【艦これ】艦娘達と過ごすちょっとした学園もの★2【安価】 (1000)
・提督×艦娘のちょっとした学園ものです
・なんかドロっとしてるかもしれません
・エロ、グロといった描写があるかもしれません
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402154255
前スレ
【艦これ】艦娘達と過ごすちょっとした学園もの【安価】
【艦これ】艦娘達と過ごすちょっとした学園もの【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1400414638/)
スレたて乙です
おつおつ
仁義無きヒロイン合戦だな
立て乙です
スレ立て乙です
【9月2週】
飛鷹「……」
提督「……」
この人と話すこと、考えてみると何もない。
こうして休憩の間にも、沈黙だけが流れている。
飛鷹「…ねぇ」
提督「はい」
それに耐え切れなかったのか、飛鷹が何かを話そうと口を開き――
飛鷹「…あー…えっと、提督くんはー……」
飛鷹「べ、勉強とか、大丈夫?」
しかし悲しいかな。
あまり会話が得意でないご様子。
提督「それは先生の方がよくご存知かと」
提督「それとも成績に問題でもありましたでしょうか」
飛鷹「…いえ…優秀よ、とても」
提督「そうですか」
再び、会話が途切れる。
思うに…飛鷹教諭は、人との距離の測り方が不得意なのではないか。
…そして、当然俺も。
つまり、そんな奴らの会話など成立しない。
以前の様に嫌悪感むき出しならまだしも、ちょっとだけ歩み寄る姿勢を見せている今では。
…ままならんなぁ。
コミュ対象 >>+2
大和 349/500
不知火 299/500
飛鷹 *75/500
北上 217/500
五十鈴 248/500
ぬいぬい
不知火
今度こそは
安価取れなかったから何も言う資格はないのはわかってるんだが余りにも怒涛の不知火攻めすぎて…
取るの早すぎて付いてけない
下4のほうがいいんじゃないか?
なら不知火以外の安価取れるように頑張りましょうね~
具体的には飛鷹とか飛鷹とか飛鷹とか
安価なら↓
――屋上
こうしてこの話を聞くのは都合三度目。
それだけ、彼女にとって重要な事なのか。
不知火「…ごめんなさい」
最初に、そう述べてから彼女は続けた。
不知火「……何度も、迷惑だと、自覚はしています」
不知火「そして…凡そ、答えの予測も付きます」
不知火「それでも、不知火は…」
――確かめたいのだ、と。彼女はそう言った。
理解する為ではなく、確かめる為だと。
…ということはだ、先に言ったように彼女の中で答えは出たのだろう。
わからないことを、大体理解することが出来たのだろう。
…しかし、だ。
提督「確かめる、って?」
不知火「…凡そ、と言いましたよね」
不知火「…それを、確実にしたいのです」
不知火「不知火の中で出した答えが、本当なのだと」
不知火「それが、正しいのだと」
提督「………」
…なんつーか。
よくわからん。自己完結してるならそれでいいと思うのだが。
要するに俺が意見を言うとその推論を結論に持っていけるということだろうか。
提督「……不知火」
俺は――
>>+2
A.答えが出たなら、それでいいだろ。
B.…そう何度も頼まれたなら、仕方ない。
C.…わかった、何をすればいい?
B
A
b
b
C
C
ぬいぬい…
ここまで頑なに進めさせないとはちょっと頭抱えるレベル
ぬいぬいヤンデレルート不可避かな
いろんなヒロインみたいしいいんでね
ヒロイン複数だと足の引っ張り合いになるのは定め
まあしゃーないな
前回もこんな感じだったし
うーむ、ちょっと可哀想になってきたぞ
結構票が割れてるけど皆誰狙ってるの?
不知火推しの人は勿論躍起になって不知火を推す
不知火推し以外の人が必死にそれを阻止する
そしてまた不知火が選ばれる
誰が救われるんですかね
提督くんの魂が天国に行って救われるんじゃないですかね
A.答えが出たなら、それでいいだろ。(299維持)
提督「……」
しつこい。
頭の片隅で、そんな感情が浮かぶ。
答えは出てるんだろ?なら、それでいいじゃないか。
あまりにも抽象的で、不知火らしくない会話。
本当に伝えたいことを、どこか濁しているような態度。
全てが、俺の癇に障った。
提督「…別に、良いだろ」
不知火「…良い、とは」
提督「お前の中で答えが出てるなら、それで」
不知火「しかし――」
提督「…もし、だ」
提督「もし、言いたいことがあるならはっきり言ってくれ」
提督「……それが、いつもの」
オマエ
――不知火だろ。
不知火「あ……」
提督「…じゃ、そういう事で」
屋上から、男は去り。
後には、唇を噛む少女だけが残された。
不知火「いつもの、不知火――」
不知火「…いつもの、不知火」
男が最後に言った言葉を、少女は繰り返して。
その気持ちは、少女にとって初めてで―余りにも、重かったのだ。
つまるところ。
少女は、それをはっきり伝えられる程に強くはなく。
男は、それを察せる程に鋭くはなかった。
不知火→ 299/500
あと1回だね
【9月3週】
『ぴょ~ん!』
五十鈴「……」グググ
提督「落ち着け五十鈴、気持ちがわかるが筐体を壊すんじゃあない」
街のゲームセンター―所謂ゲーセン。
こんな場所に来るのは久しぶりだ。
五十鈴が今やっているのはクレーンゲーム。
先程から野口を砕いて出来た硬貨を筐体に突っ込みまくっている。
そして外れた時の謎のウザったい効果音にわなわなと躰を揺らしている。
…そんなに欲しいのかね、その景品。
提督「…正直、買ったほうが早いんじゃないか?」
五十鈴「わかってないわねー…そういう問題じゃないのよ!」
提督「……うーむ」
…俺にはわからん。
そうやって無駄に金を突っ込む意味が。
…あ、また落ちた。
『ぷっぷくぷぅ~!ま~た外れだっぴょ~ん!』
五十鈴「……っざっけんじゃないわよ!この×××!○○――」バンバン
提督「やめろ!マジで壊れる!そしてそれは女の子が叫んでいい言葉じゃない!」
コミュ対象 >>+4
大和 349/500
不知火 299/500
飛鷹 *75/500
北上 217/500
五十鈴 248/500
不知火で
大和
ぬいぬい一択
不知火
北上
ひよう
大和
>>33
あと一回か・・・
ラストチャンスか…
失敗したらどうなるのかね
今日はここまでです
お付き合い頂きありがとうございました
あと一回で何が…
乙
さぁどうなるやら(白目)
乙でした
いいところでw
乙ー
おつ
明日が楽しみだな
おっと乙
もうどうにでもな~れ
乙です
乙デース
この大和さんは曇らせたい大和さんだな…
女の子連れ込んで行為中の声聴かせたくなる
そしたらヤンまとさんになっちまう
どすこいもグリエルも最高や!
交流戦優勝あるでこれは!
今日は21時頃からです
了解デース
了解
始めます
俺が不知火と仲良くなった理由。
それは単純に一つだけ。
話し相手が居ないから、一人でいるあいつが可哀想だから、そんなアホみたいな理由じゃない。
初めて俺が彼女と話した時。
彼女はわざと他人と距離を取り、教室で固まってはしゃぐクラスメイトを見つめていた。
ともすれば、憐れみすらも込めた視線で。
『…羨ましいのか?』
『ご冗談を…ただ、弱いな、と』
『弱い?』
『…ああやって無為に群れ、興味も無い話題に合わせ、作り笑いをする…そうしなければならない彼らが、弱いと…そう思っていたのです』
『不知火には、理解できない』
嗤って、彼女は言い切った。
ああ、なんと強いのか。
俺が彼らを馬鹿にしていたのは上辺だけ。溶け込めない自分を誤魔化すために斜に構えていただけ。
けれど彼女は違った。本気で、心の底から彼らを嘲り、憐れみ、訝しんでいた。
俺はそんな不知火を尊敬していた。強く気高い少女を。
だから、彼女の側にいたいと思った。
…最初は、俺も邪魔者扱いされていたけれど。
いつしか、彼女は俺を認めてくれて。
その度に知る彼女を、その精神を、本当に凄いと、心からそう思っていた。
…なのに。
不知火「……もう、一度だけ…お願いを」
不知火「提督くん――」
四度目。その話を聞くのは、これで四度目。
2年になってから、薄々感じてはいた。その変調を。
でも、これは明らかに違う。
こんなのは、俺の知っている不知火ではない。
不知火「…どうか」
違うだろ。俺の尊敬する不知火はこんな奴じゃない。
言いたいことがあるならはっきりと言う筈だ。俺の意思など構わずに。
それに…何よりも許せないのは。
なぜ、不知火は今俺の態度を伺っている?
彼女が以前憐れみ、嘲った彼らのように。
なぜ、作った表情で、俺を見ている?
俺は…俺は――
>>+4
A.…こんな不知火は、見たくはない。
B.…不知火をこうまで駆り立てる理由が、気になった。
C.…とにかく、話だけでも聞くしかない。
B
b
C
b
c
b
C
B
B.…不知火をこうまで駆り立てる理由が、気になった。(*1.5)
この変化を起こしたのが何なのか。
気になった。どうしようもなく気になった。
提督「不知火…」
提督「…わかった、…聞くよ」
不知火「……ありがとうございます」
不知火「…では」
こちらに、と不知火が手招きする。
その誘いの通りに近づいていき。
不知火「………提督くん」
不知火が、俺を抱きしめた。
両手を背中に回して、しっかりと、離れないように。
不思議と、驚きは無い。
何となく、予想をしていたから。認めたくない予想を。
不知火「――ああ、やはり」
不知火「…答えは、出ていました」
…その先は、容易に推測できた。
不知火を変えたのは、……変えて、しまったのは。
俺なのか。
不知火「不知火は――」
聞きたくない。
最後までその言葉を聞きたくない。
不知火「提督くんが、好きです」
笑っていた。
不知火は、嘲るでも憐れむでもなく、笑っていた。
そこにいたのは気高き少女ではなく。
凡百の、恋に焦がれるただの少女だった。
…今なら、彼女はあのクラスメイトらを見て、何と言うだろうか。
提督「…そう、か」
提督「……返事は、少しだけ考えさせて欲しい…」
不知火「…はい」
勝手な理想を押し付けているだけだとはわかっていても。
不知火の変化に、俺はどうしても嫌悪感を拭えなかった。
ましてや、告白に答える事などどうして出来ようか。
不知火→ 419/500
300代超えていきおった(白目)
中々スムーズにはいかないものだな
最初の告白に答えてればこんなに捻れなかったのかね
【9月4週】
北上「…てーとっくーん」
提督「…」ボー
北上「……なんじゃこのやろー、無視かー!」
提督「………」ボー
北上「…いやちょっとー?ほんとに傷つくんですけどー、おーい?」
提督「北上さん…」
北上「お、やっと反応してくれたかい」
提督「…もし、尊敬する人がですよ」
北上「……おう?」
提督「自分のせいで変わってしまったら、どうします?」
北上「…変わるって?」
提督「嫌な―自分にとって、嫌な方向に」
北上「……ふーむ」
北上「よっくわかんねーけどさー、受け入れるしか無いんじゃないの?」
提督「…受け入れる」
北上「変わったもんは、元に戻んないよ」
北上「…もし戻ったように見えても、それは元のままじゃない」
北上「だから受け入れるしか無いさ」
提督「………」
北上「つーか、簡単に変わるでしょ、人なんて」
北上「例えばほら」
北上「恋――とかね?っていやー恥ずかしっ!なーに言っちゃってんだアタシは!」
提督「………受け入れる」
北上「っておい!聞けよ!聞いてよー!」
コミュ対象>>+4
大和 349/500
不知火 419/500
飛鷹 *75/500
北上 217/500
五十鈴 248/500
大和
いそすず
大和
大和
不知火
>>70 そんな感じです しかし捻くれさせすぎたかなとも少々
――大和家
提督「………ん」
頭が、少しぼうっとする。
辺りを見回す。
提督「…大和さんの家?」
…なぜ?…ああ、そうか。
今日もいつもの様に夕食をごちそうになって、そのまま横に転がってしまって…。
提督「…どんだけ失礼なんだ、俺」
頭を振って、身を起こす。
パサ、と自分に掛けられていた薄手の布団が落ちた。
…優しいな、大和さん。
大和「……あ、提督くん、起きていたんですか?」
提督「…え?あ、ああ…すいませ――ぶっ!?」
大和「…?」
驚く。この状況は俺じゃなくても大抵驚く。
なぜ。なぜ大和さんはタオル一枚なのだ。
おかげでどこか眠っていたままの脳が完全に目覚めてしまった。
提督「…と、とにかくですね」
大和「…提督くん」
提督「は、はい?」
正直視線のやり場に困るのでどうか早く立ち去って頂きたい。
そんな思いは届かずに、むしろ大和さんは俺へと近づいてくる。
提督「や、大和さ――」
そして。
起こした躰を、また俺は倒された。
提督「…あ、の…?」
彼女の躰を隠していた薄布が剥がれ落ち、艶やかな肢体が現れる。
俺の上に、大和さんが覆い被さっている。
水分を含んだままの髪から落ちた水滴が、俺の頬を濡らした。
提督「…大和、さん?」
大和「これは、夢ですよ」
提督「…え?」
大和「…提督くんはまだ居間で眠ったままで―」
大和「ここは夢の中、全部、起きたら綺麗に忘れてしまう夢の中」
大和「…ですから、さぁ、沈んでしまいましょう?」
夢――?ああ、そうか、夢なのか。俺、どんだけ飢えてるんだ。そうか、そりゃそうだよな。こんな現実があるかってんだ全く。
>>+4
A.…だから、いいよな。
B.…いやいやいやいや、ダメだろ。
C.……あれ…眠く…。
A
A
A
A
b
b
c
c
前回に引き続き屑提督待ったなしやな
コンマが残念
大和さんの剣の腕が見られそうですね
ヒロイン全部気に入ってるけど一人に選ばなきゃならんのだよな
ハーレムにするとしても今更飛鷹の好感度追いつけんだろうし
ドロっとしてきたな
修羅場はこのスレの醍醐味だからな
グッバイハーレム
A.…だから、いいよな。(*1.5 最低値401)
…そうか、夢だ。
なら、別に良いか。
夢の中でくらい、良い思いをしよう。
大和「……ちゅ…ふ…」
…柔らかい。柔らかい舌が、俺の口の中で蠢いている。
風呂上がりだからなのか、その舌は熱い。
ああ。
やけに、リアルな夢だな―――
――――――――――
――
―
提督「……ん?」
頭が、少しぼうっとする。
辺りを見回す。
提督「…大和さんの家?」
…なぜ?…ああ、そうか。
今日もいつもの様に夕食をごちそうになって、そのまま横に転がってしまって…。
そして――。
提督「!?」
頭を振って、身を起こす。
今度、俺に暖かさをくれていたのは、布団ではなく。
提督「………」
覚えている。
彼女の乱れた姿を。艷のある嬌声を。
…それを夢、と片付けるには。
余りにも鮮明で、現実感がありすぎた。
大和→ 401/500
大和その3を書こうとして不知火その2を書いていない事に気付いた
ので先に不知火その2を書く 前に風呂に行きます
最低保証きたか
そろそろ刺されるな(確信)
一旦乙
どうせなら「あと1回」を拝みたかった気もする
一旦乙です
なんでこうまで縺れるのかね
一回くらいストレート終了を見てみたい
>>98
つってもまだ2回目だぞw
大和さんとやっちまったし責任取らなきゃアカンかね
大和と不知火で修羅場になってるし清涼剤として次は違うヒロイン選びたいな
安価スレでストレートとか余程の差でもない限りありえんで工藤!
告白すり抜けて既成事実作られちゃったか…
不知火は告白すら返事されてないし完全敗北かな
>>100
そうして清涼剤が地雷へと変わっていく
だから大和ルートさっさと完遂しよう!
だが不知火を狙っていく
好感度も不知火の方が高いしな!
不知火と大和の一騎打ちだな
個人的には五十鈴のデレが見たかった
このまま他のヒロインの数値も一気に上げるという手も
提督の生存率は(ry
【不知火―その2】
その気持ちに気付いた時。
不知火が今まで馬鹿にしていた物の全てが、急に輝いて見えた。
羨ましいと思った。
手に入れたいと思った。
彼と過ごす、そんな時間を。
けれど―どうしていいかわからなくて。
わからなくて。
結局、最悪な手段を取ってしまったのかもしれない。
「……提督くん」
最後に、不知火を見る彼の目は――
明らかに、嫌悪を含んでいた。
何がダメだったのか、そんな事すらも自分はわからずに。
だから。
「…ええと……ここ、ですか」
『大和荘』
…彼の家まで来てしまった。
答えを求めて。
諦める気は生憎無い。
この気持ちを捨ててしまいたくはない。
だから聞く。会って聞く。
受け入れてくれるのか、ダメなのか。
ダメならその理由を。
そしてそれを直して、また告白しよう。
…それでいい筈だ、それでいい筈だ。
少なくとも、自分はこれ以外の方法を知らない。
「あ…」
部屋に辿り着くまでも無く、彼を見つける。
…彼と、もう一人。
「いやぁ、美味かったっす」
「いえいえ」
「ずっと食っていたいくらいですね」
「…あらあら、良いんですよ、大和はそれでも」
「……や、その――」
………。
それは――
まさに、不知火が求めていた物。
輝いて見える日常。
知らない。
不知火は、提督くんのあんな笑顔を知らない。
あちゃー見られちゃったか…
青葉に引き続き不知火も病みそうだな
ひえーっ…
相変わらずドロドロしてんな
純愛ルートはよ
真っ直ぐいけば純愛だって言ってるじゃないですかー
【大和―その3】
『大和』
『一緒にいよう』
『…ああ、ずっと』
『って…おいおい、泣くなよ……参ったな』
「……は……え…?」
夢を見ていた。
昔の夢だ。
嘘つきの夢だ。
閉じられた仏壇の向こうにいる、嘘つきの。
「……夢…」
夢を、見た。
大好きな人と結ばれる夢。
卑怯か、とも思った。
わかっていたから。
多分、耐え切れないと。
そして、彼はきっとそれに責任を感じると。
「……卑怯、かぁ」
言われてみれば、そうだろう。
浅ましいと言われればそうだろう。
でも――
もう、大和は失いたくなかった。
もう、あんな昏い世界で生きていたくなかった。
手放したくなかった。
…だから。だから、大和は――
「…ずっと」
「ずっと一緒に、居てくれますか?」
――提督くん。
安価スレで真っ直ぐ行けるわけないやろ!いい加減にしろ!
大和さんはヤンデレという風潮
寄り道とは往々にして魅力的なもんなのよねー
話のネタにもされない空気な飛鷹先生
とは言ったものの大和さんもちょっとアレな感じはするなぁ
【10月1週】
飛鷹「…提督くん」
提督「はい?」
飛鷹「……貴方って、やっぱり実は凄いわよね」
飛鷹が、俺の成績表を見て溜息を付く。
確か、前回の模試の物であったか?
…というかアンタそれ今日の帰りに配るっつったのに先に見せていいのかよ。
提督「…凄い、とは?」
飛鷹「成績」
提督「…当たり前の事をやっているだけですが」
飛鷹「それでこんな成績を取るのを凄いって言うのよ」
言って、つまらなそうに、その紙を指で弾いた。
おい、それ俺の成績表だぞ。
飛鷹「はーぁ…養ってくれない、将来?」
提督「絶対に断ります」
飛鷹「…つれない子」
提督「…そういう問題では無いかと」
この人との共同生活とか。
死ぬぞ。過労と心労で。
コミュ対象>>+4
大和 401/500
不知火 419/500
飛鷹 *75/500
北上 217/500
五十鈴 248/500
だって安価取れないんですもん…
本当は北上さまとか五十鈴とかもっとコミュ取りたいんだけどね
さすがに400が3人以上はまずいだろう(震え声)
不知火
不知火
ぬいぬい強すぎぃ!
修羅場が加速する
倍プッシュだ…
1スレ目で鬼のようにスナイプしてる人が居たから
他のキャラ安価をとる余地がなかっt…あいえ、不知火も、愛してます(はぁと)
どうせいつも最後は2人の戦いになるんだからもうキャラ安価は2人でいいじゃないですかね!(半ギレ)
安価なら下
――屋上
提督「……」
不知火「……受けては、もらえませんか」
提督「…ああ」
屋上で、対峙する。
最初に此処で彼女と話した時より、随分と涼しくなったな。
そんなどうでもいい事を、思考の端で考えた。
不知火「…なぜ」
不知火「…どうして、ですか?」
俺は。
彼女が―不知火が好きか嫌いかと問われれば。
迷いなく前者と答えるだろう。
容姿に文句はない。
けれど――
不知火「…どうか、教えて下さい」
不知火「提督くんが、不知火を受け入れられない理由を」
不知火「…せめて、それだけは知りたいと思います」
ああ、理由…理由は――
>>+4(ルート消滅選択肢有)
A.…上手く伝えられない。
B.俺はきっと、不知火が好きだ、でも――
C.…他に、好きな人が。
4
c
b
B
C
b
b
これは…ぬいぬいルート?
aとbどっちが正解だったんだろうな
まさかルート消滅しないよな
不知火推しが凄すぎる……
お願いですから次のキャラ安価くらいは自重して下さい(血涙)
>>133
大和ルートにも片足突っ込んでるから何とも言えんな
>>135
油断してると大和さんに追い抜かれちゃうので許してください…
提督くん攻略物語になっておるぞい
B.俺はきっと、不知火が好きだ、でも――(*1.5 ED突入可能)
…今ならわかる。
俺はきっと、不知火が好きだった。
気高い少女が好きだった。
なのに、皮肉なものだ。
『俺を好きになった彼女』を、俺は好きになれないんだから。
提督「…不知火」
提督「俺は、君が好きだった」
不知火「…え?」
提督「俺は…あの頃の不知火が、好きだった」
不知火「……だったら」
提督「…あの頃の、不知火が」
重ねて言う。
聡明な不知火は、それだけで察したようだ。
不知火「……そんな」
提督「…変わって欲しくなかったよ」
不知火「そんなの――」
どうしようもないじゃないですか、と不知火は言った。
そうだ、どうしようもない。
だってこれは俺の勝手な理想で。
不知火は何も悪くない。
実に傲慢で。
実に馬鹿げた話だった。
不知火→ 500/500(次回選択により不知火ED)
いや>>1としてもびっくりするくらい偏るね 飛鷹先生は…プロローグが悪かったのか?
