映画館にて・・
右京「あそこに上映中にもかかわらず携帯電話を開いている人がいますねえ。」
亀山「えッ!どこですか?・・・・あァ、あの人ですね。ちょっと右京さん!あれは伊丹です。」
右京「警察官とあろう者が、あのような犯罪を犯すとは・・許せませんねえ。」
亀山「右京さん!どうしますか?」
右京「殺しましょう。これは仕方のないことです。」
亀山「そうですね。そうするしかなさそうです。チキショ!」
たまきさんと来ないとか
片棒
『暗示で人が殺せるか』…ものの本で読んだことがあります。
暗示をかけることで人は死ぬだろうかという実験が、昔、行われたそうですよ。19世紀のオランダです。
3人の医師が被験者に…いえ、犠牲者と言うべきでしょうか、ある暗示をかけた。
医師たちは、人間がどれだけ血液を失うと死んでしまうのか議論をし、最終的に1/3失えば死ぬ、
という結論を被験者に聞かせました。そして、足の親指にメスを入れた。無論、それはフェイクです。
切ってなどいません。足の指に、激痛を与えただけ。しかし被験者は、本当に切られたと思い、
足の指から滴り落ちる血液の音に、恐れおののいた。単なる水滴の音も、被験者には、
体内から失われてゆく血液の滴りに聞こえました。やがて、医師は被験者に告げました。
『遂に、血液が1/3失われた』と。その後、被験者はどうなったと思いますか?
…医師の宣告が合図であったかのごとく、眠るように死んでいったそうです。
まさしく、犠牲者になりました。暗示による殺人が、成功したわけですよ。
亀山「捜査一課の伊丹~!さっき、上映中携帯開いていただろう!」
伊丹「えッ!俺は開いてなんかいねぇ。ふざけたことぬかすなよ。」
右京「おやおや、嘘は良くないですねえ。」
亀山「そうだぞ!痛くないように殺してやるから、正直に白状するんだ。」
伊丹「チキショ!あぁ携帯は開いたよ!これで満足か!」
亀山「すまんな伊丹。俺は警察官だ。お前を殺すしかない。」
バンバン!!
伊丹「ギャッ!」
亀山「・・・・・」
右京「・・・・・」プルプル
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