唯「う~い~、アイス食べた~い。」 (22)
もうすぐムギちゃんの誕生日と聞いたので思い付きで唯紬
書きだめはないし一日にそんなに書けないから数日かかると思う
地の文多めにするけど文章力はないから下手な文でも大目に見てね
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う~い~、アイス食べた~い。
ええ、いいじゃん。もうガマンできないよ~。
う~ん、分かったよ・・・。
憂、何作ってるの?
やったぁ!憂大好きーっ!
だって私、憂のごはん大好きだもん。
ごはん食べたら、一緒にアイス食べようね。
・・・?
憂、どうしてそんなに悲しそうな顔してるの・・・?
な、泣かないでっ・・・。急にどうしたの?
憂が泣き虫なんて、珍しいよ・・・?
大丈夫、大丈夫だよ。お姉ちゃんは何処にも行かないよ。
よしよし・・・。憂は甘えんぼさんだなあ。
ほら、笑って。私は笑ってる憂が一番好きなんだよ。
ずっと・・・ずっと一緒だよ・・・。
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「うぅん・・・、ここは・・・?」
知らない天井が見える。起き上がって辺りを見回すと、殺風景な白い部屋が広が
っていた。私はその部屋の窓際にあるベッドに寝ていたようだ。横を見ると、テ
ーブルの上に花瓶が置いてあるのが見える。反対側を見ると大きな窓があり、外
を見渡すことが出来そうだった。だがこの位置からでは、空しか見えない。生憎
の曇天で、雨が降っているようである。
「病院・・・?」
だとしたら自分は何でこんなことろにいるのか。頭が痺れて思い出せなかった。
気が付くと、病室の扉が開いていて、その向こうで看護婦さんらしき人が誰かを
呼んでいるのが見えた。すると、廊下のほうからお医者さんらしき初老の男性が
現れて、看護婦さんと一緒に部屋に入ってきた。
「おはようございます、平沢さん。御体の調子はどうですか?」
おはようございます、ということは朝なのかな?お医者さんは影を落とした表情
で私に質問した。特に体に変化はないと伝えようとして顔を上げると、自分の髪
に異変を感じた。自分のセミロングの髪の、いわゆる触覚と呼ばれる部分を手で
すくって横目で確認した。
「あ、あれ?髪が・・・。」
「・・・どうぞ、落ち着いてこれで見てください。」
目を細めたお医者さんが、私に手鏡を手渡してくれた。不思議に思いながらそれ
で自分の顔を確認して、驚愕した。別に恐怖や不安といった負の感情は無かった
が、ただただ驚いて困惑した。目から鱗、目がテン状態だ。
「え・・・。」
「落ち着いてください、今から状況を説明します。」
なんだかおかしい。おかしすぎる。なんで自分がここにいるのかも分からないし、
さっき自分が何をしていたのかを思い出すことも出来なくて、混乱していた。
「あ、あの・・・。一体何があったんですか?」
「・・・と、言いますと?」
「なんで私がここで眠っていたのかが分からなくて・・・。」
「・・・思い出せませんか?」
お医者さんの声が低くなり、顔の影が更に深くなった。その様子を見て私は
萎縮してしまう。
「落ち着いて聞いてください。」
「・・・。」
そうしてお医者さんの長々とした説明が始まった。右から頭に入る説明はす
べて頭から左に流れ出てしまったが、最後の言葉だけはその限りではなかった。
――――――その事故で妹さんの平沢憂さんは、昨日亡くなりました。
「・・・は?」
今なんて言った?憂が、事故に?死んだ?聞き間違いかな。いやでも・・・。
言葉の意図が理解できずにうーんと唸った。お医者さんが不思議そうにそれを
見た。
「・・・え、えっ?」
刹那、長い記憶が一気に私の頭の中を駆け巡った。憂が、死ん・・・、トラック
に轢かれて・・・、憂のシンダ、顔、ムギちゃんの、泣く、カオ。アメ、が冷たい。
「うわあああああああっ!!??」
「っ!?」
憂が、死んだ?何を言っているのかな人は。憂が死んだなんて・・・。頭は冷静でも、
体が勝手に暴れて言うことを聞かない。だんだんと目も耳も感覚が無くなってきた。
「お、抑えて!」
「はいっ!」
体をベッドに押さえつけられた私は、右腕に何か注射をされて、気を失った。
