【テスト版】荒野を渡る鳥になりたい【安価とか】 (181)
キャラクターをメイキングします
・性別
↓
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386318086
男
性別:男
特殊設定ポイントを集計します
↓のコンマ1と10を合計した数字
あ
特殊設定ポイント:10
どれか一つ選んでください
・出自
・経歴
・所有
↓
出自
ポイントを消費して以下の設定が取得できます
・造られた生命(10)
・先天的因子適合者(8)
・王家の血筋(7)
・良家の出自(4)
・秘術の里の民(6)
↓選択、または他のジャンルから選ぶ(経歴・所有)
秘術
とりあえず、経歴と所有が見た後、再選択はOKです?
だめなら安価下
>>9
テスト版なのであまり悩まずに決めてもらいたいと思いこの様に
【秘術の里の民を取得】
残りポイント:4
以下から選択できます
出自
・良家の出自(4)
経歴
・鋼の信念(3)
所有
・相棒(3~)
・技術(1~)
・知識(1~)
↓ポイント可変スキルの場合は消費量を明示
技術
「技術」のポイント量は?
・高いほど「有用で意外」な技術を持っている事になる
↓
それま
ど
ポイントは指定では?
ということで2
・残特殊設定ポイントの消費量です
・つまり1~4
・1だと凄くどうでもいい能力、4なら役に立つ事がないとも言えない能力です
↓
3
>>15を採用:技術(2)
残りポイント:2
自動的に2ポイント分の「知識」または「技術」を取得します
↓知識か技術か
技
性別:男
「秘術の里の民」
「技術(2)」
「技術(2)」
↓年齢自由入力(人間の範囲内で)
17
20
性別:男
年齢:17歳
「秘術の里の民」 であり
「技術(2)」 「技術(2)」 を持っている
年齢・出自から以下のクラスを選択できます
・非戦闘クラス
マイグラントウィンド(渡り鳥)
フラッシュガジェッティア(閃きと手先の人)
・後衛系クラス
クレストソーサラー(紋章魔法使い)
フォーミュラユーザー(術式使い)
ゾアプリースト(守護獣信仰者)
・前衛系クラス
ブレードスナッパー(速さと技の剣士)
バウンティチェイサー(咎追い、禍祓い)
後衛系クラス
ゾアプリースト
上記の中からクラスを選択します
↓1~3で二桁コンマが小さいもの
ゾアプリースト
渡り鳥
ゾアプリースト
クラス:ゾアプリースト
「ガーディアンロア」のチカラ
「精神安定」の能力
「守護獣」の知識
を自動的に習得します
世界荒野度判定
1ほど荒野、0ほど自然
↓
あ
2:見渡す限りの荒野
あなたの好きな守護獣(ガーディアン)を決定します。
水や火などガーディアンの司るものの名前を記入してください
↓1~3が候補
風
重力
聖
あなたの好きな守護獣は……
・風
・重力
・聖
↓
驥榊鴨
ごめん、安価下で
風
好きな守護獣:風
狼の姿をしているとかいないとか
主人公の名前
↓
スカイ
あなたが生まれ育ったこの里は、世間一般から隔絶された場所である。
見慣れた光景以外にあるのは、時折訪れる旅商人くらいのものだ。
だが、それを気にしている村人はいない。誰もが古くからの伝統に従い、この場所に骨を埋める気でいる。
そんな伝統を、変わらないものを、あなたは……
・大切に守って行くべきものだと思っている
・カビの生えた時代遅れの習慣だと思っている
・どうこう思いはしないが自分には関係ないと思っている
↓
大切に守りたい
大切に守りたいものだと思っている。
世界は荒廃し、荒野化が進みつつある今のこの世界で、この里が遺して行くべきもの。
それは最後の時まで自然と共にあるという姿勢、その精神である。
守護獣の伝承もその一つだ。今では誰もが忘れてしまった大切な事。
それを人々に広めていくことは出来ないかもしれないが、せめて忘れないように。
そう信じて自分達は静かに暮らしている。
平穏な生活がいつまでも続く。これまでから、これからもずっと。
そうしていつしか自然が滅び、人心は荒み、この星が死に絶える時が来る。
それを止める手立ても、止めようとする意志も、もう誰も持っていないものだった。
そんな中、まず物語は決意と共に始まるのだ。
里から少し離れた場所に残る、太古の神殿。
信仰が廃れ里の者ですら滅多に訪れる事はないその場所は、【堕ちた聖域】と呼ばれていた。
守護獣の姿を模った大石板が遺されており、そこには自分の好きな風の守護獣の姿もある。
若くしてしっかり者の自分以外に、ここに来る者は少ない。だから気がついたのだ。
誰かが、この場所に立ち入ったのだと。
タバコ
入り口に残されていたのは煙草だ。
里では香を焚くことこそあれ、こんなものを使う人はまずいない。
余所から人が侵入したというのか?何のために?……決まっている、宝探しだ。
外の世界に蔓延る「渡り鳥」なる人種は、金の為に各地を回り好き放題するものだと聞いた。
その代表的な活動が、遺跡荒らしであるとも。
足跡を追えば、それは行き止まりに続いていた。閉じていた扉が開かれているのだ。
強引な手を使ったとみえるその惨状に、あなたは……
・盗人には容赦のない制裁を与えねばならない
・開かれている扉に興味を隠せない
・里にこの事を伝えなければならない
↓
扉に興味が隠せない
今まで思い付く限りの手を尽くしてきたはずの扉が、こうも容易く開かれている事に興味を感じた。
見聞する限りでは、爆発性の衝撃を加えたように見える。
魔法道具の類であろうか?外にまだ魔法が残っていたのだろうか?
そしてその興味は、扉の奥へも注がれることとなる。聖域の奥深くには何が眠っているのか。
侵入者がいるという異常事態への驚きを抑え、自分の興味ゆえにその奥へと向かって足を進めた。
静謐な空気、神聖な空間。堕ちたと言われながらまだこれ程の聖性を残していたのだと感心する。
奥へ奥へと進めば進むほどに、古い時代の冷たく澄んだ空気が濃くなっているような錯覚を覚える。
暗闇に灯された光は、守護獣の力の賜物だろうか?
