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このスレの作者だけど2年ぶりくらいに続き書く
貼り直ししてから
――男の部屋
母「ほら、起きなさい!学校遅刻するわよ?」ユサユサ
男「……今何時?」モゾッ
母「7時前くらい」
男「そう…」ガバッ
――1階
男「ふぁあ…ねむ」
妹「にいちゃんおはよー」
男「んー…」
母「ほら、朝ごはん。早く食べなさい」
男「んー…」
父「じゃあ行ってくる。男も早く飯くって学校に行きなさい」ナデナデワシャワシャ
男「……」
母「行ってらっしゃい。ほら、早く御飯食べて支度しなさい」
男「ん…」
――学校
友「宿題見せてよ!今日忘れてたらガチで先生に殺される…」
男「ついて一番それ?」
友「おはよ」
男「おはよ…はい」ガサガサ…スッ
友「サンクス!!エックスとかマジ意味不明だし」
男「お前の将来が不安だよ」
友「なんでお前ってこんなのとけんの?」
男「そりゃ…簡単だし……それに」ボソッ
友「まあお前勉強できそうだもんな」
男「うるせーよ、さっさとやりなって」キンコーンカンコーン…
友「やべっ!」
教師「ほらお前ら席につけー」
………
男(つまんないなぁ……同じ事ばっかだし…)ハァ…
――HR
教師「ん、連絡することこのくらいだな…あ、今日数学で出した宿題忘れんなよー特に友!」
アハハハハ
友「げっ…!名指しすんなよなー先生」
男「覚えられちゃったね」
友「…悪い方でなぁ」
教師「じゃあ、日直礼してくれ」
日直「起立、気をつけ―…れい」
アリガトーゴザイマシター
友「今日なんかある?男」
男「別に…ないけど?うちくるんだ?」
友「おお!よくわかったな!」
男「どうせまたあのゲームしたいんだろ?」
友「そっす…あのシリーズで一番新しいやつだし」
男「いいけどその後宿題しろよー?教えてあげるから」
友「マジで?あんがとー」
男「じゃあ、いこう」
――男家
友「しつれーしまーす!」ポイポイッ
男「こら靴揃えろよ。もー」ソッ
友「あれ?お前の母ちゃんは?」
男「今日パートじゃね?多分…」
友「マジで?これで精一杯ゲーム出来るぜ!」
………
男「あ、ジュースいる?」
友「まじー?いるいるー」カチャカチャ
男「コーラでいい?」
友「んー」カチャカチャ
男「…」ガチャッ…シュッ、コポコポコポ…
友「なぁー」
男「んー…」トクトクトクトク…
男「はい…で、なに?」コト
友「おーありがと…ああ、いやさー」
男「?」コクコク…
友「このキャラお前に似てるよな」
男「ん?どっち?」
友「この髪長い方」ゴクゴク…
男「そうか?ってか俺そこまで髪長くないし…」
友「いや雰囲気というか…」
男「女っぽいって言いたいのか?」
友「いやあ…んーそうだなぁ。小学生の時はあんましだったが。なんか最近…」
男「別に女っぽくないっつーの」ペシッ
友「いてっ…いや、似てると思うんだけどなあ」ボソリ…
男「続き、すれば?」
友「んー…」カチャ…
………
男「あっもうこんな時間か…」
友「まじで?うわっ、母ちゃん怒られる!」ドタドタ
男「まさか?お前ん家門限あったんだ」
友「あるあるー…ってことでじゃあな!」ガチャッ
男「じゃあなあー…あ」
男「あいつ結局宿題してない…」ハァ…
男「……宿題しよ」
………ガチャ
母「ただいまー」
男「おかえり」トントントン…
母「二階いたの?」
男「うん。宿題してた」
母「そ、じゃあごはんつくるね」
男「うん」
………
男(あいつってば、なんであんな人選んだんだろ…いや、美人だけどさ…)
父「ただいま」ガチャ
母「あっおかえりなさーい」
