女「こんな所にくる人間はいない。」(16)

女「それが嬉しい。私の望む安らかな生活にピッタリだ。」

女「ここにおいては昨日も明日も同じものだ。何も変わることは無い。」

女「私はここでただ暮らす。誰に会うでもなく、何をするでもない。」

女「時間の止まった私の世界。すばらしきこの世界。」

女「そんな所に不安要素を持ち込みたくはないのだ。それだけが望みなのだ。」

男「夢を求め故郷を離れ、既に2年。以来、ただ放浪の日々を過ごしてきた。」

男「街を最後に見たのは3ヶ月前。そこから森、山、洞窟と歩き続けた。」

男「何度も死にそうな目に遭ってきた。それでも進み続けたのはただ夢を信じてきたからだ。」

男「その果てにようやくここに辿り着いたんだ。だが歓迎はしてくれないんだな。」

女「当たり前だ。私にとってお前はただの害でしかない。さっさと立ち去ってもらおう。」

男「断る。」

男「それどころか。はっきり言っておこう、俺はこの地を乗っ取る気でいる。」

女「改めて置いておくわけにはいかん。理由は知らんが危険なヤツだ。」

男「何故か話そう。それが俺の夢だったからだ。」

男「つまり、お前の送ってきたというその孤独な生活はまさに俺の理想そのものだった。」

男「この2年、いや物心ついて以来追い求めてきたものだ。ついに見つけたのだ。感激しているぞ?」

女「だから私から奪い取るだと?ふざけるな。」

男「お前は不服だろうな。だがなんといおうと、力ずくでも、なんならお前を殺して奪い取ろう。」

女「ほう・・・貴様にはそれが出来ると?」

男「出来ない理由は見つからないがな。お前のその小柄な体で?冒険で鍛えられた俺に立ち向かえると?」

女「勘違いしているようだな。貴様では、私は、殺せない。」

男「何を言っている?俺に小細工は効かんぞ。」

女「それは本来こちらの台詞だ。貴様の力では私に遠く及ばないと言っているのだ。」

男「孤独な生活の悪い所だな。どうやらこの女は妙な妄想にとりつかれているらしい。」

なあここって速報からなんて思われてるか知ってるか?
クソスレ乱立
進撃SSに制圧されている
書き手の完結能力の無さ
読み手のクソガキの多さ、くさいから書き込みすんなクズ
圧倒的過疎、VIPで書いてた書き手なら当然書き込みが多い方がいいくせにまったりした空気が好きだと言い訳


シンヤアアアアアアアアwwwwww

女「言っても分からぬ阿呆め・・・。」

男「ほほう、腕をつかんで。どうする気だ?ん?」ニヤニヤ

女「つくづく人をイラつかせるヤツだ。多少痛がってもらっても気は咎めんな」

男「お、おう、おうっ?おっ、うあぁ!?う、腕がっ!勝手に・・・う、後ろにっ!」

女「そのままこの洞窟から、山から出て行ってくれ。そして二度と戻ってくるな。」

男「うぎゃあああぁっ!?し、しまる!腕がしまる!まさか、お、折れてしまう!」

男「分かった出て行く!二度とここへは寄らん!頼む、開放してくれ・・・腕がしまっているっ!」

ここまで。書き溜めないので。

男「まぁ諦められないよな。なんとかしてあいつを殺そう・・・作戦をたてるんだ。」

男「そのためにまず隠れてあの女を見張ることにした。」

男「何者か検討もつかないが恐ろしい存在だ。とにかく倒す手掛かりが欲しい。」

男「幸いここは植物生い茂る山の中。隠れる場所はいくらでもある。」

男「・・・お、出てきたな・・・洞窟から」

男「今日一日。何度かバレるかと思う瞬間もあったが見張ることに成功した。」

男「どうやらあいつは山菜やら木の実やらを食べながら気ままに暮らしているらしい。」

男「昨日と服は違うものを着ていたし、水浴びの様子も見れた。」

男「どこからもってきたのか茶まで楽しんでいた。文化的な生活を満喫しているようだ。」

男「ますます羨ましいぞ。なんとしても手に入れたい。んん・・・何か作戦を」

女「今日一日待ってやった。」

男「・・・え?」

女「やはりすぐに諦めはつかないかとも思ったからな。私の情けだ。」

男「う・・・後ろかっ!」

女「力の差は昨日既に見せた。出て行かなければ殺すとも言った。」

女「それでも出て行ってくれないならば。私の生活を脅かすならば。」

男「う・・・うぐぇっ・・・はなっ・・・せっ」

女「死んでもらうしかない。」ポーイ

男「え        崖?」ヒューン

男「うそうそうそうそうそうそうそっ!?」

男「まず・・・っ!死ぬ!これはまずい!」

男「・・・・・・・・・う」

男「・・・・あ・・・?ううっ・・・・・・・・」

男「・・・・・・ここ・・・・・は・・・・かわ・・・・・」

男「川か・・・・・・浮いてる・・・・流されてる・・・・・・・」

男「三途の川・・・・・・・とか・・・・・笑えないぞ」

男「・・・・・・・・・とりあえず・・・・・あがろう」ザバッ

男「思い出してきた。あいつに投げられた後俺は....滝。そして湖に落ちた。」

男「あちこち痛むし....動かないけど....生きてる、じゃないか。」

男「あいつ分かってやったのか?この山は知り尽くしているだろうしな。」

男「何が目的なんだ....?確かに「殺す」と言っていたのに。やっていることと違うぞ」

男「とは言え。あまりにも酷い目に遭った。もう....諦めるべきなのか?」

男「正直かなう気がしない。今度こそ殺されてはたまらない。」

女「それで。何故また来た?」

男「話を...あぁ、聞くためだ。」

女「話?」

男「あぁ。お前は何者なのか?聞かせてくれよ。聞かせてくれれば立ち去ろう」

女「聞かせるわけが無いだろう?貴様と私は無関係の他人だ。」

男「無関係なんかじゃないさ。あんたは俺の...命の恩人じゃないか。」

女「助けてやったことに付け入る気か。なんというやつだ!恩を仇で返すとはこのことだ。」

男「頼むよ....聞かせてくれよ。満足したら本当に帰るよ。」

女「私が殺そうとしているやつにか?そして私を殺そうとしているやつにか?そんな回りくどいことをせず、ここで殺してしまった方が早いとは思わんか?」

男「あんたは俺を殺したくはないんだろう?」

女「....」

おとこ

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