ゴンさん「ぷちどる～～～…」ｶﾞｼｯ

やよ「うぅー」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

ピトー(…来る！避ｋ)

ゴンさん「じゃーんけん！！」ﾄﾞﾋｭｳｯ

ピトー「なっ！？」

ピトー(は、速すぎる！！でも何とか避けられ…)

ゴンさん「じゃーんけん！！！」ｽﾞｷﾞｬｱｯ

ピトー(空中で方向転換！！！！？？しまった！避けられｎ)


やよ「うー♪」


ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン！！！！！！！！！！！！

途切れかけた意識の底でピトーは

安堵していた


ピトー(良かった…)

ピトー(ぷちどるへの愛を圧縮することでしか成し得ないであろう能力…！！)

ピトー(二度とぷちますが見れなくなってもいい！！)

ピトー(それほどの決意と覚悟でなければ不可能！！)


ゴンさん「……」ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ

やよ「うっうー？」ｷｮﾛｷｮﾛ


ピトー(人生をぷちますに捧げている者が…手に入れたグッズを全て投げ出してようやく得られるほどの力！！)

ピトー(やはりこいつの愛は…王(ラブライブ派)にも届き得た！！)

ピトー(…殺されるのが……ボクでよかった…！！)

なんだこれ

電光石火により驚異的な速さでゴンのもとへ着いたキルアが聞いたのは

地球で輝く光のようなポップな音

そして目にしたものは

自身が画面越しに見た者と全く同じシルエットで

幾度となくぷちどるじゃんけんをしたであろうやよが

すでに屑切れのように横たわるピトーの頭部を

砕く瞬間であった


やよ「うー！」ﾌﾝｽ

キルア「……っ」

ゴンさん「カイト…」

ゴンさん「…教わった通り…とどめを刺したよ……だから………」

キルア「………ゴン…なのか…？」

やよ「うっうー！」ﾌﾘﾌﾘ

ゴンさん「………キルア…」

すぐにクラピカを連想したキルアは

キルア(クラピカは何日も何日も鎖を撫で繰りまわしてようやく鎖を具現化できた！)

キルア(けどゴンは…)

キルア(……)

キルア(………)

キルア(…何日も何日も撫で繰りまわしてたなぁ)

全く同等のものだと確信した

黒子舞想「…にっこにっこにー」ｳﾞｫﾝｯ

キルア「！！！ゴンうしｒ」

ゴンさん「……」


ｻﾞｼｭｯ

やよ「うっ」ｼｭｱｱｱｱｱｱ


ピトーの黒子舞想(ﾆｯｺﾆｯｺﾆｰ)が

王の為死後さらに強大となった念を纏い

ゴンの抹殺だけが目的の骸人形と化し

追撃を加えんと跳躍する構えを見せた

瞬きすら許されない薄く細い時間の切れ目に

キルアは確かに聞いた

なんだこれぇ……

なんなのなのっ

大丈夫

さみしくないよ　強がりじゃない

少しだけ　嬉しい


キルア「……！」


やっと…

ひびきんと同じになれた

あの時(一人だけぷちどるがいなくてさみしくて貴音に泣きついた時)の…


キルア(ゴン……)


少しだけ　救われた



ゴンさん「おおおおおおおおおおおおおおおお！！！！！」


ﾄﾞｽﾞｧｧｧｧｧ

おにぎりをやるよ

ゴンさん「さい…しょは……」ｺﾞｿｺﾞｿ

ゴンさん「おにぎり」

あふぅ「なのっ！？」ﾎﾟﾝｯ

ゴンさん「お前も」

もうおやすみ…


キルア「ゴンっ！！！！！」

だめだ！！そんな！！浮気なんて！！！

おまえはやよいちゃん一筋のハズ！！

一体！！この先！！どれほどの…！！


ゴンさん「おにぎりじゃんけん…」

ゴンさん「じゃん」

ゴンさん「けん…」

ゴンさん「……」ｸﾙｯ

ゴンさん「………」


ドンッ



喪失はあまりに大きく…


富樫<出来る限り早く戻ってきます！それでは皆さんお元気で！

だからあずささんの誕生日だってのに何してんだよ俺…

せめてみうらさん出してやれよ
乙

こんなとこで油売ってないで早く仕事しろよ冨樫

王が某ZEXALの弟の名前を叫んでるんでしょ？

どうせもいい所で自分の名前を売る兄さんは嫌いだ

なんだこれ