モバP「あの子の唄」 (107)

ガチャ…

小梅「お、おはよう、ございます…」

P「やぁ、おはよう」

P「こう…め?」

?「……」

小梅「あ…Pさん…おはようございます」

P「あぁ、うん。それは良いんだけど…」

?「……」

P「…えっと、後ろの子は?」

?「…!」

小梅「あ…」

小梅「そ、そうだよね…紹介しなきゃ、だよね」

P「(小梅の友達か?見学希望とかかな)」

P「(可愛いし、なんなら今スカウトしても…)」

小梅「あの子…だよ」

P「あの子ちゃんか。君、アイドルに興味は…」

P「……」

P「えっ?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394809373

期待

?「せ、正確には…はじめまして、じゃないけど…」

?「はじめ、まして…」

あの子「黄泉阿納子(よもつ あのこ)です…」

あの子「「あの子」の方が…プロデューサーさんにも、馴染みがありますよね…」

P「……」

P「小梅?」

小梅「は、はい?」

P「学校の同級生かな?小梅と一緒でホラーとかが好きなのかな?」

小梅「えっと…」

小梅「そういえば…何歳?」

あの子「せ、生前…13歳…」

小梅「同い年…同級生だった。えへへ」

あの子「えへへ…」

P「……」

P「待った。ちょっと整理させてくれ」

P「えーと…あの子…ちゃん?」

あの子「は、はい…」

P「俺の勘違いだったら申し訳ない」

P「君は、いつも小梅が見えるって言ってた…」

あの子「そ、そうですね…」

あの子「幽霊が実体化した…って思ってくれれば…」

小梅「凄いよね…触ると、ひんやりするし…脈も無いんだよ…」

P「……」

P「(思えば俺も、色々な女の子をプロデュースしてきた)」

P「(ニート…サンタクロース…それにウサミン星人…)」

P「(ついに幽霊の女の子をプロデュースする時が…)」

P「……」

P「マジで?」

小梅&あの子「マジです…」

P「マジか…」

小梅「お、思ってたより…驚かないんだね?」

P「いや、内心凄く驚いてる」

P「けど、これぐらいで動揺してたらプロデューサーは務まらないからな」

小梅「ぷ、プロデューサーのお仕事ってすごい…」

P「ちなみに聞いておきたいんだけど」

小梅「うん?」

P「こうして俺の前に現れたってことは…」

P「あの子ちゃんはアイドル志望ってことで良いのかな?」

あの子「えっ…?」

小梅「あ、それ良い…」

あの子「……」

あの子「は、恥ずかしいよ…」

P「あ、そういうつもりだったわけじゃないのか」

小梅「あの子がデビューしたら、一緒にユニット、組みたいな…」

あの子「で、でも…私…人前とか苦手…」

あの子「お喋りも…」

P「案ずるな」

あの子「えっ…?」

小梅「私も…同じだったの、知ってるでしょ?」

あの子「う、うん…」

あの子「近くで…見てたから…」

小梅「だけど…Pさんは連れ出してくれたの…私の知らなかった世界に…」

小梅「私でも…アイドルになれた。CDデビューだってできた」

P「君の幽霊としての人生を俺に預けてみないか?」

P「きっと…いや…」

P「絶対にトップアイドルにしてみせるっ!」

あの子「小梅ちゃん…プロデューサーさん…」

あの子「…私でも、アイドルに…なれる?」

P「あぁ、もちろんさ」

P「顔も可愛いし、すぐに人気者になれるよ」

あの子「ふぇっ…?」

あの子「か、かわいい…?」

あの子「……」

あの子「あ、ありがとう…ございます…」

P「よし!やると決まったら…!」

P「…ん?」

小梅「……」

P「…小梅?なんで俺のこと睨んでるんだ?」

小梅「…天然ジゴロ。爆発すればいいのに…」

P「へ?」

あの子「……あぅ」

P「ま、まぁ…よくわからんが…」

P「じゃあ、これからよろしく!ってことで大丈夫かな?」

あの子「は、はい…」

あの子「がんばります…よろしく、お願いします…」

小梅「えへへ…よろしくね」

あの子「うん…えへへ」

P「(さて…)」

P「(晴れてウチの事務所に新たなアイドルの卵が誕生したわけだけど…)」

P「(まずは何から…)」

ガチャ…

まゆ「おはようございまぁす♪」

P「おっ…」

P「(そうだな。まずは早く馴染めるように他のアイドル達への自己紹介からだな)」

P「やぁ。おはよう、まゆ」

小梅「まゆさん…お、おはよう」

まゆ「Pさん、それに小梅ちゃんもおはようございます♪」

まゆ「…あら?」

あの子「……」

まゆ「そちらの方は…?」

P「あ、紹介するよ。今日からウチに新しく所属することになった…」

小梅「あの子、だよ…」

まゆ「えっ?」

あの子「…黄泉阿納子、です」

あの子「あなたとは、CDデビュー以来…ですね」

まゆ「……」

まゆ「…ふぇっ!?」

まゆ「あ、あのぉ…小梅ちゃん…?」

小梅「は、はい?」

まゆ「CDデビュー…以来ってぇ…」

小梅「……」

小梅「発」

あの子「売」

まゆ「……」

まゆ「…!?」

まゆ「まままままゆっ…!り、寮に忘れ物をっ…!!」

まゆ「し、失礼しましゅっ!」ダッ…

小梅&あの子「…あれ?」

P「……」

P「(ちょっと前途多難かもわからんな…)」

P「(さて、これからどうしようか?)」

1.他のアイドルにもご挨拶(アイドルの名前指定)
2.小梅と一緒にレッスンを受けてみる
3.その他(自由安価)

>>12

1 アーニャ

>>12
アーニャ把握

こんな感じで投下後の最後に安価投げて、次回その安価通りに書いて、また最後に安価を投げるって感じで進めていく予定です
今回はここまでですが良かったらお付き合いいただけたら嬉しいです