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――――――雨が降っている。
私は交差点の一角に立っている。白い霧が濃く広がっていて、遠くの高層ビルた
ちが霞んでオモチャのように見える。雨音しか聞こえない。かと言って耳障りと
いう訳でもない。周りには、人がいない。まるで人間のすべてが、私をこの色の
褪せた世界に置いてどこかへ行ったようだった。低い空には手が届きそうだった。
しかし、気分は悪くない。この場所も悪くはない。幻想的だな、と思った。
「待って、お姉ちゃんっ!」
目の前に少女がいた。今までは誰もいなかったはずなのに。だが、少女が見る先
には誰もいない。
ああ、そうか。あの時の光景だ。少女は走り出した。
「待って!!!」
私は咄嗟に叫んだ。それと同時に私は同時に走り出した。少女が私の声に驚き、
その場に急停止し、振り向こうとしていた。私は手を伸ばし、少女の手と私の手
が一瞬だけ触れた。磁石のS極とS極、N極とN極みたいに何か見えない力が私たち
を引き裂こうとするのを感じた。
キィィィィィィ・・・トン
間に合わなかった。稲妻が走るように、すぐ私の前をトラックが疾走し、少女を
真上に弾き飛ばした。そして、ゆっくりと地面に落ちて転がった。あの時と、
まったく同じだった。
「いやあああああっ!?」
今まで発したことのない悲鳴が、無意識に叫ばれた。私は倒れた少女を抱き抱えた。
色を失った少女は私を見て泣いていた。結局、助けられなかった。
彼女が死んだ。死んだ。また死んだ。
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――――――雨が降っている。
私は交差点の一角に立っている。灰色の霧が濃く広がっていて、遠くの高層ビルたちが霞んでオモチャのように見える。雨音しか聞こえない。かと言って耳障りとう訳でもない。周りには、人がいない。まるで人間のすべてが、私をこの色褪せた世界に置いてどこかへ行ったようだった。低い空には手が届きそうだった。しかし、気分は悪くない。この場所も悪くはない。
「待って、お姉ちゃんっ!」
目の前に少女がいた。今までは誰もいなかったはずなのに。だが、少女が見る先には誰もいない。
違和感を感じる。憂ちゃんは走り出した。
(待って!!!)
考えるよりも先に体が動いた。酷く体が重く感じられた。私の体に刺さる無数の雨の雫が冷たく、痛い。足は、磁石で地に引き寄せられていると感じるくらいに重く感じられ、中々持ち上がらない。あと少し、手が―――届かない。
キュイイイイイ・・・トンッ・・・ビシャッ
間に合うはずだった。私の鼻の先を忌々しいトラックが掠め、少女の手が私の手から完全に離れた。少女は数十メートル先にに跳ね飛ばされた。少女の体が何回か転がって、ゆっくりと停止した。
声が出ない。呼吸が止まっている。彼女がシンダノニ、私は動けなかった。
――――――――――――――――
――――――アォ、ャケ゚、テ、ニ、、、・」
私は交差点の一角に立っている。黒い霧が濃く広がっていて、周りの様子はよく
見えない。耳障りな雨音と、恨めしい雷の怒号が耳を劈く。周りには、人がいな
い。まるで、私以外の人間がみんな死んでしまって、私だけが地獄に取り残るさ
れたような気分になった。気味が悪い場所だ。吐き気がする。夢なら早く覚めて
ほしかった。
「待って、お姉ちゃんっ!」
目の前に少女がいた。今までは誰もいなかったはずなのに。だが、少女が見る先
には誰もいない。
ああ、諞ゅ■繧・sは死ぬんだ。少女は走り出した。
もう、体は動かなかった。手足は震え、どもって声が出ない。助けなければいけないのに、
助けようとしない自分に苛立つことすら忘れた。雨が目を晦ませ、前が一瞬見えなくなった。
ギイイィィイイイイ・・・グシャッ。
再び目を開けると、少女が鮮血で私を汚しながら、私の足元で死んでいた。
諞ゅ■繧・sが、死んだ。違う、違う。これは諞ゅ■繧・sじゃない。
ああ、なら死んでもいいか。
豁サ繧薙□縲∵ュサ繧薙□縲よ・縺。繧・s縺後?∽ス募コヲ繧よュサ繧薙□縲ゆス募コヲ蜉ゥ縺
代h縺・→縺励※繧ゅ?∵・縺。繧・s縺ッ豁サ繧薙□縲ゅ↑繧薙〒縲∵ュサ繧薙□縺ョ・
ここまでで寝るぜ
なんだこれ…
文字化けいいね
おつ
ムギしね
今から2時間ほど書く
