ミカサ「アニ、いい加減にして」(229)
宿舎 女子大部屋
アニ「・・・は?なにが?」
ミカサ「エレンに色目を使わないで」
アニ「別に、使ってないけど」
ミカサ「しらばっくれないで。私は知っている。この間だって対人格闘の訓練中に」
アニ「あれはあっちから誘ってきたんだよ。私からはなにも」
ミカサ「そういう問題じゃない」スタスタ
アニ「・・・(そういう問題だと思うんだけど)」
ミカサ「どうして黙るの?」ズイッ
アニ「ミカサ、近い。近いってば・・・本当にそんなつもりないんだよ、誤解だ」
ミカサ「証拠は?」
アニ「は、はぁ・・・?(めんどくさ・・・)」
ミカサ「 証 拠 は ? 」
アニ「え、っと・・・私、他に気になる奴がいるからさ?(ここは適当なことを言ってしのごう)」
女子大生設定か、あたらしいな
と思ったら勘違いだったでごさる
多分ギャグ、キャラ崩壊すると思う
書き溜めはしていない、ので
ネタバレするかは展開次第
つまりエレユミか
最高っす
>>4
この締め技?って苦しいモンなの?
ミカサ「!そうなの?」
アニ「あ、あぁ」
ミカサ「・・・」
アニ「う、疑ってるのか?本当だよ、だから私がエレンに色目を使うなんてないない」
ミカサ「・・・どういう人なの?」
アニ「えっ」
ミカサ「どうして困るの?」
アニ「・・・あんたがエレン以外の人に興味を示しているのが珍しいと思ったからだよ」
ミカサ「私はアニがどんな人が好きなのか興味がある」
アニ「・・・(どうしよう、こんな突っ込んで訊かれると思ってなかった・・・)」
ミカサ「・・・」ジーッ
アニ「い、言いたくないよ、そんなの」
ミカサ「恥ずかしいの?」
アニ「・・・うん」
ミカサ「そう。じゃあ仕方がない」
アニ「・・・」ホッ
ミカサ「私が質問するからイエスかノーで答えて」
アニ「!?」
ミカサ「背は?アニより大きい?」
アニ「私より小さいってクリスタくらいしか思いつかないんだけど」
ミカサ「それももちろん可能性の中にあるでしょう」
アニ「ない、どう考えてもない。・・・はぁ、私よりは大きいよ」
ミカサ「『私"よりは"』ということは、あまり背は高くないんだね」
アニ「いや、そんな意味を込めて言ったつもりは・・・(頭のいいバカと会話するのってホント疲れる・・・)」
ミカサ「じゃあ次。その人は知的なタイプ?」
アニ「・・・(考えろ、考えるんだ。知的なタイプであまり背の高くない男と言ったらまずアルミンが思いつく。変に誤解はされたくない。)」
ミカサ「アニ」
アニ「・・・いいや、そういうタイプではないよ」
期待
ミカサ「そう・・・じゃあ、その人は強い?」
アニ「・・・あぁ、そこそこ(いつまで続くんだ、これは。とにかく、全ての条件に当てはまる人がいないように質問に答えていこう)」
ミカサ「アニが認めるということはかなり成績のいい人と考えられる」
アニ「・・・(誰だ、ミカサはいま誰を思い浮かべている・・・!?)」
ミカサ「・・・髪の色は?」
アニ「・・・普通(いま絶対コニーを思い浮かべてたな、こいつ)」
ミカサ「普通、か・・・」
アニ「もういいだろ?この話はおしまいね」
ミカサ「待って、まだ」ガシッ
アニ「・・・(くっ、逃げられない)」
ミカサ「その人のどういうところが好き?」
アニ「その質問には答えたくない(思いつかないし)」
ミカサ「・・・」
アニ「はぁ・・・えーと、どこだろうね。自分でもよくわからないよ(よし、無難なこと言った)」
ミカアニ?ウフフ
>>4
この画像見ると、やっぱエレアニはありえるよなぁ
……本編ではもうどうしようもないけど
このミカサは気持ち悪いミカサだな
そんなのユミルに決まってるじゃないか
ミカサ「そう。でも人を惹きつける魅力がある人ということ・・・?」ブツブツ
アニ「なんでそんな一生懸命なんだよ、あんた・・・(寝たい、布団に入って今すぐ寝たい)」
ミカサ「・・・!!!」
アニ「・・・(ヤバい、誰かに思い当たったっぽい)」
ミカサ「その人は、よく食べる?」
アニ「・・・(よく食べる?なんだその大雑把な質問。誰か思い当たった人がいるんじゃなかったのか?少食な人の方が少ないし、絞り込みにくくする為には肯定した方が良さそうだ)あぁ、食べる」
ミカサ「やっぱり・・・!」
アニ「?」
ミカサ「アニ、そう、そうだったの・・・無理に聞き出すようなことをして悪かった」
アニ「・・・?あ、あぁ、わかってくれればいいんだよ、別に(諦めた、のか・・・?)」
ミカサ「まさか、アニがサシャを・・・」
アニ「はぁ!!!?」
ホモは大好きなのに百合は大嫌い
何故だろう
アニサシャとかレアすぎる
ヒロインのエレンをミカサとアニで取り合うのがいいんじゃないか!!
http://i.imgur.com/0vrelag.jpeg
エレンはヒロインだからね。こうなって当然( ̄^ ̄)
このミカサはうざいな
>>15
腐ってるんじゃね
サシャ「二人とも、さっきから部屋の隅っこで何やってるんですか?」
ミカアニ「!?」
サシャ「喧嘩ですか?だったらやめてくださいよ?いま教官が来たら色々とマズいので」モグモグ
アニ「あんた、それ・・・」
サシャ「はい、料理場に頃合いのものがあって」
ミカサ「また盗んだの・・・」
サシャ「お腹が減ると寝れないんですよ」ゴックン
アニ「・・・・・・・・・・・・」
ミカサ「アニ?」
アニ「・・・(こんな奴のことを好きだと誤解されるなんて・・・)」
サシャ「な、なに見てるんですか?あげませんよ?」
アニ「いらない・・・はぁ」
サシャ「?」
>>17
取り合ってる隙に他の人取られちゃうんですね(笑)
ミカサ「サシャ、聞いて」
サシャ「?」
アニ「!?」
ミカサ「アニはサシャのこと」
アニ「わぁー!!」
サシャ「!?」
ミカサ「?どうしたの、アニ」
アニ「どうしたの?じゃない!」
サシャ「ア、アニ?」
ミカサ「私はさっき応援すると言った。女に二言はない」
アニ「しなくていい!ミカサ、余計なことはするな、いいね?」
ミカサ「でも」
アニ「いいから、やめて」
残念ミカサか
ミカサあほ可愛い
>>6
肩固めは苦しいよ
サシャ「アニが、私のことを・・・なんですか?」
ミカサ「・・・」チラッ
アニ「・・・」ギロッ
ミカサ「なんでもない」
サシャ「気になるんですけど!?」
アニ「バカだと思ってるって言おうとしたんだよ、ミカサは」
サシャ「え・・・ひど・・・」
ユミル「お前ら、さっきから面白そうな話してんな」
アニ「ユミル、クリスタ・・・・・・どこから聞いてた?」
クリスタ「えーっと、『アニ、いい加減にして』からかな」
アニ「・・・(最初からだ・・・)」
ユミル「アニが、こいつをねぇ・・・」チラッ
サシャ「?」
ユミル頭から聞いてて勘違いしてんのかよwww
ユミル様はわかっててからかってるんだろ
アホでもかわいいけど
まぁユミルはわかってて引っ掻き回す気満々だな
ミカサ「みんな、もう消灯の時間になる、ので、寝よう」
アニ「そうだ。もう寝た方がいい。明日も早いんだ」
クリスタ「まだ時間あるよ?」
ミカサ「じゃあサシャだけ寝て」
サシャ「なんでですか!?イジメですか!?」
アニ「寝ないなら調理場から食料を盗んだことを教官に言うよ」
サシャ「おやすみなさい」スタスタ
アニ「さぁ、私達も寝よう」
ユミル「必死だな、お前」
アニ「必死だよ。最初から聞いてたあんたならわかるだろ?(あれが誤解だってこと)」
ユミル「私とクリスタはそんなんじゃねーよ」
アニ「え?何の話?」
ユミル「・・・なんでもない。寝る」
翌日 夜 食堂
アニ「はぁ・・・(昨日の誤解のせいか、訓練で調子が出なかった)」
アニ「・・・(なんでミカサはいちいち私とサシャがペアになるように動くんだ・・・)」モグモグ
アニ「・・・(いや、なんでって、それは誤解してるからなんだろうけどさ)」
アニ「・・・(でもよく考えたらミカサの誤解を解いたところであまり意味がないような・・・)」ゴックン
アニ「・・・(誰のことを好きか、というあのキネイターもどきの問答に戻るだけだ)」
アニ「・・・はぁ」
ミーナ「アニ、元気ないね」
アニ「・・・別に。そんなことない」
ミーナ「サシャと喧嘩でもしたの?」
アニ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」
ミーナ「ごめんね、さっきクリスタ達から聞いちゃったんだ。私で良かったらなんでも相談にのるからね?」
アニ「・・・(水晶の中で寝たい)」
クリスタ「ユミル、さっきの言ってよかったの?」
ユミル「ダメに決まってんだろ。でもサシャがどういう行動に出るか、ちょっと興味があるしな」
クリスタ「ひどいよ・・・」
ユミル「にしても、どっちなんだろうな、アニのやつ」
クリスタ「どっちって?それは攻めとか受けの話?」
ユミル「ちげーよ!誰がそんな生々しい話するか!」
クリスタ「あれ?違うの?」
ユミル「違うってーの。最初はミカサの誤解だと思ったんだけどな。寝る間際に言われた一言でどっちかわからなくなった」
クリスタ「え・・・?なんか話してたっけ?」
ユミル「あぁ。ま、どっちにしても面白そうだから高みの見物させてもらうけどな」
クリスタ「あんまり迷惑かけたらダメだよ?」
ユミル「って言うわりに止めねーのな」
クリスタ「ほら、ここって娯楽が少ないから」ニコッ
ユミル「お前、結構いい性格してるよな」
ライナーって言っときゃよかったのに
それでライナーが知って勝手にドキドキして地獄に落とされるとか
アニ「・・・ちょっと、クリスタ達のところに行って来る」ガタッ
ミーナ「アニ!ちょっと待って」ガシッ
アニ「離して。口止めしないと・・・食堂には大勢の訓練生がいる。他の誰かにペラペラ喋られたら、私は・・・」
ミーナ「ちょ、落ち着いて。あのね、クリスタ達には私がしつこく訊いちゃったの」
アニ「・・・」
ミーナ「アニとミカサ、昨日何かを話しているみたいだったから、それで気になって・・・」