男「おかえり」
妹「おかえりー」
母「服着替えてきて、ごはんできてるからごはん食べよ」
父「ああ、わかった」
男「……」
………イタダキマース
母「そういえば今日パートでね、おじいちゃんがいたんだけど……」ペチャクチャ…
妹「そうそう、きょう友達とお母さんのスーパーいったんだよー」
母「あら?そうなの?気づかなかった」
妹「お母さん頑張ってた!エライエライ!」
ハハハハハ
母「ふふっ…ありがと」
父「そういえば今日外回りでな……」ペチャペチャ
男「……」
………ハァ…
男(いえない…)
男(いえないよ…)
男(言っちゃったらこの家族の団らんも…きっと…)
男(こんな絵に描いたような幸せな家庭…きっと)
男(くずれちゃう…よね……でも)
男(いいたい…知ってほしい、よ…ねえ。父)
男(もしかして気づかない振りなの?気づいてよ…)
男(いいたい…よ…苦しいよ…)
男(言いたい…“「父さん、俺、あなたの昔の恋人なんだよ」”って…)
男(「久しぶり」って…言いたい…)
男(けど……いえないよ…)
男(ああ…どうしてあたし、あなたのこんな近くに生まれてきたんだろう…)
男(ホント、バカみたい…)
………ハァ…
――翌日
チュンチュン、チュン…
男「はぁ…」ガバッ
男「朝…」
男「いや、いや……父…苦しい…よぉ…」
ガチャリ
母「あら?起きてたの?」
母「ごはんの用意できてるから顔洗ってきなさい」
男「はい…」
男(……なんで、あのヒトなの?)
――1階・リビング
父「よう男」
男「おはよ、父さん」
――通学路
………
男(あたしが死んで…あの人は、あのヒトと結婚したんだよね……)
男(あたしが死んだのがもう15年も前で…その2年後……)ハァ…
男(…どうして?どうしてあの二人の間に生まれてきたの?)
男(………あたしが自分が幼馴染であることに気づいたのが11歳の時…)
男(もう無理…もう、隠せない……好き…なのに……あたし、男以前にあなたの息子だよ…)
男「あーあ…」
――学校
男「おはよ、友」
友「おう!おはよ!…で」
男「宿題?」ガサガサ…
友「さすが!話がわかる!」
男はい」スッ
友「恩に着る!」
――数学
教師「だからー……」ペチャクチャ…
教師「で、友!答えは?」
友「うっ…!」
友(わっかんねぇ…)
男「…ったく、……だよ」ボソリ
友「!……です!!」
教師「おおそうだ!よくわかったな!じゃあ次…」
友「サンキュ!」ボソ
男「ん、いーよ…」
………
男「こんな授業…もう人生で2回目だよ。1次方程式とか、関数とか……わからないわけない」
男(あーあ…つまんない)
――父・会社
父「………」カチャカチャ…
父「………」カチャカチャ…タンッ…
父「はぁ……」
父(まさか…なあ…)
父(そんなはず…)
父「はぁ…」
同僚「おつかれみたいだね」
父「いや…そうゆうわけじゃあないんだけどなあ」
同僚「そう?少なくとも私にはつかれているように見えるわ」
父「そうかぁ?まあ……」ボソリ
同僚「?」
父「や!なんでもない、仕事だ仕事!」
同僚「なによ?なんか隠してんの?」
父「……仕事仕事」カチャカチャ
同僚「…じゃあ今日さ…仕事終わったら飲まない?」
父「……一応妻がいるんだが…」
同僚「バカ、私にだって旦那いるわよ!じゃあ、今日仕事終わったら飲み!ね!」カツカツカツカツ…
父「あ!…たく、行ったよ」ハァ…
――終業
同僚「終わったー!」
父「……行くんだろ?」
同僚「待っててくれたの?ありがとー」
父「自分から誘ったくせに残業しやがって…」
同僚「まあまあ…いこいこー」
アッハッハッハッハー!
