男「あぁ、俺、やっぱホモだ」(107)


これはびっくりする話やねんけど、

俺、中3

幼馴染みの男に


恋をしてしまった模様。

原因はよくわからん。

いつからかも知らん。

一つわかってるのは、アイツの顔見たらこう...キュンってすること


わかってるで、わかってる!自分でもキモいこと言うてるなーって感じしてる!

でもな、好きやねんもん...どーしようもないわ

男「なぁ、友」

友「んー?」

男「俺がもし...友のこと好きって言い出したらさ、どないする?」

友「どないするって...俺も好きやん」

男「そーよな、うん、ありがと」


友達としてやんけええええええええ!!!!!!

絶対、友達としてしか見とらんやろ?!なんやねんもう!!!

一瞬ドキッとしたわ!!!あほ!!!!

何だこの男かわいい

なんとかして俺の想いを友に伝えたい...
いや、それじゃ足らん。

俺の想いを伝えるだけやなくて、受け止めてほしい...

むしろ同じ想いあってほしい...!

良く考えたらさっきの「俺も好き」って、そういう意味なんか?!そうなんか?!

って、都合良く考え過ぎやんな...

今までこういう「きゅん」を気にせずおったけど

もうそろそろやばい。

好きのメーター振り切って爆発しそうやもん...あぁどうしよ...

俺ってもともとこういうキャラやないし
相談できるやつもおらんし

勉強できても恋には疎いねん、俺...

しかも、まさかの男やで?!

男を好きになってんやで?!

神様は意地悪や...俺がおんなになれたらええのに。

友「...わぁっ!!」

男「「っ、?!?!」」ビクッ

友「はは、びっくりしたー?」

男「...!...うん」

友「何考えとったん?」

男「や...べつに」

友「ふぅーん」



やっば、あかんこれ

やっっっっば!!!!!!!

めっちゃ心臓さん早なっとるで?!?

顔熱いけどもしかして俺、赤なっとる?!


友「顔赤いな、どしたん」

やっぱ赤いんかあああああああ!!!!!!

なんで俺こんなピュアに生まれてきたん?!

...あかん、落ち着け俺。

今俺がすべきことは...

え...

なにをすればいいんや...!!!?


友「あ、もういつもの曲がり角やし...早いなぁ。んじゃ!」

男「え、まじ?...」

まてまてまて!このまま帰っていいのか?
...だめやな!よし...ここはひとつ

うまいことひきとめて...

男「な、なぁ!このまま俺ん家けーへん?」

普通に言ってもーた!!わー恥ずかしなってきた...

友「あー、行く」ヘラ

男「おう!(よっしゃあ!!!)」



----------男宅----------

友「おじゃまします」

男姉「わー!!友ちゃん久しぶりやなー!!!」

男「姉ちゃんおったん!」

男姉「何をあからさまに嫌そうな顔して...」ムス

男「そーんなことないしー」

しえん

とりあえずパンツ燃やした


----------男・自室----------

友「オー!久々に来たなー」

男「テキトーに座っt...(友「ひゃっほー!!」ベッドダイブ

男「ちょっ...!」

友「やばい眠なってきた(笑)」

男「(笑)、とちゃうわ!降りろって」

友「お前のベッドふわふわやからええなーって思てんねんってー」

「俺のもふわふわやけどなー!」ケタケタ

男「何がそんな楽しいねん」クスクス

あーあーもう!!
俺の枕に顔うずめちゃってさーあー!

...あかんあかん、落ち着くねんって。
ここで俺が、ほんまは嫌やないのに「もーええから、とりあえずやめろって!」
とか言うたら...?

だめやろ?せやな!物分かり良い俺!



男「...まぁ、ええわ。なんやったらお菓子かなんか持ってこよか?」

友「んー、お菓子よりジュース」ゴロゴロ

男「はいはい」

--------------------

友「...」


ガチャ、

男「なー、ジュース炭酸かフツーのどっちがいいー?」

友「んー」

男「四ツ矢サイダーかカラピスー」

友「あえての混ぜる方向で」キリッ

男「まじか...はい、どーぞ」

友「はい、どーも」


コイツ、手めっちゃキレーやよな...
この手に、この腕に、この体に、抱きしめられたら、とか...

俺きもっちわる!!!変態か!?乙女か!?なんにしてもキモい!

友「!!おいしい!!!」

男「...まあ、カラピスサイダーみたいなもんやな」

友「ま、そやけど」ニヘ

----------

男「...」


どないしよ...
俺の想いを伝えるべき?伝えへんべき?

...[ベッドに横になる友の上に重なれば、男はおもむろに服を脱いだ]

却下!!