アニ「そっか、じゃあそんな風に訊かれない限り、二人は言いふらしたりは・・・」チラッ
ミーナ「うん、しないと思うよ。ユミルはすごい楽しそうだったけど」
アニ「ユミルめ・・・!」
ミーナ「でもきっと大丈夫だよ。ほら、ユミルってあまり人に話かけるタイプの人じゃないし」
アニ「・・・確かに。そうなのか、と訊かれれば頷くくらいはしそうだけど、自分からわざわざ人に言って回るようには思えないね」
ミーナ「でしょ?」
アニ「つまり質問するような人がいなければいいんだ、なんだ、よかった・・・」
ミーナ「まぁ、私がその話を訊いたとき、他にも女の子5人くらいいたんだけどね。しかも噂好きな子たち」
アニ「おうちに帰りたい」
ちょっと席外す
期待
アニ可愛い
アニ可愛すぎて死にそう
ライナーの活躍に期待
戻った
お帰り
ミーナ「もし言いふらしてるところ見かけたら、ちゃんと口止めするから、ね?」
アニ「あぁ・・・あのさ(これは、噂が広まるのは免れないだろうね。でもミーナに誤解だということを理解してもらおう。少しでも味方を増やしておくんだ)」
サシャ「はぁ、疲れました。アニ、隣失礼しますね」ドカッ
アニ「!?」
ミーナ「サシャ!そういえば今日、水汲み当番だったんだっけ?」
サシャ「はい。今日は時間がなかったので、たった今終わらせてきたところです・・・はぁ・・・」グデー
アニ「そう・・・(なんてタイミングで・・・!!)」
ミーナ「そ、それじゃ、私そろそろ行くね!」スタスタ
アニ「え、ちょっ、待って」
サシャ「・・・?行っちゃいましたね。急いでるようでしたけど、何かありましたっけ?」
アニ「・・・さぁ」
サシャ「今日はアニと居ることが多い気がします。珍しいですよね」
アニ「そうだね・・・(ミーナ、違う、違うんだ・・・)」
サシャ「そういえば、さっきそこの入り口で訊かれたんですけど」
アニ「誰に?」
サシャ「さぁ、あまり話をしない人だったので名前忘れちゃいました」
アニ「そう・・・で?」
サシャ「アニと付き合っているのかって訊かれたんですよ。あはは、変ですよね」
アニ「」
サシャ「アニ?」
アニ「・・・サシャ、質問に答えて欲しい。その、サシャに訊いてきた人は女の子?」
サシャ「いいえ。男の人ですよ、知り合いですか?」
アニ「いや、多分知らない・・・(ミーナはさっき『噂好きの女の子5人』と言っていた。つまり、噂が広まっている、ということ・・・?)」
サシャ「顔色悪いですよ?」
アニ「そりゃ、あんたと付き合っているのか、なんて訊かれたら顔色が悪くもなるさ」
サシャ「ひどい!・・・でも、そうですよね。私も鳥肌が立ちましたもん」
アニ「・・・」ガスッ
サシャ「いたぁ!!?」
アニ「・・・」
サシャ「なんで足踏むんですか!」
アニ「悪かった。なんかイラッとしたから」
サシャ「アニも同じようなこと言ったじゃないですか!理不尽ですよ!」
アニ「そう、私は貴婦人」
サシャ「そんなこと言ってないし貴婦人は間違っても人の足を踵で踏んだりませんし!」
アニ「サシャ、早く食べな。時間ないよ」
サシャ「・・・腑に落ちない」モグモグ
アニ「・・・(噂がどこまで広がっているのか確認する術はないものかと思っていたけど、必要なさそうだね)」
サシャ「アニ、それ食べないんならください」
アニ「・・・(周りを見渡せば・・・ほとんどの人がこっちの様子を盗み見ている)」モグモグ
サシャ「あっ・・・!あぁ・・・!いま絶対それ残してましたよね?私がくださいって言ったからイジワルしましたよね?」
アニ「・・・(ユミルめ・・・いや、元はといえばミカサが・・・)」ゴックン
サシャ「ひどい・・・ひどすぎる・・・」
オアエリ
アニ「それじゃ、私は食べ終わったから」ガタッ
サシャ「え」
アニ「え?」
サシャ「私が食べ終わるの、待っててくれないんですか?」
アニ「え」
サシャ「え」
アニ「なにそれ、めんどくさい」
サシャ「ユミルですら待っててくれますよ・・・」
アニ「私はユミル以下か・・・」
サシャ「まぁ、その、残念ながら」
アニ「でもよく考えたら、私も一緒に食べてるのがミーナやクリスタだったら、多分食べ終わるの待ってたね」
サシャ「それ間接的に結構ひどいこと言ってません!?」
アニ「直接的だと思うけど」
サシャ「このパン、涙の味がする・・・」
アニ「悪いけど、今はあんたとあまり一緒にいたくないんだ」
サシャ「『今は』って言いますけど、私といたい時なんてあるんですか?」
アニ「ない」
サシャ「あー、涙に加えて鼻水の味も混じってきたなー・・・」
アニ「・・・まぁ、居てもいいときはあるにはあるけど」
サシャ「居てもいいって・・・ちなみにどういう時ですか?」
アニ「・・・寝てるとき」
サシャ「えっ」
アニ「勘違いするな。横になってたら、ほら、タッパ気にしなくていいからね」
サシャ「背低いの、気にしてるんですか」
アニ「・・・」コクッ
サシャ「・・・」
サシャ「このパン、涙の味がする・・・」
これは反則
>>4の画像みたけど、原作の本にあんな場面あったかな
>>51
11巻収録予定の部分だと思う
>>51
スマン。11巻に収録されるだろうから楽しみに待っててくれ
アニ「あんたも気付かない?周囲の視線に」
サシャ「・・・まぁ、それは察してますけど。今日、特に午後から。まぁあんな噂流れちゃったらしょうがないですよね」
アニ「そういうこと。・・・あれ?そういえば、『付き合っているのか』って訊かれたの?」
サシャ「さっき言ったじゃないですか。そうですよ」
アニ「・・・」
サシャ「どうしたんですか」
アニ「おひれはひれが付いてる・・・」
サシャ「え?」
アニ「・・・私がサシャを好いている、という噂ならわかるんだけどね」
サシャ「え、アニって私のこと」
アニ「違う」
サシャ「即答しなくてもいいと思う・・・」
アニ「食べ終わった?じゃあ行くよ」
サシャ「あ、はい・・・」
アニかわいいしイケメン
宿舎 女子大部屋
ユミル「よっ、戻ってきたか」
アニ「ユミル・・・!あんた・・・!」
ユミル「おいおいそんな怒んなよ」
アニ「よくもとんでもない噂を流してくれたね」
ユミル「はぁ?勘違いするなよ、私は昨日の会話の内容を伝えただけだ。それもミーナ達だけに」
アニ「・・・なんて言った?」
ユミル「はっ、さーな?」
クリスタ「ユミル、やめなよ!ごめんね、アニ!こんな大きな噂になるなんて・・・」
アニ「クリスタ・・・」
クリスタ「ちょっとは、予感してたんだけど、そのー・・・つい・・・ね?」
アニ「味方が一人もいなくてつらい」
サシャ「あのー、話が見えないんですけど」
アニ「サシャ!一緒に部屋に戻ってきたなんて知れたら面倒だから私の後ろに隠れてろと言ったはずだよ」
サシャ「身長差考えてください」
ユミル「だーから、アニはサシャのこと好きって話だろーよ」
サシャ「それさっき否定されましたよ、それも辛辣に」
クリスタ「照れてるだけだよ」
アニ「人を勝手にツンデレキャラにするな」
はよう
サシャ「何がどうなってこうなったんです?教えてくださいよ」
ユミル「・・・」チラッ
クリスタ「・・・」コクッ
サシャ「?」
クリスタ「サシャ、サシャは知らないほうが、その、面白いと思うの」
サシャ「え!?面白さ重視しないでくださいよ!」
アニ「いい、私から話す。実は・・・昨日、ミカサが・・・・・・・・・・・・」
サシャ「・・・なるほど、そういうことがあったんですか」
アニ「そういえばミカサは?」
ユミル「エレンの部屋についていった」
サシャ「毎度思うんですけど、ミカサが男子部屋に忍びこむのと私が調理場に忍びこむの、どっちも罪の重さは同じじゃないですか。なのになんで私だけ敷地内走らされるんでしょうね」
クリスタ「サシャは盗んでるからでしょ」
アニ「その点、ミカサはエレンのハートを盗めていない」
ユミル「誰が上手いこと言えって言った」
アニ「ミカサ・・・暢気なものだね・・・」
サシャ「確かにアニには同情しますけど、一番の被害者は私ですからね」
クリスタ「ねぇ、アニはサシャのこと・・・あ、ごめん、サシャはちょっとあっち行ってて?」
アニ「別に本音が言えるように配慮しなくてもいい、私にそんな気持ちはないんだから。あれは完全にミカサの誤解だよ」
クリスタ「って言わざるを得ないでしょ?だから、サシャはお外で草むしりしてて?」
サシャ「草むしり!?」
アニ「だから今のが本音だってば。サシャが居なくなったら逆にもっとズバっと言うくらいだよ」
サシャ「それ世間じゃ陰口って言うんですよ」
アニ「いや、待てよ・・・居ても居なくてもやっぱり変わらないかな・・・?」ブツブツ
サシャ「悲しい気持ちと悲しい気持ちが綯い交ぜになって泣き笑いすることってあるんですね」
ユミル「アニ、あんた、それ本気で言ってるのか?」
アニ「?どういうこと?」
ユミル「いや、私も、ミカサの誤解なのかそうじゃないのか、わからなかったんだよ」
アニ「何度だって言う、誤解だ」
サシャ「もう贅沢言わないんで、草むしりでもなんでもするんでせめて無視はしないでください」
ユミル「そうか、誤解か。つまんねーの」
サシャ「自分が関係ないからって・・・!」
クリスタ「ごめんね。でももし本当にそうだったら応援しようと思ってたんだよ?」
サシャ「それは、その、ありがたいですけど・・・」
アニ「でも、この誤解を解くとミカサはまた・・・」
ユミル「あぁ、またお前を質問攻めにするだろうな」
アニ「やっぱりそうなるか・・・」
サシャ「あのー」
クリスタ「どうしたの?」
サシャ「私とアニが付き合っちゃえば早いんじゃないですか?」
アニ「・・・・・・・・・・・・は?・・・いま、なんて?」
サシャ「だから、私とアニが」
アニ「同じ事を2回も言わなくていい!」ガスッ
サシャ「正解がわからない!」イタイ!
むしろアニがエレンと付き合えば百合疑惑は晴れるしミカサに一泡吹かせられるしで万事解決でしょうがっ!
関係無いスレでまでエレアニエレアニうるさいな
他にそれらしいスレが腐る程あるだろ
>>62一理ある
アニ「どうしてそうなる・・・」
サシャ「どうしてって、もう噂広まっちゃってるんですよ?火消しなんて無理ですし、しばらくしたらみんな飽きますって」
クリスタ「でも・・・」
サシャ「そりゃ最初はビックリしましたけど、別に付き合って何が変わるわけでもないでしょう?それでミカサが落ち着くなら」
アニ「サシャ・・・」
サシャ「私は構いませんよ」
アニ「私が構う」
サシャ「あ、構っちゃうんだ」
ユミル「でも案外いいアイディアかもな。開き直れよ、アニ」
アニ「嫌だ・・・嫌だ・・・」
サシャ「別にどっちでもいいですけど・・・私、今日だけで3人にアニのこと訊かれてるんですよ?肯定しちゃった方が楽ですって」
アニ「さ、3人!?」
サシャ「えぇ。明日はもっと多いでしょうね」
アニ「・・・」
エレアニ好きだけど、エレアニ信者がキモすぎていやになりそうだ。
このスレはサシャアニ?に挑戦してるのに
クリスタ「あ、あのさ、好きじゃないのに付き合うとか、ダメだよそんなの」
ユミル「おめーはまぁだそんなこと言ってんのか」
クリスタ「だ、だって、付き合うってそういうことでしょ!」
ユミル「ばっかじゃねーの」
サシャ「別に気持ちがなくてもいいんじゃないですか?この場合しょうがないですよ。あとは・・・誰か適当な人を探すか、ですね」
アニ「私は一人でいたいだけなのに・・・」
ユミル「ミカサにエレン絡みのことで目ぇ付けられたらしょうがないだろ」
アニ「はぁ・・・サシャ」
サシャ「はい?」
アニ「・・・・・・よろしく」
サシャ「こちらこそ」
ガチャ
サシャアニユミクリ「!?」
ミカサ「ただいま」バタンッ
クリスタ「今日は遅かったね?」
ミカサ「うん、エレンとトランプしてた」
ユミル「へぇ。部屋にまで来るなって毎度怒鳴られてるって聞いてたけど、そうでもないんだな」
ミカサ「この勝負に俺が勝ったら頼むから部屋に戻ってくれって」
ユミル「前言撤回するわ」
アニ「っていうことは、負けたのか」
ミカサ「途中でカードすり替えようとしたのがバレた」
サシャ「あんまりそういうことしてると藤木って呼びますよ」
クリスタ「あっ、そうだ」
ミカサ「何?」
クリスタ「サシャとアニ、付き合うことになったんだよ」
ミカサ「!本当に?」
アニ「あ、あぁ・・・まぁ」
サシャ「なんていうか、成り行きで」
ミカサなにやってんのwww
ワロタ
ミカサ「おめでとう。そう・・・よかった」
アニ「あぁ、本当にな・・・」
サシャ「さってと、それじゃ私、そろそろ寝るんで」
ミカサ「どこ行くの」
サシャ「どこって、自分の布団ですけど」
ミカサ「遠慮しなくていい。アニと一緒に寝たらいい」
サシャ「えっ、いや、それはいいですよ。布団狭いの嫌ですし・・・」
ミカサ「アニのことが好きなのに何故そんな些細な事が気になるの?」
サシャ「・・・」チラッ
アニ「はぁ・・・サシャ、おいで」グイッ
サシャ「あ、はい・・・」
ユミル「お熱いねー」ヒュー
サシャアニ「・・・」ギロッ
ユミル「こわ・・・」
サシャ「言霊って怖いですね、さっき言ってたことが実現するなんて」
クリスタ「え?一緒に寝る話してたの?」
アニ「????あー・・・あぁ、横になってる時は側にいてもいいって言ってたかもね」
サシャ「そうそう、それです」
クリスタ「なにそれ爛れてる」
ユミル「セフレかよ」
アニ「どうやって発言すれば誤解を生まなくて済むんだろう・・・」
サシャ「アニの言い方が悪いですよ・・・あれ言われたときは私もビックリしましたもん」
ミカサ「・・・・・・・・・・・待って」
アニ「え?」
サシャ「はい?」
ミカサ「ユミル、今なんて?」
ユミル「は?セフレかよっつったんだよ。意味わかんねーってか?セックスフレンドっつって、要するにヤるだけのあいだが、らぁ!?」ガフッ
クリスタ「ユミル、めっ」
アニ「今のクリスタの回し蹴り、すごい綺麗だった」
ユミル「げっほげっほ・・・お前、いきなり何しやがる!」
クリスタ「そういうこと言っちゃダメでしょ!」
ユミル「なんだよ、カマトトぶってんじゃねーよ!」
クリスタ「そうじゃなくて!」
ユミル「あぁ?・・・あ、あぁ、そっか」
ミカサ「おかしい。アニとサシャが付き合ってるならそういうことをするのは、別に、普通」
ユミル「いや、違うんだよミカサ」
ミカサ「私は昨日からずっと疑問に思っていた。もしかしたら、昨日のは私の誤解で、アニが好きな人は他にいる、もしくはエレンなんじゃないか、と」
アニ「・・・(やべっ)」
ミカサ「だからアニとサシャが付き合うことになったと聞いた時、ほっとした。誤解じゃないんだと思った。ので、心から祝福した」
クリスタ「ミカサ、ちょっと待って」
ミカサ「辻褄が合わない。アニ、どういうこと」
アニ「ミカサ、落ち着いて。私はサシャのことを本当に好いている。ので、昨日の会話でミカサは誤解なんてしてなかった」
サシャ「喋り方うつってますよ」
アニ「確かに辻褄が合わないかもしれない。だけどそれは付き合ってるフリをしてるとか、今の私達がセフレとか、そういうことじゃないよ」
ミカサ「じゃあ何故ユミルは『セフレ』と言ったの」
クリスタ「女の子がセフレセフレ言い過ぎるのってあまりよくないと思う」
ユミル「ホントにな」
サシャ「誰のせいですか」
アニ「え、えっと・・・ほら、私とサシャってセフレの期間が長かったから、ユミルはそう言ってしまったんだよ、きっと」
サシャ「初耳ですけど!?モゴッ!」
クリスタ「サシャ、しーっ・・・!」
サシャ「だ、だって・・・!」
アニ「ユミルはそのことを知ってたから、『お前ら身体だけなら今までと変わらないぞ』って意味で、ああ言ったんだと思うんだ」
ミカサ「なるほど・・・」
サシャ「『なるほど』!?」
ミカサ「そうだったんだ、アニ、辛かったね」ナデナデ
アニ「あ、あぁ・・・(とんでもない嘘をついてしまった・・・)」
ミカサ「サシャ」クルッ
サシャ「はい?」
スパーン!
サシャ「あいたぁ!!?」
ミカサ「アニのこと、大事にしないと、ダメ」
サシャ「えー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい、ごめんなさい(今日マジでなんなんですか理不尽過ぎやしませんか)」
ミカサ「見損なった。アニの気持ちを利用して・・・そんな、ひどい」
サシャ「はい・・・はい・・・」
アニ「え、っと、サシャのことを責めないで欲しい。私が言い出したことだからさ」
サシャ「・・・(いやもう本当にね)」
ユミル「ぶっちゃけ女同士のセックスって、する側は手が疲れるだけで・・・あ、いや、一方的じゃなければ」ブツブツ
クリスタ「ユミル黙って」
ミカサ「サシャ、もうそんなことしたらダメだよ」
サシャ「はい・・・アニのこと大事にします、本当に・・・」
アニ「・・・それじゃ、私達は寝るから。ほら、サシャ立って」
サシャ「あ、はい・・・」
ユミル「あぁ、私達も寝るか」
クリスタ「そうだね、ミカサは?」
ミカサ「私も寝る」
ユミル「どこに行くつもりだ」ガシッ
ミカサ「離して」
ユミル「離したらエレンのところ行くだろ」
ミカサ「・・・」チッ
ユミル「舌打ちすんな、ほら、寝るぞ」
消灯後 布団の中
アニ「サシャ、大丈夫?」
サシャ「大丈夫じゃないですよ・・・まだほっぺた痛いです・・・」
アニ「その、あんなことになると思わなくて・・・悪かった」
サシャ「いえ、いいんです。元々私が食事の時にしてた話をしなければこんなことにならなかったんですし・・・」
アニ「いや、あれはユミルが悪いと思うけどね」
サシャ「済んだことを言ってもしょうがないです、寝ましょう」
アニ「寝る?冗談言うんじゃないよ」
サシャ「・・・・・・え」
アニ「だから、変な誤解しないで。今のうちに設定考えておかないと。今度こういうことがあった時に、私とサシャの言ってることに相違があるとマズいだろうから」
サシャ「なるほど、確かにそうですね」
アニ「まずは付き合うことになった経緯だね」
サシャ「はい、それくらいは決めておいた方がよさそうです」
演技がやがて……
アニ「ミカサに言っちゃったことは覆せないから、悪いんだけど・・・元々そういう関係だったっていう前提で考えなくちゃいけないね」
サシャ「そうですね。でもそう考えるとあまり選択肢はないですよね」
アニ「そうか?」
サシャ「えぇ。アニが私のことが好きでそういう関係を迫ったってことになってるじゃないですか」
アニ「あぁ、不本意だけど」
サシャ「自分で言ったんでしょう!」
アニ「むぅ・・・」
サシャ「私がそんなアニに惹かれていったって筋書きが一番自然じゃないですか?」
アニ「でもそうするとサシャがビッチ好きになるね」
サシャ「自分のことビッチって言うの、どんな気持ちですか?」
アニ「最低だ」
サシャ「でしょうね」
あまりにもミカサが残念すぎてやばいなこれ
アニ「でもさ、本当にそれでいいの?本当はクリスタが好きだったサシャはクリスタのユミルへの気持ちを察して私で欲求を解消していたとかそういう」
サシャ「なんでそんなドロドロの展開にするんですか!」
アニ「そっちの方が面白いかと思って」
サシャ「私はともかく、クリスタまで巻き込んじゃダメですよ・・・」
アニ「ごめん、正直面白がってるクリスタ達に何か仕返ししたかっただけだった」
サシャ「気持ちはわかります、すごく」
アニ「でしょ?」
サシャ「でも嘘の規模と役者を増やすとボロが出やすくなりそうなのでダメです」
アニ「まぁね・・・あんたの言う通りだよ」
サシャ「はぁ、自分で言い出したことですけど・・・明日、かなり憂鬱ですね」
アニ「あぁ。言っておくけど、ミカサだけを欺こうとはしない方がいいよ」
サシャ「えぇわかってますよ。ミカサの耳に入ったら大変です」
アニ「うん。それじゃ、寝よう。もっとそっち寄って」
サシャ「嫌ですよ、ギリギリなんですから。これ以上寄ったら布団から出ちゃいますよ」
アニ「ここは私の布団、私の方が偉い」
サシャ「なに子供みたいなこと言ってるんですか!」
アニ「はぁ、しょうがないね」
サシャ「なんですか」
アニ「はい」スッ
ガコッ
サシャ「いたい!!」
アニ「あ、ごめん」
サシャ「なんで頭に肘打ちするんですか!」
アニ「いや、暗くて頭がある場所がわからなかったんだよ」
サシャ「何するつもりだったんですか・・・」
アニ「え、腕枕」
サシャ「えっ。っていうか私がされる側でいいんですか?」
アニ「?うん」
アニさんマジイケメン
すきです、はい
サシャ「・・・えっと、それじゃ、失礼します」ポスッ
アニ「はい」
サシャ「・・・あの」
アニ「何?眠いんだけど」
サシャ「やっぱり私がされる側って違和感あるんですけど・・・」
アニ「なんで?」
サシャ「いや、体格的に・・・」
アニ「ここでもまだ体格の話をするのか、あんたは」
サシャ「しょうがないじゃないですか・・・」
アニ「大丈夫、私はベルトルトとライナーに腕枕してあげたことだってある」
サシャ「何やってるんですか、3人とも」
アニ「お昼寝」
サシャ「可愛いなオイ」
アニ「だからあんたは安心して私に腕枕されてるといい」
サシャ「あ、はい・・・」
アニ「寝れなかったら歌も歌う」
サシャ「至れり尽くせりじゃないですか」
アニ「まぁ、迷惑かけちゃったからね、あんたには」
サシャ「アニって歌上手いんですね、知らなかったです」
アニ「いや、音痴」
サシャ「あ、お歌はいいです、はい」
・・・
・・・
翌日
ユミル「おい、起きろ!」
サシャ「・・・ん?」
ユミル「ん?じゃねーよ、寝坊だぞ」
サシャ「え・・・え!?ちょ、ちょっとアニ!起きて!起きてくださいよ!」
アニ「んー・・・」ボスッ
サシャ「かはっ!」
ユミル「朝っぱらからなにコントやってんだよ。そろそろ支度しないと、本当に間に合わないぞ」
クリスタ「朝ごはん食べれなくなっちゃうよ?」
サシャ「それは困ります!アニ!!」
アニ「・・・・・・・・・・・・・・・・・おはよう」
サシャ「はい、おはようございます」
アニ「・・・」zzz...
