「ネクスト・・・?」(52)
これはacv(アーマードコア・v)系列と
ac4(アーマードコア・4、fa)の要素を含んだフロム脳全開の作品です
専門の用語なども出てくるので気になったら質問したりググったりしてください
自分の中での時系列は ac4 → acfa → acv →acvd ですその点も考慮して見てやってください
『ブリーフィングを開始する!』
オペレーターの高らかな声が響く・・・いつものことか
『依頼主はこの地域を束ねる権力者だ!失敗は許されんぞ
この地域は元々小規模なチームが領地を奪い合いしていたが、半月前の権力者による大侵攻
により小規模チームのほとんどが壊滅している。
お前の任務は未だ抵抗を続ける敵部隊への偵察および可能ならば設備の破壊だ。
設備の破壊した数により、報酬が上乗せされることになっている。しっかり狙っていけ
いいか、優先事項は偵察だ。防衛部隊が来そうになれば即撤退だ
敵勢力にはacも確認されているくれぐれも周りには警戒しておけ
ブリーフィングは以上だ!権力者はこの作戦を皮切りに今後の方針を決めると言っている
かなり重要な任務だ。成功か失敗かによって今後の傭兵稼業に多大な影響が出るだろう
任務の完遂を期待している。作戦開始はちょうど一時間後とする。機体の整備、武装の点検は
しっかりとしておくように。では解散!』
『敵主戦力:防衛型、高機動型、支援型、ac、その他不明』
いつもどおりブリーフィングを終え、早速機体のアセンブルに入る
「よう、機体整備かい?」
ガレージには椅子に座ってくつろいでいる整備士がいた。武装を変えることを伝える
「武装の変更か。相分かった。で、何を積むんだ?」
施設破壊にはライフルが手っ取り早いだろう標準的なライフルを両腕に積む。ハンガーは元のまま
そして肩にはミサイル迎撃装置を積んでおく・・・保健用だ
これを整備士に伝えると苦笑いされた
「ハンガーと脚部は絶対に変えないのな」そう言われた気がする
「情報を得るための任務だからこっちは情報ゼロさ元々傭兵なんて使い捨てなんだからな」
サクセンカイシ
目標地点まで移動していると運び屋が語りだした。目標地点まであと数分といったところか
「それに比べりゃあ運び屋は楽な仕事さacやら他の物でもただ目標まで運べばいいだけだしな」
語り続ける。面倒くさいので無視する
ミス サクセンカイシ は一個↑でした
「だから俺にはなんであんたがそこまで傭兵に拘るかが理解できないんだなぁ・・・
あんたぐらいの人間なら絶対に他の仕事に就けれただろうに」
さらに続けて言う
「まあ傭兵としちゃあやっぱり名声は欲しくなるよな~有名どころで言えば "黒い鳥゛とかか?」
"黒い鳥゛過去の大戦で最も有名な傭兵だ。曰く何もかもを、黒く焼き尽くす、死を告げる鳥・・・
当時企業と呼ばれる集団に単独で挑み、最新と呼ばれた技術で作られた兵器を
尽く退けてきた凄腕の傭兵・・・
今はその時代から今は一世紀ほど経っているもちろん彼はもうとっくに死んでいる
ただ、彼の思考をプログラム化した無人acが開発されているという噂をよく聞く。真相は別として、だ
セントウカイシ
「そろそろ着くぜ。戦闘準備しとけ」
運び屋の声で気がつく。もう作戦エリアに入っている・・・敵が反応しだした
「・・・・・まずい、気づかれた、ac投下する。とっとと殲滅してこい」
ヘリから切り離され目標地点手前に着地する。防衛設備が起動しているが問題はない・・いや、まずい
ズガガァン!! 重い銃声が鳴り響く、銃弾は急な方向転換をしたヘリの横を掠める・・・無事のようだ
『オペレーションを開始する!先ほどのスナイパーキャノンの位置をスポットする』
遅すぎる、何のためのブリーフィングだ馬鹿馬鹿しい
「防衛部隊」ライフルで施設を破壊しながらオペレーターに尋ねる
『わからない。だが数分もすれば集まってくるだろう。スナ砲持ちの対処を頼む』
仕方ない・・・あらかた防衛設備を破壊したところで左腕のライフルを捨てハンガーの武器を取り出す
スポットのスナ砲持ちまで約900m・・・見えた!・・・四脚がスナ砲を構えるのを確認し慌てて壁に隠れる
『敵防衛部隊接近・・・これは!?・・まずい、追加のacが2機それと高機動型が3機、防衛型が5機だ』
ac3機は無茶苦茶だ・・・しかしスナ砲のせいで迂闊にヘリも回収に来れない
詰んでるな・・・それだったら
「acの構成」壁から市街地に移動しながら尋ねる
『キャノンを両腕武装しているタンクとバトルライフルと威力の高いライフル持ちの重二だ』
ズガガァン!! 銃弾が建物に突き刺さる・・・全部落とすには、圧倒的に武装が足りないミサイル迎撃装置ciwsを起動し
右腕のライフルとハンガーを入れ替え突撃の準備をする・・・勝算はある
ズガガァン!! 四脚がもう一度牽制でスナ砲を撃ち込んでくる・・・・・今だ!