ネタバレ:次で大和を選ぶとか他の娘上げまくるとあんまり綺麗に終わらない
今日はここまで お付き合い頂きありがとうございました
おつ
ここまで来たら綺麗に終わらせたいな
でも綺麗に終わっても大和さんヤリ逃げされとるやないか
おつおつ
まあこの前も電と青葉に偏ってたしこんなもんなんだろうよ
今回こそは綺麗に締めたい
おつ
北上さん好きだったんだがなぁ・・・
正直0.5連打がぬいぬい推しを駆り立てた感はある
因果応報ってやつかね
乙です
乙
北上様も五十鈴も魅力的だったよ
飛鷹は他の子が強すぎたのかもね・・・
これがエロ同人常連との差……!
ここであえて大和に行きたい
俺も大和取りたいけど最近の不知火派はすごいから取れる気がしない
いっその事全員400超えさせよう(提案
ここで天才スナイパーの俺登場
めぞん一刻が好きな俺は大和さんで頑張っちゃうよ
別にここから北上様と汗だくセックスをしても構わんのだろう?
デレデレ五十鈴を見たいです!
今日は無しかね
特筆するべきことはない、何か普通にアッサリボコボコに負けた試合
お前らそんなに則本苦手なのか
始めます
よっしゃ
本気だすよ!
【10月2週】
授業中なのに、頭が働かない。
黒板に書いてある内容を見ているようで見ていない。
ノートを写す手は本当にただ動かしているだけ。
五十鈴「…こら」
提督「あー?」
五十鈴「…もう授業終わってんのに、何をノートに書いてるの?」
提督「……わからん」
気が付けば授業は終了していたらしく。
俺は黒板の端にある今週の予定を書き写していた。
五十鈴「元気ないわね」
提督「…ああ、そうなんだ、慰めろ」
五十鈴「何よその超上から目線!?」
人が心配してやってんのに―とぶつくさ文句を垂れる。
そして、少し間を開け。
五十鈴「…ま、何があったか知らないけど」
五十鈴「アンタがそんなんだと五十鈴も調子出ないし」
五十鈴「……だから、その」
提督「うっせーツインテール手綱にして教室一周するぞ」
五十鈴「なんでよ!?」
…あー。
こいつに心配される程か。
我ながら情けない。
……けれども…こうしてみると案外、五十鈴は良い奴なのかもしれない。
…いやいやいや、騙されるな俺。
コミュ対象>>+4
大和 401/500
不知火 500/500
飛鷹 *75/500
北上 217/500
五十鈴 248/500
大和
大和
大和
大和
不知火
不知火
大和
(あ艦これ)
負けた……
やめろォ!
試合に負けたけど勝負は勝ってた
ナイス
色んな意味で修羅がおるのう
凄まじいな
どんだけ大和派いるんだよ
五十鈴を割り込ませる暇も無かった…
やったぜ!また修羅場が見れるんだ!
67以上の1.5で勝利か
ここの>>1でドロドロがない終わり方なんて炭酸の抜けたビールみたいなものよ
死ぬなら前のめりに
青葉の時といい縺れるなwww
>>171
最高500だから同列だな
どうなるのだろう…
F5キーカチカチうるさいよ
――大和家
大和「…少々、元気が無いとお見受け致しますが?」
提督「…わかりますか」
勿論、と大和さんが笑う。
大和「こうして食事をする間も、どこか上の空に見えますよ」
提督「……そんなにわかりやすいですかね、俺」
大和「うふふ」
否とも是とも答えず、再び彼女は笑う。
その笑みの奥の瞳は、まるで俺の全てを見透かしているようで。
大和「…月並みな物言いですが」
空になった俺の湯呑みに、新しいお茶を注ぎながら。
彼女が続ける。
大和「悩みとは…誰かに相談すると良い、と聞きます」
大和「例え話すだけでも、スッキリすると」
提督「……はぁ」
大和「よろしければその役、大和が承りましょうか?」
提督「…大和さん」
…優しいな、やはり。
不知火の事を、彼女への想いを。
彼女へ勝手な理想を押し付けた俺は、どうするべきか。
或いはこの人なら、答えを示してくれるのかもしれない――
>>+4
A.正直に話す。
B.話さない。
C.…あくまで友達の事、と前置きして話す。
A
A
a
a
A
B
修羅場ktkr
12って…
A.正直に話す。(*1.5 強制500)
提督「……実は」
大和「はい」
提督「…俺は、ですね――」
語った。
全てを俺は大和さんに語った。
彼女は、驚きながらもしっかりと話を聞いてくれた。
まさに、一言一句漏らすこと無い程に真剣に、真摯に。
大和「……そうですか」
大和「…そんな、ことが」
提督「…はい、…きっと、俺が悪いのでしょうけど」
大和「…………提督くん」
提督「は、はい」
大和「恋愛とは、そういうものであると大和は思います」
大和「勝手な理想を押し付ける、良いじゃないですか、それも」
大和「…きっと……きっと、提督くんはその不知火さんが好きなのですよ」
大和「変わっても、変わらなくても」
大和「……捻くれ者なんですよね、ちょっと」
提督「……」
不知火の事を好いている。
言われてみるとそれが妙にしっくりと来るような気もする。
でも、それはあくまで、変わる前の…。
大和「…お互い、素直になれないから距離を置いてしまっているのでしょう」
大和「ですから…そうですね、一度、此処に不知火さんを呼んでみては?」
提督「…不知火を?」
大和「はい…素直になれない提督くんと不知火さんを、大和が少しだけ後押ししてあげます」
提督「……大和さん」
そう言って笑う彼女が、とても頼もしく見えて。
…情けないとはわかっていても。
俺は、そんな彼女の厚意に縋った。
……果たしてそれは、正しい判断だったのだろうか。
大和→ 500/500(次選択でED)
これは戦争だ
オラワクワクしてきたぞ
大和が勝つ
これは絶対であり不変だ
何が言いたいかというと
不知火派には負けたくないということだ
じゃけん飛鷹に入ればしょね~
飛鷹は置いてきた
【大和―特殊1】
奪われる。
いつだって大和の幸せは奪われる。
手に入れたものが、手から滑って落ちていく。
『不知火が――』
彼が、クラスメイトを好きになる。
それはきっと普通で、当然の事。
真っ当だ。大和なんかに好意を抱くよりも、余程真っ当だ。
お互い、あの日の『夢』については言及する事なく、避けていた。
だって、あれはあくまで夢。大和はそう前置きしたのだから。
現実ではない。彼の生きる現実には関係が無い。
一夜きり、すぐに忘れてしまう夢。
だから―諦める?
「ふ、ふふ……」
ダメ。
ダメだ。
どんな理由を押し付けてみたところで、ダメだ。
もう奪われたくはない。
大和の幸せを、世界を壊されたくはない。
真っ当だからなんだというのだ。
関係ない。知らない。どうでも良い。
彼が居ればそれでいい。
あの時とは違うんだ。何も出来ず、突然に奪われたあの時とは。
「…だから――」
大和も、理想を押し付けよう。
だって、恋をしているのだから。
「ずっと」
「ずっと、一緒に」
呪詛のような言葉。
けれど、その言葉が心地良い。
それが、大和の理想。
誰にも邪魔されず、ずっと、ずっと――
キタコレ!
非常に短いが明日はどうしても早起きせねばならないのでここまでです、申し訳ない
お付き合い頂きありがとうございました
寄り道しなけりゃどうあっても次で終わります
いいねいいねぇ!最っ高だよ!
これはぬいぬい一人じゃ厳しそうだなぁ
…もっと修羅場を加速させて分散させなくては
乙 めぞん一刻は何処へ行ってしまったのか
まああれも大概だったが
乙
乙でした
乙でち
了解
しかしあそこで大和に相談したのは悪手だったか…
身を引いてもらえるかなと期待したけど逆だったな…
何も言わなければ病まなかったのだろうか
乙です
乙乙
ま、引いてくれる訳無いですよねー
この段階だと他のヒロイン推すのもう無理?
五十鈴や北上さんまとめてヤンデレにしようぜ
何故屑提督にするのか
不知火にしとけばいいいものを
皆が同じ艦娘を望んでいるとは思わない事だ…
安価スレで住民の意思が一つに纏まると思うのは危険な考えじゃよ
不知火派が2人に対して大和派は大勢だもんな
これは勝てんわ
今までの安価見ると夜は大和派が大勢いて深夜になって大和派が寝てから徐々に不知火派が増えてるイメージがあるな
つまり大和派→健康的ニート
不知火派→不健康ニートってことか
ニートワロタwwww
大和派→学生
不知火→社会人
じゃね社会人は仕事忙しくて深夜にしか顔出せんやろ
乙デース
よし大和取るぞ
やはり最後は二者択一になるのだろうか…
いっそのことどちらかをペットにでもすれば丸く収まるのではないだろうか…
最初の大和ペットのまま進んでたらどうなってたんだろう
大和さん人気有り過ぎィ
なんでこんなに人気有るの?
ちょっと見ない間にすげぇ殺伐としてるんだけど、戦場はここですか?(震え声
大和さんからの後押し(物理)
気が付いたら寝てた、いかんなぁ
始めます
きたか
ぽい?
キタコレ!
シャオラ!
【10月3週】
北上「てーとっくーん、おっはよー……ん?」
提督「………」
朝…というより昼もほど近い時間帯。北上さんが目覚めてくる。
休日だし別にその怠慢さを責める気はない。
けれども…。
北上「…なーに見てんのさー…あ、やっぱりアタシが気になっちゃうー?」
北上「えっへっへー……って、おいおい、てーとっくーん」
北上「…ひゃうっ!?」
乱れた寝間着姿の北上さん。
その躰を、乱暴にソファに倒す。
提督「…動かないで下さい」
北上「え?え?え?えー!?な、なになにこの急展開もしかしてアタシの貞操の危機!?」
提督「…だから、動くなと」
北上「た、たんまたんまたんまーっ!乙女の心はこんな時には準備が必要なのですよ!」
提督「北上さん、…あまり、俺を煩わせないで下さい」
北上「…ひゃ…ひゃいっ、はい、大人しくしますっ、どうぞお好きにっ」
北上さんの動きが止まる。
肌の色を朱に変え、目をぎゅっと瞑って。
提督「……やっぱり」
北上「…あ、あの…てーとっくーん…」
提督「…値札、付きっぱなしですね」
北上「………は?」
崩れた寝間着の後ろ襟。
そこには、最新のファッションを牽引するメーカーしまむらの銘が刻まれた値札。
ふむ、うっかりさんだな。取ってやろう。
北上「…な」
北上「……なんっじゃそりゃああああああ!」
ちくしょー!と北上さんが大声で叫ぶ。
…そこまで恥ずかしがる事か?値札。
コミュ対象>>+4
大和 500/500
不知火 500/500
飛鷹 *75/500
北上 217/500
五十鈴 248/500
大和
大和
大和
ぬいぬい
大和
不知火
なんとか取れたー
勝てんかったか・・・
スナイプお見事…
不知火派少なすぎ
不人気なんやろか
取れたと思ったんだが残念
>>231
うむ
気が付けば終わっていた
まだ不知火が幸せになれるとは限らないよね?(ニッコリ)
不知火好きが連取とか好き好きアピールで悪目立ちしたから、対抗馬として大和が使われたんだろうな
怒涛の分岐が提督を襲う
――大和家
不知火「…これ以上、不知火に何を言おうと言うのですか」
もう終わった事ではないか―と、彼女は言った。
何も返せなかった。
俺自身、よくわからないのだ。
一度は断った。それは確かにその通りだ。
それでも――
大和「まぁまぁ、お茶でもどうぞ、お二方」
不知火「……」
湯気の立ち上る湯呑みが置かれる。
良いタイミングだと思う。
あのままだと、沈黙が流れるばかりだっただろう。
…やはり、この人の言う事を聞いてよかった。
不知火は勿論、俺の誘いに怪訝な顔をしたが…。
結局こうして、来てくれている。
…感謝すべきだろう。
この期に及んでよくわからないなどと言っている俺などを、こんなにも好いてくれる。
尤も、不知火にそこまで好かれる理由は…わからんが。
大和「提督くん」
提督「…はい」
大和「不知火さんも」
不知火「…はぁ」
大和「素直になればよろしいのですよ」
提督「…素直?」
はい、と大和さんは頷く。
大和「素直に、率直に、実直に」
大和「心の動きに従えば良い」
大和「提督くん」
大和「貴方は、不知火さんをどう思っているのですか?」
…不知火を。
俺は、不知火をどう思っている?
好きだった。それは確かだ。
でも、今の不知火を――俺は、嫌いになっているのか?
理想に、幻影に固執しているだけではないのだろうか?
不知火「………」
不知火は、待っている。俺の、言葉を――
>>+4
A.…好きだ。不知火が好きだ。
B.…違う。俺が好きな不知火はもういない。
A
B
A
a
B
B
やった!第三部完!
危ねえ
取り逃してヒヤヒヤしたぜ
>>245
大和さんから逃げられるのか…?
もう一回選択肢はあるだろうな…
好きだ。
好きなんだ。
違っても、変わっても。
俺は『不知火』が好きなんだ。
捻くれ者だった。つくづく。
…最後まで、こんな時まで結論を出せずにいたけれど。
不知火が、好きだ。
提督「……好き、だ」
不知火「……!」
提督「…好きだ、不知火が」
変わってしまって。
俺の手の届かない場所に彼女が行ってしまうようで。
俺がそれを引き起こしてしまうのが。
怖くて、恐ろしくて。
だから、理想を追った。幻影の彼女を見ていた。
でも…そうだ、そんな彼女は、帰っては来ないのだ、もう。
『変わったもんは、元に戻んないよ』
…ああ、その通りだ。
なのに、拘泥して、否定して。
取り戻そうと躍起になって。
結局、不知火を傷付けた。
提督「…ごめん、不知火」
提督「わかってたけど、わからないふりをしてた」
提督「…今の、今まで」
不知火「…提督くん」
提督「…嘘偽り無く、今なら言える」
提督「不知火が、好きだ」
不知火「提督、くん……」
どこまでも、どこまでも愚かだった。
けれど、不知火はそんな俺に笑ってくれた。
大和「ふふっ」
大和さんも、笑った。
心から、愉しそうに。
大和「やっぱり…やっぱり、そうですよね」
大和「…ああ…もしかしたら、と思いましたけど」
大和「やっぱり、そうなんですね」
提督「……大和さん?」
!?
ここからが本当の地獄だっぴょん!
大和「ねえ、提督くん」
提督「…は、はい」
大和「大和は、恋をしました」
提督「…はぁ」
…意図が掴めない。
この人の話の意図が。
大和「永遠の様に見えました」
大和「ずっと続くって、信じてました」
大和「…でも」
彼女の視線の先―黒塗りの仏壇。
大和「簡単に、終わっちゃいました」
大和「ねぇ、何が足らなかったんでしょうか?」
提督「………」
…わからん、というしかない。
けれど、なぜか言葉が出ない。
そんな事を、彼女に対して言えない気がした。
大和「…恋愛は、理想の押し付け合いでしかありません」
以前、彼女が俺に諭した言葉。
それをもう一度言う。
但し今度は、自分自身に言い聞かせるように。
大和「きっと、足らなかった」
大和「大和の理想が、足らなかった」
大和「だから、もう繰り返させません」
大和「ずっと、ずっと一緒に」
大和「最後まで、真実に、永遠に」
提督「あの、何を――」
大和「その為に邪魔な者は」
大和「大和の世界を壊す人は」
大和「いらないんですよ」
立派な仏壇、その脇に立てかけられた細長い紫紺の袋。
彼女がそれを手に取る。
中から出てきたのは――無骨な拵えの、一本の刀。
彼女はそれを躊躇いなく抜いた。
抜いて―切っ先を、不知火に向けた。
ヒエー
やっぱりボン刀だしてきたー
電ちゃんとはヤンデレ力が違いすぎる…
これは死人がでるぞ…
すまん、ちょっと思考タイム兼風呂
しっかり考えときゃ良かったな
了解
この前みたいに大団円orヒロインだけにルート分岐するのかねえ
それとも今回は提督や不知火が死んだりして…
提督「ひっ……」
…切っ先、その先端。
それは立ち上がった俺に再び尻餅を付かせるだけに十分な威圧だった。
大和「不知火さん」
不知火「何か」
大和「退いては…くれませんか?」
不知火「…いいえ」
動じなかった。
大和さんはおそらく、不知火を殺せるのに。
彼女が少しでもそうしようと思えば。
なのに、不知火は無表情を崩さない。
恐れていない。刃を、死を。
不知火「…滑稽ですね、貴女は」
大和「……何を」
不知火「奪いたいのなら、すぐに殺せばいい」
不知火「不知火を殺せばいい」
大和「…っ!?」
不知火「そんな物で、本当に奪えると思うのならばやればいい」
不知火「今―不知火が殺されれば」
不知火「…提督くんの中で、不知火は永遠になる」
不知火「貴方が彼をどうしようが、彼は不知火を忘れない」
不知火「…永遠に、好きだという記憶を抱いたまま、生きていく」
不知火「不知火は提督くんと真に結ばれるんです」
不知火「ああ―」
なんと、素晴らしい事か。
嗤う。大和さんを嘲り、憐れみ。
ぞくりと背筋が寒くなる。
…不知火だ。あれが、あれこそが不知火だ。
俺の好きな少女。死すらも恐れぬ狂おしきまでに気高き少女。
アレに比べれば、大和さんはいくらか正気だと。そう思いすらする。
…そんな時、カシャ、と後手に何かが当たった。
脇差だ。一体、いつからそこにあったのか。
………。止めるのに、使えるか?
…少なくとも、動かないよりはマシだろう。
間違いなく、このままでは大和さんが不知火を殺す。
そして、不知火は嗤ってそれを受け入れるだろう。
…それは…それは、駄目だ――
>>+4
A.大和さんを刺す。
B.刀を止める。
B
b
B
b
良かった満場一致か
Aとかバッドエンド臭プンプンするもんな
やっぱ皆大和さん好きなんすね~
>>265
流石に不知火派でも見え透いた地雷に突っ込むやつはいないと思うが
こっちが正解で良かったんだよな…
見え透いた地雷かと思いきや実はそっちが正解とかよくあるよね
あー北上様かわいい
やっぱり北上様がナンバーワン!
貞操の危機にうろたえる北上様かわいい
この前は包丁を手で受け止めてたけど今度は刀だぜ
死ぬ未来しか見えねえ…
あんまわかりにくくするとね いつからバトル物になったこれは
大和「……そうですか」
大和「だったら――」
死んで下さい、望み通りに。と大和さんは言った。
大和「……どうでも良いんです」
大和「大和は、彼が居るのならどうでも良い」
大和「…それ以外なんて、知ったことか」
不知火「……………」
相変わらず、不知火は口を笑みの形に歪めたまま、動くことは無い。
ただ、大和さんを見ている。
大和「………」
静かに、大和さんが刀を鞘に収めた。
それは、戦意を失ったのでは無い。
大和「せめて、一太刀で」
必殺の構え。必殺の間合い。
不知火はそれでもうろたえない。
……。
やるしかない。
やらなければ。
不知火が良かろうとも、俺は全く良くない。
俺はやはり、不知火が居て欲しい。彼女と生きたい。
やはり、彼女は異質で…凡百は、俺だ。
…普通でいいのだ。普通で。
大和さんの事は…言うまでもなく、俺に責任があり。
…ならば、止める。
無理でも止める。
あの刀を止める。
少なくとも今の俺は、大和さんの意識の外。
…それなら、或いは。
大和「…………」
あのまま大和さんが抜いた刃は鞘を走り。
滑走路で勢いをつけた刃は、そのまま不知火の首を落とそうと真っ直ぐに向かうだろう。
それを、止める。
大和「……ふっ!」
彼女が気合を入れる。
…刀が抜かれる、今!
大和「………っ!?」
咄嗟に割って入った俺に大和さんは驚き、剣を止めようとするが、勿論そんな事は敵わない。
勢いをつけた刃は脇差に当たり―鋭い金属音を響かせた。
怒涛の選択肢はまだあるのかね
それともEND確定?