...[帰り際、夕焼けに染まる部屋の中。友の後ろから抱きついた男はおもむろに服を脱いだ]

なんで必ず服脱いでんの?!却下!!

.........
よし、決めた

深呼吸しろ。

息整えて。

言うことはきまったな?


よっしゃ、

いうで?


覚悟せぇな?





や、俺が覚悟すんねや

友「うっわ!もうこんな時間やー。俺帰るわな!」スクッ

男「え、ちょっ」ガタッ

今?!言う?!!言うか?!?言える?!いける?!?





男「っ.........」ギュ、

友、の

背中から

腕をぐるっと回して、



抱きついてしまった。



俺「え、えっと...えっとな...?」




「俺...」

男「友 のこと、 ずっと
ずっと? ...好きやってん」

友「...え?」

男「ごめんな?ごめんな??キモいよな...?」


抱きしめる腕に力がこもる。

自分を制御しきれない男は、勢いに任せて相手を押し倒した。

ここで、両想いパターンか片想いで一方的にパターンか迷ってるのですが

どうしようかな

個人的には片想いで頑張ってホモに引きずり込む感じがいいけど
>>1のお好きに

>>20
レスありがとうございます
私も、それがいいかなと思います!


では、長期戦ということで...

>>18の続き


ドサッ...


友「え?ちょっと...」

男「...嫌... ?」

友「っ...」グッ






「俺、男のこと好きやけどさ...恋愛対象としては...見れてない」

男「やっぱ、そうやんなぁ...そうやと思う...でも、大好き...」ウル

友「...」ギュ、

男「!」

友「...とりあえず、これで許してな?俺はフツーに女の子を好きになる健全な男子やし、これ以上は無理。」

男「...わかった」

友「よっ...と...ほな、帰るわな!」













「それと」





「俺、お前のこと嫌いになってなんかないからな!!」ニコ



ガチャ...





----------


人生初の告白が男子で

押し倒したにもかかわらず振られて

俺、もう、俺.....................



明日から気まずい...

ふられても大好き...

しかもさぁ!!!

最後、めっちゃ気ぃ使わせたよな?!?!

何ほんま大好き!!!!




俺、中3

この恋を諦めることができない模様

色々とコテコテで良いな
しかしなんで関西弁なん?

>>26

あっ、私が関西人なので
関西弁が書きやすいなーと思って(*゚-゚)

しつこい男は嫌われる?
押してダメなら引いてみろ?


そんなもんでええわけない

俺はアイツにどんどん惚れてく

しつこくいかな、諦めたと思われるやん


引く暇あるならそのぶん踏ん張って押したらええやん


友、近々俺の事かっこ

ひぃぃミスしました。
ごめんなさい。




しつこい男は嫌われる?
押してダメなら引いてみろ?


そんなもんでええわけない

俺はアイツにどんどん惚れてく

しつこくいかな、諦めたと思われるやん


引く暇あるならそのぶん踏ん張って押したらええやん


友、近々俺の事...大好きって言わせたるから



----------つぎの日----------


友「おはようー」

男「オハヨウゴザイマス」

友「何をそんな改まった言い方してんねん...ちょうカタコトやし」

男「イエ、ナンデーモアリマセン」


俺はアホかあああああああああ!!!

昨日決めたよな?!押すんやろ?

押すんやろ??!?!

ほんま、びびりな...


友「やー、今日も大変良いお寒いですね?...こんな日にはこんなのいかがですか?、はい!」

男「!...あったか」

友「最初なー、お前の嫌いなおしることかにしたろか思たけど...お前の好きなコンポタあったし、そっちにした!」エッヘン


男「はは、ありがと」ニコ


お前、俺の事ふっといて

こんな優しくすんねんな。






あー、友達やったら普通なんかな?

やっぱ俺とお前は、友達止まりなんかな...

ところどころ、語彙力のなさが目立つと思いますが

中3男子ならではの思考ということで、大目に見てやってください...

ミスも多々あるかと思いますが、もし私が気づいてなかったら
教えてくれたらとっても嬉しいです!


これからも、少しでも需要のある限り書かせてもらいます...!

おもしろい


ええ事したもらったのに、ネガティブな朝や...
いつもより風が冷たく感じる、午前8時、12分。


----------学校----------

モブ1「おはよう」

モブ2「おはよー!」


キーン...コーン...カーン...コーン...


男「うっわー!!!遅刻ギリッギリや...!!!」

友「危なかったわー、のんびり歩きすぎたし」ヘラ

「もうすぐ卒業やねんし、シャキッとしてかなあかんなー!!!」


卒業...

