提督「敷波との日々」 (127)
艦これSSなんやで
♢注意事項
※初投稿
※敷波メイン
※遅筆+駄文、gdgd
※史実あやふや
※一部設定追加、R-18要素も入るかも
以上の点で大丈夫な方はどうぞ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390902088
――――――執務室
提督「………」スゥー
敷波「ーーーーんで、えーっと……後は……旗艦川内姉ちゃんが率いる第八駆逐隊の遠征が終わったんだって。そこそこの資源を輸送出来たみたいだよー」
提督「んー……」ハァー
敷波「……ねー司令官、ちゃんとあたしの報告聞いてた?」
提督「ん?……あー聞いて……たかな?……うん、聞いてたぞ」
敷波「はぁ……嘘ばっかり……じゃあ、さっきまで言ってたあたしの報告、一字一句間違わずに言って?ちゃんと聞いてたなら出来るよね」
提督「あー……第七駆逐隊が北方海域の偵察、後は川内が率いる第八駆逐隊が輸送護衛で無事に任務達成出来た……だっけか?」
敷波「……………」
提督「……あれ、間違えたか?」
敷波「…………いや、あってるけどさぁ……出来ればちゃんとあたしの話を聞く姿勢をとってよね……全くもう……」
提督「あー悪い……」スゥー
敷波「(いつもこう……司令官は葉巻を咥えては聞いてるのか聞いてないのかよく分からない反応ばっかする……だらしないし……)」
敷波「……っていうか、司令官さ、葉巻吸うのやめろって……匂い染み付いちゃうしさ……体にも悪いし」
提督「…………」フゥー
敷波「……し、れ、い、か、ん?」
提督「…………わあった、わあったって、控えるようにするよ」ジュッ
敷波「……本当に?約束だからね?」
提督「わぁったって……秘書艦であるお前に言われたんだし、控えるようには善処するって……それでゆるしてもらえないか?」
敷波「…………」
敷波「……………そこまで、言うなら許す」
提督「うっし……じゃあ敷波に許してもらったことだし……」ガタ
提督「昼飯にでも行こうか」
敷波「ちょっと司令官、報告まだ終わってないんだけど……」
提督「報告は昼飯の後でも出来ること、そんなことより俺は空腹で倒れそうだ」
提督「それと……敷波、今の時刻を言ってみ」
敷波「えっと……ヒトヨンマルマル……あっ」
提督「昼飯を逃しちまった。でも、まだ食える時間ではある。だから食いに行く。OK?」
敷波「……むぅ……わかった」
提督「っし、じゃあ、行くか。今日は何食うかなー……敷波は何食うつもりなんだ?」
敷波「あたしは焼き鮭定食」
提督「お、焼き鮭かぁ……それもいいよなぁ……むむ、悩むなぁ」
敷波「此処で悩むんじゃなくて行ってから悩めばいいじゃないの?」
提督「つまり?」
敷波「さっさと食堂行って、そこで決めた方がいいでしょ?それに此処で時間潰してるとそれこそご飯食べれなくなるよ」
提督「お、そうだな」
敷波「ほら、司令官らしくピシッとして。さ、行こっ」
提督「ういうい……」ノソノソ
―――――
――――――食堂
敷波「焼き鮭食うって言っておきながらカキフライかよ……まぁ、いいんだけどさ」
提督「いやだって、間宮さんに呉から獲れたての牡蠣が来たんですけどいかがですか?って言われたら牡蠣食うしかないだろうに」
提督「しっかし、カキフライうめえ」サクサク
敷波「………」モクモク
提督「………」モグモグ
提督「……そういやさ」
敷波「んー?」モグモグ
追記
※注意事項にキャラ崩壊の可能性大いにあり
取り敢えずここまでなんやでー
また後で書くんやで
期待してる
続き書いていきます
提督「敷波ってカキフライにかけるソースとかってさ、タルタル派?中濃ソース派?」
敷波「んー……あたしは中濃かなぁ」
敷波「なんか、タルタルだと微妙で……不味くはないんだけどさ。やっぱり普通の中濃かオイスターが好きかな」
提督「あはは、俺と同んなじだな。俺も中濃だわ」
提督「じゃあ、中濃派なら一口ぐらい平気か。ほい」ヒョイ
敷波「……な、なんのつもりだよ?」
提督「いや、何って……あーん?」
敷波「は、はぁ!?……し、司令官、じ、冗談はやめてくれって」
提督「ほら、あーん」
敷波「……ぬぬぬ……」
提督「なに意固地になってんだよー……俺とお前の仲だろ?誰も見てねーし、別に大丈夫だって」
敷波「~~~~っ………わ、わかったよ……あ、あーん……はむっ……」モグモグ
提督「……で、どうよ?」
敷波「……う、美味いけどさ……そ、その……」
敷波「時と場所を考えて欲しいっていうか……」ボソボソ
提督「あはは、そうか、美味いなら良かった」
敷波「……………」
敷波「……………司令官のばーか」ボソ
提督「んー……?敷波、何か言った?」
敷波「べっつにぃっ……ふんっ」
提督「……(ありゃーまた怒らせちまったか……)」
敷波「ったく……さっさと食べて執務室に行きますからね」モグモグ
提督「へいへい……」モグモグ
―――――パシャッ
青葉「……青葉、見ちゃいましたっ!」
青葉「……これは敷波ちゃんと司令官は恋仲ですねぇ……間違いない」
青葉「敷波ちゃんも満更でもなさそうですし……相思相愛ですかねぇ……」