なんか帰ってきたら安価終わって修羅場ってた
>>271 確定 本当はもっと用意しようと思ったけどね、段々何書いてるかわかんなくなってきたから
…肘から先が無くなったかと思う程の衝撃。
実際、感覚は無かったが―まだ、付いていた。
何の奇跡か、俺は受け止めていた。
脇差で、刀を。
無我夢中で、まるで脇差に引っ張られるような剣筋だった。
多分一生に一度くらいしか出来ないだろう、これは。
大和「……提督くん」
提督「……やれば出来るもんですね、なんか」
大和「……死んでたかもしれないのに」
提督「……それはそれで、まぁ、良いかなと」
大和「……不知火さんの為に?」
提督「はい」
大和「…死んでも良いと、思ったの?」
提督「はい」
大和「……そう」
大和「…その脇差、仏壇にしまってた筈なのに、な」
提督「…よくわかんないんですけど、転がり込んできまして」
大和「………そっか」
大和さんが、刀を再び鞘に収める。
…今度こそ、戦意を失ったようであった。
大和「…わかってたんだけどなぁ」
大和「……不知火さんに言われるまでもなく」
大和「…わかってて、それで良いと思ってたのに」
大和「許して、くれないんだ」
大和「…勝手に居なくなったくせに、大和を止めるんだ」
大和「………最後まで、勝手だなぁ」
呟いて、大和さんが崩れた。
そうか、この脇差は…。
って、そうだ!
提督「不知火っ!」
振り返る。大好きな少女を。
不知火「……………」
不知火は…動かない。
提督「………おい」
笑ったまま、彼女は気を失っていた。
…えーと、あの。
器用、ですね。なんつーか。
不知火さんェ…
今日は3週目のヒロイン選択安価やるのかい
それとも明日に持ち越しかねえ
刺しに行ってたら誰がしんでたんだろう
そりゃもう全滅よ
一応ヒロインまで決めようかなーと、(>>1の)時間はたっぷりある
エピローグ書く前にちょいと休憩、反省点だらけだね
というか北上様取ってよ!一番考えてたのに!
よっしゃ今日は徹夜じゃ
北上様も魅力的だったけど安価取ろうと思ったときには
すでに大勢が決してて・・・
今回こそ陽炎狙わなきゃ(使命感)
北上様ははねぇ…うん、0.5連打出た分不知火に出番回っちゃったからなぁ
ね、寝たいのに…
キャラ安価のせいで寝れないじゃない……
北上様リベンジって事で縁の深い大井っち狙ってみようかな
あまり付き合わせるのも悪いしなら先にヒロイン決めて明日エピローグとプロローグ同時投下しようかね
深夜にひっそり投下になるかもしれんけど
というわけで唐突に一人目>>+4
陽炎
幼馴染
やっべwwww
島風→孤児
比叡/提督の双子(血のつながり無し)
雷
大井
同級生
曙 妹
くぅ
榛名 幼馴染
しまった関係書くの忘れた…
クラスメート希望だたけど>>1の裁量でお願いします
了解 雷 クラスメイトで
二人目>>+4
夕立
妹
陽炎
幼馴染
那珂改二 超人気アイドル
球磨 超高校級のスラッガー
曙 妹
榛名 幼馴染
大鳳 家を失った同居人
どういう事だってばよ…!?
スラッガーw
ソフトボール部にでも入ってるんだろ(適当)
しゃーない、野球させるか
三人目>>+4
プニキww
陽炎
幼馴染
大井 後輩
間宮→バイト先の店主さん
比叡/提督の双子(血のつながり無し)
榛名 幼馴染
曙
妹
2秒…だと!?
お、間宮さんとは
四人目>>+4
千代田 姉
比叡→提督の双子(血のつながり無し)
陽炎
幼馴染
多摩 エースピッチャー
曙 妹
今月分の運使い果たした
kskst
大井 後輩
夕立
妹
榛名 幼馴染
あと一人…か……
エースまで揃わせる気なのか(困惑)
地味に那珂ちゃん書くの初めてだったりする 拙いと思うけど寛大な心で許してください
ラスト>>+4
kskst
曙 妹
大井 後輩
阿武隈 義理の妹
陽炎
幼馴染
おやすみ
榛名 幼馴染
今回もD敗北か…切り替えてく
取れなかったか…
エース投入ならずか・・・無念
雷(クラスメイト)
球磨(スラッガー)
間宮(バイト先の店長)
那珂(超人気アイドル)
阿武隈(義妹)
まとまりが…無いっ
プロローグとエピローグ書いてきます、多分明日になるっぽい!
お付き合い頂きありがとうございました
なんかいつもまとめ方がアレですんません
しゃーないか
4週目は頑張ろう
>>337
欲張りすぎワロタ
赤城那珂島風あたりがヒロインやってるSSは意外と少ないよな
大体ネタキャラという・・・
いっそ自分で比叡のSSを書いてしまうか…
いやでも>>1のが見たいなあ
4周目は頑張ろう
乙乙
深夜中に来てくれるって信じとるで(無茶振り)
>>337
球磨の時点で一人だけ別スレ的なアモトスフィアはいってんだから十分だろオラァ!
>>342
期待してるで
明らかにくまーだけ浮いているww
これはハチミツやってますわ
ホームランダービーかな?
ホームランダービーワロタwwwwwwww
終わってた…
【エピローグ】
北上「ふむむあむはむー」
提督「日本語を喋りましょう」
北上「…いやいやごめん、アタシのOSが壊れてた」
北上「…で、なんだっててーとっくん、聞き間違えだと思うけど」
提督「彼女が出来ました」
北上「…はにゃう」バタン
提督「ちょ、おい、こら」
北上さんが倒れた。
…普通に朝飯を食べてて、『あ、そういえば』というノリで切り出す話じゃなかったか?
しかし深刻に切り出しても仕方ないだろう。
北上「…一体どこのどいつが泥棒猫でてーとっくんを奪い去って行ったのじゃー!?」
がばーと勢い良く復活。
元気だなぁ、朝から。
提督「クラスメイトです」
北上「…どんな奴じゃ」
提督「アンタと正反対な人です」
北上「……まじかー」
提督「マジっす」
北上「…そっかー」
会話は、そこまで。
再び俺達は朝飯に手を伸ばし始める。
北上「あのさー」
提督「はい?」
北上「…じゃあ、出てった方がいい?」
どっちでも良いけど、と続ける。
提督「…いえ…」
提督「別に飼い猫くらいで怒る狭量な奴では無いかと」
北上「……猫かい」
提督「概ねそんな感じでは?」
北上「……ま、そんなら…別にいっかー」
「てーとっくーん、おかわりー」
五十鈴「……ふーん」
五十鈴「ま、仲良かったもんね」
提督「ああ」
五十鈴「…幸せそうな事で」
提督「おう、幸せだ、この世の春、絶頂だ」
五十鈴「…うっざいなー」
うへ、と五十鈴が舌を出す。
ふん、参ったか、俺の幸せっぷりに。
五十鈴「……はぁ」
五十鈴「おめでと」
提督「……お、おう?」
五十鈴「何よ」
提督「いや…」
五十鈴「五十鈴だって祝福くらいはするわよ」
……何だこいつ。
気持ち悪いぞなんか今日は。
提督「……悪いもんでも食ったか?」
五十鈴「…アンタね」
五十鈴「たまには素直に受け取りなさいよ」
提督「…へい」
…ま、そうしよう。
素直な五十鈴の遭遇率なんてはぐれメタルより低い。
「……ほんっと、ムカつく奴」
提督「はっは」
作業。
押し付けられた作業。
なのに捗る捗る。
ずんずん進んでいく。
飛鷹「…なに、どうしたの?」
提督「いえいえ、不知火を待たせていまして」
飛鷹「……不知火さん?」
提督「…この度めでたく恋人に」
飛鷹「あー…はいはい、おめでとー」
提督「さてそういえば飛鷹教諭、貴女はその辺のお話をお聞きいたしませんが」
飛鷹「察して…って、察した上で言ってるってわけね」
提督「お美しく若いので、そりゃもう彼氏の2、3はおられるのかと」
飛鷹「…追加、作業追加よ」
提督「ほげっ!?」
どすん。
今まで片付けた倍くらいの紙の束が俺の前に投げられた。
提督「お、横暴だ…」
飛鷹「教師をからかった罰」
提督「………ぐ」
「……ま、お幸せに」
大和「…提督くん」
提督「どもっす」
大和さんの家。
仏壇の扉は、再び開いていた。
写真と、脇差が見える。
提督「…やっぱ、この方が良いんじゃないっすか?」
大和「……冷たいですね」
提督「…殺されかけたんで」
大和「ふふっ」
大和「…そのくらいには、手に入れたかったんです」
提督「…光栄、ですね」
大和「…何なら今」
提督「……ご冗談を」
大和「………」
提督「………」
大和「……提督くん」
提督「はい」
大和「……」
大和「…また、ご飯を食べに来てくれませんか?」
大和「不知火さんと、一緒に」
提督「……アンタ中々無茶苦茶言いますね…」
大和「ふふっ」
提督「…俺は良いですけど」
提督「不知火は、何と言うか…」
大和「ま、どちらでも構いませんよ」
大和「もう、大和は何もしません」
大和「また怒られては敵いませんから」
「…夢は、夢のままで――」
来たかー
待ってて良かった
提督「あのさあ」
不知火「はい?」
提督「いや、この前の事」
不知火「…刃傷沙汰の?」
提督「傷は起きてないだろ」
不知火「…似たようなものでしょう」
提督「ん…まぁ、あの時」
提督「何で挑発なんかしてた?」
提督「そりゃ、お前は怖くなかったかもしれんが――」
不知火「いえ」
不知火「めちゃくちゃ怖かったです、おしっこ漏らしそうでした」
提督「……大真面目な顔で言われても」
不知火「…何というか」
不知火「提督くんに好きと言われて舞い上がっていました」
提督「いや、お前な」
不知火「と、言う他ありませんので」
提督「……死ぬかもしれんかったのに?」
不知火「なんとなく」
不知火「…なんとなく、提督くんが助けてくれる気がしたので」
不知火「…言いたいこと、全部言ってしまいました」
提督「…なんだその信頼」
不知火「ふふ、なんでしょうね」
不知火「…不知火はきっと、弱くなった」
不知火「一人だと、前よりずっと弱い」
不知火「けど――」
「貴方と一緒なら…強いですよ、不知火は」
「……よーわからん」
「そうですか、ま、それも良いでしょう」
「かっこ良かったです、脇差を振るう提督くん」
「…振るわれてたがな」
「また見たいです、もう一遍挑んでみましょうか、ごーごー」
「やめてくれない!?」
俺は平凡だった。
彼女も平凡になった。
いくらか、彼女の表情は柔らかくなった。
良く笑うようになった。楽しそうに笑うようになった。
鋭い眼光は、その刃を潰されて。
その表情は、昔の彼女よりも、魅力的に見えた。
…後の問題は、そうだな――友達を作らねばならぬだろう。早急に。
【不知火 ED】
以上です
さてプロローグ書くかー
乙
おつおつ
意外に優秀なクマちゃんが青春ドラマのヒロインに決ってるクマー
乙
乙 くまーがいったいどのように料理されてくるのか期待
阿武隈さんの人ちゃっかりアイドルの方も取ってるのな
羨ましい
乙
プロローグ頑張って
【プロローグ】
熱気があった。
視線があった。
視線は全て、俺に刺さっていた。
…先程までは。
『4番 サード 球磨くん』
「…しゃー!かかってこいクマー!」
その『少女』は、全ての視線を独り占めしていた。
マウンドに立つ俺など、誰も見ていない。
…屈辱。
屈辱だ。
俺はこのグラウンドで一番高い場所に居るというのに。
金属バットを振り回す少女は、視線の全てを気にも留めずにバッターボックスへ入る。
捕手からのサインに、いや、駄目だと首を振る。
1球目は決まっているからだ――!
左腕を思いっきり振り、ボールをリリースする。
「…クマー!?」
少女が、大きく仰け反った。
内角高め―どころか、ともすれば当たるかもという顔面の前に思いっきりストレート。
「はっ」
笑ってやる、審判に挑発と取られてもいい。
とりあえずこいつに気持ちで負けるな。
そんな自分自身への言い聞かせを込めたような球。
「……ふーん、いい度胸だクマ」
145kmを計測したそれを、彼女もまた鼻で笑う。
…おいおい、ビビれやちっとは。
さて、だがまぁ、無影響という事はあるまいて。
捕手のサインは、外角にチェンジアップ。
あのコース、あの球速を見せられた後だ、こいつには反応出来ねーだろ。
「…クマっ!?」
ほれみろ、タイミングを外されてフォームを崩してやがる。
勝った!ふっはっは!
「……なめるなクマー!」
そんな無理な態勢から振りぬかれるバット。
……響く、金属音。
当てた!?馬鹿な。
…あのコースをあの態勢で流して外野まで運ぶとは、やっぱこいつ、化物だ。
ライトの右野先輩ならまぁ、あんな平凡なフライ大丈夫だろうが…。
そう思って振り向き、打球を見て――目を疑った、…疑うしか無かった。
硬球は、ライトを、ギリギリながらもフェンスを超えて。
「…おいおい」
「ふっ…また一つ伝説を作ってしまったクマー…」
バットを投げて、大きくガッツポーズとばかりに手を挙げる。
集められた視線は、それに更に熱を持った。
俺に出来るのは、ぴょこぴょこと跳ね回りながらダイアモンドを一周する少女を見守るだけ。
練習試合でよかった、と思う。
ちょっと、今日はもう投げられそうにない。
『超高校級のスラッガー』
全く、噂に違わぬ化物だった。
「阿武隈ぁー!」
「もー、お兄…前髪崩れるったらー…」
何故だ…。何故敗れる。
俺もまた、『天才』と言われた男だというのに…。
義妹の躰に縋るように抱きつく。
うざったそうにしながらもしかし、それを払うことはしない。
「…お兄ー」
「おかしいだろ!?何でアレ打つんだよ!」
「あたしには野球わかんないってばー」
…中学時代から、俺はかなり名を馳せた投手だった。
高校に入り、その名は更に上がる。
左腕から放たれるMAX148kmの直球、切れ味鋭いスライダー、タイミングを外すチェンジアップ。
あとまぁ概ね2回に1回は狙ったとこ行く制球。
1年ながら甲子園は当然、その先もあると言われていたし、自負もしていた。
…あの屈辱の夏予選までは!
1回戦だった。
相手は無名校。楽勝だと思っていた。
『絶好球クマー!』グワラガキーン
…4打数4安打4HR。
これが確かあの化物との最初の思い出。
…秋予選も。
『はっは、甘いクマー!』カッキーン
…さっきの練習試合も。
『なめるなクマー!』カキーン
いっつも打たれてるじゃねーか!
「阿武隈ぁー!」
「…お兄…暑いよー」
「可哀想な兄を慰めてくれよー…」
「もー…はいはい、いいよいいよ、あたしの力が必要なんだね」
「…阿武隈ぁー…」
「……ほんとダメ兄ぃ何だから、仕方ないなぁ」
阿武隈。俺の義妹である。
彼女が義妹になった経緯は―まぁ、色々あった。
元々義父の連れ子であったが、その義父はもういない。
それは――
「あ、お兄、そろそろバイトの時間じゃないの?」
「…マジだ…ま、阿武隈分も補給出来たし、良いか」
「…何よそれ」
「阿武隈のパワー」
「ちょっとそのまま過ぎない?」
「分かれば良いだろーよ」
「…お兄」
「ん?」
「頑張ってね」
「…ああ」
――頑張るよ。
…言って、俺は病室を後にした。
『横須賀中央病院』―それが、今の阿武隈の住まいである。
バイト先は、近所の喫茶店。
『間宮』―和洋折衷と言えば聞こえの言い、統一性の無いメニューの店だ。
「こら」
「…なんすか?」
「…今、失礼な事考えてませんでした?」
「いえ…」
…何故わかる。
…やはり天才か。
しかしなぁ…『あんみつ入りコーヒーフロート 蓬の香り』とかいうメニューを出してたらそりゃ文句も言いたくなる。
基本的に普通のメニューは美味いのに、何故こんな物を作るのか。いや、創るのか。
そして俺を実験台にするのはやめて頂きたい。
蓬とコーヒーとあんみつが合うわけねーだろ。
「……ふぅ、暇ですね」
「…ですね」
「あ!そうだ、そういえば新しい創作メニューを…」
「遠慮致します」
「えー…?美味しいですよー?」
はい。質問です。
なぜ水飴と生クリームを取り出したのですか。
まさか掛けるのですか。
もう一度ふぅ、と溜息を付き、沈黙が流れる。
…本題、とばかりに間宮さんが切り出した。
「………阿武隈ちゃんは…」
「…はい、元気です」
「……やっぱり、お金は…」
「…そりゃ、一朝一夕には」
「でも大丈夫ですよ、俺にはこの腕が有ります」
左腕を捲ってみせる。
間宮さんは、微妙な顔で微笑んだ。
「…何億の腕に、給仕をさせて良いのでしょうか」
「…いやまぁ、生活費は要りますし」
「……ちゃんと、休んでますか?」
「ええ、ご心配無く」
カランコロン、とドアの開く音。
「お客さんですね、行ってきます」
「…提督くん」
「……無理、してますよねぇ…」
………うむ。
不審だ。不審者だこいつ。
と、一目でそう思った。
濃いサングラス、ニット帽、マスク。
通報してやろうかこの野郎。
「…お客様」
「えっ!?な、何かなぁー!?」
「…お帰りはあちらです」
「ちょー!?な、那珂ちゃ…ゴホン、お客に対してそれは無いんじゃない!?」
「……客、なのか」
「そこ疑ってるの!?」
「…まあいいや、適当に座ってて」
「店員の態度じゃない!?え?那珂ちゃん客扱いされてない!?」
…うむ。
存外に面白い奴であった。
本当に適当に座ったので、とりあえずメニューと水を持っていく。
「こちらメニューです、見せませんけど」
「なんでっ!?」
「オススメは『あんみつ……入りコーヒーフロート(ボソッ 蓬の香り』ですからこれにした方が良いですよ」
「……何か真ん中省かれてない?」
「いえいえ滅相も無い、見たところ一見さんのようですので、助言をと」
「じゃあ、それとアイスコーヒーを貰っちゃおうかなっ!」
「…ぷっ…あ、いえいえ、はい、承りました」
「笑った!?」
…コーヒーにコーヒーとは、ぶはは、馬鹿じゃねーの。
誰だよそんなもん薦めたの、あ、俺だ。
さて、注文が入って大喜びの間宮さんから謎料理を受け取り、持っていく。
とりあえず見た目ですぐわからんようにフロートの中にあんみつを沈めておこう。
そしてそれを置き、離れようとしたところ。
「…んー…」
「…何か?」
ちっ、やっぱり見た目がコーヒーフロートなのがまずかったか!?
…が、どうにも違うようで。
いや、俺が言うことじゃないけど疑えよ。
「何処かで見たことあるなぁって…」
「俺をですか?」
「…うーん、気のせいかなぁ?」
「…あ、そうだ、思い出した!」
…生憎俺にはこんな不審者丸出しファッションをする前衛的な友人はいないと思うのだが。
勝手に思い出されてしまったぞ、どうしよう。
仕方ない。
「……あ、すいません、警察ですか」
「何で通報するの!?」
「…え、いや、自分ちょっとストーカー被害とかマジで怖いタイプなので」
「あーもー!違う、違うったら!雑誌で見たの!」
「…雑誌?」
「そ、週間高校野球!」
「……あー…」
「確か…そうだ、提督くんだ!提督くん!」
…なるほど、そういう関連か。
しかしマイナーな本読んでるなこの人も、見たとこ同年代だろうに。
「…握手してやるから手洗うんじゃねーぞ」
「なにそれ!?新手のイジメ!?」
「…でも…ふふーん」
「?」
「握手してってせがむのはどっちかなぁー?」
何言ってんだこいつ。
やっぱり通報するべきか。
「…ちょ、待って!携帯しまって!今外すから!」
そう言って、不審者3点セットを外していく不審者。
…疑問なのだが、不審者セットを外した不審者は何と呼べばいいのだろうか。
「…じゃーん!」
くりっとした丸い瞳。団子に結ったショートヘア。
概ね、美少女と言って差し支えない容姿である。
…だが。
「……で?」
「えー!?わかんないの!?那珂ちゃんの事わかんないの!?」
…ふむ。
いやいや、小さな頃にケッコンを約束した幼馴染的なアレか?