壁を蹴り一気に敵との距離を詰める4脚まで残り500m
ズガガァン!!銃弾が機体を掠める・・・アラートが鳴るap残り約22000
残り約200mのところでタンクと重二、防衛型が四脚を守るために前に出る・・・
建物の上に乗りグラインドブーストを吹かす。heat弾やキャノン、ガトリングが機体を掠めながらも
敵部隊の上を抜け一気に四脚に近づく・・・高度もちょうどいい
四脚は慌てて構えを解きその場から逃げようとする・・・もう遅い
enが切れる寸前でさらにハイブーストを重ねて吹かし、一気に加速。
ブーストを切り慣性で進んでいるところで両手の武器を同時に振り、四脚の横を通り過ぎる
ガチィン!! 金属がぶつかり合ういい音がする・・・うまく入った
四脚はもう瀕死状態、ドリフトを効かせ四脚を正面に捉える
通り過ぎる間で回復したenを使い四脚を蹴り飛ばす。そうすると四脚は完全に沈黙した
「脱出する合流場所」右腕をライフルに切り替えながら聞く
『了解、敵を引き離しながらビーコンの位置まで行ってくれそこにヘリも行かせる』
ビーコンの位置が表示される。このまま真っ直ぐだ、追ってくる高機動型をライフルで撃ち落とし
壁を蹴りながら敵部隊との距離を離していく
サクセンシュウリョウ
「想定外の事態もなんのその~ってか」
ビーコンの位置には先に来ていた運び屋がいた
「いやいや驚いたぜ。まさか四脚が出待ちしていたなんてな。ははは」
笑ってはいるが、内心は焦っていそうだ
「ほら、とっととしろ、敵が来るぞ」
機体の戦闘システムを解除しその場で静止する
「もうきやがったか、とっととずらかるぞ」
ヘリが機体を掴み一気に作戦領域外に離脱する・・・なんとかなった
今日はここまで、また明日?
期待してる
デブリーフィング
『作戦成功だよくやった。後は入手した情報・・・権力者は
残りac2機の対策をメインにあのエリアを制圧するらしい・・・今はゆっくり休め』
帰りのヘリの中オペレーターに依頼は完了と告げられる
『権力者曰く素晴らしい成果とのことだ敵主戦力のacのうち1機を撃破、防衛設備も壊滅し報酬は増しましだ』
ニヤリと笑いながら言う・・・この守銭奴めが
『それと、今回の活躍を受けてこの地域から依頼がもうすでに10件以上来ている
何を受けるかはお前に任せる、今回の滞在はこの地域で十分だろう。情報屋に依頼を回しておく』
それに関して文句はない。いい加減簡易ガレージは勘弁して欲しかったところだ
『お前の報酬の取り分はガレージに置いておく、後でこの地域の観光でもしてこい』
もとよりそのつもりだ・・・まずは宿が楽しみだな
管制室より援護射撃
ソウグウシャ
宿は悪くはない、むしろ今までの中ではいい方だ・・・だけれども
「奇遇だな、噂の傭兵さん♪」
最悪だ、今の気分は最悪だ・・・同業者の最も関わりたくない奴と会ってしまった
こいつはこれまで共闘をいくつか重ねた。腕はいい方だ、がブリーフィング中でも戦闘中でも
お構いなしに好き勝手に与太話を始めてしまう。おかげで集中力はだだ下がり、
しかも連携もせず勝手に突擊し援護を強要される。まぁ典型的な面倒臭い奴だ
「おいおい、待ってくれよ、ここで会ったのも何かの縁だ一杯やろうぜ」
もちろんお断りである、そのまま立ち去ろうとする
「・・・例のaiの情報がある。特別にタダで提供してやっても構わんのだぞ」
足を止める・・・例のai・・・現状で最も欲しい情報だ・・・来るべき日に備えて
「わかった」
「おいおい、そんな怖い目すんなよ、ちゃんと提供してやるから安心しろ」
2人で宿の中のバーに入る・・・酒は嫌いだが雰囲気は悪くない
アラタナイライ
「ソフトドリンク・・・おこちゃまか?」
「うるさい」グラスを手に取る
「「乾杯」」お互いのグラスを鳴らす
「情報」情報を聞き出し一気にずらかろう。そうしよう
「ああ、そういやaiのことだっけ?・・・そうだなまずは "黒い鳥゛の噂は聞いてる・・・な、当然か。情報屋の話し
によるとこの地域にその "黒い鳥゛が出たらしいんだ。しかも例のaiを複数機引き連れて、
だ。ああ、判断基準は背中に積んでるブツだオーバードウェポン?だったかなそいつがあった」
「この・・・地域?」見覚えはあるわけがない
「ああ、それとだ、その奥にacの二倍くらいの大きさのacを見たって言うんだ。
それはacじゃないだろっていってやったけどな。起動はしていなかったから良くわからないらしい」
