たまこ「おばさーん、揚げたてコロッケくださーい」
文子「ああ、コロッケね……はいはい」
たまこ「どしたの? 元気ないね」
文子「実は今日でこのお店しめることになってね……」
たまこ「えっ……!?」
文子「最近売上がさっぱりで、これ以上は続けられなくなっちゃったのよ」
たまこ「ど、どうして? ここのお肉もコロッケもすっごく美味しいのに!」
文子「近くにイオンが出来たでしょ、みんなそっちに行っちゃって……」
たまこ「そんなー……」
京大生には朗報だな
またお前か
ジュネス大好き!
たまこ「そういえば近頃商店街にお客さんが少ない」
たまこ「シャッターが閉まったままのお店も増えてきてる」
たまこ「やっぱりみんなイオンのほうがいいのかな……」
たまこ「このままじゃ商店街から誰も居なくなっちゃうよ……」
鳥「娘よ、遅かったな」
たまこ「デラさん……」
鳥「どうした、何を泣いておる。世話してた捨て猫が保健所に処分されたのか」
たまこ「そんなんじゃないよ……ジャストミートが潰れたって言うから」
鳥「ほう、いつもコロッケを買うあの店か」
たまこ「イオンだよ……」
鳥「あん?」
たまこ「全部……イオンが悪いんだよ……」
おいでwwwさぁーみんなwww
もう誰もいない商店街
現実です…これが現実…!
たまこ「ただいまー」
福「おかえり、たまこ」
たまこ「あのね、ジャストミートがお店やめちゃうんだって……」
福「ああ、知ってるよ……また商店街が寂しくなるねえ」
豆大「ケッ、イオンができた途端すぐこれだ……」
たまこ「お父さん……」
豆大「今までずっと商店街で買い物してたのにみんなイオンに行きやがる。
こっちは地道に地元に貢献してきてやってたっていうのによお」
福「お客さんのことを悪く言っちゃいけないよ」
豆大「言いたくもならぁ、このままじゃうちの店だって……」
福「まあ……売り上げはがくっと落ちたね」
たまこ「ええ……」
豆大「それもこれも全部イオンのせいだ……」
福「なんでイオンがこんな場所にできてしまったのか……」
鳥「おい、さっきから言っているそのイオンとか言うのはなんなのだ?」
やめろ
たまこ「イオンっていうのは悪魔だよ」
鳥「あくまぁ?」
たまこ「吹けば飛ぶような個人商店しかない街に狙いを定めて
資本力に物を言わせた大規模な店舗を出店して
お客さんを根こそぎ奪っていくんだよ……」
鳥「なんと」
たまこ「地元で細々やってるお店は太刀打ちできずに潰れるのを待つだけ」
鳥「なあるほど、そのイオンとやらがこの近所にできてしまったと」
たまこ「そういうこと……
おかげでうさぎ山商店街はごらんの有様になっちゃったんだよ」
福「我々が抵抗できる相手じゃあないね」
鳥「ふうむ、しかし……それもまた時代の流れというものではないか?」
豆大「なんだとォ?」
鳥「そうであろう、古いものは新しいものによって駆逐される。商業とて例外ではあるまい?」
豆大「るっせえな、伝統っつうもんがあんだよ! 鳥風情が知ったような口利くな!」バシッ
鳥「ひぎぃ!」
吾平「おやおやぁ~? 暴力とは感心しないねェ豆大ちゃーん」
たまこまーけっとの肉屋のモデルになってる店は既に閉店してるぜ
あの商店街ってモデルあったのか
豆大「なんだよテメェ、何しにきやがった」
吾平「何しにきやがったとはご挨拶だな。
時代に取り残された哀れな餅屋がどうしてるかを見に来てやったのよ」
豆大「るっせえ! 二度とツラ見せんなっつったろ!」
吾平「ハッ、売れない餅屋の八つ当たりは醜いねえ」
豆大「んだとこら、やんのかぁ? お?」
たまこ「お、落ち着いてお父さん……」
吾平「お前も本当は分かってんだろ、その鳥の言うとおりだって。
イオンができたのもそれで商店街が潰れるのも時代の変化ってやつよ」
豆大「良い方向に変化していくとは限んねえだろが」
吾平「時代の変化についていけた者にとっては良い変化となる。俺みたいにな」
豆大「だからって商店街裏切ってイオンに出店するこたあねえだろうが!」
吾平「商店街にこだわって潰れるのを待つよりはずっといい。
事実、うちの店は商店街でやっていた時よりも儲けが増えたからな」
豆大「儲けられりゃなんでもいいのか。伝統を蔑ろにして、イオンなんかに媚び売ってよ!」
吾平「伝統で飯は食えないんだよ。イオン様様ってやつだ」
豆大「てんめぇ……!」
ジャコス好きな女の子の画像はよ
やめて・・・
たまこ「お父さん、抑えて抑えて……」
豆大「……とっとと帰れ。二度と来んじゃねえぞ」
吾平「ああ、もう来ねえよ。ただし最後にこれだけは言っておく」
豆大「んだよ」
吾平「この店はお前一人のためにあるもんじゃねえんだ。
お前にも養わなきゃいけない家族がいるだろうが」
豆大「…………」
吾平「このまま続けても稼ぎは落ちる、店は潰れる。
そうなったときお前の家族はどうなるんだって話だ」
豆大「…………」
吾平「早いとこ決断しろよ、家族のためにもな」
豆大「うるせえ、北白川家は一蓮托生。この餅屋とともにある。
伝統に泥塗るくれえなら、家族が飢えても店を続けてやる!
