母「何やってるの？鏡なんか見て」

男「いいところに来た」

男「貴様の持っている最大の秘密を話せ」

ｷｭｲｲｲﾝ

母「……実はあなたには話してなかったけど、私達夫婦に子供はいないの」

母「あなたは捨て子、神社に子供がほしいとお参りに行ってたら丁度100回目にあなたが鳥居にいたの」

母「……？早くしないと女ちゃん来るわよ」

男「あ……うん……」

男「……えぇ……」

男「朝にする話じゃないよ母ちゃん……」

男「じゃあ……えぇ……妹はなんなのさ……」

男「……」

男「まぁあとで考えよう」

男「そんなことよりギアスだ」

男「これで俺のギアスは絶対遵守だと判明」

男「……女が来るまで外で待ってよう……」

男「……聞かなきゃ良かったわ」

―――

女「さっきから何深刻そうな顔してるの」

男「さぁ……」

女「さぁって……」

男（……とりあえず頭リセットしよう……）

男（アニメでの設定に忠実ならギアスは一人に１回まで、その内暴走する）

男（……でも今更こんな力あってもなぁ……）

男（神社に行くのが習慣になってたけど今はもう必要ないし）

男「思えばあの理不尽な事故が原因で、子供だったからギアスなんて言ったんだろうな」

女「ん？」

男「でもまだ犯人捕まってないし、いっちょこの力で捕まえるか！」

男（でもなぁ……捕まってないって言っても部下らしきやつらはバンバン逮捕されてるし、時間の問題だろうなぁ）

女「何してるの？」

女「早くいこ」

男「お、おう……」