「現acの二倍・・・」何かが引っかかるが思い出せない
「・・・過去の大戦の異物かもしれねーな。俺らの乗ってるacとは形状が違ったらしい」
こいつの与太話はボロカスだが情報提供に関しては悪くはないみたいだ
「で、だ。これらに対する調査依頼が来ている。どうだ?参加しないか?」
「参加者は?」もちろん参加する予定だ
「俺を含めac乗り、ストーカーは5人ずつ、お前が来るなら6だ。中二2機、重二1機、重逆が2機だ」
「わかった」
「調査といっても完全に大部隊の侵攻作戦だ。権力者からの支援も得られているしな。敵の戦力が
未知数。しかも "黒い鳥゛と例のaiが確認されている。危なくなったら離脱と言ってはいるが・・」
「ブリーフィングは任せる」そう言いグラスを置き席を立つ
「わかった明日連絡を入れる。それまで待機しておけ」そうしてバーを後にした
今日の分は投下終了です。間違えや質問があれば言ってください
一人称視点と三人称視点は書き分けた方がスマートかなぁ。
ジョウホウヤ
「いらっしゃい。お探し物?」オペレーターに言われ、情報屋に来たつもりだが、どうやらパーツ売り場に来たようだ
「情報屋?」念の為に聞いてみる。
「っと、もしかしてオペちゃんのとこか?オーケオーケーちょっと待ってて」
そういうと店員?は売り場の奥に行ってしまった
オイオッサンレイノヨウヘイサンガキタゾ! アアン?オキャクサン?
しばらく待っていると、奥から屈強な肉体のオッサンが現れた・・・筋肉?
「おう、お前がリーダーの言ってた傭兵か。次の作戦で共闘することになってるチームのメンバーだよろしく頼むぜ」
リーダーの言っていた?ああ、どうやらあいつのチームメンバーらしい。知りあっておくのは悪いことではないかな
「よろしく」 というよりあいつはチームのリーダーだったのか。それはそれで衝撃的だ
「さてと、私がオペちゃんが言ってた情報屋で、今から例のaiについて説明させてもらうね」
次いで奥から出てきた店員(情報屋)がこちらに向かって来ながら言う・・・オペちゃん
「知っているとは思うけど地域の権力者主導で制作されるai操作のacは基本的に
そこらへんの傭兵より弱い。故に束になって数でゴリ押しが基本的スタイル・・・
まあ単機の戦力は皆無ということ。だけれども、ここ最近有名どこの傭兵たちが単機のaiもしくは
2、3機の小部隊編成に撃破されたという情報があるわ。そのaiはそこらが作ってるものとは違うらしく
特徴としてはカラーリングが暗い赤で統一されてて、ヘッドライトが真っ赤である点ね。
多くの情報からこれは確定と見てもいいわ。で、このことから、これらのaiは一つの組織
によって作られているのがわかる。どこの技術かはわからないが普通に危険だね
実際もうすでに暴走aiも確認されている。技術者共はテストのつもりなんだろうけどね
で、今回 "黒い鳥゛とそのaiが確認されたのは、まだこの地域の支配が手に届いていない研究所。
まさに怪しい響きがするね。おそらく例のaiを作ってる組織の一部だろうね
大体はこんなとこかな?権力者も今は抵抗勢力を抑えるので手一杯らしいからこっちには
あまり戦力は割けないみたいだったね。堅実な人間だよ全く。」
一気に説明をつけた情報屋はグラスに入ってる水を飲み一息ついた。私も大体は知っていることだ
しかし、『暴走した』ということは聞いたことがなかった
「ふう、そういえば君もaiと戦闘したんだって?どんなもんだったのさ?」
情報屋がグラスを置きこちらに話しかけてくる
「ああ、俺も知りたいな。前情報は多いほうがいい」筋肉も聞いてくる
実のところは、aiと交戦したといっても実際単機で来ているところを複数でボコっただけだった
そう彼らに説明すると
「ははっ。数で押すはずのaiが数で押されるとは滑稽だな」と笑われてしまった
実際それ以降は自分自身がaiとは交戦する機会がなかったが、その後所属してたチームのメンバーの
ほとんどが例のaiによって撃破されてしまった。おかげでチームは自然消滅、傭兵業に一直線だ
今は死んだチームメンバーに対する手向けに。例のaiを追っている。まあ、所謂復讐だ
「さて、ここは情報屋でありパーツ屋だ何か見ていくかい?」情報屋がそう言う
ちょうどいい、武装とフレームの調整でもしておこう
オオガタライフル
「そういや例の発掘武器はどうなったんだ?」あらかたパーツを見たところで
筋肉オッサンが情報屋に尋ねた・・・発掘武器?
「ああ、あれ?一応再現することはできたけど一発一発の消費enが半端じゃなかったよ」
「ほう、ぜひ見てみたいもんだね」筋肉がニヤニヤしながら言う・・・気持ち悪い
「わかった、地下に置いてあるから案内するよ。確か名称は er-o705 だったかな?
掠れてよく字が見えないんだよね」・・・ん?er-o705?聞き覚えがあるような無いような・・・
「ただ、あんなでかいもん普通acに積めねーだろ」
「っちっちっち、それが積めるようになってるんだな~かなり苦労したらしいけど」
「マジか!おし早く行こうぜ」そうして私たちは地下に案内された
地下は完全にガレージだった。ただ至るところにパーツが散乱している・・・掃除しろ
「あはは、結構散らかってるのね・・・あれだよ」
情報屋が指差した先には、acのアームを再現した機械に馬鹿でかいライフル?が握られている
しかももうもう一つのアームは銃身を動かさないように抑えている。相当な重量なのだろう
そして、そのアームから線が伸びてそれがジェネレーターにつながっているようだ
「やっぱりでかいなこれ」筋肉がぼそりと呟いた気がした
「一応試し撃ちはできるからやってみな」情報屋が私に向かって言う
「あんた、これ使いたいんでしょう?」さらにニヤリとされる
見抜かれてたみたいだ。確かにこのデカブツを扱ってみたい。単なる好奇心だ
「やる」そう答えてコックピットの再現がされてるところに座る。teコアがモデルらしいので幾分かは広い
「今、戦闘モードを起動しているからちょっと待っててね」
そう言われて待っていると、目の前にacの装甲の一部分が現れる。te型か、戦闘モードが起動する」
『メインシステム戦闘モードヲ起動シマス』アナウンスがガレージに響く
「オーケー無事起動できたね。じゃあ撃ってくれ」そう言われ、私は装甲に標準を合わせる
残念なところは、ロックオンできないというところだけで、それ以外はいつものacと同じだ
そうして私は装甲に対してライフル?を撃った
ジュワァァ 大型ライフル・・・いやバズーカからノーチャージでオレンジのレーザーが飛び出る・・・速い!
そのまま装甲にヒットしそのまま貫通していく・・・とんだ馬火力だ
しかし大容量のエネルギータンクを改良したというジェネレーターのエネルギーの約4割をたった一発で持っていってしまった
「ヒュー!いいねぇ最高だねぇ」筋肉が興奮しながら言ってくる
「やっぱりエネルギー消費が激しいか・・・うーんこれでも出力は抑えているんだけどなぁ~・・・」
情報屋はうんうん唸りながら分析をしているようだ
「で、使ってみた感想はどうだった?」二人してこちらに聞いてくる
威力は悪くない、むしろかなりの威力だ。ただ、両手がふさがる、重量が高いという点を
どうしても補えない。おまけに一発の消費が馬鹿みたいにかかる。だったらacには積まず
支援型なりに積んだ方がいいのではないか?という意見を出した
「うーん・・・やっぱりそうなるよね・・・」再び情報屋が唸りだした
やっぱり実用化は当分先になるだろうな・・・レーザーバズーカを眺めながら私はそう思った
今日の投下分は終了です質問などがあればいってください
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