妹「勉強だってできないし、運動だっててんで駄目だし！！」

兄「どうしたんだよ、急に」

妹「服のセンスだって、まったく無いし、友達も全然居た事ないでしょ？」

兄「まぁ、そうだけど……」

妹「こんなんじゃ、彼女は愚か、結婚なんてずっとできないでしょ？」

兄「……なぁ、登校中にそういう暗い話するのやめて貰えないか？」

妹「だったら、この慈愛に満ちた私がお兄ちゃんを一生…」

女「遅れてごめーんっ！！」

妹「えっ？」

兄「…っ、いっ、いやっ。ぜ、全然、大丈夫、だからっ」

女「もうっ、そんな固くなんなくて良いって！リラックス、リラックスー！」

兄「うっ、うんっ……」

兄「……悪い、妹。今日からこの人と登校する事になったから……じゃあ、また家でな」

妹「う、うんっ……」

妹（お兄ちゃんには私だけ居ればいいのに……あの女、
　　　許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない）