恒一「ないちん○対策?」(397)
~病室~
風見「僕たち夜見山北中学の3年3組の生徒で、今日はクラス代表でお見舞いに来ました」
「僕はクラス委員長の風見、こっちは同じく桜木さん、それでこっちは――
赤沢「対策係の赤沢泉美よ」キリッ
恒一「はあ、どうも」
赤沢「榊ば……恒一くんよね、恒一くんって呼んでいい?」
恒一「え、はいどうぞ?」
赤沢「それじゃあよろしくね恒一くん……よし、2人とも彼の両腕を抑えて」
風見「悪く思わないでくれよ」ガシッ
桜木「……すみません」ギュッ
恒一「え? え?」
赤沢「こほん……ちょっと確認させてもらうわね」オソルオソル…
恒一「確認ってちょっ、なんでズボンに手を突っ込もうとしてるんですか!?」
さすが無能! やることなすこと全部無能
赤沢「う、うるさいわね! た、対策なんだから黙っててよ!」カァ…
恒一「そんなこと言われてもっ……」ジタバタ
赤沢「おおおとこならどっしり構えてなさい、いいいいくわよ……?」ムンズ
恒一「ってそんないきなり握っちゃ……くぅ!?」ビクビクン
桜木「うぅ……見てられないですぅ……」モジモジ
風見「どうだい赤沢さん、彼はやっぱり……?」
赤沢「……う、ううん、すっごく熱いから違うと思……ってきゃあ!?」
桜木「ど、どうしたんですかぁ!?」アセアセ
赤沢「なななんかおっきくなってきたあ!?」ワタワタ
恒一「そんなっ、持ったまま暴れないで……っ」ビクンビクン
赤沢「うわなんか先っぽがヌルヌルしてき――
赤沢「……取り乱して失礼したわね」
桜木「すみませんでしたぁ……」ショボン
風見「ヘンなことをしてごめんよ、でもキミも悪い気分じゃなかっただろう?」フフ
恒一「……そこに関してはノーコメントでお願いします」
「こちらこそ赤沢さんの手を汚してしまってすみませんでした……」
赤沢「ま、まあそれはこちらにも非があったことだし言いっこナシにしましょう」
「……今日のことは忘れてくれて構わないわむしろ忘れておねがい」
恒一「そう言っていただけるとこちらとしても助かります……」
赤沢「何にしろこれでどうやら違うってことは確認できたわ」
「そ、それじゃあ用事も済んだことだしっ……2人とも帰るわよ!」バタバタ
桜木「ちょ、ちょっと例の説明は良いんですかぁ?」アセアセ
赤沢「良いからはやく!」グイッ
ドタドタ――バタン
恒一「……い、いったい何だったんだろう」ギンギン
どういうことだ
とりあえず④
~院内エレベーター~
ガコン…ウィィィィン……
見崎「……」
恒一(偶然乗り合わせた女の子……この制服は夜見北の生徒かな?)
(でも……なんでこけしなんか持ってるんだろう)
見崎「……」
恒一「えっと、地下2階に何か用事が?」
見崎「……そう」
恒一「だけど地下2階って……」
見崎「届け物があるの、可哀想な私の半身がそこで待ってるから」
ガコン…チーン…
恒一「……ね、ねえ! 君の名前は?」
見崎「鳴……見崎、鳴……」トコトコ…
――アヒィイイイイン アババババ ウィグゥウウウウウ……
恒一「ここって……隔離病棟のある階だよなあ……」
なんだこれは…!
~教室~
恒一「父の仕事の関係でこちらにやってきました、今は祖父母のところに住んでいます」
「えっと、どうぞよろしく」
久保寺「3組の新しい仲間として仲良くやっていきましょう」
「来年の3月にはみんな一緒に健やかに卒業できるように助け合って」
「では榊原くんはあそこの席に」
恒一「はい」トコトコ
見崎「……」
恒一(あ、病院で会った子……の逆サイド!?)
高林「……」ゴゴゴゴゴゴ……
恒一(なんて圧倒的存在感……ッ!)
(スカート履いて女子列にいるけどあのスネ毛……明らかに男子、だよね?)チラッ
高林「……なにかしら?」ニコ
恒一「い、いえなんでも……」ビクビク
(趣味なんて人それぞれなんだ、野暮なことを言うのはよそうそれが良い)
初っ端からエロかましてくれだぜww
高柳に何があった
~体育授業~
恒一「……」ソワソワ
高林「走りたいみたいね?」
恒一「え、ええ……まあ……」
(あなたと2人きりでいることに抵抗を禁じえないだけです)
高林「そう、あなたは走ったことがあるのね」フッ…
恒一「そういえば高林……さんはお身体が弱いんでしたっけ」
高林「ええそうなの、だから体育はいつも見学」
「……だからこうして……こうして……こうじでぇええええええええええッ!!!」ワナワナ
恒一「ひぃっ!?」
高林「」ピタッ
「……あらやだアタシったらつい気持ちが高ぶってしまって、ごめんあそばせ」
「ちょっと疲れてしまったわ……このまま保健室へ行ってくるわね……」スタスタ
恒一「は、はいお気をつけて……」
(いったい彼に何があったんだろう……知りたいような知りたくないような)
知りたくないです
恒一「それにしても……」チラッ
ハーイ イッキマース
キャッ!?
モーアヤッタラー
キャッキャ
ワーイウフフ
恒一「走り幅跳びかあ」
「飛び上がる瞬間にこう、裾がめくれ上がってオヘソがちらっと見えるんだよね」
「いけないと分かっていてもついつい目がいっちゃうよ……ふぅ……」
「これでジャージじゃなきゃ完璧なんだけど」
「それにしても高林さんが見学で良かったとつくづく思うよ」
「あの光景の中に高林さんが混じっていたら台無しにも程が――
見崎「……脳内がだだ洩れになるくらい随分とご満悦みたいね?」
恒一「」ビクッ
ずっこけ彩ちゃん可愛いよね
恒一「み、見崎!? い、いつからそこに!?」
見崎「ついつい目が……って息を荒げ始めたくらいからかな」
恒一「そ、そんなこと言ったっけかなあ」ハハ…
見崎「……」ジ…
恒一「あはは……」タラー…
見崎「……」ジー
恒一「と、ところで見崎は眼帯のソレで見学なのかな、はやく体育出られるようになると良いね!」
見崎「女子のオヘソがもう1人分見られるものね?」クス
恒一「そそそんなこと考えてないってば!」
見崎「……榊原くんのえっち」
恒一「ご、誤解だって!」
見崎「――それじゃあね、へ・ん・た・い・さん」トコトコ…
恒一「……うぅ、結局言い返せなかった」
「けど病院であんなこともあったし、自分がえっちなことは否定できないよね……」ハァ
桜木「あ、榊原くぅん」トテトテ…
恒一「」ビクッ
桜木「そんなに驚いてどうしたんですかぁ?」
恒一「いやちょっと考え事をね、ははは……」
桜木「あ……もしかしてこの間の……?」モジモジ
恒一「うん……忘れろなんて言われたけど無理だよそんなの、結局あれはなんだったの?」
桜木「えっと、高林さんから何か説明とかは?」
恒一「ううん何も、なんか疲れたから休んでくるって保健室行っちゃったよ」
桜木「そっか……ちゃんとしないと赤沢さんにしかられちゃう……」
恒一「どういうこと?」
桜木「えっと……そのですね、彼女は……ないちん……うぅ……」モジ
「……やややっぱり私には説明なんて無理ですぅーっ!」バタバタ
恒一「走り去ってしまった……謎は深まるばかりだ……」
~翌日、校庭ベンチ~
恒一「や、やあ」
見崎「……おはよう、変態さん」
恒一「だからアレは違うんだって! そりゃまあ、ちょっとは見とれてたけどさ……」
見崎「うん分かってるよ、からかってみただけなのに榊原くんは正直だね」クス
恒一「なんだ……見崎も人が悪いなあ」ホッ
見崎「……ただね、榊原くん」
「あまり欲求にも正直過ぎると、危険だよ……もう始まってるかもしれない」
恒一「どういうこと?」
見崎「……私の口からは言えない」
恒一「どうして?」
見崎「だって、その……恥ずかしいから」プイ
「……それとも、私にどうしても恥ずかしいことを言わせたい?」
「榊原くんがそういうプレイ好きなら、頑張ってみるけど?」
恒一「う……ヤブヘビになりそうだしもういいよ、他の人に聞いてみる」ハァ
鳴ちゃん!鳴ちゃん!鳴ちゃん!鳴ちゃんぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!鳴ちゃん鳴ちゃん鳴ちゃんぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!見崎鳴ちゃんの漆黒の髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
アニメの鳴ちゃんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
0巻発売されて良かったね鳴ちゃん!あぁあああああ!かわいい!鳴ちゃん!かわいい!あっああぁああ!
原作の続編の制作も決まって嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!小説なんて現実じゃない!!!!あ…コミックもアニメもよく考えたら…
鳴 ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!夜見山ぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵の鳴ちゃんが僕を見てる?
表紙絵の鳴ちゃんが僕を見てるぞ!鳴ちゃんが僕を見てるぞ!
アニメの鳴ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕には鳴ちゃんがいる!!やったよ勅使河原!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックの鳴ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあ赤沢さあああん!!み、未咲ぃいい!!怜子さあああん!!!望月ぃいいい!!
ううっうぅうう!!俺の想いよ鳴ちゃんへ届け!!夜見山の鳴ちゃんへ届け!
小悪魔鳴ちゃんペロペロ
~帰りの下駄箱~
桜木「榊原くん、これからお帰りですかー?」
赤沢「ちょっといい?」キリッ
恒一「あああ赤沢さん!?」カァ…
赤沢「ちょ、いきなりそんな赤面丸出しにしないでよ!」
恒一「そんなこと言われてもあんなことあったばかりだし……」
赤沢「こ、この間のことは忘れてって言ったでしょ!」
恒一「そうは言っても意識しないわけには……」
赤沢「うぅ……そんな態度取られるとこっちまで……」モジ
桜木「あのぅ、お2人を見てるとこっちまで恥ずかしくなっちゃうのでそろそろ本題に移って欲しいかもですぅ」モジモジ
恒一「ほ、本題って?」
赤沢「これについては本当は病院で説明する予定だったんだけど、その、あんなことがあって……」
恒一「う、うん」
赤沢「それで慌てて帰っちゃったから言いそびれて、対策についての説明が今日までできなかったの」
恒一「対策って……病院でもなんかそんなこと言ってたねそういえば」
桜木「そうなんです、病院でのあの一件も対策の一環だったんですよぉ」
恒一「そ、そうなんだ……僕はてっきり――
赤沢「なによ」ジロッ
恒一「い、いやなんでも……」
(ただの痴女じゃなかったのか……)
風見に任せれば痴女にならずに済んだのにさすが無能
桜木「あのぅ赤沢さん、もうこの際ですし病院でのことについても説明した方が良いんじゃないですか?」
赤沢「それもそっか、全部はっきりさせちゃうのが良さそうね」
桜木「ただ私の口から言うのはちょっと抵抗あるので……赤沢さんお願いしますぅ」
赤沢「もう仕方ないわね、あなたそれでもクラス委員長なの?」
桜木「そんなこと言われてもやっぱり恥ずかしいですし……そう言う赤沢さんは何とも思わないんですか?」
赤沢「う……確かにちょっと口にするのは憚られるわね……」タジ
恒一「……えっと、話を続けてもらえると助かるんだけど?」
赤沢「ああごめんなさい、そう……あれには深い事情があってね」
恒一「うん……」ゴクリ
赤沢「その、あのときは恒一くんの……お、おち……んが本物か確かめてたの」ゴニョゴニョ
恒一「は?」
赤沢「……だから! おちんちん確かめてたの! 私はないちんこ対策係だからっ!」カァ…ッ
恒一「」
対策係に立候補したんだよね…、ってことはやはり痴j
恒一「……えっと、僕急用があるの思い出したんでこの辺で」ソソクサ
赤沢「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」ガシッ
恒一「ひぃっ!? 痴女と語らう時間は僕にはないんですー!」
赤沢「恒一くんあなた誤解してるわ、これは別に冗談とかじゃなくて本気で言ってるのよ!」
恒一「なおさら関わりあいたくないよ!」
桜木「えっと……赤沢さんは変態さんとかそういうんじゃないんですぅ」
赤沢「そうよ! あくまでクラスのために引き受けてることなんだから!」
恒一「もうワケが分からないよ……」
桜木「いきなりこんなこと言われて混乱するのも分かります、もう少しだけでいいので説明を聞いてもらえませんか?」ジ…
恒一「……はぁ、わかったよ」
赤沢「ありがとう、それじゃあイチから順を追って説明するわね」
「私たちのクラスはね、簡単に言うと呪われてるの」
「その始まりとなったきっかけ、それは26年前のことよ――」
・
・
・
今度は痴女沢さんか
恒一「つまりそもそもの始まりを整理すると……」
「事故で生殖器を失った夜見山岬くんを励ますために『なくなってなんかないよそこにあるじゃん!』ってクラスのみんなでフォローしたことがきっかけなんだね?」
赤沢「ええ、みんなは善意でやり始めたことなんだけど、それがある現象を引き起こすことになってしまったの」
恒一「現象?」
桜木「えっと……」モジモジ
赤沢「……彼らが卒業するときに記念として集合写真が撮られたの、けれどその写真にはありえないものが写りこんでいた」
恒一「……」ゴクリ
赤沢「そこには――失われたはずの彼の股間には、何故か大きくテントが張られていたの」
恒一「……は?」
赤沢「クラス全員が口裏を合わせ、失われたものがそこに確かに在ると主張し続けた」
「それによって3年3組にはそれ以来失われた彼のちん……ソレが紛れ込むようになってしまったのよ」
恒一「は、はぁ……」
赤沢「簡単に言うと入学と同時にちん……アレがない子、つまり女子生徒にアレが生えて男子生徒になってしまうの」
恒一「もし本当にそんなことになったら生えちゃった女子は大パニックだろうね」ハハ…
赤沢「ううん、そんなことには決してならないわ」
恒一「え? どうして?」
赤沢「ソレが起こると同時に、本人や周囲の記憶も、また書類上の記録も改竄されてしまうの」
「だからその男子生徒が本来は女子であるということは周囲はもちろん、本人すら卒業まで気付けないのよ」
恒一「それは、なんというか……大変だね、うん」
桜木「ただ問題はそんな些細なことじゃないんです……」
恒一「と、いうと?」
赤沢「ある大きな未練を残したまま失われてしまったソレは、クラスに紛れ込むと同時にある災厄を引き起こしてしまうの」
恒一「災厄……」ゴクリ
赤沢「ええ、その災厄というのは――クラス関係者が無差別に絶頂してしまうのよ」
今日のアカザーさんはいつも以上に銀魂のさっちゃんだ
赤沢「災厄が始まったら毎月1人以上、クラスメイトか担任、そしてその親兄弟がかならずイってしまうの」
恒一「へー」
赤沢「……恒一くん、たかが絶頂って思ってるでしょう?」