青葉「(流石に青葉でも人の恋路を邪魔する気はおきませんねぇ……)」
青葉「………これは青葉だけの秘密に……」
カシャン
元帥「」
青葉「…………出来そうにないですねこれは」
―――――
提督「さて、ごちそうさまっと」
敷波「……ご馳走様でした」
提督「ほら、食器貸して」
敷波「え?」
提督「お前の分一緒に置いてくるからよ。敷波は先に戻って書類まとめといてくれ」
敷波「………わかった。あ、後さ、その……」
提督「ん?」
敷波「……あ、ありがと」
提督「……あはは、礼には及ばんって」
敷波「じ、じゃあ先に戻ってるね」
提督「あいよ」カチャカチャ
敷波「…………んじゃ」
提督「ん」
取り敢えずここまで
また後で書くやで~
鳥だけでも残しておくんやで~
続くんやで
提督「じゃあ、間宮さんお願いしますね」
間宮「はい、分かりましたー……ところで」
提督「はい?」
間宮「あの秘書艦の娘と随分と仲が宜しいんですね」クスクス
提督「いやまぁ……あはは……は?」
ガシッ
??「その事について、詳しく聞かせてもらおうかァ?」
提督「――――へっ?」
元帥「久しぶりだなァ坊主」
元帥「間宮さん、こいつをちょっと借りますぞ」
間宮「え、えぇ……」
提督「は、え?じ、じじい?」
―――――
―――――工廠前
元帥「……こうやって話、すんの久しぶりだなァ」
提督「……なんでじじいが此処にいんだよ」
元帥「別にいいだろ?」ゴソゴソ
提督「……じじい此処、禁煙だぞ」
元帥「チッ……ったく、規則ってのはぁめんどくせェ」
提督「……んなことよりなんで佐世保にいんだよ。呉は今南方海域制圧で忙しいんだろ?……パイプじゃなくて葉巻しかねーけど、吸うか?」
元帥「チッ……葉巻はあんまし好きじゃネェんだけど……頂くわ、後火ィくれや」
提督「ほらよ」ヒョイ
元帥「………」カチ、カチ、シュボッ……
元帥「すぅ………はぁー……」
元帥「……年を取るとなァ……たまにはよ、孫の顔を見たくなるもんなんだよ。忙しくても、な……」
提督「あはは、んだそりゃ……水雷屋気質のじじいらしくねぇ」
元帥「ははははっ、言っとけ」
元帥「ところで、お前は吸わネェのか?」
提督「ん、あぁー……さっき吸ったから俺はいいや」
元帥「そうかい」
提督「……そういや、大和さんは?」
元帥「大和の奴には此処に行くように言ってあっから大丈夫でェ……はぁー……」
元帥「……ひと段落ついたら……そろそろ、ご隠居になろうかなーってよ。大和も……ついてくれるみてェだしよ」
提督「……はは、冗談」
すぅーはぁー
って、敷波の匂いかいでいるわけじゃなかったのか
元帥「フゥー……どう思おうが勝手だけどよォ、お前はどうなんだ?」
提督「どう、って?」
元帥「敷波の奴とヨォ、宜しくやってたじゃネェか。ん?ん?」
提督「…………見てたのか」
元帥「はは、お前探してたらつい見かけちまってな。俺もヨォ、昔は大和のやつにやられたもんだ……まぁ、お前はしてた方だけどなァ」
元帥「んなことよりもだ……で、どうなんだよ?」ニヤニヤ
提督「ほっとけ」
>>21葉巻吸ってたんやで
(分かりにくく書いて)すまんな
元帥「ははっ、言うな坊主……まぁ、お前がどんな娘っ子と一緒になろうが勝手だ。その相手が年端も行かねー駆逐艦で恋慕しようともな」
提督「……」
元帥「でも後悔の残る選択だけは絶対にすんじゃネェぞ」ジュッ
元帥「俺の孫なら、な」
提督「……分かった」
元帥「フゥ……」
元帥「………さって、孫と話できたし……俺はそろそろお暇すっか」
提督「……送ろうか?」
元帥「いらん、そこまで老いぼれちゃいネェしな」
元帥「それにそろそろ帰らネェと大和に怒られちまうしなぁ」
提督「あははっ、流石に水雷屋として恐れられてたじじいも大和さんには頭上がらねーようで」
元帥「そらぁ長い付き合いだしなァ……何より、あいつに心配かけるわけにいかねーしなァ……っと、そろそろ……行くわ」
提督「ん、それじゃあ……」
提督「……どうかご武運を、元帥殿」
元帥「はは、今更それか……ん、まぁ頑張ってくらァ……そちらも武運長久を……少将」
提督「………では」
元帥「……あァ、またいつか……な」
―――――
――――――執務室前
提督「(やべぇ……じじいと話し込んでて1時間ぐらい時間潰しちまった……敷波の奴、怒ってるだろうなぁ……)」
提督「…………悩んでても、仕方ねえか……っし……」
ガチャ
提督「……敷波、すまん!」
提督「悪い!元帥殿につかまって………ほんとにすまん!」
提督「……………」
提督「……………あれ?」
敷波「すぅ……すぅ……」
提督「………」
提督「……寝ちまったか……」
提督「…………」
提督「…………待たせてごめんな」ナデ
敷波「………ん、んぅ……すぅ……すぅ……」
提督「(…………上着かけておくか)」パサッ
提督「……おやすみ」
―――――
ここまでなんやで
続きは多分夜になると思うで
見てくれてた人ありがとうなんやで
縺上&縺昴≧
敷波はあのぶっきらぼうさの中ににじむ優しさが可愛いんだよなぁ
期待
敷波とはめずらしい
期待やでー
大和はジジイの何なん?単なる秘書?妾?
引退しても付いて行くってどういう立場なんだろうね?