面白いから見る

期待

期待なのですよ。
完走まで応援します。

乙 続き期待

小梅ちゃんスレやったぜ。

おつ
最後はもういっそ適当な理由付けて完全に受肉させちゃえ

>>19
霊体エネルギーがあればそのまま漂っていられるが
放っておくと無くなっていくため、維持するためには誰かに憑依しなければいけない
とか考えちゃった

・・・こんなネタ知ってるのは何人いるのやら

白坂小梅(13)
http://i.imgur.com/q8tVBv7.jpg
http://i.imgur.com/CqU947O.jpg

あの子(写真中央)
http://i.imgur.com/107AXnX.jpg

佐久間まゆ(16)
http://i.imgur.com/b8IT0AT.jpg
http://i.imgur.com/0g3mlek.jpg

あの子(??)
http://i.imgur.com/AYAA5D0.jpg

>>22
思ったより可愛い子だったので驚いた

>>23
えっ

>>23
確かに可愛いよな
俺好みのショートヘアだわ

>>25
えっ

おいおいナニ言ってんだい。
ロングの黒髪じゃねーか

小梅「ま、まゆさん…どうしたのかな…?」

あの子「…かな?」

P「……」

P「(幽霊…か)」

P「(小梅が嘘を吐くとは思わないし、普通に受け入れてはしまったが…)」

P「(こうもハッキリと実体を現すことが出来るものなのか?)」

P「(確かに周子に負けず劣らずの色白だし、聖のような神秘的なオーラもあるが…)」

P「(いや、周子も聖も人間だけどさ)」

P「(…多分)」

あの子「あ、あの…」

P「えっ?」

あの子「あ、あまり…み、見つめられると、その…」

あの子「は、恥ずかしい…死にたい…」

P「……」

あの子「……あ」

あの子「も、もう…死んでました…えへへ」

小梅「うふふ…おもしろい…」

P「(…今のは彼女なりのギャグか?)」

P「なぁ、あの子ちゃん?」

あの子「は、はい…?な、なんでしょう…?」

P「決して疑ってるわけじゃないんだけど、君は俗に言うところの幽霊なんだよな?」

あの子「えっ…?」

あの子「た、魂として…現世を彷徨っているから…」

あの子「そ、そういう部類…だと…思います」

P「けど、小梅は実際にあの子ちゃんに触れることが出来るんだよな?」

小梅「あ…う、うん。そうだね」

小梅「死んでるのに…みんなに、みえる…触れられる…」

小梅「……」

小梅「…ゾンビ?」

あの子「ち、違うよ…?」

小梅「…噛む?」

あの子「か、噛まないよ…?」

P「(そもそもなんで急に実体化をしたのか?って聞くのは野暮か?)」

P「(まぁ、何か深い事情があるのかもしれないし、無理に詮索する必要も無いか)」

P「(いずれ信頼関係を結ぶことができれば、彼女の方から話してくれるかもしれないしな)」

小梅「Pさん…今日は、他に誰が…事務所に、くるの?」

P「ん?えーと、今日はな…」

ガチャ…

アーニャ「ドーブラエ ウートラ!」

アーニャ「プロデューサー、おはようございます、です」

P「やぁ、おはようアーニャ」

小梅「お、おはよう、ございます」

アーニャ「小梅」

アーニャ「プリヴェート♪」

小梅「え、えと…」

P「親しい人に対しての「こんにちは」って挨拶だよ」

小梅「え…あ…」

小梅「…ぷ、プリヴェート?」

アーニャ「ン♪」

小梅「…!」

小梅「…えへへ♪」

P「(アーニャと小梅も、CDデビューの時に一緒だったからな)」

P「(うんうん。仲良きことは美しき、ってな)」

あの子「……」

アーニャ「…ン?」

あの子「…!」

アーニャ「カーク ヴァス ザウート?」

あの子「あ…そ、その…」

アーニャ「えっと…あなたのお名前は、です」

P「あぁ、アーニャ。紹介するよ」

P「彼女は今日からウチの事務所の新しい仲間になることになった…」

小梅「あの子、だよ」

あの子「黄泉阿納子、です…」

アーニャ「あの子…です?」

アーニャ「ンー…」

アーニャ「どこの子?」

あの子「あ、あの世の…子?」

アーニャ「アート?あの世、ですか?」

アーニャ「……」

アーニャ「プリーズラク…幽霊、なの?」

あの子「あ…そうだと、思います…」

アーニャ「そうなの」

アーニャ「あ、ごめんなさい。私はアーニャ、アナスタシアよ」

P「適応力高いなアーニャ!」

あの子「アナスタシア、さん…」

アーニャ「あ、私のことは、アーニャ、でいいですよ?」

あの子「じゃ、じゃあ…アーニャさん…」

アーニャ「ン♪」

あの子「あなたとも、正確には…はじめまして…じゃないですね」

アーニャ「プラーヴダ?そうなの?」

小梅「え、えっと…CDデビューの時に…」

アーニャ「あー…あの時の、あの子なのね」

あの子「あの時は…楽しかった、ですね…」

小梅「えへへ…そうだね」

アーニャ「ダー♪はい、とってもです」

P「……」

P「なぁ、アーニャ?」

アーニャ「はい?」

P「アーニャも幽霊とか信じるタイプなのか?」

アーニャ「えっ?」

アーニャ「信じる?どういう意味ですか?」

P「いや、彼女を受け入れた俺が言うのも変だけどさ」

P「アーニャも、あの子ちゃんが幽霊だって聞いて動揺した様子も見せなかったから…」

アーニャ「ンー…」

アーニャ「でも…あの子はそう、言ってますから」

アーニャ「仲間の言葉は…信じます」

P「…!」

P「そっか…うん、そうだな」

P「もう、仲間だもんな」

P「すまない、変なことを聞いた。忘れてくれ」

アーニャ「ううん。大丈夫です」

P「(まゆの反応を見た時に、事務所のみんなと仲良くできるかどうか少し心配だったけど…)」

小梅「アーニャさん…あの子、とってもひんやり」

P「(小梅もいるし、俺もいる)」

アーニャ「ホントウですね。雪のように、冷たいです」

あの子「ち、血が…通ってないから…」

P「(そして、アーニャとも友達になって…)」

P「これから先、上手くやっていけるよな?」

あの子「え…?」

あの子「……」

あの子「…は、はい♪」

P「(さて、これからどうしようか?)」

1.他のアイドルにもご挨拶(アイドルの名前指定)
2.小梅と一緒にレッスンを受けてみる
3.アーニャとお話
4.その他(自由安価)

>>35

4宣材写真を撮る

>>35
把握

>>21
>>22
画像感謝
この画像のあの子可愛いよね

基本的に序盤は短めの話を小出しになるかと思いますがどうかお付き合いいただけたら嬉しいです
また後日に投下します

アナスタシア(15)
http://i.imgur.com/vpGTD3q.jpg
http://i.imgur.com/WlW5zCc.jpg

P「さてと、アーニャへの自己紹介も終わったところで…」

P「あの子ちゃんの、アイドルしてデビューする為の準備をしないとだな」

P「とは言っても、今まで小梅の近くにいたんだから何をするかは大体わかってるかな?」

あの子「えと…」

あの子「せ、宣伝…?」

P「うん。ほぼ正解」

P「まずは君を売り込むために宣材写真を撮る必要がある」

P「写真一つで大袈裟かななんて思うかもしれないけど、君の魅力をアピールする為の大切なアイテムになるんだ」

あの子「写真…」

あの子「……」

P「……あっ」

アーニャ「?」

小梅「これがホントの、心霊写真…?」

P「(確かに…)」

P「(実体化しているとはいえ、彼女をしっかりと写真に収めることは出来るのか…?)」

翌日

小梅「写真スタジオ…久しぶり…」

P「そういえば小梅?」

小梅「ん…?なぁに?」

P「昨日はあの子ちゃんと一緒に来て、一緒に帰っていったけど…」

P「あの子ちゃんってどこで寝泊まりしてるんだ?」

小梅「わ、私の部屋、だよ?」

P「そっか。まぁ、普通そうだよな」

小梅「一緒のお布団で寝ると…ひんやりして…気持ちいいよ」

小梅「Pさんも、今度一緒に…寝る?」

P「ははっ。もうちょっと暑くなってからな」

小梅「あ、暑いのは、にがて…」

小梅「けど…」

小梅「あの子がいるなら…夏も待ち遠しい、かな」

P「(怪談といえば夏だもんな。理由は知らないけど)」

P「…っと、そうこう言ってるうちにだ」

P「あの子ちゃん、ヘアメイクお疲れさま」

あの子「……」

あの子「は、恥ずかしい、です…」

小梅「でも、かわいいよ…?」

P「うん。元々可愛い顔してるけど…」

P「髪を少しアップにしただけで、よりそれが引き立ってるな」

あの子「あ、あう…め、目は見ないで…」

P「恥ずかしがることないよ。綺麗な目だと思うよ」

小梅「……」

P「…ん?」

P「前髪上げてどうした小梅?目が痒いのか?」

小梅「……」

小梅「目、じゃなくて、悪夢…見ればいいのに…」

P「え、えっ?」

カメラマン「ヘアメイクの方が終わったようですね」

カメラマン「撮影の方は、いつでも準備OKですよ」

P「あ、はい」

P「じゃあ、よろしくお願いします」

P「あの子ちゃん。カメラマンのお兄さんに自己紹介しておこうか」

あの子「は、はい…」

あの子「黄泉阿納子、です…」

あの子「お、お願いします…」

カメラマン「はい、こちらこそよろしくお願いします」

P「CGプロ期待の新人アイドルです」

P「白坂小梅と共に、どうぞよろしく」

あの子「き、期待されちゃうと…緊張で…成仏しちゃいます…」

小梅「そ、それは…困るかも…」

カメラマン「あはは。ユニークな子ですね」

カメラマン「早速ファンになっちゃいそうですよ」

P「やったな。ファンになってくれるって」

あの子「あ…」

あの子「ありがとう…」

カメラマン「いえいえ」

カメラマン「―――はい、じゃあ笑顔で」

あの子「え、笑顔…」

あの子「こ、こう…ですか?」

カメラマン「うーん…ちょっと不自然かなー」

あの子「ご、ごめんなさい…」

カメラマン「無理に歯を出したりしないで、軽く口角を上げるぐらいでも良いですよ」

あの子「こ、こう…?」

カメラマン「そうそう!じゃあ、そのままで1枚…!」

あの子「は、はい…」

P「……」

P「カメラマンのお兄さん、すげー良い人」

小梅「う、うん。あの子も、そう、思ってる…」

P「わかるのか?」

小梅「言葉にしなくても、霊感で…」

P「(それってテレパシー?ユッコとかが好きそうだな)」

裕子「(呼びました?)」

P「(いいえ)」

カメラマン「じゃあ、次は全身写真を…」

P「(さて、写真撮影を行ったのは良いんだけど…)」

カメラマン「―――申し訳ありません…こちらとしても原因が…」

P「そんな…頭を上げてください…」

小梅「あ、足が写って、ないね」

あの子「でも、顔…こんなに、クッキリ…恥ずかしい…」

P「(結果だけで言うと、あの子ちゃんはバストアップ写真だけだと若干透けてみえるという状態)」

P「(そして、全身写真では見事に下半身がすっぽりと消えて無くなっているという見事な心霊写真に…)」

P「(カメラにトラブルは見当たらない)」

P「(疑っていたわけじゃないが、改めて幽霊だってことを再認識させられたな…)」

カメラマン「今回の費用の方は一切いただきませんので…」

P「いえ、そんな…ヘアメイクまでしていただいたわけですし…」

P「(参ったな…まさかカメラマンのお兄さんに「幽霊だから」と言って、信じてもらえるとも思わないし…)」

P「「あ、じゃ、じゃあこうしましょう!」

P「この子の…白坂小梅の新しい宣材写真も撮りたいと思うので、その費用として…」

小梅「え?私も、撮るの…?」

P「いずれは小梅とあの子ちゃんで新ユニットの結成も考えてるからな」

P「売り込むなら一緒にって思ってたから、ちょうど良い機会かなって」

小梅「ほ、ホント?一緒に、ユニット組める…?」

P「あぁ、もちろん。なんとかしてみせるさ」

小梅「…!」

小梅「撮る…私も…写真、撮ります」

小梅「ヘアメイクも…するよ」

小梅「一緒にユニット…楽しみ…えへへ」

あの子「う、うん…えへへ」

P「…ってことで、どうですかね?」

カメラマン「…わかりました。こちらの非にも関わらず、お気遣い…」

P「あぁ、いえいえ!ホント大丈夫ですから!」

P「(こうして急遽、小梅の新しい宣材写真も撮ったわけだが…)」

P「(写真にハッキリと写らないっていうのは色々と問題があるよな…)」

P「(今後の対策を考える必要があるな…)」

P「(さて、明日からどうしようか?)」

1.アイドルにご挨拶(アイドルの名前指定)
2.ちひろにご挨拶
3.レッスンを受けてみよう
4.アーニャとお話
5.まゆと仲良くなろう
6.あの子と小梅を連れて得意先に挨拶回り
7.その他(自由安価)