うちの家族は店に殉じる覚悟ができてんだよ!」
あんこ「え? やだよ……」
鳥「ふうむ、向かいの餅屋はイオンとやらの仲間になったのか。なるほど賢い選択だな」
たまこ「ただの裏切り者だよ、イオンは商店街の敵なんだよ?」
やめてって言ってるでしょ!
ジャコス行くの!?
つまりもち蔵は敵か……
学校
かんな「おはよ」
たまこ「やっはろー」
かんな「イオンモール、勢いすごいね……」
たまこ「うちの店もピンチだよ……
かんなちゃんの家は大工だからあんまり影響無さそうだね」
かんな「そんなことない。イオンに大工のお店あるから」
たまこ「え、そうなの!」
かんな「うちよりずっと格安で色々やってる……
お父さん仕事なくなって頭抱えてるよ」
たまこ「で、でもでもイオンの大工さんなんて資格取り立てのヘッポコばっかでしょ?
やっぱり一流職人さんの腕が求められるってことも……」
かんな「ないんだよ。今の時代、必要なのは速さと量」
たまこ「…………」
かんな「上手さなんていうのは後回しにされる要素だよ」
たまこ「そういうもんなのか……イオンって味気ないね……」
みどり「よーっす、またイオンの話?」
なんだこれ・・・豊橋の商店街かよ・・・
もうやめて・・・
>>6
ワロタ
イオンはホンマ強いで
かんな「うちの店もイオンに押されてて」
たまこ「ひどいよね、お金にモノ言わせてでっかい店構えてさ」
かんな「情緒とか風情とか、そういうのぶち壊し」
たまこ「はーあ、なんでみんなイオンなんかに行っちゃうんだろ」
みどり「そりゃー安いからでしょ」
たまこ「実際安いかもしれないけど、でも……」
みどり「それに品揃えも多いし、色んなお店があるし。いるだけで楽しいんだよね」
たまこ「うさぎ山商店街だって楽しいよ!」
かんな「みどちゃん、イオンの肩持つの?」
みどり「そーゆうわけじゃないけどさ。
でも事実、商店街がイオンに対抗できるとこなんかないっしょ?」
かんな「うぐ……」
たまこ「確かにそうかもだけど……」
みどり「物は高い。品数は少ない。店は暗くて入りづらい。
あと常連さん以外お断りな空気が蔓延してるよね」
たまこ「そんなことない……と思う……」
エヴリディ ヤングライフ ジュネス
そんなことない!
>>27
菜々子ぉ‼
みどり「それに比べてイオンはどうよ。
だだっ広い敷地に並んだ綺麗なお店を見て回るだけでちょっとしたレジャーだよ。
オープンな雰囲気、おしゃれな空間、さらにしっかり教育された店員の質の良さ。
そして大手資本だからこそ実現できる安さ」
かんな「ぐぬぬ」
みどり「あとは駐車場の存在がデカいね。ちょっと離れた場所のお客も呼び込めるし、
車に積み込めるからいっぱい買うこともできる。
商店街は駐車場どころか駐輪場もないから近場の常連さんしか来ない」
たまこ「うう……」
みどり「それに商店街の常連さんや取引先に甘えきった経営体質は酷いよ。
競争原理ってのがまるで働いてない。
地元との馴れ合い……いや、癒着で成り立ってると言ってもいいね」
たまこ「…………」
みどり「そんなんだからちょっとデカい店が来ただけでお客取られちゃうんだよ。
イオンは確かに脅威だよ、ライバルと呼ぶには大きすぎる存在かもしれない。
でもそれ以上に商店街の営業努力が」
たまこ「もうやめてよっ!!」
みどり「…………」
かんな「みどちゃんの裏切り者……」
みどり「別にそんなつもりじゃ」
31 : めがねレンチ(関西地方) :2010/02/10(水) 10:48:30.11 ID:OgSwFLzP
いかなごってのがこの土地の名産らしいと聞き
引っ越してきてすぐwktkしながら商店街の魚屋に買いに行った
店の外には「いかなご入荷!!」と紙がペタペタ張ってある
俺「いかなごください」
店主「無いよ」
俺「え・・・売り切れですか」
店主「無いよ」
そこに他の客が続々店入ってきて
おばちゃんA「いかなごある?」
店主「あー入ってるよー」
おばちゃんB「なんや兄ちゃんには売ったらんのか」
店主「こういうときだけ来られてもなあ、ふだん買い物してくれへん人に売るのは無いな」
俺、下向いて退店
マックスバリューで買って帰った
商店街が暖かいってのは大嘘
たまこ「確かにみどりちゃんの言うことも尤もだよ」
みどり「…………」
かんな「みどちゃんの反逆者……」
たまこ「でも私は大好きな商店街を失いたくない」
みどり「…………」
かんな「みどちゃんの売国奴……」
たまこ「みどりちゃんもそうじゃないの?
このままイオンの好き放題にさせておくとトキワ堂も潰れちゃうよ」
みどり「おじいちゃんは道楽でやってるから……」
かんな「みどちゃんの賊軍……」
たまこ「とにかく私は商店街を守りたい。もう誰のお店も潰れてほしくない!」
みどり「たまこ、私が言いたいのはね、そういうことじゃなくて……」
かんな「みどちゃんの変節漢……」
たまこ「かんなちゃん、行こう。商店街は私達二人で守ろう」
かんな「うん」
みどり「た、たまこ……」
もやめてよっ!
お前ジャイアンの八百屋がイオンに潰される奴も立てただろ
わざわざ車出してまで行くとか面倒くさいのにな、大型店と商店街は別物って理解しない消費者が増えた
>>34
八百屋はブタゴリラだろ!
京都は一見はんお断りが文化だから仕方ない
北白川家
豆大「あぁー、畜生! 酒もっと持って来い!」ドンッ
あんこ「お父さんまた昼間からお酒飲んで……」
鳥「おい、もう餅は作らんのか?」
豆大「じゃかぁしい! 誰も買わねぇのに作ってどうすんだ!」バシーン
鳥「ふわばっ!」
福「4代続いたこの店ももう潮時かね」
あんこ「そんな、お店やめちゃってどうするの?」
福「ずっと赤字赤字で借金まみれだからねえ……」
豆大「こうなりゃもう一家で首吊るしかねえってか」
あんこ「や、やだよお、あんこ死にたくないよお!」
豆大「うるせえ、ぴーぴー泣くんじゃねえ! イオンが全部わりいんだよ!」
あんこ「あーん、お母さーん! うあああああ!!」
豆大「おいたまこ、酒買ってこい!」
たまこ(イオンさえ……イオンさえ来なかったらこんなことには……)
>>34
デキるのびたがジャイアンのところに行くやつか
出木杉市長の
京都でも一見さんお断りなんて余程の高級料亭と偏屈な頑固オヤジぐらいじゃね
>>34
のび太がジャイアンを非情に取り立てるやつだな
ダイエーならこんなことには!