…んなわきゃねーな。
「ほ、ほらほら!見たこと無い!?テレビとかで!?」
「…悪いが、最近テレビを見る程の暇がなかったもんで」
「…あぅー…マジかー…自分が相手を知ってるのに相手が自分を知らないのってちょー久しぶりー…」
那珂ちゃんショックーという声が微妙に癪に障る。
「…こほん、では改めまして!那珂ちゃんです!」
「……提督です」
「ふふん、アイドルやってます!」
「…愛奴隷?」
「違うよ!アイドルだよ!」
曰く。
那珂ちゃんとやらは最近巷で超話題の超銀河シンデレラガール総選挙No1の超スーパーアイドルらしい。混ぜ込みすぎだろ。
勉強になった。
「ふふん、握手して欲し…ぶっふぉっ!?何これマズっ!?」
…が、あれだな。
頭の中身は…あれだな。
学校で授業を受ける時間、という物が一番面倒くさい。
といっても、貴重な睡眠時間となってくれているので…まぁ、無下には出来ない。
けれど、最低限の成績も収めねばならぬというのが悩みどころ。
「…うーむ」
思うのだが、xって何だ。小学校の時みたいに□で良いじゃんもう。
方程式を因数分解とかいう謎工程を行う理由がわからんし、最悪だ。
俺の頭が分解されそうだ。
くっ、まさかこれが教師の陰謀か。
分解して細切れにするつもりか。
「提督くん」
「雷」
「…また寝てたわね」
「…しゃーない、起きててもわかんねーんだ」
「そっか」
それはご尤もね、と雷―隣の席のクラスメイトが笑う。
「…はい」
「…ノート?」
綺麗に、几帳面に書き込まれたわかりやすいノートが俺の前に置かれる。
「うん、提督くん、部活と…その、家の事で大変なんでしょ?」
「……」
「…あんまり触れられたくなかったかな、ごめんね」
「あ、いやいや、そんな事は」
知らず、顔が険しくなっていたらしい。
不安げに言う雷に、笑顔を作ってみせる。
「良かったら使って欲しいな、そのノート」
「…ありがとう、今すぐに写して――」
「ううん、それ、貰っていいわよ」
「へ?」
「提督くんの為に写した分だから」
「……い、いや…そこまでは」
「良いのよ、我が校期待のエースに、私がしてあげたいだけだから」
「雷……」
「…ありがとう」
悪いとは思ったが、もう既にノートは出来てしまっている。
…ならばそれは貰うべきだ。
それが彼女の厚意に応えるというものだろう。
「…ううん、もーっと私を頼っていいのよ?」
「そんじゃ、次は世界史でも頼もうかな」
「ん、わかったわ」
「お、おいおい…本気にしないでくれよ」
「…こう見えても、世界史は得意だしな、大丈夫」
「……喜望峰を発見したのは?前回の授業よ、これ」
「……そりゃ、アレだろ、……船乗りの…ジャック・スパロウ」
「……今度、ノート作ってあげるわね?」
「…ありがとうございます」
「よろしい」
満足気に、ニカッと雷が笑った。
さて。
早足で駆け抜けたい、学園生活。
その第二学年が、始まった。
以上
眠気のテンションで書ききったから色々アレかもしらん
乙乙
起きてた甲斐あったわ…とりあえず那珂ちゃん狙いや!
おっつおっつ
薄幸の美少女阿武隈とか新機軸…だが以外と合うのがまたなんとも…ww
もちろん私はクマー推しで(not阿武隈)
このスピードで書き上げるのか…
おつつ
僕は雷ちゃん!
乙
これは雷ちゃんか阿武隈狙いだな
雷ちゃんに駄目提督にして貰おうか
>方程式を因数分解とかいう謎工程を行う理由がわからんし、最悪だ。
>俺の頭が分解されそうだ。
>くっ、まさかこれが教師の陰謀か。
>分解して細切れにするつもりか。
どっかに似たような事言ってたパワポケ主人公が居ましたねぇ…確か10だったか。
あ、私は安価取った雷ちゃんを推します
阿武隈と雷はヤンデレの素質が高いな
>>379
セットヴァルエンチンですねわかります
ダメクラスメイト製造機雷ちゃん
乙。寝落ちしてキャラ安価に参加出来なかった…
二回目ヒロイン達の大まかなルート解説はあるのかな?
>>383
一回目が特別で次回からは見せないんだって
乙デース
これまた個性的なヒロインですな
球磨とどう絡むのか気になるねー
乙です
>>379
因数分解ってなんだよ、勝手に分解すんなよ、そのままにしておけよ。ってやつか
これは雷ちゃんかな
これはダメ提督待ったなしですわ
クマーと那珂ちゃんのパートが印象強すぎい!
前回前々回とドロドロだったんで今回は青春物で行きたい所
パワプ□クンポケット並の青春モノカッコカリ
>>392
BADルートはアイキャンフライしたりメロンパンだったりするんですねわかります
>>392
甲子園優勝しないと彼女死んじゃうな
球磨を倒さないと阿武隈が死にそう
超能力者やヒーローがいる可能性が微粒子レベルで存在している?
カンコレクンポケットかな
もしかしたら超銀河アイドルの那珂ちゃんが宇宙人かもしれないな
そういえば毎回提督が2年生だな
後輩枠と先輩枠両方ぶち込めるから便利なのだろうか
>>397
テイトククンポケットじゃね?
そんな感じの動画がニコ動にあったな
吹雪がヒロインしてるやつか
那珂「今日は那珂ちゃんのお友達のヒヨリちゃんがきてくれたよー!みんな、覚えていってあげてねー!」
その後、ライブ会場は那珂ちゃんのファンをやめてヒヨリン星人になった人達で埋め尽くされた模様
今日は無しかな
加賀轟沈…いや左相手だってんで悪い予感しかしなかったけど轟沈しますかあそこで…
グリエルが最高なので今日はそれだけを胸に生きる
始めます
僕は球磨を押したいけど健康的に行きたいからもう寝るよ
おやすみ
2年なのはやりやすいから 設定によっては変わることもあるかもしんない
【4月1週】
練習を終えて家に帰る。
暗かった。当然だ、誰も居ないのだから。
阿武隈は病院、母は少しでも給料を稼ぐために転勤。…父は、家を出た。
現状、この家には俺一人しかいない。
自分一人には広すぎる玄関で、立ち尽くす。
『お兄ー!おかえりー!』
『ご飯出来てるわよ』
『父さんは?』
『今日はアンタの方が早いわね』
『そっか』
『あたしお腹空いたよー…』
『それじゃ、あの人が帰ってくる前に食べちゃいましょうか』
『実はケーキが3人分…』
『…随分と楽しそうな会話をしているな』
『…あ、あら?』
『……母さん…』
…そんな思い出もあった。
でも、所詮は思い出だ。
コンビニの袋を開ける。
…寂しい、食卓だった。
バイトがあれば、間宮さんが作ってくれるのに。
提督「…阿武隈」
けれど、取り戻せる。
金さえあれば、そんな生活を取り戻せる。
だから、俺は頑張らなくてはならない。
コミュ対象>>+4
球磨 **0/500
阿武隈 **0/500
間宮 **0/500
那珂 **0/500
雷 **0/500
那珂ちゃんだよー!
kskst
球磨
那珂ちゃん
くまー
雷ちゃん
那珂ちゃんは苛めたくなるよな
でもあまり苛めてると好感度が上がらないというジレンマが
雷ゴロゴロ
那珂ちゃんと仲良くなればお金援助してくれそう
雷ゴロゴロってなんか雷がお腹下してるみたいでなんか
――喫茶店
暇だ。何とも暇だ。
この店、一体どういった経緯で経営が成立しているのだろうか。
俺の時給が850円で、今日の売上は3000円くらいである。
…俺の勤務時間、確かそろそろ4時間くらいに突入するはずだが。
提督「…ふむ」
考えなかった事にしよう。
…と、そんな時、喫茶店のドアが勢い良く開いた。
那珂「…………」
提督「……あれは…」
この前の不審者じゃないか。
いや…アイドルだっけ?まぁ、どうでも良いか。
提督「お客様、そろそろ閉店です、オーダストップです」
那珂「営業時間21:30までって書いてるじゃん!」
提督「…ちっ、いらっしゃいませ」
那珂「何で舌打ちするのっ!?」
……うむ。
やはりこいつは面白い。
提督「余程気に入って頂けたのですね、当店の味を」
那珂「…いやー…ちょっと那珂ちゃんも本気でマズい物にはリアクション取りづらいかなー…」
那珂「……今日はアイスコーヒーだけで良いよー」
提督「……はい」
…まぁアレクッソマズかったしな。気持ちはわかる。
提督「…しかし、ではなぜまたご来店なされたのです?」
那珂「んー…えっとね、それはー」
提督「わかった帰れ」
那珂「せめて聞いてよっ!?」
提督「…ふん、で?」
那珂「…何でそんな偉そうなのかなぁ…」
アイドルさんは大きく嘆息して間を取り、言葉を続ける。
那珂「…実はそのー…野球、好きなんだ」
那珂「でも、全然周りにそういう話出来る人居なくて…」
提督「…野球を」
那珂「あのあの、だからさ、那珂ちゃん、提督くんにお話聞きたいなーって!」
那珂「…ダメ…?」
…うーむ、なんとも胡散臭いが――
>>+4
A.…なんとなく態度がムカつくから断っておこう。
B.どうせ暇だしすこしくらいいいか。
C.対価を要求する。
C
B
c
a
B
A.…なんとなく態度がムカつくから断っておこう。(*0.5)
提督「やだ」
那珂「えへへ、ごめんね…って、え?」
提督「嫌っす、仕事あるっす」
那珂「……なー…!?」
…ふふん、まぁ別にやることも特に無い仕事だ。
店長の間宮さんからして謎料理の創作に勤しんでいるし、多少話し込んだところで構わん。
だが。
このアイドルとやらの態度が気に入らん。
男ならまぁ私の言う事を聞いてくれるだろう当然みたいな物が透けて見える。
…人生はそんなに甘くは無いのじゃ、少女よ。
那珂「…て、提督くん…あのー」
提督「コーヒーと今日のオススメでしたね?」
那珂「……は、はい」
提督「では、少々お待ちを」
そんな貴女に贈りたい。
今日のオススメ『水飴の生クリーム和え』。
せめて舌の上くらいは甘くして帰ってくれ。
…売上にまた貢献してしまったな、俺。
「……甘っ!?…ゴホッ、ゲホッ、な、何これー!?」
「ぶっふぉっ!?コーヒーから蓬の臭いがするっ!」
那珂→*23/500
前の提督とはまた別の友達居ない臭がするな今回の
なんだかんだいって一番のリア充は初代提督だったな
【4月2週】
雷「………」ツンツン
提督「……雷、なにやってる」
雷「わ、お、起きてたの?」
提督「…ついさっき」
昼飯をかっこんで惰眠を貪っていた俺は、雷のほっぺつんつんアタックにより起床。
…せっかく良い眠りに付けると思ったのに。
提督「…ふぁぁ、起こすなよ」
雷「んー、良いの?」
提督「良いに決まってるだろ、授業は寝て過ごしたいんだ」
雷「……いや、もう放課後なんだけど」
提督「…へ?」
…周りを見る。
席に座っているものはまばらで、皆鞄を抱えて帰り支度をしていた。
雷「…起こしてあげたのに」
提督「……すまん」
コミュ対象>>+4
球磨 **0/500
阿武隈 **0/500
間宮 **0/500
那珂 *27/500
雷 **0/500
那珂
安価次第で提督が上条さんにも伊藤誠にもなる…安価スレとはそう言うものだ乙
那珂ちゃんだよー!
阿武隈ァ!
那珂
雷
雷ちゃん
雷ちゃんにほっぺつんつんされたいです
>>429
毎回誠化してる希ガス
少しでも選択肢ミスったらniceboatだったろ前回と前々回
>>436
そら(スレ民の足並みが揃わなければ)そう(誠化するのは当然)よ
雷ちゃん至上主義のダメ提督が意外と少ないのな
今回かなり濃いしクラスメートじゃインパクトが弱かったのかね
多分ハーレムよりも純愛の方が難しいと思うわ
足並み揃えて同じキャラばっか選ぶと、しに設定がたくさん出る
暁型は他でいくらでも見かけるから・・・
純愛ルートは各自の妄想で補う、ということですねわかります
どうすれば病ませずにハーレム作れるんだろうな
それともハーレム=病みハーレムってことか
――病室
阿武隈「あ…お兄」
提督「よ、元気か?」
阿武隈「…比較的ねー」
提督「…そか」
我ながらアホな質問をしたものだと思った。
少なくとも、病室で聞く言葉じゃなかろうに。
阿武隈「練習は良かったの?」
提督「ん、もう終わった」
阿武隈「…そうなんだ」
互いに沈黙する。
話すことは、話したいことは沢山あるのに―言葉にならん、というか。
昔のように、阿武隈に気軽に声を掛けられない。
…一体、どうやって俺は阿武隈と接していたのだろうか。
阿武隈「…ねぇ、お兄」
提督「…ん?」
阿武隈「……練習、まだ終わってないでしょ?」
提督「……んなわけあるか」
阿武隈「…気なんて遣わなくていいのに」
不器用なお兄だねー、と阿武隈が笑った。
髪が揺れる。
流れるようだった金髪は、すっかり傷んでしまっていて。
提督「……」
阿武隈「…あたし、迷惑だよね」
阿武隈「…お兄にも、お父さんにも、お母さんにも、迷惑掛けてる」
…それは――
>>+4
A.違う。
B.………。
C.お前は気にしなくていい。
A
a
a
A
a
満場一致だな
妹には優しい提督くん
A.違う。(*1.5)
違う。
全部、俺が好きで、勝手にやってることだ。
迷惑なんて、そんな事あるはずがない。
提督「…阿武隈」
阿武隈「………」
提督「…俺は、お前を治したいんだ」
提督「その為なら、どんなことだってするって決めた」
提督「だから――」
阿武隈「…ごめん」
阿武隈「ちょっと、弱気になってた、かも」
今度は、自嘲するように笑う。
鳴らした喉は、触れれば折れてしまいそうな程に細い。
阿武隈「お兄」
提督「…うん?」
阿武隈「手、握ってもらっていい?」
提督「……ああ、そんな事くらい」
くたりとベッドに降ろされたままの手を握る。
小さな手は、俺の手を握り返しているのかどうかすらわからない。
阿武隈「…ごめんね」
提督「…ありがとう、って言え、こういう時は」
阿武隈「……ごめんね」
提督「………」
畜生。
何で、何で阿武隈なんだ。
…何で。
阿武隈→ *60/500
今日はここまでです
何かこう好き勝手やってしまい過ぎてる感がある
お付き合い頂きありがとうございました
おつ
乙です
乙
乙乙
もっと好き勝手やってええんやで
乙
乙
なんか今にも死にそうだな
阿武隈が死んでBADとかありそうで怖いわ…
惚れさせた阿武隈は報われないとショックで死亡か
乙デース
おつ
阿武隈が死ぬ以外の未来が見えない
安価じゃないスレを建てようと少し文章を書いてみてあまりの酷さに無事死亡
今日は21時くらいからです
最初は死ぬ位でちょうどええねん(黒歴史を仕舞いつつ)
了解ヤデー
了解デース
把握
了解
アイドルとの恋愛はスキャンダルが付き物だが
この提督も名の知れた高校球児なんだよなぁ
超厨二ストーリーで黒歴史間違いなしの代物
ちーちゃん打ったぞ!なお
始めます
【4月3週】
間宮「じゃーん」
提督「…質問です」
間宮「はい?」
提督「…これはなんですか」
目の前に置かれた謎物体を指さす。
なんか黒い液体である。
間宮「この前のコーヒーフロートが成功したので」
提督「してねえよ!」
間宮「今回は改良してみました」
提督「無視か!?」
にしても…改良?
流石に蓬とあんみつをぶち込むのはやめた、ということか。
ふむ…。
…臭い、は普通のコーヒー…だなぁ。
間宮「さ、どうぞ!」
…生き生きしてる。
何だこの人。
提督「……」
意を決する。
正直この為にバイト代貰ってるとまで思う。
提督「……」パクッ
……コーヒー…に混じって変な味がする。
甘い、むっちゃ甘い…これは…。
提督「何で餡子が入ってんですか!?」
間宮「…合いません?」
提督「合うか!」
コミュ対象>>+4
球磨 **0/500
阿武隈 *60/500
間宮 **0/500
那珂 *27/500
雷 **0/500
那珂
くまー
雷
クマー
那珂
雷ちゃん
間宮さん
――高架下
真っ暗な高架下には、乾いた音が響いていた。
提督「………」ブンッ
腕を振る。ボールが伸びる。壁に当たって帰ってくる。
硬球が壁に当たる音だけが反響する高架下。
もう一度、腕を振る、壁に当たる、戻ってくる。
球磨「おおー」
提督「…っ!?」
球磨「あ、申し訳ないクマ、驚かせるつもりは無かったクマ」
いつからそこに居たのか。
感嘆らしき声に振り返ると、忘れもしない怨敵―球磨がいた。
提督「…」
球磨「…そんなに警戒心丸出しにしないで欲しいクマ」
提督「何の用だ?」
球磨「ボールの音がすると思ったら、知り合いがいたので見ていたクマ」
球磨の声に気を取られていて拾い損ねたボールを、彼女が拾う。
球磨「いやぁ、相変わらず良いボール投げてるクマー」
提督「……嫌味か?」
球磨「穿った見方しないで欲しいクマ、本心クマ」
…何が本心だ、記憶にある限り俺はお前をまともに抑えた事は無いぞ。
球磨「でも、随分と練習熱心クマね」
提督「…才能が無いもんで」
球磨「……それは本当に嫌味だクマ」
提督「…俺はプロに行かなきゃいけないんだよ」
球磨「……プロ」
だから練習するんだ―と、球磨の持ったボールを取り上げる。
金が要る。それも大金が。
最愛の義妹の為に。
帰れ、というメッセージを込めて、思い切り腕を振る。
再び、乾いた音が鳴る。
球磨「…提督は」
提督「あん?」
球磨「野球、楽しくないクマ?」
…なんだ、その質問。
………――
>>+4
A.楽しかったよ。
B.楽しくないよ。
C.…どうだろうな。
c
A
a
c
C
どれが正解か解りづらいよな
C.…どうだろうな。(*1.5)
提督「…どうだろうな」
球磨「……?」
提督「……いつの間にか、義務感でやるようになってた」
何故こいつにこんな事を言ってしまったのかは、わからん。
けれど、口をついてそんな言葉が出た。
提督「……いや…すまん、忘れてくれ」
球磨「……」
球磨「…球磨は」
球磨「球磨は、とっても楽しいクマ」
提督「そうか」
球磨「特に、提督みたいな好投手と対戦するのが最高に楽しいクマ!」
…相手の気持ちももうちょっと考えてくれると嬉しいがな。
こっちは全然楽しくねぇやい。
提督「……しかし…俺はそこまでお前の記憶に残る程の投手か?」
球磨「当然クマ!いつもいつも苦戦してるクマー…」
…嫌味だ。間違いない嫌味だこのクマ野郎ぶつけんぞボール。
秋大会の後死ぬ気で練習したあのチェンジアップに初見で対応しやがって。
球磨「それに…提督は、球磨を敬遠した事が一度も無いクマ」
球磨「だから余計に記憶に残ってるクマ」
提督「………ああ」
…そういやこいつ、毎度毎度敬遠されてるんだっけ。
球磨の高校は良いとこ中堅校であり、勝負所で球磨を歩かせれば割りかし安全なチームだったりする。
お陰で、こいつはこいつで未だ甲子園の土を踏んだことがない。
…俺?嫌だよ敬遠なんて、そんなもんプライドに反するわ。
球磨「ま、今年からは妹達が来るから、球磨を歩かせてもその先があるクマ!」
……嫌な話を聞いた。また強くなるのか。
球磨「…んー、結局、何が言いたいかと言うと」
球磨「またいい勝負をしようクマー!」
提督「……出来れば当たる前に負けといてくれ」
球磨「クマっ!?」
照れ隠しとかじゃあない、紛れも無い本心である。
球磨→ *33/500
Cが当たりとは・・・
当たったけどコンマが振るわなかったな
やっぱりわかりにくいよなー…
【4月4週】
那珂『皆のアイドルー!』
提督「…………」
絶句という経験は久々だ。
珍しくテレビなんてもんを付けてみたら、不審者が映っていた。
那珂『聞いて下さい、恋の――』
提督「…マジでアイドルだったのか…」
正直ネットアイドルかなんかだと思ってた。大穴で芸人。
しかもこんな時間にテレビに映るということは、かなり人気だということだ。
提督「……」
…うーむ。
結構凄い奴なのだろうか。
…人は、見かけによらんものだ。
その日、俺は久々にテレビを長時間見た。
コミュ対象>>+4
球磨 *33/500
阿武隈 *60/500
間宮 **0/500
那珂 *27/500
雷 **0/500
くまー
間宮さん
那珂ちゃん
那珂
雷ちゃん
那珂ちゃん
那珂
あぶくまー
間宮さん
――喫茶店
那珂「ぶい」
提督「…案外暇なのか、お前?」
那珂「暇じゃないよー!」
もはや接客という動作を忘れてしまった。
ただ入るなりドアの前でVサイン決める奴もそれはそれでどうかと思う。
那珂「この前フラれちゃったからまた来たのにー」
提督「…マゾか?」
那珂「違うってば!とりあえずたまにはちゃんと案内してよー!」
提督「へいへい」
那珂を座らせてメニューと水を持っていく。
すると、今回はメニューをぶんどられた。
提督「何をなさいますかお客様」
那珂「今日は自分で決めるの!」
提督「……なるほど」
道理である。
とても筋が通っている行動だった。
そしてつまらない事に、コーヒーとケーキという面白くも無いものを頼みやがった。
心なしか間宮さんも不満顔だ。ダメだこの店。
滞り無く注文の物を持って行き、厨房に帰ろうとすると、那珂が後ろから俺を呼び止めた。
那珂「ねぇ」
提督「はい」
那珂「…この前の話、考えなおしてくれない、かな?」
提督「……この前の話か」
どうしようか。
ふーむ――
>>+4
A.別にいいか。
B.ダメです。
C.……仕方ない。
c
A
b
A
c
c
A.別にいいか。(*1.5)
提督「ああ、いいぞ」
那珂「…む、やっぱり手強いね、だったら…え?」
提督「いいぞ、暇だし」
那珂「軽っ!?ってそれ那珂ちゃんのコーヒー!?」
提督「うむ、流石間宮さんだ、良いコーヒーを淹れる」
那珂「…この店員最悪だよー…」
提督「………流石に冗談だ、最初から2杯持ってきた」
那珂「もー……びっくりしたじゃん!」
提督「はっは!」
やっぱり何だかんだこいつは面白いな。
周りに居なかったタイプだ。
こんなんいっぱい居ても困るけど。
那珂「…それでね――」
提督「ああ――」
けれど、思いの外野球は本気で好きなようで。
結構に話が弾んだ。
那珂「…わー…(腕)ふっとい…ね、ね、触っていいかな?」
提督「…いや、やめ――」
那珂「…びくびくしてるー…わー…」
提督「……くすぐったいって…」
この後間宮さんが何故か大慌てでやって来るというシーンも在ったりした。
が、まぁ概ね楽しい時間であったと言えよう。
那珂→ 155/500
那珂ちゃん路線変更っすか(ゲス顔)
これbadで那珂ちゃん枕とか大人向けビデオに転向とかあるんすかね
>>504 見たいと言うなら…
【5月1週】
阿武隈「……お兄」
提督「ん?あ、起きたか」
阿武隈「…なにしてんの?」
提督「……手が冷たかったんでな、あっためてた」
寝顔を見ながら、阿武隈の手をにぎにぎしていたら、起きてしまった。
うむ、起きても可愛いな、妹よ。
多少寝ぼけた感じもグッドだ。
阿武隈「なんじゃーそりゃー…」
提督「すまんすまん、今やめる」
阿武隈「あ……」
提督「ん?」
阿武隈「…別に、やめなくてもいい、けど…」
提督「…そっかそっか」
離そうとした手を再び握り直し、空いた手で阿武隈の髪を梳く。
阿武隈「……むー…」
提督「どした?」
阿武隈「…また寝るー…」
提督「…おやすみ」
コミュ対象>>+4
球磨 *33/500
阿武隈 *60/500
間宮 **0/500
那珂 155/500
雷 **0/500
クマー
間宮さん
雷ちゃん
間宮
那珂ちゃん
くまー
雷
コンマが…ww
選択肢じゃないからコンマ関係ないぜ
あぁいや、激戦だったなと
見たい
言ったで!
