魔王「18才!18才でもう戦場に出てるんだー。実家はどこかな?」
勇者「はじまりの村です。現在は魔王討伐の旅の途中なので、住所は不定です。」
魔王「ふ~ん、そうなんだ。一応実家からは通えない距離じゃないねぇ・・・。」
側近「・・・・・。」
魔王「では御自身の長所と短所を教えてください。」
勇者「はい。私は勇者ですので、武器を使った接近戦も得意ですが、魔法も使うことができます。
武器、防具もほぼすべて装備できます。欠点はMPがやや低いことです。」
魔王「うんうん、短期決戦型なのね。まぁ、MPはこれから鍛えていけば大丈夫でしょ。」
側近「・・・・・。」
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魔王「では我が軍を志望した理由を教えてください。」
勇者「はい。魔王軍の300年前より結成された歴史をふまえ、安定した軍力と将来性に惹かれたのと、
今回の戦争で自分の武力が活かせると思い、面接に応募させて頂きました。」
魔王「うんうん、そっか、安定した職場で就職しておふくろさんのこと安心させてあげたいもんなー。」
側近「・・・・・。」
側近「・・・私からも質問していいですか?」
魔王「うん。いいよ別に。」
側近「我が軍があなたを採用するにあたってどんなメリットがありますか?」
勇者「はい。自分の武力で少しでも早く戦乱を終わらすことができると思います。」
魔王「うんうん、本当はうちらも早めに和解したいからねぇ。」
側近「・・・・。」
側近「では将来的に『こんな風になりたい』などのキャリアプランはありますか?」
勇者「・・・キャリア・・・プランですか・・・。」
側近「・・・・。」
勇者「・・・・。」
魔王「はは・・・。質問が難しすぎたかな?」
勇者「ええっと・・・、将来的には魔王さんの側近とか四天王の一人になれればいいかなぁと思います。」
側近「・・・・。」
側近「では、次の質問です。国王軍の退職理由はなんですか?」
勇者「国王から勇者に任命されたのですが、あまり良い待遇をしてもらえなかったのと、
国王との人間関係がうまくいかず、もっと自分の能力を発揮できる所で働きたい、
と考え、思い切って退職しました。」
側近「ほう。そんなに国王軍の待遇は悪かったのですか?」
勇者「はい。魔王討伐を命じられて50ゴールドしか経費として頂けませんでした。」
魔王「ええー?50ゴールド?道具屋の日当だってもっと貰えるんじゃない!?」
側近「・・・・。」
勇者「あと僕が50ゴールドしかもらえなかったのに、国王の近衛兵ははがねのつるぎを装備していたので本当に自分は国王軍で大切にされているのかな、と思うようになってしまって・・・・。」
魔王「50ゴールドじゃねえ・・・どうのつるぎも買えないし・・・、どうのつるぎじゃなくて・・・こんぼう、買ったの?」
勇者「あ、・・・はい・・・。」
魔王「ひどいなぁ、可哀想だよ!」
側近「・・・・・。」
側近「ちょっといいですか?」
勇者「あ、ハイ。」
側近「あなたは本当に自分は国王軍で大切にされているのか?と言いましたよね?」
勇者「ハイ。」
側近「近衛兵に比べ待遇が悪い、命がけの旅をするのにたった50ゴールドしかもらえなかった、それに失望した、ということですよね?」
勇者「ハイ。」
側近「それによって国王のことがわからなくなり、ついて行けなくなった、ということですね?」
勇者「ハイ。」
側近「それは違うんじゃないかなぁ。」
勇者「・・・・。」
魔王「・・・・。」
側近「近衛兵さんだって何らかの実績と信頼を得て近衛兵になって国王を警護してるわけなんだから。並の努力以上のことはしたと思うよ?