父「笑うなって!笑うなって言ったろ!」
同僚「バカッ…アハッ…ば、バカじゃないの…ヒーおっかしい」
父「笑うなって!もー」
同僚「妹ちゃんならともかく……男くんだなんて…」アハハハハ
父「だ、だから悩んでんだろ!」
同僚「バカーバカバカー…ほんとバカ。んなわけないじゃん!あーお腹いたーい」ヒーヒー
父「もういいよ」
同僚「ハー……そういえば、もう少しだな…」
父「ん?」
同僚「幼馴染ちゃんの命日」
父「ああ…」
同僚「お墓参りに行かないとねー」
――男家
父「帰ったぞ―!」
男「おかえr…って酒臭っ!」
父「あーよう男ー!」
男「もーまた酔ってー…」
父「たまにはいいだろー」
男「また同僚さんと飲んできたの?」
父「!」
男「……」
父「……なんでお前が同僚の名前知ってんだ?」
男「え…いや…?か、母さんが言ってたし…」
父「……そうか…」
男「水…いる?」
父「ああ、頼む」
男「じゃあ、持ってくる、から…」ドタドタ…
――リビング
母「もう!飲むなら飲むって連絡してよ!」
父「あーすまん…」
母「もうっ…明日もお仕事でしょ?」
父「はい…」
母「二日酔いになって気分悪くなるのはあなたですからね!」プイッ…
父「風呂はいる…」
男「もう少し酔いが醒めてからにしたら?」
父「ん…そうする」
母「じゃあ私は寝ますから、男も早く寝るのよ?」ガチャッ
男「…はい」
パタン
父「………」
男「……」
父「……」ゴクゴク…
父「……なあ…」
男「…なに…?」
父「いや……なんでも…」
男「…う、ん…」
父「………」
父「お前を見てると、誰かを思い出すんだが…」
男「……」
男「……それは…だれ?」
父「いや、“だれか”…なんだ」
男「どんなヒト?」
父「明るい…人だった」
男「…他には」
父「綺麗な人だった…年を取るたび、どんどん…綺麗になってた」
男「……」
父「優しかった……誰にでも…だから、俺は少し、嫉妬…していたのかもしれない」
男「……」
父「すごい、好きだった」
父「誰にも、渡したくなかった……なのに…」
男「ねえ」
父「家も隣同士で、毎朝一緒に学校行ってた。それから好きって気持ちが芽生えて、中1の時に告白して泣いて泣いて泣きまくって…それから」
男「ねえ」
父「いろんな所にもたくさん行った。お前はそういえば俺がタバコ吸ってる姿が好きだったよな。それに俺の身体に触れるのも好きだったな」
父「それから…初めてキスした所とかセックスしたところとか……覚えてるか?それから」
男「ねえ!!」
父「……なんだ」
男「……俺…知らない…」
父「そう、か…」
男「風呂…入ってきたら…?」
父「そうだな…そう、だな…」
――男部屋
男「バカ…」
男「バカバカバカ…」
男「バカ…バカバカ…」グスッ
男「バーカ…うっ…ふっ、バカ…バカぁ」
男(バカバカバカバカ)
ヒグッヒグッグスッ…ウゥ…グスッ…
………
男「あーあ…」
男「なんで気づいてたんだろ…」
男「やっぱり気づかないふりしてたんだなあ…」
男「あーあ…」
男「寝よう…寝よう…」
男(きっと、眠れないけど)
――翌朝
男「……やっぱり…寝れない…」
ガチャリ
母「おはよう」
男「おはよう…」
男(どうして、このヒト…なの?)
――リビング
父「………」
妹「おはよーお兄ちゃん!」
男「おはよ」
父「男……」
男「あ、父さん二日酔い大丈夫?」
父「あ…ああ…」
男「そっ、良かった…」
父「……」
妹「?」
――学校
友「おは…うわ、どうしたんだお前?」
男「え…?」
女友「うわあ…目の周り真っ赤だよ?」
男友「ほんとだ…どうしたんだお前?」
男「そんな酷い?」
友「ああ、ヒデェ。せっかく……いや」
男「?なんだよ?」
友(なに言いかけてんだよ……綺麗、とか…)
友「なんでもねえよ」
女友「保健室で保冷剤でももらってきたら?」
男「あ、うん…あとで行く…」キーンコーンカーンコーン
教師「よーし席つけー」
男「わかりません」
社会「ほらー窓ばかりみてないで…」
男「知らない…」
友「男?」
男「わかんない…」ポロポロ…グスッ
男(なんで……あの人の子供でうまれてきたの…?)