恒一「そりゃうん、まあ」ポリポリ
赤沢「ひと度達してしまったら、それが卒業するまで終わらないとしたら?」
恒一「え?」
赤沢「例えば4月に災厄に見舞われた人はそれから24時間翌年3月までずーっと達しっぱなしなの」
「そんな状態では日常生活を送ることもままならない、快楽も通り越せば苦痛でしかないわ……中には精神を病んでしまう人もいる」ギリッ
恒一「そ、それは……確かに深刻だね」
赤沢「分かってもらえたようで嬉しいわ」
「それでこの現象が起こるようになってから色んな対策が高じられてきたんだけど、成果を上げたのは1つだけだったの」
恒一「それがもしかして……?」
赤沢「ええ……な、ない……こ対策よ」ゴニョゴニョ
つまり未咲ちゃんは……
鳴ちゃんが持ってたこけしはつまり…
赤沢「これは増えてしまったなら減らせば良いっていう安直な対策なんだけれど」
「男子生徒を1人女子生徒として扱うことにより、見かけ上の男女比を元に戻して災厄を防ぐおまじないなの」
恒一「ああ、それで高木くんが……」
桜木「高木さん、です」
恒一「う、ごめん」
赤沢「とにかく現象によって女子生徒が1人男子生徒になるってことは、つまり女子が1人減って男子が1人増えるってことでしょう?」
恒一「うん、単純に考えてそうなるね」
赤沢「だから男子生徒の数が女子生徒よりも多い年は現象が起きていると仮定して対策が取られることになっているの」
「ただ……今年は始業式時点では男子15人、女子14人だったから最初はない年だと思われていたのよ」
恒一「そっか、もし現象が起きているなら元が男子14人、女子16人っていうむしろ女子が2人も多いアンバランスな男女比になっちゃうもんね」
桜木「そうなんですぅ……ただ榊原くんの転校が決まって、やっぱり男女比が男子に明らかに傾いてるってことが判明して……」
赤沢「そこで対策を実行することに急遽決めたわけ」
「ひとたび犠牲者が出てしまったらそれから対策を高じても効果がないから、事前に対処しなくちゃいけないのよ」
恒一「でもどうして高林……さんが?」
「正直どう見ても性転換が起こってるのってさ……」
赤沢「ええ、言いたいことは分かるわ」
「実際に久保寺先生からもさり気なく望月くんとかどうだろうって提案があったし」
恒一「じゃあどうして?」
桜木「えっと、授業には体育があるじゃないですかぁ?」
「女子扱いしなくちゃいけないってことは着替えも一緒じゃなくちゃいけないわけで……」
恒一「あー……それは確かに女の子からしたら抵抗あるだろうね」
赤沢「そこで持病で見学を余儀なくされている彼女ならその心配がないんじゃないか、っていう三神先生の助言で最終的に高林さんに決まったのよ」
桜木「何故か久保寺先生は望月くんの女装を最後までプッシュしてましたけど……」
赤沢「とりあえずそういう理由で高林さん、そして疑わしい望月くんは席順が女子列になってるってわけ」
恒一「なるほどなあ」
発想が良い 面白い
なかなかしっかり筋が通ってて笑った
これは支援
俺もあの席順は疑問あったがそういうことにしておくと筋が通るな
赤沢「そういうことだから、明日からも彼女のことはレディとしてきちんと扱ってもらうわよ」
恒一「うん、そこに関してはわかったよ」
赤沢「なによ? その他に疑問がありそうな口ぶりは」
恒一「その、こんなこと聞くのも恥ずかしいんだけどさ……結局のところ病室で僕のを握った理由がイマイチ釈然としなくて……」
赤沢「あれは、その……死者の体温は冷たいっていう通説があるのよ」
「だから触れば恒一くんに付いてるモノが本物なのか分かると思ってそれで……」ゴニョゴニョ
恒一「そういうことか……けどもしアレで達したら危うく僕が最初の犠牲者になってたかもしれないんでしょ?」
赤沢「……そうね、そうしたら災厄も始まってしまっていただろうし軽率な愚策だったわ」ショボン
恒一「まあ何事もなかったわけだしこうして説明してくれたから良いけどね」
桜木「それじゃあこれにて一件落着ですね! 安心しましたぁ」ホッ
恒一「うん、このまま何事もないことを祈ってるよ」
赤沢「当たり前よ、この私が対策係のうちは現象なんかに好きなようにはさせないわ」キリッ
恒一「ははは期待してるよ――あ、見崎だ、それじゃあね2人とも」
赤沢「ええ、長いこと引き止めてごめんなさい」
桜木「さよなら、お気をつけてー」
未咲が既に犠牲になってるから、これからみんな絶頂していくのか…
~帰り道~
恒一「おーい見崎ー」トコトコ
見崎「……榊原くん、もしかして変態が転じてストーカーになった?」ジトー
恒一「もう見崎の中で僕のキャラ設定ってそれで固定なの!?」
見崎「冗談だよ、榊原くんもこれから帰り?」
恒一「うん、さっきまで赤沢さんたちに呼び止められて話し込んでたから遅くなっちゃったけどね」
「見崎もこれから帰りってことは何か用事済ませてきたのかな」
見崎「私美術部だから、部室に少し寄ってたの」
恒一「へぇ、絵を描くの好きなんだ?」
見崎「言葉では表現できないことを伝えられるから」
恒一「僕も造形が好きだからそういうのちょっと分かるよ」
見崎「そう、榊原くんは霧果と話が合いそうだね」
恒一「きりか?」
見崎「私の母親……アトリエを構えてドール造りをしてるの」
「――もし良かったらこれから来てみる?」
~工房M~
見崎「ここだよ」
恒一「『夜見のたそがれのうつろなる蒼き瞳の』?」
見崎「アトリエだけじゃなくて展示場も併設してるの、さあ入って」
ガチャ、カララン――
天根「お帰り鳴ちゃん……あら、後ろの子はお友達かい?」
見崎「ええ、造形に興味があるらしいから連れてきてみたの」
恒一「えっと、どうもこんにちは」ペコリ
天根「鳴ちゃんのお友達ならタダで構わないよ、ゆっくり見てお行き」
恒一「すみません、ありがとうございます」
見崎「それじゃあ、行こっか」トコトコ
恒一「うん、案内よろしくね」テクテク
~工房M地下~
恒一「それにしてもすごいね、これ全部お母さんの手作りだなんて……あ」
見崎「どうしたの?」
恒一「いや、この人形見崎にそっくりだなって思って……見崎がモデルなの?」
見崎「半分正解かな、いやそれ以下かも」
「……ところで榊原くんはこのお店の中でどの人形が一番気に入った?」
恒一「うーん、迷うなあ」
見崎「あれ、その私にそっくりな人形って言ってくれないんだ?」
恒一「言ったら絶対からかうって分かってるからね」
見崎「そう、残念」クス
「ちなみに私はこの双頭のドールが一番好き……繋がってるのにこんなに安心した顔だなんて、とても不思議」
恒一「繋がってるから安心、なんじゃないの?」
見崎「そっか、えっちな榊原くんは繋がるのが好きなんだ?」
恒一「……何言ってもそうやって僕をからかうよね見崎は」ハァ
見崎「榊原くんの反応が楽しくて、つい」
支援
見崎「ごめんなさい、お詫びになるか分からないけど……」
恒一「あはは、別に怒ってはいないからお詫びなんて良いよ」
見崎「そう……でも榊原くんになら、いいかなって」
恒一「うん? 何を?」
見崎「私の秘密の場所、見せてあげようか?」
恒一「え……?」
見崎「見えちゃいけないものを隠すために、普段は布で覆ってる」
恒一「う、うん……?」
見崎「だから露出してるのは、お風呂のときくらいかも」
恒一「そ、それって……」ゴクリ
見崎「ねえ榊原くん、布一枚下の私の秘所……見たい?」
パンツ脱いだ
かわいい
恒一「はは……またそうやって僕をからかって……」
見崎「私の目を見て、嘘をついてるように見える?」ジ…
恒一「う……」ドキリ
見崎「見たい? それとも、やめておく?」
恒一「……み、見崎が嫌じゃないなら」ドキドキ
見崎「そう――じゃあ眼帯外すね」
恒一「…………え?」
見崎「見せるのは眼帯の下」
恒一「……」
見崎「榊原くんのえっち」
恒一「うぅ……」
くそ・・・
厨三にそれは無いぜくそっ
恒一「しかも眼帯の下も結局見せてくれないんだね」
見崎「……だって興味なさそうだから」
「そう言えば帰り道に赤沢さんに呼び止められたそうだけど、何か聞かせてもらえた?」
恒一「うん、現象について色々とね」
見崎「じゃあ高林さんのことも?」
恒一「今までは目の毒だったけど気の毒に変わったよ」
見崎「確かにお気の毒よね……あんなに身体を張ってるのに、もう無意味かもしれないなんて」
恒一「え? それってどういう――
ヴー…ヴー…ヴー…
見崎「榊原くん、学生鞄から大人の玩具の音が……」
恒一「違うから携帯の着信だから!」
見崎「なんだ残念」
恒一「えっちなのはどっちだよ、もう……」ピッ
「あ、もしもしお婆ちゃん? 帰るの遅れてごめん、ちょっと寄り道しちゃって」
「もう少ししたら帰るから、それじゃあ」ピッ
ムッツリ鳴ちゃんも可愛い
恒一「電話、ごめんね」
見崎「……嫌な機械、どこにいても繋がって捕まっちゃうのね」
恒一「見崎は携帯持ってないんだ?」
見崎「ううん持ってるよ、ほら、これ」
恒一「おお、それって春先に出たばかりの最新機種だよね」
見崎「そうみたいだね」
恒一「無関心そうな顔して、見崎ってば意外とミーハーなんだ」フフ
見崎「私が選んだわけじゃない、霧果に与えられただけ」プイッ
恒一「ごめんごめん、見崎自身としてはやっぱり携帯持ちたくはなかったの?」
見崎「いつでもどこでも誰かと繋がってるっていうのは、ちょっとね」
恒一「見崎はひとりが好きなの?」
見崎「人と関わり合うことを何となく煩わしく思ってた、かな」
恒一「思ってた?」
見崎「……最近は多少の繋がりくらいなら悪くないと思えてきた、かも」
恒一「何か心境の変化のきっかけでもあったのかな」
見崎「それはたぶん……」チラッ
恒一「うん?」
見崎「……」ジー
恒一「どうしたの見崎?」
見崎「なんでもない」プイッ
天音「お2人さん、悪いけどそろそろ閉店の時間だよ」
恒一「おっともうそんな時間か、そろそろ帰らなきゃ」
見崎「またね、榊原くん」
恒一「うん、また明日」
天音「……若いって良いねえ」ホクホク
し
鳴ちゃん可愛い
~教室、テスト中~
恒一(うーん、問題が簡単すぎてもう終わっちゃった、暇だなあ)
ドタドタドタドタ……!
恒一(テスト中なのに廊下から走る音?)
ガララ――ッ!!
教師「桜木ゆかりはいるか!?」ハァハァ
桜木「は、はい……私ですけど?」キョトン
教師「お母さんが倒れたそうだ! 早く病院に向かってあげなさい!」
桜木「!! い、今行きます……っ!」ガタタッ
バタバタバタバタ……ガララ――ピシャッ!
恒一(桜木さんのお母さん大丈夫かな、無事だと良いんだけど――
――ドサッ!! キャアヒィイイイイイイイイイン!!
恒一(教室の外から鈍い音と悲鳴!? あの声は桜木さん!?)
キュウキュウシャダ! キュウキュウシャヲヨベ!
見崎「……始まったみたいね」ボソリ
~放課後~
杉浦「そう、慌ててたあまり階段で滑って転んで、それで傘が……」
赤沢「ええ、仰向けに倒れたところに放り出した傘が降ってきて、そのまま局部に突き刺さってしまったそうよ」
「しかもそのショックで絶頂、膣痙攣を起こして搬送された今も引き抜くことができずにいるらしいわ……」ギリッ
風見「そんな……桜木さんの処女が……バージンが……傘なんかに……」
赤沢「幸い出血はしてないそうだから、感染症とかの心配は要らないみたいなのがせめてもの救いね」
風見「え? 出血なし? え?」
杉浦「ゆかりのお母さんが倒れたのも、スーパーで買い物中に通りすがりの子供にカンチョウをされたことが原因みたい」
赤沢「お尻じゃなく前の方に入っちゃったらしくて……やっぱり膣痙攣を起こして、仕方なく犯人の子供も一緒に搬送されたらしいわ」
中尾「1日に2人も絶頂者が出るなんて、これはもう始まってるんじゃないか?」
赤沢「けど対策は完璧だったはず……そうよね高林さん?」
高林「むしろこれ以上どうしろって言うの?」ビキビキ
赤沢「そういうことだからもしかしたら偶然かもしれないわ、もう少し様子を見てみましょう」
勅使河原「まあ、赤沢がそう言うなら従っとくか」
風見「ねえ出血なしってどういうこと?」
桜木さん非処女だったか…
桜木さん非処女だったか…
おい桜木さんの膜破ったヤツ出てこい
あれ?なんで二回…
おいお前等、傘が局部に刺さるというシュールな光景は無視か?
~病院ロビー~
早苗「榊原くん、胸の具合は大丈夫?」トコトコ
恒一「あ、どうも、おかげさまで何とか」
早苗「身近でなんだか大変なことがあったんだし体にも堪えるよね」
恒一「あれ? 知ってるんですか?」
早苗「弟から聞いたの、同じクラスなんだってね。これから診察?」
恒一「ええ」
早苗「そしたらこの後会おっか?」
「本当は夜勤明けでとっくに帰ってるはずなんだけどねー、色々あって引っ張られちゃって」
「実は榊原くんのクラスメイトさんみたいな症状の患者さん、これで3人目なのよ」ハァ
恒一「え? 2人じゃなくて3人ですか?」
早苗「お、どうやらその様子だと何か情報を持ってそうね」ワクワク
「後で色々聞かせてねホラー少年」トコトコ
恒一「あはは、それじゃあまた後で」
(けど、災厄の犠牲者は桜木さんとそのお母さんで2人のはずじゃないのか? 他に誰が……)
~レストラン~
早苗「さて、じゃあ知ってることを話してもらいましょうか」フフ
恒一「分かりました、情報交換ということで……ただ、ものすごく下品でくだらない話ですから覚悟しておいてくださいね?」
早苗「う、うん」
恒一「事の発端は26年前にさかのぼるそうです――」
・
・
・
早苗「……本当にお下劣な話でびっくりした」
恒一「僕も最初は少し馬鹿にして聞き流してました、ただこうして実際に犠牲者が出てしまうと……」
早苗「ホラー少年は信じ始めちゃったんだ?」フフ
恒一「笑い飛ばしたいところなんですけどね、クラスのみんなの異様な真剣さに飲まれちゃってるのかもしれません」
早苗「みんなっていうとウチの下の弟も一緒になって信じてるの?」
恒一「はい、多分そうだと思いますよ」
早苗「へえ、ほほう」
恒一「?」
早苗「それで情報交換ってことだけど、ホラー少年は何が聞きたいのかな?」
恒一「えっと、まずそうですね、純粋にクラスメイトの安否が気になります」
早苗「あー……うん、命に別状はないわ、突き刺さっていた異物も無事取り除けたし」
恒一「そうですか、よかった」ホッ
早苗「たださっき榊原くんが話してくれた呪いのせいなのか分からないけど、一向に症状が治まらなくてね」
恒一「それは……いまだに絶頂が続いているということですか」
早苗「そうなのよ」コクリ
「原因不明で処置のしようもないし半狂乱みたいな状態だから、ご家族の同意の下に今は隔離病棟で入院中よ」
恒一「桜木さんの親御さんも?」
早苗「うん、まったく同じ症状で、同じく入院してもらってる」
恒一「そうですか……ところでここからが本題なのですが」
早苗「うん、なになに?」
恒一「この症状で入院中の患者さんが3人いるって言ってましたよね?」
「桜木さんと親御さんは僕も把握しています、けどもう1人はいったい誰なんですか?」
発狂するんじゃねえの…
強制快楽尽くしなんて地獄すぎる
傘を抜く時、医者は「見た」んだよな…第二次性徴終わる寸前の中学生のを…
男の場合は射精しっぱなしってこと?