連綿と壁画の続く光景を横目に、足元に気を付けながら階段を下って行く。
開けた場所が見えてきたと思うと、その中央。祭壇の上には光り輝く杖を手にする人影が。
「本当にあったとは、こんな僻地くんだりまで足を運んだ甲斐があったってもんだ」
旅人然としたハット、ブーツ、その腰には怪しげな鉄の小物が提げられている。
祭壇から手にしたと思われる杖は超自然の光を放ち、この広間を明るく照らす。
アークセプター
「“支える者の光杖”、こんなオモチャで20万ギャラも貰えるんだ。こんなにボロい仕事はないぜッ!」
ハッと我に返る。相手は盗人だ。このまま見過ごすわけにはいかない!あなたは……
・猛然と飛び掛かる
・辺りの闇に隠れ、待ち伏せで不意を打つ
・急いで引き返し、里に知らせる
↓
里に行く
猛然と飛び掛かる
~中断~
~続きはまたその内~
荒野と口笛な雰囲気、実に期待できそう
期待
この盗人は間違いなくトニー
(´3`)~♪
(銃声)
(ここからOPインストVer.)
どうにかアレを捕まえられないかと、そう考えかけて思い直した。
自分は然程腕っ節に自信がある訳ではないし、平和な集落で荒事慣れしているはずもない。
ならば自分に出来る対処は、この珍事を里の皆に知らせる事だけだ。後の事は後で考えよう。
貴方は音を立てないように静かにその場を離れる。
暴かれた仕掛けを再度踏み越え、見覚えのある空が視界に広がる。
古く閉ざされた空気も味があるが、やはり風はいい。
自由に流れていく感覚、どこか遠い荒野の砂の味を柔らかに伝える旅人は昔から貴方の友達だ。
西から流れる風に身を任せ、しばし佇む。
その後、あなたは里の方角へ向けて急ぎ駆け出して行った。
数分後、同じ場所にあの人物が立つ。光止まぬ聖杖を手にして。
「何事か!」
貴方の只ならぬ様子を見た人々が集まる。その中心は里の長だ。
訝しむ様な表情で話を聞いていた大人や老人達だったが、あなたの説明が進むにつれて凍りついていく。
驚愕、悲嘆、憤怒。多種多様であるものの、誰もその感情を隠しきれない。
動揺が広がる中、里長はいち早く全員に指示を伝える。
サンクチュアリ
「こうしてはいられぬ、急ぎ堕ちた聖域に向かうのじゃ!杖を守るのじゃ!」
果たして全員が堕ちた聖域に辿り着いた時、そこには貴方が見たあの男がいた。
アークセプター
その手に握られているのは“支える者の光杖”と呼ばれていた宝物だ。
「何だ、総出でお迎えか?こっちは気を遣わせない様にこっそりお暇しようと思ったんだが」
「貴様、一体何者だ!その杖が何かを判ってその様な狼藉を働いているのか!」
里長が声を荒げる。その他大人達も皆荒々しく睨みを効かせている。
日頃穏やかな表情しか見た事がない彼らのその様、貴方は不謹慎ながら少し意外に思った。
オモチャ
「これが何か?このピカピカ眩しい骨董品の杖が何かって?」
男は尚も嘲る笑みを浮かべ、大仰な仕草で杖を指す。
「決まってるだろ、俺の飯の種だよッ!」
「うぐッ!」
その場にいた全員が一斉に振り返ると、最後列に居た村一番の細工師サイモンさんが腹を押さえてうずくまっている。
何か様子がおかしい。慌てて近くに居た数人が駆け寄ると、その腹部には出血痕が見える。
一体どうやって?男は腕を伸ばし、腰に提げていた怪しげな金属小物を構えている。
「皆様でわざわざ来てくれたのは有難いんだけどよ、こちとら後がつかえてるんでね。通してもらうぜ」
あの道具は何なんだ?魔術兵装の類なのか?
いきなり聖域だと、3rdっぽいな。
安価なら下
悠々と去って行った男の背を見つめる。自分の知らない外の世界の人物。
まるで分からない道具、技術、思考。そこには若干の興味があり、そして不可解な感情があった。
「杖を、渡しては……俺の事はいい、杖を……」
身を抱えられたまま、サイモンさんが呻く。あの杖はそうまでして守らなければならないのか?
自分の知らない事はあまりにも多過ぎる。だからあなたは気付かれないように、そっと男の後を追った。
里と外の世界を結ぶ、たった一つだけのトンネル。男はそこを通って行ったはずだ。
だから自分もここを通らなければならない。知らない世界へ旅に出なければならない。
いつもは見張りが立っているのだが、この状況ではそれどころではないはずだ。
……これは?
プレート
貴方が目にしたのは、いくつかの小さな石板だった。
何の変哲もないものだが、何故だか目が離せない。
無造作に置かれていたそれらを手に取り、荷物に収める。
何も描かれていない三枚、疾風を現す狼の石板、そして……
・禍々しき狼の石板
・暖かく笑む女神の石板
・西風を纏う竜の石板
・光り輝く剣士の石板
↓
暖かく微笑む女神
暖かく笑む女神の描かれた石板だ。手にしていると何故か、じんわりと暖かい気がする。
こういう石板の話を昔聞いた覚えがあるのだが……今はそんな時ではない。
かの男を追いかけねばならない。追いついてどうするのかは……また後で決めればいい。
風は一処に留まっては腐るのみ、今はただ駆け抜けるのみ。心の赴くまま走り抜けるのもまた一興。
トンネルを駆け足で進むと、思ったよりすぐに男が見えた。
しゃがんで何かをしていたのだろうが、それが何かは今の貴方には分からない。
「何だ?餓鬼が一人でお使いか?遊ぶんなら余所行ってやんな」
心底どうでもいいと言いたげにあしらう男だが、こちらも何の考えもなしに来た訳ではないのだ。退く訳にはいかない。
「そうか……怪我したいのか?身体は大切にしなって親に教わらなかったか?」
何と言われようが構わない!あなたは……あなたは……何のためにここまで来たんだ?