男「わかんない…よ…」グスッグスッウウッ…
男(なんで……私、私だって気づいちゃったんだろ…)
社会「お、男…?大丈夫か?」
男「わかんない…わかんないよぉ…グスッ」ヒグッ…ウッ、ウゥッ…グスッグスッ
>>23と>>24の間
すまん抜けた
――社会
社会教師「この記号は針葉樹を表していて、この記号は…わかるやつー」
男(あーあ…なんであの人あんなこと言ったんだろ…)ムフー
男(あー…なんで私あんなこと言ったんだろ…)
男「あーあ…」
社会「だれかー…そうだな、男!答えろ」
男(もう、わかんないや…全部…全部……)
男「知らないです」
社会「知らないってことはないだろ、教科書にかいてるぞ」
男(知らない…わかんない……どうしてだろう。どうして私…あの人のこんなに近くにきたの?)
男「わかりません」
社会「ほらー窓ばかりみてないで…」
男「知らない…」
友「男?」
男「わかんない…」ポロポロ…グスッ
男(なんで……あの人の子供でうまれてきたの…?)
男「わかんない…よ…」グスッグスッウウッ…
男(なんで……私、私だって気づいちゃったんだろ…)
社会「お、男…?大丈夫か?」
男「わかんない…わかんないよぉ…グスッ」ヒグッ…ウッ、ウゥッ…グスッグスッ
友「男!」ガタッ!
男「ヒグッ…うぅ…うえっ……あーあ…グスッ」ヒグッ…グスッ
友「男、ついてこい…」サスサス
男「ううっ…ふぁっ…はっ」グスッグスッ…ポロポロ…
友「すいません、先生。ちょっと連れていきます」
社会「あ、ああ…頼んだぞ…友!」
ガラガラ…ピシャンッ
ザワザワ…ドウシタンダロウ?…
社会「お前ら静かに、授業続けるぞ」
――保健室
ガラッ!
友「センセー!……いないか…」
友「ほら、大丈夫だから…」サスサス
男「友っ…とも…」ヒグッウウッ
友「泣くなって!」サスサス
男「お、れ……もう、やだよ…」ヒグッ
友「どうしたんだよ?」
男「……もう…やだよ…」
友「だから……いや、いい」サスサス
男「友…ともっ」ギュウ
友「お、男っ…」ドキドキ
男「あ…ありがと……」
友「うっ」キュン
友「あ、当たり前だろ!友達なんだから!」
男(ごめんね…友くん……ありがとう)
友「それより、もう大丈夫か?」
男「あ、うん…だいぶ楽に…」
友「そうか、良かった」
男「うん…」
友(俺…もう男の涙……見たくねえな…)ナデナデ
――父・会社
父「はぁ……」カチャ…カチャ…
同僚「どうしたの?昨日飲みに行ったばっかなのに…」
父「いや……なんでも…」カチャ…
同僚「そんなハズ無いじゃん…昨日より元気ないのに」
父「大丈夫だって!」
同僚「はあ…昨日言ってた話?ありえないと思うからね。私はじゃあ」
父「………」
同僚「もうっ…」カツカツ…
父「仕事……」カタ…カタ…カタ…
父「………」カタ……カタ…
父「……はかどらない…」ハァ…
父(残業直行か…まあ、あいつの顔を見るのも気が引けるし……)ハァ…
同僚(あー…格好いいやつのため息って腹立つわ……もうっ)
――終業
父「あー……久々に遅くまで残業したな…」
父「……酒でも飲みにいくか…」
………
――男家
父「うぇ…気持ち悪い……」
男「あー!またお酒呑んで……」
父「!」
父(そういえば、幼もこんな風に叱ってくれたな)
男「2日続けて飲むなんて……今日は一人酒なわけだ」
父「よくわかったな…」
父(やっぱり、お前は…)
男「はい、お水…」
父「ありがとう…」ゴクゴク
父「お前は……幼馴染…だよな」
男「………」
父「なんで黙ってた?」
男「……」
父「いつからお前は自分を幼馴染だと気づいた」
男「………」
父「……すまん」
男「父…」
父「やっぱり…お前じゃないか……」スッ…パリーン!
父「なんで言ってくれなかったんだよ…」
男「……」
父「幼…!幼…」ギュウッ
父「……おかえり」
男「!」
男「おれ……私!」
ガチャッ!