~帰路~
恒一「藤岡未咲、かあ……」テクテク
「うちのクラスには藤岡なんて苗字の人いないしなあ」テクテク
「たまたま同じ症状だっただけとか?」テクテク
「いやでもこんな奇妙な病状に同時期になってるなんて、なにも関係がない方が不自然だよね」テクテク
「うーん……ふじおかみさき……みさき?」テクテク
「けど見崎は苗字だし関係ないか……ん?」チラッ
「大きなガラスだ、鏡みたいに僕の半身が映りこんでるや」
「……半身?」
『可哀想な私の半身がそこで待ってるから』
「あ」
>>70
女医だ
~放課後、工房M~
ガチャ――カラランカララン
見崎「……あ」
恒一「お帰り見崎、待ってたよ」
見崎「ストーカーは立派な犯罪だよ榊原くん」
恒一「違うから! 今日は聞きたいことがあって来ただけだから!」
見崎「そう……それで聞きたいことって?」
恒一「僕と見崎が初めて会った日のことなんだけど」
見崎「」ピクッ
恒一「あの日……見崎は地下2階で降りて、隔離病棟に向かっていた」
「見崎自身が今も元気に登校してきているということは、あれは誰かのお見舞いに行ったと考えるのが妥当だろうね」
「そしてそのお見舞いの相手は藤岡未咲さん、違う?」
見崎「やっぱり榊原くん、ストーカーの才能あるよ」
恒一「茶化さないで答えて、1人目の犠牲者は彼女だったんじゃないの?」
見崎「……上で話しましょう、着いてきて」
~見崎家リビング~
見崎「飲み物は紅茶で良かった?」
恒一「うん、ありがとう」
見崎「それで……質問は私があの日、藤岡未咲の見舞いに訪れていたかどうか、だったかな」
恒一「うん、あと彼女が最初の犠牲者だったのかどうかも」
見崎「前者はYES、後者は……今までNOだと思い込むようにしてきたわ」
恒一「どうして?」
見崎「……現象なんて得体の知れないくだらないものなんかに、未咲が弄ばれているなんて信じたくなかったから」
恒一「けど2人目3人目の犠牲者が出た以上、信じざるを得なくなった」
見崎「悔しいけど……そうだね、現実を受け入れるしかなさそう」
恒一「もし良かったらなんだけど、2人の関係について聞いても構わないかな」
「赤沢さんから聞いた話だと災厄の被害に合うのはクラスメイトと担任、その親兄弟って聞いたんだけど」
見崎「……私と未咲は血を分けた双子の姉妹よ、私が養子に出されたの」
>>71
そういえばまだ女子しかイってないのか
ドライじゃなきゃ枯れちまうな…
JCで絶頂地獄とかこれから先満足出来るのだろうか
恒一「そうだったんだ……踏み込んだ質問しちゃってごめん」
見崎「別に気にしてないから構わない」
恒一「ありがとう、けどやっぱり藤岡さんは災厄に見舞われる可能性があったってことだね」
見崎「私と姉妹だったせいで、私のせいで……可哀想な未咲……」
恒一「見崎のせいなもんか! 悪いのは全部現象なんだ、見崎を責める奴がいたら僕が説教してあげるよ」
見崎「榊原くん……」
恒一「見崎……」
霧果「……」
恒一「うわ!?」
見崎「ぴっ!?」
霧果「邪魔しちゃったみたいでごめんなさいね」フフ
見崎「……いつからそこにいたんですか」ムス
霧果「『榊原くん……』『見崎……』って見詰め合うあたりからよ」
見崎「……こほん、クラスメイトの榊原くんです」
霧果「あら例の子ね、始めまして榊原くん会いたかったわ」ウフフ
恒一「は、はじめまして」
霧果「この子ったら最近ようやく反抗期が収まったのかよく話すようになってくれてね、口を開けばあなたの――
見崎「そろそろ帰らないとね榊原くん! 私がその辺りまで送ってきます」ガタッ
恒一「あ、ああ……うん」
霧果「あらそう残念ね、またいつでもいらしてね」フフ
恒一「ありがとうございます、お邪魔しました」ペコリ
なにこのお茶目な霧果さん可愛い
~帰り道~
恒一「いつも『です』『ます』口調で話してるの?」
見崎「うん、距離感が掴めないというか、なんとなくどう話せばいいのか分からなくって」
恒一「けど見崎のお母さんって感じがしたよ、あの独特のペースとか悪戯好きっぽい感じとか」
見崎「ふうん、そう」
恒一「頬が緩んでるよ?」
見崎「……」プイッ
恒一「ははは」
見崎「そういう榊原くんの家はどうなの?」
恒一「うちは母親がいないんだ、僕を生んですぐに交通事故を起こしちゃってね」
見崎「……そう、ごめんなさい」
恒一「別に気にしてないから構わないよ」
見崎「それ、さっきの私の台詞」
恒一「つまりお互い様ってことで」
見崎「……ん、わかった」クス
かわいい
ないちんこ対策SSだとは思えん
もう鳴ちゃんと恒一くんの青春ラブコメで良いんじゃないかな
~夜、自宅自室~
ヴー…ヴー…ヴー…ヴー…
恒一「こんな時間に電話なんて誰から……って水野さんか、珍しいな」ピッ
「はいもしもし水野さ――
早苗『ああもうどうしようどうしようどうしようううう!?』ウィグゥウウウウウ
恒一「うわぁ!? ど、どうしたんですか?」
早苗『やっと出てくれた、よかったぁ……』グスン
恒一「ただ事じゃなさそうですね、どうしたんですか?」
早苗『私やっちゃったよぉ……出来心のつもりだったんだよぉ……』アバババババ
恒一「すみません、なんか雑音がうるさくてよく聞こえません、もう少し大きな声でお願いします」
早苗『雑音じゃないの……弟のタケルが……タケルが……!』ヒギィイイイイイ
恒一のちんちん触っただけの痴女沢さんェ……
恒一「落ち着いてください、水野くんがどうかしたんですか?」
早苗『あのね、昼間に榊原くんから3組にまつわる話を聞いたじゃない』グスン
『呪いなんて話をアイツも信じてるなんて面白いと思って……』
『それで怖がらせてやろうと思って……病院から持ち出したナース服でちょっと挑発してみたら……』
水野『うぃぐうぃぐううううううううううう』ドビュルルルルルルル
恒一「まさか水野くんまで災厄の犠牲者に!?」
早苗『そうみたい……さっきから半狂乱でイキっぱなしなの……』
『本当にこんな風になっちゃうなんて思わなかったんだよぉ……』シクシク
恒一「は、反省するのは後にしましょう、愚痴ならいくらでも聞きます!」
「今はとにかく救急車を呼んで、一刻も早く水野さんの勤める病院へ搬送するのが一番だと思います」
早苗『う、うん、そうだよね……ありがとう、これから呼んでみる……!』グスン
恒一「彼の無事を祈ってます。水野さんもあまり気に病まないようにですよ、それでは」ピッ
「……2人とも大丈夫かな」
ねーちゃんがナース服で挑発とか羨ましすぎる
強制射精とマン汁だだもれ・・・
水野テクノブレイクが近いなw
~教室、休み時間~
杉浦「ゆかりに続いて水野くんまで……」
中尾「なあ、やっぱこれってさ」
赤沢「そうね……災厄は始まってしまったと考えて別の手を打たなきゃいけないのかもしれない」
高林「!」ガタタッ
赤沢「ただし次の対策が確定するまで現在の対策は続行するわ」
高林「……」ストン
勅使河原「つってもよー他にどんな対策すりゃいいんだかな、オナニー禁止くらいじゃねーの?」
赤沢「おな……!? ちょ、ほんとサイテー!」
松井「あの、おなにーってなぁに?」キョトン
金木「亜紀さ、後でアタシの家に来ない? そしたらゆっくり教えてあげるよ」
松井「わぁ、杏子ちゃんありがとう」ニコッ
風見「ねえ出血なしってどういうこと?」
恒一(3人目……正確には4人目だけど、新たな犠牲者でクラスが大混乱だ)
見崎「……」
風見まだ言ってんのかwwwwww
風見くんそろそろ現実を直視しろよwwwwwww
風見気持ちは解るが……
~放課後下駄箱~
恒一「さて、帰ってミステリー小説でも読むかな」
高林「ごきげんよう」
恒一「」ビクッ
高林「帰りご一緒しても良いかしら?」
恒一「う、うん、構わないよ高林さん」ドキドキ
高林「そう良かったわ――あら望月くんごきげんよう」
望月「」ビクッ
高林「良かったら帰り道ご一緒しませんこと?」
望月「えーっと……」
恒一「望月、頼む」
望月「……いいよ、みんなで帰ろう」
ああ……哀れ
スレタイのイメージとは裏腹に意外とロジカルな話で驚いた
ところで未咲ってなんか字義的に嫌な名前だよな
鳴ってのもどうかと。
藤岡夫妻はいったいなにを思って娘に名をつけたのか。
~帰り道、川原~
恒一「……」テクテク
望月「……」トコトコ
高林「榊原くん」
恒一「う、うん」
高林「転校してきてからこっち、色々ヘンに感じてることがあるんじゃなくって?」
恒一「あー……それについてなら赤沢さんに説明してもらったからもう多分大丈夫」
高林「なるほど、そう……あの女狐、それで榊原くんは私に何も聞いてこなかったわけね」ギリッ
「転校生ならこのクラスの異常性について指摘してくれるんじゃないかって、そう期待して待っていたのがバカだったわ……」
恒一「……」
高林「やっぱりフェアじゃないわ、私1人に押し付けるなんて」
望月「た、高林さん……?」
高林「私は……いや、僕は! ないちんこなんかじゃない!」ヌギヌギ!
名前付けた親はアホ 普通に美咲でよかった
高林「もう災厄の犠牲者は出始めてしまったんだ、こんな対策無意味なんだ!」ポイッ
望月「高林さん落ち着いて!」
高林「うるさい! これを! 見ろ!」ビビン
「僕にはこうして立派についている! 僕は男だ! 僕は――」ビュルッ
恒一「あ」
望月「あ」
高林「フェアアアアアアアアアアアアアアア!!??」ドビュルルルルルルル
望月「きゃあ!?」ピチャア
高林「」ビクンビクン ビュルルッ
恒一「……5人目、か」フッ
望月「さ、榊原くん格好つけてないで早く救急車を!」
恒一「はっ」
望月「僕の携帯は今のアレをまともに浴びたせいか壊れちゃったみたいなんだ、お願い」ヌルヌル
恒一「そういえば高林くんは心臓に持病があるんだった、早く病院に連れて行ってあげないと!」
ピポパ プルル……
>>99
娘がああだし、厨二病の気があるのかもな、藤岡夫妻……というよりミツヨとユキヨの嗜好か
未咲の未は未来の未って言い訳すれば・・・うーん
もっちーBUKKAKEかよ!
~教室HR~
ガララッ……ユラリ…
久保寺「……みなさん……おはようございます」ハァハァ
「まず最初に……高林くんのことは残念でした……」
赤沢「先生、高林さんです」
久保寺「……今日は、皆さんに謝らなければなりません」ハァハァ
「この場でぇ……どうしても私はぁ……」ハァハァ
赤沢「せ、先生……?」
久保寺「来年の3月にはみんな元気に卒業できるようにぃ……」
「そう思って……私も精一杯頑張ってきたつもりですがぁ……」ハァハァ
「この後のことはもう皆さんの問題です……」
「一旦始まってしまった以上、どうあがいても無駄なのか、あるいは……」
ザワザワ…ヒソヒソ……
きゃあ!?に俺のちんこが
うっ····ふぅ
途端にイカ臭くなってきた
これからも「精」一杯先生は頑張るんですね
>>98
俺も思ってたww
もっちー「きゃあ!」だよ
久保寺「私にはわかりません、分からない、わかるはずがないぃ……」
「というか、もはやそんな話はどうでもいいというか……」
「子供の皆さんには分からないでしょうね……」
「電車やバスや路上でいつ射精してしまわないとも限らない……」
「そう、痴漢冤罪の恐怖……」ハァハァ
「外を歩くだけで神経が磨り減る日々……」
「もう……私には無理です……」ハァハァ
「……!」クワッ
「……ぎぇええああああああああ!!!!!」ジー…ッ!!
恒一「ズボンのジッパーを!?」
久保寺「ぐふぅおおおおおおおお」ズルン ボッキーン!
綾野「ひぃっ!?」
多々良「きゃああああ!!」
ぶっかけられるのが赤いか白いかの違いだったか
おい恒一 多々良さんを守れ全力でだ
多々良さんの前で公開オナニーとかたまらんな
多々良さんに見られながら射精できるならテクノブレイクしても構わんな
久保寺「うぉへぁああああいぇああああああ!!」ブルンブルン!
「う゛ぉおおおおおおおおおおおおおお!!!」シコシコシコ!
――ビュルッ
中島「ひっ」ピシャッ
久保寺「ぬ……ふ……ふぉおおおおお!!!!」ドビュルルルプシャアアアアア!!
綾野「い、いやぁああああああああ!?」
辻井「うわあああああああ!?」
藤巻「きゃあああああああ!?」
江藤「いやぁ……いやぁ……」ヒックヒック
バタバタバタ……!
千曳「一体なんの騒ぎ……こ、これは……!」
久保寺「」ビュルルッビュルッ ビクンビクン
千曳「はやくみんな教室から出なさい! 三神先生は大至急警察と救急を!」
・
・
・
警察だけでいいだろww
ワロタ
~学校廊下~
千曳「久保寺先生はまともに取調べを受けられる状態じゃなく、病院の隔離施設に入れられたそうだ」
恒一「ということは今も絶頂が続いて……?」
千曳「ああ、そうらしい」
「痴漢冤罪を恐れるあまり教え子の前で猥褻物陳列などという常軌を逸した行動、どう思うかね?」
恒一「つまりアレも現象が引き起こした災厄だと?」
千曳「ああ……」
見崎「だから、普通なら起こり得ない形で絶頂に引き込まれてしまった」
千曳「そう考えるのが妥当だろう」
恒一「災厄は止まらない……」
千曳「そうだ……これからも、人がイく」
恒一「災厄を止める方法はないんですか!?」
千曳「……この25年間で唯一災厄が途中で止まった年がある、15年前のことだ」
見崎「聞かせてください」
千曳「うむいいだろう、第2図書室までついてきなさい」
血よりいやだwww
これは……もしかして怜子さんに生えてるのか?
