ウィリアム「氷のメガリスは願いを叶えてくれるんだっ!」
ウィリアム「コーデリアちゃんが俺を好きになりますように!っ!」
ラベール「兄さん!無茶よ!!」
ウィル「ウィリアムさん!よすんだ!!」
ウィリアム「絶対大丈夫だ!」
ウィリアム「話しかけたら笑ってくれるし!」
ウィリアム「素敵なお名前だね、って言ってくれたし!」
ウィリアム「ディガーってかっこいいよね、って言ってくれたし!」
ウィリアム「だから大丈夫!!」
ウィル「アニマを喰われてしまう!!ダメだよウィリアムさん!!」
ウィリアム「俺には勝算がある!きっと好意がある!!」
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兄さん……(´;ω;`)
ラベール「分不相応な願いは身を滅ぼすわよ!!止めて兄さん!!」
ウィリアム「どこが分不相応なんだよ!?ただの恋愛の願いだよ!!」
ウィリアム「コーデリアちゃん可愛いし!明るいし!優しいし!」
ウィリアム「こんないい子見たことない!これは運命なんだ!!」
ウィリアム「俺は彼女と付き合う!!」
ラベール「優しいいい子ならここにいるでしょ!?」
ウィリアム「どこだよ!!」
ラベール「失礼ね!!」
ウィリアム「とにかく!!」
ウィリアム「コーデリアちゃんが俺を好きになりますように!!!」
ウィリアム「…よし、言えた!」
ラベール「兄さん!!!」
ウィル「なんてことを…」
パトリック「こりゃヤバいでしょ…」
タイラー「無謀か…」
ウィリアム「お前ら失礼だよ!!何が無謀だよ!!やってみなきゃわかんないだろ!!!」
ウィリアム「…これで俺にも彼女が、すげー可愛い彼女が…」
ウィリアム「苦節30年…長かったわ…」
ウィリアム「ついに魔法使いも卒業か…俺術苦手たけどな」
ウィリアム「ふふふ…」
ラベール「ああ、兄さん…」
ウィリアム「…ん、あれ?…体がムズムズする…?」
ウィリアム「うっ!?」
ウィリアム「うわあああああぁぁ!!?」
ウィリアム「」
ミョーン
メガリスビースト「グルル…」
ラベール「兄さんが!?」
ウィル「モンスターに!?」
ウィリアム(なんでモンスターになるんだよおおおおぉぉ!!?)
サガフロンティア2か、懐かしい
……どんな話だったっけ?
だいたいこんなかんじだ
メガリスビースト「ガルルル…」
ウィリアム(ふざけんな!俺は現実的な願い事をしただけだぞ…)
ウィリアム(アニマをコントロール出来なくなるようなデカい望みじゃない…)
ウィリアム(なのに…くそ!)
ウィリアム(こんな姿を見せたらコーデリアちゃんががっかりするな…彼女は俺に好意を持ってた)
ウィリアム(俺と話すときいつも笑顔だし…)
ウィリアム(でもモンスターになった以上、俺は失恋したのか…)
ウィリアム(…いや、コーデリアちゃんは優しい女の子だ!見た目で男を差別したりしない!)
ウィリアム(自分でしっかり思いを伝えるんだ!)
ウィリアム(彼女を探そう…確か昨日から具合が悪くて宿にいたな…何か気持ち悪いとか…)
ウィリアム(待っててくれ!コーデリアちゃん!)
メガリスビースト「ガアッ!!」
メガリスビースト「…」
ウィル「ウィリアムさん、様子がおかしい…」
ラベール「兄さん…もう私の知ってる兄さんじゃないの…」
タイラー「動き出さないな…何故だ?」
パトリック「もう少し様子を見ましょう」
タイラー「うかつに刺激は与えない方がいいな…」
メガリスビースト「ガアッ!!」ゴオッ
ウィル「動いた!!」
ラベール「あっ!」
タイラー「逃げるぞ!」
パトリック「はい!」
メガリスビースト「
ガアッ!」ダダダッ
ウィル「来る!」
メガリスビースト「グルル!!」ダダダッ
ラベール「え?」
パトリック「素通りして行きましたね…」
タイラー「…外を目指している?」
タイクーンじゃない方のウィルェ……
タイクーンじゃない方のウィルェ……
ワッツとデータ共有してる人じゃないか
所謂モブグr…ゲフンゲフン
世界最高のディガーで変身にはわろた
湖に蹴落とすべし
ウィリアム・ナイツじゃないのか
ウィリアム(コーデリアちゃん今行くよ!)
ビュー
ウィリアム(…っ!?外はヒドい吹雪だ。気をつけないと。ここは崖が多いから…)
ツルッ
ウィリアム(ぬわあああぁぁ!!?)
ラベール「兄さん!!?」
ウィル「崖から落ちた!!」
タイラー「吹雪で視界が悪かったせいか…」
パトリック「足を滑らしたみたいですね…」
ウィル「ウィリアムさん…」
ラベール「兄さん…」グスッ
ウィル「帰ろう」
ラベール「ええ…」
ウィル(なんだかコーディーにすごく会いたいや)
ウィル(少しは元気になってるかな)
コーデリア「ウィル…ごめんね…いっしょに行けなかった」
コーデリア「ウィル…大丈夫かなぁ?」
コーデリア「心配だよ…無事だといいな」
コーデリア「なんか気持ち悪くて休んじゃった…」
コーデリア「宿で寝てても体調よくならないよぉ。吐き気がする…」
コーデリア「何の病気だろ?…寒いから風邪かなぁ…」
コーデリア「…ウィルに会いたいよぅ…」
コーデリア「…うっ…」
ウィル「コーディー!」
コーデリア「ウィル!」
コーデリア「良かった…帰って来たんだね…」ギュッ
ウィル「うん。ただいま」ギュッ
ウィル「からだ平気?どうして起きてるの?」
コーデリア「…うん、まあ平気かな。気持ち悪くなっちゃったから流しに行ったの」
コーデリア「ウィルはもう帰って来たの?」
ウィル「うん、一応ね…」
ウィリアム兄さんの願いは叶うのか?
続く
リッチがアップを始めました
ウィル「コーディーはゆっくり休んで。ベッド行こう?」
コーデリア「うん。ありがとウィル」
コーデリア「あのね…」
ウィル「なんだい?」
コーデリア「心細いからそばにいて…?寝るまで」
ウィル「うん、いいよ」
コーデリア「具合悪いと気持ちが弱るから…ごめんね…さみしいの…」
ウィル「いいよ、わかってる」
コーデリア「えへへ…」
ウィル「さっ、行こうね」
ウィリアム兄さん(崖から落ちたがなんとか無事だわ…さすがはタイクーンウィリアム。俺すげぇ)
ウィリアム(さっそくヴァイスラントに行きコーデリアちゃんに告るぜ)
ウィリアム(氷のメガリスを制覇した男の告白…コーデリアちゃんもメロメロにならざるを得まい…)
ウィリアム(ウヒヒ…)
メガリスビースト「グオオオオオオッ!!」
旅人「モンスターが人里近くに!?」
コーデリア「ねぇ…ウィル…」
コーデリア「ウィルは休まないの?疲れてるよね?」
コーデリア「わたしもう平気だよ。さっきはいつまでもいてほしいって言っちゃったけどもう休んで?」
ウィル「ううん。僕がいたいだけだから」
ウィル「…それとも僕がいたら迷惑かな?」
コーデリア「そんなことないよ。ありがとウィル」
ウィル「おやすみコーディー」ナデナデ
コーデリア「えへへ…ありがとウィル。ウィルの手あったかい…」
コーデリア「ウィル大好き…」
ウィル「…」
ウィリアム(コーデリアちゃん!コーデリアちゃん!宿屋に行けば会える。早く会いたい)
ウィリアム(今行くよー!)
メガリスビースト「グルルルルッ!」
町人「モンスターだ!」
町人「大変だ!」
コーデリア「…」スヤスヤ
ウィル「コーディー寝たね…」
ウィル「ゆっくりおやすみ。早く元気になってね」ナデナデ
ウィル「君が起きたら言いたい事があるんだ」
ウィル「ずっと伝えたかったことだから」
ウィル「…」
ウィリアム(宿に着いたぞ。裏口から静かに入ろう)
ウィリアム(コーデリアちゃん以外に見られたら騒ぎになるからな)
「…」
「…」
ウィリアム(誰かが何かを話してる…)
宿屋のスタッフA「ウィルさんのパーティーの女の子具合悪そうね。心配」
宿屋のスタッフB「コーデリアちゃんよね。気持ち悪いとか言ってたわね」
A「吐き気がするとか。なんかつわりみたいよね」
B「まさか。違うでしょ」
ウィリアム(!?)
A「まぁ風邪よね。最近寒いし。ここは特にね」
B「でしょ。お腹に来る風邪流行ってるらしいし」
ウィリアム(…コーデリアちゃん…)
ウィリアム(コーデリアちゃん…)
ウィリアム(コーデリアちゃんはそんな子じゃない…よね?)
ウィリアム(…)
ウィリアム(俺がまだ告白してない以上コーデリアちゃんに相手はいまい。コーデリアちゃんはフリーだ!)
ウィリアム(これは間違いだ!コーデリアちゃんに子供なんているわけない!落ち着け俺!)
ウィリアム(落ち着け俺…)
ウィリアム(…)
続く
ウィリアム兄さんの明日はどっちだ?
上げ
前にも途中まで書いてた人?
確か氷のメガリスって軟弱な精神だと、メガリスの脳内走査に耐えられず精神がねじまがって正常に願いが叶えられないって設定だよね。
良かったね、兄さん! 頭がパーンになる原作よりも有情な展開だよ!
ウィリアム(しかし…)
ウィリアム(コーデリアちゃんがまじでフリーか、少し心配になったわ…)
ウィリアム(可愛い子だから元彼とかいんのかなー…)
ウィリアム(今は少なくとも今は完全にフリーだろう)
ウィリアム(過去はどうでもいい。大事なのは今だ)
ウィリアム(ミッチみたいに何故かモテないタイプかもしれんし…)
ウィリアム(とりあえず頑張る!)
~~~
コーデリア「あれ…私寝ちゃってた…?」
コーデリア「少し楽になってる…」
ウィル「起きた?」
コーデリア「ウィル」
ウィル「顔色良くなったみたいだね…良かった」
ウィル「熱は…下がってきてるかな」ピト
コーデリア(顔近い…)
ウィル「何か食べられそう?」
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続き待ってます