母「あらあなた帰ってたの?…って二人ともなにしてんのよ、抱き合って」
男「あ……と、父さんが酔っ払ってさ!」
母「あ!コップ割ってるじゃない!床も水浸しだし」
父「すまん…」スッ…
母「片付けますから、お風呂入ってください」
父「ああ…」
男「……」
――風呂場
父「お前は…いいのか…?」
男「スケベ」
父「べ、別にそうゆう意味じゃ!」
男「っていうかそもそも男同士だしね」
父「お、男同士でもやり方はあるはずだろ!多分…」
男「……」ハァ…
父「す、すまん…」
男「……そもそも…親子じゃん…」
父「…ああ…そうだな…」
男「早くお風呂入りなよ、かあさ…あのヒト…怒るよ?」
父「……」
男「…寝る」
母「そう?おやすみ」
男「おやすみ…!」
バタン!
――男部屋
男「あーあ」
男「ホント、眠いなあ…」
男「あーあ……バレちゃった…」
男「最低だ」
男「最低だ…」
――男部屋
ガチャ…
男「…」スー…スー…
父「寝てる、か…」ポツリ
男「…」スー…スー…
父「すまんな…気づいてやれなくて……そして、気付いてないふりして…」
男「…」
父「それと…ありがとうな……お前がまた、俺のそばに居てくれて…」
父「だがな……これからどう接すりゃいいのか…わかんねえよ…」グスッ…
父「あー…ちくしょう…」グスッ…グスッ
男「…」
父「すまん…すまん…」グスッ…
男「…バカ」
父「おきてたのか」グスッ
男「…」
父「ごめんな…こんな体たらくな父親で…」グスッ…
男「……そうだね」
父「…すまん」
男「合唱コンクールの時さ、最後まで口パクだったよね、あなた」
父「……」
男「私、確かクラス実行委員とかだったよね…」
男「あとさ…テストいっつもやばかったよね。中学の時は」
父「……」
男「赤点ばっかで…毎回毎回赤点課題やら補修やら…」
父「そうだな…」
男「よく私と同じ高校いけたよね…高校では成績よくてびっくりしたけど」
父「生徒会入ってたよな?お前」
男「あれ?生徒会書記…?」
父「ああ」
男「それあなたじゃない?」
父「あれ?そうだっけ?」
男「そういえば中学の時誰か忘れたけど誰かの給食の汁に虫が入ってたことあったよね」
父「ああ、汁がたしか切れてて生麺食ってた奴いたなあ」
男「結局先生が他のクラスから汁とってきたけど、その子もう全部麺食べてたよねえ」
父「懐かしいな…野菜ばっか食べる奴とか」ハハ
男「いた!…なんかいっぱいあったねえ…日常のことがさ、ふとしとことがさ良かったんだよねえ」
父「んー?」
男「そう思えたんだ…死んでからね」
父「…やっぱりお前…」
男「私、考えるまもなく死んだじゃん。トラックに跳ねられて…即死だったんでしょ?」
父「ああ…」
男「で、気づいたらこの子になってたんだよなあ…不思議」
父「お前……幼馴染なのか」
男「…うん」
父「そっか…」
男「今でも好き?」
父「当たり前だ……」
父「……言っ、ていいのか…わからないが。俺は…お前を今でも愛している」
父「ずっとだ」
男「そっか…」
父「ああ」
男「でも、親子だね」
父「関係無いだろ」
男「関係あるよ…」
男「……なんであのヒトと結婚したの?」
男「母と…」
父「それは…」
父「お前が死んで……二人で慰めあってたら…」
男「結婚してたんだ…」
父「……」
男「サイテーだね」
父「自分でも思う」
男「嫉妬してるよ。今でもずっと」
父「あ……」
男「私が初めてわたしに気づけた時さ」
男「あたまおかしくなっちゃうかと思った」
父「……」
男「なんか…裏切られたきがしたなあ」
男「でも、きにしない」
父「……」
男「だって私死んだんだもん」
しょうがないよ…
男「ねえ…抱きしめて……」
父「ん…」ギュウッ
男「キスはしないの?……ってあの時も私に言わせたよね、あなた」
父「ああ……ん」
チュッ……
男「ん……いくじなしなキスだなあ…昔と同じだね」
男「初めてキスした時とさ」
書き溜め分終了
ちょっと休憩
なにこれBL小説ですか
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