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「うぅ・・・グスッ・・・。」
酷い悪夢を見た。自室のベッドの上で飛び起きた私は、すすり泣いていた。
先ほど見た夢が怖かったからではない。憂ちゃんが、死んでしまったことに対して、
様々な感情が混ざって大きくなり、それが涙となって溢れ出た。
外は雨が降っている。今は午前七時だが、日の出は黒い雲に隠れて外は未だ夜のように暗い。
雨がアスファルトやコンクリートを打つ音、私はそれが好きだったけど、
今はその雨の音が私の息苦しい記憶を甦らせた。
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―――――――――――――――
―――――――――
憂ちゃんの死因は、交通事故だった。一昨日のことだった。私と唯ちゃんと憂ちゃんは、いつも通り街へと遊びに出かけていた。
私たち三人は、地元から離れた大学に通っていた。大都会の均衡にある女子大で、偏差値がかなり高かった為、私や憂ちゃんはともかく唯ちゃんは受験でかなり苦しい思いをしていたようだった。それでも頑張って合格した唯ちゃんと私は、合格発表の日に大学の前で抱き合って泣いてた。専攻する学部は違ったけど、休みの時間や休講の日はよく二人で街へ遊びに出かけた。唯ちゃんと一緒に進級すると同時に、憂ちゃんも同じ大学に入学した。それからは、休日は度々三人で遊ぶようになった。
初夏にしては日が強く照り付けていた。午前中は普段通りに買い物を楽しみ、
日が天辺まで上る頃にはファミレスで楽しく食事をしていた。
「空なんて見て、どうかしたんですか?」
「いえ、なんでもないの。」
「早く食べないと、映画の時間に間に合わなくなるよ!」
「まだ時間あるから大丈夫だよ。お姉ちゃんったらコーフンしすぎっ。」
「だって~、この映画すごく楽しみにしてたんだもん。」
遠くの、青い空を蝕みつつある黒い小さな雲を見て、私は嫌な予感を募らせた。
「すっごく感動しました!涙が止まりません~っ。」
「私は、すごく面白くて笑いが止まらなかったわ~。」
「眠い~」
それぞれ別の表情をして映画館を出た私たちは、今にも降り出しそうな曇天を見て、
帰ることにした。まだ三時を回る頃だったが、灰色の雲が日を隠すせいで、
夕方よりも暗かった。そして、人通りが少なくなった交差点の一角に差し当たったところ
だった。信号が青に変わると同時に――――――
「やばっ、雨が降ってきたよ!」
「あ、待ってよお姉ちゃんっ!」
降り出した雨に驚いて走り出す唯ちゃん。それにつられて、走り出そうとする憂ちゃん。
そのすぐ後ろを歩く私。
横目で、トラックが走ってくるのが見えた気がした。理解するよりも体が動いた。
危ない、と叫ぶよりも先に、私は手を伸ばして、憂ちゃんの手を掴もうとした。
だが、私の手は虚空を掴むだけだった。
キィィィィィィィ・・・トンッ
「えっ・・・?」
刹那、すぐ前にいた憂ちゃんの姿が掻き消えた。それと入れ替わりに、
私の目の前を大きなトラックが凄まじいスピードで掠めていった。
時が止まったかと思うぐらいに、時間の流れが遅く感じられた。
真上に跳ね飛ばされた憂ちゃんは、トラックが過ぎてからアスファルトの
上に呆気なく落ちた。多分、憂ちゃんが死ぬ瞬間を見たのは、私だけだったと思う。
濡れた地面の上で血だらけで横たわる憂ちゃんは、目を見開いたまま息絶えていた。
反射的に憂ちゃんの傍に駆け寄った私は、体が血に濡れるのも構わず憂ちゃんを抱き上げた。
腰があり得ない角度に曲がり、頭からは赤い鮮血を流していた。
その姿に憂ちゃんの美しさや可愛らしさを微塵も感じることは出来ず、ただグロテスクなだけだった。
「え・・・?憂・・・ちゃん?」
私は何秒間、憂ちゃんを抱きかかえたまま硬直していたのだろうか。
気づいたら周りに人だかりが出来ていて、トラックは数十メートルほど先で
建物に衝突して停止していた。そして、私たちを見下ろす形で突っ立っている
唯ちゃんが目の前にいた。酷く混乱して、何をしていいのかわからなくなった。
―――――雨が降っている。
重たい空から冷たく鋭い雨の滴が、憂ちゃんの体を打ち付けている。
雨に流された赤黒い血は少し色が褪せて、アスファルトを汚い赤色に染め広げていく。
血だらけの憂ちゃんの顔は、血の涙を流しているようだった。
その顔を、私は一生忘れることは出来ないだろう。
雨のせいか、前髪に隠れた唯ちゃんの表情も泣いているように見えた。
そこで、私の意識は一旦途切れた。
―――――――――――――――――
私が次に病院で目覚めたのは、事故の次の日の昼前だった
。錯乱していた私に向かってお医者様はただ重苦しい表情でただ一言、
平沢憂さんは亡くなりました、とだけ言った。そこでようやく私は憂ちゃんの死
という変わらない現実を受け入れ、泣いた。お医者様と看護婦さんは私を一人にしてくれた
。泣いて泣いて、泣き疲れて眠って、起きた時には五時頃だった。
起きた私は、重い体に鞭を打ってフラフラと病院の受付まで歩いた。
「だ、大丈夫ですか!?まだ病室で休んでいたほうが・・・。」
「・・・この病院に平沢唯ちゃんはいますか?」
看護婦さんが私のことを心配していたが、そんなことはどうでもよかった。
「確かに、平沢唯さんはこの病院に入院していますが・・・。」
「どこですかっ!?今すぐに会わせてください!お願いします!」
必死に懇願する私を見て、看護婦さんは驚いていた。しかし看護婦さんは何も言わずに、
私を唯ちゃんのいる病室まで連れて行ってくれた。
看護婦さんは恐る恐る重い扉を開け、私を中に案内してくれた。
私は縺れる足を必死に正して唯ちゃんの眠るベッドの元へと歩み寄った。
後ろに立つ看護婦さんが病室の明りを付け、つらい現実が私の前に突き付けられた。
「・・・っ!?」
言葉を失った。ベッドの上で死んだように眠る唯ちゃんは、私の知っている唯ちゃんとは大分違っていた。
茶色だった髪は真っ白に変化し、眉毛もまつ毛も色を失い、ただ蛍光灯の光を白く反射するのみだった。
肌も日本人の肌色とは違う、病的と言えるぐらいまで白く変わっていた。一瞬別人だと思った。
だが、可愛らしい顔は唯ちゃんそのもので、疑いようがなかった。
目の前のあり得ない状況を前にしてしばし硬直した。唯ちゃんは、本当に死んでしまったように眠っている。
「あの・・・、これは・・・?」
私は振り向き、震える声で縋るように看護婦さんに目で問いかけた。
それを受けて、看護婦さんはしばし考えてから、説明してくれた。
「・・・事故のショックや強烈なストレスで髪の色や瞳の色が変わってしまうことが極稀にあります。
唯さんも、恐らく妹さんを亡くしたショックで・・・。」
「・・・。」
「普通なら、しばらくすれば元に戻ると思うのですが・・・。
唯さんの場合は白化の症状が強く出過ぎて、恐らく一生のそのままだと・・・。」
申し訳なさそうに言う看護婦さん。声が出なかった。つまり、唯ちゃんはこんな姿になってしまうほど
憂ちゃんの突然の死がショックだったということだ。私はそんな唯ちゃんの姿が見ていられなくなって、
その場にへたり込んで、また泣いてしまった。
涙が枯れて、落ち着きを取り戻した私は眠り続ける唯ちゃんに、また来るからね、とだけ伝えて、
病室を出た。体はまだ重かったけど、私はその日に退院することにした。
病院を出た私は、振り向き、霧がかった大きな白い病院の五階の隅の病室の暗い窓を見つめてから、歩き出した。
―――――雨が降っている。
この時期特有のじめじめとした天候と激しい雨の音が、ただでさえ今の状況に参っている私の気分を、
さらにさらに落ち込ませている。昨日から降り続ける雨は次第に強くなり、
暗くなろうとしている今ではすでに土砂降りと言ってもいい。遠くで僅かに稲妻が見えたかと思うと、
それに似合わない大音声が数秒遅れで耳を劈く。まだ六時を過ぎた頃なのに、空は既にまっ黒だった。
雲に隠れて星は一切見えない。少し先に見える賑やかだった街の幾つかの街灯は、雨に煽られて揺らいでいた。
寮の自室の戻った私は、帰って早々ベッドにはしたなく飛び込み、枕を抱いて泣いた。
この夜はとにかく泣いて泣いて泣きまくって、泣き疲れた私はいつの間にか眠ってしまった。
今日ここまで。じゃあの
きめえ文章だな
このスレタイからどうしてこんな内容になったんだ……
いや、逆にこの内容でどうしてこんなスレタイ付けようと思ったんだ……
何故か唯「別の世界?」、梓「なんですか、これ?」、唯「未来は虹色」というSSを思い出した。
>>21
[ピーーー]
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