まさか恒一が怜子さんを逝(イ)かせるのか?
鳴ちゃんエンドとみせかけて怜子さんエンドか
~第2図書室~
千曳「これがその年の資料だ」ペラッ
恒一「これは……怜子さんの名前がある」
千曳「ああ彼女はここの卒業生でね、丁度その年度の3組の生徒だった」
恒一「それにこの年は……!」
見崎「どうしたの、榊原くん?」
恒一「この年は……この年の7月に母さんは事故死したんだ」
千曳「なんだって……! 事故の原因は分かっているのかい?」
恒一「いいえ、見通しの良い直線道路でなぜあんな大事故になったのか……母の不注意だと警察には結論づけられたそうですが……」
千曳「そうか……その資料を見てくれ、災厄の犠牲者の横に発症した日付が書いてあるだろう?」
恒一「これは、8月で災厄が止まっている?」
千曳「ああ、そしてキミのお母さんが亡くなったのは7月だそうだね」
「キミの母親ということは、叔母である三神先生の姉妹ということでいいのかな?」
恒一「はい、母は三神先生の姉ですが……まさか!」
千曳「ああ――キミのお母さんは運転中に災厄に見舞われ、それが引き金となって事故が起きた可能性がある」
怜子さん出て来てる?
運転しながらイったのか
ここまで三神先生って記述だけだったからグレーだったけど、ここにきて怜子さんってちゃんと女性として認識されてるから違うっぽいな
恒一「災厄め、絶対に許さないぞ……」ギリッ
千曳「君の怒りはもっともだ……さて、だが今は話を戻そうか」
恒一「すみません、よろしくお願いします」
千曳「その資料によれば8月に災厄が止まっているね?」
「正確には最後の犠牲者が出たのが8月9日」
「ちなみにその日を境に災厄によって引き起こされていた絶頂が皆治まっている」
見崎「つまり、その日に何かあった……というわけですね」
千曳「ああ、そしてその何かというのが合宿中に起きた可能性が高い」
恒一「合宿?」
千曳「その年は8月8日から合宿を行っていてね、神社にお参りをしていたそうなんだ」
恒一「じゃあその神社にお参りに行けば……!」
千曳「当然その後の『ある年』にお参りに行ったこともあるそうだが、効果はなかったようだ」
見崎「お参り以外に何か別のことがあって、それが災厄を止めたのかも」
千曳「そうかもしれないね、けど確かなことは何も分からない」
「ひとまずこの件については三神先生が訊ねて来られた時に話してあるから、近々合宿についてHRで話があると思う」
~帰りのHR~
怜子「8月の上旬に2泊3日の合宿を行います、強制ではありませんがこれは大切な行事ですのでなるべく参加するように」
恒一(千曳先生の言ってた通りか、これで災厄が収まれば良いんだけど)
勅使河原「あのよサカキ、ちょいと耳貸してくれ」
「実は望月が災厄についてのすごい手がかりを手に入れたらしいんだ」ヒソヒソ
赤沢「!」ガタッ
勅使河原「ただちっと教室で話すのはちょっとアレだし、この後時間あるなら喫茶店とかで話さないか?」
赤沢「あーなんだかノドが渇いたわー」チラッ
恒一「うん良いよ、どこに行けばいい?」
望月「僕のお姉さんが働いてる喫茶店があるんだ、イノヤっていうんだけど分かるかな?」
赤沢「ハワイコナのエクストラファンシーが恋しいわー」チラッチラッ
恒一「あそこなら分かるよ、そしたらみんな一度家に帰ってから現地集合しようか――あと赤沢さん、来たいなら素直に言おうね」
赤沢「……着いてってもいい? 私対策してもいい? 無能じゃない?」
恒一「病院のときみたいに暴走しないで大人しくしていられるなら、構わないよ」
赤沢「任せて! 全力で大人しくしてみせるわ!」
バカザーさん可愛いw
赤沢さんかわいいw
アカザーさんちんこ触ったぐらいしかしてないからな
~イノヤ~
恒一「なるほど、情報の出所は望月のお姉さんだったのか」
赤沢「あなた家族に災厄について話したの? あのね決まりごとでは――
恒一「赤沢さん?」
赤沢「大人しくしてます」
望月「じゃあお姉さん、説明お願いするね」
智香「ええ、任せて……松永克己って人で、うちの常連さんなんだけど」
「夜見北の出身ってのは知ってたんだけど、3年3組だって知ったのは最近のことでね」
「それで思い切って尋ねてみたの、『松永さんの年はある年だったのか』って」
「そうしたらね」
・
・
・
痴女ザー居たんだ
赤沢さんは適度に虐めると輝くな
松永『あの年の呪いは俺が……』
『俺は悪くないんだ!』
『みんなを助けたんだ……助けたんだよ俺が!』
『だから伝えなきゃって思って残したんだ、アレを……』
・
・
・
恒一「どういう意味なんですかアレって」
望月姉「あの人まるで覚えてなくって、あの後いくら聞いても知らないって言うばかりで」
勅使河原「この話気になるだろ? でだ、オレらもその松永って人に直接話しを聞いてみようと思うんだ」
智香「でもどこに住んでいるかまでは流石に知らないわ、役に立てなくてごめんなさい」
赤沢「……」ウズウズ
恒一「赤沢さん何か気付いたことがあるなら遠慮しなくて大丈夫だよ」
赤沢「ほんと? 喋っても構わない?」
恒一「うん、赤沢さんの有能なとこ僕見たいな」
赤沢「えっとね、えっとね――」
赤沢さん無理すんなw
赤沢さん必死可愛いwww
~工房M~
見崎「そう、叔母さんが松永って人の同級生だったんだ」
恒一「もし松永って人の居場所が分かったら一緒にいく?」
見崎「……」フルフル
恒一「そっか……ところでその人形やっぱり見崎がモデルなの?」
見崎「この子はね、12年前にあの人が生んだ子」
恒一「え、妹さん?」
見崎「だけど産声を上げることも叶わなかった子」
「これはね、あの人が生きられなかった我が子思って作った人形」
「だから私は半分か、それ以下」
恒一「……この前言ってたのは、そういうことだったんだね」
見崎「うん、そう……」
まさかのカットw
見崎「……実はね、わたし明日から出かけなきゃならないの」
恒一「どこへ?」
見崎「お父さんお母さん私と3人で別荘に行こうって、イヤだって言うわけにもいかなくて」
「1週間ほどで戻ってくる予定だから合宿にも行くつもり」
恒一「そっか、いい機会だし親孝行してくると良いよ」
見崎「……これ」スッ
恒一「何これ?」
見崎「携帯のアドレス、何かあったら連絡して」
恒一「ごめん見崎、僕の機種は見崎のと違ってまだメールっていうの対応してないんだよ」
見崎「そうなんだ、よく分からなくって……ごめんなさい」
恒一「ううん、じゃあ代わりに僕の電話番号を教えるね」カキカキ
「はい、これ」ペラッ
見崎「ありがとう」
恒一「繋がりが1つ増えちゃったね?」
見崎「……たまには、いいの」プイッ
アカザーさんはセリフカットかわいい
~隣町、リゾートホテル前~
中尾「おうぉえええええ」オロロロロ
杉浦「大丈夫?」サスサス
望月「中尾くん車弱かったんだね」
勅使河原「いや、家出てくる時になんかあったらしくてそれが原因みたいだぜ」
恒一「何にしろご愁傷様だね」ハハ
中尾「笑い事じゃ……おえっぷ」オロロロロ
赤沢「あ、怜子さん戻ってきたわよ」
怜子「松永くんたら急なお客さんとかで出払っちゃってるみたい」ハァ
「一応私の携帯の番号は伝えておいたから戻ってきたら連絡がくるはずだけど……」
勅使河原「じゃあさ、せっかく海まで来たんだしよ!」
赤沢「そうね、ここは夜見北の外だし少しくらい羽目を外しても大丈夫でしょ」
杉浦「中尾は大丈夫?」
中尾「ああ、なんとか」ピース
勅使河原「んじゃみんな水着に着替えて海に行くとすっか!」
このままだと海で……久保寺よりはマシか……
~海~
勅使河原「いやっほー! オレの海ー!」
中尾「任せろー!」
杉浦「きゃはは!」
赤沢「うふふ!」
望月「わーい!」
怜子「恒一くんも泳いできたら?」フフ
恒一「はは、そうですね……ん? あの岩上の人影は……」
~岬~
見崎「……」ツンツン
恒一「見崎、何してるの?」
見崎「ヒトデの裏側が気になって――
「榊原くん……今までは冗談で言ってたけど、流石に今度こそは犯罪の香りがするよ」
恒一「違うってば! 例の松永さんの勤め先が偶々ここのリゾートホテルで! ほらみんなも向こうにいるでしょ!?」
見崎「……そう」
恒一「分かってくれた?」
見崎「うん、あの距離から私を見分ける鳴ちゃん探知能力の高さがよく分かった」
恒一「ぐ、別に見崎だから見分けられたわけじゃ……」
見崎「違うの?」
恒一「……いや、そうとも言い切れないけど」
見崎「そう……」クス
恒一「そ、そんなことより! 向こうにみんないるから見崎もおいでよっ」
見崎「うん、いいよ」トテトテ
恒一マジストーカー
恒一のアピールが切ない
~昼食後、浜辺~
ザッザッザッ……
松永「よう怜子、携帯の電池切れてるだろ? 相変わらずそそっかしいヤツだなー」
怜子「ありゃ……ごめん、よくここが分かったわね」
松永「ここが一番ホテルに近い浜だからな」
怜子「そっかぁ」
松永「今日は15年前のことを聞きに来たんだっけか?」
怜子「うん、マツが災厄を止めたって話を聞いてそれでね」
「あ、丁度今年の3組の子たちが戻ってきたわ、直接話してあげて」
赤沢「どうも初めまして、対策係の赤沢です」
松永「ああ、こりゃどうも」
恒一「さっそくで悪いんですけど、対策を止めるための手がかりをどこかに隠したんですよね?」
松永「智香ちゃんにもそんなこと言ったらしいが……悪い、全然覚えてないんだ」
見崎「そうですか……」
松永「ただ……そうだ! 学校に何かを持っていったんだ!」
恒一「学校に? 学校に何を隠したんです?」
松永「それは――
ビュオオオオオオオオオオオオオ!!!!
杉浦「きゃっ」
望月「あっ、ボールが!」
中尾「まかせろー!」ダッ
ザブザブバシャバシャ――……
勅使河原「おーい! どこまで行く気だー?」
……プカ…ピクピク……
勅使河原「おいおいアレやばくねーか?」
杉浦「ちょっと……やだ……」
恒一「溺れたのかも! 助けに行こう!」ダッ
望月「いやちょっと待って、すごい勢いでこっちに流れてきてるよ!」
杉浦「中尾の通った海面に白波が立ってる?」
赤沢「違う、あれは白波なんかじゃない……」
中尾「」ドピュルルルルルルル!!
恒一「射精を推進力にしてこっちに向かってきてるんだ!」
中尾「」ドピュルルルルルルル!!!
ザパァ――ン!