>>516
やめーや
そういうのはあんまり見たくないな
提督に振られて寂しさを紛らわせる為に…ってなら微妙にアリだが無慈悲にそういう展開行きは心に刺さるからマジ勘弁
まだ提督が刺されるだけならそんなに心傷まないけどな
ヒロインが不幸になるのは勘弁して欲しい
――喫茶店
間宮「お疲れ様です」
提督「…どうも」
間宮「…夜食を作ったのですか、どうですか?」
提督「……折角ですから、頂きます」
間宮「はい、どうぞ」
バイト上がり、いつも間宮さんはこうして飯を作ってくれる。
数少ない、誰かと一緒に食べる飯だ。
…普通の飯はこんなに美味いというのに…。
間宮「何か言いましたか?」
提督「何も」
間宮「…ところで…」
提督「はい」
間宮「…その、兄は…」
提督「いえ…全く」
間宮「……そう、ですか」
俺の義父は、不知火さんの兄だ。
義父が居なくなって生活が苦しくなったことに責任を感じたのか、間宮さんはこの店で俺を雇ってくれている。
大した仕事もないのに、それなりの給料で。
…有り難いことだ。
間宮「…提督くん」
間宮「辛かったら、ちゃんと言って下さいね?」
間宮「……義姉さんの代わりに、話しくらいなら聞けますから」
提督「………」
…本当に、優しい人だ。
……――
>>+4
A.「ありがとうございます、でも――」
B.「ありがとうございます、頼りにしてます」
C.「……迷惑掛けて、すいません」
B
C
b
c
不知火の兄?
この前と繋がってるの?
単なる誤字やろうに
飛鷹先生の二の舞いにならないようちゃんと雷ちゃんを選択しなきゃ(使命感)
言及するまでもないけれど、不知火さん→間宮さんです 謎のヒロイン復活劇
C.「……迷惑掛けて、すいません」(*0.5)
提督「…すいません、迷惑掛けて」
間宮「……気にしなくても、良いんですよ?」
まだ阿武隈ちゃんも提督くんも子どもですし、と間宮さんは続ける。
間宮「…提督くんは、いつだって凄く頑張ってます」
間宮「私は、ちゃんと知ってますから」
提督「……はい」
提督「…いつか、この恩は必ず返します」
間宮「んー…ホントに、良いんですけど…」
提督「いえ、そういう訳には」
なおも食い下がると、間宮さんは両手で俺を制した。
間宮「…わかりましたから、今はとりあえず、ご飯を食べましょう」
間宮「ごめんなさい、こんな話題を振っちゃって」
提督「………いえ」
本当に、この人には頭が上がらない。
…ちゃんと、返さないと。
間宮→ **5/500
コンマ酷すぎワロタ
今日はここまでです
お付き合い頂きありがとうございました
那珂ちゃんBADは多分そんな暗い話にはせんよ
おつおつ
那珂ちゃんよりも阿武隈のBADが怖いぜ
乙
乙です
乙 乙
乙
不人気雷ちゃん…
どうしてこうなった…
おつおつ
選ばれても5しか上がらん人もいるし…ゆっくり楽しめそうやね
間宮兄の娘が阿武隈になるのか…つまりは阿武隈が大人になれば間宮さんクラスの美女に!
ただし北上様に頭突きされる
乙デース
人気の差がハッキリしているな
一応選択肢次第ではそんなBADもあるかもしれないってだけです
【5月2週】
球磨「おー!提督クマー!」
提督「……」
…この前から微妙に懐かれている気がする。
はっきり言って困るのだが。
提督「…今日はランニングか?」
そんな球磨は野球部員らしき奴らを何人も連れている。
丁度今は休憩中だろうか。
嫌な時に通ってしまったものだ。
球磨「そうクマ!あ、丁度いいクマ、妹達を紹介するクマー!」
提督「妹…、って、あの4人の中のどれかか?」
球磨「全員クマ!皆実力は折り紙付きだクマ!」
…マジかい、どうなってんだお前の家族。
という突っ込みは置いておいて。
紹介された内容としては以下である。
変則サイドの軟投派投手、多摩。
軽快な守備と小技に定評のある遊撃手、北上。
…眼が怖い二塁手、大井。
強肩強打の捕手、木曾。
……こんなに教えてもらって良いのだろうか。
…なんにせよ、こんだけ補強したのであればやはり一番警戒するべきはこの学校となるだろう。
俺も頑張らなくては。
コミュ対象>>+4
球磨 *33/500
阿武隈 *60/500
間宮 **5/500
那珂 155/500
雷 **0/500
那珂ちゃん
アブ!クマァ!
くまー
那珂
雷ちゃん
クマ!
北上様再登場なるかね
よし、北上様を攻略しようか(錯乱)
てかヒロインでまた北上様で安価とっていいの?
>>548
あくまでサブキャラでしか出ないと思うぞ
クマーとアブクマ上げてクマーふると北上さんが怖いんですが気のせいなんですかね・・・
寧ろ阿武隈が殺されそう…
――喫茶店
那珂「…ふー、疲れたぁ」
仕事の疲れがあるのだろう。
那珂は、椅子の背もたれに背中を投げ出してぐったりとしている。
…この前から、そうそう高い頻度では無いが、こうしてこいつが此処に来るようになった。
話すのは主に野球の事。本当に好きらしい。
そんなぐったりしたアイドル様に、メニューと水を手渡す。
提督「おつかれさん」
那珂「うむ、くるしゅーないよー!」
提督「……帰れ」
那珂「ひっどー!?仲良くなったって思ってたのは那珂ちゃんの幻想!?」
提督「早めに気付けてよかったな!」
那珂「何その爽やかなスマイル!?」
などと言いつつ、俺もその対面に椅子を引いて座る。
お前店員だろという指摘はご尤もであると享受するしかないが、今までこうしていて全く不具合が無かったのだ、別に構わんだろう。
提督「で、今日は一体どんな漫談をしに来たんだ?」
那珂「芸人じゃないよ!」
提督「…そうなのか」
那珂「わざとらしく驚くなー!」
那珂「……もう、全く…せーっかく那珂ちゃんが良い話を持ってきたのになー」
提督「…俺をアイドルにスカウトか?」
那珂「何でそーなるの!?」
…流行ってんじゃないのそういう話。
那珂「……まぁいいや、あのね…」
話の腰を折られまくってご立腹の那珂は、突っ込みもそこそこに本題に入る。
鞄を探って、1枚のチケットを俺の目の前に置いた。
提督「…?」
那珂「ふふん、今回の横須賀アリーナでの那珂ちゃんのライブチケット、それも特等席だよ!」
提督「…ライブ?」
那珂「そ!プレミア物なんだから!」
…ふむ、それはわかったが、なにゆえ。
という俺の疑問を感じ取ったのだろう、那珂が続ける。
那珂「話してくれたお礼!後、那珂ちゃんの凄さを直に感じなさい!どーにも提督くんは――」
提督「……凄さ、ねぇ」
話し続ける那珂は放っておいて、そのチケットを手に取る。
はてさて、どうしたものやら――
>>+4
A.部活とか色々忙しいし、突っ返す。
B.…少し、興味がある。
C…どうしてもと言うなら。.
B
B
B
b
那珂ちゃん流れキテル…
B.…少し、興味がある。(*1.5)
ほうほう。そこまで言うか。
ならば見てやろうではないか。
提督「わかった、行こう」
那珂「え、良いの?」
提督「…渡しておいてその態度は如何なものかと思うが」
那珂「あー…いやいや、提督くんにも色々都合とかあるかなーって」
提督「いや、行くよ、是非見たい」
那珂「…そ、そんなに見たい…の?」
提督「ああ、お前のコケる所とか、歌詞間違って青ざめる所とか」
那珂「…………」
提督「那珂?」
那珂「…提督くんのあほー!」
提督「…わ!おいこら、やめろメニューは武器じゃない!」
…さて。
そんなこんなで、ライブに行くことが決まってしまった。
…ユニフォームで行ったら…流石にマズいよな?
那珂→ 279/500
コンマ運がものすごくいいな
念願の純愛ルートいくかな
でも那珂ちゃん√で行き着く先はらぶらぶびっぐばーんなんですがそれは…
【那珂―その1】
雑誌で見た彼は、とてもカッコ良かった。
その真剣な表情に、ちょっとだけ憧れを覚えた。
まさか実際に会えるなんて思いもしなかったけれど。
会って、最初に思ったのは。
なんとなく、周りの男の人と違うと思った。
…言い方は悪いけど、あんまり那珂ちゃんをちやほやしてくれなかったし。
それどころかいつも那珂ちゃん虐めるし。
謎デザートはマズいし。
「…今日も変なコト言うし」
まさか本当にライブに来てくれるなんて思わなかったけど。
「……でも、そっかぁ…提督くん、来るんだ」
…提督くんが来る。
いつもと違うのはそれだけなのに。
いつもより、ライブが凄く楽しみになって。
彼に良いところを見せたくて。
…きっと。
アイドルとしては、抱いてはいけない感情なんだろう。
でも。
決して悪い気はしなかったんだ。
プレミア付いてるチケットなら上手く転売すれば相当な儲けか
これで病院代の足しになるな
【5月3週】
雷「はい、ノート」
提督「サンキュー」
「……あんたら、そういう関係なわけ?」
提督「いや、雷がノート取ってくれるって言うからさ、そのご好意に与ってる」
雷「うん、そういう事よ」
「………いや…まぁいいわ」
「…雷ちゃんが嫌がって無いなら…うん」
…ふむ?
クラスメイト女子Aよ、何かおかしい所でも見つけたのか。
提督「…雷、何か俺達おかしい会話したか?」
雷「……うーん…わかんないわ」
提督「だよなぁ」
雷「ねぇ」
コミュ対象>>+4
球磨 *33/500
阿武隈 *60/500
間宮 **5/500
那珂 279/500
雷 **0/500
雷
阿武隈
雷
阿武隈
雷ちゃん
間宮
――病室
阿武隈の病室に入る時は、いつもなるべくドアを静かに開けて入る。
何度か寝ている時にそれで起こしてしまった事があるからだ。
今日も例に漏れず、そーっとドアを開けて入ると、案の定ベッドの周りのカーテンは閉まっていた。
……寝顔見れるじゃん。
…そんな野望を抱きし俺は、やはり起こさぬようにそーっとそーっと進んでいく。
その姿は、見る者が見ればまさにニンジャと言ったであろう。
そして、阿武隈の寝顔を見るためにカーテンを開いて――
阿武隈「…………」
提督「…………」
その先にいたのは上半身裸の阿武隈だった。
光の遮られた部屋でなお輝く、病的なまでに―尤も、これは比喩にならないのだが―白い肌。
小さな乳房に、所々骨が浮き出た痩身。
一見不健康な躰であるが、それがまた庇護欲をそそるのである。
病床にあって…それでも、阿武隈は―義妹は、美しかった。
阿武隈「……お、お、おおおおお兄っ!?な、なななっ、何見てんの!?」
提督「やぁ、阿武隈!」
阿武隈「で、出てけー!出てけアホお兄ぃー!」
ピシャ、と勢い良くカーテンが閉められる。
……いやぁ、良いもん見れた。
数分後、おずおずとカーテンが開かれる。
勿論阿武隈は服を着ていた。ガッデム。
阿武隈「…おにぃー…!」
提督「ま、そう怒るな、一緒に風呂に入ったこともあるだろう」
阿武隈「何年前の話よ!」
提督「あっははは!」
阿武隈「笑うな、お兄のアホ!」
…阿武隈が、怒っている。
随分久々に見た気がする、怒の感情を。
ここ最近はずっと、暗い表情しか見て来られなかったから。
…それが本当に、嬉しかった。
………後阿武隈の裸見られたし。
阿武隈「……もー…!…って、お兄?」
いつの間にか、笑うのを止めてしまっていた。
阿武隈が、不審そうにこちらを覗きこんでいる。
…マズい、変な感情を悟られないようにしないと、また――
>>+4
A.「……久しぶりだと、思ってな」
B.「いや…相変わらず阿武隈はアレだな、小さいな、色々」
C.「………………」
b
A
A
b
A
C
B.「いや…相変わらず阿武隈はアレだな、小さいな、色々」(*1.5)
提督「いや…相変わらず阿武隈はアレだな、小さいな、色々」
阿武隈「………小さい?……っ!?」
思い当たるフシがあったのだろう。
両手で躰を隠すように抱いた。
いや俺には何の事か全くわからなくて不思議でたまらんのだけれど。
阿武隈「…お兄……」
提督「ああ、どうした阿武隈、何か不都合でもあるのか!?」
提督「ほら遠慮無くこの兄に頼め、な!な!?」
阿武隈「………け」
提督「ん?」
阿武隈「…出てけーっ!」
提督「ちょ、あ、阿武隈、何を!?」
…追い出された。
……けれど、まぁ。
久しぶり…本当に久しぶりに、元気な阿武隈を見た。
…あと裸。しつこい?良いじゃねぇか。
俺は、そんないつもより充足した気持ちで病院を後にしたのだった。
阿武隈→ 164/500
>>561
やめーや
【5月4週】
阿武隈の病室、そこに備え付けられた椅子に座る。
少し暖かい。
提督「…誰か来てたのか?」
阿武隈「…北上さんって人がさっきまで、正直言って、あたしは苦手なんだけど…」
…北上?どっかで聞いたような。
提督「そんな事言うなよ、友達なんだろ?」
阿武隈「…友達なのかなぁ」
提督「おいおい」
阿武隈「……お兄こそ、最近全然友達と遊んだとかいう話聞かないよ?」
提督「俺は……忙しいしな、野球もバイトも阿武隈もある」
阿武隈「…さり気なくあたしいれないでよ……」
阿武隈「………」
提督「阿武隈?」
阿武隈「……ごめんね」
提督「…何度も言うが、俺が好きでやってるんだよ」
提督「だからそんな事言うんじゃねぇの」ポン
阿武隈「…………はい」
…ありがとう、とは…。
中々、言ってくれんなあ。
コミュ対象>>+4
球磨 *33/500
阿武隈 164/500
間宮 **5/500
那珂 279/500
雷 **0/500
那珂ちゃん
間宮
くまー
なか
雷ちゃん
雷ちゃん
那珂ちゃん大勝利?
那珂ちゃん好きだけど、ひいきのキャラぐらい2-300まで進めたいな
雷ちゃん大敗北やで…
有能な雷ちゃんスナイパーが欲しいところ
スマホ勢だからスナイプ難しいんよ
――ライブ会場
提督「…はぁ…」
席まで辿り着く。
…ここまで入るのに苦労した。
とても苦労した。
かなり体力にも筋力にも自信があるというのに。
勢いに負けた、とでも言おうか。
しかしまぁ、良い席とは――
「うおおおお!那珂ちゃーん!」
「愛してるよー!」
…一番前、か。正直殺気だってて怖いんだけどここ…。
というか俺1人だけグッズとか持って無いから浮いてるし。
そんな孤独感を味わっていると、会場の灯りが落ちて。
けたたましい音楽とともに、その声が聞こえた。
『みんなー!』
一瞬静まった会場のボルテージが、どんどんと上がる。
あちこちで歓声が聞こえ、サイリウムを振り回す人達が見えた。
『今日は那珂ちゃんの為に、ありがとー!』
そして、現れた。
提督「……あ」
…違うな、と思った。
喫茶店で見る彼女とは、全然違った。
何が?いや、そんな事はわからない。
けれど確かに違ったのだ。
…トークをして、曲がかかり、彼女が踊り、歌う。
今まで、こんなライブに来たいと思ったことなどなかったし、今回だってただの冷やかしのつもりだった。
なのに、俺の目は彼女を捉えて離さなかった。
ステージの、俺の目の前で踊る彼女を。
那珂『……………♪』
そんな俺を、彼女が見た気がした。
…気のせい、では無い。
俺の方を、彼女は見ていた。
何故か、嬉しそうに。
…俺は――
>>+4
A.…その瞳をじっと、見つめ返した。
B.周りの客のように、声を張り上げて応えた。
C.視線を逸らした。
B
A
a
a
a
A
一回くらいまともなルートもええかもね
やっぱりヤンデレといったら妹だよな(ゲス顔)
A.…その瞳をじっと、見つめ返した。(*1.5)
じっと、その瞳を見つめ返した。
大きな瞳には、吸い込まれるような魔力が篭っているかのようで。
…ああ、これがアイドルなのか。
ナ カ
これが、本当の彼女なのか。
…どれだけ、そうして瞳を合わせていたのか。
気付けば、彼女はまたステージを自在に動いていた。
もう、彼女はこっちを見ていない。
提督「…那珂……」
輝いていた。煌めいていた。
そんな陳腐な言葉しか、出てこない。
『那珂ちゃんの凄さを直に感じなさい!』
……悔しいが。
悔しいが、認めよう。
…那珂、お前は凄い。
本当に凄い奴だったんだな。
輝いてるよ、俺が今まで見た、誰よりも。
那珂→ 368/500
風呂
那珂ちゃん人気やばいっすね…
凄い勢いで稼いでるからなぁ…たまには純愛ルートもいいよね!
アイドルしてるなあ・・・いいね!
アイドル那珂ちゃんがI DollとならないようにちゃんとEDを迎えさせてあげないといけないね!(フラグ)
那珂ちゃん派と阿武隈派が二大派閥だな今のところ
最初いじられキャラかと思ったが普通にアイドルしてる
いいね
那珂ちゃん…こんな人気あったんだな…
那珂っちゃギャグキャラってイメージだったけど今日から認識を改めよう
というか登場人物全員魅力的でスゲエ
前回の大和並みのコンマ運と不知火並みの出番だな
これは那珂ちゃん無敵やな
ここまでフラグ
【那珂―その2】
ライブが終わって数時間も経つのに、まだ興奮が収まらない。
彼は、ちゃんと居た。
最前列で、1人だけ何もしないで立っていた。
…すこーし、ムカッときた。
だから、なのかな。
今日はいつもより、ずっと上手く行った。
宣言通り凄い所見せてやるって、そう思ったから。
…凄く、ファンの皆には悪い事だって思うけど。
……今日のステージは。
「…那珂ちゃんの中ではさ、…君の…提督くんの為の――」
ダメなんだと思う、きっと、絶対。
この想いをこれ以上口に出したら、那珂ちゃんは『アイドル』では居られなくなると。
…でも。
君のためなら、那珂ちゃんはもっと輝けるから。
だから、もっと見てて欲しいの。
「提督くん」
大事な歌の一節のように、その名前を呟いた。
それは、そのまま溶けて消えてしまう事なく。
私の心に、ずっと残っていた。
【6月1週】
6月となり、野球部の練習も本格化してくる。
…と言っても、元からキツいのだが。
何故なら―そう、ついに夏が始まる。
俺にとって、負けられない夏が。
不知火「…提督くん、良くなりましたね、大分」
提督「そっすか、不知火先輩にそう言って貰えると、安心するっす」
青葉「いやー良くなりましたね!」
提督「…どもっす」
青葉「…何ですかこの差はぁ!?」
不知火先輩―背番号2を着ける、昨年からの正捕手であり、冷静沈着なキャプテン。
青葉先輩―背番号8を着ける、俊足巧打の中堅手。……よくわからん人。
青葉「まー何でも良いですけど、頼りにしてますよエース君!」バッシバッシ
提督「…あー…とりあえず、去年みたいにならないようには…」
不知火「……大丈夫です、しっかり成長してますから」
提督「…ありがとうございます」
…この先輩達は、今年が最後なんだ。
……自分の事が勿論一番だけど。
…先輩達にも、報いたい。
コミュ対象>>+4
球磨 *33/500
阿武隈 164/500
間宮 **5/500
那珂 368/500
雷 **0/500
阿武隈
阿武隈
雷ちゃん
雷
雷
間宮
やっと取れた
念願の雷ちゃん
なかちゃん
初・雷登場!