たまこ(イオンのせいで荒れてしまったお父さんの命令でお酒を買いに行きましたが)
たまこ(商店街の酒屋さんはイオンのせいで潰れていました)
たまこ(イオンのせいで閑散としてしまったうさぎ山商店街を)
たまこ(イオンのせいで空気が抜けやすくなった自転車で走り抜け)
たまこ(イオンモールまでお酒を買いに行くことにしました)
たまこ「ここがイオンモールかー、さすがに大きいね」
たまこ「人もいっぱいいるし……」
たまこ「確かにみどりちゃんが言ってたとおり居るだけで楽し……」
たまこ「って、ダメダメ! 私までイオンに洗脳されちゃったら」
たまこ「私は商店街を続けるよ!」
みどり「あれっ……たまこじゃん」
たまこ「み、みどりちゃん? 何してるのこんなとこで」
みどり「私は、あー……バイト」
たまこ「バイト!? みどりちゃんイオンでバイトしてたの?」
みどり「ごめんね、秘密にしてて」
ひどいよ!セブン&アイならこんなことには・・・
>>43
飛び交ってるご贔屓が視える
>>43
一枚目から漂う静岡臭
一昨日、近所のAコープが近くに出来たマックスバリュのおかげで潰れたんだ…
小さい頃よく行ってたから軽くショック
商店街の活性化についてレポート書いてる俺にはタイムリーなスレ
>>49
どこが活性化してるって言うんだ…
くらずしが道路1つまたいだところに出来て潰れた100円寿司はまじで哀れだったな
88円に値下げしてたがなすすべなく潰れた
たまこ「バイトなら商店街でも募集かけてたのに!」
みどり「いやー、こっちのほうが時給いいしシフトの融通きくし。
それに商店街のバイトって常連さんとのお喋りがだるいんだよね……」
たまこ「みどりちゃん……身も心もイオンに売り渡して……」
みどり「私だけじゃないよ」
たまこ「え?」
かんな「…………」
たまこ「か、かんなちゃん……どうして……」
かんな「ごめん……お父さん仕事なくて……私が働かないと……
一番稼げるのイオンだし……こうでもしないと私……」
たまこ「そんな……」
かんな「私わかった……商店街は結局、イオンに屈するしかないって……
イオンに逆らおうとしてもそれは無駄な抵抗なんだって」
みどり「たまこもここでバイトしよ、ね? たまこのおうちも危ないんでしょ?」
たまこ「う…………」
もち蔵「常磐と牧野の言うとおりだぞ、たまこ」
たまこ「もち蔵!」
<(^o^)> お兄ちゃーん!
( ) ジャコスいくの!?
||
\(^o^)> ジャコスいかないの!?
( )
||
( ) ざんねん…
┘┘
<(^o^)/ えっ!?やっぱりいくの!?
( ) やっぱりジャコスいくの!?
||
やったぁー!!ジャコスいけるんだ!!
(^o^)/三 (^o^)/三 (^o^)/三 (^o^)/三 (^o^)/三
/( ) 三 /( ) 三 /( ) 三 /( ) 三 /( ) 三
|| 三 || 三 || 三 || 三 || 三
三\(^o^) 三\(^o^) 三\(^o^) 三\(^o^) 三\(^o^)
三 ( )\ 三 ( )\ 三 ( )\ 三 ( )\ 三 ( )\
三 || 三 || 三 || 三 || 三 ||
もち蔵「商店街にこだわり続けても、みんなが不幸になるだけだ」
みどり「そうだよ、たまこの家族もみんなつらい思いするだけなんだよ」
もち蔵「俺の家はイオンに出店してから収入が増えた。
商店街にいた頃より、ずっと幸せな生活を送れてる」
たまこ「お金が増えれば幸せなの!?」
もち蔵「それだけじゃない、収入が増えたってことは仕事も増えたってこと。
つまり多くの人にうちの餅を食べてもらえるってことなんだよ」
たまこ「…………」
もち蔵「うちは幸せになる。お客を餅で幸せにすることもできる。全部イオンのおかげだ」
みどり「イオンのおかげで地元が活気づいたし、みんな楽しそうにしてる」
もち蔵「イオンに来い、たまこ。それでお前も救済される」
みどり「イオンに背くと不幸になるだけだよ」
もち蔵「全てはイオンとともにある!」
みどり「たまこはイオンの素晴らしさを知らないだけなんだよ!」
もち蔵「イオンだけが俺達を救ってくれるんだよ、たまこ!!!」
たまこ「い……いや――――っ!!」ダダダダダダッ
うむ
なんかメガテンとかペルソナっぽい
たまこ(もち蔵もみどりちゃんもなんだか怖かったです)
たまこ(イオンに染まってしまうとおかしくなってしまうのでしょうか)
たまこ(それともおかしいのは私なのでしょうか?)
たまこ(私は自分自身が分からなくなりそうでした)
たまこ(このままでは私もおかしくなってしまう)
たまこ(そうならないためにも)
たまこ(私がするべきことはただひとつ!)
バンッ
たまこ「お父さん、おじいちゃん!」
豆大「おいたまこ、酒はどうした酒はぁ」
たまこ「お酒なんてどうでもいいよ、今はもっと大事なことがある!」
福「大事なこと?」
たまこ「うさぎ山商店街は、イオンと戦う!!」
豆大「!」
たまこ「これからうさ湯で作戦会議だよ、お父さんも来てねッ!」
豆大「たまこ…………」
いい流れです
うさ湯
長治「えー、という訳で今日はたまこちゃんの提案により……」
たまこ「商店街復活のための作戦を練りたいと思います!」
文子「復活って言ったってねえ……」
かおる「もう開いてる店のほうが少ないわよ」
隆「ウチも閉めちゃったからなあ」
真理「イオンには対抗できないわよ」
忠直「うん……」
たまこ「で、でも諦めちゃダメだよ!