望月「浜辺に打ち上げられたよ!」
赤沢「怜子さん早く救急車を!」
松永「お、俺が……守ったのに」ワナワナ
恒一「……?」
松永「俺が……残したのに……教室に……」ワナワナ
中尾「」ピュルピュル
支援
恒一「射精を推進力にしてこっちに向かってきてるんだ!」
名言出ました
これはひどい
名言?迷では
~病院からの帰り道~
怜子「じゃあみんなも、気をつけてね……」
赤沢「はい……行くわよ、多佳子」ソッ
杉浦「……」ヨロヨロ
千曳「災厄の被害があったと聞いて駆けつけてきたが、まさか夜見山の外でとは尋常じゃないね」
恒一「夜見山から出ても意味はないんでしょうか?」
千曳「ううむ、どうだろうね……彼に何か前兆のようなものはなかったかね?」
恒一「そうですね……酷く吐いていました」
望月「そういえば勅使河原くん、中尾くんが家から出てくる前に何かあったって言ってなかった?」
勅使河原「お、おう……なんかお袋さんの着替えシーンにばったり出くわしちまったみたいでよ、それで吐いてたみたいだぜ」
千曳「そうか! そういうことなのか……!」フム
恒一「どういうことなんです?」
千曳「きっと彼の災厄の起因はそれだったんだよ」
「夜見山市内で母親のヌードに少なからず欲情してしまった時点で、彼が絶頂することはもう確定していたんだ」ウム
もうこの海入りたくねーな…
杉浦「…クンクン」
~イノヤ~
勅使河原「で、話ってなんだよサカキ」
望月「あの場で話さずわざわざこうして僕たちだけを呼んだってことは、他の人には聞かせられない重要なことなのかな」
恒一「うん、実は災厄を止める方法を隠した場所について松永さんから聞いたんだ」
勅使河原「マジかよ! それって赤沢たちに話さなくていいのか?」
恒一「まだ確証の持てた話でもないし、まずは少人数で情報を吟味してから伝えた方が良いかと思ってね」
望月「そっか……今回はみんなで行った結果が中尾くんの被害だったもんね……」
恒一「そういうこと、だから2人には他言無用でお願いしたいんだ、頼んだよ」
望月「うん、わかったよ」コクリ
恒一「ありがとう。それでね、僕が聞いた情報っていうのは『教室に何かを隠した』ってことなんだ」
望月「松永さんの言う教室ってことは、今の3年3組じゃないよね?」
恒一「うん、たぶん旧校舎の3年3組だと思う」
望月「旧校舎なら任せてよ、美術部の部室が旧校舎の1階だから」
勅使河原「じゃあ待ち合わせは美術部室な!」
恒一「よし、明日こそみんなで災厄を止めよう……!」
~翌日、学校玄関~
綾野「あれー? こういっちゃんとてっしー? 帰宅部のエース2人がなんで学校来てんのー?」
勅使河原「ま、まあな、ちょっと望月と待ち合わせでよ」
恒一「そう言う綾野さんと小涼さんは何しに? 部活?」
綾野「え……ああ、うん、ちょっと千曳先生に相談しにね」
「で、結局2人は何しに来たのー?」フフン
恒一「……災厄を止める手がかりを探しに来たんだ、内容が分かり次第みんなにも伝えるつもりだから安心して」
小涼「え、マジ? そんなのあるんだ……」
勅使河原「綾野と小椋も来るか?」
綾野「……んー、パス」
小椋「アタシもちょっと……」
勅使河原「そっか」
綾野「……さよなら、こういっちゃん」トコトコ
小椋「……じゃあね」トテトテ
恒一「あ、ああ、さよなら……」
兄貴は絶命しそうだ
~美術部室~
ガララ――
勅使河原「あ」
恒一「み、見崎……」
見崎「……どうして2人が部室に?」
勅使河原「えーっと……望月と待ち合わせしててそれで……」
見崎「へぇ……わざわざ夏休みに旧校舎の人気のない部室で待ち合わせ、か」
勅使河原「ふ、深い意味なんてないんだぜ? なあサカキ!」
恒一「う、うん」
見崎「榊原くん、本当?」ジ…
恒一「う……」
見崎「さ・か・き・ば・ら・くん?」ジー…
恒一「じ、実はね……」
勅使河原「おいサカキ!」
綾野一家…
鳴ちゃんに弱過ぎだろwww
~旧校舎3年3組~
望月「どうして見崎さんもいるの?」ヒソヒソ
勅使河原「部室行ったらすでにいてよ、サカキが見崎の押しに負けてゲロっちゃったんだよ」ヒソヒソ
恒一「面目ないです……」ヒソヒソ
見崎「ほら、早く探さないと日が暮れちゃうよ?」
恒一「じゃ、じゃあ手分けして探そうか」
望月「けどどんなモノかも分からない探し物って難しいね」
勅使河原「確かになー、サカキなんか聞いてねーの?」
恒一「紙じゃなくって、何かを使ったもの、らしいよ」
見崎「なぞなぞみたいね」
勅使河原「こりゃ手当たり次第に探すっきゃなさそうだな」
望月「それらしいもの見つけたら教え合おうね」
恒一「よし、それじゃあ始めようか」
・
・
・
ロッカー「ヴィィーーーン…」
なんでかコンドームが頭を過ぎった
恒一「うーん、見つからないなあ」
勅使河原「もしかして壁の中とかに埋まってるんじゃねーの?」
望月「それはないよ、後輩のために残したんだから見つけやすいところのはずだよ」
見崎「……ねえ、誰かあそこは探した?」スッ
恒一「ロッカーか……そういえば誰もまだ手をつけてなかったね、よし」ガタガタ…ガチャリ…
勅使河原「どうだサカキ、なんかありそうか?」
恒一「ちょっと待って、うーん……あ! 天板に何か張り付いてるよ!」ベリベリ
望月「これは……カセットテープ?」
恒一「何か書いてある、えっと『将来このクラスで理不尽な災いに苦しめられるであろう後輩たちに』?」
勅使河原「こりゃアタリだぜ、お手柄じゃん見崎!」
見崎「……」
恒一「見崎のおかげだよ、ありがとう」
見崎「ううん、見つけたのは榊原くんだよ」クス
勅使河原「オレは今酷い格差を見た」
望月「放送室ならきっとこれが聴ける機材があるよ、行ってみない?」
~放送室~
恒一「確かにここならテープレコーダーありそうだけど、いいのかなあ」
勅使河原「バレなきゃ大丈夫だって」
望月「あ、見つけたよー!」
見崎「じゃあさっそく、聴いてみましょう?」
恒一「うん、カセットをセットして……再生、っと」カチッ キュルルルル――……
カセット『……ザザ……ザ……ええっと……俺の名前は松永、松永克己』
『1983年度の3年3組の生徒で……録音が終わったらこのテープはどこかに隠すつもりだ』
『俺がこんなテープを残そうと決めたのには、ふたつの意味があるんだ……』
『1つは俺の……俺自身の罪の告白……』
『もう1つの意味は……後輩であるキミたちに、アドバイスを伝えたい……』
『クラスに紛れ込むもう1本とそいつのせいで起こる災厄……』
『それを終わらせるにはどうするか……つまり、それ……』
『いや……やっぱり順を追って話した方がいいな……』
恒一「……」ゴクリ
もう一本で不覚にもwwwww
もう一本wwwwww
~下校路~
綾野「それじゃあ、ね……」
小椋「うん……ばいばい」
綾野「電話、するから……」
小椋「うん……」
トテトテ……トコトコ……
・
・
・
~綾野家~
綾野父「彩、そろそろ行くぞ」
綾野「うん……ワガママ聞いてくれてありがとう……」
綾野母「いいのよ、一番つらいのはお友達と離れなきゃいけない彩だって分かってるから」
綾野父「なに、また帰ってくればいいさ、じゃあ出発だ」バタン
ブロロロロロ――……
支援
~小椋家~
小椋兄「ったく、何が『これからしばらくオナニー控えて欲しいの』だよ」シコシコ
「妹の口からオナニーなんて単語飛び出てオカズにしない兄貴なんていないっつーの」シコシコ
「あーやべ、なんかいつも以上に興奮するわー」シコシコ
「アイツの部屋から下着くらい持ってくれば良かったな」シコシコ
「まあいいや、1発抜いてから考えるか」シコシコ
「由美イクぞおらぁ!」ドビュルルルル!
「ふぅ……ってアレ射精がおさまらねぇ!?」ビュルビュルビュル
「なんだよこれやべーよ気持ちよすぎて死ぬって……」ビュッビュッビュ
「妹で抜いたバチが当たったのかクソ……」ドッピュドッピュ
「自分の精液で溺れるなんて……」ビュクビュクビュク
「あばばばばばば」ビュビュビュビュビュ……
どんだけ・・・
これは小椋さんも仇討ちする気にならないだろwwww
小椋さんみたいな可愛い妹がいたらそりゃ溺れる
小椋さんは窓の縁にこかんをぶつけた拍子にか…
そもそも災厄始まってから今まで生きてたのが不思議
これは逆に兄貴が気持ち悪すぎるわああああああああああ って八つ当たりする未来が見える
~放送室~
カセット『合宿があったんだ……2泊3日でクラス合宿が……』
『担任の先生が夜見山神社っていう古い神社にお参りしてみようって言い出して……』
『参加した生徒は俺を含めて20人……こんなことで呪いが消えるのかってみんな半信半疑だったけど……』
『合宿2日目に俺たちはみんなで山に登って神社にお参りしたんだ……』
『お参りついでに境内の掃除なんかもしたりしてさ……終わった後には先生ももう大丈夫ですって言ってくれたんだけど……』
『やっぱりダメだった……そんな甘いもんじゃなかったんだ……』
『神社の帰り道で早速だった……』
『それまで良い天気だったのが嘘みたいに突然雲行きが怪しくなって……突然目も開けていられないくらいの雨が降り出してきたんだ……』
『最初にやられたのは浜口って男子だった……』
『馬鹿なヤツでさ……用意周到に傘なんか持ってきててさ……』
『あいつは俺の前を歩いてたんだ……そしたら突然視界が真っ白になったと思ったらさ……』
『浜口のやつ、射精してた』
シュールwww
傘関係ねえだろwwwww
いや兄貴が隔離されてありがとうって怜子さん庇う派になるのか…
まあ、服とか透けるししょうがないよな
カセット『俺は豪雨でよく見えてなかったんだけど、女子のブラウスが濡れて透けてたみたいなんだよな……』
『傘で視界が晴れてた浜口はその透けブラをバッチリ見ちまったんだ……』
『そこから先はパニックさ……』
『浜口のことはほったらかしてほとんどの生徒が走り出して……とにかく早く山を下りなきゃって……』
『雨の中を闇雲に走り出したすぐ後だった……』
『2人目の犠牲者が出たんだ……星川って女子だった……』
『パニくって走るうちに足を踏み外して崖から落ちそうになって……』
『誰だったか覚えてないが、とっさにあいつを支えようと伸ばした誰かの手が掴んだのは、星川の下着だった……』
『そう……全体重と勢いをつけて股間に食い込んだ下着が、星川の命を救うことと引き換えに絶頂をもたらしたんだ……』
『切り立った高い崖で、あのまま落ちてたらきっと死んでた……』
『だから仕方なかったんだ……あれは事故だ……俺は星川を犠牲者にしたヤツのことは責めない……』
『いや、そもそも俺には責める資格がないんだ……だって俺は……』
『とにかく、神社のお参りなんてなんの効果もなかったんだ……』
『で、肝心なのはこの後だ……』
雷に打たれたショックで…
透けブラで射精か…
見方を変えればエロい合宿だな
カセット『やっとの思いで下山した直後にそれはあったんだ……』
『それっていうのは……』
『……』
恒一「?」
勅使河原「もったいぶりやがって……ったく」
見崎「静かに……廊下、耳を澄ませて」ヒソヒソ
――カツン…カツン…カツン……
望月「……これは足音!? まずいよ隠れなきゃ」コソコソ
勅使河原「やべっ、テープ止めて引っこ抜かねーと!」ガチャッ
見崎「榊原くん、こっち」チョイチョイ
恒一「え、でもここに2人は狭いって!」ヒソヒソ
見崎「いいから早く」グイッ
ガチャリ――……
教師「? 誰かいる気配がしたと思ったんだが気のせいか」キョロキョロ
ギィ――…バタン
しえん
綾野ちゃん
勅使河原「ふぅ……危なかった……」
望月「何とかやり過ごせたみたいだね……ってテープが!」
勅使河原「ああ!? やばいやばい」グイグイ…ブチィ…!
望月「あーあ、やっちゃった……って」
恒一「あ、あの、見崎さ……顔がその、すごく近いんですけど……」ドキドキ
見崎「顔だけじゃなくて身体もぴったりくっついてるよ?」クス
恒一「あー、言われてみれば確かにそこはかとなく柔っこい感触が……」
見崎「言われてみないと分からないのか……」ペターン
恒一「に、日本人は控え目が美徳って言うしいいんじゃないかな?」ハハ…
見崎「榊原くん、それフォローになってない」ジトー
望月「……テープは僕が修理するから勅使河原くん、この2人の赤い糸もどうかブチッとお願い」
面白い
実は鳴ちゃんが一番の痴女だな
~下校路~
小椋「……」トボトボ
パリーン…!!
小椋「!?」ビクッ
ダバー……ドロドロリ!
小椋「あれは……兄貴の部屋の窓が内側から吹き飛んでヘンな液体が流れ出てきてる!?」
「あ、あにきーっ!」
小椋兄「」ビュルルッ ビクビク
~とある道路~
ブロロロロ――……
綾野父「あばばばば」ビュルルルル
綾野母「あなた!? いったいどうし――ひぎぃん!?」ビクビク
綾野「お父さんお母さん!? いやぁあああああ!!」
ギャギャギャギャ――ドゴォーン!! ズリュッ!
実は恒一くんがもう一本で最終的には鳴ちゃんと百合百合
初対面の人に対しいきなりパンツを下げにかかる奴が痴女ではないと?
~噂話~
「聞いた? 綾野さんのこと」
「あれってさ、逃げようとしたんだよね」
「たぶんね……運転中のお父さんが例の発作で事故、衝突の勢いで投げ出された身体がシフトレバーに着地してロストバージンらしいよ」
「うわぁ……」
「同じ日に小椋さんのお兄さんもだって……」
「窓ガラスが内圧で吹き飛ぶくらいの量のアレを放出して……って話だよね」
「引きこもってたんだよね?」
「みたい……逃げようとしても家に閉じこもっててもダメだなんて……」
「……あのね、合宿なんだけどね、意味があるらしいよ?」
「意味って?」
「神頼みかな、それで助かった年があるんだって……!」
ちょっとシフトレバーになってくる
~合宿所、門~
恒一「テープは……?」コソコソ
望月「うん、持って来たよ」ヒソヒソ
恒一「もう続きは聴いてみた?」コソコソ
望月「1人じゃ怖くって……まだ」ヒソヒソ
恒一「じゃあ後で部屋に集まって……」コソコソ
柿沼(榊原×望月、王道……けどやっぱり風見×勅使河原には今一歩及ばないわね」クイッ
辻井「柿沼さん、心の声が洩れてるよ」
怜子「それじゃあ皆さん、明日は神社にお参りをしてクラスの無事をお願いしましょう」
管理人「ようこそいらっしゃいました!」ニコニコ
「お部屋の方は全部開けてありますからね?」ニコニコ
怜子「これから3日間よろしくお願いします」ペコリ
管理人「はぁい、こちらこそ」ニヤリ
俺の綾野ちゃんが…
BBAの絶頂は勘弁な
孫に女装させ続けたあげく、イキ地獄にした連中を止泊めるんだよな……
~恒一・望月の部屋~
勅使河原「じゃあ……再生するぞ?」
カチッ……キュルルル――キュル――……
カセット『……で、肝心なのはこのあとだ』
『やっとの思いで下山した直後……それがあったんだ……』
『それっていうのは……つまり……』
『俺は……場所は合宿所のそばの森の中だった……』
『そこで俺……ザザ……ってヤツと言い争いになって……』
『それから……掴み合いのケンカになったんだ……』
『それで……それで……気がついたときにはアイツのこと……押し倒してた……』
『なんか……ザザ……のヤツやたら上気した顔しててさ……』
『前から男の癖に女みたいな顔しやがってって思ってたんだけど……もうなんか女子を押し倒してる気分になっちゃってさ……』
『このまま災厄の犠牲者になるくらいなら……って自棄になって……』
『気がついたら、犯しちまってた……』
恒一「うわぁ……」
>>200
ようシガーライター
乱交パーティーすれば助かるのか
カセット『俺……怖くなって合宿所の部屋に逃げ帰ったんだ……』
『その日はもう1泊合宿所で休んでいくことになって……』
『誰にも言うこともできず……結局ほとんど眠れなかった……』
『……ザザ……が帰ってきたらチクって大騒ぎになるんじゃないかって……』
『なのに……朝になっても全然そんな気配がなかったんだ……』
『それで俺……確かめに行ったんだよ……ザザ……の部屋まで……』
『そしたら……いなかったんだよ……ザザ……が!』
『あいつと同室の男子に訊いてもそんなヤツ知らないって……』
『俺はすっかり混乱しちまって……仕方なくそのまま朝食に出てみたら……』
『女子の制服を着たアイツがそこにいたんだよ!』
『お前……ザザ……だろ? なんでそんな格好してるんだって問い詰めたら……』
『私そんな男の子みたいな名前じゃないよって笑い飛ばされちまって……周りも俺のこと怪訝そうな顔で見てて……』
『それで俺、悟ったんだ……』
『俺がイかせたあのちんこ、あれがクラスに紛れ込んでたもう1本だったんだって……』
てっしー焦って変なことするんじゃあないぜ…
これ恒一か望月だろ どっちだろうか
1本でいちいち吹く
大穴で川掘
見崎を襲う展開にはなら無いよなコレは…
カセット『俺はあの時、確かに男子に欲情してホモセックスした……』
『この事実に変わりはない……』
『だから……ここで告白しておこうと決めた……』
『これが俺の罪の告白だ……』
『合宿から2週間……あいつのちんこと深く関わった俺だけはあいつが男子だったことを覚えている』
『でもそれも時間の問題じゃないかって気がする……』
『だから記憶がまだ確かなうちにこの事実を……』
『どうやったら災厄を止められるかを伝えようと思って……』
『……』
『いいか……ないちんこをイかせろ』
『ないちんこをイかせるんだ……』
『それが……始まってしまった災厄を止める方法だ……!』
赤沢さん達が恒一を逆レイプする展開はよ
あぁーー
ネタスレかと思いやこんなことに
>>213
代わりに望月になるんじゃない?