ユミクリサシャ「こらっ!」
>アニ「寝れなかったら歌も歌う」
アニ可愛すぎ
添い寝してほしい
食堂前
ユミル「まーなんつーか、上手くやってくれ。そんじゃな」スタスタ
アニ「あぁ」
クリスタ「出来るだけ話合わせるようにするからね。またあとでね!ちょっと、ユミル!待ってよ!」タッタッタッ
サシャ「・・・気合入れましょう、気合」
女1「おはよー!」
サシャ「はい、おはようございます」
女1「ねぇねぇ、今日一緒にご飯食べない?」
サシャ「え?私ですか?」
女2「そうそう、ちょっと訊きたいことが・・・」
アニ「・・・(早速か)」
女1「アニも一緒に、ね?」
アニ「別に、いいけどさ」
食堂
女2「でー・・・さ、二人が付き合ってるって本当?」
サシャ「・・・」チラッ
アニ「・・・」コクッ
サシャ「はい」
アニ「うん」
女1「うっそ!本当だったんだ!?」
シーン・・・
女2「マジで付き合ってるんだ!」
ザワ・・・ザワ・・・
アニ「・・・」
サシャ「うわ・・・」
女1「あ、ごめん・・・声、おっきかったね」
女2「やっばー・・・みんなに聞こえちゃった・・・?」
サシャアニ「・・・(白々しい)」
ちょっと席外す
期待
全力支援
ライナー「アニ…」
戻った
ここって数日後スレ放置しても落ちないんだろうか
やっつけならすぐ終わらせられるけど、ちゃんと書こうとしたら寝るまでに終わらない気がしてきた・・・
知ってる人がいたら教えて欲しい
とりあえず書く
サシャ「食堂にいる人、全員に聞こえちゃいましたかね」
アニ「だろうね」
女1「ごめんね!」
女2「ちょっとビックリしちゃって・・・!」
サシャ「えぇ、気にしないでください。別に隠すつもりはありませんでしたから」
女1「そ、そうなの?」
アニ「あぁ。もう噂になっちゃってたしね。悪あがきはやめにしたんだ」
女2「そうなんだ・・・すごいね」
サシャ「気持ち悪いと思います?」
女1「う、ううん!応援するよ!ね!?」
女2「もっちろん!」
サシャ「そうですか」
アニ「そりゃどうも」
お帰りなさい
そう簡単には落ちないから安心して
女1「あのさ、もうちょっと訊いていい?」
サシャ「はい、なんですか?」
女1「二人って、その・・・いつからそうなの?」
サシャ「そうって?・・・あー、えっと、正式に付き合い始めたのは最近なんです、実は」
女2「へー、そうなんだ?噂じゃ訓練兵になってすぐって聞いたけど」
アニ「それは噂だろ?そんなんじゃないよ(1のものが100になるんだね、噂って)」
女1「えっと、それも知りたかったんだけど、そうじゃなくてさ」
サシャ「?」
アニ「なに?」
女1「いや、いつから女の人が好きなのかなーって」
サシャ「・・・(えぇー・・・そういうの聞いちゃいます?普通)」
アニ「・・・(図々しい女だね・・・)」
>>97
ありがとう
再開してますねえ
気体
10分後
女1「私達食べ終わったから行くね!」
女2「二人はごゆっくりー!」
サシャ「・・・行きましたね」
アニ「あぁ。はぁ・・・視線が痛い」
サシャ「私もです」
アニ「思ったより堂々としてたね、あんた」
サシャ「まぁ、質問攻めにされるのは嫌ですから」
アニ「根掘り葉掘り訊き過ぎだよ、あんたの友達」
サシャ「・・・はい?」
アニ「え?」
サシャ「あれ、アニの友達じゃないんですか?」
アニ「私、友達とかいないし」
サシャ「そんな悲しいこと断言しないでくださいよ・・・」
アニ「私はてっきりサシャの友達なのかと思ったんだけど・・・」
サシャ「私も同じ勘違いをしてましたよ」
アニ「はぁ・・・なんだったんだ、あいつら」
ミーナ「おはよう」
アニ「!おはよう。今朝、部屋で見かけなかったけど何かの当番?」
ミーナ「正解。ねぇ、さっきの、本当?」
サシャ「・・・ミーナも聞いていたんですか」
ミーナ「あんな大きな声で言われたらねぇ・・・」
アニ「まぁいいさ。さっきも言ったけど、隠すつもりはなかったから」
ミーナ「昨日ユミルに聞いた話だとアニがサシャのこと好きみたいだ、って感じだったんだけど・・・付き合ってたんだね、二人とも」
アニ「あぁ・・・(ミーナには本当のこと言いたいな)」ウズウズ
サシャ「アニ、昨日の話、覚えてますよね」ボソッ
アニ「・・・」ピタッ
サシャ「徹底しますからね」
アニ「・・・わかってる」
対人格闘訓練
コニー「なぁサシャ」
サシャ「はい、なんですか」
コニー「お前、アニと付き合ってるってマジかよ」
サシャ「・・・どっちだと思います?」
コニー「って言ってもなぁ・・・俺、朝食堂で聞いちまってるんだよな」
サシャ「あはは、なんだ。じゃあわかってるんじゃないですか」
コニー「でも、なんか信じられなくてよー」
サシャ「私だって信じられませんよ、女の子と付き合うことになるなんて」
コニー「自分で付き合っといてそりゃねーだろ」
サシャ「そうですね。すみませんね、コニーより早く彼女作っちゃって」
コニー「てめー!」シュッ!
サシャ「当たらぬ!」サッ!
ライナー「お前、何に巻き込まれた」
アニ「何が?」
ライナー「何が?じゃないだろ。昨日の夜もお前らの話題で持ちきりだったんだぞ」
ベルトルト「まぁまぁ、ライナー。落ち着いて」
ライナー「落ち着けるかよ。アニ、どういうことなんだ」
アニ「・・・別に。で?もう一本やるの?やらないの?」
ライナー「俺が勝ったら本当のこと話してもらうぞ」
アニ「どうぞ」
ライナー「うおおおおおお!!!」ダッ
アニ「・・・」スカーン!
ドサッ
ベルトルト「ライナー!?」
ライナー「ってぇ・・・くそっ」
アニ「・・・どんな噂を耳にしてるかわからないけど、多分それは本当のことだよ」
ライナー「なん、だと・・・!!」
ベルトルト「じゃあ、アニとサシャは付き合ってて・・・」
アニ「そう」
ライナー「夜な夜な宿舎を抜けだして野外でピーピーピー」
アニ「そう。・・・って、ない!それはない!」ハァ!?
ライナー「自分で本当のことだって言ったんだろ」
アニ「そんな噂耳にしなかったから・・・!」
ベルトルト「アニ」
アニ「?」
ベルトルト「恥ずかしがらなくていいんだよ?」
アニ「嫌い」
ライナー「お前、いつから」
アニ「結構前」
ベルトルト「そんな、聞いてないよ」
アニ「なんでいちいちあんた達に言わないといけないのさ」
ライナー「こう言っちゃ何だが、お前ちょっと自覚が足りないぞ」
アニ「何の?」
ライナー「わかってるだろ・・・?あんまり情が移るような真似はするな」
アニ「はっ、あんたに言われたくないね」
ライナー「俺は問題ない」
アニ「どうだか」
ベルトルト「二人共、喧嘩はやめようよ。ライナーが怪我しちゃうよ」
ライナー「確かに・・・」
アニ「とにかく、この件に関しては口出ししないで」
ライナー「わかった。わかったよ。この際、立場とかそういうことは一切言わない」
アニ「そう、よかった」
ライナー「ただ、男として色々訊きたいことがある」
アニ「もげろ」
ベルトルト「ライナー駄目だよ。そういうのはさり気なく訊かないと・・・」
アニ「そういう問題じゃない。それじゃ、私あっちに行くから。サボるんだからついて来ないでね」スタスタ
ライナー「・・・行っちまった」
ベルトルト「あのアニがサシャをねぇ・・・」
ライナー「なーんか裏がありそうだよな」
ベルトルト「そう?お似合いだと思うよ。素敵じゃない、性別の壁を越えて付き合うなんて」
ライナー「そうか?」
ベルトルト「よかったら壁、越えてみる?」
ライナー「お前は壁から顔出してるこっち見てる状態だよな、色んな意味で」
エレン「あ、アニだ」
ミカサ「エレン、どこに行くの」
エレン「どこって・・・アニに稽古つけてもらうんだよ」
ミカサ「行ってはダメ」
エレン「なんでだよ」
ミカサ「アニはきっとサシャのところに」
エレン「寝るために木陰に移動してるようにしか見えないけどな」
ミカサ「そこでサシャと落ち合うつもりだと思う」
エレン「サシャならいつも通りコニーとふざけ合ってるぞ」
ミカサ「とにかく、ダメ」
アルミン「ねぇミカサ」
ミカサ「なに?」
アルミン「ミカサはアニ達の噂、知ってる?」
ミカサ「・・・うん」
アルミン「今朝二人が話してるところ聞いちゃったんだけど、本当なんだよね?」
ミカサ「そうだよ」
エレン「へぇ。なんていうか、いまいちピンと来ないんだよな。その話」
アルミン「そうなの?うーん、同性同士だからかな?」
エレン「そうかもな」
ミカサ「エレン、まさか・・・」
エレン「そんなわけないだろ。二人とも俺たちの仲間だし」
ミカサ「そう、よかった」
エレン「まっ、そんなことどうでもいいだろ。俺はアニのところに行く」
ミカサ「ダメ。アニは・・・うん、疲れてるの」
アルミン「え?」
エレン「なんでだ?」
ミカサ「その、きっと、昨日あまり寝れなかったと思うから」
アルミン「それって・・・///」
ミカサ「サシャとアニ、昨日一緒に寝てたから」
エレン「な!///」
ミカサ「私が起きた時にはまだ寝てて、アニがサシャに腕枕してた」
アルミン「あっ、そっちが上なんだ・・・」
エレン「上?上ってどういうことだ?」
アルミン「う、ううん!なんでもない!///」
ミカサ「エレンは気にしなくていい。でももし"上"になりたい日が来たら言って」
エレン「?あ、あぁ」
ミカサ「もちろん私が上でも・・・」
アルミン「ミカサ!///」
夜 食堂
ユミル「あーもーうるっせーなー!そんなに気になるなら本人に訊け!」
女3「そ、そんなぁ・・・」
ユミル「大体、そんなこと私が知るかよ」
クリスタ「ユミル、言い過ぎだよ」
ユミル「言い過ぎじゃねーだろ」
女4「もうい、行こ」グイッ
女5「感じ悪いよね、ユミルって」
ユミル「感じ悪くて結構。行った行った」シッシッ
サシャ「何かあったんですか?」
ユミル「お、サシャ達か。・・・別に、なんでもねーよ」
クリスタ「えっとね、その・・・アニ達の件で、何故か私達が色々訊かれちゃって・・・」
サシャ「そうだったんですか、すみませんでした。同室だからですかね・・・?」
アニ「じゃない?それにしても悪いことしたね」
ユミル「アニがサシャのどういうところに惚れただの、サシャはアニのこと人としてではなく食べ物として好きなんじゃないかだの、私が知るかよ」
アニ「うわ・・・」
サシャ「あの、さすがに後者が知ってて欲しかったんですが」
クリスタ「あの子達、嫌な感じで噂広めそうで怖いね」
ユミル「知るか。それも覚悟の上だろ?あんたら」
アニ「まぁ、もう開き直ってるしね、私は」
サシャ「・・・」
アニ「あんた、なに暗い顔してるの?」
サシャ「いや、考えてなかったなぁと思って・・・」
アニ「えっ」
サシャ「噂を早く途絶えさせる方法として提案しましたけど、そうですよね・・・女性同士で付き合うって、そういうのも覚悟しなくちゃですよね・・・」
クリスタ「今更!?」
ユミル「バカ過ぎる」
(いもたべよ)
サシャ「絶対に信じてもらえないと思いますが・・・私、人に注目されたり好奇の目を向けられるの、好きじゃないんですよ」
アニ「ダウト」
クリスタ「ダウト」
ユミル「ダウト」
サシャ「3人して言うことないじゃないですか!」
アニ「いいか、サシャ。好奇の目を向けられるのが嫌な奴は、入団式に芋を食べたりしない」
サシャ「その諭すような言い方やめてください!」
ユミル「あの時は逆だろ?奇抜なことしたかったんだろ?」
サシャ「違いますよ!」
クリスタ「・・・」
サシャ「せめてなんか言ってください!」
ユミル「んじゃまー、私が代わりに訊いてやるよ」
サシャ「へ?」
アニ「何を?」
ユミル「アニ、お前はサシャのどういうところが好きなんだ?」ニヤニヤ
アニ「・・・それは、二日前にミカサに言った」
ユミル「それじゃ答えになんねーよ」
アニ「・・・考えとく」
クリスタ「え!?一個もないの!?」
サシャ「傷ついてないです、私全然傷ついてないです」
ユミル「涙拭けよ」
アニ「急にそんなこと言われても・・・クリスタは何かある?サシャの好きなところ」
クリスタ「私、別にサシャのこと好きじゃないよ」
サシャ「・・・」ブワッ
ユミル「なんでお前がトドメさしてんだよ!」サスサスサスサス
クリスタ「あっ!ごめんね!そういう意味じゃなくて、恋愛的なっていう意味でね?」
サシャ「はい・・・」
アニ「ほら、クリスタだってないだろ」
クリスタ「友達としてはあるよ!えーと・・・一緒に居て楽しいよ?」
サシャ「!!」パァァァ!!
