咲「え?いや、普通合体しないよね?」
アクエリオンに乗る事とかあるだろ!
建ててすぐ、見失ってしまった…
とりあえず、書いていきます
咲「す、すいません。掃除してたら遅くなっちゃいましたー」バタン
京太郎「ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」バタッ
咲「……え?」
今日も部活のために部室の扉を開けた宮永咲。
しかし、その目に飛び込んで来たのは、いつもの日常ではなく、血を吐きながら宙を舞う幼馴染…須賀京太郎の姿だった。
優希「ふっ、その程度なのか京太郎?私はまだまだ満足し足りてないじぇ!」
京太郎「くっ………まだ…だ…。まだ俺は戦えるぞ!!」
全身に擦り傷や、打撲の後が見えるのにも関わらず、須賀京太郎はなお闘うことを止めようとしなかった。
力が入らないのか、足は震えるだけで、立ち上がることもままならない状態だった。
口元から垂れる血を拭ってみるものの、その様子は空元気であるのは誰が見ても明らかだった。
何度も拭っているのか、ドス黒く変色した血がへばりついており、それがさらに痛々しく見えた。
咲「ふ、二人とも止めてよ!!なんでこんな酷いことを…」
京太郎「止めるなっ!!」
咲「!?」
京太郎「大丈夫だよ…俺はまだ負けちゃいねーからなぁ!!」
そういって立ち上がろうとする京太郎。さっきまでは立ち上がることすらできなかったのに、無理矢理奮い立たせて立ち上がる。
そのまま崩れ落ちそうな、危うい状態であったが、それでも須賀京太郎は己の足で立ち上がった
咲「京ちゃん!!どうしてそんなになるまで止めないの!?優希ちゃんももう止めてあげてよ!」
優希「いくら咲ちゃんの願いでもそれは聞けないじぇ…。私は勝たなくちゃいけないんじょ…」
咲「な、何をいってるの!?そんな…そんなのっておかしいよ!そんなのって無いよ!だって…」
京太郎「はぁ…はぁ…さぁ、決着といこーか。優希…」
優希「望むところだじぇ…私を楽しませてくれよ?京太郎」
京太郎「俺は信じてるからな…今度こそは負けねぇ…よ!…………これが俺の答えだ!!ドロー!!!!」
咲「な、なんでカードゲームでこんなボロボロになってるの!!」
京太郎「!?来たぜ…逆転への布石となるこのカードが!!」
優希「な、何をいってるんだじぇ?お前の場をよくみろ犬!フィールドには何もなく、手札は一枚。
それに対して、私の場は《マシンナーズ・フォートレス》が2体、《ギアギガントX》、《マシンナーズギアフレーム》、そして伏せカードが1枚。
手札は3枚もあるじぇ。この状況を打破することなんか不可能…」
京太郎「ふっ…俺の辞書に不可能なんて言葉はねぇんだよ。みせてやる!これが!俺の切り札だ!
相手フィールドにモンスターが存在し、自分のフィールドにモンスターが存在しない時、こいつは手札から特殊召喚できる!いけぇぇぇ俺の相棒、《サイバー・ドラゴン》!!!!」バンッ
優希「な、たかが2100のモンスターが出てきたところで…この状況は覆らな…」
京太郎「そいつはどうかな?」
優希「なんだと!?」
京太郎「確かに、こいつだけじゃ一発逆転は狙えない…。
ただ、手札が0でも、墓地に使えるカードがなくても、場がこいつだけでも、まだ俺にはエクストラデッキが残ってるのさ!!
行くぜ!!フィールド上の機械族モンスターすべてと、《サイバー・ドラゴン》で融合!!!現れよ《キメラティック・フォートレス・ドラゴン》!!!」
優希「……………盛り上がってるとこ悪いんだけど、サイバー・ドラゴン特殊召喚成功時にマクロコスモス発動しとくじぇ…」
京太郎「………はい?」
優希「いや、犬がサイバー・ドラゴンを特殊召喚した時にマクロコスモスを発動するって…」
京太郎「な、な、なんで今になっていうんだよぉぉぉぉ!!!!」ダキツキ
優希「バカ犬が一人盛り上がってるからこっちの宣言するタイミングを失ったんだじょ!!
わたしのせいにするなっ。と、というか、離れろバカ犬がぁぁぁ!!」ドシドシ
合体じゃなくて融合じゃねーか
京太郎「ぐふっ!!勝てると思ったからあんな恥ずかしいセリフまで吐いてたのに…恥ずかしくてやってられねーよ!!
というか、なんでマクロコスモスなんていれてんだよ!!というか、一人テンション戻してんじゃねーよ!!
恥ずかしいだろ!!優希もさっきまであんなにノリノリだったじゃねぇか!!」
優希「なんか、恥ずかしくなったんだじぇ///」ゲシゲシ
京太郎「一人アニメテンションでやってた俺の方が恥ずかしいわ!!」
咲「………京ちゃん、何抱きついてるのかな?」ゴゴゴ
京太郎「!?さ、咲?」
優希「!!?(悪寒が走りまくだじぇ…こんなに威圧感あるのに、京太郎は気づいてないみたいだけど)」ブルブル
咲「部室に来たら、いきなり吹き飛んでるし、その後はよくわからないこと二人で喋っているし、基本的に私を無視するし。
一体どういうことなのかな?」ニコォ
京太郎「ん?咲お前まさか知らないのか?遊戯王デュエルモンスターズを!!
あの世界的に有名なカードゲームのことをだぞ!?」
咲「それくらいは知ってるよ。アニメでみてたもん。(超絶ツンデレな社長は総受けだよねってことでしょ!!
最初は遊戯に対して、敵意しか抱いてなかったのに、デュエルを通して少しずつ心が近づいていき、いつの間にかライバルと呼べる存在に。
だけど、プライドが邪魔をして素直になれなくて悪態をついちゃう日々。私の推測だけど、ああいうことをしてしまった後、家に帰ってしょんぼりしてるんだよ。社長は!!