その言葉がやけに重たく俺にのしかかる。

友「高校受かるかなー?!」ヘラヘラ


俺はたいがい頭はいいほう

でも、アイツは俺より頭がいい。


目指す高校を聞いたところで、俺には行けそうもない高校。

このままやったら、もうアイツと会われへんくなる...

そう思うと、ぎゅうっと胸が締め付けられる感じがした。

ガラッ、

英語先生「うぉーい、起きとるかぁー?お前らぁー」

「はい、stand up please」

ガタガタ...

「good morning everybody」

「「「ぐっもーにん、みすたーえいごせんせー」」」

「How are you?」

「「「あいむふぁいん、せんきゅー!あんでゅー?」」」

「I'm fain thank you. please sit down.」

× fain 〇fine


英語の時間お決まりの挨拶。

元気やなくてもファイン言わされる。

全然元気ちゃうっちゅーねん。

男「...(はよ授業終われ)」


ここ、もう塾で完璧に予習済みやし。
余裕で解けますから、俺だけ寝させてや...


今の俺にとって

授業は苦痛でしかない。

前までは楽しくて仕方なかったけど

今は...




男「(友のことしか頭に浮かばん...)」

キーン..コーン...カーン...コーン...



ガタガタ ザワザワ



男「っつぁーー!!!疲れた...!!」パタ

小さく伸びだけして、机に突っ伏す。


このまま、休み時間を過ごそうと思ったのに
後ろから小さな手がトントン、と肩を叩く。

???「おーい」

男「...?」

顔を上げると、そこには女が立っていた。

女「ね、ねぇ...ちょっといい?」

男「なんやねん?」

女「いいから、ちょっと来て」



--------------------


男「...なんで技術室やねん」

女「や、さっき先生が鍵開けてたの見たから...」

嘘付け。

ここ、1階やぞ?
俺らん教室、3階な上に

技術のセンセ、今日は休みや

男「...で、なに?」

女「あ...っ、あのね?実は私...私......」




「男くんが...」


女「お、男くんが、友くんとすっごい仲良しだから...友くんに彼女とかいないか、教えて欲しくて...」


はい、でました

友と仲いい俺によってきて、友の情報聞こうとするやーつ。


男「...直接聞けばええんちゃう?」

女「そそそっ、そんなの!聞けるわけないから男くんに聞いてるの!!!」

男「...じゃあ、聞く理由は?」

女「...察してよ」

女は、耳を赤くし俯きがちでぼそりとそう言った

そう、友は根っからのモテ体質。

顔良しスタイルよし性格良し。

運動もできれば勉強もできるし、絵も上手い。

漫画から出てきたかのようなイケメン。

後輩も同級生もファンが多い。
なおかつ、クラスの人気者。

でも、ファンの子らは所詮顔どまりで
イケメンやからってアイドルみたいに崇めてるだけ。

近寄りがたいほどのイケメンやから告白すら夢のまた夢...


男「(でも...こいつはちょっと違いそうや)」


女「私にね、最近友くんが優しくしてくれて...」

男「(それ、みんなにやから...お前だけやと思うな)」

女「あとね、友くんから話しかけに来てくれたしね...?」

男「(友は一瞬興味持ったらすぐそれ見に行くねん、お前やからちゃう)」

女「最近席も近いし、奇跡かなって...!だから、告白するなら今な気がするの!」

男「......あ、そ。じゃあもうそれで結論づいてるんじゃないん?」

「そーやって告白する勇気あるんやったら、友に話しかけまくったらええと思うねんけど」

女「そっか...そうだよね...!!ありがと!!」

女「早速行ってくる!」タタタッ...


男「(...あれ)」



俺、嫌なこといっぱい思ったのに

なんかアドバイスみたいになったんかな?

いや、違う。
普通あーいう言い方されたら嫌になるはずや...女子はめんどいからな


でも、ありがとう?

それって、あいつにはもう相当の自信があって

誰かがあとひと押しすることで...告白に持っていけるもの...やったりしーへん?


俺は一気に青ざめた。

ライバルとなるやつの手助けをしてしまったんか...!!


俺も慌てて階段を駆け上がる。
教室についてみれば、案の定...

男「(女と...友...)」

女は、かなりフレンドリーやけど
案外シャイで

話せば結構積極的になるけど、仲良くないやつとそーやって話すとこは見たことない。

人間観察...?

