当麻「さっそくなんスけど~、杉下さんって超能力とか信じる人っスか?」
右京「超能力…ですか…私はそんな非科学的なモノは信じていません」
右京「…と、言いたいところですが…最近は妙な事件ばかりでしてねぇ…」
当麻「…」ボリボリ…
右京「それこそ…超能力というモノが実在するのではないかと思ってしまうような…」
当麻「正確に言えばSPECです」
右京「SPEC…なんですか?それは…」
当麻「SPECっていうのはですね…」
個人的に最も実現して欲しかった大好きな作品のコラボとは……。
これは、たかまるぅ~
当麻「…ってな感じです」
右京「…なるほど、人は普段から脳の10%しか使っておらず…」
右京「…残りの90%の部分を使うことによって発揮される特殊能力…ですか」
当麻「そっスよ」
右京「ふむ…」
当麻「ま、いきなりこんなこと言われても信じられませんよね」
右京「…はい。申し訳ありませんが」
当麻「ですよね。でも実在するんです…例えばこんな風に」
…フッ…
右京「…!?…消えた?」
当麻「後ろですよ。杉下さん」
右京「…!…いつの間に…!」クルリ…
当麻「これが私の…」
当麻「…SPECです」
右京「…!」
右京「一体どうやって…」
当麻「時間を止めたんです」
右京「時間を…止めた?」
当麻「正確には数万倍の早さで動いたんです…つまり相対性理論ってヤツですね」
右京「…それが…貴女の能力なのですか?」
当麻「いんや。これは私の弟のSPECです」
右京「…は?」
当麻「借りたんです。私の力で」
右京「では、貴女の能力とは一体?」
当麻「私のSPECは…」
…タッタッタッタ!…
甲斐「大変です!杉下さん!また新たな被害者が…!」
相棒は亀山の頃が一番よかったと思います。
右京「また…ですか」
甲斐「えぇ。…ところで、この人は?」
右京「こちらは本日付けで特命係に配属となった当麻さんです」
甲斐「そうだったんですか。俺は甲斐亨といいます」
当麻「…食いなっせ」ずぃ…
甲斐「え?」
当麻「餃子、食いなっせ」もっさもっさ…
甲斐「いや、朝から餃子はさすがに…ってクッサ!」うぷ…
しかし当麻が特命に配属になったら、未詳とか瀬文とか係長とか吉川等は何してるんだろ。
右京 対 サトリちゃんとか超見てみたいんですけど!!
SPEC無しでの当麻の推理力と右京さんの推理力、どっちが上かってのも見物だな
この鬼才(当麻)と天才(右京)にタッグ組まれたら頭脳戦で勝てるヤツおらんやん!
当麻「遠慮せんと、たぁんと食いなっせ☆」
甲斐「か、勘弁してください!」タジ…
右京「カイトくん…今回もやはり被害者の身元は…」
甲斐「えぇ。また身元は不明です…
これで三人目ですね」
右京「ふむ…」
当麻「…三人とも身元不明なんスか?…どんな状況だったんです?」
甲斐「はい。三人とも焼死体で発見されていて、どの方も遺体の損傷があまりにも激しくて…」
当麻「遺留品とかは?それに焼死なら自殺の線とかも考えられるんじゃないッスかねぇ?」
右京「それが不思議なことに身元を特定出来るものは…例えば免許証やカード類は見つかりませんでねぇ…」
甲斐「…見つからないのはそれだけじゃありません。どの遺体も首から上がないんです…」
当麻「なるへそ…それじゃ確かに自殺じゃなくて他殺…それも連続殺人の可能性が高い…か」
当麻「執拗なまでに、被害者の身元を隠そうとしてるとこが気になりますね」
右京「はい。ですが、気になるのはそれだけではないんです」
当麻「ほぇ~…他にも何かあるんですか?」
右京「実はですね…」
???「…どの遺体も激しく炎上したのは間違いないんですが、ガソリンや灯油など、可燃物をかけられた痕跡が、一切ないんですな」ぬぅ…
当麻「メガネ!?」ビクッ!
米沢「申し遅れました。私は鑑識課の米沢と申します」
当麻「お…おぅ」ドキドキ…
右京「そんなに警戒しなくても大丈夫ですよ。彼は見た目ほど怪しい人物ではありませんから」
米沢「ヒドイ言われようですな」
甲斐「ははっ…」
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