那珂ちゃんはほっといてもカンストしそうだし、ここいらで寄り道をだな
もう手遅れ感も否めないがな
流石にここからじゃ追いつけんだろ
――教室
昼休み、一時の夢から醒めた俺は、鞄の中からビニール袋を取り出す。
イレブンセブンの袋の中には、おにぎりとお茶。
つまるところ、今日の昼飯である。
提督「……」
寂しいとは思うが、これ以外に取りようもない。
間宮さんが弁当を作ってくれると言った事もあったが、…流石に、そこまで迷惑は掛けられない。
仕方なくいつものように味気ないコンビニのおにぎりを頬張っていると、隣から声がした。
雷「ね、提督くん」
提督「ん?」
雷「…それだけなの、お昼?」
提督「…ん、まぁ…」
雷「……足りてる?」
提督「……カロリーメイトとか後で食うから、大丈夫」
雷「…足りてないんじゃない」
雷は溜息を付いて、自分の弁当箱を差し出した。
提督「んん?」
雷「良かったら、どう?」
提督「……いや、悪いよ」
雷「良いのよ、自分でいつも作りすぎってくらいに詰めてるもの」
提督「自分で…って、雷が作ったのか、これ?」
雷「…そうよ?」
提督「すげーな…」
雷「別に大したことじゃないわ、…それより、いらない?」
提督「………」
雷の弁当は、見るからに美味しそうなおかずが並んでいる。
手に持った紅鮭のおにぎりと比べてなんと美味そうなことか。
………――――
>>+4
A.誘惑に負け、手で唐揚げを掴む。
B.気持ちだけ受け取っとく。
C.……あーんしてくれ。
た、たぶん最下位は脱したから無駄やないし…!
A
c
c
a
惜しいな…いや十分だけど
そういえばコンマで00が出たらどうするんだろうな
100扱いか0扱いか
00は100、そういや説明してなかったか、すいません不手際です
C.……あーんしてくれ。(*1.5)
まぁ、こう…悪いとは思いつつも。
かと言って無碍に断ってしまっては…。
そんな時はどうするか。
簡単だ、相手が到底受け入れられない要求をすればいい。
提督「…あーんしてくれ」
唐揚げを指さして言う。
…このくらいすれば、雷もこれ以上薦めんだろう。
雷「ん、良いわよ」
提督「…え?」
雷「…んしょ、はい、あーん」
可愛らしいピンクの箸で唐揚げをつまみ。
俺の眼前に差し出す。
提督「……え?ん、あれ?」
雷「…食べないの?」
提督「…あ、いや…うん、食べる」
…それ、間接キスだよな。
という突っ込みは心の中まで。
提督「あぐっ」
雷「…どう、美味しいかな?」
提督「……んぐ……うん、美味いな、これ」
雷「良かったー、あ、まだまだ食べて良いのよ?」
提督「…マジでか?じゃあ、頂き――」
雷「はい、あーん」
…この時。
俺は自分の軽率な言動を恥じ、悔いた。
…とりあえず、雷の弁当は美味かったですはい。
雷→ 139/500
一気に3番手まで上り詰めたな
流石はダメ提督製造機だな
最初っからデレデレやな雷ちゃん
【6月2週】
間宮「そろそろ夏ですねぇ」
提督「ですね」
間宮「夏といえば…新メニューを」
提督「そうですか、ではそろそろ俺は上がります」
間宮「新メニューを」
提督「…いえ、あの」
間宮「新メニューを」
提督「……わーいったいどんなものなんですかー」
間宮「よく聞いてくれましたね!」
提督「………」
…俺だって聞きたくなかったよ本当は。
この人はこれだけが玉に瑕だな。
間宮「じゃーん!」
提督「おお?」
しかし、意外にも見た目は普通。
夏らしい涼やかな和菓子、と言った所か。
透き通る葛餅の中に餡子を入れた、見目も夏に合う和菓子だった。
提督「…これは…」
ほんの少しだけまぶしたきな粉と、透明な葛餅の上に置いた蓬の葉。
うむ、…良いんじゃないか、これ。
提督「…頂きます」
……………。
…………。
提督「…ぶっふぉっ!?中身これ餡じゃなくてチョコじゃねーか!」
間宮「餡は…少し、ありきたりでしょう?」
提督「アホか!」
普通が一番。
名言であった。
コミュ対象>>+4
球磨 *33/500
阿武隈 164/500
間宮 **5/500
那珂 368/500
雷 139/500
間宮
那珂
間宮
あぶくま
雷
雷ちゃん
――病室
俺が訪ねた時、阿武隈は寝ていた。
静かに寝息を立てて。
最初は、そんな阿武隈の手を取ってずっと寝顔を見ていたのだが。
…そのうち、何だか俺も眠くなって――
…………………。
………はっ!?
提督「……あれ?」
目を開けば、ベッドのシーツに顔を埋めていたようだ。
視界一面、白い布が覆っていた。
阿武隈「……お兄、起きた?」
提督「……俺、寝てたのか?」
阿武隈「ぐっすりとねー」
微笑を湛えて、阿武隈が言う。
いつの間にか、寝てしまっていたようだ。
阿武隈「…お兄は相変わらずだねー」
提督「何だ、相変わらずって」
阿武隈「いつでもどこでも寝れる」
提督「……そうか?俺は繊細だぞ?」
その言葉に、阿武隈は何言ってんの、と悪戯っぽい笑顔を見せて。
阿武隈「ふふっ…覚えてる?昔、野球の練習から帰ってさ」
阿武隈「ただいまーって言って、いつまでも上がってこないから、おかしいなって見に行ったら」
阿武隈「おにぃ、玄関で寝てたんだよね」
楽しそうに、楽しそうに。
阿武隈が、続ける。
阿武隈「お母さん、すっごい馬鹿だって言ってたし、お父さんも、お前の部屋は玄関でいいな、なんか言っちゃって」
阿武隈「……そんな……楽しかったよね、…すっごく……」
提督「…阿武隈…」
再び暗い表情を見せる阿武隈。
その瞳は、戻らぬ過去を見つめているかのようで。
………俺は――
>>+4
A.…俺が絶対、取り戻すから。
B.………何も言えなかった。
C.…しょうがないさ。
A
A
b
a
c
b
コンマ低いなぁ…悔しい
A.…俺が絶対、取り戻すから。(*1.5)
提督「………」
阿武隈「……お兄…?」
力を入れれば壊れてしまいそうな躰を、優しく、優しく抱きしめる。
阿武隈は目をぱちくりとさせて、俺を見ていた。
提督「…取り戻すから」
阿武隈「……」
提督「…絶対、元に戻すから」
提督「だから、大丈夫」
阿武隈「……お兄……」
阿武隈「…ごめんね、いつも」
提督「…謝るな」
提督「…阿武隈は、…阿武隈は、何も悪くないんだから」
提督「……だから、謝るな…」
…阿武隈は、何も悪くないのに。
金色の髪に、顔を埋める。
阿武隈の匂いがした。
…昔よりも、少しだけ薄い、阿武隈の匂いが。
阿武隈→ 296/500
ファッ!?上がりすぎじゃ?
見間違えか強制かね
【阿武隈―その1】
あたしは、生きている。
生きてしまっている。
…そう思いだしたのは、いつからだろう。
皆に迷惑を掛け続けながら、ずっと死ねないでいる。
お母さんは、遠くまで働きに行った。
お父さんは、…よく、わからない。
最後に『無力で、ごめん』って言ってた事だけは覚えてる。
…謝るのは、あたしの方なのに。
お兄は、県外の名門校の誘いを蹴って、あたしの病院の近くの高校に入った。
それなりに強い所らしいけど、お兄が一番行きたかった学校じゃない。
…お兄には今、自分の時間が無い、自由も無い。
それも…あたしのせい。
…この躰は、どんどん死に近づいてるんだろうって、何となくわかる。
でも、その感覚が本当にやってくるのは、もっともっと先。
それまでずっと、皆、あたしのせいで苦しい思いをする。
死ねば良い、そう、何度も考えたのに、それはどうしても出来なかった。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
…ごめんなさい。
…でも。
…見捨てないでください。
見間違えたああああー…
阿武隈→ 165/500 これが正しいですはい私がごめんなさいする番だったねこりゃ
これ以上やらかしてもあれなので今日はここまでにします、すいません
お付き合い頂きありがとうございました
乙 見間違えだったか
乙
おつおつ
02だから1.5倍で03じゃないの?
167では?
乙です
おつダゼ
なんか那珂ちゃんと雷ちゃんはキッチリ高コンマとってるのに他があれだな…
とりあえず強制200でいいんじゃ?
>>658
あんまりそういうことしてるとコンマの意味が無くなっちゃうからね
コンマの強制や維持はクライマックスでやるからこそ意味がある
那珂ちゃんルートで阿武隈死なないかこれ
那珂ちゃんがBJでも連れてきてくれるよ
那珂ちゃんピノコ説
>>661-662
那珂ちゃん「あっちょんぷりけ!!」
つまりこういうことですなwwwwwwww
>>661
どこの群馬県在住のお嬢様だよ
まーた四則演算をミスってしまったか
始めます
ヒャッホウ
【6月3週】
教師「で、あるからして――」
提督「………」
久々に授業というものを聞いてみた。
…ふ、わからん。
何をやっているかわからん。
雷ノートにより、記憶教科に関してはなんとかなる部分もあるのだが。
数学とはなんぞや。
あのぐにゃっとした曲線に一体何の意味がある。
提督「………」グデー
雷「……大丈夫?」
提督「…寝る」
雷「ふふっ、はいはい」
コミュ対象>>+4
球磨 *33/500
阿武隈 167/500
間宮 **5/500
那珂 368/500
雷 139/500
那珂ちゃん
阿武隈きゅん
くまー
球磨
雷ちゃん
間宮さん
雷ちゃん
――高架下
球磨「うむうむ、今日も精が出るクマー」
提督「…何だお前」
球磨「いやいや、手強いライバルの偵察だクマ」
この前のように壁に向かってボールを投げていた所、またぞろあの怨敵が現れた。
俺のしっしっと手で払う動作も気にかけず、ずんずんと近づいてくる。
球磨「大会に向けての抱負などをお伺いしたいクマ」
提督「お前を倒すこと」
球磨「むっ、クマちゃんライバル宣言されてしまったクマ」
提督「……で、何の用だ?」
冷たくあしらおうとしても全く効果が無い。
ならさっさと本題を聞いてしまえ。
そう思って、露骨に大きな溜息を付いてから尋ねる。
球磨「別に用って程の物じゃないクマー」
提督「…だったら何で来たんだ」
球磨「ちょっとした疑問解消クマ」
提督「疑問?」
球磨「…この前の話だけどクマ」
球磨「提督は、プロに行きたいって言ったクマ」
提督「…そうだな、それが?」
球磨「…その理由がわからなかったクマ」
提督「あ?」
球磨「…怒らないで欲しいクマ」
球磨「提督は別に野球を楽しんでやってる訳じゃないって言ったクマ」
球磨「……なのに、義務感なんて物まで持ちだして野球に拘ってるのが疑問だったクマ」
球磨「野球が好きじゃないのに、プロに行きたいなんて…ちょっと変クマ、だから―」
提督「…何でそんな義務感を持ってるか、って聞きたいのか?」
球磨「クマっ」
…………。
理由なんてどうでも良かろうに。
つーかそもそも仲良くもない奴にそんな事聞くか普通。
………――
>>+4
A.金が要るから。
B.何でお前にそんな事を。
C.野球しかないから。
B
B
b
b
B
なんだ、この満場一致のB押しは!?(そういう自分もB選択だけど)
やさぐれ提督くんなんやろ
B.何でお前にそんな事を。(*0.5)
何故そんな事をお前に伝えなけりゃならんのか。
以上。
提督「……」
今日はもう切り上げよう。
全く、面倒な乱入者もあったものだ。
球磨「ちょ、ま、待って欲しいクマ!」
提督「…球磨」
球磨「?」
提督「お前の疑問を解消してやる義務なんて俺には無い」
提督「だから帰る」
球磨「…冷たいクマー」
提督「それと」
球磨「クマ?」
提督「……もう聞くな、その事は」
球磨「……」
言ってどうなるというのか。
同情でもしてくれるのか、こいつは?
だったらそれは大層有り難い話だ。
ああ、アホらしい。
球磨→ *47/500
【6月4週】
阿武隈「…くまー」
提督「!?」
病室、唐突に発せられた阿武隈の言葉。
俺は驚いた。
…それが、あまりにも可愛かったのだ!
提督「…お、おい!?阿武隈!?」
阿武隈「……あたしの友達のお姉さんがこんな感じで喋るんだって…」
提督「いや別にそんな事はどうでもいい、とりあえずもう一回、な!?」
阿武隈「…え、ちょ、お兄…?」
提督「な、良いだろ!?」
阿武隈「………く、くまー…」
提督「………」
阿武隈「…お兄……?」
提督「かわいい……」
阿武隈「………」
阿武隈「……最近ますます酷いなぁ…」
コミュ対象>>+4
球磨 *47/500
阿武隈 167/500
間宮 **5/500
那珂 368/500
雷 139/500
阿武隈きゅん
阿武隈
那珂
くまー
那珂ちゃん
雷ちゃん
雷ちゃん
間宮さん
間宮
ソナーに反応多すぎんよ~
不知火みたいに球磨0.5連発にはならないよな今回
なってもならなくても那珂ちゃんに追いつける気がしないんだよな
そのまま不知火のようにクマ√行ってくれるなら是非お願いしたい所存
不知火は鬼のように出番あっただけいいだろ(震え声)
間宮さん…
前回の不知火と大和の二極化と違って今回は分散してるから足引っ張りあって
最終的には那珂ちゃんに逃げ切られそうなんだよな
――土手
日課のランニングの最中であった。
変な女に呼び止められたのである。
球磨「誰が変な女クマっ!?」
提督「お前」
球磨「クマ!?」
…今ナチュラルに答えてしまったがこいつ心読んでなかったか。
…まあいい。
両耳のイヤホンを外して、球磨に向き合う。
提督「で―何か用か?」
ついこの前もこんなやり取りあったな、と思いつつ。
球磨「この前と同じクマ」
提督「…聞くなと言ったと思うが」
球磨「逆に気になるクマ」
提督「…………」
堂々とそう言い放つ球磨。
…とりあえず、俺は呆れるしかないだろう。
球磨「クマ?」
提督「…はぁ」
球磨「溜息を付くと幸せが逃げていくクマよ?」
提督「……」
…もう一回イヤホンを耳に刺して走り去ってしまいたい。
だがこのしつこさだと追いすがってきそうだ。
…いや、間違いなく追いすがってくる。
……。
>>+4
A.適当言って誤魔化す。
B.そらもう金よ。
C.…あ!あれは…UFO!?
B
C
a
a
どれが正解なんやろか
Cが正解とみた
bは露骨すぎて嫌われそうなんだよな
>>707
同じく
さりげなく病院住みの提督の妹に自分の妹を差し向けた球磨さんはすげえな
>>710
提督の外堀から埋めていってるな
A.適当言って誤魔化す。(*1.0)
こういう奴は食い下がらん。
何となくそれがわかってしまう。
故に、解放されたいなら適当に付き合ってやるしか無いだろう。
提督「…仕方ない」
球磨「……クマ?」
提督「話そう」
球磨「……おおー!」
提督「……」
…しかし。
適当に言うと決めたは良いが、どうするべきだろうか。
こういう場合嘘だけで話してしまうと、往々にして簡単に見破られてしまうものだ。
事実を混ぜながら、核心は隠す。
…ふむ、よし。
提督「妹の為だ」
球磨「妹さん…クマ?」
提督「ああ、昔あいつの前でボールを投げたらな」
提督「『お兄、すっごいかっこいいね!』(裏声)」
提督「って喜んでくれた」
提督「以来、あいつのために俺は野球をしている」
球磨「……………く、くまっ」
…ふむ。
何故だろうか。
ドン引きされているのだが。
…何故だろうか。
球磨→ *98/500
どうやらくまーに金の話題はNGみたいやな
まぁ詳細を説明せずに金目的としか言わないと誤解招くだろうし…
【7月1週】
腕を振った。
構えたミットに、ボールが吸い込まれるように収まった。
青葉「………はえー…」
青葉「…不知火さん、手、大丈夫ですか?」
不知火「……ええ」
提督「…ど、どっすか?」
不知火「…完璧、だと思いますよ」
青葉「はい、青葉絶対打てません!」
マスクを被ったままの不知火さんに合わせるように、バッターボックスの青葉さんが言う。
不知火「青葉…」
青葉「いやいや本当の事ですって!絶対150くらい出てますよこれ!」
提督「……あはは…」
…今度こそ。
今度こそ俺はあいつを倒そう。
甲子園に行くんだ。
上位指名を勝ち取って、金を貰って、阿武隈の手術を―――
青葉「て、提督くん!」
提督「へ?」
ごん、と鈍い音がして、ボールが頭に当たる。
不知火「………ごめんなさい」
提督「あー…いえ……こっちこそすいません、ぼーっとしてて…」
どうやら返球に全く気づかなかったようだ。
…何とも締まらん。
コミュ対象>>+4
球磨 *98/500
阿武隈 167/500
間宮 **5/500
那珂 368/500
雷 139/500
那珂
那珂ちゃん
雷ちゃん
雷ちゃん
間宮
阿武隈きゅん
那珂
阿武隈
短いが今日はここまで
明日は現地観戦に行くからやらないかも、でもデーゲームだから気力が残ってたらやるかも
そして最大のミスに気付く、夏の時期(7、8月)に合わせて主要イベントを消化しようとしてたら全然好感度が足りてなかった
一体何を思ってそんな仕様にしたんだろう
お付き合い頂きありがとうございました
乙
おつ
乙
乙
乙です
乙でち
週末のスナイパーたちは手強すぎる・・・おつ
ボケっとしてたら一回も参加できなかったでござる おつ
乙デース
那珂ちゃん√に入ったら提督の応援に球場に駆けつける
って展開になるかな?
おつ
さっさと1人をカンストさせたくもあるけど設定色々見たいのよな
>>715
実況「ちょっと心配ですがブルペンには提督がいます!」
夏の時期といえば甲子園かね
蹴球が盛り上がるなかぶれない。
俺はW杯観る
初めてスレに書き込んだ。受験勉強の息抜きに楽しみにしてます!
いやー、良かった!最高に盛り上がった!喉いてーわ!
22~23時くらいからやります
後、今回だけ【7月~8月】までで消化したいので7月○日~という形を取らせてもらってもよろしいでしょうか
それで9月~からの計32コミュ分をぶち込みたいと思っています…
了解
沈黙は肯定(至言)
――教室
雷「……」
なんだこいつ。
そんな驚きの表情で俺と数学の小テストとを交互に見つめるのは雷。
おいおい、じっと見るなよ、照れるだろ。
雷「…私のノート、ちゃんと見てる?」
提督「ああ、うん、一応は」
雷「………おっかしいわねー」
私のノートの取り方が間違ってたのかなー…とぶつぶつ呟く。
別に何もおかしくないしわかりやすいと思うのだが。
現に俺は数学の小テストで自己最高点の12点(100点満点)をゲットした。
念願の2桁突入である。
阿武隈、俺は遂にやったぞ。
雷「……よし」
と、そんな俺の充足感など全く雷は気に留めていないようで。
しばらく思案した後、顔を上げて俺に向き直った。
雷「提督くん…昼休み、勉強しましょう!」
提督「……Who?」
雷「…Whyって言いたいのかしら」
提督「…いやそれはともかくとしてだな、何で勉強?」
雷「んー…その、ね?私も提督くんが忙しいのはすっごく知ってるんだけどね」
雷「…これはー…ちょっと、その、なんていうか…もうちょっと頑張れるかなーって」
雷「だからね、うん、私も手伝うから、頑張ろ?」
提督「…ふーむ」
…どうせ昼休みは寝ているだけだが…。
別にそこまで真面目に勉強する必要性など感じない。
数学は将来使わないと断言できるし。
しかし雷はえらく気合入ってるしなぁ――――
>>+4
A.受ける。
B.とりあえず断る。
C.そういうのは必要ない。
B
c
C
C
C.そういうのは必要ない。(*0.5)
提督「…いや、悪いが」
提督「そういうのは必要ないよ」
ここで下手に引き受けてやる気なくダラダラと続けるのも雷に悪い。
それでもきっと彼女は丁寧にやってくれるのだろうが。
ただ、俺がそれでは納得出来ない。
だから、ちゃんと断っておこう。
雷「…そう」
提督「気持ちは嬉しいよ、ただ、今は色々忙しいんだ」
雷「ううん、私こそごめんね、勝手に話進めちゃって」
提督「謝る事は無いって、むしろノートくれる恩人の頼みを簡単に断る俺を責めてくれても良いくらいだ」
雷「あら、じゃあ責めようかしら?」
提督「お手柔らかに頼む」
雷「ふふっ」
雷→ 150/500
【7月8日】
阿武隈「………」
お兄のくれたボールを眺める。
…確か、これは中学の時のだったはずだ。
『ほら、阿武隈』
『カッコ良かったろ?』
…家族で観戦していた試合で。
その言に違わず、お兄はとてもカッコ良くて。
阿武隈「………はぁ」
やることのない入院生活。
そんな、過去の幸せを振り返る事くらいしか、あたしには出来ない。
…お兄、早く来ないかなぁ。
「やっほー、阿武隈っちー!」
阿武隈「うえっ!?き、北上さん!?」
「……甲斐甲斐しく御見舞をする親友に対する態度がそれかー…」
阿武隈「そんな事言いながら髪の毛弄るのやめてよ!」
「…うえっへっへっへ、いやぁ嬢ちゃん、可愛いねえ」
……あたしが学校に通えなくなって1年以上経つのに。
物好きだなあ、北上さんも。
コミュ対象>>+4
球磨 *98/500
阿武隈 167/500
間宮 **5/500
那珂 368/500
雷 150/500
那珂
那珂ちゃんだよー!