それやと人聞き悪いかな?ま、洞察力が鋭いってことで。



女「それでねー、あたしは関西弁じゃなくて標準語使ってるの!」


友「...へぇ」ニコニコ

女「あっ、そうそう...今日一緒にマクド行かない?さっき話してた因数分解のとこ、教えて欲しいの!」

男「(っ...!!!頼む、断って...!!!)」


友「...はは」

友「マクドって、関西の言い方やろ?標準語なってへんでー?」クスクス

女「えっ?!あ、そ...そうだった!!マックって言わなきゃなのかー」

友「えーやん、もう関西弁で喋ろや?無駄に話しづらいやろー」

「女は、関西弁のがあってる気がするわー俺」

女「ほ、ほんま?!せやったら、やっぱ関西弁で話そかな...!」テレ

友「おう、そうしとき!」グッ

男「(うまいこと話題そらした...)」

ひとまずあんしんってとこやな...

でもさ、あんな笑顔でさ!!あーやって言われたらキュンってしてまうやろ?!

あかんて!!!




俺以外にその笑顔が向いてるとき

俺は目を縫って縫って縫って

閉じたくなる

----------放課後----------

男「友、帰ろー...あ、まって俺の班今日掃除当番やったわー...先帰って」ハァ

友「や、待っとくで!なんやったら手伝う」ニカ

男「まじ?ありがと...手伝わんでええけど待ってて!」

俺は妙に張り切って教室の机を後ろへ下げた

ほうきで床を掃き始めたころに

廊下にいる友の隣にピンクマフラーの誰かが見えた。


男「(...女か)」


女「と、友くん!あの...一緒に帰らへん?」

友「あー...男に聞いてみるわ」

友「男ー、女が一緒帰ろー言う天然けど、いい?」

男「いy...(や!!ここで嫌とかいうたら感じ悪いよな?!)」

友「え?」

男「え…ええでべつに」

友「おっけ」


----------

友「いいってー」

女「なんでわざわざ男くんに聞きに行ったん?」

友「俺あいつのこと待ってるから?」

女「えー、先に二人で歩いとこうよ、ゆっくりさ!」

×言う天然

〇言うてんねん

友「…や、待っとこ。俺、女の子と二人で話すことそんなないし」

女「(あ、あたしのこと、意識してるのかな…?!)そ、そっか」


--------------------


男「教室掃除だるいわー、やっと終わったで…」グッタリ

友「やから俺も手伝うって言ったやんけー」デコピン

男「いっって!!!」

女「わー、どんくらい痛いん?ちょっと私にもやって」キャ

男「や、かなり痛いからやめとけ(誰が触らせるか)」

友「大げさやわ」ケラケラ

女「...あっ!友くん髪の毛に...」スッ

友「ん?ん?なんかついてた?」

女「うん......わー、友くん髪柔らかいね」サワサワ

友「そー?」

男「(わーわーわー!!やめろやめろ触るな!!!)」


----------

女「...で...さ、このあとマクド行こ?」

友「あー...うん」

男「俺も行く」

女「!!((は?何邪魔するわけ?))」

男「...」ツーン

友「せやな、じゃー三人で行こか!」

女「う、うん」

--------------------


友「よし、行こ...」

ピンポーン

友「?」

ガチャ

男「よ!」

友「あー、わざわざ来てくれたん!ありがと!」

男「うん、ええよ」スリ、

友「ちょ、なんか距離近ない?」

男「えー?そうか?(こいつは俺のや。あいつには渡さんからな...)ま、行こや」ニッコー

友「うん...」

----------マクド----------

女「あ!友くん!...と、男くん」ゲンナリ

男「やぁ」ニヤニヤ

女「なんで一緒にきたん?」

友「こいつが俺ん家迎に来てくれたからさー」カバンドサ、

女「友くんの家ってどこなん?」

男「俺ん家の近く」

女「えっ、男の家すら知らな...」

男「えーから、勉強すんねやろ?ほらほら」

友「因数分解って、ここんとこわからんのやっけ?」

女「あ、うん!」

男「......」

友「ーーー?」女「ーーー!ーーー...」


...あかん.........つまらん

友が俺のこと見てくれへん...!!!って当たり前よな...

もともと、この女の勉強会ですものねー俺なんて邪魔ですよねー?


男「...友、俺なんか頼んでくるわ。何がいい?」

友「んー、俺今日家に親おらんから、晩飯ないんよなー...ビッグマック的なんセットで...あとチキンナゲット食う」

女「あっ!じゃあ私友くんにごは((男「「俺今日お前ん家行くわ!」」キラキラ

女「...」

男「俺、料理得意やって知ってるやろー?作りに行く」エッヘン

女「...ね、ね、男くん...男くんって友くんの彼女みたいやんね」

男「、!!?」ギックゥゥ

やばいやばいやばい!!俺がコイツ好きなんバレてる...っ?
いや、普通そんなこと考えへんはず...