・何としてでも杖を取り返す!と高らかに宣言する
・外を見る為に男に同行させてほしいと頼みこむ
・分からないことがあったので質問したいと懇願する
↓
・外を見る為に男に同行させてほしいと頼みこむ
…………しばしの静寂。あっけにとられる男と、頭を下げた貴方。
「な、何かと思えばそんな馬鹿みたいな話をしに来たのか」
慌てているのが分かる。こういう時はもうひと押しするに限る。
「だーッ!そういうのやめろ!人が混乱してるところにどうしてこう次から次へと悩みの種を……」
仕方ない。こういう機会でなければ知り得なかったのだ、まだまだ知らない事があるという事そのものを。
「大体、あの里の人間のくせに杖はどうでもいいってのか?」
全くどうでもいいというわけではないが、今はそれよりも大事な事があると思う。
「まあ、いいか。正直小僧っ子一人付いてきた処で……面倒臭いだけだッ!」
言うが早いか、男は見事なターンを決めて走り去って行く!逃がさない!
ビタン!痛烈な音を立てて土の上に転倒する。
追いかけて走ろうとした貴方の足に何かが引っ掛かった。悪態を吐きながら見やるとそこには、
強力非核障害除去装置
mightY Non Nuclear Obstruct Trasher
と刻印された箱が僅かに時を刻む音を立てながら鎮座していた。
T.O.N.N.Y
「聖域の門を開いたのはそいつだ!これで一つは答えてやったぜ、残りを聞きたきゃ追ってきな!」
遠くから男の声が聞こえた。成程、この装置であの開かなかった扉を吹き飛ばしたのだ。つまり……
そうきたか……
膝に手を突き、荒くなった息を整える。
こうまで全力で走ったのは、生まれて初めてだろう。
後ろを振り返れば、爆発の衝撃で完全に塞がってしまったトンネル。一歩遅れれば生き埋めだ。
メラメラと怒りの感情が、そして意地が湧き上がってくる。何としてでもあの男に追いつき、借りを返させてやる。
しかし初めて里から出た貴方が見たのは、今目の前に広がっているその光景は、
デューン
赤茶色の荒野、枯れかけた木々、そして遠目に見える砂の海。
こうしている間にも男は遠くへ逃げ去っているのだろうと思いながらも、あなたはそこから目を離せなかった。
~続きはまたその内~
~トニーが生物じゃないといけないなんて誰が決めたんだ~
~でも流石にちょっと強引だったかなと反省はしている~
乙
名前は決めないのかな
赤い服を着ているホブゴブの中でも、それはそれは赤い服を着ている者がいた。
彼は寒い季節になると寒村や農場を襲い、蓄えた肉を奪って回るのだ。
そんな彼だが、実は肉と言ってもロースに目がない敬虔なロース信者であった。
彼はいつもこう問いかけるのだ、「服従か、死か、ロースか」と。
ウソかマコトか、この話を面白おかしく万人ウケするように改変したのが三択ロースだと言う。
もっとも今は人里離れた場所で農場を営んでいるので、もうサンタクロースは現れなくなったのだが。
――――旅先で会ったとある少女の話。
誰かいたらチマチマと
誰もいないならどうでもいいことを
いるよ
村の名前とか、オリジナルの名前とかを安価で募集するかどうかを悩んでおります
自分で書くとセンス不足とかなんか違うとかありそうなので
だから最初の街の名前を募集します
・レスに街の名前を書いてね
・2ndみたいな二つ名付きの命名にしてもいいよ
・思い付かないなら「おまかせ」って書いとくと仕方ないから自分で考えるよ
↓2
おまかせ
大雪の村
ネイジービレッジ
>>77
アーメンガードかww
バスカー コロニー
秘術の民の里を出た事のない自分にとっては、あの男の足跡だけが道標だ。
どっちが右で左かは分かっても、どっちが西で東かも危ういところである。
まずは遠目に砂海を望みつつ、里を囲んでいた山脈沿いに歩いていく事にする。
乾いた地面を踏み締める度、小さく削れた砂が舞う。何故か珍しくて心が躍る。
しばらく歩くと、足元に石の踏み応え。平らに整備されたそれから砂を払ってみれば、なるほど道の後だと分かる。
道があるなら人もいるのだろうかと辺りを見回して、木の側に残るほとんど朽ち果てた看板を発見。
読むところには、「大雪の村まではまもなく!」との事。旅に疲れた身ならばどれほど喜ばしいか。
集落から一番近いだろうこの村なら、あの男が立ち寄っている可能性は高い。
それに正直、まずは外の人や暮らしに触れてみたかったのだ。面白い本や話しもあるだろう。
あなたは「雪」という言葉の意味を頭を抱えて思い出しながら、軽めの足取りを村へと向けた。
~大雪の村 ネイジービレッジ~
あなたが外に出て初めて見た村。周囲を大きく盛り土で囲まれた中には、土でも石でもない堅牢な素材で家が建っている。
大きく鋭角な三角屋根はあなたの常識にはない建築であり、とてもユニークなものだ。
家も地面から離れて上げ底、あんな構造で不安定にならないのだろうかと思う。
しかし、今は何より大切なことがある。それは……
・あの男を探す事だ
・取りあえず腹減った
・もっと色んな事を知りたい
↓
腹減った
それは!……格好良く決めて何かをしようとした矢先、自分の腹の虫が蠢く。
そう言えば昼はまだだった。歩いてきて少し疲れたのもあってその決断に時間はかからなかった。
駆け足で見回り、それらしい建物を探して駆け込むとあなたは言った。
・やっぱりヤキソバ
・ヤキソバは女の子の食べ物なのでカレー
・あえてここはご飯にお好み焼き
↓
カレー
立ち上る熱気、スパイシーな魅力。それはカレー。はい、大好きです。
あなたがカレーを注文すると、店主は面倒臭そうに店の奥へ引っ込んでいく。
閑古鳥が鳴いている狭い店内だ、その理由はまあ見ての通りだ。
少しの後差し出されるカレー。煮込みが深いタイプで、ルーがドロッとしている。
大部分のイモが溶けており水分控えめだが、それはそれでご飯に良く合う。
仕方ないと言えば仕方ないが肉は少なめ。その分ニンジンとタマネギの魅力が引き立つ。
イモの味を絡めつつ全体にはやや辛目の味付け、ご飯が硬めに炊かれているのでバランスも悪くない。
思えばあっという間に完食してしまった。まっこと美味なり、御馳走様でした。
うまそうなカレーだな(笑)
さて……満腹になり満ち足りた気持ちで席を立とうとしたあなたに、店主が鋭い眼光を浴びせる。
何か忘れていた事でもあっただろうか?カレーに対して最大限の敬意を払って食させて頂いたはずなのだが。
「お客さん……お代……150ギャラだよ」
お代……ギャラ……対価か。しまったなあ、自分はそういうものは持っていない。
里の中では必要がないし、旅商人との取引は担当の人がまとめてやっていたので自分が持っているのは……
時々拾える、このみすぼらしいコインやメダルだけだ。これで受け取って貰えないだろうか?
