-男子寮
アルミン「大砲は立体機動装置登場以前の対巨人主力兵器で――」
エレン「ふむふむ」ナデナデ
ジャン「……」イライラ
アルミン「――その代わりに、壁上固定砲が配備されるようになったんだよ」
エレン「なるほどなあ。よし、ばっちりだ」ナデナデ
ジャン「……」イライラ
アルミン「エレンってば、講義中に寝ちゃうんだから……」
エレン「は、反省してるって!」ナデナデ
アルミン「もう……」
ジャン「あ゙ぁぁあ゙あ゙あ゙あ゙!! なんなんだよお前らうっとおしい!!」ダンッ
エレミン「!?」ビクッ
早速期待期待
エレン「んだよ、うるせーな」ナデナデ
アルミン「ビックリした……。ジャン、どうしたのさ」
ジャン「とりあえず撫でるのをやめろよ、この死に急ぎ野郎!」
エレン「あ゙?」ナデナデ
アルミン「ダメだよ、喧嘩したら」
エレン「わかってるって」ナデナデ
ジャン「ぎぃぃ……」ギリギリ
マルコ「落ち着きなよ……」
ジャン「落ち着けるかっつうの!! こいつら、さっきからベタベタしやがってうっとおしいんだよ!!」
おいエレンそこ代われ
なんか前に見た気がする
アルミン「ベタベタ?」
エレン「誰がだ?」ナデナデ
ジャン「てめぇらに決まってんだろうが!!」
アルミン「そうかなあ」
エレン「普通だよな」ナデナデ
アルミン「うん」
ジャン「うぉぉお゙お゙お゙お゙!!」ブルブル
マルコ「ジャン、一度冷静になってみるんだ」
ジャン「エレンがアルミンを後ろから抱えながら、頭を撫でて勉強を教えて貰うのは普通じゃねぇよ」
ベルトルト(冷静な解説乙)
マルコ「やっぱりジャンは、現状を正しく認識することに長けているな」ウンウン
ベルトルト(マルコ……)
>>5
お休みのちゅーをする幼馴染3人組か?
わおマジか オチ被らないように気をつける
なんでもいいから続き期待
オチが被ろうがなんでもいい
知らないもんは知らないんだから気にするな
アルミン「うーん、今さら言われても……」
エレン「そうだぞ」ナデナデ
ジャン「とりあえず撫でるのをやめろよ」
エレン「なんでだよ!!」ナデナデ
ジャン「こちとら真剣に話してんのにアホみたいに頭撫でられてりゃイラつくんだよ!!」
アルミン「エレン、ジャンの話を聞こう?」
エレン「ん、わかった」スッ
アルミン「あ……」
エレン「ん?」
アルミン「抱っこも、やめちゃうんだ……」
エレン「あ、わりぃわりぃ」ギュー
ジャン「……」イラッ
ジャン(我慢、我慢だ)
ジャン「お前らな、幼馴染かもしれないがちょっと近づきすぎだぞ」
アルミン「でも僕達にとってはこれが普通だし……」
エレン「そうだそうだ」ギュー
ジャン「……」イラッ
ジャン(冷静に、冷静に……)
ジャン「だいたいな、このクソ暑い季節にひっついてて暑くねぇのか!」
エレン「オレは別に平気だぞ」ギュー
ジャン「てめえじゃねーよ。アルミン、汗垂れてるぞ」
アルミン「えっ、あ、本当だ」
エレン「なんだ、暑かったなら言えよアルミン」チュ
アルミン「ひゃっ、くすぐったいよエレン」
ジャン「」
ジャン(は……? エレンは今何をしたんだ……?)
エレン「ん、こっちにも垂れてる」チュ
アルミン「もーっ、くすぐったいってば!」
ジャン(心頭滅却、心頭滅却……)
ジャン「できるかボケ!! 口で汗を吸いとる幼馴染がどこの世界にいるっつうんだ!!」
エレン「ここにいるな」チュ
アルミン「もういいよぉ……」ワタワタ
ジャン「お、お前まさかミカサにもそんなことしてんじゃねぇだろうな!?」
エレン「はぁ? するわけねぇだろ」ギュー
ジャン「信じられるか! うらやましいんだよこの野郎!!」
エレン「どう答えればよかったんだ?」ギュー
アルミン「どう答えても無駄だったんじゃないかな」
ジャン「とりあえず離れろっつーの!!」
マルコ「ジャン、あんまり騒ぐと血管切れるよ」
こういうのってアルミンが可愛いから成立するんだよな
もしアルミンがライナーみたいなごつい奴だったらただのホモだし
何が言いたいかというと、可愛いアルミンは正義
良い
アルミンはホモというよりペットみたいな
エレン「仕方ねーな」
アルミン「ふぅ、暑かった……」
エレン「アルミン、風あたりに外行こうぜ」
アルミン「うん。そうだ! 資料室で面白い文献見つけたから持っていって読もうよ」
エレン「えー文献なんてつまらねぇって……」
アルミン「巨人についての文献なんだけど」
エレン「巨人! 駆逐! 木陰へいざ!」ギュー
アルミン「わああっ!?」
ジャン「人の! 話を!! 聞け!!!」
ジャン「はぁ……はぁ……」
エレン「早くしろよ。アルミンの話がオレを待っているんだ」
ジャン「誰のせいだと思ってやがる……」
アルミン「おもにエレン?」
エレン「はぁ? アルミンが離してほしくなさそうな顔するから!」
アルミン「なっ! 誰がそんな顔!」
エレン「してないっていうのか?」
アルミン「して……なぃ……」
エレン「そうかそうか、ならもう抱っこしないからな」
アルミン「!? そ、それはヤダ!」
ジャン(早く終わらねーかな)
マルコ(ジャンが考えることを放棄した……!)
アルミン「だ、だいたい! なんでジャンは今になってそんなこと言い出したのさ」
ジャン「……前から思ってたことを言ったまでだ」
アルミン「でももう訓練兵になって三年目だよ? もっと早く言えばよかったじゃないか」
ジャン「……」
アルミン「それにベタベタしてると言えばライナーとベルトルトもそうだろ?」
ライナー(えっ)
ベルトルト(僕達なにもしてないんだけれど)
ジャン「あぁ……まぁな」
ライナー(まぁな、じゃねぇぞオイ)
ベルトルト(厩舎送りにしたい……)
アルミン「ジャン、キミは……」
ジャン「………………ぃんだよ……」
アルミン「?」
ジャン「羨ましいんだよ、お前ら!!」
アルミン「えっ」
エレン「えっ」
マルコ「えっ」
ライナー「えっ」
ベルトルト「えっ」
えっ
ジャン「ベタベタベタベタ四六時中つるみやがって!!」
ジャン「オ、オレもなぁ!! そんな親友欲しかったんだよ!!」
ジャン「何もないときでも傍に居れる親友ってやつが!!」
ジャン「オレにはいつだって友人以上と呼べる相手がいなかった……」
ジャン「心から信頼しあえるような奴と出会えると信じていたんだ……!」
ジャン「ハッ……オレはそんなお前らに嫉妬していた、とんだクソ野郎だ……」
アルミン「ジャン……」
エレン「お前……そこまで……」
マルコ「酷いな、ジャンは」
ジャン「マルコ……」
マルコ「僕はジャンのこと、親友だと思っていたんだけどな」
ジャン「マ、マルコォ……」
マルコ「僕の思い違い、かな?」
ジャン「マルコォォオオオオ!! オレにはお前しかいねぇよぉぉおおおお!!」ポロポロ
マルコ「あ、抱きつかないでね。暑いから」
ジャン「うるせぇぇええええええええ!!!!」ガバッ
アルミン「よかったね……ジャン」グスッ
エレン「ああ……」グスッ
エレン「ところでアルミン」
アルミン「な、なに?」
エレン「オレとの話、終わってないよな」
アルミン「な、なんのことかなぁ……」ダッ
エレン「待てこのっ!!」ダッ
ベルトルト「騒がしいね……」
ライナー「ああ、だがこんな日があってもいいだろう」ニッ
ベルトルト「そうだね……」ニコ
こにぃ「なんでこのへや、ほもしかいねぇんだ」
-おわれ-
ホモって言うなよコニー!
てか思いの外綺麗に終わったな
乙でした。
良かった
乙
乙
良かった!
乙
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