くまー
那珂
那珂ちゃん
那珂ちゃん!
どうなってるんだこれは・・・
今日はまた一段と早いな
そして容赦のない0.5
前に第六駆逐隊は腐るほどあるって意見あったが、
同学年設定を俺は初めて見るので推していきたい
ちょっと目を離したらこれか
那珂ちゃん大人気だな
これはもう(他の子ルート)ダメかもしれんね
>>757
ところがどっこいこのスレでは第六駆逐隊の電ちゃんが同学年の幼馴染設定だったんだよな
面白いから前スレを見てくることをオススメする
血を血で洗う0.5合戦にならなければいいけどな
――喫茶店
那珂「で、どうだった、那珂ちゃんのライブ!」
提督「………」
あのライブ以来初めてこいつに会った。
というのもアレは全国ツアーで、その後各地を行脚していた為であるのだが。
那珂「……おーい、てーいーとーくーくーん」
ねぇねぇ、と身体を突いてくる那珂。
……うーむ。
提督「……」
那珂「ひゃっ!?は、はひふふの!?」
ほっぺたを抓ってみる。いや特に意味は無いが。
…こいつ、本当にあのステージで踊ってた那珂と同一人物か?
違うだろ、どう考えても。
提督「那珂」
那珂「なに?」
提督「…替え玉使うのは卑怯だろ」
那珂「何で!?」
…正直そう言われた方が個人的にはいくらか納得できるのである。
どうしてもこいつとあのアイドルを結び付けられない。
那珂「…もー、提督くん、来てくれたんだからちゃんと感想くらい言ってよー」
提督「…………」
那珂「…だんまりかーい、那珂ちゃんショックだなー、横須賀でのライブはすっごく――」
提督「……見惚れた」
那珂「はへ?」
提督「…目が、離せなかったよ…瞬きも忘れるくらいに、お前を見てた」
那珂「え?え?なになに、ドッキリ?」
提督「お前は凄い、掛け値なしに」
提督「誰よりも輝くアイドルだ」
那珂「にゃ、…う、あー…あ、ありが、とー…」
那珂「……ちょっと反則だよー…」
提督「…反則?」
那珂「い、いやいや、何でもないよー!こっちの話、こっちの話!」
提督「……ならいいが」
ここまでべた褒めすると、微妙に対抗心が湧く。
―俺の試合日程を、那珂に教えてみようか。…もしかしたら、彼女が来てくれるかもしれない。
…お返し、というわけではないが―あいつにも俺の凄い所を…いやいや、何言ってんだ俺は――
>>+4(重要かもしれない)
A.教えよう。
B.教えない。
A
A
b
b
A
わかんねー b
A
きてたか さてどうなる
A推したが下手したらスキャンダルになってたかもって考えるとBかなぁ
Bが正解だったらxzhHmItyo君憤死しちゃう
ルート分岐の1つ目でした
B.教えない。(*1.5 最低401)
…いやいや。
教えてどうする。こいつは忙しいし。
そもそもこいつと俺はめちゃくちゃ気軽に話しかけているけども。
大人気アイドルをまさにそのヒット層である高校生の集まる場に呼ぶとかアホじゃないのか。
俺の都合で勝手な事に巻き込んでしまう所だったな、危ない危ない。
提督「……まー、なんだ」
提督「凄かったよ、那珂」
提督「…うん、凄かった」
提督「他には……あー……悪い、語彙が少なくて」
那珂は、俺の言葉に何度か頷いて。
ニパッと、華が咲くような笑みを浮かべた。
那珂「ううん」
那珂「…嬉しいよ」
那珂「提督くんのその言葉だけで、嬉しい」
那珂「…ふふん、那珂ちゃん大満足っ!」
提督「……この程度で満足するとは、な」
那珂「なにそれ!?いい話で終わらせようよっ!?」
提督「ははっ、いや――うん、なぁ、那珂」
那珂「?」
提督「…俺は――」
那珂「………提督くんは?」
提督「……いや、何でもない」
那珂「……?」
俺は。
どうにもお前のファンになってしまったようだよ、那珂。
那珂→ 427/500
Bだったかー 危なかったZE☆
危ねえ
教えてたらスキャンダルだったじゃねえか…
休憩 セブンに朝食を買いに行く
この分岐絶対A行くかなって思ったのに
少ししたら再開します
>>776
朝食!? 一旦乙
罠かよww 一旦乙
この>>1がわざわざ解りづらい地雷を仕掛てくるとは珍しいな
主人公が野球少年だったからパワポケ風にしたのかな(ニッコリ)
おつおつ
ちなみにAにしたらどうなってたの?
一旦乙
一旦乙です
多少風向きが変わりつつも普通に進むルート選びだったんじゃないかね
A選んでスキャンダルに進むとしたら鬱展開入りそうだが
そういや>>1はイキナリ死亡フラグ仕掛けてくることがあったな・・・
>>783
那珂ちゃんがアイドル辞めさせられて提督が責任をとるみたいな流れになりそう
那珂ちゃん一直線で責任をちゃんと取れればいいけどもし違うヒロイン選んだら屑提督待ったなしになるな
寧ろ見てみたかったような
ヤンデレ那珂ちゃんバンザイ
別にそこまで酷いルートにはならんよ、那珂ちゃん1人を選ぶならばちょっと進行が変わるだけ
【那珂―その3】
『…目が、離せなかったよ…瞬きも忘れるくらいに、お前を見てた』
『お前は誰よりも輝くアイドルだ』
「………うー…」
まだ、きっと顔が赤い。
彼の前ではきっと上手く隠せていた…はず、だけど。
凄かったとか、誰よりも輝いてるとか。
色んな人に言われた事がある。
その時は別に、こんな感情を抱いたりしなかったのに。
だって、アイドルとしては、ファンにそう思わせるのは当然だって思ってたから。
嬉しいとは思ったけど、こんな…こんな、気持ちにはならなかった。
…だから。
その原因は、わかってるんだ。
那珂ちゃんは、彼の前ではアイドルでは居られないから。
那珂ちゃんは、彼の前ではアイドルじゃなくて――
「…ただの、女の子なんだよね」
ただそれだけ。
それだけの理由。
「……そういえば…夏の予選、そろそろだ」
雑誌に載っていた彼の写真を思い出す。
…かっこよかったなぁ。
「……じゃないよ!」
…予定、ちょっと調べとこう。
ちなみに選んだコミュによっては時間が一気に飛ぶ可能性があります
【7月9日】
提督「……」
間宮さんに暇を出されてしまった。
…しかも有給休暇である。
間宮『今から、提督くんにとって大事な時期になるんですから』
間宮『バイトなんてしてる場合じゃないです』
間宮『…たまには、言う事を聞いてください』
…とな。
有り難い、有り難いが…。
…どうにも、悪い気がする。
どれだけあの人のお世話になれば気が済むのか、俺は。
でも、折角くれたんだから、その気持ちに応えよう。
提督「…よっしゃあ!」
気合、入れて、行きます!
「……珍しいな、提督…解けたのか、よしよし、良いぞ良いぞ、ほら、前に書いてくれ」
提督「………?」
…黒板には。
問4、と書かれている。
「……提督?」
提督「………い、雷!」
雷「……はいはい」
コミュ対象>>+4
球磨 *98/500
阿武隈 167/500
間宮 **5/500
那珂 427/500
雷 150/500
雷
那珂
雷
雷ちゃん
間宮
那珂
すまん、眠い
今日はここまでです
お付き合い頂きありがとうございました
乙
おつ
乙
乙です
400台二人目がでない程度にいろんな娘と遊びたいね
乙デース
>>800
まーた提督くんがフラフラしてしまうのか
遊びすぎてまた地雷原に突入しちゃうんですね
わかります
――帰り道
雷「あれ?提督くん?」
提督「雷」
野球の練習を早めに切り上げ、阿武隈を見舞いに行く日。
どれだけ練習が大変でも、1週間に最低1度はそんな日を設けるようにしている。
さて、今日も丁度その日で、病院へ行く途中―雷に出会った。
雷「今日は早いのね」
提督「…ちょっと、事情がな」
雷「事情……?」
と、首を傾げて、俺の進行方向へ目を向ける。
その先には、遠くからでも見える、大きな建物。
雷「…もしかして、病院?」
提督「ん、まぁ」
雷「……妹さん?」
提督「…ああ」
雷「…ん、そっか…」
雷「……ごめんね、聞いちゃって」
提督「いや、気にすんな」
沈黙が流れる。
このまま雷の隣を通り抜けて病院へ向えばいいのだろうが…雷がまだ何か言いたげなのである。
律儀に突っ立って雷の言葉を待っていると、やはり彼女は口を開いた。
雷「……御見舞い、私も付いて行っちゃダメ…かな?」
提督「…は?」
雷「…ほら、病院暮らしって暇だから…その、少しでも…」
提督「…つってもなぁ」
これが雷じゃなかったら好奇心でそんな事言うんじゃねぇよ馬鹿と一口で切り捨てる所なのだが…。
彼女はおそらく本気で何か妹の助けになりたいと思っている、ような気がする。
ノートの件でもそうなのだが、彼女はそういう人なのだ。
…うーむ――
>>+4
A.ま、阿武隈もたまには俺以外に会いたいだろ。
B.ダメだ。
C.気持ちは有り難いが―気持ちだけで十分だ。
C
A
A
A
a
コンマ…
A.ま、阿武隈もたまには俺以外に会いたいだろ。(*1.5)
ふむ。
そうだな、あいつもいつも暇してるだろうし、それも悪くないかもしれん。
俺とばかり話しているのもな。
提督「…ああ、良いぞ」
雷「ホント?」
提督「おう、雷の言う通り、暇だ暇だって言ってたし丁度良いさ」
雷「…良かった」
雷「ごめんね、無理に頼んだみたいで」
提督「んなことないさ」
雷「…ありがと」
雷「あ、だったら、何か買っていかなきゃね!」
雷「提督くん、妹さんの好きな物とか――」
提督「んー、今食える好きな物ってーと…」
…それから。
阿武隈は大層(お見舞い品を)喜んだ。
そして雷と会話して、久々にまともな人と話したと喜んだ。
…うん?
何かおかしくないか、妹よ。
雷→ 178/500
肉体的に病んでる阿武隈が精神的にも病まないか心配すな~
【7月10日】
『聞いてくださーい!恋の――』
何処かで見た映像だ、と思った。
ああ―この前のライブの映像か。
こうして画面を通して見ると、また違うものだな。
「……オッヒョ…那珂ちゃん可愛い……」
隣で、同年代らしい制服の男が呟いた。
提督「…お前、那珂のファンなのか?」
「ヘェッ!?…は、はい、そう、ですけど……」
提督「……」
そうか。
当然だよな。
那珂のファンは全国にいる、なんたって大人気アイドルなんだ。
しかし――
「あ、あのー…な、なん、でしょう…?」
提督「…いや、俺もファンなんだよ」
「そ、そうですか…」
提督「そんだけだ」
「あのー……………?」
当然なんだけどさ。
なんかこう、モヤモヤするんだよな。
…気のせいだろうか。
コミュ対象>>+4
球磨 *98/500
阿武隈 167/500
間宮 **5/500
那珂 427/500
雷 178/500
まーみや
阿武隈
雷
雷ちゃん
雷ちゃんがチャージを始めた模様
必ず1秒未満で2連射される二連装雷砲…
OW3LXnzFo
c54Erq4So
同じIDで二回やっちゃうんだww
雷はうれしいけど2連装だと複雑な気分になる
一秒未満連続無効にしろよ
――病室
雷「――――」
阿武隈「―――――」
………。
なんかさぁ。
ガールズトークから思いっきり省かれてるんだけど。
…折角時間を作って来てやってる兄になんだよその態度は!
……とは言えず。
ベッドの傍らの雷と楽しげに語り合う阿武隈を横目に。
1人、手慰みにグローブの手入れをする。
…そう、こういうこまめな手入れが重要だからさ。
野球人として当然の事だからさ。
………………。
………………。
阿武隈「…あ、お兄ー」
提督「おう!どうした阿武隈!この兄に何か用か!?」ポイー
雷「……グローブ投げた……」
阿武隈「あのさ、ちょっと気になったんだけど」
提督「おう!」
阿武隈「…雷さんとお兄って、どんな関係なの?」
む、どんな関係、と言われても。
…そりゃ――
>>+4
A.……なんだろう。
B.彼女……なーんつって。
C.友達。
C
C
C
A
A
C
A.……なんだろう。(*0.5)
俺と雷は――
………。
…なんだろう。
阿武隈「…………お兄?」
提督「……なんだろう」
雷「ええー…」
そんな目でこっち見るな、雷。
上手く表す言葉が見つからんのだ。
…ノートくれる人、と言っていいのなら言うが。
提督「…まぁ…友達?」
雷「疑問符いらない」
阿武隈「…ふふっ」
そんな俺達のやりとりを見て、阿武隈が笑う。
提督「阿武隈?」
阿武隈「いや…久しぶりにお兄が誰かと話してるの見たな、って」
提督「…そうかね」
阿武隈「うん」
阿武隈「…ちょっと、安心した」
提督「なんだそりゃ」
阿武隈「雷さん」
雷「どうしたの?」
阿武隈「こんなお兄ですが、仲良くしてあげてください」
ぺこり、とベッドに座ったまま、阿武隈が頭を下げる。
雷「うん、勿論よ!」
雷「阿武隈ちゃんも、よろしくね?」
雷が阿武隈に手を差し出す。
阿武隈「はいっ」
その手を、阿武隈はしっかりと握ったのだった。
……。
…俺は?
雷→ 240/500
【雷――その1】
始まりは、気まぐれだったように思う。
何となく、手助けをしたかった。
彼は凄い人だったから。
自分とは比較にならないくらい、凄い人だったから。
少しだけ、そんな彼に近づきたかった。
だから、あの日私はノートを渡した。
彼は、自分に感謝してくれた。
頼りにされていた。
何の取り柄も無い凡人の自分が、頼りにされていた。
…嬉しかった。
よくわからないけど、嬉しかった。
…だから、もっと色々彼の役に立ちたくて。
もっと、頼りにされたくて。
もっと、彼を助けてくて。
【7月11日】
『聞いてくださーい!恋の――――』
何となく、テレビを付けた。
開かない窓を、白いカーテンだけを見ているのに飽きたから。
液晶の真ん中で、最近人気のアイドルが踊っている。
阿武隈「……♪」
少しだけ、それに合わせて声を出してみた。
…すっごく、調子外れの音が出る。
阿武隈「……はぁ」
リモコンのボタンを押して、チャンネルを変えた。
『やべぇよ……やべぇよ……』
『降りろ!免許持ってんのか!』
阿武隈「……ドラマか、こっちの方が、まだいいかな」
ああいうのは、よくない。
自分の手に入らない物を求めてしまうから。
…作り話を見ている方が、ずっと気が楽だ。
作り話だって割り切れる方が、ずっと――
コミュ対象>>+4
球磨 *98/500
阿武隈 167/500
間宮 **5/500
那珂 427/500
雷 240/500
コレアカンタイプや
那珂
ナカチャンダヨー
那珂
燃2弾4鋼11
雷
ドラマ…?
ドラマ(ホモビ)
あくしろよ・・・
――喫茶店
間宮さんに無理を言って、今日までは仕事をさせてもらうことにした。
金だけ貰うなんて、俺には出来ない――と、いうのは建前で。
…本当の理由は、俺が此処に来たのは――
那珂「…提督くん?何でそんな所で突っ立ってるのー?」
提督「……那珂」
……ああ。
まさか本当に来るとは。
那珂「てーとくくーん、那珂ちゃん無視されると悲しいー」
提督「あ、ああ…すまん、えっと…適当に座っててくれ」
那珂「また接客放棄!?」
提督「…え、あ…ごめん、違うんだ、そういうつもりは」
那珂「……?…変な提督くん」
…全くもって仰る通りで。
動揺しすぎだろ、俺。
深呼吸を一つして、何とかメニューと水を持ってくる。
提督「…はい、メニューと水」
那珂「ありがとー!ふんふーん♪何にしようかなー」
鼻歌を鳴らしながら、メニューを見る那珂。
別に特別なことはしてないのに、そんなこいつから目が離せない。
………。
那珂「……ん、提督くんってば!」
提督「…へ?あ、ああ、どうした?」
那珂「注文、決まったってばー」
提督「…あ、すまん」
那珂「…今日の提督くん、なんかおかしいよー」
提督「……そうかもしれん」
那珂「何かあったの?」
那珂「あ、もしかして大会近いから緊張とか?」
提督「……いや」
…那珂の言う通り、俺はおかしいんだろう。
だって、この前からずっとお前の事を考えてるんだ。
…俺は――
>>+4
A.…好きだ、那珂。
B.…ああ、お前の言う通り、緊張してる。
C.…もう、会わない方が良いと思う。
C
山がほしーの
B
c
c
A
kskst
どれが正解かねぇ
那珂ちゃんの運命やいかに
関係が独特ゆえどうすべきか
C.…もう、会わない方が良いと思う。(*1.5 ED開放)
提督「…もう、会わない方が良いと思う」
那珂「………え?」
那珂が、持っていたメニューを落とした。
見開いた目で、此方を捉える。
那珂「…えと、ごめん、聞き間違えたかも」
提督「会わない方が、良いと思う」
那珂「…もー、提督くん、じょーだんキツいってー」
那珂「那珂ちゃん、弄られるのとか気にしないけどさー」
那珂「そういうマジな感じだと、冗談でも本気に――」
提督「本気だよ」
提督「…那珂、お前は俺と会ってる所、誰かに見られたらマズくないのか?」
那珂「……別に、だって、学校の友達って言えば」
提督「…横須賀だと、俺の顔を知ってる記者だっているかもしれん」
提督「お前ほどじゃないけど、それなりに有名人だと思ってるよ、俺も」
那珂「……」
提督「…そういうのってさ、マズいだろ?」
提督「だから――」
那珂「…何で?」
提督「え?」
那珂「…今まで何も言わなかったのに、何でいきなり、そんな…」
提督「………それは…」
那珂「良いじゃん!バレて無いじゃん!別に、那珂ちゃん達は悪い事してないし――」
提督「那珂」
提督「…お前は、アイドルなんだろ?」
提督「アイドルで在りたいなら――」
那珂「………っ」
那珂「……もう、良いっ!」
提督「那珂…」
……喫茶店の扉を勢い良く開けて、那珂が去っていく。
…これでいい。
これでいいんだ。
確かに、この喫茶店の中で話しているくらいなら見つからないかもしれない。
…でも、今、俺は。
その先を、那珂に求めてしまっているんだ、好きになってしまったんだ。
だから――これでいい。これがきっと、正しい。
那珂→ 500/500
まさかのクリティカル…オラワクワクすっぞ!
反対の選択肢を選ぶと1.5になるんだよな
那珂ちゃんはドM(確信)
ふむ
何故読まれるのだろう
今日はここまでです
お付き合い頂きありがとうございました
おつ
乙
寧ろ今までの選択肢で全部ストレートに気持ちを伝えていたらどうなってたのだろうか
乙
乙です
いいね、いいね!最っ高だねぇ!!
乙
乙なのです!
おつ
読まれた(ちょっと選択肢を捻った結果、素直に0.5を引こうとした別ヒロイン推しの人が華麗に1.5を引いた)
他キャラの追随どころか、サブヒロイン昇格すら許さない圧倒的アイドル!
・・・たまには5さんのことも思い出してくださいね
おつ
さて新ヒロイン安価に向けて頑張るか
北上様リベンジしたい
>>863
寧ろ前も引っ掛け選択肢だったから今回は1.5を狙って引いたんじゃないか?