「……」
やっぱり駄目だろうか。困った。
「……こっちのこの硬貨……これなら一食分にしてやってもいい」
え?どういうことだろうか。曰くも知れない拾い物のコインがそんな価値になるものだろうか?
まあそういう事ならありがたい。今度はちゃんと代金を用意してくると言い残して、あなたは店を出た。
「……17年目の記念硬貨だからな」
ヤキソバは女の子じゃなくてクレストソーサーの食べ物
食事して満腹、まだまだ動けそうだ。しかしカネは無い。
このままでは何かと不都合があるだろう。食事も出来ないなんてたまったものじゃない。
しかし男を追う事も忘れてはいけない。今は他にすることもないのだから、それしかないのだ。
・渡り鳥の仕事と言えば遺跡探索だ
モンスター
・こう、魔獣狩りの仕事とか無い?
・お金なんか知らない!今は駆け抜ける時!
↓
遺跡探索
遺跡探索!なんと心踊る響きであろうか。
元々堕ちた聖域に出入りしていたのもあり、そういう古臭い遺跡の見るべきトコロは分かっているつもりだ。
素材とか、建築様式とか、意匠とか。色々な要素から遺跡本来の姿を考える事はまあ楽しい。
さっそくこの近くに遺跡とかがないか、聞き込みをしていく。
昼間から人通りの少ない村で、年若い余所者が声を掛けてもあしらわれる事ばかりだ。
それから数時間、何とかアタリを引く事が出来た。
駄目元だがベンチで日向ぼっこしていた老人に話を聞いた。
何か知っている風だったのだが、悩み、渋り、唸り、口を噤む。
それでも持ち前の押して押す会話術で頼み込むと、最後にこちらの服装をじっくりと見定めた後で話してくれた。
「この村より更に北、枯れ木の森の中に古い神殿がある。ワシの曽祖父から聞いた話じゃが、
この町に雪が降っていた頃には巡礼や村人が訪れていたそうじゃ。
……中の物はどうもしないが、良ければ様子を見てきてくれないか?」
分かりました、まあ人助けと思って。そういう事にしておこう。
リフリジレイター
~時凍る氷雪の蔵~
かつては降っていた雪も、ここ100年くらいはさっぱりらしい。
大雪で知られていた村は雪を嫌いはせず、むしろ神殿を作って祈っていた。
それが陰りを見せ始めたのは、世界が乾いていった頃。
青い海が無くなって、水に乏しい今の荒野が広がって行ったにつれて雪は止んだ。
そうして村の人の誰もが雪というものの存在を忘れた頃、この場所もまた忘れられたのだという。
林の中に佇む小さな祭壇。その奥には蓋された地下の遺跡が広がっている筈だ。
蓋をずらしただけで背筋に走る確かな冷気が、この先の情景を予感させる。
扉を開き、打ち付けられた梯子を足元に気を付けながら下る。一歩下る毎に寒さは増していく。
とうとう足が床に触れた時、目に飛び込んできたのは氷に覆われた神殿遺跡であった。
透き通る氷が、何処からか取り入れられている陽光を手当たり次第に反射して辺りを照らす。
よく見ればその遺跡構造は、かつて見慣れたその構造に非常に酷似している。
守護獣遺跡。その可能性が頭を過る。
とにかく明かりの心配が要らないのを良い事に、滑る足元に気を付けながら奥へ進んでいった。
~ここまで~
~想像しただけで寒くなってきた~
乙です
これからの展開に期待
乙
このファルガイアは3rdと無印を混ぜた感じかな
申し訳ないが作者多忙につき休載中です
あと(最低でも)一週間待ってくれ
待つよ
友人「好きな円盤生物は?」
自分「グローダインかな?」
友人「えっ何それ」
自分(いっけね間違えた)
久し振りに少しずつやります
氷に覆われた壁面はその状態をほぼ原形のまま留めている。
我らが懐の内にあったかの聖域奥地とは比べるべくもないが、それでも良好な保存状態と言える。
バスカー
幾つかの壁画や彫刻に見られる意匠は確かに守護獣信仰由来のものであり、関係がある事は間違いない。
見慣れたものに良く似ている、見慣れない構造に心を躍らせながらも少しずつ奥へ進むとますます冷気が強まる。
光の反射は激しくなり目を眩ませるし、冷気は収まる所を知らずに息が白む。
広間から細い通路に入り、時計回りに進んでいく。傾斜は下り、所々凍りついた足元が不安なことこの上ない。
一瞬この坂道を滑り降りて行けば、行く所まで行けるんじゃないかと危険な思考が走り始めたが、頭を振って止めた。
万が一強かに脚を打ち付けたら、もう一度ここを昇って来れる自信は無い。
あるいは終着点が無く無限に続いているんじゃないか、尻が焼けつくんじゃないかと、稚気じみた懸念は杞憂に終わる。
下りに下った先には、入口の広間と同じくらいの大広間だ。天井の高さから結構な距離を下ってきた事が分かる。
壁に彫られた無数の胸像が広間の中心、大きな鏡をじっと見つめていた。
良く見てみれば、広間にはそれ以外にも沢山の小さな鏡が据え付けられている。
中央の鏡は動かせないが、小さな鏡はなんとか向きを変えられそうだ。
天井から差す一筋の光が鏡に反射している。こう言った遺跡には誰が仕掛けたのかも分からない仕掛けがあると言うが。
さては光を中央の鏡に誘導しろと言う奴だろうか?大がかりなパズルだ。
周囲を見回しても進めそうな道は見当たらず、枠の付いた不自然な壁があるだけだ。さて……
・どうせ時間は余ってるし、適当にやってみるか(コンマ30以上で成功)
・二つ持っている「技術(2)」を一つ消費して「パズル」の技術を習得していた事に
・諦めて帰る。寒い
↓
やってみる
考えるよりまず行動……と言うつもりはないが、考えた上で行動するのが自分のモットーだ。