それかみんな頭おかしくなってたってことで見崎が男に見えるみたいな
ワロタ
以外に破綻してなくてワロタ
しかし26年前にチンコを失った岬さんは、自分のせいでこんなことになってると知ったらどんな気持ちになるんだろうか
恒一「……名前の部分が不鮮明だったのは、これも改竄されてるってことかな」
見崎「たぶん」
恒一「なら……これ本物だね、松永さんに会うのはもう止そう」
勅使河原「だな、あのおっさんがそんな変態犯罪者予備軍だったとは……っていやいや、今はそんなことより止める方法だろ」
望月「けど、アレが生えた女子って僕ら男子と見分けがつかないって……」
恒一「……」
勅使河原「……」
見崎「……」
望月「え? なに?」キョトン
恒一「……とりあえず本人も気付かないらしいね」
望月「あのさ……この合宿に来てるかな、もう1人」
勅使河原「……」
見崎「……」
恒一「……」
望月「もう、さっきから何なのさー!」ムー
掘っちまいなよ
全員オナレばおk
恒一「あー、じゃあさ、仮にもう1人が誰か分かったとしてさ」
望月「うん」
恒一「それで、どうする?」
望月「え?」
恒一「災厄を止めるにはそいつをイかせなきゃいけないんだよ?」
望月「あ……」カァ…
恒一「同級生のアレを、握れる?」
望月「うぅ……」モジモジ
勅使河原(なんか望月のならOKな気がしてきた)
ないチンコをイかせろwwwww
川堀なら誰でもイケるだろw
川堀君を対策係に任命する
誰か、痴女沢さん呼んできてー きてー きてー(エコー)
~食堂~
勅使河原「……どうするサカキ」ヒソヒソ
恒一「どうするって言ってもなあ」コソコソ
勅使河原「けどもう1本は望月で決まりだろ」チラッ
望月「?」モキュモキュ
恒一「万に一つ間違ってたらどうするのさ、勅使河原責任取れるの?」コソコソ
勅使河原「う……そう言われると参るな」ヒソヒソ
恒一「確実にないちんこを見分けられる方法がないと、思い切った行動はやっぱり取れないよ」コソコソ
勅使河原「そんな方法あんのかなー」ハァ
見崎「……」モグモグ
ガシャン――ドサッ!
和久井「うぃぐぅううっ!!」ビュルビュル
風見「先生! 和久井がアワビの姿煮を見て災厄に……!」
千曳「なぜそんな危険なモノをメニューに……仕方ない、私が彼を病院まで搬送する!」バタバタ
管理人「あらあら……」ニヤリ
和久井wwwwwww
わっくん免れて無かったか…
これはこれで嫌な管理人だ……
これはヒドイ…
これ鳴ちゃんと恒一の立場逆になりそうだな 恒一が疑われて襲われて鳴ちゃんが助けるみたいな
女子に襲われるならむしろご褒美だなw
風見も美形だよな……
恒一「和久井くん無事だと良いけど……」
望月「千曳先生もついてるしきっと大丈夫だよ」
見崎「……ねえ、榊原くん」
恒一「どうしたの見崎?」
見崎「夕食後って時間ある?」
恒一「え、うん……予定は特にないけど」
見崎「そう……私の部屋同室の子はいないから、もし良かったらあとで来てくれる?」
恒一「1人部屋……」ゴクリ
見崎「2人きりで内緒のお話、しましょう?」
恒一「……見崎、絶対またわざと意味深な言い方してるでしょ?」
見崎「バレた?」クス
「けど大事な話があるのは本当、部屋で待ってるね」トテトテ
阿鼻叫喚じゃねーか
和久井はアワビの姿煮で射精してるのにこういっちゃんの自制心はすごいな
~見崎の部屋~
見崎「どうぞ、好きなところに腰掛けて」
恒一「うん、じゃあ椅子借りるね」
見崎「……見えちゃいけないものを隠すための布の話、榊原くんは覚えてる?」
恒一「ああ、前にさんざんからかわれた眼帯のことだよね、もちろん覚えてるよ」
見崎「この眼帯の下はね……」スッ…シュルッ…
恒一「あ……義眼?」
見崎「そう、幼い頃に悪性の腫瘍ができてしまって。それで霧果が作ってくれた義眼なの」
恒一「その義眼が見えちゃいけないものなの? そんなに綺麗なのに……」
見崎「……そういうこと臆面もなく言えるのが榊原くんらしいよね、嫌いじゃないけど」ボソリ
恒一「なんだって?」
見崎「ううんなんでもない。とにかく、見えちゃいけないのは義眼じゃない、むしろこの義眼が見せるの」
恒一「義眼が……? 見せるってなにを?」
見崎「死の、色」
そこは変わらないんだ
恒一「死の色?」
見崎「そう、言葉では言い表せないような色なんだけど、死に近いほどその色が濃く見えるの」
恒一「じゃあもしかして……」
見崎「うん……ないはずのもう1本が失われた夜見山岬くんのモノなら、私のこの義眼で判別できると思う」
恒一「すごいよ見崎! それなら間違うことなく災厄を止めることができるよ!」
見崎「ただ、ね」
恒一「うん? どうしたの?」
見崎「直接見ないとダメなの、服越しとかじゃ色は分からない」
恒一「そうなんだ、どうしよう……事情を話してみんなのズボンを下げて回るわけにはいかないし……」ウーン
見崎「榊原くんは気味悪がったり疑ったりせず受け入れてくれるんだね」
恒一「だって見崎が嘘つく必要なんかどこにもないし、その力も今の僕らにとってすごい心強いからね、怖がる必要なんかないよ」
見崎「ありがとう榊原くん……それじゃあズボン脱いでくれる?」
恒一「うん……え?」
大きい・・・って言いながらフェラする展開がいいです
BBAが狂ったらどうなるの?みんなが鳴を殺す代わりに何が起こるの?こわい
俺「脱いだよ」ギンギン
見崎「他の人のを確認するのは難しいかもしれないけど、私の話を信じてくれた榊原くんは拒まず協力してくれるよね」
恒一「えっと……本気ですか?」
見崎「可哀想な私の半身……未咲の災厄を一刻もはやく止めてあげたいの」
恒一「う……」
見崎「さ・か・き・ば・ら・くん? お願い?」
恒一「で、でもほら……僕入院中に一度赤沢さんからチェックされてるし!」
見崎「赤沢さんが……チェック?」ピクッ
恒一「そ、そうなんだ死者は冷たいって俗説がどうのとかで、僕のは温かいからないモノじゃないって――」
見崎「へぇ、赤沢さんに触られたんだ?」
恒一「あ、あの……見崎さん?」
見崎「…………えいっ」ガバッ カチャカチャ
恒一「うわあ、ベルトに手をかけるのはやめて! 後生だから!」
ドタドタドタ…バタン!!!!
勅使河原「サカキ! 俺やっちまったかもしれ――
恒一「あ」
パンツ食べた
勅使川原くん・・・・・・
てっしー…
恒一「えっと……」
見崎「……」
勅使河原「邪魔したすまん」クルッ
恒一「ちょっと待って勅使河原誤解だから!」ガシッ
「あと見崎これ以上誤解を生みたくないから今はちょっと離れて!」
見崎「……」ドッコイショ
恒一「そんな血相変えて、きっと何かあったんだろ?」キリッ
勅使河原「……そうだ、オレやっちまったかもしれねぇ」ワナワナ
恒一「も、もしかして、早まって望月を……?」
勅使河原「いや、やっちまったのは……風見だ……」
「なあ、風見は男か? それとも女になってるのか……?」
恒一「風見くんは……」
見崎「男子だよ」
勅使河原「やっぱりやっちまった……」ガクリ
>>104
未来の未も同じ意味だろうが
亀マジレスサーセンwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
\ / .::::::::::::::::::::::::;;:;;::,ッ、:::::: ) く ホ す
\ l ,ッィrj,rf'"'"'" lミ::::::: く れ モ ま
Y ,!ミ::::::: ヽ な 以 な
`ヽ、 | くミ:::::::: ノ い 外 い
|、__ ャー--_ニゞ `i::::,rく か は
``''ー- ゝ、'l  ゙̄´彑,ヾ }::;! ,ヘ.) ! 帰
゙ソ """"´` 〉 L_ っ
/ i , /| て r
≡=- 〈´ ,,.._ i 't-'゙ | ,へ ,r┘
,、yx=''" `ー{゙ _, -、 ; l レ' ヽr、⌒ヽ'
゙、`--─゙ /! `、
_,,、- ゙、 ー'' / ; `、
-''"_,,、-''" ゙、 /;;' ,' / 、\
-''" / `ー─''ぐ;;;;' ,' ノ
// / ヾ_、=ニ゙
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勅使河原「あれから部屋に戻ったらよ、そういえば最近風見のヤツが挙動不審なことに思い当たったんだ……」
「それがどうしても気になって、色々昔のこと問い詰めてみたんだよ……」
「ほら、男友達ならではの秘密みたいなものってあるだろ……?」
「そしたらアイツ、全然覚えてなくってさ……」
「よく見たら結構綺麗な顔してるし、もしかしたら風見がないちんこなんじゃないかと思ってそれで……」
恒一「……やっちゃったの?」ドンビキ
勅使河原「ああ……抑えつけてしごいたらアイツ、噴水みたいに勢いよく……」
「その弾みでベランダから落ちたと思ったら動かなくなっちまってさ……なあ、オレどうしたら良いんだ!?」
見崎「勅使河原くんの処遇は後回し、今は風見くんの安否を確かめるのが先決だと思う」
恒一「そうだね……2Fから落ちたんじゃ普通に怪我してるだろうし、そうじゃなくても放置してたら脱水症状とかで死にかねない」
勅使河原「あ、ああ……そうだな……オレの部屋の真下だ、着いてきてくれ……」フラフラ
予想はしてたがワロタ
これで風見が目覚めてしまうのか……
てっしー空気嫁!
::::::::::i :・ | ;ヘ, ::::::::::::::,!
:::::::::::i ・: | /./ :::::::::::::::::;!
:::::::::::i :・ !、. / / ::::::::::::::::,! ,-、
:::::::::::::、 ・: :、 /./ :::::::::::::/ _____ (<ヽ!
::::::::::::::゙:、 :・ ヽ、 i^ヾ'i :::::::::/ ;'、;:;:;;;;:;;゙i . ゙iヽ\
:::::::::::::::::ヽ、 ・: \ ゙、_ ゙:、 :::;ノ i'゙i;====ヨ ,! \\
::::::::::::::::::::::::\ :・ ゙''ー--、____゙i `ヽ、-‐'" ! ''゙i;:;:;:;:;;! ,r‐'゙゙'' ,! ヽ、>
:::::::::::::::::::::::::::::::\ :・:・:・:・:・:、 ゙'ー‐-、,,;---、ゞ ゙''''''i'/ /
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ゙''ー-、,,___ ,;. 、 ,ソ
゙i` ,:;'' i; ヾi′
| '" ;: ゙|
. | ;: !
| ;;! ,!
i'^ゝ _゙__,,!、
F、;ニニニニ、゙;‐''ヾ'
,;-‐'′ ゙i i i
/ ,!,! ,!、
/ _,,ノノ ; ヽ、
,/ ,;-‐''′`ヽ、 ゙;、
i' /_,,;-‐''′ ゙:、 ゙i
i `i ゙:、 ;゙ヽ、
~エントランス~
勅使河原「……こっちだ」フラフラ
見崎「……」トテトテ
恒一「……? 食堂のドアが半開きになってる……誰かいるのか?」
テクテク……ガシィッ!
恒一「うわっ!?」
前島「ひぎぃいい」ビクビク
恒一「ま、前島くん! どうし――」ヌルリ
「これは……精液!?」
前島「かんりにゃひぃいいいいいいいん」ビュルルルルル
恒一「かんり……管理人? いったい何があったんだ前島くん!」ユサユサ
赤沢「いったい何を騒いでるの?」
勅使河原「お、おいおいどうしたんだよ」
恒一「前島くんがディルドーでアナルを刺されてるんだ!」
赤沢「なんですって!?」
ひでえwww
なんでご丁寧に松永に習って男が男を襲うんだよ!
女でいいだろ!
面白すぎwwwwwwwwww
恒一「それで……風見くんは?」
勅使河原「それが……いねぇんだよ……」
恒一「なんだって!?」
キャアアアアアア!!??
赤沢「あれは……多佳子の悲鳴……っ?」
恒一「杉浦さん!」ダッ
見崎「……」トテテテテ
赤沢「アンタは前島くんを安全なところに運んで119番ね!」タタタッ
勅使河原「は、はい……」
すごい!赤沢さんが的確な指示を出している…!
>>260
アカザーさんなら進んでクラス男子全員分対策してくれそうだな
特殊清掃が必要だわこりゃ……
ちょっと由美たんの落下地点にスタンばって事故の要因になっておくね
――赤沢・杉浦の部屋
赤沢「多佳子ー! どこにいるのー!?」
見崎「いないみたいね」
恒一「くっ……いったい何が起こってるんだ……!」
望月「ねえ、何だか騒がしいけどどうしたの?」フラッ
恒一「ああ望月丁度いいところに! 杉浦さんと風見くんを見なかったかい?」
望月「風見くんなら……さっき部屋に来たよ」
「なんか泥と生臭い匂いにまみれてて、勅使河原の様子がおかしいって問い詰められて……テープの内容話しちゃった」
恒一「あの事実を知ってしまった人間が増えたのか……テープはちゃんと保管できてる?」
望月「もちろん、ほら部屋に……」ガチャ
「ってない!? テープレコーダーがなくなってるよ!」アセアセ
恒一「いったい何がどうなってるんだ……」
赤沢「多佳子ぉー……」グスン
勅使河原「おい、風見は見つかったか!?」
恒一「ううんまだだよ、前島くんは?」
勅使河原「悲鳴聞いて駆けつけたやつに任せてきた」
恒一「そうか……とにかく今は手分けをして杉浦さんと風見くんを探そう」
「それにみんなに強姦魔が合宿所内に潜んでいるから避難するように伝えるんだ!」
望月「ご、強姦魔……?」
勅使河原「そ、そうなんだよ、前島のヤツがヤられた!」
赤沢「あと多佳子も悲鳴をあげてたの……助けてあげなくちゃ……」グスン
見崎「今はここで話してないで迅速に行動しましょう、さあ」
恒一「見崎の言う通りだ、みんな行こう!」ダッ
てっしーお前も風見襲っただろwww
尻アス
はよはよ もう寝たい
~王子・猿田の部屋~
ガチャ――!
恒一「2人とも逃げるんだ! この館には強姦魔が潜んでいる!」
王子「……え?」
猿田「いきなりなんの冗談ぞな?」
見崎「冗談じゃない、前島くんが絶頂させられた」
王子「なんだって!?」
赤沢「あと多佳子も悲鳴あげてたの……」グスン
恒一「僕らは他の部屋にも注意して回るから、2人ともちゃんと避難するんだよ!」ダッ
見崎「それじゃ……」トテテテ
赤沢「多佳子ぉ……っ」タタタタ
バタン――……
猿田「ここは言うこと聞いておいた方が良さそうぞな?」
王子「そうだな、逃げるぞ猿田」
風見「……どこに逃げるんだい?」ユラリ
~怜子の部屋~
コンコンコン
望月「あの、先生……?」
勅使河原「緊急事態なんです、すみませんが開けますよ!」
ガチャ――ギィ……
望月「……いない?」
勅使河原「お、おい望月、廊下見てみろ……これ血じゃねーか……?」
望月「みたい、だね……」
勅使河原「……」ゴクリ
望月「先生の無事を確かめなきゃ!」グッ
勅使河原「おいおいマジかよ……」
なぁ・・・なんで鳴ちゃんは実際にちんこ見たらないちんこだって分かるって事を知ってるんだよ・・・
松井さんと金木さんと風見で3Pか!?