敷波「ん、んん……ん……」モゾモゾ
敷波「……ん、んぅ……?」ムクリ
敷波「…………ん、あ、あれ……?あ、あたし……」
提督「おはよ」カリカリ
敷波「っ……ってなんだ、司令官かぁ……行きなり声かけんなよ……ビックリ、するじゃ……って、あ、あたし寝ちゃってた!?」
提督「……ぐっすりとね。今はマルヒトマルマル。数時間は寝込んでたぞ」カリカリ
敷波「あ、う……ご、ごめん、なさい……」
提督「いや、気にしなくていい。日頃、俺に付きっ切りだったから疲れが溜まってたんだろう。それに元はと言えば帰ってくるのが遅い俺が悪かったわけだしな」
提督「まぁ、それにだ、敷波が書類まとめておいてくれたからある程度仕事がやりやすかったし、支障もなかった」
敷波「……そ、そっか。な、ならいいんだけど……あ、報告!」
提督「大丈夫、報告書も目通しといた。お前は休んでろ」カリカリ
敷波「…………あ、うん……わかった」
提督「……」カリカリ
敷波「…………」ボー
提督「……」カリカリ
敷波「………」モゾ
提督「まぁ、それにだ、敷波が書類まとめておいてくれたからある程度仕事がやりやすかったし、支障もなかった」
敷波「……そ、そっか。な、ならいいんだけど……あ、報告!」
提督「大丈夫、報告書も目通しといた。お前は休んでろ」カリカリ
敷波「…………あ、うん……わかった」
提督「……」カリカリ
敷波「…………」ボー
提督「……」カリカリ
敷波「………」モゾ
二重投稿しちまった
すまんな
敷波「………ぁ」
敷波「(これ……提督の上着だ……)」
敷波「…………」モゾ
敷波「……(少し煙草の匂いするけど……提督の匂いだ……あったかい)」
敷波「…………」
提督「………」カリカリ
提督「………敷波、疲れてるんだろ?寮に帰っててもいいぞ。今日は会議があるから朝早いしな」
敷波「えっ、あ、そ、そうだったっけ……」
提督「あぁ北方海域の制圧のメンバー選出をするからな。一応、報告書にもそう書き記してあったはずなんだが……忘れる程疲れてたんだろ。無理させてすまなかった」
敷波「い、いや別に……好きでやってることだし……っていうか、司令官と居れるし……」ボソ
提督「……そう言ってくれるようで嬉しいよ」
敷波「……て、ていうか司令官が一人で夜遅くまで仕事してるのにあたし一人帰るわけにはいかないし……」
提督「……大丈夫なのか?相部屋の綾波とか、心配かけないか?」
敷波「…………一日ぐらい、帰らなくても大丈夫だと思う。綾波には悪いけど……たまにはいいでしょ」
提督「……そうか、じゃあ好きにするといい」カリカリ
敷波「…………」
提督「…………」カリカリ
ちょっち飯食ってくるんやで
また後で書くんやで
続きなんやで
敷波「……よっ、と」
提督「……何処か行くのか?」
敷波「ちょっとお茶淹れてくる。司令官も何か飲む?」
提督「あー……じゃあコーヒー頼む」
敷波「んー」
提督「あ、後、冷蔵庫に間宮さんに作って貰ったケーキが幾つかあるからそれも一緒持ってきてくれ。一緒に食おう」
敷波「間宮さんのケーキ!?やった!」
提督「好きなの取っていいからなー俺の分は適当に選んでくれ」
敷波「わかったっ、じゃあひとっ走りいってきまーす!」
提督「頼んだぞー」
バタンッ
提督「……そういや、上着持ってかれた」
提督「……ま、いいか」
―――――
敷波「……(司令官の上着もってきちゃった)」
敷波「……(寒いし、着てもいいよね……)」
敷波「………」ゴソゴソ
敷波「…………(ダボダボだけど……提督に包まれてるみたいで……あったかい)」
敷波「…………えへへ……」
敷波「………あ、そうだ準備しないと……」
敷波「……お茶とコーヒーっと……」カチャカチャ
敷波「ケーキは冷蔵庫……だったっけ」ガサゴソ
敷波「後は……フォーク、っと……何処だっけ」ゴソゴソ
敷波「よし、後はお盆にのっけてっと……」コトッ
敷波「よ、っとと……(少し運び辛いけど……)」フラフラ
敷波「よっ(何とか運べる、かな……)」ヨタヨタ
―――――
提督「………」カリカリ
コンコン
提督「開いてるぞー」カリカリ
「司令官開けてー」
提督「……へいへい」
ガチャ
提督「どうぞ」
敷波「ふぅ……ありがと」
提督「いえいえ……って、俺の上着着て運んだのか」
敷波「……んだよ、いいだろー廊下寒かったんだから」
提督「いや、別に構わないけどよ……運び辛かっただろ?」
敷波「平気だったって……」ヨタヨタ
提督「あぁ、やっぱり運びにくかったんだろ、足元フラフラだぞ。ほら貸して……俺がテーブルまで運ぶから」ヒョイ
敷波「あ……あたし一人でも運べるのに」
提督「ダメだって。秘書艦であるお前に怪我なんてさせちまったら困るし……無事でなによりだったが……」コトッ
提督「……ま、何がともあれ」
提督「此処まで持ってきてくれてありがとな」ナデナデ
敷波「んっ……あ、頭撫でるなって……く、くすぐったいだろ。っていうか、これぐらい当たり前のことだし……」
提督「あはは、それが俺にとっては嬉しいことなんだって」
敷波「……ほんと、変わってるよな司令官って。そんなことぐらいで何時も礼言うし。その癖、あたしが話してる時は大抵上の空だっていうのにさ……」
提督「い、いやそれについてはすまん。け、けど決してお前の話聞いてないわけじゃないからな?それだけは」
敷波「……分かってるんだけどさぁ……まぁ、いいや……せっかく持ってきたんだからコーヒー冷める前にケーキ食べよっ」
提督「あ……お、おう……そうだな」
―――――
ここまで
続きは明日の夜になると思うんやで
見てくれた人ありがとうなんやで
卯月と弥生がきません(半ギレ)
なお赤城さんがデレて烈風と流星改を持ってきてくれたものの、その直後に大破、16時間程度風呂行きになったもよう
2-2高速+30建造
5-2くまりんこのおまけ
さぁ選ぶのだ
5-2でないかもってさ
ごめんよ
いつの間にか寝てたわ
すまんな
>>45
4-1、4-2も出ないらしいね卯月ネキ
4-4でぶん回してるけど辛いです……
gdgdな雰囲気だけど続いていくんやでー
敷波「えっと……どれでも選んでいいの?」
提督「幾つかあるしな、好きなのを取るといい。俺はその後選ぶよ」
敷波「そ、そう?じゃあ……このショートケーキ貰おうっと」
提督「じゃあ俺は……そうだな、チョコレートケーキにするかな。おー……美味そうだ」
敷波「……そういえば、司令官ってチョコ好きだっけ?」
提督「おう、好きだぞ。こう見えて甘党だしな」
敷波「えっ、意外」
提督「そうか?俺、結構甘いもの食ってるつもりなんだけどなぁ……」
敷波「だって何時も葉巻吸ってるじゃん」
提督「あー……うん、それは否定できないな」
敷波「甘いものはいいんだけど、葉巻は控えてくれよなー本当に……そ、その……司令官が病気になられたりなんかしたら、こ、困るしさ……」
提督「……分かったって、大丈夫だから。敷波にそこまで言われたからにはちゃんとするからさ」ナデナデ
敷波「あ、も、もうくすぐったいってば……」
提督「嫌なら振り払ってもいいんだぞ?」ナデナデ
敷波「……あーもう、知らない!いただきます!」
提督「んー……敷波は可愛いなぁ」
敷波「~~~~~っ……ふ、ふんっ!」
提督「あははっ、俺も食べますかね。いただきます」
提督「……ん、美味いなぁ。さすが間宮さんが作ったケーキだ。敷波のショートケーキはどうだ?」
敷波「…………うん、美味しい。甘さはしつこくないし、クリームも滑らかだし」
提督「へー、いいな。敷波、一口貰えるか?」
敷波「えー……い、いいけど……」
提督「じゃあお願い」
敷波「……なんで口開けてんの?」
提督「いや、ほら……あーん?ほら、俺も昼間にやったし、お返しにさ」
敷波「う、ぅ……わ、分かったよ、やればいいんだろ?ったく……」
敷波「……ほ、ほら……あ、あーん」
提督「あー……んむ……んー」
提督「ん、確かにショートケーキも美味えなーこれはチョコと比べても甲乙つけがたいな」
敷波「そ、そっか……良かったな」
提督「でも、敷波があーんしてくれたからショートケーキに軍配が上がるかな」
敷波「っ、な、なっ……!」
提督「敷波の可愛いところも見れたしな」ニヤニヤ
敷波「~~~~っ!!」ガタッ
提督「あはは、冗談だって。だ、だからお盆で叩こうとしないで下さいごめんなさいマジですいませんでした」
敷波「…………ほ、ほんとにそーいう冗談やめてくれよな…………あー……顔が熱いじゃん……」
提督「……はい、気をつけます
」
提督「ズズッ………けどまぁ……ちょっと贅沢な夜食だったけど」
提督「たまにはこういうのも悪くはねーかもな」
敷波「………うん……そうだね」
提督「……さて食べ終わったことだし……歯ぁ磨いてそろそろ寝る準備しねーとな」
敷波「……ん?あれ、司令官仕事は?まだ終わってないんじゃ」
提督「あぁ、昨日の分は終わらせてある。さっきまでやってたのは今日の分だ」
敷波「えーっと……どういうこと?」
提督「敷波が起きるまで待ってた。仕事終わって執務室に放っておくこともできなかったしな」
敷波「……あたしのことなんか気にしないで普通に起こしてくれれば良かったのに」
提督「疲れて眠ってる奴を起こすわけにはいかないだろう。起きるまで休ませるのが一番だしな」
提督「ま、そーいう事情だったわけだ。さて、俺は自室に向かうけど……敷波は?寮に帰るか?」
敷波「………司令官についてく。そ、それに今の時間出歩いても規則違反になるしさ……」
提督「あー……規則なんて物もあったね」
敷波「と、というわけだから……今晩はよろしく」
提督「……クッソ汚い部屋だけど、我慢してくれよ?」
敷波「……司令官のだらしない所を見ると大体想像つくから、大丈夫」
提督「うわ、それ言われると何も言えねえわ」
―――――
ここまでなんやで
(キャラ崩壊が著しくて)もうこれわかんねぇな
次の続きは不定なんやで
少し身の回りが忙しくなるせいなんやで
早く続き読みたいから頑張れ
お前ならできる
待ってる。必ず書け
こっそり期待してるぜよ
綾波さんの出番もあるといいなぁ・・・
いやいや、これはいいぞ
続けてください
生存報告なんやで
月曜か火曜に更新するで
(予定より大分更新が遅くなってしまって)すまんな
少ないけど更新してくやで~
――――――自室
敷波「…………」キョロキョロ
提督「……あー汚いからあんまり見ないでくれよな」
敷波「んー……あーうん……」キョロキョロ
敷波「(言うほど汚くはないけどなぁ。意外と片付いてるし……煙草臭いけど)」
提督「えーっと、シャワーでも浴びてきたらどうだ?着替えは……嫌じゃなきゃ俺の貸すし」ゴソゴソ
敷波「え、あ、う、うん」
提督「……俺の部屋があれか、気になるかやっぱり」
敷波「へ?あ、あぁ、いや、そういうわけじゃないよ?」
提督「まぁ、殆ど執務室に篭りっきりだから寝るためにこの部屋に帰ってくるようなもんだけどな」
敷波「ふーん……」
提督「ま、取り敢えず風呂入ってこいよ。ほい、着替えとタオル」
敷波「あ、うん。ありがと」
―――――
シャアアアア……
敷波「んー……はぁー……」
敷波「(何だろうなー……)」パシャパシャ
敷波「(何時も通りに起きて、何時も通りに演習して、何時も通りに司令官に報告して、何時も通りにご飯を食べて……何時も通りに過ごしてたはずなのに)」
敷波「(……今はこうして司令官の自室にいてシャワー浴びてる)」
シャアアアアア……
敷波「(……)」
敷波「(…………司令官と、2人っきりで、司令官の部屋に……)」
敷波「~~~~っ!!」パシャパシャ
敷波「(………あーだめだめ!考え込むとあたしじゃなくなる気がする!)」