守護獣の伝承も自然の大切さも、結局誰かに伝えなきゃいけなかったんだと今にして思う。
だからこうして里の外に出た事は必要な転機だった。だからこれからもやれる事は何でもやってみるスタイルだ。
そうと決まればまずは考えてみよう。こう言うパズルは始点と終点の周りを特に注意すべきだと決まっている。
終点の鏡から大まかな仮定ルートを立てて、それに沿って道筋を構築して……。
暫く考えて、何度か試して、なんとか差し込む光線を中央の鏡に導くことに成功した。
まさかあそこの鏡が固定されていたとは……そう言う条件があるからこそパズルとして成り立つんだが。
秘された遺跡の守りの仕掛けに対しては少々不謹慎かもしれないが、結構楽しかった。遺跡探索って癖になるかも。
光を受けた鏡は一層輝き、遺跡全体が俄かに振動する。凍りついていた部分を引き剥がしたのか、ばき、ばりと音がする。
そうして少しの後、正面の壁がゆっくりとスライドして道が開く。見つめればそこには光がなく、深い闇が続く。
封じられていたものが噴き出すように、凍える冷たさとあの日聖域で感じた様な静謐な空気が流れ出す。
・アレの判定
コンマ1
大きいほど大きい
コンマ10
小さいほど安全
↓
あ
3:人間サイズ
で
9:マジ危険
強まる冷気、高まる神聖の残り香。恐らくはここが神殿の最深部だろう。
やはりというか何というか、間違いなく守護獣を祀っているであろう祭壇だ。
描かれている紋章は……えーと……何だったか。守護獣印なんて里でも中々見掛けないので覚えてないんだが。
そしてついこの前の様に、祭壇の前には人影が……人影?こんな奥地に?
封鎖されていた筈の、地元民ですら記憶している者は少ない、その上こんな寒過ぎて長居出来なさそうな所に先客がいるとは……
もしかしたらまた泥棒かもしれない。好きにしていいとは言われているが、荒らされるのを黙って見ているのも気に食わない。
アークセプター
支える者の光杖の様な至宝があるのならそれを守る事もバスカーの端くれの……まあ、義務だ。
およそ武器としては不適格な木製の杖を構え、警戒しながら近付くと人影の目に光が点り、その躯から音を上げる。
セキュリティレベル
「警告:この区画は機密保護段階Bに指定されています。所定の位置にIDを提示して下さい。
尚、こちらの指示に反する行動が取られた場合、警告なしに排除行動を取ります。ご了承ください。
…………IDを確認出来ません。対象へのDNAスキャンを開始します。そのままその場でお待ち下さい。
現在照合中です。現在照合中です。現在照合中です。……照合完了しました。A+指定IDとDNAデータ63%の同一性を確認。
……許可指定データとの同一性を確認出来ませんでした。特例処理により以下の手順を省略、排除処理に移ります」
何だかよく分からない言葉を発し続けるそれと、正直言葉が通じている自信は無い。
ただ分かる事は、目の前の人影が色々な意味で只者ではないと言う事だけだ。
と、人影は突然こちらに向かって駆け出した。重く硬質な足音が想定外の速さで響く。
何だかよく分からないが、友好的に握手をしようと言うつもりじゃないと見ていいだろう。喧嘩っ早い奴だなあ。
△アイアンフィスト
力強く振るわれた腕を大きく左に飛び退いてかわす。人間か化け物か分からないが、やるってんならやるだけだ!
二度、三度と拳をかわす内に分かった事(悪いニュースと、良いニュースだ)がある。
相手の膂力は桁外れであり、間違いなく一発でも貰えば動けなくなるだろう。
けれどもその動きは単純で単調、かわし続ける分には訳無いのが救いだ。
このままずっと続けるというわけにも行かないだろうが、だったらどんな解決策があるのだろうか……
・駄目元で物理攻撃だ
・回避に専念(コンマ60以上でイベント)
・付き合ってられない逃げる!
↓
回避
当たったらさぞ痛かろうなあ、何しに来てるんだっけ、やっぱり外の世界って怖い。
回避に専念し続ける内に浮かんでは消える雑念が絞られ、徐々に精神が統一されていく。
それは行動への最適化であり、自分自身の全てをそれに駆ける。
もっと速く、もっと鋭く、もっともっと極限まで、それはあたかも……
―――――風の様にッ!
どこまでも続いている終わりのない空が好きだ。
世界の何もかもを知っている永遠たる空が好きだ。
だから自分は、何者にも縛られる事のない、あの空の下を自由に駆け抜けていくものに。
里の内から外へと吹き抜けて世界を巡り、想うままに歩みゆくものに。
全てを知ってはいないけど、知りたい事を知りに向かえるものに。
風に、なりたかった。
どうして風の守護獣が好きなのか?それは、自分の憧れだからだ。
そんな想い出が胸に去来すると、懐から僅かに風が零れた。
フェンガロン
風の守護獣を象った石板……それが守護獣の力をくれる。この大地から失われて久しい秩序の力、守る力だ。
“汝疾き者、我が叫びを解き放て”
力の使い方は知っている。どうすればいいかも分かっている。あとはそれを声に出すだけだ。
ガーディアンロア
守護獣発動ッ!
解き放たれた“風”が敵の躯を吹き飛ばす。
杖を中心に、渦巻くように集束する空気の流れは力強い打撃であると共に鋭い爪でもある。
フォース
迸る守護獣の力は無限の様に感じられ、意志を確かめると再び燃え上がる。
「損傷率12%、行動に支障なし。引き続き排除行動を続行します」
体勢を立て直しこちらに向かってくる敵。硬い手応えから人間ではない事がはっきりした。
再び杖を構え、握り手に力を込め、風を感じる意識を杖の先に集めて、叩き付ける!