女「なんか、友くんのこと大好きみたいやね」

男「......っ!!!!」

友「...そー!コイツ俺のこと大好きやからなー」ケラケラ

友「うん、俺も大好きやー!ちっこい頃から仲良くしてくれてありがとーな!」ハグッ

男&女「...!!」

友「ははー、なんか勝手に言っといてめっちゃ照れるな、これ」ケタケタ

男「普段そんなこと言ってくれへんもんな...!」

友達としてとはいえ、友達としてとはいえ!!
大好きって言われて抱きしめられたーー!!

俺、こんなことで喜んでます、なう。

女「...(やっぱ、男くんって...友くんのこと...????)」


----------帰り道----------

女「友くんのおかげで因数分解のとこ、わかったわー!ありがとね!これ、私のメアド...よかったら連絡して!」


--------------------


友「メアドもらっちった」

男「貸してー」

友「はいよ」

男「...」ビリビリビリ

友「おいおい...するとは思ったけど」ハハ、

男「だってー...俺、めっちゃ悔しい...」


女性は男性が恋愛対象で
男性も女性が恋愛対象で

まれに、そうじゃない時もあるけど

...俺のように。

でも、友はそのうち、女の子に恋して......


友「?!なんで泣いてん?!ちょ、とりあえず横断歩道で立ち止まらんと...」セナカポンポン

男「っ...ひっ...ぅ..................」グス、


できるだけ声を殺した。

騒がしい街中、車の行き交う中で

俺はただ一人、泣いていた。

信号は点滅

俺に「もう無理だぜ」って
ニヤニヤ ニヤニヤ

してる



車はクラクションで大演奏会


あー。俺、今横断歩道のど真ん中おるんや

すっげー恥ずかしいし、すっげー迷惑...


次々溢れる涙を友が服の袖でグイッと拭った。

そのまま、友は


涙を奪われた俺の目があく頃に



俺に、キスした。

そして、慌てて俺の手を引けば
横断歩道を渡りきった

--------------------



そこからはしばらく無言やった。

俺は何も言わんし

友も、何も言わん。

ただ、あのまま繋がれた手を

強く握ると、握り返されて


夢でも見てんのかとドキドキしてた。


----------友・宅----------

ガチャ

とりあえず...ここまでにします

またきます

健全なホモSSって珍しいな
そんなに抵抗なく読めてしまっている俺はもう駄目なのかもしれない

>>66

これもまた、ひとつの愛ですね

男性に読んでいただくのも嬉しいものですね(`・ω・´)今後の励みになります

友「ただいまー!!誰もおらんけどー!!!俺ん家~♪」ドタドタドタ

俺のために、わざとテンション高いふりしとんやろ?

バレバレやで


ほんまは、迷惑やったかな

無理させてるかな。

俺、友のこと

どこまで想えてるんやろ...?

そんなことを考えながら、脱いだ靴を綺麗に並べた

--------------------

男「...今日、親何時に帰ってくるんやった?」

友「あー...おとん今、海外出張やから帰ってこやんくて...おかんはええ年してお泊り会やと。」

男「何それ聞いてない!!!」

友「や...まぁ、教えるほどのこととちゃうよなー思って...」ヘラ

男「二人ともいつから?」

友「え?、あぁ...おとんは先週の金曜日から1ヶ月帰ってこやんくて、おかんは昨日から明々後日まで」

男「その間一人?」

友「あー、そゆことやな」

男「お、俺...泊まってってもいい?お母さん帰ってくるまで」

友「まぁ、ええけど」



今日含め3日...

俺は、大好きな人の家へ泊まることになってしまった。

あっ、もちろん今日は金曜日。
月曜は代休なので休み。


これ、なかなか神様に味方されてると思うんやけど、どうかな?


男「早速飯を作ろうと思う。さぁ、何が食べたい言ってみよ」フフン

友「おいしいやつ!!!」ズバンッ

男「なんて大胆な注文!!!!」

まぁここは、丼ものでも作っときゃええやろ。

男「おかあさま、」

「「冷蔵庫!!!拝借します!!!」」

三人家族にしては大きい冷蔵庫を開くと

料理人の家にお邪魔してるのかってほどの具材の山々。

男「め、めっちゃある...!!」ゴクリ

友「おかんがまとめて買ってきよってん。俺が好きなもん作れるようにって」

男「そんな金あるんやったら出前取らせろよおかあさま...」

ま、今となっちゃ好都合!

俺は、良質な野菜や肉をまじまじと見つめながら
時間帯的に何時間もかけちゃダメなことも配慮して

牛丼を作ることにした。

----------

--------------------

男「はい、できあがりー」

友「うわ!!美味しそう!!」

男「美味しいに決まってるわ! 」

友「男、お前には主婦の才能がある...」カタポン

男「ほな、友の嫁にもらってくれていいよ」ケタケタ

友「よし、もらおう。」キリッ



他愛もない会話だけど、

俺からしたら、心臓の潰れるような思いをしながら話してる感じ。

ほんまに、嫁になれたらどんだけ嬉しいか...

あ...そうや!

そういえば俺は、横断歩道で友に.........

男「...なぁ」

友「んぅ?」モグモグ

男「...なんで、俺にキスしたん」

友「...泣いてたから?」

男「疑問系で返すなや...」

友「んー...俺にも良くわからんねん...なんか、衝動的に?」テヘ

男「...ふぅーん」

----------

友「ごちそーさまでしたー!!!!」

男「ういっす!俺もごちそうさまでしたっ」

友「お前が作ったんやん」

男「あほぅ!牛さんやら玉ねぎさんに言うとんの!」

友「牛さんはともかく、玉ねぎさん(笑)」

男「あと、お米さんもや!!」

友「あははは、せやな!!」ケタケタ

----------友・自室----------

男「(わ、めっちゃ友の匂い...やば...)」

友「よっこらせ」

男「おっさんかよ......っと」ベッドダイブ

友「何やて?」バッサァ


友は、冗談風に笑って
俺の上に被さってきた。

笑い方でごまかしてるけど、

この目は、いつもとなんかちゃう


男「...あんとき俺にしてくれたの...あれ、俺のファーストキスやってんけど」

友「...俺もやし」

男「嘘つけ、いろんな女の子としとるやろ」

友「お前が一番俺の事知ってるやん。俺、彼女作ったことないで?」

「そら、好きな子くらい何人かできたこともあったけど...」

男「...な、今何言ったか聞こえた?」

友「え?嘘つけ...女の子ともしたやろー的な」

男「ちゃう、そのあと」

友「??なんか言ってた?」

男「心の中でやけどな、大好きって言った」

友「...じゃあ俺は今なんて言った?」

距離が縮まる。
顔には吐息がかかり、

それぞれ右の胸に相手の鼓動を感じる。


男「...なんて...言ったん」


友「大好きって言った」

その言葉とほぼ同時に友は俺を強く抱きしめた。

俺は、首のあたりにあたっている唇の柔らかい感触にゾクゾクするなにかがとめられなくて

友の頭をぎゅうっと抱え込んだ。

男「っは......それ、やば...ぁっ...」ゾクッ


パーカーのチャックが下がる。

中に着ていた薄いTシャツの上から

コイツの手がみだりに俺の体を触る。


男「な、な、俺...男やねんで…?…お前が告白...断った男...」

友「知ってる...でも俺、なんか...ドキドキして...とまらへん...」

俺が告白した翌日に

まさかこんな早くに

こんなことになるなんて

思春期、ということもあって
そういう行為には興味があった

しかし、二人とも男の子。

ここから何をどうするのか?

----------

友「な...俺......こっからどうしたらいいか...わからんのやけど...」

男「俺かてわからんわ...まさか、今日こんなことなるなんて、思てなかったし。」

「とりあえず、調べてみていい...?」

友にどいてもらい、机に置いてあったパソコンをたちあげた

----------

男「お、男同士のセ...セ...セ...」カタカタッ

友「セックス」

男「改めて口に出されたら恥ずかしいやろ?!そんな言葉!!」

友「...」ニヤニヤ

男「何をにやけとるん...う...」

検索結果にあった動画を開くと、ご丁寧に解説付きでやり方を実践してる筋肉質な男たちが映った。

友「えー、これ俺たちやんの?」

どうやら、男どうしやったら
女性器が無い代わりに肛門に...
アレを...入れるらしい

筋肉質な男の一人が解説しはじめた。

どうやら、「挿入」にいたるには
中を綺麗にしなくてはいけないという。
ま、当たり前のことやな

男「...な、なぁ...どっちがどっちに入れるん...」ヒソ

友「ジャンケンで...勝った方?てかなんで小声?」ヒソ

男「恥ずかしいから」ヒソヒソ

友「今更すぎるわ」

----------

「「」」

二人揃って唖然とした。


入れられる側の準備が

なんかこう...想像以上だった



男「お、俺...俺、これやめた方がええんちゃうかなって思う」

友「俺もちょっとそう思う」

クラスの「ふじょし」?が読んでた「BL」とやらの薄っぺらい本を

一度読まされたことがある。

そういうシーンが、服脱いでいきなり始まったもんやから

てっきりケツは案外綺麗なもんなのかと思ってた。
二次元限定なんやね

友「とりあえず、ジャンケン」

男「え?!...うん」

----------


「「ジャン...ケン...ポン!!!!」」

男「負けたああああああああああ」

俺は膝から崩れ落ちた

俺、友の風呂場借りてあんなことしやなあかんの...?!


友「さっき動画でやってたやつ.........は、ええから...素股で妥協するし」

男「わ、わかった...ありがとう?」

友「ん...とりあえず、服汚れても困るし脱ご」

服を脱ぎ下着一枚な俺ら

そのまま俺はベッドへ倒れ込んだ

友「っは...はじめてヤる相手お前とか」

男「俺もやし」ハハ、

男「て、てか...ちょいはずいから電気消そ?」

友「なんも見えんくなるやん」

男「そこのスタンドライトほのかにつけといてええから」

友「ほのかにって...」

友はスタンドライトをつけ、部屋の照明を落とした。

オレンジの優しい光だけが
俺らをじっと見つめてて...


少しでも明るいうちは
恥ずかしいな、こーいうの

そのままベッドで二人寝転ぶと

友の温かい体と冷たい手足が俺に当たる

友「下、それ...脱いで」

男「...」

するする下げていくと、右足だけ外し
左足に下着が残った状態になる

相手は一気に脱ぎ、ベッドの下へおいた。


男「(...っ...勃ってるし)」

俺のも、友のも。



直接見ては顔を赤らめた。


友「...んっ...」

ゆるゆると腰を動かす様はぎこちないけど、俺も合わせて動かしてみた。

俺の想いが届いたのだと思えば嬉しいことかもな...こーいうのも

中途半端ですが、忙しいのでとりあえずまた、ここまでにします

初々しくて良いね

段々物足りなくなってきたらしく、友は俺の口の前に

雄々しく勃つそれをもってきた。

すでに透明の液がとろとろと出ていて、スタンドライトの光でテラテラといやらしく光る。

知識だけはあった俺は、何を要求されてるのかすぐわかった。

男「...フェラ?」

友「...」コクコク

男「んっ...」ジュ、ポ

「ふ...んっ...んん...」グ、ジュプ

喉の奥まで、感じて

オレのこと、愛して



中学生は、大人の真似事をして成長していくもの。
俺たちも今、成長段階なんかな?


二人で、愛の意味を探せたらなんて

恥ずかしくて、言われへん


少しぼんやりする頭を必死に上げ下げ



なるべく歯が当たらんように気つけてるつもりやけど...

大丈夫やろか?

必死になってるうちに、口の中になにか粘液みたいなんが...

あ、これ

友の「せーえき」

赤ちゃん作るための、大事な精液を
俺の口に

くれて

男「んっ...」ゴクッ

友「口ん中に出してごめ...え?!飲んだ...?」

男「っ...」コクリ

しょっぱくて、まぁまぁ美味しくないイメージやったけど

案外甘くて、美味しいで?

友「まじか...」カァァ

口元に手を当て、恥ずかしそうにする友。

気持ちよかったんかな?

よかったからイッたんよな?

嬉し...

男「?!や、ちょっ」

友「ん...っは.........」チュクチュク

いきなり俺のそれを

俺が友にしたみたいに...やってきて

俺は、頭がふわふわしてきた。

男「や、や、まって...っ!先っぽだけ責めるの嫌ぁ...っ!!」ビクッ

友「んん...っむ.........」ツツツー

裏スジをペロペロ、犬のように舐める友。

なんでそんな妙に手馴れてんのか
気になった。

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男「ん...っ.......ぁあっ!....っう」ビクン

友「んっ....」クポッ

「イキそうなったら、言ってな?」グチュ、チュプン

男「~?!」ビクビクッ

急にっ....そんな早くしたら........

男「あっ、あっ....イぐ、ぅ....っ」ビクッ、ピクンッ

AV女優のように、演技して、やらしく喘ぐなんざ俺にはできひんから

この「イく」の一言は

苦しさと快楽と好きがおり混ざって出た思い

男「ひっ....ぁ、出てる....っ出てる....ぅ....」ピュ、ピュッ

友「んんん....」ジュル、チュ

男「俺、恥ずかしっ....ん....!....」

友「....な、男ってさ....」

男「....?」ハァッ....ハァッ....

友「緊張したり、なんかに失敗したりとかしたら、お喋りになるよな....今もめっちゃ、お喋りやったで」クスクス

男「っは........恥ずいから言うな」

友「....ふふふふふ」

男「きしょい、笑うな」ベシッ、

友「....今日は、お互いイったしここまででええよな?」

男「そ、やな」

友「風呂入ってくる」

男「俺も入る。」


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男「さっぱりしたわー!」

友「もうなんや、疲れとるし....寝よか!」

男「まだ10時やで!?」

友「たまにはええやん」

男「そのかわり、布団の中でお話やで 」

友「ええ....子供かっ」

男「子供じゃっ!」ベシッ、

友「さっきからどつきまくるなぁ」

男「そか?」

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男「あったか....」

友「ん....で」



「なんで一緒のとこ寝とんの?」

男「....寂しいから」

友「そんなん、俺なんのためにソファーで寝てんの?!狭いわ!」モゾモゾ

男「ええやん、先ほどお熱く抱き合った仲やん」スリ

友「突き落としたろかほんま」

男「それはやめて床冷たい」



ソファーで

狭い狭い言いながら寝てる俺らって


さっき裸で抱き合った俺らって


もう付き合ってんのよな?


良く考えたら、ふられたあとこんなんなって....


告られたわけでもないのに....

ふつー、何か言うよな?


え...??俺ら今、どういう関係....???

友「なぁ」

男「へっ?!」

友「俺らってさ....もう付き合ってるんかなぁ」

男「それ、俺もいおうと思ってた」

後ろから聞こえる声に反応して

俺は、ぐるりと寝返りをうち向き合った。

そのまま、付き合ってるよと言わんばかりに友を抱きしめた

友「....付き合ってんちゃう」


静かな部屋で、俺らのヒソヒソ話す声だけが聞こえる

男「内緒?」

友「内緒」

小声で、優しくそういった相手は、俺の額に口づけをした。

俺に早く寝ろと言ってるんだな、と思ったから

俺はそのまま目を閉じた。

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----------次の日の朝----------



....?どこやここ....


あ、そかそか。俺友の家おんのや....

さ....っむ!!!!!寒い寒い!!ソファーから落ちとるやん俺!!

そらまぁ、無理につめて寝とったからな....



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俺は、時計を見た。
まだ5時....
明るい日差しに照らされた部屋は温かい色をしていたが、まだ肌寒いから、再度寝ることにした


男「....(寝顔、かわい)」モゾモゾ

この寝顔見れんのも、家族か俺くらいなもんやと思ったら

テンション上がるな?やっぱ。

そんなことを考えながら目を閉じたら、案外すぐ二度寝できた。


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友「........」バサ、キョロキョロ

男「....」スー....スー....

友「....」スタスタ

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男「せやけど....せやけど....んっ、あ....」ハアハア

友「せやけどとちゃうわっ!!」ピシッ

男「っつぇい?!?!なんや?!??」ビックゥゥゥ


友「やらしい寝言やなー!変態!!!!」フンッ

男「え?!え?!なに????てかめっちゃええ匂い!!」

友「朝食作ってみた!ほら、さっさと顔洗ってこいっ!」セナカポンッ

男「ほーい....」


冷たい床を素足でぺたぺた歩く。

顔を洗って、しっかり目が覚めたあたりで気づいた。

俺はさっき、エロい夢を見てた!!!!あきらかに!!!

昨日のせいや....あんなことしたから....!!!

男「ん....っ」サワ、

やば....これは一人でなんとかすべきよな....


がっつり朝勃ちしてる愚かなる自分に慰めの手を?

男「ん............っ............」シュッ、シュッ、

あかん、とまらへん....っせめてトイレでも入っとけばよかったけど....友にバレるかも知らんって思ったら............

男「はっ.....はっ...........っぅあ....!!!?」ビクビクッ

友「一人でやってんなよ....俺おるのに」サワ、グリグリ

ニィ、と笑いながら後ろから手を伸ばし、

亀頭から何からくにくにと弄ぶ。

男「いっ....ぁ!っ....や、や、出そ....っ」フルフルッ

そういうと、汚せ汚せとでも言うように

大きくなったものを激しくしごき白い液を吐かせた。

床に飛び散り、独特なにおいが洗剤のようないい匂いと混ざる。

男「き、のう....っ....あんな事したから....!!」

友「だーいじょうぶやって!全国の中学生ほとんどこんなんやろ....知らんけど」

男「....」

友は男のペニスに残る白い液をチュウッ、と吸い取れば
ズボンをぐいっと引き上げた

友「顔は洗ったよな?手洗ったら、飯食べるでっ!」ニッコリ

男「ん....」

友は何も言わず、タオルで床をふいた。

あまりに綺麗なタオルだったから、男は自分の精液を拭かせていることを申し訳なく感じた。


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男「えー!!うまそう!!」

友「なめんなよ」ハッ

男「(まぁ、簡単なもんやけど....料理とかめんどくさがるような友がこれ作ったのはすごいかもな。)」

ほんのり甘いフレンチトーストに、サラダにスープ....後、なぜか爽健美茶。
あ、果物もある....

ええなぁ、こんな朝も。
俺いっつも、菓子パンやわ

支援

あげ

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