敷波「…………はぁ」
敷波「(……司令官は……どう思ってんだろ)」
提督「そういや来客用の布団ないんだったわ。どうしよ……」
提督「……んー」
―――――
バタン
敷波「ふぅ……」
提督「お、出たか」
敷波「あ、うん」
提督「んー……やっぱり俺のじゃサイズ合わなかったか」
敷波「まぁ、着れなくはないし。ダボダボだけど」
提督「あはは、なんだか巻雲みたいだな」
敷波「ん、そうか?……っていうか、司令官お風呂入らなくていいの?」
提督「ん、あぁ、入ってくる。その辺で楽にしててくれ」
敷波「ん」ポフン
ガチャ、バタン
敷波「……」
敷波「…………」キョロキョロ
敷波「…………」キョロキョロ
敷波「……それにしても、殺風景だなぁ」
敷波「………ん?」
敷波「(……あれ、写真……?)」
敷波「(……写ってるのは照れ臭そうに笑ってる司令官……と笑顔である艦娘が沢山……)」
敷波「(……懐かしいなぁ、司令官が昇進した時に撮った奴だ)」
敷波「(楽しかったな、あの時は。どんちゃん騒ぎして……)」
敷波「(……こうやって見ると、何だかんだ言って、皆に好かれてるなぁ……司令官)」
敷波「(腕を組まれたり、抱きつかれたりしてるし……)」
敷波「…………」
敷波「(……なんだろう、少し苛々する……)」
敷波「(―――って、何で苛々する必要あるんだよっ!)」
敷波「(司令官は……だらしなくて気怠げで、しっかり者とは言い難いけど……でも、優秀で、皆が尊敬するのは当たり前のこと……だからこそ、皆に好かれるのも、当たり前……)」
敷波「(けど……そう理解出来てるけど、ムカムカする……)」
敷波「…………」
敷波「(――――あぁ、やっぱり……やっぱり、あたし……司令官のこと――――)」
―――――
バタン
提督「ふぅ、さっぱりした」
敷波「あ……おかえり」
提督「ん、あぁ、ただいま」
提督「……もうマルサンマルマルか……さっさと寝るとしよう」
敷波「……ん。あ……そういえば、あたしはどこで寝ればいい?」
提督「あーその事なんだけどな……お前は俺のベッドで寝てくれ。俺はソファで睡眠を取る」
敷波「は、え、えっ?さ、流石に悪いよ……あたしがソファで寝るよ」
提督「いやいや、お前をソファで寝かすわけにいかねーし」
敷波「で、でも……」
敷波「……………じゃあ……一緒に、寝れば……いいんじゃない……かな」ボソ
提督「え?」
敷波「だから、一緒に寝れはいいんじゃないって言ってんの!……ったく……もぉ……」カァ
提督「お、おう……?(何で怒られたんだろ俺)」
提督「あーまぁ……なんだ、お前が嫌じゃないなら……その、いいか?」
敷波「……ん。一応言っておくけど、変なことすんなよな?」
提督「わかってるよ……じゃあ、寝るか。電気、消すぞ」
敷波「……うん」モゾモゾ
パチン
モゾモゾ
提督「……」モゾ
敷波「……」モゾモゾ
提督「……」
敷波「……」
提督「まぁ、案の定だけど。狭いな」
敷波「………うん」
提督「……もうちょっと寄ってもいいんだぞ?ベッドから落ちてもあれだしな。敷波が嫌じゃないならだけどな……」
敷波「……」モゾ
提督「(背中越しから軽い感触が)」
敷波「………」ギュ
提督「(……抱き締められた。敷波は何時もこんなことしない筈なんだが……珍しい)」
敷波「……司令官の背中大きい」
提督「そりゃまぁ、男だからな」
敷波「……あのさ」
敷波「……司令官ってさ……」
提督「ん、なんだ?」
敷波「…………」
敷波「…………やっぱりなんでもない」
提督「おいおい、途中で言いかけられると気になんだろ」
敷波「……なんでもないって言ってんだろ」ギュウ
提督「………そうかい、っと」モゾモゾ
敷波「……んだよ、動くなよー」
提督「お前の顔見る為だ、ほれ腕の力少し緩めろ」ペシペシ
敷波「……放したくない」
提督「対面した後幾らでもしていいから、ほら」
敷波「……わかったよ」
提督「よっ、と……」モゾ
提督「ふぅ……これで敷波の顔がよく見えるな」
敷波「………暗くて見にくいけどね」
提督「そうか?」
敷波「……そうだよ」
提督「ま、敷波の顔が見れれば十分」
敷波「ふん……ばーか」
提督「なんで悪口言ったし……」
敷波「……司令官はさ」
敷波「……気づいてる?」
提督「ん、何に?」
敷波「あたしの……さ……気持ちとか」
提督「うぅむ……答え辛いなー」
敷波「気づいてたんだ」
提督「おいおい、まだ答えてないぞ……」
敷波「……返答を濁すってことは、少しぐらいは勘付いてたんだろ?」
提督「あー……まぁ、そうだな、うん。勘違いじゃなければ、だけど」
敷波「ばーか……司令官のばーか」
提督「うっ、ひどくね?……まぁ、気付いてたというか、うん……逆にこっちも質問で返すけどよ」
敷波「……うん」
提督「敷波も、俺の気持ちとか気づいてたか?」
敷波「……あたしも勘違いかもしれないっていう気持ちもあったけど……」
敷波「……でも、気づいてた……と思う」
提督「……そうかい」
敷波「うん……」
提督「……」モゾ
敷波「……」
提督「……何というか、さ」
提督「お互い不器用なもんだな」
敷波「………だね」
敷波「………」ゴソゴソ
敷波「……ごめん……少し、胸借りる」モゾモゾ
提督「ん」
敷波「………司令官」
提督「………」ナデナデ
敷波「…………」
敷波「……司令官」
提督「うん?」
敷波「……あたし、さ……司令官の事さ……」
提督「うん……」
敷波「……好き、かも」
提督「そうか」
敷波「……うん」
提督「……」
敷波「……」
提督「……俺もよ」
敷波「うん」
提督「まぁ、その、敷波の事……好きだ」
提督「……あ、ライクの方じゃなくてラブな?」
敷波「……」
提督「……ははっ」
敷波「……くふっ」
敷波「あははっ……ムード台無しじゃん」
敷波「でも、うん……悪くないかも、ね……」