ソニッククロー
△疾風の爪
物理的衝撃と舞い踊る斬撃の二つを風に乗せる闘技だ。並の生物であればひとたまりもないだろう。
ソニッククロー
そのまま疾風の爪を数十回ほど叩き付け続けて、やっとその動きを止めた。
少し様子を見ていたが、再び動き出す様子は無いようだ。金属で出来ていた躯を弄り、何かないかと探ってみる。
手に感触があるまま胸元の蓋を開けると、手持ちのものと同じ守護獣の石板が見つかった。
勇ましき獣人の姿が描かれている。手に伝わるのは冷たい感触……“氷”、いや“雪”だったか?
他を散々調べたが、これといって何かが残されている事は無かった。唯一見つかったボロボロになって読めない書類は、
リリティア
かろうじて「氷の女王」とだけ読めた。これはもしかすると……?
動きを止めた鉄の戦士を見る。相手にしてみれば余所者はこちらだった。居場所を守っただけなのだろうか。
リリティア。守護獣を守る戦士なのか、それを独占する悪人なのかは分からないが、倒した者の責任としてその名を覚えておこう。
~ここまで~
~全国130万のリリティアファンの皆様すまねぇ~
乙乙
リリティア……なんだっけ?ワイルドアームズ?
HTML化は少しだけ待っていただきたいと願うレス
どうなった?
~明日~
~日付の上ではまだ今日だけど概念上は翌日だから~
村を出た時には昼を過ぎて15時頃、今こうして地下遺跡から出てきたあなたを迎えるのは暮れ行く夜の闇だ。
遺跡の中に居たから気付かなかった(と言うよりも、何故か遺跡の中の方が明るかった)が、思ったより時間が過ぎている。
流石に氷だらけのあの場所ほど寒くは無いものの、荒野に吹く風はやはり冷たい。
もしかするとまた来るかもしれないと思いながらも入り口にしっかりと蓋をし、枯れ木ばかりで賑わう祭壇跡地を離れていく。
村に戻ると昼頃よりも更に人影は見当たらず、これなら風吹く荒野の方が幾分か活発にも感じる。
遺跡の探索について老人に話をしている間、老人はゆっくりとうなずいて聞いていた。
盗掘された跡などが見当たらなかった事、未だ仕掛けが生きている事、最深部に居たあの存在。
全てを話し終えた時には老人は満足そうな顔で微笑んでいた。
「……まあ、あれじゃ」
……。
「代わりに見てきてくれて、助かった。誰も気に留めてはいないが、あれでも大切な村の思い出じゃからな」
「良識ある若い渡り鳥よ、よかったら今日は泊まっていきなさい。夕飯も食べていくといい」
大丈夫なのか?こう見えて食べ物にはうるさいぞ。
「若者の口に合うかは分からんが、精一杯作らせてもらう。他人に振舞うなど久し振りでなあ」
「口に合ったならまたここに寄ってくれ。見聞きしたものを教えに来てくれ」
ちょっと感動した。そんなこんなでその晩は美味しいシチュー(カレーでは無かった)を頂き、翌朝早くに出発した。
目指す次の町は……
・レスに街の名前を書いてね
・2ndみたいな二つ名付きの命名にしてもいいよ
・思い付かないなら「おまかせ」って書いとくと自分で考えるよ
↓と↓2にお願いしておきます
砂糖の街
荒野を旅する者は、遅かれ早かれいつか必ずそれに直面する。
絶対の壁として立ちはだかるそれは、人が何処まで行っても風にはなれない事を知らしめる。
きめ細やかで美しく、けれども一切の彩りを持たないもの。
少しであれば歯牙にも掛けないが、やがては何もかもを飲み込む恐るべきもの。
ふと気が付けば何処にでも入り込んでいるそれは、砂だ。
砂の集まりはやがて大きな流れを形成し、大地を削り人の住まえぬ領域を広げる。
デューン
砂海、それは旅における最大の障害であり、その袂には多くの町が生まれた。
これから向かうのはその様な町の一つ。船を有し、砂海を越える者たちが集まる名は……
シュガーサイド
【見通しの甘い港】
ひたすら歩き続けて数日。ぶつかった砂の河に沿って歩き続けると、そこにも僅かに道の跡が見えた。
かつてはあの村とも繋がっていたのだろうか、あるいはまた別の場所に通じているのか。
それはそれとして、歩いていると色々なものに絡まれる訳で。
バルーン ラットモンキー
浮遊する何かやら不気味な生物やら、自衛の手段が無ければ大変だったし、当然疲れもする。
そうして何とか辿りついたのが、この港町だった。
砂海に寄り添う港町には、それほど大きくはない(と言っても小規模な住宅ほどの大きさだが)無骨な鉄の船が停泊している。
町並みはこれまで見てきた集落(二ヶ所だけだ)より遥かに活気があり、屋台出店がちらほらと見られる。
用途の分からない小物や装飾品、香ばしい食べ物などに目を奪われもすれば、里で見た様な織物もいくらか見られる。
勢いのある町だが、大通りから脇を覗けば裏路地は冷たく暗い。
然程離れて居ないのに、完全に別世界の様だ。というより、誰もが別世界として触れていないのだろう。
目的と言う程の目的はないし、正直行き当たりばったりの旅路だが、さて……
・船に乗って砂海を越えよう。船着き場だ
・しばし並んだ店に目を奪われる
・足取りを追うのなら酒場か食事処か
・別世界を覗いてみる
↓
酒場へ行く
目的と言えば、それはあの男を追い掛ける事。
これと言って確固たる意志があるわけじゃあないけれども、それでまた何かが分かると思うから。
そう言う訳で酒場にやってきたのだ。看板には「何処か山の上で望遠鏡片手に孤立した男」が描かれている。
昼間なので人の姿はまばらだし、大体は新聞で顔を隠している様なのばかりだ。
どう見ても年若い自分がその中に分け入っていくのはちょっと勇気が要るが、ここはカウンター席を取る。
愛想という言葉とは縁の無さそうなマスターに(ちょっと多めに)50ギャラほど机を滑らせると、どう見ても酒が注がれる。
第一印象って奴はどうやっても覆せない重要な場面だ、恐る恐るなどと言っている場合ではない……
グイッと煽ると熱感が喉に鼻に、少し遅れて頭に来る。何とか苦しそうな素振りは隠して、言葉少なに男の人相を尋ねてみる。
マスターはゆっくりと口を開いてくれた。どうやらこれで正解だったみたいだ、昔読んでおいた冒険譚が役に立つものだ。
「2、3日前にはいた。……が、見なくなった」
「船だろうが……悪い事は言わない。船に乗るのはやめておけ」
港町で船に乗るのは止めておけ、とはこれいかに。だったらこの町で何をしろって言うんだい?