>>46

6

>>46
把握
今しばらくお待ちください

裕子「(呼びました?)」

P「(いいえ)」

ファ!!??

堀裕子(16)
http://i.imgur.com/NuFHRdc.jpg
http://i.imgur.com/BV18ER7.jpg

嫉妬する小梅が可愛すぎてはげる

小梅もあの子も可愛いすぎる

いいなこれ

足だけ写らないってことは長いスカートとか着ればいいのか?

仕事もグラビア中心だな
写真写りはいいだろ

まさかのあの子のSSかw
期待だなww

全身写真撮って上半身をバストショットとして採用すれば良いんじゃ

ガチャ…

あの子「あ、あの…」

P「おっ…」

あの子「……」

あの子「お、おはよう…ございます…」

P「うん、おはよう。ちゃんと挨拶出来てえらいね」ナデナデ

あの子「あ…」

あの子「……えへへ」

小梅「……おはよう、ございます」

P「うん、小梅もおはよう」

小梅「……」

P「…?」

小梅「…わ、私も、ちゃんとあいさつ、しました」

P「あ…」

P「うん。小梅もえらいな」ナデナデ

小梅「……えへへ」

P「(かわいいな、この子たち)」

P「さてと、今日二人に早めに集まってもらったのは今後の方針について話をしようと思ってな」

あの子「ほうしん…」

あの子「も、もう…魂は、抜けてます…」

P「うん。それは放心かな」

あの子「えへ…冗談、です」

P「前から結構お茶目な子なのか?」

小梅「う、うん」

小梅「わ、私が前に…殺人現場の死体のフリして、Pさんを驚かせた時も…あの子の、提案だよ…?」

小梅「やってみたかった、っていうのもあるけど…」

P「なるほど…」

あの子「あ、あの時は…ご、ごめんなさい…」

P「いやいや。反省しているならそれで良しさ」

あの子「…やさしい、な」

小梅「うん…いつも、大事にしてくれて、うれしい…」

P「(…照れるな)」

P「こほん…話を戻そうか」

P「さて、あの子ちゃんがアイドルデビューするにあたって、まずはその存在、魅力をアピールすることから始まる」

P「とは、言っても先日の宣材写真撮影で少し躓いてしまったんだが…」

あの子「ご、ごめんなさい…」

P「大丈夫。それを踏まえた上でどうにかしてみせるのが俺の仕事だ」

P「写真で魅力を伝えらないのなら、直接伝えれば良いだけさ」

小梅「ちょ、直接…?」

P「そう」

P「そこで、あの子ちゃんの方針の話に戻るんだが…」

P「先日の撮影で、いずれは小梅とあの子ちゃんの二人でユニットを組もうと思っているって話は覚えてるかな?」

小梅「う、うん。すごく、たのしみ…」

P「いずれとは言わないさ」

小梅「え…?」

P「あの子ちゃんのアイドルデビューは…」

P「小梅との新ユニットの初お披露目と同時に行う!」

あの子「…!!」

小梅「そ、そんなこと…出来るの…?」

P「小梅はCDデビュー、プロダクションマッチフェスティバルの主役と、アイドルとしての実績があるからな」

P「あの子ちゃんを、小梅の妹分として売り込むことで実現も夢じゃない」

P「そういうわけで、今から小梅と一緒にいつもお世話になってるTV局さんやイベント会社さんに挨拶回りをしに行こうと考えているんだけど…」

P「どうかな?」

あの子「あ…」

あの子「そ、その…」

あの子「ふ、ふたり…」

あの子「……ううん」

あの子「小梅ちゃんと…プロデューサーさんと…三人、でなら…」

あの子「私でも、アイドルになれるって…言ってくれた、から」

あの子「信じて…憑いて、いきます…」

P「よし」

P「小梅はどうかな?」

小梅「わ、私は…」

小梅「はじめてあなたに、出会った時から、今日まで…」

小梅「いつだって、あなたを…信じているから」

P「小梅…」

P「…ありがとな」

小梅「えへへ…」

P「よし!というわけで今日から新ユニット計画、本格始動だ!!」

小梅「おー…」

あの子「お、おー…」

小梅「あ…」

小梅「あ、あのね…Pさん…」

P「ん?どうした、小梅?」

小梅「昨日ね…あの子と、お話してたの」

小梅「ふ、二人でユニットが、組めたら…その…ユニット名…」

P「おっ、ユニット名を考えてきたのか?」

P「良い案は出たか?良かったら聞かせてくれよ」

小梅「う、うん」

小梅「あ、あのね…」

小梅「Pさんは、この世とあの世を繋ぐ道のこと…知ってる…?」

P「この世とあの世を繋ぐ道?」

小梅「そう…」

小梅「よみの国へと…つづく…道…」

P「よみの…あー、なんか聞いたことあるな…」

P「確か…」

あの子「黄泉比良坂(よもつひらさか)…」

P「そう、それだ!」

P「……」

P「あ、もしかして…?」

あの子「わ、私の…名字と…」

小梅「わ、私の…名字で…」

あの子&小梅「黄泉白坂(よもつしらさか)」

あの子「…な、なんて…どうでしょう…?」

P「黄泉白坂、か…」

P「…うん!良いんじゃないか?」

P「シンプルでわかりやすいし…」

P「何より二人のイメージにピッタリのユニット名だ」

小梅「じゃ、じゃあ…」

P「あぁ」

P「改めて今日から…」

P「黄泉白坂、本格始動だ!!」

あの子&小梅「…!!」

あの子&小梅「は、はいっ…!」

P「さてと…ちひろさんには出かけますと書置きをしておいて…」

P「早速、挨拶回りと行くか!」

P「挨拶回りも立派なお仕事だ」

P「だから本当の意味で小梅とあの子ちゃんが二人でやる初お仕事になるな」

小梅「が、頑張って…私たちのこと、知ってもらわなきゃ」

あの子「わ、私も…が、がんばります…」

P「うん。その意気だ」

P「よし、行こうか!」

P「(さてと、今日している挨拶回りを予定しているの4社だけど…)」

P「(最初にお伺いするのは…)」

1.TV局
2.イベント会社
3.レコード会社
4.広告・出版会社

>>65

4

>>65
把握
また金曜日あたりに更新になると思います
今しばらくお待ちください

CDとかに謎のノイズが混じって販売差し止めとかなりそう

小梅「あ、あのね…Pさん」

P「ん?どうした、小梅?」

小梅「い、今から…モバマス出版さんに…ご挨拶に、行くんだよね?」

P「あぁ」

P「現状でオーディション用の写真が撮れないとなると…」

P「直接売り込んでのモデル起用を狙いにいくのが良い」

P「アイドルマガジンで小梅とのグラビアを飾ることが出来れば多方面から注目されるだろうしな」

P「アイドルとしての実績のある小梅の妹分となれば、モバマス出版さんもきっと食いついて…」

小梅「だ、だけど…」

小梅「写真に、お、収められないのに…グラビアって…出来るの?」

P「……」

P「……あ」

小梅「……」

小梅「…うっかり、さん?」

P「(それもそうだ…ちゃんと写真に収められないのにグラビアとか何を言ってるんだ俺は…)」

P「…やっぱりまずは撮影にどう対応するかを考える必要があるか」

あの子「あ、あの…」

P「ん?」

P「あぁ、すまない…俺としたことが問題解決もしないまま…」

あの子「い、いえ…その…」

あの子「わ、私…ちょっと考えて、みたんです…」

P「え?」

あの子「わ、私の姿が…しっかりと写真に写らないのは…」

あの子「多分…霊界のエネルギーが…関係してるのかな…って…」

P「霊界のエネルギー?」

あの子「私が、幽霊なのに…どうして服を着ているのかって…考えたこと、ありませんか…?」

P「それは確かに…」

P「でも、着ないと困るだろ?」

あの子「あ…」

あの子「……はい」

P「あぁ、いや変な意味じゃなくてな」

小梅「……」

P「小梅、その蔑むような目で見るのはやめてくれ。死にたくなる」

あの子「えっ…」

P「いや、目を輝かされても困るんだが」

あの子「は、話を…戻しますね…」

あの子「わ、私みたいな幽霊たちは…霊力を使って…具現化を行うんです…」

あの子「小梅ちゃん…たまに、メガネをかけた幽霊って、いるよね?」

小梅「う、うん。そうだね」

あの子「でも、幽霊にメガネって…必要無い…でしょ?」

P「けど、視力の悪い幽霊もいるんじゃないのか?」

あの子「で、でも…霊の世界に度の入った、メガネがあるっていうのも…不思議じゃないですか?」

P「それは確かに…幽霊の世界にメガネ屋があるとも思わないしな…」

あの子「それって、メガネが…じ、自分の個性として必要だから…霊力を使って、実体化させているんです」

P「へぇ…」

P「(つまり春菜が幽霊になったら、エネルギーを使ってメガネを実体化させるのか…)」

小梅「あ…そっか…」

P「ん?なんだ?」

小梅「霊力を使っていない物なら…ハッキリと写真に写せる…かも?」

あの子「そ、そういうこと…だと…思う」

P「?」

P「つまりどういうことだ?」

あの子「しゃ、写真スタジオで…写真を撮った時に…私、足だけ写っていませんでしたよね…?」

P「うん。そうだったね」

あの子「でも…顔はハッキリと…写っていた、んです…」

P「(まぁ、それでも透けて見えてたけど…)」

あの子「多分、軽くお化粧を…して、もらったから…」

P「……」

P「…あ」

P「化粧自体に霊力はかかっていないから…!」

あの子「そ、そうですね…」

あの子「服が、写っていたのは…」

小梅「あれ…私の、服だったからね…」

P「あー、あれ小梅の服か」

P「見たことある服装だなとは思ってたんだよな」

P「…つまりだ」

P「髪の毛が写っていたのも、ヘアメイクの影響か」

あの子「れ、霊力とは違う力が…働いて、いたから…」

P「なるほどな…」

P「そうなると話は簡単っぽいな」

P「見えない足にもストッキングとかを履かせれば…」

あの子「き、きっと…写ると、思います…」

P「よし!」

P「それなら、宣材写真も撮ることが出来るな!」

P「今回直接交渉してダメでも、改めて様々なオーディション参加にも臨める!」

P「あの子ちゃんへのトップアイドルへの道が一気に見えてきたぞ!」

P「もちろん、小梅も一緒にな」

小梅「二人で…トップアイドル…」

小梅「凄く…素敵だって、思う」

あの子「う、うん…」

P「実現させてみせるさ」

P「よーし…ますますやる気が出てきたぞ!」

P「まずはトップアイドル実現の為の第一歩!モバマス出版に突撃だー!」

小梅「おー」

あの子「お、おー」

P「―――そういうわけでして、このたび黄泉阿納子を白坂小梅の妹分として売り出すことになりまして」

P「是非、ウチの白坂との特集を飾らせていただけないかと…」

担当「なるほど…」

P「よろしくお願いします!」

小梅「よ、よろしくお願いします…」

あの子「お、お願い、します…」

担当「……」

担当「…うん」

担当「CGプロさんの、とっておき…」

担当「更に今をときめく白坂小梅ちゃんの妹分となれば…」

担当「話題沸騰は間違いなさそうですからね」

P「でしたら…!」

担当「ええ。ウチのアイドルマガジンでの特集は前向きに考えましょう」

担当「また後日、こちらの方から追って連絡いたしますよ」

P「あ、ありがとうございます!」

担当「いえいえ。ウチもCGプロさんには良くしてもらってますからね」

小梅「やったね…ね」

あの子「う、うん…」

担当「二人とも頑張ってね。応援してるよ」

小梅&あの子「あ、ありがとうございます…」

P「―――では、本日はお忙しい中、ありがとうございました」

P「失礼します」

P「……」

P「ふぅ…」

P「二人とも、お疲れさま」

P「とりあえず、これで今日予定していたところへの挨拶回りは全部終わりだ」

小梅「お、おつかれさまです」

あの子「お疲れ…さまでした」

P「うん」

P「どこの得意先も、あの子ちゃんには好感触って感じだったな」

あの子「わ、私なんて…」

P「「なんて」じゃなくて、あの子ちゃん「だから」さ」

P「君にはそれだけの魅力が備わっているんだよ」

あの子「あ…あぅ…」

P「そのぶん期待も大きいかもしれない」

P「けど、プレッシャーを感じる必要も無い」

P「俺と小梅がしっかりフォローしていくからさ」

P「また明日から頑張ろうな?」

小梅「がんばろう、ね?」

あの子「プロデューサーさん…小梅ちゃん…」

あの子「…はいっ」

P「(さて、明日からどうしようか?)」

1.アイドルにご挨拶(アイドルの名前指定)
2.ちひろにご挨拶
3.レッスンを受けてみよう
4.アーニャとお話
5.まゆと仲良くなろう
6.モバマス出版から連絡が来たぞ
7.その他(自由安価)

>>76

1
茜に挨拶

>>76
把握
次回投下は茜ちゃんとの絡みになります

乙乙

浄化されそう

P「さてと、今日のスケジュールだけど…」

あの子「は、はい…」

P「まぁ、急がば回れ、だ」

小梅「?」

P「つまり、今日は他のアイドルの子達との交流を深めようと思う」

P「まだ、ちゃんと挨拶をしたのはアーニャだけだしな」

あの子「ま、まゆさんにも…挨拶をしました…」

P「あれは…まぁ…後々改めてちゃんと挨拶をしような」

あの子「わ、わかりました…」

P「(とは言っても、まゆが果たして幽霊であるあの子ちゃんに心を開いてくれるかどうか…)」

P「(珠美に会わせても骨が折れそうだな…)」

小梅「今日は…誰が、来るの?」

P「あぁ、今日はな…」

ガチャ!