このままイオンにいいようにされていいんですか、商店街が失くなっても!」
信彦「でも実際便利だからなあ、イオン」
隆「確かにウチじゃあの安さも品揃えも無理だよ」
富雄「じ、実は僕ずっとイオンで買い物してるんだよね……」
文子「あら、私もよ。安くていいわよねー」
長治「ほしいものなんでも揃うしな、はは」
たまこ「ちょ、ちょっとみんな……!」
よくないよ!
そこで京アニに頼み込んでアニメ化ってわけか
スレタイの時点で心が痛い・・・
支援
真理「なあに、みんなイオン行ってたの?」
かおる「あら、なんだかイオン行く人は裏切り者みたいな雰囲気あったのに」
文子「そりゃ商店街じゃ高いからね」
隆「イオンじゃポイントも付くしね」
信彦「店員さんも美人だしの~」
富雄「イオンが出来てくれたおかげで便利になったよ~、あははは」
たまこ「み、みんな……」
邦夫「新しいものは常に生まれてくる。選択肢は増え続ける。
どちらが選ばれるか、どちらが切り捨てられるか……」
たまこ「…………」
邦夫「世界はそうやって成り立っているんだ、残酷だけれどね」
たまこ「…………」
邦夫「今回はみんながイオンを選んだ。それだけの話さ」
たまこ「イオンなんて……なくなっちゃえばいいのに……」
たまこ(その祈りが通じたのかどうかはわかりませんが
なんとイオンはこの後あっさり撤退してしまいました)
やるじゃん
なぜに?
鳥が働いたか
>>68
ネタバレやめろ
たまこ(イオンは私達の街をイナゴのように食いつぶしで利益を上げ)
たまこ(そしてこれ以上搾取できないと悟るやいなや去っていく)
たまこ(アフターケアなんてもちろんありません)
たまこ(後に残ったのは見るも無残なシャッター街)
たまこ(そして大勢の買い物難民)
たまこ(これが本当に正しい商売の仕方でしょうか?)
たまこ(私にはそうは思えないのです)
たまこ(だから今こそ私たちが)
たまこ(人の血の通った売り買いを皆様に提供しなければなりません)
たまこ「お父さん、イオンは居なくなったよ。帰っていったよ」
豆大「ヘッ……イオンに媚びへつらってた連中の泣き顔が目に浮かぶぜ」
福「明日から商売再開だな」
あんこ「お客さん、来てくれるかな?」
福「来てくれるさ。本当に大事なものが何なのか、みんなも思い出しただろう」
鳥「いいから早く餅を作るのだ主人よ」
まるだしスレかと
いいぞーもっとやれ
撤退すんのだけはマジで勘弁してくれないかな
もち蔵「たまこ……」
たまこ「もち蔵、どしたの?」
もち蔵「すまんたまこ、俺が間違ってた……
イオンが撤退したせいでウチは今ヤバイことになってる」
たまこ「もち蔵が悪いわけじゃないよ、悪いのは全部イオンだよ」
もち蔵「そう、だな……俺も、俺の両親も、ちょっとおかしくなってた……
イオンがもたらす儲けに心を奪われてた……」
たまこ「でももうイオンはいないから。元に戻って嬉しいよ、もち蔵」
鳥「フム、これで仲直りというわけだな」
もち蔵「なんか、こういうの恥ずいな」
たまこ「そうだ、商店街のみんなもお店再開するんだって。お手伝いに行こうよ!」
もち蔵「そうだな、俺達の商店街のために!」
たまこ「うさぎ山商店街、復活だー!」
鳥「うんうん、やはりこの商店街はこうでなくてはな」
商店街が復興して街が活気を取り戻したころ再びイオンがこの街にやってくるのはまた別のお話である
お わ り
よくやったおつかれ
なんで撤退したの?
おしまいです
たまこちゃんが初めて眼鏡からコンタクトに変えた時クラスの好きな男子から言われた
「あれっコンタクトにしたんだ」っていう何気ない一言がどうしようもなく嬉しくて
家に帰ってからも頭の中でその言葉が響いてて鏡の前でメガネを掛けたり外したりしちゃって
ちょっと怖かったけど勇気出してコンタクトにして良かった~ってニヤついてるところを
あんこちゃんに目撃されて気持ち悪がられて恥ずかしい思いをするたまこちゃんを妄想して抜いて寝ます
たった2回の放送でよくSS書けるほど内容把握できるな。
このSSまとめへのコメント
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