ユミル「うっわ、すっげぇ嬉しそう。うっぜぇ・・・」
クリスタ「サシャはある?アニの好きなところ」
サシャ「んー、そう訊かれると困りますね。ないです」
アニ「・・・」ガッガッガッ
サシャ「痛い!なんですぐ足踏むんですか!!」
ユミル「はぁ・・・お前ら、ダメダメだな」
アニ「・・・」
ユミル「よくこれで一日しのげたもんだよ」
サシャ「はい、返す言葉もないです・・・ちゃんと考えておきます・・・」
クリスタ「さっきアニもサシャの好きなところ考えておくって言ってたけど、それって違うと思うんだよね」
アニ「え?」
クリスタ「そういうのって考えるものじゃなくない?」
アニ「・・・」
サシャ「・・・」
クリスタ「頭の中で考えるよりも相手と向き合って探した方が早いよ、きっとね」
サシャ「正論過ぎてつらい」
アニ「息もできない」
ユミル「ま、上手くやるんだな。いつ訊かれてもおかしくないぞ、こういうの」
サシャ「はい、ユミルの言う通りです」
アニ「・・・」ジーッ
クリスタ「どうしたの?アニ」
アニ「いや、なんでもない」
サシャ「あの、あまり見ないで下さい。食べにくいです。ほら、アニも食事を・・・って、あれ?」
アニ「私はもう終わってる」
サシャ「そう、ですか・・・」
アニ「何?」
サシャ「いえ、今日は言わないんですね。先に行くって」
アニ「あんたが待っててって言ったんだろ」
サシャ「えへへ」
アニ「ヘラヘラするな、気持ち悪い」
サシャ「気持ち悪い!?」
サシャ「・・・」モグモグ
アニ「・・・」ジーッ
サシャ「・・・」モグモグ
アニ「・・・」ジーッ
ユミル「おい、何してるんだ、あいつら」
クリスタ「多分、アニはサシャのいいところ探してるんだと思う」
ユミル「お前の言ったこと、半分も伝わってねぇじゃねーか」
アニ「見つけた」
ユミル「へ?」
アニ「サシャのいいところ」
クリスタ「なになに!?」
アニ「歯並びがいい」
ユミル「お前、歯並びで恋人選ぶのかよ」
食後 外
サシャ「食後の散歩ってやっぱり気分がいいですよね」
アニ「そう?私にはこういう習慣はないからよくわからないよ」
サシャ「そうですか、それは残念です」
アニ「・・・」
サシャ「なんですか?」
アニ「いや、別に」
サシャ「また考えてたんですか?さっきの」
アニ「・・・うん」
サシャ「私、実は一個あるんですよ。アニの好きなところ」
アニ「え」
サシャ「だから訊かれても困らないんです」
アニ「・・・何?」
サシャ「内緒です。アニに聞かれたら怒りますから。訊いてきた人にはこっそり教えます」
アニ「教えてよ」
サシャ「でも・・・」
アニ「言わないと怒るよ」
サシャ「・・・わかりましたよ。えっと、ちっちゃくて可愛いです」
アニ「誰が小さいって?」グイッ
サシャ「あっ、ちょっ、首、首締まってます!」
アニ「締めてるんだよ」ギリギリ…
サシャ「昨日今日と何回私を理不尽な目に合わせれば気が済むんですか!」
アニ「・・・っていうか、外見じゃなくてやっぱり中身を見てるって感じの理由の方がいいと思うんだ」パッ
ドサッ
サシャ「どの口が言うんですか、さっき歯並びって言ってたくせに」ゲッホゲッホ・・・
アニ「なんていうか、人と付き合うって難しいんだな」
サシャ「相手が私だからっていうのもあると思いますけどね」
アニ「・・・」
サシャ「大体、順番がおかしいじゃないですか。お互いに好きでもないのに付き合うなんてどうかしてますよ」
アニ「あんたの提案だろ」
サシャ「すっかり忘れてました」
アニ「バカ・・・」
サシャ「ミカサの方をどうにかできたらいいんですけどね・・・」
アニ「あんな風に付き合ってるって公言しておいて?・・・あぁ、別れたってことにすればいいのか」
サシャ「かなり強引ですけど、そうなりますね」
アニ「・・・」
サシャ「他に何かいい案があればいいんですけどね」
アニ「あった」
サシャ「え!?」
アニ「エレンとミカサがくっつけばいい」
サシャ「・・・それ、実現すると思います?」
アニ「絵に描いた餅だね」
サシャ「ですよねー・・・」
アニ「・・・」
サシャ「・・・」
アニ「・・・サシャ」
サシャ「はい?」
アニ「その・・・やっぱりあんたとちゃんと向き合ってみようと思う」
サシャ「どうしたんですか?いきなり」
アニ「いや、考えてみたら、あまり人と向き合った事ってなかったと思ってね」
サシャ「・・・それは、私も同じです」
アニ「だから・・・」
サシャ「?」
アニ「もう少しの間、私の彼女でいてよ」
サシャ「・・・・・・そんなの、お安いご用ですよ」
頑張ったけどダメだった
悪いが今日はもう寝る
明日はかなり遅くなると思うけど、とりあえず帰ってきたら顔出す
おやすみ
おやすみ
いいよいいよ
これは完結させて欲しい
百合ぃぃよいいよ
待っておりまする
帰ってきた・・・だけど明日も早いんだ
すまないが今日は続き書けそうにない
期待してるぜ!
上がってたから来たのになんだあ
今日は書けないのね、しゃあない
まあ、気長に待つさ
わたし待ーつーわ いつまでも待ーつーわ
ssは面白いんだけど…このミカサだけはマジでないわ…
勝手に勘違いして他人陥れて、応援してる~とか言っておきながら純粋に格闘習いたいだけのエレンに適当なこといってアニに近づけさせないようにして…しかもそれが無自覚である分余計にタチが悪い
これからどうなるかわからないけどミカサは好きなキャラだしもうちょっとなんとかしてほしい
別に何とかしなくていいよ
このssのミカサはミカサとは別のミカサと考えて読めよ
それができないなら読むな
合わなかったらそっ閉じがマナーよ
俺は気にならないからこの調子で頼むわ
なかなかええな
>>137がすべて
まだか
まだなのか
帰ってきた
今日は書く
女子大部屋
ユミル「お前ら、遅かったな」
クリスタ「もうすぐ消灯の時間だよ?」
アニ「あぁ、ちょっと散歩してきた」
ユミル「へぇ?」ニヤニヤ
アニ「ユミル、なんか邪推してない?」
ミカサ「おかえり」
サシャ「はい、ただいま。今日はこっちにいるんですね、ミカサ」
ミカサ「うん。私だっていつもエレンを追いかけ回している訳じゃない」
クリスタ「ミカサ、嘘つかないよ」
ユミル「麻雀で負けて部屋追い出されたんだろーが」
ミカサ「違う、今日は調子が悪かった」
サシャ「何やってるんですか」
お!?来たか!
アニ「今日は色々あって疲れたね」
サシャ「はい、もう寝ましょうか」
アニ「あぁ」テクテク
ユミル「・・・おい」
サシャアニ「?」クルッ
ユミル「お前ら・・・」
サシャ「なんですか?」
アニ「言いたいことがあるなら早く言いなよ」
ユミル「いや・・・なんでもない。おやすみ(今日も一緒に寝んのかよ)」
クリスタ「ユミル」ボソッ
ユミル「ん?」
クリスタ「あの二人、自然に同じ布団に入ったね」
ユミル「おう、茶化したら離れちまいそうだったから黙ったけど」
クリスタ「なんか進展あったのかな?」
ユミル「進展っつっても、フリだろ?別に・・・」
クリスタ「ユミル」シッ
ユミル「・・・っと、こいつは失礼」チラッ
ミカサ「?」
クリスタ「私達も寝るから、おやすみミカサ」
ミカサ「あぁ、おやすみ」
布団の中
アニ「んー・・・」ギュ?
サシャ「・・・」
アニ「・・・」ハァ…
サシャ「また考え事ですか?」
アニ「?・・・あぁ、まぁね」ギリギリ
サシャ「それって、さっきクリスタが言ってた・・・?」
アニ「そんなところかな」
サシャ「・・・あの、私の頭がつぶれそうです」
アニ「へっ?」
サシャ「腕枕してくれるのはありがたいんですが、私の頭を抱え込むようにして圧迫しないでください・・・!」
アニ「ごめん、無意識だった」パッ
サシャ「アニの無意識のせいで私の意識が飛びかけたんですけど」
アニ「これで二人で無意識に・・・」
サシャ「それ下手したら私死んでますよね」
アニ「はぁ・・・」
サシャ「寝れないんですけど」
アニ「・・・?また頭抱え込んでた?」
サシャ「いいえ。ただ、すぐ横でそんな難しそうな顔されると寝にくいです」
アニ「気にするな、寝なよ」
サシャ「はっきり言って、見てるこっちがイライラしますよ」
アニ「・・・は?」
サシャ「ごめんなさい言い過ぎましたごめんなさいごめんなさい」
アニ「・・・」
サシャ「ご、ごめんなさい、ホントに・・・ただ、悩んでも考えても、見つからないものは見つからないじゃないですか。せっかく見つけられるまで一緒にいようって約束したのに、えっと・・・」
アニ「・・・?」
サシャ「・・・何言ってるんでしょうね、私も。すみません、疲れているみたいなのでもう寝ます」
アニ「お歌は?」
サシャ「いらない」
サシャ「・・・」スースー
アニ(サシャは、寝たか)
アニ(別に、ずっと、見つかりもしないものを探していたわけじゃない)
アニ(見つけてしまったから、困ってたんだ)
アニ「・・・」チラッ
サシャ「・・・」クカ-
アニ「はぁ・・・」
アニ(いい匂いがするなんて言ったら引かれるよね、やっぱり)
アニ(少なくとも、私はサシャにそんなこと言われたら気持ち悪いし)
アニ(・・・え、あれ?いや、気持ち悪いよ、絶対にそう)
アニ「・・・」
アニ「・・・まぁいいや。おやすみ」
翌朝
アニ「・・・」ボ-ッ
サシャ「っとにごめんなさい!!」
アニ「・・・・・・・・・・・は?」
サシャ「あの、アニ、わざとじゃないんです、本当です」
アニ「・・・????」
サシャ「アニ、起きてます?」
アニ「・・・まぁ、一応。なんか、肩が冷たいな・・・う、うわぁ!?」
サシャ「ご、ごめんなさい!」
アニ「肩に・・・ヨダレが・・・」
サシャ「本当にすみません・・・」
アニ「・・・はぁ」クンクン
サシャ「!?」
アニ「うわ、くっさ」
サシャ「嗅がないでくださいよ!ヨダレなんだから臭いに決まってるじゃないですか!」
アニ「いや想像以上にアレだったよ」
サシャ「アレって言わないでくださいよ!」
アニ「・・・(うん、やっぱりサシャの匂いが好きとか安心するとかないな。臭いし)」
サシャ「アニ?」
アニ「サシャ、サシャのヨダレが臭くてよかった、本当に安心した」
サシャ「なんなんですか、まだ寝ぼけてるんですか」
アニ「・・・」ポリポリ
サシャ「どうしたんですか?」
アニ「いや、耳が痒い」
サシャ「・・・」
アニ「なんで黙ってるのさ」
サシャ「いえ、私のヨダレのせいかと思って・・・」
アニ「有り得る・・・というかしれくらいしか思いつかないね」
サシャ「本当に、なんて言ったらいいか・・・ちょっと失礼します」
アニ「ひゃぁ!?」
サシャ「あー・・・くさい・・・」クンクン
アニ「いきなり何するんだよ!」ガスッ
サシャ「いたぁ!」
ユミル「お前ら朝から元気だな」
アニ「サシャが、私の耳を・・・!」
サシャ「ちょっ!」
ミカサ「サシャ、大胆」
サシャ「ち、違いますよ!今のは不可抗力ですって!」
アニ「・・・」ジロッ
サシャ「うっ・・・」
クリスタ「何があったの?」
アニ「サシャのヨダレで耳が臭くなったし痒くなった」
サシャ「その説明だと語弊がありません!?」
ユミル「何やってんだよお前ら」
サシャ「だから誤解ですって!」
食堂
サシャ「・・・」モグモグ
アニ「・・・」モグモグ
サシャ「食堂内、随分と静かですね」
アニ「あぁ」
サシャ「・・・あ、それ食べないなら」
アニ「・・・」ヒョイッ、パクッ
サシャ「あ・・・」
アニ「なんか言った?」
サシャ「いえ・・・」
アニ「確かにあんたの言う通り静かだけど、なんか不自然な沈黙だね」