夜見山岬の写真見たとき服越しでもわかったんだろ
望月「血痕はあの部屋まで続いてるみたいだね」
勅使河原「あ、開けるのか……?」
望月「うん……いくよ……」ガチャリ
キィ――……
望月「あの……先生……?」
ウィンウィンウィンウィンンンンン……
望月「せん、せい……?」
ヴィイイイイイイイインンンンン――ッ!!!
管理人「あんたらもこの子たちみたいにこのバイブで処女を散らしてあげるよぉおおおおおお」クワッ
松井「」ビクンビクン
金木「」プッシャー
勅使河原「わああああああああああああああああああ!!??」
望月「うわあああああああああああああああああああ!!??」
>>276
本当は服越しでも分かるのに、こういっちゃんに嘘ついた訳ですね
赤玉じゃなかったかw
>>276
じゃぁ実際に見なくてもズボン越しで見えるはずじゃん
やっぱり鳴ちゃんが一番の痴女じゃねーか
シフトノブの綾野さんよりマシや
>>278
やっぱ本当の痴女は鳴ちゃんだったか
~エントランス~
恒一「この悲鳴……勅使河原たち!?」
見崎「何かあったみたいね」
赤沢「行ってみましょう、そこに多佳子もいるかもしれない……」グスン
ピンポンパンポーン……
恒一「こんなときに館内放送……?」
スピーカー『対策係からの大事なお知らせです』
赤沢「この声、多佳子! 無事だったのね……!」
スピーカー『これからお聞かせするテープは、15年前災厄が途中で止まった年に残されたテープです』
恒一「な……っ」
スピーカー『<カチッ……ザー……どうやったら災厄を止められるかって言うと……>』
『<ないちんこをイかせるんだ……それが始まってしまった災厄を止める方法だ……カチッ>』
『事実……15年前災厄は途中で止まりました』
『そして……今年は……』
百合ップルがおしりを突き出してアヘって一輪刺しされてる絵を想像して精子吹いた
スピーカー『今年のないちんこは……』
『……望月優矢です』
『なぜならどう見ても彼が女の子だからです』
『あんな可愛い顔して男子だなんて、どういうことでしょう……?』
『それは彼にないはずのちんこが生えてるからです』
『今の彼のちんこは偽物です』
『ですから……』
『犯ぜぇ゛え゛え゛え゛え゛っ!!!!!』
杉浦さんになんつーセリフを言わせやがるww
杉浦さんはブレないな
福圓さんの声でだと?
ふぅ……
ナイチンコヲ オカセ……モチヅキハ ドコダ!
アニキノ カタキィイイイ!!
恒一「まずい、クラスのみんなが一斉に望月を狙い始めた……!」
赤沢「でも多佳子の言う通り望月くんが今年のない者だとしたら、これで災厄も終わるわ」ホッコリ
見崎「まだ確定じゃない」
赤沢「けど望月くん以外で考えられる?」
恒一「まあ確かに……それに彼が犯されてからじっくり判断すればいいか」
見崎「……それもそうね」
赤沢「絶対彼が元女の子よ、対策係の名にかけても良いわ」キリッ
恒一「あ、望月たちが管理人に追われてこっちに逃げてきた」
赤沢「ここで指を咥えて見ていたら対策係の名折れよ! 待ちなさい望月くんあなたを――
望月「ごめん!」ヒザゲリッ
赤沢「げふぅう!?」ゴハッ
小椋「――見つけたアニキンポの仇ぃいいいいいいい!!」
望月「」ビクッ
望月にしぼってきやがったww
結局見崎は恒一のちんこ見たのか?
アカザーさん膝蹴りAAはよ
見崎「小椋さん率いる3組メンバーが反対方向から来ちゃった、これはもう望月くんも詰みかな」
管理人「孫の苦しみをお前たちにも味わわせてやろうと始めた襲撃だけど、さっきの放送を聞いて気が変わったよ……」ハァハァ
「さあお嬢ちゃんたち、その獲物をこっちに寄越しなさい!」ヴィィイイイイイン!!
小椋「ババアは引っ込んでろよ! こいつはアニキンポの仇なんだ、アタシが犯す!」ジャキン!
恒一「あ、あれは前島くんに刺さってたディルドー」
見崎「勅使河原くんが前島くんを預けた人って小椋さんだったのね」
勅使河原「ああ、今頃誰か面倒見てやってるかなあいつのこと」フゥ
望月「ちょっと待ってなんで勅使河原くんいつの間にか他人事になってるの!? さっきまで一緒に逃げてたよね!?」
小椋「邪魔するヤツは……犯す!!」ビュンビュンビュン!
管理人「やってみな小娘ぇえええ!!」ヴィィイイイイイン!
ダッ…――ガキンッ!!!!
アニキンポって…
小椋「オラオラオラァアアア!!」
管理人「シィイイイイイイ!!!」
――ガキンガキン! ヴィン! ザシュッ! ビュンッ!
恒一「なんて凄まじいディルドーの応酬なんだ……」
見崎「実力は拮抗してる、しばらくこう着状態が続きそうね」
望月「い、今のうちに逃げなきゃ……!」
風見「――残念だが、そうはイかないよ」ユラリッ
辻井「つじぃいいい!?」ビュルルルルル!!
米村「むらぁああああ!?」ドピュルルル!!
川堀「ほりぃいいいいい!?」ドピュウウウン!!
勅使河原「か、風見!?」
どんどん脱落してくな
風見「キミたちは猿田くん、王子くん、辻井くん、米村くん、それに川堀くんのことは覚えているかい?」クイッ
恒一「あ、ああ……みんな覚えてるよ」
風見「……やはりどいつも不正解だったか」
恒一「まさか風見くん……!」
風見「きっと想像通りだよ、そうさこの手でイかせてやったのさ5本ともね!」
「勅使河原、キミのおかげで目が覚めた……犯らなきゃ犯られる、そういうことだろう?」クイッ
勅使河原「違うんだ風見、あれは気の迷いというか……っ」
風見「僕のペニスに残された時間はもうわずかなんだ、ほら見てくれ」ギギン ギュッ
恒一「な……っ、根元から何重にも縛り上げている!?」
風見「こうでもしないとイってしまうからね……しかしこの状態が長引けば壊死してしまうだろう」
見崎「なんて無茶なことを……死の色が濃くなりつつある」
風見「何を言ってるのか良くわからないけど、無茶は承知の上さ」
「ないちんこをイかせて桜木さんを救うためなら何だってやってみせる!」
勅使河原「風見……お前……」
風見「そういうわけで望月くん、僕はこれからキミを……犯させてもらう!」ギギン
テクニシャン風見
風見が真のホモだったか
変態すぎる
スーパーホモ祭り
残りは…?
支援
風見「これで何もかも元通りになるんだ……桜木さんの処女もきっと……」カチャカチャ
望月「やだよぉ……ズボン脱がせないでぇ……」グスン
風見「これでも僕は秀才でね、猿田くんと王子くんの予習でコツは覚えたから辻井くんたちのようにすぐに終わらせてあげるよ」ズリッ
望月「見ちゃらめぇえええ……」ポロン
風見「はははまるで処女のような恥じらい方だね! 処女がどんな風に恥らうのか知らないけど!」シコシコ
見崎「あ」
恒一「どうしたの見崎?」
見崎「……榊原くんもすぐに分かると思うよ」
恒一「それってどういう――
望月「もうらめぇえええええ!!」ドヴュルルルルル!!
風見「ふぅ……他愛もない、これで災厄も終わりか……む?」
望月「」ピュルル…ピュルルルルルルルルルルルッ
風見「馬鹿な……イかせたのにペニスが消えていない!?」
「そうだきっと消えるまでタイムラグがあるんだ僕のこのペニスの戒めを解けばきっと災厄はもう収まって――
ドピュ――!!!
こんな奇才の書き手が何の野心も持たずただただVIPで居る時代なのか
まさかの風見?
悲しすぎる
風見「」ドピュルルルルルルルルル
勅使河原「か、風見ぃいいいいいいいい!!」
恒一「いったい何がどうなってるんだ……」
見崎「榊原くん、小椋さんたちの方も決着が着いたみたいだよ」
管理人「やる……じゃない」プシャアアアアアア!!
小椋「アンタこそ……ね……」ビクンビクン!!
見崎「お互い突き刺して相打ちだなんて、随分器用だと思わない?」
恒一「そ、そんな、望月がイかされた後なのにあの2人まで絶頂に達している……まさか」
見崎「そうだよ榊原くん」
「望月くんのモノには死の色が見えなかった、彼は正真正銘の男の子だったということ」
恒一「ちょっと待ってくれ見崎……ということは残る絶頂してない男子って……」
見崎「うん、気がつけばもう勅使河原くんと榊原くんの2人だけだね?」
誰も幸せにならなかったな
BBAとか誰得なんだよ
榊原恒一VS 勅使河原直哉
', ;l: ll kr'´ ィイィ彳彳彳彳
ヾ州ィイイィ彳彳彡彡彡
_ __ ,′ ``ヾミミミ
,. '´;:.:.:.:.::::::::.:.:.``ヽ ,′ -‐ミミヽ/ミミミミミ
,. '´..:.:.:,. -─‐‐- 、;;;:;:.:ヽ〈 ,′ミミミミヽ
/ .:.:.:.:.:.く ``ヾ「ヽヽヾミニ二二ミヽ `ヾミミミ
./ .:.:.:.:::::::::::::〉 ∠二二ニ彡' V/ T TTにニニニニニニニニニ====
/ .:.:.:.:::::::::::::::/ -='ぐ / l ||¨´ ̄`` . :; そんなことを言うのは
/ .:.:.:.::::::::::::::::/ '''´ ̄` / `Y´ . ;..:
,′.:.:.:.:::::::::::::〈 ヽ____ノ', .;: .;: この口かっ……んっ
',.:.:.:.:/´ ̄`ヽ;;;', .;;;' ``ヾミヽ j! ,. ′.;: .;:. :
',.:.:.:ヽ い( ミj! )ミミj 、 、 ', ., 、:, 、 .; :.
',;;;:;:;:入 _ ..:;.;:.:;..:`Y ミj! 、 、 ', ., 、:, 、
';;;:;:.: `フ´ _ノ . ;: .;: .; :. ;:. ;:.`Y´ 、 、 ', ., 、:, ,. '´
Lノ´ ̄ , ィ´ .:; .:; . ;:. ;:. ;: .;: .; :. ;:. ;} 、 、 ', ., 、:,,.: '´
ノノ ____\ ;.: .;: . :;. :;. :;. :; .;: .;: .;人 _; :; :; ィ´`ヾ
杉浦「そう……まさか望月くんは囮だったとはね……」ユラリ
恒一「杉浦さん!?」
赤沢「た、多佳子ぉ……」シクシク
杉浦「良かった、泉美が無事で」
「あのババアに寝込みを襲われかけたのが私で良かった、あなたが処女を奪われてたら私もう耐えられない……」
見崎「……それで、この騒ぎの収拾どう付けるつもり?」
杉浦「決まってるじゃない……」
「勅使河原に榊原2人まとめて犯して災厄を私の手で止めてやるんだよぉおおおおおお!!!」クワッ
勅使河原「風見……オレのせいで、ごめんな……風見ぃ……」
杉浦「オラまずは1本んんんんんんん!!!!」シコッティ!
勅使河原「かざみぃいいいいいいいいん!!??」ドピュルルルルルルル
まさかの鳴が恒一をイかせて終わりかよ・・・
ハッピーエンドだな
最後は赤沢さんがやれよ 対策係だろ
杉浦「こいつもハズレ、か……」フン
「それじゃあ……榊原、ケツの穴かっぽじってやるから観念しろやぁあああああ!!」
恒一「く……っ」
赤沢「だ、ダメ多佳子ぉ……!」ギュッ
杉浦「あっ、ちょ、そんな後ろから急に抱きしめられたら……っ」
赤沢「恒一くんは私が病院でちゃんと対策したからない者なんかじゃないわ……だからっ」
杉浦「わ、わかったからぁ……耳元で囁くのらめぇ……」ビクン
赤沢「じゃあ、もうこんなことは止めてくれる……?」
杉浦「やめましゅううううだからあああああ」ビクンビクン
赤沢「ありがとう多佳子、大好きよ」ギュッ
杉浦「」プッシャアアアアアアアアア
赤沢「あれ? 多佳子? 多佳子ぉ……?」ユサユサ
怜子「ふぅ良い湯だったわー」ホカホカ
「……って何この惨状!?」ビクゥ
残念無能が出た
まさかの怜子さんが無能ボジ
~恒一の部屋~
見崎「赤沢さんもたまには役に立つんだね」クス
恒一「笑い事じゃないよ……貞操の危機だったんだから……」ハァ
見崎「女の子に無理やりされるのは、きらい?」
恒一「好きでもない子にされるのが嫌なだけだよ」
見崎「そう……」
恒一「ところで怜子さんに後処理任せちゃって良かったのかな」
見崎「引率教員なんだし、これくらいは働いてもらわないとね」
恒一「それもそうか、えっとあとは――
見崎「榊原くん」
恒一「な、なに?」ビクッ
見崎「現実から目を背けちゃダメだよ」
恒一「……はい」
見崎「最後の2択だった勅使河原くんも杉浦さんの手でイかされた」
「消去法で考えれば答えは明白――そう、榊原くんが今年のもう1本の持ち主だったんだよ」
千曳先生が…
千曳先生はクラス関係者じゃないから違うだろ
何より誰特
是非フェラであってほしい
百合エンドか
恒一「そんな……けど、自分が元は女の子だったなんて信じられないよ……」
見崎「現象が起こると同時に記憶も辻褄が合うように改竄されるそうだから、仕方ないよ」
恒一「でも、でも……! 僕には好きな人がいるんだ、その人は女の子なんだよ!」
見崎「そう……けどそれも現象のせいかもしれない」
恒一「この気持ちまで作られたものだっていうのか……母さんの命を奪っただけじゃなく、恋心まで弄ぶなんて……!」
見崎「榊原くん……」
恒一「でも……僕が女の子に戻ることで、見崎の妹さんたちは救われるんだよね」
見崎「……」
恒一「……僕、覚悟を決めたよ」
「悪いけど見崎、僕はこれからしなくちゃいけないことがあるから部屋に戻っててくれるかな」
見崎「……」
恒一「……見崎?」
見崎「その、榊原くんがイヤじゃなかったらだけど……手伝っても、いいよ?」
恒一「」ドキッ
http://up.null-x.com/poverty/img/poverty12326.jpg
漫画版だけど 女恒一15歳はこんな感じだろ 怜子さん似ということで
恒一「ま、またそうやって僕をからかおうっていう魂胆だね、分かってるよ」ハハ…
見崎「今回は、冗談抜き」
恒一「いや、でも……本気で言ってる?」
見崎「榊原くんは、やっぱりイヤ?」
「……好きでもない子には触られたく、ない?」
恒一「そんなことない!」ズズイッ
見崎「」ビクッ
恒一「あ、ごめん……その……」
「むしろ嬉しいというか……見崎なら、いや……見崎に、触られたい」
見崎「…………うん」
恒一「じゃ、じゃあズボン脱ぐ、ね……」
カチャカチャ…
ジィ-…
ストン…
パサッ……
>>325
けしからん絶壁
恒一「……ぬ、脱げたよ」
見崎「……!」
恒一「み、見崎……?」
見崎「……」ジー
恒一「あんまり見つめられると、その、恥ずかしいんだけど……」
見崎「……おかしい」
恒一「え? 僕のなんかおかしいの!?」アセアセ
見崎「違うの、その……」
恒一「う、うん」
見崎「色が見えないの」ジー
恒一「い、いろ……?」
見崎「榊原くんのコレからは、死の色がまったく感じられないの」
恒一「え……つまりそれって?」
見崎「増えたもう1本の持ち主、榊原くんじゃないみたい」
ここにきてまさかのお預け&急展開
なん…だと
赤沢さん正しかったのか…
座席表だれか!はよ
>>325
ボカァもう····ボカァもう···
うっ····最低だ僕···
恒一「え、ちょっと待って、それこそおかしくない?」
見崎「榊原くん落ち着いて……とりあえず、まずズボンを履いて」
恒一「あわわわっ」カチャカチャ…ジィー…
見崎「もう良い?」
恒一「う、うん……大丈夫」
見崎「そう……確かに榊原くんの疑問ももっとも、明らかにおかしい」
恒一「僕以外の男子全員絶頂しているのに、僕のまで違うなんてことあり得るの?」
見崎「……そもそもの前提が間違っている、とか」
恒一「前提?」
見崎「1つは……増えたアレをイかせることで災厄が止まるっていう、前提」
「もう1つは……増えたアレの持ち主が男子として認識されているっていう、前提」
この見崎は痴女なんだから気にせずやっちまいなよ
ひどい生殺しだ
2人繋がって 同時に絶頂迎える展開はよ
おあずけかよ
恒一「でも前者が間違ってたらその時は打つ手なしになっちゃうよ」
見崎「うん、だからこの場合は後者のケースで考えてみた方が良いと思う」
恒一「つまり女子にアレが生えたのに女子のままクラスに在籍してるっていうケース?」
見崎「うん、そう……ただそんなことあり得るのかは、疑問ね」
「もう1本が増えた時点で記憶も記録も辻褄が合うように改竄されるはずだから……」
恒一「いや……でも待てよ、状況証拠的に女子がもう1本の持ち主である可能性は否定できないかもしれない」
見崎「状況証拠?」
恒一「僕と見崎は知ってるよね、最初の犠牲者が誰なのか」
見崎「もちろん知ってる、未咲のことを忘れられるわけがない」
恒一「そう……そして藤岡さんが災厄に見舞われたのは僕がが転入してくる前だった、そうだね?」
見崎「うん、そうだけど……」
恒一「そもそも4月からじゃなく5月から対策を急遽開始したのは、僕の転入によってクラスの男女比に偏りが生じてしまったからだそうだね」
「赤沢さんが転入してすぐ丁寧に説明してくれたよ」
「つまり逆を言えば、それまではなんら男子が増えた形跡がなかったということになるよね」
「なのにその4月の段階で藤岡さんが犠牲になっている……これっておかしくないかな?」
見崎「確かにそう言われてみると……」
恒一「とまあ、これが性転換が起こっていないと僕が考える状況証拠だよ」
「所詮推測の域を出ないんだけどね」
見崎「ううん、それでもちゃんと筋が通ってる。私は榊原くんの推測を信じるよ」
恒一「ありがとう……そしたらもう少し僕の推測に付き合ってもらってもいいかな」
見崎「続きがあるんだ?」
恒一「うん、ただここから先はさらに当てずっぽうみたいなモノだけどね」
見崎「榊原くんの推理は面白いから大丈夫、続けて欲しいな」
恒一「そう言われるとなんか照れくさいよ、けどありがとう」
見崎「さっきは私の当てずっぽうのせいで恥ずかしい姿にさせちゃったし、そのお返しだと思って?」
恒一「う……それは忘れてくれると助かるんだけど……」
見崎「じゃあ忘れるくらいすごい推理を期待してる」クス
恒一「そうだなあ……」
「じゃあ、見崎がもう1本の持ち主っていうのはどう?」
せやろか?
( ゚д゚ ) ガタッ
.r ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
ひとまず鳴ちゃんルートは確定したようだな、安心した
マンコだっ!!!こういっちゃんはマンコを見る気だぞぉぉぉおおぉーー!!!!!!
見崎「えっと……今度はセクハラ……?」
恒一「残念だけど違うよ、これは冗談とかじゃない」フルフル
「最初に言った通りあくまで推測だけどね」
見崎「けど私には生えてなんかいないよ、榊原くんも水着姿見たでしょう?」
「……もしかして生えてる風に見えたの? それは心外なんだけど」ジトー
恒一「ううん、ちゃんとまっ平らだったよ」
見崎「……これでも成長したのに」ムニ…
「けど、それならどうして私がもう1本の持ち主だなんて推測を立てたの?」
恒一「えっと、その前に1つ質問があるんだ」
「見崎は自分の口の中、眼帯を外して見てみたことってある?」
見崎「ない、けど……」
恒一「じゃあその鏡台を使って、今すぐ確認してみてくれるかな」
見崎「…………なに、これ」
恒一「やっぱり見えるんだね」
見崎「どうして、死の色が……?」
おいおいまさか···どうやって逝かすんだ···
のど・・・ちんこ?
恒一「……3年3組にまつわる現象のルールはいたってシンプルなものなんだ」
「ちんこのない者にちんこが生える」
「だから普通なら女子が男子に変わるんだけど、見崎はきっと別のちんこを失っていたんだね」
「始まりの年のエピソードからも分かる通り、ただ無い者より失った者の方がより強く彼のモノを引きつけてしまうんだと思う」
「見崎が失っていたちんこ、それはそう、口蓋垂――のどちんこだよ」
な、なんだってーー
si
_Y_
r'。∧。y.
ゝ∨ノ >>1が糞SS ,,,ィf...,,,__
)~~( 書いている間に _,,.∠/゙`'''t-nヾ ̄"'''=ー-.....,,,
,i i, ,z'"  ̄ ̄ /n゙゙''''ー--...
,i> <i 文明はどんどん発達し r”^ヽ く:::::|::|:::〔〕〔〕
i> <i. ていた・・・・・・。 入_,..ノ ℃  ̄U ̄_二ニ=
`=.,,ー- ...,,,__ |,r'''"7ヽ、| __,,,... -ー,,.=' >ーz-,,,...--,‐,‐;;:'''""~
~''':x.,, ~"|{ G ゝG }|"~ ,,z:''" ___
~"'=| ゝ、.3 _ノ |=''"~ <ー<> / l ̄ ̄\
.|)) ((| / ̄ ゙̄i;:、 「 ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄\
))| r'´ ̄「中] ̄`ヾv、 `-◎──────◎一'
├―┤=├―┤ |li:,
|「 ̄ |i ̄i|「.//||「ln|:;
|ニ⊃| |⊂ニ| || ,|/
|_. └ー┘ ._| ||/
ヘ 「 ̄ ̄ ̄| /
見崎「……どうして分かったの? 私の気付かないうちに口の中調べたりした?」
恒一「だからあくまで推測だって」
「この間見崎の家に遊びに行ったとき、お母さんが言ってたよね」
「『最近反抗期が収まったのかよく話すようになってくれて……』」
「それでその帰り道に見崎は『何を話せば良いのか分からない』って言ってたっけ」
見崎「……言ったかもしれない」
恒一「あと、そうそう、見崎の携帯電話ってメールが出来るんだよね」
「それはお母さんが見崎との繋がりが欲しくて買い与えてくれたもので合ってたかな?」
見崎「……うん、合ってる」
恒一「連絡を取り合うだけなら普通の携帯電話で充分なのに、どうしてわざわざ春先に出たばかりの最新機種を3年生にもなって買ってくれたんだろうね」
見崎「それは……」
恒一「絵が好きな理由は『言葉では表現できないことを伝えられるから』」
「そして人と関わりあうことを最近まで煩わしく感じていた」
見崎「……」
恒一「見崎、言いづらいけど多分キミは……キミの声は、本来失われてるモノなんだよきっと」
恒一がキスしてイカせる展開はよ
恒一「左目を失った理由は、悪性の腫瘍だったね」
「悪性腫瘍――つまりガンだ」
「見崎は先天的にガンを患い易い体質だったのかもしれない」
「……ガンの1つに喉頭ガンというのがあってね、処置が遅れてしまうと声帯を含めた大規模な切除が必要になってしまうらしいんだ」
「そして声帯を切除してしまうと、声は失われてしまう」
見崎「……」
恒一「きっとその手術で口蓋垂も同時に切除したんじゃないかな」
「そしてその失われたのど『ちんこ』に現象が目をつけた」
「現象によってのどちんこは失われる過程を改竄されて、原因となったガンも手術も後遺症もなかったことになった」
「そして……」
見崎「……そして災厄が始まった、か」
「皮肉なものね、私のせいで愛しい未咲が苦しい思いをしていたなんて」
恒一ここはあの一言だ!
なんか良い話っぽくなっている?
どうやってのどちんこイカせるんだ?
恒一「あくまで当てずっぽうの推測だよ」
見崎「口蓋垂に死の色があることを確かめた今、推測じゃなくてもう確信だよ」
恒一「……見崎は」
見崎「……うん」
恒一「見崎は、どうしたい?」
見崎「……未咲を、助けたい」
恒一「たとえ声を失うことになっても?」
見崎「……」コクリ
恒一「それじゃあ、今度は僕が見崎を手伝う番だ」
見崎「手伝う?」
恒一「口の中をイかせるなんて、見崎はできる?」
見崎「……考えたこともなかった」
恒一「そうだろうね、はは」
ペロペロの出番か
スレタイからは考えられないwwwwwwwwwwwww
意表を突かれたがなんかもやっとして反応に困る展開だな
見崎「……笑いごとじゃない」ムッ
恒一「ごめんごめん」
「けど、1人だと難しくても2人でならできることがあるんじゃないかな?」
見崎「……?」
恒一「見崎が嫌じゃなかったら、目を閉じて上を向いてくれたら嬉しいな」
見崎「あ……」
恒一「やっぱり僕じゃ、嫌かな?」
見崎「……榊原くんのえっち」
恒一「う……そりゃ純粋に僕がしたいって気持ちもそりゃあるけどさ……見崎が嫌ならもちろん止めて他の手を考えるよ」
見崎「……ぃょ」
恒一「うん?」
見崎「……榊原くんなら、いいよ」プイッ
恒一「顔背けられたらできないってば」クス
口の中にナニかを入れないといけないな、これは
プロポーズの言葉が容易に想像できるね
見崎「……」チラッ
恒一「そうそう、こっち見て」
見崎「……なんだかいつもと立場が逆」
恒一「ふふ、そうだね」
見崎「……あのね、榊原くん」
恒一「どうかした見崎?」
見崎「……声をまた失ってしまう前に、伝えたいことがあるの」
「いつか現象の影響で失われてしまう記憶だとしても、それでも伝えておきたい……」
恒一「……うん、聞かせてくれる?」
見崎「あのね、私、榊原くんのことが――
チュ
ふぉおおおおおおおおお
~翌日、エントランス~
望月「うー……なんか昨日酷い夢を見た気がする」
勅使河原「望月もか……オレもなんだよな……」
風見「なんか2階から落ちたみたいな痛みが体の節々からするんだけど……」
辻井「なんで前島くんはヒョコヒョコ歩いてるの?」
前島「なんか朝起きたらお尻がすっごい痛くってさ……」
赤沢「昨日のこと良く覚えてないのよね、多佳子は?」
杉浦「ううん、なんか幸せなことがあったような気はするんだけど……」
怜子「はーい皆さん私語はほどほどにして整列してください」
「揃いましたか? ……では、夜見山神社への参拝に出発しましょう」
管理人「はいはい、みなさん行ってらっしゃい」ニコニコ
~夜見山道~
勅使河原「お、サカキいつの間にそんなに見崎と仲良くなったんだよ!」
恒一「そんなにって?」
勅使河原「しれっとした顔して手なんか繋ぎやがってこのこのー」グイグイ
恒一「はは、これは見崎の声代わりになれたらと思ってね」
「ほら山道では何があるかわからないからさ」
見崎「」ギュッ
猿田「てっしーは相変わらずデリカシーの欠けらもないぞな」
勅使河原「う、うっせー! 欠けらくらいはあるっつーの!」
怜子「こらそこ、列を乱さない!」
勅使河原「はーい……」ショボン
恒一「あはは」
見崎「」クス
恒一「あのさ見崎」
見崎「?」
恒一「前にくれようとした携帯アドレス書いた紙、帰ったらやっぱりくれない?」
見崎「?」キョトン
恒一「せっかくだし僕も携帯買い換えようかなと思ってね、メールが出来る機種に」
見崎「!」
恒一「繋がるのは、嫌い?」
見崎「」フルフル ギュ…
恒一「そうだね、こうして繋がってみるのも悪くないよね」ギュッ
見崎は常時スケッチブックを持ってるのですね
良いねはよはよ
見崎(あの双頭のドール気持ち、ちょっとだけ分かった気がする)
(繋がった手のあたたかさが心にまで伝わってくるような、そんな優しい気持ち)
(これが、この気持ちが――)クス
恒一「あれ? なんだか見崎機嫌良さそうだね、どうかした?」
見崎「」フルフル
(ないしょ)
(もう声には出せないこの気持ち)
(やっぱり昨日はああ言ったけど、現象になんて負けずに覚えていて欲しいな……)
(だいすきだよ)
END
早乙女玄馬のパンダ思い出した
(・∀・)するってーと恒一君はないちんこイカせる為にディープ…フレンチ…
(・∀・)いや…無粋すぎるか…
おいおいこれから僕が見崎の声になる いっしょうそばにいるっていうプロポーズは?
乙!面白かった
というか伏線に全く気づかなかったぜ
乙!
よかったぜ
乙
乙
良い意味で何度も裏切ってくれるSSだったわ
スレタイと前半からは想像出来ない程良い終わりだった
まさかそっちのちんことは……
乙
これ記憶はどうなってるんだ?
乙
ハッピーっぽいけど失った処女は戻らない
>>382
おいよせ風見がまた発狂するぞ
おつ
乙
いがった
>>381
恒一は解決した張本人だから憶えてるでしょ だけど近日中に忘れるからその間に2人はもっと距離縮めるんじゃないかな
良かったわ乙
タイトルから想像も付かないほど面白い内容だったw
乙です
乙
乙乙
マジキチ系かと思ったけど最後は綺麗に〆たな
>>383
結局桜木さんはなんで…
乙
笑いあり伏線ありでいいスレだった
またSS書いて下さいお願いいたします
>>390
あの手のタイプは実は体育教師とかとデキてたりする、という妄想
ギャグで通すと思ったら、計算されたシナリオかつきれいな結末とは・・・・・・。
ホント乙です。
スレタイと前半でネタSSと見せかけといて実は純愛ミステリアとはやりおる
乙
僕も由美ちゃんに犯されたいです><
乙
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