デューン
「立ち止まって、足元を見直せ。この町は砂海と何も変わらん」
その他には特にこれといった話は無かった。再三船は止めておけ、と釘を刺されたくらいだ。
何がそんなに不味いのだろうか?それは余所者で世間知らずの自分にはさっぱり分からない。
……だから、実際に港に行って聞いてみる事にしようか。船の行き先、運賃、その他色々何でも聞きたい。
結論から言うと、運賃は死ぬほど高かった。今の手持ちに20を掛けて余りあるくらいだった。
発掘された機械(最近よく聞く言葉だが、どう言う意味なのだろうか)を修理した船は高性能ゆえに金食い虫だとか。
タダ
だから人手も足りていないとかで、船内の作業を手伝うなら無料で(無料で!)乗せてもいいと言われた。
さっきの話を聞いていなければ、喜んで請け負っていたかもしれない。
けれども、あれほど止めておけと言われる理由があるのだろうかと勘繰ってしまえば、この旨過ぎる話が途端に信じられなくなった。
どの道いい手段がある訳ではなく、代案もないのだがここは二の足を踏む事にして丁重に断わり、再び町へ。
・言っても結局は船に乗るしかないんだよなあ
・見付からないように船に乗ればいいんじゃない?
・地下道とか、何か船以外で移動する方法ないの?
・こう言う事に詳しそうな人を探そう
↓
こういうことに詳しそうな人を探そう
~ここまで~
~内容が無い模様~
△やるせない
立ちはだかる作業はその更新を許さないッ!
一人で突っ走るにも限界はある。そうなったら、いつでも後ろや横を見やれば仲間がいる。
支えてくれる仲間がいるからこそ、どこへだって駆け出せるのだ。……と、昔見た本に書いてあった。
とは言えここは見知らぬ異境の地。頼りに出来る人物など無ければ、物の類いすらもない。
「それで、態々ここまで戻ってきたと?」
マスターは人が良いし、優しくて親切だ。自分が言うんだから多分間違いない。
「……俺が、お前に何て言ったか覚えてるか?」
立ち止まって見回すのはもう十分。目の前に新しい景色が広がるなら、走ってる方が性に合っているんだ。
「……ちょっと座ってろ。適当に何か作ってやる」
おう。言っておくが、味にはうるさいぜ。
「……よく分からん奴だ」
運ばれてきた“カルポナーラパスタとバターライスを組み合わせた全く新しい主食”を苦慮しつつやっつけて、
そこからマスターの話が始まる。どうやらこちらがどの方法を取るのか、その指針を教えてくれるらしい。
「正面から船に乗るのは絶対に止めておけ。これだけは守ってくれ」
そこまで言われると気にならなくもないけど、マスターの言う事だから分かってるよ。
「労働環境は劣悪を極めると言うし、それどころか船を動かす為にヒトの命を使う、なんて話もあるくらいだからな」
成程、確かに向こう岸には渡れるな……身体だけは。お代は命で結構、笑えない話だよ。
「幸いにしてか生きて船を降りた奴らは大体裏路地に燻ってる。生気のない様子だとも聞くからな、噂と笑えん」
「それなら密航を試みた方がまだマシなんだが、妙に厳重な警備だ」
荒事は出来ない事もないけれど、昨日の今日だし自信はあまりない。最後まで見つからずに行ければいいんだけども。
「現実的じゃないな。警備兵たちはARMで武装していると言うし、見つかったらどうなるかは分かるだろう」
……?まあいいか。後で質問させてね。
「最後は抜け道探し……だが」
そんなうまい話があれば苦労しないよ。
「知っている奴がいる。裏路地の奥の奥にな」
そう言う事は最初に言ってくれ!そうと分かれば出発だ!
「もっとも、ここ半年ほどずっと昏睡状態なんだが。起こす手立てに心当たりは無くもないが……」
さて、ここまでで結構な収穫のある話だった訳だけど。
何か聞いておきたい事はあっただろうか?
・ARMって何?
・この料理何なの?
・マスターはどうしてこんなに優しい?
・昏睡状態の人を起こす手立てって?
↓
ARMってなに?
質問なんだけど。
「何だ?答えられることなら答えるぜ」
ARMって何?
「…………」
なんだよその目を細めて俯き頭を振る仕草は。マスターもしかしてよく知らないのを誤魔化そうとしてるんだろ?
「ただ単に呆れてるだけだよ。一体どんな環境で育ったんだか」
まあ、人よりは少し特別な環境だったと思う。隔絶された感じだから、伝聞程度の知識しかないんだ。
トオク
でも、だからこそ、もっと世界を見たいし沢山色々知りたい。それも旅の立派な理由だ。
モンスター
「ARMも無しによくここまで来れたもんだ、子供の一人旅で荒野の魔獣はどうしてたってんだ?」
……ここで少し考える。話に聞く所、里の外で守護獣信仰は途絶えて久しいんだトカ。
この前の村では老人一人が覚えている他にその痕跡は見られなかったし、正直に話すのは良くなさそうな感じだ。
勿論、マスターを信用していないわけじゃあないけど。自分でもよく分からない“守護獣の権能”、人に説明できる気もしない。
問題はどうやって誤魔化すか……あ、そう言えば。伝聞によれば外には確か……
「……は?魔法?」
そうです魔法です。こう見えても自分は多少魔法が使えるんです。……ダメ?
ベーシックフォーミュラ
「……基底基礎術式?随分若い割には……才能があるって事か。チョッピリ羨ましいな」
ああ良かった。マスターは何か感傷に浸っている様だけど、魔法は外にもまだあるんだ。
クレストソーサー
自分の知っている魔法体系とは違う言葉が出てきた気もするけど、そこは触れないでおこう。
「で、ARMか」
そうそれ。何?武器?腕?