提督「……」ギュウ
敷波「……司令官……キツイってばー」
提督「……暫く、こうしてたいんだ」
敷波「……ん、そっか」
提督「……」
敷波「……」ギュ
提督「……敷波―――」
敷波「……ん―――」
―――――
チュンチュン……
ピピピッピピピッ
提督「……グゥ……んー……グゥ」
敷波「ん、んー……」ゴソゴソ、ガシッ
ピピッ
敷波「んんぅ……ぅるさい……」ヒョイ
ガチャンッ
敷波「ん、ぅ……」モゾモゾ
敷波「……ん……ふ、しれい、かん……すぅ……すぅ……」ギュウ
提督「んご……」
―――――
コンコン
??「提督、起きていますか」
提督「ん、んん……」モゾ
敷波「……すぅ……すぅ」
コンコン
??「提督?……入りますよ」
ガチャ
??「………ていと、なんでしょうか、これは」
提督「ん……」
敷波「すぅ……」
??「…………」
??「あら、加賀……貴女もきたの、ね……って、何かしらこれは」
加賀「……どうやら、秘書艦とよろしくしていたみたいですね。どうしましょうか赤城さん。これでは、集合しても待たされることになりますが」
赤城「ううん……北方海域進出メンバーは既に決まっているわよね?」
加賀「えぇ、もう。今回集まるのは、メンバーの顔合わせ、決定事項の確認のために計画されているものと記憶しています」
赤城「……では、この2人は静かに寝かせておきましょうか。顔合わせは各自が行うということで事足りるでしょうし。集合もしなくて良いと皆に伝えておきましょう。後は……そうね書き置きだけでも残しておきますか」カリカリ
加賀「了解しました。所で……赤城さん、肉じゃがでも食べに行きませんか?」
赤城「あら、いいわね。じゃあ、食堂に向かうとしましょうか」
加賀「えぇ」
バタン
―――――
提督「ん、んん……んっ?」ムクリ
提督「ふぁあ……今何時だっけ……?」
提督「……あれ、目覚まし時計が落ちてる……んなとこに置いたっけ……?」
提督「ふぁあ……今の時間は……」ヒョイ
提督「ヒトヒトサンマル……11時半……11時、はん……?」
提督「……あぁあぁああああ!!?」
敷波「ん、ぅうん?しれい、かん……?」
提督「やばいやばい、敷波寝過ごした!寝坊だ寝坊!」
敷波「ふぇっ!?え、えっ!?」
提督「早く着替えねーと!」ゴソゴソ
敷波「あ、あー!もう!髪の毛セットしてる時間ないじゃん!」バタバタ
提督「髪の毛おろしてても可愛いから大丈夫だろ!」
敷波「う、うるさい!そんなことより、は、早く着替えないと!」
提督「わ、分かってるってんなこと!……ん、なんだこの紙……?」ヒョイ
提督「…………んん?」
赤城『仲良く寝ていたようなので起こさないでおきました。北方海域の偵察に関しては此方の方で行っておきますので、ご安心を。それはそうと、書き置きお駄賃としてボーキサイト500程頂戴します。ご容赦下さい。
赤城より』
提督「………」
敷波「うー……ベタベタして服が着にくい……って司令官着替えないの?早くしないとヤバいんじゃ」
提督「……いや、まぁ……大丈夫っぽいかも」
敷波「へ?」
―――――
――――――食堂
綾波「……で、帰宅が遅くなったわけですかぁ……」
敷波「面目ない……」
綾波「……」
綾波「……」ズズッ
綾波「ふぅ……食後のお茶は癒されますねぇ」
敷波「……」
綾波「…………」
綾波「……綾波は別に妹が何しようと言いません。例え、妹が朝帰りしてこようとも、お姉ちゃんは何も言いません。ちゃんと帰ってきて何があったかさえ言ってくれれば綾波は怒りません」
敷波「……綾波姉」
綾波「……ふふ、懐かしいですねその呼び方。まぁ、そういうわけですし綾波からのお説教は以上ですよ」
敷波「で、でも……迷惑かけたし……」
綾波「心配したのは確かですけど、後々司令官といることが分かりましたし、それを聞いて綾波は安心しましたから」
敷波「……そ、それならいいんだけど」
綾波「それはそうと、食後のデザートでも食べましょうか~」
敷波「あ、う、うん。食べよっか」
綾波「ところで、司令官との進展は?いい感じに進みましたか~?」モムモム
敷波「あ、あー……うん、いい感じに進んだよ?うん……まぁ……付き合う、くらいには……」
綾波「ほへ~一晩でそんな間柄になってたんですか~……」
敷波「ま、まぁ……その……い、色々とあったからさ……」カァア
綾波「ふふ……でも、お姉ちゃんは嬉しいですよ。妹が好きな人と結ばれたんですからね~……応援しますよ、敷波ちゃん。頑張って下さいね」
敷波「……ありがと、綾波姉」
綾波「いえいえ~♪それにしても、甘い物はいいですよねぇ~」モムモム
敷波「うんっ」
綾波「敷波ちゃんのアイスも美味しそうですよね~少しくださいな」
敷波「ん、どうぞどうぞ」
――――――
ここまで
多分また不定期更新になると思われるんやで
ちなワイの嫁は金剛さんなんやで
敷波はまだ80なんやで
早く結婚しなきゃ
乙やで
綾波スキーやから出てきて嬉しかったわ
お風呂あがりの髪の毛ほどいてる女の子は普段と違う魅力がありますよね・・・・
待ってたでー
乙やでー
次も楽しみにしてるでー
メンテ1030からだとは
それはともかく敷波も提督も不器用で可愛い
綾波ちゃんは聖女だってここでも証明された
綾波も敷波も可愛いんだけど、姉妹が多すぎてSSではあんまりスポットライト当たらんのよね
待ってます
おぉ復活しとる
生存報告だけはしておくやで
楽しみにしてる
おお、復活してたか
落ちてる間に敷波の放置ボイスが追加されましたね
超待ってる
このSSのせいでやっと97までレベル上げた金剛が無駄になりそう
かなり遅くなってすまぬ……すまぬ……更新するやで
>>95
敷波ちゃんと結婚したワイ、あまりの可愛さに轟沈
>>96
待たせてしまって本当に申し訳ない
>>97
(敷波ちゃんも育てて)ええんやで?
