに暮らす。彼女は家族の暖かさを感じとる事が出来たようだ

レイヴァン:ルセアとロストンに行こうとしていたらしい…

ロイとその嫁たち:ロイは結局リキアに彼女らを連れて全員と結婚するようだ。エレブの英雄は色々な面で英雄だと長きに渡って語り継がれた。

ファ:ミルラと遊ぶためにルネスに残った

イグレーヌ:一度ナバタに戻った後、ある男を連れてルネスにファとともに暮らした

>>145
ミス

ルネスでファとともに暮らした

パオラ:アベルを見つけた瞬間、彼に告白。その時エストが草むらから登場。妹ともに何日も肌を合わせたという

アベル:パオラとエストの二人と仲良くやりまくっていたらしい…

カチュア:マルスの所へ押し掛け、逆レイプに成功。高い成長率はこんなところで発揮された。

シーダ:むしろカチュアの事を祝福していたという。

マルス:英雄王としてアカネイア大陸の平和に生涯を捧げた

ロレンス:彼の爆発は幸せの象徴として、アカネイア大陸の伝説となる

FEもテイルズみたいに夢の共演が見られるお祭りゲー出ないかな…

―宿屋―

アイク「なあ、いい加減にしろ。出発するぞ」

レテ「・・・私のこと…失望したか?」

アイク「失望なんてするわけないだろう。お前がどんなことしようが言おうが俺はお前と旅がしたいんだ」

レテ「わ、私は・・・、お前にもっと甘えたいのだ!///いつも手を繋いだり…あーんしたり…」

アイク「そんなことか。いくらでもやってやる」

レテ「ほ、本当か・・・!?ドン引きしないよな?」

アイク「お前もしつこいな」

レテ「さ、最後にもうひとつだけ……。まだ、お前が私にいってない言葉がある」

アイク「レテ………。わかった。ちょっと照れ臭かったんだがな」

アイク「お前が好きだ。レテ」

レテ「私もお前が好きだ。アイク」






ロレンス「」ボカーン

カチュア「将軍が爆発を!?」

マルス「僕たちは慣れてるよねー」

シーダ「ねー」




お わ り

矛盾とか誤字脱字とかたくさんあるけど終りました。

登場したのにエピローグにいない人物は忘れたわけじゃありません。こんな駄文を見てくださった人、ありがとうございました。

乙、貴重なFESSをありがとう
またなんか書いて欲しい

FE好きーは潜んでるからもっと書いてくれてもいいんだぜ?
すごい懐かしくも面白かったおつ

ライwww
乙!また何か書いて欲しい


オスカーのスピーチはよ

乙wwwwww
おいレイモンドwwwwww

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