茜「おっはよーございまーすっ!!!」

あの子「…!?」

P「おはよう、茜」

P「今日も朝から元気だな」

小梅「あ、茜さん…お、おはようございます…」

茜「プロデューサー!それに小梅ちゃんっ!!」

茜「…おや?」

あの子「……」

茜「……」

茜「はじめましてっ!!!」

あの子「ひっ…!」

P「……」

P「(これ、あの子ちゃん怯えてないか…?)」

茜「私、日野茜ですっ!!」

茜「あなたは誰ですか!?」

あの子「ぷ、プロデューサーさん…」

P「あぁ、うん…」

P「茜。ちょっと声のトーン落としてもらっていいかな?」

茜「は、はい…!」

小梅「ま、まだおっきい…」

P「俺から紹介するよ」

P「この子は新しくウチの事務所に所属した黄泉阿納子ちゃんだ」

あの子「……」

茜「なるほどっ!!」

茜「じゃあ私の後輩アイドルですね!!」

P「まぁ、そういうことなんだけど」

P「この子はちょっと特別な子でな」

小梅「幽霊…なの…」

茜「ほほう…幽霊さんですか!」

茜「……」

茜「…幽霊?」

あの子「よ、黄泉阿納子…です…」

あの子「……」

あの子「…うぅ」

あの子「は、背景に炎が…燃え上がってて…こわい…」

P「あぁ…火が苦手だから怯えてるのか…」

小梅「そ、それで…納得しちゃうの…?」

茜「プロデューサー、幽霊ということは…」

P「あぁ、うん」

P「こうして実体はあるんだけど…」

P「死んでるんだよ、この子」

茜「な、なんと…!?」

茜「……」

P「(おや?意外にも茜も幽霊は苦手か…?)」

茜「す…」

茜「素晴らしいですっ!!!」

あの子「ひっ…」

P「!?」

茜「死してなおアイドルになりたいというその想い…!!」

茜「熱い魂を感じますねっ!!!」

小梅「せ、生前から…アイドルになりたかったの?」

あの子「あ…その…」

あの子「あ、憧れは…あった、かな…」

P「お、そうだったのか」

P「じゃあ、その憧れを今叶える時が来たわけだな!」

あの子「が、がんばります…」

茜「素晴らしいですっ!!!」

茜「これから一緒にトップアイドルを目指して頑張りましょう!!」

あの子「ひっ…」

P「茜、トーンを…」

茜「は、はい…!すみません…!」

P「(そういえば生前の話はまだちゃんと聞いたこと無いんだよな)」

P「(しかし幽霊とはいえ、女の子のプライベートな部分にそうやすやすと踏み込んで良いものか…)」

あの子「……」

茜「こうして見るとあの子ちゃんは、小梅ちゃんに似てますね!」

茜「もしかして姉妹だったりしますか?」

小梅「に、似てるかな…?」

あの子「ど、どうだろう…」

P「うーん。二人ともちっこいし、どことなく同じ雰囲気ではあるよな」

茜「私も背は小さいですよっ!!」

P「うん。小さくて可愛いな」

茜「か、かわっ…!?」

茜「あ…あー…」

茜「あ、うぅっ…!!」

P「茜!?なんか湯気出てるぞ!?」

小梅「ね…?天然ジゴロ…」

あの子「ふ、不潔…?」

P「え、なに?なんで二人して冷めた目で俺を見るんだ?」

P「ま、まぁ…とにかくだ」

P「茜も幽霊を怖がるわけじゃないみたいだし…」

P「これから仲良くしてやってくれ」

茜「あ…」

茜「は、はいっ!!」

茜「もちろんですっ!!」

茜「あの子ちゃん!!改めてよろしくお願いしますねっ!!!」

あの子「よ…よろし…」

あの子「……」

あの子「あ、あぅ…」

あの子「や、やっぱり…こわい…」

茜「…えっ」ガーン

P「あー…」

茜「ぷ、プロデューサー…?私、怖いんですか…?」

P「あぁ、そのな…」

P「(落ち込んでる茜とは珍しい…)」

P「見ての通り、大人しい子だからさ」

P「元気の良い茜にちょっと驚いてるんだよ…」

茜「げ、元気は私の取り柄ですから…」

茜「ふぁ、ファイヤー…!」

P「(なんと弱弱しいファイヤー…)」

あの子「ひっ…!」

P「えっ、今のもダメなのか?」

あの子「そ…その…」

あの子「……」

あの子「わ、私…わたし…」

P「あ、あの子ちゃん?」

P「(いくら茜のテンションについていけないとはいえ…)」

P「(この怯え方は尋常じゃないぞ…?)」

小梅「……」

小梅「…Pさん」

P「…小梅?」

P「…どうした?」

小梅「その…多分、だけど…」

小梅「火を、連想させるものが…苦手なんだと思う」

P「火を?」

あの子「う、うぅ…」

あの子「ごめんなさい…ごめん、なさい…」

あの子「茜さんは…わるく、ないんです…」

茜「いえ…暑苦しくてすみません…」

P「(こっちもすっかり意気消沈だな…)」

あの子「そ、その…」

あの子「今は…平気、ですから…」

あの子「決して…あなたのことが、嫌いとか…では…」

あの子「こ、こんな…私、ですが…」

あの子「仲良くしてくれたら…嬉しい、です…」

茜「あ、はい…もちろんですとも…」

P「……」

P「(火が苦手…か…)」

P「(昔…生前に火で何か嫌な思い出でもあったのだろうか…)」

茜「プロデューサー…今時熱く生きる女の子なんて時代遅れなんでしょうか…」

P「おいおい…」

P「茜の良さは熱く生きるその姿だ」

P「俺は何事にも常に前向きで頑張る茜が好きだぞ?」

茜「あっ…」

P「ただ、申し訳ないんだけど…あの子ちゃんの前では少しテンションを抑えてくれたら嬉しいかな」

P「あの子ちゃんも茜と仲良くなりたいみたいだし、そうすればきっと二人とも上手くやっていけるよ」

茜「……」

茜「わ、わかりましたっ…!」

茜「日野茜…!あの子ちゃんの前では静かに熱く生きますっ…!」

P「うんうん。熱いという想いがあってこその茜だ」

茜「そ、その…プロデューサー…?」

P「ん?どうした?」

茜「…私、嬉しいです」

茜「熱い私が…す、好きって…言ってくれて…!」

P「あーうん。まぁ、な」

茜「…えへへっ♪」

小梅「…ね?」

あの子「…うん」

P「いや、二人でなにを納得してるんだ?」

P「(さて、明日からどうしようか?)」

1.アイドルにご挨拶(アイドルの名前指定)
2.ちひろにご挨拶
3.レッスンを受けてみよう
4.アイドルとお話(アーニャ、茜、二人一緒にを指定)
5.まゆと仲良くなろう
6.モバマス出版から連絡が来たぞ
7.その他(自由安価)

>>89

4
アーニャで

>>89
把握

投下が遅くなって申し訳ない
不定期更新ですが長い目で見て貰えたら嬉しいです

日野茜(17)
http://i.imgur.com/NX3is9D.jpg
http://i.imgur.com/AbYhBde.jpg

かわいいなぁ

かわいい
みんなかわいい

P「さて、今週のスケジュールはこれでよし…と」

小梅「お、お仕事…終わった?」

P「ん。とりあえず一段落」

小梅「そ、そっか…」

小梅「お疲れさま…です」

あの子「お、おつかれさま、です…」

P「うん。ありがとう」

小梅「今日は一緒に…帰れますか…?」

P「あぁ、もちろん」

P「3人で一緒に帰ろうな」

小梅「…!」

小梅「えへへ…う、嬉しいな…」

あの子「よ、よかった…ね」

小梅「…うんっ」

小梅「今日は…とっても、うれしい…」

P「…あ、そうだ」

小梅「?」

小梅「ど、どうかしたの…?」

P「うん」

P「まだ時間も早いし、どこか喫茶店で甘い物でもと思ったんだけど…」

P「どうだ?もちろん俺のおごりだ」

小梅「え…い、いいの…?」

P「俺から誘ってるんだし良いに決まってるさ」

小梅「い、行く…行きます…」

P「よし!そうこなくちゃな」

P「あの子ちゃんも付き合ってくれるかな?」

あの子「わ、私も…良いん、ですか…?」

P「もちろん。是非とも」

あの子「い、いきます…」

P「決まりだな!」

小梅「(Pさんと…寄り道、うれしい…)」

小梅「(だって…今日は…)」

P「―――ここの喫茶店のケーキは絶品でさ」

小梅「あ、あの…Pさん…?」

P「ん?どうした?」

小梅「そ、その…と、扉に…」

P「扉?あの子ちゃんでもいるのか?」

あの子「わ、私は…ここに、いますっ…」

P「軽い冗談だよ。そんなむくれないでくれ」

あの子「む、むー…」

小梅「そ、そうじゃ、なくって…」

小梅「本日貸切…って、お札が…」

P「あぁ、これな」

小梅「は、入れない…ですよね…?」

P「……」

P「まぁ、そこは…」

P「禁断のスポットに踏み入れるっていうノリで…!」カラン…!

小梅「え…えぇっ…!?」

志保「お帰りなさいませ~♪」

小梅「あ…あれ…?」

小梅「し、志保…さん…?」

志保「はい!3名様ですねっ!」

志保「あちらのお客様と同席になりますっ♪」

アーニャ「プリヴェート♪」

小梅「アーニャ…さん…?」

小梅「……」

小梅「…えっ?」

P「お疲れさまです、メイド長」

あい「フッ…相変わらず君も人が悪い」

あい「小梅君の様子を見る限り、今の今までサプライズにしておいたのかな?」

P「相手が小梅だからこそですかね」

P「いきなり担当プロデューサーが目の前で貸切のお店の扉を開けるなんて…」

P「ホラーにも勝るとも劣らないスリルを経験させてやれるかなって思いまして」

あい「なるほど…ふふっ、なかなか愉快な発想だ」

あの子「え…あの…」

あい「…おや」

あの子「あ…」

あい「なに、怯えることはない」

あい「私達も君と一緒さ」

志保「CGプロダクションのアイドルだよ!」

あの子「あ、そ、その…」

あの子「は、はじめまして…じゃないけど、はじめまして…」

あの子「黄泉阿納子、です…」

あの子「あ、あなた達のことは…以前、メイドのお仕事を、されていた時に…」

あの子「小梅ちゃんの…近くで…みて、ました…」

志保「小梅ちゃんの近くでってことは…」

志保「ホントに幽霊なんだ~!すごーいっ!」

あい「君の話はP君から既に聞いていたよ」

あい「改めて自己紹介する必要も無さそうだが…東郷あいだ」

志保「槙原志保ですっ♪」

あの子「あ、ど、どうも…ごていねいに…」

あい「しかし、やれやれ…」

あい「我らがプロデューサーは、ついに幽霊にまで手を出してしまうとはな…」

P「いつかは神様だってプロデュースしてみせますよ」

あい「フッ…これで実際に敏腕なのだから大した器だよ」

小梅「え、と…」

アーニャ「小梅、どうかしたの?」

小梅「あ、あの…アーニャさん…これって、一体…?」

アーニャ「ン?」

アーニャ「あー…」

アーニャ「モージェトゥ ヴィチ…たぶん、もうすぐ愛梨が来ます」

小梅「愛梨、さん?」

アーニャ「ダー」

アーニャ「…小梅」

小梅「は、はい?」

アーニャ「…スドニョム ラジデーニャ♪」

小梅「…?」

愛梨「はーい♪お待たせしましたーっ!」

小梅「あ…愛梨さ…」

小梅「……あっ」



愛梨「愛梨特製っ!小梅ちゃんバースデーケーキですよっ♪」

小梅「私の…バースデーケーキ…?」

志保「流石は愛梨ちゃん!あま~い香りが食欲をそそるなっ♪」

あい「ソースで書かれているのは小梅君の顔か。上手いものだな」

アーニャ「目玉が、乗ってます」

愛梨「小梅ちゃん仕様ってことで!ちゃんと食べられますよ♪」

あの子「あ…」

P「あの子ちゃんも理解したかな?」

あの子「は、はい…」

あの子「だって、今日は…」

P「そういうことだな」

P「小梅」

P「誕生日おめでとう」

志保「おめでとうっ!」

あい「おめでとう」

アーニャ「スドニョム ラジデーニャは、お誕生日おめでとう、です♪」

愛梨「おめでとうございますっ♪」

あの子「わ、私も…朝、言ったけど…」

あの子「……おめでとう」

小梅「み…みんな…」

小梅「そ…その…」

小梅「こんな風に、お祝い…してもらえるなんて…」

小梅「私、思っても…いなくて…」

小梅「……」

小梅「ご、ごめんなさい…私、お話苦手だから…上手く、伝えられないかもだけど…」

P「小梅…」

あの子「小梅、ちゃん…」

小梅「あ、ありがとう…ございます…」

小梅「す、すごく…うれし…」

愛梨「小梅ちゃん、あ~ん♪」ズイッ…!

小梅「わ、わぷっ…!?」

あい「そこは最後まで言わしてあげたまえ!?」

志保「愛梨ちゃん、私にもあ~んっ!」

アーニャ「目玉、かわいいですね」

愛梨「小梅ちゃん、美味しい?」

小梅「んぐんぐ…」

小梅「……」

小梅「…うん」

小梅「とっても…美味しい、です」

P「…ははっ」

あの子「…ふふっ」

あの子「小梅ちゃん…とても、嬉しそう…」

P「プチサプライズ大成功ってところだな」

あの子「び、びっくり…しました…」

あの子「危うく…昇天するかと…」

P「おぉ…そんなにか…」

あの子「……」

あの子「や、やっぱり…プロデューサーさんは、やさしい、です…」

あの子「小梅ちゃんを…だ、大事にしてくれて…ありがとう…」

P「……」

P「……」ナデナデ

あの子「わ、わっ…?」

あの子「ぷ、プロデューサー…さん…?」

P「あぁ、うん」

P「照れ隠しだ」

あの子「……」

あの子「…かわいい」

P「…そりゃどうも」

P「ほ、ほら!あの子ちゃんも、小梅たちに混ざっておいで!」

P「あいさんたちとも交流を深めるチャンスだし!」

あの子「は、はいっ…」

あの子「い、いってきます…」タッ…

P「……」

P「(大事にして…か…)」

P「(プロデューサーとしてはアイドルを大事にするのは当たり前のことなんだよな)」

P「(けど、アイドルとプロデューサーとしての関係だけじゃなく…)」

P「(1人の人間として、誰かのことを大事にしたいと思う気持ちは…)」

P「(小梅も、アーニャも、ここにいるみんなもそう…)」

あい「何をしているんだい?君もいなければ宴は始まらないだろう?」

P「あ、すいません。すぐ行きますよ」

小梅「さ、最後の生贄は…Pさん…なんちゃって…」

あの子「つ、ついに霊体に…?」

P「その期待の眼差しを向けるのはやめなさい」

P「(あの子ちゃん)」

P「(君だってもう俺にとっては大切な存在なんだ)」

よく考えたら今日は3/28だったので急遽投下

小梅、誕生日おめでとう!

槙原志保(19)
http://i.imgur.com/Xr2vIuW.jpg
http://i.imgur.com/D7RA9QV.jpg

東郷あい(23)
http://i.imgur.com/76AbAjZ.jpg
http://i.imgur.com/7ZvSfLS.jpg

十時愛梨(18)
http://i.imgur.com/DfLvSr6.jpg
http://i.imgur.com/33iZEHo.jpg

おめでタイム・タイラント!

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