それじゃ続き書いていくんやで
――――――
――――――執務室
加賀「……以上をもって、報告を終わります。現時刻ヒトヨンマルマル。一時間後には演習がありますので準備をお願いします」
提督「ん、了解」
加賀「……提督」
提督「はい?」
加賀「……個人のプライベートに干渉するつもりはありませんが、今朝のアレは流石に擁護しかねます」
提督「あーうん……あの事については猛省してるよ本当に……」
提督「………んん……?(いや、待て……何で今朝のこと知ってるんだ?あのこと知ってるのは書き置きを残した赤城さんぐらいだと……)」
提督「……もしかして、加賀さんも俺の部屋に来たの?」
加賀「……ええまぁ。今日の秘書担当は私でしたし……提督が定刻通りに来るか心配でしたので、勝手ながら入らせて頂きました。口煩く言うつもりはありませんが、ここにも風紀というのものはありますので」
提督「あぁ、うん……以後気をつけるよ。見苦しいとこ見せてすまんかった」
加賀「いえ、今後気をつけて貰えればそれで……ところで提督」
提督「ん、何?」
加賀「この時間はお腹が空きますね」
提督「あーうん、そうだな」
加賀「もうすぐ三時ですし」チラ
加賀「……間宮さんの所で甘い物でも」
提督「演習の時間が間に合わないのでダメです」
加賀「……」シュン
提督「……また今度な」
加賀「! ……えぇ、楽しみにしてます」
提督「あはは、現金だなぁ加賀さんは……んじゃま、ぼちぼち演習の準備でも見に行きますか」 ガタ
加賀「えぇ」
提督「ところで加賀さん」
加賀「はい?」
提督「ありがとね、このチョコ。机の上に置いたの加賀さんでしょ?」
加賀「……何時もお世話になってるお礼です。義理ですが」
提督「あはは……そこは強調するのね」
加賀「義理です」
提督「分かってるって……後で頂くよ」
加賀「……はい」ニコ
―――――
―――――
――――――工廠前
提督「……すれ違う度に艦娘からチョコを渡された」
提督(加賀さんと別れた後、演習の準備の確認兼ねて見回りしてただけなんだけどなぁ……まさかこんな貰うとは思わなんだ)
提督「しかし、昨年のバレンタインデーってこんな貰ったっけか……?」モグモグ
提督「うーむ……」
??「それはこの鎮守府に人が増えたんですから当たり前ですよ~」
提督「ん、おお、綾波か」
綾波「どうも~司令官」
綾波「お隣座っても?」
提督「ん、どうぞ」
綾波「ありがとうございます。ここも随分増えましたからね~人も艦娘も」
提督「あぁ、そっか……成る程ね……」
提督「……ところで綾波……何時ものいいか?」
綾波「どうぞ~」
提督「じゃ、遠慮なく」ムニュ
綾波「ん~」
提督「うーん……やっぱり綾波の頬っぺたは癖になる柔らかさだな」ムニュムニュ
綾波「ほうでふか~?」
提督「うむ、何というかもちもちで触りたくなる魔性を秘めてるんだよなー……あ、すまんな、ありがと」
綾波「いえいえ」
提督「しかも、いい肌触りだよな。もち肌でついつい触りたくなる」
綾波「えへへ~褒めてくれて嬉しいですけど、私よりも敷波ちゃんの方が触り心地いいですよ~」
提督「そうなのか」
綾波「えぇ、姉である綾波が言うのもあれですけど……綾波よりも、スベスベでプルンプルンですよ~」
提督「……今度触らせて貰うか」
――――――
提督「……それにしても……人も艦娘も増えた、かぁ」
綾波「大所帯になりましたしねぇ……司令官が着任したての頃が懐かしく思えます」
提督「あれから相当経ったもんなー」
綾波「そうですね~……あ、司令官」
提督「ん?」
綾波「どうぞ~チョコですよ」
提督「おぉ、ありがと」
綾波「ふふ、その感謝は敷波ちゃんにあげて下さいな~♪」
綾波「それに綾波のチョコは日頃からお世話になってる司令官へのお礼の証のようなものですし」
綾波「そのお礼の証に感謝するというのも変ですからね~」
提督「……そんなもんなのか?」
綾波「そんなものなんです~なので、その感謝は敷波ちゃんに渡してください」
提督「ん、あぁ……分かったよ」
綾波「……さてさて、綾波は渡す物を渡しましたし……これから行くところがあるので~御機嫌よう司令官」
提督「あ……おう。気をつけてな」
綾波「はぁい~♪」
タッタッタ
提督「……」
提督「……」モグモグ
提督「うーむ、美味い」
―――――
――――――執務室
提督「…………」カリカリ
コンコン
提督「開いてるぞ」カリカリ
ガチャ
敷波「……失礼しまーす」
提督「お、敷波か。演習は終わったのか?」
敷波「まぁ、ね」キョロキョロ
提督「……加賀さんなら今おやつ食べに行ってるよ」
敷波「あ……そうなんだ」
提督「……敷波は苦手か、加賀さんのこと」
敷波「……そういうわけじゃ……ないんだけどさ」
提督「はは……まぁ、加賀さんは基本ポーカーフェイスだからな。起伏が少ない方だし、感情が読み取りにくいのは仕方ないか。苦手と思う艦娘も少なくはないしな」
提督「でもまぁ、あの人はただ感情表現が苦手なだけだからな。本当は豊かな人なんだけど……って、敷波?」