サシャ「えぇ、まさかとは思いますが、私達の会話に耳をそばだててるなんてことは・・・」
アニ「・・・かもね」
サシャ「まぁ、たった数日で噂が収まるわけないですもんね」
アニ「あぁ、気にしないのが一番だよ」
エレン「隣空いてるか?」
アニ「・・・見たらわかるだろ、空いてるよ」
アルミン「じゃあ、失礼するね」ストンッ
ミカサ「私も」ストンッ
アニ「・・・で、あんたらもあの話をしにきたの?」
エレン「別に。俺はそういう話にはあまり興味がないからな」
サシャ「そうですか、それはよかった」
アルミン「昨日は大変だったみたいだね」
アニ「そんなことない。なんてことない一日だったよ」
アルミン「そ、そう?ならいいんだけど・・・」
エレン「そういえば今日は立体機動装置を使った演習だよな」
サシャ「すっかり忘れてました。確か点数つけられるんですよね」
ミカサ「エレン、怪我には気をつけて」
エレン「わかってるって」
ミカサ「わかってない。そう言ってエレンはいつも無理をする」
エレン「あぁもう、ほっといてくれよ」
サシャ「ちょっと私、水おかわりしてきます」ガタッ
アニ「いってらっしゃい」
サシャ「あぁ、アニもですか」
アニ「なんでわかったの・・・?」
アルミン「コップが空だったからだと思うよ・・・?」
アニ「今日の演習、ペアを組んで巨人を倒しながら目的地を目指すってヤツでしょ?」
エレン「あぁ、アルミン組もうぜ」
アルミン「でも僕なんかじゃエレンの足を引っ張っちゃうよ」
エレン「そんなことないって」
ミカサ「・・・」ギリギリ
アニ「ミカサ、悔しいのはわかったから」ドウドウ
ミカサ「私は、誰と組めばいい・・」シュン
アニ「・・・はぁ、よかったら私と組むかい?」
ミカサ「それはいい、遠慮する」
アニ「なんでだよ」
エレン「え、アニはサシャと組むんじゃないのか?」
アニ「はぁ?」
アルミン「あれ?僕もてっきりそうだと・・・」
アニ「サシャとはまともな演習で組んだことないから、その・・・」
ミカサ「組んでみるべき。二人の相性はきっといいはずだから」
アニ「私はそうは思わないけど」
エレン「お前ら付き合ってるんだろ?気が合わないってことはないと思うけどな」
アルミン「食わず嫌いしないでさ、ね?」
アニ「まぁ、そこまで言うなら。ただ、サシャは直感で動くタイプみたいだからやりづらそうだと思って」
「えぇー!!!そうなの!!?」
アニ「・・・なんだろう、騒がしいね」
ミカサ「あそこにいるのは・・・サシャ?」
アニ「あぁ、そうだね・・・(嫌な予感しかしない)」
すまん、寝る・・・
明日も顔出す
乙 期待してる
期待シテル
すまん
>>1だが、明日書きに来る
帰ってきた
この土日で終わらせる
アルミン「それじゃ、僕たちはそろそろ行くね」
エレン「お前らも怪我しないようにな」
アニ「あぁ、またね」
ミカサ「結局私は誰と組めば・・・」ブツブツ
アニ「・・・(まぁミカサなら引く手数多だろうから心配いらないと思うけど)」
サシャ「戻りました。あれ?エレン達は行っちゃったんですか」
アニ「うん。あんたがゆっくりしてるからだよ」
サシャ「ごめんなさい。あ、これアニの分」
アニ「あぁありがとう」
サシャ「・・・」
アニ「さっき、なんかすごい声が聞こえたんだけど」
サシャ「そうですか?」
アニ「いや、あんたの声じゃないけどさ。あんたと話してた子が驚いたような声あげてたように見えたんだけど?」
サシャ「・・・さぁ?」
アニ「いっちょまえにしらばっくれるんだ」
サシャ「えっとですね、アニ。今日は過酷な演習です」
アニ「それはわかるよ」
サシャ「つまり、食べないとやってられないんです」
アニ「あんたはそうだろうね」
サシャ「だから仕方なかったんです」
アニ「・・・何をしたの」
サシャ「・・・その、アニとどこまで行ったのか教えて欲しいって」
アニ「どこまでって、別に何も」
サシャ「『もしいくところまでいっているならこのパンを受け取って』って」
アニ「」
サシャ「それで、その、ほら、やっぱりお腹減ってるし、そこは受け取るじゃないですか」
アニ「流刑」
サシャ「どこに!?」
アニ「はぁ・・・」
サシャ「その、すみません」
アニ「あんたは先のこととかちょっとは考えられないの?」
サシャ「うっ・・・」
アニ「そんなの受け取ったら後でどうなるかわからない?」
サシャ「わかりますけどぉ・・・」
アニ「なら」
サシャ「別に、いいかなぁって」
アニ「死刑」
サシャ「さっきより直接的に!!」
アニ「あんたはよくても私が・・・はぁ」
サシャ「アニも許してくれるかなーって」アハハ
アニ「何笑ってるの?」
サシャ「あ、はい・・・」
アニ「こんなことならミカサと組んでおくんだった」
サシャ「今日の演習ですか?」
アニ「そうだよ。エレン達があんたと組めってうるさくて」
サシャ「えっ、どういうことですか?」
アニ「ミカサが組む人がいないって言ってたから組もうか?って誘ったんだよ」
サシャ「それじゃ私の立場無いじゃないですか!」
アニ「だってあんた、一緒に組んだらやりにくそうだし」
サシャ「否定出来ないのが辛いところですね」
アニ「されたらシバくけどね」
サシャ「あはは・・・(しなくて良かった)」
演習
キース「・・・というわけで、最終目的地はこのロッジだ」
キース「森の中には巨人に見立てた装置が各所に配置してある!撃破数の多いペアにはより多く加点される!」
キース「それでは、始め!」
一同「はい!」
サシャ「・・・それじゃ、行きましょうか」
アニ「あぁ。足、引っ張らないでね」
サシャ「善処します」タッ
アニ「ちょ、ちょっと、どこに行くつもりだい」
サシャ「え?」
アニ「最終目的地を考えるとあのルートを通るのが普通だ」
サシャ「私に普通は通用しませんよ」キリッ
アニ「シバきたい」
サシャ「言うと思った」
シュバッ
アニ「で、本当にこっちでいいの?」
サシャ「はい。一応ルートからは外れてませんよ。どっちかというとこっちの方が直線ルートですし」
アニ「なんでみんながその直線ルート通らないか、わかってるだろ?」
サシャ「えぇ、あっちのルートの方が比較的進みやすいですし、きっと巨人の装置もそれなりに配置してあるでしょうね」
シュバッ
アニ「そこまでわかってるなら」
サシャ「先回りして目的地周辺の装置を叩いちゃいましょう」
アニ「・・・」
サシャ「なんで黙ってるんですか」
アニ「あんた、思ったより馬鹿じゃないんだね」
サシャ「それは・・・アニの足引っ張りたくないですしね」
アニ「あれは・・・」
サシャ「?」
アニ「その、言ってみただけっていうか・・・あんたが足を引っ張るだなんて、本気で思ってるわけじゃない」
サシャ「へぇ、嬉しいこと言ってくれるんですね」
アニ「腐っても成績上位者だろ、あんたも」
サシャ「いや腐ってないですよ、私」
アニ「あんた、やっぱり馬鹿だよ」
サシャ「ひどい!」
「お、おい!来たぞ!」
バタンッ!!
サシャアニ「!!?」
アニ「まさかこんな序盤で装置にお目にかかれるなんてね・・・!」
サシャ「ラッキーですね!私達」
ザシュッ!
アニ「サシャ!」
サシャ「わかってますよ!」シュバッ!
ザシュッ!
アニ「これで撃破数2、か」
サシャ「もしかしてこっちにルート、大当たりじゃないですか?」
アニ「かも知れないね。でも当初の狙い通り、まずは目的地周辺を目指そう」
サシャ「ですね」シュバッ
アニ「・・・」
サシャ「っと」スタンッ!タタタッ・・・シュバッ!
アニ「・・・(なるほど。立体機動の合間に走りを入れることでガスを節約してるのか)」
サシャ「なんですか?」
アニ「いや、なんでもない(サシャかコニーくらいにしかできない芸当だね、すごい)」シュバッ!
サシャ「?」
アニ「気にするな、この調子で進もう」シュバッ
サシャ「は、はい!(アニ、すごい。さっきから全然地面に足をつけとらん)」
アニ「・・・」
サシャ「・・・(あんな体に負担のかかりそうな動き、私の筋力じゃ無理やろな)」
「きたぞー!」
サシャアニ「!!」
ギィィィ…バタンッ!!
サシャアニ「やぁああ!!」
ザシュッ!
サシャ「3体目、やりましたね!」
アニ「あぁ」
サシャ「そろそろ半分くらい来ましたかね?」
アニ「多分ね」
サシャ「順調過ぎて怖いくらいです」
アニ「あっちはもっとたくさんの巨人が出てそうだけどね」
サシャ「でもほとんどの組があのルートを選んだんです、競争率を考えたらこっちの方が有利ですよ」
アニ「まぁね。一時はどうなることかと思ったけど」
サシャ「ヤマカンってやつです。当たってよかった」
アニ「謙遜しなくていい、よっ!?」
サシャ「アニ!?」
アニ「!」ズサァァァ!!
サシャ「大丈夫ですか!?」スタンッ!
アニ「受け身とれたから平気」ムクッ
サシャ「いきなりどうしたんですか!?」
アニ「トリガーが効かなくなったみたい」カチッカチッ…
サシャ「え!?」
アニ「こんなときに・・・」
サシャ「ど、どうしましょう」
アニ「救護信号出すか、あるいは・・・」
サシャ「歩いて目的地を目指すのは無謀ですよ。この先には川もありますし」
アニ「・・・」
サシャ「・・・アニ、立ってください。一つだけ方法があります」
アニ「・・・?」
夕刻
ユミル「サシャ達おっせーな」
クリスタ「何かトラブルに巻き込まれてないといいんだけど」
ミカサ「そろそろ探しに行った方がいい。夜になってから野生動物に遭遇すると何かと面倒だから」
ミーナ「だよね・・・」
女1「サシャ達まだ戻ってきてないの?」
女2「もしかして・・・」クスクス
女3「あぁ、なるほど。そうかもね」ケラケラ
ユミル「あ?何笑ってんだ?てめぇら」
ミカサ「私達はサシャとアニを心配している。そういう態度ははっきり言って不愉快。とても」
ユミル「あいつらがヘマやって繰り上がりで成績上がるのでも期待してんのかよ」
女1「ちょ、ちょっと勘違いしないでよ。私達は・・・」
女3「そうそう。今朝、サシャがパンを食べたから、ね」ニヤニヤ
ユミル「・・・?」
クリスタ「と、とにかくみんなで探しに行こうよ!ね!?」
女2「でも、野暮なんじゃない?」
女1「ちょっとwwww」
女3「言っちゃったwwwww」
ユミル「何が楽しいんだよ、お前ら」
女2「だーから、サシャとアニは今頃よろしくやってんじゃないの?って言ってん」
スパーン!!
女2「ったぁい!」
ミーナ「二人がそんな理由で訓練を放棄するわけ、ない」
クリスタ「ミーナ・・・」
ミカサ「ミーナの言う通り。確かにあの二人は付き合ってるけど、あなた達が面白おかしくそうやって茶化していいことじゃない」
ユミル「・・・(まぁ元はと言えばお前のせいなんだけどな)」
ユミルに先いわれた
女2「・・・!!」
女1「わ、私達だって、別に心配していないわけじゃないって。ね?」
女3「そうそう。女2はあくまで可能性の話をしただけっていうか」
ミーナ「・・・」キッ
女2「そんな目で見ないでよ」
ユミル「ま、そろそろ討伐数の集計班も戻ってくる頃だ。その時に拾われてりゃ問題ないだろ」
ミカサ「・・・」
女2「そうだよ、今にわかるんじゃない?ちゃんと演習に参加してたなら討伐数もそれなりなはずだし?」
女1「ちょ、やめなよ」
女3「そうだって。上位組に喧嘩売るのは良くないって」
ユミル「いちいちうぜぇ連中だな」
「あああああああああああ!!!!!!」
一同「!!?!?」
「ちょ、そこ!どけてください!!」
クリスタ「サシャの声!?」
ミーナ「ユミル!上!」
ユミル「へっ?」
ズシャァァァァァァァァ!!!
ユミル「へぶっ!!!」
サシャ「あたたたた・・・」
アニ「っと」シュタッ!
ミカサ「アニ!サシャ!」
クリスタ「二人とも無事だったの!?」
ユミル「いってぇ・・・おい!お前なに私とサシャを踏み台にして着地成功してるんだよ!」
アニ「じゃあ無様に転がった方がよかったかい?」
ユミル「そうは言ってないだろ、あいたた・・・」
クリスタ「無事でよかった、よかったよぉ・・・」
ユミル「おめーは二人を探しに行ってカッコつけて死にたかったんじゃなかったのか?」
クリスタ「一体何があったの?」ガスッ
ユミル「いてぇ!さり気なく蹴るな!」
ミーナ「今、サシャがアニのこと、肩車してなかった・・・?」
アニ「・・・あぁ、立体機動装置が途中で壊れてさ」
ミカサ「そうだったの。二人共、怪我がなくてよかった」
ユミル「たった今私が怪我をしたけどな」
サシャ「私、多分明日まともに歩けないと思います・・・首痛い・・・」
アニ「あんたが言い出したんでしょ」
サシャ「そうですけどぉ。アニ思ったより重いんですもん」
アニ「まぁ、あんたと体重ほとんど変わらないからね」
サシャ「げっ、そうだったんですか」
女2「・・・」
ユミル「なんだよ、随分面白くなさそうな顔してんな?」ニヤニヤ
女2「別に。ただ、立体機動装置の故障なんて有り得るのかって思ってただけ」
アニ「・・・」スッ
女2「?」
カチッ・・・!
女2「あぶなっ!?」バッ!
シーン・・・
アニ「こういうこと。トリガーが壊れてなければ、今頃あんたの腹にアンカーが突き刺さってただろうね」
女2「・・・」
女1「で、でもさ!無事でよかったよ!うん!」
女3「そうそう、私達心配してたんだよ!」
ミカサ「白々しい・・・」
女1「故障じゃ仕方ないって!点数よりも命の方が大事だし、何事もなくてよかった!ね!」
女2「あ、あぁ、うん・・・」
アニ「点数よりも命の方が大事?・・・まぁ、その意見には同意するけどね」
女1「へ?」
サシャ「このくらいでせっかくの演習を蔑ろにするわけないじゃないですか」アハハ
キース「集計班の結果が出た!トップは13体討伐のサシャ・ブラウス、アニ・レオンハート組!」
一同「!!?」
キース「討伐数と順位は貼り出しておくので各自確認するように!以上!今日の演習は終了だ!」
ユミル「・・・やるじゃねーか」
アニ「まぁね」
食堂
ミカサ「今回は完敗だった」
アニ「別に。運が良かっただけだよ」
サシャ「アニの立体機動装置が壊れた時はどうしようかと思いましたけどね」
エレン「アニ!サシャ!お前らすごいな!」
アニ「そりゃどうも」
アルミン「今回はミカサとジャンがトップだって話してたのに、それを覆しちゃうなんてすごいよ!」
ジャン「ミカサ、悪かった・・・」
ミカサ「?別に、気にしてない」
ジャン「・・・お前ら!」
サシャ「え、私達ですか?」
ジャン「そうだよ!討伐数13ってなんだよ!デタラメな数字叩きだしやがって!」
アニ「あぁ、私達のせいでミカサにいいところ見せられなかったのか。悪いことをしたね」
ジャン「本当のこと言うな!」
アルミン「それにしても、アニの立体機動装置が壊れた状態でどうやって・・・?」
サシャ「私が担いで」
アニ「私が切った」
アルミン「へ、へぇ・・・(無茶苦茶だ、この人達・・・)」
エレン「でもそれ、実践でも応用できそうだな」
ミカサ「エレン、担ぐ準備ならいつでもできてる」
エレン「俺が担がれる方かよ・・・」
ジャン「その、サシャとアニは付き合ってるんだろ?」
アニ「・・・まぁ、そうかもね(またこの質問・・・)」
ジャン「じゃあ次の演習までに俺とミカサが」
サシャ「付き合ったとしてもトップ狙うのは無理だと思いますよ」
ジャン「なっ!」
ミカサ「っていうか、ない。色んな意味で」
ジャン「つらい」
ちょっと寝る
乙
宿舎
アニ「あれ?私達、二人だけなんだね」
サシャ「はい。二人部屋が一つだけ余ってたから成績の良かった私達にあてがってくれたそうですよ」
アニ「誰が言ってたの?それ」
サシャ「え?教官ですけど」
アニ「そう・・・」
サシャ「なんでですか?」
アニ「別に。なんとなく、陰謀めいたものを感じただけ」
サシャ「あの教官に限ってそんなことはないと思いますよ」
アニ「うん。わかってる」
サシャ「部屋の鍵を渡されるときに『付き合ってるって本当か?』って訊かれましたけど」
アニ「あのハゲ」
サシャ「それにしても今日は疲れました。明日まともな訓練が入っていなくて本当によかったです」
アニ「そうだね。・・・その、今日は、助かったよ」
サシャ「?気にしないでくださいよ」
アニ「途中でへばるんじゃないかと思ったけど、あんた結構体力あるんだね」
サシャ「まぁ、食料盗んでバレる度に敷地内走らされてますからね」アハハ
アニ「そういえばそうだったね」
サシャ「それに、今日はいつもより多めに朝ごはん食べれましたから」
アニ「あぁ・・・」
サシャ「食べ物に釣られて正解でしたね」
アニ「ま、そうかもね」
サシャ「怒らないんですか」
アニ「今更その話をしてもしょうがないからね。もうどうにでもなれって感じだよ」
サシャ「やけっぱちですね」
アニ「よっと」ボフッ
サシャ「ベッドの上に大の字にならないでくださいよ」
アニ「なんでさ」
サシャ「私の寝るスペースないじゃないですか」
アニ「・・・?そっちにもう一つベッドあるよ」
サシャ「それは、そうですけど・・・」
アニ「あ・・・」
サシャ「?」
アニ「悪かった」ソソソ・・・
サシャ「いえ、スペース空けなくていいですよ。私の方こそすみません」
アニ「違う。サシャ、今日は疲れてるって言ったから」
サシャ「え?」
アニ「その、1人で寝た方が、疲れもとれるだろうし、そういう意味も込めて言ったのかと思った」
サシャ「まさか。アニこそ、1人で寝たいんじゃないですか?」
うう、かわいい
アニ「なんでそうなる」
サシャ「・・・アニだって疲れてるでしょうしね」
アニ「私は別に」
サシャ「もういいですよ。私あっちで寝ますから」
アニ「・・・」イラッ
サシャ「それじゃ」
アニ「・・・」グイッ
サシャ「!?」
ボフッ
アニ「悪かったってば」
サシャ「・・・」キョトン
アニ「その、私は、出来ればあんたと寝たい、からさ。あんたさえ良ければ・・・」
サシャ「私だって、アニの腕枕に慣れちゃって他の枕じゃ寝にくいんですからね」
わざわざ別のベットで寝る必要ないわなあ
アニ「・・・あっそ」プイッ
サシャ「あれ?もしかして照れてます?」
アニ「別に。あんたうるさい」
サシャ「うるさくはないと思いますけど?」
アニ「・・・」
サシャ「ははーん、アニって懐に入られると弱いタイプなんですか」
アニ「勝手なこと言うな」
サシャ「アニは腕枕されたことあります?」
アニ「ない。あるわけないよ」
サシャ「ですよね、私も実はアニが初めてでした。あれ本当に気持ちいいんですよ?」
アニ「・・・?」
サシャ「アニの腕が首の後ろスキマにぴったりフィットするんですよ」
アニ「へぇ」
サシャ「アニも試してみません?」
アニ「・・・い、いい」
サシャ「今ちょっと考えましたよね?」
アニ「疲れてるんじゃなかったの?そんなことしたら」
サシャ「私、今日別に腕は使ってないですし。腕を酷使したのはアニの方でしょう?」
アニ「・・・別に、あれくらい平気だから」
サシャ「まぁまぁそう言わずに」モゾモゾ
アニ「サ、サシャ、いいって」
サシャ「なんか理解っちゃったんですよねー」アハハ
アニ「何が」
サシャ「話の続きはアニが私の腕に頭を置いてからしますよ」ニコッ
アニ「・・・」
サシャ「アーニ」
アニ「・・・わかったよ」ポスッ
サシャ「えへへ、来ましたね」
アニ「あぁ、不本意だけど」
サシャ「どうですか?」
アニ「気持良くない」
サシャ「そうですか・・・」シュン・・・
アニ「・・・う、嘘だよ」
サシャ「はい、わかってます」ケロッ
アニ「あんた・・・随分言うようになったね」
サシャ「それじゃ、さっきの話の続きをしましょうか」
アニ「あぁ、あんたは何が理解ったっていうのさ」
サシャ「それは私の立ち位置ってやつですよ」
アニ「立ち、位置?」
サシャ「はい。なんて言うんですかね、アニって結構からかいがいがあるなーって」
アニ「・・・ユミルみたいなこと言わないでよ」
サシャ「ユミルと一緒にしないでくださいよ。あそこまでイジワルじゃないですもん」
アニ「どうだか」
サシャ「それにしても、アニってホント小さいですよね」
アニ「シバかれたいの?」
サシャ「ち、違いますって!ただ、さっきから私のスネにアニの足が当たるんで」
アニ「・・・あんたと目線の高さ合わせたらそうなるでしょ」
サシャ「はい、だから思ったままを言ったまでです。普段は威圧感っていうんですかね?そういうのがあるので気付きにくいんですけど」
アニ「威圧感って・・・でも、あんたにはそれが通じなくなったってこと?」
サシャ「そうかも知れませんね。前まではあまり感じなかったのに、ここ数日すごい意識しちゃいます」
アニ「・・・」ガブッ
サシャ「いたぁ!?どこ噛んでるんですか!」
アニ「どこって、二の腕だけど」ガジガジ
サシャ「ちょっと!アニ!痛い!離してください!」
アニ「あまり調子に乗らないことだね」パッ
サシャ「あい・・・」ヒリヒリ
アニ「・・・」
サシャ「あ、あれ?本当に怒っちゃいました?」
アニ「別に」
サシャ「ご、ごめんなさい・・・」
アニ「わかればいいんだよ」
サシャ「アニは誰かにこういう風に扱われるのは嫌いですか」
アニ「嫌いというか苦手。っていうか好きな奴の方がどうかしてるよ」
サシャ「すみません・・・」
アニ「・・・」ジーッ
サシャ「・・・な、なんですか」
アニ「いや、顔が近いと思っただけ」
サシャ「そりゃ、腕枕してればそうなるんじゃないですか?」
アニ「私が少し動くだけでキスできちゃうね」
サシャ「!?///」
アニ「はは、冗談だよ。そんなことしないって」
サシャ「も、もう・・・」
アニ「やられっぱなしは性に合わないんだよ。今のでチャラね」
サシャ「・・・」
アニ「・・・ちょっと、変な気起こすんじゃないよ?あんた」
サシャ「わかってますよ」グイッ
アニ「!!?」
チュッ
サシャ「・・・今のでチャラってことで」
アニ「・・・」ポカーン
サシャ「・・・今更恥ずかしくなってきました」
アニ「馬鹿だよ、あんた」
アニサシャか…
うむ。よいものだ
サシャ「だって・・・変な気を起こすなって言われても。自分の恋人にキスするってそんなにおかしいですか?」
アニ「私達はそうだけどそうじゃないだろ」
サシャ「そうですね。でも、さっきはしたくなっちゃったんです。すみません」
アニ「・・・謝られても」
サシャ「演習でトップになんてなったことなかったから、舞い上がっちゃってるんですかね、私」
アニ「あぁ、きっとそうだよ」
サシャ「・・・あの、突然ですけど、笑わないで聞いてくださいね?」
アニ「あぁ、爆笑する準備は出来てる」
サシャ「笑わないでって言ってるのに!」
アニ「で?なに?」
サシャ「やっぱり言わないです」
アニ「いいから言いなよ」
サシャ「だって、笑うじゃないですか」
アニ「笑うよ。でも言いな」
サシャ「ひど・・・」
アニ「ほら、早く」グッパッグッパッ
サシャ「手を握ったり開いたりしながら催促するのやめてくださいよ!脅迫じゃないですか!」
アニ「?そうだよ」
サシャ「否定すらしない、と」
アニ「あぁ、あんたに拒否権があると思ってるの?あんなことしといて」
サシャ「・・・えっと、考えてみればそんなに大したことじゃない気もするんですが・・・アニは他の人ともこういうこと、しますか?」
甘酸っぱいわ~
いいなあ、こういうの
ぼくも>>203に腕枕してもらってくるよ
アニ「すると思うの?あんた」
サシャ「・・・したら、嫌だなぁって思いました。すっごく」
アニ「・・・」
サシャ「なんで笑わないんですか。笑うって言ってたくせに」
アニ「笑えない」
サシャ「ですよねー・・・」
アニ「大したことじゃないって言ってるけど、あんた今すごいこと言ったよ。自覚あるの?」
サシャ「・・・多少は」
アニ「数日前までただの同期生だったくせに」
サシャ「仕方ないじゃないですか。チョロい女なんですよ、私は」
アニ「あぁ、わかる」
サシャ「人生最大級に傷つきました」
アニ「自分で言ったくせに」
サシャ「変ですよね。ちょっと前までは、アニの可愛さに気付いてくれればいいのにって思ってたのに」
アニ「可愛くない」ゲシッ
サシャ「あたっ」
アニ「あんたが、その、私のこと、す・・・好き、だからそう思うだけだよ」
サシャ「そういうものですかね。でも今は誰にも知られたくないなぁって、そう思うんです」
アニ「・・・」
サシャ「ごめんなさい。こんなつもりじゃなかったのに」ギュー
アニ「はぁ・・・さっきも言ったろ」
サシャ「・・・なんてですか?」
アニ「謝られても困るって」
サシャ「あぁ・・・っていうか、抱き締めても文句言わないんですね」
アニ「文句がないからね」
サシャ「・・・勘違いしますよ?」
アニ「・・・勝手にしなよ」
凄く良い
サシャ「自惚れますよ?」
アニ「ご自由にどうぞ」
サシャ「・・・」
アニ「あんたはなんていうか、頭が柔らかいね」
サシャ「え?」
アニ「演習の時もそう感じたけど、今もそう思う」
サシャ「どういうことですか」
アニ「普通、自分のそんな気持ち、簡単に受け入れられるもんじゃないよ」
サシャ「・・・簡単じゃないですよ」
アニ「そうは見えないけど」
サシャ「・・・」
アニ「自分の気持ちに素直で、羨ましい」
サシャ「言われてみれば、アニってそういうの苦手そうですね」アハハ
アニ「うるさい」
サシャ「アニはどうなんですか?」
アニ「何がさ」
サシャ「私のこと、やっぱりただの同期生としか思えないですか?」
アニ「・・・今の話の流れをわかってて訊いてるなら、あんた相当性格悪いよ」
サシャ「そんなこと言わないでくださいよ。それに、自惚れていいって言ったのはアニじゃないですか」
アニ「・・・」
サシャ「・・・」
アニ「・・・」
サシャ「アニ」
アニ「・・・待って」
サシャ「はい、待ってます。・・・急かしたりしませんよ」
アニ「・・・」
サシャ「・・・」
可愛いなぁもう
アニ「・・・えっと、サシャにああいうことされて、嫌じゃなかった」
サシャ「そうですか、よかったです。・・・で?」
アニ「イジワルだ・・・」
サシャ「好きな子にはイジワルしたくなるって言うじゃないですか。ね?」
アニ「・・・」
サシャ「・・・」
アニ「・・・(こんなことになるなんて、考えてなかった)」
サシャ「・・・」
アニ「・・・(ミカサの勘違いから始まって、変な噂流されて・・・しょうがなく一緒にいただけなのに)」
サシャ「・・・」
アニ「・・・(言ってしまえば・・・認めてしまえば、楽になるだろうか)」ギュー
サシャ「!?///」
アニ「多分、サシャのこと・・・好き、だと思う」
サシャ「・・・あはは、やっと言ってくれましたね」
アニ「言わせたんだろ・・・」
サシャ「スッキリしました?」
アニ「あぁ、でも釈然としない」
サシャ「なんで!?」
アニ「あぁもう・・・(ライナー達の忠告が胸に突き刺さる・・・)」
サシャ「なんで両想いなのに凹んでるんですか・・・」
アニ「両想いだから凹んでるんだよ・・・(片想いなら、きっと割りきって計画に専念できた筈なのに・・・)」
サシャ「?アニって、難しいこと言いますね」
アニ「・・・ほっといて」
サシャ「嬉しくないんですか」
アニ「うるさいな」
サシャ「ひどっ」
アニ「ほら、疲れたんだろ。もう寝よう」
サシャ「確かに疲れましたけど、明日は午後から兵舎への移動だけですから大丈夫ですよ」
アニ「はぁ・・・?まだ何か話すことがあるの?」
サシャ「そういう訳じゃないですけど・・・寝付けないですよ」
アニ「それは、わかるけどさ」
サシャ「じゃあなんで寝ようなんて言ったんですか」
アニ「・・・知らない」プイッ
サシャ「はは、冗談ですよ。こっち向いてくださいよ」
アニ「気が向いたらね」
サシャ「もう・・・・・・ねぇ、アニ」
アニ「何」
サシャ「私がもし、アニに触りたいって言ったらどうします?」
アニ「さぁね、ただ一つ言えることがある」
サシャ「なんですか?」
アニ「早い」
サシャ「はい・・・」
アニ「何を急いでるのさ」
サシャ「急いでなんていません。・・・自分でもなんでこんな質問したのかも、わかりませんけど」
アニ「なにそれ」
サシャ「さぁ?」
アニ「あんたと話してると頭痛くなりそうだよ」
サシャ「えっと・・・多分、アニがなんて言うか、知りたかったんです」
アニ「・・・めんどくさい奴」
サシャ「それは、自覚してますよ・・・あぁもう、なんでこんなこと訊いちゃったんだろう」
アニ「訊かれた方の身にもなってよ」
サシャ「はい・・・」
アニ「・・・(よかった、いいよとか言わなくて。サシャにその気がないのに、恥かくところだった)」
サシャ「ユミル達に言った方がいいんですかね」
アニ「はぁ!?何を!?」
サシャ「いや、今の会話じゃなくて!本当に付き合うことになったってことですよ!?」
アニ「あぁー・・・いいんじゃない?言わなくても」
サシャ「そうですかねぇ。散々迷惑かけちゃったんで、言った方がいいかと思ったんですけど」
アニ「あの二人なら言わなくても気付くよ、きっと」
サシャ「それはそれで恥ずかしいですね・・・」
アニ「そう思うなら二重に演技しなよ。付き合ってるフリしてるフリしてるってね」
サシャ「なんですかそれ、無理ですよ」
アニ「だろうね、私も自信ない」
サシャ「はぁ・・・寝ますか」
アニ「あぁ、おやすみ」
サシャ「はい、明日からもよろしくお願いします」
アニ「何を?」
サシャ「なんでしょう、彼女として?」
アニ「なにそれ」ハハッ
サシャ「あ、今笑ったでしょう?」
アニ「あんたが変なこと言うからだよ」
サシャ「責めて無いですよ、ただ可愛いと思っただけ。それじゃ、おやすみなさい」
アニ「・・・///」
・・・
・・・
兵舎への帰り道
ユミル「お前ら昨日二人部屋だったんだってな」
アニ「あぁ」
クリスタ「いいなぁ・・・すごくいい部屋だったんでしょ?」
サシャ「そうですね。広くて快適でしたよ」
ミーナ「へぇー。そんな部屋あったんだ、あのロッジ」
ミカサ「そういえば二人とも、体は大丈夫?」
サシャ「大丈夫じゃないですよ・・・足が痛いです・・・あと首も」
クリスタ「昨日大変だったもんね・・・アニは?」
アニ「私は平気」
ユミル「ちなみに私は激突されたときに膝を擦りむいたぞ」
クリスタ「ふぅん」
ユミル「ふぅんって」
ミーナ「今日は帰るだけだから、もう少し頑張ってね」
サシャ「はい。それだけが救いです、本当に」
アニ「あんた昨日足腰には自信があるとか言ってたじゃない」
サシャ「翌日痛みが出ないとは言ってませんよ」
アニ「あっそ」
ユミル「・・・誰も言わなさそうだから言うぞ」
ミカサ「何?」
ユミル「なんで手ぇ繋いで歩いてるんだよ、お前ら」
アニ「サシャが勝手に」
サシャ「はい、私が勝手に」
ユミル「歩きづらいからやめような」
アニ「・・・」チッ
ユミル「舌打ちすんな」
クリスタ「ねぇ、ユミル」ボソッ
ユミル「なんだ?」
クリスタ「アニとサシャ・・・」
ユミル「信じられないけど、っぽいな」
クリスタ「あれ?付き合う演技がどうこう言ってたの、いつだっけ?」
ユミル「確か二日前・・・」
クリスタ「・・・」チラッ
サシャアニ「?」
クリスタ「気のせいじゃないよね・・・」
ユミル「多分な・・・アニが演技であそこまでするとは思えない」
クリスタ「こんなことってあるんだね・・・」
ユミル「事実は小説より奇なりってやつだな」
夜 兵舎食堂
サシャ「はぁ・・・今日は本当に疲れました・・・」
アニ「今日はゆっくり休みなよ」
サシャ「そうですね」
ユミル「なぁアニ」
アニ「なんだ、ユミルか。何?」
ユミル「この間の答え、見つかったんじゃないか?」
アニ「この間の答え・・・?」
ユミル「言ってたろ、サシャのどういうところが好きか探しておくって」
アニ「あぁ、あれか。なんで見つかったと思うんだい?まだそんなに日が経ってない、訊かれても困る」
ユミル「お前ら・・・バレてないと思ってたのか?」
アニ「・・・(やっぱりバレてたか)」
ユミル「私もクリスタも馬鹿じゃない、あんな露骨だったらわかるっての」
アニ「そっか・・・ユミルは、馬鹿じゃなかったんだね・・・」
ユミル「どういう意味だコラ」
アニ「冗談だよ。確かにユミル達の言う通りさ。でもどこがって訊かれると、答えられない」
ユミル「ふぅん、そういうもんか」
アニ「しいて言うなら・・・いや、なんでもない」
ユミル「んだよ、言えよ。あ、まさか全部なんてベタなこと言おうとしたのか?」ダハハ
アニ「まさか。そんなわけないだろ」ガスガスッ
ユミル「痛い痛い!!!」
サシャ「本当にいいんですか!!」
アニ「?」クルッ
ミカサ「うん、昨日サシャ頑張ってたから。半分こ」
サシャ「やった!ミカサ大好きです!」
アニ「・・・」ガタッ
ユミル「お、おい、アニ?」
スタスタ・・・
アニ「サシャに何をしている?」
ミカサ「何をって、パンを分けただけ」
サシャ「・・・」モグモグ
アニ「・・・」
サシャ「ご馳走様でした!えへへ」
ミカサ「ううん、明日からまた頑張ろう」ナデナデ
アニ「・・・」パシンッ
ミカサ「・・・」ジロッ
アニ「ミカサ、いい加減にして」
ユミル「おいこのやり取り数日前に見たぞ」
おわり
やっと終わった
こんな長引かせるつもりはなかったしもっとふざけるつもりだった
そんじゃ、おやすみ
これは可愛かった。乙
最高でした 乙であります
すごく可愛かった
サシャアニにはまってしまった。>>1は責任を取ってこれからも書き続けるべき
嫉妬アニちゃんきゃわいい
乙
良かった
>>1にこのジャンルの開拓を任せる
さあ、どんどん書くんだ
このSSまとめへのコメント
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