それに警護は思ってるより楽じゃないんだよ?私だって魔王様を警護してるんだし。ただつっ立って遊んでるわけじゃないんだから。
あと、勇者に任命される前に祖国に貢献したことはあるのですか?」
勇者「・・・得にないです。ただ女神様に勇者として選出されただけですから。」
側近「ですよね?ぽっと出の実績のない人と、長年国王に尽くしてきた近衛兵さん、国王さんはどっちを大切にすると思います?」
勇者「・・・近衛兵さんです・・・。」
魔王「・・・・おいおい、ちょっと側近君、熱が入りすぎてるんじゃない・・・かな?」
側近「・・・・。あと君にキャリアプランを聞いたけど、側近になりたい、
四天王の一人になりたいって聞いたけど私が聞きたかったのはそういうことじゃあないんだ。
魔王軍に入隊できたらどんなことをしていきたいのか、魔王軍と自分自身をどう高めていきたいのかを聞きたかったんだ。
それが、ただ偉い役職につきたいとか言われてもねぇ・・・。
魔王軍の将来性に惹かれた、と言ってたけど結局は自分の安寧しか考えてないんじゃないかな?」
勇者「・・・いいえ・・。」
側近「そうかな?私はそう思えないんだけどなあ。」
勇者「・・・・。」
魔王「おいおいおい!勇者君はまだ若いんだからもうちょっと優しくしてあげて!優しく!」
側近「私が思うに、君はまだ周りが良く見えていないというか・・・自分から考えて動こうとしていないね。
我が軍におんぶでだっこの人材はマイナスでしかないんだよ。
自分から考えて動ける人材でないと、我が軍じゃ要らないから。要らない。」
勇者「・・・・。」
魔王「・・・・。(何か俺まで気分悪くなってきちゃったよ・・・・)」
側近「あと、君さあ、履歴書に魔法も使えるって書いてあるけど、どんな魔法が使えるの?」
勇者「・・・ホイミです・・・。」
側近「他には?」
勇者「・・・いえ・・・・」
側近「・・・ホイミだけですか?」
勇者「・・・はい。」
側近「失礼ですけど、今のあなたのレベルはいくつですか?」
勇者「・・・3・・です」
側近「3?」
勇者「・・・・はい・・・・。」
魔王「・・・・。」
側近「君ね、たいした努力もしてないのに国王軍に将来性がないとか言ってるけどさあ・・・、
本当は戦うのが嫌いなだけじゃないの?」
勇者「・・・・。」
魔王「あーーー!ヤバイヤバイ!俺、今日会議の予定あんの忘れてたよーーー!超ヤバイ!超ヤバイ!
ハイ!面接おしまい!これで面接おしまーい!」
側近「・・・・。」
勇者「・・・・。」
魔王「ごめんねぇ勇者君。これから会議あるの忘れちゃっててさあ、あんまり面接の時間取れなかったけどごめんねぇ。
えっと、これ、交通費のキメラのつばさだから受け取ってここにサインして。」
勇者「・・・ハイ・・・。」
魔王「えっと・・・合否判定は郵送で3日後には届くと思うから。じゃ!気をつけてね!」
勇者「・・・ハイ。失礼しました。」
バタン。
側近うっぜww
と言いたいが、まずは違うツッコミがしたい
魔王「・・・・。」
側近「・・・・。」
魔王「お前さぁ・・・、何かひどくね?アレ、言いすぎだよ。まだ若いんだし、仮にも勇者なんだからさぁ・・・。」
側近「我が軍の財政も厳しいんですからよっぽど使える人材でなければいけません。あれではとてもとても・・・。」
魔王「でもさぁ・・・。」
側近「それとも何ですか?使えない人材でも雇っておけば勇者を飼い殺しにできて身の安全を守れる、とか言いたいんじゃないでしょうね?」
魔王「そ、そんなこと言ってないし!」
側近「まあ、私は長年魔王軍に仕えてきたわけですが、所詮は雇われですからね。魔王様の最終決定には従うしかありません。
ただ・・・。勇者を雇うことによって不満を持つ魔族を抑えきれるかどうかはわかりませんがね・・・・。」
魔王「・・・・。」
側近「それでは私もまだ仕事が残っているので失礼させていただきますよ。」
魔王「・・・・ああ・・・・。」
若者を育てる気の無いブラックばっかりやな
-3日後-
勇者母「勇者や、おきなさい。もう昼ですよ。」
勇者「・・・うん。かあさん、俺宛に手紙とか来てなかった?」
勇者母「何も届いてないねえ。お友達からの手紙かい?」
勇者「・・・いや・・・いいんだ・・・・。」
勇者「(・・・合否通知を見るまででもないんだろうけどさ・・・へこむなぁ・・・。)」
勇者母「あら・・・。勇者~?お客様が来てらっしゃるわよ?降りてきてらっしゃい?」
勇者「(誰だよ・・・今日は一日中寝てたいのにさぁ・・・。)」
魔王「よう!」
勇者「え!?あ!!どうも!」
魔王「ちょっと国王軍の偵察に来てさあ!ちょっと近かったから寄ってみたんだよ!うん!」
側近…間違いなくこいつは見る目無い上にゴミ以下
魔王「俺さあ!字とか書くの嫌いだし、文章とか考えるの苦手だから結果を言いにきたんだけどさあ!
