魔法少女「ふむ、ここがターゲットの住む街ですか....」
魔法少女「前のターゲットは随分と過酷な世界に住んでたから仕事も大変でしたが、今回は比較的楽な人間界で安心しました」
魔法少女「では、ターゲットのprをまず確認!」
魔法少女「あった、この書類だね」ペラッ
魔法少女「ふむふむ名前はショタくん、顔の特徴は幼いですね、まあ文章読むのかったるいので顔さえわかればあとはいいです」ポイッ
魔法少女「さてとォ!探すとしましょうか!」
魔法少女「そうですね、まずは小学校へいってみましょう!人間界での子供は平日は学校に行ってるはずです」ビュン
魔法少女「(今日中に仕事を終わらせて給料もらって遊ぼうっと)」
~夕方~
魔法少女「.....」
魔法少女「なんで...なんで全国の小学校をまわっても見当たらないんですかぁ!!」
魔法少女「おかしいです....まさか不登校とかで家から出ていないとか!?」
魔法少女「どうりで見当たらないはずです、じゃあ次は家を一軒ずつほうも....」
魔法少女「これじゃもう今日中に仕事を終わらせることは無理ですね....」ガックシ
ショタ「」スタスタ
魔法少女「むむむあれは!?あの童顔はまぎれもなく、ショタくんではぁ!?」
魔法少女「ちょっとちょっと!」
ショタ「だ、だれ?」
魔法少女「(かわいい)」
魔法少女「君ショタくんですよね?」
ショタ「そ、そうだけどなんで俺の名前しってんの?」
魔法少女「や、やっとみつかりましたー」
ショタ「あの、あんたは一体」
魔法少女「私ですか?私の名前は魔法少女、職業も魔法少女やってます!!」
ショタ「魔法少女って....?」
魔法少女「魔法少女とはですね、あらゆる世界を通じて困った者のお悩み解決のお手伝いをさせてもらってるんですよ」
魔法少女「うまくお悩みを解決できれば、上からのお給料が出ます」
ショタ「(な、なんだ、新しいボランティア団体なのか....?)」
魔法少女「ちなみに年齢は14歳!趣味は競馬に麻雀に酒飲みながらの新聞鑑賞でスリーサイズは----」
ショタ「いやいや、そこまで聞いてないから(すげえおっさんみたいな趣味してんなこいつ、年齢は子供ぐらいなのに)」
魔法少女「それでそれで?悩みってなんなのかなー僕?お姉ちゃんに相談してみー」
ショタ「は?悩みなんてねえし、それに僕ってなんだよそんな歳じゃねえっつーの」
魔法少女「またまたー、マセちゃってかわいいんだからー」
ショタ「俺は18歳だっつーの!!」
魔法少女「」
魔法少女「はぁ!!?18歳!?その顔その身長でですか!?ギャグでしょ!」ブハッ
ショタ「お前失礼だな!俺はれっきとした高校生だ!ほら学生証!」
魔法少女「ほ、本当ですね」
魔法少女「くっそ、あの教官....」
魔法少女「ちょっと電話するのでおまちー」ピポパポ
ショタ「は?」
魔法少女「ちょっと教官!」
教官「なんだ、私は今忙しいのだが」
魔法少女「ターゲットの情報!ちゃんと行くときに行ってくださいよ!失礼なこと言っちゃって恥かいちゃいましたよ!」
教官「は?ターゲットのpr情報なら書類に書き記して渡しただろ」
魔法少女「へ?」
教官「お前、書類は」
魔法少女「....ナンノコトデスカー、ハナシガマッタクカミアッテイマチェーン」
教官「ったく、文章はちゃんと読めとあれほど教えたのに、ちっとも学習しとらん!」
教官「いいか!?魔法少女隊は今どの世界でも頼りにされているボランティア団体なんだ!」
教官「どんな悩みも解決してきた完璧な魔法少女隊がここでミスを犯せば、その失態はますます知れ渡り」
教官「仕事が来なくなって、私達は全員無職だ、当然メンバーも解散」
魔法少女「わ、わかってますってば人間界での仕事ですから楽勝です」
教官「ターゲットの相談をきちんと受け、しっかりターゲットの悩みを解消するんだぞ、いいな」
魔法少女「はいはい」ピッ
魔法少女「おまたせしましたー」
シーン
魔法少女「っていねえし!なんでどこに行ったんですか!?」
なんか見たことある
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