「……遡る事、10数年前くらいだったか。世界の荒野化がにわかに進行しつつあった頃、各地の遺跡から同時多発的に発見された遺物だ」
「解析できない超技術で作られたそれらは、未知の機構でエネルギーを生み出して動く、言わば半永久機関」
「大半が武器であり、既存のあらゆる武器を超えた破壊力を持っていたんだ」
インチキ
エネルギーが無限って、何だそれ!反則だろッ!魔法ですら体力とか色々使うのに!
Alte Ratselhaft Machine
「その上繰り返し使うとだんだん出力が向上していくらしい。全くもって、古く謎めいた機械だな」
「あと極めて特殊なのが、“ヒトが持たないと動かない”ってことだな」
要するに、すごいパワーの掘り出し物!で合ってる?
「……もうそれでいい」
「そうそう、正式には確か……」
┌───────┐
│ 酒場のマスター │
├―――――─――――――――─―─────────┐
│ │
│ 不可知資源具象化装置 │
│ “Alternative Resources Materializer”……だったかな? │
│ □│
│ │
└――――――――――――――───────────┘
~安価まで辿り着けなかったのでここまで~
~今回のARM(もちろん一つとは言ってない)~
~危なかった~
~もう数日~
そんな凄い道具をそれなりに数揃えているのだとすれば、ただの悪徳集団ではない。
「何かと黒いウワサが後を絶たないからな。あんたの目的が人探しってだけなら、関わり合いにならない方が身のためだ」
そうだった、ついつい好奇心からいらぬ立ち入りを。“好奇心は飛ぶ鳥をも墜とす”とか言うものだ。ありがとう。
「分かればいいんだ。ともすれば、抜け道の噂を探すのが一番安全だな」
正直眉唾ものだけど、選り好んでられる状況じゃあない。路地裏の奥の奥だね?
「ああ。まずは一度会ってみるのがいいだろう。そうしたらまた戻ってきな」
そう言う訳で店を離れ、路地裏の方へ。
同じ街の中とは思えない程に暗い辺りは寄ると見紛うほどだ。
カゼ ヒカリ
西風の吹かない所にいるから心まで澱み、陽光の当たらない所にいるから暗くなるんだ。
自分だったらここには頼まれても住めない。住めば都だったとしてもだ。
道すがらすれ違う人影は、誰も彼もが俯き目を曇らせている。生きていく気力を持たないようにただそこに在るだけに見える。
船に乗れず旅を諦めた人、船から降りては何かを失った人、転がり落ちて行き着いた此処でまどろむ人。
アシタ ドコ
憐れみも、侮蔑もしない。ただ自分は、そうはならない。未来を望まなきゃ明日にも行けないんだ。それは絶対に……
果たして路地の奥の奥。こじんまりとしたバラックが姿を現すと、辺りには誰一人見当たらない。
扉を叩き、待ち、暫くしてそっと開くと、その身を横たえた女性の姿があった。
年は3、40と言ったところか。鍛えられた肉体は臥しての日々で若干の衰えがあるが、腕から顔にも見える傷跡は消えぬままだ。
世話をしている誰かのものだろう、小さな机と椅子が一つ。それに水桶や伏せられた写真立てなど。
半年もの間、時計を止めた出来事。一体何があったのかを窺い知る事は出来ない。
声を掛けたり身を揺すったりするでもなく、じっと立ちつくして数分の後。その場を後にするより他に無かった。
……そんなこちらを物陰から見つめている存在を、認識できたのならばまた物語は変わったのだろうか?
・引き続き物語を続ける
・視点を変える(新たなキャラクターメイクへ)
↓
3rdのOPみたいな感じ?
ならキャラメイクで
~明日やる~
~9時から……出来るのだろうか?~
~何事もなければキャラメイクをするのだ~
するノダ
・性別
↓
女
性別:女
特殊設定ポイントを集計します
↓のコンマ1と10を合計した数字
ほ
特殊設定ポイント:10
ポイントが10以下かつ前回以下なので調整ボーナス+2されます
よって特殊設定ポイント:12
設定を抽出します……
以下から選択できます
出自
・赤の種族(12)
・造られた生命(10)
・先天的因子適合者(8)
・袂を分かつ生命(8)
・王家の血筋(7)
・良家の出自(4)
経歴
・鋼の信念(3)
・討つべき宿敵(6)
・不治の病(8)
・義肢者(7)
・因子適合調整者(8)
・改造魔族化処理(11)
所有
・本物の“ARM”(5)
・相棒(3~10)
・異能(5~15)
・技術(1~7)
・知識(1~7)
・立場(4~)
・因子適合薬(5)
特殊設定ポイント:12
任意の設定を選択してください
↓
技術5 知識7
・何らかの実際有用な技術
・非常に重要かつ実用性や需要のあると思われる知識
【注意!以上の設定の場合非常にキャラが立ちにくく知識・技術の内容によっては薄くなる危険性が大きいです】
以上の設定で確定してよろしいですか?
↓
やってみよう
性別:女
技術(5)
知識(7)
↓年齢自由入力(人間の範囲内で)
13
年齢:13
性別・年齢・所有する知識及び技術から以下のクラスを選択できます
非戦闘系クラス
マイグラントウィンド(渡り鳥)
カラミティランナー(荒野の災厄)
フラッシュガジェッティア(閃きと手先の人)
後衛系クラス
クレストソーサラー(紋章魔法使い)
フォーミュラユーザー(術式使い)
アームマイスター(特殊機械技術者)
前衛系クラス
ガンウォリアー(銃使い)
ブレードスナッパー(速さと技の剣士)
バウンティチェイサー(咎追い、禍祓い)
上記の中からクラスを選択してください
↓1~3または30分経過で最も二桁コンマの高いもの
こないな……
フラッシュガジェッティア
クラス:フラッシュガジェッティア
「スライディング」の特技
「閃き」の能力
「道具いろいろ」の知識
を自動的に取得します
性別:女
年齢:13
彼女の武器を選択します
ARMも選択できます(ただし一般的に知られている様なARMになります)
ARMの場合は形状も記載してください
例:リボルバー型、ランドセル型など
↓
ウエストポーチ型
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません