警部「いや、千くん。本当に申し訳ないが、署長とともに事件解決ってことで」
千「いや、ちょ、待て。あんな変人と呼ばれる奴とっすか?無理です」
警部「もう上からの決定事項だ」
千「上司だと思って調子乗りやがって・・・・」
警部「ま、これからは署長の部屋で一緒に頑張れ」
千「・・・・うぃーっす」
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俺の名前は舞鶴千。22歳で警部になり、24歳にしてあの署長と仕事することになりました。
千「なんて親に言えるか…?変人と仕事することになってしまったし…」
署長「誰が変人と」
千「あんただよ。はぁ~っ…ってうわあああああああ!!??」
署長「いやあーね。ここに来るシンジンがどんなやつか楽しみでね」
千「つーかあんたどこからどう見ても14くらいの中学生なんだけど…」
署長「うむ、れっきとした女子高校生だ」
千「あんたの言うこと全部オッサンぽく聞こえるんだが」
署長室・・・・・・・
千「結構整った設備だこと…」
署長「まあ、あくまでも私は署長だからな。冷暖房もしっかりつけている」
千「あんたアホか!いま冬だっつーのに何故に冷房だ……寒い!!」
署長「いつもこれが普通なんだが。まあ、慣れるだろう」
千(駄目だコイツ…どこかズレている感覚がする………)
署長「さあ、早速の事件だが。密室で起きた殺人事件だ」
千「やっとですか……ん?」
千「これ、外傷が全くないところを見ると、毒殺か何かですか?」
署長「いや、刺殺だと思うよ。これ」
千「……?」
署長「外傷が、実は一つだけ。脳の一部に小さい穴が一つ」
千「でも、脳に至るとは思えませんね。どうやって殺すんですか」
署長「まあ、私ならめっちゃ細い針で脳に穴を開けて殺したと思うけどちょっち違う気がしてたまらない」
千「もうヤダこいつ」
署長「あ、言い忘れたけどこれ実は終わってる」
千「終わった事件を今更チェックしてる暇ないんじゃないんですか?」
署長「だってぇ、こっちに来る依頼はぁ、一ヶ月に2回くらいだよぉ?」
千「死ね、ウゼェ」
署長「ま、そろそろ来ると思うけどぉ。暇だったわい」
千「本当にこいつ大丈夫なんだろうか………」
署長「もう届いてるけど」
千「だあああああああああ!あんた本当メンドくせえ!!性格直せやボケ!!」
署長「うっるせえ!!いいから私流の推理見とけや!!!!」
千「いきなり結末かよ!」
署長「今から現場行くに決まってんだろうがドアホ」
千「え、まだ行ってないのか」
署長「私は何日か経たないと現場行けねえんですよ」
千「妙に納得できるような」
千「あんた話聞いただけでだいたい飲み込めたのかよ」
署長「死因は心臓麻痺。死亡前に食べていたものはステーキ」
署長「しかし、それが原因でもない」
署長「多分自分の持っていた病気が発動しちゃったから力尽きた」
「薬を飲んだ」 「薬」 「心臓麻痺」
千「ここまででもう解ったのか?」
署長「いや、まだ。他殺はわかったけど」
千「うーーーーーー…あんた一体何者なんだ」
署長「薬は、市販。そして、それを扱っていたのは彼だけ」
署長「しかし、食事前に飲んだ薬は今までとは違うもの」
千「はあ」
署長「それが別のルートで手に入れられた薬だったら」
署長「心臓を蝕むものだったとしたら」
千「はあ」
署長「疲れた寝る」
千「ええ……」
一旦切ります
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