敷波「……何?」
提督「(いつの間にやら不機嫌になってるし……)」
提督「…………もしかして、妬いてるのか?」
敷波「……別に、司令官はよく加賀さんのこと知ってるなーって……思っただけだし」
敷波「……それだけだし……」
提督「あはは……ヤキモチ、か」
敷波「…………ふんっ」
提督「……敷波、おいで」
敷波「……やだ」
提督「いいから、おいで」
敷波「……」
提督「なっ?」
敷波「……」
トッ……トッ……トッ……
敷波「……」
提督「よし……そんでもって、後ろ向いてくれるか?」
敷波「……これでいい?」
提督「あぁ、それじゃあ……」
ギュッ
提督「んー……敷波の大きさだと、腕の中にすっぽり収まるな」
敷波「ち、ちょっと……」
提督「一回やってみたかったんだよな、後ろから抱き締めるの」
敷波「……し、司令官……」
提督「んー?」
敷波「いや、その……なんていうか……」
提督「はっきり言ってくれないとわかんないぞ」ギュ
敷波「んっ……まだ……その、時間的に早いし……それに、あたし演習で動いたから潮臭いし汗臭いかもだし……離して、くれると……」
提督「いーやーだーよー」ギュウ
敷波「ち、ちょっ、し、司令官……耳に息がかかって擽ったいって……」
提督「あ~……敷波は可愛いなぁ」
敷波「っ……ほ、ほんと、やめてって……恥ずかしいし……」
提督「んー考えとく」ギュウウ
敷波「い、いや……考える云々の前に離してよ……」
提督「……そういや、何で執務室に来たんだ?何か用事でもあるとか?」
敷波「あ、あぁ、うん……そ、そのことなんだけど、さ」
敷波「……その前に離してくれる? 渡すものも渡せないし……」
提督「ん、んー……名残惜しいけど……仕方ないか」パッ
敷波「……ふぅ……あ、えっと、ね、司令官……」
敷波「ん……とね、何時もありがと……それと」
提督「おう」
敷波「……」ゴソゴソ
敷波「…………はい、チョコ」
提督「……ん、サンキュー大切に食べるよ」ギュー
敷波「ちょっ……も、もう……」
きてれぅー
提督「いや、口で表すよりかね? 行動に移した方が伝えやすいかなーってさ?」
敷波「い、いいんだけどさぁ……か、加賀さん戻ってくるかもしれないし……み、見つかったらどうすんのさ……」
提督「スキンシップって言えば大丈夫でしょ」
敷波「す、スキンシップって……」
提督「そうスキンシップよ、スキンシップ。大事な大事な人とのスキンシップ……ってな」ギュー
敷波「ち、ちょっ、も、もう本当に……ま、まぁ……い、いいけど……さ」
提督「じゃあ好きにさせてもらうか」ギュム
敷波「う、ぅ……な、なんか司令官、子供っぽいよ……」
提督「……少し疲れてるんだよ。暫く、こうさせて欲しい」
>>113
待たせてしまって本当にすまんな
敷波「……う、うん……っていうか、それならそうと言ってくれよ……そ、その、反応に困る事されてもさ……」
提督「すまんすまん、許してくれ」ナデナデ
敷波「……え、う、ん……んー……」
提督「……ん? どうした?」
敷波「その、あの……さ……き、キス……してくれたら……」
敷波「ゆ、許す……かも……」
提督「……き、キス? ……してもいいのか?」
敷波「あ、ぃ、いやっ! やっぱり……その前に……離してくれる、かな……」
提督「あ、お、おう……」パッ
敷波「ふぅ……じ、じゃあ……その、目……瞑ってくれる?」
提督「あ、う、うん……目……瞑ればいいんだな?……」
敷波「そ、そのまま目開けるなよ……じ、じゃあ、する、よ……」
提督「……」
敷波「……」ドキドキ
敷波「……い、いくよ……?」
敷波「…………っん」
提督「っ……」
敷波「……」
敷波「……はぁ……っ」ドキドキ
敷波「……も、もういいよ目開けても」
提督「………」パチ
提督「………や、柔らかかった」
敷波「ほ、惚けた様子で言うなって……は、恥ずかしいだろ」
提督「……うっし……敷波の口付け頂いた事だし、もう一仕事頑張れるわ。このチョコもあることだしな」
敷波「も、もうなに言ってんだか……あ、あたしもう行くからね。そ、それじゃあっ……」
提督「あ……敷波」
敷波「っな、何さ?」
提督「その……な、好きだぞ」
敷波「……」カァ
敷波「……そ、そっか」
敷波「えへ……そ、そうなんだ」
敷波「……あ」
提督「……あ?」
敷波「あたしも大好きですよーだ! べーっ!」
バタン
提督「……」
提督「……はは、あいつらしいなぁ……」
提督「大好き……か……そうか……」ゴソッ
提督「……(……まだ、これを渡すのは気が早い、か)」
――――――
駆け足な挙句季節外れなネタ、しかも同じような流れが続いてばっかりですまぬすまぬ……
もうすぐで終わりなんやで……でもまた不定期更新になるんやで……本当にすまぬ
金剛ちゃんごめんね敷波とケッコンします
更新来てた!
またしても萌えタヒぬことになろうとはね
ほ
しゅ
まだー?
超 待 機
待ってます
このSSまとめへのコメント
敷浪最高
早く更新して欲しいです。