そして自分は孤独だと言い聞かせる毎日。そんな時に、遊戯から優しい言葉をかけられたら落ちるのは必然!二人がベットに上がれば立場逆転!今までのツン分を取り返すかのように遊戯に甘えまくる社長…。
はっ!!もうこの際、禁断の赤ちゃんプレイとかまでしてしまって、事後、羞恥に震える社長というのもありだね!それでも、包み込む遊戯の優しさ。それに触れて社長は…あぁぁぁぁぁぁぁ、もう!!
肌を重ねた後は、元の二人に戻るんだけど、そのことをネタに弄られる社長(二つの意味で)「くっ、貴様にこ…んなっこと…されるなんてっ!屈辱以外のっ…あ、何物でもぁぁぁあっ!!」
そんな様子を楽しみながら弄ってしまう王様マジドS!けどけど、城之内くん×社長も王道だと思うの!!だって…)」キュフフフ
腐ってやがる……こいつカンちゃんじゃねえか!!
優希「咲ちゃんは自分の世界に行ってしまったようだじぇ…」
京太郎「咲は、たまにこういうところがあるからなぁ…。ニヤニヤしながら一人で笑ってるのはちょっと怖いからやめて欲しいけど…」
咲「はっ!?えっと、なんだっけ…そ、そう!社長総受けの続きだけど!」
優希「咲ちゃん少し落ち着いた方がいいじょ…」
京太郎「誰もそんな話してねーよ」
咲「あ!違っ…そうじゃなくて、遊戯王!どうして部室で二人が遊戯王カードをしてるの?後、京ちゃんさっきまでの怪我は!?なんかピンピンしてるけど?」
京太郎「ん?怪我っていう程でもないだろ。デュエルが終われば治るし」
咲「な、なにいってるの?そんなの事あるわけ…
(そういえば、アニメだとデュエル中は死んでもおかしくないダメージ受けて、デュエル続行不可能っぽくなっても、デュエル終わったらピンピンしてることあったような…)
ないとも言い切れない…で、どうしてカードしてたの?」
京太郎「それはだな、昨日優希が部屋掃除?してたら見つけたらしくてさ。今度やろうっていうから、しぶしぶ俺も持ってきたんだよ」
優希「な、京太郎も久々にやりたいって、ノリ気だったじぇ!
というか、昨日近くのカードショップでカード買い足してるのを私は見たぞ!」
京太郎「そ、それは久々だったし、新しく出たカードでも見てみよーかなって思っただけだからな。
まぁ…久々のデュエルは楽しかったけどさ」
優希「全く、京太郎は素直じゃないなー」ハァ
咲「それで今日、二人でしてたの?」
京太郎「いや、途中まで和がいたと思うんだけど、咲はみかけてないか?」
咲「いないかって…私今来たとこだしわからないよぅ」
ガチャ
和「お、遅くなりました…」ハァハァ
優希「あ、のどちゃんが戻ってきたじょ」
和「優希!私も持ってきたんでやりましょう!」ガシッ
咲「私も持ってきた?」
優希「まさかのどちゃんも…?」
和「そうです。私も決闘者(デュエリスト)なんです」
咲「えー!?の、和ちゃんもそうなの?」
和「さ、咲さん!?いつの間に来てたんですか?」
咲「えっと、和ちゃんがいない間にだけど…(私って影薄いのかな)」シュン
和「そ、そうですよね。私が居た時に来てたなら、私が気づかないわけありませんよね!」
京太郎(声かけられるまで気づかなかったのに…)
優希(ある意味すごい自信だじぇ…)
優希「それはそうと、のどちゃんも遊戯王してただなんて意外だじぇ」
京太郎「確かに。和のイメージではないな」
和「そんなことないですよ。元々は遊戯王オンラインでやっていたのが始まりなんですけど、サービス終了してしまったので、最近OCGに切り替えてやっているって感じです」
京太郎「遊戯王…」
優希「オンライン…だと!?」
咲「ふぇ?遊戯王おんらいんがどうかしたの?」
久々のカンちゃんだー!支援
ところで照「スイートメモリー(キレ気味)」はどうなりましたか・・・
>>18 カンちゃんシリーズの人ではないです。なんだかすみません…
京太郎「遊戯王オンラインってのはな、2005年から始まったオンライン上で遊戯王を楽しめる公式のカードゲームのことだ。
基本プレイは無料だが、カードを買わないとまともに戦えなかったり、オンラインなのにOCGと同じの値段設定、デュエルするのにすら料金がかかるなど、いろいろ問題があったゲームだ。
2012年3月31日パックの販売が終了、そして2012年10月1日にサービス終了することが発表され、その際に課金していた金額をすべて使えという謎指示がでたり、停止する日は、特に感謝の文章すら載せずにサーバーが停止したという…。
まぁ、なんかあれなやつだよ」
(※大体事実だと思いますが、もしかしたら違う点もあるかもしれないですので、間違ってたらごめんなさい)
咲「そ、そうなんだ…」
和「私はただネットで手軽に対戦できるのが性に合ったからやっていたんですけどね。なかなか楽しめましたよ?かけた金額は手元に帰ってこないって、あんまり笑えませんでしたがね」フフフ
咲「和ちゃんが黒い笑いをしてるよ…」
京太郎「つまりそういうことだ。深い業を背負ってるんだよ…課金って恐いわ」
優希「ふむふむ。そうなると、OCG歴でいれば私の方が長いから、のどちゃんは私を敬うがいい!」
和「なんで年功序列みたいになってるんですか。同じカードゲームをするものとして、新参、古参は関係なく楽しもうという心がカードゲームには大切なんですよ」
優希「ちょっと冗談いってみただけなのに、のどちゃんはお固いじぇ。胸はこんなに柔らかいのに」むにゅ
和「ちょっ、何触ってるんですか!///」
京太郎(ナイス優希!できるならば自分が揉みたいが、そこは我慢するぜ)グッ
咲「ゆ、優希ちゃん!やめてあげなよ和ちゃん嫌がってるよ」