どのヒロインになった場合でもなるべく好感度上がりやすそうな選択肢を選んでる
・・・どれが正しいのかはわかんないけど
正直さっきまで他のヒロイン推してた奴がCを入れてた時点で「ククク…ばかめ!」としか思えなかった
今回の引掛け選択肢は中々名案だと思うな
前回も0.5野朗に引っ掻き回されて不知火ルートがグダグダになったからこれからもどんどんぶち込んで欲しい
>>869
もうちょっと柔らかい言葉にしようぜ
引っ掛けだと思って選んだら素直に選んだ方が良かったって場合もあり得るんだよなあ
難しい所だね
正直、
提督(俺はたぶんアイツ(那珂)に惹かれてる。けど楽しそうにアイドルをしてるアイツの邪魔になるわけにはいかない)
って感じがビンビンだったろ。ライブで違う一面を見つけて、惚れて、でも試合に呼んだら絶対ヤバイって描写あったのに
君ギャルゲ上手いねぇ
現状スナイプで一気にぶち壊せちゃうのがなぁ
乙デース
まあどんな場合でもヒネり無し!ってしちゃうと0.5(1.5)を狙う意図が露骨すぎてサツバツとしちゃうネ
個人的には彼女になった後のイチャイチャもやりたいんだよな
一代目は電ちゃんと彼女になった後ちょこっとイチャイチャ出来たけど
前回の不知火とか今回の那珂ちゃんは告白=ENDになるだろうからイチャイチャする前にENDになっちゃうんだよな
>>877
> 一代目は電ちゃんと彼女になった後
捏造良くない
青葉ちゃんハッピーエンドだったなそういや
電ちゃん?いい幼なじみだったな
個人的にはキューピットやってる方がたのしい
>>878
一度遊園地で彼女っぽくなったじゃん
その後すぐに青葉に掻っ攫われたけど…
っぽいが許されるのは夕立ちゃんだけだよねー
全力で負けに行くチームがあるらしい
スタメンの時点でええ…とは思ったけど流石に今日の内容は酷い
選択肢は…まぁこのままでも良いか
アフター的なのは書いたほうが良いのかね どうなんだろ
始めます
きたか
【7月12日】
「我々、選手一同は――」
遂にやって来た開会式。
というのに、俺の気持ちは重い。
絶え間なく溢れる汗が煩わしい。
昨日の事だ、昨日の事が全部悪い。
提督(………那珂)
女々しい物だ、と思う。
しっかり決めたはずなのに。
あれで良い、と。
とりあえず、1回戦が今日で無くて良かった。
コミュ対象>>+4
球磨 *98/500
阿武隈 167/500
間宮 **5/500
那珂 500/500
雷 240/500
那珂ちゃん
阿武隈
那珂
那珂ちゃんだよー!
決まったな
最後から最後まで他を寄せ付けない圧倒的な正ヒロインであった…
寄り道すらさせてくれなかったのぜ
アイドルは沈まない設定(至言)
また反対の選択肢を選べば良いのかね
今回は真っ直ぐ行って愛を叫ぶ方が正解と見た…
【7月30日 横須賀スタジアム】
あれから、宣言通り彼女―那珂と会う事は無かった。
それでも、アイドルの『那珂』は変わらずに活躍していたし。
俺の日常だって、特には変わらなかった。
…結局、お互いの存在なんてそのくらいの物だったんだ。
そう思うと、少しだけ寂しくなって。
そんな寂しさを紛らわせる為に、俺は目の前の事に全てを打ち込んだ。
即ち、野球に。
そして――
『只今より、第×回全国高校野球選手権横須賀大会の決勝戦を――』
遂に、ここまでやって来た。
相手は、…何となく、予想していた通りの学校。
球磨「今日勝ったら甲子園だクマー!気張って行くクマ!」
…やっぱり最後に当たるのは、お前だったか。
……。
勝とう。
阿武隈だって、きっと病室で見てる。
間宮さんも、応援に来てくれている。
雷達クラスメイトも応援に総動員だ。
…もしかしたら、那珂も――
……糞、どんだけ女々しいんだよ、俺は!
青葉「では、1番バッター青葉、行って参りまーす!」
先行、三塁側のベンチから、元気に先輩が出て行って。
運命の試合が、始まったのだった。
そういえばもうすぐ夏の甲子園が始まるな
あのサイレンの音は印象的だよね
ようやく始まった試合。
だが、特に序盤に動きはない。
1回は両校共に何の見せ場もなく三者凡退。
2回表、4番の不知火さんにヒットが出るも、後続が沈黙。
そして、2回裏――
球磨「…さー、かかってこいクマー!」
提督「……」
問題は、この先頭打者。
…ブンブンとバットを振り回す球磨。
相変わらず怖いスイングだ。
だが、俺だって遊んでた訳じゃない。
腕を上げ、振りかぶり、ボールをリリースする。
何万回とやって来た動作。
目の前の敵に、打たれないようなボールを投げ込む!
「ストライク!」
球磨「……クマっ!?」
表示された速度は―153km。
返球をグラブで掴みながら、どうだ、とほくそ笑む。
2球目。再び振りかぶって、また直球。
打てるもんなら――
球磨「…なめるなクマー!」
球磨がバットを振りぬき、甲高い金属音が響く。
提督「………っ!?」
打球は、三遊間を綺麗に抜くヒット。
…おいおい。
やっぱ、ありゃ化物だ。
…シングルで済んだと、前向きに捉えるしかない。
この後、後続を危なげなく打ち取り、この回も0がスコアボードに並んだ。
3回、4回、5回とも両校0を並べていき、試合が動いたのは6回表2死。
多摩「にゃっ!?」
不知火「……甘い」
不知火さんのレフトスタンドに飛び込む先制のソロホームラン。
それ以降は、ランナーは出すものの点を入れられなかった。
そして、俺も相手打線を抑える。
球磨に3打席連続でヒットを打たれるものの、それ以外の打者を完璧に抑え。
…遂に、9回の裏のマウンドへと向かうのだった。
野球パートで生き生きとする>>1
良いと思います
『9回の裏、球磨型軽巡高校の攻撃は―1番、ショート、北上くん』
提督「……ふぅ」
…落ち着け。
この回、もう球磨には回ってこない。
他の奴らに、俺が打たれる筈も無い。
なら、…俺の勝ちだ!
北上「……かー…いやいや、阿武隈っちのお兄さん強すぎっしょー…」
1番北上、三振。
2番大井、三振。
そして、迎えた最後のバッター、木曾。
観客席からはこれでもかと言うほどの大歓声が響く。
……あと、1人。
不知火さんが、ミットを構える。
そこに、後3球投げるだけだ――!
と、ボールをリリースした瞬間、バッターの木曾が微笑み、バットを横にした。
……セーフティーバント!?
軽い音と共に、三塁線に転がる硬球。
それはライン際を転がっていき――
…ファールと判断した三塁手を嘲笑うかの様に、ラインの上で静止した。
木曾「……ま、たまにはこういうのも悪くはねーだろ?」
木曾「つーわけだ…頼んだぞ、球磨姉」
球磨「まっかされたクマー!」
球磨が、打席に入る。
ホームランを打たれたら、サヨナラの場面で。
回らなかった筈の奴に、打席が回った。
9回裏、2死1塁―バッター、球磨。
提督「……」
不知火さんや内野手が声を掛けてくれたけれど、内容は頭に全く入らない。
…どうやって抑えれば…いや…そうだ、最低シングルなら、別に良いんだ。
逆転されなければ――
1球目、外角一杯にストレート。
鋭い金属音、バックネットにボールが飛んで、ワンストライク。
…よし、抑えられる。まだ、球威はある。
2球目、内角に食い込むボール球のスライダー。
多少仰け反り見送られボール、1-1。
3球目、高めのストレート。
これもファール、内野スタンドに飛び込み、1-2。
…追い込んで、4球目。
外角低め一杯にチャンジアップ。
打てる筈無い、と投げ込んだ完璧なボール。
それをいとも簡単に球磨は弾き返した。
流し打った打球はライトポール際、ギリギリ切れてファール。
提督「………っ」
…嘘だろおい……いや、緩い球を読まれてたのか?
…だったら、内角高め、渾身のストレートで――
球磨「…クマっ!」
やはり、鋭い金属音。
今度は引っ張ってレフトポール際、またもや切れてファール。
…1塁側のスタンドが落胆の声で埋まり、すぐにまた歓声を出す。
……どう抑えるんだよ、こんなの。
不知火(………とりあえず、1球外しましょう)
高めのボールゾーンに構えられたミット目掛けてボールを投げ込み――
提督「……あっ!?」
それは不知火さんを遥かに超え、バックネットへ。
ワイルドピッチで、ランナーが進塁、2死2塁。
提督「糞っ!」
ヤケクソ気味に放ったボールは大きく外れ、3-2のフルカウント。
3塁側からの声援に、野次が混じった。普段は気にしないそんな言葉さえも、今の俺を追い込む。
………どうすれば、どうすればいい。
…敬遠、そんな言葉が頭を過る。
そうだ、次のバッターは今日2三振の多摩。…こいつなら、打ち取れる。
…ああ、外してしまえば良いんだ。それで――
「……提督くーん!」
喧騒の中にあって、一際響く、高い声。
何か引っ張られるように向けた視線の先。
糞暑い日差しの下、ニット帽とサングラスとマスクという挑戦的なファッションの女がいた。
流石ヒロイン…提督、かっこ悪いとこ見せらんねぇな…!そうだろォ!?
0時までに終わらないという無能っぷり
すまん、続きは明日で
お付き合い頂きありがとうございました
良いところで寸止めか・・・乙なのです!
おつ
この後選択肢有ったりするの?
乙
乙乙
乙 選択肢無しで良いんじゃないかなぁ 他に300以上の子もいないんだし
乙です
乙デース
那珂ちゃん来たか
マミヤ、5様
ふむ
5さんの話はやめろ!
飛鷹よりひでえや
間宮さんヒロインのSS珍しいからな
攻略出来てればオンリーワンになれただろうに
変な料理を作る人で終わってしまったね
そろそろ次スレかね
提督から見ると間宮さんは叔母さんだもんな
恋愛対象には出来んよ
むしろ萌える
莠?価
今日は無いのかな・・・?
寝るか
次キャラ安価があったら誰か利根姉さん頼んだ
来ないな
俺も寝るかな
しかし阿武隈ルートが気になるな
下手に阿武隈ルートへ突っ込むとBAD時に死んじゃいそうで怖いな
そっとしておこう
昨日は申し訳ありませんでした
今日は21時くらいからやります
おk把握
クッソ楽しみだゾ
無理しないでなー
了解
待ってるぜ
「……おいおい」
その姿に一瞬、意識が飛びかける。
…あの、あの格好は…。
「……お、おい…何だあの女の格好…」
「…いや…でもさ、どっかで聞いたことある声じゃね、なんか……」
「……あ、言われてみれば確かに……つーか、暑くねーの、あれ?」
スタンドがざわめく。
当の本人は、そんな事を気にかけず、俺へ向かって叫んでいる。
「逃げんなあほー!」
「那珂ちゃんの知ってる提督くんは、もっとカッコよかったぞー!」
「いつもみたいに、偉そうに投げてみろー!」
「………那珂ちゃん?え?今那珂ちゃんって…」
「はは、んなわけあるか、馬鹿の間違いだろ」
「あー、…確かに、ありゃ馬鹿っぽい」
「………ば、馬鹿って…ずーん…」
……ははは。
…やっぱ馬鹿だ、馬鹿だあいつ。
何で来たんだよ、話聞いてなかったのかよ。
バレたらどうするんだよ、あんな変な格好しやがって。
偉そうに、好き勝手言いやがって。
ああ、そうか。
今、俺は逃げようとしてたんだ。
球磨から。
あのバッターから、逃げようとしてたんだ。
どうやって躱すか、どうやって長打を打たせないようにするかって。
シングルヒットなら良いとか、四球でも良いとか、アホみたいな事考えて。
「…………」
左手に握りこんだボールを見る。
…いつものボールだ。俺が、何万回も、何十万回も投げてきたボールだ。
正面にいる球磨を見る。
先程までとてつもなく大きく見えていた彼女が、何故か小さく見えた。
「……いつもの、俺、なぁ」
どうすればいい。なんて。
そんなもん、簡単じゃねぇか。
いつもみたいに投げればいい。
自分のボールを信じて思いっきり投げればいい。
傲慢に、不遜に、このグラウンドの一番高い場所から。
俺の球は打たれないって信じて、投げればいい。
誰が相手だとか、そんな事は関係ない。
最高のボールを投げればいい!
まってたぜ!
(……提督くん)
不知火さんがミットを外角、外れても良いというようなゾーンに構える。
(…………)
それに、無言で首を振る。
(真ん中に、ド真ん中に構えてください)
(…提督くん)
(……そうですか、わかりました)
(……貴方がそう言うのなら、任せます)
ありがとうございます、不知火先輩。
心の中で、頭を下げる。
さあ、投げよう。
今ならきっと最高のボールを投げられる。
そんな、予感がするんだ。
あー…那珂の奴、本当にムカつくなぁ。
何で今声掛けるんだよ。
何で一番声を掛けて欲しい時に。
そんな事されたら――
腕を上げ、振りかぶり、思いっきり振り抜く。
細かい事なんて考えなくて良い。
「諦めきれなくなるじゃねーかよおっ!」
白い球は、真っ直ぐ構えた場所へ向かっていき。
球磨のバットを躱して、乾いた音と共に不知火さんのミットの中へと吸い込まれていった。
歓声が一瞬、静寂へと変わる。
「……バッターアウト、ゲームセット!」
主審が、大きく手を上げて。
スタジアムに再び、先ほどとは比べ物にならない程の歓声が木霊した。
『156km』
電光掲示板に表示されたそれは、まさしく生涯最高の1球だった。
3塁側スタンドの黒尽くめの女は、それを見て大きく両手を挙げ。
俺へ向かってVサインを作り、去っていった。
これは怪物ですわ・・・
来月からウチで投げてくださいよ
あ、これ差し入れです つ(カニとメロン)
>>933
差し入れは栄養代と焼肉だろ!
>>921
引き受けた、同志よ
「…いらっしゃい、提督くん」
「あの…」
「はい、いつもの場所に」
「……そうですか」
試合の後、様々な面倒臭い行事を終え、喫茶店に着いたのは既に夜。
…何故か、此処にあいつが居る気がしたんだ。
「や」
「…居ると思ったよ」
「来ると思ったよー」
そんなやりとりに、2人して笑い。
彼女の対面の椅子に腰掛けた。
「…おめでとう、提督くん」
「ありがとよ」
「………何で、来た?」
「んー?」
「…もう会わんって言ったろ」
確かに俺は言った、もう会わないと。
なのに何故―と、半ば詰問するような態度で問う。
しかし那珂は、それを全く意に介する様子もなく答えた。
「ああ、うん、あのね」
「おう」
「アイドル、やめちゃった」
「………はぁぁぁ!?」
口に含んでいた水を、再び容器の中へと戻しながら驚嘆の声を出す。
というか、驚く以外の行動が取れない。
「正式発表は、もうちょい先だと思うんだけど――」
「ちょ、ちょっと待て!」
「なに?」
なんでこいつは平然としているんだ!?
ドッキリか、ドッキリかなんかか!?
「な、ななな何でアイドルやめ…!?」
「あはは、提督くんが取り乱してる」
「良いから答えろって!」
「……ん、そだね」
「…那珂ちゃんは、さ」
「ずっと…皆の為に輝く、そんなアイドルを目指してた」
「……でも、ね」
そこで一度言葉を切って、俺へと真っ直ぐに視線を向ける。
那珂ちゃんがアイドル辞めるなんて失望しました那珂ちゃんのファンやめません
那珂ちゃん、一世一代の山場!生涯で一度だけの路線変更ですっ!
「この前の横須賀でのライブ、あれ、すっごく評判が良かったんだ」
「…何でだと思う?」
「……いや、さあ…?」
「……もー、気付いてよ」
少し不満そうに、那珂が唇を突き出して。
しょうがないなぁ、と笑った。
「…提督くんが、いたからだよ」
「………那珂」
「那珂ちゃんは、知らない皆の為に輝くよりも――」
「君の為に、輝いていたいんだ、って」
「……まぁ、その…気付いちゃった訳、で…はい、そんな感じかなー…」
どうにも恥ずかしくなったようで。
最後の言葉を言い切って、罰が悪そうに目を逸らした。
「…そう、だったのか」
「……うん」
「……」
「…って!黙ってないで、提督くんも何か言ってよ!」
「…あ、ああ……え、えっと…」
…もしかして、さっきのは告白的な何かなのか!?
あ、ああ待て、こういう時どうすれば…。くそ、9回2死の時より緊張するじゃねーか。
「…俺は」
「うん」
「…正直、アイドルとかよくわからんかった」
「……うん」
「だから、お前が凄いとか言われても全然実感わかなかったし、どーでも良かった」
「……」
「でもな」
「…あの日、ライブで…お前を見てさ」
「…初めて、凄いって思った」
「こんなに輝けるんだって、惹きつけられるんだって」
「………ん、んー…そ、そう、なんだー…」
那珂が、顔を真っ赤にして俯く。
「…それから」
「お前が出てるドラマとか、曲のPVとか見るようになってさ」
「ドラマは全然内容が頭に入ってこなかったし、曲は正直うーんって感じだったけど」
「っておーい!」
「…でも、お前が出てきたシーンだけは覚えてるんだ」
「……」
確かに内容なんて頭に入っては来なかったけれど、那珂の台詞や、歌った歌詞だけは。
俺の頭に鮮明に刻まれていて。
甘酸っぺーなオイ!
一本でいくと中々良いもんですな!
修羅場、純愛ときたから次はハーレムだな
ニヤニヤがとまらんちん
>>942 ハーレムは住人が団結しないとむり。つまり無理
ただしぶんk
ここまで那珂ちゃんがかわいいSSが今まであっただろうか!いや無い!
(あったらごめんね)
「…今日も、あの時」
「お前に…那珂に、声を掛けられて」
「取り戻せたんだ、自分を」
「…お前の、声で」
「………提督くん」
「……だから、きっと」
「俺も、お前が――」
好きなんだ。
と、続く5文字が出てこない。
言う準備が出来ているのに、やたらうるさい心臓が邪魔をする。
腰抜けと言われてもこれは仕方ない。
そんな俺に、那珂が痺れを切らしたらしい。
「あーもう!まだるっこしい!」
「な、那珂――!?」
「………んっ!」
「…………!?」
那珂の端正な顔立ちが、視界いっぱいに広がって。
唇に、柔らかい感触が残った。
「…っぷはっ!どーだ提督くん、今、ドキドキしてる!?」
「……そ、そりゃ…す、するだろ…」
「よし、それじゃあ提督くんは那珂ちゃんの事が好きなんだ!」
「…は、はぁ!?」
「…な、那珂ちゃんもドキドキしてるから、提督くんの事が好きだよ!」
「それで、文句無いでしょ!」
「………ははっ」
「…なー!?何で笑うのー!?」
…ああ、やっぱりこいつは馬鹿だった。
でも、俺はそんなこいつが――
「ははは…すまん、いや、文句はないさ」
「…俺も、那珂が好きだ」
「……よろしい!」
那珂が笑って、俺の手を握る。
暖かく、ぷにっとした手。
「…見ててくれなきゃ、やだよ?」
「勿論、トイレから風呂までな」
「……むー、なんでそういうこと言うかな、えっち」
「ははっ」
もう一度、どちらからとも無く、顔を近づける。
再び、柔らかく、暖かい感触。
今度は、長い、長いキスだった。
>>944
ハーレムより寧ろ純愛の方が難しいイメージあったんだけどな
次辺り本気でハーレム狙ってみようかな
えんだあああああああ
これにて那珂ルート終わり、残すはエピローグ
なんか普通の青春物を目指したかった
この調子で次も純愛ルート、行こう!
あっまーい!
ハーレムを目指すならば全提督は独断専行などは行わず、各艦隊との連携を第一とする
また、旗艦は雪風に限定、まるゆを食べさせて幸運を補正をつけた状態でコンマ調整しなければならない
ハーレムって別々の艦娘推しの人が一致団結しなきゃだから一番難しい気がする
一人抜け駆けしたら修羅場だし
駆逐艦ハーレムのロリコン提督とか良さそうだな
エピローグか
阿武隈が気になるゼ
とりあえず次スレ立てて4週目ヒロイン決める
エピローグはまたプロローグと一緒に考えます
>>953
割とこれが現実的な気がするな
派閥はあれど他の艦種より統率取れそう
大学生の教育実習生提督と初等部のおませな駆逐艦たちとのハートフルラブコメディ?
憲兵さんイチオシですね?(ホイホイ的ないみで)
次スレ
【艦これ】艦娘達と過ごすちょっとした学園もの★3【安価】
【艦これ】艦娘達と過ごすちょっとした学園もの★3【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1403183654/)
まぁ正直初期設定で提督くんの性格も設定も変えまくります
というか娘だったりスラッガーだったりすると提督くんを変えるしか無くなるやん…
因みに今回一番色々考えてたのは阿武隈ルート
嫉妬那珂ちゃん、阿武隈の手術代で提督を買うという設定を使いたかった
見たかった(血涙
立ち乙
なにその設定こわい
>>958
良かった
畜生那珂ちゃんはここにはいなかったんだね
今更ながら>>1が作る設定がすごいと思うんだが、
やっぱり作った設定ほっぽって新しい世界作るのもったいないと思う?
危うく那珂ちゃんのファンを辞めるところだったぜ
ヒエー・・・見たいけど見たくないです
買ってなにするつもりだったのかなぁ…?
正直1つの設定で長くやるとめっちゃ矛盾してきそうだし1回で終わった方が良いです
以前そんなことがあったような気がしないでもないから
そんなわけで4週目のヒロイン1人目>>+4
夕立
義姉
利根
従姉
初雪 教え子(家庭教師的な)
陽炎
幼馴染
時雨 ルシールを抱いた天才ギタリスト
鈴谷
理事長の娘
曙 従兄妹
榛名 幼馴染
明石 友達
響
日露ハーフの柔道少女 祖父に鍛えられて得意技は裏投げ
川内
昼は学生 夜は怪盗
陽炎の人おめでとう
天龍 (自称)未来から来た子守アンドロイド
陽炎(幼馴染)
2人目>>+4
熊野
社長令嬢
潮 許嫁
榛名 後輩
深雪
妹
大和 艦娘
夕立
義妹
曙 従兄妹
木曽
部活(剣道部)の後輩
熾烈過ぎる…
みんなはっやーい!
…そして夜戦仮面か
キャツアイか……
なんかかっこいいなww
これはまた面白そうな
すんませんそろそろ次に移行しやす
由良
うめうめ
あとうめか? うめ
うめうめ
うめ
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません