友「おはよー女ちゃんっ! またくクラスが同んなじで嬉しいよっ!」
女「はあ……なんであんたまでこの高校に来るかな」
友「そりゃもう、女ちゃん追いかけてもう勉強ですよっ!」
女「よく好んで女子校とか来るわ。私は親の方針で仕方なくだったけど」
友「男なんていらないでしょっ! だって染色体レベルで女の子の方が優れていることが現代科学で証明されているのよ」
女「なに? もてなさすぎてついにらおかしくなったの?」
友「あたしこう見えて中学のときはもててましたー三人に告白されましたー」
女「あら、みんな見る目がなかったのね。それで付き合ったことは?」
友「ないって、女ちゃんは心配性で嫉妬深いなーもう。安心してよ、ぜんぶ男だったから断った」
女「そう、それは残念だったわね」
女「あれ、なんかおかしくない?」
百合支援
見てるぞ
今度はちゃんと書けよ
はよ続き
お嬢様「……こほん」
女「…………」
(めっちゃ存在をアピールしてきてやがるあいつ)
友「ね、ねぇ、声かけてあげなよ」ボソッ
お嬢様「…………」チラッ
女(うざっ……普通に話しかけてこいよ面倒くさい)
女「あ、あんたも高校いっしょだったんだ」
お嬢様「貴女、中学のよしみといっても、気安く話しかけないでもらえます?」
お嬢様「私まで貧乏臭く見られてしまいますわ」プイッ
友「は、ははは……」
女(お嬢のやつ、変わらないなぁ……)
キーンコーンカーンコーン
先生「はーいみんな席につくんやー」
お嬢様「あっ!」
ダダダダッ
女「クラス違うのかよ! あのバカは何しに来てたの?」
この時間帯でこの速度は落ちる
なわで三十分もかかってんだよはよ
女「けっきょく放課後を迎えても、話し相手があんたしかいないってどうなんだろ」
友「え? だめかな?」
女「ダメだよ」
友「あたしは別に三年間これでもいーんだけどなー」
女「何それ怖い」
赤髪「あのー、ちょっといいかなーって」
友「うん?」
赤髪「女さんと……そうそう、友さんだったっけね」
友「あははは、あたしはオマケですかい」
赤髪「仲良くしたいなーと思ってさ。よろしくね」ニコッ
友(あ、スルーされた)
女「ん、よろしく」
友「……さっき、他のグループで喋ってたみたいだったけど、いっしょに帰らなくて良かったの?」
赤髪「ん、ああ。あっちは別にどうでも……」
赤髪「いや、初日にいっぱい知り合い作っといた方がいいと思ってさ」ニコッ
支援
赤髪「今日は一緒に帰らない?」
女「ん、いいぞ。私も知り合い増えなくて焦ってたんだよ」
赤髪「では一緒に……」グイッ
女「ちょっ、ちょっと引っ張んないでよ!」
友「あ、あたしもいっしょに帰るからね! わかってる、赤髪さん? ねえ!」
赤髪「それで、電車はどこまでなのさ女さん……と友さん」
友「あたしは△□駅だよ」
赤髪「ヘぇ~女さんは?」
友(こいつ、聞き流しやがった……)
女「友と同んなじだよ」
赤髪「あ、あの駅だったら、私、通学ルートに確かある。よかったー」
友「…………」
お嬢様「…………」ジトー
友(あ、お嬢ちゃんだ。あたし達が出てくるのあの影でずっと待ってたんだろうなー)ハァ
女「あ、お嬢……」
お嬢様「!!」ダッ
女「に、逃げやがった」
赤髪「ん? 今の娘誰? 知り合いかな?」
女「まぁ、一応ね」
友「でもなんで逃げたんだろ?」
女「あいつ人見知りだからなぁ……」
友「ああ、そーいえば……」
赤髪「?」
支援
なんかの続き?
女(なーんか、悪いことした気分……)
赤髪「女さん、早く行こうよ」
女「あ、ああ、うん。ごめん」
赤髪「なんで女さんはさ、ここの高校にしたの?」
女「親がうるさくってね。昔っからいっつも変なところで口出ししてくるタイプで」
女「私は将来、絶対にあんな親にはならないね」
赤髪「あー、親かー」
女「赤髪さんは?」
赤髪「え? ふふっ、今はナイショかな」
女「あっ、自分から話題振ったくせに」
赤髪「へへー、また今度のお楽しみということで」
友(会話に割り込むタイミングを逃した……)
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