優希「のどちゃんのパイタッチは私との愛を確かめ合う儀式なんだじぇ…だからこれは嫌がってなんか」
和「そんな儀式私は知りませんから!ちょっ、と離しっ…あぁん///」
京太郎「やべー和可愛い。まじ天使だわ…(やめろよ優希!和が嫌がってるだろ!)」ポタポタ
咲「…京ちゃんナニイッテルノカナ?」ゴゴゴ
京太郎「何って和天使だなって…はっ!余りの衝撃に、心の中だけで想いを止めておくことができなかっただと!?」
咲「京ちゃんはそんな不純な眼で和ちゃんをみてるんだね…」
京太郎「不純な眼でと言われても…」
優希「のどちゃんの弱いとこは私が何でも知ってるんんだから、安心して身体を任せてくれてもいいんだぜ?」モミモミ
和「ちょっ…優希…ぁあん!!そんなっ!とこっ…激しく…責めらぇたらぇ…わたしっ、おかしくぅぅぅあぁぁん!!」
京太郎「健全な男子高校生なら反応するのも仕方ないだろ!」
④
咲「言い訳は無用…。お前の罪を数えろ!!」ゴッ
京太郎「ぐふぉぉぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」バタッ
ワイワイガヤガヤ…
久「えーと、何が起こってるのかわかる?まこ」
まこ「全く見当もつかんのう…」
………………………………………………………………………………
久「遊戯王カード?」
優希「そうだじぇ。今、あそこで死んでる犬と二人でデュエルしてたんだじぇ」
まこ「それはわかったが、なんで京太郎は倒れてて、和は…あんな状態なんじゃ?」
京太郎「……………」チーン
和「はぁはぁ…わたしのこと…は気にしない…で、ください…」ハァハァ
久「んー。確かにこの状況は気になるけど、まあいっか」
まこ「って、いいんかい!この状況放っておいて」
久「んーそれより、私は今、遊戯王カードに興味があるから、他のことはどうでもいいと思わない?」
まこ(何いってんじゃ…こいつ)
くっさ
久「それよりも遊戯王カードをしてたってことは二人ともデュエリストなのね?」
優希「私だけじゃなく、のどちゃんもデュエリストだじぇ!」
久「へーのどかまで。それは奇遇ねぇ…」
咲「奇遇?ということは部長も…?」
久「そうよ。最近は麻雀や学生議会の方で忙しくて、放置してたけど、一応デュエリストよ。まこもそうだったわね?」
まこ「んーわしゃ、店でたまに相手して欲しいと来る客を相手にたまにしてるくらいだから、決闘者と名乗るのもおこがましいがの」
和「決闘者は遊戯王を愛していれば誰でもその資格はありますから、堂々と名乗って大丈夫ですよ。染谷先輩」
久「あっ和。もう大丈夫なの?」
和「えぇ…まぁ。万全ではないですけどなんとか…」
久「そっか。後は須賀君だけだけど…それは置いといて」
京太郎(放置かよ…)
久「あ、咲はどうなの?」
咲「ふぇ?な、なんですか?」
久「だから遊戯王よ。遊戯王。昔やってたとかないの?」
咲「え…まぁ、小さい頃に少しは…」
久「おー、ということは全員遊戯王経験者なのね。ふむふむなるほど~なるほど~」
まこ「まーた、ろくでもないことを考えてる顔じゃの…」
久「よし!決めたわよ!」
優希「?」
和「何をです?」
久「明日の部活は、麻雀じゃなくて遊戯王カード大会をします!」ダンッ
和「……」ピクッ
咲「え、えー!?」
優希「ほほぅ…部長、それはなかなかナイスアイディアだじぇ」
まこ「いきなり何言い出すかと思えば…」
久「だって、みんなやってるみたいだし、そういう息抜きの日があってもいいでしょ?ということで、今日はこのまま帰って、明日に備えるってことで解散ね!」
咲「えぇっ!?今日は終わりって、なんにもしてませんけど」
久「それはそうだけど、デッキの調整とかいろいろあるだろうし、明日に備えての休みってことで」
優希「確かに大会となればデッキの調整は基本中の基本!そうと決まれば、カードショップに行急ぐじぇ!」
和「というか、さっきのこと無かった風に振舞ってますけど、後でお仕置きですからね」
優希「…明日に向かってダッシュ!」ビューン
和「あ、優希待ちなさい!きっちりお仕置きしますから…って、流石の逃げ足ですね。もう見えなくなってしまいました」
久「ふふっ、二人とも本当に仲がいいのね」
和「えぇ、まぁ付き合いも長いですし。でも、ああいうのはやめて欲しいものです///全く」
咲「あはは。ああいうのは優希ちゃんらしいけどね」
和「…それはそうと、咲さん!」
咲「どうしたの?和ちゃん」
和「えっと、この後良かったら一緒にカードショップ行きませんか?部長の言ったことも一理あると思いますし、良かったら一緒に…」
咲「えーと、悪いけど私は他の用事があるから、このまま帰るつもりなんだ…」
和「そ、そうなんですか…」ショボーン
咲「でも、帰るとこまでなら一緒に帰ろう?和ちゃん」
和「そ、そうですか。じゃあ行きましょう!部長、お疲れ様でした」パァァ
咲「お疲れ様でしたー」
久「はいはーい。また明日ね」
バタン
こ「で、何を企んどるんじゃ?」
久「ん?私の話聞いてなかったの?明日は遊戯王カードを…」
まこ「それは聞いとった。だが、お前さんのことじゃけんの。どーも裏がありそうでの」
久「あら?私ってそんなに裏がありそうな女かしら?」
まこ「見える!」
久「心外だわ。私はそんなに信用がないのかしら?」
まこ「信用はしてる。大抵いい顔してる時は何か企んどるじゃろ」
久「さーて、どうかしらね。じゃ、そろそろ帰りましょう。まこ」
まこ「全く何を考えとるんだか…今行く」ハァ
バタン ガチャ
京太郎(……あれ?放置されたまま?真面目に動けないし、声も出せないんですけど?誰か気づけよ!)