うちでよければ働きに来ない?」
勇者「え!?本当ですか!?」
魔王「たださぁ、戦闘部隊は今は余ってるんだよ。どうしても補給班が不足しててさぁ・・・。まあ最初は補給班になっちゃうけど、それでもよかったら、ウチに来てみないかい?」
勇者「はい!是非とも!ありがとうございます!よろしくお願いします!」
フランクな社長か
魔王「はは!そうかしこまらなくていいよ!えっと・・・うちは月末締めだから給与の問題もあるし・・・、働き始めるのは来月の初めからになっちゃうけどいいかな?」
勇者「はい!かまいません!よろしくお願いします!」
魔王「じゃあ初出勤に必要な物は側近が手紙を書いてよこしてくるだろうから、それ見て来てね!」
勇者「はい!ありがとうございます!」
魔王「じゃあ、俺も偵察の途中だから!またね!」
勇者「はい!ありがとうございました!」
勇者「母さん!俺!魔王軍に受かったよ!合格したよ!合格!」
勇者母「あらまぁ・・・本当かい!よかったねぇ・・・。」
勇者「俺、今度こそちゃんと働くよ!ずっと魔王軍で働くからね!安心してくれよな!」
勇者母「うううう・・・・よかったねぇ・・・ううう・・・・。」
側近「・・・では勇者はさまようよろいの補給班に配属ということで。」
魔王「うん。来月からな」
側近「・・・・・。」
魔王「・・・・・。」
側近「・・・・・。」
魔王「俺はさぁ、俺の魔王軍にケチつける奴は許せねーと思ってる。もちろん末端のヒラでも俺の魔王軍の一部だ。そう思ってっから。」
側近「はい。ですがその末端の部下が魔王軍の一部には適していないと判明した場合は、魔王軍の為に切り捨てないといけませんね。」
魔王「・・・ああ」
側近「ではそういうことで・・・私はこれで失礼します。」
バタン
魔王「・・・・・」
-続く?-
-続く!-
終わり?
まあ来月頭には勇者もレベル3以上にはなってるだろうw
>>26
ただ、「どうレベル上げをするか」が問題だなこの状態は
側近正論言ってるだけなのに何で嫌われてるの?
乙
-初出勤日-
魔王「勇者君、じゃあみんなに自己紹介してくれるかな?」
勇者「ハイ!はじまりの村から来ました勇者と言います!よろしくお願いします!」
さまようよろいA「・・・・。」
さまようB「ちゃーす。よろしくっス」
さまようC「よろしくお願いします。」
魔王「勇者君は第8補給部隊のさまようよろいさんたちと補給活動をしてもらいます。
詳しくは隊長のさまようAさんからお仕事内容聞いてくださいね。
じゃあ、俺はこれからまわる所あるから、あとよろしくねー。」
さまようA「・・・・わかりました。」
さまようB「おつかれッス!」
さまようC「お疲れ様でーす。」
さまようA「・・・・。」
勇者「・・・・。」
さまようA「・・・・。」
勇者「あの・・・俺なにすればいいっすか・・・?」
さまようA「・・・・オイ・・・。」
勇者「ハイ!」
さまようA「・・・お前じゃねーよ・・・。さまようB。お前説明しとけ。俺は用意してくるから。」
さまようB「ウィーッス。じゃあ勇者さん仕事の説明しますね。」
勇者「ハイ!よろしくお願いします!」
さまようB「うちら第8補給部隊はルーラがきかないような僻地拠点に補給物資を届けることが仕事なんスよ。」
勇者「ハイ。」
さまようB「今日は馬車でホイミスライム30匹を各拠点に補給して回る予定っス。あ、そうそう、
就業開始時刻は8:30からになってるっスけども8:00には来て馬車の掃除することになってるんで。
明日は8:00くらいには来てくださいね~。」
勇者「ハイ」
さまようB「じゃあこっちッスよ。これがうちらの馬車ッス。
補給先で補給が終わったら伝票にサインを貰うんスよ。
サインを貰ったら伝票の一番下を控えで受け取ってくださいね~。」
勇者「ハイ」
さまようC「アレ?勇者君、武器は?」
勇者「え?はい?」
さまようB「え?武器持ってこなかったんスか?」
勇者「えと・・・、合格通知の持ってくるもの欄に入ってなかったんで・・・。
筆記用具しか持ってきてなかったんですけど・・・・」
さまようC「ええ~?補給班って言っても戦闘とか当たり前だし、それくらいは常識だよ?」
さまようB「まじっスか~。素手だとキツイっスね~・・・。」
勇者「・・・・。」
ガシャン!
さまようA「・・・使え。」
勇者「ハイ!?」
さまようA「・・・使え。」
勇者「あ!ハイ!ありがとうございます!」
さまよう「・・・・。」
スタスタスタ・・・・
さまようB「よかったっスね~。隊長のお古のどうのつるぎっスよ~。ウチは武器は基本自前なんスよ。
壊れたとか申請して売り飛ばしてた奴とかいたんで厳しくなったんス。」
さまようC「じゃあ今日の分の伝票は勇者君に持ってもらおうか。
まあ初日だから今日はただ見てもらって仕事の流れを覚えてもらうだけだから、そんなに緊張しなくていいよ。」
勇者「ハイ!」
さまようC「ホイミスライム33匹確認!それでは出発します!」
勇者「アレ?ホイミスライム30匹じゃなかったでしたっけ?」
さまようB「ああ、道中色々あって全部が全部届けらるわけじゃないッスから、1割分の予定損失分も積んでおくんスよ。
逆に言うと1割以上損失出すと顛末書とか色々書かないと面倒なことになるんできばっていきましょうね~。」
勇者「ハイ!」
さまようB「じゃあ最初の目的地は、なげきの洞窟っスね。」
-道中-
パカパカパカ・・・・
さまようA「・・・来たぞ・・・。」
さそりばちAがあらわれた!
さそりばちBがあらわれた!
さまようB「ウィースッ!2時の方角の奴!しとめるっス!」
さまようC「9時の方向!いきます!」
さまようよろいB の こうげき!
さそりばちAに13のダメージをあたえた!
さそりばちAをたおした!
さまようよろいC の こうげき!
さそりばちBに14のダメージをあたえた!
さそりばちBをたおした!
さまようB「こんな感じっスかね。道中襲い掛かってくるモンスターをこんな感じで倒して馬車と荷物を守るんス。
あともし傷を負ったら馬車のホイミスライム使って大丈夫っスから。ホイミスライムのMPは無限なんで。」
勇者「ハイ!」
-なげきの洞窟-
さまようB「お疲れ様っス!ホイミスライム6体!届けに来ました~!」
あやしいかげ「お~お疲れさん。アレ?新人入ったの?」
勇者「ハイ!勇者と言います!本日より第8補給部隊に配属されました!よろしくお願いします!」
あやしいかげ「おー元気がいいねー。じゃあ伝票貰おうかな。」
勇者「ハイ!お願いします!」
あやしいかげ「・・・ハイ!どうぞ!」
勇者「ありがとうございました!」
あやしいかげ「・・・・・・?勇者くん?伝票」
勇者「ハイ?」
あやしいかげ「伝票全部持って行かれちゃ困るよー。一番下の写しの伝票だけだから、持っていくの。」
勇者「あ!ハイ!すみませんでした。」
あやしいかげ「えっと次どこ行くんだい?」
さまようB「次はひげきの塔っス!なんか持って行く物ありますか?」
あやしいかげ「いや、今日は特にないからいいわ。じゃ!がんばってねー!」
さまようC「お疲れ様でーす!」
さまようB「・・・勇者さん、さっき俺、伝票のこと言ったっスよね?」
勇者「あ、・・はい・・・。」
さまようB「勇者さんメモとか取ってるんスか?」
勇者「いえ・・・。」
さまようB「駄目っスよー!メモ取ってくださいね~!覚えること結構あるんスから!」
勇者「スミマセン・・・・。」
さまようC「・・・・。」
-ひげきの塔-
リリパット「ハイ。じゃあ確かにホイミスライム6匹受け取りました。」
勇者「ありがとうございます!お疲れ様でしたー!」
さまようB・C「お疲れ様でしたー!」
-うらみの泉-
さつじんき「ハイ。伝票ね。検品OKです。」
勇者「ありがとうございます!お疲れ様でしたー!」
さまようB・C「お疲れ様でしたー!」
-こうかいのほこら-
ひとくいばこ「ハイ。検品OKね。」
勇者「ありがとうございます!お疲れ様でしたー!」
さまようB・C「お疲れ様でしたー!」
-道中-
さまようB「今日は楽勝っスね~。早く帰れそうっス!」
さまようA「オイ、来たぞ」
マタンゴAがあらわれた!
おおがらすAがあらわれた!
おおがらすBがあらわれた!
モンスターはとつぜんおそいかかってきた!
マタンゴはあまいいきをはいた!
さまようB「あふん・・・。」
さまようよろいBはねむってしまった!
さまようよろいCのこうげき!
さまようC「オラッ!」
マタンゴに11のダメージをあたえた!
おおがらすA・B「カァ!カァ!」
おおがらすは馬車にとびこんだ!
ホイミスライムE・H「ピギー!!」
勇者「・・・・あ・・・」
ホイミスライムEはつれさられてしまった!
ホイミスライムHはつれさられてしまった!
マタンゴはにげだした!
さまようA「・・・・。」
さまようC「オイオイ!勇者くん駄目だよボーっとしてるだけじゃあ!」
勇者「あ!ハイ!スミマセン!」
さまようC「確かに初日は見てるだけでいいって言ったけどさあ!君が一番馬車の近くにいたんだからどうにかしなくちゃさあ!」
勇者「・・・スミマセン・・・。」
さまようB「・・・ううっ・・・不覚っス・・・。」
さまようC「・・・・。」
勇者「・・・。」
さまようA「オイ・・・・五時半だ。お前はもう今日は帰れ」
勇者「え・・・配達はあと一件残ってるんじゃ・・・。」
さまようA「お前がいてもいなくても何も変わりはねえよ。明日はお前が馬車掃除しとけよ。わかったな?」
勇者「ハイ!じゃあ・・・お疲れ様でした!」
さまようB「ウィースッ。お疲れっス」
さまようC「お疲れ様」
次の日
8:25
勇者「・・・・(ゴシゴシゴシ)あ!おはようございます!」
さまようA「おはよう、掃除は・・・やってるな。どれ、見せて見ろ。」
勇者「ハイ!もう少しで終わります!」
さまようA「・・・・ふうん・・・・。・・・・!オイ!」
勇者「あ!ハイ!」
さまようA「お前馬車の中だけ掃除してて運転席掃除してねーだろ!」
勇者「・・・あ!」
さまようA「・・・・もういい・・・おいC!お前かわりにやっとけ!」
さまようC「・・・ハイ!」
勇者「すみません・・・・」
さまようC「・・・・。」
勇者「・・・・。」
果たして勇者は仕事を続けることができるのか?
-続く?-
続け乙
乙
乙
側近は正しかった、勇者完全に役たたず
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