その夜、京太郎は深夜の見回りに来た警備員さん(♂)に助けられ、無事に帰れるかと思ったら、身体が動かないことをいいことに×××なことや×××なことをされたのは別の話しであり、一生語られることはないだろう
おい、麻雀しろよ
次の日
-部室-
久「やっほーみんな揃ってるかしら?」
和「部長で最後ですよ。他はみんな揃ってます」
優希「ふふふ。私のデッキが今か今かと疼いてるじぇ…」
京太郎「……………」ブルブル
咲「京ちゃん置いて帰ってごめんね。えっと、何かあったの?大丈夫?」
まこ「なんかカオスな空間じゃの」
久「…よしよし問題は特になさそうね。それじゃあ早速、清澄高校麻雀部遊戯王カード大会を始めるわよ!」
まこ「いや、問題だらけじゃろ!
というか、ルール説明とかなんもしとらんのにいきなり始めるとか言われても困るだけじゃ」
久「ふふっ私がそんなことに気づかないわけないじゃない。ちゃんと紙に書いてきたわよ。ほら」ペラ
~簡単なルール説明~
試合は1対1のシングル戦
トーナメント方式で対決
禁止、制限は現在(2013.3)のを採用
ライフは8000
カードはOCG化されていて、発売されている物のみとする
優勝者には豪華商品贈呈
咲「きんし?せいげん?」
和「なるほど。簡潔にまとまってますね」
優希「ん?部長、この豪華商品ってなんだじぇ?」
久「それは後のお楽しみよ。先に知っちゃってもつまらないでしょ?」
まこ(まーたくだらないものでも用意したのかの…)
久「問題ないなら、咲、早速このくじを引いてちょうだい」
咲「はい…えっと1番ですね」
久「次は誰が引くかしら?」
優希「次は私の番だな。ほいっ…と6番だったじぇ」
和「では次は私が。4番です」
まこ「どれわしも引こうかの…これは5番じゃ」
久「えっと、後は須賀くんだけなんだけど…」
京太郎「………………」ブルブル
久「何があったのかわからないけど、代わりに引くわね。えっと須賀くんは2番と。ということは自動的に私は3番。これで試合の組み合わせは決まったし、ちょっと書いてみましょう」
キュッキュッキュ
一試合目咲vs京太郎
二試合目私vs和
三試合目まこvs優希
和「では次は私が。4番です」
まこ「どれわしも引こうかの…これは5番じゃ」
久「えっと、後は須賀くんだけなんだけど…」
京太郎「………………」ブルブル
久「何があったのかわからないけど、代わりに引くわね。えっと須賀くんは2番と。ということは自動的に私は3番。これで試合の組み合わせは決まったし、ちょっと書いてみましょう」
キュッキュッキュ
一試合目咲vs京太郎
二試合目私vs和
三試合目まこvs優希
久「じゃあ、早速始めましょう!須賀くん、咲。準備して」
咲「は、はい」
京太郎「…………」
優希「なにがどうなったのかわからないけど、この犬は使い物になってない気がするじょ」
咲「京ちゃん…(ただ動けなくなるよう雀力を流しただけなのにどうしたんだろ?部室で一人になって…お化けとかみたりしたのかな…!?)」プルプル
久「これじゃあ使い物にならないわねー」ツンツン
京太郎「…………」ビクッ
久「これはちょっと復活の呪文が必要そうね。須賀くん…ごにょごにょ………」
京太郎「…………くわっ!!俺はまだやれるぜ!!」ガバッ
まこ「おぉ!蘇生したぞ!」
和「本当ですね…一体何を言ったんですか?」
久「だから『復活の呪文』よ」
和「?」
久(優勝したら和の胸揉んでもいいわよなんて適当に言っちゃったけど、別にいいわよね?揉んでいいとはいったけど、許可とってるとはいってないし)
京太郎「よっしゃー!!!今の俺は負ける気がしないぜぇ!!!相手は誰だ!?」
咲「えっと…私だけど。(頭)大丈夫?」
京太郎「おう!俺は今なら主人公にもなれそうだ。さぁはじめようぜ!」
二人「デュエル!!」
京太郎「先行は俺がもらうぜ。ドロー!!」
久「あ、言い忘れてたけど、先行後行はじゃんけんで決めてね」
京太郎「…あ、はい……」
………………………………………………………………………………
久「じゃんけんの結果、咲の先行に決まったわ」
京太郎「出鼻を挫かれた…」
咲「よし…じゃあ私からいくね。ドロー!」
和「そういえば、咲さんのデッキってなんでしょうか?あまりしてないって言ってましたし、エクストラも無いみたいですが…」
優希「これは咲ちゃん、初心者みたいだじぇ。犬はいい相手と当たったな」
久「んーどうかしら。須賀くんって本当についてないから、手札事故してたりするかもしれないし」
まこ「とりあえず、咲の動きに注目かの」
京太郎(ふふふっ…今日の俺が事故を起こす?そんなわけないぜ。今の俺はテンション最高潮で、主人公補正がかかってるみたいだ。
咲がどんなデッキかわからないが、一回戦はもらったぜ)
咲「………うーん。どうしよっかな……とりあえず、《愚かな埋葬》使います」
京太郎「愚かな埋葬か…(意外にまともなデッキみたいだな)」
咲「じゃあ、落とすカードは………
………
……
…
《処刑人マキュラ》で」
全員「…………は?」
咲「えっとじゃあ、《処刑人マキュラ》の効果で手札からトラップ発動しますね。
まずは《無謀な欲張り》を発動して2枚ドローします。《成金ゴブリン》を発動して一枚ドローして京ちゃんのライフを1000回復します。もう一枚《成金ゴブリン》で1枚ドローして1000回復させます。
《強欲な瓶》発動で1枚ドロー、《八汰烏の骸》発動で1枚ドロー、《八汰烏の骸》発動1枚ドロー、《強欲な壺》発動で2枚ドロー、《天使の施し発動》で3枚ドローして2枚捨てます。《捨てるのはゴブリンのやりくり上手》と、《愚かな埋葬》で。
《強欲な瓶》発動1枚ドロー、《八汰烏の骸》発動1枚ドロー、《強欲な瓶》発動1枚ドロー。《ゴブリンのやりくり上手》発動2枚ドローして一枚戻します。
《天使の施し》発動して3枚ドローして捨てるのは…《クリッター》と《クリッター》。《クリッター》の効果で、《封印されしエクゾディア》と《封印されし者の左腕》を手札に加えます。《
強欲な壺》発動して2枚ドロー。《ゴブリンのやりくり上手》発動で3枚ドローして、一枚戻します。《無謀な欲張り》発動して2枚ドロー。
あ、エクゾディアパーツ揃いました。これで私の勝ちだね京ちゃん」
全員「……………」
京太郎「あ、あのさ…咲」
咲「どうしたの京ちゃん?」
京太郎「もしかして…というかもしかしないんだろうけど、一応聞くが…禁止・制限って知ってるか?」
咲「知らないよ?」
京太郎「だよなー…ちょっと説明するからちゃんと聞いとけよ」
遊戯王かよと思って開いたら遊戯王だった
咲さんは魔轟神とかの2ドローでおそろしい引きをしちゃうイメージ
>>48 咲さんにドロソ与えてはいけない(戒め)多分悲劇しかない
説明省略
咲「遊戯王って、そんなことになってたんだ…。だって私、家族内でしかしてなかったからそういうの全然知らなかったんだもん!」
京太郎「いや、わかればいいんだよ…。でも部長、この勝負ってどうなるんですか?やっぱり咲の負け…」
久「それじゃあ面白くないしなー。そうだ!須賀くんには咲のデッキかまともに戦えるように組み直してあげてちょうだい」
京太郎「え?このデッキをですか?ほとんど禁止カードばっかりなんですけど…。新しく組み直した方が早いと思うレベルなんですが」
久「それでもいいわ。貴方達の試合を後に回すから、なるべく戦えるようにしてくれると助かるんだけど、頼めるかしら?」
京太郎「でも、自分の対戦相手のデッキ強化なんて…」
和「須賀くん。その位はしてあげてもいいんじゃないですか?そうやって小さいこと言ってる男ってみっともないですよ」
京太郎「さあ咲行くぞ!お前のデッキをスーパーパワーアップさせてやるぜ!!」ガタッ
咲「ちょっ、いきなり手を引っ張らないでよ京ちゃん!じゃあ行ってきますね」タッタッタ
まこ「おーいってらっさい」
久「和、なかなかやるわね」
和「何言ってるんですか?」
優希「二人が行っちゃったけど、、先にのどちゃんと部長の試合をするのか?」
久「そうするつもりよ。和、準備しましょうか」
和「はい、わかりました」
優希「部長とのどちゃんの対戦かー。これは見ものだじぇ」
まこ「和はあんまりイメージと合わないんじゃが、優希、和は強いのか?」
優希「和ちゃんは遊戯王オンラインでやってたらしいじぇ。だから、私も戦ったことないから実力は未知数ってところだじょ」
まこ「あーあの伝説のオンラインゲームか。まぁ、ゲームとはいえやってたっちゅーことはそれなりにできるってことじゃな」
優希「部長こそ強いのか?」
まこ「それは見てのお楽しみじゃな」
久「準備も終わったし、それじゃあ早速だけど始めるわよ」
和「いつでもどうぞ」
久「それじゃあ…」
久・和「デュエル!!」
一試合目:竹井久vs原村和
和「私が先攻ですね。ドロー。スタンバイメインまでいいですか?」
久「どうぞ」
和「では、手札から《ヘカテリス》を墓地へ捨ててデッキから《神の居城-ヴァルハラ》を手札に加えます」
和「ではそのままヴァルハラ発動します。ヴァルハラ効果起動して、手札から《The splendid VENUS》を特殊召喚します。カードを二枚セットしてターンエンドです」パチパチ
久「私のターンドロー。《サイクロン》で和から見て右側を破壊するわ」
和「もう一枚のセットカードの《マジック・ドレイン》を発動します。本来なら手札の魔法カードを捨てることでこのカードを無効にできますが、場に《The splendid VENUS》が存在するので、そのままサイクロンを無効にして破壊します」
優希「おぉ、これはなかなか高度なプレイングだじぇ」フムフム
まこ「いや、結構昔からあるじゃろ」
久「あらら、よっぽど破壊されたくないのね。一体何が伏せてあるのかしら?」
和「さあ、一体何でしょうね?」
久「気にしてもいられないし、攻めようかしらね。
手札から《ボルト・ヘッジホック》を、墓地に送り《クイック・シンクロン》を特殊召喚するわ。手札から《チューニング・サポーター》を召喚。
《チューニング・サポーター》はシンクロ素材とされる時、レベルを2にしてシンクロすることができる。
レベル2とした《チューニング・サポーター》にレベル5の《クイック・シンクロン》をチューニング!集いし叫びが、木霊の矢となり空を裂く!光差す道となれ!シンクロ召喚!出でよ!《ジャンク・アーチャー》!」
和「《ジャンク・アーチャー》ですか…」
久「ふふっ。とりあえずシンクロ召喚に成功したので《チューニング・サポーター》の効果により1ドローするわ。じゃあ《ジャンク・アーチャー》の効果発動して《The splendid VENUS》をこのターンのエンドフェイズまで除外させてもらうわ」
和「くっ・・・」
久「じゃあバトル。《ジャンク・アーチャー》でダイレクトアタック!」
和「ライフで受けます」
竹井久LP:8000
《ジャンク・アーチャー》ATK2300
原村和LP:8000-2300→5700
久「カードを2枚セットしてターンエンド」
和「エンドフェイズ時、除外された《The splendid VENUS》がフィールドに戻ってきます。ではドロー。スタンバイメインまで入ります」
和「モンスターを一枚セットしてバトルフェイズ入ります。《The splendid VENUS》で《ジャンク・アーチャー》を攻撃します」
久「それは通らないなぁ。トラップカード《くず鉄のかかし》発動。これで攻撃を無効に・・・」
和「ではチェーンで《王宮のお触れ》発動します。これで《くず鉄のかかし》は無効になり、セットされる効果も使えず、墓地に送られます」
久「あらら~」
和「何もないならそのまま攻撃を続けますね」
原村和LP:5700
《The splendid VENUS》ATK2800
《ジャンク・アーチャー》ATK2300(-500)
竹井久LP:8000-(2800-1800)→7000
久「ライフ的には勝ってるけど、これは少し面倒なことになりそうな予感だわ」
和「カードを一枚セットしてターンエンドです」
久「ドロー。《調律》を発動し、デッキから《ジャンク・シンクロン》を加え、デッキの上を落とす。ここで《ダンディライオン》とか落ちてくれると嬉しいんだけど…」
和「世の中そんなにうまくいかないみたいですね」
久「罠が落ちてもねぇ。まぁそんなこともあるかー。じゃあ《カードガンナー》を召喚。
デッキからカードを三枚墓地に送って効果発動。墓地に送った枚数×500ポイント攻撃力がアップするわ。それと、墓地に落ちた《ライトロード・ビースト ウォルフ》の効果で自身を特殊召喚と…」
和「ジャンクとライロの混合ですか。なるほど」
久「混合っていってもこれしか入れてないけどね」
和「はい?」
久「え?だって《調律》とか《カードガンナー》で落ちたら出るし、ピン挿ししてるのよ」
和「ラ、ライトロード要素を入れるとかじゃなく、ピン挿しって…手札に来たらただの事故じゃないですか!」
久「来なければ事故じゃないわよ。私ウォルフを手札に引いたことなんてないから」
和「そんな引かないなんてSOA…」
久「じゃあ、そのままバトルフェイズ。《ライトロード・ビースト ウォルフ》でセットモンスターを攻撃!」
和「セットモンスターはマシュマロンですので、戦闘破壊されないません。そして 攻撃したモンスターのコントローラーに1000ポイントのダメージを与えます」
原村和LP:5700
《ライトロード・ビースト ウォルフ》ATK2100(-500)
《マシュマロン》DEF500
マシュマロン効果で1000ダメージ
竹井久LP:7000-1000→6000
久「マシュマロンじゃ、攻撃しても意味はないわね…そのままターンエンドよ」
和「では私のターンですね。ドロー!スタンバイメインまで入ります」パチパチ
和「…成金ゴブリンを発動して一枚ドローして、部長はライフを1000回復します」
久「あら、嬉しいことしてくれるわね」
原村和LP:5700
竹井久LP:6000+1000→7000
「いえ。こちらもおかげでキーカードが引けました。…マシュマロンをリリースして、《天魔神インヴィシル》アドバイス召喚します!」
久「…これはちょっとどころじゃない程まずいわね…」
訂正ver.
久「マシュマロンじゃ、攻撃しても意味はないわね…そのままターンエンドよ」
和「では私のターンですね。ドロー!スタンバイメインまで入ります」パチパチ
和「…成金ゴブリンを発動して一枚ドローして、部長はライフを1000回復します」
久「あら、嬉しいことしてくれるわね」
原村和LP:5700
竹井久LP:6000+1000→7000
和「いえ。こちらもおかげでキーカードが引けました。…マシュマロンをリリースして、《天魔神インヴィシル》アドバイス召喚します!」
久「…これはちょっとどころじゃない程まずいわね…」
優希「おおっ!!これは…染谷先輩、どういう状態なのか解説よろしくだじぇ」
まこ「優希は結構遊戯王しとるんじゃなかったのか?」
優希「私は自分のデッキにしか興味がないから、知らないカードの効果はよくわからないんだじょ!」
まこ「威張っていうことじゃないわ。…和の場には《王宮のお触れ》、《天魔神インヴィシル》がある。
これにより魔法、罠を発動しても無効にされてしまう。だが、和の場には《The splendid VENUS》がいるから、和は魔法、罠を無効化されないで一方的に使えるってことじゃな」
優希「なんと!?これは地味に酷い戦法だじぇ…のどちゃんの性格を表してるみたいだ…」
和「優希…後でお話しがあります」
優希「私はないんだけどな…」
和「おほん。では、バトルフェイズに入ります。《The splendid VENUS》で《カードガンナー》に攻撃」
原村和LP:5700
《The splendid VENUS》ATK2800 vs 《カードガンナー》ATK400(-500)
竹井久LP:7000-(2800-0)→4200
久「う…これは痛い。とりあえず、《カードガンナー》が破壊されたので、デッキから一枚ドローするわ」
和「では《天魔神インヴィシル》で《ライトロード・ビースト ウォルフ》を攻撃」
原村和LP:5700
《天魔神インヴィシル》ATK2200
vs 《ライトロード・ビースト ウォルフ》ATK2100(-500)
竹井久LP:4200-(2200-1600)→3600
和「それでターンエンドです」
久「私のターンドロー。《ジャンク・シンクロン》を召喚し、効果で《チューニング・サポーター》を効果無効にして特殊召喚。私はレベル1の《チューニング・サポーター》にレベル3の《ジャンク・シンクロン》をチューニング!《アームズ・エイド》を守備表示で特殊召喚!」
和「壁…ということですか」
久「…あんまり壁になってないけどね。あ、《チューニング・サポーター》の効果で1ドローするわ。…そのままターンエンドね」
優希「やっぱり部長は厳しそうな状況だじぇ…」
まこ「それはそうじゃろ。魔法・罠を使えないとなると、戦略は大きく制限されるからの。無理はない」
和「私のターンドロー。モンスターがくれば勝ちだったんですけど、そう、うまくはいかないですね。そのままバトルフェイズ入ります。《天魔神インヴィシル》で《アームズ・エイド》に攻撃」
原村和LP:5700
《天魔神インヴィシル》ATK2200 vs 《アームズ・エイド》DEF1200(-500)
竹井久LP:3600
久「くっ…」
和「さらに《The splendid VENUS》でダイレクトアタックです!」
原村和LP:5700
《The splendid VENUS》ATK2800
竹井久LP:3600-2800→800
和「そのままターンエンドです」
久「ピンチもピンチね…。でも私こういう展開の方が燃えるのよね!ドロー!」
久「これは…いけるのかしらね?《デブリ・ドラゴン》を召喚。効果で《カードガンナー》を特殊召喚!効果は無効だけど、墓地に落とすのはコストだから、使うわね。
落ちたのは…《神の宣告》、《ブラック・ホール》…最後は《ダンディライオン》来た!これで《綿毛トークン》を2体特殊召喚!」
和「これは…!?」
久「レベル1の《綿毛トークン》とレベル3の《カードガンナー》にレベル4の《デブリ・ドラゴン》をチューニング!
集いし願いが、新たに輝く星となる!光差す道となれ!シンクロ召喚!飛翔せよ!《スターダスト・ドラゴン》!」ドンッ
和(ここで《スターダスト・ドラゴン》ですか?)
久「ふふっ、やっと私の切り札への布石ができたわね。《スターダスト・ドラゴン》で《天魔神インヴィシル》に攻撃!」
和「な、自爆特攻ですか?」
久「そんなわけないじゃない。私はまだ勝負を諦めていない!」
優希「でも、部長は魔法、罠も使えないし、手札から《スターダスト・ドラゴン》を強化できるモンスターなんていないはずだじょ…」
久「手札にはそんなモンスターいないし、魔法、罠も使用不可能。だけどね…《王宮のお触れ》はフィールド上の罠を無効にするだけなのよ!」
和「!あ、あの時に落ちた罠カードって!?」
久「そうよ。ダメージステップ時に墓地の《スキル・サクセサー》の効果を発動するわ!
これで《スターダスト・ドラゴン》の攻撃力は800アップする!」
竹井久LP:800
《スターダスト・ドラゴン》ATK2500(-500+800) vs 《天魔神インヴィシル》ATK2200
原村和LP:5700-(2800-2200)→5100
久「これでやっと、魔法カードが使えるわね。じゃあメイン2に手札の《スターダスト・ドラゴン/バスター》を戻して《バスター・テレポート》を発動するわ」
和「させません!《マジック・ドレイン》を発動して《バスター・テレポート》を無効にします!」
久「さっきのコンボってことね。でも、無効にするのはそっちじゃないわよ」
和「え?」
久「手札から《サイクロン》を発動。私が割るのはもちろん《王宮のお触れ》よ!」
和「こ、コンボが破られてしまいました…」
久「ふーここまで来るのに結構カード使っちゃったわ。そのままターンエンド」
アクエリオンネタかと思ったら遊戯王だった
>>69 遊戯王ファイブディーズにも同じようなネタがあるんでそっちを意識したんですけど、勘違いしますよね…
和「ではわたしのターン、ドロー!これは…《サイクロン》を発動して、部長のセットカードを破壊します」
久「それにチェーンして《バスター・モード》を発動!《スターダスト・ドラゴン》をリリースしてデッキから《スターダスト・ドラゴン/バスター》を特殊召喚!」
和「…戻すことで目的は果たされてたんですか…やられました」
久「そりゃあドローできなかったのは惜しいけど、コストだから止められても困らなかったわ」
和「でも、このまま攻撃すれば普通に戦闘破壊ですけどね。バトルフェイズに入ります。《The splendid VENUS》で《スターダスト・ドラゴン/バスター》に攻撃します!」
原村和LP:5100
《The splendid VENUS》ATK2800vs 《スターダスト・ドラゴン/バスター》ATK3000(-500)
竹井久LP:800-(2800-2500)→300
久「《スターダスト・ドラゴン/バスター》が破壊されたので、墓地から《スターダスト・ドラゴン》を特殊召喚するわ」
和「このターンでも決められませんでしたか…ではターンエンドです」
久「私のターン、ドロー!!よし来たわ。魔法カード《カップ・オブ・エース》を発動」
まこ「まだ、そんなギャンブルカードを入れとるんか」
久「んー、だってさ…」ホイッ
パシッ ドン!!!!
久「当てればこんなにいいカードはないでしょ」ニヤリ
優希(コインがぶっ壊れそうな勢いだったじぇ…)
久「じゃあデッキからカードを二枚ドロー!この状況でこのカードを引いてしまうなんて今日はついてる日かしらね?」
和「!(《The splendid VENUS》が突破できる見込みがたったのでしょうか?でも、それでは私のライフは削り切る事は不可能…どう考えてもこのターンを凌いで次のターンまで回れば…手札の《堕天使アスモディウス》を出していけば…勝てるはずです)」
久「私は《死者蘇生》を発動!蘇生させるのは…《アームズ・エイド》よ!」
和「なるほど。確かにそれなら突破できますね…」
優希「よくわからないけど、のどちゃんは負けてしまうのか?」
まこ「本当に何もわかってないのか…優希」
デュエルにデジタルか
久「じゃあ、優希にもわかりやすくちゃんと説明しなくちゃね。《アームズエイド》の効果発動。
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとしてモンスターに装備することができる。そして装備カード扱いになっている場合、装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップするのよ!」
和「これで《スターダスト・ドラゴン》の攻撃力は1000アップ…戦闘破壊されてしまいますね。ですが…」
久「まだ終わらないわ。手札から《アームズ・ホール》を発動!デッキトップを墓地に送って、デッキから装備魔法をサーチするわ。
私はデッキから《巨大化》を手札に加え、そのまま《スターダスト・ドラゴン》に装備!ライフポイントは見るまでもなく私が低いから《スターダスト・ドラゴン》の攻撃力は二倍になる!」
和「これは…!?」
久「いくわよ。バトル!《スターダスト・ドラゴン》で《The splendid VENUS》に攻撃!シューティング・ソニック!!」
竹井久LP:300
《スターダスト・ドラゴン》ATK2500×2(-500+1000) vs 《The splendid VENUS》ATK2800
原村和LP:5100-(5500-2800)→2400
まこ「決まったようじゃな…」
優希「ふむ?」
久「《アームズエイド》のもう一つの効果発動!装備モンスターが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与えるわ」
原村和LP:2400-2800→-400
竹井久の勝利
和「私の負けみたいですね…」
久「いやいや、なかなか楽しいデュエルだったわよ和。ただ、ちょっと粗が多かったようだけど」
和「なんだか、実際のカードを使ってやると、ネットでできたようにはできないんですよね…」
久「ふむ…それは慣れとかもあるでしょうから、おいおい慣れさせていくしかないようね」
まこ「なんにせよ。二人ともいい、デュエルじゃった」
優希「こんな熱いデュエル見てたら私も早くやりたくなったじぇ!染谷先輩早く準備しようじぇ!」グイグイ
まこ「わかったから、裾を引っ張るなって」
>>70
どうしてDホイール云々は知ってるけど脈絡というかそこに繋がる要素が無いからな
>>78 そうですよね。もう少し内容とリンクさせたスレタイにすべきでした。反省
和「久々にやったんですけど、意外に楽しいものですね」
久「そうでしょ?やって良かったでしょ?」
和「はい。たまには息抜きも必要ですよね。…『たまには』ですけど」
久「はいはい、分かってるって。それより、和は咲達のこと見て来なくていいの?」
和「確かに気になるんですけど、優希の試合もありますし…うーん」
久「そんなに気になるなら行けばいいのに」
和「そ、そうですかね?そんなに言われたら行くしかないですね!じゃあ行ってきます!」パタパタ
久(ふふっ、なんだかんだで行きたかったんじゃない。まぁ、こっちにいても意味がないと思うからいいんだけどね…)
\4
優希「じゃあ、染谷先輩の先攻ではじめるじぇ。それじゃあ」
まこ・優希「デュエル!!」
『ここからのデュエル描写は無かったことにされました。それは誰のせいでもないのです。だから染谷先輩を責めないであげてください』
優希「ま、負けたじょ…まさか、あんな方法でクェイサーを三体並べるなんて化け物としか言えないじぇ…」
まこ「どうじゃ?ワシもなかなかやるじゃろ?」
久「えぇ…すごかったわ(気づいたらまこの場にクェイサーが並んでたわ。何が起こったかはわからないけど)」
優希「うぅ…それでこの後の試合…咲ちゃんと京太郎の試合が残ってるが、まだ、帰ってきてないみたいだじょ」
久「そろそろ帰ってくるんじゃないかしら?結構時間も経ってるし」
バタバタ
ガチャ!
京太郎「お待たせしましたー!」
優希「こらー犬!お前がいないから負けてしまったじょ!早くタコスを寄越せー」グワー
京太郎「なんで自分の負けを俺のせいにするんだよ。てかっ噛み付くのヤメろよ!」
優希「とりあえずタコスを寄越せー!!」グガー
京太郎「たくっ、ほらタコス。渡すからとりあえず噛むのを止めてくれ」
優希「おぉ!なかなか気がきくな!京太郎。」ガサゴソパクパク
京太郎「帰ってきて早々酷い目にあったぜ…」
久「お帰り須賀くん。で、どうなってた?」
京太郎「途中から和が来て、先に帰ってろって言われて帰ってきました…」
久「そう…それは、残念ね…」
京太郎「でも、そろそろ帰ってくると思いますよ。咲もルールは知ってるから、説明もそれ程時間がかかってなかったですし」
久「では少し待ってましょ」
-10分後-
和「お待たせしました!」バンッ
咲「今戻りました」
まこ「お帰りんしゃい」
久「お帰りー。で、どうだった?」
和「ばっちり組んできました!須賀くんがなぜか【ヤリザビート】を組ませようとしていたので、慌てて止めましたけどね…」ジトー
久「あぁ。そういうことだったのね…」
京太郎「べ、別に悪いデッキではないでしょ!なんですかその目は」
優希「京太郎はそこまでして勝ちたいのか?」
京太郎「当たり前だ!男なら勝負事となれば勝ちたいと思うのは当然だろ!!」
久(動機が不純すぎるけどね…)
咲「でも、私、組んだばっかりだし、どうやって回すかよくわかってないんだよね…」
和「大丈夫ですよ咲さん。そのデッキはさっき教えた通りの動きをしていたら負けないはずです!須賀くんをコテンパンにやっつけてあげてください!」
京太郎(さっきから和が冷たい…)
咲「う、うん。できるかどうかわからないけど、とりあえず頑張ってみるよ」
久「じゃあ二人とも準備してくれるかしら?」
京太郎「はい!」
咲「わかりました」
久「で、一体どんなデッキを組んであげたの?」
和「時間がなかったので、すべてのパーツは集め切れませんでしたが、咲さんにぴったりのデッキを組んできたのは間違いないです」
久(見てのお楽しみということかしら?)
まこ「部長、これでどっちかが勝ったとして、勝者は三人になるんだが、トーナメントにするのは3人だと数が悪くないかの?」
久「そのことなんだけどね」
まこ「ふむ」
久「…後で考えるわ」
まこ「何も考え取らんのか?」
久「…後で考えるわ!」
まこ「本当に何にも考えてないんかい!」
優希「やれやれ…これからどうなることやら」
突発的に始まった。清澄高校麻雀部遊戯王デュエルモンスターズカード大会。
この大会の目的は?部長の考えとは?豪華賞品とは一体…。そして咲のデッキとは?様々な謎を残しつつ、後半に続く…
もう寝ます。続きは完成したらまたスレ建てします
なら初めから完成してからスレ立てしろや
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